JP4522513B2 - 出入管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、所定区域への通行を管理する出入管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ビルや所定の場所への通用口の扉には、カードリーダや電気錠が備えられていて、通行者を識別する個人情報が記録されたIDカードにより通行者や物の出入を管理する出入管理装置が普及するようになった。しかし、IDカードは紛失することがあり、また、偽造されたりするため、IDカードの個人情報と使用者とが一致しない場合がある。そこで、IDカードの不正使用を防止するために、例えば特開平5−233896号公報には、IDカードに加えて入退室者の指の特徴に関する情報も利用することにより、扉の開閉制御のセキュリティ向上を図るようにしたものが開示されている。
【0003】
また、図12及び図13に示す従来例は、IDカード2が紛失した場合に、この紛失されたものと同じ個人情報が記録されたIDカード2を使用して通行するするのを阻止するようにしたものである。
即ち、所定区域1には複数の通用口1G1〜1Gmが設けられており、各通用口1G1〜1Gmにはカードリーダ3と電気錠31によって施錠された扉が取り付けられている。また、上記扉の開閉を制御する扉制御装置32と、扉の開閉を検知する開閉センサ33も上記各通用口1G1〜1Gm毎に設けられている。このらの各装置は端末制御装置14によって制御されており、更に上記端末制御装置14は中央制御装置11によって制御される。なお、IDカード2の登録等は設定装置13から中央制御装置11に入力されると、中央制御装置11から各端末制御装置14に送信される。
【0004】
上記構成の出入管理装置による通用口1G1〜1Gmの出入管理を図13に従って述べる。
手順S41でカードリーダ3がIDカード2を読み取ったことが検出されると、手順S42で上記IDカード2が登録されたIDカード2か否かが調べられる。登録されたIDカード2ではない場合、手順S50で通行できない旨をカードリーダ3に備えられた表示部(図示しない。)に表示する。一方、登録されたIDカード2の場合は、更に手順S43で紛失等により現在では使用できない不正カードとして登録されたIDカード2か否か調査される。不正カードの場合は手順S49で表示装置12にその旨の警報を表示して係員に知らせると共に手順S50で通行者の通行を阻止する。
手順S43で不正カードではないことが判明した場合、手順S44でカードリーダ3の上記表示部に通行可能を表示し、手順S45で電気錠31を解錠する。手順S46で所定時間待って開閉センサ33が開扉を検知したか否か調べる。閉扉のままの場合は手順S51で電気錠31を施錠する。所定時間経過した時点で開閉センサ33が開扉を検知した場合、手順S47で通行者の出入するのを待って扉制御装置32に扉を閉じさせた後、電気錠31で施錠する。手順S48で端末制御装置14は中央制御装置11に通行したことを通知して出入管理を終わる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、カードの普及に伴ってIDカード2の発行装置や読取装置が容易に入手できるようになり、IDカード2の偽造が増加してきている。特にIDカード2が磁気カードの場合は、パソコン等に接続できるカードリーダ3で、IDカード2の内容をそのままコピーしたカードを発行できる装置が市販されるまでになっている。このようして偽造されたIDカード2であっても、そこに記録されている内容が登録されたものである限り、カードリーダ3は正しいIDカード2として認識してしまい、通用口1G1〜1Gmの電気錠31を解いて通行を可能にしてしまう、という問題があった。
また、このような偽造カードを検出するには時間がかかるため、不正カードとして登録して図13の手順S43で偽造カードか否かを調べるように設定するまでの間、通行不許可者による通用口の通行を許すことになり、長期に亘って出入管理が実質的に不能になる、という問題もあった。
【0006】
この発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、同一内容のIDカードが複数存在する場合に発生するカードリーダによる特有の読取頻度を検出することにより、偽造されたIDカードの存在を早期に検出するようにして、所定区域への通行管理のセキュリティを充実させた出入管理装置を得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る第1の出入管理装置は、所定区域への複数の通用口に設置されたカードリーダ間を通行者が移動するのに少なくとも必要とされる移動時間を予め設定しておいて、上記移動時間よりも短い時間間隔で同内容のIDカードが読み取られたとき、上記IDカードと同内容の偽造カードが存在するとしたものである。
