JP4523555B2 - 内燃機関の蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の蒸発燃料処理装置に関する。
燃料タンク内の燃料が蒸発し大気へ放出されることを防ぐため、蒸発燃料をキャニスタに吸着させる蒸発燃料処理装置がある。この蒸発燃料処理装置ではエンジン運転中に吸気管に発生する負圧を利用して、キャニスタに吸着させた蒸発燃料を空気と共に吸気系へ導入し、エンジンで蒸発燃料を燃焼させることにより、キャニスタの吸着能力を維持している。
エンジンの排気ガスの浄化性能の向上の要求が高まってきており、より正確な空燃比制御を実現するため、正確なパージガス流量(パージエア流量及びパージ蒸発燃料流量)の計測が要求されている。この要求に対して、パージライン中に絞りを設置して絞りの差圧から燃料蒸気濃度を検出し、さらに、その燃料蒸気濃度に基づいてパージガス流量を検出する装置が考案されている(たとえば、特許文献1)。この装置によれば、リアルタイムにパージガス流量を検出することができる。
特開2004−116303号公報
特許文献1に記載の装置の場合、燃料蒸気濃度0%(空気100%)の状態の差圧を基準として蒸気濃度を求めるが、燃料蒸気濃度0%の状態を作ることが困難であるため、燃料蒸気濃度0%の時の差圧はあらかじめECUに記憶されている。しかし、燃料蒸気濃度0%の時の差圧としてあらかじめ記憶された値を用いると、圧力センサ出力や燃料処理装置系の圧損等が経時変化した場合には誤差が生じる恐れがあるのに加え、絞りの差圧は気体の密度に依存するため、雰囲気温度や雰囲気圧力が変化することにより空気密度が変化した場合にも誤差が生じるという問題があった。
本案は、上記問題を解決するためになされたものであり、本案の目的は、燃料蒸気濃度を高精度かつリアルタイムで測定することができる蒸発燃料処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、燃料タンク内から蒸発燃料通路を介して導かれた蒸発燃料を一時的に吸着する吸着材を収納したキャニスタと、吸着材から脱離した蒸発燃料を内燃機関の吸気系に導くパージ通路と、パージ通路に設けられ、パージ通路を通して吸気系に導く蒸発燃料流量を制御するパージ制御弁とを備えた蒸発燃料処理装置であって、前記パージ通路に設けられた第1絞りと、その第1絞りによるパージガスの圧力変化量を検出する第1圧力検出手段と、前記内燃機関において生じるブローバイガスを吸気系に還元するためのブローバイガス還元装置の気体通路の途中に設けられた第2絞りと、その第2絞りによる流通気体の圧力変化量を検出する第2圧力検出手段と、前記第1圧力検出手段で検出した圧力変化量と前記第2圧力検出手段で検出した圧力変化量とに基づいて、前記キャニスタから吸気系に導出される混合気の燃料蒸気濃度を演算する燃料蒸気濃度演算手段とを有することを特徴とする。
このように、パージ通路に第1絞りを設置し、ブローバイガス還元装置の気体通路に第2絞りを設置する場合、蒸発燃料のパージ中は、パージ通路およびブローバイガス還元装置の気体通路には気体が流通していることから、第1圧力検出手段および第2圧力検出手段において、第1絞りによるパージガスの圧力変化量および第2絞りによる流通気体の圧力変化量がリアルタイムで検出できる。また、ブローバイガス還元装置の気体通路を流通する気体は、パージ通路を流通するパージガスに比べ燃料蒸気濃度が非常に低いため、空気100%とほぼ同等と見なすことができる。従って、基準となる空気100%の気体の圧力変化量もリアルタイムで得られることになるので、燃料蒸気濃度演算手段において、リアルタイムで燃料蒸気濃度を演算することができる。また、リアルタイムで得られる第2絞りによる流通気体の圧力変化量は、パージガスの圧力変化量と同じ雰囲気条件における値であることから、燃料蒸気濃度は雰囲気条件による影響がキャンセルされたものになるので高精度となる。
内燃機関の空燃比制御では実際に内燃機関の吸気系に送出される燃料蒸気流量と空気量がわかることが望ましいため、請求項2では請求項1と同様の方法を用いて、パージ時にキャニスタから内燃機関の吸気系に導出される燃料蒸気流量および空気量を求める。これにより内燃機関の吸気系に導出される燃料蒸気流量と空気量とをリアルタイムに求めることができる。
請求項3では、前記第1圧力検出手段は、前記パージ通路において前記第1絞りを挟んだ2点間の圧力差を検出する。このようにすれば、第1絞りを挟んだ2点間の距離が比較的短くなるので、検出される圧力差は、第1絞り以外の部分の圧力変化の影響が少なくなる。そのため、第1絞りによる圧力変化量を精度よく検出できる。
請求項4では、前記第2圧力検出手段は、前記第2絞りが設けられている気体通路においてその第2絞りを挟んだ2点間の圧力差を検出する。このようにすれば、第2絞りを挟んだ2点間の距離が比較的短くなるので、検出される圧力差は、第2絞り以外の部分の圧力変化の影響が少なくなる。そのため、第2絞りによる圧力変化量を精度よく検出できる。
