JP4517722B2 - 通行管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外来者の入場が規制される管理区域への入場および管理区域からの退場を外来者カードなどの通行媒体によって管理する通行管理装置に関する。
従来、外来者、来訪者、部外者など(以下、外来者という)の入場が規制されている、建物、または建物内の外来者立ち入り禁止区域などの管理区域に外来者が無断で入場するのを防止するために、受付係が外来者の入場を管理していたが、以下のようにして受付業務の省力化を図ることが提案されている(例えば、特許文献1、2)。管理区域の入口に入場ゲートを設け、外来者が外来者カードを入場ゲートに投入すると、入場ゲートの扉が開き入場可能となる。また、管理区域の出口に退場ゲートを設け、外来者が外来者カードを退場ゲートに投入すると、退場ゲートの扉が開き退場可能となる。このとき、外来者カードを再利用するために、または外来者カードが悪用されるのを防止するために、退場ゲートで外来者カードを回収するようにしている。
特開平11−259712号公報(請求項3、段落0024〜0030) 特開平10−246041号公報(請求項6、段落0008〜0009)
しかしながら、上記特許文献1または2に示されるものにおいては、外来者が昼食を摂るためなどの目的で一時的に管理区域から退場するときでも、外来者カードが退場ゲートで回収されてしまう。このため、外来者が再び管理区域に入場するためには、受付(または、自動カード発行機)で新たな外来者カードの発行の手続きをしなければならず、管理区域に再入場するときに手間と時間がかかるという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するものであって、その課題とするところは、外来者の管理区域からの退場を通行媒体によって許容・規制しつつ、外来者が一時的に管理区域外に出るときには、外来者用の通行媒体を回収しないようにする通行管理装置を提供することにある。
第1の発明の通行管理装置は、管理区域の出口に設けられる通行管理装置であって、非接触型の通行媒体であり、当該通行媒体の種別情報が記録された非回収通行媒体および回収通行媒体を読み取り可能な第1、第2読み取り手段と、第2読み取り手段で読み取られた回収通行媒体を回収する回収手段と、第1、第2読み取り手段で読み取られた通行媒体の種別情報に基づき通行媒体の利用者の通行の可否を決定する決定手段と、通行の可否の決定に従って利用者の通行を許容または規制する通行規制手段と、を備える。そして、非回収通行媒体が第1読み取り手段で読み取られた場合は、決定手段は当該非回収通行媒体の利用者を通行可と決定する。回収通行媒体が第2読み取り手段で読み取られ、回収手段が当該回収通行媒体を回収した場合は、決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定する。回収通行媒体および非回収通行媒体が第1読み取り手段の通信可能領域に同時に存在することにより、当該回収通行媒体および当該非回収通行媒体第1読み取り手段で読み取られた場合は、決定手段は当該非回収通行媒体の利用者および当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定する。回収通行媒体だけが第1読み取り手段で読み取られた場合は、決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行否と決定する。ここで、上記の出口は出入口を含む概念である。また、非回収通行媒体および回収通行媒体には、それぞれ実施形態に示す従業員カードおよび外来者カードが相当する。決定手段には、実施形態に示す制御部が相当する。
このようにすることで、回収通行媒体の利用者が管理領域に再び入場しない場合には、回収通行媒体が通行管理装置で回収されるので、回収通行媒体を再利用することができると共に、回収通行媒体が悪用されるのを防止することができる。また、回収通行媒体が非回収通行媒体と略同時に第1読み取り手段で読み取られた場合には、回収通行媒体は回収されないので、回収通行媒体の利用者が管理区域に再び入場するときに回収通行媒体を再発行する必要がなく、再発行に伴う手間および時間がかからないようにすることができる。さらに、回収通行媒体だけが第1読み取り手段で読み取られた場合には、回収通行媒体の利用者の管理区域からの退場が規制されるので、回収通行媒体が許可無く持ち出されるのを防止することができる。
第2の発明の通行管理装置は、管理区域の出口に設けられる通行管理装置であって、非接触型の通行媒体であり、当該通行媒体の種別情報が記録された非回収通行媒体および回収通行媒体を読み取り可能な第1、第2読み取り手段と、第2読み取り手段で読み取られた回収通行媒体を回収する回収手段と、第1、第2読み取り手段で読み取られた通行媒体の種別情報に基づき通行媒体の利用者の通行の可否を決定する決定手段と、通行の可否の決定に従って利用者の通行を許容または規制する通行規制手段と、を備える。そして、非回収通行媒体が第1読み取り手段で読み取られた場合は、決定手段は当該非回収通行媒体の利用者を通行可と決定する。回収通行媒体が第2読み取り手段で読み取られ、回収手段が当該回収通行媒体を回収した場合は、決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定する。非回収通行媒体が第1読み取り手段で読み取られた時から所定時間以内に回収通行媒体が第1読み取り手段で読み取られた場合は、決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定する。所定時間が経過した後に回収通行媒体が第1読み取り手段で読み取られた場合は、決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行否と決定する。ここで、上記の出口は出入口を含む概念である。また、非回収通行媒体および回収通行媒体には、それぞれ実施形態に示す従業員カードおよび外来者カードが相当する。決定手段には、実施形態に示す制御部が相当する。