【0008】
この発明に係る第2の出入管理装置は、所定区域への単一の通用口に設置されたカードリーダがIDカードを読み取ってから次に同一のIDカードを読み取るまでに通行者が移動するのに少なくとも必要とされる移動時間を予め設定しておいて、上記移動時間よりも短い時間間隔で同内容のIDカードが読み取られたとき、上記IDカードと同内容の偽造カードが存在するとしたものである。
【0009】
この発明に係る第3の出入管理装置は、上記第1又は上記第2の出入管理装置において、カードリーダを所定区域の入口側と出口側の双方に設置し、通行者が入口側のカードリーダから出口側のカードリーダまで所定区域内を移動するのに少なくとも必要とされる域内移動時間と、出口側のカードリーダから入口側のカードリーダまで所定区域外を移動するのに少なくとも必要とされる域外移動時間の双方を予め設定しておいて、入口側のカードリーダが読み取ってから上記域内移動時間よりも短い時間間隔で出口側のカードリーダが同内容のIDカードを読み取ったとき、又は出口側のカードリーダが読み取ってから上記域外移動時間よりも短い時間間隔で入口側のカードリーダが同内容のIDカードを読み取ったとき、上記IDカードと同内容の偽造カードが存在するとしたのである。
【0010】
この発明に係る第4の出入管理装置は、上記第1又は上記第2の出入管理装置において、カードリーダは、所定区域の通用口の入口側にのみ設置されるものとし、カードリーダがIDカードを新たに読み取ったとき、その読取時間間隔である域内外時間間隔が通行者が上記カードリーダ間を移動するのに少なくとも必要とされる移動時間である域内外移動時間よりも短いとき、新たに読み取ったIDカードを偽造カードとして検出するようにしたものである。
【0011】
この発明に係る第5の出入管理装置は、所定区域への重複入場又は重複出場を偽造カードとして検出するようにしたものである。即ち、入口側のカードリーダが同じ記録内容のIDカードを二度読み取った間に、出口側のカードリーダが上記IDカードを一度も読み取っていないとき、又は出口側のカードリーダが同じ記録内容のIDカードを二度読み取った間に、入口側のカードリーダが上記IDカードを一度も読み取っていないとき、それぞれ偽造カードとして検出するようにしたものである。
【0012】
この発明に係る第6の出入管理装置は、上記第1から第5の出入管理装置において、偽造カードが検出されたとき、この偽造カードの通行者の通行を阻止するようにしたものである。
【0013】
この発明に係る第7の出入管理装置は、上記第1から第5の出入管理装置において、偽造カードが検出されたとき、その旨の警報を表示するようにしたものである。
【0014】
この発明に係る第8の出入管理装置は、上記第1から第5の出入管理装置において、偽造カードが検出されたとき、この偽造カードを携帯した通行者の通行を阻止するか否かを選択できるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
【0016】
図1から図8は、この発明の実施の形態1を示す。この実施の形態1は、所定区域には複数の通用口が設けられていて、各通用口にはそれぞれカードリーダが設置されて通行を管理する出入管理装置を示す。
図1は、実施の形態1の全体構成図である。図において、1は通行者の出入を管理するための所定区域、1Gはこの所定区域1への通用口、2は通行者を識別するための個人情報が記録されたIDカード、3は所定区域1の通用口1Gに設置されてIDカード2の記録内容を読み取るカードリーダ、4はカードリーダ3がIDカード2を読み取る毎にその読取時刻をカードリーダ3を識別する識別情報と共にIDカード2に対応させて記憶する個人情報記憶手段、5はカードリーダ3がIDカード2を読み取ってから次に同一のIDカード2を読み取るまでに通行者がカードリーダ3の間を移動するのに少なくとも必要とされる移動時間Tsが各カードリーダ3相互間について定められた移動時間記憶手段、6はカードリーダ3がIDカード2を新たに読み取ったとき、この読取時刻と個人情報記憶手段4に記憶されたIDカード2に対応する読取時刻であって直前に読み取られた読取時刻との時間間隔Trを演算する時間間隔演算手段、7はカードリーダ3がIDカード2を新たに読み取ったとき、その時間間隔Trが移動時間Tsよりも短いとき新たに読み取ったIDカードを偽造カードとして検出する偽造カード検出手段である。
【0017】
図2は、図1の全体構成図に基づき、所定区域の各通用口に入口用と出口用のカードリーダを設置して通行を管理する出入管理装置の全体構成図を示す。
