JP2000060720A - 賽銭システム - Google Patents

賽銭システム

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JP2000060720A
JP2000060720A JP10235428A JP23542898A JP2000060720A JP 2000060720 A JP2000060720 A JP 2000060720A JP 10235428 A JP10235428 A JP 10235428A JP 23542898 A JP23542898 A JP 23542898A JP 2000060720 A JP2000060720 A JP 2000060720A
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coin
money
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offer
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JP10235428A
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English (en)
Inventor
Akiko Uchida
明子 内田
Haruo Watabe
晴夫 渡部
Toshimasa Ito
利昌 伊藤
Naoya Kobayashi
直也 小林
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】賽銭の盗難を防止できると共に、参拝時の臨場
感も与えられる賽銭システムを提供する。 【解決手段】賽銭金額情報を入力するタッチパネル14
aと、非接触ICカード2から出力される利用可能金額
情報を受信し、更新金額情報を送信する非接触通信アン
テナ12と、利用可能金額情報が賽銭金額情報以上のと
きに、賽銭コイン発行制御信号及び更新金額情報を出力
する処理制御部11と、賽銭コイン発行制御信号に基づ
いて賽銭コインを発行する賽銭コイン発行部17と、を
含む賽銭コイン発売機1と、賽銭コインを投入する賽銭
箱3と、を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機能を備える
記憶媒体に記憶される情報を用いて賽銭を投入する賽銭
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、神社・仏閣等の参拝場所には、賽
銭箱が設置されている。参拝者は、設置された賽銭箱に
小銭等を投入して参拝を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来において
は、現金を賽銭箱に投入するため、賽銭箱に掛けられた
鍵や賽銭箱自体が壊されて、内部の現金が盗まれること
が多い。このような賽銭の盗難を防止するために、参拝
時にはチケットを購入し、このチケットを賽銭箱に投入
する方式も採用されている。
【0004】しかし、賽銭箱にチケットを投入する場合
には、小銭を投入する場合のように賽銭箱に小銭が当た
る音、即ち賽銭投入音が出ないため、参拝者にとって
は、参拝時の臨場感が無くて味気ない。そこで、本発明
は、賽銭の盗難を防止できると共に、参拝時の臨場感も
与えられる賽銭システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の発明は、記憶した情報を外部に発信し且つ外部から
の情報を受信する通信機能を備え、利用可能金額情報を
記憶させた記憶媒体を用いて、賽銭を投入する賽銭シス
テムであって、賽銭金額情報を入力する賽銭入力手段
と、前記記憶媒体から出力される利用可能金額情報を受
信し、前記利用可能金額情報から前記賽銭金額情報を減
算して得られる更新金額情報を送信する送受信手段と、
前記送受信手段により受信された利用可能金額情報が前
記賽銭入力手段から入力された賽銭金額情報以上のとき
