JPH10265926A - 耐食性および表面外観の良好な溶融Zn−Al−Mgめっき鋼帯の製造法 - Google Patents

耐食性および表面外観の良好な溶融Zn−Al−Mgめっき鋼帯の製造法

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JPH10265926A
JPH10265926A JP8870497A JP8870497A JPH10265926A JP H10265926 A JPH10265926 A JP H10265926A JP 8870497 A JP8870497 A JP 8870497A JP 8870497 A JP8870497 A JP 8870497A JP H10265926 A JPH10265926 A JP H10265926A
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Takao Tsujimura
太佳夫 辻村
Atsushi Komatsu
厚志 小松
Atsushi Ando
敦司 安藤
Toshiharu Kikko
敏晴 橘高
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐食性および表面外観の良好な溶融Zn−A
l−Mgめっき鋼板を製造する。 【解決手段】 Al:4.0〜10重量%,Mg:1.0
〜4.5重量%,残部がZnおよび不可避的不純物から
なる溶融めっき浴中に鋼帯を連続的に通過させる溶融め
っき鋼帯の製造法において,該めっき浴の浴温を融点以
上480℃以下に維持し,このめっき浴を出た鋼帯の未
凝固のめっき層の全表面に対し,該めっき層の凝固が開
始する前から凝固が完了するまで,水または水溶液を液
滴状で噴霧し続けることを特徴とする耐食性および表面
外観の良好な溶融Zn−Al−Mgめっき鋼帯の製造
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,耐食性と表面外観
の良好な溶融Zn−Al−Mgめっき鋼帯の製造法に関
する。
【0002】
【従来の技術】Zn中にAlとMgを適量含有させため
っき浴を用いた溶融Zn−Al−Mgめっき鋼板は耐食
性に優れるので,従来より種々の開発研究が進められて
きた。しかし,現在のところ工業製品としての商業的成
功例を見ない。
【0003】例えば米国特許第3,505,043 号明細書にお
いてAl:3〜17重量%,Mg:1〜5%重量%,残
部がZnからなる溶融めっき浴を用いた耐食性に優れた
溶融Zn−Al−Mgめっき鋼板が提案されて以来,こ
の種の基本浴組成に対して各種の添加元素を配合したり
製造条件を規制することにより,一層の耐食性や製造性
を改善する提案が特公昭64−8702号公報,特公昭
64−11112号公報,特開平8−60324号公報
等になされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かような溶融Zn−A
l−Mgめっき鋼板の工業的な製造にあたっては,得ら
れる溶融めっき鋼板が優れた耐食性を有することはもと
より,耐食性と表面外観が良好な鋼帯製品を製造性よく
生産できることが必要である。すなわち,インライン焼
鈍型の連続溶融めっき設備を用いて,耐食性と表面外観
の良好な溶融Zn−Al−Mgめっき鋼帯が安定して連
続生産できることが必要である。
【0005】Zn−Al−Mgの三元平衡状態図上で
は,Alが約4重量%付近でMgが約3重量%近傍にお
いて,融点が最も低くなる三元共晶点(融点=343
℃)が見られる。したがって,Zn−Al−Mgの三元
合金を基本とした溶融Zn−Al−Mgめっき鋼帯の製
造にあたっては,一見したところ,めっき浴組成をこの
