JP4556647B2 - 通行管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、人の入場が規制される管理区域への入場または管理区域からの退場をカードなどの通行媒体によって管理する通行管理装置に関する。
従来、外来者や部外者など(以下、これらを総称して外来者という)の入場が規制されている、建物、または建物内の外来者立ち入り禁止区域などの管理区域へ外来者が無断で入場するのを防止するために、受付係が外来者の入場を管理していたが、以下のようにして受付業務の省力化を図ることが提案されている(例えば、特許文献1)。管理区域の入口に入場ゲートを設け、外来者が外来者ごとに発行された外来者カードを入場ゲートに投入すると、入場ゲートの扉が開き入場可能となる。また、管理区域の出口に退場ゲートを設け、外来者が外来者カードを退場ゲートに投入すると、退場ゲートの扉が開き退場可能となる。
また、1枚の非接触型のICカードで複数の人が自動改札機を通行できるように、自動改札機に通行する人数を入力するための操作部を設け、入力された人数だけ通行させると共に、当該人数に見合った料金をICカードの残高から徴収することが提案されている(例えば、特許文献2)。また、自動改札機に操作部を設ける代わりに、非接触型のICカード自体に通行する人数を入力するための操作部および入力された人数を表示する表示部を設け、自動改札機が当該ICカードに設定されている人数のデータを読み取ることにより、当該人数だけ通行させると共に、当該人数に見合った料金をICカードの残高から徴収することも提案されている(例えば、特許文献3)。さらに、磁気カードを用いるものではあるが、自動券売機で団体の人数が記録された団体乗車券を発行し、団体乗車券に記録された人数だけが通過できるように自動改札機の扉の開閉を制御することも提案されている(例えば、特許文献4)。
特開平11−259712号公報(段落0024〜0030) 特開平10−198827号公報(請求項1、段落0011〜0026) 特開2002−109579号公報(請求項1、段落0020〜0080) 特開平7−78277号公報(請求項1、段落0011〜0030)
しかしながら、上記特許文献1に示されるものにおいては、外来者が数人のグループからなる場合であっても、外来者ごとに外来者カードを発行しなければならず、外来者カードの発行に手間と費用がかかるという問題がある。特許文献2に示されるものにおいては、人数を入力するための操作部を自動改札機に設けなければならず、自動改札機の製造コストが高くなってしまう。また、利用者が人数を入力するのに時間がかかるので、朝夕のラッシュ時などには自動改札機が混雑してしまう。
特許文献3に示されるものにおいては、操作部および表示部を備えた特殊なICカードを使用しなければならず、ICカードのコスト、サイズ、重量、堅牢性などの点で実用化が難しいと考えられる。また、複数の人数を操作部で設定して使用した後に、設定をそのままにしておくと、1人で自動改札機を通行する場合にも複数の人数分の料金が徴収されてしまう。特許文献4に示されるものにおいては、団体の人数ごとに団体乗車券を自動券売機で発行しなければならず、自動券売機が設置されない環境では使用することができないという問題がある。
本発明の課題とするところは、通行する人数を入力する操作部を設けることなく、人の管理区域への入場または管理区域からの退場を通行媒体によって管理しつつ、1つの通行媒体で複数の人が通行することのできる通行管理装置を提供することにある。
本発明の通行管理装置では、通信可能領域にかざされる非接触型の通行媒体に記録された情報を読み取る読み取り手段と、読み取り手段で読み取られた情報に基づいて通行媒体の利用者の通行の可否を判定する通行可否判定手段と、利用者の通行を規制または許容する開閉可能な扉と、利用者の通行を検出するセンサと、通行可否判定手段で判定された通行可の数だけのセンサで検出される利用者の通行を許容するように扉を開閉制御する制御手段と、を備えた通行管理装置において、通行媒体に対する判定結果が通行可である場合において、当該通行媒体が通信可能領域に連続して複数回かざされたときは、制御手段は、当該かざされた回数と同数の人が通行できるように扉を開閉制御する。ここで、センサとは、実施形態に示す通行検出センサと制御部の機能とが一体となったものである。
このようにすることで、1つの通行媒体で複数の人が通行管理装置を通行することができる。これにより、例えば、通行管理装置を通行する外来者が数人のグループからなる場合であっても、外来者ごとに通行媒体を発行する必要はなく、通行媒体の発行に伴う手間と費用を低減することができる。また、通行する人数を入力するための操作部を通行管理装置に設けなくてもよいので、通行管理装置の製造コストが高くなることもない。さらに、通行媒体を読み取り手段の通信可能領域に複数回かざす操作は、その回数が所定回数以下であれば、上記の操作部に人数を入力する操作に比べて時間がかからないので、通行者が多いときであっても通行管理装置での混雑が防止される。例えば、外来者の入場が規制される管理区域へ入場する外来者のグループの人数は、一般的には5人程度まで、多くても10人程度であるので、通行媒体を通信可能領域に複数回かざす方が、操作部に人数を入力するよりも短時間で行うことができる。
