JP4528187B2 - 外観が良好な溶融めっき鋼板 - Google Patents

外観が良好な溶融めっき鋼板 Download PDF

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Description

本発明は、めっき鋼板に係わり、更に詳しくは良好な外観を有し、種々の用途、例えば家電用や自動車用、建材用鋼板として適用できる高耐食性めっき鋼板とその製造方法に関するものである。
耐食性の良好なめっき鋼材として最も使用されるものに亜鉛系めっき鋼板がある。これらのめっき鋼板は自動車、家電、建材分野など種々の製造業において使用されている。
例えば特許文献1や特許文献2に開示されているZn−Al−Mg系めっき鋼板は耐食性が優れているため近年使用量が増加している。
しかし、多元系合金めっきはその凝固反応が複雑であるため、様々な外観不良を起こしやすく、様々な対策が提案されている。例えば、特許文献3では、Ti、Bを添加することにより、Mg2Zn11相の生成・生長を抑制させ、Mg2Zn11相が晶出して変色しやすくなることを防ぐ技術が記載されている。また、特許文献4では、Al相の樹枝状構造の形態の違いにより発生する点状欠陥を、冷却速度を制御し、Al相の析出挙動を変化させることで回避する技術が開示されている。
特許第3179401号公報 特許第3179446号公報 特許第3149129号公報 特開2001−355053号公報
しかしながら、上記及びその他これまで開示されためっき鋼板及び製造方法では、外観不良を十分に防ぐことはできない。
具体的には、Mg2Zn11相が晶出して変色しやすくなる外観不良は、Ti、Bを添加しても完全に無くすことはできないという問題点を有している。
このMg2Zn11相が晶出して変色しやすくなる外観不良は、特許文献3報にも開示されているように、Zn−Al−Mg合金の三元共晶点近傍において発生しやすいことからも、三元共晶組織中にMg2Zn11相が晶出することが原因であると考えられ、特許文献4に開示されているAl相の樹枝状構造の形態の違いにより発生する点状欠陥とは異なるものである。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、三元共晶組織中にMg2Zn11相が晶出して変色しやすくなる外観不良を防ぎ、安価に外観の良好な高耐食性溶融めっきを得ることを目的としている。
本発明者らは、外観が良好なめっき鋼板の開発について鋭意研究を重ねた結果、Al/Zn/MgZn合金の三元共晶組織〕の結晶粒径を制御することにより、Mg2Zn11相が晶出して変色しやすくなる外観不良を防ぐことができるという新たな知見を見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明の趣旨とするところは、以下のとおりである。
(1)質量%で、Al:4〜22質量%、Mg:1〜5質量%を含有し、残部がZnおよび不可避不純物からなるめっき層を有し、かつ、単位面積あたりで、めっき層中のAl/Zn/MgZn合金の三元共晶組織の結晶の60%以上が円相当径100μm以上であることを特徴とする外観が良好な溶融めっき鋼板。
(2)上記(1)に記載のめっき鋼板に、さらにSi:0.5質量%以下、Ti:0.1質量%以下、Ni:0.5質量%以下、Zr:0.1質量%以下、Hf:0.1質量%以下、Sr:0.1質量%以下、Ca:0.1質量%以下の一種または二種以上を含有することを特徴とする外観が良好な溶融めっき鋼板。
(3)上記(1)または(2)に記載のめっき鋼板のAl相の中にブラベー格子の格子面を構成する格子方向の一方の面間隔が2.57Å以上3.15Å以下、他方の面間隔が3.64Å以上4.46Å以下である格子面を持つ金属間化合物を含有することを特徴とする外観が良好な溶融めっき鋼板。
(4)ブラベー格子の格子面を構成する格子方向の一方の面間隔が2.57Å以上3.15Å以下、他方の面間隔が3.64Å以上4.46Å以下である格子面を持つ金属間化合物を結晶核とし、Al相のデンドライトの一次アームが[110]方向に成長していることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の外観が良好な溶融めっき鋼板。
