JP3607111B2 - カード情報管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリペイドカードに記録された金額情報などのカード情報を、効率的に保存するための方法およびシステム。
【0002】
【従来の技術】
遊興施設などにおいては、プリペイドカードを利用してゲームなどが行われている。この場合、各遊技機に付設されている読書装置にプリペイドカードを挿入すると、所定のゲームをプレイすることが出来ると共に、読書装置によってプリペイドカードの金額情報が更新され、金額情報などを管理する中継装置によって決済処理が行われるようになっている。ところで、セキュリティ上、読書装置で使用されたプリペイドカードの金額情報は、該当する読書装置ごとに「使用カード情報ファイル」として管理されている。そして、新たに挿入されたプリペイドカードの金額情報は、読書装置の「使用カード情報ファイル」と比較チェックされ、正当な場合は読書装置に金額情報の履歴が逐次記録されて行き、変造カードなどの使用を不可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、複数の読書装置で1枚のプリペイドカードを使用した場合は、各々の読書装置の持っている「使用カード情報ファイル」では、そのプリペイドカードの金額情報をチェックすることはできない。このため、各読書装置からそれぞれ送られてくる「使用カード情報ファイル」を中継装置に集めて、これらを照合チェックする必要がある。ところが、中継装置は、各読書装置の「使用カード情報ファイル」を不定期にアップロードしている。以下、これをポーリングという。このため、使用された読書装置の順に「使用カード情報ファイル」が中継装置にポーリングされるとは限らない。
【0004】
図7は、従来のシステムにおいて、複数の読書装置からの「使用カード情報ファイル」が、中継装置にポーリングにより取得される状態を示す概念図である。同図において、カードID”AAA”の1枚のプリペイドカード12を用いて、読書装置11A、読書装置11B、読書装置11Cの順に挿入して、それぞれプリペイドカード12上に記載された金額を消費して行く状態を示している。すなわち、券面10,000円のプリペイドカード12が、読書装置11Aで3,000円消費され、次に残高7,000円が読書装置11Bで2,000円消費され、さらに、残高5,000円が読書装置11Cで1,000円消費されて、プリペイドカード12の最終残高が4,000円となった状態を示している。このとき、読書装置11Aには「使用カード情報ファイル」13Aが記録され、読書装置11Bには「使用カード情報ファイル」13Bが記録され、読書装置11Cには「使用カード情報ファイル」13Cが記録される。
【0005】
そして、中継装置14への各「使用カード情報ファイル」13A、13B、13Cのポーリングの順序は、1位が読書装置11A、2位が読書装置11C、3位が読書装置11Bであったとする。すなわち、「使用カード情報ファイル」のポーリングによる取得の順序は13A、13C、13Bの順となる。このように、プリペイドカード12が使用された読書装置の順に「使用カード情報ファイル」が中継装置14にアップロードされないこともある。
【0006】
図8は、図7のデータ送信において、ポーリング途中の時の中継装置の「使用カード情報ファイル」の記録状態を示す図である。すなわち、この図は、1位に送信された読書装置11A(使用カード情報ファイル13A)と2位に送信された読書装置11C(使用カード情報ファイル13C)のデータがポーリングされたときの、中継装置14に記録された「使用カード情報ファイル」である。図8から明らかなように、3位に送信される読書装置11Bの「使用カード情報ファイル」13Bの、挿入時残高7,000円から2,000円を消費して残高5,000円となる情報がないため、ファイル13Aに記録されている金額情報とファイル13Cに記録されている金額情報との間に連続性がない。したがって、ファイル13Cの挿入時残高5,000円から使用額1,000円を引いた消費後残高4,000円のデータは正当であるか否かの判断ができない。尚、図7の場合は、正当に使用されたときの例が示されている。
【0007】
また、異なるカードIDのプリペイドカードを用いて、複数の読書装置の間でクロス使用する場合もある。図9は、カードIDの異なる2枚のプリペイドカードを使用して、2台の読書装置で交互にクロス使用した場合の概念図である。すなわち、カードID”AAA”のプリペイドカードとカードID”BBB”のプリペイドカードを用いて、それぞれ、読書装置11Aと読書装置11Bで交互に使用した場合である。例えば、カードID”AAA”のプリペイドカードは最初に読書装置11Aで使用し、次に読書装置11B、さらに次に読書装置11Aで使用して、図に示すように残高を減らして行く。一方、カードID”BBB”のプリペイドカードは最初に読書装置11Bで使用し、次に読書装置11A、さらに次に読書装置11Bで使用して、図に示すように残高を減らして行くとする。
【0008】
このとき、図9に示すようなカードID”AAA”のプリペイドカードとカードID”BBB”のプリペイドカードの消費履歴は、それぞれ、図10に示す「使用カード情報ファイル」として、それぞれ、読書装置11Aと読書装置11Bに記録される。すなわち、図10は、図9に示すプリペイドカードの使用状態における、読書装置の「使用カード情報ファイル」であり、(a)は読書装置11Aのもの、(b)は読書装置11Bのものである。このように、1台の読書装置で多数のカードIDのプリペイドカードが使用されると、読書装置の「使用カード情報ファイル」に記録されるファイル容量は、プリペイドカードが使用される毎に増加して行く。しかし、読書装置に記録することの出来るファイル容量は、読書装置のメモリ容量の関係から自ずと限界がある。
