JP4986344B2 - 遊技用システム及び決済方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技場外において景品交換に使用可能な景品交換用有価価値の大きさを使用して、インターネット等の通信回線網を介して接続される景品提供会社端末にて提供される景品と景品交換を行うための遊技用システムに係り、さらに詳しくは、特別なインフラストラクチャー(以下「インフラ」という。)を必要とせずに前記景品交換を可能とする遊技用システム,及び該遊技用システムに適用される決済方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機にて遊技を行うことにより遊技者の所有となった獲得有価価値の大きさ(例えばパチンコ玉が計数された計数玉数や、該計数玉数が貯蓄された貯玉数や、メダルが計数された計数メダル数や、該計数メダル数が貯蓄された貯メダル数等)を使用して、インターネット等の通信回線網を介して接続される景品提供会社端末にて提供される景品と景品交換を行うためのシステムとしては、例えば以下のようなものが知られている。
【0003】
このシステムにおいては、遊技者に対して、前記獲得有価価値の大きさ(例えば貯玉数)を特定可能な情報(例えばカードID)が記録された記録媒体(例えば会員カード)が発行されており、また遊技場又は該遊技場外の管理機関に、前記記録媒体の記録情報に対応付けて前記獲得有価価値の大きさを登録するデータベースを有する管理装置が設けられており、さらに遊技場に、景品交換用端末が設けられている。この景品交換用端末は、前記記録媒体を受け付けて、該受け付けた記録媒体の記録情報を読み取る記録媒体読取装置(例えばカードリーダ/ライタ)と、インターネット等の通信回線網を介して景品提供者サーバに接続可能な通信部と、所定の情報を表示可能な表示部と、所定の操作を受付可能な操作部と、それら各デバイスを制御する制御部等を備えるものである。
【0004】
このシステムでは、遊技者が景品交換用端末のカードリーダ/ライタに会員カードを挿入すると、該カードリーダ/ライタにて会員カードのカードIDが読み取られ、該カードIDが管理装置におけるデータベースの登録情報に照合されて貯玉数が特定される。ここで遊技者が景品交換用端末からインターネットを介して景品提供会社の景品提供サーバに接続する操作を行うと、提供される景品の景品名や必要玉数等の景品情報が表示される。そして遊技者が景品交換用端末から希望の景品を選択する操作を行うと、管理装置に登録されている貯玉数が必要玉数分だけ減算更新されると共に、希望景品が遊技者の自宅に後日配送される。即ちこのシステムでは、遊技場に設けられる景品交換用端末からインターネットを介して景品提供サーバに接続して、貯玉数を使用した景品交換が行われるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記システムでは、インターネットを介した景品交換を実現するにあたり、会員カードのカードIDを読み取るためのカードリーダ/ライタ等の特別なインフラを必要とするため、該インフラを構築するためのコストが高くなると共に手間がかかり、インターネットを介した景品交換が普及しないという問題点を有していた。この問題点は、例えば遊技者の自宅等の一般家庭においてインターネットを介した景品交換を実現する場合には、各一般家庭に前記カードリーダ/ライタ等の特別なインフラを必要とするため、特に顕著である。
【0006】
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、特別なインフラを必要とせず、既存の通信インフラを利用して、インターネット等の通信回線網を介して接続される景品提供会社端末にて提供される景品と景品交換を可能とする遊技用システム,及び該遊技用システムに適用される決済方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。
【0008】
まず請求項1に係る発明は、遊技者が遊技を行うことにより該遊技者の所有となった獲得有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された獲得有価価値特定用記録媒体の記録情報から特定される獲得有価価値の大きさの範囲内における所定の獲得有価価値の大きさに相当し、遊技場外において景品交換に使用可能な景品交換用有価価値の大きさを使用して景品交換を行うための遊技用システムであって、遊技場に設けられ、前記獲得有価価値特定用記録媒体を受け付けて、該受け付けた獲得有価価値特定用記録媒体の記録情報を読み取り、該読み取った情報から特定される獲得有価価値の大きさの範囲内における所定の獲得有価価値の大きさに基づいて、前記景品交換用有価価値の大きさを特定可能な識別情報が記録されると共に携帯端末とデータ通信可能に接続される汎用のメモリーカードを発行する発行処理を行うメモリーカード発行装置と、遊技場外に設けられ、前記メモリーカード発行装置と通信可能に接続され、前記メモリーカードに関する情報が当該メモリーカードの前記識別情報と対応付けて登録されるメモリーカードデータベースを有する管理装置と、遊技場外に設けられ、前記管理装置とデータ通信可能に接続され、かつ、前記携帯端末と通信回線網を介してデータ通信可能に接続されると共に、提供可能な景品に関する景品情報を前記携帯端末に送信し、前記メモリーカードと接続された該携帯端末から該メモリーカードの識別情報及び前記提供可能な景品のうちの希望する景品の選択情報を受信して、該受信した選択情報に基づいて希望景品と交換するための使用処理を行う景品提供会社端末と、からなり、前記メモリーカード発行装置は、前記発行処理の際に該発行に供されるメモリーカードの識別情報及び前記景品交換用有価価値の大きさを特定可能な情報を含む発行情報を前記管理装置に送信し、前記景品提供会社端末は、前記使用処理の際に前記メモリーカードの識別情報及び前記希望景品の交換に必要な景品交換用有価価値の大きさを特定可能な情報を含む使用情報を前記管理装置に送信し、前記管理装置は、前記メモリーカード発行装置から送信された前記発行情報に基づいて該当するメモリーカードデータベースの登録情報を更新すると共に、前記景品提供会社端末から送信された前記使用情報と前記メモリーカードデータベースの登録情報に基づいて該当するメモリーカードの前記識別情報に対応する前記景品交換用有価価値の大きさが前記希望景品との交換に使用可能か否かを判定し、該判定結果が使用可能と判定された場合に前記使用情報に基づいて前記希望景品の交換に必要な景品交換用有価価値の大きさを該当するメモリーカードの前記識別情報に対応する前記景品交換用有価価値の大きさから減算更新することを特徴とする遊技用システムである。これによれば、景品交換用有価価値の大きさを特定可能な識別情報が記録された汎用のメモリーカードがメモリーカード発行装置にて発行され、該メモリーカードに関する情報が前記識別情報に対応付けて管理装置のメモリーカードデータベースに登録され、該メモリーカードが接続された携帯端末から通信回線網を介して接続される景品提供会社端末において、該携帯端末に接続されたメモリーカードの識別情報から特定される景品交換用有価価値の大きさを使用して、景品提供会社端末にて提供される景品と景品交換を行うことができる。
【0009】
また請求項2に係る発明は、請求項1に記載した遊技用システムであって、前記管理装置は、前記メモリーカード発行装置から送信された前記発行情報に基づいて該当するメモリーカードの使用を有効にする処理を行うことを特徴とする遊技用システムである。
【0010】
また請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載した遊技用システムであって、前記管理装置は、メモリーカードに関する情報として、前記メモリーカードが発行されていない場合において、該メモリーカードが納入された遊技場を特定可能な情報を少なくとも登録し、該登録情報に基づいて未発行のメモリーカードに関する情報の管理を行うと共に、前記メモリーカードが発行された場合において、前記メモリーカード発行装置から送信された前記発行情報に基づいて該当するメモリーカードの識別情報に対応付けて前記発行に供された前記景品交換用有価価値の大きさを特定可能な情報を少なくとも登録し、該登録情報に基づいて発行済のメモリーカードに関する情報の管理を行うことを特徴とする遊技用システムである。
【0011】
また請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、前記メモリーカード発行装置は、前記遊技者が前記遊技場において予め会員登録された会員遊技者であるか否かを判定するための処理を行い、該判定結果が会員遊技者であると判定された場合に前記発行処理を行うことを特徴とする遊技用システムである。
【0012】
また請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、前記メモリーカード発行装置は、前記獲得有価価値特定用記録媒体の記録情報から特定される獲得有価価値の大きさの範囲内において前記メモリーカードの発行に供したい獲得有価価値の大きさを受け付けて、該受け付けた獲得有価価値の大きさに基づいて前記景品交換用有価価値の大きさを特定可能な情報を前記管理装置に送信し、前記管理装置は、前記メモリーカード発行装置から送信された前記発行情報に基づいて前記景品交換用有価価値の大きさを該当するメモリーカードの前記識別情報に対応付けて登録することを特徴とする遊技用システムである。
【0013】
また請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、前記メモリーカード発行装置は、前記メモリーカードを受け付けて、該受け付けたメモリーカードの前記識別情報を読み取り、前記獲得有価価値特定用記録媒体の記録情報から特定される獲得有価価値の大きさの範囲内における所定の獲得有価価値の大きさに基づく前記景品交換用有価価値の大きさを特定可能な情報と前記読み取ったメモリーカードの前記識別情報を含む加算情報を前記管理装置に送信し、前記管理装置は、前記メモリーカード発行装置から送信された前記加算情報に基づいて前記景品交換用有価価値の大きさを該当するメモリーカードの前記識別情報に対応する前記景品交換用有価価値の大きさに加算更新することを特徴とする遊技用システムである。
【0014】
さらに請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1つに記載した遊技用システムに適用され、前記管理装置を備える管理機関と、前記メモリーカード発行装置を備える遊技場と、前記景品提供会社端末を備える景品提供会社との間における前記メモリーカードの発行及び該メモリーカードを使用した景品交換に伴う決済を行う決済方法であって、前記遊技場は、前記メモリーカードの発行に供された所定の獲得有価価値の大きさに応じた額を支払うことにより、前記管理機関との間における前記メモリーカードの発行に伴う決済を行い、前記管理機関は、前記景品提供会社端末から送信される前記使用情報に基づいて、前記景品提供会社毎に前記景品交換に使用された景品交換用有価価値の大きさを集計し、各景品提供会社に対して該集計結果に応じた額を支払うことにより、前記景品提供会社との間における前記景品交換に伴う決済を行うことを特徴とする決済方法である。
【0015】
上記課題を解決するための手段の具体例を、発明の実施の形態及び図面の表記と対応させて説明する。獲得有価価値の大きさには貯玉数が対応する。獲得有価価値特定用記録媒体には会員カード4が対応する。景品交換用有価価値の大きさには景品交換用玉数が対応する。識別情報には景品カードIDが対応する。携帯端末には携帯電話端末50が対応する。メモリーカードには景品カード3が対応する。メモリーカードデータベースには景品カードDB43bが対応する。管理装置には管理装置40が対応する。メモリーカード発行装置には景品カード発行装置10が対応する。通信回線網にはインターネット2,一般加入電話回線網,移動体通信網等が対応する。景品にはデジタルコンテンツが対応する。景品提供会社端末には景品提供会社サーバ30が対応する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0017】
[1.遊技用システムの構成]
まず、本発明に係る遊技用システム1の構成について説明する。なお、以下においては、データベースを「DB」と略記する。遊技用システム1は、遊技者が遊技を行うことにより該遊技者の所有となった獲得有価価値の大きさの範囲内における所定の獲得有価価値の大きさに相当し、遊技場外において景品交換に使用可能な景品交換用有価価値の大きさを使用して、インターネット2等の通信回線網を介して接続される景品提供会社サーバ30にて提供される景品と景品交換を行うためのシステムである。なお通信回線網には、インターネット2の他に一般加入電話回線網や移動体通信網等も含まれる。
【0018】
ここで獲得有価価値の大きさは、例えば遊技機であるパチンコ機による遊技の結果として遊技者に付与されるパチンコ玉が計数された計数玉数や、該計数玉数が翌日以降も使用可能なように貯蓄された貯玉数や、遊技機であるスロットマシンによる遊技の結果として遊技者に付与されるメダルが計数された計数メダル数や、該計数メダル数が翌日以降も使用可能なように貯蓄された貯メダル数や、遊技機であるゲーム機による遊技の結果として遊技者に付与された点数や、それらが所定の比率で換算された貨幣金額や点数等である。即ち獲得有価価値の大きさは、遊技者が遊技を行うことにより該遊技者の所有となるものであれば良い。以下においては、獲得有価価値の大きさが貯玉数である例について説明する。
【0019】
遊技用システム1は、図1に示すように、遊技場外の管理機関140に設けられる管理装置40と、遊技場110に設けられ、管理装置40とデータ通信可能に接続される景品カード発行装置10と、遊技場外の景品提供会社130に設けられ、管理装置40とデータ通信可能に接続され、かつ携帯電話端末50と通信回線網を介してデータ通信可能に接続される景品提供会社サーバ30と、からなるものである。この遊技用システム1を利用する遊技者は、景品カード3と、会員カード4と、携帯電話端末50を所有している。
【0020】
