JP3730458B2 - 遊技管理システム及び管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばICカード等の記録媒体を使用して遊技を行う場合に、記録媒体の使用の利便性を図ることができ、しかも記録媒体の不正使用の拡大を防止することができる遊技管理システム、及び記録媒体に記録された記録情報を管理する管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、磁気記録領域を備えた磁気カード等の記録媒体をプリペイドカードとして用いて金銭的な支払いを行うために、記録媒体に記録される情報を管理する遊技管理システムが実現されている。また磁気カードに比しさらに多くの情報を記録するために、半導体メモリを備えたICカード等のプリペイドカードを用いた遊技管理システムも構築されるようになっている。
【0003】
このような遊技管理システムの多くは、プリペイドカードの不正使用の拡大を防止するため、特定の遊技店でのみ使用可能なプリペイドカードであるハウスカードを採用している。
【0004】
このようなハウスカードには、そのカードが使用できる遊技店を識別する店舗識別子(以下、店舗IDという)がカード発行会社によって発行される際に記録される。そして、発行されたハウスカードは、そのカードに記録された店舗IDによって識別される遊技店へ送付される。
【0005】
ハウスカードを採用している遊技管理システムでは、そのハウスカードに記録された店舗IDによって識別される遊技店でのみそのカードが使用できるようになっている。そして一度記録された店舗IDは書き換えることができない。したがって、店舗IDに示されている遊技店以外の遊技店ではそのカードを使用することができず、しかも店舗IDを書き換えることができないため、プリペイドカードが偽造され不正使用された場合であっても、その不正行為が複数の遊技店に拡大することを防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、このような遊技管理システムは、記録媒体の不正使用の拡大を防止するという点で優れているが、一方で、記録媒体を複数の遊技店にて共通して使用することができないため、利用者にとっては利便性が悪い等の問題があった。
【0007】
また、複数の遊技店を経営している経営者にとっても、各遊技店毎に使用することができるプリペイドカードが異なるため、事務処理が煩雑になる等の問題があった。
【0008】
さらに、カード発行会社にとっても、各遊技店毎に異なるプリペイドカードを発行しなければならないため、カード発行に要するコストが上昇する等の問題があった。
【0009】
そこで、記録媒体を複数の遊技店にて共通して使用することができ、しかも不正使用の拡大を防止することができる遊技管理システムの実現が望まれている。
【0010】
また、遊技管理システムの故障及び誤動作によって記録媒体の使用が不可能になる場合がある。さらに、例えばコピーにより同じカードIDの記録媒体が複数存在する場合に、不正に複製されたプリペイドカードが使用されたときは、正規の記録媒体であるにもかかわらず使用することができなくなることがある。このように、種々の原因によって記録媒体の使用が不可能になる場合があるが、その原因を解明するためには、その記録媒体がどの遊技店で発券されたか及びどの遊技店で使用されたか等、その記録媒体の履歴を追って調べるトレース作業が必要になる。
【0011】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、各遊技店毎に、その遊技店において使用することが可能な記録媒体に関する情報を記憶し、さらに各記録媒体に記録された店舗IDの書き換えを可能とすることによって、記録媒体を複数の遊技店にて共通して使用することができる遊技管理システム及び記録媒体に記録された記録情報を管理する管理装置を提供することを目的とする。
【0012】
また本発明の他の目的は、記録媒体が使用不可能になった場合、各遊技店毎に記憶されている、その遊技店において使用することが可能な記録媒体に関する情報を用いて、記録媒体の履歴のトレース作業を行うことができる遊技管理システム及び管理装置の提供にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る遊技管理システムは、複数の遊技店の夫々に備えられ、有価価値を有した記録媒体を使用して支払を行うことによって遊技を可能とする複数の遊技機と、記録媒体に記録された記録情報を管理する管理手段とを備える遊技管理システムにおいて、前記管理手段は、各遊技店にて使用可能な記録媒体に関する情報を記憶する第1記憶部と、各遊技店にて使用が終了した記録媒体に関する情報を記憶する第2記憶部とを備えており、記録媒体の使用終了要求が入力された場合、前記記録媒体の使用が終了したことを示す使用終了情報を第1記憶部に登録し、前記記録媒体に記録された記録情報を第2記憶部に登録することによって、前記記録媒体の使用を不可とし、記録媒体の使用承認要求が入力された場合、前記記録媒体に記録された記録情報と第2記憶部に記憶された情報とが一致しているか否かを判別し、一致していると判別されたときに、前記記録媒体に記録された記録情報を第1記憶部に登録することによって、前記記録媒体の使用を可とすべくなしてあることを特徴とする。
【0014】
第1発明による場合、管理手段は、各遊技店において使用することができる記録媒体に関する情報を記憶する第1記憶部と、各遊技店において使用が終了している記録媒体に関する情報を記憶する第2記憶部とを有している。この管理手段は、記録媒体の使用を終了する要求が入力された場合、その記録媒体の使用が終了したことを示す情報を第1記憶部に登録し、さらにその記録媒体に記録された記録情報を第2記憶部に登録する。その結果、その記録媒体を使用することができなくなる。
【0015】
また、管理手段は、記録媒体の使用を承認する要求を検出した場合、その記録媒体に記録された記録情報と第2記憶部に記憶された情報との比較を行う。ここでこれらの情報が一致している場合、前記記録情報を第1記憶部に記憶する。その結果、その記録媒体を使用することができるようになる。
【0016】
上述したように、ある遊技店にて使用した記録媒体を他の遊技店においても利用したい場合に、管理手段は、その記録媒体の使用の終了要求の入力を利用者から受け付ける。ここでその要求が認められた場合、その遊技店においてその記録媒体の使用ができなくなる。そして利用者が他の遊技店に入店した際、管理手段は、その記録媒体の使用の承認要求の入力を利用者から受け付ける。ここでその要求が認められた場合、その入店した遊技店においてその記録媒体を使用することができる。このようにして利用者はプリペイドカードを複数の遊技店にて共通して利用することができ、プリペイドカードの利便性を向上することができる。
【0017】
また、利用者がその記録媒体の使用承認を要求した場合、その要求が認められない場合は使用することができない。したがって不正行為の拡大を防止することができる。
【0018】
また、各遊技店では共通のプリペイドカードが使用されるため、複数の遊技店を経営している経営者にとっては、事務処理の円滑化を図ることができる。さらに利便性の向上のためにプリペイドカードの利用者が増大することによって高収益を得ることができる。
【0019】
第2発明に係る遊技管理システムは、第1発明に係る遊技管理システムにおいて、前記管理手段は更に、使用終了取消し要求が入力された場合、該記録媒体に記録された記録情報と第1記憶部に記憶された情報とが一致しているか否かを判別し、一致していると判別されたときに、第1記憶部に登録された使用終了情報を削除することによって、前記記録媒体の使用を可とすべくなしてあることを特徴とする。
【0020】
第2発明による場合、管理手段は、記録媒体の使用の終了を取り消す要求が入力された場合、その記録媒体に記録された記録情報と、記憶部に記憶された各遊技店において使用することが可能な記録媒体に関する情報との比較を行う。ここでこれらの情報が一致している場合、使用が終了したことを示す情報を記憶部から削除する。その結果、その記録媒体を使用することができるようになる。
【0021】
上述したように、利用者が、その遊技店での記録媒体の使用を終了させたが、その後気が変わってその遊技店にて同一の記録媒体を使用したい場合、管理手段が記憶している記録媒体に関する情報から、使用終了したことを示す情報を削除することによって、その遊技店での使用を再び可とすることができる。
【0025】
第3発明に係る遊技管理システムは、複数の遊技店の夫々に備えられ、有価価値を有した記録媒体を使用して支払を行うことによって遊技を可能とする複数の遊技機と、複数の遊技店の夫々に備えられ、記録媒体に記録された記録情報の読み書きを行い、該記録情報を送信する端末装置と、複数の遊技店の夫々に備えられ、前記端末装置から受信する前記記録情報を管理し、前記記録情報を送信する管理装置と、複数の前記管理装置から受信する前記記録情報を管理する中央管理装置とを、通信ネットワークにより接続してなる遊技管理システムにおいて、前記端末装置は、記録媒体の使用終了要求(又は使用承認要求)を受け付ける手段と、前記使用終了要求(又は前記使用承認要求)を受け付けた場合、該使用終了要求(又は該使用承認要求)及び記録媒体に記録された記録情報を管理装置へ送信する手段とを備え、前記管理装置は、前記管理装置が設置されている遊技店にて使用可能な記録媒体に関する情報を記憶する第1記憶部と、端末装置から使用終了要求及び記録媒体に記録された記録情報を受信した場合、該記録情報と第1記憶部に記憶された情報とが一致しているか否かを判別する手段と、該判別する手段によって一致していると判別された場合、記録媒体の使用が終了したことを示す使用終了情報を第1記憶部に登録する手段と、前記使用終了情報が登録されたことを示す登録完了情報を端末装置へ送信する手段と、登録完了情報及び記録媒体に記録された記録情報を中央管理装置へ送信する手段と、端末装置から使用承認要求及び記録媒体に記録された記録情報を受信した場合、受信した使用承認要求及び記録情報を中央管理装置へ送信する手段とを備え、前記中央管理装置は、管理装置から前記登録完了情報及び記録媒体に記録された記録情報を受信した場合、受信した記録媒体に記録された記録情報を記憶する第2記憶部と、管理装置から使用承認要求及び記録媒体に記録された記録情報を受信した場合、該記録情報と第2記憶部に記憶された情報とが一致しているか否かを判別する手段と、該判別する手段によって一致していると判別された場合、前記管理装置から受信した記録情報を管理装置へ送信する手段とを備え、前記管理装置は更に、中央管理装置から記録媒体に記録された記録情報を受信した場合、該記録情報を第1記憶部に登録する手段と、記録媒体の使用が承認されたことを示す使用承認情報を端末装置へ送信する手段とを備え、前記端末装置は更に、管理装置から前記登録完了情報を受信した場合、前記端末装置が設置されている遊技店での使用を不可とする情報を記録媒体に書き込む手段と、管理装置から使用承認情報を受信した場合、前記端末装置が設置されている遊技店での使用を可とする情報を記録媒体に書き込む手段とを備えることを特徴とする。
【0026】
第4発明に係る遊技管理システムは、第3発明に係る遊技管理システムにおいて、前記端末装置は更に、記録媒体の使用終了取消し要求を受け付ける手段と、前記使用終了取消し要求を受け付けた場合、該使用終了取消し要求及び記録媒体に記録された記録情報を管理装置へ送信する手段とを備え、前記管理装置は更に、端末装置から使用終了取消し要求及び記録媒体に記録された記録情報を受信した場合、該記録情報と第1記憶部に記憶された情報とが一致しているか否かを判別する手段と、該判別する手段によって一致していると判別された場合、第1記憶部に登録された使用終了情報を削除する手段と、前記使用終了情報が削除されたことを示す登録削除情報を端末装置へ送信する手段とを備え、前記端末装置は更に、管理装置から登録削除情報を受信した場合、前記端末装置が設置されている遊技店での使用を可とする情報を記録媒体に書き込む手段を備えることを特徴とする。
【0027】
第5発明に係る遊技管理システムは、複数の遊技店の夫々に備えられ、有価価値を有した記録媒体を使用して支払を行うことによって遊技を可能とする複数の遊技機と、複数の遊技店の夫々に備えられ、記録媒体に記録された記録情報の読み書きを行い、該記録情報を送信する端末装置と、複数の遊技店の夫々に備えられ、前記端末装置から受信する前記記録情報を管理し、前記記録情報を送信する管理装置と、複数の前記管理装置から受信する前記記録情報を管理する中央管理装置とを、通信ネットワークにより接続してなる遊技管理システムにおいて、前記管理装置は、不正な記録媒体を識別するための記録媒体識別子を記憶する第3記憶部と、第3記憶部に記憶された記録媒体識別子を中央管理装置へ送信する手段とを備え、前記中央管理装置は、一の管理装置から受信した記録媒体識別子を、他の各管理装置夫々へ送信する手段を備え、前記管理装置は更に、前記管理装置が設置されている遊技店にて使用された記録媒体に関する情報を記憶する第4記憶部と、中央管理装置から受信した記録媒体識別子が第4記憶部に記憶されているか否かを判別する手段と、前記判別する手段によって、中央管理装置から受信した記録媒体識別子が第4記憶部に記憶されていると判別された場合、第3記憶部に記録されている該記録媒体識別子によって識別される記録媒体に関する情報を中央管理装置へ送信する手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
第6発明に係る管理装置は、複数の遊技店の夫々に備えられ、遊技機にて使用可能な有価価値を有した記録媒体に記録された記録情報を管理する管理装置において、前記管理装置が設置されている遊技店にて使用可能な記録媒体に関する情報を記憶する記憶部を備え、記録媒体の使用終了要求が入力された場合、前記記録媒体の使用が終了したことを示す使用終了情報を前記記憶部に登録することによって、前記記録媒体の使用を不可とし、記録媒体の使用終了取消し要求が入力された場合、前記記憶部に登録された使用終了情報を削除することによって、前記記録媒体の使用を可とすべくなしてあることを特徴とする。
【0029】
第3発明による場合、端末装置が特定の遊技店における記録媒体の使用を終了する要求を受け付けたとき、その要求をその記録媒体に記録された記録情報と共に、管理装置へ送信する。管理装置は、その管理装置を備えている遊技店において使用することが可能な記録媒体に関する情報を記憶する第1記憶部を有しており、端末装置から前記要求及び記録情報を受信した場合、その記録情報と第1記憶部に記憶されている情報との比較を行い、これらの情報が一致したときに使用が終了したことを示す情報を第1記憶部に登録する。また管理装置は、前記情報を登録したことを示す情報を端末装置へ送信するとともに、中央管理装置へ前記登録したことを示す情報及び記録媒体に記録された記録情報を送信する。端末装置は、管理装置によって使用を終了することが認められた場合に、その遊技店における使用を不可とする情報を記録媒体に書き込む。そして中央管理装置は管理装置から受信した記録情報を第2記憶部に記憶する。
【0030】
また、端末装置が特定の遊技店における記録媒体の使用承認の要求を受け付けたとき、その要求をその記録媒体に記録された記録情報と共に、管理装置へ送信する。管理装置は、中央管理装置へその記録情報を送信する。中央管理装置は受信した記録情報と第2記憶部に記憶している情報との比較を行い、これらの情報が一致したときにその記録情報を管理装置へ送信する。管理装置は中央管理装置から受信した記録情報を第1記憶部へ記憶し、使用承認の要求が認められたことを示す情報を端末装置へ送信する。そして前記承認されたことを示す情報を受信した端末装置は、その遊技店における使用を可とする情報を記録媒体に書き込む。
【0031】
上述したように、ある遊技店にて使用した記録媒体を他の遊技店においても利用したい場合、利用者は使用を終了させたい遊技店に設置されている端末装置に記録媒体を挿入し、その記録媒体の使用の終了を要求する。ここでその要求が認められた場合、その遊技店においてその記録媒体の使用ができなくなる。そして利用者が他の遊技店に入店した際、その入店した遊技店に設置されている端末装置に記録媒体を挿入し、その記録媒体の使用の承認を要求する。ここでその要求が認められた場合、その入店した遊技店においてその記録媒体を使用することができる。このようにして利用者はプリペイドカードを複数の遊技店にて共通して利用することができ、プリペイドカードの利便性を向上することができる。
【0032】
また、利用者がその記録媒体の使用承認を要求した場合であって、その要求が認められないときは使用することができないので、不正行為の拡大を防止することができる。
【0033】
また、各遊技店では共通のプリペイドカードが使用されるため、複数の遊技店を経営している経営者にとっては、事務処理の円滑化を図ることができる。さらに利便性の向上のためにプリペイドカードの利用者が増大することによって高収益を得ることができる。
【0034】
第4及び第6発明による場合、端末装置が記録媒体の使用の終了を取消し要求を受け付けたとき、その要求をその記録媒体に記録された記録情報と共に、管理装置へ送信する。管理装置は、その管理装置を備えている遊技店において使用することが可能な記録媒体に関する情報を記憶する記憶部を有しており、端末装置から前記要求及び記録情報を受信した場合、その記録情報と記憶部に記憶されている情報との比較を行い、これらの情報が一致したときに使用が終了したことを示す情報を記憶部から削除する。また管理装置は、使用終了の取消し要求を承認したことを示す情報を端末装置へ送信する。端末装置は、管理装置によって使用終了の取消しが承認された場合に、その遊技店における使用を可とする情報を記録媒体に書き込む。
【0035】
上述したように、第4及び第6発明に係る遊技管理システムでは、利用者が、その遊技店での記録媒体の使用を終了させたが、その後気が変わってその遊技店にて同一の記録媒体を使用したい場合、管理装置が記憶している記録媒体に関する情報から、使用終了したことを示す情報を削除することによって、その遊技店での使用を再び可とすることができる。
【0036】
第5発明による場合、管理装置は、不正な記録媒体を識別するための記録媒体識別子を記憶する第1記憶部と、その管理装置が設置されている遊技店において使用された記録媒体に関する情報を記憶する第2記憶部とを有している。そして管理装置は第1記憶部に記憶されている記録媒体識別子を中央管理装置へ送信する。また中央管理装置は、ある管理装置から記録媒体識別子を受信した場合、この管理装置以外の管理装置へ受信した記録媒体識別子を送信する。さらに管理装置は、中央管理装置から記録媒体識別子を受信した場合、この記録媒体識別子によって識別される記録媒体に関する情報が第2記憶部に記憶されているか否かを調べる。ここで記憶されている場合、その情報を中央管理装置へ送信する。
【0037】
上述したように、各管理装置が記憶している記録媒体に関する情報から、不正な記録媒体に関する情報を抽出することによって、その不正な記録媒体の各遊技店における使用履歴を取得することができる。そのため、この使用履歴を用いてトレース作業を行うことが可能となり、その記録媒体がなぜ不正とされたのか等の原因の解明に役立てることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
本発明の遊技管理システムは、例えば、パチンコ台及びスロットマシン等の遊技機を備えた遊技店用の決済システムである。また、このシステムにおいて使用される記録媒体は、半導体メモリを備えたICカード等のプリペイドカードであり、そのプリペイドカードに関する情報(以下、カード情報という)を記録している。
【0039】
図1は、本発明の遊技管理システムの構成を示すブロック図である。図1において、1はカード発行会社を示しており、該カード発行会社1には中央管理装置11が備えられている。該中央管理装置11はパチンコ店等の遊技店2,2…毎に備えられている管理装置21,21…と接続されており、管理装置21,21…との間で、カード情報の送受信を行う。
【0040】
各遊技店2,2…に備えられている管理装置21,21…は、利用者がプリペイドカードを購入するために用いられる発券機22,22…とも接続されており、この発券機22,22…との間で、カード情報の送受信を行う。発券機22,22…は、管理装置21,21…から受信した情報に基づいて、プリペイドカードの発券を行う。
【0041】
また、管理装置21,21…は、2台のパチンコ台又はスロットマシン等の遊技機24,24…の間に備えられ、カード情報の読み取り及び書き込み等を行う台間機25,25…とも接続されており、この台間機25,25…との間で、カード情報の送受信を行う。台間機25,25…は、管理装置21,21…から受信した情報に基づいて、パチンコ玉又はメダル等の遊技媒体の排出指示命令を遊技機24,24…へ送り、これを受けた遊技機24,24…は遊技媒体を排出する。
【0042】
さらに、管理装置21,21…は、後述する共通化登録処理、共通化取消し処理及び共通化受付処理の際にカード情報の読み取り及び書き込み等を行う共通化登録受付機23,23…とも接続されており、この共通化登録受付機23,23…との間で、カード情報の送受信を行う。
【0043】
なお、中央管理装置11が管理装置21,21…の機能を兼ねることも可能である。この場合、各遊技店の発券機22,22…、台間機25,25…、及び共通化登録受付機23,23…は中央管理装置11との間でカード情報の送受信を行う。
【0044】
また図1において、Cはプリペイドカードを示しており、該プリペイドカードCは、カード情報を記録するための記録領域100を有している。
記録領域100に記録されるカード情報には、プリペイドカードCを識別するためのカード識別子(以下、カードIDという),プリペイドカードCが発券された遊技店2,2…を識別するための発券店識別子(以下、発券店IDという),プリペイドカードCが発券した年月日を示す発券日,及びプリペイドカードCが使用できる遊技店2,2…を識別するための使用店識別子(以下、使用店IDという)等の情報が含まれる。またカード情報にはプリペイドカードCが使用できる金額を示す残高も含まれており、この残高は各カードID毎に各遊技店2,2…に備えられている管理装置21,21…によって管理されている。
なお、プリペイドカードCの記録領域100にはカードIDのみを記録しておき、それ以外のカード情報は管理装置21,21…及び中央管理装置11の両装置が、又はその何れかの装置のみが記憶し、管理するようにしてもよい。
【0045】
このようなプリペイドカードCは、カード発行会社1からの依頼に基づいてカード製造業者によって製造されたものであり、この製造の際に、上述したカードIDが記録領域100に記録される。
【0046】
カード発行会社1は、取引契約を結んでいる遊技店2,2…へプリペイドカードCを配送する。またカード発行会社1は、中央管理装置11にて、配送先である遊技店2,2…と配送されたプリペイドカードCのカードIDとを対応付けた情報を有しており、各遊技店2,2…のその情報を各遊技店2,2…に備えられている管理装置21,21…夫々に送信する。
【0047】
プリペイドカードCの発券の際、発券機22,22…は発券対象のプリペイドカードCの記録領域100に記録された発券店IDがその発券機22,22…が設置されている遊技店2,2…であることを確認する。また管理装置21,21…は、発券対象のプリペイドカードCの記録領域100に記録されたカードIDと前記情報中のカードIDとを突き合わせ、カード発行会社1から配送されたプリペイドカードCであることを確認する。そしてこれらの確認ができた場合、発券機2,2…は、記録領域100に発券日等の情報を書き込み、プリペイドカードCを発券する。
【0048】
利用者はこのようにして発券されたプリペイドカードCを、その発券店において使用することによって遊技機24,24…にて遊技を行うことができる。ここで残高を残した状態で遊技を終了した場合であって、そのプリペイドカードCを他の遊技店2,2…において使用したいときは、利用者は共通化登録受付機23,23…を用いて後述する共通化登録を行う。そして他の遊技店2,2…にて同じく共通化登録受付機23,23…を用いて後述する共通化受付を行うことによって、その遊技店2,2…においてプリペイドカードCを使用することができる。
【0049】
図2は、本発明の中央管理装置11の構成を示すブロック図である。図2において、201はCPUを示しており、該CPU201には、管理装置21,21…との通信を行うための通信インタフェース202と、CPU201において発生するデータを記憶する記憶部203とが接続されている。
【0050】
記憶部203は、管理装置21,21…から受信した共通化登録処理済みのプリペイドカードCに関する情報を記憶する共通化登録DB210を有している。ここで、共通化登録処理とは、ある遊技店2にてプリペイドカードCに残高がある状態で遊技を終了した場合に、そのカードを他の遊技店2,2…において使用することができるようにするために、使用店IDを特定の遊技店2ではなくすべての遊技店2,2…を示すIDに更新する処理である。以下、このような共通化登録処理が行われたプリペイドカードCを共通化登録カードという。
【0051】
また記憶部203は更に、管理装置21,21…から受信したプリペイドカードCの発券及び消費に関する決済情報を記憶する決済DB211と、プリペイドカードCとその配送先の遊技店2,2…との対応付けに関する情報(以下、配送情報という)を記憶する配送DB212とを有している。
【0052】
図3は、本発明の管理装置21,21…の構成を示すブロック図である。図3において、301はCPUを示しており、該CPU301には、中央管理装置11、発券機22,22…、台間機25,25…及び共通化登録受付機23,23…との通信を行うための通信インタフェース302と、CPU301において発生するデータを記憶する記憶部303とが接続されている。また記憶部303は、以下に説明する5つのデータベースを有している。
【0053】
第1のデータベースである使用中DB310(請求項1及び請求項4における第1記憶部並びに請求項3及び請求項6における第4記憶部)は、管理装置21,21…が設置されている遊技店2において使用することが可能であるプリペイドカードCのカード情報を記憶する。したがってこの使用中DB310に記憶されていないプリペイドカードCは、その遊技店2において使用することができない。
【0054】
第2のデータベースである共通化登録DB311(請求項1における第2記憶部)は、共通化登録カードのカード情報を記憶する。
【0055】
第3のデータベースである決済DB312は、発券機22,22…から受信したプリペイドカードCの発券に関する情報、及び台間機25,25…から受信したプリペイドカードCの消費に関する情報を記憶する。この発券及び消費に関する決済情報は、中央管理装置11へ送信され、中央管理装置11の決済DB211に記憶される。
【0056】
第4のデータベースである配送DB313は、中央管理装置11から受信した配送情報を記憶する。この配送情報を参照することにより、カード発行会社1が発行して配送したプリペイドカードCであるか否かを判別することができる。
【0057】
第5のデータベースである不正情報DB314(請求項5における第3記憶部)は、不正カードのカードIDを記憶する。この不正情報DB314には、管理装置21,21…が設置されている遊技店2で不正であると判断したプリペイドカードCのカードIDのみならず、他の遊技店2,2…にて不正であると判断されたプリペイドカードCのカードIDも記憶している。
【0058】
図4は、本発明の遊技管理システムに用いられる発券機22,22…の構成を示すブロック図である。図4において、401はCPUを示しており、該CPU401には、発券するプリペイドカードCの記録領域100に記録された記録情報の読み取り及び書き込み処理を行うカード処理部402と、利用者からのプリペイドカードCの購入要求及び金銭を受け付ける入力部403と、発券結果等の情報を表示する出力部404と、管理装置21,21…との通信を行うための通信インタフェース405と、CPU401で発生するデータを記憶する記憶部406とが接続されている。
【0059】
発券機22,22…には、カード発行会社1から配送されたプリペイドカードCが複数枚収納されている。そして発券機22,22…は、プリペイドカードCの購入要求及びその要求に応じた金銭を入力部403にて受け付けた場合、収納されている複数枚のプリペイドカードCから1枚のプリペイドカードCを取り出し、このプリペイドカードCのカード情報をカード処理部402にて読み取り、発券店IDがその発券機22,22…が設置されている遊技店2,2…であるか否かを判別する。また、発券機22,22…は、そのプリペイドカードCのカード情報を通信インタフェース405を介して管理装置21,21…へ送信する。管理装置21,21…は配送DB313を参照することによってカード発行会社1から発行されたものであるか否かを判別し、その結果を発券機22,22…へ送信する。発券機22,22…及び管理装置21,21…の両装置による判別の結果、正規なカードであると判別できた場合に、発券機22,22…によってそのプリペイドカードCの記録領域100に発券日等の情報が記録され、利用者に渡される。
【0060】
図5は、本発明の遊技管理システムに用いられる台間機25,25…の構成を示すブロック図である。図5において、501はCPUを示しており、該CPU501には、挿入されたプリペイドカードCの記録領域100に記録された記録情報の読み取り及び書き込み処理を行うカード処理部502と、利用者からパチンコ玉の貸出量を受け付ける入力部503と、利用者の要求が承認されたか否かを示す情報を表示する出力部504と、管理装置21,21…との通信を行うための通信インタフェース505と、CPU501で発生するデータを記憶する記憶部506とが接続されている。
【0061】
台間機25,25…は、挿入されたプリペイドカードCの記録情報をカード処理部502にて読み取り、読み取った記録情報を通信インタフェース505を介して管理装置21,21…へ送信する。管理装置21,21…は不正カードであるか否か及び残高が残っているか否か等を判別し、その判別結果を台間機25,25…へ送信する。通信インタフェース505を介して管理装置21,21…から受信した判別結果に応じて、台間機25,25…は、出力部504にてプリペイドカードCの残高を示す度数又はエラーの何れかを表示する。ここでプリペイドカードCの度数が表示された場合、すなわち残高が残っている場合は、遊技媒体の排出指示命令を遊技機24,24…へ送る。これを受けた遊技機24,24…は所定数の遊技媒体を排出する。
なお、本実施の形態では、共通化登録受付機23,23…と台間機25,25…とを別の装置としているが、台間機25,25…が共通化登録受付機23,23…の機能を兼ねてもよい。
【0062】
図6は、本発明の共通化登録受付機23,23…の構成を示すブロック図である。図6において、601はCPUを示しており、該CPU601には、挿入されたプリペイドカードCの記録領域100に記録された記録情報の読み取り及び書き込み処理を行うカード処理部602と、利用者からの入力を受け付ける入力部603と、認証結果を示す情報等を表示する出力部604と、管理装置21,21…との通信を行うための通信インタフェース605と、CPU601で発生するデータを記憶する記憶部606とが接続されている。
【0063】
共通化登録受付機23,23…は、後述する共通化登録処理,共通化取消し処理及び共通化受付処理の際に、利用者から挿入されたプリペイドカードCの記録情報をカード処理部602にて読み取り、読み取った情報を通信インタフェース605を介して管理装置21,21…へ送信する。また、共通化登録受付機23,23…は、通信インタフェース605を介して管理装置21,21…から受信した情報に基づき、カード処理部602にてプリペイドカードCの記録領域100に記録情報の書き込みを行う。
【0064】
以下、本発明の遊技管理システムの動作について図面を参照して詳述する。
本発明の遊技管理システムは、プリペイドカードCを複数の遊技店にて共通して使用できるように動作するシステムであり、そのために次に示す3つの処理を実行する。
【0065】
(1)共通化登録処理
共通化登録処理とは、前述したように、ある遊技店2にてプリペイドカードCに残高がある状態で遊技を終了した場合、そのカードを他の遊技店2,2…において使用することができるようにするために、使用店IDを特定の遊技店2ではなくすべての遊技店2,2…を示すIDに更新する処理である。
【0066】
(2)共通化受付処理
共通化受付処理とは、共通化登録処理をした翌日以降に、その処理を行った遊技店2又はその他の遊技店2,2…において共通化登録カードを使用できるようにするための処理である。
【0067】
(3)共通化取消し処理
共通化取消し処理とは、共通化登録処理をした当日に、その処理を行った遊技店2にてその共通化登録カードを使用できるようにするための処理である。
【0068】
次に、これら3つの処理を含め、本発明の遊技管理システムが行う処理の処理手順について具体的に説明する。
【0069】
図7は、本発明の遊技管理システムの発券処理の処理手順を示すフローチャートである。
発券機22,22…は、利用者からプリペイドカードCの購入要求及びその要求に応じた金銭を入力部403が受け付けた場合(S101)、発券対象となるプリペイドカードCのカード情報をカード処理部402にて読み取り(S102)、発券店IDが発券機22,22…の設置店を示しているか否かを判別する(S103)。ここで発券店IDが前記設置店を示していない場合(S103でNO)、そのプリペイドカードCを廃棄し(S112)、ステップS102へ戻る。また、発券店IDが前記設置店を示している場合(S103でYES)、発券機22,22…は、そのプリペイドカードCのカード情報を管理装置21,21…へ送信する(S104)。管理装置21,21…は受信したカード情報からカードIDを参照し、そのカードIDをキーとして配送DB313を検索する(S105)。
【0070】
ステップS105の検索に失敗した場合(S105で失敗)、カード発行会社1から発行されたカードではないことを示す情報を発券機22,22…へ送信する(S111)。その情報を受信した発券機22,22…はそのプリペイドカードCを廃棄し(S112)、ステップS102へ戻る。一方ステップS105の検索に成功した場合(S105で成功)、管理装置21,21…は、カード発行会社1から配送されたカードあることを示す情報を発券機22,22…へ送信する(S106)。その情報を受信した発券機22,22…は、発券対象のプリペイドカードCが正規なカードであると判断し、使用店IDに発券機22,22…の設置店のIDを書き込み(S107)、そのカードを排出する(S108)。また発券機22,22…は、発券したことを示す情報を発券されたプリペイドカードCのカード情報とともに、管理装置21,21…へ送信する(S109)。
【0071】
管理装置21,21…は、ステップS109において送信された情報を受信した場合、使用中DB310に発券されたプリペイドカードCのカード情報を登録する(S110)。
【0072】
以上の処理の結果、利用者は発券店である遊技店2において発券されたプリペイドカードCを使用することができる。
【0073】
次に、このようにして発券されたプリペイドカードCが、共通化登録受付機23,23…に挿入された場合の本発明の遊技管理システムの動作について図8乃至図11を参照して説明する。
【0074】
図8は、プリペイドカードCが共通化登録受付機23,23…に挿入された場合の、本発明の遊技管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
共通化登録受付機23,23…は、プリペイドカードCが挿入された場合、カード処理部602にてカード情報の読み取りを行う(S201)。ここで読み取りができない場合(S201でNO)、出力部604にて「お取扱いできません」等のメッセージを出力し(S205)、プリペイドカードCを排出する(S211)。またカード情報の読み取りに成功した場合(S201でYES)、不正カードであるか否かを判別する(S202)。この判別のために、例えば残高がプリペイドカードCの額面金額以下であるか否か等を確認する。
【0075】
ステップS202において不正カードであると判別された場合(S202でYES)、共通化登録受付機23,23…は管理装置21,21…へ、このカードが不正であることを示す情報を送信する(S206)。この情報を受信した管理装置21,21…は、そのカードのカードIDを不正情報DB314に記憶する(S207)。また共通化登録受付機23,23…は、出力部604にて「従業員にご相談下さい」等のメッセージを出力し(S208)、プリペイドカードCを排出せずに装置内に取り込む(S209)。またステップS202において不正カードではないと判別された場合(S202でNO)、ステップS201において読み取ったカード情報を参照し、残高が有るか否かを判別する(S203)。
【0076】
ステップS203において残高がないと判別された場合(S203でNO)、共通化登録受付機23,23…は、出力部604にて「使用済です」等のメッセージを出力し(S210)、プリペイドカードCを排出せずに装置内に取り込む(S209)。ここで、例えば遊技管理システムが会員制を採用しており、会員は会員用のプリペイドカードCを繰り返し使用することができるような場合、会員にプリペイドカードCの再利用を促すべく、プリペイドカードCを排出してもよい。
【0077】
ステップS203において残高が有ると判別された場合(S203でYES)、共通化登録受付機23,23…の入力部603にて、利用者から共通化登録,共通化受付又は共通化取消しの何れかの要求を受け付ける(S204)。以下、受け付けた要求毎に分けて説明する。
【0078】
図9は、ステップS204において共通化登録の要求を受け付けた場合(S204で登録)の、本発明の遊技管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
ステップS201において読み取ったカード情報を参照し、遊技を行った遊技店2を示す使用店IDが共通化登録受付機23,23…の設置店であるか否かを判別する(S301)。ここで使用店IDがカード共通化登録受付機23,23…の設置店ではないと判別された場合(S301でNO)、共通化登録受付機23,23…は、出力部604にて「○○○店のカードです」等のメッセージを出力し(S305)、プリペイドカードCを排出する(S306)。また使用店IDが前記設置店であると判別された場合(S301でYES)、共通化登録受付機23,23…は、出力部604にて「共通化登録しますか? 」等のメッセージを出力する(S302)。ここで利用者が共通化登録をキャンセルした場合(S303でYES)、プリペイドカードCを排出する(S306)。またキャンセルされなかった場合(S303でNO)、後述する共通化登録処理を行う(S304)。
【0079】
図10は、ステップS204において共通化受付の要求を受け付けた場合(S204で受付)の、本発明の遊技管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
ステップS201において読み取ったカード情報を参照し、共通化登録済みであるか否か、すなわちプリペイドカードCが共通化登録カードであるか否かを判別する(S401)。ここで共通化登録カードではない場合(S401でNO)、共通化登録受付機23,23…は、出力部604にて「共通化登録がされていません」等のメッセージを出力し(S406)、プリペイドカードCを排出する(S408)。また共通化登録カードである場合(S401でYES)、登録年月日が当日であるか否かを判別する(S402)。
【0080】
ステップS402において登録年月日が当日であると判別された場合(S402でYES)、共通化登録受付機23,23…は、出力部604にて「翌日以降受付可能です」等のメッセージを出力し(S407)、プリペイドカードCを排出する(S408)。また登録年月日が当日ではない場合(S402でNO)、共通化登録受付機23,23…は、出力部604にて「共通化受付しますか? 」等のメッセージを出力する(S403)。ここで利用者が共通化受付をキャンセルした場合(S404でYES)、プリペイドカードCを排出する(S408)。またキャンセルされなかった場合(S404でNO)、後述する共通化受付処理を行う(S405)。
【0081】
図11は、ステップS204において共通化取消しの要求を受け付けた場合(S204で取消し)の、本発明の遊技管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
ステップS201において読み取ったカード情報を参照し、共通化登録済みであるか否か、すなわちプリペイドカードCが共通化登録カードであるか否かを判別する(S501)。ここで共通化登録カードではない場合(S501でNO)、共通化登録受付機23,23…は、出力部604にて「共通化登録がされていません」等のメッセージを出力し(S507)、プリペイドカードCを排出する(S510)。また共通化登録カードである場合(S501でYES)、登録年月日が当日であるか否かを判別する(S502)。
【0082】
ここで登録年月日が当日ではないと判別された場合(S502でNO)、共通化登録受付機23,23…は、出力部604にて「共通化受付が可能です」等のメッセージを出力し(S508)、プリペイドカードCを排出する(S510)。また登録年月日が当日である場合(S502でYES)、登録店IDが共通化登録受付機23,23…の設置店であるか否かを判別する(S503)。
【0083】
ステップS503において登録店IDが共通化登録受付機23,23…の設置店ではないと判別された場合(S503でNO)、共通化登録受付機23,23…は、出力部604にて「○○○店で取消し可能です」等のメッセージを出力し(S509)、プリペイドカードCを排出する(S510)。またステップS503において登録店IDが前記設置店である場合(S503でYES)、共通化登録受付機23,23…は、出力部604にて「共通化取消ししますか? 」等のメッセージを出力する(S504)。ここで利用者が共通化受付をキャンセルした場合(S505でYES)、プリペイドカードCを排出する(S510)。またキャンセルされなかった場合(S505でNO)、後述する共通化取消し処理を行う(S506)。
【0084】
次に、ステップS304の共通化登録処理,ステップS405の共通化受付処理及びステップS506の共通化取消し処理について、図12乃至図17を参照して夫々説明する。
【0085】
(共通化登録処理)
図12及び図13は、本発明の遊技管理システムの共通化登録処理の処理手順を示すフローチャートである。なおこれらの処理は、2本の縦破線により3つの領域に分かれており、左側の領域の処理は共通化登録受付機23,23…が行う処理を、中央の領域の処理は管理装置21,21…が行う処理を、右側の領域の処理は中央管理装置11が行う処理を夫々示している。
【0086】
共通化登録受付機23,23…は、ステップS201で読み取ったカード情報を管理装置21,21…へ送信する(S601)。管理装置21,21…は、受信したカード情報の中からカードIDを参照し、そのカードIDをキーとして不正情報DB314を検索する(S602)。この検索に成功した場合、このプリペイドカードCを不正なものとみなして、共通化登録受付機23,23…へそのことを示す情報を送信し(S612)、その情報を受信した共通化登録受付機23,23…は出力部604にて「従業員にご相談下さい」等のメッセージを出力した後(S613)、そのプリペイドカードCを装置内に取り込む(S614)。
【0087】
ステップS602の検索に失敗した場合(S602で失敗)は、前記カードIDをキーとして使用中DB310を検索する(S603)。ここでこの検索に失敗した場合(S603で失敗)、このカードを不正なものとみなして、そのカードIDを不正情報DB314に記憶する(S611)。以下、前述したステップS612及びS613を実行し、そのプリペイドカードCを装置内に取り込む(S614)。
【0088】
またステップS603の検索に成功した場合(S603で成功)、管理装置21,21…は、共通化登録受付機23,23…から受信したカード情報と使用中DB310から検索されたカード情報とを比較する(S604)。残高が異なる等、これらのカード情報の内容が一致しない場合(S604で不一致)、このプリペイドカードCを不正なものとみなして、そのプリペイドカードCのカードIDを不正情報DB314に記憶する(S611)。以下、前述したステップS612及びS613を実行し、そのプリペイドカードCを装置内に取り込む(S614)。
【0089】
ステップS604の比較において、カード情報の内容が一致した場合(S604で一致)、使用中DB310から検索されたカード情報中に、共通化登録を行ったことを示す共通化登録済みフラグをセットする(S605)。また管理装置21,21…は、使用中DB310から検索されたカード情報のうちカードID及び残高等の特定の情報を、共通化登録DB311に記憶する(S606)。そして管理装置21,21…は共通化登録受付機23,23…へ共通化登録が行われたことを示す情報を送信し(S607)、この情報を受信した共通化登録受付機23,23…は挿入されているプリペイドカードCの記録領域100に登録年月日及び登録店IDを書き込み、使用店IDを共通化登録IDに更新する(S608)。そして出力部604にて「共通化登録が完了しました」等のメッセージを出力し(S609)、そのプリペイドカードCを排出する(S610)。
【0090】
遊技店2,2…の営業終了後、管理装置21,21…は、共通化登録DB311に記憶されているカード情報を中央管理装置11へ送信する(S615)。中央管理装置11は、受信したカード情報を共通化登録DB210に記憶する(S616)。
【0091】
(共通化受付処理)
図14及び図15は、本発明の遊技管理システムの共通化受付処理の処理手順を示すフローチャートである。なおこれらの処理は、2本の縦破線により3つの領域に分かれており、左側の領域の処理は共通化登録受付機23,23…が行う処理を、中央の領域の処理は管理装置21,21…が行う処理を、右側の領域の処理は中央管理装置11が行う処理を夫々示している。
【0092】
共通化登録受付機23,23…は、ステップS201で読み取ったカード情報を管理装置21,21…へ送信する(S701)。管理装置21,21…は、受信したカード情報の中からカードIDを参照し、そのカードIDをキーとして不正情報DB314を検索する(S702)。この検索に成功した場合(S702で成功)、このカードが不正であることを示す情報を共通化登録受付機23,23…へ送信する(S717)。この情報を受信した共通化登録受付機23,23…は、出力部604にて「従業員にご相談下さい」等のメッセージを出力した後(S718)、そのプリペイドカードCを排出せず装置内に取り込む(S719)。
【0093】
一方、ステップS702の検索に失敗した場合(S702で失敗)は、そのカード情報を中央管理装置11へ送信する(S703)。中央管理装置11は、管理装置21,21…から受信したカード情報の中からカードIDを参照し、そのカードIDをキーとして共通化登録DB210を検索する(S704)。この検索に失敗した場合(S704で失敗)、中央管理装置11はこのカードを不正なものとみなし、そのことを示す情報を管理装置21,21…へ送信する(S712)。この情報を受信した管理装置21,21…は、このプリペイドカードCのカードIDを不正情報DB314に記憶し(S713)、このカードが不正であることを示す情報を共通化登録受付機23,23…へ送信する(S714)。この情報を受信した共通化登録受付機23,23…は、出力部604にて「従業員にご相談下さい」等のメッセージを出力した後(S715)、そのプリペイドカードCを排出せず装置内に取り込む(S716)。
【0094】
またステップS704の検索に成功した場合(S704で成功)、中央管理装置11は、管理装置21,21…から受信したカード情報と共通化登録DB210から検索されたカード情報とを比較する(S705)。残高が異なる又は使用店IDが異なる等、これらのカード情報の内容が一致しない場合(S705で不一致)、中央管理装置11はこのカードを不正なものとみなし、そのことを示す情報を管理装置21,21…へ送信する(S712)。この情報を受信した管理装置21,21…は、このプリペイドカードCのカードIDを不正情報DB314に記憶する(S713)。以下、前述したステップS714及びS715を実行し、そのプリペイドカードCは装置内に取り込まれる(S716)。
【0095】
ステップS705の比較において、カード情報の内容が一致した場合(S705で一致)、中央管理装置11は、共通化登録カードの受付処理が可能であることを示す情報を管理装置21,21…へ送信する(S706)。この情報を受信した管理装置21,21…は、その共通化登録カードのカード情報を使用中DB310に記憶する(S707)。そして管理装置21,21…は共通化登録受付機23,23…へ共通化登録カードの受付処理が行われたことを示す情報を送信する(S708)。この情報を受信した共通化登録受付機23,23…は挿入されている共通化登録カードの使用店IDにその遊技店のIDを書き込み(S709)、出力部604にて「共通化受付が完了しました」等のメッセージを出力する(S710)。そしてこのプリペイドカードCを排出する(S711)。
【0096】
(共通化取消し処理)
図16及び図17は、本発明の遊技管理システムの共通化取消し処理の処理手順を示すフローチャートである。なおこれらの処理は、1本の縦破線により2つの領域に分かれており、左側の領域の処理は共通化登録受付機23,23…が行う処理を、右側の領域の処理は管理装置21,21…が行う処理を夫々示している。
【0097】
共通化登録受付機23,23…は、ステップS201で読み取ったカード情報を管理装置21,21…へ送信する(S801)。管理装置21,21…は、受信したカード情報の中からカードIDを参照し、そのカードIDをキーとして不正情報DB314を検索する(S802)。この検索に成功した場合(S802で成功)、このカードが不正であることを示す情報を共通化登録受付機23,23…へ送信する(S814)。この情報を受信した共通化登録受付機23,23…は、出力部604にて「従業員にご相談下さい」等のメッセージを出力した後(S815)、そのプリペイドカードCを排出せず装置内に取り込む(S816)。
【0098】
一方、ステップS802の検索に失敗した場合(S802で失敗)は、同じくこのカードIDをキーとして共通化登録DB311を検索する(S803)。ここでこの検索に成功した場合(S803で成功)、共通化登録受付機23,23…から受信したカード情報と検索されたカード情報とを比較する(S804)。
【0099】
ステップS803において検索に失敗した場合(S803で失敗)、及びステップS804において残高が異なる等これらのカード情報の内容が一致しない場合(S804で不一致)、このプリペイドカードCを不正なものとみなして、そのカードIDを不正情報DB314に記憶する(S813)。以下、前述したステップS814及びS815を実行し、そのプリペイドカードCを装置内に取り込む(S816)。
【0100】
またステップS804においてカード情報の内容が一致した場合(S804で一致)、ステップS803で検索された情報を削除する(S805)。次にこのプリペイドカードCのカードIDをキーとして使用中DB310を検索する(S806)。ここでこの検索に失敗した場合(S806で失敗)、このカードを不正なものとみなして、そのカードIDを不正情報DB314に記憶する(S813)。以下、前述したステップS814及びS815を実行し、そのプリペイドカードCを装置内に取り込む(S816)。
【0101】
ステップS806の検索に成功した場合(S806で成功)、共通化登録受付機23,23…から受信したカード情報と検索されたカード情報とを比較する(S807)。ここでこれらのカード情報の内容が一致しない場合(S807で不一致)、このカードを不正なものとみなして、そのカードIDを不正情報DB314に記憶する(S813)。以下、前述したステップS814及びS815を実行し、そのプリペイドカードCを装置内に取り込む(S816)。
【0102】
またステップS807においてカード情報の内容が一致した場合(S807で一致)、ステップS806にて検索された情報中にある共通化登録済みフラグをクリアし(S808)、共通化取消し処理が行われたことを示す情報を共通化登録受付機23,23…へ送信する(S809)。この情報を受信した共通化登録受付機23,23…は挿入されているプリペイドカードCの使用店IDにその共通化登録受付機23,23…の設置店のIDを書き込み(S810)、出力部604にて「共通化取消が完了しました」等のメッセージを出力する(S811)。そしてこのプリペイドカードCを排出する(S812)。
【0103】
以上説明したように、共通化登録処理の際、共通化登録済みフラグをセットする(S505)のみで使用中DB310からカード情報を削除しないため、共通化取消し処理を行うことによって、共通化登録処理を行った当日中であってもプリペイドカードCを使用することができる。また翌日以降では、共通化受付処理を行うことによって、プリペイドカードCを使用することができる。
【0104】
次に、管理装置21,21…が有する不正情報DB314に記憶されているプリペイドカードCの使用履歴を取得する場合の、本発明の遊技管理システムの動作について説明する。
【0105】
図18は、本発明の遊技管理システムの、不正なプリペイドカードCの使用履歴の取得手順を示すフローチャートである。なおこれらの処理は、2本の縦破線により3つの領域に分かれており、左側の領域の処理は管理装置21,21…の中の1台の管理装置Aが行う処理を、中央の領域の処理は中央管理装置11が行う処理を、右側の領域の処理は管理装置A以外の管理装置21,21…(以下、管理装置Bという)が行う処理を夫々示している。
【0106】
管理装置21,21…は、共通化登録受付機23,23…から受信したカード情報と使用中DB310に記憶しているカード情報とが一致しない場合、又は中央管理装置11からカードが不正であることを示す情報を受信した場合等、プリペイドカードCが不正であるとみなされたときは、前述したようにそのプリペイドカードCのカードIDを不正情報DB314に記憶する。管理装置Aは、この不正情報DB314に記憶されたカードIDを中央管理装置11へ送信する(S901)。
【0107】
管理装置AからカードIDを受信した中央管理装置11は、中央管理装置11に接続されている各管理装置Bへ、そのカードIDを送信する(S902)。中央管理装置11からカードIDを受信した各管理装置Bは、そのカードIDをキーとして使用中DB310を検索する(S903)。ここでこの検索に失敗した場合(S903で失敗)、何もせずに終了する。またステップS903の検索に成功した場合(S903で成功)、その検索された情報を中央管理装置11へ送信する(S904)。中央管理装置11はこの検索された情報を各管理装置Bから受信する(S905)。
【0108】
このようにして、中央管理装置11は、不正カードとみなされたプリペイドカードCがどの遊技店2,2…で発券され、どの遊技店2,2…でどのくらいの額が消費されたか等の発券及び消費に関する情報、及びどの遊技店2,2…にて共通化登録が行われたか等の使用履歴を取得することができる。その結果、この使用履歴を用いてトレース作業を行うことが可能となり、その記録媒体がなぜ不正とされたのか等の原因の解明に役立てることができる。
【0109】
以上説明したように、共通化登録処理の際、使用中DB310からカード情報を削除しないため、発券した遊技店2,2…及び共通化登録受付処理を行った遊技店2,2…においては使用中DB310にそのカード情報が記憶されているので、使用履歴を取得することができ、トレース作業が可能となる。
【0110】
また、利用者からプリペイドカードCが使用できない等のクレームがあった場合も、上述した処理を行うことによって、使用が不可能になったことの原因の解明を行うことができる。
【0111】
なお、本実施の形態では、記録媒体としてICカード等のプリペイドカードを例として説明したが、その他の記録媒体(例えば、スマートメディア,メモリスティック及びコンパクトフラッシュ等)でもよい。
【0112】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の遊技管理システムによれば、管理手段が、各遊技店において使用することが可能な記録媒体に関する情報及び共通化登録が行われた記録媒体に関する情報を記憶しており、これらの情報に基づいて各記録媒体に記録された使用店IDの書き換えを行うことによって、記録媒体を複数の遊技店にて共通して使用することができる。
【0113】
また請求項2記載の遊技管理システムによれば、共通化登録処理の際に管理手段がカード情報を削除しないため、共通化取消し処理を行うことによって、共通化登録処理を行った当日中であってもプリペイドカードを使用することができる。
【0114】
また実施例の遊技管理システムによれば、記録媒体が使用不可能になった場合、管理手段が、各遊技店において使用することが可能な記録媒体に関する情報から前記使用不可能になった記録媒体に関する情報を抽出することによって、記録媒体の使用履歴を取得することが可能となり、その結果トレース作業を行うことができる。
【0115】
また請求項3記載の遊技管理システムによれば、各遊技店毎に設置された各管理装置が、その管理装置の設置店において使用することが可能な記録媒体に関する情報を記憶し、また中央管理装置が、共通化登録が行われた記録媒体に関する情報を記憶しており、これらの情報に基づいて各記録媒体に記録された使用店IDの書き換えを行うことによって、記録媒体を複数の遊技店にて共通して使用することができる。
【0116】
また請求項4記載の遊技管理システム及び請求項6記載の管理装置によれば、共通化登録処理の際に管理装置がカード情報を削除しないため、共通化取消し処理を行うことによって、共通化登録処理を行った当日中であってもその管理装置の設置店にてプリペイドカードを使用することができる。
【0117】
さらに請求項5記載の遊技管理システムによれば、記録媒体が使用不可能になった場合、各遊技店毎に備えられた管理装置が、その設置店において使用することが可能な記録媒体に関する情報から前記使用不可能になった記録媒体に関する情報を抽出し、抽出された情報を中央管理装置が収集することによって、記録媒体の使用履歴を取得することが可能となり、その結果トレース作業を行うことができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の中央管理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の管理装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の遊技管理システムに用いられる発券機の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の遊技管理システムに用いられる台間機の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の共通化登録受付機の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の遊技管理システムの発券処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の遊技管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】共通化登録の要求を受け付けた場合の、本発明の遊技管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
【図10】共通化受付の要求を受け付けた場合の、本発明の遊技管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
【図11】共通化取消しの要求を受け付けた場合の、本発明の遊技管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の遊技管理システムの共通化登録処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明の遊技管理システムの共通化登録処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】本発明の遊技管理システムの共通化受付処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明の遊技管理システムの共通化受付処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】本発明の遊技管理システムの共通化取消し処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図17】本発明の遊技管理システムの共通化取消し処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図18】本発明の遊技管理システムの、不正なプリペイドカードCの使用履歴の取得手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カード発行会社
2 遊技店
11 中央管理装置
21 管理装置
22 発券機
23 共通化登録受付機
24 遊技機
25 台間機
Claims (6)
- 複数の遊技店の夫々に備えられ、有価価値を有した記録媒体を使用して支払を行うことによって遊技を可能とする複数の遊技機と、記録媒体に記録された記録情報を管理する管理手段とを備える遊技管理システムにおいて、
前記管理手段は、
各遊技店にて使用可能な記録媒体に関する情報を記憶する第1記憶部と、
各遊技店にて使用が終了した記録媒体に関する情報を記憶する第2記憶部とを備えており、
記録媒体の使用終了要求が入力された場合、前記記録媒体の使用が終了したことを示す使用終了情報を第1記憶部に登録し、前記記録媒体に記録された記録情報を第2記憶部に登録することによって、前記記録媒体の使用を不可とし、
記録媒体の使用承認要求が入力された場合、前記記録媒体に記録された記録情報と第2記憶部に記憶された情報とが一致しているか否かを判別し、一致していると判別されたときに、前記記録媒体に記録された記録情報を第1記憶部に登録することによって、前記記録媒体の使用を可とすべくなしてあることを特徴とする遊技管理システム。 - 前記管理手段は更に、
使用終了取消し要求が入力された場合、該記録媒体に記録された記録情報と第1記憶部に記憶された情報とが一致しているか否かを判別し、一致していると判別されたときに、第1記憶部に登録された使用終了情報を削除することによって、前記記録媒体の使用を可とすべくなしてあることを特徴とする請求項1記載の遊技管理システム。 - 複数の遊技店の夫々に備えられ、有価価値を有した記録媒体を使用して支払を行うことによって遊技を可能とする複数の遊技機と、複数の遊技店の夫々に備えられ、記録媒体に記録された記録情報の読み書きを行い、該記録情報を送信する端末装置と、複数の遊技店の夫々に備えられ、前記端末装置から受信する前記記録情報を管理し、前記記録情報を送信する管理装置と、複数の前記管理装置から受信する前記記録情報を管理する中央管理装置とを、通信ネットワークにより接続してなる遊技管理システムにおいて、
前記端末装置は、
記録媒体の使用終了要求(又は使用承認要求)を受け付ける手段と、
前記使用終了要求(又は前記使用承認要求)を受け付けた場合、該使用終了要求(又は該使用承認要求)及び記録媒体に記録された記録情報を管理装置へ送信する手段とを備え、
前記管理装置は、
前記管理装置が設置されている遊技店にて使用可能な記録媒体に関する情報を記憶する第1記憶部と、
端末装置から使用終了要求及び記録媒体に記録された記録情報を受信した場合、該記録情報と第1記憶部に記憶された情報とが一致しているか否かを判別する手段と、
該判別する手段によって一致していると判別された場合、記録媒体の使用が終了したことを示す使用終了情報を第1記憶部に登録する手段と、
前記使用終了情報が登録されたことを示す登録完了情報を端末装置へ送信する手段と、
登録完了情報及び記録媒体に記録された記録情報を中央管理装置へ送信する手段と、
端末装置から使用承認要求及び記録媒体に記録された記録情報を受信した場合、受信した使用承認要求及び記録情報を中央管理装置へ送信する手段とを備え、 前記中央管理装置は、
管理装置から前記登録完了情報及び記録媒体に記録された記録情報を受信した場合、受信した記録媒体に記録された記録情報を記憶する第2記憶部と、
管理装置から使用承認要求及び記録媒体に記録された記録情報を受信した場合、該記録情報と第2記憶部に記憶された情報とが一致しているか否かを判別する手段と、
該判別する手段によって一致していると判別された場合、前記管理装置から受信した記録情報を管理装置へ送信する手段とを備え、
前記管理装置は更に、
中央管理装置から記録媒体に記録された記録情報を受信した場合、該記録情報を第1記憶部に登録する手段と、
記録媒体の使用が承認されたことを示す使用承認情報を端末装置へ送信する手段とを備え、
前記端末装置は更に、
管理装置から前記登録完了情報を受信した場合、前記端末装置が設置されている遊技店での使用を不可とする情報を記録媒体に書き込む手段と、
管理装置から使用承認情報を受信した場合、前記端末装置が設置されている遊技店での使用を可とする情報を記録媒体に書き込む手段とを
備えることを特徴とする遊技管理システム。 - 前記端末装置は更に、
記録媒体の使用終了取消し要求を受け付ける手段と、
前記使用終了取消し要求を受け付けた場合、該使用終了取消し要求及び記録媒体に記録された記録情報を管理装置へ送信する手段とを備え、
前記管理装置は更に、
端末装置から使用終了取消し要求及び記録媒体に記録された記録情報を受信した場合、該記録情報と第1記憶部に記憶された情報とが一致しているか否かを判別する手段と、
該判別する手段によって一致していると判別された場合、第1記憶部に登録された使用終了情報を削除する手段と、
前記使用終了情報が削除されたことを示す登録削除情報を端末装置へ送信する手段とを備え、
前記端末装置は更に、
管理装置から登録削除情報を受信した場合、前記端末装置が設置されている遊技店での使用を可とする情報を記録媒体に書き込む手段を
備えることを特徴とする請求項3記載の遊技管理システム。 - 複数の遊技店の夫々に備えられ、有価価値を有した記録媒体を使用して支払を行うことによって遊技を可能とする複数の遊技機と、複数の遊技店の夫々に備えられ、記録媒体に記録された記録情報の読み書きを行い、該記録情報を送信する端末装置と、複数の遊技店の夫々に備えられ、前記端末装置から受信する前記記録情報を管理し、前記記録情報を送信する管理装置と、複数の前記管理装置から受信する前記記録情報を管理する中央管理装置とを、通信ネットワークにより接続してなる遊技管理システムにおいて、
前記管理装置は、
不正な記録媒体を識別するための記録媒体識別子を記憶する第3記憶部と、
第3記憶部に記憶された記録媒体識別子を中央管理装置へ送信する手段とを備え、
前記中央管理装置は、
一の管理装置から受信した記録媒体識別子を、他の各管理装置夫々へ送信する手段を備え、
前記管理装置は更に、
前記管理装置が設置されている遊技店にて使用された記録媒体に関する情報を記憶する第4記憶部と、
中央管理装置から受信した記録媒体識別子が第4記憶部に記憶されているか否かを判別する手段と、
前記判別する手段によって、中央管理装置から受信した記録媒体識別子が第4記憶部に記憶されていると判別された場合、第3記憶部に記録されている該記録媒体識別子によって識別される記録媒体に関する情報を中央管理装置へ送信する手段とを
備えることを特徴とする遊技管理システム。 - 複数の遊技店の夫々に備えられ、遊技機にて使用可能な有価価値を有した記録媒体に記録された記録情報を管理する管理装置において、
前記管理装置が設置されている遊技店にて使用可能な記録媒体に関する情報を記憶する記憶部を備え、
記録媒体の使用終了要求が入力された場合、前記記録媒体の使用が終了したことを示す使用終了情報を前記記憶部に登録することによって、前記記録媒体の使用を不可とし、
記録媒体の使用終了取消し要求が入力された場合、前記記憶部に登録された使用終了情報を削除することによって、前記記録媒体の使用を可とすべくなしてあることを特徴とする管理装置。
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