JP3461658B2 - 改竄情報媒体検出装置 - Google Patents

改竄情報媒体検出装置

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JP3461658B2
JP3461658B2 JP6388896A JP6388896A JP3461658B2 JP 3461658 B2 JP3461658 B2 JP 3461658B2 JP 6388896 A JP6388896 A JP 6388896A JP 6388896 A JP6388896 A JP 6388896A JP 3461658 B2 JP3461658 B2 JP 3461658B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機、鉄道の切
符の券売機、遊技機に使用する遊技球や遊技コインの貸
出機等に使用される磁気カードやICカード等からなる
情報媒体に対する情報の改竄を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、電話機、鉄道、バス、遊技機等を
利用する際に、予め所定の金額に相当する価値を有する
プリペイドカードを購入し、このプリペイドカードを使
用して、電話機等を利用するシステムが採用されてい
る。
【0003】特に、パチンコ機等の遊技機を設置した遊
技店において、遊技店の経営を明瞭化するとともに、遊
技者が容易に遊技を行うことができるようにするため、
遊技を行うための遊技球や遊技コインと等価の価値を有
するプリペイドカードを利用した遊技システムが普及し
ている。
【0004】以下、このプリペイドカードを利用した従
来の遊技システムを例にとって説明する。従来、プリペ
イドカードを利用した遊技システムでは、遊技者が紙幣
等を両替する際の煩雑さを解消するため、予め所定の金
額が付加されたプリペイドカードを遊技者に購入しても
らい、このプリペイドカードを遊技機に並設されたカー
ド式遊技媒体貸出装置に挿入することで、当該遊技機に
遊技媒体が投入されるようにしている。
【0005】また、プリペイドカードを全国共通に利用
できるようにして、このような遊技システムを取り入れ
ている遊技店であれば、どの遊技店においても当該プリ
ペイドカードが利用できるようにした遊技システムも開
発されている。
【0006】この全国共通のプリペイドカードを利用し
た遊技システムは、カード会社が発行する遊技カードを
遊技店が購入し、遊技店は、購入した遊技カードの代金
をカード会社に支払う。一方、遊技カードを販売したカ
ード会社は、遊技カードの代金をプールする。
【0007】そして、遊技店は、遊技者に遊技カードを
販売し、遊技者が遊技カードを使用して遊技媒体の貸し
出しを受けた金額をカード会社に請求する。遊技カード
の使用金額の請求を受けたカード会社では、プールして
いた遊技カードの代金の中から、当該請求額を遊技店に
支払う。
【0008】このような、遊技システムを導入すること
により、遊技カードを全国共通に使用できるものとし
て、遊技者の便宜を図るとともに、遊技店の経営の明瞭
化を図っている。
【0009】また、上記した遊技システムを導入するこ
とにより、遊技店においても、多数の両替機を設置する
必要がなく、また貨幣を回収する装置を設ける必要がな
くなった。このため、遊技店のスペースを有効に利用で
きるとともに、設備費用を低減することが可能となっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のプリペイドカードを利用した遊技システムでは、プリ
ペイドカードに記憶されている価値情報等は、磁気的あ
るいは電気的に記憶されている。このため、この磁気的
記録あるいは電気的記録が解読されてしまうと、正規な
プリペイドカードと同様な情報を再現して記録すること
により、プリペイドカードの改竄や偽造を行うことが可
能である。そして、改竄されたプリペイドカードは、遊
技を行うために使用されたり、遊技球あるいは遊技コイ
ン等の遊技媒体の貸し出しを受けた後に、遊技を行うこ
となく景品と交換することにより利益を得るという、不
正行為に使用されるおそれがある
【0011】そこで、本発明は、上記した従来の技術の
有する問題点に鑑み提案されたもので、磁気カードやI
Cカード等からなる情報媒体に対する情報の改竄を容易
に検出することが可能な、改竄情報媒体検出装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、請求項1記載のものは、
少なくとも識別情報と価値情報とを記録可能な情報媒体
に対する情報の改竄を検出する装置であって、情報媒体
の装着時における識別情報と価値情報とを記憶する第1
カードメモリと、価値情報である残高がないと判断され
て情報媒体を排出する場合に、前記第1カードメモリに
記憶された識別情報と価値情報とを記憶する第2カード
メモリと、新たに情報媒体が装着された場合に、前記第