(5)めっき層中のAl相の樹枝状晶の大きさが500μm以下であることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の外観が良好な溶融めっき鋼板。
本発明により、Zn−Al−Mg系めっき鋼板において、外観が良好なめっき鋼板を製造することが可能となり、工業上極めて優れた効果を奏することができる。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明において、めっき鋼板とは鋼板上にAl:4〜22質量%、Mg:1〜5質量%、残部がZnおよび不可避不純物からなるめっき層を付与したもの、及び、上記めっき層にさらに、Si:0.5質量%以下、Ti:0.1質量%以下、Ni:0.5質量%以下、Zr:0.1質量%以下、Hf:0.1質量%以下、Sr:0.1質量%以下、Ca:0.1質量%以下の一種または二種以上を添加したものである。
Alの含有量を4〜22質量%に限定した理由は、4質量%未満では耐食性を向上させる効果が不十分であるためであり、22質量%を超えると耐食性を向上させる効果が飽和するためである。ただし、Zn−Al−Mg系めっき層においてAlの含有量が10質量%を超えるとめっき密着性の低下が著しいため、Siを添加していないめっき中のAlの含有量は4〜10質量%が望ましい。
従って、本発明の亜鉛系めっき層のめっき密着性を確保するためには、めっき中にSiを添加することが望ましい。Siの含有量を0.5質量%以下(0質量%を除く)に限定した理由は、Siは密着性を向上させる効果があるが、0.5質量%を超えると密着性を向上させる効果が飽和するためである。望ましくは、0.00001〜0.5質量%である。さらに望ましくは、0.0001〜0.5質量%である。Siの添加はAlの含有量が10質量%を超えるめっき層には必須であるが、Alの含有量が10%以下のめっき層においてもめっき密着性向上に効果が大きいため、加工が厳しい部材に使用する等、高いめっき密着性を必要とする場合にはSiを添加する必要がある。また、Si添加によりめっき層の凝固組織中に〔Mg2Si相〕が晶出する。この〔Mg2 Si相〕は加工部耐食性向上に効果があるため、Si、Mgの添加量を多くし、めっき層の凝固組織中に〔Mg2Si相〕が混在した金属組織を作製することが望ましい。
Mgの含有量を1〜5質量%に限定した理由は、1質量%未満では耐食性を向上させる効果が不十分であるためであり、5質量%を超えるとめっき層が脆くなって密着性が低下するためである。〔Mg2 Si相〕はMgの添加量が多いほど晶出しやすいため、加工部耐食性向上を目的とした場合、Mgの含有量を2〜5質量%とすることが望ましい。
Tiの含有量を0.1質量%以下(0質量%は除く)に限定した理由は、TiはTi−Al系金属間化合物を晶出させ、表面平滑性を向上させる効果があるが、0.1質量%を超えるとめっき後の外観が粗雑になり、外観不良が発生するためである。望ましくは、0.00001〜0.1質量%である。さらに望ましくは、0.00001〜0.01質量%未満である。
Niの含有量を0.5質量%以下(0質量%は除く)に限定した理由は、NiはNi−Al系金属間化合物を晶出させ、表面平滑性を向上させる効果があるが、0.5質量%を超えるとめっき後の外観が粗雑になり、外観不良が発生するためである。望ましくは、0.00001〜0.5質量%である。さらに望ましくは、0.00001〜0.1質量%未満である。
Zrの含有量を0.1質量%以下(0質量%は除く)に限定した理由は、ZrはZr−Al系金属間化合物を晶出させ、表面平滑性を向上させる効果があるが、0.1質量%を超えるとめっき後の外観が粗雑になり、外観不良が発生するためである。望ましくは、0.00001〜0.1質量%である。さらに望ましくは、0.00001〜0.01質量%未満である。