請求項5では、前記第1絞りと第2絞りとを近接して配置する。また、請求項6では、それら第1絞りと第2絞りとを最も近接した状態、すなわち、前記第1絞りと第2絞りとを隣り合わせで配置する。これにより、パージガスの圧力変化量を測定する位置と、空気100%とみなせる流通気体の圧力変化量を測定する位置とが近接または隣り合わせとなるので、雰囲気温度等の雰囲気条件がほぼ同じとなり、雰囲気条件の違いによる影響を一層低減することができる。
請求項7では、前記第1絞りおよび第2絞りの一方または両方をバルブによって構成する。絞りをバルブとすることで吸気圧に応じて絞りの開口面積を調整することが可能となる。
請求項8では、前記第1絞りおよび第2絞りは、軸を同一とするバタフライバルブで構成されるとともに、前記パージ通路の第1絞りが設けられている部位の断面積と前記ブローバイガス還元装置の気体通路の第2絞りが設けられている部位の断面積とが同一とされる。これにより、双方のバルブの開度が常に同じとなり、同時に、双方の絞りが設置されている部位における開口面積がバルブの開度によらず同じとなる。従って、燃料蒸気濃度や、燃料蒸気量および空気量の演算において開口面積を考慮する必要がなくなるので、演算処理が容易になる。
請求項9では、前記第1絞りおよび第2絞りがそれぞれバタフライバルブで構成されるとともに、それらバタフライバルブの開度が同一となるように制御され、且つ、前記パージ通路の第1絞りが設けられている部位の断面積と前記ブローバイガス還元装置の気体通路の第2絞りが設けられている部位の断面積とが同一とされる。これにより実質的に請求項8と同じ効果が得られる。なお、請求項9の場合、請求項8と異なり、第1絞りと第2絞りとは近接して配置されている必要はない。
請求項10では、前記第1絞りおよび第2絞りは、前記パージ通路および前記ブローバイガス還元装置の気体通路に対して等距離となる位置に軸を有する同一のニードルバルブで構成されるとともに、前記パージ通路の第1絞りが設けられている部位の断面積と前記ブローバイガス還元装置の気体通路の第2絞りが設けられている部位の断面積とが同一とされる。このように構成しても、双方のバルブの開度が常に同じとなり、同時に、双方の絞りが設置されている部位における開口面積がバルブの開度によらず同じとなる。従って、燃料蒸気濃度や、燃料蒸気量および空気量の演算において開口面積を考慮する必要がなくなるので、演算処理が容易になる。
請求項11では、前記第1絞りおよび第2絞りがそれぞれニードルバルブで構成されるとともに、それらニードルバルブの開度が同一となるように制御され、且つ、前記パージ通路の第1絞りが設けられている部位の断面積と前記ブローバイガス還元装置の気体通路の第2絞りが設けられている部位の断面積とが同一とされる。これにより実質的に請求項10と同じ効果が得られる。なお、請求項11の場合、請求項10と異なり、第1絞りと第2絞りとは近接して配置されている必要はない。
請求項12では、スロットルバルブ開度、吸気管圧力、または吸入空気量に応じてバルブの開度を制御する。
パージガス及びブローバイガスは吸気管に発生する負圧によって吸気管へ吸引されるため、その流量は吸気管圧力により変化する。また、絞りに発生する差圧は、吸気管へ吸引される流量の影響を受けるため、吸気管圧力により差圧は大きく変動することになる。また、適正に空燃比を制御する要求から、吸気管にパージできる燃料蒸気の許容量は、エンジン運転状態により変化する。これらのことから、吸気管に吸引される燃料蒸気流量を、吸気管圧力に応じて制御する必要がある。
そのため、請求項12のように、絞りとなるバルブの開度を、吸気管圧力、およびそれに関連して変化するパラメータであるスロットルバルブ開度、吸入空気量に応じて制御して、吸気管に吸引される流量や絞りに発生する差圧を調整することが好ましいのである。
請求項13では、前記第1絞りおよび第2絞りを開口面積が同一のオリフィスで構成する。また、請求項14では、前記第1絞りおよび第2絞りを開口面積が同一のノズルで構成する。請求項13、14のようにしても、燃料蒸気濃度や、燃料蒸気量および空気量の演算において開口面積を考慮する必要がなくなるので、演算処理が容易になる。
請求項15では、前記第1絞りをパージ制御弁とする。このように第1絞りをパージ制御弁としても用いれば、装置の構成部品を少なくすることができる。
また、請求項16では、前記第2絞りを、ブローバイガスを前記内燃機関の吸気系に導くブローバイガス排出通路に設けられ、ブローバイガス流量を制御するブローバイガス制御弁とする。このように、第2絞りをブローバイガス制御弁として用いる場合にも、装置の構成部品を少なくすることができる。
また、請求項17では、前記第1圧力検出手段は、前記第1絞りの上流の圧力を検出する圧力センサと、前記内燃機関の吸気管内の圧力を検出する吸気圧センサとによって構成される。吸気管は第1絞りの下流に位置することから、請求項17の構成により、第1絞りによるパージガスの圧力変化量を検出することができる。また、内燃機関を備えた装置(車両等)は、通常、吸気圧センサを備えているので、請求項17のようにすれば、その吸気圧センサを利用して第1圧力検出手段を構成することが可能となる。
