JPH1037149A - トラックによる路面への凍結防止剤溶解散布方法及びその装置 - Google Patents

トラックによる路面への凍結防止剤溶解散布方法及びその装置

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JPH1037149A
JPH1037149A JP19211896A JP19211896A JPH1037149A JP H1037149 A JPH1037149 A JP H1037149A JP 19211896 A JP19211896 A JP 19211896A JP 19211896 A JP19211896 A JP 19211896A JP H1037149 A JPH1037149 A JP H1037149A
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JP
Japan
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tank
liquid
freezing
truck
spraying
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Application number
JP19211896A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Yamamoto
正義 山本
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NIPPON PARK KK
Original Assignee
NIPPON PARK KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凍結防止剤である塩化カルシウム粉末の路
面への散布は、撒いても効果が得られない問題が指摘さ
れている。 【解決手段】 トラックの荷台上に凍結防止剤供給槽と
凍結防止液収容タンク及び該タンクから凍結防止液を散
布する散布装置とを設けて、凍結防止剤供給槽へ凍結防
止剤を供給して凍結防止液収容タンクとの間で循環する
水によって凍結防止剤を溶解して散布装置から路面へ散
布する方法と、それに用いる凍結防止液収容タンク3と
散布装置1と底部の撹拌用ブロワー4と凍結防止剤供給
槽8とからなり、凍結防止液収容タンクと凍結防止剤供
給槽間を液が循環するようにポンプを設けてなるトラッ
ク塔載型凍結防止液散布装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冬期に凍結するお
それのある路面へ凍結防止を目的に使用されるトラック
による路面への凍結防止剤溶解散布方法と、トラック塔
載型の凍結防止液散布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】寒冷地や山間部における路面の冬期の凍
結は、車や歩行者の事故の原因となるので大きな問題で
ある。そこで、従来は凍結のおそれのある路面(や凍結
後の路面)へ塩化カルシウムの粉末を撒いて凍結しない
ようにして、滑るのを防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】路面への塩化カルシウ
ム粉末の散布は、しばしば塩化カルシウム粉末が風で飛
ばされ、道路の窪みや路側等の必要のない場所へ移動し
て必要時に路面へ無いことが多い。特に、強風にさらさ
れる吹雪の時などは顕著である。そこで、せっかく塩化
カルシウムを撒いても効果が得られない問題が指摘され
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、塩化カルシウ
ム粉末を撒くことに代えて、塩化カルシウムの水溶液を
散布すると効果的であることに着目して、トラックの荷
台上に凍結防止剤供給槽と凍結防止液収容タンク及び該
タンクから凍結防止液を散布する散布装置とを設けて、
凍結防止剤供給槽へ凍結防止剤を供給して凍結防止液収
容タンクとの間で循環する水によって凍結防止剤を溶解
して凍結防止液とし、該凍結防止液を散布装置から路面
へ散布することを特徴とするトラックによる路面への凍
結防止剤溶解散布方法を開発した。ここにいう凍結防止
剤とは路面の凍結温度を下げる効果を有するものいい、
塩化マグネシウム、塩化カルシウムなどの通常粒状やフ
レーク状で使用されているものである。
【0005】また、そのために使用する、凍結防止液収
容タンクと、該タンクから凍結防止液を散布する散布装
置と、凍結防止液収容タンク底部の撹拌用ブロワーと、
凍結防止剤供給槽とからなり、凍結防止液収容タンクと
凍結防止剤供給槽間を凍結防止液が循環するようにポン
プを設けてなるトラック塔載型凍結防止液散布装置を開
発した。
【0006】更に細部に対して、凍結防止液収容タンク
と、該タンクから凍結防止液を散布する散布装置と、凍
結防止液収容タンク底部の撹拌用ブロワーとからなるト
ラック塔載型凍結防止液散布装置を開発した。
【0007】凍結防止液を散布する散布装置には通常の
散水多孔ノズル(じょうろ)でもよいが、本発明者が先に
特願平7-289660号で提案した三次元ノズル、すなわち、
ノズルの噴水方向を水平方向以外に垂直方向にも変える
ことができるノズルを必要に応じて取付ける。ノズルの
配管への連結はスイベルジョイントによる構造が好まし
い。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明のトラック塔載型凍
結防止液散布装置の外側ケースを一部破断した平面図、
図2は同装置の要部拡大図、図3は同装置の一部破断側
面図、図4はトラックに塔載した様子を示す斜視図、図
5は散水に三次元ノズルを配備した同装置の配管系統図
である。
【0009】この凍結防止液散布装置1は、図4にみら
れるように、トラック荷台2などの搬送車体へ塔載され
て用いられる。容量5.6m3の凍結防止液収容タンク3
が2個積まれている。これらをスチール製カバーで覆っ
て外部からは見えないようにしている。タンクはジシク
ロペンタジエンを主原料とした合成樹脂製であって(日
本ゼオン株式会社製、商品名ペンタム水槽)、内部に補
強壁を有している。金属製のものに比べて軽量であり、
大量の水を入れるのに対して強度も充分に備えている。
【0010】図1,3,4に示すようにタンクとタンク間