Hfの含有量を0.1質量%以下(0質量%は除く)に限定した理由は、HfはHf−Al系金属間化合物を晶出させ、表面平滑性を向上させる効果があるが、0.1質量%を超えるとめっき後の外観が粗雑になり、外観不良が発生するためである。望ましくは、0.00001〜0.1質量%である。さらに望ましくは、0.00001〜0.01質量%未満である。
Srの含有量を0.1質量%以下(0質量%は除く)に限定した理由は、SrはSr−Al系金属間化合物を晶出させ、表面平滑性を向上させる効果があるが、0.1質量%を超えるとめっき後の外観が粗雑になり、外観不良が発生するためである。望ましくは、0.00001〜0.1質量%である。さらに望ましくは、0.00001〜0.01質量%未満である。
Caの含有量を0.1質量%以下(0質量%は除く)に限定した理由は、CaはCa−Al系金属間化合物を晶出させ、表面平滑性を向上させる効果があるが、0.1質量%を超えるとめっき後の外観が粗雑になり、外観不良が発生するためである。望ましくは、0.00001〜0.1質量%である。さらに望ましくは、0.00001〜0.01質量%未満である。
次に、本特許においては、三元共晶組織中にMg2Zn11相が晶出して変色しやすくなる外観不良を防ぐために、単位面積あたりで、Al/Zn/MgZn合金の三元共晶組織の結晶の60%以上を円相当径100μm以上とする。
Al:4〜22質量%、Mg:1〜5質量%,残部がZnおよび不可避不純物からなるめっき層は、〔Al/Zn/MgZn合金の三元共晶組織〕の素地中に〔Zn相〕、〔Al相〕、〔MgZn2相〕、の1つ以上を含む金属組織ができる。
本特許において、〔Al/Zn/MgZn合金の三元共晶組織〕とは、Al相と、Zn相と、MgZnの金属間化合物との三元共晶組織であり、この三元共晶組織を形成しているAl相は、例えば、Al−Zn−Mgの三元系平衡状態図における高温での「Al″相」(Znを固溶するAl固溶体であり,少量のMgを含む)に相当するものである。この高温でのAl″相は常温では通常は微細なAl相と微細なZn相に分離して現れる。また、該三元共晶組織中のZn相は少量のAlを固溶し、場合によってはさらに少量のMgを固溶したZn固溶体である。該三元共晶組織中のMgZn合金は、Mg2Zn11相、又は、MgZn2相のどちらかであり、それぞれZn−Mgの二元系平衡状態図のZn:94質量%、84質量%の付近に存在する金属間化合物相である。このAl/Zn/MgZn合金の3つの相からなる三元共晶組織を本明細書では〔Al/Zn/MgZn合金の三元共晶組織〕と表す。
平衡状態図で調べるとAl/Zn/Mg2Zn11の三元共晶が平衡状態であるが、実際のめっき層を観察すると三元共晶組織は、大部分が〔Al/Zn/MgZn2の三元共晶組織〕であり、〔Al/Zn/Mg2Zn11の三元共晶組織〕はほとんど観察されない。これは、Al/Zn/MgZn2の三元共晶とAl/Zn/Mg2Zn11の三元共晶の共晶温度にほとんど差がないため、凝固反応は過冷度の大きさで決まることとなり、小さな過冷度で凝固が可能となるAl/Zn/MgZn2の三元共晶反応が主として起こっているためである。
この三元共晶組織中のMgZn2相とMg2Zn11相とは、TEMによる電子線回折等で容易に区別できる。
また、〔Al相〕とは、前記の三元共晶組織の素地中に明瞭な境界をもって島状に見える相であり、これは例えばAl−Zn−Mgの三元系平衡状態図における高温での「Al″相」(Zn相を固溶するAl固溶体であり、少量のMgを含む)に相当するものである。この高温でのAl″相はめっき浴のAlやMg濃度に応じて固溶するZn量やMg量が相違する。この高温でのAl″相は常温では通常は微細なAl相と微細なZn相に分離するが、常温で見られる島状の形状は高温でのAl″相の形骸を留めたものであると見てよい。この高温でのAl″相に由来し且つ形状的にはAl″相の形骸を留めている相を本明細書では〔Al相〕と呼ぶ。この〔Al相〕は前記の三元共晶組織を形成しているAl相とは顕微鏡観察において明瞭に区別できる。
