JP3774344B2 - 遊技管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばICカード等の記録媒体を使用して遊技を行う場合に、記録媒体の使用の利便性を図ることができ、しかも記録媒体の不正使用の拡大を防止することができる遊技管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、磁気記録領域を備えた磁気カード等の記録媒体をプリペイドカードとして用いて金銭的な支払いを行うために、記録媒体に記録される情報を管理する遊技管理システムが実現されている。また磁気カードに比しさらに多くの情報を記録するために、半導体メモリを備えたICカード等のプリペイドカードを用いた遊技管理システムも構築されるようになっている。
【0003】
このような遊技管理システムの多くは、プリペイドカードの不正使用の拡大を防止するため、特定の遊技店でのみ使用可能なプリペイドカードであるハウスカードを採用している。
【0004】
このようなハウスカードは、そのカードが使用できる遊技店を識別する店舗識別子(以下、店舗IDという)が記録された後、カード発行会社によって発行される。そして、発行されたハウスカードは、そのカードに記録された店舗IDによって識別される各遊技店へ配送される。
【0005】
ハウスカードを採用している遊技管理システム(以下、ハウスカードシステムという)では、そのハウスカードに記録された店舗IDによって識別される遊技店でのみそのカードが使用できるようになっている。そして一度記録された店舗IDは書き換えることができない。したがって、店舗IDに示されている遊技店以外の遊技店ではそのカードを使用することができず、しかも店舗IDを書き換えることができないため、プリペイドカードが偽造され不正使用された場合であっても、その不正行為が複数の遊技店に拡大することを防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、このようなハウスカードシステムは、記録媒体の不正使用の拡大を防止するという点で優れているが、一方で、以下に説明するように、利用者,記録媒体発行会社及び遊技店経営会社夫々にとって不都合があった。
【0007】
ハウスカードシステムにおいて、利用者は、記録媒体を複数の遊技店にて共通して使用することができない。そのため、同一の建物内に複数の遊技店がある場合又は複数の遊技店が近接して設置されている場合等、複数の遊技店の間を容易に往来することができる場合であっても、利用者は複数のハウスカードを各遊技店毎に使い分けなければならなかった。したがって、利用者にとってハウスカードシステムは利便性が悪い等の問題があった。
【0008】
また、ハウスカードシステムでは、上述したように記録媒体発行会社から各遊技店夫々へハウスカードが配送される。この場合、記録媒体発行会社は不正なプリペイドカードが発券されることを防止するために、ハウスカードがどの遊技店に配送されたかを示す情報を各遊技店別に管理するとともに、そのハウスカードを倉庫等において各遊技店別に保管しなければならないので、これらに要する作業が煩雑になるという問題があった。
【0009】
さらに、複数の遊技店を経営している経営会社にとっては、それら複数の遊技店に共通して使用することができるプリペイドカードを利用する場合の方が、ハウスカードを利用する場合と比較して、そのカードの管理に要するコストを削減することができ、事務処理も煩雑にならなくて済む。
【0010】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、各遊技店毎に、その遊技店において使用することが可能な記録媒体に関する情報を記憶し、同一の会社によって経営されている,同一の建物内にある,又は近接して設置されている等特定の関係にある複数の遊技店の間で、前記情報を交換することによって、記録媒体を複数の遊技店にて共通して使用することができる遊技管理システムを提供することを目的とする。
【0011】
また本発明の他の目的は、記録媒体の遊技店への配送に関する情報を、各遊技店毎ではなく、複数の遊技店に纏めて管理することによって、前記情報の管理コストを削減することができる遊技管理システムの提供にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る遊技管理システムは、複数の遊技店の夫々に備えられ、有価価値を有した記録媒体を使用して支払を行うことによって遊技を可能とする複数の遊技機と、各遊技店に備えられ、記録媒体を発行する発行装置と、各遊技店に備えられ、記録媒体に記録された記録情報を管理する複数の管理装置と、所定数の遊技店から構成される店舗群に関する店舗群情報を管理し、記録媒体に関する情報を該記録媒体を識別するための記録媒体識別子毎に管理しており、しかも前記複数の管理装置と通信すべくなしてある中央管理装置とを備えた遊技管理システムにおいて、前記中央管理装置は、前記記録媒体識別子と前記記録媒体を発行すべき発行装置が設置されている遊技店との対応を示す対応情報を、前記店舗群毎に記憶する第1記憶部と、同一の店舗群を構成している遊技店に備えられている各管理装置夫々に対して同一の対応情報を送信する手段とを備え、前記発行装置は、記録媒体発行要求を受け付ける手段と、発行すべき記録媒体の記録媒体識別子を前記管理装置へ送信する手段とを備え、前記管理装置は、中央管理装置から受信した対応情報を記憶する第2記憶部と、発行装置から受信した記録媒体識別子によって識別される記録媒体に関する情報が第2記憶部に記憶されているか否かを判別する手段と、該判別する手段によって記憶されていると判別された場合、発行を承認する発行承認信号を発行装置へ送信する手段とを備え、前記発行装置は更に、発行承認信号を受信した場合、前記発行すべき記録媒体を発行する手段を備えることを特徴とする。