この遊技用システム1を構成する各機器は、図2に示すように接続されている。また遊技場110には、会員管理コンピュータ20が設けられており、該会員管理コンピュータ20は、景品カード発行装置10とデータ通信可能に接続されている。なお遊技場110,景品提供会社130,及び管理機関140の数は特に限定されないが、ここでは図6(c)に示すように遊技場110が複数であり、図6(d)に示すように景品提供会社130が複数であり、かつ管理機関140が単数である例について説明する。ただし図1及び図2では、簡略化のために、単数の景品カード発行装置10及び遊技場110と、単数の景品提供会社サーバ30及び景品提供会社130を表示する。
【0021】
景品カード3は景品交換用記録媒体の一例であって、景品交換用玉数を特定可能な識別情報が記録されると共に携帯電話端末50とデータ通信可能に接続されるものである。ここで景品交換用玉数は景品交換用有価価値の大きさの一例であって、前記貯玉数の範囲内における所定の貯玉数に相当し、遊技場外において景品交換に使用可能なものである。この景品カード3には、景品カードID,照合用ID,及び前記景品交換用玉数が記録されている。
【0022】
この景品カードIDは識別情報の一例であって、景品カード3に予め記録される情報であり、ここでは図6(b)に示すように9桁の数字からなる番号である。また照合用IDは景品カード3の使用を有効にする処理結果を特定可能な情報の一例であって、景品カード発行装置10にて景品カード3を発行する際に事後的に記録される情報であり、ここでは同図に示すように8桁の数字及びアルファベット文字からなる文字列である。なお景品交換用玉数は、景品カード発行装置10にて景品カード3を発行する際に事後的に記録される発行玉数,又は管理装置40にて景品交換用玉数の減算/加算更新が行われた後に記録される更新玉数である。
【0023】
この景品カード3は、景品カードIDのみが記録された状態で管理機関140から遊技場110に納入されて景品カード発行装置10の後述する景品カード貯留部15にセットされ、照合用ID及び景品交換用玉数が記録されて景品カード発行装置10から発行され、携帯電話端末50の後述する景品カードスロット53に接続されて使用される。
【0024】
ここで景品カード3は、図1及び図3(a)に示すように、長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に、景品カードID,照合用ID,及び景品交換用玉数を記録可能な記録領域(図示外)が形成されてなるものであり、例えば該記録領域がICチップであるICカードや、該記録領域が不揮発性の半導体メモリ(例えばフラッシュメモリ)であるメモリーカード等が含まれる。このICカードは、例えばIMT−2000規格の携帯電話端末に接続可能なUIM(User Identity Module)カード等であり、またメモリーカードは、例えばコンパクトフラッシュ,スマートメディア,SDメモリカード,メモリスティック,マルチメディアカード,サイトスティック等(いずれも商標名)である。
【0025】
なお景品カード3の形状は長方形状には限られず、例えば正方形状,多角形状,円形状,楕円形状,マッチ箱状等であっても良く、また材質もプラスチック製には限られず、例えば金属製等であっても良く、さらに属性もICカードやメモリーカードには限られず、例えば磁気カード等であっても良い。即ち景品カード3は、景品交換用玉数を特定可能な情報が記録されるものであれば良く、その形状,材質,属性等は特に限定されない。
【0026】
また景品カード3は、携帯電話端末50の景品カードスロット53に挿入されて直接的に接続されるものには限られず、例えば携帯電話端末50の外部接続端子55に所定のアダプタを介して間接的に接続されるものや、携帯電話端末50に搭載される通信モジュール(例えばブルートゥースモジュール)と通信して非接触で接続されるもの等であっても良い。即ち景品カード3は、携帯電話端末50とデータ通信可能に接続されるものであれば良く、その接続態様は特に限定されない。
【0027】
会員カード4は獲得有価価値特定用記録媒体の一例であって、前記貯玉数を特定可能な情報(ここでは会員カード4に付与される固有の番号である会員カードID)が記録されたものである。なお会員カード4の照合を行うための暗証番号は、後述する会員管理コンピュータ20の会員カードDB23a,及び管理装置40の会員カードDB43aに記録されており、会員カード4には記録されていない。この会員カード4は、遊技場において予め会員登録した会員遊技者に対して発行されるものであり、該会員登録がなされた場合に、例えば遊技場110の景品カウンタ等において発行される。
【0028】
ここで会員カード4は、図1乃び図3(a)に示すように、長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に、少なくとも会員カードIDが記録された記録領域(図示外)が形成されてなるものであり、該記録領域が磁気ストライプである磁気カードや、該記録領域がICチップであるICカード等が含まれる。なお会員カード4の形状は長方形状には限られず、例えば正方形状,多角形状,円形状,楕円形状等であっても良く、また材質もプラスチック製には限られず、例えば金属製等であっても良く、さらに属性も磁気カードやICカードには限られず、例えば感熱式カード等であっても良い。即ち会員カード4は、貯玉数を特定可能な情報が記録されるものであれば良く、その形状,材質,属性等は特に限定されない。
【0029】
景品カード発行装置10は景品交換用記録媒体発行装置の一例であって、図1に示すように、遊技場110(例えば景品カウンタの近傍等の所定の箇所)に設けられるものである。この景品カード発行装置10は、図3(a)に示すように、キオスク端末型を呈するものであり、その筐体の前面にディスプレイ18,会員カードスロット16,及び景品カードスロット13等を備え、また図2にも示すように、その筐体の内部に通信部11a,11b,制御部12,景品カードリーダ/ライタ14,景品カード貯留部15,及び会員カードリーダ17等を備えており、これらの各機器は、図2に示すように接続されている。
【0030】
通信部11aは、通信回線を介してインターネット2に接続され、景品カード発行装置10と後述する管理装置40との間の通信を司るものである。これにより、後述する景品カード発行処理が行われる場合に、景品カード発行装置10から管理装置40に対して後述する発行情報(会員カードID,遊技場ID,景品カードID,発行希望玉数)が送信され(図11のSc6,及び図1のS3を参照)、管理装置40から景品カード発行装置10に対して照合用IDが返信される(図14のSf8,及び図1のS5を参照)。
【0031】
また、後述する景品カード価値加算処理が行われる場合に、景品カード発行装置10から管理装置40に対して後述する加算情報(会員カードID,遊技場ID,景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数,加算希望玉数)が送信され(図12のSd8,及び図1のS3’を参照)、管理装置40から景品カード発行装置10に対して照合用IDが返信される(図14のSf15,及び図1のS5’を参照)。
【0032】
通信部11bは、通信回線を介して後述する会員管理コンピュータ20の通信部21に接続され、景品カード発行装置10と会員管理コンピュータ20との間の通信を司るものである。これにより、後述する会員カード照合処理が行われる場合に、景品カード発行装置10から会員管理コンピュータ20に対して会員カードIDと暗証番号が送信され(図10のSb3を参照)、会員管理コンピュータ20から景品カード発行装置10に対して残貯玉数又は照合不一致の信号が送信される(図13のSe7,Se8を参照)。
【0033】
また後述する景品カード発行処理が行われる場合に、景品カード発行装置10から会員管理コンピュータ20に対して会員カードIDと後述する発行希望玉数が送信され(図11のSc4を参照)、会員管理コンピュータ20から景品カード発行装置10に対して貯玉数等の更新処理が完了した旨の完了通知又は発行不可の信号が送信される(図13のSe12,Se13を参照)。さらに後述する景品カード加算処理が行われる場合に、景品カード発行装置10から会員管理コンピュータ20に対して会員カードIDと後述する加算希望玉数が送信され(図12のSd6を参照)、会員管理コンピュータ20から景品カード発行装置10に対して残貯玉数等の更新処理が完了した旨の完了通知又は加算不可の信号が送信される(図13のSe17,Se18を参照)。
【0034】
制御部12は、CPU,RAM,及びROM等を備えるコンピュータである。このROMには、後述する図9に示す景品カード発行装置メイン処理,図10に示す会員カード照合処理,図11に示す景品カード発行処理,図12に示す景品カード価値加算処理等を実行するためのプログラムが記録されている。この制御部12が該プログラムに基づいて動作することにより、景品カード発行装置10は以下の如き処理を行う。
【0035】
即ち景品カード発行装置10は、会員カード4を受け付けて(図9のSa1,及び図1のS1を参照)、該受け付けた会員カード4の記録情報を読み取り(図10のSb1を参照)、該読み取った情報から特定される貯玉数の範囲内における所定の貯玉数に基づいて景品カード3を発行する発行処理を行うと共に(図11のSc10,及び図1のS7を参照)、該発行処理の際に発行に供される景品カード3の識別情報及び景品交換用玉数を特定可能な情報を含む発行情報を管理装置40に送信することにより(図11のSc6,及び図1のS3を参照)、前記景品カード発行処理を行うものである。
【0036】
ここで発行に供される景品交換用玉数を特定可能な情報は、後述する発行希望玉数を特定可能な景品カード3が発行される場合にあっては、該発行希望玉数を特定可能な情報であり、また予め定められた所定の景品交換用玉数(例えば1000玉)を特定可能な景品カード3が発行される場合にあっては、該景品カード3を特定可能な情報である。
【0037】
この景品カード発行処理において、景品カード発行装置10は、遊技者が遊技場110において予め会員登録された会員遊技者であるか否かを判定するための処理を行い(図10のSb3を参照)、該判定結果が会員遊技者であると判定された場合に前記発行処理を行うものである。
【0038】
また景品カード発行処理において、景品カード発行装置10は、会員カード4の記録情報から特定される貯玉数の範囲内において景品カード3の発行に供したい貯玉数(即ち発行希望玉数)を受け付けて(図11のSc3,及び図1のS2を参照)、該受け付けた発行希望玉数に基づいて前記景品交換用玉数を特定可能な情報を管理装置40に送信するものである。
【0039】
一方、景品カード発行装置10は、景品カード3を受け付けて(図12のSd2,及び図1のS2’を参照)、該受け付けた景品カード3の識別情報を読み取り(図12のSd3を参照)、会員カード4の記録情報から特定される貯玉数の範囲内における所定の貯玉数に基づく前記景品交換用玉数(即ち加算希望玉数)を特定可能な情報と前記読み取った景品カード3の識別情報を含む加算情報を管理装置40に送信することにより(図12のSd8,及び図1のS3’を参照)、前記景品カード価値加算処理を行うものである。
【0040】
図3(a)に示すように、景品カードスロット13は景品交換用記録媒体受付部の一例であって、水平状態かつ縦長の状態の景品カード3を受付可能な開口であり、景品カード発行処理において景品カード3を発行し(図11のSc10,及び図1のS7を参照)、また景品カード価値加算処理において景品カード3の挿入を受け付け(図12のSd2,及び図1のS2’を参照)、該受け付けた景品カード3を返却するものである(図12のSd12,及び図1のS7’を参照)。
【0041】
景品カードスロット13には、景品カードリーダ/ライタ14が連設されている。この景品カードリーダ/ライタ14は景品交換用記録媒体読取/記録手段の一例であって、景品カード発行処理において景品カード貯留部15から搬送されて装着された景品カード3の景品カードIDを読み取ると共に(図11のSc2を参照)、景品カード3に対して発行玉数及び照合用IDを記録するものであり(同図のSc8,及び図1のS6を参照)、また景品カード価値加算処理において景品カードスロット13から挿入された景品カード3の記録情報(景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数)を読み取ると共に(図12のSd3を参照)、景品カード3に対して更新玉数(即ち更新前の景品交換用玉数+加算玉数)及び照合用IDを記録するものである(同図のSd10,及び図1のS6’を参照)。
【0042】
景品カードリーダ/ライタ14には、景品カード貯留部15が連設されている。この景品カード貯留部15は、景品カードIDが予め記録される一方で発行玉数及び照合用IDが記録されていない未発行の景品カード3を貯留しており、景品カード3が発行される場合に、該景品カード3を景品カードリーダ/ライタ14に向けて自動的に搬送するものである。
【0043】
会員カードスロット16は獲得有価価値特定用記録媒体受付部の一例であって、水平状態かつ縦長の状態の会員カード4を受付可能な開口であり、景品カード発行装置メイン処理において会員カード4の挿入を受け付け(図9のSa1,及び図1のS1,S1’を参照)、該景品カード発行装置メイン処理,会員カード照合処理,景品カード発行処理,及び景品カード価値加算処理において該受け付けた会員カード4を返却するものである(図9のSa6,図10のSb8,図11のSc11,図12のSd13を参照)。
【0044】
会員カードスロット16には、会員カードリーダ17が連設されている。この会員カードリーダ17は獲得有価価値特定用記録媒体読取手段の一例であって、会員カード照合処理において会員カードスロット16から挿入された会員カード4の会員カードIDを読み取るものである(図10のSb1を参照)。
【0045】
ディスプレイ18は、表示面が遊技者に向くように景品カード発行装置10の前面に設けられるタッチパネル式のディスプレイである。このディスプレイ18は各種の情報を表示する表示手段として機能すると共に、各種の操作を受け付ける操作受付手段として機能するものである。
