JP2003053000A - 遊技用システム及び遊技用管理装置 - Google Patents

遊技用システム及び遊技用管理装置

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JP2003053000A
JP2003053000A JP2001246285A JP2001246285A JP2003053000A JP 2003053000 A JP2003053000 A JP 2003053000A JP 2001246285 A JP2001246285 A JP 2001246285A JP 2001246285 A JP2001246285 A JP 2001246285A JP 2003053000 A JP2003053000 A JP 2003053000A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Takao Ogura
孝雄 小倉
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】貯玉数の一部を少なくとも景品交換へ直接使用
することができる使用用貯玉数として管理すると共に、
残部を直接には景品交換へ使用できない貯蓄用貯玉数と
して管理するにあたり、遊技者の利便性を損ねることが
なく、使用用貯玉数の登録や該使用用貯玉数を使用した
景品交換を速やかに実施可能な遊技用システムを提供す
る。 【解決手段】管理装置は、貯蓄用貯玉数と使用用貯玉数
を会員IDと暗証番号に対応付けて管理している。そし
て遊技用端末から会員IDと暗証番号を受信し照合一致
である場合に、送信された登録希望玉数を貯蓄用貯玉数
から減算して使用用貯玉数に加算する。また遊技用端
末,再プレイ用装置,又は景品交換用端末から会員ID
を受信し照合一致である場合に、送信された使用希望玉
数に基づいて該使用希望玉数の使用の可否を判定し使用
可能である場合に、使用希望玉数を使用用貯玉数から減
算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技者が所有する
貯蓄有価価値の大きさの一部を少なくとも景品交換へ使
用することができる第二の貯蓄有価価値の大きさとして
管理すると共に、残部を景品交換へ使用できない第一の
貯蓄有価価値の大きさとして管理する遊技用システム及
び遊技用管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、遊技機(例えばパチンコ機)
にて遊技を行うことにより遊技者の所有となった獲得有
価価値の大きさ(例えば景品玉数)の範囲内の所定の獲
得有価価値の大きさが貯蓄された貯蓄有価価値の大きさ
(例えば貯玉数)の一部を、会員である遊技者の申し出
により景品交換へ使用することができる有価価値の大き
さ(ポイント景品)に換算して登録し、会員である遊技
者を特定可能な情報が記録された会員カードの記録情報
から特定される前記有価価値の大きさを使用して提携店
で景品交換ができるシステムとして、特開2001−7
0607号公報に示すもの(以下「従来システム」とい
う。)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来システムにおいては、会員である遊技者の申し出によ
り前記有価価値の大きさを登録する場合と該有価価値の
大きさを使用して提携店で景品交換をする場合の双方に
おいて、前記会員である遊技者を確認するために暗証番
号の入力を要求するため、該暗証番号の入力の手間がか
かり、遊技者にとって不便であると共に、遊技場におけ
る前記有価価値の大きさへの登録や提携店における該有
価価値の大きさを使用した景品交換に時間がかかるとい
う問題があった。
【0004】本発明は、このような背景のもとになされ
たものであり、その目的は、遊技者の利便性を損ねるこ
とがなく、景品交換へ使用することができる有価価値の
大きさへの登録や該有価価値の大きさを使用した景品交
換を速やかに実施可能な遊技用システム及び遊技用管理
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次のような手段を採る。
【0006】まず請求項1に係る発明は、遊技者が遊技
を行うことにより該遊技者の所有となった獲得有価価値
の大きさの範囲内の所定の獲得有価価値の大きさが貯蓄
された貯蓄有価価値の大きさであって、直接には景品交
換へ使用できない第一の貯蓄有価価値の大きさと少なく
とも前記景品交換へ直接使用することができる第二の貯
蓄有価価値の大きさからなる貯蓄有価価値の大きさを、
該貯蓄有価価値の大きさを特定可能な貯蓄有価価値特定
情報及び該貯蓄有価価値の大きさの所有者を確認するた
めの所有者確認情報に対応付けて管理する管理装置と、
前記管理装置とデータ通信可能に接続され、前記貯蓄有
価価値特定情報が記録された貯蓄有価価値特定用記録媒
体を受け付けて、該受け付けた貯蓄有価価値特定用記録
媒体の記録情報を読み取ると共に、該読み取った貯蓄有
価価値特定情報から特定される前記第一の貯蓄有価価値
の大きさの範囲内であり、かつ予め定められた所定の上
限値の範囲内で前記第二の貯蓄有価価値の大きさへの登
録を希望する第一の貯蓄有価価値の大きさを受け付け
て、前記貯蓄有価価値特定情報を少なくとも含む照合情
報と前記受け付けた登録を希望する第一の貯蓄有価価値
の大きさを特定可能な情報を含む登録情報を前記管理装
置に送信する登録装置と、前記管理装置とデータ通信可
能に接続され、前記貯蓄有価価値特定用記録媒体を受け
付けて、該受け付けた貯蓄有価価値特定用記録媒体の記
録情報を読み取ると共に、前記使用を希望する第二の貯
蓄有価価値の大きさを受け付けて、前記貯蓄有価価値特
定情報を少なくとも含む照合情報と前記受け付けた使用
を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを特定可能な情
報を含む使用情報を前記管理装置に送信する使用装置
と、からなり、前記登録装置又は使用装置のいずれか一
方において前記所有者確認情報を受け付けると共に、前
記登録装置又は使用装置から送信される前記照合情報に
は該所有者確認情報が含まれ、前記管理装置は、前記照
合情報を受信した場合には、該照合情報と前記管理して
いる情報との照合を行い、該照合結果が照合一致である
場合において、前記登録装置から送信された前記登録情
報に基づいて前記登録を希望する第一の貯蓄有価価値の
大きさを前記貯蓄有価価値特定情報に対応する第一の貯
蓄有価価値の大きさから減算し、該減算した第一の貯蓄
有価価値の大きさに相当する第二の貯蓄有価価値の大き
さを前記貯蓄有価価値特定情報に対応する第二の貯蓄有
価価値の大きさに対して加算する登録処理を行うと共
に、前記使用装置から送信された前記使用情報と前記管
理している第二の貯蓄有価価値の大きさに基づいて前記
使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさの使用の可
否を判定し、該判定結果が使用可能と判定された場合
に、該使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを前
記貯蓄有価価値特定情報に対応する第二の貯蓄有価価値
の大きさから減算する使用処理を行うことを特徴とする
遊技用システムである。これによれば、第二の貯蓄有価
価値の大きさへの登録及び該第二の貯蓄有価価値の大き
さの少なくとも景品交換への使用に際して、該登録又は
使用のいずれか一方で受け付けた所有者確認情報に基づ
いて所有者(即ち遊技者)の確認が行われると共に、該
確認結果に応じて前記第二の貯蓄有価価値の大きさへの
登録及び該第二の貯蓄有価価値の大きさの少なくとも景
品交換への使用が可能となる。
【0007】また請求項2に係る発明は、請求項1に記
載した遊技用システムであって、前記登録装置は、前記
貯蓄有価価値特定情報から特定される第二の貯蓄有価価
値の大きさの範囲内で前記第一の貯蓄有価価値の大きさ
への返戻を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを受け
付けて、該受け付けた返戻を希望する第二の貯蓄有価価
値の大きさを特定可能な情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記登録装置から送信された情報に基
づいて前記返戻を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさ
を前記貯蓄有価価値特定情報に対応する第二の貯蓄有価
価値の大きさから減算し、該減算した第二の貯蓄有価価
値の大きさに相当する第一の貯蓄有価価値の大きさを前
記貯蓄有価価値特定情報に対応する第一の貯蓄有価価値
の大きさに対して加算する処理を行うことを特徴とする
遊技用システムである。
【0008】また請求項3に係る発明は、請求項1又は
2に記載した遊技用システムであって、前記使用装置
は、前記使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさと
して前記貯蓄有価価値特定情報から特定される第二の貯
蓄有価価値の大きさよりも大きな第二の貯蓄有価価値の
大きさを受付可能であり、該受け付けた第二の貯蓄有価
価値の大きさを特定可能な情報を含む使用情報を前記管
理装置に送信し、前記管理装置は、該使用情報を受信し
た場合において、前記貯蓄有価価値特定情報に対応する
第二の貯蓄有価価値の大きさが零でなく、かつ該第二の
貯蓄有価価値の大きさと前記使用を希望する第二の貯蓄
有価価値の大きさとの差である不足分の第二の貯蓄有価
価値の大きさに相当する第一の貯蓄有価価値の大きさが
前記貯蓄有価価値特定情報に対応する第一の貯蓄有価価
値の大きさ以下である場合に、前記貯蓄有価価値特定情
報に対応する前記所有者確認情報の送信要求を前記使用
装置に対して行うと共に、該送信要求に応じて該使用装
置から該所有者確認情報を受信した場合には、該所有者
確認情報と前記管理している情報との照合を行い、該照
合結果が照合一致である場合において、前記不足分の第
二の貯蓄有価価値の大きさに相当する第一の貯蓄有価価
値の大きさを前記貯蓄有価価値特定情報に対応する第一
の貯蓄有価価値の大きさから減算する処理を行うことを
特徴とする遊技用システムである。
【0009】また請求項4に係る発明は、遊技者が遊技
を行うことにより該遊技者の所有となった獲得有価価値
の大きさの範囲内の所定の獲得有価価値の大きさが貯蓄
された貯蓄有価価値の大きさであって、直接には景品交
換へ使用できない第一の貯蓄有価価値の大きさと少なく
とも前記景品交換へ直接使用することができる第二の貯
蓄有価価値の大きさからなる貯蓄有価価値の大きさを、
前記第一の貯蓄有価価値の大きさを特定可能な第一貯蓄
有価価値特定情報、前記第二の貯蓄有価価値の大きさを
特定可能な第二貯蓄有価価値特定情報、及び、前記貯蓄
有価価値の大きさの所有者を確認するための所有者確認
情報に対応付けて管理する管理装置と、前記管理装置と
データ通信可能に接続され、前記第一貯蓄有価価値特定
情報が記録された第一貯蓄有価価値特定用記録媒体を受
け付けて、該受け付けた第一貯蓄有価価値特定用記録媒
体の記録情報を読み取ると共に、該読み取った第一貯蓄
有価価値特定情報から特定される前記第一の貯蓄有価価
値の大きさの範囲内であり、かつ予め定められた所定の
上限値の範囲内で前記第二の貯蓄有価価値の大きさへの
登録を希望する第一の貯蓄有価価値の大きさを受け付け
て、前記第一貯蓄有価価値特定情報を少なくとも含む第
一照合情報と前記受け付けた登録を希望する第一の貯蓄
有価価値の大きさを特定可能な情報を含む登録情報を前
記管理装置に送信する登録装置と、前記管理装置とデー
タ通信可能に接続され、前記第二貯蓄有価価値特定情報
が記録された第二貯蓄有価価値特定用記録媒体を受け付
けて、該受け付けた第二貯蓄有価価値特定用記録媒体の
記録情報を読み取ると共に、前記使用を希望する第二の
貯蓄有価価値の大きさを受け付けて、前記第二貯蓄有価
価値特定情報を少なくとも含む第二照合情報と前記受け
付けた使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを特
定可能な情報を含む使用情報を前記管理装置に送信する
使用装置と、からなり、前記登録装置又は使用装置のい
ずれか一方において前記所有者確認情報を受け付けると
共に、前記登録装置から送信される前記第一照合情報又
は前記使用装置から送信される前記第二照合情報には該
所有者確認情報が含まれ、前記管理装置は、前記第一照
合情報を受信した場合には、該第一照合情報と前記管理
している情報との照合を行い、該照合結果が照合一致で
ある場合において、前記登録装置から送信された前記登
録情報に基づいて前記登録を希望する第一の貯蓄有価価
値の大きさを前記第一貯蓄有価価値特定情報に対応する
第一の貯蓄有価価値の大きさから減算し、該減算した第
一の貯蓄有価価値の大きさに相当する第二の貯蓄有価価
値の大きさを前記第二貯蓄有価価値特定情報に対応する
第二の貯蓄有価価値の大きさに対して加算する登録処理
を行うと共に、前記第二照合情報を受信した場合には、
該第二照合情報と前記管理している情報との照合を行
い、該照合結果が照合一致である場合において、前記使
用装置から送信された前記使用情報と前記管理している
第二の貯蓄有価価値の大きさに基づいて前記使用を希望
する第二の貯蓄有価価値の大きさの使用の可否を判定
し、該判定結果が使用可能と判定された場合に、該使用
を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを前記第二貯蓄
有価価値特定情報に対応する第二の貯蓄有価価値の大き
さから減算する使用処理を行うことを特徴とする遊技用
システムである。これによれば、第二の貯蓄有価価値の
大きさへの登録及び該第二の貯蓄有価価値の大きさの少
なくとも景品交換への使用に際して、該登録又は使用の
いずれか一方で受け付けた所有者確認情報に基づいて所
有者(即ち遊技者)の確認が行われると共に、該確認結
果に応じて前記第二の貯蓄有価価値の大きさへの登録及
び該第二の貯蓄有価価値の大きさの少なくとも景品交換
への使用が可能となる。また第一貯蓄有価価値特定用記
録媒体及び第二貯蓄有価価値特定用記録媒体を所有して
いないと、前記第二の貯蓄有価価値の大きさへの登録及
び該第二の貯蓄有価価値の大きさの少なくとも景品交換
への使用のいずれかが実施できない。
【0010】また請求項5に係る発明は、請求項4に記
載した遊技用システムであって、前記登録装置は、前記
第二貯蓄有価価値特定用記録媒体を受け付けて、該受け
付けた第二貯蓄有価価値特定用記録媒体の記録情報を読
み取ると共に、該読み取った前記第二貯蓄有価価値特定
情報から特定される第二の貯蓄有価価値の大きさの範囲
内で前記第一の貯蓄有価価値の大きさへの返戻を希望す
る第二の貯蓄有価価値の大きさを受け付けて、該受け付
けた返戻を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを特定
可能な情報を前記管理装置に送信し、前記管理装置は、
前記登録装置から送信された情報に基づいて前記返戻を
希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを前記第二貯蓄有
価価値特定情報に対応する第二の貯蓄有価価値の大きさ
から減算し、該減算した第二の貯蓄有価価値の大きさに
相当する第一の貯蓄有価価値の大きさを前記第一貯蓄有
価価値特定情報に対応する第一の貯蓄有価価値の大きさ
に対して加算する処理を行うことを特徴とする遊技用シ
ステムである。
【0011】また請求項6に係る発明は、請求項4又は
5に記載した遊技用システムであって、前記使用装置
は、前記使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさと
して前記第二貯蓄有価価値特定情報から特定される第二
の貯蓄有価価値の大きさよりも大きな第二の貯蓄有価価
値の大きさを受付可能であり、該受け付けた第二の貯蓄
有価価値の大きさを特定可能な情報を含む使用情報を前
記管理装置に送信し、前記管理装置は、該使用情報を受
信した場合において、前記第二貯蓄有価価値特定情報に
対応する第二の貯蓄有価価値の大きさが零でなく、かつ
該第二の貯蓄有価価値の大きさと前記使用を希望する第
二の貯蓄有価価値の大きさとの差である不足分の第二の
貯蓄有価価値の大きさに相当する第一の貯蓄有価価値の
大きさが前記第一貯蓄有価価値特定情報に対応する第一
の貯蓄有価価値の大きさ以下である場合に、前記第一貯
蓄有価価値特定情報及び第二貯蓄有価価値特定情報に対
応する前記所有者確認情報の送信要求を前記使用装置に
対して行うと共に、該送信要求に応じて該使用装置から
該所有者確認情報を受信した場合には、該所有者確認情
報と前記管理している情報との照合を行い、該照合結果
が照合一致である場合において、前記不足分の第二の貯
蓄有価価値の大きさに相当する第一の貯蓄有価価値の大
きさを前記第一貯蓄有価価値特定情報に対応する第一の
貯蓄有価価値の大きさから減算する処理を行うことを特
徴とする遊技用システムである。
【0012】また請求項7に係る発明は、請求項1〜6
のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、前
記管理装置は、前記第一の貯蓄有価価値の大きさを管理
する第一の管理装置と前記第二の貯蓄有価価値の大きさ
を管理する第二の管理装置から構成されることを特徴と
する遊技用システムである。
【0013】また請求項8に係る発明は、請求項1〜7
のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、前
記登録装置と前記使用装置が同一の装置で構成されるこ
とを特徴とする遊技用システムである。
【0014】また請求項9に係る発明は、遊技者が遊技
を行うことにより該遊技者の所有となった獲得有価価値
の大きさの範囲内の所定の獲得有価価値の大きさが貯蓄
された貯蓄有価価値の大きさであって、直接には景品交
換へ使用できない第一の貯蓄有価価値の大きさと、該第
一の貯蓄有価価値の大きさの範囲内であり、かつ予め定
められた所定の上限値の範囲内で少なくとも前記景品交
換へ直接使用することができるように登録される第二の
貯蓄有価価値の大きさと、からなる貯蓄有価価値の大き
さを、該貯蓄有価価値の大きさを特定可能な貯蓄有価価
値特定情報及び該貯蓄有価価値の大きさの所有者を確認
するための所有者確認情報に対応付けて管理する管理手
段と、前記貯蓄有価価値特定情報を少なくとも含む照合
情報と、前記登録に供される第一の貯蓄有価価値の大き
さを特定可能な情報を含む登録情報と、前記使用を希望
する第二の貯蓄有価価値の大きさを特定可能な情報を含
む使用情報を受け付ける情報受付手段と、を備え、前記
照合情報は、前記登録の際及び使用の際に前記情報受付
手段にて受け付けられ、該登録の際又は使用の際に受け
付けられる照合情報のいずれか一方は前記所有者確認情
報を含み、前記情報受付手段にて受け付けた前記照合情
報と前記管理している情報との照合を行い、該照合結果
が照合一致である場合において、前記登録情報に基づい
て前記登録に供される第一の貯蓄有価価値の大きさを前
記貯蓄有価価値特定情報に対応する第一の貯蓄有価価値
の大きさから減算し、該減算した第一の貯蓄有価価値の
大きさに相当する第二の貯蓄有価価値の大きさを前記貯
蓄有価価値特定情報に対応する第二の貯蓄有価価値の大
きさに対して加算する登録処理を行うと共に、前記使用
情報と前記管理している第二の貯蓄有価価値の大きさに
基づいて前記使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大き
さの使用の可否を判定し、該判定結果が使用可能と判定
された場合に、該使用を希望する第二の貯蓄有価価値の
大きさを前記貯蓄有価価値特定情報に対応する第二の貯
蓄有価価値の大きさから減算する使用処理を行うことを
特徴とする遊技用管理装置である。これによれば、第二
の貯蓄有価価値の大きさへの登録及び該第二の貯蓄有価
価値の大きさの少なくとも景品交換への使用に際して、
該登録又は使用のいずれか一方で受け付けた所有者確認
情報に基づいて所有者(即ち遊技者)の確認が行われる
と共に、該確認結果に応じて前記第二の貯蓄有価価値の
大きさへの登録及び該第二の貯蓄有価価値の大きさの少
なくとも景品交換への使用が可能となる。
【0015】また請求項10に係る発明は、請求項9に
記載した遊技用管理装置であって、前記情報受付手段に
て受け付けられる情報には、前記貯蓄有価価値特定情報
から特定される第二の貯蓄有価価値の大きさの範囲内で
前記第一の貯蓄有価価値の大きさへの返戻を希望する第
二の貯蓄有価価値の大きさを特定可能な情報が含まれ、
前記管理手段は、前記情報受付手段にて前記照合情報及
び前記返戻を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを特
定可能な情報を受け付けた場合において、該情報に基づ
いて前記返戻を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを
前記貯蓄有価価値特定情報に対応する第二の貯蓄有価価
値の大きさから減算し、該減算した第二の貯蓄有価価値
の大きさに相当する第一の貯蓄有価価値の大きさを前記
貯蓄有価価値特定情報に対応する第一の貯蓄有価価値の
大きさに対して加算する処理を行うことを特徴とする遊
技用管理装置である。
【0016】また請求項11に係る発明は、請求項9又
は10に記載した遊技用管理装置であって、前記使用情
報は、該使用情報の送信元を特定可能な識別情報を含
み、前記情報受付手段にて受け付けた前記使用情報に含
まれる前記使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさ
が前記貯蓄有価価値特定情報から特定される第二の貯蓄
有価価値の大きさよりも大きく、該第二の貯蓄有価価値
の大きさが零でなく、かつ該第二の貯蓄有価価値の大き
さと前記使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさと
の差である不足分の第二の貯蓄有価価値の大きさに相当
する第一の貯蓄有価価値の大きさが前記貯蓄有価価値特
定情報に対応する第一の貯蓄有価価値の大きさ以下であ
る場合において、前記使用情報に含まれる識別情報から
特定される該使用情報の送信元に対して前記貯蓄有価価