本発明の実施形態においては、通行媒体に対する判定結果が通行可である場合において、当該通行媒体が通信可能領域に連続して複数回かざされたときは、制御手段は、当該かざされた回数を表示するようにすることができる。このように、かざされた回数が表示されるので、視認できない実際の通信可能領域が通行媒体の利用者が想定する通信可能領域と異なる場合であっても、通行管理装置が認識した通行媒体のかざし回数、すなわち通行可能な人数を知ることができる。これにより、利用者は通行する人数が表示されるまで通行媒体を通信可能領域にかざすので、通行中に扉が閉まってしまうという事態を未然に防止することができる。
また、本発明の実施形態においては、制御手段は、通行可の判定がされてから所定時間が経過すると利用者の通行を規制するように扉を開閉制御し、通行媒体に対する判定結果が通行可である場合において、当該通行媒体が通信可能領域に連続して複数回かざされたときは、制御手段は、上記の所定時間を当該かざされた回数に応じて延長するようにすることができる。このようにすることで、通行する人数が多くて、通行に時間がかかる場合であっても、通行中に扉が閉まってしまうのが防止される。例えば、かざされた回数が1回のときは所定時間を5秒とし、かざされた回数が1回増えるたびに1秒ずつ延長するようにする。
さらに、本発明の実施形態においては、通行媒体には当該通行媒体が通信可能領域に連続して複数回かざされたときに通行を許容する人数の上限値が記録されており、通行媒体に対する判定結果が通行可である場合において、当該通行媒体が通信可能領域に連続して複数回かざされたときは、制御手段は、当該かざされた回数と上限値とのうちで小さい方の数だけの人が通行できるように扉を開閉制御する共に、上限値以下の回数のかざし操作に対しては当該操作が有効である旨を表示し、上限値を超える回数のかざし操作に対しては当該操作が無効である旨を表示するようにすることができる。
このようにすることで、通行管理装置の運用状況などを踏まえ、1つの通行媒体を複数回かざしたことによる通行可能な人数の上限値を規定することができる。また、上限値を全ての通行媒体で同じとする必要はなく、通行媒体の番号などによって上限値を加減することもできる。さらに、通行媒体がかざされた回数と上記の上限値との大小関係に従って、当該回でのかざし操作が有効である旨または無効である旨が表示されるので、視認できない実際の通信可能領域が通行媒体の利用者が想定する通信可能領域と異なる場合であっても、有効なかざし操作の回数が分かる。これにより、利用者は通行できる人数の上限値を知ることができる。または、通行する人数と同数の上記の有効である旨の表示がされるまで通行媒体を通信可能領域にかざす。この結果、通行中に扉が閉まってしまうという事態を未然に防止することができる。
さらに、本発明の実施形態においては、制御手段には通行媒体が通信可能領域に連続して複数回かざされたときに通行を許容する人数の上限値が設定されており、通行媒体に対する判定結果が通行可である場合において、当該通行媒体が通信可能領域に連続して複数回かざされたときは、制御手段は、当該かざされた回数と上限値とのうちで小さい方の数だけの人が通行できるように扉を開閉制御する共に、上限値以下の回数のかざし操作に対しては当該操作が有効である旨を表示し、上限値を超える回数のかざし操作に対しては当該操作が無効である旨を表示するようにすることができる。
このようにすることで、通行管理装置の運用状況などを踏まえ、1つの通行媒体を複数回かざしたことによる通行可能な人数の上限値を規定することができる。また、通行媒体がかざされた回数と上記の上限値との大小関係に従って、当該回でのかざし操作が有効である旨または無効である旨が表示されるので、視認できない実際の通信可能領域が通行媒体の利用者が想定する通信可能領域と異なる場合であっても、有効なかざし操作の回数が分かる。これにより、利用者は通行できる人数の上限値を知ることができる。または、通行する人数と同数の上記の有効である旨の表示がされるまで通行媒体を通信可能領域にかざす。この結果、通行中に扉が閉まってしまうという事態を未然に防止することができる。
さらに、本発明の実施形態においては、上記の通行媒体は、人によって日常所持使用される通行媒体とすることができる。ここで、人によって日常所持使用される通行媒体とは、例えば、外来者の入場が規制される管理区域へ自由に入場できる従業員が所持使用する従業員カードなどである。このような日常所持使用される通行媒体を通信可能領域に複数回かざすことにより、かざした回数と同数の人が通行できるので、外来者などのために通行媒体を発行しなくともよい。また、このような場合、従業員の了解の下で従業員が外来者を連れ添って通行管理装置を通って管理区域に入場するので、管理区域に不審者が入場するのを確実に防止することができる。さらに、従業員などの役職に応じて、通行媒体に記録される上記の通行可能な人数の上限値を加減することもできる。このようなカードは従業員カードに限定されるものではなく、管理区域で仕事をする勤務者が所持使用する勤務者カード、管理区域に入場できる者として登録されている登録者が所持使用する登録者カードなどであってもよい。
本発明によれば、1つの通行媒体で複数の人が通行管理装置を通行することができるので、通行媒体の発行に伴う手間と費用を低減することができる。また、通行する人数を入力するための操作部を通行管理装置に設ける必要がないので、製造コストが高くなることもなく、人数の入力操作に起因する通行管理装置での混雑も発生しない。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。図1は本発明に係る通行管理装置の平面図である。図2(a)は通行管理装置の側面図、図2(b)は通行管理装置の正面図である。図3は通行管理装置の電気的構成を示すブロック図である。図4は通行管理装置で用いられるカードリーダの電気的構成を示すブロック図である。通行管理装置は、外来者や部外者など(以下、これらを総称して外来者という)の入場が規制される管理区域51の出入口に設置されている。また、管理区域51は外来者が自由に入場できる非管理区域52から隔壁53で仕切られている。
通行管理装置は平行に配された一対の本体2a,2bで構成され、本体2a、2bには、それぞれカードリーダ21a、21bが設けられている。管理区域51に入場するとき、または管理区域51から退場するときに、非接触型の通行媒体である有効な(正規の)カード1をカードリーダ21a,21bに読み取らせた者(以下、通行可能者という)は、通行管理装置の通路50を通行することができる。尚、図1では、カードリーダのアンテナコイル(アンテナ)の上面カバーをカードリーダ21a,21bとして示している。このカード1には、通行管理装置で使用されるカードであることを示すカード固有情報、カード利用者を特定するカード番号など(以下では、これらを総称してカード情報とよぶ)が記録されている。カード番号なども含めて有効カードであるか否かを判定するようにしてもよいが、ここでは正しいカード固有情報が記録されたカード1を有効カードとして扱う。
カードリーダ21a、21bの前方には、それぞれカード表示部22a、22bが設けられている。カード表示部22aおよび22bには、それぞれカードリーダ21aおよび21bで読み取られたカード1の有効・無効などに従って、図8(a)に示す通行可を表すメッセージ(以下、OKメッセージという)または図8(b)に示す通行否を表すメッセージ(以下、NGメッセージという)が表示される。また、本体2の正面には通行可否表示部27が設けられており、通路50の通行の可否を示すシンボル(例えば、「○」および「×」)が表示される。本実施形態では、通路50は双方向に通行可能であるので、本体2a,2bの通行可否表示部27の双方に、通行可であることを示すシンボル「○」が表示される。
本体2a,2bの通路50側には、それぞれ扉23a、24aおよび扉23b、24bが開閉可能に設けられており、扉23,24は通常開いている。この状態で、無効な(不正な)カード1の利用者またはカード1を所持しない者(以下、通行不能者ともいう)が管理区域51に入場しようとすると、出口側の扉24が図1の矢印Aで示すように閉まる。また、通行不能者が管理区域51から退場しようとすると、出口側の扉23が図1の矢印Bで示すように閉まる。尚、入場時には図1の下方が入口側であり、上方が出口側である。退場時には入口側と出口側とは入場時の逆となる。
また、本体2a,2bの通路50側には、通行者を検出するための通行検出センサ25,26が設けられている。この通行検出センサ25,26は、例えば透過型の光センサであり、一方の本体2aに投光器が取り付けられ、他方の本体2bに受光器が取り付けられている。通行検出センサ25,26の検出信号は制御部20に送られ、制御部20は検出信号に基づいて扉23,24の開閉を制御する。例えば、入口側の通行検出センサ25が通行不能者の通行を検出すると、制御部20は出口側の扉24を閉める。
図3を参照して通行管理装置の電気的構成について説明する。制御部20は、いずれかの本体2内に設けられており、CPU20a、メモリー20bなどから構成される。制御部20は、カードリーダ21からのカード情報および通行検出センサ25,26の検出信号をメモリー20bに格納すると共に、これらのカード情報および検出信号に基づき、カード表示部22および扉開閉駆動部28を制御する。扉開閉駆動部28は、制御部20からの信号に従って不図示の扉開閉機構を駆動し、これにより扉23,24を開閉する。つまり、制御部20は扉23,24の開閉を制御する。また、制御部20は、通行管理装置の動作モードに従って通行可否表示部27に上述の通行の可否を表すシンボルを表示する。
本発明で使用されるカードリーダ21自体は公知のものであり、カードリーダ21のアンテナコイルを介して非接触型のカード1に記録されたカード情報を読み取る。ここで、カード1からカード情報を読み取る方法について簡単に説明する。非接触型のカード1はアンテナコイルとアンテナコイルに接続されたICチップとを備え、ICチップは送信回路、受信回路、制御回路、カード情報が記録されたメモリーなどを内蔵している。一方、カードリーダ21は、図4に示すように、アンテナコイル215、アンテナコイル215に接続された送信回路213および受信回路214、CPU210、メモリー211、ならびに制御部20に対する通信インタフェイスであるI/F回路212を備える。そして、カード1がカードリーダ21の動作磁界範囲(通信可能領域)にかざされると、一方のアンテナコイルに流れる電流を変化させることによって生じる磁界の変動を、他方のアンテナコイルで検出することにより、カード1とカードリーダ21との間で通信が行われる。
