図1は、本実施例に係る携帯電話端末90を利用した遊技媒体貸出システムの概略構成を示すブロック図である。図1に示す遊技媒体貸出システムは、クレジット決済により携帯電話端末90内に電子マネーをチャージするとともに、この携帯電話端末90内の電子マネーに基づいて遊技媒体の貸し出しを可能にしたシステムである。
図1において、遊技店内に設置される遊技システムは、それぞれ「島」と呼ばれるグループごとに複数のパチンコ機40が並設され、各島にはカード処理ユニット50、カード発行機60,60A等の記録媒体処理装置が設けられている。
このシステムでは、上記記録媒体処理装置の処理に適用可能な記録媒体として、会員カードMC(会員登録を行った遊技客(会員)に対して遊技店から発行され、発行店の識別情報や会員コード等の会員識別情報が記憶される)、プリペイドカードPC(カード発行機60,60Aにより遊技客に対して発行され、発行店の識別情報、カード固有の識別コード、発行額、カード種別等が記録される)を用いる。
また、本実施例では、携帯電話端末90のクレジット決済機能によるクレジット決済金額に対応する電子マネーを該携帯電話端末90内のICチップに記憶させておくことにより、当該携帯電話端末90を用いるとカード発行機60において会員カードMCへの度数の価値付けやプリペイドカードの発行が可能となる。ただし、以下では説明の便宜上、携帯電話端末90内の電子マネーにより新規プリペイドカードPCを発行する場合を中心に説明することとする。
パチンコ機40は、パチンコ玉を遊技領域に発射して遊技客が遊技を行う遊技機である。カード処理ユニット50は、プリペイドカードPCや会員カードMC等の記録媒体に関連付けられた度数の残数(以下、残度数という)を上限とするパチンコ玉の貸し出し処理を主機能とするものである。このカード処理ユニット50は、遊技店に設置された複数のパチンコ機40それぞれに対して1台ずつペアとなるように用意され、パチンコ機40の相互間に挟まれる形で設置してある。
カード発行機60,60Aは、現金が入金された場合に、該入金金額に応じた有価価値(度数)が関連付けられるプリペイドカードPCの発行処理並びにプリペイドカードPCや会員カードMCに関連付けられた度数に対する加算処理を主機能とするものであり、遊技店に数台設置されている。
このうち、カード発行機60は、電子マネー端末70と協働し、電子マネー端末70が近接された携帯電話端末90のICチップから読み取った電子マネーの残高に基づきプリペイドカードPCの発行処理を行う機能も有している。また、カード発行機60Aは、上述した電子マネー端末70とカード発行機60の処理機機能を一体化したものであり、単体で携帯電話端末90のICチップから読み取った電子マネー残高に基づきプリペイドカードPCの発行処理を行う機能を有する。
遊技客は、カード発行機60,60Aから発行されたプリペイドカードPC、あるいは新たな度数が加算されたプリペイドカードPCや会員カードMCをカード処理ユニット50に挿入してパチンコ玉を借り受けることで、パチンコ遊技を行うことが可能となる。
これらのパチンコ機40、カード処理ユニット50、カード発行機60,60Aは、各島に設けた島コントローラ30を通じてターミナルコントローラ(T/C)10と称される管理装置の制御下にある。
T/C10は、遊技店に少なくとも1台設置してあり、設置した遊技店の統括管理、例えばカード管理、会員の管理、売上管理等を行うと共に、プリペイドカードPCや会員カードMCの有価価値に関する情報を記憶管理する部分である。
電子マネー端末70は、カード発行機60に付設されると共に、公衆回線網100を介して電子マネー管理センタ110と接続される。この電子マネー端末70は、携帯電話端末90が近接されることにより、該携帯電話端末90のICチップから電子マネーを読み取り、該読み取った電子マネーの残高に基づき付設のカード発行機60からの所定の選択金額に対応するプリペイドカードPCを発行させる制御機能を有する。
具体的には、携帯電話端末90の電子マネーを用いてプリペイドカードPCを発行する場合には、かかる電子マネー端末70が、携帯電話端末90のICチップに記憶した電子マネーを減額する処理を行うとともに、該携帯電話端末90のICチップに記憶した取引履歴を更新することになる。なお、電子マネーを用いて新規プリペイドカードPCの発行するだけでなく会員カードMCへの度数加算を行うこともできるが、ここでは説明の便宜上、電子マネーを用いてプリペイドカードPCを発行する場合を示している。
この電子マネー端末70と公衆回線網100を介して接続される電子マネー管理センタ110は、電子マネー実績管理センタ111とクレジットチャージ決済センタ112とを有する。この電子マネー実績管理センタ111は、電子マネーのチャージ若しくは利用に関する実績データを管理するサーバ装置であり、電子マネーのチャージ又は利用がある都度実績データは更新される。なお、この電子マネー実績管理センタ111は、携帯電話端末90内に保持する電子マネーの残額についても管理している。