【0009】
以上述べたように、従来のカード情報の通信方法では、プリペイドカードを使用した読書装置の順序と、読書装置から中継装置へデータがポーリングされる順序が異なる場合は、プリペイドカードの金額情報のチェックを正確に行うことができなかったり、また、読書装置に膨大な消費情報のデータが記録されたりして、読書装置の記憶容量をオーバーしてしまうなどの問題を生じる。
【0010】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その1つの目的は、複数の読書装置から中継装置に、如何なる順序で金額情報がポーリングされても、プリペイドカードの金額情報のチェックを正しく行うことができるプリペイドカードのカード情報の管理方法およびシステムを提供することにある。また、他の目的として、読書装置に記録される消費情報を増大させないような、プリペイドカードのカード情報の管理方法およびシステムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のプリペイドカードのカード情報の通信方法は、プリペイドカードとして記憶容量の大きい情報記録カード(以下、ICカードとする)を用いる。そして、ICカードには、カードを特定するカードIDと購入時金額の券面に続いて、消費するごとに残高のみを逐次記録した残高データを作成する。この残高データは、情報を読み書きする読書装置にも、ID毎に上書きしながら記録して行く。さらに、読書装置から情報を管理する中継装置へ、残高データを任意の期間ごとにポーリングする。中継装置では、受信した残高データの残高の項目に各々1個ずつ残高が正当なときにオンするフラグを設けて、自己のデータベースに格納しておく。尚、フラグは、読書装置側で予め設けておいてもよい。
【0012】
そして、中継装置は、読書装置から新たな残高データを受信すると、データベースから同一カードIDの残高データを検索し、受信した残高データと検索した残高データとの照合を行う。先ず、両者の券面及び各残高が一致しているかどうかと、途中に挿入された金額がないかどうかのチェックを行う。さらに、チェックの結果が正当であれば、両者の残高データのうち項目の少ない方の最後の残高に対応する項目のフラグをオンし、新たに受信した残高データの項目が多い場合には、データベースの残高データに上書きすることで更新を行う。フラグは、1度オンしたら継続してオンし、2度とオンすることのないようにする。このようにして、中継装置は、読書装置から残高データを受信するごとに残高データの照合を行い、正当な場合は次の残高に対応する項目のフラグをオンして行く。
【0013】
これによって、ICカードを複数の読書装置で使用した場合に、読書装置から中継装置に残高データがポーリングされる順序如何に拘わらず、中継装置は残高データを正常にチェックすることができる。また、同じカードIDのICカードが使用された場合も、これを正確にチェックすることができる。さらに、残高のみを追加して行く残高データの形式になっているので、読書装置に記録されるファイル容量を軽減することもできる。
【0014】
すなわち、本発明は、プリペイドカードに対し消費金額に応じた残高情報の更新をする読書装置と、前記読書装置から送信されるプリペイドカードに記憶された情報を管理する中継装置とからなるカード情報管理システムにおいて、前記中継装置は、プリペイドカードに記録される情報であって、プリペイドカードを特定するカードIDと、残高履歴である挿入時残高情報と、最新の残高である残高情報からなる使用カード情報を、各カードID毎に記録するとともに、前記使用カード情報の挿入時残高情報および残高情報のそれぞれの情報に対してオフのフラグが設定されたデータベースを備え、前記読書装置は、プリペイドカードが使用された場合、プリペイドカードに記録された使用カード情報の挿入時残高情報と残高情報を更新し、更新した使用カード情報を中継装置に送信する手段を備え、前記中継装置は、前記読書装置から受信した使用カード情報と、前記データベースに記録された使用カード情報であって受信した使用カード情報に対応する使用カード情報とを比較照合することによりプリペイドカードの正/不正をチェックするチェック手段をさらに備え前記チェック手段は、前記読書装置から受信した使用カード情報内の挿入時残高情報のうち、前記データベースに記録された使用カード情報であって受信した使用カード情報に対応する使用カード情報のうちの一致する挿入時残高情報に設定されたフラグを参照し、前記フラグがオンの場合は不正と判断し、フラグがオフの場合にはフラグをオンに更新する手段からなることを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、上述のカード情報管理システムにおいて、前記中継装置は、受信した使用カード情報より、前記データベースに記録された使用カード情報であって受信した使用カード情報に対応する使用カード情報が古い場合、受信した使用カード情報でデータベースを更新する手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