この通信では、カードリーダ21はコマンドを送信し、コマンドを受信したカード1はカード情報を送信する。また、カードリーダ21は読み取ったカード情報をメモリー211に保存する。CPU210は、通行管理装置の制御部20からカード情報の送信指示を受信すると、メモリー211に保存されているカード情報を制御部20に送信する。カード情報がメモリー211に保存されていない場合は、カード情報がない旨を送信する。
図5を参照してカードリーダ21の動作を説明する。以下に示す動作は、後述の第2の実施形態でも同じであり、カードリーダ21のメモリー211に格納されたプログラムをCPU210が実行することによって実現される。通行管理装置の電源が投入されるとメイン処理が起動される。まず、メモリー211に領域が確保された変数であるカード検出フラグに0を設定する(S1)。次に、カード1からカード情報を読み取るためにカード読み取り処理を実行する(S2)。
カード読み取り処理の概要について説明する。カードリーダ21がカード1からカード情報を読み取るのにかかる時間は、カード1がカードリーダ21の通信可能領域にかざされている時間に比べて極めて短い。このため、カード読み取り処理では、同じカード1のカード情報が連続して読み取られた場合には、最初に読み取られたカード情報のみを使用し、それ以降に読み取られたカード情報は使用しないようにしている。また、普通のカード読み取り処理では、カード1が通信可能領域にかざされた回数に特別な意味を与えていないので、同じカード1が通信可能領域に複数回かざされたときも、初回にかざされたときに最初に読み取られたカード情報のみを使用し、それ以降にかざされたときに読み取られたカード情報は使用しないようにしている。
尚、カード1がカードリーダ21の通信可能領域に2回かざされるとは、カード1が通信可能領域内に入れられた後に通信可能領域から出され、再び通信可能領域内に入れられた後に通信可能領域から出されることである。しかし、後述するように、本発明ではカード1が通信可能領域にかざされた回数に基づいて通行管理を行うので、カード1が通信可能領域にかざされるたびに読み取られたカード情報を使用するようにしている。例えば、カード1が通信可能領域に2回かざされた場合は、2つのカード情報を使用する。
カード読み取り処理では、カード1のカード情報を読み取るためにカード1に対してコマンドを送信する(S11)。このコマンドによりアンテナコイル215を流れる電流が変化し、結果的にアンテナコイル215を貫く磁界が変動する。コマンドを送信したことによって、カードリーダ21の通信可能領域にかざされたカード1からカード情報を受信した場合は(S12:YES)、カード検出フラグが0であるか否かを調べる(S13)。カード検出フラグが0である場合(S13:YES)、すなわちカード1が通信可能領域にかざされてから最初に読み取られた場合は、カード検出フラグに1を設定し(S14)、受信したカード情報をメモリー211に領域が確保された送信バッファに書き込み(S15)、メイン処理に戻る。
カード検出フラグが0ではない(1である)場合は(S13:NO)、メモリー211に保存されている前回読み取られたカード情報と今回受信したカード情報とを比較することにより、前回と同じカード情報を受信したか否かを調べる(S16)。前回と同じカード情報を受信した場合(S16:YES)、すなわち、同じカード1が通信可能領域に引き続きかざされている場合は、そのカード1のカード情報は既に送信バッファに書き込んでいる(S15)ので、何もせずにメイン処理に戻る。受信したカード情報が前回受信したカード情報と異なる場合は(S16:NO)、新たなカード1のカード情報を読み取っているので、受信したカード情報を送信バッファに書き込み(S15)、メイン処理に戻る。
S12において、カード情報を受信していないと判定した場合(S12:NO)、すなわちカード1がカードリーダ21の通信可能領域内に存在しない場合は、カード検出フラグに0を設定して(S17)、メイン処理に戻る。このような場合にカード検出フラグに0を設定するので、カード1がカードリーダ21の通信可能領域内から出された後に再び通信可能領域内に入れられた場合には、同じカード1のカード情報が送信バッファに書き込まれる(S13〜S15)。
カード読み取り処理(S2)の実行後、所定時間(例えば、100m秒)だけ時間待ちをする(S3)。ここで時間待ちをするのは、カード利用者の手のぶれによってカード1が通信可能領域の境界を出入りする場合に、同じカード情報を複数回読み取らないようにするためである。次に、制御部20からカード情報の送信指示を受信したか否かを調べ(S4)、受信していない場合は(S4:NO)、S2に戻って再びカード読み取り処理を行う。受信した場合は(S4:YES)、上記の送信バッファに送信するカード情報があるか否かを調べる(S5)。送信するカード情報がある場合は(S5:YES)、カード情報を送信バッファから読み出して制御部20に送信し(S6)、S2に戻る。送信するカード情報がない場合は(S5:NO)、カード情報がない旨を制御部20に送信し(S7)、S2に戻る。