【0046】
以下、ディスプレイ18の表示内容の一例を、図4及び図5を参照して説明する。このディスプレイ18では、図4に示すように、まずD101の待機画面で、会員カード4の挿入を促すメッセージが表示され、会員カード4が会員カードスロット16から挿入されると、会員カードリーダ17にて会員カード4から会員カードIDが読み取られ、D102の暗証番号入力画面に進む。
【0047】
D102では暗証番号の入力を促すメッセージ,及びテンキーが表示され、遊技者が該テンキーの適宜の部位に触れることにより暗証番号が入力されると、暗証番号が「****」のように伏せ字で表示され、「確認」ボタンが押下されると、会員カードID及び暗証番号を照合するための処理が行われる(図10のSb3を参照)。この照合は、後述する会員管理コンピュータ20において行われる(図13のSe4〜Se8を参照)。なおD102で「取消」ボタンが押下されると、テンキーにより入力された数値がクリアされ、また「終了」ボタンが押下されると、会員カード4(及び景品カード3が受け付けられている場合には該景品カード3)が返却されてD101に戻る。この「取消」ボタン及び「終了」ボタンの機能は、以下に説明する画面で表示されるものについても同様である。
【0048】
前記会員カードID及び暗証番号の照合結果が照合不一致である場合には、D103で暗証番号入力画面が再度表示されて、上記の工程が所定の回数(例えば3回)繰り返され、それでもなお暗証番号の照合が不一致の場合には、D104で会員カード4を照合できない旨のメッセージ,及び返却された会員カード4の取出を促すメッセージが表示される。一方、前記照合結果が照合一致である場合には、D105で残貯玉数,及び「景品カードを発行」又は「景品カードに価値加算」の選択を促すメッセージが表示される。なおD105で「戻る」ボタンが押下されると、直前の画面に戻る。この「戻る」ボタンの機能は、以下に説明する画面で表示されるものについても同様である。
【0049】
このD105で「景品カードを発行」ボタンが押下されると、D106で残貯玉数,発行希望玉数の入力を促すメッセージ,及びテンキーが表示され、遊技者が該テンキーの適宜の部位に触れることにより発行希望玉数が入力されると、該発行希望玉数が表示され、「確認」ボタンが押下されると、残貯玉数が発行希望玉数以上であるか否かを判定するための処理が行われる(図11のSc4)。この判定は、後述する会員管理コンピュータ20において行われる(図13のSe9〜Se13を参照)。なおD106でテンキーでなく「全数」ボタンが押下されると、前記発行希望玉数として残貯玉数の全数が表示される。
【0050】
一方、D105で「景品カードに価値加算」ボタンが押下されると、D107で景品カード3の挿入を促すメッセージが表示され、景品カード3が景品カードスロット13から挿入されると、景品カードリーダ/ライタ14にて景品カード3から記録情報(景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数)が読み取られ、D108で景品交換用玉数,残貯玉数,加算希望玉数の入力を促すメッセージ,及びテンキーが表示され、遊技者が該テンキーの適宜の部位に触れることにより加算希望玉数が入力されると、該加算希望玉数が表示され、「確認」ボタンが押下されると、残貯玉数が加算希望玉数以上であるか否かを判定するための処理が行われる(図12のSd6)。この判定は、後述する会員管理コンピュータ20において行われる(図13のSe14〜Se18を参照)。
【0051】
図5に移り、前記残貯玉数が発行希望玉数又は加算希望玉数以上であるか否かの判定結果がNO(即ち残貯玉数不足)である場合には、D109で残貯玉数が不足である旨のメッセージが表示され、「戻る」ボタンが押下されるとD106又はD108に戻り、「終了」ボタンが押下されると後述するD112に進む。一方、前記判定結果がYES(即ち残貯玉数充足)である場合には、D110で景品カード発行処理又は景品カード価値加算処理の処理中である旨のメッセージ,及び処理の進行状況を表す棒グラフが表示され、処理が終了すると、D111に進む。
【0052】
D111では景品カード発行処理又は景品カード価値加算処理が終了した旨のメッセージ,景品カード3の記録情報から特定される景品交換用玉数(即ち発行玉数又は更新玉数),及び発行又は返却された景品カード3の取出を促すメッセージが表示され、景品カード3が景品カードスロット13から取り出されると、D112で会員カード4の記録情報から特定される減算更新後の残貯玉数,返却された会員カード4の取出を促すメッセージが表示され、会員カード4が会員カードスロット16から取り出されると、D101に戻る。
【0053】
会員管理コンピュータ20は、図1に示すように、遊技場110(例えば管理事務所等の所定の箇所)に設けられ、図2に示すように接続される通信部21,制御部22,及び記憶手段であるハードディスク23等を備えている。なおハードディスク23には、会員カードDB23aが記憶されている。
【0054】
通信部21は、通信回線を介して景品カード発行装置10の通信部11bに接続され、前述したように、会員管理コンピュータ20と景品カード発行装置10との間の通信を司るものである。制御部22は、CPU,RAM,及びROM等を備えるコンピュータである。このROMには、後述する図13に示す会員管理コンピュータメイン処理等を実行するためのプログラムが記録されている。
【0055】
会員カードDB23aでは、後述する図6(a)と同様に、貯玉数等が管理されている。具体的には、会員カード4の会員カードIDに対応付けて、該会員カード4の照合を行うための「暗証番号」,現在残存する貯玉数を表す「残貯玉数」,過去に登録された貯玉数を表す「総貯玉数」,遊技場110にて景品交換に使用された貯玉数を表す「景品交換使用玉数」,遊技場110にて貯玉再プレイに使用された貯玉数を表す「再プレイ使用玉数」,景品カード3の発行に供された貯玉数を表す「景品カード発行玉数」,及び景品カード3への価値加算に供された貯玉数を表す「景品カード加算玉数」の各情報が管理されている。ここで残貯玉数=(総貯玉数−景品交換使用玉数−再プレイ使用玉数−景品カード発行玉数−景品カード加算玉数)である。
【0056】
また会員カードDB23aでは、会員カードID毎の景品カード使用玉数及び景品カード加算玉数が合算された「発行加算使用玉数」の情報が管理されている。この「発行加算使用玉数」の情報に基づいて、遊技場110から管理機関140に対して、後述する発行加算玉数相当額の支払が行われる(図1のK1を参照)。なお会員カードDB23aにおいて、会員カードIDに対応付けて、会員登録時に受け付けた遊技者の個人情報(例えば遊技者の住所,氏名,電話番号,生年月日等)を管理するようにしても良い。
【0057】
なお景品カード発行装置10及び会員管理コンピュータ20が設けられる遊技場110には、図6(c)に示すように、該遊技場110を特定可能な識別情報である遊技場IDが、該遊技場110毎に付与されている。また遊技場110では、貯玉数を使用した景品交換や、貯玉を使用した貯玉再プレイが可能である。
【0058】
景品提供会社サーバ30は景品提供会社端末の一例であって、図1に示すように、景品提供会社130に設けられ、図2に示すように接続される通信部31,制御部32,及び記憶手段であるハードディスク33等を備えている。なおハードディスク33には、景品情報DB33a,景品交換DB33b,及び景品ファイル33cが記憶されている。
【0059】
通信部31は、通信回線を介してインターネット2に接続され、景品提供会社サーバ30と、景品カード3と接続された後述する携帯電話端末50との間の通信を司るものである。これにより、後述する景品交換処理が行われる場合に、景品提供会社サーバ30から携帯電話端末50に対して後述する景品情報(景品ID,景品名,必要玉数)が送信され(図1のS10を参照)、また携帯電話端末50から景品提供会社サーバ30に対して後述する選択情報(景品ID)及び景品カード3の記録情報(景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数)が送信され(同図のS12を参照)、景品提供会社サーバ30から携帯電話端末50に対して、景品であるデジタルコンテンツが送信される(同図のS17を参照)。
【0060】
また通信部31は、景品提供会社サーバ30と後述する管理装置40との間の通信を司るものでもある。これにより、後述する景品交換処理が行われる場合に、景品提供会社サーバ30から管理装置40に対して後述する使用情報(景品カード3の記録情報,景品提供会社ID,必要玉数)が送信され(図1のS13を参照)、管理装置40から景品提供会社サーバ30に対して景品交換用玉数等の更新処理が完了した旨の完了通知が送信される(図15のSg6,及び図1のS16を参照)。
【0061】
制御部32は、CPU,RAM,及びROM等を備えるコンピュータである。このROMには、前記通信等の処理を実行するためのプログラムが記録されている。この制御部32が該プログラムに基づいて動作することにより、景品提供会社サーバ30は、提供可能な景品に関する景品情報を携帯電話端末50に送信し(図1のS10を参照)、景品カード3と接続された携帯電話端末50から該景品カード3の記録情報及び前記提供可能な景品のうちの希望する景品の選択情報を受信して(同図のS12を参照)、該受信した選択情報に基づいて希望景品と交換するための使用処理を行うと共に、該使用処理の際に景品カード3の識別情報及び希望景品の交換に必要な景品交換用有価価値の大きさを特定可能な情報(即ち必要玉数)を含む使用情報を管理装置40に送信することにより(同図のS13を参照)、景品交換処理を行うものである。
【0062】
ここで希望景品の交換に必要な景品交換用玉数を特定可能な情報は、必要玉数そのものには限られず、例えば管理装置40にて景品IDに対応付けて必要玉数が登録されている場合にあっては、該景品IDでも良い。
【0063】
なお景品提供会社サーバ30は、管理装置40から景品交換用玉数等の更新処理が完了した旨の完了通知を受信して(図1のS16を参照)、景品であるデジタルコンテンツを携帯電話端末50に送信する処理も行う(同図のS17を参照)。
【0064】
図1に示すように、景品情報DB33aでは、景品情報が管理されている。具体的には、景品情報として、景品を特定可能な情報である「景品ID」に対応付けて、該景品の名称である「景品名」,及び該景品の交換に必要な景品交換用有価価値の大きさである「必要玉数」の各情報が管理されている。
【0065】
景品交換DB33bでは、景品カード使用玉数が管理されている。具体的には、前記「景品ID」に対応付けて、前記「必要玉数」,該景品が景品交換に使用された回数である「使用回数」,及び必要玉数と使用回数が乗算された「使用玉数」の各情報が管理されていると共に、景品ID毎の使用玉数が合算された「景品カード使用玉数」が管理されている。
【0066】
景品ファイル33cでは、前記景品IDに対応付けて、景品であるデジタルコンテンツが格納されている。このデジタルコンテンツは、デジタルデータ化された各種の情報であり、例えば文字情報,画像情報(静止画と動画を含む),音楽情報が適宜組み合わされてなるものである。
【0067】
以下においては、景品であるデジタルコンテンツが、後述する図7のD206に示すように、携帯電話端末50のディスプレイ56に表示可能な静止画情報である「待受画面」,携帯電話端末50の着信時に演奏される音楽情報である「着信メロディ」,及び携帯電話端末50にて演奏可能な音楽情報である「最新ヒットチャートの楽曲」である例について説明するが、該デジタルコンテンツは例示のものには限定されず、例えば報道記事や雑誌記事等の文字情報や、映画やテレビ画像等の動画情報や、パソコンソフト及びゲームソフト等のソフトウェアや、該ソフトウェアにかけられている暗号を解読するための鍵等であっても良く、その種類や内容は特に限定されない。
【0068】
なお景品提供会社サーバ30が設けられる景品提供会社130には、後述する図6(d)に示すように、該景品提供会社130を特定可能な識別情報である景品提供会社IDが、該景品提供会社130毎に付与されている。
【0069】
管理装置40は、図1に示すように、管理機関140に設けられ、図2に示すように接続される通信部41,制御部42,及び記憶手段であるハードディスク43等を備えている。なおハードディスク43には、会員カードDB43a,景品カードDB43b,遊技場DB43c,及び景品提供会社DB43dが記憶されている。
【0070】
通信部41は、通信回線を介してインターネット2に接続され、前述したように、管理装置40と景品カード発行装置10との間,及び管理装置40と景品提供会社サーバ30との間の通信を司るものである。
【0071】
制御部42は、CPU,RAM,及びROM等を備えるコンピュータである。このROMには、後述する図14に示す管理装置メイン処理,及び図15に示す更新処理等を実行するためのプログラムが記録されている。この制御部42が該プログラムに基づいて動作することにより、管理装置40は以下の如き処理を行う。
【0072】
即ち管理装置40は、景品カード3に関する情報が該景品カード3の識別情報と対応付けて登録される景品交換用記録媒体データベースである景品カードDB43bを有し、景品カード発行装置10から送信された発行情報に基づいて該当する景品カードDB43bの登録情報を更新すると共に(図14のSf6,及び図1のS4を参照)、景品提供会社サーバ30から送信された使用情報と景品カードDB43bの登録情報に基づいて該当する景品カード3の識別情報に対応する景品交換用玉数が希望景品との交換に使用可能な否かを判定し(図15のSg2〜Sg3,及び図1のS14を参照)、該判定結果が使用可能と判定された場合に使用上法に基づいて希望景品の交換に必要な景品交換用玉数を該当する景品カード3の識別情報に対応する景品交換用玉数から減算更新するものである(図15のSg4,及び図1のS15を参照)。
【0073】
また管理装置40は、景品カード発行装置10から送信された発行情報に基づいて該当する景品カード3の使用を有効にする処理である照合用IDの生成及び登録を行うものである(図14のSf4,Sf6を参照)。なお該処理結果である照合用IDは景品カード発行装置10に対して返信され(同図のSf8,及び図1のS5を参照)、景品カード3に記録される(図11のSc8,及び図1のS5を参照)。
