JP2003019333A - 遊技用システム及び決済方法 - Google Patents

遊技用システム及び決済方法

Info

Publication number
JP2003019333A
JP2003019333A JP2001210026A JP2001210026A JP2003019333A JP 2003019333 A JP2003019333 A JP 2003019333A JP 2001210026 A JP2001210026 A JP 2001210026A JP 2001210026 A JP2001210026 A JP 2001210026A JP 2003019333 A JP2003019333 A JP 2003019333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prize
card
exchange
recording medium
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001210026A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4986344B2 (ja
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Toshihiro Tozaki
智弘 戸崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP2001210026A priority Critical patent/JP4986344B2/ja
Publication of JP2003019333A publication Critical patent/JP2003019333A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4986344B2 publication Critical patent/JP4986344B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】既存の通信インフラを利用して、インターネッ
ト等の通信回線網を介して接続される景品提供会社端末
にて提供される景品と景品交換を可能とする遊技用シス
テムを提供する。 【解決手段】遊技用システム1においては、遊技場外に
おいて景品交換に使用可能な景品交換可能玉数を特定可
能な景品カードIDが記録された景品カード3を発行す
る景品カード発行装置10にて発行される該景品カード
に関する情報が前記識別情報に対応付けて管理装置40
の景品カードDB43bに登録され、該景品カードが接
続された携帯電話端末50からインターネットを介して
接続される景品提供会社サーバ30において、該携帯電
話端末に接続された景品カードの景品カードIDから特
定される景品交換可能玉数を使用して、該景品提供会社
サーバにて提供される景品と景品交換を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技場外において
景品交換に使用可能な景品交換用有価価値の大きさを使
用して、インターネット等の通信回線網を介して接続さ
れる景品提供会社端末にて提供される景品と景品交換を
行うための遊技用システムに係り、さらに詳しくは、特
別なインフラストラクチャー(以下「インフラ」とい
う。)を必要とせずに前記景品交換を可能とする遊技用
システム,及び該遊技用システムに適用される決済方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ機やスロットマシン
等の遊技機にて遊技を行うことにより遊技者の所有とな
った獲得有価価値の大きさ(例えばパチンコ玉が計数さ
れた計数玉数や、該計数玉数が貯蓄された貯玉数や、メ
ダルが計数された計数メダル数や、該計数メダル数が貯
蓄された貯メダル数等)を使用して、インターネット等
の通信回線網を介して接続される景品提供会社端末にて
提供される景品と景品交換を行うためのシステムとして
は、例えば以下のようなものが知られている。
【0003】このシステムにおいては、遊技者に対し
て、前記獲得有価価値の大きさ(例えば貯玉数)を特定
可能な情報(例えばカードID)が記録された記録媒体
(例えば会員カード)が発行されており、また遊技場又
は該遊技場外の管理機関に、前記記録媒体の記録情報に
対応付けて前記獲得有価価値の大きさを登録するデータ
ベースを有する管理装置が設けられており、さらに遊技
場に、景品交換用端末が設けられている。この景品交換
用端末は、前記記録媒体を受け付けて、該受け付けた記
録媒体の記録情報を読み取る記録媒体読取装置(例えば
カードリーダ/ライタ)と、インターネット等の通信回
線網を介して景品提供者サーバに接続可能な通信部と、
所定の情報を表示可能な表示部と、所定の操作を受付可
能な操作部と、それら各デバイスを制御する制御部等を
備えるものである。
【0004】このシステムでは、遊技者が景品交換用端
末のカードリーダ/ライタに会員カードを挿入すると、
該カードリーダ/ライタにて会員カードのカードIDが
読み取られ、該カードIDが管理装置におけるデータベ
ースの登録情報に照合されて貯玉数が特定される。ここ
で遊技者が景品交換用端末からインターネットを介して
景品提供会社の景品提供サーバに接続する操作を行う
と、提供される景品の景品名や必要玉数等の景品情報が
表示される。そして遊技者が景品交換用端末から希望の
景品を選択する操作を行うと、管理装置に登録されてい
る貯玉数が必要玉数分だけ減算更新されると共に、希望
景品が遊技者の自宅に後日配送される。即ちこのシステ
ムでは、遊技場に設けられる景品交換用端末からインタ
ーネットを介して景品提供サーバに接続して、貯玉数を
使用した景品交換が行われるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記シ
ステムでは、インターネットを介した景品交換を実現す
るにあたり、会員カードのカードIDを読み取るための
カードリーダ/ライタ等の特別なインフラを必要とする
ため、該インフラを構築するためのコストが高くなると
共に手間がかかり、インターネットを介した景品交換が
普及しないという問題点を有していた。この問題点は、
例えば遊技者の自宅等の一般家庭においてインターネッ
トを介した景品交換を実現する場合には、各一般家庭に
前記カードリーダ/ライタ等の特別なインフラを必要と
するため、特に顕著である。
【0006】本発明は、このような背景のもとになされ
たものであり、その目的は、特別なインフラを必要とせ
ず、既存の通信インフラを利用して、インターネット等
の通信回線網を介して接続される景品提供会社端末にて
提供される景品と景品交換を可能とする遊技用システ
ム,及び該遊技用システムに適用される決済方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次のような手段を採る。
【0008】まず請求項1に係る発明は、遊技者が遊技
を行うことにより該遊技者の所有となった獲得有価価値
の大きさを特定可能な情報が記録された獲得有価価値特
定用記録媒体の記録情報から特定される獲得有価価値の
大きさの範囲内における所定の獲得有価価値の大きさに
相当し、遊技場外において景品交換に使用可能な景品交
換用有価価値の大きさを使用して景品交換を行うための
遊技用システムであって、遊技場外に設けられ、前記景
品交換用有価価値の大きさを特定可能な識別情報が記録
されると共に携帯端末とデータ通信可能に接続される景
品交換用記録媒体に関する情報が該識別情報と対応付け
て登録される景品交換用記録媒体データベースを有する
管理装置と、遊技場に設けられ、前記管理装置とデータ
通信可能に接続されると共に、前記獲得有価価値特定用
記録媒体を受け付けて、該受け付けた獲得有価価値特定
用記録媒体の記録情報を読み取り、該読み取った情報か
ら特定される獲得有価価値の大きさの範囲内における所
定の獲得有価価値の大きさに基づいて前記景品交換用記
録媒体を発行する発行処理を行う景品交換用記録媒体発
行装置と、遊技場外に設けられ、前記管理装置とデータ
通信可能に接続され、かつ、前記携帯端末と通信回線網
を介してデータ通信可能に接続されると共に、提供可能
な景品に関する景品情報を前記携帯端末に送信し、前記
景品交換用記録媒体と接続された該携帯端末から該景品
交換用記録媒体の識別情報及び前記提供可能な景品のう
ちの希望する景品の選択情報を受信して、該受信した選
択情報に基づいて希望景品と交換するための使用処理を
行う景品提供会社端末と、からなり、前記景品交換用記
録媒体発行装置は、前記発行処理の際に該発行に供され
る景品交換用記録媒体の識別情報及び前記景品交換用有
価価値の大きさを特定可能な情報を含む発行情報を前記
管理装置に送信し、前記景品提供会社端末は、前記使用
処理の際に前記景品交換用記録媒体の識別情報及び前記
希望景品の交換に必要な景品交換用有価価値の大きさを
特定可能な情報を含む使用情報を前記管理装置に送信
し、前記管理装置は、前記景品交換用記録媒体発行装置
から送信された前記発行情報に基づいて該当する景品交
換用記録媒体データベースの登録情報を更新すると共
に、前記景品提供会社端末から送信された前記使用情報
と前記景品交換用記録媒体データベースの登録情報に基
づいて該当する景品交換用記録媒体の前記識別情報に対
応する前記景品交換用有価価値の大きさが前記希望景品
との交換に使用可能か否かを判定し、該判定結果が使用
可能と判定された場合に前記使用情報に基づいて前記希
望景品の交換に必要な景品交換用有価価値の大きさを該
当する景品交換用記録媒体の前記識別情報に対応する前
記景品交換用有価価値の大きさから減算更新することを
特徴とする遊技用システムである。これによれば、景品
交換用有価価値の大きさを特定可能な識別情報が記録さ
れた景品交換用記録媒体を発行する景品交換用記録媒体
発行装置にて発行される該景品交換用記録媒体に関する
情報が前記識別情報に対応付けて管理装置の景品交換用
記録媒体データベースに登録され、該景品交換用記録媒
体が接続された携帯端末から通信回線網を介して接続さ
れる景品提供会社端末において、該携帯端末に接続され
た景品交換用記録媒体の識別情報から特定される景品交
換用有価価値の大きさを使用して、景品提供会社端末に
て提供される景品と景品交換を行うことができる。
【0009】また請求項2に係る発明は、請求項1に記
載した遊技用システムであって、前記管理装置は、前記
景品交換用記録媒体発行装置から送信された前記発行情
報に基づいて該当する景品交換用記録媒体の使用を有効
にする処理を行うことを特徴とする遊技用システムであ
る。
【0010】また請求項3に係る発明は、請求項1又は
2に記載した遊技用システムであって、前記管理装置
は、景品交換用記録媒体に関する情報として、前記景品
交換用記録媒体が発行されていない場合において、該景
品交換用記録媒体が納入された遊技場を特定可能な情報
を少なくとも登録し、該登録情報に基づいて未発行の景
品交換用記録媒体に関する情報の管理を行うと共に、前
記景品交換用記録媒体が発行された場合において、前記
景品交換用記録媒体発行装置から送信された前記発行情
報に基づいて該当する景品交換用記録媒体の識別情報に
対応付けて前記発行に供された前記景品交換用有価価値
の大きさを特定可能な情報を少なくとも登録し、該登録
情報に基づいて発行済の景品交換用記録媒体に関する情
報の管理を行うことを特徴とする遊技用システムであ
る。
【0011】また請求項4に係る発明は、請求項1〜3
のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、前
記景品交換用記録媒体発行装置は、前記遊技者が前記遊
技場において予め会員登録された会員遊技者であるか否
かを判定するための処理を行い、該判定結果が会員遊技
者であると判定された場合に前記発行処理を行うことを
特徴とする遊技用システムである。
【0012】また請求項5に係る発明は、請求項1〜4
のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、前
記景品交換用記録媒体発行装置は、前記獲得有価価値特
定用記録媒体の記録情報から特定される獲得有価価値の
大きさの範囲内において前記景品交換用記録媒体の発行
に供したい獲得有価価値の大きさを受け付けて、該受け
付けた獲得有価価値の大きさに基づいて前記景品交換用
有価価値の大きさを特定可能な情報を前記管理装置に送
信し、前記管理装置は、前記景品交換用記録媒体発行装
置から送信された前記発行情報に基づいて前記景品交換
用有価価値の大きさを該当する景品交換用記録媒体の前
記識別情報に対応付けて登録することを特徴とする遊技
用システムである。
【0013】また請求項6に係る発明は、請求項1〜5
のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、前
記景品交換用記録媒体発行装置は、前記景品交換用記録
媒体を受け付けて、該受け付けた景品交換用記録媒体の
前記識別情報を読み取り、前記獲得有価価値特定用記録
媒体の記録情報から特定される獲得有価価値の大きさの
範囲内における所定の獲得有価価値の大きさに基づく前
記景品交換用有価価値の大きさを特定可能な情報と前記
読み取った景品交換用記録媒体の前記識別情報を含む加
算情報を前記管理装置に送信し、前記管理装置は、前記
景品交換用記録媒体発行装置から送信された前記加算情
報に基づいて前記景品交換用有価価値の大きさを該当す
る景品交換用記録媒体の前記識別情報に対応する前記景
品交換用有価価値の大きさに加算更新することを特徴と
する遊技用システムである。
【0014】さらに請求項7に係る発明は、請求項1〜
6のいずれか1つに記載した遊技用システムに適用さ
れ、前記管理装置を備える管理機関と、前記景品交換用
記録媒体発行装置を備える遊技場と、前記景品提供会社
端末を備える景品提供会社との間における前記景品交換
用記録媒体の発行及び該景品交換用記録媒体を使用した
景品交換に伴う決済を行う決済方法であって、前記遊技
場は、前記景品交換用記録媒体の発行に供された所定の
獲得有価価値の大きさに応じた額を支払うことにより、
前記管理機関との間における前記景品交換用記録媒体の
発行に伴う決済を行い、前記管理機関は、前記景品提供
会社端末から送信される前記使用情報に基づいて、前記
景品提供会社毎に前記景品交換に使用された景品交換用
有価価値の大きさを集計し、各景品提供会社に対して該
集計結果に応じた額を支払うことにより、前記景品提供
会社との間における前記景品交換に伴う決済を行うこと
を特徴とする決済方法である。
【0015】上記課題を解決するための手段の具体例
を、発明の実施の形態及び図面の表記と対応させて説明
する。獲得有価価値の大きさには貯玉数が対応する。獲
得有価価値特定用記録媒体には会員カード4が対応す
る。景品交換用有価価値の大きさには景品交換用玉数が
対応する。識別情報には景品カードIDが対応する。携
帯端末には携帯電話端末50が対応する。景品交換用記
録媒体には景品カード3が対応する。景品交換用記録媒
体データベースには景品カードDB43bが対応する。
管理装置には管理装置40が対応する。景品交換用記録
媒体発行装置には景品カード発行装置10が対応する。
通信回線網にはインターネット2,一般加入電話回線
網,移動体通信網等が対応する。景品にはデジタルコン
テンツが対応する。景品提供会社端末には景品提供会社
サーバ30が対応する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0017】[1.遊技用システムの構成]まず、本発
明に係る遊技用システム1の構成について説明する。な
お、以下においては、データベースを「DB」と略記す
る。遊技用システム1は、遊技者が遊技を行うことによ
り該遊技者の所有となった獲得有価価値の大きさの範囲
内における所定の獲得有価価値の大きさに相当し、遊技
場外において景品交換に使用可能な景品交換用有価価値
の大きさを使用して、インターネット2等の通信回線網
を介して接続される景品提供会社サーバ30にて提供さ
れる景品と景品交換を行うためのシステムである。なお
通信回線網には、インターネット2の他に一般加入電話
回線網や移動体通信網等も含まれる。