次に、本発明に係る通行管理装置の動作の概要を説明する。入場時および退場時の動作は同様であるので、入場時の動作について説明する。ここでは、カード1を用いて管理区域51に自由に入場できる者、例えば従業員がカード1(従業員カード)を所持しているものとする。従業員が有効カード1をカードリーダ21aにかざしてカード情報を読み取らせると、出口側の扉24は閉まることなく、従業員は通路50を通行して管理区域51に入場できる。一方、扉23,24が開いているときに入口側の通行検出センサ25が通行不能者の通行を検出すると、出口側の扉24が閉まり、通行不能者の通行を規制(禁止)する。つまり、読み取られた有効カード1の枚数、すなわち通行可と判定された数と同数の人が通路50を通行できるように制御部20は扉24の開閉制御を行う。
従業員が、カード1を所持しない者、例えば外来者を連れ添って管理区域51に入場する場合には、従業員がカード1を外来者の数の回数だけ余分にカードリーダ21にかざす。例えば、外来者が2人である場合は、カード1をカードリーダ21に3回かざす。3回かざすことによって、上記の通行可と判定された数は3となり、従業員と2人の外来者とが通行管理装置を通行できるようになる。
次に、図6〜図9を参照して入場時の通行管理装置の動作の詳細を説明する。以下に示す動作は、制御部20のメモリー20bに格納されたメイン処理、通行検出処理およびタイマー処理のプログラムをCPU20aが実行することによって実現される。また、不図示の管理プログラムが3つの処理のプログラムの実行を管理しており、通常はメイン処理を実行し、一定の周期で通行検出処理およびタイマー処理を実行するようにしている。以下では、通行検出処理は50m秒ごとに起動され、タイマー処理は100m秒ごとに起動されるものとして説明する。通行管理装置の電源が投入されるとメイン処理が起動される。まず、制御部20のメモリー20bに領域が確保された2つの変数、すなわち通行許可人数および通行許可タイマーに0を設定する(S21)。
通行許可人数は、通行管理装置を通過できる人数を示し、有効カード1がカードリーダ21aで読み取られると、そのたびに1だけ加算される。次に、通行許可タイマーについて説明する。有効カード1をカードリーダ21aで読み取らせた後に、従業員などのカード利用者が管理区域51へ入場せずに非管理区域52に戻ってしまうと、上記の通行許可数に1が既に加算されているので、通行不能者の入場が可能になってしまう。このような事態を防止するために、最後に有効カード1が読み取られた時から一定時間(例えば、5秒)が経過したら、通行許可人数に0を設定するようにしている。この一定時間を通行許可タイマーで管理している。上述のようにタイマー処理は100m秒ごとに起動されるので、通行許可タイマーに50を設定することにより、上記の一定時間(5秒)が実現される。
メイン処理の説明に戻る。S21の後、入口側および出口側の扉23,24を開ける(S22)。次に、カードリーダ21aにカード1から読み取ったカード情報を送信するように指示する(S23)。この指示を受けたカードリーダ21aは、上述のように、読み取ったカード情報を制御部20に送信する。また、カード情報を読み取っていない場合は、その旨を送信する。カードリーダ21aからカード情報を受信しなかった場合は(S24:NO)、再びカードリーダ21aにカード1から読み取ったカード情報を送信するように指示する(S23)。カード情報を受信した場合は(S24:YES)、カード情報中のカード固有情報(本装置で使用するカード1であることを示す情報)を調べることにより、有効カード1または無効カード1のいずれのカード情報であるかを調べる(S25)。
無効カード1のカード情報である場合は(S25:NO)、通行が規制(禁止)されることを示すNGメッセージ(図8(b))をカード表示部22aに表示して(S38)、S23に戻る。有効カード1のカード情報である場合は(S25:YES)、受信したカード情報が前回受信したカード情報と異なるか否かを調べる(S26)。異なる場合(S26:YES)、すなわち新たなカード1のカード情報である場合は、カード1がカードリーダ21aにかざされた回数を計数するための変数である、かざし回数に1を設定する(S27)。次に、通行が許容されることを示すOKメッセージ(図8(a))をカード表示部22aに表示し(S28)、通行許可人数に1を加算する(S29)。さらに、通行許可タイマーに上述の設定値(50)を設定して(S30)、S23に戻る。従って、カード利用者が5秒経過後に入場しようとすると、出口側の扉24が閉まってしまう。この扉24の開閉制御については後述する。
受信したカード情報が前回受信したカード情報と同じである場合(S26:NO)、すなわち同じカード1が連続して再びかざされた場合は、図7に示すかざし回数の上限チェック(S31)を行う。ここで、かざし回数の上限チェックに用いるデータについて説明する。カード1には、上述のカード固有情報およびカード番号以外にも、カード1を複数回かざしたときに通行可能となる人数の上限値を規定するデータ(以下、カード通行可能人数上限値という)が記録されている。ここでは、カード通行可能人数上限値が0であるときは、通行可能となる人数に上限値が存在しない(無制限である)こととする。また、正の整数であるときは、その数までの人が通行管理装置を通行できることとする。