1カードメモリに新たな情報媒体の識別情報と価値情報
とが記憶され、当該第1カードメモリに記憶された新た
な情報媒体の情報と、前記第2カードメモリに記憶され
ている情報との同一性を判定する判定手段と、前記判定
手段における判定結果が一致した場合には、新たに装着
された情報媒体を、情報が改竄された改竄情報媒体とし
検出する検出手段と、を備えたことを特徴とする改竄
情報媒体検出装置である。
【0013】上記した情報媒体とは、例えば、磁気カー
ドやICカード等のように、磁気的,光学的,電気的手
段等を用いて識別情報や価値情報を記録できるものであ
る。この情報媒体に記録する識別情報とは、例えば、シ
リアルナンバー等であり、情報媒体を個別に識別できる
情報である。また、価値情報とは、例えば、金額等の有
価価値や、遊技球数,遊技コイン数等の遊技価値等を表
す情報である
【0014】請求項2記載の発明は、前記検出手段は、
装着された改竄情報媒体を保持することを特徴とする請
求項1に記載の改竄情報媒体検出装置である。
【0015】改竄情報媒体を当該情報媒体利用装置内に
保持するとは、例えば、玉貸機内に取り込まれた改竄プ
リペイドカードを当該玉貸機内から排出しなで内部に
保持した状態を維持することである
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
係る改竄情報媒体検出装置の実施の形態を説明する。な
お、以下に説明する改竄情報媒体検出装置の実施形態
は、情報媒体である遊技カードを使用して遊技を行う、
カード式遊技システムにおいて使用されるものである。
図1は、改竄情報媒体検出装置が設置された遊技店にお
ける遊技機等の概略配置を説明したブロック図、図2
は、図1に示した遊技機等の概略配置を具体的に説明し
た説明図をそれぞれ示す。
【0017】本発明に係る改竄情報媒体検出装置は、代
表的な遊技機であるパチンコ機1(遊技機)が設置され
た遊技店2において使用されるもので、遊技カード3を
当該遊技店2において使用可能状態とするカード受付機
4と、遊技カード3によりパチンコ球を貸し出すカード
式玉貸機5(カード式台間玉貸し機)とが、改竄された
遊技カード3を検出する改竄情報媒体検出装置として機
能する。
【0018】図1,図2に示すように、遊技店2内の適
宜箇所には、遊技カード3を発行するカード発行機6、
遊技カード3を当該遊技店2において使用可能とするた
めの情報を付与するカード受付機4、遊技機である複数
のパチンコ機(遊技機)1…、遊技カード3の挿入に基
づき遊技媒体であるパチンコ球を貸し出すためのカード
式玉貸機5(カード式台間玉貸し機)…、遊技者が獲得
した賞球を計数するための球計数機7、遊技者が獲得し
た賞球を賞球数に見合った景品と交換するとともに、こ
の景品の在庫等を管理するための景品POS8、遊技店
2内に設置された各装置を電気的に管理する管理装置9
等が設置されている。
【0019】情報媒体である遊技カード3は、詳細には
図示しないが、プラスチックや紙製のカードの表面ある
いは裏面に、所定の有価価値情報、例えば1,000
円、5,000円、10,000円等の金額情報と、シ
リアルナンバー等の識別情報と、セキュリティコード等
の情報が、磁気的あるいは光学的に記録されている。ま
た、遊技カード3を使用すると、使用額の概略を示すた
めに、パンチ穴が穿孔される。
【0020】なお、情報媒体は、上記した遊技カード3
の他に、電気的に情報を記憶する記憶部を備えたICカ
ードを使用することもできる。そして、ICカードを使
用した場合には、カード式玉貸機5等に設けた装着部に
ICカードを装着したり、ICカードとカード式玉貸機
5との間で通信を行うことにより、ICカードに記録さ
れた情報を取り出したり、書き換えたりする。
【0021】また、図2に示すように、遊技店2の天井
等には、監視カメラ10とスピーカ11とが取り付けて
あり、監視カメラ10とスピーカ11とは、管理装置9
と電気的に連絡している。
【0022】この監視カメラ10は、不正行為を行って
いる遊技者を監視するための装置で、回転装置(図示せ
ず)を介して遊技店2の天井に取り付けられ、不正行為
を行っている遊技者を追尾して撮影することができるよ
うになっている。
【0023】また、スピーカ11は、不正行為が発生し
た場合に、警報音等を発生するための装置で、通常時に
は、店内放送等を行うこともできる。
【0024】上記した各装置は、図1に示すように、デ
ータの送受信を行うため、データ伝送路を介して相互に
連絡している。すなわち、カード発行機6,カード式玉
貸機5…,カード受付機4は、赤外線等を利用した光通
信により、中継装置12と相互に連絡し、中継装置12
は、赤外線等を利用した光通信により、カードデータ転
送装置13と相互に連絡し、カードデータ転送装置13
は、遊技店2の管理装置9と電気的配線14aにより連
絡するとともに、電話回線15を介して遊技カード3の
発行及び精算を統括して管理するカード会社(カード会