【0018】ここで獲得有価価値の大きさは、例えば遊
技機であるパチンコ機による遊技の結果として遊技者に
付与されるパチンコ玉が計数された計数玉数や、該計数
玉数が翌日以降も使用可能なように貯蓄された貯玉数
や、遊技機であるスロットマシンによる遊技の結果とし
て遊技者に付与されるメダルが計数された計数メダル数
や、該計数メダル数が翌日以降も使用可能なように貯蓄
された貯メダル数や、遊技機であるゲーム機による遊技
の結果として遊技者に付与された点数や、それらが所定
の比率で換算された貨幣金額や点数等である。即ち獲得
有価価値の大きさは、遊技者が遊技を行うことにより該
遊技者の所有となるものであれば良い。以下において
は、獲得有価価値の大きさが貯玉数である例について説
明する。
【0019】遊技用システム1は、図1に示すように、
遊技場外の管理機関140に設けられる管理装置40
と、遊技場110に設けられ、管理装置40とデータ通
信可能に接続される景品カード発行装置10と、遊技場
外の景品提供会社130に設けられ、管理装置40とデ
ータ通信可能に接続され、かつ携帯電話端末50と通信
回線網を介してデータ通信可能に接続される景品提供会
社サーバ30と、からなるものである。この遊技用シス
テム1を利用する遊技者は、景品カード3と、会員カー
ド4と、携帯電話端末50を所有している。
【0020】この遊技用システム1を構成する各機器
は、図2に示すように接続されている。また遊技場11
0には、会員管理コンピュータ20が設けられており、
該会員管理コンピュータ20は、景品カード発行装置1
0とデータ通信可能に接続されている。なお遊技場11
0,景品提供会社130,及び管理機関140の数は特
に限定されないが、ここでは図6(c)に示すように遊
技場110が複数であり、図6(d)に示すように景品
提供会社130が複数であり、かつ管理機関140が単
数である例について説明する。ただし図1及び図2で
は、簡略化のために、単数の景品カード発行装置10及
び遊技場110と、単数の景品提供会社サーバ30及び
景品提供会社130を表示する。
【0021】景品カード3は景品交換用記録媒体の一例
であって、景品交換用玉数を特定可能な識別情報が記録
されると共に携帯電話端末50とデータ通信可能に接続
されるものである。ここで景品交換用玉数は景品交換用
有価価値の大きさの一例であって、前記貯玉数の範囲内
における所定の貯玉数に相当し、遊技場外において景品
交換に使用可能なものである。この景品カード3には、
景品カードID,照合用ID,及び前記景品交換用玉数
が記録されている。
【0022】この景品カードIDは識別情報の一例であ
って、景品カード3に予め記録される情報であり、ここ
では図6(b)に示すように9桁の数字からなる番号で
ある。また照合用IDは景品カード3の使用を有効にす
る処理結果を特定可能な情報の一例であって、景品カー
ド発行装置10にて景品カード3を発行する際に事後的
に記録される情報であり、ここでは同図に示すように8
桁の数字及びアルファベット文字からなる文字列であ
る。なお景品交換用玉数は、景品カード発行装置10に
て景品カード3を発行する際に事後的に記録される発行
玉数,又は管理装置40にて景品交換用玉数の減算/加
算更新が行われた後に記録される更新玉数である。
【0023】この景品カード3は、景品カードIDのみ
が記録された状態で管理機関140から遊技場110に
納入されて景品カード発行装置10の後述する景品カー
ド貯留部15にセットされ、照合用ID及び景品交換用
玉数が記録されて景品カード発行装置10から発行さ
れ、携帯電話端末50の後述する景品カードスロット5
3に接続されて使用される。
【0024】ここで景品カード3は、図1及び図3
(a)に示すように、長方形状を呈するプラスチック製
の薄板における所定の部位に、景品カードID,照合用
ID,及び景品交換用玉数を記録可能な記録領域(図示
外)が形成されてなるものであり、例えば該記録領域が
ICチップであるICカードや、該記録領域が不揮発性
の半導体メモリ(例えばフラッシュメモリ)であるメモ
リーカード等が含まれる。このICカードは、例えばI
MT−2000規格の携帯電話端末に接続可能なUIM
(User Identity Module)カード等であり、またメモリ
ーカードは、例えばコンパクトフラッシュ,スマートメ
ディア,SDメモリカード,メモリスティック,マルチ
メディアカード,サイトスティック等(いずれも商標
名)である。
【0025】なお景品カード3の形状は長方形状には限
られず、例えば正方形状,多角形状,円形状,楕円形
状,マッチ箱状等であっても良く、また材質もプラスチ
ック製には限られず、例えば金属製等であっても良く、
さらに属性もICカードやメモリーカードには限られ
ず、例えば磁気カード等であっても良い。即ち景品カー
ド3は、景品交換用玉数を特定可能な情報が記録される
ものであれば良く、その形状,材質,属性等は特に限定
されない。
【0026】また景品カード3は、携帯電話端末50の
景品カードスロット53に挿入されて直接的に接続され
るものには限られず、例えば携帯電話端末50の外部接
続端子55に所定のアダプタを介して間接的に接続され
るものや、携帯電話端末50に搭載される通信モジュー
ル(例えばブルートゥースモジュール)と通信して非接
触で接続されるもの等であっても良い。即ち景品カード
3は、携帯電話端末50とデータ通信可能に接続される
ものであれば良く、その接続態様は特に限定されない。
【0027】会員カード4は獲得有価価値特定用記録媒
体の一例であって、前記貯玉数を特定可能な情報(ここ
では会員カード4に付与される固有の番号である会員カ
ードID)が記録されたものである。なお会員カード4
の照合を行うための暗証番号は、後述する会員管理コン
ピュータ20の会員カードDB23a,及び管理装置4
0の会員カードDB43aに記録されており、会員カー
ド4には記録されていない。この会員カード4は、遊技
場において予め会員登録した会員遊技者に対して発行さ
れるものであり、該会員登録がなされた場合に、例えば
遊技場110の景品カウンタ等において発行される。
【0028】ここで会員カード4は、図1乃び図3
(a)に示すように、長方形状を呈するプラスチック製
の薄板における所定の部位に、少なくとも会員カードI
Dが記録された記録領域(図示外)が形成されてなるも
のであり、該記録領域が磁気ストライプである磁気カー
ドや、該記録領域がICチップであるICカード等が含
まれる。なお会員カード4の形状は長方形状には限られ
ず、例えば正方形状,多角形状,円形状,楕円形状等で
あっても良く、また材質もプラスチック製には限られ
ず、例えば金属製等であっても良く、さらに属性も磁気
カードやICカードには限られず、例えば感熱式カード
等であっても良い。即ち会員カード4は、貯玉数を特定
可能な情報が記録されるものであれば良く、その形状,
材質,属性等は特に限定されない。
【0029】景品カード発行装置10は景品交換用記録
媒体発行装置の一例であって、図1に示すように、遊技
場110(例えば景品カウンタの近傍等の所定の箇所)
に設けられるものである。この景品カード発行装置10
は、図3(a)に示すように、キオスク端末型を呈する
ものであり、その筐体の前面にディスプレイ18,会員
カードスロット16,及び景品カードスロット13等を
備え、また図2にも示すように、その筐体の内部に通信
部11a,11b,制御部12,景品カードリーダ/ラ
イタ14,景品カード貯留部15,及び会員カードリー
ダ17等を備えており、これらの各機器は、図2に示す
ように接続されている。
【0030】通信部11aは、通信回線を介してインタ
ーネット2に接続され、景品カード発行装置10と後述
する管理装置40との間の通信を司るものである。これ
により、後述する景品カード発行処理が行われる場合
に、景品カード発行装置10から管理装置40に対して
後述する発行情報(会員カードID,遊技場ID,景品
カードID,発行希望玉数)が送信され(図11のSc
6,及び図1のS3を参照)、管理装置40から景品カ
ード発行装置10に対して照合用IDが返信される(図
14のSf8,及び図1のS5を参照)。
【0031】また、後述する景品カード価値加算処理が
行われる場合に、景品カード発行装置10から管理装置
40に対して後述する加算情報(会員カードID,遊技
場ID,景品カードID,照合用ID,景品交換用玉
数,加算希望玉数)が送信され(図12のSd8,及び
図1のS3’を参照)、管理装置40から景品カード発
行装置10に対して照合用IDが返信される(図14の
Sf15,及び図1のS5’を参照)。
【0032】通信部11bは、通信回線を介して後述す
る会員管理コンピュータ20の通信部21に接続され、
景品カード発行装置10と会員管理コンピュータ20と
の間の通信を司るものである。これにより、後述する会
員カード照合処理が行われる場合に、景品カード発行装
置10から会員管理コンピュータ20に対して会員カー
ドIDと暗証番号が送信され(図10のSb3を参
照)、会員管理コンピュータ20から景品カード発行装
置10に対して残貯玉数又は照合不一致の信号が送信さ
れる(図13のSe7,Se8を参照)。
【0033】また後述する景品カード発行処理が行われ
る場合に、景品カード発行装置10から会員管理コンピ
ュータ20に対して会員カードIDと後述する発行希望
玉数が送信され(図11のSc4を参照)、会員管理コ
ンピュータ20から景品カード発行装置10に対して貯
玉数等の更新処理が完了した旨の完了通知又は発行不可
の信号が送信される(図13のSe12,Se13を参
照)。さらに後述する景品カード加算処理が行われる場
合に、景品カード発行装置10から会員管理コンピュー
タ20に対して会員カードIDと後述する加算希望玉数
が送信され(図12のSd6を参照)、会員管理コンピ
ュータ20から景品カード発行装置10に対して残貯玉
数等の更新処理が完了した旨の完了通知又は加算不可の
信号が送信される(図13のSe17,Se18を参
照)。
【0034】制御部12は、CPU,RAM,及びRO
M等を備えるコンピュータである。このROMには、後
述する図9に示す景品カード発行装置メイン処理,図1
0に示す会員カード照合処理,図11に示す景品カード
発行処理,図12に示す景品カード価値加算処理等を実
行するためのプログラムが記録されている。この制御部
12が該プログラムに基づいて動作することにより、景
品カード発行装置10は以下の如き処理を行う。
【0035】即ち景品カード発行装置10は、会員カー
ド4を受け付けて(図9のSa1,及び図1のS1を参
照)、該受け付けた会員カード4の記録情報を読み取り
(図10のSb1を参照)、該読み取った情報から特定
される貯玉数の範囲内における所定の貯玉数に基づいて
景品カード3を発行する発行処理を行うと共に(図11
のSc10,及び図1のS7を参照)、該発行処理の際
に発行に供される景品カード3の識別情報及び景品交換
用玉数を特定可能な情報を含む発行情報を管理装置40
に送信することにより(図11のSc6,及び図1のS
3を参照)、前記景品カード発行処理を行うものであ
る。
【0036】ここで発行に供される景品交換用玉数を特
定可能な情報は、後述する発行希望玉数を特定可能な景
品カード3が発行される場合にあっては、該発行希望玉
数を特定可能な情報であり、また予め定められた所定の
景品交換用玉数(例えば1000玉)を特定可能な景品
カード3が発行される場合にあっては、該景品カード3
を特定可能な情報である。
【0037】この景品カード発行処理において、景品カ
ード発行装置10は、遊技者が遊技場110において予
め会員登録された会員遊技者であるか否かを判定するた
めの処理を行い(図10のSb3を参照)、該判定結果
が会員遊技者であると判定された場合に前記発行処理を
行うものである。
【0038】また景品カード発行処理において、景品カ
ード発行装置10は、会員カード4の記録情報から特定
される貯玉数の範囲内において景品カード3の発行に供
したい貯玉数(即ち発行希望玉数)を受け付けて(図1
1のSc3,及び図1のS2を参照)、該受け付けた発
行希望玉数に基づいて前記景品交換用玉数を特定可能な
情報を管理装置40に送信するものである。
【0039】一方、景品カード発行装置10は、景品カ
ード3を受け付けて(図12のSd2,及び図1のS
2’を参照)、該受け付けた景品カード3の識別情報を
読み取り(図12のSd3を参照)、会員カード4の記
録情報から特定される貯玉数の範囲内における所定の貯
玉数に基づく前記景品交換用玉数(即ち加算希望玉数)
を特定可能な情報と前記読み取った景品カード3の識別
情報を含む加算情報を管理装置40に送信することによ
り(図12のSd8,及び図1のS3’を参照)、前記
景品カード価値加算処理を行うものである。
【0040】図3(a)に示すように、景品カードスロ
ット13は景品交換用記録媒体受付部の一例であって、
水平状態かつ縦長の状態の景品カード3を受付可能な開
口であり、景品カード発行処理において景品カード3を
発行し(図11のSc10,及び図1のS7を参照)、
また景品カード価値加算処理において景品カード3の挿
入を受け付け(図12のSd2,及び図1のS2’を参
照)、該受け付けた景品カード3を返却するものである
(図12のSd12,及び図1のS7’を参照)。
【0041】景品カードスロット13には、景品カード
リーダ/ライタ14が連設されている。この景品カード
リーダ/ライタ14は景品交換用記録媒体読取/記録手
段の一例であって、景品カード発行処理において景品カ
ード貯留部15から搬送されて装着された景品カード3
の景品カードIDを読み取ると共に(図11のSc2を
参照)、景品カード3に対して発行玉数及び照合用ID
を記録するものであり(同図のSc8,及び図1のS6
を参照)、また景品カード価値加算処理において景品カ
ードスロット13から挿入された景品カード3の記録情
報(景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数)を
読み取ると共に(図12のSd3を参照)、景品カード
3に対して更新玉数(即ち更新前の景品交換用玉数+加
算玉数)及び照合用IDを記録するものである(同図の
Sd10,及び図1のS6’を参照)。
【0042】景品カードリーダ/ライタ14には、景品
カード貯留部15が連設されている。この景品カード貯
留部15は、景品カードIDが予め記録される一方で発
行玉数及び照合用IDが記録されていない未発行の景品
カード3を貯留しており、景品カード3が発行される場
合に、該景品カード3を景品カードリーダ/ライタ14
に向けて自動的に搬送するものである。
【0043】会員カードスロット16は獲得有価価値特
定用記録媒体受付部の一例であって、水平状態かつ縦長
の状態の会員カード4を受付可能な開口であり、景品カ
ード発行装置メイン処理において会員カード4の挿入を
受け付け(図9のSa1,及び図1のS1,S1’を参
照)、該景品カード発行装置メイン処理,会員カード照
合処理,景品カード発行処理,及び景品カード価値加算
処理において該受け付けた会員カード4を返却するもの
である(図9のSa6,図10のSb8,図11のSc
11,図12のSd13を参照)。
【0044】会員カードスロット16には、会員カード
リーダ17が連設されている。この会員カードリーダ1
7は獲得有価価値特定用記録媒体読取手段の一例であっ
て、会員カード照合処理において会員カードスロット1
6から挿入された会員カード4の会員カードIDを読み
取るものである(図10のSb1を参照)。
【0045】ディスプレイ18は、表示面が遊技者に向
くように景品カード発行装置10の前面に設けられるタ
ッチパネル式のディスプレイである。このディスプレイ
18は各種の情報を表示する表示手段として機能すると
共に、各種の操作を受け付ける操作受付手段として機能
するものである。
【0046】以下、ディスプレイ18の表示内容の一例
を、図4及び図5を参照して説明する。このディスプレ
イ18では、図4に示すように、まずD101の待機画
面で、会員カード4の挿入を促すメッセージが表示さ
れ、会員カード4が会員カードスロット16から挿入さ
れると、会員カードリーダ17にて会員カード4から会
員カードIDが読み取られ、D102の暗証番号入力画
面に進む。