一方、クレジットチャージ決済センタ112は、携帯電話端末90等からクレジット決済の要求を受け付けた場合に、クレジットカード会社センタ120に対して決済要求を行い、クレジットカード会社センタ120から決済OKの通知を受けたならば、電子マネー実績管理センタ111に電子マネー加算情報を送信して当該携帯電話端末90の電子マネーにクレジット決済額分の電子マネーを加算するよう指示する。
次に、本実施例で用いる携帯電話端末90の機能構成及び動作について説明する。この携帯電話端末90は、ICカード対応型のものであり、通常の携帯電話機能(表示部、操作部、携帯電話通信機能部)を有する他、内部にICチップを実装している。そして、この携帯電話端末90では、電子マネー管理センタ110を介してクレジット決済を行い、該クレジット決済による決済金額を電子マネーとしてICチップ内に記憶させる。
ここで、この携帯電話端末90は、電子マネーの取引処理を行った場合にその取引履歴をICチップ内に記憶することとしている。例えば、クレジット決済により電子マネーをチャージした場合には、後述する電子マネーアプリ92によってチャージ日時、取引種別(チャージ)、チャージ金額が取引履歴として格納され、また電子マネーを利用した場合には、電子マネー端末70等のリーダライタによって電子マネーの利用日時、取引種別(利用)、利用金額が取引履歴として格納される。なお、単に「利用」を取引種別として記憶するだけではなく、電子マネーを使用した店舗を含む使用種別の情報を取引種別として記憶することもできる。
そして、遊技客により電子マネーを用いたプリペイドカードPCの購入操作が行なわれた場合には、電子マネー端末70が携帯電話端末90内の取引履歴に基づいてプリペイドカードPCの発行を許可するか否かを判定し、許可判定された場合にのみプリペイドカードPCが発行されることとしている。遊技客がパチンコ遊技等にのめり込み、電子マネーを用いたプリペイドカードPCの購入を際限なく繰り返す事態を防ぐために利用制限を課したものである。
具体的には、この電子マネー端末70では、利用制限設定として(1)指定時間以内チャージ制限と、(2)当日チャージ制限と、(3)直近チャージ制限とが設定できるよう構成されている。この「(1)指定時間以内チャージ制限」とは、電子マネーの最終チャージ時点(ここでは、最終チャージ時点が最終のチャージ日時である場合を説明するが、チャージ時刻又はチャージ日付であっても良い)から所定期間(利用制限時間として指定)の間は電子マネーによるプリペイドカードPCの発行を拒否するモードである。チャージから時間を置かずにプリペイドカードの発行を認めると、遊技客がパチンコ遊技等にのめり込んでしまった場合に電子マネーのチャージと電子マネーによるプリペイドカードPCの発行を遊技客が繰り返してしまう可能性があるため、かかる行為に制限を課したものである。
また、「(2)当日チャージ制限」とは、電子マネーの最終チャージ日と同じ日は電子マネーによるプリペイドカードPCの発行を拒否するモードである。上記(1)の最終チャージ時点を最終のチャージ日とし、所定期間をチャージ日と同日としてのめり込みを防止する制限を課したものである。
さらに、「(3)直近チャージ制限」とは直近取引がチャージであった場合には電子マネーによるプリペイドカードPCの発行を拒否するモードである。直近取引が電子マネーのチャージであった場合には、かかる電子マネーのチャージがプリペイドカードPCの発行のためのものであるとみなして利用制限を課したものである。このため、最終チャージ時点後に遊技店以外での使用がなされた場合には、電子マネーによるプリペイドカードPCの発行を許可することになる。
この携帯電話端末90において、クレジット決済機能及び電子マネー処理機能は、携帯電話サービスを利用してダウンロードすることにより得られる電子マネー処理用のアプリケーション(以下「電子マネーアプリ」と言う)92により実現することができる。
図2は、本実施例に係わる携帯電話端末90における電子マネーアプリ92の取得処理イメージを示す概念図である。図2において、携帯電話サービス会社では、アプリケーション配信用サーバ930を所有し、自社の携帯電話サービスに加入する携帯電話端末90からのアクセスに応じて、該サーバ930から当該携帯電話端末90で利用可能な種々のアプリケーションを当該携帯電話端末90のメモリ91内にダウンロードするサービスを提供している。
一方、携帯電話サービス会社のネットワークを利用するコンテンツプロバイダ(例えば、遊技店に対するシステム提供会社)では、自社のアプリケーション配信用サーバ950内に、携帯電話端末90用の電子マネーアプリ92をはじめとする種々のアプリケーションを保持している。
かかるネットワーク構成により、携帯電話端末90の所有者は、コンテンツプロバイダのサーバ950に保持される電子マネーアプリ92を、当該サーバ950から携帯電話サービス会社のサーバ930を介して携帯電話端末90のメモリ91にダウンロードすることができる。