このようにすることで、回収通行媒体の利用者が管理領域に再び入場しない場合には、回収通行媒体が通行管理装置で回収されるので、回収通行媒体を再利用することができると共に、回収通行媒体が悪用されるのを防止することができる。また、非回収通行媒体が読み取られた時から所定時間以内に回収通行媒体が第1読み取り手段で読み取られた場合には、回収通行媒体は回収されないので、回収通行媒体の利用者が管理区域に再び入場するときに回収通行媒体を再発行する必要がなく、再発行に伴う手間および時間がかからないようにすることができる。さらに、上記の所定時間が経過した後に回収通行媒体だけが第1読み取り手段で読み取られた場合には、回収通行媒体の利用者の管理区域からの退場が規制されるので、回収通行媒体が許可無く持ち出されるのを防止することができる。
第3の発明の通行管理装置は、管理区域の出口に設けられる通行管理装置であって、非接触型の通行媒体であり、当該通行媒体の種別情報が記録された非回収通行媒体および回収通行媒体を読み取り可能な読み取り手段と、読み取り手段で読み取られた回収通行媒体を回収する回収手段と、読み取り手段で読み取られた通行媒体の種別情報に基づき通行媒体の利用者の通行の可否を決定する決定手段と、通行の可否の決定に従って利用者の通行を許容または規制する通行規制手段と、を備える。そして、非回収通行媒体が読み取り手段で読み取られた場合は、決定手段は当該非回収通行媒体の利用者を通行可と決定する。回収通行媒体および非回収通行媒体が読み取り手段の通信可能領域に同時に存在することにより、当該回収通行媒体および当該非回収通行媒体読み取り手段で読み取られた場合は、決定手段は当該非回収通行媒体の利用者および当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定する。回収通行媒体だけが読み取り手段で読み取られた場合は、回収手段が当該回収通行媒体を回収したときには、決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定し、回収手段が当該回収通行媒体を回収しないときには、決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行否と決定する。ここで、上記の出口は出入口を含む概念である。また、非回収通行媒体および回収通行媒体には、それぞれ実施形態に示す従業員カードおよび外来者カードが相当する。決定手段には、実施形態に示す制御部が相当する。
このようにすることで、回収通行媒体の利用者が管理領域に再び入場しない場合には、回収通行媒体が通行管理装置で回収されるので、回収通行媒体を再利用することができると共に、回収通行媒体が悪用されるのを防止することができる。また、回収通行媒体が非回収通行媒体と略同時に読み取り手段で読み取られた場合には、回収通行媒体は回収されないので、回収通行媒体の利用者が管理区域に再び入場するときに回収通行媒体を再発行する必要がなく、再発行に伴う手間および時間がかからないようにすることができる。さらに、回収通行媒体だけが読み取り手段で読み取られた場合には、回収通行媒体が回収されなければ、回収通行媒体の利用者の管理区域からの退場が規制されるので、回収通行媒体が許可無く持ち出されるのを防止することができる。
第4の発明の通行管理装置は、管理区域の出口に設けられる通行管理装置であって、非接触型の通行媒体であり、当該通行媒体の種別情報が記録された非回収通行媒体および回収通行媒体を読み取り可能な読み取り手段と、読み取り手段で読み取られた回収通行媒体を回収する回収手段と、読み取り手段で読み取られた通行媒体の種別情報に基づき通行媒体の利用者の通行の可否を決定する決定手段と、通行の可否の決定に従って利用者の通行を許容または規制する通行規制手段と、を備える。そして、非回収通行媒体が読み取り手段で読み取られた場合は、決定手段は当該非回収通行媒体の利用者を通行可と決定する。非回収通行媒体が読み取り手段で読み取られた時から所定時間以内に回収通行媒体が読み取られた場合は、決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定する。所定時間が経過した後に回収通行媒体が読み取り手段で読み取られた場合は、回収手段が当該回収通行媒体を回収したときには、決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定し、回収手段が当該回収通行媒体を回収しないときには、決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行否と決定する。ここで、上記の出口は出入口を含む概念である。また、非回収通行媒体および回収通行媒体には、それぞれ実施形態に示す従業員カードおよび外来者カードが相当する。決定手段には、実施形態に示す制御部が相当する。
このようにすることで、回収通行媒体の利用者が管理領域に再び入場しない場合には、回収通行媒体が通行管理装置で回収されるので、回収通行媒体を再利用することができると共に、回収通行媒体が悪用されるのを防止することができる。また、非回収通行媒体が読み取られた時から所定時間以内に回収通行媒体が読み取り手段で読み取られた場合には、回収通行媒体は回収されないので、回収通行媒体の利用者が管理区域に再び入場するときに回収通行媒体を再発行する必要がなく、再発行に伴う手間および時間がかからないようにすることができる。さらに、上記の所定時間が経過した後に回収通行媒体だけが読み取り手段で読み取られた場合には、回収通行媒体が回収されなければ、回収通行媒体の利用者の管理区域からの退場が規制されるので、回収通行媒体が許可無く持ち出されるのを防止することができる。