【0047】D102では暗証番号の入力を促すメッセ
ージ,及びテンキーが表示され、遊技者が該テンキーの
適宜の部位に触れることにより暗証番号が入力される
と、暗証番号が「****」のように伏せ字で表示さ
れ、「確認」ボタンが押下されると、会員カードID及
び暗証番号を照合するための処理が行われる(図10の
Sb3を参照)。この照合は、後述する会員管理コンピ
ュータ20において行われる(図13のSe4〜Se8
を参照)。なおD102で「取消」ボタンが押下される
と、テンキーにより入力された数値がクリアされ、また
「終了」ボタンが押下されると、会員カード4(及び景
品カード3が受け付けられている場合には該景品カード
3)が返却されてD101に戻る。この「取消」ボタン
及び「終了」ボタンの機能は、以下に説明する画面で表
示されるものについても同様である。
【0048】前記会員カードID及び暗証番号の照合結
果が照合不一致である場合には、D103で暗証番号入
力画面が再度表示されて、上記の工程が所定の回数(例
えば3回)繰り返され、それでもなお暗証番号の照合が
不一致の場合には、D104で会員カード4を照合でき
ない旨のメッセージ,及び返却された会員カード4の取
出を促すメッセージが表示される。一方、前記照合結果
が照合一致である場合には、D105で残貯玉数,及び
「景品カードを発行」又は「景品カードに価値加算」の
選択を促すメッセージが表示される。なおD105で
「戻る」ボタンが押下されると、直前の画面に戻る。こ
の「戻る」ボタンの機能は、以下に説明する画面で表示
されるものについても同様である。
【0049】このD105で「景品カードを発行」ボタ
ンが押下されると、D106で残貯玉数,発行希望玉数
の入力を促すメッセージ,及びテンキーが表示され、遊
技者が該テンキーの適宜の部位に触れることにより発行
希望玉数が入力されると、該発行希望玉数が表示され、
「確認」ボタンが押下されると、残貯玉数が発行希望玉
数以上であるか否かを判定するための処理が行われる
(図11のSc4)。この判定は、後述する会員管理コ
ンピュータ20において行われる(図13のSe9〜S
e13を参照)。なおD106でテンキーでなく「全
数」ボタンが押下されると、前記発行希望玉数として残
貯玉数の全数が表示される。
【0050】一方、D105で「景品カードに価値加
算」ボタンが押下されると、D107で景品カード3の
挿入を促すメッセージが表示され、景品カード3が景品
カードスロット13から挿入されると、景品カードリー
ダ/ライタ14にて景品カード3から記録情報(景品カ
ードID,照合用ID,景品交換用玉数)が読み取ら
れ、D108で景品交換用玉数,残貯玉数,加算希望玉
数の入力を促すメッセージ,及びテンキーが表示され、
遊技者が該テンキーの適宜の部位に触れることにより加
算希望玉数が入力されると、該加算希望玉数が表示さ
れ、「確認」ボタンが押下されると、残貯玉数が加算希
望玉数以上であるか否かを判定するための処理が行われ
る(図12のSd6)。この判定は、後述する会員管理
コンピュータ20において行われる(図13のSe14
〜Se18を参照)。
【0051】図5に移り、前記残貯玉数が発行希望玉数
又は加算希望玉数以上であるか否かの判定結果がNO
(即ち残貯玉数不足)である場合には、D109で残貯
玉数が不足である旨のメッセージが表示され、「戻る」
ボタンが押下されるとD106又はD108に戻り、
「終了」ボタンが押下されると後述するD112に進
む。一方、前記判定結果がYES(即ち残貯玉数充足)
である場合には、D110で景品カード発行処理又は景
品カード価値加算処理の処理中である旨のメッセージ,
及び処理の進行状況を表す棒グラフが表示され、処理が
終了すると、D111に進む。
【0052】D111では景品カード発行処理又は景品
カード価値加算処理が終了した旨のメッセージ,景品カ
ード3の記録情報から特定される景品交換用玉数(即ち
発行玉数又は更新玉数),及び発行又は返却された景品
カード3の取出を促すメッセージが表示され、景品カー
ド3が景品カードスロット13から取り出されると、D
112で会員カード4の記録情報から特定される減算更
新後の残貯玉数,返却された会員カード4の取出を促す
メッセージが表示され、会員カード4が会員カードスロ
ット16から取り出されると、D101に戻る。
【0053】会員管理コンピュータ20は、図1に示す
ように、遊技場110(例えば管理事務所等の所定の箇
所)に設けられ、図2に示すように接続される通信部2
1,制御部22,及び記憶手段であるハードディスク2
3等を備えている。なおハードディスク23には、会員
カードDB23aが記憶されている。
【0054】通信部21は、通信回線を介して景品カー
ド発行装置10の通信部11bに接続され、前述したよ
うに、会員管理コンピュータ20と景品カード発行装置
10との間の通信を司るものである。制御部22は、C
PU,RAM,及びROM等を備えるコンピュータであ
る。このROMには、後述する図13に示す会員管理コ
ンピュータメイン処理等を実行するためのプログラムが
記録されている。
【0055】会員カードDB23aでは、後述する図6
(a)と同様に、貯玉数等が管理されている。具体的に
は、会員カード4の会員カードIDに対応付けて、該会
員カード4の照合を行うための「暗証番号」,現在残存
する貯玉数を表す「残貯玉数」,過去に登録された貯玉
数を表す「総貯玉数」,遊技場110にて景品交換に使
用された貯玉数を表す「景品交換使用玉数」,遊技場1
10にて貯玉再プレイに使用された貯玉数を表す「再プ
レイ使用玉数」,景品カード3の発行に供された貯玉数
を表す「景品カード発行玉数」,及び景品カード3への
価値加算に供された貯玉数を表す「景品カード加算玉
数」の各情報が管理されている。ここで残貯玉数=(総
貯玉数−景品交換使用玉数−再プレイ使用玉数−景品カ
ード発行玉数−景品カード加算玉数)である。
【0056】また会員カードDB23aでは、会員カー
ドID毎の景品カード使用玉数及び景品カード加算玉数
が合算された「発行加算使用玉数」の情報が管理されて
いる。この「発行加算使用玉数」の情報に基づいて、遊
技場110から管理機関140に対して、後述する発行
加算玉数相当額の支払が行われる(図1のK1を参
照)。なお会員カードDB23aにおいて、会員カード
IDに対応付けて、会員登録時に受け付けた遊技者の個
人情報(例えば遊技者の住所,氏名,電話番号,生年月
日等)を管理するようにしても良い。
【0057】なお景品カード発行装置10及び会員管理
コンピュータ20が設けられる遊技場110には、図6
(c)に示すように、該遊技場110を特定可能な識別
情報である遊技場IDが、該遊技場110毎に付与され
ている。また遊技場110では、貯玉数を使用した景品
交換や、貯玉を使用した貯玉再プレイが可能である。
【0058】景品提供会社サーバ30は景品提供会社端
末の一例であって、図1に示すように、景品提供会社1
30に設けられ、図2に示すように接続される通信部3
1,制御部32,及び記憶手段であるハードディスク3
3等を備えている。なおハードディスク33には、景品
情報DB33a,景品交換DB33b,及び景品ファイ
ル33cが記憶されている。
【0059】通信部31は、通信回線を介してインター
ネット2に接続され、景品提供会社サーバ30と、景品
カード3と接続された後述する携帯電話端末50との間
の通信を司るものである。これにより、後述する景品交
換処理が行われる場合に、景品提供会社サーバ30から
携帯電話端末50に対して後述する景品情報(景品I
D,景品名,必要玉数)が送信され(図1のS10を参
照)、また携帯電話端末50から景品提供会社サーバ3
0に対して後述する選択情報(景品ID)及び景品カー
ド3の記録情報(景品カードID,照合用ID,景品交
換用玉数)が送信され(同図のS12を参照)、景品提
供会社サーバ30から携帯電話端末50に対して、景品
であるデジタルコンテンツが送信される(同図のS17
を参照)。
【0060】また通信部31は、景品提供会社サーバ3
0と後述する管理装置40との間の通信を司るものでも
ある。これにより、後述する景品交換処理が行われる場
合に、景品提供会社サーバ30から管理装置40に対し
て後述する使用情報(景品カード3の記録情報,景品提
供会社ID,必要玉数)が送信され(図1のS13を参
照)、管理装置40から景品提供会社サーバ30に対し
て景品交換用玉数等の更新処理が完了した旨の完了通知
が送信される(図15のSg6,及び図1のS16を参
照)。
【0061】制御部32は、CPU,RAM,及びRO
M等を備えるコンピュータである。このROMには、前
記通信等の処理を実行するためのプログラムが記録され
ている。この制御部32が該プログラムに基づいて動作
することにより、景品提供会社サーバ30は、提供可能
な景品に関する景品情報を携帯電話端末50に送信し
(図1のS10を参照)、景品カード3と接続された携
帯電話端末50から該景品カード3の記録情報及び前記
提供可能な景品のうちの希望する景品の選択情報を受信
して(同図のS12を参照)、該受信した選択情報に基
づいて希望景品と交換するための使用処理を行うと共
に、該使用処理の際に景品カード3の識別情報及び希望
景品の交換に必要な景品交換用有価価値の大きさを特定
可能な情報(即ち必要玉数)を含む使用情報を管理装置
40に送信することにより(同図のS13を参照)、景
品交換処理を行うものである。
【0062】ここで希望景品の交換に必要な景品交換用
玉数を特定可能な情報は、必要玉数そのものには限られ
ず、例えば管理装置40にて景品IDに対応付けて必要
玉数が登録されている場合にあっては、該景品IDでも
良い。
【0063】なお景品提供会社サーバ30は、管理装置
40から景品交換用玉数等の更新処理が完了した旨の完
了通知を受信して(図1のS16を参照)、景品である
デジタルコンテンツを携帯電話端末50に送信する処理
も行う(同図のS17を参照)。
【0064】図1に示すように、景品情報DB33aで
は、景品情報が管理されている。具体的には、景品情報
として、景品を特定可能な情報である「景品ID」に対
応付けて、該景品の名称である「景品名」,及び該景品
の交換に必要な景品交換用有価価値の大きさである「必
要玉数」の各情報が管理されている。
【0065】景品交換DB33bでは、景品カード使用
玉数が管理されている。具体的には、前記「景品ID」
に対応付けて、前記「必要玉数」,該景品が景品交換に
使用された回数である「使用回数」,及び必要玉数と使
用回数が乗算された「使用玉数」の各情報が管理されて
いると共に、景品ID毎の使用玉数が合算された「景品
カード使用玉数」が管理されている。
【0066】景品ファイル33cでは、前記景品IDに
対応付けて、景品であるデジタルコンテンツが格納され
ている。このデジタルコンテンツは、デジタルデータ化
された各種の情報であり、例えば文字情報,画像情報
(静止画と動画を含む),音楽情報が適宜組み合わされ
てなるものである。
【0067】以下においては、景品であるデジタルコン
テンツが、後述する図7のD206に示すように、携帯
電話端末50のディスプレイ56に表示可能な静止画情
報である「待受画面」,携帯電話端末50の着信時に演
奏される音楽情報である「着信メロディ」,及び携帯電
話端末50にて演奏可能な音楽情報である「最新ヒット
チャートの楽曲」である例について説明するが、該デジ
タルコンテンツは例示のものには限定されず、例えば報
道記事や雑誌記事等の文字情報や、映画やテレビ画像等
の動画情報や、パソコンソフト及びゲームソフト等のソ
フトウェアや、該ソフトウェアにかけられている暗号を
解読するための鍵等であっても良く、その種類や内容は
特に限定されない。
【0068】なお景品提供会社サーバ30が設けられる
景品提供会社130には、後述する図6(d)に示すよ
うに、該景品提供会社130を特定可能な識別情報であ
る景品提供会社IDが、該景品提供会社130毎に付与
されている。
【0069】管理装置40は、図1に示すように、管理
機関140に設けられ、図2に示すように接続される通
信部41,制御部42,及び記憶手段であるハードディ
スク43等を備えている。なおハードディスク43に
は、会員カードDB43a,景品カードDB43b,遊
技場DB43c,及び景品提供会社DB43dが記憶さ
れている。
【0070】通信部41は、通信回線を介してインター
ネット2に接続され、前述したように、管理装置40と
景品カード発行装置10との間,及び管理装置40と景
品提供会社サーバ30との間の通信を司るものである。
【0071】制御部42は、CPU,RAM,及びRO
M等を備えるコンピュータである。このROMには、後
述する図14に示す管理装置メイン処理,及び図15に
示す更新処理等を実行するためのプログラムが記録され
ている。この制御部42が該プログラムに基づいて動作
することにより、管理装置40は以下の如き処理を行
う。
【0072】即ち管理装置40は、景品カード3に関す
る情報が該景品カード3の識別情報と対応付けて登録さ
れる景品交換用記録媒体データベースである景品カード
DB43bを有し、景品カード発行装置10から送信さ
れた発行情報に基づいて該当する景品カードDB43b
の登録情報を更新すると共に(図14のSf6,及び図
1のS4を参照)、景品提供会社サーバ30から送信さ
れた使用情報と景品カードDB43bの登録情報に基づ
いて該当する景品カード3の識別情報に対応する景品交
換用玉数が希望景品との交換に使用可能な否かを判定し
(図15のSg2〜Sg3,及び図1のS14を参
照)、該判定結果が使用可能と判定された場合に使用上
法に基づいて希望景品の交換に必要な景品交換用玉数を
該当する景品カード3の識別情報に対応する景品交換用
玉数から減算更新するものである(図15のSg4,及
び図1のS15を参照)。
【0073】また管理装置40は、景品カード発行装置
10から送信された発行情報に基づいて該当する景品カ
ード3の使用を有効にする処理である照合用IDの生成
及び登録を行うものである(図14のSf4,Sf6を
参照)。なお該処理結果である照合用IDは景品カード
発行装置10に対して返信され(同図のSf8,及び図
1のS5を参照)、景品カード3に記録される(図11
のSc8,及び図1のS5を参照)。
【0074】また管理装置40は、後述する図6(b)
に示すように、景品カード3に関する情報として、景品
カード3が発行されていない場合において、該景品カー
ド3が納入された遊技場を特定可能な情報を少なくとも
登録し、該登録情報に基づいて未発行の景品カード3に
関する情報の管理を行うと共に、景品カード3が発行さ
れた場合において、景品カード発行装置10から送信さ
れた発行情報に基づいて該当する景品カード3の識別情
報に対応付けて発行に供された景品交換用玉数を特定可
能な情報を少なくとも登録し、該登録情報に基づいて発
行済の景品カード3に関する情報の管理を行うものであ
る。具体的には、「納入遊技場」の情報のみが記録され
ている景品カード3は未発行であると把握され、「景品
交換用玉数」をはじめとする他の情報が記録されている
景品カード3は発行済みであると把握されるため、両者
を容易に区別して管理することができる。
【0075】さらに管理装置40は、景品カード発行装
置10から送信された加算情報に基づいて加算希望玉数
を該当する景品カード3の識別情報に対応する景品交換
用玉数に加算更新するものである(図14のSf13,
及び図1のS4’を参照)、という加算登録処理を行う
ものである。
【0076】会員カードDB43aでは、図6(a)に
示すように、貯玉数等が管理されている。具体的には、
会員カード4の「会員カードID」に対応付けて、前述
した「暗証番号」,「残貯玉数」,「総貯玉数」,「景
品交換使用玉数」,「再プレイ使用玉数」,「景品カー
ド発行玉数」,及び「景品カード加算玉数」の各情報が
管理されている。なお会員カードIDに対応付けて、会
員登録時に受け付けた遊技者の個人情報(例えば遊技者
の住所,氏名,電話番号,生年月日等)を管理するよう
にしても良い。
【0077】景品交換用記録媒体データベースである景
品カードDB43bでは、図6(b)に示すように、景
品交換用玉数等が管理されている。具体的には、景品カ
ード3の「景品カードID」に対応付けて、前述した
「照合用ID」,「景品交換用玉数」,「景品カード発