また、携帯電話端末90はICチップ95を実装しており、該ICチップ95の記憶領域は、クレジット決済に必要な各種データを記憶する第1領域951と、電子マネー関連の情報を記憶する第2領域953とに分割されている。本実施例では、携帯電話端末90の運用に当たり、ICカード運用会社(図示せず)のネットワークを上述した携帯電話サービス会社のネットワークと接続した環境下で、ICカード運用会社のネットワークから携帯電話サービス会社のネットワークを介して、携帯電話端末90におけるICチップ95の第2領域953内に、当該ICカード運用会社が運用する電子マネーを記憶するための電子マネー領域と電子マネーの取引履歴を記憶するための取引履歴領域とが設定される。
そして、上述した方法により該携帯電話端末90のメモリ91内にダウンロードされた電子マネーアプリ92は、携帯電話端末90のICチップ95内に電子マネー領域及び取引履歴領域を設定するとともに、クレジット決済処理により電子マネー領域に電子マネーをチャージする処理、電子マネーの取引情報により取引履歴を更新する処理、電子マネーに係る各種処理等を行う。ただし、電子マネー端末70等のリーダライタ装置を介して電子マネーを使用する場合には、本電子マネーアプリ92ではなく、リーダライタ装置側で電子マネーの減額及び取引履歴の更新を行うことになる。
図2に示したように、かかる電子マネーアプリ92には、クレジット決済により電子マネーをチャージするクレジット決済ルーチン92aと、電子マネーの取引時に取引情報により取引履歴を更新する取引履歴更新ルーチン92bと、電子マネーに係る各種処理を行う電子マネー処理ルーチン92cとが含まれている。この取引履歴更新ルーチン92bは、クレジット決済により電子マネーをチャージした場合には、チャージ日時、取引種別(チャージ)、チャージ金額を取引履歴として記憶し、また電子マネーを利用した場合には、電子マネーの利用日時、取引種別(利用)、利用金額を取引履歴として記憶する。
次に、図2に示した携帯電話端末90を用いてクレジット決済により電子マネーをチャージする際の処理手順について説明する。図3は、図2に示した携帯電話端末90を用いてクレジット決済により電子マネーをチャージする際の処理手順を示すシーケンス図である。
図3に示すように、携帯電話端末90によりクレジット決済を行なおうとする時、遊技客は、携帯電話端末90の操作部を適宜操作することにより電子マネーアプリ92を起動させる(ステップS101)。
この電子マネーアプリ92が起動してクレジット決済要求が選択されると、携帯電話端末90は、クレジットチャージ決済センタ112宛に発信して通信可能状態となる。その後、遊技客は、操作部を操作することにより、クレジット決済を要求するのに必要な情報を入力する(ステップS102)。ここではクレジットチャージ決済センタ112と通信可能状態で情報入力することとしたが、オフラインで情報入力した後にクレジットチャージ決済センタ112宛に発信することもできる。
ここでの情報入力操作については、例えば図4に示したクレジット決済利用画面905aを用いて、クレジットカード会社(この例では「ABC」)、16桁のクレジットカード番号(この例では「9999 9999 9999 9999」)、クレジットカードの有効期限(この例では「09年11月」)、決済を希望する金額(決済金額:この例では、10,000円)、暗証番号(クレジットカード会社ABCにより発行されたクレジットカードの所有者であることを証明するための番号:この例では「****」)を入力する。
この場合、クレジットカード番号やクレジットカード有効期限は、携帯電話端末90のICチップ95内の1領域951に事前に登録しておき、クレジットカード会社が選択された際にこれらの情報がクレジット決済利用画面905a上に入力されるようにすることもできる。
また、説明の便宜上図示省略したが、クレジットカード番号やクレジットカード有効期限は、遊技客が事前にインターネット等を通じてクレジットチャージ決済センタ112に登録しておき、クレジットチャージ決済センタ112と携帯電話端末90との間で操作者を本人と認める相互認証行為(ID、パスワード等による)を行うことで、クレジット決済が行えるようにしても良い。
ステップS102において、クレジット決済要求に必要な情報(決済情報)を入力完了した後、遊技客は、携帯電話端末90の操作部を適宜操作することにより決済開始操作(ステップS103)を行う。例えば、図4に示すクレジット決済利用画面905aを用いて決済情報を入力する場合には、間違いがないことを確認して"確定"ボタンを押下する。そして、"確定"ボタンの押下に対して表示部に表示される"決済を開始します。宜しいですか?"のガイダンス、並びに"はい"ボタン及び"いいえ"ボタンのうちの"はい"ボタンを押下することにより決済開始操作を行う。
遊技客によって、上記決済開始操作(ステップS103)が行われると、携帯電話端末90は、自己の端末ID、クレジットカード番号、クレジットカード有効期限、決済金額及び暗証番号を含む決済依頼をクレジットチャージ決済センタ112に送信する(ステップS301)。