【0015】
発明に係る遊技管理システムは、第発明に係る遊技管理システムにおいて、前記管理装置は更に、発行承認信号を発行装置へ送信した場合、発行承認を行ったことを示す発行承認完了信号を、前記管理装置が設置されている遊技店と同一の店舗群を構成している遊技店に設置されている管理装置へ送信する手段と、発行承認完了信号を受信した場合、発行された記録媒体に関する対応情報を第2記憶部から削除する手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
発明による場合、中央管理装置が、記録媒体を識別するための記録媒体識別子と前記記録媒体を発行すべき発行装置が設置されている遊技店との対応を示す対応情報を、店舗群毎に記憶する第1記憶部を有しており、この対応情報を各管理装置へ送信する。この際、同一の店舗群を構成している遊技店に備えられている各管理装置に対しては同一の対応情報を送信する。
【0029】
また発行装置は、記録媒体発行要求を受け付けた場合、発行対象の記録媒体の記録媒体識別子を管理装置へ送信する。そして管理装置は、中央管理装置から受信した対応情報を記憶する第2記憶部を有しており、発行装置から受信した記録媒体識別子によって識別される記録媒体に関する情報が第2記憶部に記憶されているか否かを判別する。ここで記憶されていると判別された場合、発行を承認したことを示す発行承認信号を発行装置へ送信する。そしてこの発行承認信号を受信した発行装置は、発行対象の記録媒体を発行する。
【0030】
このように中央管理装置は、前記対応情報を遊技店毎ではなく、複数の遊技店の集合である店舗群毎に記憶している。したがって、これらの対応情報の管理がより容易となる。
【0031】
また、記録媒体発行会社では、倉庫等における記録媒体の保管を遊技店毎ではなく店舗群毎に行えばよいので、このような保守に要する作業を少なくすることできる。
【0032】
さらに、各遊技店に備えられた管理装置は同一の対応情報を記憶しているので、その対応情報中の記録媒体識別子によって識別される記録媒体であれば、どの記録媒体をどの遊技店にて発行してもよい。したがって、同一店舗群を構成している複数の遊技店を経営している経営会社は、記録媒体発行会社から複数の記録媒体を受け取った後、任意の数の記録媒体を各遊技店へ配送することが可能となり、遊技店の規模及び売上状況等に基づいて適宜の数の記録媒体を各遊技店へ配送することができる。
【0033】
発明による場合、管理装置は、発行承認信号を発行装置へ送信した場合、発行承認を行ったことを示す発行承認完了信号を、その管理装置の設置店と同一の店舗群を構成している遊技店に設置されている管理装置へ送信する。そしてこの発行承認完了信号を受信した管理装置は、発行された記録媒体に関する対応情報を第2記憶部から削除する。
【0034】
このように、管理装置が、発行された記録媒体に関する対応情報を第2記憶部から削除するため、その削除後の第2記憶部を参照することによって、その管理装置が設置されている遊技店において、どの記録媒体が発行されたかを確認することができる。
【0035】
また発行された記録媒体に関する情報は、その発行を行った遊技店と同一の店舗群を構成している遊技店に備えられた管理装置の第2記憶部から削除される。このようにして記憶領域の整理が自動的に行われるため、第2記憶部は大容量の記憶領域を必要としなくても済む。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
本発明の遊技管理システムは、例えば、パチンコ台及びスロットマシン等の遊技機を備えた遊技店用の決済システムである。また、このシステムにおいて使用される記録媒体は、半導体メモリを備えたICカード等のプリペイドカードであり、そのプリペイドカードに関する情報(以下、カード情報という)が記録されている。
【0037】
図1は、本発明の遊技管理システムの構成を示すブロック図である。図1において、1はカード発行会社を示しており、該カード発行会社1には中央管理装置11が備えられている。該中央管理装置11はパチンコ店等の複数の遊技店P1〜PNの夫々に備えられている管理装置21,21…と公衆回線等の通信ネットワーク100を介して接続されており、これらの管理装置21,21…との間で、カード情報の送受信を行う。
【0038】
遊技店P1〜PNのうちいくつかの遊技店は、同一の会社によって経営されている,同一の建物内に設置されている,又は別の建物であるが近接して設置されている等、特定の関係にある場合がある。以下、このように特定の関係にある複数の遊技店P1〜PNから構成される集合を「店舗群」という。同じ店舗群を構成している各遊技店に備えられている管理装置21,21…は、LAN(Local Area Network)200を介して相互に接続されている。本実施の形態では、遊技店P1及びP2が同一の会社によって経営されており、店舗群Gがこの2店舗から構成されているものとする。したがって、図1に示すとおり、遊技店P1及びP2夫々に備えられた管理装置21,21はLAN200を介して接続されている。
【0039】
なお、このように本実施の形態では店舗群の数は1で、しかもその店舗群を構成している店舗の数は2であるが、本発明はこれに限られず、店舗群の数及び店舗群を構成する店舗の数はいくつであってもよい。
【0040】
また、同一の店舗群を構成している複数の遊技店に備えられた管理装置21,21…が、地理的な制約によりLANを介して接続することができない場合は、WAN(Wide Area Network)によって接続すればよく、その他にも公衆回線若しくは専用線を利用してもよい。さらにこれらの管理装置21,21…は、有線ではなく無線にて通信してもよい。