三元共晶点の近傍の組成とすることが有利である。
【0006】しかし,この三元共晶点近傍の浴組成を採
用した場合に,めっき層の組織中にZn2Mg系の相と
Zn11Mg2系の相が混在して晶出する現象が起きる。
これらの相は変色の程度が相違するので,これらの相が
混在しためっき層では表面外観が著しく悪くなり,この
ため溶融Zn基めっき鋼板としての製品価値を著しく低
下させる。加えて,これらの相は耐食性の程度が異なる
ので,両相が混在すると良好な耐食性を維持することが
できない。
【0007】なお,本明細書において,Zn2Mg系の
相とは,〔Al/Zn/Zn2Mgの三元共晶組織〕の
素地中に〔初晶Al相〕または〔初晶Al相〕と〔Zn
単相〕が混在した金属組織の相を言い,またZn11Mg
2系の相とは,〔Al/Zn/Zn11Mg2の三元共晶組
織〕の素地中に〔Al初晶〕または〔Al初晶〕と〔Z
n単相〕が混在した金属組織の相を言う。
【0008】したがって,本発明の課題はこのような問
題を解決し,耐食性と表面外観の良好な溶融Zn−Al
−Mgめっき鋼帯を安定して製造できる技術を確立する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,Al:
4.0〜10重量%,Mg:1.0〜4.5重量%,残部
がZnおよび不可避的不純物からなる溶融めっき浴中に
鋼帯を連続的に通過させる溶融めっき鋼帯の製造法にお
いて,該めっき浴の浴温を融点以上480℃以下に維持
し,このめっき浴を出た鋼帯の未凝固のめっき層表面に
対し水または水溶液を液滴状で噴霧し続けることを特徴
とする耐食性および表面外観の良好な溶融Zn−Al−
Mgめっき鋼帯の製造法を提供する。
【0010】本発明法によって得られるめっき層は,Z
11Mg2系の相,すなわち〔Al/Zn/Zn11Mg2
の三元共晶組織〕の素地中に〔Al初晶〕または〔Al
初晶〕と〔Zn単相〕が混在した金属組織を有する。こ
の金属組織は,好ましくは,〔初晶Al相〕と〔Al/
Zn/Zn11Mg2三元共晶組織〕の合計量:80容積
%以上,〔Zn単相〕:15容積%以下(0容積%を含
む)であり,Zn2Mg系の相は実質的に含まない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は,通常の溶融亜鉛めっき
製造設備,例えばインライ焼鈍型の溶融めっきライン
に,通常の溶融亜鉛めっき鋼板を製造するのと同様の熱
延鋼帯や冷延鋼板を通板して,通常の溶融亜鉛めっき鋼
板では達しえなかったような非常に耐食性に優れたZn
11Mg2系の金属組織をもつZn−Al−Mg基の溶融
亜鉛めっき鋼板を連続的に製造するものであり,本発明
法を実施するのに使用する設備と母材鋼板は,従来の溶
融亜鉛めっき鋼板の製造と実質的に変わるとこはない。
【0012】しかし,Zn−Al−Mg基の溶融亜鉛め
っき鋼板を製造する場合の基本的な問題点,例えばZn
2Mg系の相とZn11Mg2系の相が混在すると表面外観
を著しく悪くする点,浴表面にMgO系のドロスが発生
しやすい点,このドロス発生を回避するためにAl量を
増やすとめっき層の密着性が劣化する点などを総合的に
解決すべく,めっき浴組成と浴温度並びに冷却操作を請
求項に記載したように規制したものであり,これによ
り,耐食性・密着性・表面外観が共に優れたZn−Al
−Mg基の溶融亜鉛めっき鋼板を製造性よく生産できる
ようしたものである。以下に,本発明で規制するめっき
浴組成と浴温度並びに冷却操作について具体的に説明す
る。
【0013】〔めっき浴組成について〕本発明は,A
l:4.0〜10重量%,Mg:1.0〜4.5重量%,
残部がZnおよび不可避的不純物からなる溶融めっき浴
を用いる。この組成範囲内であれば,後記の実施例1に
示すように,本発明で規制する浴温および冷却操作の条