例えば、カード通行可能人数上限値が1であるカード1は、従業員と外来者とが一緒に入場するときには使用できない。カード通行可能人数上限値が3であるカード1をカードリーダに2回かざせば、従業員と1人の外来者とが一緒に入場できる。そのカード1をカードリーダに3回かざせば、従業員と2人の外来者とが一緒に入場することができる。しかし、4回以上かざしても、3人まで入場できるだけである。また、通行管理装置の制御部20のメモリー20bにも、カードを複数回かざしたときに通行可能となる人数の上限値を規定するデータ(以下、装置通行可能人数上限値という)が記録されている。装置通行可能人数上限値は正の整数のみであり、その値は上記のカード通行可能人数上限値と同じ意味を持つ。上記の正の整数の最大値には特に制限はないが、本発明の性質上、正の整数の最大値として、例えば5〜10程度の値が用いられる。
図7に示すかざし回数の上限チェックでは、受信したカード情報に通行可能人数の上限値が存在するか(上記のカード通行可能人数上限値が正の整数であるか)否かを調べる(S41)。上限値が存在する場合(S41:YES)、上記のかざし回数が上限値よりも小さければ(S42:YES)、戻り値をOKとしてメイン処理に戻る。かざし回数が上限値以上であれば(S42:NO)、戻り値をNGとしてメイン処理に戻る。受信したカード情報に通行可能人数の上限値がない場合(S41:NO)、かざし回数が通行管理装置に設定されている通行可能人数の上限値よりも小さければ(S43:YES)、戻り値をOKとしてメイン処理に戻る。かざし回数が上記の上限値以上であれば(S43:NO)、戻り値をNGとしてメイン処理に戻る。
メイン処理の説明に戻る。かざし回数上限チェック(S31)からの戻り値がOKである場合は(S32:YES)、かざし回数に1を加算し(S33)、図8(c)に示すようにOKメッセージおよび通行可能人数をカード表示部22aに表示する(S34)。ここで、表示される通行可能人数は、かざし回数と同じ値である。また、通行可能人数が前回よりも1だけ増加するので、カード1をかざした操作が有効であったことも分かる。すなわち、かざし操作が有効であった旨の表示がされたことになる。次に、通行可能人数が1人増えたので、通行許可人数に1を加算する(S35)。さらに、通行許可タイマーに、上記の設定値(50)に人数付加値を加算した値を設定し(S36)、S23に戻る。ここで、人数付加値を加算するのは、通行可能人数が増加したことによって、全員が通過するのにかかる時間が長くなるからである。人数付加値は、例えば、{(かざし回数−1)×10}によって算出する。これにより、通行可能人数が3人である場合は、人数付加値が20であるから、通行許可タイマーの値は50+20=70となって、7秒で通行許可タイマーがタイムアップすることになる。
かざし回数上限チェック(S31)からの戻り値がNGである場合は(S32:NO)、図8(d)に示すようにOKメッセージ、通行可能人数および当該通行可能人数が上限値である旨をカード表示部22aに表示する(S37)。ここで、表示される通行可能人数は、かざし回数と同じ値であるが、かざし回数はカード1がカードリーダにかざされた回数よりも小さい値である。また、通行可能人数が上限値である旨が表示されるので、またはカード1をかざしたにもかかわらず通行可能人数が増加しないので、カード1をかざした操作が無効であったことも分かる。すなわち、かざし操作が無効であった旨の表示がされたことになる。次に、通行許可タイマーに、上記の設定値(50)に人数付加値を加算した値を設定し(S36)、S23に戻る。
次に、図9を参照して通行検出処理について説明する。通行検出処理が起動されると、入口側の通行検出センサ25が通行者の通行を検出したか否かを調べる(S51)。具体的には、制御部20のメモリー20bに記憶されている前回の通行検出処理の時の通行検出センサ25の出力信号と、今回の出力信号とを比較し、出力信号が遮光状態から透光状態に変化していれば、通行を検出したと判断する。通行者の通行を検出しなかった場合は(S51:NO)、S55に進む。
通行者の通行を検出した場合(S51:YES)、通行許可人数の値が0のときは(S52:YES)、出口側の扉24が開いていれば閉めて(S53)、S55に進む。これにより、入口側の通行検出センサ25で検出された通行不能者の通行を規制する。それに対し、通行許可人数の値が0ではないときは(S52:NO)、入口側および出口側のいずれかの扉23、24が閉まっていれば開けて(S54)、S55に進む。これにより、入口側の通行検出センサ25で検出された通行可能者の通行を許容する。
S55では、出口側の通行検出センサ26が通行者の通行を検出したか否かを調べる。具体的には、制御部20のメモリー20bに記憶されている前回の通行検出処理の時の通行検出センサ26の出力信号と、今回の出力信号とを比較し、出力信号が遮光状態から透光状態に変化していれば、通行を検出したと判断する。通行者の通行を検出しなかった場合は(S55:NO)、何もせずに呼び出し元に戻る。通行者の通行を検出した場合は(S55:YES)、通行許可人数の値が0でなければ通行許可人数から1を減算して(S56,S57)、呼び出し元に戻る。ここでは、減算によって通行許可人数の値が0になっても出口側の扉24を閉めない。しかし、通行許可人数の値が0である状態で、入口側の通行検出センサ25が人の通行を検出すると、出口側の扉24を閉め(S52〜S53)、通行不能者の通行を規制する。