、プリペイドカードに対し消費金額に応じた残高情報の更新をする読書装置と、読書装置から送信されるプリペイドカードに記憶された情報を管理する中継装置とからなるカード情報管理システムにおいて、前記中継装置は、プリペイドカードに記録される情報であって、プリペイドカードを特定するカードIDとプリペイドカードを使用する毎に順次記録された残高情報をそれぞれ収めた項目を含む残高データとを、各カードIDに記録するデータベースであって、さらに、前記残高データの各項目に対してオフのフラグが設定されたデータベースを備え、前記読書装置は、プリペイドカードが使用された場合、使用金額に応じた残高情報を加えることによりプリペイドカードに記録される残高データを更新し、カードIDおよび更新した残高データを中継装置に送信する手段を備え、前記中継装置は、新たに受信した残高データと、前記データベースから検索した同一カードIDの残高データとを各項目ごとに照合する手段と、残高データの各項目の照合結果が一致する場合に、受信した残高データと検索した残高データのうち項目が短い方の最後の残高に対応する項目に設定されたフラグを参照し、フラグがオンでない場合、該フラグをオンにして項目が長い残高データを用いたデータベースの更新を行う手段と、残高データの照合結果において少なくとも1つの項目が一致しない場合または、照合結果が一致する場合であって前記フラグの参照結果がオンの場合に不正と判断する手段とを備えたことを特徴とする。
これにより、ポーリングで中継装置が取得する残高データの順番が同一カードの使用順と異なっても正/不正のチェックを行える。
【0017】
また、本発明は、上述の前記読書装置において、残高データを記憶する手段と、前記プリペイドカードの使用毎に、カードIDに対し、更新した残高データを前記記憶手段に記憶させる手段と、をさらに備えることを特徴とする。
これにより、中継装置が記憶する残高データの容量を押さえることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。消費履歴情報としては、消費後の残高を順次追加して行くようなトラックの構造にする。すなわち、図2の、使用カード情報ファイルのトラック構成図に示すように、トラックの先頭の項目にICカードの「カードID」を記録し、続いてプリペイドカードの購入時金額すなわち「券面」を記録し、以降、順次、その都度消費される残高である「挿入時残高」を記録し、最後の項目にICカードの最終残高すなわち「残高」を記録する。
【0020】
図1は、本発明の実施の形態のシステムにおいて、ICカードを複数の読書装置で使用した場合に、各ICカードの消費情報を中継装置のポーリングにより送信する状態を示す概念図である。先ず、読書装置1Aによって、「カードID」”AAA”、「券面」10,000円のICカード2で3,000円を消費して「残高」7,000円にすると、ICカード2に記録される「使用カード情報ファイル」3Aは、図に示すように左の項目から「カードID」”AAA”、「券面」”10,000円”、「残高」”7,000円”となる。同時に「使用カード情報ファイル」3Aは読書装置1Aにも記録される。
【0021】
次に、読書装置1Bによって、読書装置1Aで使用済みのICカード2で2,000円を消費して残高5,000円にすると、先の「使用カード情報ファイル」3Aの消費履歴の最後の項目に「残高」”5,000円”が追加されて、「使用カード情報ファイル」3Bが作成されて、ICカード2に記録されると共に読書装置1Bにも記録される。尚、前述のように、最後の項目の前の「残高」”7000円”の項目は「挿入時残高」”7,000円”として取扱われる。さらに、読書装置1Cによって、読書装置1Bで使用済みのICカード2で1,000円を消費して残高4,000円にすると、先の「使用カード情報ファイル」3Bの消費履歴の最後の項目に「残高」”4,000円”が追加されて、「使用カード情報ファイル」3Cが作成されて、ICカード2に記録されると共に読書装置1Cにも記録される。尚、最後の項目の前の「残高」”5000円”の項目は「挿入時残高」”5000円”として取扱われる。
【0022】
そして、各「使用カード情報ファイル」が中継装置4へポーリングされる順序は、1位が読書装置1Aの「使用カード情報ファイル」3A、2位が読書装置1Cの「使用カード情報ファイル」3C、3位が読書装置1Bの「使用カード情報ファイル」3Bとする。このような順序で「使用カード情報ファイル」が中継装置4に送信される場合に、中継装置4で行われるカードの消費情報履歴のチェックの方法について説明する。尚、中継装置4に備えられたデータベースにおいて「使用カード情報ファイル」のトラックにおける「カードID」と「券面」の項目を除く他の項目には、中継装置において、それぞれ1個ずつ、「残高」が正常なときに立つフラグ領域が設けられる。
【0023】
図3は、図1において、各読書装置から使用カード情報ファイルが送信されたときの、中継装置が行う残高チェックの方法を説明するための概念図である。まず、読書装置1Aから「使用カード情報ファイル」3Aが送信されてくると、最後の項目の「残高」7,000円のフラグは、比較対象がないのでOFFとして、データベースに使用カード情報ファイルとして保存する(図3の1(a)参照)。次に、読書装置1Cから「使用カード情報ファイル」3Cが送信されてくると、中継装置4は、先に受信してデータベースに格納している「使用カード情報ファイル」3Aとの間で、途中の消費履歴が一致しているかどうかのチェックを行う。例えば、後から送られてきた「使用カード情報ファイル」3Cの「券面」10,000円と「挿入時残高」7,000円の間に別の金額情報があれば、中継装置4が記録している「使用カード情報ファイル」3Aと、後から送られてきた「使用カード情報ファイル」3Cの消費履歴が異なるので、使用されたICカードは偽造カードと判断する。勿論、一致していれば、取りあえず、正常と判断する。