また、〔Zn相〕とは、前記の三元共晶組織の素地中に明瞭な境界をもって島状に見える相であり、実際には少量のAlさらには少量のMgを固溶していることもある。この〔Zn相〕は前記の三元共晶組織を形成しているZn相とは顕微鏡観察において明瞭に区別できる。
また、〔MgZn2相〕とは、前記の三元共晶組織の素地中に明瞭な境界をもって島状に見える相であり、実際には少量のAlを固溶していることもある。この〔MgZn2相〕は前記の三元共晶組織を形成しているMgZn2相とは顕微鏡観察において明瞭に区別できる。
発明者らがEBSP法を使用して三元共晶組織の結晶粒径を測定した結果,変色しにくい部分は、単位面積あたりで、めっき層中のAl/Zn/MgZn合金の三元共晶組織の結晶の60%以上が円相当径100μm以上であるあるのに対し、変色しやすくなる部分は、単位面積あたりで、めっき層中のAl/Zn/MgZn合金の三元共晶組織の結晶の60%以上が円相当径100μm未満であることが明らかになった。
ここで、「円相当」とは、結晶粒のサイズを示す指標であり、以下のように定義される。つまり、「円相当」とは、めっきの任意の表面を鏡面研磨したサンプルにおいて、三元共晶組織の結晶を観察し、結晶の形状を測定し、この形状から三元共晶組織の面積を近似し、近似した面積と同じ面積をもつ円の直径として定義している。
一例として、変色しやすくなる部分の結晶粒を測定した結果を図1に示す。結晶粒径はEBSP法を用いて三元共晶組織中のZnの方位マッピング像を測定し、結晶方位が同じ部分を1つの結晶粒とし、その長径を測定した。図1では、結晶方位毎に色調を変えて表示してある。三元共晶組織の結晶粒径は、観察した範囲の60%以上が円相当径100μm未満であり、非常に微細な結晶であった。
同様に変色しにくい組織の結晶粒を測定した結果を図2に示す。結晶粒径はEBSP法を用いて三元共晶組織中のZnの方位マッピング像を測定し、結晶方位が同じ部分を1つの結晶粒とし、その長径を測定した。図2でも、結晶方位毎に色調を変えて表示してある。三元共晶組織の結晶粒径は、観察した範囲の60%以上が円相当径100μm以上であった。
また、TEMによる電子線回折で調査した結果、変色しやすくなる組織は〔Al/Zn/Mg2Zn11の三元共晶組織〕であることも解った。
従って、三元共晶組織の結晶の円相当径が100μm未満の組織が変色しやすくなる理由は、〔Al/Zn/Mg2Zn11の三元共晶組織〕が晶出するためであると考えられる。〔Al/Zn/Mg2Zn11の三元共晶組織〕は〔Al/Zn/MgZn2の三元共晶組織〕に比べ自由エネルギーが小さく安定ではあるが、凝固するための過冷度が大きいため晶出し難く、冷却時の過冷度が大きく結晶が微細化した部分にのみ晶出すると考えられる。
このため、〔Al/Zn/Mg2Zn11の三元共晶組織〕が晶出して変色しやすくなる外観不良を防ぐためには、局部的に大きな過冷度が発生する場所を作らないことが有効である。具体的には、Al/Zn/MgZn合金の三元共晶組織の結晶の円相当径が100μm以上となるようにめっき後の冷却を制御することが有効である。
本発明者らが詳細に調査した結果、連続めっき設備の冷却過程において、最後に凝固する部分が周囲への熱伝導等によって冷却速度が大きくなることが明らかになった。従って、凝固終了温度及びそれ以下での鋼板の冷却速度を小さくすることでAl/Zn/MgZn合金の三元共晶組織の結晶の長径が10μm以上に制御することが可能となる。
つまり、めっきの三元共晶温度は一点であり、凝固終了温度は不変であるため、鋼板の冷却速度が大きく、めっきの凝固が終了しないうちに鋼板の温度が下がると、液相部分と周囲の凝固が終了した部分との間に温度差が生じ、この過冷度が〔Al/Zn/Mg2Zn11の三元共晶組織〕を晶出させる駆動力となる。この過冷度を小さくすることが外観を向上させるために重要である。
従って、めっきが完全に凝固した後は、鋼板の冷却速度をどんなに大きくしてもめっき外観には関係ない。発明者らが実験した結果では、320℃以下の鋼板温度では、めっき外観への冷却速度の影響は見られなかった。