クレジットチャージ決済センタ112では、携帯電話端末90から上記決済依頼を受信すると、携帯電話端末90から受信した決済依頼中のクレジットカード番号、クレジットカード有効期限、決済金額及び暗証番号を含むクレジット決済要求をクレジットカード会社センタ120に送出し(ステップS501)、その後、クレジットカード会社センタ120からの決済結果の受信待ち状態に移行する。
これに対し、クレジットカード会社センタ120は、クレジットチャージ決済センタ112からのクレジット決済要求を受信すると、該クレジット決済要求に含まれるクレジットカード有効期限によりクレジットカードの有効期限を確認し、暗証番号によりクレジット決済要求が本人であるかを確認するとともに、決済金額の決済が可能であるか否かを判定し、その決済結果をクレジットチャージ決済センタ112に送信する(ステップS503)。
一方、クレジットチャージ決済センタ112は、クレジットカード会社センタ120から決済結果を受信すると、その決済結果に基づいて、クレジット決済がOKか否(NG)かを判断する(ステップS302)。ここで、クレジットカードの上限超過などによりステップS502でクレジット決済が実施されなかった場合は、該クレジットカード会社センタ120からクレジット決済がNGである旨の決済結果が送られてくるため、クレジットチャージ決済センタ112は該決済結果からクレジット決済NGであると判定し(ステップS302NO)、クレジット決済が行えなかったことを示す決済未完通知を携帯電話端末90に送信する(ステップS104)。
携帯電話端末90では、クレジットチャージ決済センタ112からクレジット決済未完通知を受信すると、クレジットカードの上限超過等により決済が行えなかった旨を表示部に表示する等、遊技客に対してクレジット決済が行えなかった旨を報知する(ステップS105)。
一方、ステップS502において、クレジット決済が実施された場合は、該クレジットカード会社センタ120からクレジット決済がOKである旨の決済結果が送られてくるため、クレジットチャージ決済センタ112は、該決済結果からクレジット決済OKであると判定し(ステップS302YES)、クレジット決済が完了したことを示すクレジット決済完了通知を、クレジットカード会社センタ120から受信した決済結果に含まれている伝票表示項目(例えば、クレジットカード番号、決済金額、処理日時等)等と共に携帯電話端末90に送信する(ステップS106)。
携帯電話端末90では、クレジットチャージ決済センタ112からクレジット決済完了通知を受信すると、クレジット決済額を電子マネーに変換してICチップ95に保持した電子マネーを加算する電子マネー残高更新処理を行った後に(ステップS107)、決済が完了した旨を遊技客に報知する(ステップS108)。例えば、図5に示すように、決済が完了し決済金額を電子マネーとしてチャージすることを示すメッセージ「決済完了しました。電子マネーとしてチャージします。」と、決済金額並びに現時点における電子マネーの残額(決済金額+決済前時点でICチップ内に残っている電子マネー残額)を決済利用結果画面907を用いて表示部に表示する。その後、今回の取引内容(取引日時、取引種別、取引金額)により取引履歴領域に記憶された取引履歴が更新される(ステップS109)。
なお、上記一連の処理中、クレジットチャージ決済センタ112では、クレジットカード会社センタ120からクレジット決済OKの決済結果を受信する毎に、当該クレジット決済に係わる情報〔端末ID、端末処理番号、金額(指定金額)、クレジットカード番号〕を電子マネー取引の識別情報として用いて、該識別情報に関連付けて当該金額(決済金額)相当分の電子マネーを累計加算するバッチ処理を行い(ステップS303)、所定期間間隔毎に、当該電子マネー加算情報を公衆回線網100を通じて電子マネー実績管理センタ111に送信する(ステップS701)。
一方、電子マネー実績管理センタ111では、クレジットチャージ決済センタ112から電子マネー加算情報を受信すると、該加算情報を用いて、電子マネー取引の識別情報毎に電子マネー利用額を更新する処理(ステップS702)を行う。
以上の処理の結果、遊技客は、任意の場所で、自分の携帯電話端末90を用いて所望の金額のクレジット決済を行ない、該クレジット決済金額に相当する額の電子マネーをICチップ95内にチャージすることができるとともに、あわせて取引履歴を更新することができる。この際、単に電子マネーをチャージするだけではなく、チャージした取引内容を取引履歴領域に保持することとしたので、電子マネーによるプリペイドカードPCの購入操作がその後行われた時点でこの取引履歴に基づく利用制限を掛けることができる。
上記クレジット決済処理によりICチップ95内に電子マネー及び取引履歴を保持した携帯電話端末90は、遊技店内に設置される遊技システム(図1参照)中、例えば電子マネー端末70に設けられるICカード読取/書込部に当該携帯電話端末90(ICチップ95内設箇所)をかざす(近接させる)操作を通して、カード発行に利用することができる。