行玉数」,「景品カード加算玉数」,及び「会員カード
ID」に加えて、景品カード3が納入された遊技場を特
定可能な情報である「納入遊技場」,及び景品提供会社
サーバ30にて景品交換に使用された景品交換用玉数を
表す「景品カード使用」の各情報が管理されている。こ
こで景品交換用玉数=(景品カード発行玉数+景品カー
ド加算玉数−景品カード使用玉数)である。
【0078】なお「納入遊技場」の情報は、遊技場11
0の名称のみならず、該遊技場110を特定可能な遊技
場ID,該遊技場110の運営会社の名称,該運営会社
を特定可能な運営会社ID等であっても良い。即ち「納
入遊技場」の情報は、景品カード3が納入された遊技場
を特定可能な情報であれば良い。
【0079】遊技場DB43cでは、図6(c)に示す
ように、発行加算使用情報が管理されている。具体的に
は、遊技用システム1に加盟している「遊技場」毎に付
与される「遊技場ID」に対応付けて、前記景品カード
発行玉数と前記景品カード加算玉数が合算された前記
「発行加算使用玉数」の情報が管理されている。この
「発行加算使用玉数」の情報に基づいて、遊技場110
から管理機関に対して後述する発行加算使用玉数相当額
の支払が行われた場合に(図1のK1を参照)、該発行
加算使用玉数相当額が正当であるか否かの確認が行われ
る。
【0080】景品提供会社DB43dでは、図6(d)
に示すように、景品カード使用情報が管理されている。
具体的には、遊技用システム1に加盟している「景品提
供会社」毎に付与される「景品提供会社ID」に対応付
けて、前記「景品カード使用玉数」の情報が管理されて
いる。この「景品カード使用玉数」の情報に基づいて、
管理機関140から景品提供会社130に対して後述す
る景品カード玉数相当額の支払が行われる(図1のK2
を参照)。
【0081】携帯電話端末50は携帯端末の一例であっ
て、図1に示すように、遊技者が所有するものである。
この携帯電話端末50は、図3(b)に示すように、前
面にアンテナ51a,ディスプレイ56,操作キー5
7,及び前面カバー57a等を備えている。また図3
(a)に示すように、底部に景品カードスロット53を
備え、右側部に外部接続端子55を備えている。さらに
図2に示すように、内部に通信部51,景品カードリー
ダ/ライタ54,フラッシュメモリ58,及び音声通話
用機器59等を備えている。これらの各機器は、図2に
示すように接続されている。この携帯電話端末50は、
音声通話,データ通信,及び移動体通信網を介したイン
ターネット接続が可能なものである。
【0082】通信部51は、アンテナ51aを介して、
音声通話,データ通信,及びインターネット接続の際に
無線基地局との間で電波の送受信を行う部位である。制
御部52は、CPU,ROM,RAMを備え、携帯電話
端末50の各デバイスを制御すると共に、後述するフラ
ッシュメモリ58に記憶されているブラウザソフトに基
づいて景品情報表示プログラムを実行する部位である。
【0083】景品カードスロット53は、景品カード3
とデータ通信可能に接続する部位である。景品カードス
ロット53には、景品カードリーダ/ライタ54が連設
されている。この景品カードリーダ/ライタ54は景品
交換用記録媒体読取・記録手段の一例であって、景品カ
ードスロット53から挿入された景品カード3の記録情
報(景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数)を
読み取ると共に(図1のS8を参照)、景品カード3に
対して更新後の景品交換用玉数(即ち更新前の景品交換
用玉数−景品カード使用玉数)を記録するものである。
外部接続端子55は、外部機器とのデータ通信を行うた
めのコネクタである。この外部接続端子55は、所定の
アダプタを介して、景品カード3とデータ通信可能に接
続する部位でもある。
【0084】ディスプレイ56は、景品情報を始めとす
る所定の情報を表示する部位であり、例えばLCDパネ
ルにより構成される。操作キー57は、各種の操作を受
け付けるための部位であり、ディスプレイ56の下方に
設けられる「戻る」キー,十字キー,「決定」キーや、
前面カバー57aの内部に設けられるテンキーからな
る。
【0085】フラッシュメモリ58は、データの読出及
び記憶が可能であり、電源を切ってもデータが消えない
不揮発性の半導体メモリである。このフラッシュメモリ
58には、景品提供会社サーバ30から送信される景品
情報を表示するためのブラウザソフトが記憶されてい
る。またフラッシュメモリ58には、景品提供会社サー
バ30から送信される景品であるデジタルコンテンツが
記憶される(図1のS18を参照)。音声通話用機器5
9は、例えばπ/4シフトQPSK変復調モデム,マイ
ク,コーデック,アンプ,マイクロスピーカ,各種ドラ
イバ等の音声通話に必要とされる機器である。
【0086】以下、移動体通信網及びインターネット2
を介して景品提供会社サーバ30に接続された場合にお
けるディスプレイ56の表示内容の一例を、図7及び図
8を参照して説明する。このディスプレイ56では、待
受画面からインターネット接続が行われると、図7のD
201でメニューインデックスが表示される。
【0087】このD201で「登録サイト」を選択する
操作が行われると、D202で登録サイトインデックス
が表示され、「エンターテインメント」を選択する操作
が行われると、D203でエンターテインメントインデ
ックスが表示され、「景品交換」を選択する操作が行わ
れると、D204で登録サイトとして予め登録されてい
る景品提供会社サーバ30のリストが表示され、所望の
景品提供会社サーバ30(ここでは「○△×.com」)を
選択する操作が行われると、D206に進む。
【0088】一方、D201で「URL入力」を選択す
る操作が行われると、D205でURL入力画面が表示
され、所望の景品提供会社サーバ30(ここでは「○△
×.com」)に接続可能なURLを入力する操作が行われ
ると、D206に進む。
【0089】D206では景品提供会社サーバ30に接
続されて、該景品提供会社サーバ30のサイトの内容を
紹介するメッセージが表示されると共に、希望の景品ジ
ャンルの選択を受け付ける画面が表示され、該景品ジャ
ンル(ここでは「着信メロディ」)を選択する操作が行
われると、図8に進む。ここで景品カード3が接続され
ていない場合には、D207で景品カード3の接続を促
すメッセージが表示され、景品カード3が接続されると
D208に進む。一方、景品カード3が接続されている
場合には、そのままD208に進む。
【0090】D208では景品カードリーダ/ライタ5
4にて景品カード3から記録情報(景品カードID,照
合用ID,景品交換用玉数)が読み取られ(図1のS8
を参照)、該読み取られた記録情報に基づいて景品交換
用玉数が表示されると共に、景品提供会社サーバ30に
接続されて(同図のS9を参照)、景品提供会社サーバ
30から景品情報(景品ID,景品名,及び必要玉数)
が送信され(同図のS10を参照)、該送信された景品
情報に基づいて景品名と必要玉数からなる景品リスト,
及び希望の景品の選択を受け付ける画面が表示され、該
希望景品(ここでは景品名「YYYY」)の選択が受け
付けられると(同図のS11を参照)、D209に進
む。
【0091】D209では前記希望景品の確認を促すメ
ッセージが表示され、「OK」を選択する操作が行われ
ると、前記読み取られた記録情報と希望景品の景品ID
が景品提供会社サーバ30に送信され(図1のS12を
参照)、該当する景品カード3の識別情報に対応する景
品交換用玉数希望景品との交換に使用可能であるか否
か、即ち景品交換用玉数が必要玉数以上であるか否かを
判定するための処理が行われる(同図のS13を参
照)。この判定は、管理装置40において行われる(図
15のSg3,及び図1のS14を参照)。
【0092】前記判定結果が使用不可と判定された場合
には、D210で景品交換用玉数が不足である旨のメッ
セージが表示され、「再選択」が選択されるとD208
に戻り、「終了」が選択されると待受画面に戻る。
【0093】一方、前記判定結果が使用可能と判定され
た場合には、景品提供会社サーバ30から景品が送信さ
れ(図1のS17を参照)、該景品がフラッシュメモリ
58に記憶され(同図のS18を参照)、景品カードリ
ーダ/ライタ54にて更新後の景品交換用玉数(即ち更
新前の景品交換用玉数−景品カード使用玉数)が景品カ
ード3に記録されて、D211で更新後の景品交換用玉
数,景品をフラッシュメモリ58に記憶(ダウンロー
ド)中である旨を表すメッセージ,及び記憶の進行状況
を表す棒グラフが表示され、記憶が終了すると、D21
2で記憶(ダウンロード)が終了した旨を表すメッセー
ジが表示され、「再選択」が選択されるとD208に戻
り、「終了」が選択されると待受画面に戻る。
【0094】[2.遊技用システムの作用]次に、本発
明に係る遊技用システム1の作用について説明する。以
下においては、まず図9〜図15を参照して景品カード
発行装置10,会員管理コンピュータ20,及び管理装
置40の各装置の作用を説明し、次いで図1を参照して
遊技用システム1の全体の作用を説明する。
【0095】図9は景品カード発行装置10における景
品カード発行装置メイン処理の処理内容を表すフローチ
ャートである。
【0096】景品カード発行装置10においては、図9
に示すように、ステップSa(以下単に「Sa」とい
う。)1〜8により、景品カード発行装置メイン処理が
行われる。具体的には、まずSa1で会員カード4の受
付を待機し(図4のD101を参照)、会員カードスロ
ット16から会員カード4の挿入が有る(YES)と判
断される場合には、Sa2で後述する図10に示す会員
カード照合処理が行われ、Sa3に進む。
【0097】Sa3では景品カード発行の選択が有るか
否かの判断が行われる。このSa3で景品カード発行の
選択が有る(YES)、即ち図4のD105で「景品カ
ードを発行」ボタンが押下されたと判断される場合に
は、Sa7で後述する図11に示す景品カード発行処理
が行われ、処理が終了する。一方、Sa3で景品カード
発行の選択が無い(NO)と判断される場合には、Sa
4に進む。
【0098】Sa4では景品カード価値加算の選択が有
るか否かの判断が行われる。このSa4で景品カード価
値加算の選択が有る(YES)、即ち図4のD105で
「景品カードに価値加算」ボタンが押下されたと判断さ
れる場合には、Sa8で後述する図12に示す景品カー
ド価値加算処理が行われ、処理が終了する。一方、Sa
4で景品カード価値加算の選択が無い(NO)と判断さ
れる場合には、Sa5に進む。
【0099】Sa5では終了の選択が有るか否かの判断
が行われる。このSa5で終了の選択が無い(NO)と
判断される場合には、Sa3に戻る。一方、Sa5で終
了の選択が有る(YES)、即ち図4のD105で「終
了」ボタンが押下されたと判断される場合には、Sa6
で会員カード4が会員カードスロット16から返却さ
れ、処理が終了する。
【0100】図10は景品カード発行装置10における
サブルーチンである会員カード照合処理の処理内容を表
すフローチャートである。
【0101】景品カード発行装置10においては、図1
0に示すように、ステップSb(以下単に「Sb」とい
う。)1〜8により、サブルーチンである会員カード照
合処理が行われる。具体的には、まずSb1で会員カー
ド4の会員カードIDが会員カードリーダ17にて読み
取られ、Sb2に進む。
【0102】Sb2では暗証番号の受付を待機し、暗証
番号の受付がある(YES)、即ち図4のD102で暗
証番号が入力されたと判断される場合には、Sb3で会
員カードID,暗証番号が会員管理コンピュータ20に
送信され、Sb4に進む。
【0103】Sb4では会員管理コンピュータ20から
残貯玉数の受信が有るか否かの判断が行われる。このS
b4で残貯玉数の受信が有る(YES)、即ち会員カー
ド4の照合が照合一致であると判断される場合には、S
b5で受信された残貯玉数が制御部12のRAMに記憶
されると共に、該残貯玉数がディスプレイ18に表示さ
れ(図4のD105を参照)、処理が終了する。
【0104】一方、Sb4で残貯玉数の受信が無い(N
O)、即ち会員カード4の照合が不一致であると判断さ
れる場合には、Sb6で照合不一致の受信が有るか否か
の判断が行われ、照合不一致の受信が無い(NO)と判
断される場合には、Sb4に戻って残貯玉数又は照合不
一致の受信を待機し、照合不一致の受信が有る(YE
S)と判断される場合には、Sb7でエラー許容回数
(例えば3回)の範囲外であるか否かの判断が行われ、
エラー許容回数の範囲外でない(YES)と判断される
場合には、Sb2に戻って暗証番号の受付を待機し(図
4のD103を参照)、エラー許容回数の範囲外である
(NO)と判断される場合には、Sb8で会員カード4
が会員カードスロット16から返却され(図4のD10
4を参照)、前記景品カード発行装置メイン処理が終了
する。
【0105】即ち景品カード発行装置10においては、
このSb1〜Sb8により、受け付けた会員カード4か
ら読み取ったカードIDに基づいて会員遊技者であるか
否かを判定するための処理が行われ、該判定結果が会員
遊技者であると判定された場合に後述する景品カード発
行処理又は景品カード価値加算処理が行われるので、会
員遊技者に対してのみ景品カード3を発行又は価値加算
を許容し、会員遊技者を優遇することにより、遊技場1
10の固定客の獲得に貢献できる。
【0106】図11は景品カード発行装置10における
サブルーチンである景品カード発行処理の処理内容を表
すフローチャートである。
【0107】景品カード発行装置10においては、図1
1に示すように、ステップSc(以下単に「Sc」とい
う。)1〜15により、サブルーチンである景品カード
発行処理が行われる。具体的には、まずSc1で景品カ
ード貯留部15から搬送された景品カード3が景品カー
ドリーダ/ライタ14に装着され、Sc2で景品カード
3の景品カードIDが景品カードリーダ/ライタ14に
て読み取られ、Sc3に進む。
【0108】Sc3では発行希望玉数の受付が有るか否
かの判断が行われる。このSc3で発行希望玉数の受付
が無い(NO)と判断される場合には、Sc12で終了
の選択が有るか否かの判断が行われ、終了の選択が無い
(NO)と判断される場合には、Sc3に戻って発行希
望玉数の受付又は終了の選択を待機し、終了の選択が有
る(YES)、即ち図4のD106で「終了」ボタンが
押下されたと判断される場合には、Sc11で会員カー
ド4が会員カードスロット16から返却され、処理が終
了する。一方、Sc3で発行希望玉数の受付が有る(Y
ES)、即ち図4のD106で発行希望玉数が入力され
たと判断される場合には、Sc4で会員カードID,発
行希望玉数が会員管理コンピュータ20に送信され、S
c5に進む。
【0109】Sc5では会員管理コンピュータ20から
貯玉数等の更新処理が完了した旨の完了通知の受信が有
るか否かの判断が行われる。このSc5で完了通知の受
信が無い(NO)と判断される場合には、Sc13で発
行不可の受信が有るか否かの判断が行われ、発行不可の
受信が無い(NO)と判断される場合には、Sc5に戻
って完了通知又は発行不可の受信を待機し、発行不可の
受信が有る(YES)と判断される場合には、Sc14
で残貯玉数不足である旨を表すメッセージがディスプレ
イ18に表示され(図5のD109を参照)、Sc15
で終了の選択が有るか否かの判断が行われ、終了の選択
が無い(NO)と判断される場合には、Sc3に戻って
発行希望玉数の受付又は終了の選択を待機し、終了の選
択が有る(YES)、即ち図5のD109で「終了」ボ
タンが押下されたと判断される場合には、Sc11で会
員カード4が会員カードスロット16から返却され、処
理が終了する。一方、Sc5で完了通知の受信が有る
(YES)と判断される場合には、Sc6で発行情報
(会員カードID,遊技場ID,景品カードID,発行
希望玉数)が管理装置40に送信され、Sc7に進む。
【0110】Sc7では管理装置40から景品カード3
の使用を有効にする処理結果を特定可能な情報である照
合用IDの受信を待機し、照合用IDの受信が有る(Y
ES)と判断される場合には、Sc8で景品カードリー
ダ/ライタ14にて景品カード3に発行玉数,照合用I
Dが記録され(図5のD110を参照)、Sc9で制御