件下において,耐食性と密着性が共に優れ且つZn11
2系の相からなる表面外観が良好なめっき鋼板が浴表
面酸化物の少ない状態で製造できる。
【0014】すなわち,Alが4.0重量%未満では耐
食性が十分でなく且つ浴表面酸化物が多くなり,他方,
Alが10重量%を越えると,Fe−Al合金層の発達
により密着性が悪くなるので好ましくない。したがっ
て,Alは4.0〜10重量%の範囲とする。好ましい
Al量は4.5〜10重量%,さらに好ましいAl量は
4.5〜8重量%の範囲である。
【0015】また,Mgが1.0重量%未満では意図す
る耐食性が得られず,4.5重量%を越えると浴表面酸
化物の発生が多くなり操業に支障をきたす。したがっ
て,Mgは1.0〜4.5重量%の範囲とする。好ましい
Mg量は1.0〜4.0重量%の範囲,さらに好ましいM
g量は2〜4重量%の範囲である。
【0016】〔めっき浴温について〕本発明は,前記組
成のめっき浴の温度を融点以上480℃以下に維持した
状態で浴中に鋼帯を通過させる。この温度の維持は,浴
に入る前の鋼帯温度を制御することによって行うことが
できる。融点以上に維持することは勿論必要であるが,
浴温が480℃を越えると,後記の実施例2に見られる
ように,前記組成範囲のめっき浴であっても,また本発
明に従う冷却操作を行っても,得られるめっき鋼板の密
着性が悪くなる。その理由はFe−Al合金層の成長に
よるものと考えられる。また480℃を越える浴温では
Zn11Mg2系の相が晶出し難くなる。したがって,浴
温は480℃以下融点以上の範囲に制御すべきである。
【0017】〔冷却操作について〕本発明によれば,前
記組成と浴温をもつめっき浴中を通過し,このめっき浴
を出た鋼帯に対し,その鋼帯表面の未凝固のめっき層の
全表面に,そのめっき層の凝固が開始する前から凝固が
完了するまで,水または水溶液を液滴状で噴霧し続ける
という冷却操作を行う。これによって,後記の実施例3
に見られるように,Zn11Mg2系の相からなる金属組
織とすることができ,均一な外観をもつ溶融Zn−Al
−Mg溶融めっき鋼板を製造できる。
【0018】めっき浴を出た鋼帯に対して水または水溶
液を噴霧すること自体は,例えば特公昭64−8702
号公報に見られるように公知である。本発明において
は,このような噴霧技術を用いてZn11Mg2系の相を
晶出させ,Zn2Mg系の相を晶出させないようにする
のであり,このためには,適切な噴霧圧のもとで噴霧エ
リアを適切に管理することが肝要である。噴霧液として
は水または各種の水溶液例えばりん酸塩水溶液や硝酸コ
バルト水溶液等が使用でき,噴霧圧は0.1kgf/cm2
上,好ましくは0.5kgf/cm2 以上が必要であり,その
上限は設備が許す範囲であればよく特に制限はない。
【0019】噴霧エリアについては,未凝固のめっき層
が付着している帯域から凝固が完了するまでの全面に対
して行うことが必要である。めっき浴組成によりめっき
層の凝固開始温度と凝固完了温度は異なるので,そのめ
っき浴組成に応じて,噴霧エリアを調整して,めっき層
の凝固が開始する前から凝固が完了するまでの全域をカ
バーするように噴霧を行うことが必要となる。鋼帯の流
れにおいて,めっき層の凝固が開始した時点よりも下流
側から噴霧を開始すると,たとえ凝固が完了するまで噴
霧を行ったとしても,Zn2Mg系の相が晶出して,不
均一な外観となる。すなわち,噴霧を開始した時点で既
に凝固が始まっていると,Zn2Mg系の相が晶出した
あとで噴霧を行うことになり,Zn11Mg2系の相だけ
にするという目的が達成できない。
【0020】他方,たとえ凝固が開始する前から噴霧を
行ったとしても,凝固が完了する前で噴霧を止めると,
やはりZn2Mg系の相が晶出して,不均一な外観とな