また、第1または第2の発明の実施形態においては、第2読み取り手段は通行媒体と通信するためのアンテナを備える。また、回収手段は、通行媒体がアンテナのアンテナ面に対して平行になるように所定のクリアランスを持って当該通行媒体を支え、下部に開口を有する支持部材と、開口を開閉する開閉手段と、開口から落下する通行媒体を検出する検出器と、落下した通行媒体を回収する回収容器とを備えるようにすることができる。このようにすることで、第2読み取り手段で通行媒体に記録された種別情報を読み取り、当該通行媒体が回収通行媒体であるか、非回収通行媒体であるかを識別することができる。また、開口を開けると、通行媒体が自重で落下するので、回収手段を簡単な構造で実現することができる。さらに、検出器で通行媒体の落下が検出されるので、利用者が通行媒体から手を離さない場合などに、実際に通行媒体が回収容器に回収されたか否かを確認することができる。
本発明によれば、外来者が一時的に管理区域の外に出るときには、通行管理装置によって外来者用の通行媒体が回収されないので、再び管理区域に入場するときに外来者用の通行媒体を再発行する必要がなく、再発行に伴う手間と時間とがかからないようにすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明に係る通行管理装置の平面図である。図2(a)は通行管理装置の側面図、図2(b)はカード回収ユニットの正面図である。図3はカード回収ユニットの部分縦断面図である。図4は通行管理装置の電気的構成を示すブロック図である。通行管理装置は、外来者、来訪者、部外者など(以下、外来者という)の入場が規制される管理区域51の出入口に設置されている。また、管理区域51は外来者が自由に入場できる非管理区域52から隔壁53で仕切られている。
通行管理装置は、平行に配された一対の本体2a、2bと、一方の本体2aの管理区域51側に配されたカード回収ユニット3とから構成される。本体2a、2bとカード回収ユニット3には、それぞれカードリーダ21a、21b、31(図1、図3)が設けられており、管理区域51に入場する者、および管理区域51から退場する者は、非接触型のカード1をカードリーダ21,31に読み取らせることにより通行管理装置の通路50を通行することができる。尚、図1では、カードリーダのアンテナコイル(アンテナ)のカバーをカードリーダ21a,21bとして示している。
本体2aの通路50側には扉23a、24aが開閉可能に設けられており、本体2bの通路50側には不図示の扉23b、24bが開閉可能に設けられている。通常、扉23,24は開いている。無効カードをカードリーダ21,31に読み取らせた者およびカード1を持たない者(以下、通行不能者という)が管理区域51に入場しようとすると、出口側の扉23が図1の矢印Aで示すように閉まり、通行不能者の通行を規制する。また、通行不能者が管理区域51から退場しようとすると、出口側の扉24が図1の矢印Bで示すように閉まる。入場時には図1の下方が入口側であり、上方が出口側である。退場時には入口側と出口側とは入場時の逆となる。
また、本体2a、2bの通路50側には、通行者を検出するための通行検出センサ25,26が設けられている。この通行検出センサ25,26は、例えば透過型の光センサであり、一方の本体2aに投光器が取り付けられ、他方の本体2bに受光器が取り付けられている。通行検出センサ25,26の検出信号は制御部20に送られ、制御部20は検出信号に基づいて扉23,24の開閉を制御する。
カードリーダ21a、21bの前方には、それぞれ表示部22a、22bが設けられている。表示部22aには、カードリーダ21a、31で読み取られたカード1の有効・無効などに従って、通行の可否を示すメッセージ(以下、OKメッセージまたはNGメッセージともいう)が表示される。表示部22bには、カードリーダ21bで読み取られたカード1の有効・無効などに従って、通行の可否を示すメッセージが表示される。
ここで、通行管理装置で使用されるカード1について説明する。カード1には、管理区域51に自由に入退場できる従業員が所持する従業員カード1と、外来者ごとに、その都度に発行される外来者カード1とがある。従業員カード1には、通行管理装置で使用されるカード1であることを示すカード固有情報、従業員カード1であることを示すカード種別情報、従業員番号など(以下では、これらを総称してカード情報とよぶ)が記録されている。外来者カード1には、上記のカード固有情報、外来者カード1であることを示すカード種別情報、外来者を特定する番号などが記録されている。制御部20は、カードリーダ21,31で読み取られたカード情報を受取ると、カード固有情報が正しいか否かによって有効カードと無効カードとを判別する。また、カード種別情報によって従業員カード1と外来者カード1とを識別する。
従業員が管理区域51に入場するとき、および管理区域51から退場するときに、本体2のカードリーダ21に有効な従業員カード1がかざされると、通行管理装置は従業員の通行を許容する。外来者が管理区域51に入場するときに、本体2bのカードリーダ21bに有効な外来者カード1がかざされると、通行管理装置は外来者の通行を許容する。また、外来者が管理区域51から退場するときに、カード回収ユニット3のカード挿入口32に外来者カード1が挿入されると、通行管理装置は外来者の通行を許容する。このとき、外来者カード1はカードリーダ31で読み取られ、その後、カード回収ユニット3で回収される。
それに対し、外来者が従業員に連れ添う形で管理区域51から退場するときに、従業員カード1と一緒に(同時に)外来者カード1がカードリーダ21aにかざされると、または従業員カード1がカードリーダ21aにかざされた時から所定時間以内に外来者カード1がカードリーダ21aにかざされると、通行管理装置は外来者の通行を許容するようにしている。このとき、外来者カードは通行管理装置で回収されないので、外来者は退場時に用いた外来者カード1を使用して、管理区域51に再び入場することができる。外来者カード1が上記のようにしてカードリーダ21aにかざされた場合に、外来者カード1が回収されなくても外来者の退場が許容されるのは、上記のかざし行為が外来者と一緒に退場する従業員の了解の下で行われるからである。尚、「カード1がカードリーダ21aにかざされる時」と、「カード1がカードリーダ21aで読み取られる時」とは、実質的に同じ意味である。