次に、図1に示したカード発行機60及び電子マネー端末70の外観構成及び内部構成について説明する。図6は、図1に示したカード発行機60及び電子マネー端末70の外観構成を示した正面図であり、図7は、これらカード発行機60及び電子マネー端末70の内部構成を示すブロック図である。
図6に示すように、カード発行機60と電子マネー端末70は、それぞれ個別の筐体に別々のユニットとして設けられ、このうち、カード発行機60は、外観構成上、筐体の前面に設けた扉体に表示部62、選択ボタン631、取消スイッチ632、プリペイドカード挿入/発行・返却口601、会員カード挿入/返却口602、紙幣挿入/返却口603を備えている。
表示部62は、後述の発行制御部61から与えられた入力ガイダンス等の各種情報を表示するための部分であり、例えば液晶表示器によって構成される。選択ボタン631および取消スイッチ632は、それぞれ外部操作入力部63として設けられるもので、遊技客によってON操作された場合に個別の検出信号を後述の発行制御部61に与える部分である。
プリペイドカード挿入/発行・返却口601は、プリペイドカードPCを受け入れてこれをプリペイドカード処理部64に取り込む一方、プリペイドカード処理部64において所望の処理を施した後のプリペイドカードPCを返却するための開口並びにプリペイドカード処理部64で発行処理したプリペイドカードPCを排出するための開口である。
プリペイドカード処理部64は、プリペイドカードPCを取り込んだ場合、該プリペイドカードPCに記録されている情報を読み取り、その読み取り結果を後述の発行制御部61に与える処理を行う。一方、発行処理においては、例えば、予め装填されたカードを適宜印字・データ処理し、これをプリペイドカードPCとして発行する処理を行う。
会員カード挿入/返却口602は、会員カードMCを受け入れてこれを会員カード処理部65に取り込む一方、会員カード処理部65において所望の処理を施した後の会員カードMCを返却するための開口である。会員カード処理部65は、取り込んだ会員カードMCに記録されている会員識別情報を読み取り、その読み取り結果を後述の発行制御部61に与える部分である。
紙幣挿入/返却口603は、紙幣を受け入れてこれを紙幣処理部66に取り込む部分である。紙幣処理部66は、取り込まれた紙幣の金種を識別してその識別結果を後述の発行制御部61に与えると共に、識別可能な紙幣を金種別に分類して紙幣回収箱67に収納する一方、識別不能な紙幣を返却するための部分である。
図7に示すカード発行機60の内部構成において、発行制御部61は、予め与えられたプログラムやプリペイドカード処理部64、会員カード処理部65、紙幣処理部66、選択ボタン631、取消スイッチ632から与えられた情報に基づいて各部の制御を行うための部分である。
発行制御部61は、第1通信インタフェース(I/F)部68および第2通信I/F部69を通じて外部と適宜情報交換することが可能である。本実施例では、第1通信I/F部68が、島コントローラ30を介してT/C10に接続してある一方、第2通信I/F部69が電子マネー端末70の第1通信I/F部77に接続してある。
カード発行機60に付設される電子マネー端末70は、外観構成上、図6に示すように、筐体の前面に設けた扉体に表示部73、外部操作入力部74、携帯電話端末90を近接させる位置を示す近接位置マーク701、携帯電話端末90を保持する端末保持ホルダ702、伝票排出口703を備えている。
表示部73は、後述する電子マネー制御部71から与えられた入力ガイダンスや設定ガイダンス等の各種情報を表示するための部分であり、例えば液晶表示器によって構成される。外部操作入力部74は、確認キーや取消スイッチ、テンキー等の各種機能スイッチを備えて構成したものであり、この外部操作入力部74には、電子マネーを用いたプリペイドカードPCの発行を行う利用開始ボタンが含まれる。
電子マネー端末70は、プログラムやデータに基づいて各種機能を遂行するために必要な内部構成として、図7に示すように、電子マネー制御部71、記憶部72、ICカード読取/書込部750を有するICカード処理部75、印字部76、第1通信I/F部77、第2通信I/F部78および計時部79を備えている。
電子マネー制御部71は、記憶部72に格納されているプログラムやデータに基づいて各種機能を実行するものである。この記憶部72には各種設定情報についても記憶されており、すでに説明した(1)指定時間以内チャージ制限を有効(ON)にするか否か、(2)当日チャージ制限を有効(ON)にするか否か、(3)直近チャージ制限を有効(ON)にするか否かの情報についても記憶している。
また、電子マネー制御部71は、ICカード処理部75、外部操作入力部74から与えられた情報に基づいて各部の制御を行う。例えば、遊技客によって近接される携帯電話端末90のICチップ95からICカード読取/書込部750により読み取られた電子マネー情報をICカード処理部75を通じて取込み、付設のカード発行機60の選択ボタン631のうちの遊技客によって選択された選択ボタン631に対応する金額分を電子マネーから減算して残高を更新する処理、該残高更新処理に基づく電子マネー利用情報を電子マネー管理センタ110に送信する処理等を行う。