る。この場合は未凝固の部分にZn2Mg系の相が晶出
することになる。
【0021】このように噴霧の条件によって金属組織が
変化する。本発明においては,めっき層が鋼板側から凝
固を開始することを極力防止し,めっき層の表面側から
全層厚にわたって強制的に凝固を進行させることによ
り,前記の浴組成範囲および浴温のもとで,Zn2Mg
系の相の晶出を抑え,Zn11Mg2系の相だけを晶出さ
せる点に特徴があり,これによってZn−Al−Mg基
の溶融めっき鋼板の耐食性・密着性に加えて表面外観も
改良できたものである。
【0022】以下に,実施例によって,前記のめっき浴
組成,浴温および冷却操作が溶融Zn−Al−Mgめっ
き鋼板の耐食性,密着性および表面外観に及ぼす作用効
果を具体的に示す。
【0023】
【実施例】 〔実施例1〕下記の処理設備と処理条件で溶融Zn−A
l−Mgめっき鋼板を製造した。
【0024】 処理設備:連続溶融めっきライン(試験機) 処理鋼帯:中炭素鋼の熱延鋼帯(インライン酸洗,厚
み:1.6mm) 還元炉最高到達板温:650℃,露点:−20℃ めっき浴組成(下記範囲で変化させた) Al=0.2〜13.5重量% Mg=0〜6.0重量% 残部=Zn めっき浴温:430℃ 浸漬時間:3秒 液滴噴霧条件 噴霧液:リン酸2水素アンモニウム2%水溶液 噴霧圧:2kgf/cm2 噴霧エリア:鋼帯表面上のめっき層が凝固を開始する前
の位置から凝固を完了する位置までの全面
【0025】めっき浴組成を変えた以外は前記の諸条件
を一定として溶融Zn−Al−Mgめっき鋼板を製造し
た。なお,めっき組成が異なると凝固開始温度が異なる
ので液滴の噴霧エリアの位置はめっき浴組成に応じて変
えたが,鋼帯表面上のめっき層が凝固を開始する前の位
置から凝固を完了する位置までの全面とした点では変わ
りはない。
【0026】処理中に浴表面の酸化物(ドロス)の発生
量を観察すると共に,得られた溶融めっき鋼板の密着性
試験および耐食性試験を行ない,それらの結果を表1に
示した。
【0027】これらの試験において,浴表面酸化物の評
価は,目視によりドロス発生量が多いものを×, やや多
いものを△, 少ないものを◎で評価した。密着性試験
は,密着曲げ後にセロテープ剥離試験を行い,剥離無し
を◎,剥離量5%未満を○,剥離量5%以上を×で評価
した。耐食性はSST(JIS−Z−2371に従う塩
水噴霧試験)を1000時間行った後の腐食減量(g/
m2) で評価し,耐食性が十分という基準はSST減量3
0g/m2以下とした。
【0028】
【表1】
【0029】表1の結果から次のことがわかる。
【0030】No.1および2は,Al量が少ないために
耐食性が十分ではない。No.1,2および3は,Mg量
に対するAl量が十分でないので,浴表面酸化物が多く
なっている。No.4および5は,Mg量が少ないために
耐食性が十分でない。No.9は,Mg量が多いものであ
るが,耐食性が飽和しており且つ浴表面酸化物がやや多
くなっている。No.16および17は,Alが高いので
密着性が悪くなっている。これはFe−Al合金層が発
達したことによると考えられる。
【0031】これに対し,本発明で規定する1.0〜4.
5重量%のMg量と,4.0〜10重量%のAl量を含
むめっき浴では,耐食性と密着性が共に良好であり,且
つ浴表面酸化物も少ない。
【0032】このように本実施例によれば,Mg量が1
%以上となると急激に耐食性が向上するが,4.5%を
越えて添加しても耐食性は飽和し,また適量のAlを含
有しても浴表面酸化物が増加するので,Mg量は4.5
〜10重量%の範囲とするのがよいことがわかる。Al
量については4%未満では耐食性が不十分で且つ表面酸
化物も発生するので4.0重量%以上とするのがよい
が,10重量%を越えると密着性が劣化するので,4.