値特定情報に対応する前記所有者確認情報の要求を行
い、前記使用情報の送信元から該要求に応じた前記所有
者確認情報を前記情報受付手段にて受け付けた場合にお
いて、該受け付けた前記所有者確認情報と前記管理して
いる情報との照合を行い、該照合結果が照合一致である
場合において、前記不足分の第二の貯蓄有価価値の大き
さに相当する第一の貯蓄有価価値の大きさを前記貯蓄有
価価値特定情報に対応する第一の貯蓄有価価値の大きさ
から減算する処理を行うことを特徴とする遊技用管理装
置である。
【0017】さらに請求項12に係る発明は、請求項9
〜11のいずれか1つに記載した遊技用管理装置であっ
て、前記管理手段が、前記第一の貯蓄有価価値の大きさ
を前記貯蓄有価価値特定情報に対応付けて管理する第一
貯蓄有価価値管理手段と、前記第二の貯蓄有価価値の大
きさを前記貯蓄有価価値特定情報に対応付けて管理する
第二貯蓄有価価値管理手段と、からなると共に、前記情
報受付手段が、前記照合情報及び登録情報を受け付ける
第一情報受付手段と、前記照合情報及び使用情報を受け
付ける第二情報受付手段と、からなり、前記遊技用管理
装置は、前記第一貯蓄有価価値管理手段と前記第一情報
受付手段を備える第一の管理装置と、前記第二貯蓄有価
価値管理手段と前記第二情報受付手段を備える第二の管
理装置と、から構成され、前記第一貯蓄有価価値管理手
段又は前記第二貯蓄有価価値管理手段のいずれか一方で
は前記貯蓄有価価値特定情報に対応付けて前記所有者確
認情報を管理すると共に、前記第一の管理装置と前記第
二の管理装置はデータ通信可能に接続され、前記第一の
管理装置は、前記第一情報受付手段にて受け付けた前記
照合情報と前記第一貯蓄有価価値管理手段にて管理して
いる情報との照合を行い、該照合結果が照合一致である
場合において、前記登録情報に基づいて前記登録に供さ
れる第一の貯蓄有価価値の大きさを前記第一貯蓄有価価
値管理手段にて管理している貯蓄有価価値特定情報に対
応する第一の貯蓄有価価値の大きさから減算すると共
に、該減算した第一の貯蓄有価価値の大きさを特定可能
な情報を前記第二の管理装置に送信し、前記第二の管理
装置は、該送信された情報から特定される第一の貯蓄有
価価値の大きさに相当する第二の貯蓄有価価値の大きさ
を前記第二貯蓄有価価値管理手段にて管理している前記
貯蓄有価価値特定情報に対応する第二の貯蓄有価価値の
大きさに対して加算する登録処理を行うと共に、前記第
二情報受付手段にて受け付けた前記照合情報と前記第二
貯蓄有価価値管理手段にて管理している情報との照合を
行い、該照合結果が照合一致である場合において、前記
使用情報と前記第二貯蓄有価価値管理手段にて管理して
いる第二の貯蓄有価価値の大きさに基づいて前記使用を
希望する第二の貯蓄有価価値の大きさの使用の可否を判
定し、該判定結果が使用可能と判定された場合に、該使
用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを前記第二貯
蓄有価価値管理手段にて管理している貯蓄有価価値特定
情報に対応する第二の貯蓄有価価値の大きさから減算す
る使用処理を行うことを特徴とする遊技用管理装置であ
る。
【0018】上記課題を解決するための手段の具体例
を、発明の実施の形態及び図面の表記と対応させて説明
する。第一実施形態に係る遊技用システム1では、管理
装置(遊技用管理装置)には会員管理装置40及び貯玉
管理装置60が対応する。獲得有価価値の大きさには景
品玉数が対応する。貯蓄有価価値の大きさには貯玉数が
対応し、第一の貯蓄有価価値の大きさには貯蓄用貯玉数
が対応し、第二の貯蓄有価価値の大きさには使用用貯玉
数が対応する。貯蓄有価価値特定情報には会員IDが対
応し、所有者確認情報には暗証番号が対応する。貯蓄有
価価値特定用記録媒体には会員カード2が対応する。登
録を希望する第一の貯蓄有価価値の大きさには登録希望
玉数が対応する。登録装置には遊技用端末10が対応す
る。使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさには必
要玉数及び使用玉数が対応し、使用情報には景品交換情
報及び再プレイ情報が対応する。使用装置には遊技用端
末10,再プレイ用装置20,及び景品交換用端末50
が対応する。また前記遊技用管理装置において、管理手
段には制御部42と会員管理DB43a,及び制御部6
2と貯玉管理DB63aが対応する。情報受付手段には
通信部41b,61bが対応する。
【0019】また第二実施形態に係る遊技用システム
1’では、管理装置(遊技用管理装置)には会員管理装
置40,貯蓄用貯玉管理装置70,及び使用用貯玉管理
装置80が対応する。第二貯蓄有価価値特定情報には使
用IDが対応し、第二貯蓄有価価値特定用記録媒体には
使用カード3が対応する。また遊技用管理装置である会
員管理装置40において、管理手段には制御部42と会
員管理DB43aが対応し、情報受付手段には通信部4
1bが対応する。また第一の管理装置である貯蓄用貯玉
管理装置70において、第一貯蓄有価価値管理手段には
制御部72と貯蓄用貯玉管理DB73aが対応し、第一
情報受付手段には通信部71aが対応する。さらに第二
の管理装置である使用用貯玉管理装置80において、第
二貯蓄有価価値管理手段には制御部82と使用用貯玉管
理DB83aが対応し、第二情報受付手段には通信部8
1cが対応する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0021】[1.本発明の構成]まず、本発明に係る
遊技用システム及び遊技用管理装置の構成について説明
する。以下においては、データベースを「DB」と略記
する。遊技用管理装置は、遊技者が所有する貯蓄有価価
値の大きさの一部を少なくとも景品交換へ直接使用する
ことができる第二の貯蓄有価価値の大きさとして管理す
ると共に、残部を直接には景品交換へ使用できない第一
の貯蓄有価価値の大きさとして管理する装置であり、遊
技用システムは、該第二の貯蓄有価価値の大きさへの登
録及び該第二の貯蓄有価価値の大きさの少なくとも景品
交換への使用が可能なシステムである。
【0022】ここで遊技者が所有する貯蓄有価価値の大
きさは、遊技者が遊技を行うことにより該遊技者の所有
となった獲得有価価値の大きさの範囲内の所定の獲得有
価価値の大きさが翌日以降も使用可能なように貯蓄され
たものであり、例えば遊技機であるパチンコ機による遊
技の結果として付与される景品玉数が貯蓄されてなる貯
玉数や、遊技機であるスロットマシンによる遊技の結果
として付与される景品メダル数が貯蓄されてなる貯メダ
ル数や、遊技機であるゲーム機による遊技の結果として
付与された点数が貯蓄されてなる貯蓄点数や、該貯玉
数,貯メダル数,又は貯蓄点数が所定の比率で換算され
た貨幣金額等である。以下においては、貯蓄有価価値の
大きさが貯玉数である例について説明する。
【0023】また、ここでの貯蓄有価価値の大きさは、
後述する図9及び図13に示すように、直接には景品交
換へ使用できない第一の貯蓄有価価値の大きさ(以下
「貯蓄用貯玉数」という。)と、該第一の貯蓄有価価値
の大きさの範囲内であり、かつ予め定められた所定の上
限値の範囲内で少なくとも前記景品交換へ直接使用する
ことができるように登録される第二の貯蓄有価価値の大
きさ(以下「使用用貯玉数」という。)と、からなる。
即ち貯玉数は、直接には景品交換及び再プレイへ使用で
きない貯蓄用貯玉数と、該貯蓄用貯玉数の一部を移行し
て登録することにより景品交換及び再プレイへ直接使用
することができる使用用貯玉数からなる。このように貯
蓄用貯玉数と使用用貯玉数が分けられているので、仮に
後述する会員カード2や使用カード3の紛失や盗難等が
発生した場合であっても、最大で使用用貯玉数が使用さ
れるだけで済み、使用用貯玉数として登録されていない
貯蓄用貯玉数は使用できないため、貯玉の安全性を向上
できる。
【0024】また使用用貯玉数への登録に際しては、後
述する図4のD107に示すように、予め定められた所
定の上限値(例えば10000個)の範囲内で該登録が
行われるため、仮に後述する会員カード2や使用カード
3の紛失や盗難等が発生した場合であっても、最大で前
記上限値までの使用用貯玉数が使用されるだけで済むた
め、貯玉の安全性を向上できる。なお所定の上限値は、
例えば後述する会員管理装置40や遊技用端末10にお
いて任意に設定可能であり、ここでは遊技用端末10に
おいて(例えば図示しないフラッシュメモリ等に)記憶
される。
【0025】ここで遊技用システムには、まず図1及び
図2に示す第一実施形態に係る遊技用システム1が含ま
れる。この第一実施形態に係る遊技用システム1は、使
用用貯玉数への登録及び該使用用貯玉数の使用に際して
会員カード2を用いると共に、遊技用管理装置である会
員管理装置40に加えて、貯蓄用貯玉数と使用用貯玉数
の双方を管理する遊技用管理装置として貯玉管理装置6
0を備えるものである。
【0026】また遊技用システムには、図11及び図1
2に示す第二実施形態に係る遊技用システム1’が含ま
れる。この第二実施形態に係る遊技用システム1’は、
使用用貯玉数への登録に際して会員カード2を用いる一
方で、使用用貯玉数の使用に際して使用カード3を用い
ると共に、遊技用管理装置である会員管理装置40に加
えて、貯蓄用貯玉数を管理する遊技用管理装置として貯
蓄用貯玉管理装置70を備えると共に、使用用貯玉数を
管理する遊技用管理装置として使用用貯玉管理装置80
を備えるものである。
【0027】この両実施形態に係る遊技用システム1,
1’においては、使用用貯玉数への登録に際して、貯玉
数の所有者を確認するための所有者確認情報(ここでは
該所有者の希望により予め登録された暗証番号)に基づ
く所有者の確認が行われ、使用用貯玉数の使用に際して
は、該所有者確認情報に基づく所有者の確認は行われな
い点、即ち前記登録及び使用の双方ではなく、一方(こ
こでは登録)でのみ所有者確認情報に基づく所有者の確
認が行われる点に特徴がある。以下、両実施形態に係る
構成について説明する。
【0028】[1−1.第一実施形態に係る構成]第一
実施形態に係る遊技用システム1は、図1に示すよう
に、遊技場110に設けられる遊技用端末10,再プレ
イ用装置20,及び会員管理装置40と、遊技場外の提
携店120に設けられる景品交換用端末50と、遊技場
外の貯玉管理機関130に設けられる貯玉管理装置60
を備えている。また遊技用システム1を利用する遊技者
に対して、会員カード2が予め発行されている。この遊
技用システム1を構成する各機器は、図2に示すように
接続されている。
【0029】ここで遊技場110及び提携店120は、
第三者機関である貯玉管理機関130と、使用用貯玉数
への登録や使用用貯玉数の使用及びそれらに伴う決済に
関して、予め提携している機関である。なお遊技場11
0,提携店120,及び貯玉管理機関130の数は特に
限定されないが、一般に遊技場110及び提携店120
は複数であり、貯玉管理機関130は単数である。この
場合には、遊技場110には該遊技場110を特定可能
な識別情報である遊技場IDが付与されており、提携店
120にも該提携店120を特定可能な識別情報である
提携店IDが付与されている。なお図1及び図2(さら
に後述する図11及び図12)では、簡略化のために、
単数の遊技場110及び提携店120を表示する。
【0030】会員カード2は貯蓄有価価値特定用記録媒
体の一例であって、貯玉数を特定可能な貯蓄有価価値特
定情報(ここでは会員カード2に付与される固有の番号
である会員ID)が記録されたものである。なお前記暗
証番号は、後述する会員管理装置40の会員管理DB4
3a,及び貯玉管理装置60の貯玉管理DB63aに記
録されており、会員カード2には記録されていない。
【0031】この会員カード2は、遊技者の個人情報
(例えば遊技者の住所,氏名,電話番号,生年月日等)
や暗証番号等を会員登録した会員遊技者に対して発行さ
れるものであり、該会員登録がなされた場合に、例えば
遊技場110の景品カウンタ等において発行される。こ
こで会員カード2は、長方形状を呈するプラスチック製
の薄板における所定の部位に、少なくとも会員IDが記
録された記録領域(図示外)が形成されてなるものであ
り、該記録領域が磁気ストライプである磁気カードや、
該記録領域がICチップであるICカード等が含まれ
る。
【0032】なお会員カード2の形状は長方形状には限
られず、例えば正方形状,多角形状,円形状,楕円形状
等であっても良く、また材質もプラスチック製には限ら
れず、例えば金属製等であっても良く、さらに属性も磁
気カードやICカードには限られず、例えば感熱式カー
ド等であっても良い。即ち会員カード2は、貯玉数を特
定可能な貯蓄有価価値特定情報が記録されるものであれ
ば良く、その形状,材質,属性等は特に限定されない。
【0033】遊技用端末10は登録装置及び使用装置の
一例であって、図1に示すように、遊技場110内(例
えば景品カウンタの近傍等の所定の箇所)に設けられる
ものである。この遊技用端末10は、キオスク端末型を
呈するものであり、その筐体の前面にカードスロット1
3,ディスプレイ15,及びレシート排出口17等を備
え、また図2にも示すように、その筐体の内部に通信部
11,制御部12,カードリーダ14,及びプリンタ1
6等を備えており、これらの各機器は、図2に示すよう
に接続されている。
【0034】通信部11は、通信回線を介して会員管理
装置40の後述する通信部41bとデータ通信可能に接
続され、遊技用端末10と会員管理装置40との間の通
信を司るものである。これにより、後述する登録受付処
理において、カードスロット13から会員カード2を受
け付けた場合に、遊技用端末10から会員管理装置40
に対して会員IDに加えて暗証番号を含む照合情報が送
信され(図16のSb4を参照)、逆に会員管理装置4
0から遊技用端末10に対して貯玉数(ここでは使用用
貯玉数及び貯蓄用貯玉数)又は照合不一致が返信される
(図22のSh3,Sh4を参照)。そして遊技用端末
10から会員管理装置40に対して会員IDと後述する
登録希望玉数を含む登録情報が送信され(図16のSb
10を参照)、逆に会員管理装置40から遊技用端末1
0に対して登録希望玉数の登録が完了した旨の完了通知
が返信される(図24のSj3を参照)。
【0035】また、後述する景品交換受付処理におい
て、カードスロット13から会員カード2を受け付けた
場合に、遊技用端末10から会員管理装置40に対して
会員IDのみを含む照合情報が送信され(図17のSc
3を参照)、逆に会員管理装置40から遊技用端末10
に対して貯玉数(ここでは使用用貯玉数)又は照合不一
致が返信される(図22のSh3,Sh4を参照)。そ
して遊技用端末10から会員管理装置40に対して会員
IDと後述する必要玉数を含む景品交換情報が送信され
(図17のSc7を参照)、逆に会員管理装置40から
遊技用端末10に対して必要玉数の減算更新が完了した
旨の完了通知(図25のSk4を参照),不足玉数と暗
証番号送信要求を含む不足通知(同図のSk9を参
照),又は使用不可(同図のSk14を参照)が返信さ
れる。
【0036】なお遊技用端末10から会員管理装置40
に対して暗証番号送信要求に応じて会員IDと暗証番号
を含む補充要求が送信されると(図17のSc16を参
照)、会員管理装置40から遊技用端末10に対して前
記完了通知(図25のSk4を参照)又は照合不一致
(同図のSk16を参照)が返信される。
【0037】さらに後述する返戻受付処理において、カ
ードスロット13から会員カード2を受け付けた場合
に、遊技用端末10から会員管理装置40に対して会員
IDのみを含む照合情報が送信され(図18のSd3を
参照)、逆に会員管理装置40から遊技用端末10に対
して貯玉数(ここでは使用用貯玉数)又は照合不一致が
返信される(図22のSh3,Sh4を参照)。そして
遊技用端末10から会員管理装置40に対して会員ID
と後述する返戻希望玉数を含む返戻情報が送信され(図
18のSd8を参照)、逆に会員管理装置40から遊技
用端末10に対して返戻希望玉数の返戻が完了した旨の
完了通知が返信される(図26のSl3を参照)。
【0038】制御部12は、CPU,RAM,及びRO
M等を備えるコンピュータである。このROMには、後
述する図15に示す遊技用端末メイン処理,図16に示
す登録受付処理,図17に示す景品交換受付処理,及び
図18に示す返戻受付処理等を実行するためのプログラ
ムが記録されている。この制御部12が該プログラムに
基づいて動作することにより、遊技用端末10は以下の
如き処理を行う。
【0039】即ち遊技用端末10は、後述する図16に
示すように、会員カード2を受け付けて、該受け付けた
会員カード2の記録情報を読み取ると共に、該読み取っ
た会員IDから特定される貯蓄用貯玉数の範囲内であ
り、かつ予め定められた前記所定の上限値(ここでは1
0000個)の範囲内で登録を希望する貯蓄用貯玉数
(以下「登録希望玉数」という。)を受け付けて、会員
IDを少なくとも含む照合情報と前記受け付けた登録希
望玉数を特定可能な情報を含む登録情報を会員管理装置
40に送信する処理(以下「登録受付処理」という。)
を行い、前記登録装置として機能するものである。なお
登録受付処理では、暗証番号の入力も受け付け(同図の
Sb3を参照)、送信される照合情報には暗証番号が含
まれる(同図のSb4を参照)。
【0040】この登録装置として機能する遊技用端末1
0は、後述する図18に示すように、前記会員IDから
特定される使用用貯玉数の範囲内で貯蓄用貯玉数への返
戻を希望する使用用貯玉数(以下「返戻希望玉数」とい
う。)を受け付けて、該受け付けた返戻希望玉数を特定
可能な情報を含む返戻情報を会員管理装置40に送信す
る処理(以下「返戻受付処理」という。)を行うもので
もある。なお返戻受付処理では、暗証番号の入力は受け
付けない。
【0041】一方、遊技用端末10は、後述する図17
に示すように、会員カード2を受け付けて、該受け付け
た会員カード2の記録情報を読み取ると共に、景品交換
への使用を希望する使用用貯玉数(以下「必要玉数」と
いう。)を受け付けて、会員IDを少なくとも含む照合
情報と前記使用希望玉数を特定可能な情報を含む使用情
報(以下「景品交換情報」という。)を会員管理装置4
0に送信する処理(以下「景品交換受付処理」とい
う。)を行い、前記使用装置として機能するものであ
る。なお景品交換受付処理では、暗証番号の入力は受け
付けない。
【0042】この使用装置として機能する遊技用端末1
0は、前記景品交換受付処理において、必要玉数として
会員IDから特定される使用用貯玉数よりも大きな必要
玉数を受付可能であり、該受け付けた必要玉数を特定可
能な情報を含む景品交換情報を会員管理装置40に送信
する処理を行うものでもある。
【0043】このように遊技用端末10は、登録装置及
び使用装置として機能するもの、換言すれば登録装置と
飼養装置が同一の装置で構成されるものであるため、登
録装置と使用装置の二台の装置を設置しなくて済み、装
置の設置スペースを削減できる。
【0044】カードスロット13は、水平状態かつ縦長
の状態の会員カード2を受付可能な開口であり、前述し
た登録受付処理,返戻処理,及び景品交換受付処理にお
いて、会員カード2の挿入を受け付け、該受け付けた会
員カード2を返却するものである。このカードスロット
13には、カードリーダ14が連設されている。カード
リーダ14は、カードスロット13から会員カード2を
受け付けた場合に、該会員カード2の会員IDを読み取
るものである。
【0045】ディスプレイ15は、表示面が遊技者に向
くように遊技用端末10の前面に設けられるタッチパネ
ル式のディスプレイである。このディスプレイ15は各
種の情報を表示する表示手段として機能すると共に、各
種の操作を受け付ける操作受付手段として機能するもの
である。
【0046】以下、ディスプレイ15の表示内容の一例
を、図面を参照して参照して説明する。このディスプレ
イ15では、まず図3に示すように、D101の待機画
面で、モードの選択を促すメッセージと、各モードに対
応する「使用用貯玉への登録」,「景品交換」,及び
「使用用貯玉の返戻」の各ボタンが表示される。
【0047】このD101で「使用用貯玉への登録」ボ
タンが押下され、前述した登録受付処理(図16を参
照)が行われる場合には、D102で会員カード2の挿
入を促すメッセージが表示され、会員カード2がカード
スロット13から挿入されると、カードリーダ14にて
会員カード2から会員IDが読み取られ、D103の暗
証番号入力画面に進む。
【0048】D103では暗証番号の入力を促すメッセ
ージ,及びテンキー等が表示され、遊技者が該テンキー
の適宜の部位に触れることにより暗証番号が入力される
と、暗証番号が「****」のように伏せ字で表示さ
れ、「確認」ボタンが押下されると、会員ID及び暗証
番号を照合するための処理が行われる(図16のSb4
を参照)。この照合(即ち所有者の確認)は、会員管理
装置40において行われる(図22を参照)。
【0049】なおD103で、「取消」ボタンが押下さ
れると、テンキーにより入力された数値がクリアされ、
「終了」ボタンが押下されると、会員カード2がカード
スロット13から返却されてD101に戻る。これらの
ボタンの機能は、以下に説明する画面で表示されるもの
についても同様である。
【0050】前記照合結果が照合不一致である場合に
は、D104で暗証番号入力画面が再度表示されて、上
記の工程が所定の回数(例えば3回)繰り返され、それ
でもなお暗証番号の照合が不一致の場合には、D105
で会員カード2を照合できない旨,及び返却された会員
カード2の取出を促すメッセージが表示され、会員カー
ド2がカードスロット13から取り出されると、D10
1に戻る。一方、前記照合結果が照合一致である場合に
は、D106の登録希望玉数受付画面に進む。
【0051】D106では貯蓄用貯玉数と使用用貯玉
数,登録希望玉数の入力を促すメッセージ,及びテンキ
ー等が表示され、遊技者が該テンキーの適宜の部位に触
れることにより登録希望玉数が入力されると、該登録希
望玉数が表示され、「確認」ボタンが押下されると、遊
技用端末10において以下の判断が行われて(図16を
参照)、該判断結果に応じた画面が表示される。なおテ
ンキーでなく「全数」ボタンが押下されると、登録希望
玉数として貯蓄用貯玉数の全数が表示される。
【0052】前記判断は、まず登録後の使用用貯玉数
(即ち登録済使用用貯玉数+登録希望玉数)が前記所定