社に設置した管理装置16)と電気的に連絡し、遊技店
2の管理装置9は、各パチンコ機1…、球計数機7、景
品POS8と電気的配線14bにより連絡している。
【0025】なお、各装置間を連絡するデータ伝送路
は、データの送受信を行えればどのような手段でもよ
く、上記した赤外線通信、電気的配線、電話回線等の他
に、光ファイバー通信、無線通信等を利用することもで
きる。
【0026】また、詳細には図示してはいないが、遊技
店2内には複数の中継装置12が設置されており、カー
ド式玉貸機5等を複数のグループに分けて、各中継装置
12毎にグループ化されたカード式玉貸機5等との間で
データの送受信を行っている。
【0027】このデータの送受信をさらに詳しく説明す
ると、カードデータ転送装置13と各中継装置12との
間では、ポーリング処理によるデータの送受信が行われ
ていて、各中継装置12とグループ化されたカード式玉
貸機5等の間では、ポーリング処理、あるいはイーサネ
ット方式によるデータの送受信が行われている。
【0028】このイーサネット方式とは、代表的なLA
N(ローカル・エリア・ネットワーク)の接続方式であ
り、各カード式玉貸機5等のノードが伝送路の信号(キ
ャリア)を監視し、他のノードがいずれも信号を送り出
していないことを確認したうえでデータを送信する。ま
た、異なるノードが同時に信号を送り出した場合には、
一定時間後に、当該データを再送する。
【0029】上記したパチンコ機1とカード式玉貸機5
とを、図3,図4に基づいて、さらに詳しく説明する。
図3は、パチンコ機1及びカード式玉貸機5の斜視図、
図4は、カード式玉貸機5を電気的に制御する玉貸機制
御装置の概略構成を示したブロック図をそれぞれ示す。
図3に示すように、各パチンコ機1には、カード式玉貸
機5が隣り合わせに設けてある。
【0030】このパチンコ機1は、外枠20の前面に開
閉可能に取り付けた内枠21の窓部22を塞ぐように遊
技盤23が設けてあり、遊技盤23の下方には、遊技に
供するパチンコ球を貯留するための上皿24を設け、上
皿24の下方には、賞球として排出されたパチンコ球を
貯留するための下皿25と、打球発射装置の発射操作ハ
ンドル26とが設けてある。
【0031】また、上皿24の上面には、カード式玉貸
機5に挿入した遊技カード3の残高を表示するためのカ
ード残額表示器27と、この遊技カード3の残高の範囲
内でパチンコ球の貸し出しを指示するための玉貸スイッ
チ28と、遊技カード3の返却を指示するための返却ス
イッチ29とが左右に並べて設けてある。
【0032】カード式玉貸機5は、図3に示すように、
箱状の本体30の前面に、中継装置12との間で通信を
行うための通信制御装置31の通信部32と、カード式
玉貸機5の状態を表示する表示ランプ33と、遊技カー
ド挿入口34とを上下に並べて設けるとともに、遊技カ
ード挿入口34の上部には、改竄された遊技カード3が
使用されていることを報知するための不正報知ランプ3
5を設けてある。また、本体30の内部には、遊技カー
ド挿入口34に連通する位置にカードリーダライタ36
が設けてある。
【0033】そして、カード式玉貸機5の遊技カード挿
入口34からカードリーダライタ36内に遊技カード3
が挿入された状態で、玉貸スイッチ28を操作すると、
遊技カード3に記憶した有価価値情報の範囲内で、所定
数のパチンコ球が、上皿24内に排出される。また、返
却スイッチ29を操作すると、カード式玉貸機5の遊技
カード挿入口34から遊技カード3が返却される。
【0034】なお、玉貸機は、隣り合うパチンコ機1,
1間に配設されたカード式玉貸機5ではなく、遊技店2
内の適宜箇所に独立して配設した玉貸機であってもよ
い。
【0035】このカード式玉貸機5を電気的に制御する
玉貸機制御装置40は、図4に示すように、相互に電気
的に連絡したCPU(中央演算装置)41,ROM(リ
ードオンリメモリ)42,RAM(ランダムアクセスメ
モリ)43と、CPU41に動作クロックを供給するク
ロック発生器(クロック)44とを備えたマイクロコン
ピュータにより構成されている。
【0036】そして、CPU41には、I/Oインター
フェイス45を介して、玉貸しに関する情報等を記憶す
るためのEEPROM(電気的に消去・再書込が可能な
リードオンリメモリ)等からなる外部記憶装置46と、
カードリーダライタ(カードR/W装置)36と、中継
装置12を介してカードデータ転送装置13との間で通
信を行う通信制御装置31とが電気的に連絡していて、
相互にデータの送受信を行っている。
【0037】また、CPU41には、I/Oインターフ
ェイス45を介して、その入力側に、カード式玉貸機5
を初期化するためのリセットスイッチ47,不正状態を
検出後にカードリーダライタ36内に保持した遊技カー
ド3を排出するための解除スイッチ48,1回の玉貸ス
イッチ28の操作により貸し出すパチンコ球数を設定す
るための設定スイッチ49が電気的に連絡するととも
に、パチンコ機1の上皿24に設けられた玉貸スイッチ