【0024】
しかし、「カードID」”AAA”と全く同じICカードをコピーして、同じ消費額で使用された場合には、消費履歴の一致だけの判定では、正当/不正の判断はできない。そこで、このような場合のチェック判定機能としてフラグが用いられている。すなわち、読書装置1Cから「使用カード情報ファイル」3Cが送信されて来たら、中継装置4が記録している短い方となる「使用カード情報ファイル」3Aの最後の項目の「残高」の金額と、長い方となる受信した「使用カード情報ファイル」3Cの該当する項目の「挿入時残高」の金額とを比較チェックし、一致していれば使用されたICカードは正当なものと見なして、比較した項目に対応するフラグを「ON」にする。図3の場合では、先に読書装置1Aから送られてきて中継装置4が格納している「使用カード情報ファイル」3Aの「残高」7,000円と、後に送られて来た読書装置1Cの「使用カード情報ファイル」3Cの「挿入時残高」7,000円とが一致し、かつフラグが「OFF」となっているので、「使用カード情報ファイル」3Cの「挿入時残高」7,000円の項目にフラグを立てた情報がデータベースに蓄積される(図3の(b)参照)。
【0025】
一般的には、フラグを用いた正/不正の判断は、まず、データベースに蓄積された「使用カード情報ファイル」と読書装置より送信された「使用カード情報ファイル」との比較で、ファイルのトラックが短い方の「使用カード情報ファイル」の最後の項目の「残高」までの項目が、トラックの長い方の「使用カード情報ファイル」の該当項目まですべて一致しているか判断し、一致していれば正当なICカードと見なす。次いで、トラックの短い方の「使用カード情報ファイル」の最後の項目の「残高」に対応する項のフラグを取得する。このフラグが「0FF」であれば、「ON」にして、フラグ情報をデータベースに保存するとともに、トラックの長い方の「使用カード情報ファイル」でデータベースの更新を行う。
【0026】
また、フラグは「残高」が一致したときに1回だけ立てて、この時点では、使用されたICカードは正当と判断し、以降はフラグを継続して立てておく。これによって、前述のように、同じカードIDをコピーしたICカードが同じ消費履歴で使用された場合には、すでに参照したフラグが「ON」となっている。この場合、使用されたICカードは不正と判断する。
【0027】
さて、図3に戻って、次に、読書装置1Bから「使用カード情報ファイル」3Bが送られて来ると、中継装置4が格納している「使用カード情報ファイル」と送られた消費履歴を照合し、短い方の使用カード情報ファイルまでのすべての項目が、一致しているか判断する。一つでも一致していなければ、途中で金額情報などが何らかの形でチャージされたものと見なして不正ICカードと判断する。このようなチェックにより、後から送られてきた「使用カード情報ファイル」3Bの内容が中継装置4に記録された内容と全て一致していれば、さらに、送られてきた短い方となる「使用カード情報ファイル」3Bにおけるトラックの最後の項目の「残高」5,000円と、中継装置4に記録されている長い方となる「使用カード情報ファイル」の該当項目の「挿入時残高」5,000円のところを比較して、一致し、かつ、対応する項目のフラグが「OFF」となっていればその項目のフラグを「ON」にする。その結果、データベース内のカードID「AAA」の情報は図3の(b)のようになる。
【0028】
このようにして、正常なICカードの「使用カード情報ファイル」が送られてくる場合は、時系列的に、順次「残高」の項目のところにフラグを立て、1度立ったらフラグはその状態を維持する。さらに、フラグは1項目に1個しか設けられていないので、2度立つことはあり得ない。
【0029】
すなわち、中継装置4では、「カードID」が一致して、「カードID」に続く「券面」から最後の項目の「残高」までに不一致のある使用カード情報であれば、不正ICカードと判断し、さらに、各項目の残高は一致しているが、参照した項目のフラグがすでに立っている場合も不正ICカードと判断する。
【0030】
図4は、フラグの立っている「残高」の項目に、再び、同一金額の「残高」のある使用カード情報ファイルが送られてきたときの状態を示す説明図である。同図に示すように、中継装置4に(a)のような「使用カード情報ファイル」が記録されているとき、新たに、(b)のような「使用カード情報ファイル」が送信されて来ると、記録されている「使用カード情報ファイル」(a)には、既に参照対象となる「挿入時残高」5,000円の項目はフラグが立っているので、後から送られてきた「使用カード情報ファイル」(b)は異常と判断し、このICカードは不正と判断する。
【0031】
すなわち、中継装置は、先に受信して記録した「使用カード情報ファイル」と、後から受信した「使用カード情報ファイル」とを照合することによって、読書装置でICカードが使用された順に「使用カード情報ファイル」を受信しなくても、ICカードの正/不正をチェックすることができる。さらに、残高が一致しているときに、時系列的に、フラグを継続して立て、しかも1度しか立たないようにすることによって、同じカードIDのICカードが使用された場合には不正カードと判定することができる。