の上限値の範囲内であるか否かの判断である。ここで該
判断結果がNO(即ち登録後の使用用貯玉数>上限値)
であると判断される場合には、図4のD107で登録後
の使用用貯玉数が上限値を超えてしまう旨のメッセー
ジ,及び上限値が表示される。一方、該判断結果がYE
S(即ち登録後の使用用貯玉数≦上限値)であると判断
される場合には、次の判断に進む。
【0053】次の判断は、登録希望玉数が貯蓄用貯玉数
の範囲内であるか否かの判断である。該判断結果がNO
(即ち登録希望玉数>貯蓄用貯玉数)であると判断され
る場合には、図4のD108で貯蓄用貯玉数が不足して
いる旨のメッセージが表示される。一方、該判断結果が
YES(即ち登録希望玉数≦貯蓄用貯玉数)であると判
断される場合には、登録希望玉数を登録するための処理
が行われて(図16のSb10を参照)、図4のD10
9に進む。この登録は、会員管理装置40において行わ
れる(図24を参照)。
【0054】D109では前記登録の処理中である旨の
メッセージ,及び処理の進行状況を表す棒グラフが表示
され、該処理が終了すると、D110で処理が終了した
旨のメッセージ,更新後の貯蓄用貯玉数と使用用貯玉
数,及び返却された会員カード2の取出を促すメッセー
ジが表示され、会員カード2がカードスロット13から
取り出されると、D101に戻る。
【0055】また図3のD101で「景品交換」ボタン
が押下され、前述した景品交換受付処理(図17を参
照)が行われる場合には、図5のD201で会員カード
2の挿入を促すメッセージが表示され、会員カード2が
カードスロット13から挿入されると、カードリーダ1
4にて会員カード2から会員IDが読み取られ、会員I
Dを照合するための処理が行われる(図17のSc3を
参照)。この照合は、会員管理装置40において行われ
る(図22を参照)。
【0056】前記照合結果が照合不一致である場合に
は、D202で会員カード2を照合できない旨,及び返
却された会員カード2の取出を促すメッセージが表示さ
れ、会員カード2がカードスロット13から取り出され
ると、D101に戻る。一方、前記照合結果が照合一致
である場合には、D203の景品ジャンル選択画面に進
む。
【0057】D203では使用用貯玉数,景品ジャンル
の選択を促すメッセージ,及び各ジャンルに対応するボ
タンが表示され、各ボタンのいずれか(ここでは「C
D」ボタン)が押下されると、D204の景品選択画面
に進む。なおD203で、「前頁」ボタン又は「次頁」
ボタンが押下されると、それぞれ当該画面(ここでは景
品ジャンル選択画面)の前頁又は次頁の画面に移行す
る。これらのボタンの機能は、以下に説明する画面で表
示されるものについても同様である。
【0058】D204では使用用貯玉数,希望の景品の
選択を促すメッセージ,及び景品と必要玉数が掲載され
たリスト(ここでは曲名,歌手名,及び必要玉数が掲載
されたCDリスト)が表示され、遊技者が該リストの適
宜の部位に触れることにより希望の景品が選択される
と、D205で処理中である旨のメッセージ,及び処理
の進行状況を表す棒グラフが表示されると共に、必要玉
数を減算更新するための処理が行われ(図17のSc7
を参照)、会員管理装置40において以下の判断が行わ
れて(図25を参照)、該判断結果に応じた画面が表示
される。
【0059】前記判断は、まず必要玉数が使用用貯玉数
の範囲内であるか否かの判断である。ここで該判断結果
がYES(即ち必要玉数≦使用用貯玉数)であると判断
される場合には、D206で処理が終了した旨のメッセ
ージ,更新後の使用用貯玉数,景品が登録の住所に配送
される旨のメッセージ,及び会員カード2とレシートの
取出を促すメッセージが表示され、会員カード2がカー
ドスロット13から取り出され、レシートがレシート排
出口17から取り出されると、D101に戻る。一方、
該判断結果がNO(即ち必要玉数>使用用貯玉数)であ
ると判断される場合には、次の判断に進む。
【0060】次の判断は、不足玉数(即ち必要玉数と使
用用貯玉数との差)が貯蓄用貯玉数以下であるか否かの
判断である。ここで該判断結果がYES(即ち不足玉数
≦貯蓄用貯玉数)であると判断される場合には、D20
7で使用用貯玉数が不足している旨のメッセージ,続行
する場合には暗証番号の入力を要求するメッセージ,及
びテンキー等が表示され、遊技者が該テンキーの適宜の
部位に触れることにより暗証番号が入力されると、暗証
番号が「****」のように伏せ字で表示され、「確
認」ボタンが押下されると、会員ID及び暗証番号を照
合するための処理が行われる(図17のSc16を参
照)。この照合は、会員管理装置40において行われる
(図25を参照)。該照合結果が照合不一致である場合
には、会員カード2を照合できない旨,及び返却された
会員カード2の取出を促すメッセージが表示され(図示
外)、会員カード2がカードスロット13から取り出さ
れると、D101に戻る。一方、該照合結果が照合一致
である場合には、前記D205に進む。
【0061】一方、不足玉数が貯蓄用貯玉数以下である
か否かの判断結果がNO(即ち不足玉数>貯蓄用貯玉
数)であると判断される場合には、D208で貯玉数不
足のため景品交換できない旨のメッセージ,及び返却さ
れた会員カード2の取出を促すメッセージが表示され、
会員カード2がカードスロット13から取り出される
と、D101に戻る。
【0062】また図3のD101で「使用用貯玉の返
戻」ボタンが押下され、前述した返戻受付処理(図18
を参照)が行われる場合には、図6のD301で会員カ
ード2の挿入を促すメッセージが表示され、会員カード
2がカードスロット13から挿入されると、カードリー
ダ14にて会員カード2から会員IDが読み取られ、会
員IDを照合するための処理が行われる(図18のSd
3を参照)。この照合は、会員管理装置40において行
われる(図22を参照)。
【0063】前記照合結果が照合不一致である場合に
は、D302で会員カード2を照合できない旨,及び返
却された会員カード2の取出を促すメッセージが表示さ
れ、会員カード2がカードスロット13から取り出され
ると、D101に戻る。一方、前記照合結果が照合一致
である場合には、D303の返戻希望玉数受付画面に進
む。
【0064】D303では使用用貯玉数,返戻希望玉数
の入力を促すメッセージ,及びテンキー等が表示され、
遊技者が該テンキーの適宜の部位に触れることにより返
戻希望玉数が入力されると、該返戻希望玉数が表示さ
れ、「確認」ボタンが押下されると、遊技用端末10に
おいて以下の判断が行われて(図18を参照)、該判断
結果に応じた画面が表示される。なおテンキーでなく
「全数」ボタンが押下されると、返戻希望玉数として使
用用貯玉数の全数が表示される。
【0065】前記判断は、返戻希望玉数が使用用貯玉数
の範囲内であるか否かの判断である。ここで該判断結果
がNO(即ち返戻希望玉数>使用用貯玉数)であると判
断される場合には、D304で返戻希望玉数が使用用貯
玉数を超えている旨のメッセージが表示される。一方、
該判断結果がYES(即ち返戻希望玉数≦使用用貯玉
数)であると判断される場合には、返戻希望玉数を返戻
するための処理が行われて(図18のSd8を参照)、
D305に進む。この返戻は、会員管理装置40におい
て行われる(図26を参照)。
【0066】D305では前記返戻の処理中である旨の
メッセージ,及び処理の進行状況を表す棒グラフが表示
され、該処理が終了すると、D306で処理が終了した
旨のメッセージ,更新後の貯蓄用貯玉数と使用用貯玉
数,及び返却された会員カード2の取出を促すメッセー
ジが表示され、会員カード2がカードスロット13から
取り出されると、D101に戻る。
【0067】図1及び図2に戻り、プリンタ16は、前
述した景品交換受付処理において、紙製のレシートに景
品交換の内容(例えば会員ID,景品交換の年月日,景
品交換に供された景品の名称と交換玉数,景品提供者の
名称,遊技場名等)を印刷するものであり、プリンタ1
6の前方に設けられるレシート排出口17は、該レシー
トを排出するための開口である。
【0068】再プレイ用装置20は使用装置の一例であ
って、図1に示すように、遊技場110内において、遊
技島に複数並列して設置されるパチンコ機30に対応し
て設けられるものである。この再プレイ用装置20は、
縦長の箱状の筐体において、その前面に動作ランプ2
8,ディスプレイ25,玉払出部26,ノズル27,及
びカードスロット23等を備え、図2にも示すように、
その内部に通信部21,制御部22,カードリーダ24
等を備えており、これらの各機器は、図2に示すように
接続されている。
【0069】通信部21は、通信回線を介して会員管理
装置40の後述する通信部41bとデータ通信可能に接
続され、再プレイ用装置20と会員管理装置40との間
の通信を司るものである。これにより、後述する再プレ
イ受付処理において、カードスロット23から会員カー
ド2を受け付けた場合に、再プレイ用装置20から会員
管理装置40に対して会員IDのみを含む照合情報が送
信され(図19のSe3を参照)、逆に会員管理装置4
0から再プレイ用装置20に対して貯玉数(ここでは使
用用貯玉数)又は照合不一致が返信される(図22のS
h3,Sh4を参照)。そして再プレイ用装置20から
会員管理装置40に対して会員IDと後述する使用玉数
を含む再プレイ情報が送信され(図19のSe11を参
照)、逆に会員管理装置40から再プレイ用装置20に
対して使用玉数の減算更新が完了した旨の完了通知が返
信される(図25のSk4を参照)。
【0070】制御部22は、CPU,RAM,及びRO
M等を備えるコンピュータである。このROMには、後
述する図19に示す再プレイ受付処理等を実行するため
のプログラムが記録されている。この制御部22が該プ
ログラムに基づいて動作することにより、再プレイ用装
置20は、後述する図19に示すように、会員カード2
を受け付けて、該受け付けた会員カード2の記録情報を
読み取ると共に、再プレイへの使用を希望する使用用貯
玉数(以下「使用玉数」という。)を受け付けて、会員
IDを少なくとも含む照合情報と前記受け付けた使用玉
数を特定可能な情報を含む使用情報(以下「再プレイ情
報」という。)を会員管理装置40に送信する処理(以
下「再プレイ受付処理」という。)を行い、前記使用装
置として機能するものである。なお再プレイ受付処理で
は、暗証番号の入力は受け付けない。
【0071】カードスロット23は、起立状態かつ横長
の状態の会員カード2を受付可能な開口であり、前述し
た再プレイ受付処理において、会員カード2の挿入を受
け付け、該受け付けた会員カード2を返却するものであ
る。このカードスロット23には、カードリーダ24が
連設されている。カードリーダ24は、カードスロット
23から会員カード2を受け付けた場合に、該会員カー
ド2の会員IDを読み取るものである。
【0072】ディスプレイ25は、図1のX部拡大図に
示すように、表示面が遊技者に向くように再プレイ用装
置20の前面から突出して設けられるタッチパネル式の
ディスプレイである。このディスプレイ25は各種の情
報を表示する表示手段として機能すると共に、各種の操
作を受け付ける操作受付手段として機能するものであ
る。
【0073】以下、ディスプレイ25の表示内容の一例
を、図面を参照して参照して説明する。このディスプレ
イ25では、図7のD401で会員カード2の挿入を促
すメッセージが表示され、会員カード2がカードスロッ
ト23から挿入されると、カードリーダ24にて会員カ
ード2から会員IDが読み取られ、会員IDを照合する
ための処理が行われる(図19のSe3を参照)。この
照合は、会員管理装置40において行われる(図22を
参照)。
【0074】前記照合結果が照合不一致である場合に
は、D402で会員カード2を照合できない旨,及び返
却された会員カード2の取出を促すメッセージが表示さ
れ、会員カード2がカードスロット23から取り出され
ると、D401に戻る。一方、前記照合結果が照合一致
である場合には、D403の再プレイ受付画面に進む。
【0075】D403では使用用貯玉数,後述する再プ
レイ可能回数,再プレイ操作を受け付けるための「再プ
レイ」ボタン,及び「終了」ボタンが表示される。ここ
では再プレイ1回分として払い出されるパチンコ玉12
5個に手数料である25個を加えた150個が1回分の
再プレイ玉数とされており、使用用貯玉数を1回分の再
プレイ玉数で除算した商が再プレイ可能回数である。こ
のD403で「終了」ボタンが押下されると、D404
で返却された会員カード2の取出を促すメッセージが表
示され、会員カード2がカードスロット23から取り出
されると、D401に戻る。
【0076】一方、D403で「再プレイ」ボタンが押
下されると、D405で払出処理中である旨のメッセー
ジが表示される。そして、後述する玉払出部26からノ
ズル27を介して再プレイ1回分のパチンコ玉(ここで
は125個)が払い出されてパチンコ機30の上皿に供
給されると共に、払出処理の終了後に、使用用貯玉数か
ら1回分の再プレイ玉数(ここでは150個)が減算更
新され、かつ再プレイ可能回数から1回が減算更新さ
れ、使用玉数を減算更新するための処理が行われ(図1
9のSe11を参照)、会員管理装置40において該処
理が行われて、更新後の使用用貯玉数と再プレイ可能回
数が表示される。ここで再プレイ可能回数が零でない場
合にはD403に戻り、再プレイ可能回数が零である場
合にはD406に進む。
【0077】D406では使用用貯玉数,再プレイ可能
回数(0回),及び「終了」ボタンが表示される。なお
前記「再プレイ」ボタンは表示されない。このD406
で「終了」ボタンが押下されると、D404で返却され
た会員カード2の取出を促すメッセージが表示され、会
員カード2がカードスロット23から取り出されると、
D401に戻る。
【0078】図1及び図2に戻り、玉払出部26は、再
プレイ操作が行われた場合に再プレイ1回分のパチンコ
玉(ここでは125個)の払出を行うためのものであ
り、ノズル27は、該払い出されたパチンコ玉をパチン
コ機30の上皿に供給するためのものである。動作ラン
プ28は、再プレイ用装置20の動作の状況を表すため
のランプであり、例えば会員カード2を受付可能な場合
に点灯し、会員カード2を受付不能な場合に点滅して遊
技者に注意を促すように構成されている。
【0079】パチンコ機30は遊技機の一例であって、
ここでは玉貸操作が行われた場合に、プリペイドカード
の記録情報から特定されるプリペイド度数の範囲内にお
ける所定のプリペイド度数(例えば5度数)に対応する
数のパチンコ玉(例えば125個)がパチンコ機30の
内部から払い出される、いわゆるCR式パチンコ機であ
る。なおパチンコ機30には、玉貸操作を受け付ける玉
貸ボタン,プリペイドカードの返却操作を受け付ける返
却ボタン,及びプリペイド度数を表示する度数表示部が
設けられている。またパチンコ機30に対応して、CR
ユニット31が設けられている。このCRユニット31
は、プリペイドカードを受け付けて、該受け付けたプリ
ペイドカードの記録情報を読み取り、該読み取った記録
情報から特定されるプリペイド度数に基づいて玉貸処理
を行うためのものである。
【0080】なお遊技場110には、貯蓄装置(図示
外)が設けられている。この貯蓄装置は、会員カード2
を受け付けて、該受け付けた会員カード2の記録情報を
読み取ると共に、景品玉数の範囲内で貯蓄を希望する貯
蓄希望有価価値の大きさ(以下「貯蓄希望玉数」とい
う。)を受け付けて、該貯蓄希望玉数を特定可能な情報
を含む貯蓄情報を会員管理装置40に送信する処理(以
下「貯蓄受付処理」という。)を行うものである。なお
貯蓄受付処理では、暗証番号の入力は受け付けない。こ
の貯蓄装置は、例えば遊技島の端部等に設けられ、景品
玉数を計数し、該計数玉数の範囲内で前記貯蓄受付処理
を行う計数装置や、景品カウンタ等に設けられ、計数玉
数を特定可能な情報が記録された計数玉数特定用記録媒
体の記録情報を読み取り、該読み取った計数玉数の範囲
内で前記貯蓄受付処理を行うPOS端末等である。
【0081】会員管理装置40は遊技用管理装置の一例
であって、図1に示すように、遊技場110内(例えば
管理事務所等の所定の箇所)に設けられ、図2に示すよ
うに接続される通信部41a,41b,制御部42,及
び記憶部であるハードディスク43等を備えている。な
おハードディスク43には、会員管理DB43a,及び
景品交換DB43bが記憶されている。
【0082】通信部41aは、通信回線を介して後述す
る貯玉管理装置60の通信部61とデータ通信可能に接
続され、会員管理装置40と貯玉管理装置60との間の
通信を司るものである。これにより、会員管理DB43
aにおいてデータが更新された場合に、会員管理装置4
0から貯玉管理装置60に対して該更新されたデータが
送信されて貯玉管理DB63aのデータに反映され、会
員管理装置40と貯玉管理装置60においてデータの同
一化が図られる。同様に貯玉管理DB63aにおいてデー
タが更新された場合にも、貯玉管理装置60から会員管
理装置40に対して該更新されたデータが送信されて会
員管理DB43aのデータに反映され、貯玉管理装置6
0と会員管理装置40においてデータの同一化が図られ
る。
【0083】通信部41bは情報受付手段の一例であっ
て、前記照合情報,登録情報,及び使用情報(ここでは
景品交換情報及び再プレイ情報)等を受け付けるもので
ある。この通信部41bは、前述の如く、通信回線を介
して遊技用端末10の通信部11及び再プレイ用装置2
0の通信部21とデータ通信可能に接続され、会員管理
装置40と遊技用端末10及び再プレイ用装置20との
間の通信を司るものである。
【0084】制御部42は、CPU,RAM,及びRO
M等を備えるコンピュータである。ここで前記ハードデ
ィスク43には、後述する図21に示す管理装置メイン
処理,図22に示す照合処理,図23に示す貯蓄処理,
図24に示す登録処理,図25に示す使用処理,及び図
26に示す返戻処理等を実行するためのプログラムが記
録されている。この制御部42が該プログラムに基づい
て動作することにより、会員管理装置40は以下の如き
処理を行う。
【0085】まず会員管理装置40は、後述する図9及
び図10に示すように、会員管理DB43aにおいて、
貯蓄用貯玉数と使用用貯玉数からなる貯玉数を、会員I
D及び暗証番号に対応付けて管理するものであり、この
場合の制御部42は管理手段として機能するものであ
る。
【0086】また会員管理装置40は、遊技用端末10
又は再プレイ用装置20から前記照合情報を受け付けた
場合に(図21のSg1を参照)、後述する図22に示
すように、該照合情報と管理している情報との照合を行
うものである。ここで前記受け付けた照合情報に暗証番
号が含まれる場合には、該暗証番号に基づいて所有者で
あるか否かの確認が行われる。なお遊技用端末10から
前記補充要求を受け付けた場合にも(図25のSk10
を参照)、該補充要求に含まれる暗証番号に基づいて所
有者であるか否かの確認が行われる。
【0087】また会員管理装置40は、後述する貯蓄装
置(図示外)から後述する貯蓄情報を受け付けた場合に
(図21のSg2を参照)、後述する図23に示すよう
に、該受信した貯蓄情報に基づいて後述する貯蓄希望玉
数を前記会員IDに対応する貯蓄用貯玉数に対して加算
する貯蓄処理を行うものである。
【0088】また前記管理手段として機能する制御部4
2は、前記照合結果が照合一致であり、遊技用端末10
から前記登録情報を受け付けた場合に(図21のSg3
を参照)、後述する図24に示すように、該登録情報に
基づいて前記登録希望玉数を前記会員IDに対応する貯
蓄用貯玉数から減算し、該減算した貯蓄用貯玉数に対応
する使用用貯玉数を前記会員IDに対応する使用用貯玉
数に対して加算する登録処理を行うものである。
【0089】また前記管理手段として機能する制御部4
2は、前記照合結果が照合一致であり、遊技用端末10
又は再プレイ用装置20から前記使用情報(ここでは景
品交換情報又は再プレイ情報)を受け付けた場合に(図
21のSg4を参照)、後述する図25に示すように、
該使用情報と前記管理している使用用貯玉数に基づいて
前記必要玉数又は使用玉数の使用の可否を判定し、該判
定結果が使用可能と判定された場合に、該必要玉数又は
使用玉数を前記会員IDに対応する使用用貯玉数から減
算する使用処理を行うものである。
【0090】なお該使用処理において、前記受け付けた
使用情報に含まれる前記必要玉数が前記会員IDから特
定される使用用貯玉数よりも大きく、該使用用貯玉数が
零でなく、かつ該使用用貯玉数と前記必要玉数との差で
ある不足分の使用用貯玉数(以下「不足玉数」とい
う。)に相当する貯蓄用貯玉数が前記会員IDに対応す
る貯蓄用貯玉数以下である場合には、該会員IDに対応
する前記暗証番号の送信要求(ここでは不足玉数,暗証
番号送信要求を含む不足通知)が前記使用情報の送信元
(ここでは遊技用端末10)に対して行われる(図25
のSk9を参照)。
【0091】ここで前記管理手段として機能する制御部
42は、前記送信要求に応じて前記使用情報の送信元
(即ち遊技用端末10)から前記暗証番号(ここでは会
員ID,暗証番号を含む前記補充要求)を受け付けた場
合には、該暗証番号と管理している情報との照合を行
い、該照合結果が照合一致である場合に(図25のSk
10〜Sk12を参照)、不足玉数に相当する貯蓄用貯
玉数を前記会員IDに対応する貯蓄用貯玉数から減算
し、該減算した貯蓄用貯玉数に相当する使用用貯玉数を
前記会員IDに対応する使用用貯玉数に対して加算する
補充処理を行うものである。
【0092】さらに前記管理手段として機能する制御部
42は、遊技用端末10から前記返戻情報を受け付けた
場合に(図21のSg5を参照)、後述する図26に示
すように、該返戻情報に基づいて前記返戻希望玉数を前
記会員IDに対応する使用用貯玉数から減算し、該減算
した使用用貯玉数に対応する貯蓄用貯玉数を前記会員I
Dに対応する貯蓄用貯玉数に対して加算する返戻処理を
行うものである。
【0093】会員管理DB43aでは、図9及び図10
に示すように、会員ID及び暗証番号に対応付けて、遊
技者の個人データ(ここでは遊技者の氏名及び住所),
及び貯玉データ(ここでは貯玉総数,貯蓄用貯玉数,使
用用貯玉数)が管理されている。ここで貯玉総数=貯蓄
用貯玉数+使用用貯玉数である。この会員管理DB43
aでは、会員管理装置40にて貯玉数の加算や減算が行