図において、図1と同符号は同一部分を示し、1G1〜1Gmは所定区域1への複数の通用口で、通用口1Gを個別に表したものである。3eは各通用口1G1〜1Gmに設けられた入口側のカードリーダ、3dは同じく出口側のカードリーダ、11は中央制御装置、12はこの中央制御装置11によって制御されて各通用口1G1〜1Gmにおける通行状態を表示する表示装置、13は移動時間Tsを設定したり不正カードの指定を行うための設定装置、14は各通用口1G1〜1Gm毎に設けられてカードリーダ3e及び3dからの情報を個人情報記憶手段4に記録したり扉の開閉を制御する端末制御装置で、中央制御装置11からの指令に基づいて移動時間Tsを移動時間記憶手段5に記録するものである。
【0018】
31eは各通用口1G1〜1Gmの入口側の扉(図示しない。)の電気錠、31dは同じく出口側の扉の電気錠、32eは入口側の扉の開閉を制御する扉制御装置、32dは出口側の扉制御装置、33eは入口側の扉の開閉状態を検知する開閉センサ、33dは出口側の扉の開閉センサ、34eは入口側の通用口を通行者が通過したことを検知する通行センサ、34dは出口側の通行センサである。
【0019】
図3は、移動時間記憶手段5の構成要素である域内移動時間記憶手段5eの記憶内容を示す。この域内移動時間記憶手段5eは、移動時間Tsのうち入口側のカードリーダ3eがIDカード2を読み取ってから次に出口側のカードリーダ3dが同一のIDカード2を読み取るまでに通行者が所定区域1内を移動するのに少なくとも必要とされる域内移動時間Tseが記録されている。従って、域内移動時間Tseは、入口側のカードリーダ3eと出口側のカードリーダ3dの組合せに対応させて記録されている。
例えば、通行者がNO.101のカードリーダ3eを経由して所定区域1内に入ってNO.204のカードリーダ3dから出るとすると、この場合の域内移動時間Tseは20秒となる。
【0020】
図4は、移動時間記憶手段5の構成要素である域外移動時間記憶手段5dの記憶内容を示す。この域外移動時間記憶手段5dは、移動時間Tsのうち出口側のカードリーダ3dがIDカード2を読み取ってから次に入口側のカードリーダ3eが同一のIDカード2を読み取るまでに通行者が所定区域1外を移動するのに少なくとも必要とされる域外移動時間Tsdが記録されている。従って、域外移動時間Tsdは、出口側のカードリーダ3dと入口側のカードリーダ3eの組合せに対応させて記録されている。
例えば、通行者がNO.201のカードリーダ3dを経由して所定区域1外に出てNO.104のカードリーダ3eから入るとすると、この場合の域外移動時間Tsdは25秒となる。
【0021】
図5は、個人情報記憶手段4の記憶内容を示す。この個人情報記憶手段4はカードリーダ3がIDカード2を読み取る毎にその読取時刻を通行時刻としてカードリーダ3の識別情報である番号と共にIDカード2に対応させて記憶する。この実施の形態1では、入口側のカードリーダ3eと出口側のカードリーダ3dに分けて記憶する。
例えば、NO.1のIDカード2は、1999年7月30日16時50分35秒にNO.201のカードリーダ3dから出て、1999年7月31日8時50分30秒にNO.101のカードリーダ3eから入り、現在所定区域1内に滞在中であることになる。また、NO.2のIDカード2は、現時点で所定区域1内に入っていないことになる。NO.3のIDカード2は不正カードとして登録されており、使用不能である。
【0022】
図6及び図7は端末制御装置14の動作を示す。なお、図2では入口側の装置類には数字の符号の末尾に「e」を付し、出口側には「d」を付して区別したが、以下の説明で両者を総称する場合、数字のみの符号とした。
手順S11でカードリーダ3がIDカード2を読み取ると、手順S12で登録されたIDカード2であるか否かを調べる。登録されていない場合は手順S27で通行できない旨をカードリーダ3に備えられた表示部(図示しない。)に表示して終了する。登録されたIDカード2の場合は、S13で不正カードとして登録されているものか否かを調べる。例えば、図5のNO.3のIDカード2は不正カードであり、不正カードの場合は、手順S24でその旨の警報を中央制御装置11を介して表示装置12に表示し、更に手順S27で通行不可の表示をする。不正カードではない場合は手順S14で時間間隔Trを演算する。
【0023】
手順S15は偽造カードを検出する手順で、手順S15aと手順S15bからなる。手順S15aでは時間間隔Trが移動時間Ts未満のときは偽造カードとし、手順S15bは同一のIDカード2の連続読取りを検出する手順である。即ち、同一のIDカード2を入口側のカードリーダ3eが2回読み取る間に出口側のカードリーダ3dが1回も読み取っていないとき、又は出口側のカードリーダ3dが2回読み取る間に入口側のカードリーダ3eが1回も読み取っていないとき、いずれも偽造カードとする。偽造カードに該当しない場合は正常なIDカード2とする。