【0041】
図2は、各遊技店における本発明の遊技管理システムの構成を示すブロック図である。図2に示すとおり、管理装置21,21…は、利用者がプリペイドカードを購入するために用いられる発行装置22,22…とも接続されており、この発行装置22,22…との間で、カード情報の送受信を行う。発行装置22,22…は、管理装置21,21…から受信した情報に基づいて、プリペイドカードの発券を行う。
【0042】
また、管理装置21,21…は、同一店舗群を構成している各遊技店において共通して使用することを可能とするために、カード情報の読み取り及び書き込み等を行う受付機23,23…夫々とも接続されており、これらの受付機23,23…との間で、カード情報の送受信を行う。
【0043】
さらに、管理装置21,21…は、2台の遊技機24,24…の間に備えられ、カード情報の読み取り及び書き込み等を行う台間機25,25…とも夫々接続されており、これらの台間機25,25…との間で、カード情報の送受信を行う。台間機25,25…は、管理装置21,21…から受信した情報に基づいて、パチンコ玉又はメダル等の遊技媒体の排出指示命令を遊技機24,24…へ送り、これを受けた遊技機24,24…は遊技媒体を排出する。
【0044】
なお、本実施の形態では、受付機23,23…と台間機25,25…とを別の装置としているが、台間機25,25…が受付機23,23…の機能を兼ねてもよい。
【0045】
図3は、製造されたプリペイドカードが遊技店P1及びP2へ配送されるまでの過程を示す説明図である。図3において、Cはプリペイドカードを示しており、該プリペイドカードC(以下、カードCという)は、カード情報を記録するための記録領域300を有している。
【0046】
記録領域300に記録されるカード情報には、カードCを識別するためのカード識別子(以下、カードIDという),カードCが発券された遊技店P1〜PNを識別するための発券店識別子(以下、発券店IDという),カードCが発券した年月日を示す発券日,及びカードCが使用できる遊技店P1〜PNを識別するための使用店識別子(以下、使用店IDという)等の情報が含まれる。またカード情報にはカードCが使用することができる金額を示す残高も含まれており、この残高は各カードID毎に遊技店P1,P2…PNに備えられている管理装置21,21…によって管理されている。
なお、カ─ドCの記録領域300にはカ─ドIDのみを記録しておき、それ以外のカ─ド情報は管理装置21,21…及び中央管理装置11の両装置が、またはその何れかの装置が記憶し管理するようにしてもよい。
【0047】
このようなカードCは、カード発行会社1からの依頼に基づいてカード製造会社3によって製造されたものであり、この製造の際に、上述したカードIDが記録領域300に記録される。このようにして製造されたカードCは、図3に示すとおり、カード製造会社3からカード発行会社1へ配送される。
【0048】
次にカード発行会社1は、カード製造会社3から受け取ったカードCの中から、遊技店P1及びP2の2店舗において発券されるカードCを選択する。そして選択したカードCを、遊技店P1及びP2を経営している遊技店経営会社4へ配送する。ここでカード発行会社1に備えられている中央管理装置11は、どのカードIDが記録されたカードCが遊技店経営会社4へ配送されたのかを示す情報を記憶し、この情報を遊技店P1及びP2夫々に備えらている管理装置21,21夫々に送信する。
【0049】
なお、遊技店P1に備えられた管理装置21が、中央管理装置11から前記配送に関する情報を受信し、受信した情報を遊技店P2に備えられた管理装置21へ送信するようにしてもよい。また、遊技店経営会社4にコンピュータを設置し、このコンピュータが、中央管理装置11から前記配送に関する情報を受信し、受信した情報を遊技店P1及びP2夫々に備えられている管理装置21,21へ送信するようにしてもよい。
【0050】
次に遊技店経営会社4は、遊技店P1及びP2の規模及び売上状況等に基づいて適宜の枚数のカードCを遊技店P1及びP2夫々へ配送する。配送されたカードCは、遊技店P1及びP2の各々に備えられている発行装置22,22に収納される。
【0051】
このようにして遊技店P1及びP2の夫々に備えられた発行装置22,22に収納されたカードCは、以下に説明する手順にしたがって発券される。まず発行装置22,22…は、発券対象のカードCの記録領域300に記録されたカード情報の正当性の確認を行う。この確認ができた場合、発行装置22,22…は、接続されている管理装置21,21…へ発券対象のカードCのカード情報を送信する。カード情報を受信した管理装置21,21…は、このカード情報からカードIDを参照し、参照したカードIDと前記中央管理装置11から受信した情報中のカードIDとを突き合わせ、カード発行会社1から配送されたプリペイドカードCであることを確認する。そしてこの確認ができた場合、管理装置21,21…は確認ができたことを示す情報を発行装置22,22…へ送信し、これを受信した発行装置22,22…は、記録領域300に発券日等を書き込み、カードCを発券する。
【0052】
図4は、本発明の中央管理装置11の構成を示すブロック図である。図4において、401はCPUを示しており、該CPU401には、管理装置21,21…との通信を行うための通信インタフェース402と、CPU401において発生するデータを記憶する記憶部403とが接続されている。
【0053】
記憶部403は、店舗群に関する情報を記憶する店舗群DB410を有している。本実施の形態では店舗群Gに関する情報、例えば店舗群Gは遊技店P1及びP2によって構成されている等の情報が記憶されている。