われる毎に貯玉データが更新され、また貯玉管理装置6
0にて貯玉データが更新される毎にデータの同一化が行
われて貯玉データが更新される。
【0094】具体的には、図9に示すように、会員ID
がaaaa0003である貯玉データに関し、貯玉総数,貯蓄用
貯玉数,及び使用用貯玉数が零である初期状態から、ま
ず貯蓄希望玉数が2750個である貯蓄処理が行われた
場合には、(a)に示すように、貯玉総数に2750個
が加算されて2750個とされると共に、貯蓄用貯玉数
に2750個が加算されて2750個とされる。次に登
録希望玉数が2500個である登録処理が行われた場合
には、(b)に示すように、貯蓄用貯玉数から2500
個が減算されて250個とされると共に、使用用貯玉数
に2500個が加算されて2500個とされ、2500
個の貯玉数の移行が行われる。
【0095】次に再プレイの使用玉数が150個である
使用処理が行われた場合には、(c)に示すように、貯
玉総数から150個が減算されて2600個とされると
共に、使用用貯玉数から150個が減算されて2350
個とされる。次に景品交換の必要玉数が1500個であ
る使用処理が行われた場合には、(d)に示すように、
貯玉総数から1500個が減算されて1100個とされ
ると共に、使用用貯玉数から1500個が減算されて8
50個とされる。さらに返戻希望玉数が850個である
返戻処理が行われた場合には、(e)に示すように、使
用用貯玉数から850個が減算されて0個とされると共
に、貯蓄用貯玉数に850個が加算されて1100個と
され、850個の貯玉数の返戻が行われる。
【0096】なお図10に示すように、会員IDがaaaa
0003である貯玉データに関し、(a)に示すように、貯
玉総数が2750個,貯蓄用貯玉数が1250個,及び
使用用貯玉数が1500個である状態から、景品交換の
必要玉数が2500個であるために不足玉数である10
00個の補充処理が行われる場合には、(b)に示すよ
うに、貯蓄用貯玉数から1000個が減算されて250
個とされると共に、使用用貯玉数に1000個が加算さ
れて2500個とされ、1000個の貯玉数の補充が行
われる。そして景品交換の必要玉数が2500個である
使用処理が行われ、(c)に示すように、貯玉総数から
2500個が減算されて250個とされると共に、使用
用貯玉数から2500個が減算されて0個とされる。
【0097】景品交換DB43bでは、遊技用端末10
にて景品交換受付処理が行われた場合において、景品交
換に供された景品を遊技者に配送するための情報とし
て、景品提供者毎に、該景品提供者を特定可能な景品提
供者IDに対応付けて、会員ID,遊技者の住所及び氏
名,景品交換の年月日,景品交換に供された景品の名称
と交換玉数,景品提供者の名称等が管理されている。
【0098】景品交換用端末50は使用装置の一例であ
って、図1に示すように、提携店120内(例えばレジ
カウンタの近傍等の所定の箇所)に設けられるものであ
る。この景品交換用端末50は、その筐体の前面にカー
ドスロット53,ディスプレイ55,及び操作キー56
等を備え、また図2にも示すように、その筐体の内部に
通信部51,制御部52,及びカードリーダ54等を備
えており、これらの各機器は、図2に示すように接続さ
れている。なお制御部52には、景品交換に必要な必要
玉数を特定可能な情報(例えば景品に付されたバーコー
ド)を読み取るための図示しない読取装置(例えばバー
コードリーダ)も接続されている。
【0099】通信部51は、通信回線を介して貯玉管理
装置60の後述する通信部61とデータ通信可能に接続
され、景品交換用端末50と貯玉管理装置60との間の
通信を司るものである。これにより、後述する景品交換
受付処理において、カードスロット53から会員カード
2を受け付けた場合に、景品交換用端末50から貯玉管
理装置60に対して会員IDのみを含む照合情報が送信
され(図20のSc3’を参照)、逆に貯玉管理装置6
0から景品交換用端末50に対して貯玉数(ここでは使
用用貯玉数)又は照合不一致が返信される(図22のS
h3,Sh4を参照)。そして景品交換用端末50から
貯玉管理装置60に対して会員IDと必要玉数を含む景
品交換情報が送信され(図20のSc7’を参照)、逆
に貯玉管理装置60から景品交換用端末50に対して必
要玉数の減算更新が完了した旨の完了通知(図25のS
k4を参照),不足玉数と暗証番号送信要求を含む不足
通知(同図のSk9を参照),又は使用不可(同図のS
k14を参照)が返信される。
【0100】なお景品交換用端末50から貯玉管理装置
60に対して暗証番号送信要求に応じて会員IDと暗証
番号を含む補充要求が送信されると(図20のSc1
6’を参照)、貯玉管理装置60から景品交換用端末5
0に対して前記完了通知(図25のSk4を参照)又は
照合不一致(同図のSk16を参照)が返信される。
【0101】制御部52は、CPU,RAM,及びRO
M等を備えるコンピュータである。このROMには、後
述する図20に示す景品交換受付処理等を実行するため
のプログラムが記録されている。この制御部52が該プ
ログラムに基づいて動作することにより、景品交換用端
末50は、後述する図20に示すように、会員カード2
を受け付けて、該受け付けた会員カード2の記録情報を
読み取ると共に、前記必要玉数を受け付けて、会員ID
を少なくとも含む照合情報と前記受け付けた必要玉数を
特定可能な情報を含む前記景品交換情報を貯玉管理装置
60に送信する前記景品交換受付処理を行い、前記使用
装置として機能するものである。なお景品交換受付処理
では、暗証番号の入力は受け付けない。
【0102】この使用装置として機能する景品交換用端
末50は、前記景品交換受付処理において、必要玉数と
して会員IDから特定される使用用貯玉数よりも大きな
必要玉数を受付可能であり、該受け付けた必要玉数を特
定可能な情報を含む景品交換情報を貯玉管理装置60に
送信する処理を行うものでもある。
【0103】カードスロット53は、水平状態かつ縦長
の状態の会員カード2を受付可能な開口であり、前述し
た景品交換受付処理において、会員カード2の挿入を受
け付け、該受け付けた会員カード2を返却するものであ
る。このカードスロット53には、カードリーダ54が
連設されている。カードリーダ54は、カードスロット
53から会員カード2を受け付けた場合に、該会員カー
ド2の会員IDを読み取るものである。
【0104】ディスプレイ55は、表示面が遊技者に向
くように景品交換用端末50の前面に設けられるディス
プレイである。このディスプレイ55は各種の情報を表
示する表示手段として機能するものである。操作キー5
6は、各種の操作を受け付ける操作受付手段として機能
するものであり、例えば取消キー,確認キー,終了キ
ー,戻るキー,及びテンキー等から構成される。
【0105】以下、ディスプレイ55の表示内容の一例
を、図面を参照して参照して説明する。このディスプレ
イ55では、まず図8のD501で会員カード2の挿入
を促すメッセージが表示され、会員カード2がカードス
ロット53から挿入されると、カードリーダ54にて会
員カード2から会員IDが読み取られ、会員IDを照合
するための処理が行われる(図20のSc3’を参
照)。この照合は、貯玉管理装置60において行われる
(図22を参照)。
【0106】前記照合結果が照合不一致である場合に
は、D502で会員カード2を照合できない旨,及び返
却された会員カード2の取出を促すメッセージが表示さ
れ、会員カード2がカードスロット53から取り出され
ると、D501に戻る。一方、前記照合結果が照合一致
である場合には、D503で使用用貯玉数が表示され、
D504で前記バーコードリーダにて景品に付されたバ
ーコードが読み取られて必要玉数が入力されると、D5
05で処理中である旨のメッセージが表示されると共
に、必要玉数を減算更新するための処理が行われ(図2
0のSc7’を参照)、貯玉管理装置60において以下
の判断が行われて(図25を参照)、該判断結果に応じ
た画面が表示される。
【0107】前記判断は、まず必要玉数が使用用貯玉数
の範囲内であるか否かの判断である。ここで該判断結果
がYES(即ち必要玉数≦使用用貯玉数)であると判断
される場合には、D506で処理が終了した旨のメッセ
ージ,更新後の使用用貯玉数,景品の受け取りを促すメ
ッセージ,及び返却された会員カード2の取出を促すメ
ッセージが表示され、会員カード2がカードスロット5
3から取り出されると、D501に戻る。一方、該判断
結果がNO(即ち必要玉数>使用用貯玉数)であると判
断される場合には、次の判断に進む。
【0108】次の判断は、前記不足玉数が貯蓄用貯玉数
以下であるか否かの判断である。ここで該判断結果がY
ES(即ち不足玉数≦貯蓄用貯玉数)であると判断され
る場合には、D507で使用用貯玉数が不足している旨
のメッセージ,続行する場合には暗証番号の入力を要求
するメッセージが表示され、遊技者が前記テンキーの適
宜の部位に触れることにより暗証番号が入力され、前記
確認キーが押下されると、会員ID及び暗証番号を照合
するための処理が行われる(図20のSc16’を参
照)。この照合は、貯玉管理装置60において行われる
(図25を参照)。該照合結果が照合不一致である場合
には、会員カード2を照合できない旨,及び返却された
会員カード2の取出を促すメッセージが表示され(図示
外)、会員カード2がカードスロット53から取り出さ
れると、D501に戻る。一方、該照合結果が照合一致
である場合には、前記D505に進む。
【0109】一方、不足玉数が貯蓄用貯玉数の範囲内で
あるか否かの判断結果がNO(即ち不足玉数>貯蓄用貯
玉数)であると判断される場合には、D508で貯玉数
不足のため景品交換できない旨のメッセージ,及び返却
された会員カード2の取出を促すメッセージが表示さ
れ、会員カード2がカードスロット53から取り出され
ると、D501に戻る。
【0110】貯玉管理装置60は遊技用管理装置の一例
であって、図1に示すように、貯玉管理機関130内に
設けられ、図2に示すように接続される通信部61a,
61b,制御部62,及び記憶部であるハードディスク
63等を備えている。なおハードディスク63には、貯
玉管理DB63a,遊技場登録使用DB63b,及び提
携店使用DB63cが記憶されている。
【0111】通信部61aは、前述の如く、通信回線を
介して会員管理装置40の通信部41aとデータ通信可
能に接続され、貯玉管理装置60と会員管理装置40と
の間の通信を司るものである。これにより、貯玉管理装
置60と会員管理装置40においてデータの同一化が図
られる。また通信部61bは情報受付手段の一例であっ
て、前記使用情報(ここでは景品交換情報)等を受け付
けるものである。この通信部61bは、前述の如く、通
信回線を介して景品交換用端末50の通信部51とデー
タ通信可能に接続され、貯玉管理装置60と景品交換用
端末50との間の通信を司るものである。
【0112】制御部62は、CPU,RAM,及びRO
M等を備えるコンピュータである。ここで前記ハードデ
ィスク63には、前述した会員管理装置40のハードデ
ィスク43と同様に、後述する図21に示す管理装置メ
イン処理,図22に示す照合処理,及び図25に示す使
用処理等を実行するためのプログラムが記録されてい
る。この制御部62が該プログラムに基づいて動作する
ことにより、貯玉管理装置60は以下の如き処理を行
う。
【0113】まず貯玉管理装置60は、前述した図9及
び図10に示すように、貯玉管理DB63aにおいて、
貯蓄用貯玉数と使用用貯玉数からなる貯玉数を、会員I
D及び暗証番号に対応付けて管理するものであり、この
場合の制御部62は管理手段として機能するものであ
る。
【0114】また貯玉管理装置60は、景品交換用端末
50から前記照合情報を受け付けた場合に(図21のS
g1を参照)、後述する図22に示すように、該照合情
報と管理している情報との照合を行うものである。なお
景品交換用端末50から前記補充要求を受け付けた場合
には(図25のSk10を参照)、該補充要求に含まれ
る暗証番号に基づいて所有者であるか否かの確認が行わ
れる。
【0115】また前記管理手段として機能する制御部6
2は、前記照合結果が照合一致であり、景品交換用端末
50から前記使用情報(ここでは景品交換情報)を受け
付けた場合に(図21のSg4を参照)、後述する図2
5に示すように、前記使用処理を行うものである。
【0116】なお該使用処理において、前記受け付けた
使用情報に含まれる前記必要玉数が前記会員IDから特
定される使用用貯玉数よりも大きく、該使用用貯玉数が
零でなく、かつ前記不足玉数に相当する貯蓄用貯玉数が
前記会員IDに対応する貯蓄用貯玉数以下である場合に
は、該会員IDに対応する前記暗証番号の送信要求(こ
こでは不足玉数,暗証番号送信要求を含む不足通知)が
前記使用情報の送信元(ここでは景品交換用端末50)
に対して行われる(図25のSk9を参照)。
【0117】ここで前記管理手段として機能する制御部
62は、前記送信要求に応じて前記使用情報の送信元
(即ち景品交換用端末50)から前記暗証番号(ここで
は会員ID,暗証番号を含む前記補充要求)を受け付け
た場合には、該暗証番号と管理している情報との照合を
行い、該照合結果が照合一致である場合に(図25のS
k10〜Sk12を参照)、前記補充処理を行うもので
ある。
【0118】貯玉管理DB63aでは、前述した図9及
び図10に示すように、会員管理装置40の会員管理D
B43aと同様に、会員ID及び暗証番号に対応付け
て、遊技者の個人データ(ここでは遊技者の氏名及び住
所),及び貯玉データ(ここでは貯玉総数,貯蓄用貯玉
数,使用用貯玉数)が管理されている。この貯玉管理D
B63aでは、貯玉管理装置60にて貯玉数の加算や減
算が行われる毎に貯玉データが更新され、また会員管理
装置40にて貯玉データが更新される毎にデータの同一
化が行われて貯玉データが更新される。
【0119】遊技場登録使用DB63bでは、遊技用端
末10及び再プレイ用装置20にて登録受付処理,景品
交換受付処理,返戻受付処理,及び再プレイ受付処理が
行われた場合において、遊技場110と貯玉管理機関1
30との間で登録や返戻及び使用に供された貯玉数に応
じた額の決済をするための情報として、遊技場110を
特定可能な遊技場IDに対応付けて、登録や返戻に供さ
れた貯蓄用貯玉数,及び使用に供された使用用貯玉数が
管理されている。
【0120】同様に、提携店使用DB63cでは、景品
交換用端末50にて景品交換受付処理が行われた場合に
おいて、提携店120と貯玉管理機関130との間で使
用に供された使用用貯玉数に応じた額の決済をするため
の情報として、提携店120を特定可能な提携店IDに
対応付けて、使用に供された使用用貯玉数が管理されて
いる。
【0121】[1−2.第二実施形態に係る構成]第二
実施形態に係る遊技用システム1’は、図11に示すよ
うに、遊技場110に設けられる前記遊技用端末10,
前記再プレイ用装置20,及び前記会員管理装置40
と、遊技場外の提携店120に設けられる前記景品交換
用端末50と、遊技場外の貯玉管理機関130に設けら
れる貯蓄用貯玉管理装置70及び使用用貯玉管理装置8
0を備えている。また遊技用システム1’を利用する遊
技者に対して、前記会員カード2及び後述する使用カー
ド3が予め発行されている。この遊技用システム1’を
構成する各機器は、図12に示すように接続されてい
る。
【0122】この第二実施形態に係る遊技用システム
1’においては、遊技用端末10における登録受付処理
では、前述した第一実施形態に係る遊技用システム1と
同様に、前記会員カード2を受け付けて登録受付処理が
行われるが、遊技用端末10における景品交換受付処理
と返戻受付処理,再プレイ用装置20における再プレイ
受付処理,及び景品交換用端末50における景品交換受
付処理では、前述した第一実施形態に係る遊技用システ
ム1と異なり、前記会員カード2を受け付けた場合であ
ってもそれらの処理は行われず、後述する使用カード3
を受け付けた場合にそれらの処理が行われる。
【0123】また前述した第一実施形態に係る遊技用シ
ステム1では、貯玉管理機関130において、貯蓄用貯
玉数と使用用貯玉数の管理が一台の貯玉管理装置60に
て行われるのに対し、第二実施形態に係る遊技用システ
ム1’では、貯玉管理機関130において、貯蓄用貯玉
数の管理が第一の管理装置である貯蓄用貯玉管理装置7
0にて行われ、使用用貯玉数の管理が第二の管理装置で
ある使用用貯玉管理装置80にて行われる点が異なる。
以下においては、第一実施形態と異なる点についてのみ
説明を行い、同一の点については同一の符号を付して説
明を省略する。
【0124】使用カード3は第二貯蓄有価価値特定用記
録媒体の一例であって、前記会員IDに対応し、使用用
貯玉数を特定可能な第二貯蓄有価価値特定情報(ここで
は使用カード3に付与される固有の番号である使用I
D)が記録されたものである。この使用カード3は、前
記会員登録した会員遊技者に対して、前記会員カード2
と併せて発行されるものである。ここで使用カード3
は、長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所
定の部位に、少なくとも使用IDが記録された記録領域
(図示外)が形成されてなるものであり、前記会員カー
ド2と同様の取り扱いが可能なように、その形状,材
質,属性等は該会員カード2に準ずる。
【0125】遊技用端末10は第一実施形態に係るそれ
と同様の構成であるが、景品交換受付処理と返戻受付処
理において、前記会員カード2を受け付けた場合であっ
てもそれらの処理は行われず、使用カード3がカードス
ロット13から挿入された場合に、カードリーダ14に
て使用IDが読み取られて、それらの処理が行われる点
が異なる。従って、図5及び図6に示すディスプレイ1
5の表示画面では、「会員カード」に代えて「使用カー
ド」の文字が表示される。
【0126】再プレイ用装置20も第一実施形態に係る
それと同様の構成であるが、再プレイ受付処理におい
て、前記会員カード2を受け付けた場合であっても該処
理は行われず、使用カード3がカードスロット23から
挿入された場合に、カードリーダ24にて使用IDが読
み取られて、該処理が行われる点が異なる。従って、図
7に示すディスプレイ25の表示画面では、「会員カー
ド」に代えて「使用カード」の文字が表示される。
【0127】会員管理装置40も第一実施形態に係るそ
れと同様の構成であるが、図12に示すように、通信部
41aが、貯蓄用貯玉管理装置70の通信部71a及び
使用用貯玉管理装置80の通信部81aとデータ通信可
能に接続され、これにより、会員管理装置40と貯蓄用
貯玉管理装置70及び使用用貯玉管理装置80において
データの同一化が図られる点が異なる。また会員管理D
B43aにおいて、会員IDに対応付けて使用IDも管
理されている点が異なる。
【0128】景品交換用端末50も第一実施形態に係る
それと同様の構成であるが、景品交換受付処理におい
て、前記会員カード2を受け付けた場合であっても該処
理は行われず、使用カード3がカードスロット53から
挿入された場合に、カードリーダ54にて使用IDが読
み取られて、該処理が行われる点が異なる。従って、図
8に示すディスプレイ55の表示画面では、「会員カー
ド」に代えて「使用カード」の文字が表示される。
【0129】貯蓄用貯玉管理装置70は遊技用管理装置
の一例であって、図11に示すように、貯玉管理機関1
30内に設けられ、図12に示すように接続される通信
部71a,71b,制御部72,及び記憶部であるハー
ドディスク73等を備えている。なおハードディスク7
3には、貯蓄用貯玉管理DB73a,及び遊技場登録D
B73bが記憶されている。
【0130】通信部71aは第一情報受付手段の一例で
あって、前述の如く、通信回線を介して会員管理装置4
0の通信部41aとデータ通信可能に接続され、貯蓄用
貯玉管理装置70と会員管理装置40との間の通信を司
るものである。これにより、貯蓄用貯玉管理DB73a
においてデータが更新された場合に、貯蓄用貯玉管理装
置70から会員管理装置40に対して更新されたデータ
が送信されて会員管理DB43aのデータに反映され、
貯蓄用貯玉管理装置70と会員管理装置40においてデ
ータの同一化が図られる。同様に会員管理DB43aに
おいてデータが更新された場合にも、会員管理装置40
から貯蓄用貯玉管理装置70に対して更新されたデータ
が送信されて貯蓄用貯玉管理DB73aのデータに反映
され、会員管理装置40と貯蓄用貯玉管理装置70にお
いてデータの同一化が図られる。
【0131】通信部71bは、通信回線を介して使用用
貯玉管理装置80の後述する通信部81aとデータ通信
可能に接続され、貯蓄用貯玉管理装置70と使用用貯玉
管理装置80との間の通信を司るものである。これによ
り、貯蓄用貯玉管理DB73aにおいてデータが更新さ
れた場合に、貯蓄用貯玉管理装置70から使用用貯玉管
理装置80に対して更新されたデータが送信されて使用
用貯玉管理DB83aのデータに反映され、貯蓄用貯玉
管理装置70と使用用貯玉管理装置80においてデータ
の同一化が図られる。同様に使用用貯玉管理DB83a
においてデータが更新された場合にも、使用用貯玉管理
装置80から貯蓄用貯玉管理装置70に対して更新され
たデータが送信されて貯蓄用貯玉管理DB73aのデー
タに反映され、使用用貯玉管理装置80と貯蓄用貯玉管
理装置70においてデータの同一化が図られる。
【0132】制御部72は、CPU,RAM,及びRO
M等を備えるコンピュータである。この制御部72は第
一貯蓄有価価値管理手段として機能し、貯蓄用貯玉管理
DB73aにおいて貯蓄用貯玉数を管理するものである
が、その内容については後述する図13及び図14の説
明において詳述する。なお貯蓄用貯玉管理DB73aで
は、貯蓄有価価値特定情報(ここでは第一貯蓄有価価値
特定情報である会員ID,及び第二貯蓄有価価値特定情
報である使用ID),及び暗証番号に対応付けて、遊技
者の個人データ(ここでは遊技者の氏名及び住所),及
び貯蓄用貯玉データである貯蓄用貯玉数が管理されてい
る。
【0133】ここでハードディスク73には、前述した
会員管理装置40のハードディスク43と同様に、後述
する図25に示す使用処理における補充処理等を実行す
るためのプログラムが記録されている。この制御部72
が該プログラムに基づいて動作することにより、貯蓄用
貯玉管理装置70は以下の如き処理を行う。
【0134】即ち貯蓄用貯玉管理装置70は、景品交換