【0024】
図7に基づいて、偽造カードの検出方法を述べる。
図7(a)の時刻t12で読み取られたIDカード2と同内容の偽造カードが存在するか否かを調べる手順について述べる。
入口側のカードリーダ3eが時刻t11で、また、出口側のカードリーダ3dが時刻t21で同一内容のIDカード2を読み取っており、それぞれ個人情報記憶手段4に記録されている。その後時刻t12で入口側のカードリーダ3eが上記同一のIDカード2を再度読み取っている。
手順S14で、時間間隔Trのうち通行者が域外にいる時間である域外時間間隔Trdが演算される。即ち、Trd=t12−t21。この域外時間間隔Trdが域外移動時間Tsdよりも長いので、手順S15aでは正常なIDカード2とされる。
また、図7(a)より明かなとおり、時刻t12で読み取られたIDカード2と同一内容のIDカード2であって入口側のカードリーダ3eによって直前に読み取られて個人情報記憶手段4に記録された読取時刻t11との時間間隔である入口側時間間隔Teeが、域外時間間隔Trdよりも長い。即ち、時刻t12での読取りは所定区域1への重複入場ではない。従って、時刻t12での読取りは手順S15bでも正常なIDカード2とされる。
【0025】
図7(b)の時刻t23で読み取られたIDカード2と同内容の偽造カードが存在するか否かを調べる手順について述べる。上記図7(a)と同様に、同一内容のIDカード2が時刻t22と時刻t13で読み取られて、それぞれ個人情報記憶手段4に記録されている。
手順S14で時間間隔Trのうち通行者が域内にいる時間である域内時間間隔Treが演算される。即ち、Tre=t23−t13。この域内時間間隔Treが域内移動時間Tseよりも長いので、手順S15aでは正常なIDカード2とされる。
また、時刻t23で読み取られたIDカード2と同一内容のIDカード2であって出口側のカードリーダ3dによって直前に読み取られて個人情報記憶手段4に記録された読取時刻t22との時間間隔である出口側時間間隔Tddが、域内時間間隔Treよりも長い。即ち、時刻t23での読取りは所定区域1からの重複出場ではない。従って、時刻t23での読取りは手順S15bでも正常なIDカード2とされる。
【0026】
図7(c)の時刻t15で入口側のカードリーダ3eによって読み取られたIDカード2と同内容の偽造カードが存在するか否かを調べる手順について述べる。上記図7(a)と同様に、同一内容のIDカード2が時刻t14と時刻t24で読み取られて、それぞれ個人情報記憶手段4に記録されている。時刻t24から時刻t15までの域外時間間隔Trdは域外移動時間Tsdよりも短い。即ち、同一人物が域外時間間隔Trdで所定区域1から出て、そして入ることは不可能である。従って、時刻t15で読み取られたIDカード2には偽造カードが存在することになり、手順S15aから手順S25に移り、その旨の警報が表示装置12に報知される。
【0027】
図7(d)の時刻t17で入口側のカードリーダ3eによって読み取られたIDカード2と同内容の偽造カードが存在するか否かを調べる手順について述べる。上記図7(a)と同様に、同一内容のIDカード2が時刻t25と時刻t16で読み取られて、それぞれ個人情報記憶手段4に記録されている。図より域外時間間隔Trdは域外移動時間Tsdよりも長い。従って、手順S15aではIDカード2は正常とされる。
しかし、時刻t17で読み取られたIDカード2と同一内容のIDカード2であって入口側のカードリーダ3eによって直前に読み取られて個人情報記憶手段4に記録された読取時刻t16との時間間隔である入口側時間間隔Teeが域外時間間隔Trdよりも短い。即ち、時刻t17での読取りは所定区域1への重複入場となる。従って、時刻t17で読み取られたIDカード2と同内容の偽造カードが存在することになり、手順S15bでは時刻t17のIDカード2は偽造カードとされる。
【0028】
図7(e)の時刻t27で出口側のカードリーダ3dによって読み取られたIDカード2と同内容の偽造カードが存在するか否かを調べる手順について述べる。上記図7(a)と同様に、同一内容のIDカード2が時刻t18と時刻t26で読み取られて、それぞれ個人情報記憶手段4に記録されている。図より、域内時間間隔Treは域内移動時間Tseよりも長い。従って、手順S15aではIDカード2は正常とされる。
しかし、時刻t27で読み取られたIDカード2と同一内容のIDカード2であって出口側のカードリーダ3dによって直前に読み取られて個人情報記憶手段4に記録された読取時刻t26との時間間隔である出口側時間間隔Tddが域内時間間隔Treよりも短い。即ち、時刻t27での読取りは所定区域1からの重複出場となる。従って、時刻t27で読み取られたIDカード2と同内容の偽造カードが存在することになり、時刻t27での読取りは手順S15bで偽造カードとされる。