28,返却スイッチ29と、排出制御装置50(玉貸機
制御装置40に対して玉貸完了情報を送信する)が電気
的に連絡して、それぞれの機器から信号を受信してい
る。
【0038】さらに、CPU41には、I/Oインター
フェイス45を介して、その出力側に、不正報知ランプ
(ランプ)35が電気的に連絡するとともに、パチンコ
機1の上皿24に設けられたカード残額表示器27と、
排出制御装置50(玉貸機制御装置40から玉貸情報を
受信する)が電気的に連絡して、それぞれの機器に対し
て信号を送信している。
【0039】先に説明したように、このカード式玉貸機
5は、改竄情報媒体検出装置としても機能する装置で、
カード式玉貸機5において玉貸しを行う際には、挿入さ
れた遊技カード3が改竄されたものであるかどうかの判
定を行う。
【0040】次に、図5から図7に基づいて、カード式
玉貸機5における玉貸処理の手順を、特に遊技カード3
の真偽の判定を主として説明する。図5は、カード式玉
貸機5における玉貸処理の手順を示したフローチャー
ト、図6は、図5に示したカードプレイ処理の手順を示
したフローチャート、図7は、図6に示した玉貸処理の
手順を示したフローチャートをそれぞれ示す。
【0041】図5に示すように、カード式玉貸機5にお
ける玉貸処理では、まず、カード式玉貸機5を構成する
各機器に対する自己診断処理(S1)を行い、データの
送受信を行うための通信回線のテスト,カード式玉貸機
5を構成する各機器に対する初期化処理,玉貸スイッチ
28から送信される1パルスに対する玉貸数の設定処理
等を行う開店処理(S2)を行う。
【0042】次に、玉貸等に関するカードプレイ処理
(S3)を行い、中継装置12を介してカードデータ転
送装置13にデータを送信する通信処理(S4)を行
う。そして、遊技店2の営業中は、上記したカードプレ
イ処理(S3)と通信処理(S4)とを交互に繰り返し
て行う。
【0043】上記したカードプレイ処理(S3)を、図
6に基づいてさらに詳しく説明する。カードプレイ処理
(S3)では、図6に示すように、まず、改竄された遊
技カード3等の不正カードをカード式玉貸機5のカード
リーダライタ36内に保持しているかどうかを判断する
(S3a)。
【0044】そして、不正カードを保持していない場合
には、遊技カード挿入口34からカードリーダライタ3
6内に遊技カード3が挿入されたかどうかを判断し(S
3b)、遊技カード3が挿入されていない場合には、処
理を復帰する。
【0045】一方、遊技カード3が挿入された場合に
は、カード情報読込処理を行って、遊技カード3に記憶
された金額情報等の有価価値情報,カードナンバー等の
識別情報,セキュリティ情報を読み込み(S3c)、読
み込んだセキュリティ情報が正規のものであるかどうか
を判断する(S3d)。
【0046】ここで、セキュリティ情報に異常があった
場合には、エラー情報を通信メモリにセットし(S3
e)、カード排出処理を行って、遊技カード3を遊技カ
ード挿入口34からカードリーダライタ36の外へ排出
して(S3f)、処理を復帰する。
【0047】なお、通信メモリにセットされたエラー情
報は、上記した通信処理(S4)において、中継装置1
2を介してカードデータ転送装置13に送信される。
【0048】一方、セキュリティ情報が正規のものであ
る場合には、当該遊技店2で使用可能な状態を表す当店
情報が、当該遊技カード3に記憶されているかどうかを
判断する(S3g)。なお、ここでいう当店情報とは、
遊技カード3が当該遊技店2で使用可能な状態を表す情
報の他に、遊技カード3を発行した当日のみに有効であ
ることを表す当日情報を含むものであってもよい。
【0049】ここで、当店情報が記憶されていない場合
には、カード排出処理を行って、遊技カード3を遊技カ
ード挿入口34からカードリーダライタ36の外へ排出
して(S3f)、処理を復帰する。
【0050】このように、当店情報が記憶されていない
と判断され、遊技カード3が排出された場合には、当該
遊技カード3をカード受付機4に挿入して、当店情報の
記憶を行うことにより、当該遊技カード3を使用するこ
とができるようになる。
【0051】一方、当店情報が記憶されている場合に
は、当該遊技カード3に記憶されたカードナンバー及び
残高等の情報を挿入カードメモリ(本発明の第1カード
メモリに相当)へ記憶するとともに(S3h)、当該遊
技カード3を挿入する以前に、当該カード式玉貸機5に
挿入されていた前遊技カード3の挿入時におけるカード
ナンバー及び残高等の情報を最新カードメモリ(本発明
の第2カードメモリに相 当)から読み込む(S3i)。
そして、本実施形態では、この最新カードメモリが、前
情報媒体情報記憶手段として機能する。
【0052】なお、最新カードメモリは、上記した外部
記憶装置46により構成されており、挿入カードメモリ
は外部記憶装置46により構成しても内部に設けたRA
M43により構成してもよい。
【0053】そして、挿入カードメモリへ記憶した情報