に、賽銭コイン発行制御信号及び前記更新金額情報を出
力する処理制御手段と、前記処理制御手段から出力され
る賽銭コイン発行制御信号に基づいて、賽銭コインを発
行する賽銭コイン発行手段と、を含む賽銭コイン発売部
と、前記賽銭コインを投入する賽銭箱と、を備えて構成
した。
【0006】かかる構成によれば、記憶媒体に記憶され
る利用可能金額情報を送受信手段で受信する。また、賽
銭入力手段により賽銭金額情報を入力する。処理制御手
段は、利用可能金額情報が入力された賽銭金額情報以上
の値であると判別したときに、利用可能金額情報から賽
銭金額情報を減算処理し、賽銭コイン発行制御信号及び
更新金額情報を出力する。賽銭コイン発行部は、賽銭コ
イン発行制御信号に基づいて賽銭コインを発行する。発
行された賽銭コインは、賽銭箱に投入される。
【0007】更新金額情報は、送受信手段により記憶媒
体に送信されて記憶される。請求項2に記載の発明で
は、前記賽銭箱は、投入賽銭コインを蓄積する賽銭コイ
ン蓄積手段と、前記賽銭コイン発売部に対して賽銭コイ
ン回収命令を出力する賽銭コイン回収制御手段と、を備
え、前記賽銭コイン発売部は、賽銭コイン回収用通路を
介して前記賽銭コイン蓄積手段と連通する賽銭コイン回
収手段を備え、前記賽銭コイン回収制御手段から賽銭コ
イン回収命令が出力されたときは、前記賽銭コイン回収
手段により、前記賽銭コイン蓄積手段に蓄積された賽銭
コインが前記賽銭コイン回収用通路を介して回収される
構成とした。
【0008】かかる構成によれば、賽銭箱に投入された
賽銭コインは、賽銭コイン蓄積手段に蓄積される。賽銭
箱内の賽銭コイン回収制御手段が、賽銭コイン発売部に
賽銭コイン回収命令を出力したときには、賽銭コイン発
売部内の賽銭コイン回収手段は、賽銭コイン蓄積手段内
の賽銭コインを賽銭コイン回収用通路を介して回収す
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、記憶した情報を
外部に発信し且つ外部からの情報を受信する通信機能を
備え、利用可能金額情報を記憶させた記憶媒体を用い
て、賽銭を投入する賽銭システムであって、前記記憶媒
体から出力される利用可能金額情報を受信し、前記利用
可能金額情報から予め設定した賽銭金額情報を減算して
得られる更新金額情報を送信する送受信手段と、前記送
受信手段により受信された利用可能金額情報が前記賽銭
金額情報以上のときに、前記更新金額情報及び賽銭投入
音制御信号を出力する処理制御手段と、前記処理制御手
段から出力される賽銭投入音制御信号に基づいて、賽銭
投入音を発生する賽銭投入音発生手段と、を含む構成と
した。
【0010】かかる構成によれば、記憶媒体に記憶され
る利用可能金額情報を送受信手段で受信する。処理制御
手段は、利用可能金額情報が予め設定した賽銭金額情報
以上であると判別したときに、利用可能金額情報から賽
銭金額情報を減算処理し、賽銭投入音制御信号及び更新
金額情報を出力する。賽銭投入音制御信号により、賽銭
投入音発生手段から賽銭投入音が発生される。更新金額
情報は、送受信手段により記憶媒体に送信されて記憶さ
れる。
【0011】請求項4に記載の発明では、前記記憶媒体
は、非接触ICカードであることとした。かかる構成に
よれば、記憶媒体である非接触ICカードを送受信手段
に接触させずに近づけて、記憶される利用可能金額情報
を読み出し、算出された更新金額情報を記憶させる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。まず、本発明に係る賽銭システム
の第1実施形態について説明する。図1は、本賽銭シス
テムの第1実施形態の概略的構成図である。本第1実施
形態の賽銭システムは、記憶した情報を外部に発信し且
つ外部からの情報を受信する通信機能を備え、利用可能
金額情報が記憶された記憶媒体として非接触ICカード
2を用いて、賽銭を投入する賽銭システムであり、賽銭
コイン発売部としての賽銭コイン発売機1と、賽銭コイ
ン発売機1で発売された賽銭コインを投入する賽銭箱3
とから成る。