0〜10重量%とするのがよいことがわかる。
【0033】図1は,No.11で得られためっき鋼板のめ
っき層断面を写した走査型電子顕微鏡の二次電子像であ
る(倍率×5000倍)。図1に見られるように,この
金属組織は,〔Al/Zn/Zn11Mg2の三元共晶組
織〕の素地中に〔Al初晶〕が混在した組織であり,Z
2Mg系の相は見られない。なお,このNo.11の試料と
同様の組織をNo.6,7,8,10, 11, 12, 13, 14のも
のは有しており,これらはいずれも表面外観が良好であ
る。
【0034】〔実施例2〕下記の処理設備と処理条件で
溶融Zn−Al−Mgめっき鋼板を製造した。
【0035】処理設備:NFOタイプの連続溶融めっき
ライン(試験機) 処理鋼帯:弱脱酸鋼の冷延鋼帯(厚み:0.8mm) 還元炉最高到達板温:780℃,露点:−25℃ めっき浴組成(下記範囲で変化させた) Al=4.5〜9.5重量% Mg=1.4〜3.8重量% 残部=Zn めっき浴温:390〜550℃の範囲で変化させた。 浸漬時間:3秒 液滴噴霧条件 噴霧液:硝酸コバルトの1%水溶液 噴霧圧:1kgf/cm2 噴霧エリア:鋼帯表面上のめっき層が凝固を開始する前
の位置から凝固を完了する位置までの全面
【0036】めっき浴温とめっき浴組成を変えた以外は
前記の諸条件を一定として溶融Zn−Al−Mgめっき
鋼板を製造した。得られた鋼板の密着性試験結果を表2
に示した。密着性は実施例1と同じ方法で評価した。
【0037】
【表2】
【0038】表2の結果から,いずれの浴組成のものも
本発明で規定する範囲のものであるが,どの組成のもの
も,めっき浴温が480℃を越えると密着性が低下する
ことがわかる。これはFe−Al合金層の成長によるも
のと考えられる。
【0039】〔実施例3〕下記の処理設備と処理条件で
溶融Zn−Al−Mgめっき鋼板を製造した。
【0040】処理設備:連続溶融めっきライン(試験
機) 処理鋼帯:中炭素鋼の熱延鋼帯(インライン酸洗,厚
み:1.6mm) 還元炉最高到達板温:600℃,露点:−40℃ めっき浴組成:Al=6.9重量%,Mg=3.2%,残
部Zn めっき浴温:430℃ 浸漬時間:3秒 液滴噴霧条件 噴霧液:水 噴霧圧:0.01〜50kgf/cm2 の範囲 噴霧エリア:鋼帯表面上のめっき層が凝固を開始する前
後の位置から凝固完了前後の位置に種々変化させる。
【0041】噴霧条件を変えた以外は,前記の諸条件を
一定として溶融Zn−Al−Mgめっき鋼板を製造し
た。本例の浴組成のものは,めっき層の凝固開始温度は
370℃,凝固終了温度は343℃である。したがっ
て,めっき層の温度が370℃より高いエリアから噴霧
を行えば凝固開始前からの噴霧となり,370℃より低
いエリアからでは凝固開始後となる。また,めっき層の
温度が343℃より低いエリアまで噴霧を行えば凝固完
了後までの噴霧となり,343℃より高いエリアで噴霧
を終えれば凝固完了前での噴霧となる。このように噴霧
エリアを変化させると共に噴霧圧も変化させ,得られた
溶融めっき鋼板の金属組織と表面外観を調査した結果を
表3に示した。
【0042】表3において,噴霧の開始温度は,めっき
層の温度がその温度となる位置で噴霧を開始したことを
意味しており,噴霧の終了温度とは,めっき層の温度が
その温度となる位置で噴霧を終えたことを意味してい
る。いずれにしても,噴霧開始位置から終了位置までの
エリアではめっき層の全面に対して噴霧を行った。また
めっき層の金属組織はめっき層の断面を電子顕微鏡観察
で評価し,外観はめっき後24時間放置後の目視観察に
よった。表中に〔Zn11Mg2+Zn2Mg〕と表示した
ものは,本文に記載のZn11Mg2系の相とZn2Mg系
の相が混在した組織であることを表し,〔Zn11
2〕と表示したものは,Zn11Mg2系の相だけが現れ
たものを表している。
【0043】
【表3】
【0044】表3の結果から,次のことがわかる。
【0045】No.1では噴霧圧が低いのでZn11Mg2