と、最新カードメモリから読み込んだ情報とを比較し、
新たに挿入された遊技カード3が改竄されたものである
かどうかを判定する(S3j)。この遊技カード3の改
竄の判定は、判定手段において行われる。
【0054】ここで、遊技カード3が正規なものである
と判定された場合、すなわち、挿入カードメモリへ記憶
した情報と、最新カードメモリから読み込んだ情報とが
一致しなかった場合には、パチンコ球の貸し出しに関す
る玉貸処理(S5)を行って、処理を復帰する。
【0055】一方、遊技カード3が改竄された不正なも
のであると判定された場合、すなわち、挿入カードメモ
リへ記憶した情報と、最新カードメモリから読み込んだ
情報とが一致した場合には、不正報知ランプ35を点灯
する等の不正報知処理(S3k)を行って、エラー情報
を通信メモリにセットし(S3l)、遊技カード3をカ
ードリーダライタ36内に保持して(S3m)、処理を
復帰する。
【0056】このように、挿入カードメモリへ記憶した
情報と、最新カードメモリから読み込んだ情報とが一致
した場合に、遊技カード3が改竄されたものと判断する
のは、遊技カード3を改竄するには、多くの場合、同一
のデータを複数の遊技カード3にコピーして記憶してい
ると考えられ、同一のカードナンバーの遊技カード3を
使用した後に、同一の残高が記憶されていることはあり
えないからである。
【0057】なお、通信メモリにセットされたエラー情
報は、上記した通信処理(S4)において、中継装置1
2を介してカードデータ転送装置13に送信される。
【0058】また、エラー情報の送信による不正の報知
は、カードデータ転送装置13に対してのみ行うのでは
なく、遊技店2の管理装置9に対してもエラー情報を送
信するように構成してもよい。
【0059】また、エラー情報が通信メモリにセットさ
れた際に(S3l)、監視カメラ10を動作させて、不
正行為を行った遊技者を追尾するようにしてもよい。
【0060】このように、改竄された遊技カード3がカ
ードリーダライタ36内に保持されている場合には、上
記したカードホールド中の判断処理(S3a)におい
て、不正カードを保持中であると判断される。そして、
この場合には、遊技店員等により解除スイッチ48が操
作されたかどうかを判断する(S3n)。
【0061】そして、解除スイッチ48が操作されてオ
ンとなると、カード排出処理を行って、遊技カード3を
遊技カード挿入口34からカードリーダライタ36の外
へ排出して(S3o)、処理を復帰する。
【0062】上記した玉貸処理(S5)を、図7に基づ
いてさらに詳しく説明する。玉貸処理(S5)では、ま
ず、遊技カード3に残高があるかどうかを判断し(S5
a)、残高がある場合には、次いで玉貸スイッチ28が
操作されてオンとなったかどうかを判断する(S5
b)。
【0063】そして、玉貸スイッチ28がオンとなって
いる場合には、設定スイッチ49によって設定された金
額に基づいて玉貸しが可能かどうかを判断し(S5
c)、設定された金額に基づいて玉貸しが可能であれ
ば、設定分の玉貸情報をセットする(S5d)。
【0064】一方、設定された金額に基づいて玉貸しが
できない場合には、残額分の玉貸情報をセットする(S
5e)。すなわち、例えば、玉貸スイッチ28を1回操
作すると、300円分のパチンコ球を貸し出すように設
定されている場合に、残高が200円しかない場合に
は、玉貸スイッチ28を1回操作すると、残高に相当す
る200円分のパチンコ球を貸し出すような玉貸情報を
セットするのである。
【0065】次に、玉貸情報送信処理を行って、玉貸情
報を排出制御装置50に送信し(S5f)、パチンコ球
の排出を行う。
【0066】そして、排出制御装置50から玉貸完了情
報が送信されてくるのを待ち(S5g)、玉貸完了情報
を受信すると、玉貸情報を通信メモリへセットし(S5
h)、玉貸後の残高を遊技カード3へ書き込む(S5
i)。
【0067】なお、玉貸スイッチの判断処理(S5b)
において、玉貸スイッチ28が操作されていないと判断
された場合には、上記した各処理(S5c〜S5i)を
スキップする。
【0068】次に、返却スイッチ29が操作されてオン
となったかどうかを判断し(S5j)、返却スイッチ2
9が操作されない場合には、処理を復帰する。
【0069】一方、返却スイッチ29が操作された場
合、及び上記したカード残高判断処理(S5a)におい
て、残高がないと判断された場合には、当該遊技カード
3の装着時における情報、すなわち、挿入カードメモリ
に記憶されている内容を最新カードメモリに記憶して
(S5k)、カード排出処理を行い、遊技カード3を遊
技カード挿入口34からカードリーダライタ36の外へ
排出して(S5l)、処理を復帰する。
【0070】上記したように、挿入カードメモリに記憶
されている内容を最新カードメモリに記憶する(S5
k)ことにより、常に、直前に挿入された遊技カード3
の装着時における情報が、最新カードメモリへ記憶され
るのである。
【0071】このように、直前に挿入された遊技カード