【0032】
また、本発明によれば、図9に示したように、異なるカードIDのICカードを用いて複数の読書装置の間でクロス使用する場合でも、読書装置に記録する消費情報を軽減することができる。すなわち、ICカードの残高のみを、時系列的に、次々と後ろの項目に記録して行くような「使用カード情報ファイル」の構造にして、このファイルをICカードに記録すると共に読書装置にもカードID毎に同じファイルを作成する。したがって、読書装置の「使用カード情報ファイル」は図5のように簡素化される。すなわち、図5は、図9に示すようにICカードを2台の読書装置でクロス使用した場合に、本発明の方法によって読書装置に記録される使用カード情報ファイルである。
【0033】
図5において、読書装置11Aのフィールド1の欄には、図9の読書装置11Aで使用されたカードID”AAA”のICカードに関する消費情報として、「カードID」”AAA”、「券面」10,000円に続いて、「カードID」”AAA”に関する「残高」の履歴のみが記録されて行く。同様に、読書装置11Aのフィールド2の欄には、図9の読書装置11Aで使用されたカードID”BBB”のICカードに関する消費情報として、「カードID」”BBB”、「券面」5,000円に続いて、「カードID」”BBB”に関する「残高」の履歴のみが記録されて行く。また、読書装置11Bの各フィールド欄についても、それぞれの「カードID」毎の、「券面」と「残高」の履歴のみが記録される。これによって、読書装置の「残高」の項目のみを順次チェックして行けば、中継装置のみならず、読書装置でもICカードの正/不正をチェックすることができる。したがって、図5に示す本発明の作成フィールド数は、図10に示した従来のフィールド数に比べて大幅に減らすことができる。
【0034】
尚、中継装置は1つの遊興施設内の情報を全て管理しているが、この中継装置を複数管理するセンタに上述の情報を集めるようなシステムにすれば、チェーン店内において使用されたICカードのチェックをどの遊興施設内でも行うことができる。
【0035】
次に、ICカードをチェックするために、中継装置が行う処理の流れをフロー図を用いて説明する。図6は、ICカードの正/不正のチェックを行うために、中継装置が行う処理の流れを示すフロー図である。先ず、「使用カード情報ファイル」のトラックの各項目を示すフィールド番号として、”0”を「カードID」、”1”を「券面」、”2〜(n−1)”を「挿入時残高」、”n”を「残高」とする。さらに、”A”を「読書装置から送られていた使用カード情報ファイルのデータ」、”B”を「中継装置のデータベースから検索されたデータ」と定義する。そして、各使用カード情報ファイルの各項目の値をA(i)、B(i)(0≦i≦n)で示す。
【0036】
先ず、中継装置は、読書装置から「使用カード情報ファイル」のデータAを受信すると(S1)、読書装置から送信されたデータA内のカードIDを検索キーとして、自己のデータベースの検索を行う。すなわち、先に読書装置から送信されて、中継装置のデータベースが格納しているデータBの検索を行う(S2)。次に、読書装置のデータ”A”と中継装置のデータベースから検索したデータ”B”に対して、変数iにフィールド番号”1”を設定し、A,B両者の検索対象をフィールド番号1の「券面」の項目にセットする(S3)。そして、読書装置のデータ”A(1)”の「券面」と、データベースから検索したデータ”B(1)”の「券面」とを比較する(S4)。比較結果が不一致であれが(S4,NO)、違う種類のICカードか不正なICカードであると判断して、エラー信号を送出する(S5)。
【0037】
「券面」の比較結果が一致していれば(S4,YES)、変数iをインクリメントし、フィールド番号”2”の項目、すなわち最初の「挿入時残高」の項目に検索対象をシフトし(S6)、読書装置のデータ”A(2)”の「挿入時残高」と検索されたデータ”B(2)”の「挿入時残高」との比較を行う。さらに、フィールド番号を順次増やして、読書装置のデータ”A(i)”の「挿入時残高」と検索されたデータ”B(i)”の「挿入時残高」とを逐次比較し、各フィールド番号毎の「挿入時残高」に不一致がないかどうかをチェックして行く。そして、読書装置からのデータ”A(i)”または検索されたデータ”B(i)”の何れかの、トラックの短い方のフィールド番号の最後まで比較し終わったかどうかを判断し(S7)、比較し終わらなければ(S7,NO)、ステップS4に戻って前述の比較を繰り返す。
【0038】
トラックの短い方のフィールド番号の最後まで比較し終わったら(S7,YES)、変数iを”i−1”に設定する。すなわち、トラックが短い方のファイルの最後のフィールド番号の位置にチェック対象項目を戻す(S8)。そして、このフィールド番号i(すなわち、トラックが短い方のファイルの最後のフィールド番号iの「残高」)に対応する位置の検索されたデータ”B(i)”に、フラグが立っているかどうか判定する(S9)。すでにフラグが立っていれば、読書装置からのデータA(i)はデッドコピーによる不正ICカードのデータと判断してエラー信号を送出する(S10)。フィールド番号iに対応する位置の検索されたデータ”B(i)”にフラグが立っていなければ、フィールド番号iの位置にフラグを立て(S11)、データベースに対してフラグ情報を更新する(S12)。
【0039】