【0054】
また記憶部403は更に、管理装置21,21…から受信したカードCの発券及び消費に関する決済情報を記憶する決済DB411と、カードCとその配送先の遊技店P1〜PNとの対応付けに関する情報(以下、配送情報という)を記憶する配送DB412とを有している。
【0055】
図5は、本発明の管理装置21,21…の構成を示すブロック図である。図5において、501はCPUを示しており、該CPU501には、中央管理装置11,発行装置22,22…,受付機23,23…及び台間機25,25…との通信を行うための通信インタフェース502と、CPU501において発生するデータを記憶する記憶部503とが接続されている。また記憶部503は、以下に説明する5つのデータベースを有している。
【0056】
第1のデータベースである使用中DB510は、管理装置21,21…が設置されている遊技店P1〜PNにおいて使用することが可能であるカードCのカード情報を記憶する。したがってこの使用中DB510にカード情報が記憶されていないカードCは、その遊技店P1〜PNにおいて使用することができない。
【0057】
第2のデータベースである店舗群DB511は、管理装置21,21…が設置されている遊技店P1〜PNと同一の店舗群を構成している遊技店に関する情報を記憶する。この情報にはその遊技店P1〜PNに備えられている管理装置21のアドレス等の情報が含まれる。
【0058】
なお本実施の形態の場合、遊技店P1に備えられた管理装置21の店舗群DB511には遊技店P2に関する情報が記憶されており、一方遊技店P2に備えられた管理装置21の店舗群DB511には遊技店P1に関する情報が記憶されている。
【0059】
第3のデータベースである決済DB512は、発行装置22,22…から受信したカードCの発券に関する情報、及び台間機25,25…から受信したカードCの消費に関する情報を記憶する。この発券及び消費に関する決済情報は、中央管理装置11へ送信され、中央管理装置11は受信した決済情報を決済DB411に記憶する。
【0060】
第4のデータベースである配送DB513は、中央管理装置11から受信した配送情報を記憶する。この配送情報を参照することにより、カード発行会社1が発行したカードCであるか否かを判別することができる。
【0061】
なお、上述したように同一の店舗群を構成している各遊技店P1〜PNに備えられた管理装置21,21…は、中央管理装置11から同じ配送情報を受信する。
【0062】
第5のデータベースである不正情報DB514は、不正カードのカードIDを記憶する。この不正情報DB514には、管理装置21,21…が設置されている遊技店P1〜PNで不正であると判断したカードCのカードIDのみならず、他の遊技店P1〜PNにて不正であると判断されたカードCのカードIDも記憶している。
【0063】
図6は、本発明の発行装置22,22…の構成を示すブロック図である。図6において、601はCPUを示しており、該CPU601には、カードCを収納する収納部602と、利用者からの金銭を受け付ける金銭投入部603と、カードCのカード情報の読み取り及び書き込み処理を行うカード処理部604と、利用者からのカードCの購入要求を受け付けるタッチパネル等の入力部605と、発券結果等の情報を表示する表示部606と、管理装置21,21…との通信を行うための通信インタフェース607と、CPU601で発生するデータを記憶する記憶部608と、カードCの挿入及び排出を行うカード入出力部609とが接続されている。
【0064】
発行装置22,22…の収納部602には、カード発行会社1から配送されたカードCが複数枚収納されている。そして発行装置22,22…は、利用者からカードCの購入のための金銭を金銭投入部603にて受け付け、さらにその金銭に応じたカードCの購入要求を入力部605にて受け付けた場合、収納部602に収納されている複数枚のカードCから1枚のカードCを取り出し、このカードCのカード情報をカード処理部604にて読み取ることができるか否か、及び残高が額面金額と等しいか否か等の確認を行う。ここでこれらの確認ができた場合、発行装置22,22…は、そのカードCのカード情報を通信インタフェース607を介して管理装置21,21…へ送信する。管理装置21,21…は配送DB513を参照することによってカード発行会社1から発行されたものであるか否かを判別し、その結果を発行装置22,22…へ送信する。発行装置22,22…及び管理装置21,21…の両装置による判別の結果、正規なプリペイドカードであると判別できた場合に、発行装置22,22…によってそのカードCの記録領域300に発券日等の情報が記録され、カード入出力部609からカードCが排出され利用者に渡される。
【0065】
図7は、本発明の受付機23,23…の構成を示すブロック図である。図7において、701はCPUを示しており、該CPU701には、挿入されたプリペイドカードCのカード情報の読み取り及び書き込み処理を行うカード処理部702と、利用者からの入力を受け付ける入力部703と、カード情報及び利用者へのメッセージ等を表示する液晶パネル等の表示部704と、管理装置21,21…との通信を行うための通信インタフェース705と、CPU701で発生するデータを記憶する記憶部706と、カードCの挿入及び排出を行うカード入出力部707とが接続されている。
【0066】
受付機23,23…は、ある遊技店P1〜PNにて使用したカードCを、この遊技店と同一の店舗群を構成している遊技店P1〜PNにて使用する場合に、利用者がカード入出力部707に挿入したカードCのカード情報をカード処理部702にて読み取り、読み取った情報を通信インタフェース705を介して管理装置21,21…へ送信する。また、受付機23,23…は、通信インタフェース705を介して管理装置21,21…から受信した情報に基づき、カード処理部702にてカードCの記録領域300にカード情報の書き込みを行い、カード入出力部707からカードCを排出する。