3に関する情報のみを記憶することにより、玉貸機制御
装置40の前情報媒体情報記憶手段における記憶容量を
少なくすることができる。
【0072】なお、玉貸機制御装置40の前情報媒体情
報記憶手段における記憶容量に余裕がある場合には、直
前に挿入された遊技カード3に関する情報のみを記憶す
るのではなく、その前の遊技カード3に関する情報ま
で、また、その前のというように、複数の遊技カード3
に関する情報を記憶するようにしてもよい。
【0073】次に、プリペイドカードやICカード等の
遊技情報媒体を、遊技店2において使用可能とするため
の遊技情報媒体受付装置に対して、本発明に係る改竄情
報媒体検出装置を応用した場合について説明する。
【0074】この遊技情報媒体受付装置は、プリペイド
カードやICカード等の遊技情報媒体が改竄された場合
に、簡易な構成の装置により、改竄された遊技情報媒体
を未然に発見して、不正な利益の獲得を防止するための
装置である。
【0075】この遊技情報媒体受付装置は、少なくとも
セキュリティ情報と、全国共通の有価価値情報と、特定
遊技店における使用可能情報とを記録可能な遊技情報媒
体を、非特定遊技店において使用可能状態とする装置で
あって、遊技情報媒体の正当性を判定する判定手段と、
遊技情報媒体の遊技店情報を識別する識別手段と、遊技
情報媒体の有価価値情報の有無を判定する有価価値情報
残量判定手段と、前記判定手段における判定結果が真で
あり、前記有価価値残量判定手段における判定結果が残
量有であり、前記識別手段により当店以外の遊技情報媒
体であると識別された場合に、当店使用可能情報を遊技
情報媒体に更新して記憶する当店使用可能情報記録手段
と、を備えている。
【0076】上記した各手段等を、より具体的に説明す
る。上記した遊技情報媒体とは、例えば、遊技カードの
ことであり、この遊技カードは、遊技カードの発行及び
精算を統括して管理するカード会社により発行される。
【0077】そして、この遊技カードには、セキュリテ
ィ情報と、全国の複数の遊技店において使用可能な有価
価値情報である金額情報と、特定の遊技店において当該
遊技カードが使用可能であることを表す使用可能情報等
が記憶されている。
【0078】上記した遊技媒体受付装置は、このような
遊技カードを、他の遊技店においても使用可能とするた
めの装置である。
【0079】遊技カードに記憶された各情報は、カード
リーダライタ等により読み取られる。そして、読み取ら
れた情報は、判定手段により、遊技カードの正当性が判
定され、識別手段により、遊技店情報が識別され、有価
価値情報残量判定手段により、残高の有無が判定され
る。
【0080】この判定手段と、識別手段と、有価価値情
報残量判定手段とは、例えば、マイクロコンピュータ等
により構成される。また、これらの手段は、当該遊技店
内の機器に限定されるものではなく、カード発行会社の
管理装置16にその機能を持たせ、遊技店から情報信号
をカード発行会社の管理装置16に送って判定させ、そ
の判定結果を遊技店に送り返して当該遊技店での遊技可
能カードにしてもよい。
【0081】そして、上記した各手段による判定等にお
いて、遊技カードが真正なものであり、他店で発行され
た遊技カードであり、残高があると判断された場合に
は、当店使用可能情報記録手段により、当該遊技店にお
いて当該遊技カードが使用可能であることを表す当店使
用可能情報が記憶される。
【0082】この当店使用可能情報記録手段は、例え
ば、カードリーダライタ等により構成される。
【0083】また、上記した遊技情報媒体受付装置は、
カード会社等における統計処理で情報を使用したり、遊
技者の流れを把握する等のために、当店使用可能情報記
録手段により更新された遊技情報媒体数を通知する再発
行数通知手段を備えている。
【0084】具体的には、上記した再発行数通知手段
は、例えば、マイクロコンピュータ等により構成され
る。
【0085】そして、更新された遊技情報媒体数は、中
継装置,カードデータ転送装置により、カード会社の管
理装置や、遊技店の管理装置に送信される。
【0086】なお、通知は、遊技情報媒体が更新される
毎に行ってもよいし、所定のタイミング毎に一括して行
ってもよい。
【0087】また、上記した遊技情報媒体受付装置は、
停電時におけるバックアップや、統計処理における情報
を分散して管理するために、当店使用可能情報記録手段
により更新された遊技情報媒体数を累積的に記憶する再
発行枚数累積記憶手段を備えている。
【0088】具体的には、上記した再発行枚数累積記憶
手段は、例えば、ハードディスク記憶装置等により構成
される。
【0089】そして、累積的に記憶された遊技情報媒体
数は、中継装置,カードデータ転送装置により、カード
会社の管理装置や、遊技店の管理装置に送信される。
【0090】次に、図8,図9に基づいて、上記した遊
技情報媒体受付装置の実施形態の一例であるカード受付
機4について説明する。図8は、カード受付機4の正面