また、請求項18では、前記第2圧力検出手段は、前記第2絞りの上流の圧力を検出する圧力センサと、前記内燃機関の吸気管内の圧力を検出する吸気圧センサとによって構成される。吸気管は第2絞りの下流に位置することから、請求項18の構成により、第2絞りによる流通気体の圧力変化量を検出することができる。また、内燃機関を備えた装置(車両等)は、通常、吸気圧センサを備えているので、請求項18のようにすれば、その吸気圧センサを利用して第2圧力検出手段を構成することが可能となる。
(第1実施形態)
図1に、本発明が適用された蒸発燃料処理装置の第1実施形態を示す。自動車のエンジン(すなわち内燃機関)1の吸気管2にはたとえば燃料噴射量を制御するインジェクタ3、吸入空気量を制御するスロットルバルブ4、吸入空気量を検出するエアフローセンサ5等が設置されている。また、排気管6にはたとえば空燃比を検出する空燃比センサ7等が設置されている。
エンジン1は電子制御ユニット(ECU)8によって制御される。ECU8には、エアフローセンサ5、空燃比センサ7、回転数を検出するクランク角センサ、車速を検出する車速センサなどエンジンの運転状態を検出する各種センサの信号が入力され、最適な運転となるようにスロットルバルブ4、インジェクタ3、点火プラグ9等の各種装置を制御してエンジンを制御している。
燃料タンク11は蒸発燃料通路12を介してキャニスタ13と接続され、キャニスタ13の内部には吸着材14が充填されている。燃料タンク11で発生した蒸発燃料は蒸発燃料通路12を通り、キャニスタ13に流入し、吸着材14に吸着される。キャニスタ13はパージ通路15を介して、エンジン1の吸気管2に接続されており、その途中にパージ流量を制御するパージ制御弁としてのパージバルブ16が設置されている。
吸着材14に吸着された燃料蒸気は、エンジン運転時にパージバルブ16の開度に応じて吸気管負圧により吸気管2に導出され、インジェクタ3から噴射された燃料とともにエンジン1で燃焼される。このとき、ECU8は空燃比センサ7の出力などから理論空燃比に保つようにインジェクタ3の燃料噴射量やパージバルブ16の開度を制御している。キャニスタ13の大気側は通路17を介して大気に接続されており、途中にクローズバルブ18が設置されている。
ブローバイガス還元装置20は、エンジン1において生じたブローバイガスを吸気管2に還元するための装置であり、気体導入通路21および気体排出通路23の2つの気体通路を備えている。気体導入通路21は、スロットルバルブ4の上流の吸気管2とエンジン1のヘッドカバー22とを接続しており、気体として空気が流通する。気体排出通路23は、蒸発燃料濃度検出装置30および通路31を介して、ヘッドカバー22とスロットルバルブ4の下流の吸気管2とを接続しており、気体としてブローバイガスが流通する。ヘッドカバー22内とクランクケースは連通させられており、ブローバイガスは気体排出通路23を通り吸気管2へ排出される。なお、気体導入通路21および気体排出通路23のエンジン1側の端は、クランクケースに接続されていてもよい。
気体排出通路23の途中には、ブローバイガス制御弁24が設けられている。このブローバイガス制御弁24およびパージバルブ16の開度はECU8によって制御される。
パージ通路15のパージバルブ16の下流(吸気管2側)および気体排出通路23の吸気管2側に蒸発燃料濃度検出装置30が設置されている。パージ通路15を通ってパージガスが蒸発燃料濃度検出装置30に流入し、気体排出通路23を通ってブローバイガスが蒸発燃料濃度検出装置30に流入する。これら蒸発燃料濃度検出装置30に流入したガスは、蒸発燃料濃度検出装置30と吸気管2とを接続する通路31を通って吸気管2へ送出される。
図2に蒸発燃料濃度検出装置30の詳細図を示す。ケース32の一方の側に、パージガスが流入するパージ通路15とブローバイガスが流入する気体排出通路23とが接続され、他方の側に通路31が接続されている。この通路31から、吸気管2にパージガスとブローバイガスとの混合ガスが送出される。従って、通路31は、パージガス通路およびブローバイガス通路である。
ケース32内には、パージガスとブローバイガスとが混合しないように仕切り33が設置されており、ケース32内を、パージガス通路の一部となるパージガス差圧計測室34と、ブローバイガス通路の一部となるブローバイガス差圧計測室35に分離している。仕切り33が設けられている位置は、パージガス差圧計測室34の開口面積(流路に垂直な断面積)とブローバイガス差圧計測室35の開口面積とが同一となる位置である。また、仕切り33は、流路に平行に配置されている。換言すれば、仕切り33によって仕切られることにより形成されているパージガス差圧計測室34とブローバイガス差圧計測室35とは互いに平行になっている。
ケース32の中央には、ECU8によって開度が制御されるバタフライバルブ36が設置され、バタフライバルブ36の開度を変化させると、パージガス差圧計測室34とブローバイガス差圧計測室35とが同じ開度で絞られる。本実施形態では、このバタフライバルブ36が、第1絞りおよび第2絞りに相当する。なお、前述のように、パージガス差圧計測室34の開口面積とブローバイガス差圧計測室35の開口面積とは互いに同一とされているので、バタフライバルブ36の開度によらず、両室34、35の開口面積は同じとなる。