ここで、この電子マネー制御部71は、携帯電話端末90内の電子マネーを利用してプリペイドカードPCを発行する操作がなされた際に、単に電子マネーの残額のみを確認するのではなく、携帯電話端末90内に保持する電子マネーの取引履歴を参照してプリペイドカードPCの発行を許可すべきか拒否すべきかを判定し、許可判定した場合にのみカード発行機60に対してプリペイドカードPCの発行指示を行っている。クレジット決済で電子マネーをチャージしてプリペイドカードPCを購入する行為が繰り返されると、パチンコ遊技等へののめり込みが防止できず多重債務者の発生を招くおそれがあるからである。
例えば、利用制限設定として上記「(1)指定時間以内チャージ制限」が有効とされている場合には、携帯電話端末90の第2領域953の取引履歴領域に記憶された電子マネーの取引履歴を参照して、最終チャージ時点から指定時間が経過していない場合には、プリペイドカードPCの発行を拒否判定することとしている。遊技目的で電子マネーをチャージしたとしてもすぐに該電子マネーを遊技媒体の貸出に利用できないようにして、パチンコ遊技等へののめり込みを防止するためである。
ただし、制限付加条件として「利用後制限」が解除されている場合には、最終チャージ時点後に電子マネーの使用がなされた場合には、プリペイドカードPCの発行を許可判定することとしている。最終チャージ時点から指定期間が経過していなくとも、最終チャージ時点後に使用がなされた場合には、遊技のために電子マネーをチャージしたとはみなさないこととしたためである。
また、利用制限設定として「(2)当日チャージ制限」が有効とされている場合には、最終チャージ日と同日に電子マネーの使用がなされたならば、プリペイドカードPCの発行を拒否判定することとしている。さらに、利用制限設定として「(3)直近チャージ制限」が有効とされている場合には、最終取引がチャージ取引であったならば、プリペイドカードPCの発行を拒否判定することとしている。直近の取引すなわち最も新しい取引がチャージ取引であった場合にはこの電子マネーのチャージは遊技のためのものとみなして制限を掛けることとするためである。
ICカード処理部75は、遊技客によって近接される携帯電話端末90のICチップ95からICカード読取/書込部750によって情報を読み取り、該読み取り結果を電子マネー制御部71に与える処理部である。ICカード読取/書込部750の読み取り対象となる携帯電話端末90のICチップ95に記憶される情報には、第1領域951に記憶されるキャッシュカード情報(銀行番号、支店番号、口座番号)と、第2領域953に記憶される電子マネー情報や取引履歴情報が含まれている。
なお、図6に示す外観構成において、近接位置マーク701は、ICカード読取/書込部750の読取位置近傍に設けられ、端末保持ホルダ702に携帯電話端末90をセットした際には、該携帯電話端末90のICチップ95が上記読取位置に近接された状態で保持される仕組みになっている。
伝票排出口703は、印字部76において印字処理された伝票(電子マネー利用明細レシート)RCを排出するための開口である。印字部76は、電子マネー制御部71から与えられた情報(電子マネー利用情報)を伝票RCとして印字出力するための部分である。なお、この印字部76は、伝票排出口703に排出したレシート(伝票RC)が遊技客によって抜き取られたか否かを検知する機能も有する。
第1通信I/F部77は、カード発行機60との間でデータの送受信を行い、第2通信I/F部78は、公衆回線網100を介して電子マネー管理センタ110との間でデータの送受信を行う。計時部79は、現在時刻を計時するタイマである。かかる計時部を設けた理由は、最終チャージ時点から所定時間が経過したか否かを確認するためである。
次に、かかる構成を有する電子マネー端末70とカード発行機60による携帯電話端末90を用いたプリペイドカード発行処理動作について図8〜図10を参照して説明する。図8は、携帯電話端末90の電子マネーによるプリペイドカードPCの発行が許可される場合の処理動作を示す図であり、図9は、レシート(伝票RC)の一例を示す図である。
図8において、遊技客が、自分の携帯電話端末90に記憶される電子マネーを用いてプリペイドカードPCを購入しようとする場合、まず、電子マネー端末70の利用開始ボタンを押下するとともに(ステップS11)、カード発行機60の選択ボタン631のうち所望のものを押下する(ステップS12)。
すると、選択金額「5000円」と「電子マネー端末に、携帯電話端末をかざして下さい」というガイダンスを含む金額選択画面がカード発行機60の表示部62に表示されるとともに(ステップS13)、選択金額が電子マネー端末70に通知され(ステップS14)、これにより電子マネー端末70は携帯電話端末90のかざし待ちの状態となる(ステップS15)。