図3を参照してカード回収ユニット3の構造について説明する。カード回収ユニット3の上面に設けられたカード挿入口32から挿入されたカード1は、カードガイド36によって形成されるカード通路35内に収容される。カードガイド36の下部の開口の位置に設けられたシャッタ37が閉じているときは、カード1の下端部はシャッタ37の位置で停止する。この状態で、カード1のカード情報がカードリーダ31で読み取られる。カードリーダ31は、コイルアンテナ31aと、制御回路などを内蔵する回路ユニット31bとから構成され、コイルアンテナ31aは、そのアンテナ面がカードガイド36と平行になるように配置されている。カード1が有効な外来者カードであれば、ソレノイドなどのシャッタ駆動部38が作動してシャッタ37が開き、矢印付きの破線で示すようにカード1は自重で落下し、シャッタ37の下方に置かれているカード回収容器40に回収される。カード回収容器40は、開閉扉33の錠34(図2(b))を開錠することによってカード回収ユニット3から取り出すことができる。
ここで、外来者がカード1から手を離さないと、シャッタ37が開いてもカード1が落下しないので、シャッタ37の下方に透過型光センサなどのカード回収検出センサ39を設け、カード1が落下したこと、すなわちカード1がカード回収容器40に回収されたことを検出するようにしている。また、カード1を落下しやすくするために、上記のカードガイド36の内面とカード1面との間に所定の隙間(クリアランス)ができるように、カードガイド36を形成すると共に、カードガイド36の内面には、摩擦係数の小さい部材を用いている。さらに、間違ってカード1をカード挿入口32に挿入しても、カード1を容易に取り出すことができるように、カードガイド36の長さをカード1の長さよりも短くしている。従って、シャッタ37が閉まっている状態では、挿入されたカード1の上端部はカード挿入口32から突出している。
本発明で使用されるカードリーダ21,31自体は公知のものであり、カードリーダ21,31のアンテナコイルを介して非接触型のカード1に記録されたカード情報を読み取る。ここで、カード1からカード情報を読み取る方法について簡単に説明する。非接触型のカード1はアンテナコイルとアンテナコイルに接続されたICチップを備え、ICチップは送受信回路、制御回路、カード情報が記録されたメモリーなどを内蔵している。一方、カードリーダ21,31は、アンテナコイル、アンテナコイルに接続された送受信回路、制御回路、メモリーなどを備える。そして、一方のアンテナコイルに流れる電流を変化させることによって生じる磁界の変動を、他方のアンテナコイルで検出することにより、カード1とカードリーダ21,31との間で通信が行われる。
この通信では、カードリーダ21,31はコマンドを送信し、コマンドを受信したカード1はカード情報を送信する。また、カードリーダ21,31の制御回路は、複数のカード1がカードリーダ21,31の動作磁界範囲(通信可能領域)内に存在していても各カード1からの送信が衝突しないように、送信するコマンドを制御する。また、カードリーダ21,31が読み取ったカード情報はカードリーダ21,31のメモリーに記憶される。カードリーダ21,31の制御回路は、通行管理装置の制御部20(図4)からカード情報の送信要求を受信すると、メモリーに記憶されているカード情報を制御部20に送信する。カード情報を読み取っていない場合(カード情報がメモリーに記憶されていない場合)は、カード情報がない旨の情報を送信する。
また、複数のカード1がカードリーダ21の通信可能領域内に同時に(一緒に)かざされた場合には、読み取られた複数のカード1のカード情報を一括して送信する。例えば、重ねられた2枚のカード1がカードリーダ21にかざされ、一方のカード1のカード情報が読み取られるときに他方のカード1が通信可能領域内に存在し、且つ他方のカード情報が読み取られるときに一方のカード1が通信可能領域内に存在するときは、カードリーダ21は2枚のカード1のカード情報をそれぞれ読み取り、読み取った2枚のカード1のカード情報を一括して制御部20へ送信する。尚、カード1が通信可能領域にかざされる時間はカード情報の読み取り時間に比べて十分に長いので、同じカード1のカード情報が繰り返し読み取られるが、カードリーダ21,31は最初に読み取った1つのカード情報だけをメモリーに記憶させ、これを制御部20へ送信するようにしている。
図4を参照して通行管理装置の電気的構成について説明する。制御部20は、一方の本体2a内に設けられており、CPU、メモリーなどから構成される。制御部20は、カードリーダ21,31からのカード情報、通行検出センサ25,26の検出信号およびカード回収検出センサ39の検出信号を制御部20のメモリーに格納すると共に、これらのカード情報および検出信号に基づき、表示部22、扉開閉駆動部27およびシャッタ駆動部38を制御する。扉開閉駆動部27は、制御部20からの信号に従って不図示の扉開閉機構を駆動し、これにより扉23,24を開閉する。つまり、制御部20は扉23,24の開閉を制御する。
次に、管理区域51への入場に関する通行管理装置の動作を簡単に説明する。従業員および外来者によってカードリーダ21bにかざされた従業員カード1および外来者カード1が有効カードであれば、制御部20はカード1をかざした者の通行を許容する。すなわち、出口側の扉23を閉めない。それに対し、入口側の通行検出センサ26が上述の通行不能者を検出すると、制御部20は出口側の扉23を閉め、通行不能者の通行を規制する。
次に、図5〜図7を参照して管理区域51からの退場に関する通行管理装置の動作を説明する。以下に示す動作は、制御部20のメモリーに格納されたプログラムをCPUが実行することによって実現される。通行管理装置の電源が投入されるとメイン処理が起動される。まず、制御部20のメモリーに領域が確保された以下の変数、すなわち通行許可人数、通行許可タイマーおよび連続タイマーに0を設定する(S1)。通行許可人数は、通行管理装置を通過できる人数を示し、後述するように、有効カード1がカードリーダ21a,31で読み取られると、そのたびに1だけ加算される。また、従業員カード1と外来者カード1とが同時にカードリーダ21aにかざされたときは、かざされたカード1の枚数が通行許可人数に加算される。
次に、連続タイマーについて説明する。本発明では、外来者が管理区域51から退場する場合、従業員カード1が本体2aのカードリーダ21aにかざされた時から所定時間(例えば、2秒)以内に外来者カード1がカードリーダ21aにかざされると、外来者が通行管理装置を通行できるようにしている。この所定時間を管理するのが連続タイマーである。後述するように、従業員カード1がカードリーダ21aで読み取られると、連続タイマーに設定値(例えば、20)が設定される。そして、一定の周期(例えば、100m秒ごと)で起動されるタイマー処理(図7)において、連続タイマーの値が0ではない場合は(S51:NO)、連続タイマーから1を減算する(S52)。そして、連続タイマーの値が0になると、外来者カード1がカードリーダ21aにかざされても、外来者が通行管理装置を通行できないようにしている。
次に、通行許可タイマーについて説明する。例えば、有効な従業員カード1がカードリーダ21aにかざされると、上述のように通行許可人数に1が加算される。もし、従業員が管理区域51から退場せずに管理区域51に戻ってしまうと、上述の通行不能者が退場できてしまう。このような事態を防止するために、最後に有効カード1がかざされた時から一定時間(例えば、5秒)が経過したら、通行許可人数に0を設定するようにしている。この一定時間を管理するのが通行許可タイマーである。後述するように、有効カード1がカードリーダ21aで読み取られると、通行許可タイマーに設定値(例えば、50)が設定される。そして、一定の周期(例えば、100m秒ごと)で起動されるタイマー処理において、通行許可タイマーの値が0ではない場合は(S53:NO)、通行許可タイマーから1を減算する(S54)。減算の結果、通行許可タイマーの値が0になると(S55:YES)、通行許可人数に0を設定する(S56)。
メイン処理の説明に戻る。S1の後、入口側および出口側の両方の扉23,24を開ける(S2)。次に、本体2aのカードリーダ21aにカード1から読み取ったカード情報を送信するように指示する(S3)。この指示を受けると、カードリーダ21aは、上述のように、読み取ったカード情報を制御部20に送信する。複数のカード1が重ねられてカードリーダ21aにかざされた場合は、複数のカード1のカード情報を一括して送信する。また、カード情報を読み取っていない場合は、その旨の情報を送信する。制御部20は、カードリーダ21aから受信したデータを調べる。すなわち、カード情報の受信の有無およびカード情報の数などを調べる。カード情報を受信し(S4:YES)、しかも複数のカード情報を受信した(S5:YES)場合は、各カード情報中のカード固有情報(本装置で使用するカード1であることを示す情報)が正しいか否かを調べる(S6)。
いずれかのカード情報中のカード固有情報が正しくない、すなわち無効カード1のカード情報が含まれる場合は(S6:NO)、通行が規制(禁止)されることを示すために表示部22aにNGメッセージを表示して(S11)、S3に戻る。全て有効カード1のカード情報である場合は(S6:YES)、制御部20は、カード種別情報を調べることによって従業員カード1のカード情報が存在するか否かを調べる(S7)。従業員カード1のカード情報が存在しない場合は(S7:NO)、NGメッセージを表示して(S11)、S3に戻る。つまり、複数の外来者カード1だけがかざされ場合は、外来者の通行は許容されないので、外来者カード1の無断持ち出しが防止される。
従業員カード1のカード情報が少なくとも1つ存在する場合は(S7:YES)、通行が許容されることを示すためにOKメッセージを表示し(S8)、通行許可タイマーに上述の設定値(50)を設定する(S9)。そして、受信したカード情報の数、すなわち同時に読み取られたカード1の枚数を通行許可人数に加算して(S10)、S3に戻る。この結果、同時に読み取られたカード1を利用する従業員および外来者が通行管理装置を通過することができる。このとき、外来者カード1はカード回収ユニット3で回収されないので、外来者は当該外来者カード1を用いて管理区域51に再入場することができる。尚、上述の通行許可タイマーがタイムアップする(通行許可タイマーの値が0になる)と(図7のS55)、通行許可人数に0が設定され(S56)、通行管理装置を通過できなくなる。
S5において、1つのカード情報だけを受信した場合(S5:NO)、そのカード情報が有効カードの情報ではないときは(S12:NO)、NGメッセージを表示して(S11)、S3に戻る。受信したカード情報が有効カードのカード情報であるときは(S12:YES)、以下の処理が行われる。受信したカード情報が外来者カード1のカード情報であり(S13:YES)、且つ連続タイマーの値が0である場合は(S14:YES)、NGメッセージを表示して(S11)、S3に戻る。つまり、従業員カード1がカードリーダ21aにかざされた時から所定時間が経過した後に外来者カード1がカードリーダ21aにかざされた場合には、外来者の通行が規制(禁止)される。
それに対し、受信したカード情報が外来者カード1のカード情報であり(S13:YES)、且つ連続タイマーの値が0ではない(S14:NO)場合、すなわち、従業員カード1がカードリーダ21aにかざされた時から所定時間以内に外来者カード1がカードリーダ21aにかざされた場合、または受信したカード情報が従業員カード1のカード情報である(S13:NO)場合は、表示部22aにOKメッセージを表示する(S15)。次に、通行許可タイマーに上述の設定値(50)を設定し(S16)、連続タイマーに上述の設定値(20)を設定する(S17)。そして、読み取られた有効カードは1枚であるので、通行許可人数に1を加算して(S18)、S3に戻る。従って、連続タイマーがタイムアップするまでに外来者カード1がカードリーダ21aにかざされれば、従業員に続く外来者は通行可能となる。また、連続タイマーの値が0ではない場合に、外来者カード1がカードリーダ21aにかざされたときにも連続タイマーに設定値が設定されるので、従業員に続く複数の外来者も通行可能となる。