パージガス差圧計測室34の外側には、第1圧力検出手段である第1圧力センサ37が設置され、通路371、372を介してバタフライバルブ36の両側の差圧を測定するようになっている。この差圧は、パージガス差圧計測室34を流通するパージガスのバタフライバルブ36(第1絞り)による圧力変化量を表している。
ブローバイガス差圧計測室35も同様に第2圧力センサ38が設置され、通路381、382を介してバタフライバルブ36の両側の差圧を測定するようになっている。この差圧は、ブローバイガス差圧計測室35を流通するブローバイガスのバタフライバルブ36(第2絞り)による圧力変化量を表している。これら圧力センサ37、38によって測定された差圧はECU8に供給される。
図3に本実施形態のメインフローチャートを示す。このフローチャートはエンジン1が運転を開始すると実行される。ステップS101でパージ実施条件が成立したか判定する。パージ実施条件はエンジン水温、油温、回転数などエンジンの運転状態に基づいて決められる。
ステップS101でパージ実施条件が成立したら、ステップS102へ進み、パージ実施ルーチンを実行する。パージ実施ルーチンを実行したら、ステップS101へ戻る。ステップS101でパージ実施条件が成立しなかったら、ステップS103へ進む。ステップS103ではエンジンが停止したかどうかを判定する。エンジンが停止していなかったらステップS103へ戻り、本フローチャートを再実行し、エンジンが停止していたら、終了する。
パージ実施ルーチンのフローチャートを図4に示す。なお、パージ実施前はバタフライバルブ36の開度は、スロットルバルブ4の開度に応じた開度に設定されている。スロットルバルブ4の開度とバタフライバルブ36の開度との関係は、スロットルバルブ4の開度が増加するほどバタフライバルブ36の開度も増加する関係であり、図5(A)に示されるように、スロットルバルブ4の開度とバタフライバルブ36の開度とが直線関係にあるもの、または、図5(B)に示されるように、スロットルバルブ4の開度が大きくなるほどバタフライバルブ36の開度の増加率が大きくなる関係のいずれでもよい。いずれかの関係が予めECU8に記憶され、その予め記憶された関係と、実際のスロットルバルブ4の開度に基づいて、バタフライバルブ36の開度が制御される。
この関係に基づいてバタフライバルブ36の開度を制御すると、スロットルバルブ4の開度が大きくなることによってその下流側の負圧が小さくなっても、ブローバイガスが逆流することなく、ブローバイガスが吸気管2に導かれる。また、スロットルバルブ4の開度が大きくなるほど増加するブローバイガスが十分に吸気管2に還元される。
図4において、パージ実施ルーチンが開始されると、ステップS201でパージバルブ16を所定の開度xで開く。所定の開度はエンジン運転状態や、パージ実施ルーチン開始前にブローバイガス差圧計測室35側の第2圧力センサ38で検出された圧力などから決定される。
続くステップS202では、パージガス差圧計測室34側の第1圧力センサ37およびブローバイガス差圧計測室35側の第2圧力センサ38で、パージガス差圧ΔPevpおよびブローバイガス差圧ΔPpcvを測定する。
そして、燃料蒸気濃度演算手段に相当するステップS203では、パージガス差圧ΔPevpとブローバイガス差圧ΔPpcvからパージガス中の燃料蒸気濃度Dを算出する。
以下、パージガス差圧ΔPevpとブローバイガス差圧ΔPpcvからパージガス中の燃料蒸気濃度Dを算出する方法を説明する。バタフライバルブ36を絞りとすると、絞りを通過する流量は流通する流体の密度をρ、差圧をΔPとすると、ベルヌーイの法則より式(1)と表せる。Kは定数であり、開口面積をSとすると、K=α×S×21/2である。ここでαは絞りの流量係数である。
Q=K(ΔP/ρ)1/2 ・・・(1)
従って、式(1)より、パージガス差圧計測室34を流れるパージガスは式(2)、ブローバイガス差圧計測室35を流れるブローバイガスは式(3)のように表される。式中の添え字はevpはパージガスまたはパージガス計測室34側であること、pcvはブローバイガスまたはブローバイガス計測室35側であることを表す。ここで、K1=αevp×Sevp×2、K2=αpcv×Spcv×2である。
Qevp=K1×ΔPevp/ρevp ・・・(2)
Qpcv=K2×ΔPpcv/ρpcv ・・・(3)
ここで、ブローバイガス中の燃料蒸気濃度はパージガス中の燃料蒸気濃度に比べ非常に低いため、ブローバイガスはほぼ空気(燃料蒸気濃度0%)と見なすことができる。従って、式(3)は式(4)となる。添え字のairは空気であることを表す。
Qpcv=K2×ΔPpcv/ρair ・・・(4)
パージガスおよびブローバイガスはともに吸気圧と大気圧の圧力差で流れているため、パージガスが空気(燃料蒸気濃度0%)の時の流量をQairとすると、QairとQpcvとの関係は、各流路の圧損比とパージバルブ開度xに基づいて変化する。従って、QairとQpcvとの関係は、図6に示すように、同一のパージバルブ開度xにおいては比例関係にある。このため、式(5)の関係が成立する。