また、〔Al/Zn/Mg2Zn11の三元共晶組織〕は微細な結晶が集まり、集合部としての直径が100μm以上になると肉眼で変色が容易に判別されるようになるため、集合部としての直径が100μm未満であれば外観上問題にならない。従って、三元共晶組織の結晶粒を測定する単位面積は、直径100μm以上とする。望ましくは、500μm×500μm以上の面積である。
次に、めっき層中にTi:0.1質量%以下、Ni:0.5質量%以下、Zr:0.1質量%以下、Hf:0.1質量%以下、Sr:0.1質量%以下、Ca:0.1質量%以下の一種または二種以上を添加する理由は、〔Al相〕中にブラベー格子の格子面を構成する格子方向の一方の面間隔が2.57Å以上3.15Å以下、他方の面間隔が3.64Å以上4.46Å以下である格子面を持つ金属間化合物を添加することにより、表面平滑性が向上させ、更に、外観を良好とするためである。
ブラベー格子の格子面を構成する格子方向の一方の面間隔が2.57Å以上3.15Å以下、他方の面間隔が3.64Å以上4.46Å以下である格子面を持つ金属間化合物をめっき層に添加することにより表面平滑性が向上する理由は、この金属間化合物の添加によりAl相の結晶が微細で均一な等軸晶となり、Al相のデンドライトの不均一な成長によるめっきの凹凸が無くなるためであると考えられる。具体的には、〔Al相〕の樹枝状晶の大きさを500μm以下に制御することが望ましい。さらに望ましくは、400μm以下である。
また、ブラベー格子の格子面を構成する格子方向の一方の面間隔が2.57Å以上3.15Å以下、他方の面間隔が3.64Å以上4.46Å以下である格子面を持つ金属間化合物をめっき層に添加することにより、Al相の結晶が微細で均一な等軸晶となる理由は、この格子面がAlの{110}面と整合性が良いためであると考えられる。Alは結晶構造がFCCであるため、{110}面が最も成長し易い。このAlの{110}面と整合性が良い格子面をもつ金属間化合物を添加することにより、添加した金属間化合物がこの成長し易いAlの{110}面の核生成サイトとして働くため、凝固開始時にAl相のデンドライトが[110]方向に多数成長すると考えられる。
ブラベー格子の格子面を構成する格子方向の一方の面間隔を2.57Å以上3.15Å以下に限定した理由は、2.57Å未満、又は、3.15Åを超えるとAlの{110}面と整合性が悪くなり、外観の向上効果が認められなくなるためであり、他方の面間隔を3.64Å以上4.46Å以下に限定した理由は、3.64Å未満、又は、4.46Åを超えるとAlの{110}面と整合性が悪くなり、外観の向上効果が認められなくなるためである。
また、Alの結晶系は立方晶であるため、金属間化合物の結晶系は、軸角に直角を持つ立方晶、正方晶、斜方晶、単斜晶、六方晶のいずれかであることが望ましい。
このような金属間化合物としては、TiAl3、NiAl3、ZrAl3、SrAl4、HfAl3、CaAl4等が上げられる。また、上記金属間化合物にSiを固溶しているものや、化合物中のAlの一部がSiの置き換わっている金属間化合物も面間隔と結晶構造が本特許の範囲内であれば、同様の効果が認められる。
本発明者等が本願実施例のめっき中のAl相を多数調査した結果、大部分のAl相のデンドライトの中心から大きさ数μmの金属間化合物が観察された。さらに、EBSP法を用いて金属間化合物とAl相の結晶方位を同定したところ、金属間化合物の格子方向の一方の面間隔が2.57Å以上3.15Å以下、他方の面間隔が3.64Å以上4.46Å以下である格子面とAl相の{110}面が平行であり、Al相のデンドライトが[110]方向に成長していることが確認された。
本発明の下地鋼板としては、熱延鋼板、冷延鋼板共に使用でき、鋼種もAlキルド鋼、Ti、Nb等を添加した極低炭素鋼板、および、これらにP、Si、Mn等の強化元素を添加した高強度鋼、ステンレス鋼等種々のものが適用できる。
めっきの付着量については特に制約は設けないが、耐食性の観点から10g/m2以上、加工性の観点から350g/m2以下で有ることが望ましい。