S4において、カード情報を受信していない場合は(S4:NO)、制御部20は、カード回収ユニット3のカードリーダ31にカード1から読み取ったカード情報を送信するように指示する(図6のS19)。この指示を受けると、カードリーダ31は、上述のように、読み取ったカード情報を制御部20に送信する。複数のカード1が重ねられてカード挿入口32から挿入された場合は、複数のカード1のカード情報を一括して送信する。また、カード情報を読み取っていない場合は、その旨の情報を送信する。制御部20は、カードリーダ31から受信したデータを調べる。すなわち、カード情報の受信の有無およびカード情報の数などを調べる。カード情報を受信しなかった場合は(S20:NO)、S3に戻る。
カード情報を受信し(S20:YES)、且つ以下の4つのいずれかに該当する場合は、NGメッセージを表示して(S33)、S3に戻る。第1に、複数のカード情報を受信した場合(S21:YES)。第2に、受信したカード情報は1つであるが、有効カードのカード情報ではない場合(S21:NO、且つS22:NO)。第3に、受信したカード情報は1つであり、有効カードの情報であり、且つ従業員カードの情報である場合(S21:NO、S22:YES、且つS23:YES)。第4に、受信したカード情報は1つであり、有効カードの情報であり、外来者カードの情報であるが、連続カウンタの値が0ではない場合(S21:NO、S22:YES、S23:NO、且つS24:NO)。
第1の場合に通行を許容しないのは、複数のカード1がカード通路35で引っ掛かり、カード1をカード回収容器40に回収できない恐れがあるからである。第3および第4の場合に通行を許容しないのは、通行管理装置の運用上の取決めによるものである。これに代えて、第3および第4の場合にも通行を許容するようにしてもよい。この場合、カードリーダ31で読み取られたカード1は回収しないカードであるので、カード回収ユニット3のシャッタ37は開かないように制御される。また、表示部22aに「カードを抜き取って退場してください」というようなメッセージを表示するのが望ましい。
上記の4つの場合のいずれにも該当しない場合、すなわち1枚の有効な外来者カード1が読み取られ、連続カウンタの値が0である場合は、外来者カード1を回収するために、カード回収ユニット3のシャッタ37を開ける(S25)。シャッタ37を開けてから所定時間以内にカード回収検出センサ39によって外来者カード1が検出され、外来者カード1が回収されたと判断された場合は(S26:YES)、次に挿入されるカード1が落下しないようにシャッタ37を閉じ(S27)、OKメッセージを表示する(S28)。そして、通行許可タイマーに上述の設定値(50)を設定し(S29)、通行許可人数に1を加算して(S30)、S3に戻る。それに対し、所定時間以内に外来者カード1が回収されなかったと判断された場合は(S26:NO)、シャッタ37を閉じ(S31)、NGメッセージを表示して(S32)、S3に戻る。
次に、図7を参照して通行検出処理を説明する。この通行検出処理は一定の周期で(例えば、50m秒ごとに)起動される。まず、入口側の通行検出センサ25が通行者の通行を検出したか否かを調べる(S41)。具体的には、制御部20のメモリーに記憶されている前回の通行検出処理の時の通行検出センサ25の出力信号と、今回の出力信号とを比較し、出力信号が遮光状態から透光状態に変化していれば、通行を検出したと判断する。通行者の通行が検出された場合(S41:YES)、通行許可人数の値が0のときは(S42:YES)、出口側の扉24が開いていれば扉24を閉め(S43)、呼び出し元に戻る。これにより、入口側の通行検出センサ25で検出された通行不能者の通行を規制する。それに対し、通行許可人数の値が0ではないときは(S42:NO)、入口側および出口側の扉23、24のいずれかが閉まっていれば、扉23、24を開け(S44)、呼び出し元に戻る。これにより、入口側の通行検出センサ25で検出された通行可能者の通行を許容する。
S41において、通行者の通行が検出されなかった場合は(S41:NO)、出口側の通行検出センサ26が通行者の通行を検出したか否かを調べる(S45)。具体的には、制御部20のメモリーに記憶されている前回の通行検出処理の時の通行検出センサ26の出力信号と、今回の出力信号とを比較し、出力信号が遮光状態から透光状態に変化していれば、通行を検出したと判断する。通行者の通行が検出された場合は(S45:YES)、通行許可人数から1を減算して(S46)、呼び出し元に戻る。例えば、減算によって通行許可人数の値が0になった後に、入口側の通行検出センサ25が通行者の通行を検出すると、出口側の扉24が閉まり、通行不能者の通行を規制する。また、通行者の通行が検出されなかった場合は(S45:NO)、何もせずに呼び出し元に戻る。
本発明の第2の実施形態について説明する。先の実施形態では、管理区域51の出入口に通行管理装置を設け、管理区域51への入場および管理区域51からの退場を管理していた。本実施形態では、管理区域51の入口に設置した通行管理装置で管理区域51への入場を管理し、管理区域51の出口に設置した通行管理装置で管理区域51からの退場を管理している。また、先の実施形態では、通常は扉23,24が開いており、通行不能者の通行が検出されたときに扉23または24を閉めるようにしていた。それに対し、本実施形態では、通常は扉を閉めておき、通行可能者の通行が検出されたときに扉を開けるようにしている。
図8は本実施形態の通行管理装置の平面図である。同一物については、先の実施形態と同じ符号で図示している。本実施形態では、本体2a,2cおよびカード回収ユニット3で管理区域51の出口の通行管理装置が構成され、通行者は通路50aを通って管理区域51から退場する。また、本体2b,2cで管理区域51の入口の通行管理装置が構成され、通行者は通路50bを通って管理区域51に入場する。本体2cにはカードリーダおよび表示部は設けられていない。