ここで、遊技客が携帯電話端末90を電子マネー端末70の端末保持ホルダ702にセットすると(ステップS16)、電子マネー端末70では、ICカード処理部75が、ICカード読取/書込部750により携帯電話端末90のICチップ95からこれに記憶されている電子マネー及び取引履歴の情報を読み取らせ、該ICカード読取/書込部750により読み取られた情報を電子マネー制御部71に送出する。
そして、読み取った取引履歴に基づいてプリペイドカードPCの発行を許可するか否かが判定される(ステップS17)。具体的には、電子マネー端末70の記憶部72には、いかなる利用制限を行うかの設定情報が記憶されているので、この設定情報にしたがって許否判定を行うことになる。
同図に示すものでは、「指定時間(30分)以内のチャージ制限をONとする」設定を行っているので、電子マネーの最終チャージ時点から30分が経過するまでの間は、この電子マネーを用いたプリペイドカードPCの発行を制限することとしている。ここで、携帯電話端末90の取引履歴を参照すると、最終チャージ時点が2005年6月11日13時25分であり、現在時刻が2005年6月11日14時0分であるので、電子マネーの最終チャージ時点から30分がすでに経過しているため、この携帯電話端末90内の電子マネーを用いたプリペイドカードPCの発行が許容されることになる。
また、同図に示すものでは「利用後制限」という制限付加条件が解除されている。この利用後制限とは、例え電子マネーの最終チャージ時点から30分以内であっても最終チャージ後に電子マネーが利用されていれば、電子マネーのチャージが遊技店での遊技のためのものではないとみなして、利用制限を解除するものである。ここでは、最終チャージ後の利用はなされていないが、この利用制限を考慮するまでもなく電子マネーの最終チャージ時点から30分がすでに経過しており利用制限がなされない。なお、かかる判定処理は、図7に示した電子マネー制御部71において行われる。
このため、携帯電話端末90の電子マネー残額14550円からプリペイドカードPCの金額5000円が引き落とされ利用後残高が9550円となる旨が電子マネー端末70の表示部73上に表示されるとともに(ステップS18)、図9に示したレシートが排出される(ステップS19)。図9に示すように、このレシートは「電子マネーご利用明細」であり、遊技店名「パーラーAコクドウゾイテン」、ご利用金額「5000円」、電子マネー残高「9550円」、カード番号「1234−5678−9012」、カード取引番号「00005」、端末取引番号「00925」が印刷されている。なお、電子マネー引落し後にプリペイドカードの発券が失敗した場合には、失敗した旨をレシートに記載することになる。また、携帯電話端末90の画面上にかかるレシートの内容を表示させることにより、レシート発行自体をなくすこともできる。
また、電子マネー端末70は、カード発行機60に対して5000円分の電子マネーの引落し完了通知を行い(ステップS20)、カード発行機60はT/C10に対してカード入金登録を通知する(ステップS21)。そして、この通知を受けたT/C10は、内部に保有するプリペイドカード残高情報DBに入金登録を行い(ステップS22)、カード発行機60に対して入金登録完了を通知する(ステップS23)。
この入金登録完了の通知を受けたカード発行機60は、電子マネー端末70からのレシートの抜取待ち状態となり(ステップS24)、電子マネー端末70からレシート抜取完了の通知を受けたならば(ステップS25)、プリペイドカードPCを発行する(ステップS26)。ただし、カード発行準備が完了するまでにレシート抜取完了の通知を受けた場合は、ステップS24のレシートの抜取待ち状態とはしない。なお、電子マネー端末70は、電子マネー管理センタ110に対して電子マネー利用情報をバッチ処理にて送信する(ステップS27)。
次に、図10を用いて携帯電話端末90の電子マネーによるプリペイドカードPCの発行が拒否される場合の処理動作について説明する。図10は、携帯電話端末90の電子マネーによるプリペイドカードPCの発行が拒否される場合の処理動作を示す図である。
同図に示すように、遊技客が、自分の携帯電話端末90に記憶される電子マネーを用いてプリペイドカードPCを購入しようとする場合、まず、電子マネー端末70の利用開始ボタンを押下するとともに(ステップS31)、カード発行機60の選択ボタン631のうち所望のものを押下する(ステップS32)。
すると、選択金額「5000円」と「電子マネー端末に、携帯電話端末をかざして下さい」というガイダンスを含む金額選択画面がカード発行機60の表示部62に表示されるとともに(ステップS33)、選択金額が電子マネー端末70に通知され(ステップS34)、これにより電子マネー端末70は携帯電話端末90のかざし待ちの状態となる(ステップS35)。
ここで、遊技客が携帯電話端末90を電子マネー端末70の端末保持ホルダ702にセットすると(ステップS36)、電子マネー端末70では、ICカード処理部75が、ICカード読取/書込部750により携帯電話端末90のICチップ95からこれに記憶されている電子マネー及び取引履歴の情報を読み取らせ、該ICカード読取/書込部750により読み取られた情報を電子マネー制御部71に送出する。