【0074】
また管理装置40は、後述する図6(b)に示すように、景品カード3に関する情報として、景品カード3が発行されていない場合において、該景品カード3が納入された遊技場を特定可能な情報を少なくとも登録し、該登録情報に基づいて未発行の景品カード3に関する情報の管理を行うと共に、景品カード3が発行された場合において、景品カード発行装置10から送信された発行情報に基づいて該当する景品カード3の識別情報に対応付けて発行に供された景品交換用玉数を特定可能な情報を少なくとも登録し、該登録情報に基づいて発行済の景品カード3に関する情報の管理を行うものである。具体的には、「納入遊技場」の情報のみが記録されている景品カード3は未発行であると把握され、「景品交換用玉数」をはじめとする他の情報が記録されている景品カード3は発行済みであると把握されるため、両者を容易に区別して管理することができる。
【0075】
さらに管理装置40は、景品カード発行装置10から送信された加算情報に基づいて加算希望玉数を該当する景品カード3の識別情報に対応する景品交換用玉数に加算更新するものである(図14のSf13,及び図1のS4’を参照)、という加算登録処理を行うものである。
【0076】
会員カードDB43aでは、図6(a)に示すように、貯玉数等が管理されている。具体的には、会員カード4の「会員カードID」に対応付けて、前述した「暗証番号」,「残貯玉数」,「総貯玉数」,「景品交換使用玉数」,「再プレイ使用玉数」,「景品カード発行玉数」,及び「景品カード加算玉数」の各情報が管理されている。なお会員カードIDに対応付けて、会員登録時に受け付けた遊技者の個人情報(例えば遊技者の住所,氏名,電話番号,生年月日等)を管理するようにしても良い。
【0077】
景品交換用記録媒体データベースである景品カードDB43bでは、図6(b)に示すように、景品交換用玉数等が管理されている。具体的には、景品カード3の「景品カードID」に対応付けて、前述した「照合用ID」,「景品交換用玉数」,「景品カード発行玉数」,「景品カード加算玉数」,及び「会員カードID」に加えて、景品カード3が納入された遊技場を特定可能な情報である「納入遊技場」,及び景品提供会社サーバ30にて景品交換に使用された景品交換用玉数を表す「景品カード使用」の各情報が管理されている。ここで景品交換用玉数=(景品カード発行玉数+景品カード加算玉数−景品カード使用玉数)である。
【0078】
なお「納入遊技場」の情報は、遊技場110の名称のみならず、該遊技場110を特定可能な遊技場ID,該遊技場110の運営会社の名称,該運営会社を特定可能な運営会社ID等であっても良い。即ち「納入遊技場」の情報は、景品カード3が納入された遊技場を特定可能な情報であれば良い。
【0079】
遊技場DB43cでは、図6(c)に示すように、発行加算使用情報が管理されている。具体的には、遊技用システム1に加盟している「遊技場」毎に付与される「遊技場ID」に対応付けて、前記景品カード発行玉数と前記景品カード加算玉数が合算された前記「発行加算使用玉数」の情報が管理されている。この「発行加算使用玉数」の情報に基づいて、遊技場110から管理機関に対して後述する発行加算使用玉数相当額の支払が行われた場合に(図1のK1を参照)、該発行加算使用玉数相当額が正当であるか否かの確認が行われる。
【0080】
景品提供会社DB43dでは、図6(d)に示すように、景品カード使用情報が管理されている。具体的には、遊技用システム1に加盟している「景品提供会社」毎に付与される「景品提供会社ID」に対応付けて、前記「景品カード使用玉数」の情報が管理されている。この「景品カード使用玉数」の情報に基づいて、管理機関140から景品提供会社130に対して後述する景品カード玉数相当額の支払が行われる(図1のK2を参照)。
【0081】
携帯電話端末50は携帯端末の一例であって、図1に示すように、遊技者が所有するものである。この携帯電話端末50は、図3(b)に示すように、前面にアンテナ51a,ディスプレイ56,操作キー57,及び前面カバー57a等を備えている。また図3(a)に示すように、底部に景品カードスロット53を備え、右側部に外部接続端子55を備えている。さらに図2に示すように、内部に通信部51,景品カードリーダ/ライタ54,フラッシュメモリ58,及び音声通話用機器59等を備えている。これらの各機器は、図2に示すように接続されている。この携帯電話端末50は、音声通話,データ通信,及び移動体通信網を介したインターネット接続が可能なものである。
【0082】
通信部51は、アンテナ51aを介して、音声通話,データ通信,及びインターネット接続の際に無線基地局との間で電波の送受信を行う部位である。制御部52は、CPU,ROM,RAMを備え、携帯電話端末50の各デバイスを制御すると共に、後述するフラッシュメモリ58に記憶されているブラウザソフトに基づいて景品情報表示プログラムを実行する部位である。
【0083】
景品カードスロット53は、景品カード3とデータ通信可能に接続する部位である。景品カードスロット53には、景品カードリーダ/ライタ54が連設されている。この景品カードリーダ/ライタ54は景品交換用記録媒体読取・記録手段の一例であって、景品カードスロット53から挿入された景品カード3の記録情報(景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数)を読み取ると共に(図1のS8を参照)、景品カード3に対して更新後の景品交換用玉数(即ち更新前の景品交換用玉数−景品カード使用玉数)を記録するものである。外部接続端子55は、外部機器とのデータ通信を行うためのコネクタである。この外部接続端子55は、所定のアダプタを介して、景品カード3とデータ通信可能に接続する部位でもある。
【0084】
ディスプレイ56は、景品情報を始めとする所定の情報を表示する部位であり、例えばLCDパネルにより構成される。操作キー57は、各種の操作を受け付けるための部位であり、ディスプレイ56の下方に設けられる「戻る」キー,十字キー,「決定」キーや、前面カバー57aの内部に設けられるテンキーからなる。
【0085】
フラッシュメモリ58は、データの読出及び記憶が可能であり、電源を切ってもデータが消えない不揮発性の半導体メモリである。このフラッシュメモリ58には、景品提供会社サーバ30から送信される景品情報を表示するためのブラウザソフトが記憶されている。またフラッシュメモリ58には、景品提供会社サーバ30から送信される景品であるデジタルコンテンツが記憶される(図1のS18を参照)。音声通話用機器59は、例えばπ/4シフトQPSK変復調モデム,マイク,コーデック,アンプ,マイクロスピーカ,各種ドライバ等の音声通話に必要とされる機器である。
【0086】
以下、移動体通信網及びインターネット2を介して景品提供会社サーバ30に接続された場合におけるディスプレイ56の表示内容の一例を、図7及び図8を参照して説明する。このディスプレイ56では、待受画面からインターネット接続が行われると、図7のD201でメニューインデックスが表示される。
【0087】
このD201で「登録サイト」を選択する操作が行われると、D202で登録サイトインデックスが表示され、「エンターテインメント」を選択する操作が行われると、D203でエンターテインメントインデックスが表示され、「景品交換」を選択する操作が行われると、D204で登録サイトとして予め登録されている景品提供会社サーバ30のリストが表示され、所望の景品提供会社サーバ30(ここでは「○△×.com」)を選択する操作が行われると、D206に進む。
【0088】
一方、D201で「URL入力」を選択する操作が行われると、D205でURL入力画面が表示され、所望の景品提供会社サーバ30(ここでは「○△×.com」)に接続可能なURLを入力する操作が行われると、D206に進む。
【0089】
D206では景品提供会社サーバ30に接続されて、該景品提供会社サーバ30のサイトの内容を紹介するメッセージが表示されると共に、希望の景品ジャンルの選択を受け付ける画面が表示され、該景品ジャンル(ここでは「着信メロディ」)を選択する操作が行われると、図8に進む。ここで景品カード3が接続されていない場合には、D207で景品カード3の接続を促すメッセージが表示され、景品カード3が接続されるとD208に進む。一方、景品カード3が接続されている場合には、そのままD208に進む。
【0090】
D208では景品カードリーダ/ライタ54にて景品カード3から記録情報(景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数)が読み取られ(図1のS8を参照)、該読み取られた記録情報に基づいて景品交換用玉数が表示されると共に、景品提供会社サーバ30に接続されて(同図のS9を参照)、景品提供会社サーバ30から景品情報(景品ID,景品名,及び必要玉数)が送信され(同図のS10を参照)、該送信された景品情報に基づいて景品名と必要玉数からなる景品リスト,及び希望の景品の選択を受け付ける画面が表示され、該希望景品(ここでは景品名「YYYY」)の選択が受け付けられると(同図のS11を参照)、D209に進む。
【0091】
D209では前記希望景品の確認を促すメッセージが表示され、「OK」を選択する操作が行われると、前記読み取られた記録情報と希望景品の景品IDが景品提供会社サーバ30に送信され(図1のS12を参照)、該当する景品カード3の識別情報に対応する景品交換用玉数希望景品との交換に使用可能であるか否か、即ち景品交換用玉数が必要玉数以上であるか否かを判定するための処理が行われる(同図のS13を参照)。この判定は、管理装置40において行われる(図15のSg3,及び図1のS14を参照)。
【0092】
前記判定結果が使用不可と判定された場合には、D210で景品交換用玉数が不足である旨のメッセージが表示され、「再選択」が選択されるとD208に戻り、「終了」が選択されると待受画面に戻る。
【0093】
一方、前記判定結果が使用可能と判定された場合には、景品提供会社サーバ30から景品が送信され(図1のS17を参照)、該景品がフラッシュメモリ58に記憶され(同図のS18を参照)、景品カードリーダ/ライタ54にて更新後の景品交換用玉数(即ち更新前の景品交換用玉数−景品カード使用玉数)が景品カード3に記録されて、D211で更新後の景品交換用玉数,景品をフラッシュメモリ58に記憶(ダウンロード)中である旨を表すメッセージ,及び記憶の進行状況を表す棒グラフが表示され、記憶が終了すると、D212で記憶(ダウンロード)が終了した旨を表すメッセージが表示され、「再選択」が選択されるとD208に戻り、「終了」が選択されると待受画面に戻る。
【0094】
[2.遊技用システムの作用]
次に、本発明に係る遊技用システム1の作用について説明する。以下においては、まず図9〜図15を参照して景品カード発行装置10,会員管理コンピュータ20,及び管理装置40の各装置の作用を説明し、次いで図1を参照して遊技用システム1の全体の作用を説明する。
【0095】
図9は景品カード発行装置10における景品カード発行装置メイン処理の処理内容を表すフローチャートである。
【0096】
景品カード発行装置10においては、図9に示すように、ステップSa(以下単に「Sa」という。)1〜8により、景品カード発行装置メイン処理が行われる。具体的には、まずSa1で会員カード4の受付を待機し(図4のD101を参照)、会員カードスロット16から会員カード4の挿入が有る(YES)と判断される場合には、Sa2で後述する図10に示す会員カード照合処理が行われ、Sa3に進む。
【0097】
Sa3では景品カード発行の選択が有るか否かの判断が行われる。このSa3で景品カード発行の選択が有る(YES)、即ち図4のD105で「景品カードを発行」ボタンが押下されたと判断される場合には、Sa7で後述する図11に示す景品カード発行処理が行われ、処理が終了する。一方、Sa3で景品カード発行の選択が無い(NO)と判断される場合には、Sa4に進む。
【0098】
Sa4では景品カード価値加算の選択が有るか否かの判断が行われる。このSa4で景品カード価値加算の選択が有る(YES)、即ち図4のD105で「景品カードに価値加算」ボタンが押下されたと判断される場合には、Sa8で後述する図12に示す景品カード価値加算処理が行われ、処理が終了する。一方、Sa4で景品カード価値加算の選択が無い(NO)と判断される場合には、Sa5に進む。
【0099】
Sa5では終了の選択が有るか否かの判断が行われる。このSa5で終了の選択が無い(NO)と判断される場合には、Sa3に戻る。一方、Sa5で終了の選択が有る(YES)、即ち図4のD105で「終了」ボタンが押下されたと判断される場合には、Sa6で会員カード4が会員カードスロット16から返却され、処理が終了する。
【0100】
図10は景品カード発行装置10におけるサブルーチンである会員カード照合処理の処理内容を表すフローチャートである。
【0101】
景品カード発行装置10においては、図10に示すように、ステップSb(以下単に「Sb」という。)1〜8により、サブルーチンである会員カード照合処理が行われる。具体的には、まずSb1で会員カード4の会員カードIDが会員カードリーダ17にて読み取られ、Sb2に進む。
【0102】
Sb2では暗証番号の受付を待機し、暗証番号の受付がある(YES)、即ち図4のD102で暗証番号が入力されたと判断される場合には、Sb3で会員カードID,暗証番号が会員管理コンピュータ20に送信され、Sb4に進む。
【0103】
Sb4では会員管理コンピュータ20から残貯玉数の受信が有るか否かの判断が行われる。このSb4で残貯玉数の受信が有る(YES)、即ち会員カード4の照合が照合一致であると判断される場合には、Sb5で受信された残貯玉数が制御部12のRAMに記憶されると共に、該残貯玉数がディスプレイ18に表示され(図4のD105を参照)、処理が終了する。
【0104】