【0029】
手順S15で偽造カードとされたときは、手順S25でその旨の警報が表示装置12に報知される。手順S26で通行許否フラグFLGが「不許」に設定されている場合は手順S27で「通行不可」をカードリーダ3に備えられた表示部に表示し、扉を施錠したまま処理を終了する。
手順S26で通行許否フラグFLGが「許」に設定されている場合、又は手順S15で正常なIDカード2とされた場合、手順S16でカードリーダ3の表示部に「通行可」を表示し、手順S17で電気錠31の解錠指令をする。手順S18で扉制御装置32に扉開放を指令する。手順S19で扉が開放するまで所定時間待機した後、手順S20で開閉センサ33が扉の開放を検知したか否かを調べる。開放していない場合は、手順S28で電気錠31の施錠を指令して処理を終了する。手順S20で開閉センサ33が扉の開放を検知した場合は、手順S21で通行センサ34が通行を検知するのを待って手順S22で閉扉を指令した後電気錠31の施錠を指令する。手順S23で通行センサ34が通用口1G1〜1Gmを人が通行したことを検知すると、IDカード2の個人情報と共に通行時刻を中央制御装置11に通知して、端末制御装置14での処理を終了する。
【0030】
図8は、中央制御装置11の動作を示す。手順S31で、図6の手順S23に示した端末制御装置14からの通行通知を受けると、手順S32でIDカード2の個人情報、即ち、ID番号、カードリーダ3の識別情報である番号、及び通行時刻を受信する。手順S33で上記個人情報を各個人情報記憶手段4に送り、該当するID番号のカードリーダ番号、及び通行時刻を更新する。手順S34で表示装置12に手順S32で受信した上記個人情報を表示して処理を終了する。
【0031】
上記実施の形態1によれば、通行者がカードリーダ3間を移動するのに少なくとも必要とされる移動時間Tsを予め設定しておいて、上記移動時間Tsよりも短い時間間隔Trで同内容のIDカード2が読み取られたとき、上記IDカード2と同内容の偽造カードが存在するとしたので、偽造されたIDカード2の存在を早期に検出することができる。また、偽造カードに記録されている個人情報も検知できるので、不正カードに指定する等の事後対策も早期にとることができ、所定区域1への通行管理のセキュリティを向上させることができる。
【0032】
また、上記実施の形態1によれば、カードリーダ3を所定区域1の入口側と出口側の双方に設置し、通行者が入口側のカードリーダ3eから出口側のカードリーダ3dまで所定区域1内を移動するのに少なくとも必要とされる域内移動時間Tseと、出口側のカードリーダ3dから入口側のカードリーダ3eまで所定区域1外を移動するのに少なくとも必要とされる域外移動時間Tsdの双方を予め設定しておいて、上記域内移動時間Tseよりも短い域内時間間隔Treで同内容のIDカード2が読み取られたとき、又は上記域外移動時間Tsdよりも短い域外時間間隔Trdで同内容のIDカード2が読み取られたとき、上記IDカード2と同内容の偽造カードが存在するとしたので、入口側と出口側の双方で偽造カードの検出をすることになり、更に早期に偽造カードの存在を検知することができる。
【0033】
更に、上記実施の形態1によれば、入口側のカードリーダ3eによる同一内容のIDカード2の読取時間間隔である入口側時間間隔Teeが域外時間間隔Trdよりも短い場合は所定区域1への重複入場とし、出口側時間間隔Tddが域内時間間隔Treよりも短い場合は所定区域1への重複出場として、上記IDカード2と同内容の偽造カードが存在するとしたので、早期に偽造カードの存在を検知することができる。また、読取時間間隔による偽造カードの検出と併用することにより、更に早期に偽造カードの存在を検知できる。
【0034】
更にまた、偽造カードの存在が検出された場合、通行を阻止するようにしたので、不適格者による所定区域1への侵入を防止できる。
【0035】
更にまた、偽造カードの存在が検出された場合、警報表示をするようにしたので、偽造カードの存在を係員に容易に知らせることができる。
【0036】
更にまた、偽造カードによる通行を阻止するか否か任意に選択できるようにしたので、不適格者による所定区域1への侵入を阻止することもでき、また、通行を許可するとすればグループに対して同一内容の複数のIDカードを与えておいて、同じグループに属する通行者は通行を許可することができ、グループに対する通行管理が可能となる。
なお、上記実施の形態1では、通用口1G1〜1Gmは複数存在するものとしたが、1箇所であっても同様である。この場合、域内移動時間記憶手段5e及び域外移動時間記憶手段5dは、入口側及び出口側にそれぞれ1台のカードリーダ3が設置されるとして、域内移動時間Tse及び域外移動時間Tsdが設定される。
【0037】
実施の形態2.
図9から図11は実施の形態2を示す。上記実施の形態1では、各通行口1G1〜1Gmには入口及び出口にそれぞれカードリーダ3が設置されるものとしたが、この実施の形態2は、入口側にのみカードリーダ3eが設置されるとした。図9は所定区域1への入口側の通用口1G1〜1Gmで通行管理を行う出入管理装置の一部構成のを示し、図示を省略した部分は図2と同じである。また、図2と同符号は同一部分を示し、説明を省略する。
【0038】
図10は移動時間記憶手段5の記憶内容を示し、カードリーダ3eがIDカード2を読み取ってから次にいずれかのカードリーダ3eが同一のIDカード2を読み取るまでに通行者が所定区域1内及び外を移動するのに少なくとも必要とされる域内外移動時間Tsedが記録されている。
【0039】
上記構成の出入管理装置において、図11に示すように、IDカード2が時刻t31で読み取られて個人情報記憶手段4に記録されているときに、時刻t32で新たに同内容のIDカード2が読み取られたとする。このときの域内外時間間隔Tred1は域内外移動時間Tsedよりも長いので、IDカード2は正常とされて、図8の手順S33と同様に、個人情報を各個人情報記憶手段4に送り、該当するID番号のカードリーダ番号、及び通行時刻を更新する。
その後、時刻t33で新たに同内容のIDカード2が読み取られたとする。個人情報記憶手段4に更新記録された時刻t32との域内外時間間隔Tred2は域内外移動時間Tsedよりも短い。このため、時刻t33で読み取られたIDカード2と同内容の偽造カードが存在することになり、図6の手順S15で検出された偽造カードと同様に処理される。
【0040】
上記実施の形態2によっても、同様に偽造カードの存在を早期に検出することができ、所定区域1への通行管理のセキュリティを向上させることができる。
なお、上記実施の形態2では、通用口は複数存在するとしたが、1箇所であって入口側のみ通行管理する場合も同様である。
【0041】
【発明の効果】
この発明は、以上述べたとおり構成されているので、以下の効果を奏する。
この発明に係る第1の出入管理装置は、所定区域への複数の通用口に設置されたカードリーダ間を通行者が移動するのに少なくとも必要とされる移動時間を予め設定しておいて、上記移動時間よりも短い時間間隔で同内容のIDカードが読み取られたとき、上記IDカードと同内容の偽造カードが存在するとしたので、偽造されたIDカードの存在を早期に検出することができる、という効果を奏する。
【0042】
この発明に係る第2の出入管理装置は、所定区域への単一の通用口に設置されたカードリーダがIDカードを読み取ってから次に同一のIDカードを読み取るまでに通行者が移動するのに少なくとも必要とされる移動時間を予め設定しておいて、上記移動時間よりも短い時間間隔で同内容のIDカードが読み取られたとき、上記IDカードと同内容の偽造カードが存在するとしたので、偽造されたIDカードの存在を早期に検出することができる、という効果を奏する。
【0043】
この発明に係る第3の出入管理装置は、上記第1又は上記第2の出入管理装置において、カードリーダを所定区域の入口側と出口側の双方に設置し、通行者が入口側のカードリーダから出口側のカードリーダまで所定区域内を移動するのに少なくとも必要とされる域内移動時間と、出口側のカードリーダから入口側のカードリーダまで所定区域外を移動するのに少なくとも必要とされる域外移動時間の双方を予め設定しておいて、上記域内移動時間よりも短い域内時間間隔で同内容のIDカードが読み取られたとき、又は上記域外移動時間よりも短い域外時間間隔で同内容のIDカードが読み取られたとき、上記IDカードと同内容の偽造カードが存在するとしたのである。
このため、入口側と出口側の双方で偽造カードの検出をすることになり、更に早期に偽造カードの存在を検知することができる、という効果を奏する。
【0044】
この発明に係る第4の出入管理装置は、上記第1又は上記第2の出入管理装置において、カードリーダは、所定区域の通用口の入口側にのみ設置されるものとし、カードリーダがIDカードを新たに読み取ったとき、その読取時間間隔である域内外時間間隔が通行者が上記カードリーダ間を移動するのに少なくとも必要とされる移動時間である域内外移動時間よりも短いとき、新たに読み取ったIDカードを偽造カードとして検出するようにしたものである。
このため、上記と同様に偽造されたIDカードの存在を早期に検出できる、という効果を奏する。
【0045】
この発明に係る第5の出入管理装置は、所定区域への重複入場又は重複出場を検出して偽造カードとしたので、同様に早期に偽造カードの存在を検知することができる、という効果を奏する。
【0046】
この発明に係る第6の出入管理装置は、上記第1から第5の出入管理装置において、偽造カードが検出されたとき、この偽造カードを携帯した通行者の通行を阻止するようにしたので、不適格者による所定区域への侵入を防止できる、という効果を奏する。
【0047】
この発明に係る第7の出入管理装置は、上記第1から第5の出入管理装置において、偽造カードが検出されたとき、その旨の警報を表示するようにしたので、係員は偽造カードの存在を容易に知得できる、という効果を奏する。
【0048】
この発明に係る第8の出入管理装置は、上記第1から第5の出入管理装置において、偽造カードが検出されたとき、この偽造カードを携帯した通行者の通行を阻止するか否かを選択できるようにしたものである。
