JP4525103B2 - 配管カバー - Google Patents

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本発明は、建物の壁部に形成した貫通孔を通して屋外に導出され壁面に沿って屈曲・配設される電線や、エアコン等の配管類の屈曲部分を建物の壁面との間で覆う配管カバーに関する。
空気調和機(エアコン)等の室外機と室内機とを連結する冷媒管等の配管類や、電線等(導出管線体)は、建物の壁部に設けた貫通孔を通して、屋内から屋外へ導出され、屋外へ導出された配管類や電線等は建物の壁面に沿って屈曲され、配設されている。配管類や電線等が貫通孔から屋外に導出される屈曲部分は、配管カバーによって覆われ保護されている。また、配管類や電線等を屋内から屋外へ導出するための上記貫通孔の機能として、屋内の空気を排出し、屋外の空気を屋内に取り込む空気流通路の機能も有している。
このような配管カバーとして、空気流通路を通る空気を配管カバーの外に給排気するための通気口を、貫通孔の開口部に相対する位置に設けた例が特許文献1で開示されている。この配管カバーは、貫通孔の屋外側の開口部の外周縁部に固定される下カバーと、この下カバーに一体に取り付けられると共に、貫通孔の屋外側の開口部に相対する位置に複数のスリットからなる通気口が設けられた上カバーと、通気口を覆うように取り付けられたウェザーカバーとで形成されている。
そして、この配管カバーは、貫通孔を流通する空気を配管類と分離して効率良く給排気することができるようになっている。
特許第03280579号
ところが、特許文献1で記載された配管カバーは、貫通孔の開口部や、あるいは屋内側の空気を給排気するための給排気用ダクトの開口部が、通気口と相対(通気口が貫通孔の開口部や給排気用ダクトの開口部の正面に位置する)し、一直線上に並んでしまう為、台風等の非常に強い風雨が壁面に吹き付けると、通気口を通って、貫通孔や給排気用ダクトの開口部から雨水や外気が屋内に侵入する恐れがある。また、給排気用ダクトに風が吹き込むと、ダクト内で異音が発生する。
そこで、本発明は、非常に強い風雨が壁面に吹き付けられても、建物の壁部の貫通孔の開口部や給排気用ダクトの開口部から、雨水や外気が侵入することを低減できる配管カバーの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、建物の壁部に形成した貫通孔を通して屋外に導出され壁面に沿って屈曲・配設される電線、配管類からなる導出管線体の屈曲部分を、前記壁面との間で覆うカバー本体を備えた配管カバーであって、前記カバー本体に、前記貫通孔の開口の外周縁部の面方向に沿って開口する通気口を設け、前記貫通孔の開口に相対する位置に、開口に相対する突出部を前記カバー本体に設け、この突出部の周側壁に前記通気口が設けられ、前記通気口が前記突出部の周側壁の周方向全域にわたり所定の間隔で設けられた複数のスリットで形成され、前記突出部を覆うと共に、突出部と外方とを連通する開口部分が形成されたウェザーカバーを前記カバー本体に回動可能に設け、該ウェザーカバーには前記複数のスリット状通気口のいずれかに弾性係合してウェザーカバーを位置決めする係合突部が設けられていることを特徴とする。
この配管カバーでは、屋内から排出される空気は、建物の壁部の貫通孔を通り、貫通孔の開口の外周縁部の面方向に沿って開口した通気口から屋外に排出される。また、外気は、貫通孔の開口の外周縁部の面方向に沿って設けた通気口から配管カバー内を通って貫通孔を通り、屋内に供給される。この場合、強い風雨が建物の壁面に吹き付けても、通気口が貫通孔の軸方向に対して交差する方向に向けて開口しているので、雨水や風が貫通孔に侵入しにくく、屋内への雨水や風の侵入を防止することができる。
また、この配管カバーでは、屋内から排出される空気は、建物の壁部の貫通孔を通過し、突出部内から、周側壁に設けた通気口を通って外方に排出される。また、外気は、突出部の周側壁に設けた通気口から突出部内に入り、貫通孔を通って屋内に供給される。この場合、強い風雨が建物の壁面に吹き付けても、通気口が貫通孔の開口に相対する位置に設けた突出部の周側壁に設けられているので、雨水や風が貫通孔に侵入しにくく、屋内への雨水や風の侵入を防止することができる。
さらに、この配管カバーでは、屋内から排出される空気は、建物の壁部の貫通孔を通過し、突出部内から、周側壁に設けた通気口を通ってウェザーカバー内に排出され、ウェザーカバーの開口部分から外方へ排出される。また、外気は、ウェザーカバーの開口部分からウェザーカバー内に入り、突出部の周側壁に設けた通気口から突出部内、貫通孔を通って屋内に供給される。