部12のRAMに記憶されている残貯玉数から発行玉数
が減算されてディスプレイ18に表示されると共に、S
c10で景品カード3が景品カードスロット13から発
行され(図5のD111を参照)、Sc11で会員カー
ド4が会員カードスロット16から返却され(図5のD
112を参照)、処理が終了する。
【0111】即ち景品カード発行装置10においては、
このSc3〜Sc10により、景品カード3の発行に供
したい貯玉数、即ち遊技者が希望する景品交換用玉数を
特定可能な景品カード3を発行できるので、遊技者にと
って便利である。
【0112】図12は景品カード発行装置10における
サブルーチンである景品カード価値加算処理の処理内容
を表すフローチャートである。
【0113】景品カード発行装置10においては、図1
2に示すように、ステップSd(以下単に「Sd」とい
う。)1〜18により、サブルーチンである景品カード
価値加算処理が行われる。具体的には、まずSd1で景
品カード3の挿入を促すメッセージがディスプレイ18
に表示され(図4のD107を参照)、Sd2に進む。
【0114】Sd2では景品カード3の挿入が有るか否
かの判断が行われる。このSd2で景品カードスロット
13から景品カード3の挿入が無い(NO)と判断され
る場合には、Sd14で終了の選択が有るか否かの判断
が行われ、終了の選択が無い(NO)と判断される場合
には、Sd2に戻って景品カード3の挿入又は終了の選
択を待機し、終了の選択が有る(YES)、即ち図4の
D107で「終了」ボタンが押下されたと判断される場
合には、Sd13で会員カード4が会員カードスロット
16から返却され、処理が終了する。一方、Sd2で景
品カードスロット13から景品カード3の挿入が有る
(YES)と判断される場合には、Sd3で景品カード
3の記録情報(景品カードID,照合用ID,景品交換
用玉数)が景品カードリーダ/ライタ14にて読み取ら
れ、Sd4で該読み取られた景品交換用玉数がディスプ
レイ18に表示され(図4のD108を参照)、Sd5
に進む。
【0115】Sd5では加算希望玉数の受付が有るか否
かの判断が行われる。このSd5で加算希望玉数の受付
が無い(NO)と判断される場合には、Sd15で終了
の選択が有るか否かの判断が行われ、終了の選択が無い
(NO)と判断される場合には、Sd5に戻って加算希
望玉数の受付又は終了の選択を待機し、終了の選択が有
る(YES)、即ち図4のD108で「終了」ボタンが
押下されたと判断される場合には、Sd12で景品カー
ド3が景品カードスロット13から返却されると共に、
Sd13で会員カード4が会員カードスロット16から
返却され、処理が終了する。一方、Sd5で加算希望玉
数の受付が有る(YES)、即ち図4のD108で加算
希望玉数が入力されたと判断される場合には、Sd6で
会員カードID,加算希望玉数が会員管理コンピュータ
20に送信され、Sd7に進む。
【0116】Sd7では会員管理コンピュータ20から
貯玉数等の更新処理が完了した旨の完了通知の受信が有
るか否かの判断が行われる。このSd7で完了通知の受
信が無い(NO)と判断される場合には、Sd16で加
算不可の受信が有るか否かの判断が行われ、加算不可の
受信が無い(NO)と判断される場合には、Sd7に戻
って完了通知又は加算不可の受信を待機し、加算不可の
受信が有る(YES)と判断される場合には、Sd17
で残貯玉数不足である旨を表すメッセージがディスプレ
イ18に表示され(図5のD109を参照)、Sd18
で終了の選択が有るか否かの判断が行われ、終了の選択
が無い(NO)と判断される場合には、Sd5に戻って
加算希望玉数の受付又は終了の選択を待機し、終了の選
択が有る(YES)、即ち図5のD109で「終了」ボ
タンが押下されたと判断される場合には、Sd12で景
品カード3が景品カードスロット13から返却されると
共に、Sd13で会員カード4が会員カードスロット1
6から返却され、処理が終了する。一方、Sd7で完了
通知の受信が有る(YES)と判断される場合には、S
d8で加算情報(会員カードID,遊技場ID,景品カ
ードID,照合用ID,景品交換用玉数,加算希望玉
数)が管理装置40に送信され、Sd9に進む。
【0117】Sd9では管理装置40から景品カード3
の使用を有効にする処理結果を特定可能な情報である照
合用IDの受信を待機し、照合用IDの受信が有る(Y
ES)と判断される場合には、Sd10で景品カードリ
ーダ/ライタ14にて景品カード3に更新玉数(即ち景
品交換用玉数+加算玉数),照合用IDが記録され(図
5のD110を参照)、Sd11で制御部12のRAM
に記憶されている残貯玉数から加算玉数が減算されてデ
ィスプレイ18に表示されると共に、Sd12で景品カ
ード3が景品カードスロット13から返却され(図5の
D111を参照)、Sd13で会員カード4が会員カー
ドスロット16から返却され(図5のD112を参
照)、処理が終了する。
【0118】即ち景品カード発行装置10においては、
このSd5〜Sd12により、遊技者が希望する加算希
望玉数を該当する景品カード3の識別情報に対応する景
品交換用玉数に加算更新(即ち価値加算)できるので、
遊技者にとって便利であると共に、景品カード3の継続
使用により発行コストを削減することができる。
【0119】図13は会員管理コンピュータ20におけ
る会員管理コンピュータメイン処理の処理内容を表すフ
ローチャートである。
【0120】会員管理コンピュータ20においては、図
13に示すように、ステップSe(以下単に「Se」と
いう。)1〜18により、会員管理コンピュータメイン
処理が行われる。具体的には、まずSe1で景品カード
発行装置10から会員カードID,暗証番号の受信が有
るか否かの判断が行われる。このSe1で会員カードI
D,暗証番号の受信が有る(YES)と判断される場合
には、Se4で会員カードDB23aの登録情報に該会
員カードID,暗証番号が照合され、Se5に進む。
【0121】Se5では会員カード4の照合が一致する
か否かの判断が行われる。このSe5で照合結果が照合
一致である(YES)と判断される場合には、Se6で
会員カードDB23aの登録情報から該当する会員カー
ド4の残貯玉数が抽出され、Se7で該残貯玉数が景品
カード発行装置10に送信され、RETURNに進む。
一方、Se5で照合結果が照合不一致である(NO)と
判断される場合には、Se8で照合不一致が景品カード
発行装置10に送信され、RETURNに進む。
【0122】前記Se1で会員カードID,暗証番号の
受信が無い(NO)と判断される場合には、Se2に進
む。Se2では景品カード発行装置10から会員カード
ID,発行希望玉数の受信が有るか否かの判断が行われ
る。このSe2で会員カードID,発行希望玉数の受信
が有る(YES)と判断される場合には、Se9で会員
カードDB23aの登録情報から該当する会員カード4
の残貯玉数が抽出され、Se10に進む。
【0123】Se10では発行希望玉数が残貯玉数の範
囲内であるか否か、即ち残貯玉数が発行希望玉数以上で
あるか否かの判断が行われる。このSe10で発行希望
玉数が残貯玉数の範囲内である、即ち残貯玉数が発行希
望玉数以上である(YES)と判断される場合には、S
e11で該当する会員カード4について、残貯玉数から
発行希望玉数が減算更新されると共に、景品カード発行
玉数が加算更新され、Se12で貯玉数等の更新処理が
完了した旨の完了通知が景品カード発行装置10に送信
され、RETURNに進む。一方、Se10で発行希望
玉数が残貯玉数の範囲内でない、即ち残貯玉数が発行希
望玉数以上でない(NO)と判断される場合には、Se
13で発行不可が景品カード発行装置10に送信され、
RETURNに進む。
【0124】前記Se2で会員カードID,発行希望玉
数の受信が無い(NO)と判断される場合には、Se3
に進む。Se3では景品カード発行装置10から会員カ
ードID,加算希望玉数の受信が有るか否かの判断が行
われる。このSe3で会員カードID,加算希望玉数の
受信が有る(YES)と判断される場合には、Se14
で会員カードDB23aの登録情報から該当する会員カ
ード4の残貯玉数が抽出され、Se15に進む。
【0125】Se15では加算希望玉数が残貯玉数の範
囲内であるか否か、即ち残貯玉数が加算希望玉数以上で
あるか否かの判断が行われる。このSe15で加算希望
玉数が残貯玉数の範囲内である、即ち残貯玉数が加算希
望玉数以上である(YES)と判断される場合には、S
e16で該当する会員カード4について、残貯玉数から
加算希望玉数が減算更新されると共に、景品カード加算
玉数が加算更新され、Se17で貯玉数等の更新処理が
完了した旨の完了通知が景品カード発行装置10に送信
され、RETURNに進む。一方、Se15で加算希望
玉数が残貯玉数の範囲内でない、即ち残貯玉数が加算希
望玉数以上でない(NO)と判断される場合には、Se
18で加算不可が景品カード発行装置10に送信され、
RETURNに進む。なお前記Se3で会員カードI
D,加算希望玉数の受信が無い(NO)と判断される場
合にも、RETURNに進む。
【0126】図14は管理装置40における管理装置メ
イン処理の処理内容を表すフローチャートである。
【0127】管理装置40においては、図14に示すよ
うに、ステップSf(以下単に「Sf」という。)1〜
17により、管理装置メイン処理が行われる。具体的に
は、まずSf1で景品カード発行装置10から発行情報
(会員カードID,遊技場ID,景品カードID,発行
希望玉数)の受信が有るか否かの判断が行われる。この
Sf1で発行情報の受信が有る(YES)と判断される
場合には、Sf4に進む。
【0128】Sf4では照合用IDが生成され、Sf5
で会員カードDB43aにおける該当する会員カード4
について残貯玉数から発行希望玉数が減算更新されると
共に景品カード発行玉数が加算更新され(図6(a)を
参照)、Sf6で景品カードDB43bにおける該当す
る景品カード3について照合用ID,景品交換用玉数,
景品カード発行玉数が登録され(図6(b)を参照)、
Sf7で遊技場DB43cにおける該当する遊技場11
0について発行加算玉数が加算更新され(図6(c)を
参照)、Sf8で照合用IDが景品カード発行装置10
に送信され、RETURNに進む。即ち管理装置40に
おいては、このSf4〜Sf8により、景品カード3の
使用を有効とする処理が行われ、景品カード発行装置1
0から管理装置40に対して発行情報が送信される前に
は景品カード3の使用が有効にならないので、景品カー
ド3の盗難や紛失等による不正使用を防止できる。
【0129】前記Sf1で発行情報の受信が無い(N
O)と判断される場合には、Sf2に進む。Sf2では
景品カード発行装置10から加算情報(会員カードI
D,遊技場ID,景品カードID,照合用ID,景品交
換用玉数,加算希望玉数)の受信が有るか否かの判断が
行われる。このSf2で加算情報の受信が有る(YE
S)と判断される場合には、Sf9で景品カードDB4
3bの登録情報から該当する景品カード3のデータ(景
品カードID,照合用ID,景品交換用玉数)が抽出さ
れ、Sf10に進む。
【0130】Sf10では景品カード発行装置10から
送信された加算情報に含まれる景品カードID,照合用
ID,及び景品交換用玉数と、景品カードDB43bか
ら抽出されたデータが、一致するか否かの判断が行われ
る。このSf10で該判断結果がデータ不一致である
(NO)と判断される場合には、Sf16で使用不可が
景品カード発行装置10に送信され、RETURNに進
む。一方、Sf10で該判断結果がデータ一致である
(YES)と判断される場合には、Sf11に進む。
【0131】Sf11では新規の照合用IDが生成さ
れ、Sf12で会員カードDB43aにおける該当する
会員カード4について残貯玉数から加算希望玉数が減算
更新されると共に景品カード加算玉数が加算更新され
(図6(a)を参照)、Sf13で景品カードDB43
bにおける該当する景品カード3について新規の照合用
IDが登録されると共に景品交換用玉数,景品カード加
算玉数が加算更新され(図6(b)を参照)、Sf14
で遊技場DB43cにおける該当する遊技場110につ
いて発行加算玉数が加算更新され(図6(c)を参
照)、Sf15で新規の照合用IDが景品カード発行装
置10に送信され、RETURNに進む。
【0132】前記Sf2で加算情報の受信が無い(N
O)と判断される場合には、Sf3に進む。Sf3では
景品提供会社サーバ30から使用情報(景品カード3の
記録情報,景品提供会社ID,必要玉数)の受信が有る
か否かの判断が行われる。このSf3で使用情報の受信
が有る(YES)と判断される場合には、Sf17で後
述する図15に示す更新処理が行われ、RETURNに
進む。一方、Sf3で使用情報の受信が無い(NO)と
判断される場合にも、RETURNに進む。
【0133】図15は管理装置40におけるサブルーチ
ンである更新処理の処理内容を表すフローチャートであ
る。
【0134】管理装置40においては、図15に示すよ
うに、ステップSg(以下単に「Sg」という。)1〜
8により、サブルーチンである更新処理が行われる。具
体的には、まずSg1で景品カードDB43bの登録情
報から該当する景品カード3のデータ(景品カードI
D,照合用ID,景品交換用玉数)が抽出され、Sg2
に進む。
【0135】Sg2では景品提供会社サーバ30から送
信された使用情報に含まれる景品カードID,照合用I
D,及び景品交換用玉数と、景品カードDB43bから
抽出されたデータが、一致するか否かの判断が行われ
る。このSg2で該判断結果がデータ不一致である(N
O)と判断される場合には、Sg7で使用不可が景品提
供会社サーバ30に送信され、RETURNに進む。一
方、Sg2で該判断結果がデータ一致である(YES)
と判断される場合には、Sg3に進む。
【0136】Sg3では景品交換に伴う景品交換用玉数
の使用の可否の判定、即ち景品交換用玉数が必要玉数以
上であるか否かの判断が行われる。このSg3で使用
可、即ち景品交換用玉数が必要玉数以上である(YE
S)と判断される場合には、Sg4で景品カードDB4
3bにおける該当する景品カード3について景品カード
使用玉数が加算更新されると共に景品交換用玉数から必
要玉数が減算更新され(図6(b)を参照)、Sg5で
景品提供会社DB43dにおける該当する景品提供会社
130について景品カード使用玉数が加算更新され(図
6(d)を参照)、Sg6で景品交換用玉数等の更新処
理が完了した旨の完了通知が景品提供会社サーバ30に
送信され、RETURNに進む。一方、Sg3で使用不
可、即ち景品交換用玉数が必要玉数以上でない(NO)
と判断される場合には、Sg8で使用不可が景品提供会
社サーバ30に送信され、RETURNに進む。
【0137】図1は遊技用システム1及び決済方法の概
要を表す図である。
【0138】遊技用システム1では、図1に示すよう
に、景品カード発行装置10及び管理装置40におい
て、S1〜S7の景品カード発行処理,又はS1’〜S
7’の景品カード価値加算処理が行われた後に、景品カ
ード3が接続された携帯電話端末50,景品提供会社サ
ーバ30,及び管理装置40において、S8〜S18の
景品交換処理が行われる。以下、図1に示す各処理につ
いて説明する。
【0139】まず遊技用システム1で景品カード発行処
理が行われる場合には、S1で景品カード発行装置10
にて会員カード4が受け付けられて会員カードIDが読
み取られ、会員管理コンピュータ20にて会員カード4
の照合及び残貯玉数の特定が行われると共に、景品カー
ド発行装置10にて景品カード3が装着されて景品カー
ドIDが読み取られ、S2で景品カード発行装置10に
て発行希望玉数が受け付けられて、会員管理コンピュー
タ20にて発行希望玉数が残貯玉数の範囲内であるか否
かの判定が行われ、S3で景品カード発行装置10から
管理装置40に発行情報(会員カードID,遊技場I
D,景品カードID,発行希望玉数)が送信され、S4
に進む。
【0140】S4では管理装置40にて照合用IDが生
成されて、該当する景品カード3毎に発行玉数に関する
情報(照合用ID,景品交換用玉数,景品カード発行玉
数)を登録する発行登録処理が行われ、S5で管理装置
40から景品カード発行装置10に照合用IDが送信さ
れ、S6で景品カード発行装置10にて景品カード3に