【0013】前記賽銭コイン発売機1は、賽銭金額情報
を入力する賽銭入力手段である入力操作部14と、上述
した非接触ICカード2から出力される利用可能金額情
報を受信し、前記利用可能金額情報から前記入力された
賽銭金額情報を減算して得られる更新金額情報を送信す
る送受信手段である非接触通信アンテナ12と、前記非
接触通信アンテナ12により受信された利用可能金額情
報が前記入力操作部14から入力された賽銭金額情報以
上のとき、即ち、非接触ICカード2に記憶されている
利用可能な金額が賽銭金額以上のときに、賽銭コイン発
行制御信号及び前記更新金額情報を出力する処理制御手
段である処理制御部11と、前記処理制御部11から出
力される賽銭コイン発行制御信号に基づいて、賽銭コイ
ンを発行する賽銭コイン発行手段である賽銭コイン発行
部17と、通信処理部13と、入力操作処理部15と、
賽銭コイン回収部18とを含む。
【0014】非接触ICカード2は、電子マネー機能を
有するものであり、情報を記憶するメモリ部及びメモリ
部に記憶した情報を外部に送信し且つ外部からの情報を
受信する通信機能を備える。メモリ部には、利用者が利
用可能な金額を示す利用可能金額情報が予め記憶されて
いる。このメモリ部に記憶される利用可能金額情報が、
前記通信機能により無線信号で送信される。また、通信
機能により受信される無線信号を処理して得られる更新
金額情報をメモリ部に記憶して、利用可能金額情報を更
新する。
【0015】非接触通信アンテナ12は、利用者の非接
触ICカード2から発信される情報を受信して通信処理
部13に送ると共に、通信処理部13から送られる更新
金額情報を非接触ICカード2に対して送信する。非接
触通信アンテナ12と非接触ICカード2との間の情報
の送受信は、利用者が非接触ICカード2を非接触通信
アンテナ12に近づける行為、即ち、非接触ICカード
2をかざす行為を行うことによって行われる。
【0016】通信処理部13は、非接触通信アンテナ1
2で受信された情報を処理して利用可能金額情報を得、
この利用可能金額情報を処理制御部11に送る。また、
処理制御部11から送られる、非接触ICカード2に記
憶された利用可能金額情報を更新するための更新金額情
報を通信可能な情報にして非接触通信アンテナ12に送
る。
【0017】入力操作処理部15は、後述する入力操作
部14のタッチパネル14aから入力された賽銭金額情
報等の情報を変換処理して、処理制御部11に送るとと
もに、処理制御部11から送られる種々の金額情報及び
メッセージ情報を表示可能な情報に変換処理して、ディ
スプレイ14bに送る。入力操作部14は、利用者が情
報を入力・選択するためのタッチパネル14aと、入力
操作処理部15から送られる金額情報及び各種のメッセ
ージ情報等を表示するディスプレイ14bとを含んで構
成される。
【0018】処理制御部11は、通信処理部13から送
られる利用可能金額情報と入力された賽銭金額情報とを
比較し、減算する処理を行い、得られた金額情報を更新
金額情報として通信処理部13に送る。また、処理制御
部11は、減算処理を行った後、賽銭コイン発行部17
に対して賽銭コイン発行制御信号を送る。
【0019】さらに、処理制御部11は、更新金額情
報、通信処理部13からの利用可能金額情報等の金額情
報及び各種のメッセージ情報を入力操作処理部15に送
る。賽銭コイン発行部17は、処理制御部11から出力
される賽銭コイン発行制御信号に基づいて、図示しない
取り出し口等から賽銭コインを外部に排出する。賽銭コ
イン回収手段である賽銭コイン回収部18は、賽銭コイ
ン回収用通路5を介して、後述する賽銭箱3の賽銭コイ
ン蓄積部32と連通し、処理制御部11が賽銭箱3内の
賽銭コイン回収制御部31からの賽銭コイン回収命令を
受けたときに、賽銭コイン蓄積部32に蓄積された賽銭
コインを賽銭コイン回収用通路5を介して吸い上げて、
回収する。
【0020】一方、賽銭箱3は、投入賽銭コインを蓄積
する賽銭コイン蓄積手段である賽銭コイン蓄積部32
と、前記賽銭コイン発売機1に対して賽銭コイン回収命
令を出力する賽銭コイン回収制御手段である賽銭コイン
回収制御部31と、を備える。賽銭コイン回収制御部3
1は、賽銭コイン蓄積部32に蓄積された賽銭コイン
を、賽銭コイン発売機1内の賽銭コイン回収部18に回
収するための賽銭コイン回収命令を賽銭コイン発売機1
の処理制御部11に出力する。
【0021】図2には、賽銭箱3の一実施形態を示す。
賽銭箱3の外観は、図2(A)に示すように、通常の賽
銭箱と同様であり、略直方体状で、上部に複数の賽銭コ
イン投入口35を備える。賽銭箱3の内部には、図2
(B)に示すように、賽銭コイン導入板36、導入口3
7及び網部38を備える。賽銭コイン導入板36は、投
入された賽銭コインを賽銭コイン蓄積部32に導くため
に、所定の斜度を備えて配置される。
【0022】導入口37は、図2(C)に示すように、
賽銭コイン導入板36の底部に、賽銭コイン投入口35
と平行方向に複数形成される。導入口37のサイズ(長
さ、幅)は、賽銭コインのサイズより大きい物をはじく
ために、賽銭コインの直径及び厚さよりもわずかだけ大
きくしてある。尚、導入口37部分を電気的に振動させ
て、投入された賽銭コインが複数の導入口37を通って
網部38上に落下し、賽銭コイン蓄積部38に蓄積され
易いようにするとよい。
【0023】網部38は、通常時には、賽銭箱3の底面
と平行するように配設される。網部38の編み目のサイ
ズを賽銭コインのサイズよりも細かくすることにより、
賽銭コインより小さいゴミ等は下部に落下して、賽銭コ
インのみが網部38上部に蓄積される。賽銭コイン回収
時には、賽銭コイン回収制御部31の制御により、図2
(D)に示すように、網部38の端部が賽銭コイン回収
用通路5側に傾けられると共に、賽銭コイン回収用通路
5に配設された図示しない蓋部が開けられる。これによ
り、網部38上部に蓄積されている賽銭コインが、網部
38上面を滑って賽銭コイン回収用通路5に導入され
る。賽銭コインは、賽銭コイン回収用通路5を通って賽
銭コイン回収部18に吸い上げられ、回収される。
【0024】次に、上述した賽銭システムの第1実施形
態の各動作について、図3〜図5のフローチャートを用
いて説明する。まず、図3は、利用者の動作のフローチ
ャートである。図3のステップ1(図中、S1で示し、
以下同様とする)で、利用者は、賽銭コイン発売機1の
タッチパネル14aを使用して、投入したい賽銭金額情
報を入力し、非接触ICカード2を非接触通信アンテナ
12に近づけて、かざす行為を行う。賽銭コイン発売機
1では、非接触ICカード2の利用可能金額情報が受信
されて減算処理が行われ、賽銭コインが発行されること
により、利用者は賽銭コインを購入することとなる。
【0025】次に、ステップ2で、利用者は、購入した
賽銭コインを賽銭箱3に投入する。また、図4は、賽銭
コイン発売機1の動作のフローチャートである。図4の
ステップ11では、処理制御部11において、賽銭箱3
の賽銭コイン回収制御部31から賽銭コイン回収命令が
送られたか否かを判別する。賽銭コイン回収命令が送ら
れていないと判別されたならば、ステップ13で、処理
制御部11の制御により、入力メッセージ情報が入力操
作処理部15で変換処理されて、入力操作部14に送ら
れる。ディスプレイ14bには、利用者に対して賽銭金
額情報の入力を案内する入力メッセージ情報が表示され
る。ここで、上述したように、利用者はタッチパネル1
4aを使用して賽銭金額情報を入力する。入力された賽
銭金額情報は、入力操作処理部15で処理されて処理制
御部11に送られる。
【0026】次に、ステップ14で、処理制御部11
は、賽銭金額情報が入力されたか否かの判別を行う。上
述した利用者の動作によって賽銭金額情報が入力された
ことが判別されたならば、ステップ15で、利用者に対
して非接触ICカード2を非接触通信アンテナ12の近
くにかざすように案内する案内メッセージ情報が入力操
作処理部15で変換処理されて、入力操作部14に送ら
れる。これにより、ディスプレイ14bには、例えば、