そして、読み取った取引履歴に基づいてプリペイドカードPCの発行を行うか否かが許否判定される(ステップS37)。具体的には、電子マネー端末70の記憶部72には、いかなる利用制限を行うかの設定情報が記憶されているので、この設定情報にしたがって許否判定を行うことになる。
同図に示すものでは、「指定時間(30分)以内のチャージ制限をONとする」設定を行っているので、電子マネーの最終チャージ時点から30分が経過するまでの間は、この電子マネーを用いたプリペイドカードPCの発行を制限することとしている。ここで、携帯電話端末90の取引履歴を参照すると、最終チャージ時点が2005年6月11日13時45分であり、現在時刻が2005年6月11日14時0分であるので、電子マネーの最終チャージ時点から30分が経過していないため、この携帯電話端末90内の電子マネーを用いたプリペイドカードPCの発行が許否されることになる。
また、同図に示すものでは「利用後制限」という制限付加条件が解除されているが、ここでは最終チャージ後に電子マネーが利用されていないので、利用制限は解除されず、プリペイドカードの発行は拒否判定される。
このため、電子マネー端末70の表示部73には、利用前残額が5010円である旨と、「チャージ後30分が経過していない為、ご利用になれません。チャージ後30分以降に再度ご利用下さい。」というメッセージを含む引落し不可表示がなされるとともに(ステップS38)、カード発行機60に対して引落し不可通知がなされる(ステップS39)。
そして、この引落し不可通知を受け取ったカード発行機60は、表示部62の表示画面上に「引落しできませんでした。処理を取消します。」というメッセージを含む引落し不可表示を行い(ステップS40)、一連の処理を終了する。
上述してきたように、本実施例では、携帯電話端末90内に電子マネーの取引履歴(取引日時、取引種別、取引金額)を記憶しておき、電子マネー端末70において電子マネーを用いたプリペイドカードPCの発行操作がなされた場合に、この取引履歴に基づいてプリペイドカードPCの発行を許可するか拒否するかを判定し、許可すると判定した場合にのみカード発行機60からプリペイドカードPCを発行するよう構成したので、電子マネーのチャージ及び該チャージされた電子マネーを用いたプリペイドカードの発行が繰り返されることに対して制限を課すことができる。
なお、本実施例では、電子マネー端末70及びカード発行機60により電子マネーを用いてプリペイドカードPCを発行する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子マネー端末70の機能を取り込んだカード発行機60Aで電子マネーを用いてプリペイドカードPCを発行する場合も同様の処理となる。かかるカード発行機60Aの構成は、図6及び図7に示した電子マネー端末70の構成部位のうちの必要なものをカード発行機60Aが取り込んだものとなる。
また、本実施例では、クレジット決済により電子マネーをチャージする場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、デビット決済等により電子マネーをチャージする場合に適用することもできる。さらに、本実施例では、携帯電話端末90内の電子マネーを用いてプリペイドカードPCを発行する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子マネーを用いて会員カードMCに度数を価値付ける場合に適用することもできる。この場合、電子マネーを用いた会員カードMCへの度数の価値付けに利用制限を掛けることが可能となる。
また、本実施例では、利用開始ボタンの操作をトリガとして電子マネーによるプリペイドカードPCの発行処理を行わせる場合を説明したが、この利用開始ボタンを設けるのではなく、現金が投入されずに選択ボタンが押下された場合に電子マネーの利用開始とみなすこともできる。
また、本実施例では、電子マネー対応媒体として携帯電話端末90を用いた場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子マネーカード等の他の電子マネー対応媒体を用いる場合に適用することもできる。
また、本実施例では、電子マネーによるプリペイドカードの発行を拒否した場合の具体的な報知内容についての説明を省略したが、例えば「○○分後に利用可能となります」、「明日利用可能となります」、「電子マネーでの一般物品購入後に利用可能となります」等の利用可能となるための条件を報知することもできる。
また、利用制限設定が固定であれば、携帯電話端末90で電子マネーのチャージを行う際に、「チャージした直後はプリペイドカードPCの発行はできません」等のメッセージを報知することもできる。
また、本実施例では、パチンコ機40でのパチンコ遊技を遊技対象として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ機によるパチスロ遊技やパロット機によるパロット遊技にも適用することができる。