図、図9は、カード受付機4を電気的に制御するカード
受付機制御装置の概略構成を示したブロック図をそれぞ
れ示す。
【0091】カード受付機4は、遊技カード3を当該遊
技店2において使用可能とするための装置であり、図8
に示すように、箱状の本体60の前面の上部に、遊技カ
ード挿入口61と、装飾ランプ62とを上下に並べて設
け、遊技カード挿入口61の上部には、正常な遊技カー
ド3が挿入されたことを報知する正常ランプ63を設
け、装飾ランプ62の向かって左側には、改竄カードが
使用されていることを報知するための不正報知ランプ6
4を設け、本体60の上部には、中継装置12との間で
中継を行うための通信制御装置65の通信部66を設け
てある。また、本体60の内部には、遊技カード挿入口
61に連通する位置にカードリーダライタ67が設けて
ある。
【0092】このカード受付機4を電気的に制御するカ
ード受付機制御装置70は、図9に示すように、相互に
電気的に連絡したCPU(中央演算装置)71,ROM
(リードオンリメモリ)72,RAM(ランダムアクセ
スメモリ)73と、CPU71に動作クロックを供給す
るクロック発生器(クロック)74とを備えたマイクロ
コンピュータにより構成されている。
【0093】そして、CPU71には、I/Oインター
フェイス75を介して、カード受付機4に関する情報等
を記憶するためのハードディスク記憶装置等からなる外
部記憶装置76と,カードリーダライタ(カードR/W
装置)67と、中継装置12を介してカードデータ転送
装置13との間で通信を行う通信制御装置65とが電気
的に連絡していて、相互にデータの送受信を行ってい
る。
【0094】また、CPU71には、I/Oインターフ
ェイス75を介して、その入力側に、カード受付機4を
初期化するためのリセットスイッチ77,不正状態を検
出後にカードリーダライタ67内に保持した遊技カード
3を排出するための解除スイッチ78,記憶すべき累積
メモリ数(前遊技媒体情報の数)を設定するための設定
スイッチ79が電気的に連絡して、それぞれの機器から
信号を受信している。
【0095】さらに、CPU71には、I/Oインター
フェイス75を介して、その出力側に、不正状態を報知
する不正報知ランプ(報知ランプ)64と、正常状態を
報知する正常ランプ65と、サウンドジェネレータ80
とが電気的に連絡しており、それぞれの機器に対して信
号を送信している。
【0096】また、サウンドジェネレータ80には、ア
ンプ81を介してスピーカ(例えば、天井のスピーカ1
1やカード受付機4に設けたスピーカ82)が電気的に
接続している。そして、カード受付機制御装置70から
の信号を受けて、サウンドジェネレータ80で発生した
報知音をアンプ81で増幅し、スピーカ11から発生し
ている。
【0097】先に説明したように、このカード受付機4
は、改竄情報媒体検出装置としても機能する装置であ
り、カード受付機4において遊技カード3を当該遊技店
2において有効なものとする際に、挿入された遊技カー
ド3が改竄されたものであるかどうかの判定が行われ
る。
【0098】次に、図10から図12に基づいて、カー
ド受付機4における遊技カード3の受付処理の手順を、
特に遊技カード3の真偽の判定を主として説明する。図
10は、カード受付機4における遊技カード3の受付処
理の手順を示したフローチャート、図11,図12は、
図10に示したカードチェック処理の手順を示したフロ
ーチャートをそれぞれ示す。
【0099】図10に示すように、カード受付機4にお
けるカード受付処理では、まず、カード受付機4を構成
する各機器に対する自己診断処理(S6)を行い、デー
タの送受信を行うための通信回線のテスト,カード受付
機4を構成する各機器に対する初期化処理等を行う開店
処理(S7)を行う。
【0100】次に、遊技カード3が正規のものであるか
どうかを判断するカードチェック処理(S8)を行い、
中継装置12を介してカードデータ転送装置13にデー
タを送信する通信処理(S9)を行う。そして、遊技店
2の営業中は、上記したカードチェック処理(S8)と
通信処理(S9)とを交互に繰り返して行う。
【0101】上記したカードチェック処理(S8)を、
図11および図12に基づいてさらに詳しく説明する。
カードチェック処理(S8)では、図11に示すよう
に、まず、改竄された遊技カード3等の不正カードをカ
ード受付機4のカードリーダライタ67内に保持してい
るかどうかを判断する(S8a)。
【0102】そして、不正カードを保持していない場合
には、遊技カード挿入口61からカードリーダライタ6
7内に遊技カード3が挿入されたかどうかを判断し(S
8b)、遊技カード3が挿入されていない場合には、処
理を復帰する。
【0103】一方、遊技カード3が挿入された場合に
は、カード情報読込処理を行って、遊技カード3に記憶
された金額情報等の有価価値情報,カードナンバー等の
識別情報,セキュリティ情報を読み込み(S8c)、読
み込んだセキュリティ情報が正規のものであるかどうか