発行玉数及び照合用IDが記録され、S7で景品カード
発行装置10から景品カード3が発行され、処理が終了
する。
【0141】また遊技用システム1で景品カード価値加
算処理が行われる場合には、S1’で景品カード発行装
置10にて会員カード4が受け付けられて会員カードI
Dが読み取られ、会員管理コンピュータ20にて会員カ
ード4の照合及び残貯玉数の特定が行われ、S2’で景
品カード発行装置10にて景品カード3が受け付けられ
て記録情報(景品カードID,照合用ID,景品交換用
玉数)が読み取られ、S2”で景品カード発行装置10
にて加算希望玉数が受け付けられて、会員管理コンピュ
ータ20にて加算希望玉数が残貯玉数の範囲内であるか
否かの判定が行われ、S3’で景品カード発行装置10
から管理装置40に加算情報(会員カードID,遊技場
ID,景品カードID,照合用ID,景品交換用玉数,
加算希望玉数)が送信され、S4’に進む。
【0142】S4’では管理装置40にて新規の照合用
IDが生成されて、該当する景品カード3毎に加算玉数
に関する情報(照合用ID,景品交換用玉数,景品カー
ド加算玉数)を登録する加算登録処理が行われ、S5’
で管理装置40から景品カード発行装置10に新規の照
合用IDが送信され、S6’で景品カード発行装置10
にて景品カード3に更新玉数(即ち景品交換用玉数+加
算玉数)及び新規の照合用IDが記録され、S7’で景
品カード発行装置10から景品カード3が返却され、処
理が終了する。
【0143】さらに遊技用システム1で景品交換処理が
行われる場合には、S8で景品カード3が接続された携
帯電話端末50にて景品カード3の記録情報(景品カー
ドID,照合用ID,景品交換用玉数)が読み取られ、
S9で携帯電話端末50にて移動体通信網及びインター
ネット2を介して景品提供会社サーバ30に接続され、
S10で景品提供会社サーバ30から携帯電話端末50
に景品情報(景品ID,景品名,必要玉数)が送信さ
れ、S11で携帯電話端末50にて希望景品の選択が受
け付けられ、S12で携帯電話端末50から景品提供会
社サーバ30に景品カード3の記録情報,希望景品の選
択情報が送信され、S13に進む。
【0144】S13では景品提供会社サーバ30から管
理装置40に使用情報(景品カード3の記録情報,景品
提供会社ID,必要玉数)が送信され、S14で管理装
置40にて景品交換用玉数の使用の可否が判定され、使
用可能であると判定される場合には、S15で管理装置
40にて景品カード3について登録されている景品交換
用玉数が減算更新され、S16で管理装置40から景品
提供会社サーバ30に景品交換用玉数等の更新処理が完
了した旨の完了通知が送信され、S17で景品提供会社
サーバ30から携帯電話端末50に景品であるデジタル
コンテンツが送信され、S18で携帯電話端末50にて
該景品が記憶(ダウンロード)され、処理が終了する。
【0145】即ち遊技用システム1においては、このS
8〜S18により、インターネット2等の通信回線網を
介して景品提供会社サーバ30に接続可能な携帯電話端
末50という既存の通信インフラを利用して、インター
ネット2等の通信回線網を介して接続される景品提供会
社サーバ30にて提供される景品と景品交換を行うこと
ができる。また該景品交換の際には、照合用ID等に基
づいて景品交換用玉数の使用の可否が判定されるので、
セキュリティを高くできると共に、照合用の暗証番号や
パスワード等を入力する必要がないので、遊技者の利便
性が向上する。
【0146】[3.遊技用システムに適用される決済方
法]次に、本発明に係る遊技用システム1に適用され、
景品交換用記録媒体(ここでは景品カード3)の発行及
び該景品交換用記録媒体を使用した景品交換に伴う決済
方法について説明する。遊技用システム1では、該決済
方法として、図1に示すように、遊技場110と管理機
関140との間において後述する発行加算使用玉数相当
額の支払(K1)が行われた後に、管理機関140と景
品提供会社130との間において後述する景品カード使
用玉数相当額の支払(K2)が行われる。以下、図1に
示す各処理について説明する。なお遊技場110,景品
提供会社130、及び管理機関140は、銀行等の金融
機関にそれぞれ預金口座を有している。
【0147】まず前記K1の処理を行う前提として、遊
技場110に設けられる会員管理コンピュータ20の会
員カードDB23a,及び管理機関140に設けられる
管理装置40の遊技場DB43c(図6(c)を参照)
では、会員カードID毎の景品カード発行玉数及び景品
カード加算玉数が合算された発行加算使用玉数が管理さ
れている。
【0148】そして遊技場110において、会員カード
DB23aで管理されている発行加算使用玉数が所定の
比率で換算されて、該発行加算使用玉数に応じた額であ
る発行加算使用玉数相当額が算出され、K1で遊技場1
10の預金口座から管理機関140の預金口座に該発行
加算使用玉数相当額が振り替えられ、管理機関140に
おいて、遊技場DB43cで管理されている発行加算使
用玉数に基づいて該発行加算玉数相当額が正当であるか
否かが確認される。
【0149】即ちこの決済方法においては、このK1に
より、管理機関140は、景品カード3の発行や価値加
算に供された貯玉数に応じた額を遊技場110から徴収
できるので、景品カード3の発行や価値加算に伴う決済
についてのリスクを低く抑えて景品交換用玉数を管理で
きる。
【0150】次に前記K2の処理を行う前提として、景
品提供会社130に設けられる景品提供会社サーバ30
の景品交換DB33b,及び管理機関140に設けられ
る管理装置40の景品提供会社DB43d(図6(d)
を参照)では、景品ID毎の使用玉数が合算された景品
カード使用玉数が管理されている。
【0151】そして管理機関140において、景品提供
会社DB43dで管理されている景品カード使用玉数が
所定の比率で換算されて、該景品カード使用玉数に応じ
た額である景品カード使用玉数相当額が算出され、K2
で管理機関140の預金口座から景品提供会社130の
預金口座に該景品カード使用玉数相当額が振り替えら
れ、景品提供会社130において、景品交換DB33b
で管理されている景品カード使用玉数に基づいて該景品
カード使用玉数相当額が正当であるか否かが確認され
る。
【0152】即ちこの決済方法においては、このK2に
より、景品提供会社130は、景品交換に使用された景
品交換用玉数が管理機関140にて集計されて該集計結
果に応じた額が管理機関140から支払われるので、景
品交換に伴う決済について個々の遊技場110に対応す
る必要がなく、経理業務の手間が省ける。
【0153】なお、この決済方法は、一定期間毎(例え
ば一日毎,一週間毎,一ヶ月毎等)に行われる。また、
この決済方法では、各機関の間で口座間決済が行われる
例について説明したが、これに限らず各機関の間で金銭
の授受や手形決済等の決済が行われるものでも良い。
【0154】[4.遊技用システムの他の実施形態]次
に、本発明に係る遊技用システム1の他の実施形態につ
いて説明する。
【0155】上記の実施形態では、遊技者が遊技を行う
ことにより該遊技者の所有となった獲得有価価値の大き
さが、獲得有価価値特定用記録媒体である会員カード4
の記録情報(会員カードID)から特定される貯玉数で
ある例について説明したが、該獲得有価価値の大きさ
は、例えばビジター用記録媒体である計数カードの記録
情報から特定される計数玉数であっても良い。
【0156】ここで計数カードは、計数玉数を特定可能
な情報として、該計数玉数と計数カードに付与される計
数カードIDが記録され、会員登録をしていないビジタ
ー遊技者に対して発行されるものであり、獲得玉が計数
装置にて計数された場合に、該計数装置から発行され
る。
【0157】この計数カードが用いられる遊技用システ
ムでは、前記景品カード発行装置10において、前述し
た構成に加えて、計数カードを受付可能な計数カードス
ロットと、該計数カードスロットに連設され、計数カー
ドの記録情報を読み取ると共に、減算更新された計数玉
数を記録する計数カードリーダ/ライタと、該計数カー
ドリーダ/ライタに連設され、計数玉数が零となった計
数カードを回収する計数カード回収部とが備えられる。
【0158】また前記会員管理コンピュータ20におい
て、前述した構成に加えて、計数カードIDに対応付け
て計数玉数,景品交換使用玉数,景品カード発行玉数,
及び景品カード加算玉数等を管理する計数カードDBが
備えられる。
【0159】この遊技用システムで景品カード発行処理
が行われる場合には、景品カード発行装置10にて計数
カードが受け付けられて記録情報が読み取られ、景品カ
ード発行装置10から会員管理コンピュータ20に計数
玉数及び計数カードIDが送信され、会員管理コンピュ
ータ20にて計数カードの照合及び計数玉数の特定が行
われ、景品カード発行装置10にて景品カード3が装着
されて景品カードIDが読み取られ、景品カード発行装
置10にて発行希望玉数が受け付けられ、景品カード発
行装置10から会員管理コンピュータ20に発行希望玉
数が送信され、会員管理コンピュータ20にて発行希望
玉数が計数玉数の範囲内であるか否かの判定が行われ、
発行希望玉数が計数玉数の範囲内であると判定される場
合に、会員管理コンピュータ20にて計数玉数から発行
希望玉数が減算更新されると共に発行希望玉数が集計さ
れ、会員管理コンピュータ20から景品カード発行装置
10に計数玉数の更新処理の完了通知が送信され、景品
カード発行装置10から管理装置40に遊技場ID,景
品カードID,発行希望玉数が送信される。
【0160】そして管理装置40にて照合用IDが生成
されて、該当する景品カード3毎に発行玉数に関する情
報(照合用ID,景品交換用玉数,景品カード発行玉
数)を登録する処理が行われ、管理装置40から景品カ
ード発行装置10に照合用IDが送信され、景品カード
発行装置10にて景品カード3に発行玉数及び照合用I
Dが記録され、景品カード発行装置10から景品カード
3が発行され、景品カード発行装置10にて計数カード
に更新玉数(即ち計数玉数−発行玉数)が記録され、景
品カード発行装置10から計数カードが返却され、処理
が終了する。なお更新玉数が零となった計数カードは、
景品カード発行装置10から返却されずに計数カード回
収部に回収される。
【0161】また遊技用システムで景品カード価値加算
処理が行われる場合には、景品カード発行装置10にて
計数カードが受け付けられて記録情報が読み取られ、景
品カード発行装置10から会員管理コンピュータ20に
計数玉数及び計数カードIDが送信され、会員管理コン
ピュータ20にて計数カードの照合及び計数玉数の特定
が行われ、景品カード発行装置10にて景品カード3が
受け付けられて記録情報(景品カードID,照合用I
D,景品交換用玉数)が読み取られ、景品カード発行装
置10にて加算希望玉数が受け付けられ、景品カード発
行装置10から会員管理コンピュータ20に加算希望玉
数が送信され、会員管理コンピュータ20にて加算希望
玉数が計数玉数の範囲内であるか否かの判定が行われ、
加算希望玉数が計数玉数の範囲内であると判定される場
合に、会員管理コンピュータ20にて計数玉数から加算
希望玉数が減算更新されると共に加算希望玉数が集計さ
れ、会員管理コンピュータ20から景品カード発行装置
10に計数玉数の更新処理の完了通知が送信され、景品
カード発行装置10から管理装置40に遊技場ID,景
品カードID,照合用ID,景品交換用玉数,加算希望
玉数が送信される。
【0162】そして管理装置40にて新規の照合用ID
が生成されて、該当する景品カード3毎に加算玉数に関
する情報(照合用ID,景品交換用玉数,景品カード加
算玉数)を登録する処理が行われ、管理装置40から景
品カード発行装置10に新規の照合用IDが送信され、
景品カード発行装置10にて景品カード3に更新後の景
品交換用玉数(即ち更新前の景品交換用玉数+加算玉
数)及び新規の照合用IDが記録され、景品カード発行
装置10から景品カード3が返却され、景品カード発行
装置10にて計数カードに更新玉数(即ち計数玉数−加
算玉数)が記録され、景品カード発行装置10から計数
カードが返却され、処理が終了する。なお更新玉数が零
となった計数カードは、景品カード発行装置10から返
却されずに計数カード回収部に回収される。
【0163】この遊技用システムにおける景品交換処理
及び決済方法は、前記遊技用システム1におけるそれら
と同様である。この遊技用システムによれば、会員登録
をしていないビジター遊技者であっても、インターネッ
ト2に接続可能な携帯電話端末50という既存の通信イ
ンフラを利用して、インターネット2等の通信回線網を
介して景品提供会社サーバ30にて提供される景品と景
品交換を行うことができる。なお、この遊技用システム
では、獲得有価価値の大きさとして、貯玉数と計数玉数
を併用することも可能である。
【0164】[5.遊技用システムの変形例]最後に、
本発明に係る遊技用システム1及び決済方法の変形例に
ついて説明する。
【0165】上記の実施形態では、景品交換用記録媒体
発行装置(景品カード発行装置10)と管理装置40と
の間における通信,及び景品提供会社端末(景品提供会
社サーバ30)と管理装置40との間における通信が、
通信回線網(インターネット2)を介して行われる例に
ついて説明したが、これに限らず、該通信は、例えば専
用回線を介して行われるものでも良い。即ち遊技用シス
テム1においては、少なくとも景品提供会社端末が通信
回線網に接続され、景品交換用記録媒体発行装置と管理
装置40がデータ通信可能に接続され、景品提供会社端
末と管理装置40がデータ通信可能に接続されていれば
良く、景品交換用記録媒体発行装置や管理装置40は必
ずしも通信回線網に接続されていなくても良い。
【0166】上記の実施形態では、景品交換用記録媒体
(景品カード3)の記録情報から特定される景品交換用
有価価値の大きさが、貯玉数と同じ価値の景品交換用玉
数である例について説明したが、これに限らず、該景品
交換用有価価値の大きさは、例えば貯玉数や計数玉数等
が所定の比率で換算された貨幣金額や点数等であっても
良い。即ち該景品交換用有価価値の大きさは、獲得有価
価値の大きさの範囲内の所定の獲得有価価値の大きさに
相当し、遊技場110外において景品交換に使用可能な
有価価値の大きさであれば良い。
【0167】上記の実施形態では、景品交換用記録媒体
(景品カード3)の使用を有効にする処理として照合用
IDの生成及び登録が行われ、該照合用IDが景品交換
用記録媒体に対して記録される例について説明したが、
これに限らず、前記処理として、照合用IDの生成及び
登録は行われず、図6(b)に示す景品カードDB43
bにおいて発行済みフラグのセットが行われるようにし
ても良い。即ち該処理は、管理装置40において景品交
換用記録媒体の使用が有効にされたことを把握できる処
理であれば良い。
【0168】上記の実施形態では、獲得有価価値の大き
さ(貯玉数)の範囲内において景品交換用記録媒体(景
品カード3)の発行に供したい獲得有価価値の大きさ
(発行希望玉数)を受け付け、該受け付けた獲得有価価
値の大きさに基づく景品交換用有価価値の大きさ(景品
交換用玉数)を特定可能な景品交換用記録媒体が発行さ
れる例について説明したが、これに限らず、予め定めら
れた所定の景品交換用有価価値の大きさを特定可能な一
種類の景品交換用記録媒体が発行されるようにしても良
く、また予め定められた所定の景品交換用有価価値の大
きさを特定可能な多種類の景品交換用記録媒体のうちか
ら選択された景品交換用記録媒体が発行されるようにし
ても良い。これによれば、発行玉数が予め定められた所
定の数に限定されるため、管理装置40の景品カードD
B43bにおける管理が容易である。
【0169】上記の実施形態では、予め定められた所定
の種類の景品交換用記録媒体(景品カード3)の取扱が
可能である例について説明したが、これに限らず、例え
ば景品交換用記録媒体を発行する際に複数種類のうちか
ら選択された景品交換用記録媒体を発行し、該複数種類
の景品交換用記録媒体の取扱が可能であるようにしても
良い。
【0170】上記の実施形態では、獲得有価価値特定用
記録媒体が、会員登録を行った会員遊技者に対して発行
される会員カード4である例について説明したが、これ
に限らず、獲得有価価値特定用記録媒体は、例えば会員
登録を行った会員遊技者に対して会員カード4とは別個