「カードをかざして下さい。」等の案内メッセージ情報
が表示される。
【0027】そして、ステップ16では、処理制御部1
1が、非接触通信アンテナ12で受信された利用可能金
額情報が通信処理部13を介して送られたことを検出す
ることにより、非接触ICカード2が非接触通信アンテ
ナ12の近くにかざされたか否かを判別する。非接触I
Cカード2がかざされたと判別されたときには、ステッ
プ17で、処理制御部11が、利用可能金額が入力され
た賽銭金額以上の値であるか否かを判別する。
【0028】ステップ17で、利用可能金額が賽銭金額
以上の値であると判別されたならば、ステップ18で、
処理制御部11は、利用可能金額から賽銭金額を減算す
る減算処理を行う。また、処理制御部11は、減算処理
によって得られる更新金額を通信処理部13に送る。更
新金額は、通信処理部13で処理された後に、非接触通
信アンテナ12から更新金額情報として出力される。出
力された更新金額情報は非接触ICカード2に受信され
て、利用可能金額情報として内部のメモリに記憶され
る。
【0029】さらに、ステップ19で、処理制御部11
は、賽銭コイン発行制御信号を賽銭コイン発行部17に
送ることにより、賽銭コイン発行部17で賽銭コインを
発行すると共に、更新金額情報を入力操作処理部15に
送る。入力操作処理部15は、更新金額情報を処理して
入力操作部14に送ることにより、ディスプレイ14b
には、更新金額情報、即ち、非接触ICカード2の残額
が表示される。
【0030】尚、ステップ17で、利用可能金額が賽銭
金額未満の値であると判別されたならば、ステップ20
で、処理制御部11は、非接触ICカード2の利用可能
金額が賽銭金額未満の値であること、即ち、非接触IC
カード2の残額が、入力された賽銭金額より少ないこと
を示す残額不足メッセージ情報を入力操作処理部15に
送る。残額不足メッセージ情報は、入力操作処理部15
から入力操作部14に送られて、ディスプレイ14bに
表示される。
【0031】一方、ステップ11で、賽銭コイン回収命
令が送られたと判別されたならば、ステップ12で、賽
銭コイン回収処理を行う。賽銭コイン回収処理では、賽
銭コイン回収部18に対して賽銭コインを回収する制御
を行う。これにより、賽銭箱3の賽銭コイン蓄積部32
に蓄積されている賽銭コインは、賽銭コイン回収用通路
5を介して賽銭コイン回収部18に吸い上げられ、回収
される。
【0032】また、図5は、賽銭箱3の動作のフローチ
ャートである。図5のステップ31で、賽銭コイン回収
制御部31が、賽銭コインが投入されているか否かを判
別する。賽銭コインが投入されていると判別したなら
ば、ステップ32で、賽銭コイン回収制御部31は、賽
銭コイン蓄積部32に配設された網部38を傾斜させ、
賽銭コイン回収用通路5の蓋部を開ける制御を行う。そ
して、ステップ33で、賽銭コイン発売機1の処理制御
部11に賽銭コイン回収命令を送る。これにより、処理
制御部11は、図4のフローチャートで説明したよう
に、賽銭コイン回収命令が送られたことを検出したなら
ば、賽銭コイン回収部18が賽銭コインを吸い上げるよ
うに制御する。尚、賽銭コイン回収命令は、賽銭コイン
投入毎ではなく、賽銭コインが所定枚数投入された時
点、又は、所定時間周期で出力されるように制御するこ
とが好ましい。
【0033】上述のように、本賽銭システムの第1実施
形態は、非接触ICカード2を使用して専用の賽銭コイ
ンを購入し、この賽銭コインを賽銭箱3に投入するの
で、賽銭コイン発売部1及び賽銭箱3には現金が存在し
ない。従って、現金の盗難や賽銭箱の損壊を防止でき
る。また、賽銭箱3に投入された賽銭コインは、賽銭コ
イン回収用通路5を介して賽銭コイン発売部1に回収さ
れるので、人間による回収作業を省くことができ、賽銭
コインを何度も利用することができる。
【0034】さらに、賽銭コインの投入時には、小銭を
投入した場合と同様に賽銭投入音がするので、利用者に
対して賽銭投入時の臨場感を与えることができる。次
に、本発明に係る賽銭システムの第2実施形態について