次に、変数iを”i+1”に設定する。すなわち、中継装置のデータベースから検索されたデータ”B(i)”のファイルトラックが短いか、読書装置から送信されたデータ”A(i)”のファイルトラックが短いかを判断するために変数iに1を加える(S13)。そして、検索されたデータ”B(i)”のフィールドがない項目に来たかどうか判断し(S14)、B(i)”のフィールドがなければ、すなわち、読書装置から送信されてきたデータ”A(i)”のトラックより、中継装置のデータベースから検索したデータ”B(i)”のトラックの方が短ければ(S14,YES)、中継装置のデータベースのデータ”B”を読書装置から送られてきたデータ”A”で更新し、(S15)、終了する。また、中継装置のデータベースから検索したデータ”B”のトラックの方が、読書装置から送信されてきたデータ”A”のトラックより長ければ(S14,NO)、データベースを更新することなく終了する。なお、図6に示す動作は中継装置内のROMに記憶されたプログラムをこの装置を構成するCPU、RAMを用いて実行することにより実現される。なお、図6に示す動作は、機能別に受信手段(S1)、格納手段(S12)、抽出手段(S2)、照合手段(S3〜S7)、上書手段(S11,S13〜S15)、チェック手段(S8〜S10)からなる。
【0040】
ところで、上述したような情報通信の方法によって、中継装置は、ICカードなどのプリペイドカードの正当/不正をチェックしながら、金額情報が正当に消費されて行くように管理を行っている。そこで、正当なプリペイドカードが使用された場合には、中継装置は、多様的な側面からプリペイドカードの売り上げ情報を管理している。一例として、プリペイドカードを遊興施設で使用する場合に、中継装置が多様的にプリペイドカードの売り上げ情報を管理する場合を説明する。
【0041】
図11は、遊興施設に設置されている遊技機と中継装置との通信状態を示す概念図である。遊技機21は、プレイをする遊技部22と、遊技機21の電源となる電源装置23と、プリペイドカード24の情報を読み書きする読書装置25とによって構成されている。そして、読書装置25からプリペイドカード24の消費情報が中継装置26に送信され、中継装置26によって遊技機21内の全ての情報が管理されるように構成されている。ここで、遊技機21は、遊興施設内に多数設置され、遊技部22と電源装置23は遊技機21に固定的に配置され、読書装置25は、故障などが起きやすいので、遊技機21から自由に取り替えできるように設置されている。
【0042】
このような状態において、プリペイドカードとして磁気カードが使われている現状では、磁気カードは使い捨てである。そこで、中継装置26は、固定設置されている遊技機21毎にどれだけの売り上げがあったか、移動自在な読書装置25毎にどれだけの売り上げがあったか、及び読書装置25がどのように移動したかの管理を行っている。
【0043】
先ず、読書装置25の売り上げ管理の必要性について述べる。読書装置25は移動自在であると共に、前述のように、ポーリングによって不定期に中継装置26に金額情報が送信されるので、読書装置25には一定期間のデータが蓄積されている。しかも、読書装置25は、交換されたり移動されたりする場合があるので、読書装置25自身の売り上げを管理する必要がある。また、固定設置された遊技機21毎の売り上げは、どの場所に設置された遊技機21がいくらの売り上げであったかなどを、遊興施設側の事情により経営管理するために必要である。さらに、読書装置25の移動情報の必要性については、読書装置25の売り上げを管理するために移動場所を特定するためである。
【0044】
このような事情に基づいて、中継装置26は、遊技機21と一体で固定されている電源装置23に割り振られた位置のアドレス(以下、物理アドレスと云う)と、読書装置25に割り振られた通信上のアドレス(以下、論理アドレスと云う)とを利用して、遊技機(すなわち場所)毎の売り上げと読書装置毎の売り上げと読書装置の移動状態とを管理する。
【0045】
しかし、近年、磁気カードにかわって、記憶容量が大きくて、金額をリチャージすれば繰り返し利用することのできるICカードが利用され始めている。このようなICカードは、前述のようにセキュリティを強化したシステムによって利用されているが、一方、ICカード単位での売り上げ情報やICカードの移動位置(使用場所)の管理も必要になってくる。
【0046】
ICカードを使用する場合は、前述のように読書装置25がどう移動したかを管理するのではなく、セキュリティ強化のために、ICカード24がどう移動したかを管理する必要がある。さらに、読書装置25でいくらの売り上げがあったかを管理するのではなく、リチャージ式のICカードでいくらの売り上げがあったかを管理する必要がある。尚、固定設置されている遊技機21毎の売り上げは、遊技施設の経営事情によって前述と同様に必要である。
【0047】
すなわち、中継装置26では、ICカード24の移動状態の管理と、ICカード24単位での売り上げ管理と、遊技機21単位(場所毎)の売り上げ管理とを行う必要がある。中継装置26がこのような情報を複合管理をする場合に、前述のように、物理アドレスや論理アドレスを個別に通信していては、通信管理が煩雑になり、且つ、通信の輻輳や通信トラブルの原因ともなる。
【0048】
そこで、本発明では、読書装置から中継装置に情報を送信するときのアドレス設定の仕方を工夫して通信情報の簡素化を図り、前述の、遊技機単位の売り上げ、ICカード単位の売り上げ、及びICカードの移動位置の管理を行うようにしたことを特徴とする。