次に、管理区域51の入口に設置された通行管理装置の動作を簡単に説明する。通路50bの出口側の扉23b、23cは通常閉まっている。また、不図示の入口側の扉は常に開いているが、本実施形態では入口側の扉を設けなくてもよい。従業員および外来者は、それぞれ従業員カード1および外来者カード1をカードリーダ21bにかざして入場する。かざされたカード1が有効カードであれば、矢印で示すように扉23b、23cが開く。出口側の通行検出センサ25(図2(a))が有効カード1をかざした者の通行を検出すると、扉23b、23cが閉まる。また、扉23b、23cは通常閉まっているので、通行不能者は通路50bを通行することができない。
次に、管理区域51の出口に設置された通行管理装置の動作を説明する。通路50aの出口側の扉24a、24cは通常閉まっており、不図示の入口側の扉は常に開いている。以下に、図5〜図7に示す先の実施形態の動作との相違点を説明する。メイン処理に関しては、S2(図5)のみが相違する。先の実施形態では入口側および出口側の扉23,24を開けていた。それに対し、本実施形態では出口側の扉24a、24cを閉め、不図示の入口側の扉を開ける。
図9は本実施形態の通行検出処理およびタイマー処理を示すフローチャートである。図7のステップに対応する図9のステップには、図7のステップ番号に100を加算した番号が付けられている。以下、図9と図7との相違点について説明する。第1に、本実施形態では入口側の扉は常に開いているので、S144では、出口側の扉24a、24cが閉まっていれば開けるようにしている。この点でS44と相違する。第2に、本実施形態では出口側の扉24a、24cを通常閉めているので、S147,S148を追加し、通行許可人数から1を減算した結果、通行許可人数の値が0になった場合は(S147:YES)、出口側の扉24a、24cを閉める(S148)。第3に、同様の理由でS157を追加し、出口側の扉24a、24cを閉めるようにしている。
以上述べた実施形態においては、従業員カード1と外来者カード1とが同時にカードリーダ21aにかざされた場合、または従業員カード1がカードリーダ21aにかざされた時から所定時間以内に外来者カード1がカードリーダ21aにかざされた場合に、外来者カード1を回収することなく、外来者が管理区域51から退場できるようにしたが、いずれか一方の場合にのみ、外来者が退場できるようにしてもよい。例えば、後者の場合では、一人で退場する従業員が従業員カード1をかざした時から所定時間以内では、その従業員と一緒に退場しない外来者が外来者カード1をカードリーダ21aにかざすことで退場できてしまう。従って、外来者が頻繁に退場する出口または出入口に設置する通行管理装置では、前者の場合にのみ、外来者が外来者カード1をカードリーダ21aにかざすことで管理区域51から退場できるようにするのが望ましい。
また、上記実施形態では、従業員カード1を回収されないカードとして、外来者カード1を回収されるカードとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、管理区域51に自由に入出できる権限を有する従業員が所持するカードを回収されないカード、管理区域51に自由に入出できる権限を有さない従業員が使用するカードを回収されるカードとしても、本発明を実施することができる。
さらに、上記実施形態では、カード回収ユニット3にカードリーダ31を設け、管理区域51からの退場時に外来者カード1を回収する場合には、このカードリーダ31で読み取られた外来者カード1を回収するようにしたが、本体2aのカードリーダ21aで外来者カード1を読み取り、カード回収ユニット3で外来者カードが回収されたときに、外来者の退場を許容するようにすることもできる。また、図3に示すカード回収ユニット3とは異なる構造の装置を用いて外来者カード1を回収するようにしてもよい。
本発明に係る通行管理装置の平面図である。 通行管理装置の側面図およびカード回収ユニットの正面図である。 カード回収ユニットの部分縦断面図である。 通行管理装置の電気的構成を示すブロック図である。 通行管理装置の動作を示すフローチャートである。 通行管理装置の動作を示すフローチャートである。 通行管理装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の通行管理装置の平面図である。 第2の実施形態の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 カード、従業員カード、外来者カード
2,2a,2b,2c 通行管理装置の本体
3 カード回収ユニット
20 制御部
21,21a,21b カードリーダ
22,22a,22b 表示部
23,23a,23b,23c 扉
24,24a,24b,24c 扉
25,26 通行検出センサ
31 カードリーダ
32 カード挿入口
36 カードガイド
39 カード回収検出センサ
37 シャッタ
50,50a,50b 通路
51 管理区域

Claims (5)

  1. 管理区域の出口に設けられる通行管理装置であって、
    非接触型の通行媒体であり、当該通行媒体の種別情報が記録された非回収通行媒体および回収通行媒体を読み取り可能な第1、第2読み取り手段と、
    前記第2読み取り手段で読み取られた前記回収通行媒体を回収する回収手段と、
    前記第1、第2読み取り手段で読み取られた通行媒体の種別情報に基づき前記通行媒体の利用者の通行の可否を決定する決定手段と、
    前記通行の可否の決定に従って前記利用者の通行を許容または規制する通行規制手段と
    、を備え、
    前記非回収通行媒体が前記第1読み取り手段で読み取られた場合は、前記決定手段は当該非回収通行媒体の利用者を通行可と決定し、
    前記回収通行媒体が前記第2読み取り手段で読み取られ、前記回収手段が当該回収通行媒体を回収した場合は、前記決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定し、
    前記回収通行媒体および前記非回収通行媒体が前記第1読み取り手段の通信可能領域に同時に存在することにより、当該回収通行媒体および当該非回収通行媒体前記第1読み取り手段で読み取られた場合は、前記決定手段は当該非回収通行媒体の利用者および当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定し、
    前記回収通行媒体だけが前記第1読み取り手段で読み取られた場合は、前記決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行否と決定することを特徴とする通行管理装置。
  2. 管理区域の出口に設けられる通行管理装置であって、
    非接触型の通行媒体であり、当該通行媒体の種別情報が記録された非回収通行媒体および回収通行媒体を読み取り可能な第1、第2読み取り手段と、
    前記第2読み取り手段で読み取られた前記回収通行媒体を回収する回収手段と、
    前記第1、第2読み取り手段で読み取られた通行媒体の種別情報に基づき前記通行媒体の利用者の通行の可否を決定する決定手段と、
    前記通行の可否の決定に従って前記利用者の通行を許容または規制する通行規制手段と
    、を備え、
    前記非回収通行媒体が前記第1読み取り手段で読み取られた場合は、前記決定手段は当該非回収通行媒体の利用者を通行可と決定し、
    前記回収通行媒体が前記第2読み取り手段で読み取られ、前記回収手段が当該回収通行媒体を回収した場合は、前記決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定し、
    前記非回収通行媒体が前記第1読み取り手段で読み取られた時から所定時間以内に前記回収通行媒体が前記第1読み取り手段で読み取られた場合は、前記決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定し、
    前記所定時間が経過した後に前記回収通行媒体が前記第1読み取り手段で読み取られた場合は、前記決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行否と決定することを特徴とする通行管理装置。
  3. 管理区域の出口に設けられる通行管理装置であって、
    非接触型の通行媒体であり、当該通行媒体の種別情報が記録された非回収通行媒体および回収通行媒体を読み取り可能な読み取り手段と、
    前記読み取り手段で読み取られた前記回収通行媒体を回収する回収手段と、
    前記読み取り手段で読み取られた通行媒体の種別情報に基づき前記通行媒体の利用者の通行の可否を決定する決定手段と、
    前記通行の可否の決定に従って前記利用者の通行を許容または規制する通行規制手段と
    、を備え、
    前記非回収通行媒体が前記読み取り手段で読み取られた場合は、前記決定手段は当該非回収通行媒体の利用者を通行可と決定し、
    前記回収通行媒体および前記非回収通行媒体が前記読み取り手段の通信可能領域に同時に存在することにより、当該回収通行媒体および当該非回収通行媒体前記読み取り手段で読み取られた場合は、前記決定手段は当該非回収通行媒体の利用者および当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定し、
    前記回収通行媒体だけが前記読み取り手段で読み取られた場合は、前記回収手段が当該回収通行媒体を回収したときには、前記決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定し、前記回収手段が当該回収通行媒体を回収しないときには、前記決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行否と決定することを特徴とする通行管理装置。
  4. 管理区域の出口に設けられる通行管理装置であって、
    非接触型の通行媒体であり、当該通行媒体の種別情報が記録された非回収通行媒体および回収通行媒体を読み取り可能な読み取り手段と、
    前記読み取り手段で読み取られた前記回収通行媒体を回収する回収手段と、
    前記読み取り手段で読み取られた通行媒体の種別情報に基づき前記通行媒体の利用者の通行の可否を決定する決定手段と、
    前記通行の可否の決定に従って前記利用者の通行を許容または規制する通行規制手段と
    、を備え、
    前記非回収通行媒体が前記読み取り手段で読み取られた場合は、前記決定手段は当該非回収通行媒体の利用者を通行可と決定し、
    前記非回収通行媒体が前記読み取り手段で読み取られた時から所定時間以内に前記回収通行媒体が読み取られた場合は、前記決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定し、
    前記所定時間が経過した後に前記回収通行媒体が前記読み取り手段で読み取られた場合は、前記回収手段が当該回収通行媒体を回収したときには、前記決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行可と決定し、前記回収手段が当該回収通行媒体を回収しないときには、前記決定手段は当該回収通行媒体の利用者を通行否と決定することを特徴とする通行管理装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の通行管理装置において、
    前記第2読み取り手段は前記通行媒体と通信するためのアンテナを備え、
    前記回収手段は、前記通行媒体が前記アンテナのアンテナ面に対して平行になるように所定のクリアランスを持って当該通行媒体を支え、下部に開口を有する支持部材と、前記開口を開閉する開閉手段と、前記開口から落下する前記通行媒体を検出する検出器と、落下した前記通行媒体を回収する回収容器とを備えることを特徴とする通行管理装置。
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