このため、偽造カードの使用者をその場で阻止するのか、その場は正常通行を許可し、警備員による確認等の別手段により偽造カードの使用を確認する等の運用を図るかの選択を行うことができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における出入管理装置の全体構成図。
【図2】 図1に示す出入管理装置のうち、入口と出口の双方で通行を管理する出入管理装置の全体構成図。
【図3】 域内移動時間記憶手段5eの記憶内容を示す図。
【図4】 域外移動時間記憶手段5dの記憶内容を示す図。
【図5】 個人情報記憶手段4の記憶内容を示す図。
【図6】 端末制御装置14の動作を示す流れ図。
【図7】 端末制御装置14の動作を説明する説明用図。
【図8】 中央制御装置11の動作を示す流れ図。
【図9】 この発明の実施の形態2における出入管理装置の要部構成図。
【図10】 移動時間記憶手段5の記憶内容を示す図。
【図11】 端末制御装置14の動作を説明する説明用図。
【図12】 従来の出入管理装置の全体構成図。
【図13】 従来の出入管理装置の動作を示す流れ図。
【符号の説明】
1 所定区域、 1G 通用口、 1G1 通用口、 1Gm 通用口、 2IDカード、 3 カードリーダ、 3e 入口側カードリーダ、 3d 出口側カードリーダ、 4 個人情報記憶手段、 5 移動時間記憶手段、 5e域内移動時間記憶手段、 5d 域外移動時間記憶手段、 6 時間間隔演算手段、 7 偽造カード検出手段、 11 中央制御装置、 12 表示装置、13 設定装置、 14 端末制御装置、 31e 電気錠、 31d 電気錠、 32e 扉制御装置、 32d 扉制御装置、 33e 開閉センサ、 33d 開閉センサ、 34e 通行センサ、 34d 通行センサ。
Claims (8)
- 所定区域への通行者を識別するための個人情報が記録されたIDカードと、
上記所定区域の複数の通用口に設置されてそれぞれ上記IDカードの記録内容を読み取るカードリーダと、
このカードリーダが上記IDカードを読み取る毎にその読取時刻を上記カードリーダを識別する識別情報と共に上記IDカードに対応させて記憶する個人情報記憶手段と、
上記各カードリーダのうち2つのカードリーダ間を移動するのに必要とされる移動時間が、上記2つのカードリーダの各組合わせについて予め記録された移動時間記憶手段と、
上記カードリーダが上記IDカードを新たに読み取ったとき、この読取時刻と、上記個人情報記憶手段に記憶された上記IDカードに対応する上記読取時刻であって直前に読み取られた読取時刻との時間間隔を演算する時間間隔演算手段と、
上記時間間隔が対応する上記移動時間よりも短いとき、新たに読み取った上記IDカードを偽造カードとして検出する偽造カード検出手段とを備えたことを特徴とする出入管理装置。 - 所定区域への通行者を識別するための個人情報が記録されたIDカードと、
上記所定区域の単一の通用口の入口側と出口側の双方に設置されて上記IDカードの記録内容を読み取るカードリーダと、
このカードリーダが上記IDカードを読み取る毎にその読取時刻を上記IDカードに対応させて記憶する個人情報記憶手段と、
上記所定区域内で上記入口側のカードリーダから上記出口側のカードリーダまで移動するのに必要とされる域内移動時間が予め記録された域内移動時間記憶手段と、
上記所定区域外で上記出口側のカードリーダから上記入口側のカードリーダまで移動するのに必要とされる域外移動時間が予め記録された域外移動時間記憶手段と、
上記入口側のカードリーダが上記IDカードを新たに読み取ったとき、この入口側の読取時刻と、上記個人情報記憶手段に記憶された上記IDカードの読取時刻であって上記出口側のカードリーダにより直前に読み取られた出口側の読取時刻との時間間隔である域外時間間隔を演算する域外時間間隔演算手段と、
上記出口側の上記カードリーダが上記IDカードを新たに読み取ったとき、この出口側の読取時刻と、上記個人情報記憶手段に記憶された上記IDカードの読取時刻であって上記入口側のカードリーダにより直前に読み取られた入口側の読取時刻との時間間隔である域内時間間隔を演算する域内時間間隔演算手段と、
上記域外時間間隔が上記域外移動時間よりも短いとき、または上記域内時間間隔が上記域内移動時間よりも短いとき、新たに読み取った上記IDカードを偽造カードとして検出する偽造カード検出手段とを備えたことを特徴とする出入管理装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の出入管理装置において、カードリーダを、所定区域の通用口の入口側と出口側の双方に設置されるものとし、個人情報記憶手段を、上記カードリーダがIDカードを読み取る毎にその読取時刻を上記カードリーダを識別する識別情報と共に上記IDカードに対応させて上記入口側と上記出口側に分けて記憶するものとし、移動時間記憶手段を、上記入口側の上記カードリーダが上記IDカードを読み取ってから次に上記出口側の上記カードリーダが同一の上記IDカードを読み取るまでに通行者が所定区域内を移動するのに少なくとも必要とされる域内移動時間と、上記出口側の上記カードリーダが上記IDカードを読み取ってから次に上記入口側の上記カードリーダが同一の上記IDカードを読み取るまでに上記通行者が上記所定区域外を移動するのに少なくとも必要とされる域外移動時間の双方が入口側の上記カードリーダと出口側の上記カードリーダの組合せに対応させて記録されたものとし、時間間隔演算手段を、上記入口側の上記カードリーダが上記IDカードを新たに読み取ったとき、この読取時刻と上記個人情報記憶手段に記憶された上記IDカードに対応する上記出口側の上記読取時刻であって直前に読み取られた上記読取時刻との時間間隔である域外時間間隔及び上記出口側の上記カードリーダが上記IDカードを新たに読み取ったとき、この読取時刻と上記個人情報記憶手段に記憶された上記IDカードに対応する上記入口側の上記読取時刻であって直前に読み取られた上記読取時刻との時間間隔である域内時間間隔を演算するものとし、偽造カード検出手段を、上記入口側の上記カードリーダが上記IDカードを新たに読み取ったときの上記域外時間間隔が対応する上記域外移動時間よりも短いとき、又は上記出口側の上記カードリーダが上記IDカードを新たに読み取ったときの上記域内時間間隔が対応する上記域内移動時間よりも短いとき、新たに読み取った上記IDカードをいずれも偽造カードとして検出するものとした出入管理装置。
- 請求項1又は請求項2に記載の出入管理装置において、カードリーダを、所定区域の通用口の入口側にのみ設置されるものとし、移動時間記憶手段を、上記カードリーダがIDカードを読み取ってから次に同一の上記IDカードを読み取るまでに通行者が所定区域の内外を移動するのに少なくとも必要とされる域内外移動時間が上記カードリーダ相互間について定められて記録されたものとし、時間間隔演算手段を、上記カードリーダが上記IDカードを新たに読み取ったとき、この読取時刻と個人情報記憶手段に記憶された上記IDカードに対応する読取時刻であって直前に読み取られた上記読取時刻との時間間隔である域内外時間間隔を演算するものとし、偽造カード検出手段を、上記カードリーダが上記IDカードを新たに読み取ったとき、その域内外時間間隔が対応する上記域内外移動時間よりも短いとき新たに読み取った上記IDカードを偽造カードとして検出するものとした出入管理装置。
- 所定区域への通行者を識別するための個人情報が記録されたIDカードと、
上記所定区域の通用口の入口側と出口側の双方に設置されたカードリーダと、
このカードリーダが上記IDカードを読み取る毎にその読取時刻を上記IDカードに対応させて上記入口側と上記出口側に分けて記憶する個人情報記憶手段と、
上記所定区域内で上記入口側のカードリーダから上記出口側のカードリーダまで移動するのに必要とされる域内移動時間が、上記入口側のカードリーダと上記出口側のカードリーダの各組合わせについて予め記録された域内移動時間記憶手段と、
上記所定区域外で上記出口側のカードリーダから上記入口側のカードリーダまで移動するのに必要とされる域外移動時間が、上記入口側のカードリーダと上記出口側のカードリーダの各組合わせについて予め記録された域外移動時間記憶手段と、
上記入口側のカードリーダが上記IDカードを新たに読み取ったとき、この入口側の読取時刻と、上記個人情報記憶手段に記憶された上記IDカードの読取時刻であって上記出口側のカードリーダにより直前に読み取られた出口側の読取時刻との時間間隔である域外時間間隔を演算する域外時間間隔演算手段と、
上記IDカードを新たに読み取ったときの入口側の読取時刻と、上記個人情報記憶手段に記憶された上記IDカードに対応する上記入口側の読取時刻であって直前に読み取られた入口側の読取時刻との時間間隔である入口側時間間隔を演算する手段と、
上記出口側の上記カードリーダが上記IDカードを新たに読み取ったとき、この出口側の読取時刻と、上記個人情報記憶手段に記憶された上記IDカードの読取時刻であって上記入口側のカードリーダにより直前に読み取られた入口側の読取時刻との時間間隔である域内時間間隔を演算する域内時間間隔演算手段と、
上記IDカードを新たに読み取ったときの出口側の読取時刻と、上記個人情報記憶手段に記憶された上記IDカードに対応する上記出口側の読取時刻であって直前に読み取られた出口側の読取時刻との時間間隔である出口側時間間隔を演算する手段と、
上記域外時間間隔が上記域外移動時間よりも短い場合と、上記域外時間間隔が上記入口側時間間隔よりも長い場合と、上記域内時間間隔が上記域内移動時間よりも短い場合と、上記域内時間間隔が上記出口側時間間隔よりも長い場合とからなる4つの条件のうち少なくとも何れか1つの条件が成立したとき、新たに読み取った上記IDカードを偽造カードとして検出する偽造カード検出手段とを備えたことを特徴とする出入管理装置。 - 偽造カード検出手段が偽造カードを検出したとき、上記偽造カードを携帯した通行者の通行を阻止する通行阻止手段を備えた請求項1から請求項5のいずれかに記載の出入管理装置。
- 偽造カード検出手段が偽造カードを検出したとき、その旨の警報を表示する表示装置を備えた請求項1から請求項4のいずれかに記載の出入管理装置。
- 偽造カード検出手段が偽造カードを検出したとき、上記偽造カードを携帯した通行者の通行を阻止するか否かを選択できる選択手段を備えた請求項1から請求項5のいずれかに記載の出入管理装置。
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