この場合、強い風雨が建物の壁面に吹き付けても、通気口が貫通孔の開口に相対する位置に設けた突出部の周側壁に設けられ、ウェザーカバーによって覆われているので、雨水や風が突出部、貫通孔内に侵入しにくく、屋内への雨水や風の侵入を防止することができる。
また、ウェザーカバーがカバー本体に回動可能に設けられているので、任意の位置に開口部分を設定することができる。これにより、カバー本体が例えば建物の壁部にあらゆる方向で取り付けられても、ウェザーカバーの開口部分を下向きにして配置することができる。
請求項の発明は、請求項1記載の配管カバーであって、前記カバー本体が、前記貫通孔の屋外に面した開口に相対する相対壁部と、前記貫通孔の開口の外周縁部から前記相対壁部に向けて立ち上がる外周側壁部とからなり、前記通気口が前記外周側壁部に形成されていることを特徴とする。
この配管カバーでは、屋内から排出される空気は、建物の壁部の貫通孔を通過し、外周側壁部に設けた通気口を通って外方へ排出される。また、外気は、外周側壁部に設けた通気口を通ってカバー本体内に入り、貫通孔を通って屋内に供給される。
この場合、強い風雨が建物の壁面に吹き付けても、通気口が、カバー本体の外周側壁部に設けられているので、貫通孔内に侵入しにくく、屋内への雨水や風の侵入を防止することができる。
請求項の発明は、請求項記載の配管カバーであって、前記通気口が所定の間隔をあけて設けられた複数のスリットで形成され、該スリットは、前記カバー本体の外周側壁の外方から内方に向けて傾斜していることを特徴とする。
この配管カバーでは、通気口がカバー本体の外周側壁の外方から内方に向けて傾斜しているので、強い風雨が建物の壁面に吹き付けても、貫通孔内に侵入しにくく、屋内への雨水や風の侵入を防止することができる。
請求項1の発明によれば、通気口が貫通孔の開口の外周縁部の面方向に対して開口しているので、通気口が貫通孔の開口と相対することがなく、一直線に並んでいないため、強い風雨が建物の壁面に吹き付けても、雨水や風が貫通孔に侵入しにくく、屋内への雨水や風の侵入を防止することができる。
また、強い風雨が建物の壁面に吹き付けても、通気口が、貫通孔の開口に相対する位置に設けた突出部の周側壁に設けられているので、雨水や風が貫通孔に侵入しにくく、屋内への雨水や風の侵入を防止することができる。
さらに、強い風雨が建物の壁面に吹き付けても、通気口が、貫通孔の開口に相対する位置に設けた突出部の周側壁に設けられ、ウェザーカバーによって覆われているので、雨水や風が突出部、貫通孔内に侵入しにくく、屋内への雨水や風の侵入を防止することができる。
請求項の発明によれば、強い風雨が建物の壁面に吹き付けても、通気口が、カバー本体の外周側壁部に開口しているので、貫通孔内に侵入しにくく、屋内への雨水や風の侵入を防止することができる。
請求項の発明によれば、通気口がカバー本体の外周側壁の外方から内方に向けて傾斜し、強い風雨が建物の壁面に吹き付けても、通気口が、カバー本体の外周側壁部に設けられているので、貫通孔内に侵入しにくく、屋内への雨水や風の侵入を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2に示すように、本実施形態の配管カバー1は、建物の壁部2に形成した貫通孔3を通して屋外に導出され、壁面4に沿って屈曲・配設される電線、配管類からなる導出管線体(以下「配管類」という)5の屈曲部分6を壁面4との間で覆うカバー本体7と、このカバー本体7に一体に組み付けられるウェザーカバー8とで形成されている。そして、本実施例のカバー本体7には、貫通孔3の開口9の外周縁部10の面方向に沿って開口する通気口11が設けられている。
カバー本体7は、建物の壁部2の屋外12側の開口9の外周縁部10に固定される平板状のベース13と、このベース13に組み付けられてベース13との間に配管類5が挿通される挿通空間14を形成するカバー部15とで形成されている。ベース13には、壁面4に当接する基板部16と、この基板部16の外周部分から立設されてカバー部15の内側に設けた爪部(不図示)が係合しカバー部15をベース13に組み付ける一対の受部17、17とが形成されている。
基板部16には、壁部2の開口9の一部に倣って弧状に切り欠かれた通気切欠口18と、基板部16の中央部分に設けられてベース13を壁面4に固定するねじ45が挿通されるねじ挿通孔19とが形成されている。また、受部17には、カバー部15の爪部が係止する係止部20と、中央部分にねじ孔21が設けられたボス部22とが設けられている。このベース13上に、図1に示すように、カバー部15が組み付けられる。
カバー部15は、壁部2の開口9に相対する開口覆い部23と、この開口覆い部23と一体に設けられ配管類5が引き出される引出口24をベース13の基板部16とで形成する引出口形成部25とで形成されている。なお、図1において、符号50は、引出口24に連結されて配管類5の直線部分を覆う配管カバーである。
開口覆い部23は、壁部2の開口9の外周縁部10に当接する弧状の鍔部26と、壁部2の貫通孔3の開口9に相対する相対壁部27と、この相対壁部27と鍔部26とを連結すると共に、開口9の外周縁部10側から立ち上がる外周側壁部28と、相対壁部27に突出して設けられて貫通孔3の開口9に相対する位置に設けられた突出部29とで形成されている。
鍔部26には、引出口24の反対側にねじ挿通孔46が形成された取付片47が設けられている。また、引出口形成部25には、一対のねじ孔49、49が設けられている。ねじ挿通孔46にはねじ48が挿通され、ねじ孔49、49には図示しないねじが挿通される。ねじ孔49、49に挿通された図示しないねじをベース13のボス部22のねじ孔に螺合することで、カバー部15がベース13に組み付けられる。
突出部29は、略円筒状で、貫通孔3の開口9に相対する対向壁部30と、周側壁31とで形成されている。周側壁31には、周方向全域にわたり、所定の間隔をあけて軸方向に沿う複数のスリットからなる通気口11が設けられている。これらのスリットからなる通気口11は、貫通孔3の開口9の外周縁部10の面方向に沿って開口して設けられている(給排気ダクト32から給排気される空気の流れ方向に対して交差する方向に向けて開口している)。すなわち、貫通孔の軸方向に対して交差する方向であり、開口に対して交差する方向であり、開口9の外周縁部10の面方向であって、開口9から面方向に沿って放射状に向かう方向に向けて通気口11が開口している。また、対向壁部30には、中心部分にウェザーカバー8が組み付けられる嵌合穴部33が設けられている。
ウェザーカバー8は、突出部29の周方向の約半分を覆う弧状部分34と、相対壁部27との間に開口部分35を形成するコ字型の引出壁36とで形成されている。弧状部分34の内側には、図3に示すように、中心部に弾性フック37が形成されている。この弾性フック37は、筒状に形成され周方向に4つのスリット38が設けられて形成された4つの弾性片39と、これらの弾性片39のうち対向する2片の先端部に設けられた鉤突部40とで形成されている。これらの4つの弾性片39は、突出部29の対向壁部30に設けた嵌合穴部33内に回動可能に挿入される。
また、弧状部分34の側壁41の内側には、一対の係合突部42、42が互いに対向して設けられている。この係合突部42は、側壁41から突設された2枚の板43、43で形成されている。板43、43の先端部(自由端側)同士は接合されて係合片部44を形成している。この係合片部44が、突出部29の複数のスリットの一つに挿入・係合することで、ウェザーカバー8の回動方向の位置決めがなされる。また、係合片部44は、ウェザーカバー8を強制的に回動させることで、側壁41が弾性変形してスリット間を乗り越えて隣接するスリットに係合する。従って、ウェザーカバー8を、例えば、図5に示すように、開口部分35が引出口形成部25と反対側に位置した状態や、図6に示すように引出口形成部25に対して略直角方向に開口部分35が位置した状態に配置することができ、突出部29に対する回転方向の任意の位置に位置決めすることができ、引出口24を任意の位置に設定することができる。
次に、上記構成のカバー1を壁部2の壁面4に取り付ける手順について説明する。
先ず、ベース13を、貫通穴3の開口9に通気切欠口18を位置合わせし、ねじ挿通穴19を挿通させたねじ45により壁面4に固定する。次に配管類5を貫通穴3を通して屋内から屋外12に配設し、開口9の近くで壁面4に沿わせて屈曲させる。このとき、配管類5をベース13の一対の受部17間に挿入して配設する。この状態からカバー部15をベース13に合わせて、ねじ止め固定する。このとき、給排気ダクト32の先端部32aを突出部29内に位置させる。次に、ウェザーカバー8を突出部29を覆うようにカバー部15に組み付ける。この場合、弾性フック37を嵌合穴部33に挿入し、鉤突部40を嵌合穴部33に係止する。この動作は、ウェザーカバー8をカバー部15側へ押圧することでワンタッチで行うことができる。なお、ウェザーカバー8は、カバー部15に予め取り付けておいても良い。