本発明品の製造方法については特に限定することなく、凝固終了温度及びそれ以下での鋼板の冷却速度を小さくする以外は通常の鋼板の連続めっき方法が適用できる。凝固開始温度から凝固終了温度直上までの冷却速度は特に限定しないが,冷却速度が大きいほど〔Zn相〕、〔Al相〕、〔MgZn2相〕が微細均一に晶出するため、こうした作用を必要とするときは冷却速度が大きい方が望ましい。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
まず、厚さ2.3mmの冷延鋼板を準備し、無酸化炉タイプの連続溶融亜鉛めっきラインを使用して、加熱、焼鈍、めっきを行った。焼鈍雰囲気は10%水素、残90%窒素ガス雰囲気とし、焼鈍温度730℃、焼鈍時間3分とした。溶融めっきは表1に示す組成、浴温のめっき浴に3秒浸漬後、N2ワイピングでめっき付着量を片面130g/m2に調整した。めっき後の冷却は気水又は空冷により、表1に示す冷速で行った。2次冷却終了後は気水冷却を行い室温まで冷却した。
外観の評価は、調質圧延を1%行った後のめっき鋼板から1m×1mのサンプルを切り出し、倉庫内に1週間放置後、黒く変色した部分の数を調査し、以下に示す評点づけで判定した。変色部分は直径100μm以上のものの数を数えた。評点は5を合格とした。
5:変色部分が観察されないもの
4:変色部分が1個観察されるもの
3:変色部分が2個以上5個以下観察されるもの
2:変色部分が6個以上10個以下観察されるもの
1:変色部分が11個以上観察されるもの
また、各サンプルの変色部と正常部の結晶粒径はEBSP法を使用して測定した。EBSP法による結晶粒径の測定は、表面を研磨し凹凸を無くしたサンプルの表面から、〔Al/Zn/MgZn合金の三元共晶組織〕のZnの方位マッピング像を測定し、結晶方位が同じ部分を1つの結晶粒とし、その円相当径を測定した。結晶粒径の測定は、変色部分があったサンプルはその部分で、変色部分がなかったサンプルは任意の場所で行った。
評価は、結晶の円相当径が100μm以上の結晶粒が観察した範囲の60%以上で観察されたものを○、結晶の円相当径が100μm未満の結晶粒が観察した範囲の60%以上で観察されたものを×とした。
評価結果を表1に示す。結晶の円相当径が100μm未満の結晶粒が観察した範囲の60%以上で観察された番号1、2、9、10、17、18、30は変色部分が観察され外観が不合格となった。これら以外の本発明品は、変色部分が観察されず外観が良好なめっき鋼板であった。
Figure 0004528187
まず、厚さ2.3mmの冷延鋼板を準備し、無酸化炉タイプの連続溶融亜鉛めっきラインを使用して、加熱、焼鈍、めっきを行った。焼鈍雰囲気は10%水素、残90%窒素ガス雰囲気とし、焼鈍温度730℃、焼鈍時間3分とした。溶融めっきは表2に示す浴温のめっき浴に3秒浸漬後、N2ワイピングでめっき付着量を片面130g/m2に調整した。めっき後の冷却は気水又は空冷により、表2に示す冷速で行った。2次冷却終了後は気水冷却を行い室温まで冷却した。
得られためっき鋼板のめっき組成とAl相中に存在した金属間化合物を表2に示す。金属間化合物はEDXを使用して元素と組成を分析した。また、表2に各金属間化合物のAlの{110}面と近い面の面指数とその面を構成する格子方向の方向指数、及び、面間隔を示す。金属間化合物の中にはめっき浴中に溶解し、再晶出した際にAlの一部がSiに置換されたと考えられるものも存在したが、結晶方位と面間隔に大きな変化が見られなかったため、実施例ではSiに置換されていないAl系金属間化合物として表記した。
Al相と金属間化合物の結晶方位は、研磨しためっき面からEBSP法を用いて決定し、Al相の{110}面と金属間化合物の各格子面の整合性を調査した。結果を表2に示す。Al相の{110}面と金属間化合物の各格子面が平行であったものを○、Al相の{110}面と金属間化合物の各格子面に関連性が見られなかったものを×とした。
外観の評価は、調質圧延を1%行った後のめっき鋼板から1m×1mのサンプルを切り出し、倉庫内に1週間放置後,黒く変色した部分の数を調査し、以下に示す評点づけで判定した。変色部分は直径100μm以上のものの数を数えた。評点は5を合格とした。