【0049】
図12は、本発明における、遊技機の売り上げ情報を多様的に管理するための通信システムの概念図である。すなわち、遊技機31には固有の番号として機番が設定されて、それぞれの場所に固定設置されている。そして、遊技部32及び電源装置33も遊技部31に固定されている。さらに、電源装置33は固有の識別番号としてアドレス番号を備えていて、遊技機31の機番と対応付けされている。一方、ICカード34も固有のカードIDを備えている。
【0050】
そして、読書装置35は、電源装置33からのアドレス番号とICカード34からのカードIDを受信して、アドレス番号とカードIDを組み合わせた複合アドレス37を格納している。そして、読書装置35は、この複合アドレス37を用いて金額情報を中継装置36に送信している。これによって、中継装置36は、受信した複合アドレス37からアドレス番号を抽出することによって、遊技機31毎の(すなわち場所毎の)売り上げ情報を管理することができ、カードIDを抽出することによって、ICカード34毎の売り上げ情報を管理することができる。さらに、アドレス番号とカードIDから、ICカードがどのように移動したかという移動情報を得ることができる。
【0051】
このように、遊技機31すなわち設置場所に対応したアドレス番号と、移動自在なICカードのカードIDとを組み合わせた複合アドレス37を読書装置35に格納して、中継装置36と通信することによって、中継装置36は、遊技機31の機番毎の売り上げと、ICカード毎の売り上げと、ICカードの移動位置とを管理することができる。
【0052】
図13は、多数の遊技機でそれぞれ異なるICカードを使用した場合の状態図であり、図14は、図13の使用状態において、中継装置が管理する売上げ情報の一例である。図13において、遊技機41〜44は、それぞれ、機番に対応するアドレス1〜4を所持している。例えば、遊技機41は、自身に付設されている電源装置のアドレス1を機番アドレスとして所持している。そして、遊技機41で、カードID101が記録されたICカード101を使用すると、遊技機41の読書装置から中継装置に、金額情報を送信する際に、カードID101とアドレス1とからなる複合アドレス1−101を用いる。以下、それぞれの遊技機の読書装置から中継装置に、金額情報を送信する際に、対応するアドレスと使用したカードIDとからなる複合アドレスが用いられる。
【0053】
その結果、図14(a)の中継装置の金額情報(売上高)に関するログファイルに示すように、各複合アドレスに対応して消費金額が時系列的に記録される。例えば、複合アドレス4−300に対応する売上高¥600円は、アドレス4すなわち遊技機44でカードIDが300のICカードが消費した金額情報である。また、複合アドレス1−101に対応する売上高¥1,000円は、アドレス1すなわち遊技機41でカードIDが101のICカードが消費した金額情報である。
【0054】
さらに、このログファイルから、図14(b)に示すように、遊技機の機番毎(すなわちアドレス毎)の総売上を集計することもできる。この図14(b)では、アドレス1〜4のそれぞれの総売上が表示されている。例えば、アドレス3すなわち遊技機43の総売上高¥1,000円が表示される。また、図14(c)に示すように、各ICカード毎の総売上を集計することもできる。この図の場合は、カードID101の総売上¥500円、カードID300の総売上¥300円などと表示されている。また、この複合アドレスよりICカードがどの場所で使用されたかを追うこともできる。
【0055】
以上述べた実施の形態は本発明を説明するための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記の実施の形態ではICカードを用いて説明したが、これに限らず、記憶容量の大きい光カードや光磁気カードを用いても本発明が適用できることは云うまでもない。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプリペイドカードにおけるカード情報の通信方法によれば、ICカードが複数の読書装置で使用されたとき、使用された順序と無関係にカード情報が中継装置にポーリングされても、中継装置はICカードの正/不正を正しくチェックすることができる。しかも、同じカードIDのICカードをデッドコピーして使用しても、これをチェックすることもできる。さらに、読書装置の記録されるカード情報のファイルは、残高情報の履歴のみであるので、読書装置のファイル容量を少なくすることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のシステムにおいて、ICカードを複数の読書装置で使用した場合に、各ICカードの消費情報を中継装置にポーリングする状態を示す概念図である。
【図2】本発明に適用される、使用カード情報ファイルのトラック構成図である。
【図3】図1において、各読書装置から使用カード情報ファイルが送信されたときの、中継装置が行う残高チェックの方法を説明するための概念図である。
【図4】フラグの立っている「残高」の項目に、再び、同一金額の「残高」のある使用カード情報ファイルが送られてきたときの状態を示す説明図である。
【図5】図9に示すように、ICカードを2台の読書装置でクロス使用した場合に、本発明の方法によって読書装置に記録される使用カード情報ファイルである。