Qair=K3×Qpcv ・・・(5)
K3は、図6に示す関係線の傾きであるので、パージバルブ開度xとK3との関係は予め求めておくことができる。この関係はECU8に記憶されており、ECU8に記憶されたこの関係と現在のパージバルブ開度xから、K3を求めることができる。
ただし、実際のパージガス中には燃料蒸気が含まれており、吸気圧が同じであっても燃料蒸気濃度Dに応じてパージガス流量は図7のように低下する。このため、図7からQairとQevpの関係は式(6)のようになる。
Qevp/Qair=K4×D ・・・(6)
K4はあらかじめECUに記憶された図7の傾きである。式(2)、式(4)、式(5)、式(6)よりρevpについて解くと、式(7)となる。
ρevp=K/D×ΔPevp/ΔPpcv×ρair ・・・(7)
ここで、K=K1/(K2×K3×K4)である。なお、分子にあるK1には絞りの開口面積Sevpが含まれ、分母にあるK2には絞りの開口面積Spcvが含まれるが、本実施形態では、バタフライバルブ36の開度によらず常にSevp=Spcvが成立するので、それらの項が消える。そのためKが単純になって、演算処理が迅速に行える。
空気密度をρair、燃料蒸気100%の密度をρhcとすると燃料蒸気濃度D(%)は式(8)のように表される。
D=100×(ρevp−ρair)/(ρhc−ρair) ・・・(8)
式(7)、式(8)より式(9)となる。
(ρhc−ρair)×ΔPpcv×D+100×ΔPpcv×ρair×D−100×K×ΔPevp×ρair
=0 ・・・(9)
式(9)より解の中で0〜100の間の値となるものが燃料蒸気濃度Dとなる。式(9)のうち、ρair、ρhcは物性値であるため、ΔPpcvとΔPevpから燃料蒸気濃度Dを求めることができる。
続くステップS204ないしS205は、燃料蒸気量演算手段および空気量演算手段に相当する。ステップS204でパージガス流量Qevpを求める。式(6)より求めた燃料蒸気濃度Dから、パージガス流量Qevpが求められる。
空燃比は燃料を空気の質量比で制御されるため、ステップS205にてパージ燃料蒸気の質量流量Mhcおよびパージ空気の質量流量Mairを求める。質量流量は式(10)、式(11)のように体積流量に密度を掛けて求められる。
Mhc=Qevp×D/100×ρhc ・・・(10)
Mair=Qevp×(1−D/100)×ρair ・・・(11)
ステップS206でECU8のRAMにステップS205で求めたパージ燃料蒸気量Mhc、パージ空気量Mairの値を書き込む。エンジンの空燃比制御装置はこの値を基にして、噴射量等を制御し、空燃比を制御する。 ステップS207で許容できるパージ燃料蒸気量の最大値Mmaxを求める。Mmaxは要求される運転条件やインジェクタの制御可能範囲等から決定される。
ステップS208で要求パージバルブ開度Xreqを求める。要求パージバルブ開度Xreq(%)は現在のパージバルブ開度をX(%)とすると式(12)で求められる。

Xreq=Mmax/Mhc×X ・・・(12)
ステップS209で要求パージバルブ開度Xreqが100%以上であるか判断する。100%以上であればステップS210へ進み、パージバルブ16の開度を100%とする。100%未満であればステップS211へ進み、パージバルブ16の開度XをXreq%とする。
ステップS212でパージ停止条件が成立したか判断する。パージ停止条件はエンジン水温、油温、回転数などエンジンの運転状態に基づいて決められる。パージ停止条件が成立したらステップS213へ進み、パージバルブ16を閉じて、パージ実施ルーチンを終了する。パージ停止条件が成立していなかったら、ステップS202へ戻る。
以上、説明した本実施形態によれば、バタフライバルブ36により、パージガスが流通する通路およびブローバイガスが流通する通路を絞り、その状態でパージガス差圧ΔPevpおよびブローバイガス差圧ΔPpcvを測定して、それらに基づいて燃料蒸気濃度D、パージ燃料蒸気量Mhc、パージ空気量Mairを演算している。そのため、それら燃料蒸気濃度D、パージ燃料蒸気量Mhc、パージ空気量Mairをリアルタイムで演算することができる。
また、パージガス差圧ΔPevpおよびブローバイガス差圧ΔPpcvの測定位置が隣り合わせであり、且つそれらをリアルタイムで測定していることから、雰囲気条件による影響がキャンセルされたものになるので高精度となる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。なお、以下の説明において、前述の実施形態と同一の構成を有する部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態は、図2に示した蒸発燃料濃度検出装置30に代えて、図8に示す蒸発燃料濃度検出装置50を用いる点において、第1実施形態と異なる。図8の蒸発燃料濃度検出装置50は、互いに形状が同一な第1、第2バタフライバルブ51、52を備えている。第1バタフライバルブ51は第1絞りであり、第2バタフライバルブ52は第2絞りである。これら第1バタフライバルブ51および第2バタフライバルブ52は、ECU8によって、開度が互いに同一となるように制御される。
第3実施形態は、図9に示す蒸発燃料濃度検出装置60を用いる点において、前述の実施形態と異なる。図9の蒸発燃料濃度検出装置60は、第1絞りおよび第2絞りとして機能する一つのニードルバルブ61を備えている。このニードルバルブ61は、ケース32のパージ通路15および気体排出通路23が接続されている側壁に対向する側壁に嵌め入れられている。ニードルバルブ61の先端には、仕切り33を収容可能な溝611が形成されており、ニードルバルブ61が嵌め入れられている側壁に対して垂直方向の両側に移動可能とされている。ニードルバルブ61の軸心は、仕切り33と同一面内(すなわち、パージガス差圧計測室34およびブローバイガス差圧計測室35から等距離)であって、ニードルバルブ61の移動方向に平行となっている。そのため、ニードルバルブ61の位置に係わらず、ニードルバルブ61部分における両室34、35の開口面積は同一となる。
なお、第3実施形態においては、第1圧力センサ37に接続されている一方の通路371は連結通路62と連結され、第2圧力センサ38に接続されている一方の通路381は連結通路63と連結されている。連結通路62は、パージガス差圧計測室34と通路31とを連結し、連結通路63は、ブローバイガス差圧計測室35と通路31とを連結している。
第4実施形態は、図10に示す蒸発燃料濃度検出装置70を用いる点において、第3実施形態と異なる。図10の蒸発燃料濃度検出装置70は、互いに形状が同一な第1、第2ニードルバルブ71、72を備えている。第1ニードルバルブ71は第1絞りであり、第2ニードルバルブ72は第2絞りである。これら第1ニードルバルブ71および第2ニードルバルブ72は、それらが嵌め入れられている側壁に対して垂直方向に移動可能とされているが、その位置は、ECU8によって、嵌め入れられている側壁に対する距離が互いに等しくなるように制御される。従って、ニードルバルブ71,72の位置に係わらず、ニードルバルブ71、72部分における両室34、35の開口面積は同一となる。
第5実施形態は、図11に示す蒸発燃料濃度検出装置80を用いる点において、前述の実施形態と異なる。図11の蒸発燃料濃度検出装置80は、開口面積が互いに同一な第1、第2オリフィス81、82を備えている。第1オリフィス81は第1絞りであり、第2オリフィス82は第2絞りである。第1オリフィス81はパージガス差圧計測室34の流通方向中央に配置され、第2オリフィス82はブローバイガス差圧計測室35の流通方向中央に配置されている。
第6実施形態は、図12に示す蒸発燃料濃度検出装置90を用いる点において、前述の実施形態と異なる。図12の蒸発燃料濃度検出装置90には、パージガス差圧計測室34の流通方向中央に、第1絞りとして機能する第1ノズル91が形成され、ブローバイガス差圧計測室35の流通方向中央に、第2絞りとして機能する第2ノズル92が形成されている。これら第1ノズル91および第2ノズル92の開口面積は互いに同一となっている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
たとえば、前述の実施形態の圧力センサ37、38は、2点間の差圧を検出する差圧センサであったが、それらの圧力センサ37、38に代えて、図13に示すように、一対の絶対圧センサ101、102および103、104を用い、ECU8において、差圧を演算するようにしてもよい。
また、圧力の検出位置も前述の実施形態に示す位置に限定されるものではなく、たとえば、図14に示すように、吸気管2のスロットルバルブ4よりも下流部位に、吸気圧を検出する吸気圧センサ105を設けてもよい。この場合、第1圧力検出手段は吸気圧センサ105と絶対圧センサ102によって構成され、ECU8において、絶対圧センサ102によって検出される圧力と吸気圧との差圧を演算する。また、第2圧力検出手段は吸気圧センサ105と絶対圧センサ104によって構成され、ECU8において、絶対圧センサ104によって検出される圧力と吸気圧との差圧を演算する。
また、前述の第2実施形態のように、2つのバルブ51、52を備え、それらの開度が互いに独立に制御可能となっている場合、図15に示すように、パージバルブ16を省略して、バルブ51をパージバルブとして用いたり、ブローバイガス制御弁24を省略して、バルブ52をブローバイガス制御弁として用いたりすることもできる。
また、絞りの開口面積の違いによる流量の差を補正すれば、パージガス差圧計測室とブローバイガス差圧計測室に設けた絞りの開口面積が異なってもかまわない。
また、前述の第1実施形態では、バタフライバルブ36の開度をスロットルバルブ4の開度に基づいて決定していたが、スロットルバルブ4の開度は、吸気管圧力、吸入空気量と相関があるので、スロットルバルブ4に代えて吸気管圧力または吸入空気量に基づいて、バタフライバルブ36の開度を決定してもよい。図16は、吸気管圧力とバタフライバルブ36の開度との関係を例示する図、図17は、吸入空気量とバタフライバルブ36の開度との関係を例示する図である。
本発明が適用された蒸発燃料処理装置の第1実施形態を示す図である。 図1の蒸発燃料濃度検出装置30の詳細図である。 第1実施形態のメインフローチャートである。 図3のパージ実施ルーチンS102を詳しく示すフローチャートである。 スロットルバルブ4の開度とバタフライバルブ36の開度との関係を例示する図である。 ブローバイガス流量と燃料蒸気濃度0%のパージガス流量との関係を示す図である。 燃料蒸気濃度Dと、燃料蒸気濃度0%のパージガス流量Qairに対するパージガス流量Qevpとの関係を示す図である。 第2実施形態において用いる蒸発燃料濃度検出装置50を示す図である。 第3実施形態において用いる蒸発燃料濃度検出装置60を示す図である。 第4実施形態において用いる蒸発燃料濃度検出装置70を示す図である。 第5実施形態において用いる蒸発燃料濃度検出装置80を示す図である。 第6実施形態において用いる蒸発燃料濃度検出装置90を示す図である。 第1、2圧力検出手段として、一対の絶対圧センサを用いた例を示す図である。 絶対圧センサとして吸気圧センサ105を用いた例を示す図である。 バルブ51をパージバルブとして用い、バルブ52をブローバイガス制御弁として用いた例を示す図である。 吸気管圧力とバタフライバルブ36の開度との関係を例示する図である。 吸入空気量とバタフライバルブ36の開度との関係を例示する図である。
符号の説明
1:エンジン(内燃機関)
2:吸気管
4:スロットルバルブ
11:燃料タンク
12:蒸発燃料通路
13:キャニスタ
15:パージ通路
16:パージバルブ(パージ制御弁)
20:ブローバイガス還元装置
21:気体導入通路
23:気体排出通路
24:ブローバイガス制御弁
36:バタフライバルブ(第1絞り、第2絞り)
37:第1圧力センサ(第1圧力検出手段)
38:第2圧力センサ(第2圧力検出手段)
51:第1バタフライバルブ(第1絞り)
52:第2バタフライバルブ(第2絞り)
61:ニードルバルブ(第1、第2絞り)
71:ニードルバルブ(第1絞り)
72:ニードルバルブ(第2絞り)
81:第1オリフィス(第1絞り)
82:第2オリフィス(第2絞り)
91:第1ノズル(第1絞り)
92:第2ノズル(第2絞り)
105:吸気圧センサ

Claims (18)

  1. 燃料タンク内から蒸発燃料通路を介して導かれた蒸発燃料を一時的に吸着する吸着材を収納したキャニスタと、吸着材から脱離した蒸発燃料を内燃機関の吸気系に導くパージ通路と、パージ通路に設けられ、パージ通路を通して吸気系に導く蒸発燃料流量を制御するパージ制御弁とを備えた蒸発燃料処理装置であって、
    前記パージ通路に設けられた第1絞りと、
    その第1絞りによるパージガスの圧力変化量を検出する第1圧力検出手段と、
    前記内燃機関において生じるブローバイガスを吸気系に還元するためのブローバイガス還元装置の気体通路の途中に設けられた第2絞りと、
    その第2絞りによる流通気体の圧力変化量を検出する第2圧力検出手段と、
    前記第1圧力検出手段で検出した圧力変化量と前記第2圧力検出手段で検出した圧力変化量とに基づいて、前記キャニスタから吸気系に導出される混合気の燃料蒸気濃度を演算する燃料蒸気濃度演算手段と
    を有することを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  2. 燃料タンク内から蒸発燃料通路を介して導かれた蒸発燃料を一時的に吸着する吸着材を収納したキャニスタと、吸着材から脱離した蒸発燃料を内燃機関の吸気系に導くパージ通路と、パージ通路に設けられ、パージ通路を通して吸気系に導く蒸発燃料流量を制御するパージ制御弁とを備えた蒸発燃料処理装置であって、
    前記パージ通路に設けられた第1絞りと、
    その第1絞りによるパージガスの圧力変化量を検出する第1圧力検出手段と、
    前記内燃機関において生じるブローバイガスを吸気系に還元するためのブローバイガス還元装置の気体通路の途中に設けられた第2絞りと、
    その第2絞りによる流通気体の圧力変化量を検出する第2圧力検出手段と、
    前記第1圧力検出手段で検出した圧力変化量と前記第2圧力検出手段で検出した圧力変化量とに基づいて、前記キャニスタから吸気系に導出される混合気の燃料蒸気量を演算する燃料蒸気量演算手段と、
    前記第1圧力検出手段で検出した圧力変化量と前記第2圧力検出手段で検出した圧力変化量とに基づいて、前記キャニスタから吸気系に導出される混合気の空気量を演算する空気量演算手段と
    を有することを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  3. 請求項1ないし2の蒸発燃料処理装置であって、前記第1圧力検出手段は、前記パージ通路において前記第1絞りを挟んだ2点間の圧力差を検出するものであることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料装置装置。
  4. 請求項1ないし2の蒸発燃料処理装置であって、前記第2圧力検出手段は、前記第2絞りが設けられている気体通路においてその第2絞りを挟んだ2点間の圧力差を検出するものであることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料装置装置。