用端末50から使用用貯玉管理装置80を介して前記暗
証番号(ここでは会員ID,暗証番号を含む前記補充要
求)を受け付けた場合には、該暗証番号と管理している
情報との照合を行い、該照合結果が照合一致である場合
に(図25のSk10〜Sk12を参照)、前記補充処
理を行うものである。
【0135】遊技場登録DB73bでは、遊技用端末1
0にて登録受付処理及び返戻受付処理が行われた場合に
おいて、遊技場110と貯玉管理機関130との間で登
録及び返戻に供された貯蓄用貯玉数に応じた額の決済を
するための情報として、遊技場110を特定可能な遊技
場IDに対応付けて、登録及び返戻に供された貯蓄用貯
玉数が管理されている。
【0136】使用用貯玉管理装置80は遊技用管理装置
の一例であって、図11に示すように、貯玉管理機関1
30内に設けられ、図12に示すように接続される通信
部81a,81b,81c,制御部82,及び記憶部で
あるハードディスク83等を備えている。このハードデ
ィスク83には、使用用貯玉管理DB83a,遊技場使
用DB83b,及び提携店使用DB83cが記憶されて
いる。
【0137】通信部81aは、前述の如く、通信回線を
介して貯蓄用貯玉管理装置70の通信部71bとデータ
通信可能に接続され、使用用貯玉管理装置80と貯蓄用
貯玉管理装置70との間の通信を司るものである。これ
により、使用用貯玉管理装置80と貯蓄用貯玉管理装置
70においてデータの同一化が図られる。また通信部8
1bは、前述の如く、通信回線を介して会員管理装置4
0の通信部41aとデータ通信可能に接続され、使用用
貯玉管理装置80と会員管理装置40との間の通信を司
るものである。これにより、使用用貯玉管理装置80と
会員管理装置40においてデータの同一化が図られる。
さらに通信部81cは第二情報受付手段の一例であっ
て、前記照合情報及び使用情報(ここでは景品交換情
報)等を受け付けるものである。この通信部81cは、
通信回線を介して景品交換用端末50の通信部51とデ
ータ通信可能に接続され、使用用貯玉管理装置80と景
品交換用端末50との間の通信を司るものである。
【0138】制御部82は、CPU,RAM,及びRO
M等を備えるコンピュータである。この制御部82は第
二貯蓄有価価値管理手段として機能し、使用用貯玉管理
DB83aにおいて使用用貯玉数を管理するものである
が、その内容については後述する図13及び図14の説
明において詳述する。なお使用用貯玉管理DB83aで
は、貯蓄有価価値特定情報(ここでは第二貯蓄有価価値
特定情報である使用ID)に対応付けて、使用用貯玉デ
ータである使用用貯玉数が管理されている。
【0139】ここでハードディスク83には、前述した
会員管理装置40のハードディスク43と同様に、後述
する図21に示す管理装置メイン処理,図22に示す照
合処理,及び図25に示す使用処理等を実行するための
プログラムが記録されている。この制御部82が該プロ
グラムに基づいて動作することにより、使用用貯玉管理
装置80は以下の如き処理を行う。
【0140】即ち使用用貯玉管理装置80は、景品交換
用端末50から前記照合情報を受け付けた場合に(図2
1のSg1を参照)、後述する図22に示すように、該
照合情報と管理している情報との照合を行うものであ
る。
【0141】また前記管理手段として機能する制御部8
2は、前記照合結果が照合一致であり、景品交換用端末
50から前記使用情報(ここでは景品交換情報)を受け
付けた場合に(図21のSg4を参照)、後述する図2
5に示すように、前記使用処理を行うものである。
【0142】なお該使用処理において、前記受け付けた
使用情報に含まれる前記必要玉数が前記会員IDから特
定される使用用貯玉数よりも大きく、該使用用貯玉数が
零でなく、かつ前記不足玉数に相当する貯蓄用貯玉数が
前記会員IDに対応する貯蓄用貯玉数以下である場合に
は、該会員IDに対応する前記暗証番号の送信要求(こ
こでは不足玉数,暗証番号送信要求を含む不足通知)が
前記使用情報の送信元(ここでは景品交換用端末50)
に対して行われる(図25のSk9を参照)。そして景
品交換用端末50から前記補充要求を受け付けた場合に
(図25のSk10を参照)、該補充要求を貯蓄用貯玉
管理装置70に転送する。
【0143】遊技場使用DB83bでは、遊技用端末1
0及び再プレイ用装置20にて景品交換受付処理及び再
プレイ受付処理が行われた場合において、遊技場110
と貯玉管理機関130との間で使用に供された使用用貯
玉数に応じた額の決済をするための情報として、遊技場
110を特定可能な遊技場IDに対応付けて、使用に供
された使用用貯玉数が管理されている。
【0144】同様に、提携店使用DB83cでは、景品
交換用端末50にて景品交換受付処理が行われた場合に
おいて、提携店120と貯玉管理機関130との間で使
用に供された使用用貯玉数に応じた額の決済をするため
の情報として、提携店120を特定可能な提携店IDに
対応付けて、使用に供された使用用貯玉数が管理されて
いる。
【0145】以上に説明した貯蓄用貯玉管理DB73a
及び使用用貯玉管理DB83aでは、貯蓄用貯玉管理装
置70及び使用用貯玉管理装置80にて貯玉数の加算や
減算が行われる毎に貯玉データが更新される。なお、以
下の例では、貯蓄用貯玉管理DB73a及び使用用貯玉
管理DB83aにおいて貯蓄有価価値特定情報である使
用IDが共通に管理されているので、該使用ID又は貯
蓄有価価値特定情報である前記会員IDに基づいて、貯
蓄用貯玉数及び使用用貯玉数のいずれも特定可能であ
る。
【0146】まず図13に示すように、会員IDがaaaa
0003である貯玉データに関し、貯蓄用貯玉管理DB73
aに登録されている貯蓄用貯玉数,及び使用用貯玉管理
DB83aに登録されている使用用貯玉数が零である初
期状態から、まず貯蓄希望玉数が2750個である貯蓄
処理が行われた場合には、(a)に示すように、貯蓄用
貯玉数に2750個が加算されて2750個とされる。
次に登録希望玉数が2500個である登録処理が行われ
た場合には、(b)に示すように、貯蓄用貯玉数から2
500個が減算されて250個とされると共に、使用用
貯玉数に2500個が加算されて2500個とされ、2
500個の貯玉数の移行が行われる。
【0147】次に再プレイの使用玉数が150個である
使用処理が行われた場合には、(c)に示すように、使
用用貯玉数から150個が減算されて2350個とされ
る。次に景品交換の必要玉数が1500個である使用処
理が行われた場合には、(d)に示すように、使用用貯
玉数から1500個が減算されて850個とされる。さ
らに返戻希望玉数が850個である返戻処理が行われた
場合には、(e)に示すように、使用用貯玉数から85
0個が減算されて0個とされると共に、貯蓄用貯玉数に
850個が加算されて1100個とされ、850個の貯
玉数の返戻が行われる。
【0148】即ち貯蓄処理が行われる場合には、貯蓄用
貯玉管理DB73aのみにおいて貯蓄用貯玉データの更
新が行われ、使用処理が行われる場合には、使用用貯玉
管理DB83aのみにおいて使用用貯玉データの更新が
行われる。一方、登録処理及び返戻処理が行われる場合
には、貯蓄用貯玉管理装置70と使用用貯玉管理装置8
0との間でデータ通信が行われて、貯蓄用貯玉管理DB
73a及び使用用貯玉管理DB83aの双方において貯
蓄用貯玉データ及び使用用貯玉データの更新が行われ
る。
【0149】なお図14に示すように、会員IDがaaaa
0003である貯玉データに関し、(a)に示すように、貯
蓄用貯玉管理DB73aに登録されている貯蓄用貯玉数
が1250個,及び使用用貯玉管理DB83aに登録さ
れている使用用貯玉数が1500個である状態から、景
品交換の必要玉数が2500個であるために不足玉数で
ある1000個の補充処理が行われる場合には、(b)
に示すように、貯蓄用貯玉数から1000個が減算され
て250個とされると共に、使用用貯玉数に1000個
が加算されて2500個とされ、1000個の貯玉数の
移行が行われる。そして景品交換の必要玉数が2500
個である使用処理が行われ、(c)に示すように、貯玉
総数から2500個が減算されて250個とされると共
に、使用用貯玉数から2500個が減算されて0個とさ
れる。
【0150】即ち補充処理が行われる場合には、貯蓄用
貯玉管理装置70と使用用貯玉管理装置80との間でデ
ータ通信が行われて、貯蓄用貯玉管理DB73a及び使
用用貯玉管理DB83aにおいて貯蓄用貯玉データ及び
使用用貯玉データの更新が行われる。
【0151】[2.本発明の作用]次に、本発明に係る
遊技用管理装置を含む遊技用システムの作用について説
明する。以下においては、まず第一実施形態に係る遊技
用システム1について説明を行い、次に第二実施形態に
係る遊技用システム1’について、第一実施形態に係る
遊技用システム1と異なる点についてのみ説明を行う。
【0152】[2−1.第一実施形態に係る作用]図1
5は第一実施形態に係る遊技用端末10における遊技用
端末メイン処理の処理内容を表すフローチャートであ
る。
【0153】遊技用端末10においては、図15に示す
ように、ステップSa(以下単に「Sa」という。)1
〜6により、遊技用端末メイン処理が行われる。具体的
には、各モードの選択を待機し(図3のD101を参
照)、まずSa1で使用用貯玉への登録モードの選択が
有るか否かの判断が行われる。このSa1で該選択が有
る(YES)、即ち図3のD101で「使用用貯玉への
登録」ボタンが押下されたと判断される場合には、Sa
4で後述する図16に示す登録受付処理が行われ、RE
TURNに進む。一方、Sa1で該選択が無い(NO)
と判断される場合には、Sa2に進む。
【0154】Sa2では景品交換モードの選択が有るか
否かの判断が行われる。このSa2で該選択が有る(Y
ES)、即ち図3のD101で「景品交換」ボタンが押
下されたと判断される場合には、Sa5で後述する図1
7に示す景品交換受付処理が行われ、RETURNに進
む。一方、Sa2で該選択が無い(NO)と判断される
場合には、Sa3に進む。
【0155】Sa3では貯玉の返戻モードの選択が有る
か否かの判断が行われる。このSa3で該選択が有る
(YES)、即ち図3のD101で「使用用貯玉の返
戻」ボタンが押下されたと判断される場合には、Sa6
で後述する図18に示す返戻受付処理が行われ、RET
URNに進む。一方、Sa3で該選択が無い(NO)と
判断される場合にも、RETURNに進む。
【0156】図16は第一実施形態に係る遊技用端末1
0におけるサブルーチンである登録受付処理の処理内容
を表すフローチャートである。
【0157】遊技用端末10においては、図16に示す
ように、ステップSb(以下単に「Sb」という。)1
〜17により、サブルーチンである登録受付処理が行わ
れる。具体的には、まずSb1で会員カード2の受付を
待機し(図3のD102を参照)、カードスロット13
から会員カード2の受付が有る(YES)と判断される
場合には、Sb2で会員カード2の会員IDがカードリ
ーダ14にて読み取られ、Sb3に進む。
【0158】Sb3では暗証番号の受付を待機する(図
3のD103を参照)。このSb3で暗証番号の受付が
無い(NO)と判断される場合には、Sb14で終了の
選択が有るか否かの判断が行われ、終了の選択が無い
(NO)と判断される場合には、Sb3に戻って暗証番
号の受付を待機し、終了の選択が有る(YES)と判断
される場合には、Sb13で会員カード2がカードスロ
ット13から返却され、処理が終了する。一方、Sb3
で暗証番号の受付が有る(YES)と判断される場合に
は、Sb4で照合情報(会員ID,暗証番号)が会員管
理装置40に送信され、Sb5に進む。
【0159】Sb5では会員管理装置40から照合一致
の受信があるか否かの判断が行われる。このSb5で照
合一致の受信が無い(NO)と判断される場合には、S
b16で照合不一致の受信が有るか否かの判断が行わ
れ、照合不一致の受信が無い(NO)と判断される場合
には、Sb5に戻って照合一致又は照合不一致の受信を
待機し、照合不一致の受信が有る(YES)と判断され
る場合には、Sb17でエラー許容回数(例えば3回)
の範囲外であるか否かの判断が行われ、エラー許容回数
の範囲外でない(NO)と判断される場合には、Sb3
に戻って暗証番号の受付を待機し(図3のD104を参
照)、エラー許容回数の範囲外である(YES)と判断
される場合には、Sb13で会員カード2がカードスロ
ット13から返却され(図3のD105を参照)、処理
が終了する。
【0160】一方、Sb5で照合一致の受信が有る(Y
ES)と判断される場合には、Sb6で貯蓄用貯玉数及
び使用用貯玉数が受信されて、制御部12のRAMに記
憶されると共に、ディスプレイ15に表示され(図3の
D106を参照)、Sb7に進む。
【0161】Sb7では登録希望玉数の受付を待機す
る。このSb7で登録希望玉数の受付が無い(NO)と
判断される場合には、Sb15で終了の選択が有るか否
かの判断が行われ、終了の選択が無い(NO)と判断さ
れる場合には、Sb7に戻って登録希望玉数の受付を待
機し、終了の選択が有る(YES)と判断される場合に
は、Sb13で会員カード2がカードスロット13から
返却され、処理が終了する。一方、Sb7で登録希望玉
数の受付が有る(YES)と判断される場合には、Sb
8に進む。
【0162】Sb8では登録後の使用用貯玉数(即ち登
録済の使用用貯玉数+登録希望玉数)が所定の上限値の
範囲内であるか否かの判断が行われ、登録後の使用用貯
玉数が上限値の範囲内でない(NO)、即ち登録後の使
用用貯玉数>上限値であると判断される場合には、前記
Sb15に進み(図4のD107を参照)、登録後の使
用用貯玉数が上限値の範囲内である(YES)、即ち登
録後の使用用貯玉数≦上限値であると判断される場合に
は、Sb9に進む。
【0163】Sb9では登録希望玉数が貯蓄用貯玉数で
あるか否かの判断が行われ、登録希望玉数が貯蓄用貯玉
数の範囲内でない(NO)、即ち登録希望玉数>貯蓄用
貯玉数であると判断される場合には、前記Sb15に進
み(図4のD108を参照)、登録希望玉数が貯蓄用貯
玉数の範囲内である(YES)、即ち登録希望玉数≦貯
蓄用貯玉数であると判断される場合には、Sb10に進
む。
【0164】Sb10では登録情報(会員ID,登録希
望玉数)が会員管理装置40に送信され、Sb11では
会員管理装置40から登録希望玉数の登録が完了した旨
の完了通知の受信を待機し(図4のD109を参照)、
該完了通知の受信が有る(YES)と判断される場合に
は、Sb12で更新後の貯蓄用貯玉数及び使用用貯玉数
が受信されて、制御部12のRAMに記憶されると共
に、ディスプレイ15に表示され(図4のD110を参
照)、Sb13で会員カード2がカードスロット13か
ら返却され、処理が終了する。
【0165】図17は第一実施形態に係る遊技用端末1
0におけるサブルーチンである景品交換受付処理の処理
内容を表すフローチャートである。
【0166】遊技用端末10においては、図17に示す
ように、ステップSc(以下単に「Sc」という。)1
〜20により、サブルーチンである景品交換受付処理が
行われる。具体的には、まずSc1で会員カード2の受
付を待機し(図5のD201を参照)、カードスロット
13から会員カード2の受付が有る(YES)と判断さ
れる場合には、Sc2で会員カード2の会員IDがカー
ドリーダ14にて読み取られ、Sc3で照合情報(会員
ID)が会員管理装置40に送信され、Sc4に進む。
この景品交換受付処理では、暗証番号の入力が要求され
ないので、遊技者にとって手間がかからない。
【0167】Sc4では会員管理装置40から照合一致
の受信があるか否かの判断が行われる。このSc4で照
合一致の受信が無い(NO)と判断される場合には、S
c12で照合不一致の受信が有るか否かの判断が行わ
れ、照合不一致の受信が無い(NO)と判断される場合
には、Sc4に戻って照合一致又は照合不一致の受信を
待機し、照合不一致の受信が有る(YES)と判断され
る場合には、Sc11で会員カード2がカードスロット
13から返却され(図5のD202を参照)、処理が終
了する。
【0168】一方、Sc4で照合一致の受信が有る(Y
ES)と判断される場合には、Sc5で使用用貯玉数が
受信されて、制御部12のRAMに記憶されると共に、
ディスプレイ15に表示され(図5のD203を参
照)、Sc6に進む。
【0169】Sc6では景品の選択が有るか否かの判断
が行われる(図5のD204を参照)。このSc6で景
品の選択が無い(NO)と判断される場合には、Sc1
3で終了の選択が有るか否かの判断が行われ、終了の選
択が無い(NO)と判断される場合には、Sc6に戻っ
て景品の選択を待機し、終了の選択が有る(YES)と
判断される場合には、Sc11で会員カード2がカード
スロット13から返却され、処理が終了する。一方、S
c6で景品の選択が有る(YES)と判断される場合に
は、Sc7では景品交換情報(会員ID,必要玉数)が
会員管理装置40に送信され、Sc8に進む。
【0170】Sc8では会員管理装置40から必要玉数
の減算更新が完了した旨の完了通知の受信を待機し(図
5のD205を参照)、該完了通知の受信が有る(YE
S)と判断される場合には、Sc9で更新後の使用用貯
玉数が受信されて、制御部12のRAMに記憶されると
共に、ディスプレイ15に表示され(図5のD206を
参照)、Sc10でプリンタ16にて印刷されたレシー
トがレシート排出口17から排出され、Sc11で会員
カード2がカードスロット13から返却され、処理が終
了する。
【0171】一方、Sc8で完了通知の受信が無い(N
O)と判断される場合には、Sc14で会員管理装置4
0から不足通知(不足玉数,暗証番号送信要求)の受信
を待機し、該不足通知の受信が無い(NO)と判断され
る場合には、Sc18で会員管理装置40から使用不可
の受信を待機し、該使用不可の受信が無い(NO)と判
断される場合には、Sc8に戻って完了通知,不足通
知,又は使用不可の受信を待機し、該使用不可の受信が
有る(YES)と判断される場合には、Sc11で会員
カード2がカードスロット13から返却され(図5のD
208を参照)、処理が終了する。
【0172】前記Sc14で不足通知の受信が有る(Y
ES)と判断される場合には、Sc15で暗証番号の受
付を待機し(図5のD207を参照)、該暗証番号の受
付が無い(NO)と判断される場合には、Sc19で終
了の選択が有るか否かの判断が行われ、終了の選択が無
い(NO)と判断される場合には、Sc15に戻って暗
証番号の受付を待機し、終了の選択が有る(YES)と
判断される場合には、Sc20で補充キャンセル情報が
会員管理装置40に送信され、Sc11で会員カード2
がカードスロット13から返却され、処理が終了する。
【0173】前記Sc15で暗証番号の受付が有る(Y
ES)と判断される場合には、Sc16で補充要求(会
員ID,暗証番号)が会員管理装置40に送信され、S
c17で会員管理装置40から必要玉数の減算更新が完
了した旨の完了通知の受信を待機し、該完了通知の受信
が無い(NO)と判断される場合には、Sc21で照合
不一致の受信を待機し、該照合不一致の受信が無い(N
O)と判断される場合には、Sc17に戻って完了通知
又は照合不一致の受信を待機し、該照合不一致の受信が
有る(YES)と判断される場合には、Sc11で会員
カード2がカードスロット13から返却され、処理が終
了する。
【0174】前記Sc17で完了通知の受信が有る(Y
ES)と判断される場合には、Sc10でプリンタ16
にて印刷されたレシートがレシート排出口17から排出
され、Sc11で会員カード2がカードスロット13か
ら返却され、処理が終了する。
【0175】図18は第一実施形態に係る遊技用端末1
0におけるサブルーチンである返戻受付処理の処理内容
を表すフローチャートである。
【0176】遊技用端末10においては、図18に示す
ように、ステップSd(以下単に「Sd」という。)1
〜13により、サブルーチンである返戻受付処理が行わ
れる。具体的には、まずSd1で会員カード2の受付を
待機し(図6のD301を参照)、カードスロット13
から会員カード2の受付が有る(YES)と判断される
場合には、Sd2で会員カード2の会員IDがカードリ
ーダ14にて読み取られ、Sd3で照合情報(会員I
D)が会員管理装置40に送信され、Sd4に進む。こ
の返戻受付処理では、暗証番号の入力が要求されないの
で、遊技者にとって手間がかからない。
【0177】Sd4では会員管理装置40から照合一致
の受信があるか否かの判断が行われる。このSd4で照
合一致の受信が無い(NO)と判断される場合には、S
d13で照合不一致の受信が有るか否かの判断が行わ
れ、照合不一致の受信が無い(NO)と判断される場合
には、Sd4に戻って照合一致又は照合不一致の受信を
待機し、照合不一致の受信が有る(YES)と判断され
る場合には、Sd11で会員カード2がカードスロット
13から返却され(図6のD302を参照)、処理が終
了する。
【0178】一方、Sd4で照合一致の受信が有る(Y
ES)と判断される場合には、Sd5で貯蓄用貯玉数及
び使用用貯玉数が受信されて、制御部12のRAMに記
憶されると共に、ディスプレイ15に表示され(図6の
D303を参照)、Sd6に進む。
【0179】Sd6では返戻希望玉数の受付を待機す
る。このSd6で返戻希望玉数の受付が無い(NO)と
判断される場合には、Sd12で終了の選択が有るか否
かの判断が行われ、終了の選択が無い(NO)と判断さ
れる場合には、Sd6に戻って返戻希望玉数の受付を待
機し、終了の選択が有る(YES)と判断される場合に
は、Sd11で会員カード2がカードスロット13から
返却され、処理が終了する。一方、Sd6で返戻希望玉
数の受付が有る(YES)と判断される場合には、Sd
7に進む。
【0180】Sd7では返戻希望玉数が使用用貯玉数で
あるか否かの判断が行われ、返戻希望玉数が使用用貯玉
数の範囲内でない(NO)、即ち返戻希望玉数>使用用
貯玉数であると判断される場合には、前記Sd12に進
み(図5のD304を参照)、返戻希望玉数が使用用貯
玉数の範囲内である(YES)、即ち返戻希望玉数≦使
用用貯玉数であると判断される場合には、Sd8に進
む。
【0181】Sd8では返戻情報(会員ID,返戻希望
玉数)が会員管理装置40に送信され、Sd9では会員
管理装置40から返戻希望玉数の返戻が完了した旨の完
了通知の受信を待機し(図6のD305を参照)、該完