次に、タイマー処理について説明する。タイマー処理が起動されると、通行許可タイマーの値が0でなければ通行許可タイマーから1を減算する(S61,S62)。減算の結果、通行許可タイマーの値が0になると通行許可人数に0を設定し(S63、S64)、呼び出し元に戻る。ここでは、通行許可人数に0が設定されても出口側の扉24を閉めない。しかし、通行許可人数の値が0である状態で、入口側の通行検出センサ25が人の通行を検出すると、出口側の扉24を閉める(S52〜S53)。つまり、有効カード1がカードリーダ21で読み取られたことによってスタートした通行許可タイマーがタイムアップすると、有効カード1の利用者も通行管理装置を通行できなくなる。
本発明の第2の実施形態について説明する。図10は本実施形態の通行管理装置の平面図であり、同一物については先の実施形態と同じ符号で図示している。先の実施形態では、管理区域51の出入口に通行管理装置を設け、管理区域51への入場および管理区域51からの退場を管理していた。本実施形態では、本体2a,2cからなる通行管理装置を管理区域51の入口に設置し、管理区域51への入場を管理する。また、本体2b,2cからなる通行管理装置を管理区域51の出口に設置し、管理区域51からの退場を管理する。
先の実施形態では、扉23,24が通常開いており、通行不能者の通行が検出されたときに扉23または24を閉めるようにしていた。それに対し、本実施形態では、入場通路50aの扉24a,24cおよび退場通路50bの扉23b、23dを通常閉めておく。カードリーダ21a(または21b)が有効カード1を読み取った後に、入口側の検出センサ25(または26)が通行可能者の通行を検出すると、矢印C(または、矢印D)で示すように扉24a,24c(または扉23b、23d)を開ける。そして、出口側の検出センサ26(または25)が通行可能者の通過を検出した後に、再び扉24a,24c(または扉23b、23d)を閉める。尚、入場通路50aの扉23a,23cおよび退場通路50bの扉24b、24dは常に開いており、本実施形態では不要な扉である。
次に、管理区域51の入口に設置した通行管理装置の動作の詳細を、先の実施形態のフローチャートと対比することにより説明する。先の実施形態のメイン処理のS2(図5)では、入口側および出口側の扉23,24を開けていたが、本実施形態では入口側の扉23a,23cを開け、出口側の扉24a、24cを閉めるようにする。これがメイン処理での相違点である。かざし回数上限チェック(図7)は、両実施形態で同じである。
図11は本実施形態の通行検出処理およびタイマー処理を示すフローチャートである。図11の各ステップの番号は、先の実施形態(図7)の対応するステップの番号に100を加算した番号としている。以下、先の実施形態との相違点について説明する。第1に、本実施形態では入口側の扉23a,23cは常に開けているので、S154で出口側の扉24a、24cが閉まっていれば開けるようにしている。この点でS54と相違する。第2に、本実施形態では出口側の扉24a、24cを通常閉めているので、S158,S159を追加し、通行許可人数から1を減算した結果、通行許可人数の値が0になると、出口側の扉24a、24cを閉めるようにしている。第3に、同様の理由でS165を追加し、通行許可タイマーの値が0になると、出口側の扉24a、24cを閉めるようにしている。
以上述べた実施形態においては、従業員が所持するカード1をカードリーダ21に複数回かざして読み取らせることにより、カード1を所持しない外来者が従業員と一緒に通行管理装置を通行する場合について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、管理区域51に入退場するためのカードを予め受付などに備えておき、このカードを従業員、外来者などが用いて管理区域に入退場するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、カード1および制御部20のメモリー20bに、カード1をカードリーダ21に複数回かざすことによって通行可能となる人数の上限値を設定し、カード1に上限値が設定されていないときにメモリー20bに設定された上限値を調べるようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、カード1およびメモリー20bのいずれか一方にのみ上限値を設定するようにしてもよいし、両方に上限値を設定しないようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、カードリーダ21の前方に設けられたカード表示部22にOKメッセージや通行可能人数を表示するようにした。これに代えて、カードリーダ21の上面カバーの一部を緑および赤が点灯する表示部とし、上述のOKメッセージに代えて緑を点灯させ、NGメッセージに代えて赤を点灯させるようにしてもよい。この場合、通行可能人数の上限値が2に設定された有効カード1をカードリーダ21に4回かざすと、1回目と2回目には緑が点灯し、3回目と4回目には赤が点灯するようにする。すなわち、緑の点灯によって1回目と2回目のかざし操作が有効である旨を表示し、赤の点灯によって3回目と4回目のかざし操作が無効である旨を表示する。