説明する。図6は、本賽銭システムの第2実施形態の概
略的構成図を示す。本賽銭システムの第2実施形態も、
記憶した情報を外部に発信し且つ外部からの情報を受信
する通信機能を備え、利用可能金額情報が記憶された記
憶媒体として非接触ICカード2を用いて、賽銭を投入
する賽銭システムである。
【0035】本第2実施形態の賽銭システムは、非接触
ICカード2から出力される利用可能金額情報を受信
し、前記受信された利用可能金額情報から予め設定され
た賽銭金額情報を減算して得られる更新金額情報を送信
する送受信手段である非接触通信アンテナ42と、非接
触通信アンテ42で受信された利用可能金額情報が前記
賽銭金額情報以上のとき、即ち、非接触ICカード2に
記憶されている利用可能な金額が賽銭金額以上のとき
に、前記更新金額情報及び賽銭投入音制御信号を出力す
る処理制御手段である処理制御部41と、前記処理制御
部41から出力される賽銭投入音制御信号に基づいて、
賽銭投入音を発生する賽銭投入音発生手段である賽銭投
入音発生部46と、非接触通信アンテナ42と、通信処
理部43と、表示部44と、表示処理部45とを含んで
構成される。
【0036】非接触ICカード2は第1実施形態におい
て説明した非接触ICカード2と同様のものである。ま
た、非接触通信アンテナ42及び通信制御部43は、第
1実施形態で説明した非接触通信アンテナ12及び通信
処理部13と同様の動作を行うものである。賽銭投入音
発生部46はスピーカ等を備え、処理制御部41から賽
銭投入音制御信号が送られたときに、小銭を賽銭箱に投
入したときの音である賽銭投入音を発生する。
【0037】表示処理部45は、処理制御部41から送
られる種々の金額情報及びメッセージ情報を表示可能な
情報に変換処理して、表示部44に送る。表示部44
は、表示処理部45から送られる金額情報及び各種のメ
ッセージ情報を表示する。処理制御部41は、通信処理
部43から送られる利用可能金額情報と、予め設定され
ている賽銭金額情報とを比較し、減算する処理を行う。
そして、減算処理により得られる金額情報を更新金額情
報として通信処理部43に送る。
【0038】また、処理制御部41は、減算処理を終了
した後に、賽銭投入音を発生するための賽銭投入音制御
信号を賽銭投入音発生部46に送る。さらに、処理制御
部41は、更新金額情報、通信処理部43からの利用可
能金額情報等の金額情報及び各種のメッセージ情報を表
示処理部45に送る。次に、上述した賽銭システムの第
2実施形態の動作について、図7のフローチャートを用
いて説明する。
【0039】まず、ステップ41では、処理制御部41
の制御により、案内メッセージ情報が表示処理部45に
送られる。表示処理部45は案内メッセージ情報を処理
して表示部44に送る。これにより、表示部44には、
例えば、「カードをかざして下さい。1回〇〇円で
す。」等の案内メッセージ情報が表示される。次に、ス
テップ42では、処理制御部41が、非接触通信アンテ
ナ42で受信された利用可能金額情報が通信処理部43
から送られたか否かが判別されることにより、非接触I
Cカード2が非接触通信アンテナ42の近くにかざされ
たか否かを判別する。非接触ICカード2がかざされた
と判別されたときには、ステップ3で、処理制御部11
が、利用可能金額が前記予め設定されている賽銭金額以
上の値であるか否かを判別する。
【0040】ステップ43で、利用可能金額が賽銭金額
以上の値であると判別されたならば、ステップ44で、
処理制御部41は、利用可能金額から賽銭金額を減算す
る処理を行う。ここで、例えば、賽銭金額が5円に設定
されている場合には、非接触カード2を非接触通信アン
テナ42に1回かざす毎に、非接触ICカード2から読
み出された利用可能金額から5円の賽銭金額が減算され
る。このとき、非接触ICカード2を複数回かざすこと
により、5円の倍数分の賽銭金額が利用可能金額から減
算されて、利用者は、その賽銭金額分の賽銭を投入する
こととなる。例えば、10円分の賽銭を投入したい場合
には、利用者は非接触ICカード2を2度かざす行為を
行えばよい。
【0041】減算処理によって得られる更新金額は、通
信処理部43で処理された後に、非接触通信アンテナ4
2から更新金額情報として出力される。出力された更新
情報は非接触ICカード2に受信されて、利用可能金額
情報として内部のメモリに記憶される。また、減算処理
が終了した後、賽銭投入音制御信号を賽銭投入音発生部
46に送る。これにより、賽銭投入音発生部46から
は、例えば“チャリン”等の実際に賽銭を投入したとき
の音が発生される。
【0042】これにより、非接触ICカード2を非接触
通信アンテナ42に近づけると、非接触ICカード2に
記憶されていた利用可能金額情報から所定の賽銭金額情
報が減算処理されると同時に、賽銭投入音が発生され
る。次に、ステップ45で、処理制御部41は、減算処
理によって得られた更新金額情報を表示処理部45に送
る。表示処理部45は、更新金額情報を処理して表示部
44に送ることにより、表示部44には非接触ICカー
ド2の残額が表示される。
【0043】尚、ステップ43で、利用可能金額が賽銭
金額未満の値であると判別されたならば、ステップ46
で、処理制御部41は、残額不足メッセージ情報を表示
処理部45に送る。残額不足メッセージ情報は表示処理
部45を介して表示部44に送られて、表示される。上
述のように、本賽銭システムの第2実施形態は、非接触
ICカード2を使用して賽銭投入行為を行うので、利用
者は小銭を用意したり、チケットを購入したりする必要
がなく、賽銭投入行為を簡易に行うことができる。ま
た、賽銭回収作業を行う必要が無い。
【0044】また、現金が投入されないので、賽銭の盗
難や賽銭箱の損壊を防止できる。さらに、小銭を投入し
た場合と同様の賽銭投入音を発生するので、利用者に対
して賽銭投入時の臨場感を与えることができる。そのう
え、第1実施形態のように、専用の賽銭コインを製造す
る必要もない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうちの請
求項1に記載の発明は、外部との通信機能を備えた記憶
媒体を利用して賽銭コインを購入し、この賽銭コインを
賽銭箱に投入することにより、現金を使用しないので、
現金の盗難や賽銭箱の損壊を防止できる。賽銭コインの
投入時には、小銭を投入した場合と同様に賽銭投入音が
するので、利用者に対して賽銭投入時の臨場感を与える
ことができる。
【0046】請求項2に記載の発明は、賽銭箱に投入さ
れた賽銭コインを賽銭コイン回収用通路5を介して賽銭
コイン発売部に回収するので、回収する作業を省くこと
ができ、賽銭コイン発売機内の賽銭コインを何度も利用
することができる。請求項3に記載の発明は、利用者は
小銭やチケットを使用せずに、外部との通信機能を備え
た記憶媒体を利用して賽銭投入行為を行うので、賽銭投
入行為を簡易に行うことができ、投入された賽銭を回収
する作業による手間や人件費等の費用を削減できる。ま
た、現金が投入されないので、賽銭の盗難や賽銭箱の損
壊を防止でき、さらに、小銭を投入した場合と同様の賽
銭投入音を発生するので、利用者に対して賽銭投入時の
臨場感を与えることができる。そのうえ、専用の賽銭コ
イン等を製造する必要がない。
【0047】請求項4に記載の発明は、上記効果に加え
て、記憶媒体として非接触ICカードを用いることによ
り、利用者の利便性が増大し、賽銭システムの利用率や
普及率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る賽銭システムの第1実施形態の概
略的な構成図。
【図2】(A)は、図1の賽銭箱の一実施形態の外観
図、(B)は、(A)の賽銭箱の通常時の断面図、
(C)は、導入口の上面図、(D)は、(A)の賽銭箱
の賽銭コイン回収時の断面図。
【図3】利用者の動作のフローチャート。
【図4】賽銭コイン発売機の処理動作のフローチャー
ト。
【図5】賽銭箱の動作のフローチャート。
【図6】本発明に係る賽銭システムの第2実施形態の概
略的な構成図。
【図7】図6の賽銭システムの動作のフローチャート。