了通知の受信が有る(YES)と判断される場合には、
Sd10で更新後の貯蓄用貯玉数及び使用用貯玉数が受
信されて、制御部12のRAMに記憶されると共に、デ
ィスプレイ15に表示され(図6のD306を参照)、
Sd11で会員カード2がカードスロット13から返却
され、処理が終了する。
【0182】図19は第一実施形態に係る再プレイ用装
置20における再プレイ受付処理の処理内容を表すフロ
ーチャートである。
【0183】再プレイ用装置20においては、図19に
示すように、ステップSe(以下単に「Se」とい
う。)1〜17により、再プレイ受付処理が行われる。
具体的には、まずSe1で会員カード2の受付を待機し
(図7のD401を参照)、カードスロット23から会
員カード2の受付が有る(YES)と判断される場合に
は、Se2で会員カード2の会員IDがカードリーダ2
4にて読み取られ、Se3で照合情報(会員ID)が会
員管理装置40に送信され、Se4に進む。この再プレ
イ受付処理では、暗証番号の入力が要求されないので、
遊技者にとって手間がかからない。
【0184】Se4では会員管理装置40から照合一致
の受信があるか否かの判断が行われる。このSe4で照
合一致の受信が無い(NO)と判断される場合には、S
e14で照合不一致の受信が有るか否かの判断が行わ
れ、照合不一致の受信が無い(NO)と判断される場合
には、Se4に戻って照合一致又は照合不一致の受信を
待機し、照合不一致の受信が有る(YES)と判断され
る場合には、Se17で会員カード2がカードスロット
23から返却され(図7のD402を参照)、処理が終
了する。
【0185】一方、Se4で照合一致の受信が有る(Y
ES)と判断される場合には、Se5で使用用貯玉数が
受信されて、制御部22のRAMに記憶されると共に、
Se6で該使用用貯玉数及び再プレイ可能回数がディス
プレイ25に表示され(図7のD403を参照)、Se
7に進む。
【0186】Se7では制御部22のRAMに記憶され
ている使用用貯玉数が1回分の再プレイ玉数(ここでは
150個)以上であるか否かの判断が行われる。このS
e7で使用用貯玉数が1回分の再プレイ玉数以上である
(YES)、即ち使用用貯玉数≧1回分の再プレイ玉数
であると判断される場合には、Se8で再プレイ操作が
有るか否かの判断が行われる。このSe8で再プレイ操
作が有る(YES)、即ち図7のD403で「再プレ
イ」ボタンが押下されたと判断される場合には、Se9
で再プレイ1回分のパチンコ玉(ここでは125個)が
玉払出部26から払い出され(図7のD405を参
照)、Se10で使用用貯玉数及び再プレイ可能回数が
減算更新され、Se11で再プレイ情報(会員ID,使
用玉数)が会員管理装置40に送信され、Se12で会
員管理装置40から使用玉数の減算更新が完了した旨の
完了通知の受信を待機し、該完了通知の受信が有る(Y
ES)と判断される場合には、Se13で更新後の使用
用貯玉数及び再プレイ可能回数がディスプレイ25に表
示され(図7のD403又はD406を参照)、Se7
に戻る。なおSe8で再プレイ操作が無い(NO)と判
断される場合には、後述するSe16に進む。
【0187】前記Se7で使用用貯玉数が1回分の再プ
レイ玉数以上でない(NO)、即ち使用用貯玉数<1回
分の再プレイ玉数であると判断される場合には、Se1
5で再プレイ操作が無効とされ、Se16に進む。具体
的には、図7のD406で「再プレイ」ボタンが画面か
ら消去されて再プレイ操作が無効とされる。Se16で
は終了の選択が有るか否かの判断が行われる。このSe
16で終了の選択が無い(NO)と判断される場合に
は、Se7に戻る。一方、Se16で終了の選択が有る
(YES)、即ち図7のD403又はD406で「終
了」ボタンが押下されたと判断される場合には、Se1
7で会員カード2がカードスロット23から返却され
(図7のD404を参照)、処理が終了する。
【0188】図20は第一実施形態に係る景品交換用端
末50における景品交換受付処理の処理内容を表すフロ
ーチャートである。この景品交換受付処理は、前記図1
7で説明した景品交換受付処理とほぼ同様であるため、
同一のステップについては同一の符号を付して重複する
説明を省略する。ただし前記カードスロット13はカー
ドスロット53と、前記カードリーダ14はカードリー
ダ54と、前記ディスプレイ15はディスプレイ55
と、それぞれ読み替えるものとする。
【0189】景品交換用端末50においては、図20に
示すように、Sc1〜20により、景品交換受付処理が
行われる。具体的には、前記Sc3に代えて行われるS
c3’では照合情報(会員ID)が貯玉管理装置60に
送信されて前記Sc4に進む。また前記Sc6に代えて
行われるSc6’では必要玉数の受付が待機され(図8
のD504を参照)、例えば前記バーコードリーダにて
景品に付されたバーコードが読み取られて必要玉数が入
力されると(YES)、前記Sc7に代えて行われるS
c7’で景品交換情報(会員ID,必要玉数)が貯玉管
理装置60に送信されて前記Sc8に進み、該入力がさ
れないと(NO)、前記Sc13に進む。また前記Sc
20に代えて行われるSc20’では補充キャンセル情
報が貯玉管理装置60に送信されて前記Sc11に進
む。また前記Sc16に代えて行われるSc16’では
補充要求(会員ID,暗証番号)が貯玉管理装置60に
送信されて前記Sc17に進む。さらに前記Sc9が行
われた後に前記Sc10は行われずに前記Sc11に進
む。
【0190】図21は第一実施形態に係る会員管理装置
40又は貯玉管理装置60における管理装置メイン処理
の処理内容を表すフローチャートである。
【0191】会員管理装置40又は貯玉管理装置60に
おいては、図21に示すように、ステップSg(以下単
に「Sg」という。)1〜10により、管理装置メイン
処理が行われる。具体的には、まずSg1で遊技用端末
10,再プレイ用装置20,又は景品交換用端末50か
ら照合情報の受信が有るか否かの判断が行われる。この
Sg1で照合情報の受信が有る(YES)と判断される
場合には、Sg6で後述する図22に示す照合処理が実
行され、RETURNに進む。一方、Sg1で照合情報
の受信が無い(NO)と判断される場合には、Sg2に
進む。
【0192】Sg2では貯蓄装置(図示外)から貯蓄情
報の受信が有るか否かの判断が行われる。このSg2で
貯蓄情報の受信が有る(YES)と判断される場合に
は、Sg7で後述する図23に示す貯蓄処理が実行さ
れ、RETURNに進む。一方、Sg2で貯蓄情報の受
信が無い(NO)と判断される場合には、Sg3に進
む。なおSg2は、貯玉管理装置60においては行われ
ない。
【0193】Sg3では遊技用端末10から登録情報の
受信が有るか否かの判断が行われる。このSg3で登録
情報の受信が有る(YES)と判断される場合には、S
g8で後述する図24に示す登録処理が実行され、RE
TURNに進む。一方、Sg3で登録情報の受信が無い
(NO)と判断される場合には、Sg4に進む。なおS
g3は、貯玉管理装置60においては行われない。
【0194】Sg4では遊技用端末10,再プレイ用装
置20,又は景品交換用端末50から景品交換情報又は
再プレイ情報の受信が有るか否かの判断が行われる。こ
のSg4で景品交換情報又は再プレイ情報の受信が有る
(YES)と判断される場合には、Sg9で後述する図
25に示す使用処理が実行され、RETURNに進む。
一方、Sg4で景品交換情報又は再プレイ情報の受信が
無い(NO)と判断される場合には、Sg5に進む。
【0195】Sg5では遊技用端末10から返戻情報の
受信が有るか否かの判断が行われる。このSg5で返戻
情報の受信が有る(YES)と判断される場合には、S
g10で後述する図26に示す返戻処理が実行され、R
ETURNに進む。一方、Sg5で返戻情報の受信が無
い(NO)と判断される場合にも、RETURNに進
む。なおSg5は、貯玉管理装置60においては行われ
ない。
【0196】図22は第一実施形態に係る会員管理装置
40又は貯玉管理装置60におけるサブルーチンである
照合処理の処理内容を表すフローチャートである。
【0197】会員管理装置40又は貯玉管理装置60に
おいては、図22に示すように、ステップSh(以下単
に「Sh」という。)1〜4により、サブルーチンであ
る照合処理が行われる。具体的には、まずSh1で受信
した会員ID(及び遊技用端末10にて登録受付処理が
行われた場合には暗証番号)と管理している情報が照合
され、Sh2に進む。なお管理情報は、前述の如く、会
員管理装置40においては会員管理DB43aにて管理
されている会員ID及び暗証番号であり、貯玉管理装置
60においては貯玉管理DB63aにて管理されている
会員ID及び暗証番号である。
【0198】Sh2では前記照合結果が一致するか否か
の判断が行われる。このSh2で判断結果が照合一致
(YES)であると判断される場合には、Sh3で受信
した会員IDに対応する貯玉数(貯蓄用貯玉数,使用用
貯玉数)が送信元に返信され、処理が終了する。一方、
Sh2で照合不一致(NO)であると判断される場合に
は、Sh4で照合不一致の信号が送信元に返信され、処
理が終了する。なお照合不一致には、受信した会員ID
に対応する使用用貯玉数が零である場合も含まれる。
【0199】即ち会員管理装置40又は貯玉管理装置6
0においては、このSh1〜Sh4により、遊技用端末
10にて登録受付処理が行われた場合には暗証番号に基
づいて所有者であるか否かの確認が行われ、その他の場
合(即ち遊技用端末10で景品交換受付処理又は返戻受
付処理が行われた場合,再プレイ用装置20にて再プレ
イ受付処理が行われた場合,及び景品交換用端末にて景
品交換受付処理が行われた場合)には会員IDのみに基
づいて照合が行われる。
【0200】図23は第一実施形態に係る会員管理装置
40におけるサブルーチンである貯蓄処理の処理内容を
表すフローチャートである。
【0201】会員管理装置40においては、図23に示
すように、ステップSi(以下単に「Si」という。)
1〜4により、サブルーチンである貯蓄処理が行われ
る。具体的には、まずSi1で受信した会員IDに対応
する貯蓄用貯玉数が会員管理DB43aの管理情報から
特定され、Si2で受信した貯蓄希望玉数が貯蓄用貯玉
数及び貯玉総数に対して加算更新され、Si3で貯蓄希
望玉数の貯蓄が完了した旨の完了通知が貯蓄装置に返信
され、Si4で会員管理装置40と貯玉管理装置60と
の間でデータの同一化が行われて、処理が終了する。
【0202】図24は第一実施形態に係る会員管理装置
40におけるサブルーチンである登録処理の処理内容を
表すフローチャートである。
【0203】会員管理装置40においては、図24に示
すように、ステップSj(以下単に「Sj」という。)
1〜4により、サブルーチンである登録処理が行われ
る。具体的には、まずSj1で受信した会員IDに対応
する貯蓄用貯玉数及び使用用貯玉数が会員管理DB43
aの管理情報から特定され、Sj2で受信した登録希望
玉数が貯蓄用貯玉数から減算更新されると共に使用用貯
玉数に対して加算更新されて移行され(図9の(a)→
(b)を参照)、Sj3で登録希望玉数の登録が完了し
た旨の完了通知が遊技用端末10に返信され、Si4で
会員管理装置40と貯玉管理装置60との間でデータの
同一化が行われて、処理が終了する。
【0204】図25は第一実施形態に係る会員管理装置
40又は貯玉管理装置60におけるサブルーチンである
使用処理の処理内容を表すフローチャートである。
【0205】会員管理装置40又は貯玉管理装置60に
おいては、図25に示すように、ステップSk(以下単
に「Sk」という。)1〜16により、サブルーチンで
ある使用処理が行われる。具体的には、まずSk1で受
信した会員IDに対応する使用用貯玉数が会員管理DB
43a又は貯玉管理DB63aの管理情報から特定さ
れ、Sk2で受信した必要玉数(景品交換)又は使用玉
数(再プレイ)が前記特定された使用用貯玉数の範囲内
であるか否かの判断が行われる。このSk2で必要玉数
又は使用玉数が使用用貯玉数の範囲内である(YE
S)、即ち使用用貯玉数≧必要玉数又は使用玉数である
と判断される場合には、Sk3で該必要玉数又は使用玉
数が使用用貯玉数から減算更新され(図9の(b)→
(c),又は(c)→(d)を参照)、Sk4で必要玉
数又は使用玉数の減算更新が完了した旨の完了通知が送
信元に返信され、Sk5で会員管理装置40と貯玉管理
装置60との間でデータの同一化が行われて、処理が終
了する。
【0206】一方、Sk2で必要玉数又は使用玉数が使
用用貯玉数の範囲内でない(NO)、即ち使用用貯玉数
<必要玉数又は使用玉数であると判断される場合には、
Sk6以下で補充処理が行われる。具体的には、まずS
k6で不足玉数(即ち必要玉数と使用用貯玉数との差)
が算出され、Sk7で受信した会員IDに対応する貯蓄
用貯玉数が会員管理DB43a又は貯玉管理DB63a
の管理情報から特定され、Sk8に進む。
【0207】Sk8では算出された不足玉数が前記特定
された貯蓄用貯玉数の範囲内であるか否かの判断が行わ
れる。このSk8で不足玉数が貯蓄用貯玉数の範囲内で
ない(NO)、即ち貯蓄用貯玉数<不足玉数であると判
断される場合には、Sk14で使用不可の信号が送信元
に送信され、処理が終了する。一方、Sk8で不足玉数
が貯蓄用貯玉数の範囲内である(YES)、即ち貯蓄用
貯玉数≧不足玉数であると判断される場合には、Sk9
に進む。
【0208】Sk9では不足通知(不足玉数,暗証番号
送信要求)が送信元に送信され、Sk10で送信元から
補充要求の受信を待機する。このSk10で補充要求の
受信が無い(NO)と判断される場合には、Sk15で
送信元から補充キャンセル情報の受信を待機し、補充キ
ャンセル情報の受信が無い(NO)と判断される場合に
は、Sk10に戻って補充要求又は補充キャンセル情報
の受信を待機し、補充キャンセル情報の受信が有る(Y
ES)と判断される場合には、処理が終了する。一方、
Sk10で補充要求の受信が有る(YES)と判断され
る場合には、Sk11で受信した会員ID,暗証番号と
会員管理DB43a又は貯玉管理DB63aの管理情報
が照合され、Sk12に進む。
【0209】Sk12では前記照合結果が一致するか否
かの判断が行われる。このSk12で照合一致(YE
S)であると判断される場合には、Sk13で不足玉数
が貯蓄用貯玉数から減算更新されると共に使用用貯玉数
に対して加算更新されて移行され(図10の(a)→
(b)を参照)、前記Sk3で必要玉数又は使用玉数が
補充後の使用用貯玉数から減算更新され(図10の
(b)→(c)を参照)、前記Sk4で必要玉数又は使
用玉数の減算更新が完了した旨の完了通知が送信元に返
信され、前記Sk5で会員管理装置40と貯玉管理装置
60との間でデータの同一化が行われて、処理が終了す
る。一方、Sk12で照合不一致(NO)であると判断
される場合には、Sk16で照合不一致の信号が送信元
に返信され、処理が終了する。
【0210】即ち会員管理装置40又は貯玉管理装置6
0においては、このSk6〜Sk16により、使用用貯
玉数の使用に際して不足分が生じた場合であっても、暗
証番号を受け付けることにより、該不足分の使用用貯玉
数に相当する貯蓄用貯玉数が管理装置にて管理されてい
る貯蓄用貯玉数から減算され、該減算された貯蓄用貯玉
数に相当する使用用貯玉数が管理装置にて管理されてい
る使用用貯玉数に対して加算されて補充されるので、改
めて使用用貯玉数への登録を行わなくても済み、遊技者
の利便性を向上できる。
【0211】図26は第一実施形態に係る会員管理装置
40におけるサブルーチンである返戻処理の処理内容を
表すフローチャートである。なお同様の処理は会員管理
装置40においても行われ、この場合には、貯玉管理D
B63aを会員管理DB43aと読み替える。
【0212】会員管理装置40においては、図26に示
すように、ステップSl(以下単に「Sl」という。)
1〜4により、サブルーチンである返戻処理が行われ
る。具体的には、まずSl1で受信した会員IDに対応
する貯蓄用貯玉数及び使用用貯玉数が会員管理DB43
aの管理情報から特定され、Sl2で受信した返戻希望
玉数が使用用貯玉数から減算更新されると共に貯蓄用貯
玉数に対して加算更新されて返戻され(図9の(d)→
(e)を参照)、Sl3で返戻希望玉数の返戻が完了し
た旨の完了通知が遊技用端末10に返信され、Sl4で
会員管理装置40と貯玉管理装置60との間でデータの
同一化が行われて、処理が終了する。
【0213】即ち会員管理装置40においては、このS
l1〜Sl3により、一度登録した使用用貯玉数であっ
ても、希望する使用用貯玉数を、直接には景品交換へ使
用できない貯蓄用貯玉数に戻すことができるので、仮に
会員カード2の紛失や盗難等が発生した場合であって
も、貯蓄用貯玉数に戻した使用用貯玉数は、暗証番号の
入力なしでは前記登録又は使用ができないため、貯玉の
安全性を確保できる。
【0214】なお第一実施形態に係る遊技用システム1
においては、会員管理装置40の景品交換DB43bで
管理されている情報に基づいて、遊技用端末10にて景
品交換受付処理が行われた場合における景品の配送が可
能である。また貯玉管理装置60の遊技場登録使用DB
63bと提携店使用DB63cで管理されている情報に
基づいて、使用用貯玉数への登録及び使用に伴う決済が
可能である。
【0215】[2−2.第二実施形態に係る作用]第二
実施形態に係る遊技用システム1’では、前述の如く、
遊技用端末10における前記登録受付処理以外の処理、
即ち遊技用端末10における前記景品交換受付処理,遊
技用端末10における前記返戻受付処理,再プレイ用装
置20における前記再プレイ受付処理,及び景品交換用
端末50における前記景品交換受付処理で、前記会員カ
ード2でなく使用カード3が受け付けられる点と、貯蓄
用貯玉数及び使用用貯玉数の管理が貯蓄用貯玉管理装置
70と使用用貯玉管理装置80に分散されている点が、
第一実施形態に係る遊技用システム1と異なる。以下、
第二実施形態に係る遊技用システム1’の作用につい
て、第一実施形態に係る遊技用システム1と異なる点に
ついて説明を行う。
【0216】まず遊技用端末10における図17に示す
景品交換受付処理と図18に示す返戻受付処理,再プレ
イ用装置20における図19に示す再プレイ受付処理,
及び景品交換用端末50における図20に示す景品交換
受付処理では、「会員カード2」が「使用カード3」
と、「会員ID」が「使用ID」と、それぞれ読み替え
られる。
【0217】また図23に示す貯蓄処理では、Si4で
会員管理装置40と貯蓄用貯玉管理装置70との間のデ
ータの同一化が行われ、貯蓄用貯玉管理DB73aにお
いて図13に示す(a)の処理が行われる。また図24
に示す登録処理では、Sj4において会員管理装置40
と貯蓄用貯玉管理装置70及び使用用貯玉管理装置80
との間でデータの同一化が行われ、貯蓄用貯玉管理DB
73a及び使用用貯玉管理DB83aにおいて図13に
示す(a)→(b)の処理が行われる。
【0218】また図25に示す使用処理で会員管理装置
40,又は使用用貯玉管理装置80にてSk1〜Sk4
の処理が行われた場合には、Sk5で会員管理装置40
と使用用貯玉管理装置80との間のデータの同一化が行
われ、使用用貯玉管理DB83aにおいて図13に示す
(b)→(c),又は(c)→(d)の処理が行われ
る。なお図25に示す使用処理で会員管理装置40,又
は貯蓄用貯玉管理装置70及び使用用貯玉管理装置80
にてSk6〜Sk16の補充処理が行われた場合には、
Sk5で会員管理装置40と貯蓄用貯玉管理装置70及
び使用用貯玉管理装置80との間のデータの同一化が行
われ、貯蓄用貯玉管理DB73a及び使用用貯玉管理D
B83aにおいて図14に示す(a)→(b)→(c)
の処理が行われる。
【0219】さらに図26に示す返戻処理では、Sl4
で会員管理装置40と貯蓄用貯玉管理装置70との間の
データの同一化が行われ、貯蓄用貯玉管理DB73aに
おいて図13に示す(d)→(e)の処理が行われる。
【0220】以上に説明した第二実施形態によれば、会
員カード2及び使用カード3を所有していないと使用用
貯玉数への登録及び該使用用貯玉数の少なくとも景品交
換への使用のいずれかが実施できないので、会員カード
2及び使用カード3の紛失や盗難等によって貯玉数が使
用されてしまうというリスクを分散することができる。
【0221】また貯蓄用貯玉数に関する処理と使用用貯
玉数に関する処理が、貯蓄用貯玉管理装置70と使用用
貯玉管理装置80に分散されるので、一つの管理装置で
構成する場合と比べて個々の管理装置に対する通信トラ
フィックを少なくでき、管理装置の負荷を低減できる。
【0222】なお第二実施形態に係る遊技用システム
1’においては、会員管理装置40の景品交換DB43
bで管理されている情報に基づいて、遊技用端末10に
て景品交換受付処理が行われた場合における景品の配送
が可能である。また貯蓄用貯玉管理装置70の遊技場登
録DB73b,及び使用用貯玉管理装置80の遊技場使
用DB83bと提携店使用DB83cで管理されている
情報に基づいて、使用用貯玉数への登録及び使用用貯玉
の使用に伴う決済が可能である。
【0223】[3.本発明の他の実施形態]前記の実施
形態に係る遊技用システム1,1’においては、使用用
貯玉数への登録に際して所有者確認情報に基づく所有者
の確認が行われ、使用用貯玉数の使用に際しては該所有
者確認情報に基づく所有者の確認は行われない例につい
て説明したが、本発明に係る遊技用システム及び遊技用
管理装置はこれに限らず、使用用貯玉数への登録に際し
ては所有者確認情報に基づく所有者の確認が行われず、
使用用貯玉数の使用に際して該所有者確認情報に基づく
所有者の確認が行われるものでも良い。
【0224】具体的には、まず遊技用端末10における
登録受付処理においては、暗証番号の入力を受け付け
ず、会員IDのみを含む照合情報が会員管理装置40に
送信され、会員管理装置40において、該会員IDに基
づく照合が行われ、該照合結果が照合一致であり、遊技
用端末10から前記登録情報を受け付けた場合に、前記
登録処理が行われる。
【0225】一方、遊技用端末10における景品交換受
付処理においては、暗証番号の入力を受け付け、会員I
Dに加えて暗証番号を含む照合情報が会員管理装置40
に送信され、会員管理装置40において、該暗証番号に
基づく照合(即ち所有者の確認)が行われ、該照合結果