【0067】
図8は、本発明の遊技管理システムに用いられる台間機25,25…の構成を示すブロック図である。図8において、801はCPUを示しており、該CPU801には、挿入されたカードCのカード情報の読み取り及び書き込み処理を行うカード処理部802と、利用者から遊技媒体の貸出要求量を受け付ける入力部803と、利用者の要求が承認されたか否かを示す情報を表示する表示部804と、管理装置21,21…との通信を行うための通信インタフェース805と、CPU801で発生するデータを記憶する記憶部806と、カードCの挿入及び排出を行うカード入出力部807とが接続されている。
【0068】
台間機25,25…は、利用者がカード入出力部807に挿入したカードCのカード情報をカード処理部802にて読み取り、読み取ったカード情報を通信インタフェース805を介して管理装置21,21…へ送信する。管理装置21,21…は不正カードであるか否か及び残高が残っているか否か等を判別し、その判別結果を台間機25,25…へ送信する。通信インタフェース805を介して管理装置21,21…から受信した判別結果に応じて、台間機25,25…は、表示部804にてカードCの残高を示す度数又はエラーの何れかを表示する。ここでカードCの度数が表示された場合、利用者はこれを確認し遊技媒体の貸出要求量を入力部803を用いて入力する。台間機25,25…は、利用者から入力された貸出要求量に基づいて遊技媒体の排出指示命令を遊技機24,24…へ送る。これを受けた遊技機24,24…は所定数の遊技媒体を排出する。
【0069】
次に、本発明の遊技管理システムの動作について図面を参照して詳述する。
(カードCの発券)
図9及び図10は、遊技店P1において発券処理を行う場合の本発明の遊技管理システムの処理手順を示すフローチャートである。なおこれらの処理は、2本の縦破線により3つの領域に分けられており、左側の領域の処理は遊技店P1に設置されている発行装置22(以下、発行装置22P1という)が行う処理を、中央の領域の処理は遊技店P1に設置されている管理装置21(以下、管理装置21P1という)が行う処理を、また右側の領域の処理は遊技店P2に設置されている管理装置21(以下、管理装置21P2という)が行う処理を夫々示している。
【0070】
発行装置22P1は、利用者からカードCの購入のための金銭を金銭投入部603にて受け付け、しかもその金銭に応じたカードCの購入要求を入力部605にて受け付けた場合(S101)、発券対象となるカードCを収納部602から取り出し(S102)、取り出したカードCのカード情報をカード処理部604が読み取ることができるか否かを判別する(S103)。ここでカード情報を読み取ることができた場合(S103でYES)、残高がカードCの額面金額と等しいか否かを判別する(S104)。
【0071】
ステップS103においてカード情報を読み取ることができなかった場合(S103でNO)、及びステップS104において残高がカードCの額面金額と異なる場合(S104でNO)は、そのカードCを廃棄し(S115)、ステップS102へ戻る。
【0072】
一方ステップS104において残高がカードCの額面金額と等しい場合(S104でYES)、発行装置22P1は、そのカードCのカード情報を管理装置21P1へ送信する(S105)。
【0073】
管理装置21P1は、発行装置22P1からカード情報を受信した場合、そのカード情報からカードIDを参照し、そのカードIDをキーとして配送DB513を検索する(S106)。ここでこの検索に失敗した場合(S106で失敗)、カード発行会社1から発行されたカードではないことを示す発行エラー信号を発行装置22P1へ送信する(S116)。
【0074】
発行装置22P1は、管理装置22P1から発行エラー信号を受信した場合、そのカードCを廃棄し(S115)、ステップS102へ戻る。
【0075】
一方ステップS106の検索に成功した場合(S106で成功)、管理装置21P1は、カード発行会社1から発行されたカードあることを示す発行正常信号を発行装置22P1へ送信する(S107)。
【0076】
発行装置22P1は、発行装置22P1は、管理装置22P1から発行正常信号を受信した場合、発券対象のカードCが正規なカードであると判断し、使用店IDに発行装置22P1の設置店である遊技店P1の識別子を書き込み(S108)、そのカードCを排出する(S109)。また発行装置22P1は、発券したことを示す発券完了信号を発券したカードCのカード情報とともに、管理装置21P1へ送信する(S110)。
【0077】
管理装置21P1は、発行装置22P1から発券完了信号及びカードCのカード情報を受信した場合、使用中DB510に発券されたカードCのカード情報を登録する(S111)。そして管理装置21P1は、店舗群DB511を参照し、遊技店P1と同一の店舗群を構成している遊技店P2〜PNがあるか否かを判別する(S112)。ここでこのような遊技店P2〜PNがある場合(S112でYES)、店舗群DB511から、その遊技店に備えられた管理装置21,21…のアドレスを取得し、このアドレスが示す管理装置21,21…へ発券したカードCのカードIDを送信する(S113)。本実施の形態の場合は管理装置21P1の店舗群DB511には遊技店P2に関する情報が記憶されているので、その情報に基づいて、管理装置21P1はそのカードIDを管理装置21P2へ送信することになる。
【0078】