ウェザーカバー8をカバー部15に組み付けた後に、ウェザーカバー8を回動させて、開口部分35を任意の位置に移動させる。通常は、図1に示すように、下方側へ開口部分35が位置するように回動させる。この状態では、スリットに係合片部44が係合することにより、位置決めされる。
そして、屋内側の空気は、給排気ダクト32を通って、突出部29内に排出され、突出部29のスリット状の通気口11から貫通穴3の開口9の外周縁部10の面方向に沿って排出され、ウェザーカバー8の開口部分35から屋外12に排出される。
また、貫通穴3を通って排出される空気も、突出部29を通って、スリット状の通気口11から貫通孔3の開口9の外周縁部10の面方向に沿って排出され、開口部分35から屋外12に排出される。
開口部分35から吸入された屋外12の外気は、通気口11を通って突出部29内に入り、給排気ダクト32を通って屋内に供給される。また、突出部29内に入った外気は、貫通穴3を通って屋内に供給される。
本実施形態の配管カバー1では、カバー部15に突出部29を設け、この突出部29の周側壁31に複数のスリットからなる通気口11を設けたので、通気口11が貫通孔3の開口9と相対することがなく、一直線上に並んでいないため、例えば、強い風雨が建物の壁面4に吹き付けても、通気口11が貫通孔3の開口9の外周縁部10の面方向に沿って開口しているので、雨水や風が貫通孔3に侵入しにくく、屋内への雨水や風の侵入を防止することができる。加えて、風が貫通孔3や、給排気ダクト32に入り込むことが低減されるので、異音の発生を防止することができる。
また、通気口11が、貫通孔3に相対する位置に設けた突出部29の周側壁31に設けられ、ウェザーカバー8によって覆われているので、雨水や風が突出部29、貫通孔3内に侵入しにくく、屋内への雨水や風の侵入を防止することができる。
また、本実施形態では、ウェザーカバー8がカバー部15にワンタッチで組み付けることができ、しかも、回動させることで開口部分35を任意の位置に設定することができる。
さらに、配管カバー1があらゆる方向で壁部2に取り付けられても(施工されても)ウェザーカバー8の回動位置を調整してウェザーカバー8の開口部分35を常に下向きに配置することができる。
なお、本実施形態において、突出部29が円筒形状の例を示したが、円筒形状の他に、断面矩形状の四角柱形(角筒形状)など任意の形状のものを適宜採用しても良い。
また、本実施形態において、係合突部42自体は弾性を有しておらず、係合突部42が設けられている側壁41が弾性変形することによって、係合突部42がスリットに弾性係合する例を示したが、係合突部42自体が弾性変形することでスリット間を乗り越えるように、例えば、係合突部42をウェザーカバー8の側壁41に突設した係合片で形成しても良い。
また、本実施形態では、通気口として、突出部29の周側壁31の周方向全域にスリットを設けたが、周方向の全域に設けなくても良い。また、通気口としてはスリット以外に単なる開口でも良い。さらに、本実施形態では、通気口として複数のスリットを円筒状の突出部29の軸方向に沿って設けた例を示したが、これに限らず、複数のスリットは突出部29の軸方向に対して傾斜していても良く、周方向に沿って複数のスリットを形成しても良い。
また、上記実施形態では、突出部29の直径が、開口9の直径よりも大きい例について説明したが、開口9の直径よりも小径の突出部29の場合もある。開口9の直径よりも小径の突出部29の場合であっても、通気口11は、開口9の外周縁部10の面方向であって、開口9から放射状に向かう方向に向けて開口して設けられる。
(第2実施形態)
次に、図7に示す第2実施形態の配管カバー51について説明する。本実施形態のカバー51は、上記第1実施形態におけるウェザーカバー8に相当する構成がなく、カバー部54の外周側壁部57に通気口63を設けた例である。なお、上記第1実施形態と同じ構成部分については、同符号を使用して説明する。
図7(a)に示すように、本実施形態のカバー51は、建物の壁部2に形成した貫通孔3を通して屋外に導出され壁面4に沿って屈曲・配設される電線、配管類からなる配管類5の屈曲部分6を壁面4との間で覆うカバー本体52を備えている。
カバー本体52は、ベース53と、このベース53に組み付けられるカバー部54とで形成され、一側(図7において上方)は閉鎖され、他側(図7において下方)は開口されている。この開口部分55から、配管類5が引き出される。カバー部54は、開口9の外周縁部10に当接する鍔部56と、この鍔部56から立ち上がる外周側壁部57と、貫通孔3の屋外に面した開口9に相対する相対壁部58とで形成されている。鍔部56には、先端側にねじ穴59を有した取付片60が設けられている。外周側壁部57は、開口部分55と反対側の先端壁部61と、この先端壁部61の両側の側壁62、62(但し、図7では片側のみ表示)とで構成されている。これらの側壁62、62は、貫通孔3の開口9の外周縁部10から立ち上がる方向に形成されており、通気口63がそれぞれ設けられている。また、通気口63は、貫通孔3の開口9の外周縁部10の面方向に沿ってそれぞれ開口しており(給排気ダクト32からの給排気される空気の流れ方向に対して交差する方向に向けて開口している)、所定の間隔で形成された複数のスリット64で形成されている。さらに、スリット64は、図7(b)に示すように、屋外側の開口65からカバー51内の開口66に向けて登り傾斜にそれぞれ形成されている。
この実施形態のカバー51では、側壁62に、開口9の外周縁部10側に向けて開口した通気口63を設けたことにより、強い風雨が建物の壁面に吹き付けても、通気口63が、カバー本体の外周側壁部に設けられているので、貫通孔3内に侵入しにくく、屋内への雨水や風の侵入を防止することができる。
さらに、通気口63がカバー本体52の側壁62の外方から内方に向けて傾斜しているので、強い風雨が建物の壁面に吹き付けても、貫通孔内に侵入しにくく、屋内への雨水や風の侵入を防止することができる。
また、本実施形態では、ウェザーカバーを設けなくても、カバー本体52の側壁62、62に通気口を設けることにより雨水や風の侵入を防止することができるので、部品点数及び取付工数を低減することができる。
また、本実施例では、通気口63を形成するスリット64に屋外側からカバー部54内に向けて登り傾斜としたが、下り傾斜でも良い。
また、本実施例では、通気口63を形成する複数のスリットが、開口9から導出され壁面4に沿って配設される配管類5の配設方向に沿って複数段に設けられた例を示したが、配管類5の配設方向に沿うスリットを、配管類5の配設方向と交差する方向に沿って複数列設けても良い。
第1実施形態を示し、建物の壁面に取り付けられたカバーの内部を示す断面図である。 第1実施形態を示し、カバーを示す分解斜視図である。 第1実施形態を示しウェザーカバーの裏面側を示す斜視図である。 第1実施形態を示しカバーとウェザーカバーとの関係を示す斜視図である。 第1実施形態を示しカバーに対するウェザーカバーの取付位置の他の例を示す斜視図である。 第1実施形態を示しカバーに対するウェザーカバーの取付位置の他の例を示す斜視図である。 第2実施形態を示し、(a)はカバーを示す斜視図、(b)はスリット状の通気口を示す断面図である。
符号の説明
1、51 カバー
2 壁部
3 貫通孔
4 壁面
5 導出管線体
6 屈曲部分
7、52 カバー本体
9 開口
10 外周縁部
11、63 通気口
57 外周側壁部
62 側壁

Claims (3)

  1. 建物の壁部に形成した貫通孔を通して屋外に導出され壁面に沿って屈曲・配設される電線、配管類からなる導出管線体の屈曲部分を、前記壁面との間で覆うカバー本体を備えた配管カバーであって、
    前記カバー本体に、前記貫通孔の開口の外周縁部の面方向に沿って開口する通気口を設け、前記貫通孔の開口に相対する位置に、開口に相対する突出部を前記カバー本体に設け、この突出部の周側壁に前記通気口が設けられ、
    前記通気口が前記突出部の周側壁の周方向全域にわたり所定の間隔で設けられた複数のスリットで形成され、前記突出部を覆うと共に、突出部と外方とを連通する開口部分が形成されたウェザーカバーを前記カバー本体に回動可能に設け、該ウェザーカバーには前記複数のスリットのいずれかに弾性係合してウェザーカバーを位置決めする係合突部が設けられていることを特徴とする配管カバー。
  2. 請求項1記載の配管カバーであって、前記カバー本体が、前記貫通孔の屋外に面した開口に相対する相対壁部と、前記貫通孔の開口の外周縁部から前記相対壁部に向けて立ち上がる外周側壁部とからなり、前記通気口が前記外周側壁部に形成されていることを特徴とする配管カバー。
  3. 請求項2記載の配管カバーであって、前記通気口が所定の間隔をあけて設けられた複数のスリットで形成され、該スリットは、前記カバー本体の外周側壁の外方から内方に向けて傾斜していることを特徴とする配管カバー。
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