が照合一致であり、遊技用端末10から前記景品交換情
報を受け付けた場合に、前記使用処理が行われる。
【0226】同様に再プレイ用装置20における再プレ
イ受付処理においても、暗証番号の入力を受け付け、会
員IDに加えて暗証番号を含む照合情報が会員管理装置
40に送信され、会員管理装置40において、該暗証番
号に基づく照合(即ち所有者の確認)が行われ、該照合
結果が照合一致であり、再プレイ用装置20から前記再
プレイ情報を受け付けた場合に、前記使用処理が行われ
る。
【0227】さらに景品交換用端末50における景品交
換受付処理においても、暗証番号の入力を受け付け、会
員IDに加えて暗証番号を含む照合情報が貯玉管理装置
60(又は使用用貯玉管理装置80)に送信され、貯玉
管理装置60(又は使用用貯玉管理装置80)におい
て、該暗証番号に基づく照合(即ち所有者の確認)が行
われ、該照合結果が照合一致であり、景品交換用端末5
0から前記景品交換情報を受け付けた場合に、前記使用
処理が行われる。
【0228】なお遊技用端末10における返戻受付処理
においては、前述したのと同様に暗証番号の入力を受け
付けず、会員IDのみを含む照合情報が会員管理装置4
0に送信され、会員管理装置40において、該会員ID
に基づく照合が行われ、該照合結果が照合一致であり、
遊技用端末10から前記返戻情報を受け付けた場合に、
前記返戻処理が行われる。これらの処理は遊技者にとっ
て不利な処理ではないため、所有者の確認の必要がない
からである。
【0229】なお使用用貯玉数の使用に際して暗証番号
の入力を受け付ける場合には、該使用時に暗証番号の入
力をその都度受け付けるようにして、セキュリティを高
めるように構成することもでき、また最初の使用時に暗
証番号の入力を受け付ければ、以後は暗証番号の入力を
その都度受け付けることなく使用用貯玉数を使用可能な
ようにして、遊技者の利便性を向上するように構成する
こともできる。
【0230】以上に説明したように、本発明に係る遊技
用システムは、使用用貯玉数への登録及び使用用貯玉数
の使用の双方ではなく、いずれか一方に際して暗証番号
が受け付けられて該暗証番号に基づく照合(即ち所有者
の確認)が行われ、他方に際しては会員ID(又は使用
ID)に基づく照合が行われるものであれば良い。
【0231】[4.本発明の変形例]最後に、本発明に
係る遊技用管理装置及び遊技用システムの変形例につい
て説明する。
【0232】上記の実施形態では、貯蓄有価価値特定用
記録媒体が、会員登録を行った会員遊技者に対して発行
される会員カード2である例について説明したが、これ
に限らず、貯蓄有価価値特定用記録媒体は、会員登録の
手続を行わないビジター遊技者についても貯玉等の貯蓄
処理を可能とし、貯玉数等の貯蓄有価価値の大きさを特
定可能な情報が記録された記録媒体であっても良く、そ
の種類は特に限定されない。
【0233】上記の実施形態では、貯蓄有価価値特定用
記録媒体(会員カード2)には貯蓄有価価値の大きさ
(貯玉数)を特定可能な貯蓄有価価値特定情報(会員I
D)のみが記録され、該貯蓄有価価値の大きさそのもの
は記録されない例について説明したが、これに限らず、
貯蓄有価価値特定用記録媒体に貯蓄有価価値の大きさが
記録されるようにしても良い。また上記の実施形態で
は、第二貯蓄有価価値特定用記録媒体(使用カード3)
には第二の貯蓄有価価値の大きさ(使用用貯玉数)を特
定可能な第二貯蓄有価価値特定情報(使用ID)のみが
記録され、該第二の貯蓄有価価値の大きさそのものは記
録されない例について説明したが、これに限らず、第二
貯蓄有価価値特定用記録媒体に第二の貯蓄有価価値の大
きさが記録されるようにしても良い。
【0234】上記の実施形態では、カードスロットから
貯蓄有価価値特定用記録媒体(会員カード2)や第二貯
蓄有価価値特定用記録媒体(使用カード3)の挿入を受
け付ける例について説明したが、これに限らず、所定の
部位に載置されるそれらを受け付けるものや、所定の領
域内にあるそれらを非接触で受け付けるものでも良い。
【0235】上記の実施形態では、所有者確認情報が暗
証番号である例について説明したが、これに限らず、所
有者確認情報は、例えばパスワード等の文字列や、指
紋,声紋,又は虹彩等の遊技者本人を特定可能な情報で
あっても良い。即ち所有者確認情報は、貯蓄有価価値の
大きさ(貯玉数)の所有者を確認するための情報であれ
ば良い。
【0236】上記の実施形態では、所有者確認情報(暗
証番号)が、会員登録時に登録されて以後一定である例
について説明したが、これに限らず、第二の貯蓄有価価
値の大きさ(使用用貯玉数)への登録又は第二の貯蓄有
価価値の大きさの使用に際してその都度所有者確認情報
の変更を受け付けるようにしても良い。
【0237】上記の実施形態では、表示手段(ディスプ
レイ15又は25)が、操作受付手段としても機能する
タッチパネル式のディスプレイである例について説明し
たが、これに限らず、表示手段は、タッチパネル式でな
いディスプレイであっても良く、この場合には別個の操
作受付手段(例えばキーボード等の操作部)を設けて操
作を受け付けるようにすれば良い。またディスプレイ
は、例えば液晶表示パネル(LCD),ブラウン管(C
RT),又はプラズマディスプレイパネル(PDP)
等、いかなる種類のものであっても良い。
【0238】上記の実施形態では、遊技用端末10にて
景品交換が行われる場合に、予め定められたメニューの
中から景品の選択を促す例について説明したが、これに
限らず、例えばインターネット等の通信回線網を介して
景品提供会社のwebサーバに接続し、該webサーバ
にて提供される景品の選択が可能なようにしても良い。
この場合には、該webサーバが前記景品交換用端末5
0に相当する。
【0239】上記の実施形態では、遊技用端末10にて
景品交換が行われた場合に、希望景品が登録された住所
に配送される例について説明したが、これに限らず、該
希望景品が配送される場所を予め定められた所定の場所
(例えば遊技場110,駅,コンビニエンスストア等)
から選択できるようにしても良く、また希望景品が配送
される場所を指定できるようにしても良い。
【0240】上記の実施形態では、再プレイ用装置20
が、第二の貯蓄有価価値の大きさ(使用用貯玉数)の使
用を受け付ける使用装置である例について説明したが、
これに限らず、再プレイ用装置20は、第二の貯蓄有価
価値の大きさへの登録や第二の貯蓄有価価値の大きさの
返戻を受け付ける登録装置としての機能を備えるもので
も良い。これによれば、遊技機に居ながらにして第二の
貯蓄有価価値の大きさへの登録や第二の貯蓄有価価値の
大きさの返戻ができるので、遊技者の利便性を向上する
ことができ、また装置の設置スペースを削減できる。
【0241】また再プレイ用装置20において、前記遊
技用端末10や景品交換用端末50と同様に、第二の貯
蓄有価価値の大きさの補充を受け付けるように構成し、
第二の貯蓄有価価値の大きさが1回分の再プレイ玉数に
満たない場合であっても再プレイ操作を受け付けるよう
にしても良い。これによれば、例えば第二の貯蓄有価価
値の大きさが1回分の再プレイ玉数に満たない状態でパ
チンコ機30にて特賞が発生してパチンコ玉が必要とな
った場合であっても前記再プレイ操作によりパチンコ玉
の払出を受けることができるので、遊技者の利便性を向
上することができる。
【0242】上記の実施形態では、景品交換用端末50
が第二の貯蓄有価価値の大きさ(使用用貯玉数)の使用
を受け付ける使用装置である例について説明したが、こ
れに限らず、景品交換用端末50は第二の貯蓄有価価値
の大きさへの登録や第二の貯蓄有価価値の大きさの返戻
を受け付ける登録装置としての機能を備えるものでも良
い。具体的には、例えば来客数の多い大規模店舗には、
使用装置と登録装置の機能を兼ね備える景品交換用端末
を設けることにより、遊技者の利便性を向上することが
でき、また装置の設置スペースを削減できる。
【0243】上記の実施形態では、登録装置(遊技用端
末10)から送信される登録情報に会員IDが含まれ、
使用装置(遊技用端末10,再プレイ用装置20,景品
交換用端末50)から送信される使用情報(景品交換情
報,再プレイ情報)に会員ID又は使用IDが含まれる
例について説明したが、これに限らず、登録情報や使用
情報に会員IDや使用IDが含まれないようにしても良
く、この場合には、管理装置において照合情報を受け付
けた際に、該照合情報に含まれる会員IDや使用ID及
び該照合情報の送信元を特定可能な識別情報を記憶して
おき、該識別情報に基づいて特定される送信元から前記
登録情報や使用情報を受け付けた場合に、前記登録処理
や前記使用処理を行うように構成すれば良い。
【0244】上記の実施形態では、遊技場内に備えられ
る遊技用管理装置である会員管理装置40が、会員管理
DB43aにて第一の貯蓄有価価値の大きさ(貯蓄用貯
玉数)と第二の貯蓄有価価値の大きさ(使用用貯玉数)
を一体に管理する例について説明したが、これに限ら
ず、遊技場内に備えられる遊技用管理装置は、例えば第
二実施形態の貯蓄用貯玉管理装置70や使用用貯玉管理
装置80の如く、第一の貯蓄有価価値の大きさと第二の
貯蓄有価価値の大きさを別個に管理する別個の管理装置
であっても良く、またそれらを別個に管理する別個のD
Bを備えた一台の管理装置であっても良い。
【0245】上記の第一実施形態では、遊技用管理装置
である会員管理装置40が遊技場110に備えられ、同
じく遊技用管理装置である貯玉管理装置60が貯玉管理
機関130に備えられる例について説明し、上記の第二
実施形態では、遊技用管理装置である会員管理装置40
が遊技場110に備えられ、同じく遊技用管理装置であ
る貯蓄用貯玉管理装置70及び使用用貯玉管理装置80
が貯玉管理機関130に備えられる例について説明した
が、これに限らず、これら遊技用管理装置は、貯玉管理
機関130のみに備えられるものでも良く、また遊技場
110のみに備えられるものでも良い。その際には、前
述した照合処理,貯蓄処理,登録処理,使用処理,及び
返戻処理の各処理は、貯玉管理機関130に備えられる
遊技用管理装置又は遊技場110に備えられる遊技用管
理装置のいずれか一方のみで実施するように構成する。
【0246】上記の第二実施形態では、貯蓄有価価値の
大きさ(貯玉数)の所有者に対して、第二貯蓄有価価値
特定用記録媒体(使用カード3)が予め発行されている
例について説明したが、これに限らず、第二貯蓄有価価
値特定用記録媒体は、第二の貯蓄有価価値の大きさが登
録される毎に発行されるものでも良い。
【0247】上記の実施形態では、遊技機がCR式のパ
チンコ機30である例について説明したが、これに限ら
ず、該遊技機は、例えば現金式のパチンコ機,パチンコ
玉が指触不能に封入された封入式のパチンコ機,メダル
やパチンコ玉が外部に払い出されるスロットマシンやパ
チロット,メダルが外部に払い出されることなく遊技可
能なクレジット式のスロットマシン等であっても良く、
さらにはパチンコ玉やメダル等を用いずにデータ等によ
り遊技可能な遊技機,遊技盤やパチンコ玉が画像にて表
示される画像式のパチンコ機,リールが画像にて表示さ
れる画像式のスロットマシン等であっても良く、その種
類や形態は特に限定されない。
【0248】
【発明の効果】本発明に係る遊技用システム及び遊技用
管理装置によれば、以下のような効果を奏する。
【0249】まず請求項1に係る遊技用システムによれ
ば、第二の貯蓄有価価値の大きさへの登録及び該第二の
貯蓄有価価値の大きさの使用に際して、該登録又は使用
のいずれか一方で入力された所有者確認情報に基づいて
前記所有者(即ち遊技者)の確認が行われるので、前記
登録及び使用の双方で所有者確認情報を受け付ける場合
と比べて遊技者の手間が少なくて済み、遊技者の利便性
を向上できると共に、第二の貯蓄有価価値の大きさへの
登録又は該第二の貯蓄有価価値の大きさを使用した景品
交換を速やかに実施できる。
【0250】また請求項2に係る遊技用システムによれ
ば、一度登録した第二の貯蓄有価価値の大きさであって
も、返戻を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを、景
品交換へ直接使用できない第一の貯蓄有価価値の大きさ
に戻すことができるので、仮に貯蓄有価価値特定用記録
媒体の紛失や盗難等が発生した場合であっても、第一の
貯蓄有価価値の大きさに戻した第二の貯蓄有価価値の大
きさは、所有者確認情報の入力なしでは前記登録又は使
用ができないため、貯蓄有価価値の安全性を確保でき
る。
【0251】また請求項3に係る遊技用システムによれ
ば、第二の貯蓄有価価値の大きさの使用に際して不足分
が生じた場合であっても、所有者確認情報を受け付ける
ことにより、該不足分の第二の貯蓄有価価値の大きさに
相当する第一の貯蓄有価価値の大きさが管理装置にて管
理されている第一の貯蓄有価価値の大きさから減算され
るので、改めて第二の貯蓄有価価値の大きさへの登録を
行わなくても済む。
【0252】また請求項4に係る遊技用システムによれ
ば、第二の貯蓄有価価値の大きさへの登録及び該第二の
貯蓄有価価値の大きさの使用に際して、該登録又は使用
のいずれか一方で入力された所有者確認情報に基づいて
前記所有者(即ち遊技者)の確認が行われるので、前記
登録及び使用の双方で所有者確認情報を受け付ける場合
と比べて遊技者の手間が少なくて済み、遊技者の利便性
を向上できると共に、第二の貯蓄有価価値の大きさへの
登録又は該第二の貯蓄有価価値の大きさを使用した景品
交換を速やかに実施できる。また第一貯蓄有価価値特定
用記録媒体及び第二貯蓄有価価値特定用記録媒体を所有
していないと、前記第二の貯蓄有価価値の大きさへの登
録及び該第二の貯蓄有価価値の大きさの少なくとも景品
交換への使用のいずれかが実施できないので、第一貯蓄
有価価値特定用記録媒体及び第二貯蓄有価価値特定用記
録媒体の紛失や盗難等によって貯蓄有価価値の大きさが
使用されてしまうというリスクを分散することができ
る。
【0253】また請求項5に係る遊技用システムによれ
ば、一度登録した第二の貯蓄有価価値の大きさであって
も、返戻を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを、景
品交換へ直接使用できない第一の貯蓄有価価値の大きさ
に戻すことができるので、仮に第二貯蓄有価価値特定用
記録媒体の紛失や盗難等が発生した場合であっても、第
一の貯蓄有価価値の大きさに戻した第二の貯蓄有価価値
の大きさは、所有者確認情報の入力なしでは前記登録又
は使用ができないため、貯蓄有価価値の安全性を確保で
きる。
【0254】また請求項6に係る遊技用システムによれ
ば、第二の貯蓄有価価値の大きさの使用に際して不足分
が生じた場合であっても、所有者確認情報を受け付ける
ことにより、該不足分の第二の貯蓄有価価値の大きさに
相当する第一の貯蓄有価価値の大きさが管理装置にて管
理されている第一の貯蓄有価価値の大きさから減算され
るので、改めて第二の貯蓄有価価値の大きさへの登録を
行わなくても済む。
【0255】また請求項7に係る遊技用システムによれ
ば、第一の貯蓄有価価値の大きさに関する処理と第二の
貯蓄有価価値の大きさに関する処理が分散されるので、
一つの管理装置で構成する場合と比べて管理装置の負荷
を低減できる。
【0256】また請求項8に係る遊技用システムによれ
ば、登録装置と使用装置の二台の装置を設置しなくて済
むため、装置の設置スペースを削減できる。
【0257】また請求項9に係る遊技用管理装置によれ
ば、第二の貯蓄有価価値の大きさへの登録及び該第二の
貯蓄有価価値の大きさの使用に際して、該登録又は使用
のいずれか一方で入力された所有者確認情報に基づいて
所有者(即ち遊技者)の確認が行われるので、前記登録
及び使用の双方で所有者確認情報を入力する場合と比べ
て遊技者の手間が少なくて済み、遊技者の利便性を向上
できる。
【0258】また請求項10に係る遊技用管理装置によ
れば、一度登録した第二の貯蓄有価価値の大きさであっ
ても、返戻を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを、
景品交換へ直接使用できない第一の貯蓄有価価値の大き
さに戻すことができるので、第一の貯蓄有価価値の大き
さに戻した第二の貯蓄有価価値の大きさは、所有者確認
情報の入力なしでは前記登録又は使用ができないため、
貯蓄有価価値の安全性を確保できる。
【0259】また請求項11に係る遊技用管理装置によ
れば、第二の貯蓄有価価値の大きさの使用に際して該第
二の貯蓄有価価値の大きさが不足した場合であっても、
所有者確認情報を受け付けることにより、該不足分の第
二の貯蓄有価価値の大きさに相当する第一の貯蓄有価価
値の大きさが管理手段にて管理されている第一の貯蓄有
価価値の大きさから減算されるので、改めて第二の貯蓄
有価価値の大きさへの登録を行わなくても済む。
【0260】さらに請求項12に係る遊技用管理装置に
よれば、第一の貯蓄有価価値の大きさに関する処理と第
二の貯蓄有価価値の大きさに関する処理が分散されるの
で、一つの管理装置で構成する場合と比べて管理装置の
負荷を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第一実施形態に係る遊技用システムの概
要の一例を表す図である。
【図2】図2は第一実施形態に係る遊技用システムの構
成の一例を表す機能ブロック図である。
【図3】図3は登録受付処理が行われる場合の遊技用端
末におけるディスプレイの表示内容の一例を表す図であ
る。
【図4】図4は図3に続く図である。
【図5】図5は景品交換受付処理が行われる場合の遊技
用端末におけるディスプレイの表示内容の一例を表す図
である。
【図6】図6は返戻受付処理が行われる場合の遊技用端
末におけるディスプレイの表示内容の一例を表す図であ
る。
【図7】図7は再プレイ受付処理が行われる場合の再プ
レイ用装置におけるディスプレイの表示内容の一例を表
す図である。
【図8】図8は景品交換処理が行われる場合の景品交換
用端末におけるディスプレイの表示内容の一例を表す図
である。
【図9】図9は会員管理装置における会員管理DB又は
貯玉管理装置における貯玉管理DBで管理される貯玉デ
ータの更新状況(登録→景品交換→再プレイ→返戻)の
一例を表す図である。
【図10】図10は会員管理装置における会員管理DB
又は貯玉管理装置における貯玉管理DBで管理される貯
玉データの更新状況(不足玉数補充)の一例を表す図で
ある。
【図11】図11は第二実施形態に係る遊技用システム
の概要の一例を表す図である。
【図12】図12は第二実施形態に係る遊技用システム
の構成の一例を表す機能ブロック図である。
【図13】図13は貯玉データの更新状況(登録→景品
交換→再プレイ→返戻)の一例を表す図であり、(a)
は貯蓄用貯玉管理装置における貯蓄用貯玉管理DBで管
理される貯蓄用貯玉データ,(b)は使用用貯玉管理装
置における使用用貯玉管理DBで管理される使用用貯玉
データである。
【図14】図14は貯玉データの更新状況(不足玉数補
充)の一例を表す図であり、(a)は貯蓄用貯玉管理装
置における貯蓄用貯玉管理DBで管理される貯蓄用貯玉
データ,(b)は使用用貯玉管理装置における使用用貯
玉管理DBで管理される使用用貯玉データである。
【図15】図15は第一実施形態に係る遊技用端末にお
ける遊技用端末メイン処理の処理内容を表すフローチャ
ートである。
【図16】図16は第一実施形態に係る遊技用端末にお
けるサブルーチンである登録受付処理の処理内容を表す
フローチャートである。
【図17】図17は第一実施形態に係る遊技用端末にお
けるサブルーチンである景品交換受付処理の処理内容を
表すフローチャートである。
【図18】図18は第一実施形態に係る遊技用端末にお
けるサブルーチンである返戻受付処理の処理内容を表す
フローチャートである。
【図19】図19は第一実施形態に係る再プレイ用装置
における再プレイ受付処理の処理内容を表すフローチャ
ートである。
【図20】図20は第一実施形態に係る景品交換用端末
における景品交換受付処理の処理内容を表すフローチャ
ートである。
【図21】図21は第一実施形態に係る会員管理装置又
は貯玉管理装置における管理装置メイン処理の処理内容
を表すフローチャートである。
【図22】図22は第一実施形態に係る会員管理装置又
は貯玉管理装置におけるサブルーチンである照合処理の
処理内容を表すフローチャートである。
【図23】図23は第一実施形態に係る会員管理装置に
おけるサブルーチンである貯蓄処理の処理内容を表すフ
ローチャートである。
【図24】図24は第一実施形態に係る会員管理装置に
おけるサブルーチンである登録処理の処理内容を表すフ
ローチャートである。
【図25】図25は第一実施形態に係る会員管理装置又
は貯玉管理装置におけるサブルーチンである使用処理の
処理内容を表すフローチャートである。
【図26】図26は第一実施形態に係る会員管理装置に
おけるサブルーチンである返戻処理の処理内容を表すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
[第一実施形態] 1…遊技用システム 2…会員カード 10…遊技用端末 11…通信部 12…制御部 13…カードスロット 14…カードリーダ 15…ディスプレイ 16…プリンタ 17…レシート排出口 20…再プレイ用装置 21…通信部 22…制御部 23…カードスロット 24…カードリーダ 25…ディスプレイ 26…玉払出部 27…ノズル 28…動作ランプ 30…パチンコ機 31…CRユニット 40…会員管理装置 41a…通信部 41b…通信部 42…制御部 43…ハードディスク 43a…会員管理DB 43b…景品交換DB 50…景品交換用端末 51…通信部 52…制御部 53…カードスロット 54…カードリーダ 55…ディスプレイ 56…操作キー 60…貯玉管理装置 61a…通信部 61b…通信部 62…制御部 63…ハードディスク 63a…貯玉管理DB 63b…遊技場登録使用DB 63c…提携店使用DB 110…遊技場 120…提携店 130…貯玉管理機関 [第二実施形態] 1’…遊技用システム 3…使用カード 70…貯蓄用貯玉管理装置 71a…通信部 71b…通信部 72…制御部 73…ハードディスク 73a…貯蓄用貯玉管理DB 73b…遊技場登録DB 80…使用用貯玉管理装置 81a…通信部 81b…通信部 81c…通信部 82…制御部 83…ハードディスク 83a…使用用貯玉管理DB 83b…遊技場使用DB 83c…提携店使用DB