  5. 前記第1絞りと第2絞りとが近接して配置されていることを特徴とする請求項1ないし4の内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  6. 前記第1絞りと第2絞りとが隣り合わせで配置されていることを特徴とする請求項1ないし4の内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかの蒸発燃料処理装置であって、前記第1絞りおよび第2絞りの一方または両方がバルブによって構成されることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  8. 請求項6の蒸発燃料処理装置であって、前記第1絞りおよび第2絞りは軸を同一とするバタフライバルブで構成されるとともに、前記パージ通路の第1絞りが設けられている部位の断面積と前記ブローバイガス還元装置の気体通路の第2絞りが設けられている部位の断面積とが同一とされていることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  9. 請求項1ないし6のいずれかの蒸発燃料処理装置であって、前記第1絞りおよび第2絞りがそれぞれバタフライバルブで構成されるとともに、それらバタフライバルブの開度が同一となるように制御され、且つ、前記パージ通路の第1絞りが設けられている部位の断面積と前記ブローバイガス還元装置の気体通路の第2絞りが設けられている部位の断面積とが同一とされていることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  10. 請求項6の蒸発燃料処理装置であって、前記第1絞りおよび第2絞りは、前記パージ通路および前記ブローバイガス還元装置の気体通路に対して等距離となる位置に軸を有する同一のニードルバルブで構成されるとともに、前記パージ通路の第1絞りが設けられている部位の断面積と前記ブローバイガス還元装置の気体通路の第2絞りが設けられている部位の断面積とが同一とされていることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  11. 請求項1ないし6のいずれかの蒸発燃料処理装置であって、前記第1絞りおよび第2絞りがそれぞれニードルバルブで構成されるとともに、それらニードルバルブの開度が同一となるように制御され、且つ、前記パージ通路の第1絞りが設けられている部位の断面積と前記ブローバイガス還元装置の気体通路の第2絞りが設けられている部位の断面積とが同一とされていることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  12. 請求項7ないし11のいずれかの蒸発燃料処理装置であって、スロットルバルブ開度、吸気管圧力、または吸入空気量に応じてバルブの開度が制御されることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  13. 請求項1ないし6のいずれかの蒸発燃料処理装置であって、前記第1絞りおよび第2絞りは開口面積が同一のオリフィスで構成されることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  14. 請求項1ないし6のいずれかの蒸発燃料処理装置であって、前記第1絞りおよび第2絞りは開口面積が同一のノズルで構成されることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  15. 請求項1ないし12のいずれかの蒸発燃料処理装置であって、前記第1絞りはパージ制御弁であることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  16. 請求項1ないし12のいずれかの蒸発燃料処理装置であって、前記第2絞りは、ブローバイガスを前記内燃機関の吸気系に導くブローバイガス排出通路に設けられ、ブローバイガス流量を制御するブローバイガス制御弁であることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  17. 請求項1ないし2の蒸発燃料処理装置であって、前記第1圧力検出手段は、前記第1絞りの上流の圧力を検出する圧力センサと、前記内燃機関の吸気管内の圧力を検出する吸気圧センサとによって構成されることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  18. 請求項1、2、17のいずれかの蒸発燃料処理装置であって、前記第2圧力検出手段は、前記第2絞りの上流の圧力を検出する圧力センサと、前記内燃機関の吸気管内の圧力を検出する吸気圧センサとによって構成されることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
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