に発行され、貯玉数等の貯蓄有価価値の大きさを特定可
能な情報が記録された貯蓄有価価値特定用記録媒体(貯
玉カード)であっても良い。この場合には、景品交換用
記録媒体発行装置(景品カード発行装置10)におい
て、会員カード4と貯玉カードの双方を受け付けた場合
に景品交換用記録媒体(景品カード3)の発行処理が行
われるように構成しても良く、また貯玉カードのみを受
け付けた場合に景品交換用記録媒体の発行処理が行われ
るように構成しても良い。また獲得有価価値特定用記録
媒体は、会員登録を行わないビジター遊技者に対して発
行され、該ビジター遊技者についても貯玉等の貯蓄処理
を可能とし、貯玉数等の貯蓄有価価値の大きさを特定可
能な情報が記録されたビジター用記録媒体であっても良
く、その種類は特に限定されない。
【0171】上記の実施形態では、獲得有価価値特定用
記録媒体(会員カード4)の照合を行うための情報(暗
証番号)が獲得有価価値特定用記録媒体に記録されない
例について説明したが、これに限らず、該情報が獲得有
価価値特定用記録媒体に記録されるようにしても良い。
また上記の実施形態では、該情報が暗証番号である例に
ついて説明したが、これに限らず、該情報は、例えば指
紋,声紋,虹彩等の遊技者本人を特定可能な情報であっ
ても良い。
【0172】上記の実施形態では、景品交換用記録媒体
(景品カード3)に景品交換用有価価値の大きさ(景品
交換用玉数)が記録される例について説明したが、これ
に限らず、景品交換用記録媒体に景品交換用有価価値の
大きさが記録されないようにしても良い。また上記の実
施形態では、獲得有価価値特定用記録媒体(会員カード
4)に獲得有価価値の大きさ(貯玉数)が記録されない
例について説明したが、これに限らず、獲得有価価値特
定用記録媒体に獲得有価価値の大きさが記録されるよう
にしても良い。
【0173】上記の実施形態では、景品交換用記録媒体
(景品カード3)と獲得有価価値特定用記録媒体(会員
カード4)が別個の記録媒体である例について説明した
が、これに限らず、景品交換用記録媒体と獲得有価価値
特定用記録媒体の機能を備える同一の記録媒体であって
も良い。
【0174】上記の実施形態では、景品交換用記録媒体
発行装置(景品カード発行装置10)が景品交換用記録
媒体(景品カード3)を自動発行するものである例につ
いて説明したが、これに限らず、景品交換用記録媒体発
行装置は、景品交換用記録媒体を手動発行するための処
理を行うものでも良い。具体的には、景品交換用記録媒
体発行装置は、例えば景品交換用記録媒体読取/記録装
置(景品カードリーダ/ライタ)等を備えるPOS端末
型を呈するものであっても良く、この場合には、前記発
行処理の際に、景品交換用記録媒体読取装置にて景品交
換用記録媒体の識別情報(景品カードID)が読み取ら
れ、該識別情報及び前記発行希望玉数を特定可能な情報
が管理装置40に送信され、該景品交換用記録媒体の使
用を有効にする処理が完了した旨の完了通知を管理装置
40から受信した後に、該景品交換用記録媒体が遊技者
に手渡される。
【0175】上記の実施形態では、会員カードスロット
16から獲得有価価値特定用記録媒体(会員カード4)
の挿入を受け付ける例について説明したが、これに限ら
ず、所定の部位に載置される獲得有価価値特定用記録媒
体を受け付けるものや、所定の領域内にある獲得有価価
値特定用記録媒体を非接触で受け付けるものでも良い。
【0176】上記の実施形態では、表示手段が、操作受
付手段としても機能するタッチパネル式のディスプレイ
18である例について説明したが、これに限らず、表示
手段は、タッチパネル式でないディスプレイであっても
良く、この場合には別個の操作受付手段(例えばキーボ
ード等の操作部)を設けて操作を受け付けるようにすれ
ば良い。またディスプレイ18は、例えば液晶表示パネ
ル(LCD),ブラウン管(CRT),又はプラズマデ
ィスプレイパネル(PDP)等、いかなる種類のもので
あっても良い。
【0177】上記の実施形態では、会員管理コンピュー
タ20が設けられる例について説明したが、これに限ら
ず、管理装置40が会員管理コンピュータ20の機能を
備え、会員管理コンピュータ20を設けないようにして
も良い。
【0178】上記の実施形態では、景品交換用記録媒体
(景品カード3)の発行に供したい獲得有価価値の大き
さ(発行希望玉数)が獲得有価価値の大きさ(貯玉数)
の範囲内であるか否かの判定が、会員管理コンピュータ
20にて行われる例について説明したが、これに限ら
ず、該判定は管理装置40にて行われるようにしても良
い。
【0179】上記の実施形態では、景品がデジタルコン
テンツであり、該デジタルコンテンツが景品提供会社端
末(景品提供会社サーバ30)から携帯端末(携帯電話
端末50)に送信されて記憶(ダウンロード)される例
について説明したが、これに限らず、景品は有体物であ
る商品等や無体物であるサービス等であっても良く、こ
の場合には、景品交換の事実を証明可能な情報(レシー
トに相当)が景品提供会社端末から携帯端末に送信され
て記憶され、該景品が景品提供会社130から遊技者に
配送される。即ち遊技用システム1は、インターネット
2等の通信回線網を介した景品交換を行うためのもので
あれば良く、その景品の種類,形態等は特に限定されな
い。
【0180】上記の実施形態では、セキュリティの向上
を目的として、景品カード価値加算処理が行われる毎に
管理装置40において新規の照合用IDが生成される例
について説明したが、これに限らず、景品カード価値加
算処理が行われても従前の照合用IDを使用することと
して、システムの簡素化を図るようにしても良い。な
お、さらなるセキュリティの向上を目的として、景品交
換処理が行われる毎に新規の照合用IDが生成されるよ
うにしても良い。
【0181】上記の実施形態では、未発行の景品交換用
記録媒体(景品カード3)に関する情報(以下「未発行
情報」という。)と、発行済の景品交換用記録媒体に関
する情報(以下「発行済情報」という。)が、同一の景
品交換用記録媒体データベース(景品カードDB43
b)に登録される例について説明したが、これに限ら
ず、未発行情報が登録される未発行記録媒体DBと発行
済情報が登録される発行済記録媒体DBを別個に設け、
景品交換用記録媒体が発行されていない場合には景品交
換用記録媒体に関する情報を未発行記録媒体DBで管理
し、景品交換用記録媒体が発行された場合に景品交換用
記録媒体に関する情報を発行済記録媒体DBに移行登録
して管理するようにしても良い。
【0182】上記の実施形態では、携帯端末が携帯電話
端末50である例について説明したが、これに限らず、
携帯端末は、例えば簡易型携帯電話端末(いわゆるPH
S端末),携帯情報端末(いわゆるPDA),ハンドヘ
ルドPC,ノート型パソコン等であっても良い。即ち携
帯端末は、景品交換用記録媒体(景品カード3)とデー
タ通信可能に接続されると共に、通信回線網(インター
ネット2)を介して景品提供会社端末(景品提供会社サ
ーバ30)に接続可能なものであり、遊技者が携帯可能
なものであれば、その種類や形態は特に限定されない。
【0183】上記の実施形態では、携帯端末(携帯電話
端末50)にて景品提供会社端末(景品提供会社サーバ
30)の選択やURLの入力を行うことにより、通信回
線網(インターネット2)を介して景品提供会社端末に
接続する例について説明したが、これに限らず、例えば
携帯端末に接続される景品交換用記録媒体(景品カード
3)に所定の景品提供会社端末に接続可能なURLが記
録され、携帯端末に景品交換用記録媒体が接続されると
自動的に該所定の景品提供会社端末に接続されるように
しても良い。
【0184】なお遊技機は、パチンコ玉が外部に払い出
される通常のパチンコ機には限られず、例えばパチンコ
玉が指触不能に封入された封入式のパチンコ機,メダル
やパチンコ玉が外部に払い出されるスロットマシンやパ
チロット,メダルが外部に払い出されることなく遊技可
能なクレジット式のスロットマシン等であっても良く、
さらにはパチンコ玉やメダル等を用いずにデータ等によ
り遊技可能な遊技機,遊技盤やパチンコ玉が画像にて表
示される画像式のパチンコ機,リールが画像にて表示さ
れる画像式のスロットマシン等であっても良く、その種
類や形態は特に限定されない。
【0185】
【発明の効果】本発明に係る遊技用システム及び決済方
法によれば、以下のような効果を奏する。
【0186】まず請求項1に係る遊技用システムによれ
ば、通信回線網に接続可能な携帯端末という既存の通信
インフラを利用して、通信回線網を介して接続される景
品提供会社端末にて提供される景品と景品交換を行うこ
とができる。
【0187】また請求項2に係る遊技用システムによれ
ば、景品交換用記録媒体発行装置から管理装置に対して
発行情報が送信される前には景品交換用記録媒体の使用
が有効にならないので、未発行の景品交換用記録媒体の
盗難や紛失等による不正使用を防止できる。
【0188】また請求項3に係る遊技用システムによれ
ば、未発行の景品交換用記録媒体と発行済の景品交換用
記録媒体とで管理内容が異なるので、両者を容易に区別
して管理することができる。
【0189】また請求項4に係る遊技用システムによれ
ば、会員遊技者に対してのみ景品交換用記録媒体を発行
し、会員遊技者を優遇することにより、遊技場の固定客
の獲得に貢献できる。
【0190】また請求項5に係る遊技用システムによれ
ば、景品交換用記録媒体の発行に供したい獲得有価価値
の大きさ、即ち遊技者が希望する景品交換用有価価値の
大きさを特定可能な景品交換用記録媒体を発行できるの
で、遊技者にとって便利である。
【0191】また請求項6に係る遊技用システムによれ
ば、所定の獲得有価価値の大きさに対応する景品交換用
有価価値の大きさを景品交換用記録媒体の前記識別情報
に対応する景品交換用有価価値の大きさに加算更新(即
ち価値加算)できるので、遊技者にとって便利であると
共に、景品交換用記録媒体の継続使用により発行コスト
を削減することができる。
【0192】さらに請求項7に係る決済方法によれば、
管理機関は、景品交換用記録媒体の発行に供された所定
の獲得有価価値の大きさに応じた額を遊技場から徴収で
きるので、景品交換用記録媒体の発行に伴う決済につい
てのリスクを低く抑えて景品交換用有価価値の大きさを
管理できる。また景品提供会社は、景品交換に使用され
た景品交換用有価価値の大きさが管理機関にて集計され
て該集計結果に応じた額が管理機関から支払われるの
で、景品交換に伴う決済について個々の遊技場に対応す
る必要がなく、経理業務の手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は遊技用システム及び決済方法の概要を表
す図である。
【図2】図2は遊技用システムの構成の一例を表す機能
ブロック図である。
【図3】図3(a)は景品カード発行装置の外観の一例
を表す斜視図であり、図3(b)は携帯電話端末の外観
の一例を表す正面図である。
【図4】図4は景品カード発行装置におけるディスプレ
イの表示内容の一例を表す図である。
【図5】図5は図4に続く図である。
【図6】図6は管理装置で管理される情報の一例を表す
図であり、(a)は会員カードDBで管理される会員カ
ード情報,(b)は景品カードDBで管理される景品カ
ード情報,(c)は遊技場DBで管理される発行加算使
用情報,(d)は景品提供会社DBで管理される景品カ
ード使用情報である。
【図7】図7は携帯電話端末における表示部の表示内容
の一例を表す図である。
【図8】図8は図7に続く図である。
【図9】図9は景品カード発行装置における景品カード
発行装置メイン処理の処理内容を表すフローチャートで
ある。
【図10】図10は景品カード発行装置におけるサブル
ーチンである会員カード照合処理の処理内容を表すフロ
ーチャートである。
【図11】図11は景品カード発行装置におけるサブル
ーチンである景品カード発行処理の処理内容を表すフロ
ーチャートである。
【図12】図12は景品カード発行装置におけるサブル
ーチンである景品カード価値加算処理の処理内容を表す
フローチャートである。
【図13】図13は会員管理コンピュータにおける会員
管理コンピュータメイン処理の処理内容を表すフローチ
ャートである。
【図14】図14は管理装置における管理装置メイン処
理の処理内容を表すフローチャートである。
【図15】図15は管理装置におけるサブルーチンであ
る更新処理の処理内容を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…遊技用システム 2…インターネット 3…景品カード 4…会員カード 10…景品カード発行装置 11a…通信部 11b…通信部 12…制御部 13…景品カードスロット 14…景品カードリーダ/ライタ 15…景品カード貯留部 16…会員カードスロット 17…会員カードリーダ 18…ディスプレイ 20…会員管理コンピュータ 21…通信部 22…制御部 23…ハードディスク 23a…会員カードDB 30…景品提供会社サーバ 31…通信部 32…制御部 33…ハードディスク 33a…景品情報DB 33b…景品交換DB 33c…景品ファイル 40…管理装置 41…通信部 42…制御部 43…ハードディスク 43a…会員カードDB 43b…景品カードDB 43c…遊技場DB 43d…景品提供会社DB 50…携帯電話端末 51…通信部 51a…アンテナ 52…制御部 53…景品カードスロット 54…景品カードリーダ/ライタ 55…外部接続端子 56…ディスプレイ 57…操作キー 57a…前面カバー 58…フラッシュメモリ 59…音声通話用機器 110…遊技場 130…景品提供会社 140…管理機関

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者が遊技を行うことにより該遊技者の
    所有となった獲得有価価値の大きさを特定可能な情報が
    記録された獲得有価価値特定用記録媒体の記録情報から
    特定される獲得有価価値の大きさの範囲内における所定
    の獲得有価価値の大きさに相当し、遊技場外において景
    品交換に使用可能な景品交換用有価価値の大きさを使用
    して景品交換を行うための遊技用システムであって、 遊技場外に設けられ、前記景品交換用有価価値の大きさ
    を特定可能な識別情報が記録されると共に携帯端末とデ
    ータ通信可能に接続される景品交換用記録媒体に関する
    情報が該識別情報と対応付けて登録される景品交換用記
    録媒体データベースを有する管理装置と、 遊技場に設けられ、前記管理装置とデータ通信可能に接
    続されると共に、前記獲得有価価値特定用記録媒体を受
    け付けて、該受け付けた獲得有価価値特定用記録媒体の
    記録情報を読み取り、該読み取った情報から特定される
    獲得有価価値の大きさの範囲内における所定の獲得有価
    価値の大きさに基づいて前記景品交換用記録媒体を発行
    する発行処理を行う景品交換用記録媒体発行装置と、 遊技場外に設けられ、前記管理装置とデータ通信可能に
    接続され、かつ、前記携帯端末と通信回線網を介してデ
    ータ通信可能に接続されると共に、提供可能な景品に関
    する景品情報を前記携帯端末に送信し、前記景品交換用
    記録媒体と接続された該携帯端末から該景品交換用記録
    媒体の識別情報及び前記提供可能な景品のうちの希望す
    る景品の選択情報を受信して、該受信した選択情報に基
    づいて希望景品と交換するための使用処理を行う景品提
    供会社端末と、からなり、 前記景品交換用記録媒体発行装置は、前記発行処理の際
    に該発行に供される景品交換用記録媒体の識別情報及び
    前記景品交換用有価価値の大きさを特定可能な情報を含
    む発行情報を前記管理装置に送信し、 前記景品提供会社端末は、前記使用処理の際に前記景品
    交換用記録媒体の識別情報及び前記希望景品の交換に必
    要な景品交換用有価価値の大きさを特定可能な情報を含
    む使用情報を前記管理装置に送信し、 前記管理装置は、前記景品交換用記録媒体発行装置から
    送信された前記発行情報に基づいて該当する景品交換用
    記録媒体データベースの登録情報を更新すると共に、 前記景品提供会社端末から送信された前記使用情報と前