一方、Sb4で残貯玉数の受信が無い(NO)、即ち会員カード4の照合が不一致であると判断される場合には、Sb6で照合不一致の受信が有るか否かの判断が行われ、照合不一致の受信が無い(NO)と判断される場合には、Sb4に戻って残貯玉数又は照合不一致の受信を待機し、照合不一致の受信が有る(YES)と判断される場合には、Sb7でエラー許容回数(例えば3回)の範囲外であるか否かの判断が行われ、エラー許容回数の範囲外でない(YES)と判断される場合には、Sb2に戻って暗証番号の受付を待機し(図4のD103を参照)、エラー許容回数の範囲外である(NO)と判断される場合には、Sb8で会員カード4が会員カードスロット16から返却され(図4のD104を参照)、前記景品カード発行装置メイン処理が終了する。
【0105】
即ち景品カード発行装置10においては、このSb1〜Sb8により、受け付けた会員カード4から読み取ったカードIDに基づいて会員遊技者であるか否かを判定するための処理が行われ、該判定結果が会員遊技者であると判定された場合に後述する景品カード発行処理又は景品カード価値加算処理が行われるので、会員遊技者に対してのみ景品カード3を発行又は価値加算を許容し、会員遊技者を優遇することにより、遊技場110の固定客の獲得に貢献できる。
【0106】
図11は景品カード発行装置10におけるサブルーチンである景品カード発行処理の処理内容を表すフローチャートである。
【0107】
景品カード発行装置10においては、図11に示すように、ステップSc(以下単に「Sc」という。)1〜15により、サブルーチンである景品カード発行処理が行われる。具体的には、まずSc1で景品カード貯留部15から搬送された景品カード3が景品カードリーダ/ライタ14に装着され、Sc2で景品カード3の景品カードIDが景品カードリーダ/ライタ14にて読み取られ、Sc3に進む。
【0108】
Sc3では発行希望玉数の受付が有るか否かの判断が行われる。このSc3で発行希望玉数の受付が無い(NO)と判断される場合には、Sc12で終了の選択が有るか否かの判断が行われ、終了の選択が無い(NO)と判断される場合には、Sc3に戻って発行希望玉数の受付又は終了の選択を待機し、終了の選択が有る(YES)、即ち図4のD106で「終了」ボタンが押下されたと判断される場合には、Sc11で会員カード4が会員カードスロット16から返却され、処理が終了する。一方、Sc3で発行希望玉数の受付が有る(YES)、即ち図4のD106で発行希望玉数が入力されたと判断される場合には、Sc4で会員カードID,発行希望玉数が会員管理コンピュータ20に送信され、Sc5に進む。
【0109】
Sc5では会員管理コンピュータ20から貯玉数等の更新処理が完了した旨の完了通知の受信が有るか否かの判断が行われる。このSc5で完了通知の受信が無い(NO)と判断される場合には、Sc13で発行不可の受信が有るか否かの判断が行われ、発行不可の受信が無い(NO)と判断される場合には、Sc5に戻って完了通知又は発行不可の受信を待機し、発行不可の受信が有る(YES)と判断される場合には、Sc14で残貯玉数不足である旨を表すメッセージがディスプレイ18に表示され(図5のD109を参照)、Sc15で終了の選択が有るか否かの判断が行われ、終了の選択が無い(NO)と判断される場合には、Sc3に戻って発行希望玉数の受付又は終了の選択を待機し、終了の選択が有る(YES)、即ち図5のD109で「終了」ボタンが押下されたと判断される場合には、Sc11で会員カード4が会員カードスロット16から返却され、処理が終了する。一方、Sc5で完了通知の受信が有る(YES)と判断される場合には、Sc6で発行情報(会員カードID,遊技場ID,景品カードID,発行希望玉数)が管理装置40に送信され、Sc7に進む。
【0110】
Sc7では管理装置40から景品カード3の使用を有効にする処理結果を特定可能な情報である照合用IDの受信を待機し、照合用IDの受信が有る(YES)と判断される場合には、Sc8で景品カードリーダ/ライタ14にて景品カード3に発行玉数,照合用IDが記録され(図5のD110を参照)、Sc9で制御部12のRAMに記憶されている残貯玉数から発行玉数が減算されてディスプレイ18に表示されると共に、Sc10で景品カード3が景品カードスロット13から発行され(図5のD111を参照)、Sc11で会員カード4が会員カードスロット16から返却され(図5のD112を参照)、処理が終了する。
【0111】
即ち景品カード発行装置10においては、このSc3〜Sc10により、景品カード3の発行に供したい貯玉数、即ち遊技者が希望する景品交換用玉数を特定可能な景品カード3を発行できるので、遊技者にとって便利である。
【0112】
図12は景品カード発行装置10におけるサブルーチンである景品カード価値加算処理の処理内容を表すフローチャートである。
【0113】
景品カード発行装置10においては、図12に示すように、ステップSd(以下単に「Sd」という。)1〜18により、サブルーチンである景品カード価値加算処理が行われる。具体的には、まずSd1で景品カード3の挿入を促すメッセージがディスプレイ18に表示され(図4のD107を参照)、Sd2に進む。
【0114】
Sd2では景品カード3の挿入が有るか否かの判断が行われる。このSd2で景品カードスロット13から景品カード3の挿入が無い(NO)と判断される場合には、Sd14で終了の選択が有るか否かの判断が行われ、終了の選択が無い(NO)と判断される場合には、Sd2に戻って景品カード3の挿入又は終了の選択を待機し、終了の選択が有る(YES)、即ち図4のD107で「終了」ボタンが押下されたと判断される場合には、Sd13で会員カード4が会員カードスロット16から返却され、処理が終了する。一方、Sd2で景品カードスロット13から景品カード3の挿入が有る(YES)と判断される場合には、Sd3で景品カード3の記録情報(景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数)が景品カードリーダ/ライタ14にて読み取られ、Sd4で該読み取られた景品交換用玉数がディスプレイ18に表示され(図4のD108を参照)、Sd5に進む。
【0115】
Sd5では加算希望玉数の受付が有るか否かの判断が行われる。このSd5で加算希望玉数の受付が無い(NO)と判断される場合には、Sd15で終了の選択が有るか否かの判断が行われ、終了の選択が無い(NO)と判断される場合には、Sd5に戻って加算希望玉数の受付又は終了の選択を待機し、終了の選択が有る(YES)、即ち図4のD108で「終了」ボタンが押下されたと判断される場合には、Sd12で景品カード3が景品カードスロット13から返却されると共に、Sd13で会員カード4が会員カードスロット16から返却され、処理が終了する。一方、Sd5で加算希望玉数の受付が有る(YES)、即ち図4のD108で加算希望玉数が入力されたと判断される場合には、Sd6で会員カードID,加算希望玉数が会員管理コンピュータ20に送信され、Sd7に進む。
【0116】
Sd7では会員管理コンピュータ20から貯玉数等の更新処理が完了した旨の完了通知の受信が有るか否かの判断が行われる。このSd7で完了通知の受信が無い(NO)と判断される場合には、Sd16で加算不可の受信が有るか否かの判断が行われ、加算不可の受信が無い(NO)と判断される場合には、Sd7に戻って完了通知又は加算不可の受信を待機し、加算不可の受信が有る(YES)と判断される場合には、Sd17で残貯玉数不足である旨を表すメッセージがディスプレイ18に表示され(図5のD109を参照)、Sd18で終了の選択が有るか否かの判断が行われ、終了の選択が無い(NO)と判断される場合には、Sd5に戻って加算希望玉数の受付又は終了の選択を待機し、終了の選択が有る(YES)、即ち図5のD109で「終了」ボタンが押下されたと判断される場合には、Sd12で景品カード3が景品カードスロット13から返却されると共に、Sd13で会員カード4が会員カードスロット16から返却され、処理が終了する。一方、Sd7で完了通知の受信が有る(YES)と判断される場合には、Sd8で加算情報(会員カードID,遊技場ID,景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数,加算希望玉数)が管理装置40に送信され、Sd9に進む。
【0117】
Sd9では管理装置40から景品カード3の使用を有効にする処理結果を特定可能な情報である照合用IDの受信を待機し、照合用IDの受信が有る(YES)と判断される場合には、Sd10で景品カードリーダ/ライタ14にて景品カード3に更新玉数(即ち景品交換用玉数+加算玉数),照合用IDが記録され(図5のD110を参照)、Sd11で制御部12のRAMに記憶されている残貯玉数から加算玉数が減算されてディスプレイ18に表示されると共に、Sd12で景品カード3が景品カードスロット13から返却され(図5のD111を参照)、Sd13で会員カード4が会員カードスロット16から返却され(図5のD112を参照)、処理が終了する。
【0118】
即ち景品カード発行装置10においては、このSd5〜Sd12により、遊技者が希望する加算希望玉数を該当する景品カード3の識別情報に対応する景品交換用玉数に加算更新(即ち価値加算)できるので、遊技者にとって便利であると共に、景品カード3の継続使用により発行コストを削減することができる。
【0119】
図13は会員管理コンピュータ20における会員管理コンピュータメイン処理の処理内容を表すフローチャートである。
【0120】
会員管理コンピュータ20においては、図13に示すように、ステップSe(以下単に「Se」という。)1〜18により、会員管理コンピュータメイン処理が行われる。具体的には、まずSe1で景品カード発行装置10から会員カードID,暗証番号の受信が有るか否かの判断が行われる。このSe1で会員カードID,暗証番号の受信が有る(YES)と判断される場合には、Se4で会員カードDB23aの登録情報に該会員カードID,暗証番号が照合され、Se5に進む。
【0121】
Se5では会員カード4の照合が一致するか否かの判断が行われる。このSe5で照合結果が照合一致である(YES)と判断される場合には、Se6で会員カードDB23aの登録情報から該当する会員カード4の残貯玉数が抽出され、Se7で該残貯玉数が景品カード発行装置10に送信され、RETURNに進む。一方、Se5で照合結果が照合不一致である(NO)と判断される場合には、Se8で照合不一致が景品カード発行装置10に送信され、RETURNに進む。
【0122】
前記Se1で会員カードID,暗証番号の受信が無い(NO)と判断される場合には、Se2に進む。Se2では景品カード発行装置10から会員カードID,発行希望玉数の受信が有るか否かの判断が行われる。このSe2で会員カードID,発行希望玉数の受信が有る(YES)と判断される場合には、Se9で会員カードDB23aの登録情報から該当する会員カード4の残貯玉数が抽出され、Se10に進む。
【0123】
Se10では発行希望玉数が残貯玉数の範囲内であるか否か、即ち残貯玉数が発行希望玉数以上であるか否かの判断が行われる。このSe10で発行希望玉数が残貯玉数の範囲内である、即ち残貯玉数が発行希望玉数以上である(YES)と判断される場合には、Se11で該当する会員カード4について、残貯玉数から発行希望玉数が減算更新されると共に、景品カード発行玉数が加算更新され、Se12で貯玉数等の更新処理が完了した旨の完了通知が景品カード発行装置10に送信され、RETURNに進む。一方、Se10で発行希望玉数が残貯玉数の範囲内でない、即ち残貯玉数が発行希望玉数以上でない(NO)と判断される場合には、Se13で発行不可が景品カード発行装置10に送信され、RETURNに進む。
【0124】
前記Se2で会員カードID,発行希望玉数の受信が無い(NO)と判断される場合には、Se3に進む。Se3では景品カード発行装置10から会員カードID,加算希望玉数の受信が有るか否かの判断が行われる。このSe3で会員カードID,加算希望玉数の受信が有る(YES)と判断される場合には、Se14で会員カードDB23aの登録情報から該当する会員カード4の残貯玉数が抽出され、Se15に進む。
【0125】
Se15では加算希望玉数が残貯玉数の範囲内であるか否か、即ち残貯玉数が加算希望玉数以上であるか否かの判断が行われる。このSe15で加算希望玉数が残貯玉数の範囲内である、即ち残貯玉数が加算希望玉数以上である(YES)と判断される場合には、Se16で該当する会員カード4について、残貯玉数から加算希望玉数が減算更新されると共に、景品カード加算玉数が加算更新され、Se17で貯玉数等の更新処理が完了した旨の完了通知が景品カード発行装置10に送信され、RETURNに進む。一方、Se15で加算希望玉数が残貯玉数の範囲内でない、即ち残貯玉数が加算希望玉数以上でない(NO)と判断される場合には、Se18で加算不可が景品カード発行装置10に送信され、RETURNに進む。なお前記Se3で会員カードID,加算希望玉数の受信が無い(NO)と判断される場合にも、RETURNに進む。
【0126】
図14は管理装置40における管理装置メイン処理の処理内容を表すフローチャートである。
【0127】
管理装置40においては、図14に示すように、ステップSf(以下単に「Sf」という。)1〜17により、管理装置メイン処理が行われる。具体的には、まずSf1で景品カード発行装置10から発行情報(会員カードID,遊技場ID,景品カードID,発行希望玉数)の受信が有るか否かの判断が行われる。このSf1で発行情報の受信が有る(YES)と判断される場合には、Sf4に進む。
【0128】
Sf4では照合用IDが生成され、Sf5で会員カードDB43aにおける該当する会員カード4について残貯玉数から発行希望玉数が減算更新されると共に景品カード発行玉数が加算更新され(図6(a)を参照)、Sf6で景品カードDB43bにおける該当する景品カード3について照合用ID,景品交換用玉数,景品カード発行玉数が登録され(図6(b)を参照)、Sf7で遊技場DB43cにおける該当する遊技場110について発行加算玉数が加算更新され(図6(c)を参照)、Sf8で照合用IDが景品カード発行装置10に送信され、RETURNに進む。即ち管理装置40においては、このSf4〜Sf8により、景品カード3の使用を有効とする処理が行われ、景品カード発行装置10から管理装置40に対して発行情報が送信される前には景品カード3の使用が有効にならないので、景品カード3の盗難や紛失等による不正使用を防止できる。
【0129】
前記Sf1で発行情報の受信が無い(NO)と判断される場合には、Sf2に進む。Sf2では景品カード発行装置10から加算情報(会員カードID,遊技場ID,景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数,加算希望玉数)の受信が有るか否かの判断が行われる。このSf2で加算情報の受信が有る(YES)と判断される場合には、Sf9で景品カードDB43bの登録情報から該当する景品カード3のデータ(景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数)が抽出され、Sf10に進む。
【0130】
Sf10では景品カード発行装置10から送信された加算情報に含まれる景品カードID,照合用ID,及び景品交換用玉数と、景品カードDB43bから抽出されたデータが、一致するか否かの判断が行われる。このSf10で該判断結果がデータ不一致である(NO)と判断される場合には、Sf16で使用不可が景品カード発行装置10に送信され、RETURNに進む。一方、Sf10で該判断結果がデータ一致である(YES)と判断される場合には、Sf11に進む。
【0131】
Sf11では新規の照合用IDが生成され、Sf12で会員カードDB43aにおける該当する会員カード4について残貯玉数から加算希望玉数が減算更新されると共に景品カード加算玉数が加算更新され(図6(a)を参照)、Sf13で景品カードDB43bにおける該当する景品カード3について新規の照合用IDが登録されると共に景品交換用玉数,景品カード加算玉数が加算更新され(図6(b)を参照)、Sf14で遊技場DB43cにおける該当する遊技場110について発行加算玉数が加算更新され(図6(c)を参照)、Sf15で新規の照合用IDが景品カード発行装置10に送信され、RETURNに進む。
【0132】
前記Sf2で加算情報の受信が無い(NO)と判断される場合には、Sf3に進む。Sf3では景品提供会社サーバ30から使用情報(景品カード3の記録情報,景品提供会社ID,必要玉数)の受信が有るか否かの判断が行われる。このSf3で使用情報の受信が有る(YES)と判断される場合には、Sf17で後述する図15に示す更新処理が行われ、RETURNに進む。一方、Sf3で使用情報の受信が無い(NO)と判断される場合にも、RETURNに進む。
【0133】
図15は管理装置40におけるサブルーチンである更新処理の処理内容を表すフローチャートである。
【0134】
管理装置40においては、図15に示すように、ステップSg(以下単に「Sg」という。)1〜8により、サブルーチンである更新処理が行われる。具体的には、まずSg1で景品カードDB43bの登録情報から該当する景品カード3のデータ(景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数)が抽出され、Sg2に進む。
【0135】
Sg2では景品提供会社サーバ30から送信された使用情報に含まれる景品カードID,照合用ID,及び景品交換用玉数と、景品カードDB43bから抽出されたデータが、一致するか否かの判断が行われる。このSg2で該判断結果がデータ不一致である(NO)と判断される場合には、Sg7で使用不可が景品提供会社サーバ30に送信され、RETURNに進む。一方、Sg2で該判断結果がデータ一致である(YES)と判断される場合には、Sg3に進む。
【0136】
Sg3では景品交換に伴う景品交換用玉数の使用の可否の判定、即ち景品交換用玉数が必要玉数以上であるか否かの判断が行われる。このSg3で使用可、即ち景品交換用玉数が必要玉数以上である(YES)と判断される場合には、Sg4で景品カードDB43bにおける該当する景品カード3について景品カード使用玉数が加算更新されると共に景品交換用玉数から必要玉数が減算更新され(図6(b)を参照)、Sg5で景品提供会社DB43dにおける該当する景品提供会社130について景品カード使用玉数が加算更新され(図6(d)を参照)、Sg6で景品交換用玉数等の更新処理が完了した旨の完了通知が景品提供会社サーバ30に送信され、RETURNに進む。一方、Sg3で使用不可、即ち景品交換用玉数が必要玉数以上でない(NO)と判断される場合には、Sg8で使用不可が景品提供会社サーバ30に送信され、RETURNに進む。
【0137】
図1は遊技用システム1及び決済方法の概要を表す図である。
【0138】
遊技用システム1では、図1に示すように、景品カード発行装置10及び管理装置40において、S1〜S7の景品カード発行処理,又はS1’〜S7’の景品カード価値加算処理が行われた後に、景品カード3が接続された携帯電話端末50,景品提供会社サーバ30,及び管理装置40において、S8〜S18の景品交換処理が行われる。以下、図1に示す各処理について説明する。
【0139】
まず遊技用システム1で景品カード発行処理が行われる場合には、S1で景品カード発行装置10にて会員カード4が受け付けられて会員カードIDが読み取られ、会員管理コンピュータ20にて会員カード4の照合及び残貯玉数の特定が行われると共に、景品カード発行装置10にて景品カード3が装着されて景品カードIDが読み取られ、S2で景品カード発行装置10にて発行希望玉数が受け付けられて、会員管理コンピュータ20にて発行希望玉数が残貯玉数の範囲内であるか否かの判定が行われ、S3で景品カード発行装置10から管理装置40に発行情報(会員カードID,遊技場ID,景品カードID,発行希望玉数)が送信され、S4に進む。
【0140】
S4では管理装置40にて照合用IDが生成されて、該当する景品カード3毎に発行玉数に関する情報(照合用ID,景品交換用玉数,景品カード発行玉数)を登録する発行登録処理が行われ、S5で管理装置40から景品カード発行装置10に照合用IDが送信され、S6で景品カード発行装置10にて景品カード3に発行玉数及び照合用IDが記録され、S7で景品カード発行装置10から景品カード3が発行され、処理が終了する。
【0141】
また遊技用システム1で景品カード価値加算処理が行われる場合には、S1’で景品カード発行装置10にて会員カード4が受け付けられて会員カードIDが読み取られ、会員管理コンピュータ20にて会員カード4の照合及び残貯玉数の特定が行われ、S2’で景品カード発行装置10にて景品カード3が受け付けられて記録情報(景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数)が読み取られ、S2”で景品カード発行装置10にて加算希望玉数が受け付けられて、会員管理コンピュータ20にて加算希望玉数が残貯玉数の範囲内であるか否かの判定が行われ、S3’で景品カード発行装置10から管理装置40に加算情報(会員カードID,遊技場ID,景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数,加算希望玉数)が送信され、S4’に進む。
【0142】
S4’では管理装置40にて新規の照合用IDが生成されて、該当する景品カード3毎に加算玉数に関する情報(照合用ID,景品交換用玉数,景品カード加算玉数)を登録する加算登録処理が行われ、S5’で管理装置40から景品カード発行装置10に新規の照合用IDが送信され、S6’で景品カード発行装置10にて景品カード3に更新玉数(即ち景品交換用玉数+加算玉数)及び新規の照合用IDが記録され、S7’で景品カード発行装置10から景品カード3が返却され、処理が終了する。
【0143】
さらに遊技用システム1で景品交換処理が行われる場合には、S8で景品カード3が接続された携帯電話端末50にて景品カード3の記録情報(景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数)が読み取られ、S9で携帯電話端末50にて移動体通信網及びインターネット2を介して景品提供会社サーバ30に接続され、S10で景品提供会社サーバ30から携帯電話端末50に景品情報(景品ID,景品名,必要玉数)が送信され、S11で携帯電話端末50にて希望景品の選択が受け付けられ、S12で携帯電話端末50から景品提供会社サーバ30に景品カード3の記録情報,希望景品の選択情報が送信され、S13に進む。
【0144】
S13では景品提供会社サーバ30から管理装置40に使用情報(景品カード3の記録情報,景品提供会社ID,必要玉数)が送信され、S14で管理装置40にて景品交換用玉数の使用の可否が判定され、使用可能であると判定される場合には、S15で管理装置40にて景品カード3について登録されている景品交換用玉数が減算更新され、S16で管理装置40から景品提供会社サーバ30に景品交換用玉数等の更新処理が完了した旨の完了通知が送信され、S17で景品提供会社サーバ30から携帯電話端末50に景品であるデジタルコンテンツが送信され、S18で携帯電話端末50にて該景品が記憶(ダウンロード)され、処理が終了する。
【0145】
即ち遊技用システム1においては、このS8〜S18により、インターネット2等の通信回線網を介して景品提供会社サーバ30に接続可能な携帯電話端末50という既存の通信インフラを利用して、インターネット2等の通信回線網を介して接続される景品提供会社サーバ30にて提供される景品と景品交換を行うことができる。また該景品交換の際には、照合用ID等に基づいて景品交換用玉数の使用の可否が判定されるので、セキュリティを高くできると共に、照合用の暗証番号やパスワード等を入力する必要がないので、遊技者の利便性が向上する。
【0146】
[3.遊技用システムに適用される決済方法]
次に、本発明に係る遊技用システム1に適用され、景品交換用記録媒体(ここでは景品カード3)の発行及び該景品交換用記録媒体を使用した景品交換に伴う決済方法について説明する。遊技用システム1では、該決済方法として、図1に示すように、遊技場110と管理機関140との間において後述する発行加算使用玉数相当額の支払(K1)が行われた後に、管理機関140と景品提供会社130との間において後述する景品カード使用玉数相当額の支払(K2)が行われる。以下、図1に示す各処理について説明する。なお遊技場110,景品提供会社130、及び管理機関140は、銀行等の金融機関にそれぞれ預金口座を有している。
【0147】
まず前記K1の処理を行う前提として、遊技場110に設けられる会員管理コンピュータ20の会員カードDB23a,及び管理機関140に設けられる管理装置40の遊技場DB43c(図6(c)を参照)では、会員カードID毎の景品カード発行玉数及び景品カード加算玉数が合算された発行加算使用玉数が管理されている。
【0148】
そして遊技場110において、会員カードDB23aで管理されている発行加算使用玉数が所定の比率で換算されて、該発行加算使用玉数に応じた額である発行加算使用玉数相当額が算出され、K1で遊技場110の預金口座から管理機関140の預金口座に該発行加算使用玉数相当額が振り替えられ、管理機関140において、遊技場DB43cで管理されている発行加算使用玉数に基づいて該発行加算玉数相当額が正当であるか否かが確認される。
【0149】
即ちこの決済方法においては、このK1により、管理機関140は、景品カード3の発行や価値加算に供された貯玉数に応じた額を遊技場110から徴収できるので、景品カード3の発行や価値加算に伴う決済についてのリスクを低く抑えて景品交換用玉数を管理できる。
【0150】
次に前記K2の処理を行う前提として、景品提供会社130に設けられる景品提供会社サーバ30の景品交換DB33b,及び管理機関140に設けられる管理装置40の景品提供会社DB43d(図6(d)を参照)では、景品ID毎の使用玉数が合算された景品カード使用玉数が管理されている。
【0151】
そして管理機関140において、景品提供会社DB43dで管理されている景品カード使用玉数が所定の比率で換算されて、該景品カード使用玉数に応じた額である景品カード使用玉数相当額が算出され、K2で管理機関140の預金口座から景品提供会社130の預金口座に該景品カード使用玉数相当額が振り替えられ、景品提供会社130において、景品交換DB33bで管理されている景品カード使用玉数に基づいて該景品カード使用玉数相当額が正当であるか否かが確認される。
【0152】
即ちこの決済方法においては、このK2により、景品提供会社130は、景品交換に使用された景品交換用玉数が管理機関140にて集計されて該集計結果に応じた額が管理機関140から支払われるので、景品交換に伴う決済について個々の遊技場110に対応する必要がなく、経理業務の手間が省ける。
【0153】
なお、この決済方法は、一定期間毎(例えば一日毎,一週間毎,一ヶ月毎等)に行われる。また、この決済方法では、各機関の間で口座間決済が行われる例について説明したが、これに限らず各機関の間で金銭の授受や手形決済等の決済が行われるものでも良い。
【0154】
[4.遊技用システムの他の実施形態]
次に、本発明に係る遊技用システム1の他の実施形態について説明する。
【0155】
上記の実施形態では、遊技者が遊技を行うことにより該遊技者の所有となった獲得有価価値の大きさが、獲得有価価値特定用記録媒体である会員カード4の記録情報(会員カードID)から特定される貯玉数である例について説明したが、該獲得有価価値の大きさは、例えばビジター用記録媒体である計数カードの記録情報から特定される計数玉数であっても良い。
【0156】
ここで計数カードは、計数玉数を特定可能な情報として、該計数玉数と計数カードに付与される計数カードIDが記録され、会員登録をしていないビジター遊技者に対して発行されるものであり、獲得玉が計数装置にて計数された場合に、該計数装置から発行される。
【0157】
この計数カードが用いられる遊技用システムでは、前記景品カード発行装置10において、前述した構成に加えて、計数カードを受付可能な計数カードスロットと、該計数カードスロットに連設され、計数カードの記録情報を読み取ると共に、減算更新された計数玉数を記録する計数カードリーダ/ライタと、該計数カードリーダ/ライタに連設され、計数玉数が零となった計数カードを回収する計数カード回収部とが備えられる。
【0158】
また前記会員管理コンピュータ20において、前述した構成に加えて、計数カードIDに対応付けて計数玉数,景品交換使用玉数,景品カード発行玉数,及び景品カード加算玉数等を管理する計数カードDBが備えられる。
【0159】
この遊技用システムで景品カード発行処理が行われる場合には、景品カード発行装置10にて計数カードが受け付けられて記録情報が読み取られ、景品カード発行装置10から会員管理コンピュータ20に計数玉数及び計数カードIDが送信され、会員管理コンピュータ20にて計数カードの照合及び計数玉数の特定が行われ、景品カード発行装置10にて景品カード3が装着されて景品カードIDが読み取られ、景品カード発行装置10にて発行希望玉数が受け付けられ、景品カード発行装置10から会員管理コンピュータ20に発行希望玉数が送信され、会員管理コンピュータ20にて発行希望玉数が計数玉数の範囲内であるか否かの判定が行われ、発行希望玉数が計数玉数の範囲内であると判定される場合に、会員管理コンピュータ20にて計数玉数から発行希望玉数が減算更新されると共に発行希望玉数が集計され、会員管理コンピュータ20から景品カード発行装置10に計数玉数の更新処理の完了通知が送信され、景品カード発行装置10から管理装置40に遊技場ID,景品カードID,発行希望玉数が送信される。
【0160】
そして管理装置40にて照合用IDが生成されて、該当する景品カード3毎に発行玉数に関する情報(照合用ID,景品交換用玉数,景品カード発行玉数)を登録する処理が行われ、管理装置40から景品カード発行装置10に照合用IDが送信され、景品カード発行装置10にて景品カード3に発行玉数及び照合用IDが記録され、景品カード発行装置10から景品カード3が発行され、景品カード発行装置10にて計数カードに更新玉数(即ち計数玉数−発行玉数)が記録され、景品カード発行装置10から計数カードが返却され、処理が終了する。なお更新玉数が零となった計数カードは、景品カード発行装置10から返却されずに計数カード回収部に回収される。
【0161】
また遊技用システムで景品カード価値加算処理が行われる場合には、景品カード発行装置10にて計数カードが受け付けられて記録情報が読み取られ、景品カード発行装置10から会員管理コンピュータ20に計数玉数及び計数カードIDが送信され、会員管理コンピュータ20にて計数カードの照合及び計数玉数の特定が行われ、景品カード発行装置10にて景品カード3が受け付けられて記録情報(景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数)が読み取られ、景品カード発行装置10にて加算希望玉数が受け付けられ、景品カード発行装置10から会員管理コンピュータ20に加算希望玉数が送信され、会員管理コンピュータ20にて加算希望玉数が計数玉数の範囲内であるか否かの判定が行われ、加算希望玉数が計数玉数の範囲内であると判定される場合に、会員管理コンピュータ20にて計数玉数から加算希望玉数が減算更新されると共に加算希望玉数が集計され、会員管理コンピュータ20から景品カード発行装置10に計数玉数の更新処理の完了通知が送信され、景品カード発行装置10から管理装置40に遊技場ID,景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数,加算希望玉数が送信される。
【0162】
そして管理装置40にて新規の照合用IDが生成されて、該当する景品カード3毎に加算玉数に関する情報(照合用ID,景品交換用玉数,景品カード加算玉数)を登録する処理が行われ、管理装置40から景品カード発行装置10に新規の照合用IDが送信され、景品カード発行装置10にて景品カード3に更新後の景品交換用玉数(即ち更新前の景品交換用玉数+加算玉数)及び新規の照合用IDが記録され、景品カード発行装置10から景品カード3が返却され、景品カード発行装置10にて計数カードに更新玉数(即ち計数玉数−加算玉数)が記録され、景品カード発行装置10から計数カードが返却され、処理が終了する。なお更新玉数が零となった計数カードは、景品カード発行装置10から返却されずに計数カード回収部に回収される。
【0163】
この遊技用システムにおける景品交換処理及び決済方法は、前記遊技用システム1におけるそれらと同様である。この遊技用システムによれば、会員登録をしていないビジター遊技者であっても、インターネット2に接続可能な携帯電話端末50という既存の通信インフラを利用して、インターネット2等の通信回線網を介して景品提供会社サーバ30にて提供される景品と景品交換を行うことができる。なお、この遊技用システムでは、獲得有価価値の大きさとして、貯玉数と計数玉数を併用することも可能である。
【0164】
[5.遊技用システムの変形例]
最後に、本発明に係る遊技用システム1及び決済方法の変形例について説明する。
【0165】
上記の実施形態では、景品交換用記録媒体発行装置(景品カード発行装置10)と管理装置40との間における通信,及び景品提供会社端末(景品提供会社サーバ30)と管理装置40との間における通信が、通信回線網(インターネット2)を介して行われる例について説明したが、これに限らず、該通信は、例えば専用回線を介して行われるものでも良い。即ち遊技用システム1においては、少なくとも景品提供会社端末が通信回線網に接続され、景品交換用記録媒体発行装置と管理装置40がデータ通信可能に接続され、景品提供会社端末と管理装置40がデータ通信可能に接続されていれば良く、景品交換用記録媒体発行装置や管理装置40は必ずしも通信回線網に接続されていなくても良い。
【0166】
上記の実施形態では、景品交換用記録媒体(景品カード3)の記録情報から特定される景品交換用有価価値の大きさが、貯玉数と同じ価値の景品交換用玉数である例について説明したが、これに限らず、該景品交換用有価価値の大きさは、例えば貯玉数や計数玉数等が所定の比率で換算された貨幣金額や点数等であっても良い。即ち該景品交換用有価価値の大きさは、獲得有価価値の大きさの範囲内の所定の獲得有価価値の大きさに相当し、遊技場110外において景品交換に使用可能な有価価値の大きさであれば良い。
【0167】
上記の実施形態では、景品交換用記録媒体(景品カード3)の使用を有効にする処理として照合用IDの生成及び登録が行われ、該照合用IDが景品交換用記録媒体に対して記録される例について説明したが、これに限らず、前記処理として、照合用IDの生成及び登録は行われず、図6(b)に示す景品カードDB43bにおいて発行済みフラグのセットが行われるようにしても良い。即ち該処理は、管理装置40において景品交換用記録媒体の使用が有効にされたことを把握できる処理であれば良い。
【0168】
上記の実施形態では、獲得有価価値の大きさ(貯玉数)の範囲内において景品交換用記録媒体(景品カード3)の発行に供したい獲得有価価値の大きさ(発行希望玉数)を受け付け、該受け付けた獲得有価価値の大きさに基づく景品交換用有価価値の大きさ(景品交換用玉数)を特定可能な景品交換用記録媒体が発行される例について説明したが、これに限らず、予め定められた所定の景品交換用有価価値の大きさを特定可能な一種類の景品交換用記録媒体が発行されるようにしても良く、また予め定められた所定の景品交換用有価価値の大きさを特定可能な多種類の景品交換用記録媒体のうちから選択された景品交換用記録媒体が発行されるようにしても良い。これによれば、発行玉数が予め定められた所定の数に限定されるため、管理装置40の景品カードDB43bにおける管理が容易である。
【0169】
上記の実施形態では、予め定められた所定の種類の景品交換用記録媒体(景品カード3)の取扱が可能である例について説明したが、これに限らず、例えば景品交換用記録媒体を発行する際に複数種類のうちから選択された景品交換用記録媒体を発行し、該複数種類の景品交換用記録媒体の取扱が可能であるようにしても良い。
【0170】
上記の実施形態では、獲得有価価値特定用記録媒体が、会員登録を行った会員遊技者に対して発行される会員カード4である例について説明したが、これに限らず、獲得有価価値特定用記録媒体は、例えば会員登録を行った会員遊技者に対して会員カード4とは別個に発行され、貯玉数等の貯蓄有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された貯蓄有価価値特定用記録媒体(貯玉カード)であっても良い。この場合には、景品交換用記録媒体発行装置(景品カード発行装置10)において、会員カード4と貯玉カードの双方を受け付けた場合に景品交換用記録媒体(景品カード3)の発行処理が行われるように構成しても良く、また貯玉カードのみを受け付けた場合に景品交換用記録媒体の発行処理が行われるように構成しても良い。また獲得有価価値特定用記録媒体は、会員登録を行わないビジター遊技者に対して発行され、該ビジター遊技者についても貯玉等の貯蓄処理を可能とし、貯玉数等の貯蓄有価価値の大きさを特定可能な情報が記録されたビジター用記録媒体であっても良く、その種類は特に限定されない。
【0171】
上記の実施形態では、獲得有価価値特定用記録媒体(会員カード4)の照合を行うための情報(暗証番号)が獲得有価価値特定用記録媒体に記録されない例について説明したが、これに限らず、該情報が獲得有価価値特定用記録媒体に記録されるようにしても良い。また上記の実施形態では、該情報が暗証番号である例について説明したが、これに限らず、該情報は、例えば指紋,声紋,虹彩等の遊技者本人を特定可能な情報であっても良い。
【0172】
上記の実施形態では、景品交換用記録媒体(景品カード3)に景品交換用有価価値の大きさ(景品交換用玉数)が記録される例について説明したが、これに限らず、景品交換用記録媒体に景品交換用有価価値の大きさが記録されないようにしても良い。また上記の実施形態では、獲得有価価値特定用記録媒体(会員カード4)に獲得有価価値の大きさ(貯玉数)が記録されない例について説明したが、これに限らず、獲得有価価値特定用記録媒体に獲得有価価値の大きさが記録されるようにしても良い。
【0173】
上記の実施形態では、景品交換用記録媒体(景品カード3)と獲得有価価値特定用記録媒体(会員カード4)が別個の記録媒体である例について説明したが、これに限らず、景品交換用記録媒体と獲得有価価値特定用記録媒体の機能を備える同一の記録媒体であっても良い。
【0174】
上記の実施形態では、景品交換用記録媒体発行装置(景品カード発行装置10)が景品交換用記録媒体(景品カード3)を自動発行するものである例について説明したが、これに限らず、景品交換用記録媒体発行装置は、景品交換用記録媒体を手動発行するための処理を行うものでも良い。具体的には、景品交換用記録媒体発行装置は、例えば景品交換用記録媒体読取/記録装置(景品カードリーダ/ライタ)等を備えるPOS端末型を呈するものであっても良く、この場合には、前記発行処理の際に、景品交換用記録媒体読取装置にて景品交換用記録媒体の識別情報(景品カードID)が読み取られ、該識別情報及び前記発行希望玉数を特定可能な情報が管理装置40に送信され、該景品交換用記録媒体の使用を有効にする処理が完了した旨の完了通知を管理装置40から受信した後に、該景品交換用記録媒体が遊技者に手渡される。
【0175】
上記の実施形態では、会員カードスロット16から獲得有価価値特定用記録媒体(会員カード4)の挿入を受け付ける例について説明したが、これに限らず、所定の部位に載置される獲得有価価値特定用記録媒体を受け付けるものや、所定の領域内にある獲得有価価値特定用記録媒体を非接触で受け付けるものでも良い。
【0176】
上記の実施形態では、表示手段が、操作受付手段としても機能するタッチパネル式のディスプレイ18である例について説明したが、これに限らず、表示手段は、タッチパネル式でないディスプレイであっても良く、この場合には別個の操作受付手段(例えばキーボード等の操作部)を設けて操作を受け付けるようにすれば良い。またディスプレイ18は、例えば液晶表示パネル(LCD),ブラウン管(CRT),又はプラズマディスプレイパネル(PDP)等、いかなる種類のものであっても良い。
【0177】
上記の実施形態では、会員管理コンピュータ20が設けられる例について説明したが、これに限らず、管理装置40が会員管理コンピュータ20の機能を備え、会員管理コンピュータ20を設けないようにしても良い。
【0178】
上記の実施形態では、景品交換用記録媒体(景品カード3)の発行に供したい獲得有価価値の大きさ(発行希望玉数)が獲得有価価値の大きさ(貯玉数)の範囲内であるか否かの判定が、会員管理コンピュータ20にて行われる例について説明したが、これに限らず、該判定は管理装置40にて行われるようにしても良い。
【0179】
上記の実施形態では、景品がデジタルコンテンツであり、該デジタルコンテンツが景品提供会社端末(景品提供会社サーバ30)から携帯端末(携帯電話端末50)に送信されて記憶(ダウンロード)される例について説明したが、これに限らず、景品は有体物である商品等や無体物であるサービス等であっても良く、この場合には、景品交換の事実を証明可能な情報(レシートに相当)が景品提供会社端末から携帯端末に送信されて記憶され、該景品が景品提供会社130から遊技者に配送される。即ち遊技用システム1は、インターネット2等の通信回線網を介した景品交換を行うためのものであれば良く、その景品の種類,形態等は特に限定されない。
【0180】
上記の実施形態では、セキュリティの向上を目的として、景品カード価値加算処理が行われる毎に管理装置40において新規の照合用IDが生成される例について説明したが、これに限らず、景品カード価値加算処理が行われても従前の照合用IDを使用することとして、システムの簡素化を図るようにしても良い。なお、さらなるセキュリティの向上を目的として、景品交換処理が行われる毎に新規の照合用IDが生成されるようにしても良い。
【0181】
上記の実施形態では、未発行の景品交換用記録媒体(景品カード3)に関する情報(以下「未発行情報」という。)と、発行済の景品交換用記録媒体に関する情報(以下「発行済情報」という。)が、同一の景品交換用記録媒体データベース(景品カードDB43b)に登録される例について説明したが、これに限らず、未発行情報が登録される未発行記録媒体DBと発行済情報が登録される発行済記録媒体DBを別個に設け、景品交換用記録媒体が発行されていない場合には景品交換用記録媒体に関する情報を未発行記録媒体DBで管理し、景品交換用記録媒体が発行された場合に景品交換用記録媒体に関する情報を発行済記録媒体DBに移行登録して管理するようにしても良い。