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者が遊技を行うことにより該遊技者の
    所有となった獲得有価価値の大きさの範囲内の所定の獲
    得有価価値の大きさが貯蓄された貯蓄有価価値の大きさ
    であって、直接には景品交換へ使用できない第一の貯蓄
    有価価値の大きさと少なくとも前記景品交換へ直接使用
    することができる第二の貯蓄有価価値の大きさからなる
    貯蓄有価価値の大きさを、該貯蓄有価価値の大きさを特
    定可能な貯蓄有価価値特定情報及び該貯蓄有価価値の大
    きさの所有者を確認するための所有者確認情報に対応付
    けて管理する管理装置と、 前記管理装置とデータ通信可能に接続され、前記貯蓄有
    価価値特定情報が記録された貯蓄有価価値特定用記録媒
    体を受け付けて、該受け付けた貯蓄有価価値特定用記録
    媒体の記録情報を読み取ると共に、該読み取った貯蓄有
    価価値特定情報から特定される前記第一の貯蓄有価価値
    の大きさの範囲内であり、かつ予め定められた所定の上
    限値の範囲内で前記第二の貯蓄有価価値の大きさへの登
    録を希望する第一の貯蓄有価価値の大きさを受け付け
    て、前記貯蓄有価価値特定情報を少なくとも含む照合情
    報と前記受け付けた登録を希望する第一の貯蓄有価価値
    の大きさを特定可能な情報を含む登録情報を前記管理装
    置に送信する登録装置と、 前記管理装置とデータ通信可能に接続され、前記貯蓄有
    価価値特定用記録媒体を受け付けて、該受け付けた貯蓄
    有価価値特定用記録媒体の記録情報を読み取ると共に、
    前記使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを受け
    付けて、前記貯蓄有価価値特定情報を少なくとも含む照
    合情報と前記受け付けた使用を希望する第二の貯蓄有価
    価値の大きさを特定可能な情報を含む使用情報を前記管
    理装置に送信する使用装置と、からなり、 前記登録装置又は使用装置のいずれか一方において前記
    所有者確認情報を受け付けると共に、前記登録装置又は
    使用装置から送信される前記照合情報には該所有者確認
    情報が含まれ、 前記管理装置は、前記照合情報を受信した場合には、該
    照合情報と前記管理している情報との照合を行い、該照
    合結果が照合一致である場合において、 前記登録装置から送信された前記登録情報に基づいて前
    記登録を希望する第一の貯蓄有価価値の大きさを前記貯
    蓄有価価値特定情報に対応する第一の貯蓄有価価値の大
    きさから減算し、該減算した第一の貯蓄有価価値の大き
    さに相当する第二の貯蓄有価価値の大きさを前記貯蓄有
    価価値特定情報に対応する第二の貯蓄有価価値の大きさ
    に対して加算する登録処理を行うと共に、 前記使用装置から送信された前記使用情報と前記管理し
    ている第二の貯蓄有価価値の大きさに基づいて前記使用
    を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさの使用の可否を
    判定し、該判定結果が使用可能と判定された場合に、該
    使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを前記貯蓄
    有価価値特定情報に対応する第二の貯蓄有価価値の大き
    さから減算する使用処理を行うことを特徴とする遊技用
    システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した遊技用システムであっ
    て、 前記登録装置は、前記貯蓄有価価値特定情報から特定さ
    れる第二の貯蓄有価価値の大きさの範囲内で前記第一の
    貯蓄有価価値の大きさへの返戻を希望する第二の貯蓄有
    価価値の大きさを受け付けて、該受け付けた返戻を希望
    する第二の貯蓄有価価値の大きさを特定可能な情報を前
    記管理装置に送信し、 前記管理装置は、前記登録装置から送信された情報に基
    づいて前記返戻を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさ
    を前記貯蓄有価価値特定情報に対応する第二の貯蓄有価
    価値の大きさから減算し、該減算した第二の貯蓄有価価
    値の大きさに相当する第一の貯蓄有価価値の大きさを前
    記貯蓄有価価値特定情報に対応する第一の貯蓄有価価値
    の大きさに対して加算する処理を行うことを特徴とする
    遊技用システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載した遊技用システム
    であって、 前記使用装置は、前記使用を希望する第二の貯蓄有価価
    値の大きさとして前記貯蓄有価価値特定情報から特定さ
    れる第二の貯蓄有価価値の大きさよりも大きな第二の貯
    蓄有価価値の大きさを受付可能であり、該受け付けた第
    二の貯蓄有価価値の大きさを特定可能な情報を含む使用
    情報を前記管理装置に送信し、 前記管理装置は、該使用情報を受信した場合において、
    前記貯蓄有価価値特定情報に対応する第二の貯蓄有価価
    値の大きさが零でなく、かつ該第二の貯蓄有価価値の大
    きさと前記使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさ
    との差である不足分の第二の貯蓄有価価値の大きさに相
    当する第一の貯蓄有価価値の大きさが前記貯蓄有価価値
    特定情報に対応する第一の貯蓄有価価値の大きさ以下で
    ある場合に、前記貯蓄有価価値特定情報に対応する前記
    所有者確認情報の送信要求を前記使用装置に対して行う
    と共に、 該送信要求に応じて該使用装置から該所有者確認情報を
    受信した場合には、該所有者確認情報と前記管理してい
    る情報との照合を行い、該照合結果が照合一致である場
    合において、前記不足分の第二の貯蓄有価価値の大きさ
    に相当する第一の貯蓄有価価値の大きさを前記貯蓄有価
    価値特定情報に対応する第一の貯蓄有価価値の大きさか
    ら減算する処理を行うことを特徴とする遊技用システ
    ム。
  4. 【請求項4】遊技者が遊技を行うことにより該遊技者の
    所有となった獲得有価価値の大きさの範囲内の所定の獲
    得有価価値の大きさが貯蓄された貯蓄有価価値の大きさ
    であって、直接には景品交換へ使用できない第一の貯蓄
    有価価値の大きさと少なくとも前記景品交換へ直接使用
    することができる第二の貯蓄有価価値の大きさからなる
    貯蓄有価価値の大きさを、前記第一の貯蓄有価価値の大
    きさを特定可能な第一貯蓄有価価値特定情報、前記第二
    の貯蓄有価価値の大きさを特定可能な第二貯蓄有価価値
    特定情報、及び、前記貯蓄有価価値の大きさの所有者を
    確認するための所有者確認情報に対応付けて管理する管
    理装置と、 前記管理装置とデータ通信可能に接続され、前記第一貯
    蓄有価価値特定情報が記録された第一貯蓄有価価値特定
    用記録媒体を受け付けて、該受け付けた第一貯蓄有価価
    値特定用記録媒体の記録情報を読み取ると共に、該読み
    取った第一貯蓄有価価値特定情報から特定される前記第
    一の貯蓄有価価値の大きさの範囲内であり、かつ予め定
    められた所定の上限値の範囲内で前記第二の貯蓄有価価
    値の大きさへの登録を希望する第一の貯蓄有価価値の大
    きさを受け付けて、前記第一貯蓄有価価値特定情報を少
    なくとも含む第一照合情報と前記受け付けた登録を希望
    する第一の貯蓄有価価値の大きさを特定可能な情報を含
    む登録情報を前記管理装置に送信する登録装置と、 前記管理装置とデータ通信可能に接続され、前記第二貯
    蓄有価価値特定情報が記録された第二貯蓄有価価値特定
    用記録媒体を受け付けて、該受け付けた第二貯蓄有価価
    値特定用記録媒体の記録情報を読み取ると共に、前記使
    用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを受け付け
    て、前記第二貯蓄有価価値特定情報を少なくとも含む第
    二照合情報と前記受け付けた使用を希望する第二の貯蓄
    有価価値の大きさを特定可能な情報を含む使用情報を前
    記管理装置に送信する使用装置と、からなり、 前記登録装置又は使用装置のいずれか一方において前記
    所有者確認情報を受け付けると共に、前記登録装置から
    送信される前記第一照合情報又は前記使用装置から送信
    される前記第二照合情報には該所有者確認情報が含ま
    れ、 前記管理装置は、前記第一照合情報を受信した場合に
    は、該第一照合情報と前記管理している情報との照合を
    行い、該照合結果が照合一致である場合において、前記
    登録装置から送信された前記登録情報に基づいて前記登
    録を希望する第一の貯蓄有価価値の大きさを前記第一貯
    蓄有価価値特定情報に対応する第一の貯蓄有価価値の大
    きさから減算し、該減算した第一の貯蓄有価価値の大き
    さに相当する第二の貯蓄有価価値の大きさを前記第二貯
    蓄有価価値特定情報に対応する第二の貯蓄有価価値の大
    きさに対して加算する登録処理を行うと共に、 前記第二照合情報を受信した場合には、該第二照合情報
    と前記管理している情報との照合を行い、該照合結果が
    照合一致である場合において、前記使用装置から送信さ
    れた前記使用情報と前記管理している第二の貯蓄有価価
    値の大きさに基づいて前記使用を希望する第二の貯蓄有
    価価値の大きさの使用の可否を判定し、該判定結果が使
    用可能と判定された場合に、該使用を希望する第二の貯
    蓄有価価値の大きさを前記第二貯蓄有価価値特定情報に
    対応する第二の貯蓄有価価値の大きさから減算する使用
    処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
  5. 【請求項5】請求項4に記載した遊技用システムであっ
    て、 前記登録装置は、前記第二貯蓄有価価値特定用記録媒体
    を受け付けて、該受け付けた第二貯蓄有価価値特定用記
    録媒体の記録情報を読み取ると共に、該読み取った前記
    第二貯蓄有価価値特定情報から特定される第二の貯蓄有
    価価値の大きさの範囲内で前記第一の貯蓄有価価値の大
    きさへの返戻を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを
    受け付けて、該受け付けた返戻を希望する第二の貯蓄有
    価価値の大きさを特定可能な情報を前記管理装置に送信
    し、 前記管理装置は、前記登録装置から送信された情報に基
    づいて前記返戻を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさ
    を前記第二貯蓄有価価値特定情報に対応する第二の貯蓄
    有価価値の大きさから減算し、該減算した第二の貯蓄有
    価価値の大きさに相当する第一の貯蓄有価価値の大きさ
    を前記第一貯蓄有価価値特定情報に対応する第一の貯蓄
    有価価値の大きさに対して加算する処理を行うことを特
    徴とする遊技用システム。
  6. 【請求項6】請求項4又は5に記載した遊技用システム
    であって、 前記使用装置は、前記使用を希望する第二の貯蓄有価価
    値の大きさとして前記第二貯蓄有価価値特定情報から特
    定される第二の貯蓄有価価値の大きさよりも大きな第二
    の貯蓄有価価値の大きさを受付可能であり、該受け付け
    た第二の貯蓄有価価値の大きさを特定可能な情報を含む
    使用情報を前記管理装置に送信し、 前記管理装置は、該使用情報を受信した場合において、
    前記第二貯蓄有価価値特定情報に対応する第二の貯蓄有
    価価値の大きさが零でなく、かつ該第二の貯蓄有価価値
    の大きさと前記使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大
    きさとの差である不足分の第二の貯蓄有価価値の大きさ
    に相当する第一の貯蓄有価価値の大きさが前記第一貯蓄
    有価価値特定情報に対応する第一の貯蓄有価価値の大き
    さ以下である場合に、前記第一貯蓄有価価値特定情報及
    び第二貯蓄有価価値特定情報に対応する前記所有者確認
    情報の送信要求を前記使用装置に対して行うと共に、 該送信要求に応じて該使用装置から該所有者確認情報を
    受信した場合には、該所有者確認情報と前記管理してい
    る情報との照合を行い、該照合結果が照合一致である場
    合において、前記不足分の第二の貯蓄有価価値の大きさ
    に相当する第一の貯蓄有価価値の大きさを前記第一貯蓄
    有価価値特定情報に対応する第一の貯蓄有価価値の大き
    さから減算する処理を行うことを特徴とする遊技用シス
    テム。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1つに記載した遊
    技用システムであって、 前記管理装置は、前記第一の貯蓄有価価値の大きさを管
    理する第一の管理装置と前記第二の貯蓄有価価値の大き
    さを管理する第二の管理装置から構成されることを特徴
    とする遊技用システム。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1つに記載した遊
    技用システムであって、 前記登録装置と前記使用装置が同一の装置で構成される
    ことを特徴とする遊技用システム。
  9. 【請求項9】遊技者が遊技を行うことにより該遊技者の
    所有となった獲得有価価値の大きさの範囲内の所定の獲
    得有価価値の大きさが貯蓄された貯蓄有価価値の大きさ
    であって、直接には景品交換へ使用できない第一の貯蓄
    有価価値の大きさと、該第一の貯蓄有価価値の大きさの
    範囲内であり、かつ予め定められた所定の上限値の範囲
    内で少なくとも前記景品交換へ直接使用することができ
    るように登録される第二の貯蓄有価価値の大きさと、か
    らなる貯蓄有価価値の大きさを、該貯蓄有価価値の大き
    さを特定可能な貯蓄有価価値特定情報及び該貯蓄有価価
    値の大きさの所有者を確認するための所有者確認情報に
    対応付けて管理する管理手段と、 前記貯蓄有価価値特定情報を少なくとも含む照合情報
    と、前記登録に供される第一の貯蓄有価価値の大きさを
    特定可能な情報を含む登録情報と、前記使用を希望する
    第二の貯蓄有価価値の大きさを特定可能な情報を含む使
    用情報を受け付ける情報受付手段と、を備え、 前記照合情報は、前記登録の際及び使用の際に前記情報
    受付手段にて受け付けられ、 該登録の際又は使用の際に受け付けられる照合情報のい
    ずれか一方は前記所有者確認情報を含み、 前記情報受付手段にて受け付けた前記照合情報と前記管
    理している情報との照合を行い、該照合結果が照合一致
    である場合において、 前記登録情報に基づいて前記登録に供される第一の貯蓄
    有価価値の大きさを前記貯蓄有価価値特定情報に対応す
    る第一の貯蓄有価価値の大きさから減算し、該減算した
    第一の貯蓄有価価値の大きさに相当する第二の貯蓄有価
    価値の大きさを前記貯蓄有価価値特定情報に対応する第
    二の貯蓄有価価値の大きさに対して加算する登録処理を
    行うと共に、 前記使用情報と前記管理している第二の貯蓄有価価値の
    大きさに基づいて前記使用を希望する第二の貯蓄有価価
    値の大きさの使用の可否を判定し、該判定結果が使用可
    能と判定された場合に、該使用を希望する第二の貯蓄有
    価価値の大きさを前記貯蓄有価価値特定情報に対応する
    第二の貯蓄有価価値の大きさから減算する使用処理を行
    うことを特徴とする遊技用管理装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載した遊技用管理装置であ
    って、 前記情報受付手段にて受け付けられる情報には、前記貯
    蓄有価価値特定情報から特定される第二の貯蓄有価価値
    の大きさの範囲内で前記第一の貯蓄有価価値の大きさへ
    の返戻を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを特定可
    能な情報が含まれ、 前記管理手段は、前記情報受付手段にて前記照合情報及
    び前記返戻を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを特
    定可能な情報を受け付けた場合において、該情報に基づ
    いて前記返戻を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを
    前記貯蓄有価価値特定情報に対応する第二の貯蓄有価価
    値の大きさから減算し、該減算した第二の貯蓄有価価値
    の大きさに相当する第一の貯蓄有価価値の大きさを前記
    貯蓄有価価値特定情報に対応する第一の貯蓄有価価値の
    大きさに対して加算する処理を行うことを特徴とする遊
    技用管理装置。
  11. 【請求項11】請求項9又は10に記載した遊技用管理
    装置であって、 前記使用情報は、該使用情報の送信元を特定可能な識別
    情報を含み、 前記情報受付手段にて受け付けた前記使用情報に含まれ
    る前記使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさが前
    記貯蓄有価価値特定情報から特定される第二の貯蓄有価
    価値の大きさよりも大きく、該第二の貯蓄有価価値の大
    きさが零でなく、かつ該第二の貯蓄有価価値の大きさと
    前記使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさとの差
    である不足分の第二の貯蓄有価価値の大きさに相当する
    第一の貯蓄有価価値の大きさが前記貯蓄有価価値特定情
    報に対応する第一の貯蓄有価価値の大きさ以下である場
    合において、前記使用情報に含まれる識別情報から特定
    される該使用情報の送信元に対して前記貯蓄有価価値特
    定情報に対応する前記所有者確認情報の要求を行い、 前記使用情報の送信元から該要求に応じた前記所有者確
    認情報を前記情報受付手段にて受け付けた場合におい
    て、該受け付けた前記所有者確認情報と前記管理してい
    る情報との照合を行い、 該照合結果が照合一致である場合において、前記不足分
    の第二の貯蓄有価価値の大きさに相当する第一の貯蓄有
    価価値の大きさを前記貯蓄有価価値特定情報に対応する
    第一の貯蓄有価価値の大きさから減算する処理を行うこ
    とを特徴とする遊技用管理装置。
  12. 【請求項12】請求項9〜11のいずれか1つに記載し
    た遊技用管理装置であって、 前記管理手段が、前記第一の貯蓄有価価値の大きさを前
    記貯蓄有価価値特定情報に対応付けて管理する第一貯蓄
    有価価値管理手段と、前記第二の貯蓄有価価値の大きさ
    を前記貯蓄有価価値特定情報に対応付けて管理する第二
    貯蓄有価価値管理手段と、からなると共に、 前記情報受付手段が、前記照合情報及び登録情報を受け
    付ける第一情報受付手段と、前記照合情報及び使用情報
    を受け付ける第二情報受付手段と、からなり、 前記遊技用管理装置は、前記第一貯蓄有価価値管理手段
    と前記第一情報受付手段を備える第一の管理装置と、前
    記第二貯蓄有価価値管理手段と前記第二情報受付手段を
    備える第二の管理装置と、から構成され、 前記第一貯蓄有価価値管理手段又は前記第二貯蓄有価価
    値管理手段のいずれか一方では前記貯蓄有価価値特定情
    報に対応付けて前記所有者確認情報を管理すると共に、 前記第一の管理装置と前記第二の管理装置はデータ通信
    可能に接続され、 前記第一の管理装置は、前記第一情報受付手段にて受け
    付けた前記照合情報と前記第一貯蓄有価価値管理手段に
    て管理している情報との照合を行い、該照合結果が照合
    一致である場合において、前記登録情報に基づいて前記
    登録に供される第一の貯蓄有価価値の大きさを前記第一
    貯蓄有価価値管理手段にて管理している貯蓄有価価値特
    定情報に対応する第一の貯蓄有価価値の大きさから減算
    すると共に、該減算した第一の貯蓄有価価値の大きさを
    特定可能な情報を前記第二の管理装置に送信し、 前記第二の管理装置は、該送信された情報から特定され
    る第一の貯蓄有価価値の大きさに相当する第二の貯蓄有
    価価値の大きさを前記第二貯蓄有価価値管理手段にて管
    理している前記貯蓄有価価値特定情報に対応する第二の
    貯蓄有価価値の大きさに対して加算する登録処理を行う
    と共に、 前記第二情報受付手段にて受け付けた前記照合情報と前
    記第二貯蓄有価価値管理手段にて管理している情報との
    照合を行い、該照合結果が照合一致である場合におい
    て、前記使用情報と前記第二貯蓄有価価値管理手段にて
    管理している第二の貯蓄有価価値の大きさに基づいて前
    記使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさの使用の
    可否を判定し、該判定結果が使用可能と判定された場合
    に、該使用を希望する第二の貯蓄有価価値の大きさを前
    記第二貯蓄有価価値管理手段にて管理している貯蓄有価
    価値特定情報に対応する第二の貯蓄有価価値の大きさか
    ら減算する使用処理を行うことを特徴とする遊技用管理
    装置。
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