    記景品交換用記録媒体データベースの登録情報に基づい
    て該当する景品交換用記録媒体の前記識別情報に対応す
    る前記景品交換用有価価値の大きさが前記希望景品との
    交換に使用可能か否かを判定し、該判定結果が使用可能
    と判定された場合に前記使用情報に基づいて前記希望景
    品の交換に必要な景品交換用有価価値の大きさを該当す
    る景品交換用記録媒体の前記識別情報に対応する前記景
    品交換用有価価値の大きさから減算更新することを特徴
    とする遊技用システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した遊技用システムであっ
    て、 前記管理装置は、前記景品交換用記録媒体発行装置から
    送信された前記発行情報に基づいて該当する景品交換用
    記録媒体の使用を有効にする処理を行うことを特徴とす
    る遊技用システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載した遊技用システム
    であって、 前記管理装置は、景品交換用記録媒体に関する情報とし
    て、前記景品交換用記録媒体が発行されていない場合に
    おいて、該景品交換用記録媒体が納入された遊技場を特
    定可能な情報を少なくとも登録し、該登録情報に基づい
    て未発行の景品交換用記録媒体に関する情報の管理を行
    うと共に、 前記景品交換用記録媒体が発行された場合において、前
    記景品交換用記録媒体発行装置から送信された前記発行
    情報に基づいて該当する景品交換用記録媒体の識別情報
    に対応付けて前記発行に供された前記景品交換用有価価
    値の大きさを特定可能な情報を少なくとも登録し、該登
    録情報に基づいて発行済の景品交換用記録媒体に関する
    情報の管理を行うことを特徴とする遊技用システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊
    技用システムであって、 前記景品交換用記録媒体発行装置は、前記遊技者が前記
    遊技場において予め会員登録された会員遊技者であるか
    否かを判定するための処理を行い、該判定結果が会員遊
    技者であると判定された場合に前記発行処理を行うこと
    を特徴とする遊技用システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1つに記載した遊
    技用システムであって、 前記景品交換用記録媒体発行装置は、前記獲得有価価値
    特定用記録媒体の記録情報から特定される獲得有価価値
    の大きさの範囲内において前記景品交換用記録媒体の発
    行に供したい獲得有価価値の大きさを受け付けて、該受
    け付けた獲得有価価値の大きさに基づいて前記景品交換
    用有価価値の大きさを特定可能な情報を前記管理装置に
    送信し、 前記管理装置は、前記景品交換用記録媒体発行装置から
    送信された前記発行情報に基づいて前記景品交換用有価
    価値の大きさを該当する景品交換用記録媒体の前記識別
    情報に対応付けて登録することを特徴とする遊技用シス
    テム。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1つに記載した遊
    技用システムであって、 前記景品交換用記録媒体発行装置は、前記景品交換用記
    録媒体を受け付けて、該受け付けた景品交換用記録媒体
    の前記識別情報を読み取り、 前記獲得有価価値特定用記録媒体の記録情報から特定さ
    れる獲得有価価値の大きさの範囲内における所定の獲得
    有価価値の大きさに基づく前記景品交換用有価価値の大
    きさを特定可能な情報と前記読み取った景品交換用記録
    媒体の前記識別情報を含む加算情報を前記管理装置に送
    信し、 前記管理装置は、前記景品交換用記録媒体発行装置から
    送信された前記加算情報に基づいて前記景品交換用有価
    価値の大きさを該当する景品交換用記録媒体の前記識別
    情報に対応する前記景品交換用有価価値の大きさに加算
    更新することを特徴とする遊技用システム。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1つに記載した遊
    技用システムに適用され、前記管理装置を備える管理機
    関と、前記景品交換用記録媒体発行装置を備える遊技場
    と、前記景品提供会社端末を備える景品提供会社との間
    における前記景品交換用記録媒体の発行及び該景品交換
    用記録媒体を使用した景品交換に伴う決済を行う決済方
    法であって、 前記遊技場は、前記景品交換用記録媒体の発行に供され
    た所定の獲得有価価値の大きさに応じた額を支払うこと
    により、前記管理機関との間における前記景品交換用記
    録媒体の発行に伴う決済を行い、 前記管理機関は、前記景品提供会社端末から送信される
    前記使用情報に基づいて、前記景品提供会社毎に前記景
    品交換に使用された景品交換用有価価値の大きさを集計
    し、各景品提供会社に対して該集計結果に応じた額を支
    払うことにより、前記景品提供会社との間における前記
    景品交換に伴う決済を行うことを特徴とする決済方法。
JP2001210026A 2001-07-10 2001-07-10 遊技用システム及び決済方法 Expired - Fee Related JP4986344B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001210026A JP4986344B2 (ja) 2001-07-10 2001-07-10 遊技用システム及び決済方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001210026A JP4986344B2 (ja) 2001-07-10 2001-07-10 遊技用システム及び決済方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003019333A true JP2003019333A (ja) 2003-01-21
JP4986344B2 JP4986344B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=19045578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001210026A Expired - Fee Related JP4986344B2 (ja) 2001-07-10 2001-07-10 遊技用システム及び決済方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4986344B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006061512A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Aruze Corp サービス提供システム、サーバ及び遊技機
JP2006141552A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Glory Ltd 景品交換システム
JP2008114040A (ja) * 2006-10-10 2008-05-22 Matsushita Electric Works Ltd 分離型景品
JP2012035003A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2012095916A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Glory Ltd 景品交換システム
JP2014138752A (ja) * 2013-12-17 2014-07-31 Sankyo Co Ltd 遊技用システム
JP2014144325A (ja) * 2014-01-16 2014-08-14 Sankyo Co Ltd 遊技用装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07236757A (ja) * 1994-02-25 1995-09-12 Sankyo Kk 遊技用装置
JPH10225568A (ja) * 1997-02-17 1998-08-25 Sankyo Kk 遊技用装置
JPH1119316A (ja) * 1997-06-30 1999-01-26 Sankyo Kk 遊技用装置
JP2000042238A (ja) * 1998-07-27 2000-02-15 Sankyo Kk 遊技用装置
JP2000296258A (ja) * 1999-04-14 2000-10-24 Sankyo Kk 遊技用装置
JP2001062127A (ja) * 1999-08-26 2001-03-13 Sun Corp 景品交換装置
JP2001070627A (ja) * 1999-06-28 2001-03-21 Takasago Electric Ind Co Ltd 遊技システム
JP2001120819A (ja) * 1999-10-27 2001-05-08 Nippon Leisure Card-System Co Ltd 遊技管理システム及び管理装置
JP2001120818A (ja) * 1999-10-27 2001-05-08 Nippon Leisure Card-System Co Ltd 遊技管理システム及び管理装置
JP2001334053A (ja) * 2000-06-08 2001-12-04 Snk Corp 遊技場における景品交換を管理するサーバ機器、及び景品交換システム

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07236757A (ja) * 1994-02-25 1995-09-12 Sankyo Kk 遊技用装置
JPH10225568A (ja) * 1997-02-17 1998-08-25 Sankyo Kk 遊技用装置
JPH1119316A (ja) * 1997-06-30 1999-01-26 Sankyo Kk 遊技用装置
JP2000042238A (ja) * 1998-07-27 2000-02-15 Sankyo Kk 遊技用装置
JP2000296258A (ja) * 1999-04-14 2000-10-24 Sankyo Kk 遊技用装置
JP2001070627A (ja) * 1999-06-28 2001-03-21 Takasago Electric Ind Co Ltd 遊技システム
JP2001062127A (ja) * 1999-08-26 2001-03-13 Sun Corp 景品交換装置
JP2001120819A (ja) * 1999-10-27 2001-05-08 Nippon Leisure Card-System Co Ltd 遊技管理システム及び管理装置
JP2001120818A (ja) * 1999-10-27 2001-05-08 Nippon Leisure Card-System Co Ltd 遊技管理システム及び管理装置
JP2001334053A (ja) * 2000-06-08 2001-12-04 Snk Corp 遊技場における景品交換を管理するサーバ機器、及び景品交換システム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006061512A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Aruze Corp サービス提供システム、サーバ及び遊技機
JP2006141552A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Glory Ltd 景品交換システム
JP2008114040A (ja) * 2006-10-10 2008-05-22 Matsushita Electric Works Ltd 分離型景品
JP2012035003A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2012095916A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Glory Ltd 景品交換システム
JP2014138752A (ja) * 2013-12-17 2014-07-31 Sankyo Co Ltd 遊技用システム
JP2014144325A (ja) * 2014-01-16 2014-08-14 Sankyo Co Ltd 遊技用装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4986344B2 (ja) 2012-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6885877B1 (en) Portable communication device and system using the portable communication device and attachment for a portable communication device
JP5401004B2 (ja) 遊技用システム
JP5133152B2 (ja) 遊技用システム
JP2005073711A (ja) Rfid識別技術を利用したゲーム提供システムおよび該システムに用いられるゲーム装置。
JP2006127390A (ja) 携帯電話端末を利用したデビット決済システム及び方法
JP2005038209A (ja) 貨幣端末、端末制御方法、及び端末制御プログラム
JP4986344B2 (ja) 遊技用システム及び決済方法
JP2003181130A (ja) 遊戯機器のプレイ料金課金システム、課金方法、及び遊戯機器
JP2003019340A (ja) 貯玉データ管理装置およびこれを用いた貯玉システム
KR100489320B1 (ko) 유기 가치 관리 방법 및 그 시스템
JP2007037801A (ja) 遊技媒体貸出システム及び遊技媒体の貸出制限方法
JP4825016B2 (ja) 情報提供システム
JP2003190575A (ja) 遊技用装置
JP4845260B2 (ja) ゲーム景品支払いシステム及びゲーム景品支払い方法
JP4908011B2 (ja) 遊技可能化処理装置、および、遊技可能化処理システム
JP2003053000A (ja) 遊技用システム及び遊技用管理装置
JP7420422B1 (ja) 遊技機決済システム、遊技機決済方法、遊技機決済プログラム
JP2003256306A (ja) 情報提供システムおよび情報提供方法
JPH1190025A (ja) Icカードシステム
JP2003150882A (ja) 遊技場用決済システム
JP2003019332A (ja) 景品交換システム、景品交換方法、貯玉データ管理装置および景品交換端末
JP2002329030A (ja) 遊技媒体決済システム
JP4825009B2 (ja) 遊技用装置
JP2003196557A (ja) 課金システム、メールシステム、自動化システム
JP4809527B2 (ja) 貯蓄有価価値利用システム及び決済方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041209

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110513

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120416

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4986344

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees