JP3361471B2 - プリペイドカードシステム - Google Patents

プリペイドカードシステム

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JP3361471B2
JP3361471B2 JP06576899A JP6576899A JP3361471B2 JP 3361471 B2 JP3361471 B2 JP 3361471B2 JP 06576899 A JP06576899 A JP 06576899A JP 6576899 A JP6576899 A JP 6576899A JP 3361471 B2 JP3361471 B2 JP 3361471B2
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俊夫 黒井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリペイドカードシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】プリペイドカードシステムでは、複数の
店舗においてサービスが提供される。各店舗には、複数
の読書装置及びこれら読書装置の上位装置である中継装
置等が設置されている。読書装置は、プリペイドカード
を使用するための端末装置であり、物品の販売等の対価
として、プリペイドカードに付与されている金銭的価値
が消費される。中継装置は、店舗内の複数の読書装置等
を例えばプリペイドカードの発行元に設置された決済セ
ンタに結合し、該決済センタとの間で通信を行って読書
装置等の管理及び消費金額の処理を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プリペイドカードは、
金銭的価値を有するものであるため、それを使用・決済
するプリペイドカードシステムは、信頼性が高いことが
望まれている。
【0004】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、プリペイドカード及びそれを使用するシステム
の信頼性を向上することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係るプリペイドカードシステ
ムは、プリペイドカードの固有情報を含む固定情報を記
録する固定情報領域と、金額情報を含む可変情報と前記
可変情報のダミー情報を複数の記録位置に記録する可変
情報領域と、を備えるプリペイドカードを処理するプリ
ペイドカードシステムにおいて、プリペイドカードの固
定情報領域から固定情報を読み出す固定情報読出手段
と、 プリペイドカードの可変情報領域における複数の記
録位置からデータを読み取り、正常に解読できた情報を
可変情報として認識する可変情報読出手段と前記可変
情報読出手段により読み出された可変情報が記憶されて
いる記録位置の数が所定の数であるか否かを判別する記
録位置数判別手段と、前記記録位置数判別手段により、
可変情報が記録されている記録位置の数が所定の数でな
いと判別された場合に、当該プリペイドカードの使用を
禁止する禁止手段と、前記記録位置数判別手段により可
変情報が記録されている記録位置の数が所定数であると
判別された場合に、当該プリペイドカードの使用を許可
し、前記読出手段により読み出された可変情報を使用金
額に応じて更新する更新手段と、前記更新手段が更新し
た可変情報の記録位置を決定する記録位置決定手段と、
前記記録位置決定手段により決定された記録位置に前記
更新手段により更新された可変情報を記録するととも
に、前記記録位置決定手段により決定されなかった記録
位置にダミー情報を記録する記録手段と、を備え、プリ
ペイドカード上の可変情報の記録位置とダミー情報の記
録位置を変化させることを特徴とする。
【0006】この構成によれば、可変情報の書き込み位
置が記録位置決定手段により決定され、決定された記録
位置に可変情報が記録されるとともに、可変情報が記録
されていない位置に可変情報のダミー情報が記録され
る。従って、プリペイドカードから、一意に可変情報の
記録位置を識別することができず、記録情報の複写や書
き替えによる不正を防止できる。
【0007】可変情報は、該可変情報の記録位置に対応
する位置情報を含んでいてもよく、前記記録位置決定手
段により決定された記録位置を示す位置情報を、固定情
報及び残高情報と関連付けて記憶するファイルと、前記
ファイルに記憶されている位置情報と前記読出手段によ
り読み出された可変情報に含まれる位置情報が一致する
か否かを判別する記録位置判別手段と、前記記録位置判
別手段により位置情報が一致しないと判別された場合に
該プリペイドカードの使用を禁止する手段と、をさらに
備えてもよい。
【0008】
【0009】前記記録位置決定手段は、固定情報と可変
情報の少なくとも一方に基づいて、又は、ランダムに、
更新後の可変情報の記録位置を決定するようにしてもよ
い。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して説明する。図1は、本発明に係るプリペイ
ドカードシステムの一実施形態を示すブロック図であ
る。
【0012】図1に示すように、プリペイドカードシス
テムは、発券装置50,読書装置100、中継装置20
0、記録装置300及び決済センタ400を備えてい
る。記録装置300及び決済センタ400は、カード発
行会社及びカード製造工場等のようなカード発行元Dに
設置されている。
【0013】カード発行元Dに対応する店舗Sは複数存
在し、各店舗Sには、発券装置50と複数台の読書装置
100及び各読書装置100を決済センタ400に接続
する中継装置200が設置されている。
【0014】このプリペイカードシステムで使用するプ
リペイドカード10を、図2及び図3を参照して説明す
る。
【0015】図2及び図3に示すように、プリペイドカ
ード10は、磁性層を用いた磁気的な情報記録部11を
有し、この情報記録部11は、可変情報領域(トラッ
ク)12、13、14、15及び固定情報領域(トラッ
ク)16を有している。
【0016】固定情報領域(トラック)16には、プリ
ペイドカード10のカード識別情報(以下、カードID
という)、券面金額等のように、エンコード時に一旦書
き込んだ後は、変更されることがない固定情報が書き込
まれる。
【0017】各可変情報領域(トラック)12、13、
14、15には、残額等の金額情報及びエラー発生時に
おけるエラーコード等のように使用・消費によって随時
更新、変更又は追加される可変情報と、該可変情報のダ
ミーデータと、のいずれか一方が書き込まれる。なお、
可変情報を書き込むトラック12〜15の決定は、後述
するように、中継装置200によって行われる。そし
て、中継装置200の決定に従って、後述する読書装置
100によって各トラック12〜15に可変情報又はダ
ミーデータが書き込まれる。
【0018】従って、例えば、中継装置200によって
トラック13,14に可変情報を記録することが決定さ
れた場合、図3(a)に示すように、トラック13,1
4に可変情報が記録されると共に、トラック12,15
にダミーデータが記録される。また、中継装置200に
よってトラック12,15に可変情報を記録することが
決定された場合、図3(b)に示すように、トラック1
2,15に可変情報が記録されると共にトラック13,
14にダミーデータが記録される。
【0019】発券装置50は、貨幣(対価)の投入に応
じて、プリペイドカード10を販売する。発券装置50
は、発券したプリペイドカード10のカード情報(カー
ドID、券面金額など)を中継装置200に送信する。
【0020】読書装置100は、例えば、物品の販売や
サービス提供の対価をプリペイドカード10に記憶され
ている金額情報における残額から差し引くことにより、
プリペイドカード10の残高情報を更新するためのもの
である。
【0021】読書装置100は、図4に示すように、通
信処理部110、消費処理部120、記憶部130、及
びデータ処理部140を備えている。
【0022】通信処理部110は、消費処理部120及
びデータ処理部140と中継装置200との間の通信を
行うものであり、例えば、データ処理部140により読
み取られた固定情報に含まれるカードIDを中継装置2
00に送信する。
【0023】消費処理部120は、遊技媒体等の物品を
提供するなどして消費操作を実行する物販機(図示せ
ず)等に連動し、サービスや物品の提供に対応して、プ
リペイドカード10の金額情報を更新すると共に、消費
金額情報等を含む売上情報を記憶部130に記憶する。
【0024】記憶部130は、消費処理部120による
消費処理に基づく売上情報を記憶する。この記憶部13
0には、カードIDと残高情報とが対応付けて記憶され
る。
【0025】データ処理部140は、読書制御部14
1、データ読書部142、磁気ヘッド143、搬送部1
44を有している。読書制御部141は、データ処理部
140における読書動作全体を制御するものであり、例
えば、後述する磁気ヘッド143によって読み取られた
トラック12〜トラック16に記録されている情報を解
析(解読)し、解読した結果を通信処理部110を介し
て中継装置200に供給する。
【0026】データ読書部142は、読書制御部141
の制御に基づき、磁気ヘッド143を介してプリペイド
カード10に記録されている情報(固定情報、可変情報
及びダミーデータ)を読み出し又は更新された可変情
報、ダミーデータを書き込む。
【0027】磁気ヘッド143は、図5に示すように、
搬送方向に搬送されたプリペイドカード10の可変情報
領域12、13、14、15に記録されている情報を読
み出し又は更新された可変情報又はダミーデータを書き
込む磁気ヘッド143−1、143−2、143−3、
143−4と、固定情報領域16に記録されている固定
情報を読み出す磁気ヘッド143−5から構成される。
【0028】搬送部144は、読書制御部141の制御
により、磁気ヘッド143が可変情報及び固定情報を読
み書きする位置にプリペイドカード10を搬送する。
【0029】次に、中継装置200について図6を参照
して説明する。中継装置200は、読書装置100から
送信された情報(カードID、位置情報、残高情報等)
に基づいて、プリペイドカード10の使用を許可するか
否かを決定すると共に、更新された新たな残高情報を可
変情報領域(トラック)12,13,14,15のいず
れに書き込むかを決定するものであり、受信部210
と、検索処理部220と、ファイル230と、送信部2
40と、算出部250とを備えている。
【0030】受信部210は、読書装置100から位置
情報を含む情報(カードID及び残高情報を含む)を受
信した場合には、これらの情報を検索処理部220に通
知し、位置情報を含まない情報(カードID及び残高情
報を含む)を受信した場合には、これらの情報を算出部
250に通知する。
【0031】検索処理部220は、ファイル230か
ら、通知されたカードIDに対応する位置情報を検索
し、検索した位置情報と受信部210によって受信され
た位置情報とが一致するか否かを判別する。一致すると
判別した場合には、さらに、通知されたカードIDに対
応する残高情報等を検索し、検索した残高情報等と受信
部210によって受信された残高情報等とが一致するか
否かを判別し、残高情報等が一致すると判別した場合に
は使用許可信号を送信部240へ通知する。一方、位置
情報と残高情報等の少なくともいずれか一方の情報が一
致しない場合にはエラー信号を、送信部240へ通知す
る。送信部240は、通知された使用許可信号又はエラ
ー信号を読書装置100へ送信する。算出部250は、
受信したカードID及び残高情報に基づいて、複数のト
ラック中において、可変情報が書き込まれる位置を示す
位置情報を算出する。また残高情報=券面金額の場合
は、実際の算出処理は行わず、予め設定される値を位置
情報とする。
【0032】この例では、残高情報に基づいて、数式1
に従って、記録位置、即ち、図2に示すトラック12,
13,14,15から2つのトラックを決定する。
【0033】
【数1】位置情報=残高/券面金額
【0034】例えば、位置情報が0以上0.2以下の範
囲ならばトラック12,13に決定し、0.2より大き
く0.4以下ならばトラック12,14に決定し、0.
4より大きく0.55以下ならば、トラック13,14
に決定し、0.55より大きく0.7以下ならばトラッ
ク14,15に決定し、0.7より大きく0.85以下
ならばトラック13,15に決定し、0.85より大き
く1以下の範囲ならばトラック12,15に決定する。
【0035】ファイル230は、図7に示すように、カ
ードID21と、券面金額22と、残高情報23と、位
置情報24との各項目から構成され、これらを対応付け
て記憶する。
【0036】カードID21の項目には、プリペイドカ
ード10を識別するためのカードIDが登録され、券面
金額22の項目には、プリペイドカード10の券面金額
が登録され、残高情報23の項目には、消費金額に応じ
て更新される残高情報が登録され、位置情報24の項目
には、可変情報の記録位置(図2の可変情報領域12〜
15のうちの2つの可変情報領域)が登録される。
【0037】残高情報23及び位置情報24の各項の登
録内容は、残高情報の更新内容に応じて、更新される。
【0038】図1に示す記録装置300は、図2に示さ
れるプリペイドカード10のトラック16に固定情報を
記録し、トラック12〜15上の予め定められた位置
(例えば、トラック13、14)に可変情報を記録する
と共に、トラック12〜15上の可変情報が記録されて
いない位置(トラック12、15)にダミーデータを記
録し、プリペイドカード10を製造する。
【0039】次に、このプリペイドカードシステムの動
作を説明する。まず、記録装置は300は磁気カードの
トラック16に固定情報を、トラック12〜15上の予
め定められた位置(例えば、トラック13、14)に可
変情報を書き込む(エンコードする)と共に、トラック
12〜15上の可変情報が記録されていない位置(トラ
ック12、15)にダミーデータを書き込む。
【0040】各店舗Sは、カード発行元Dから供給され
たプリペイドカード10を発券装置50にセットする。
発券装置50は、対価が投入されると、予め定められた
位置に記録されている可変情報に発券日などの情報を追
加して記録して発券する。発券装置50は、発券したプ
リペイドカード10のカードID、券面金額などを中継
装置200に通知する。中継装置200は供給された情
報に基づいて図7に示すファイル230に新たに発券し
たプリペイドカード10に関するエントリを生成する。
この際、エントリ25に示すように、残高は券面金額と
同額、位置情報はあらかじめ定められた位置(トラック
12,15)を示す情報とする。
【0041】次に、発券装置50で発券されたプリペイ
ドカード10が読書装置100に装着されて使用される
場合の処理動作について、図8に示すフローチャートを
参照して説明する。
【0042】プリペイドカード10が挿入されると、搬
送部144は、そのプリペイドカード10を受け付け
(ステップS101)、磁気ヘッド143−1、143
−2,143−3,144−4,143−5がトラック
12、13,14,15,16を読み出す位置まで該プ
リペイドカード10を搬送する。
【0043】磁気ヘッド143−1、143−2,14
3−3,144−4は、データ読書部142の制御によ
り、トラック12,13,14,15から可変情報又は
ダミーデータを読み取り、読み取った情報をデータ読書
部142を介して読書制御部141に供給する(ステッ
プS102)。一方、磁気ヘッド143−5は、データ
読書部142の制御により、トラック16から、固定情
報を読み取り、データ読書部142を介して読書制御部
141に供給する(ステップS102)。
【0044】読書制御部141は、供給されたトラック
12,13,14,15の情報を解読し、正常に解読す
ることができた可変情報が記録されていたトラックの数
が予め設定された数(例えば、2つ)であるか否かを判
別し(ステップS103)、予め設定された数でない場
合に、所定のエラー処理を行う(ステップS104)。
ステップS103において、予め設定された数であると
判別した場合、読書制御部141は、固定情報に含まれ
ているカードID、可変情報に含まれるトラック位置情
報、残高情報等を通信処理部110に通知する。通信処
理部110は、通知されたカードID、トラック位置情
報、残高情報等を中継装置200に送信する(ステップ
S105)。
【0045】中継装置200は、受信部210で読書装
置100から送信されたカードID、トラック情報、金
額情報等を受信し、図9(a)に示す処理を開始する。
まず、検索処理部220は、受信部210が受信したカ
ードIDをファイル230上で検索し(ステップS20
1)、検索したカードIDに対応する位置情報を読み出
す(ステップS202)。検索処理部220は、読み出
した位置情報が受信部210によって受信された位置情
報と一致するか否かを判別し(ステップS203)、一
致しない場合には送信部240を介して読書装置100
にエラー信号を送信する(ステップS204)。
【0046】一方、位置情報が一致すると判別した場
合、さらに、必要に応じて、読書装置100によってプ
リペイドカード10から読みとったデータ(金額情報
等)とファイル230に登録されいてるデータ(金額情
報等)との突き合わせチェックなどのチェック処理を実
行し、チェックが正常に終了したか否かを判別する(ス
テップS205)。中継装置200は、チェックが正常
に終了したときに該プリペイドカード10の使用を許可
する使用許可信号を送信部240を介して読書装置10
0に供給する(ステップS206)。一方、チェックが
正常に終了しなかったときには、エラー信号を送信部2
40を介して読書装置100に供給する(ステップS2
04)。
【0047】読書装置100は、中継装置200から受
信した信号が使用許可信号であるかエラー信号であるか
の別を判別する(ステップS106)。中継装置200
からエラー信号を受信した場合、所定のエラー処理を実
行し(ステップS107)、当該プリペイドカード10
の使用を拒否する。一方、使用許可信号を受信した場
合、読み出したカードID及び残高情報を記憶部130
に記憶する(ステップS108)。
【0048】利用者が物販機を操作するなどの消費要求
があると(ステップS109)、消費処理部120は、
元の残額から消費額を減算し、新たな残額(残高)とし
て記憶部130に記憶されている残額情報を更新する
(ステップS110)。
【0049】次に、消費処理部120は、利用者による
物販機の所定操作により、カード搬出要求があるか否か
を判断し(ステップS111)、なければ、ステップS
109にリターンし、消費要求又は搬出要求があるまで
繰り返す。カード搬出要求がある場合は、記憶部130
からカードIDと更新後の残高情報とを読み出して、通
信処理部110に送信を依頼すると共に、カードID及
び更新後の残高情報を読書制御部141に通知する。
【0050】この送信依頼を受けた通信処理部110
は、カードID及び更新後の残高情報を中継装置200
に送信する(ステップS112)。
【0051】中継装置200は、受信部210で、読書
装置100からのカードID及び更新後の残高金報を受
信し、図9(b)に示す処理を開始する。
【0052】まず、算出部250は、受信部210が受
信したカードID及び更新後の残高情報に基づいて、前
述の数式1に従い、新たな位置情報(例えば、トラック
12,15に可変情報を書き込むための情報)を算出す
ると共に(ステップS211)、ファイル230の内容
を更新する(ステップ212)。算出部250によって
算出された位置情報は、送信部240により読書装置1
00に送信される(ステップS213)。読書装置10
0は、通信処理部110でこの位置情報を受信し(ステ
ップS113)、受信した位置情報を読書制御部141
に通知する。
【0053】読書制御部141は、中継装置200から
通信処理部110を介して通知された位置情報が示す位
置(例えば、可変情報領域12,15を示す情報)に、
消費処理部120から既に通知されているカードID及
び更新後の残高情報を書き込むため、当該位置情報をデ
ータ読書部142及び搬送部144に渡して、可変情報
の書込依頼をする。
【0054】データ読書部142は、磁気ヘッド143
−1,143−4を介して位置情報が示す位置(可変情
報領域12,15)に更新後の可変情報等を書き込むと
共に、磁気ヘッド143−2,143−3を介して位置
情報が示していない位置(可変情報領域13,14)に
ダミーデータを書き込む(ステップS114)。
【0055】続いて、消費処理部120は、売上情報の
生成・記憶を行う(ステップS115)。なお、この売
り上げ情報は、必要に応じて、中継装置200及び決済
センタ400に送信される。そして、搬送部144は、
当該プリペイドカード10を搬出(排出)する(ステッ
プS116)。
【0056】次に、上述したプリペイドカードシステム
の動作を具体例を挙げて説明する。今、処理対象のプリ
ペイドカード10が、カードID=「0001」、券面
金額=「3000円」であり、可変情報は可変情報領域
12,15に記録され、ダミーデータは可変情報領域1
3,14に記録されているとする。このプリペイドカー
ド10が発券されると、ファイル230には、図10
(a)のエントリ25に示されるデータが登録される。
【0057】このプリペイドカード10が読書装置10
0に挿入されると、読書装置100は、トラック12〜
トラック15に書き込まれている可変情報又はダミー情
報を読み取るとともに、トラック16に書き込まれてい
る固定情報を読み取る。読み取った可変情報を正常に解
読することができたトラックの数が2つであった場合、
可変情報が記録されていたトラックを示す位置情報と固
定情報に含まれるカードID「0001」とを中継装置
200へ送信する。なお、読み取った可変情報を正常に
解読することができたトラックの数が2つでなかった場
合、所定のエラー処理を行い、このプリペイドカード1
0の使用を拒否する。
【0058】中継装置200は、カードID=「000
1」に対応して、エントリ25に登録されている位置情
報(トラック12,15を示す情報)を読み出し、送信
された位置情報と一致するか否かを判別する。位置情報
が一致した場合、さらに、他のデータに関してチェック
を行い、チェックが正常に完了したときにプリペイドカ
ード10の使用を許可する使用許可信号を読書装置10
0に送信する。なお、中継装置200は、位置情報が一
致しなかった場合及びチェックが正常に完了しなかった
場合、エラー信号を読書装置100に送信し、所定のエ
ラー処理を行わせる。
【0059】読書装置100は、使用許可信号に応答し
て、トラック12,15から可変情報(残高情報を含
む)を読み取り、挿入されているプリペイドカード10
のカードIDとともに残高情報を記憶する。
【0060】次に、利用者により消費要求があり、「1
500円」分が使用されたと仮定する。すると、読書装
置100の記憶部130には、残高情報が1500円
(3000−1500)及びカードID=「0001」
が記憶される。ここで、プリペイドカード10の排出が
指示されると、残高情報(1500円)及びカードID
=「0001」が、読書装置100から中継装置200
へ送信されて、算出部250に入力される。
【0061】算出部250は、カードID=「000
1」及び残高情報(1500円)から、数式1に従って
位置情報を算出する。この場合、位置情報は1500/
3000=0.5となり、トラック13、14に決定さ
れる。
【0062】算出部250は、ファイル230に、新た
な位置情報(トラック13,14を示す情報)と残高を
書き込む(更新する)。この更新処理を終了した状態の
ファイル230は、図10(a)に示す状態から図10
(b)に示す状態に更新されている。新たな位置情報
(トラック13,14を示す情報)は、次回のこのプリ
ペイドカード10の使用時に参照される。中継装置20
0は、トラック13,14を示す位置情報を、読書装置
100へ送信する。
【0063】読書装置100は、通知された位置情報に
対応するトラック13、14に、残高情報(1500
円)を含む可変情報を書き込む。
【0064】カードID=「0001」のプリペイドカ
ード10が次に使用された際には、読書装置100はカ
ードID=「0001」及び位置情報を中継装置200
に通知し、中継装置200は位置情報をファイル230
から検索し、検索した位置情報と読書装置100から通
知された位置情報が一致するか否かを判別する。中継装
置200は、位置情報が一致した場合、さらに金額情報
等の他のデータについてもチェックを行い、チェックが
正常に終了したときにのみ、プリペイドカード10の使
用を許可する使用許可信号を読書装置100に通知す
る。これ以降は上述したような処理が繰り返される。
【0065】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、プリペイドカードの可変情報の記録位置と可変情
報のダミー情報の記録位置とが、プリペイドカード毎
に、さらに、残高毎に変化し、一意に定まらない。この
ため、単純に記録データを書き換える等した、プリペイ
ドカードの変造が困難になり、システムの信頼性を高め
ることができる。
【0066】なお、この発明は上記実施の形態に限定さ
れず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、上記
実施の形態では、可変情報の記録の位置を、数式1によ
って求めたが、記録位置の求め方は任意であり、例え
ば、数式2や数式3を使用してもよい。
【0067】
【数2】位置情報=新残高/旧残高
【0068】
【数3】位置情報=カードID×新残高/旧残高
【0069】さらに、数式2、3に限らず、カードID
及び/又は固定情報及び/又は残高情報等の可変情報と
任意の関数を用いて、位置を算出するようにしても良
い。乱数などを用いて、ランダムに位置を決定してもよ
い。この場合は、算出部250を乱数発生部に置換し、
発生された乱数値に基づいて位置を決定する。上記実施
の形態では、可変情報の初期の書込位置を固定したが、
初期の書き込み位置を変化させるようにしてもよい。例
えば、カードIDと券面金額とから、任意の演算式を用
いて初期位置を決定してもよい。
【0070】上述した実施形態では、中継装置200が
位置情報を算出したが、読書装置100が位置情報を算
出するようにしても良い。この場合には、読書装置10
0が更新された位置情報を求めて、その位置に可変情報
を記録すると共に中継装置200に位置情報を通知す
る。中継装置200は、通知されたカードID及び残高
情報をファイル230に登録する。
【0071】また、上記プリペイドカードを、磁気記憶
部とICチップを備えたカードとして実現してもよい。
この場合、可変情報領域に磁気記憶部を設け、固定記憶
領域に記憶すべき固定情報(カードID、金額情報等)
をICチップのメモリに記憶するようにしてもよい。
【0072】また、本システムで使用されるカードは、
金額情報を記憶しないノーバリューカードとしてもよ
い。この場合、例えば、各利用者についての金額情報を
センタ等で管理し、カード使用時には、カードに記憶さ
れている利用者を識別しうる情報(カードID等)をキ
ーとしてセンタ等にアクセスし、該当する利用者の金額
情報について所定金額を引き出すようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、プリペイドカード上の可変情報の記録位置と可変情
報のダミー情報の記録位置とが変化するので、可変情報
の複写・書き込みなどによる不正使用を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリペイドカードシステムの実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のプリペイドカードシステムで使用される
プリペイドカードの構造を示す図である。
【図3】図2のプリペイドカードのいずれのトラックに
どのような情報が記録されるかを説明するための説明図
である。
【図4】図1のプリペイドカードシステムにおける読書
装置の構成を示すブロック図である。
【図5】搬送されたプリペイドカードに記録された情報
を読み取る動作を説明するための図である。
【図6】図1のプリペイドカードシステムにおける中継
装置の構成を示すブロック図である。
【図7】中継装置に設けられるファイルのデータ構造を
示す図である。
【図8】読書装置の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】中継装置の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】ファイルの更新内容を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10 プリペイドカード 100 読書装置 110 通信処理部 120 消費処理部 130 記憶部 140 データ処理部 141 読書制御部 142 データ読書部 143 磁気ヘッド 144 搬送部 200 中継装置 210 受信部 220 検索処理部 230 ファイル 240 送信部 250 算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−187521(JP,A) 特開 平8−180155(JP,A) 特開 平6−326793(JP,A) 特開 平9−198474(JP,A) 実開 平4−123485(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 7/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリペイドカードの固有情報を含む固定情
    報を記録する固定情報領域と、金額情報を含む可変情報
    と前記可変情報のダミー情報を複数の記録位置に記録す
    る可変情報領域と、を備えるプリペイドカードを処理す
    るプリペイドカードシステムにおいて、プリペイドカードの固定情報領域から固定情報を読み出
    す固定情報読出手段と、 プリペイドカードの可変情報領域における複数の記録位
    置からデータを読み取り、正常に解読できた情報を可変
    情報として認識する可変情報読出手段と前記可変情報読出手段 により読み出された可変情報が記
    憶されている記録位置の数が所定の数であるか否かを判
    別する記録位置数判別手段と、 前記記録位置数判別手段により、可変情報が記録されて
    いる記録位置の数が所定の数でないと判別された場合
    に、当該プリペイドカードの使用を禁止する禁止手段
    と、 前記記録位置数判別手段により可変情報が記録されてい
    る記録位置の数が所定数であると判別された場合に、当
    該プリペイドカードの使用を許可し、前記読出手段によ
    り読み出された可変情報を使用金額に応じて更新する更
    新手段と、 前記更新手段が更新した可変情報の記録位置を決定する
    記録位置決定手段と、 前記記録位置決定手段により決定された記録位置に前記
    更新手段により更新された可変情報を記録するととも
    に、前記記録位置決定手段により決定されなかった記録
    位置にダミー情報を記録する記録手段と、 を備え、プリペイドカード上の可変情報の記録位置とダ
    ミー情報の記録位置を変化させることを特徴とするプリ
    ペイドカードシステム。
  2. 【請求項2】可変情報は、該可変情報の記録位置に対応
    する位置情報を含んでおり、 前記記録位置決定手段により決定された記録位置を示す
    位置情報を、固定情報及び残高情報と関連付けて記憶す
    るファイルと、 前記ファイルに記憶されている位置情報と前記読出手段
    により読み出された可変情報に含まれる位置情報が一致
    するか否かを判別する記録位置判別手段と、 前記記録位置判別手段により位置情報が一致しないと判
    別された場合に該プリペイドカードの使用を禁止する手
    段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のプリ
    ペイドカードシステム。
  3. 【請求項3】前記記録位置決定手段は、固定情報と可変
    情報の少なくとも一方に基づいて、又は、ランダムに、
    更新後の可変情報の記録位置を決定する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプリペイドカ
    ードシステム。
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