は連結パイプ16によって連結されており、凍結防止液は
両方を行き来できる。タンクを1個のみで使用すること
もでき、その場合でも時速40Km/hで走行しながら48Km間
の距離に凍結防止液を散布することができる。凍結防止
液収容タンク3の底部には凍結防止液撹拌用のブロワー
4がある。ブロワー4は下方が丸みを有するタンクの底
部へ長手方向に設けられており、加圧空気が噴出する多
孔パイプからなる。この多孔パイプへ接続されている後
方のコンプレッサ6から加圧空気が送気パイプ7によっ
て送られる。ブロワー4から出て上昇する空気は凍結防
止液を撹拌して均一にする作用がある。したがって、凍
結防止液収容タンク3へ上部から塩化カルシウム粉末を
直接投入しながら撹拌させることもできる。
【0011】しかし、図示した例では凍結防止剤供給槽
8を設けている。これは上部へホッパ9があり、下部は
溶解槽となっている。この凍結防止剤供給槽8には底部
からポンプ10により水が入って塩化カルシウム17を溶か
して凍結防止液とし、上部の連通パイプ11によって凍結
防止液収容タンク3内へ送るようになっている。凍結防
止剤供給槽8から循環パイプ12によってポンプ10へ連結
されているので、塩化カルシウムを溶かしながら凍結防
止液を収容タンク3内へ収容し、凍結防止液収容タンク
とポンプ間にパイプ5を連結することによって、凍結防
止液収容タンクと凍結防止剤供給槽間を凍結防止液が循
環するようにして次第に均一な液ができあがる。
【0012】図5に本発明の装置の配管系統図を示す。
この例では凍結防止液収容タンク3から凍結防止液を散
布する散布装置として三次元ノズル13を設けているが、
単に路面へ凍結防止剤を散布するだけの場合はパイプへ
多数の穴を開けただけの構造のものでよい。この装置で
は凍結防止液の散布以外にも、消火のための放水もでき
るように消火用放水パイプ14を備えている。また、海水
や真水を海や池で汲むことができるように汲み上げ用パ
イプ15がある。これらの使用はV1〜V9で示したバルブ
の開閉操作による。
【0013】水を吸水しながら凍結防止剤供給槽8を通
して塩化カルシウムを溶解させ、それを凍結防止液収容
タンク3内へ収容するには、バルブV3,V5,V8を凍結
防止剤供給槽8方向への通水可能な状態とする。また、
バルブV1,V2をタンクからの戻りが可能な状態でポン
プ10を回転させると、凍結防止液収容タンク3内の液は
ポンプ10が回転している間、凍結防止剤供給槽8と凍結
防止液収容タンク3間を循環する。これによって均一に
塩化カルシウムを溶解することができる。
【0014】凍結防止液を散布する場合には、バルブV
1,V2を散水ノズル側へと開放すれば自然流下によって
散布できる。
【0015】凍結防止液の散布とは目的が異なるが、本
装置は火災時や乾燥時の樹木等への散水もできる。その
場合にはタンク内の水を散水する場合と、海や池から汲
み上げながら散水する、いずれの方式もとることがで
き、後者の場合では汲み上げ用パイプ15へホースを接続
し、バルブV2,V3,V5を消火用放水パイプ14側へ送水
可能に切替えて、ポンプ10を回転させる。半径30mの範
囲内なら自由に散水できる。
【0016】
【発明の効果】本発明は普通の貨物トラックへ塔載する
だけで、冬期においては凍結防止液の散布が可能とな
り、他の季節には道路緑化帯への散水や予防液、消毒液
の散布、トンネルやガードレール等の洗浄作業における
洗浄水の提供等年間を通じて広範囲に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトラック塔載型凍結防止液散布装置の
外側ケースを一部破断した平面図である。
【図2】同装置の要部拡大図である。
【図3】同装置の一部破断側面図である。
【図4】同装置をトラックに塔載した様子を示す斜視図
である。
【図5】散水に三次元ノズルを配備した同装置の配管系
統図である。
【符号の説明】
1 凍結防止液散布装置 2 トラック荷台 3 凍結防止液収容タンク 4 ブロワー 5 パイプ 6 コンプレッサ 7 送気パイプ 8 凍結防止剤供給槽 9 ホッパ 10 ポンプ 11 連通パイプ 12 循環パイプ 13 三次元ノズル 14 消火用放水パイプ 15 汲み上げ用パイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックの荷台上に凍結防止剤供給槽と
    凍結防止液収容タンク及び該タンクから凍結防止液を散
    布する散布装置とを設けて、凍結防止剤供給槽へ凍結防
    止剤を供給して凍結防止液収容タンクとの間で循環する
    水によって凍結防止剤を溶解して凍結防止液とし、該凍
    結防止液を散布装置から路面へ散布することを特徴とす
    るトラックによる路面への凍結防止剤溶解散布方法。
  2. 【請求項2】 凍結防止液収容タンクと、該タンクから
    凍結防止液を散布する散布装置と、凍結防止液収容タン
    ク底部の撹拌用ブロワーと、凍結防止剤供給槽とからな
    り、凍結防止液収容タンクと凍結防止剤供給槽間を液が
    循環するようにポンプを設けてなるトラック塔載型凍結
    防止液散布装置。
  3. 【請求項3】 凍結防止液収容タンクと、該タンクから
    凍結防止液を散布する散布装置と、凍結防止液収容タン
    ク底部の撹拌用ブロワーとからなるトラック塔載型凍結
    防止液散布装置。
JP19211896A 1996-07-22 1996-07-22 トラックによる路面への凍結防止剤溶解散布方法及びその装置 Pending JPH1037149A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6402295B1 (ja) * 2017-12-11 2018-10-10 増男 山本 路面凍結防止埋設ピット装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6402295B1 (ja) * 2017-12-11 2018-10-10 増男 山本 路面凍結防止埋設ピット装置
JP2019105148A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 増男 山本 路面凍結防止埋設ピット装置

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