管理装置21P2は、管理装置21P1からカードIDを受信した場合、そのカードIDの示すカードCに関する配送情報を配送DB513から削除する(S114)。
【0079】
以上の処理の結果、遊技店P1にて発券されたカードCに関する情報が管理装置21P1の使用中DB510に記憶されているので、利用者はこのカードCを遊技店P1にて使用し遊技を行うことができる。
【0080】
またS114において検索された情報を削除することによって、管理装置21P2においては、配送DB513の整理を行うことができる。
【0081】
さらに発券されたカードCの配送情報は、その発券店に備えられた管理装置21,21…の配送DB513からは削除されないので、配送DB513を参照することによって、どの遊技店P1〜PNにおいてどのカードIDが記録されたカードCが発券されたかの確認をすることができる。
【0082】
(カードCの使用)
次に、以上のようにして遊技店P1において発券されたカードCを使用する場合の本発明の遊技管理システムの動作について説明する。
図11は、遊技店P1において発券されたカードCを、遊技店P1にて使用する場合の本発明の遊技管理システムの処理手順を示すフローチャートである。なおこれらの処理は、1本の縦破線により2つの領域に分けられており、左側の領域の処理は遊技店P1に設置されている台間機25,25…(以下、台間機25P1という)が行う処理を、右側の領域の処理は遊技店P1に設置されている管理装置21P1が行う処理を夫々示している。
【0083】
カードCを使用して遊技を行う利用者は、台間機25P1のカード入出力部807にカードCを挿入する。台間機25P1は挿入されたカードCのカード情報をカード処理部802にて読み取り(S201)、読み取ったカード情報を管理装置21P1へ送信する(S202)。
【0084】
管理装置21P1は、台間機25P1からカード情報を受信した場合、そのカード情報から使用店IDを参照し、参照した使用店IDが遊技店P1を示しているか否かを判別する(S203)。ここで使用店IDが遊技店P1を示している場合(S203でYES)、管理装置21P1は受信したカード情報からカードIDを参照し、参照したカードIDをキーとして不正情報DB514を検索する(S204)。
【0085】
ステップS204の検索に失敗した場合(S204で失敗)、管理装置21P1は同じくカードIDをキーとして使用中DB510を検索する(S205)。ここでこの検索に成功した場合(S205で成功)、管理装置21P1は、検索された情報と台間機25P1から受信したカード情報とを比較する(S206)。ここでこれらの情報が一致した場合(S206で一致)、管理装置21P1は台間機25P1へカードCが使用可能であることを示す使用可能信号を送信する(S207)。
【0086】
台間機25P1は、管理装置21P1から使用可能信号を受信した場合、S201で読み取ったカード情報から残高を参照し、参照した残高に応じた度数を表示部804にて表示する(S208)。
【0087】
利用者は台間機25P1の度数表示を確認し、遊技媒体の貸出要求量を台間機25P1の入力部803を用いて入力する。
【0088】
台間機25P1は、入力部803にて遊技媒体の貸出要求量を受け付けた場合(S209)、受け付けた貸出要求量及びカードCのカードIDを管理装置21P1へ送信する(S210)。
【0089】
管理装置21P1は、台間機25P1から貸出要求量及びカードCのカードIDを受信した場合、そのカードIDをキーとして使用中DB510を検索し、検索されたカード情報中の残高を、貸出要求量に基づいて計算した残高に更新する(S211)。そして残高を更新したことを示す残高更新信号及び残高の更新値を台間機25P1へ送信する(S212)。
【0090】
台間機25P1は、管理装置21P1から残高更新信号及び残高の更新値を受信した場合、受信した残高の更新値に基づいて、カード処理部802にてカードCの記録領域300に記録された残高を更新し(S213)、利用者から受け付けた貸出要求量に基づいて遊技媒体の排出指示命令を遊技機24,24…へ送る(S214)。
【0091】
台間機25P1から排出指示命令を受けた遊技機24,24…は所定数の遊技媒体を排出する。これにより利用者は遊技機24,24…にて遊技を行うことをできる。
【0092】
また、ステップS203で使用店IDが遊技店P1以外の遊技店P2〜PNを示している場合(S203でNO),ステップS204で検索に成功した場合(S204で成功),ステップ205で検索に失敗した場合(S205で失敗),及びステップS206で情報が一致しなかった場合(S206で不一致)には、管理装置21P1はカードCが使用できないことを示す使用不可信号を台間機25P1へ送信する(S215)。
【0093】
台間機25P1は、管理装置21P1から使用不可信号を受信した場合、表示部804にてエラー表示を行う(S216)。なおこの場合のカードC及び利用者に対しては、遊技店P1の従業員により適切な処理がなされる。
【0094】
(カードCの受付)
次に、受付処理における本発明の遊技管理システムの動作について説明する。ここで受付処理とは、カードCに残高が残っている状態である遊技店P1〜PNでの使用を終了した後、その遊技店P1〜PNと同一の店舗群を構成している遊技店P1〜PNにてそのカードCを使用することができるようにするための処理である。
【0095】
図12及び図13は、遊技店P1にて使用したカードCを遊技店P2にて使用するための本発明の遊技管理システムの受付処理の処理手順を示すフローチャートである。なおこれらの処理は、2本の縦破線により3つの領域に分けられており、左側の領域の処理は遊技店P2に設置されている受付機23(以下、受付機23P2という)が行う処理を、中央の領域の処理は遊技店P2に設置されている管理装置21P2が行う処理を、右側の領域の処理は遊技店P1に設置されている管理装置21P1が行う処理を夫々示している。