さらに、上記実施形態では、カード1の使用履歴の管理については説明しなかったが、カード1が使用されるたびに、カード1に記録されているカード番号とカード1がカードリーダ21にかざされた回数とを1組のデータとして制御部20のメモリー20bに保存し、保存されたデータを使用してカード1の使用履歴を管理するようにしてもよい。これにより、例えば、カード所持者ごとに外来者の多寡を調べることができる。
本発明に係る通行管理装置の平面図である。 通行管理装置の側面図および正面図である。 通行管理装置の電気的構成を示すブロック図である。 カードリーダの電気的構成を示すブロック図である。 カードリーダの動作を示すフローチャートである。 通行管理装置の動作を示すフローチャートである。 通行管理装置の動作を示すフローチャートである。 通行管理装置に表示される表示内容を示す図である。 通行管理装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の通行管理装置の平面図である。 第2の実施形態の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 カード(有効カード、無効カード)
2,2a〜2c 通行管理装置の本体
20 制御部
21,21a,21b カードリーダ
22,22a,22b カード表示部
23,23a〜23d 扉
24,24a〜24d 扉
25,26 通行検出センサ
50,50a,50b 通路
51 管理区域

Claims (6)

  1. 通信可能領域にかざされる非接触型の通行媒体に記録された情報を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段で読み取られた情報に基づいて前記通行媒体の利用者の通行の可否を判定する通行可否判定手段と、
    前記利用者の通行を規制または許容する開閉可能な扉と、
    前記利用者の通行を検出するセンサと、
    前記通行可否判定手段で判定された通行可の数だけの前記センサで検出される利用者の通行を許容するように前記扉を開閉制御する制御手段と、を備えた通行管理装置において、
    前記通行媒体に対する判定結果が通行可である場合において、当該通行媒体が前記通信可能領域に連続して複数回かざされたときは、前記制御手段は、当該かざされた回数と同数の人が通行できるように前記扉を開閉制御することを特徴とする通行管理装置。
  2. 請求項1に記載の通行管理装置において、
    前記通行媒体に対する判定結果が通行可である場合において、当該通行媒体が前記通信可能領域に連続して複数回かざされたときは、前記制御手段は、当該かざされた回数を表示することを特徴とする通行管理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の通行管理装置において、
    前記制御手段は、前記通行可の判定がされてから所定時間が経過すると前記利用者の通行を規制するように前記扉を開閉制御し、
    前記通行媒体に対する判定結果が通行可である場合において、当該通行媒体が前記通信可能領域に連続して複数回かざされたときは、前記制御手段は、前記所定時間を当該かざされた回数に応じて延長することを特徴とする通行管理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通行管理装置において、
    前記通行媒体には当該通行媒体が前記通信可能領域に連続して複数回かざされたときに通行を許容する人数の上限値が記録されており、
    前記通行媒体に対する判定結果が通行可である場合において、当該通行媒体が前記通信可能領域に連続して複数回かざされたときは、前記制御手段は、当該かざされた回数と前記上限値とのうちで小さい方の数だけの人が通行できるように前記扉を開閉制御すると共に、前記上限値以下の回数のかざし操作に対しては当該操作が有効である旨を表示し、前記上限値を超える回数のかざし操作に対しては当該操作が無効である旨を表示することを特徴とする通行管理装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通行管理装置において、
    前記制御手段には前記通行媒体が前記通信可能領域に連続して複数回かざされたときに通行を許容する人数の上限値が設定されており、
    前記通行媒体に対する判定結果が通行可である場合において、当該通行媒体が前記通信可能領域に連続して複数回かざされたときは、前記制御手段は、当該かざされた回数と前記上限値とのうちで小さい方の数だけの人が通行できるように前記扉を開閉制御すると共に、前記上限値以下の回数のかざし操作に対しては当該操作が有効である旨を表示し、前記上限値を超える回数のかざし操作に対しては当該操作が無効である旨を表示することを特徴とする通行管理装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の通行管理装置において、
    前記通行媒体は、人によって日常所持使用される通行媒体であることを特徴とする通行管理装置。
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