の相とZn2Mg系の相が混在したものとなり,外観が
不均一である。これは,噴霧圧が低いとめっき層を表面
側から凝固させる効果がないことを示している。
【0046】No.4では,噴霧の開始温度が低いので,
Zn11Mg2系の相とZn2Mg系の相が混在したものと
なり,外観が不均一である。これは,噴霧を開始した位
置では既に鋼板側から凝固が始まっており,このために
Zn2Mgを含む三元共晶組織が表面の一部に生成した
ことを示している。
【0047】No.5では,噴霧の終了温度が高いので,
Zn11Mg2系の相とZn2Mg系の相が混在したものと
なり,外観が不均一である。これは,凝固が完了する前
に噴霧を止めてしまったために,その時点で未凝固の部
分からZn2Mgを含む三元共晶組織が晶出したことを
示している。
【0048】これに対し,No.2および3のように,凝
固開始前から凝固完了後まで所要の噴霧圧で噴霧したも
のでは,Zn11Mg2系の相だけとなり,外観も均一な
ものが得られる。そのさい,No.6や7のように噴霧圧
がさらに高くてもとくに問題はない。
【0049】したがって,表面外観の良好なZn11Mg
2系の相の金属組織を得るには,凝固開始前から凝固完
了後まで所要の噴霧圧で噴霧することが肝要であること
がわかる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によると,
耐食性,密着性および表面外観に共に優れた溶融Zn−
Al−Mgめっき鋼板を製造法することができ,その優
れた耐食性ゆえに従来の溶融Zn基めっき鋼板のもので
はなし得なかった新たな耐食性材料を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う溶融Zn−Al−Mgめっき鋼板
のめっき層の断面の金属組織を示す走査型電子顕微鏡の
二次電子像とその説明図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】 処理設備:連続溶融めっきライン(試験機) 処理鋼帯:弱脱酸鋼の冷延鋼帯(厚み:0.8mm) 還元炉最高到達板温:780℃,露点:−25℃ めっき浴組成(下記範囲で変化させた) Al=4.5〜9.5重量% Mg=2.7〜3.9重量% 残部=Zn めっき浴温:390〜550℃の範囲で変化させた。 浸漬時間:秒 液滴噴霧条件 噴霧液:硝酸コバルトの1%水溶液 噴霧圧:1kgf/cm 噴霧エリア:鋼帯表面上のめっき層が凝固を開始する前
の位置から凝固を完了する位置までの全面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橘高 敏晴 大阪府堺市石津西町5番地 日新製鋼株式 会社技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Al:4.0〜10重量%,Mg:1.0
    〜4.5重量%,残部がZnおよび不可避的不純物から
    なる溶融めっき浴中に鋼帯を連続的に通過させる溶融め
    っき鋼帯の製造法において,該めっき浴の浴温を融点以
    上480℃以下に維持し,このめっき浴を出た鋼帯の未
    凝固のめっき層の全表面に対し,該めっき層の凝固が開
    始する前から凝固が完了するまで,水または水溶液を液
    滴状で噴霧し続けることを特徴とする耐食性および表面
    外観の良好な溶融Zn−Al−Mgめっき鋼帯の製造
    法。
  2. 【請求項2】 得られるめっき層は,〔Al/Zn/Z
    11Mg2の三元共晶組織〕の素地中に〔Al初晶〕ま
    たは〔Al初晶〕と〔Zn単相〕が混在した金属組織を
    有する請求項1に記載の溶融Zn−Al−Mgめっき鋼
    帯の製造法。
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Cited By (22)

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