【0182】
上記の実施形態では、携帯端末が携帯電話端末50である例について説明したが、これに限らず、携帯端末は、例えば簡易型携帯電話端末(いわゆるPHS端末),携帯情報端末(いわゆるPDA),ハンドヘルドPC,ノート型パソコン等であっても良い。即ち携帯端末は、景品交換用記録媒体(景品カード3)とデータ通信可能に接続されると共に、通信回線網(インターネット2)を介して景品提供会社端末(景品提供会社サーバ30)に接続可能なものであり、遊技者が携帯可能なものであれば、その種類や形態は特に限定されない。
【0183】
上記の実施形態では、携帯端末(携帯電話端末50)にて景品提供会社端末(景品提供会社サーバ30)の選択やURLの入力を行うことにより、通信回線網(インターネット2)を介して景品提供会社端末に接続する例について説明したが、これに限らず、例えば携帯端末に接続される景品交換用記録媒体(景品カード3)に所定の景品提供会社端末に接続可能なURLが記録され、携帯端末に景品交換用記録媒体が接続されると自動的に該所定の景品提供会社端末に接続されるようにしても良い。
【0184】
なお遊技機は、パチンコ玉が外部に払い出される通常のパチンコ機には限られず、例えばパチンコ玉が指触不能に封入された封入式のパチンコ機,メダルやパチンコ玉が外部に払い出されるスロットマシンやパチロット,メダルが外部に払い出されることなく遊技可能なクレジット式のスロットマシン等であっても良く、さらにはパチンコ玉やメダル等を用いずにデータ等により遊技可能な遊技機,遊技盤やパチンコ玉が画像にて表示される画像式のパチンコ機,リールが画像にて表示される画像式のスロットマシン等であっても良く、その種類や形態は特に限定されない。
【0185】
【発明の効果】
本発明に係る遊技用システム及び決済方法によれば、以下のような効果を奏する。
【0186】
まず請求項1に係る遊技用システムによれば、遊技場に設けられたメモリーカード発行装置において、携帯端末に接続可能であり景品交換用有価価値の大きさを特定可能な識別情報が記録された汎用のメモリーカードを発行し、該メモリーカードが接続された携帯端末から景品提供会社端末にアクセスすることにより、通信回線網に接続可能な携帯端末という既存の通信インフラを利用して、通信回線網を介して接続される景品提供会社端末にて提供される景品と景品交換を行うことができる。
【0187】
また請求項2に係る遊技用システムによれば、メモリーカード発行装置から管理装置に対して発行情報が送信される前にはメモリーカードの使用が有効にならないので、未発行のメモリーカードの盗難や紛失等による不正使用を防止できる。
【0188】
また請求項3に係る遊技用システムによれば、未発行のメモリーカードと発行済のメモリーカードとで管理内容が異なるので、両者を容易に区別して管理することができる。
【0189】
また請求項4に係る遊技用システムによれば、会員遊技者に対してのみメモリーカードを発行し、会員遊技者を優遇することにより、遊技場の固定客の獲得に貢献できる。
【0190】
また請求項5に係る遊技用システムによれば、メモリーカードの発行に供したい獲得有価価値の大きさ、即ち遊技者が希望する景品交換用有価価値の大きさを特定可能なメモリーカードを発行できるので、遊技者にとって便利である。
【0191】
また請求項6に係る遊技用システムによれば、所定の獲得有価価値の大きさに対応する景品交換用有価価値の大きさをメモリーカードの前記識別情報に対応する景品交換用有価価値の大きさに加算更新(即ち価値加算)できるので、遊技者にとって便利であると共に、メモリーカードの継続使用により発行コストを削減することができる。
【0192】
さらに請求項7に係る決済方法によれば、管理機関は、メモリーカードの発行に供された所定の獲得有価価値の大きさに応じた額を遊技場から徴収できるので、メモリーカードの発行に伴う決済についてのリスクを低く抑えて景品交換用有価価値の大きさを管理できる。また景品提供会社は、景品交換に使用された景品交換用有価価値の大きさが管理機関にて集計されて該集計結果に応じた額が管理機関から支払われるので、景品交換に伴う決済について個々の遊技場に対応する必要がなく、経理業務の手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は遊技用システム及び決済方法の概要を表す図である。
【図2】図2は遊技用システムの構成の一例を表す機能ブロック図である。
【図3】図3(a)は景品カード発行装置の外観の一例を表す斜視図であり、図3(b)は携帯電話端末の外観の一例を表す正面図である。
【図4】図4は景品カード発行装置におけるディスプレイの表示内容の一例を表す図である。
【図5】図5は図4に続く図である。
【図6】図6は管理装置で管理される情報の一例を表す図であり、(a)は会員カードDBで管理される会員カード情報,(b)は景品カードDBで管理される景品カード情報,(c)は遊技場DBで管理される発行加算使用情報,(d)は景品提供会社DBで管理される景品カード使用情報である。
【図7】図7は携帯電話端末における表示部の表示内容の一例を表す図である。
【図8】図8は図7に続く図である。
【図9】図9は景品カード発行装置における景品カード発行装置メイン処理の処理内容を表すフローチャートである。
【図10】図10は景品カード発行装置におけるサブルーチンである会員カード照合処理の処理内容を表すフローチャートである。
【図11】図11は景品カード発行装置におけるサブルーチンである景品カード発行処理の処理内容を表すフローチャートである。
【図12】図12は景品カード発行装置におけるサブルーチンである景品カード価値加算処理の処理内容を表すフローチャートである。
【図13】図13は会員管理コンピュータにおける会員管理コンピュータメイン処理の処理内容を表すフローチャートである。
【図14】図14は管理装置における管理装置メイン処理の処理内容を表すフローチャートである。
【図15】図15は管理装置におけるサブルーチンである更新処理の処理内容を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…遊技用システム
2…インターネット
3…景品カード
4…会員カード
10…景品カード発行装置
11a…通信部
11b…通信部
12…制御部
13…景品カードスロット
14…景品カードリーダ/ライタ
15…景品カード貯留部
16…会員カードスロット
17…会員カードリーダ
18…ディスプレイ
20…会員管理コンピュータ
21…通信部
22…制御部
23…ハードディスク
23a…会員カードDB
30…景品提供会社サーバ
31…通信部
32…制御部
33…ハードディスク
33a…景品情報DB
33b…景品交換DB
33c…景品ファイル
40…管理装置
41…通信部
42…制御部
43…ハードディスク
43a…会員カードDB
43b…景品カードDB
43c…遊技場DB
43d…景品提供会社DB
50…携帯電話端末
51…通信部
51a…アンテナ
52…制御部
53…景品カードスロット
54…景品カードリーダ/ライタ
55…外部接続端子
56…ディスプレイ
57…操作キー
57a…前面カバー
58…フラッシュメモリ
59…音声通話用機器
110…遊技場
130…景品提供会社
140…管理機関

Claims (7)

  1. 遊技者が遊技を行うことにより該遊技者の所有となった獲得有価価値の大きさを特定可能な情報が記録された獲得有価価値特定用記録媒体の記録情報から特定される獲得有価価値の大きさの範囲内における所定の獲得有価価値の大きさに相当し、遊技場外において景品交換に使用可能な景品交換用有価価値の大きさを使用して景品交換を行うための遊技用システムであって、
    遊技場に設けられ、前記獲得有価価値特定用記録媒体を受け付けて、該受け付けた獲得有価価値特定用記録媒体の記録情報を読み取り、該読み取った情報から特定される獲得有価価値の大きさの範囲内における所定の獲得有価価値の大きさに基づいて、前記景品交換用有価価値の大きさを特定可能な識別情報が記録されると共に携帯端末とデータ通信可能に接続される汎用のメモリーカードを発行する発行処理を行うメモリーカード発行装置と、
    遊技場外に設けられ、前記メモリーカード発行装置と通信可能に接続され、前記メモリーカードに関する情報が当該メモリーカードの前記識別情報と対応付けて登録されるメモリーカードデータベースを有する管理装置と、
    遊技場外に設けられ、前記管理装置とデータ通信可能に接続され、かつ、前記携帯端末と通信回線網を介してデータ通信可能に接続されると共に、提供可能な景品に関する景品情報を前記携帯端末に送信し、前記メモリーカードと接続された該携帯端末から該メモリーカードの識別情報及び前記提供可能な景品のうちの希望する景品の選択情報を受信して、該受信した選択情報に基づいて希望景品と交換するための使用処理を行う景品提供会社端末と、からなり、
    前記メモリーカード発行装置は、前記発行処理の際に該発行に供されるメモリーカードの識別情報及び前記景品交換用有価価値の大きさを特定可能な情報を含む発行情報を前記管理装置に送信し、
    前記景品提供会社端末は、前記使用処理の際に前記メモリーカードの識別情報及び前記希望景品の交換に必要な景品交換用有価価値の大きさを特定可能な情報を含む使用情報を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、前記メモリーカード発行装置から送信された前記発行情報に基づいて該当するメモリーカードデータベースの登録情報を更新すると共に、
    前記景品提供会社端末から送信された前記使用情報と前記メモリーカードデータベースの登録情報に基づいて該当するメモリーカードの前記識別情報に対応する前記景品交換用有価価値の大きさが前記希望景品との交換に使用可能か否かを判定し、該判定結果が使用可能と判定された場合に前記使用情報に基づいて前記希望景品の交換に必要な景品交換用有価価値の大きさを該当するメモリーカードの前記識別情報に対応する前記景品交換用有価価値の大きさから減算更新することを特徴とする遊技用システム。
  2. 請求項1に記載した遊技用システムであって、
    前記管理装置は、前記メモリーカード発行装置から送信された前記発行情報に基づいて該当するメモリーカードの使用を有効にする処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
  3. 請求項1又は2に記載した遊技用システムであって、
    前記管理装置は、メモリーカードに関する情報として、前記メモリーカードが発行されていない場合において、該メモリーカードが納入された遊技場を特定可能な情報を少なくとも登録し、該登録情報に基づいて未発行のメモリーカードに関する情報の管理を行うと共に、
    前記メモリーカードが発行された場合において、前記メモリーカード発行装置から送信された前記発行情報に基づいて該当するメモリーカードの識別情報に対応付けて前記発行に供された前記景品交換用有価価値の大きさを特定可能な情報を少なくとも登録し、該登録情報に基づいて発行済のメモリーカードに関する情報の管理を行うことを特徴とする遊技用システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
    前記メモリーカード発行装置は、前記遊技者が前記遊技場において予め会員登録された会員遊技者であるか否かを判定するための処理を行い、該判定結果が会員遊技者であると判定された場合に前記発行処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
    前記メモリーカード発行装置は、前記獲得有価価値特定用記録媒体の記録情報から特定される獲得有価価値の大きさの範囲内において前記メモリーカードの発行に供したい獲得有価価値の大きさを受け付けて、該受け付けた獲得有価価値の大きさに基づいて前記景品交換用有価価値の大きさを特定可能な情報を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、前記メモリーカード発行装置から送信された前記発行情報に基づいて前記景品交換用有価価値の大きさを該当するメモリーカードの前記識別情報に対応付けて登録することを特徴とする遊技用システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
    前記メモリーカード発行装置は、前記メモリーカードを受け付けて、該受け付けたメモリーカードの前記識別情報を読み取り、
    前記獲得有価価値特定用記録媒体の記録情報から特定される獲得有価価値の大きさの範囲内における所定の獲得有価価値の大きさに基づく前記景品交換用有価価値の大きさを特定可能な情報と前記読み取ったメモリーカードの前記識別情報を含む加算情報を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、前記メモリーカード発行装置から送信された前記加算情報に基づいて前記景品交換用有価価値の大きさを該当するメモリーカードの前記識別情報に対応する前記景品交換用有価価値の大きさに加算更新することを特徴とする遊技用システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載した遊技用システムに適用され、前記管理装置を備える管理機関と、前記メモリーカード発行装置を備える遊技場と、前記景品提供会社端末を備える景品提供会社との間における前記メモリーカードの発行及び該メモリーカードを使用した景品交換に伴う決済を行う決済方法であって、
    前記遊技場は、前記メモリーカードの発行に供された所定の獲得有価価値の大きさに応じた額を支払うことにより、前記管理機関との間における前記メモリーカードの発行に伴う決済を行い、
    前記管理機関は、前記景品提供会社端末から送信される前記使用情報に基づいて、前記景品提供会社毎に前記景品交換に使用された景品交換用有価価値の大きさを集計し、各景品提供会社に対して該集計結果に応じた額を支払うことにより、前記景品提供会社との間における前記景品交換に伴う決済を行うことを特徴とする決済方法。
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