【符号の説明】
1 賽銭コイン発売機 2 非接触ICカード 3 賽銭箱 5 賽銭コイン回収用通路 11,41 処理制御部 12,42 非接触通信アンテナ 13,43 通信処理部 14 入力操作部 15 入力操作処理部 17 賽銭コイン発行部 18 賽銭コイン回収部 31 賽銭コイン回収制御部 32 賽銭コイン蓄積部 44 表示部 45 表示処理部 46 賽銭投入音発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 利昌 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日本 信号株式会社与野事業所内 (72)発明者 小林 直也 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日本 信号株式会社与野事業所内 Fターム(参考) 3E044 AA20 BA04 BA06 CA01 CA06 CC04 DA03 DA08 DB02 DB05 DB15 DD03 DE01 EA02 EA06 EA20 EB01 EB08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶した情報を外部に発信し且つ外部から
    の情報を受信する通信機能を備え、利用可能金額情報を
    記憶させた記憶媒体を用いて、賽銭を投入する賽銭シス
    テムであって、 賽銭金額情報を入力する賽銭入力手段と、 前記記憶媒体から出力される利用可能金額情報を受信
    し、前記利用可能金額情報から前記賽銭金額情報を減算
    して得られる更新金額情報を送信する送受信手段と、 前記送受信手段により受信された利用可能金額情報が前
    記賽銭入力手段から入力された賽銭金額情報以上のとき
    に、賽銭コイン発行制御信号及び前記更新金額情報を出
    力する処理制御手段と、 前記処理制御手段から出力される賽銭コイン発行制御信
    号に基づいて、賽銭コインを発行する賽銭コイン発行手
    段と、を含む賽銭コイン発売部と、 前記賽銭コインを投入する賽銭箱と、を備えることを特
    徴とする賽銭システム。
  2. 【請求項2】前記賽銭箱は、投入賽銭コインを蓄積する
    賽銭コイン蓄積手段と、前記賽銭コイン発売部に対して
    賽銭コイン回収命令を出力する賽銭コイン回収制御手段
    と、を備え、 前記賽銭コイン発売部は、賽銭コイン回収用通路を介し
    て前記賽銭コイン蓄積手段と連通する賽銭コイン回収手
    段を備え、 前記賽銭コイン回収制御手段から賽銭コイン回収命令が
    出力されたときは、前記賽銭コイン回収手段により、前
    記賽銭コイン蓄積手段に蓄積された賽銭コインが前記賽
    銭コイン回収用通路を介して回収されることを特徴とす
    る請求項1に記載の賽銭システム。
  3. 【請求項3】記憶した情報を外部に発信し且つ外部から
    の情報を受信する通信機能を備え、利用可能金額情報を
    記憶させた記憶媒体を用いて、賽銭を投入する賽銭シス
    テムであって、 前記記憶媒体から出力される利用可能金額情報を受信
    し、前記利用可能金額情報から予め設定した賽銭金額情
    報を減算して得られる更新金額情報を送信する送受信手
    段と、 前記送受信手段により受信された利用可能金額情報が前
    記賽銭金額情報以上のときに、前記更新金額情報及び賽
    銭投入音制御信号を出力する処理制御手段と、 前記処理制御手段から出力される賽銭投入音制御信号に
    基づいて、賽銭投入音を発生する賽銭投入音発生手段
    と、を含むことを特徴とする賽銭システム。
  4. 【請求項4】前記記憶媒体は、非接触ICカードである
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに
    記載の賽銭システム。
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