5:変色部分が観察されないもの
4:変色部分が1個観察されるもの
3:変色部分が2個以上5個以下観察されるもの
2:変色部分が6個以上10個以下観察されるもの
1:変色部分が11個以上観察されるもの
また、各サンプルの変色部と正常部の結晶粒径はEBSP法を使用して測定した。EBSP法による結晶粒径の測定は、表面を研磨し凹凸を無くしたサンプルの表面から、〔Al/Zn/MgZn合金の三元共晶組織〕のZnの方位マッピング像を測定し、結晶方位が同じ部分を1つの結晶粒とし、その円相当径を測定した。結晶粒径の測定は、変色部分があったサンプルはその部分で、変色部分がなかったサンプルは任意の場所で行った。
評価は、結晶の円相当径が100μm以上の結晶粒が観察した範囲の60%以上で観察されたものを○、結晶の円相当径が100μm未満の結晶粒が観察した範囲の60%以上で観察されたものを×とした。
めっき層中の〔Al相〕の樹枝状晶の大きさは、めっき鋼板の表面をCMAでマッピングし、得られたAlのマッピングを使用して樹脂状晶の長径を測定した。測定は5×5cmの範囲を行い、大きいものから順に5つの樹脂状晶の長径を測定し、その平均値を〔Al相〕の樹枝状晶の大きさとして使用した。
平滑性は表面粗さ形状測定機(株式会社東京精密製)を使用し、以下の測定条件でRa,WCA測定した。粗度測定は、めっき鋼板の任意の3ヶ所を行い、その平均値を使用した。
測定子:触針先端5μmR
測定長さ:25mm
カットオフ:Ra 0.8mm,WCA 0.8〜8mm
駆動速度:0.3mm/s
フィルタ:2CRフィルタ
平滑性は以下に示す評点づけで判定した。
4:Ra 1μm以下,WCA 1μm以下
3:Ra 1μm超,WCA 1μm以下
2:Ra 1μm以下,WCA 1μm超
1:Ra 1μm超,WCA 1μm超
評価結果を表2に示す。本発明品は、いずれ変色部分が観察されず外観が良好なめっき鋼板であった。また、Al相の中にブラベー格子の格子面を構成する格子方向の一方の面間隔が2.57Å以上3.15Å以下、他方の面間隔が3.64Å以上4.46Å以下である格子面を持つ金属間化合物を含有するめっき鋼板は、粗度が小さく平滑性が良好であった。













































Figure 0004528187
まず、厚さ2.3mmの冷延鋼板を準備し、無酸化炉タイプの連続溶融亜鉛めっきラインを使用して、加熱、焼鈍、めっきを行った。焼鈍雰囲気は10%水素、残90%窒素ガス雰囲気とし、焼鈍温度730℃、焼鈍時間3分とした。溶融めっきは表3に示す浴温のめっき浴に3秒浸漬後、N2ワイピングでめっき付着量を片面130g/m2に調整した。めっき後の冷却は気水又は空冷により、表3に示す冷速で行った。2次冷却終了後は気水冷却を行い室温まで冷却した。
得られためっき鋼板のめっき組成を表3に示す。Al相中に存在した金属間化合物金属間化合物はEDXを使用して分析した結果、TiAl3及び、TiAl3のAlの一部がSiに置換されたものであった。
Al相と上記金属間化合物の結晶方位は、研磨しためっき面からEBSP法を用いて決定し、Al相の{110}面と金属間化合物の各格子面の整合性を調査し、いずれもAl相の{110}面と金属間化合物の{110}面、{102}面が平行であることを確認した。
めっき層中の〔Al相〕の樹枝状晶の大きさは、めっき鋼板の表面をCMAでマッピングし、得られたAlのマッピングを使用して樹脂状晶の長径を測定した。測定は5×5cmの範囲を行い、大きいものから順に5つの樹脂状晶の長径を測定し、その平均値を〔Al相〕の樹枝状晶の大きさとして使用し、いずれも500μm以下であった。
平滑性は表面粗さ形状測定機(株式会社東京精密製)を使用し、以下の測定条件でRa、WCA測定した。
測定子:触針先端5μmR
測定長さ:25mm
カットオフ:Ra 0.8mm,WCA 0.8〜8mm
駆動速度:0.3mm/s
フィルタ:2CRフィルタ