【0096】
遊技店P1にてカードCを使用して遊技を行った利用者は、遊技店P1と店舗群Gを構成している遊技店P2に入店し、このカードCを受付機23P2のカード入出力部707に挿入する。受付機23P2は挿入されたカードCのカード情報をカード処理部702にて読み取り(S301)、読み取ったカード情報の中から残高及び使用店ID等の所定の情報を表示部704にて表示する(S302)。
【0097】
利用者はこの表示によりカードCに残高が残っているか,カードCの使用店IDが遊技店P2と同一の店舗群を構成している遊技店P1〜PN(本実施の形態では遊技店P1)であるか等を確認する。ここでカードCに残高が残っていない場合、利用者は発行装置22,22…にて新たなカードCを購入する必要がある。また使用店IDが示している遊技店が遊技店P2である場合、すなわち受付機23P2の設置店である場合、利用者は受付機23P2の入力部703を用いてカードの排出要求を入力し、排出されたカードCを遊技店P2に備えられた台間機25,25…に挿入することによって遊技を行うことができる。さらに使用店IDが示している遊技店が遊技店P2及びP1ではない場合、すなわち受付機23P2の設置店でもなく、その設置店と同一の店舗群を構成している遊技店P1〜PNでもない場合、利用者は発行装置22,22…にて新たなカードCを購入しなければならない。
【0098】
ここでは受付処理を説明するために、カードCには残高が残っており、しかも使用店IDが示している遊技店は遊技店P2と店舗群Gを構成している遊技店P1であるものとする。
【0099】
利用者は受付機23P2の入力部703を用いて受付処理要求を入力する。
受付機23P2は、受付処理要求を受け付けた場合(S303)、ステップS301において読み取ったカード情報を管理装置21P2へ送信する(S304)。
【0100】
受付機23P2からカード情報を受信した管理装置21P2は、そのカード情報からカードIDを参照し、参照したカードIDをキーとして不正情報DB514を検索する(S305)。この検索に成功した場合(S305で成功)、管理装置21P2はこのカードが不正であることを示すカード不正信号を受付機23P2へ送信する(S315)。
【0101】
受付機23P2は、管理装置21P2からカード不正信号を受信した場合、表示部704にて「従業員にご相談下さい」等のメッセージを出力した後(S316)、そのカードCを排出せず装置内に取り込む(S317)。この場合のカードC及び利用者に対しては、遊技店P2の従業員により適切な処理がなされる。
【0102】
またステップS305で検索に失敗した場合(S305で失敗)、管理装置21P2は受付機23P2から受信したカード情報から使用店IDを参照し、参照した使用店IDをキーとして店舗群DB511を検索する(S306)。ここで検索に失敗した場合(S306で失敗)、管理装置21P2は受付処理ができないことを示す受付不可信号を受付機23P2へ送信する(S318)。
【0103】
受付機23P2は、管理装置21P2から受付不可信号を受信した場合、表示部704にて「受付処理はできません」等のメッセージを出力した後(S319)、そのカードCを排出する(S320)。
【0104】
またステップS306で検索に成功した場合(S306で成功)、管理装置21P2は検索された情報から管理装置21,21…(本実施の形態では管理装置21P1)のアドレスを取得し、このアドレスにしたがって管理装置21P1へ受付処理を要求することを示す受付要求信号及びカードCのカードIDを送信する(S307)。
【0105】
管理装置21P1は、管理装置21P2から受付要求信号及びカードIDを受信した場合、そのカードIDをキーとして使用中DB510を検索し、検索されたカードCに関する情報を管理装置21P2へ送信する(S308)。
【0106】
管理装置21P2は、管理装置21P1からカードCに関する情報を受信した場合、この情報と受付機23P2から受信したカード情報とを比較する(S309)。ここで残高が異なる等これらの情報の内容が一致しない場合(S309で不一致)、このカードCを不正なものとみなして、そのカードIDを不正情報DB514に登録する(S321)。以下、前述したステップS315を管理装置21P2が実行し、同じく前述したステップS316及びS317を受付機23P2が実行することによって、そのカードCは受付機23P2内に取り込まれる。
【0107】
またステップS309で情報の内容が一致する場合(S309で一致)、管理装置21P2は、管理装置21P1から受信したカードCに関する情報を使用中DB510に登録し(S310)、カードCの受付が完了したことを示す受付完了信号を受付機23P2へ送信する(S311)。
【0108】
受付機23P2は、管理装置21P2から受付完了信号を受信した場合、カードCの記録領域300に記録された使用店IDを受付機23P2の設置店である遊技店P2へ更新し(S312)、表示部704にて「受付が完了しました」等のメッセージを表示(S313)した後、カードCを排出する(S314)。
【0109】
このようにして、管理装置21P2の使用中DB510にカードCに関する情報が記憶されているので、利用者は、そのカードCを遊技店P2に備えられた台間機25,25…に挿入することによって遊技を行うことができる。
【0110】
なお、本実施の形態の遊技管理システムでは、記録媒体としてICカード等のプリペイドカードを例として説明したが、その他の記録媒体(例えば、スマートメディア,メモリスティック及びコンパクトフラッシュ等)でもよい。