【図6】ICカードの正/不正のチェックを行うために、中継装置が行う処理の流れを示すフロー図である。
【図7】従来のシステムにおいて、複数の読書装置からの「使用カード情報ファイル」が、中継装置にポーリングされる状態を示す概念図である。
【図8】図7のデータ送信において、ポーリング途中の時の中継装置の「使用カード情報ファイル」の記録状態を示す図である。
【図9】カードIDの異なる2枚のカードを使用して、2台の読書装置で交互にクロス使用した場合の概念図である。
【図10】図9に示すプリペイドカードの使用状態における、従来方式の読書装置の「使用カード情報ファイル」である。
【図11】遊興施設に設置されている遊技機と中継装置との通信状態を示す概念図である。
【図12】本発明における、遊技機の売り上げ情報を多様的に管理するための通信システムの概念図である。
【図13】多数の遊技機で、それぞれ異なるICカードを使用した場合の状態図である。
【図14】図13の使用状態において、中継装置が管理する売上げ情報の一例である。
【符号の説明】
1A、1B、1C、11A、11B、11C、25、35…読書装置
2、12、24、34…プリペイドカード(ICカード)
4、14、26、36、45…中継装置
21、31、41、42、43、44…遊技機
22、32…遊技部
23、33…電源装置
37…複合アドレス

Claims (4)

  1. プリペイドカードに対し消費金額に応じた残高情報の更新をする読書装置と、前記読書装置から送信されるプリペイドカードに記憶された情報を管理する中継装置とからなるカード情報管理システムにおいて、
    前記中継装置は、
    プリペイドカードに記録される情報であって、プリペイドカードを特定するカードIDと、残高履歴である挿入時残高情報と、最新の残高である残高情報からなる使用カード情報を、各カードID毎に記録するとともに、前記使用カード情報の挿入時残高情報および残高情報のそれぞれの情報に対してオフのフラグが設定されたデータベースを備え、
    前記読書装置は、
    プリペイドカードが使用された場合、プリペイドカードに記録された使用カード情報の挿入時残高情報と残高情報を更新し、更新した使用カード情報を中継装置に送信する手段を備え、
    前記中継装置は、
    前記読書装置から受信した使用カード情報と、前記データベースに記録された使用カード情報であって受信した使用カード情報に対応する使用カード情報とを比較照合することによりプリペイドカードの正/不正をチェックするチェック手段をさらに備え
    前記チェック手段は、
    前記読書装置から受信した使用カード情報内の挿入時残高情報のうち、前記データベースに記録された使用カード情報であって受信した使用カード情報に対応する使用カード情報のうちの一致する挿入時残高情報に設定されたフラグを参照し、前記フラグがオンの場合は不正と判断し、フラグがオフの場合にはフラグをオンに更新する手段
    からなる
    ことを特徴とするカード情報管理システム。
  2. 前記中継装置は、
    受信した使用カード情報より、前記データベースに記録された使用カード情報であって受信した使用カード情報に対応する使用カード情報が古い場合、受信した使用カード情報でデータベースを更新する手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のカード情報管理システム。
  3. プリペイドカードに対し消費金額に応じた残高情報の更新をする読書装置と、読書装置から送信されるプリペイドカードに記憶された情報を管理する中継装置とからなるカード情報管理システムにおいて、
    前記中継装置は、プリペイドカードに記録される情報であって、プリペイドカードを特定するカードIDとプリペイドカードを使用する毎に順次記録された残高情報をそれぞれ収めた項目を含む残高データとを、各カードIDに記録するデータベースであって、さらに、前記残高データの各項目に対してオフのフラグが設定されたデータベースを備え、
    前記読書装置は、
    プリペイドカードが使用された場合、使用金額に応じた残高情報を加えることによりプリペイドカードに記録される残高データを更新し、カードIDおよび更新した残高データを中継装置に送信する手段を備え、
    前記中継装置は、
    新たに受信した残高データと、前記データベースから検索した同一カードIDの残高データとを各項目ごとに照合する手段と、
    残高データの各項目の照合結果が一致する場合に、受信した残高データと検索した残高データのうち項目が短い方の最後の残高に対応する項目に設定されたフラグを参照し、フラグがオンでない場合、該フラグをオンにして項目が長い残高データを用いたデータベースの更新を行う手段と、
    残高データの照合結果において少なくとも1つの項目が一致しない場合または、照合結果が一致する場合であって前記フラグの参照結果がオンの場合に不正と判断する手段と
    を備えた
    ことを特徴とするカード情報管理システム。
  4. 前記読書装置は、
    残高データを記憶する手段と、
    前記プリペイドカードの使用毎に、カードIDに対し、更新した残高データを前記記憶手段に記憶させる手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のカード情報管理システム。
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