粗度測定は、めっき鋼板の任意の3ヶ所を行い、その平均値を使用した。測定結果は、いずれのサンプルもRa 1μm以下、WCA 1μm以下であった。
外観の評価は、調質圧延を1%行った後のめっき鋼板から1m×1mのサンプルを切り出し、倉庫内に1週間放置後、黒く変色した部分の数を調査し、以下に示す評点づけで判定した。変色部分は直径100μm以上のものの数を数えた。評点は5を合格とした。
5:変色部分が観察されないもの
4:変色部分が1個観察されるもの
3:変色部分が2個以上5個以下観察されるもの
2:変色部分が6個以上10個以下観察されるもの
1:変色部分が11個以上観察されるもの
また、各サンプルの変色部と正常部の結晶粒径はEBSP法を使用して測定した。EBSP法による結晶粒径の測定は、表面を研磨し凹凸を無くしたサンプルの表面から、〔Al/Zn/MgZn合金の三元共晶組織〕のZnの方位マッピング像を測定し、結晶方位が同じ部分を1つの結晶粒とし、その円相当径を測定した。結晶粒径の測定は、変色部分があったサンプルはその部分で、変色部分がなかったサンプルは任意の場所で行った。
評価は、結晶の円相当径が100μm以上の結晶粒が観察した範囲の60%以上で観察されたものを○、結晶の円相当径が100μm未満の結晶粒が観察した範囲の60%以上で観察されたものを×とした。
評価結果を表3に示す。結晶の円相当径が100μm未満の結晶粒が観察した範囲の60%以上で観察された番号1、2、9、10、17、18、30は変色部分が観察され外観が不合格となった。これら以外の本発明品は、変色部分が観察されず外観が良好なめっき鋼板であった。
Figure 0004528187
以上述べてきたように、本発明により、Zn−Al−Mg系めっき鋼板において、外観が良好なめっき鋼板を製造することが可能となった。これまで外観が劣位なために使用できなかった部材に高耐食性鋼板の使用が広がることによって、これらの耐久性向上に大いに貢献可能となる。
変色しやすい組織の〔Al/Zn/MgZn合金の三元共晶組織〕のZnの方位マッピング像をEBSPで測定した結果を示した図面代用写真である。 変色しにくい組織の〔Al/Zn/MgZn合金の三元共晶組織〕のZnの方位マッピング像をEBSPで測定した結果を示した図面代用写真である。

Claims (5)

  1. 質量%で、Al:4〜22質量%、Mg:1〜5質量%を含有し、残部がZnおよび不可避不純物からなるめっき層を有し、かつ、単位面積あたりで、めっき層中のAl/Zn/MgZn合金の三元共晶組織の結晶の60%以上が円相当径100μm以上であることを特徴とする外観が良好な溶融めっき鋼板。
  2. 請求項1に記載のめっき鋼板に、さらにSi:0.5質量%以下、Ti:0.1質量%以下、Ni:0.5質量%以下、Zr:0.1質量%以下、Hf:0.1質量%以下、Sr:0.1質量%以下、Ca:0.1質量%以下の一種または二種以上を含有することを特徴とする外観が良好な溶融めっき鋼板。
  3. 請求項1または2に記載のめっき鋼板のAl相の中にブラベー格子の格子面を構成する格子方向の一方の面間隔が2.57Å以上3.15Å以下、他方の面間隔が3.64Å以上4.46Å以下である格子面を持つ金属間化合物を含有することを特徴とする外観が良好な溶融めっき鋼板。
  4. ブラベー格子の格子面を構成する格子方向の一方の面間隔が2.57Å以上3.15Å以下、他方の面間隔が3.64Å以上4.46Å以下である格子面を持つ金属間化合物を結晶核とし、Al相のデンドライトの一次アームが[110]方向に成長していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の外観が良好な溶融めっき鋼板。
  5. めっき層中のAl相の樹枝状晶の大きさが500μm以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の外観が良好な溶融めっき鋼板。
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