【0111】
【発明の効果】
本発明の遊技管理システムによれば、記録媒体とその配送先との対応に関する情報を、遊技店毎ではなく複数の遊技店の集合である店舗群毎に管理するので、その管理がより容易になり、しかもその記録媒体を店舗群毎に倉庫等において保管することが可能になるので、保守に要する作業も少なくすることができる。
【0114】
また、各遊技店に備えられた管理装置は同一の対応情報を記憶しているので、その対応情報中の記録媒体識別子によって識別される記録媒体であれば、どの記録媒体をどの遊技店にて発行してもよく、そのため、同一店舗群を構成している複数の遊技店を経営している経営会社は、記録媒体発行会社から複数の記録媒体を受け取った後、任意の数の記録媒体を各遊技店へ配送することが可能となり、遊技店の規模及び売上状況等に基づいて適宜の数の記録媒体を各遊技店へ配送することができる。
【0115】
さらに本発明の遊技管理システムによれば、管理装置が、発行された記録媒体に関する対応情報を記憶部から削除するので、その削除後の記憶部を参照することによって、その管理装置が設置されている遊技店において、どの記録媒体が発行されたかを確認することができ、その結果事務処理が煩雑にならなくて済む等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】各遊技店における本発明の遊技管理システムの構成を示すブロック図である。
【図3】製造されたプリペイドカードが遊技店へ配送されるまでの過程を示す説明図である。
【図4】本発明の中央管理装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の管理装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の発行装置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の受付機の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の遊技管理システムに用いられる台間機の構成を示すブロック図である。
【図9】遊技店において発券処理を行う場合の本発明の遊技管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
【図10】遊技店において発券処理を行う場合の本発明の遊技管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
【図11】遊技店において発券されたカードを使用する場合の本発明の遊技管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
【図12】一の遊技店にて使用したカードを他の遊技店にて使用するための本発明の遊技管理システムの受付処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】一の遊技店にて使用したカードを他の遊技店にて使用するための本発明の遊技管理システムの受付処理の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カード発行会社
3 カード製造会社
4 遊技店経営会社
21 管理装置
22 発行装置
23 受付機
24 遊技機
25 台間機
C プリペイドカード
G 店舗群
P1〜PN 遊技店

Claims (2)

  1. 複数の遊技店の夫々に備えられ、有価価値を有した記録媒体を使用して支払を行うことによって遊技を可能とする複数の遊技機と、各遊技店に備えられ、記録媒体を発行する発行装置と、各遊技店に備えられ、記録媒体に記録された記録情報を管理する複数の管理装置と、所定数の遊技店から構成される店舗群に関する店舗群情報を管理し、記録媒体に関する情報を該記録媒体を識別するための記録媒体識別子毎に管理しており、しかも前記複数の管理装置と通信すべくなしてある中央管理装置とを備えた遊技管理システムにおいて、
    前記中央管理装置は、
    前記記録媒体識別子と前記記録媒体を発行すべき発行装置が設置されている遊技店との対応を示す対応情報を、前記店舗群毎に記憶する第1記憶部と、
    同一の店舗群を構成している遊技店に備えられている各管理装置夫々に対して同一の対応情報を送信する手段とを備え、
    前記発行装置は、
    記録媒体発行要求を受け付ける手段と、
    発行すべき記録媒体の記録媒体識別子を前記管理装置へ送信する手段とを備え、
    前記管理装置は、
    中央管理装置から受信した対応情報を記憶する第2記憶部と、
    発行装置から受信した記録媒体識別子によって識別される記録媒体に関する情報が第2記憶部に記憶されているか否かを判別する手段と、
    該判別する手段によって記憶されていると判別された場合、発行を承認する発行承認信号を発行装置へ送信する手段とを備え、
    前記発行装置は更に、
    発行承認信号を受信した場合、前記発行すべき記録媒体を発行する手段
    を備えることを特徴とする遊技管理システム。
  2. 前記管理装置は更に、
    発行承認信号を発行装置へ送信した場合、発行承認を行ったことを示す発行承認完了信号を、前記管理装置が設置されている遊技店と同一の店舗群を構成している遊技店に設置されている管理装置へ送信する手段と、
    発行承認完了信号を受信した場合、発行された記録媒体に関する対応情報を第2記憶部から削除する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の遊技管理システム。
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