を判断する(S8d)。
【0104】ここで、セキュリティ情報に異常があった
場合には、遊技カード3をカードリーダライタ67内に
保持して(S8e)、不正報知処理を行って、警報音を
スピーカ11から発生したり、不正報知ランプ64を点
灯したりして不正状態を報知し(S8f)、エラー情報
を通信メモリにセットして(S8g)、処理を復帰す
る。
【0105】なお、通信メモリにセットされたエラー情
報は、上記した通信処理(S9)において、中継装置1
2を介してカードデータ転送装置13に送信される。
【0106】一方、セキュリティ情報が正規のものであ
る場合には、当該遊技店2で使用可能な状態を表す当店
情報が、当該遊技カード3に記憶されているかどうかを
判断する(S8h)。なお、ここでいう当店情報とは、
遊技カード3が当該遊技店2で使用可能な状態を表す情
報の他に、遊技カード3を発行した当日のみに有効であ
ることを表す当日情報を含むものであってもよい。
【0107】ここで、当店情報が記憶されている場合に
は、当該カード受付機4に以前に挿入された遊技カード
3に関する情報を記憶するカード累積メモリが満杯かど
うかを判断する(S8i)。すなわち、カード累積メモ
リには、複数の遊技カード3に関する情報、例えば10
枚の遊技カード3の情報を記憶することができ、この記
憶エリアが満杯かどうかを判断する。本実施形態では、
このカード累積メモリが、前情報媒体情報記憶手段とし
て機能する。
【0108】なお、カード蓄積メモリは、上記した外部
記憶装置76により構成される。
【0109】そして、カード累積メモリが満杯でない場
合には、カード累積メモリに、遊技カード3に記憶され
たカードナンバー及び残高等の情報を記憶する(S8
j)。
【0110】一方、カード累積メモリが満杯の場合に
は、最古のメモリエリアに、遊技カード3に記憶された
カードナンバー及び残高等の情報を上書きして記憶する
(S8k)。
【0111】次に、カード排出処理を行って、正常ラン
プ63を点灯させながら、遊技カード3を遊技カード挿
入口61からカードリーダライタ67の外へ排出し(S
8l)、外部記憶装置76へ、当該遊技カード3に関す
る情報を記憶して(S8m)、処理を復帰する。
【0112】また、上記したカードホールド中の判断処
理(S8a)において、不正カードを保持中であると判
断されたときには、遊技店員等により解除スイッチ78
が操作されたかどうかを判断する(S8n)。
【0113】そして、解除スイッチ78が操作されてオ
ンとなると、カード排出処理を行って、遊技カード3を
遊技カード挿入口61からカードリーダライタ67の外
へ排出して(S8o)、処理を復帰する。
【0114】また、上記した当店情報判断処理(S8
h)において、当店情報が記憶されていないと判断され
た場合には、図12に示すように、カード累積メモリに
記憶した情報を読み込み(S8p)、新たに挿入された
遊技カード3に記憶されたカードナンバー及び残高等の
情報と、累積カードメモリから読み込んだ情報とを比較
し、新たに挿入された遊技カード3が改竄されたもので
あるかどうかを判定する(S8q)。この遊技カード3
の改竄の判定は、判定手段において行われる。
【0115】ここで、遊技カード3が正規なものである
と判定された場合、すなわち、遊技カード3から読み込
んだ情報と、カード累積メモリから読み込んだ情報とが
一致しなかった場合には、カード累積メモリが満杯かど
うかを判断する(S8r)。
【0116】そして、カード累積メモリが満杯でない場
合には、カード累積メモリに、遊技カード3に記憶され
たカードナンバー及び残高等の情報を記憶する(S8
s)。
【0117】一方、カード累積メモリが満杯の場合に
は、最古のメモリエリアに、遊技カード3に記憶された
カードナンバー及び残高等の情報を上書きして記憶する
(S8t)。
【0118】次に、遊技カード3に当店情報を書き込ん
で、遊技カード3を当該遊技店2において使用可能とし
(S8u)、カード更新情報を通信メモリへセットし
(S8v)、カード排出処理を行って、正常ランプ63
を点灯させながら、遊技カード3を遊技カード挿入口6
1からカードリーダライタ67の外へ排出し(S8
w)、外部記憶装置76へ当該遊技カード3に関する情
報を記憶して(S8x)、処理を復帰する。
【0119】一方、遊技カード3が改竄された不正なも
のであると判定された場合、すなわち、遊技カード3か
ら読み込んだ情報と、カード累積メモリから読み込んだ
情報とが一致した場合には、遊技カード3をカードリー
ダライタ67内に保持し(S8y)、エラー情報を通信
メモリにセットし(S8z)、不正報知ランプ64を点
灯する等の不正報知処理(S8α)を行って処理を復帰
する。
【0120】このように、遊技カード3から読み込んだ
情報と、カード累積メモリから読み込んだ情報とが一致
した場合に、遊技カード3が改竄されたものと判断する
のは、上記したカード式玉貸機5における処理と同様の
理由からである。
【0121】なお、通信メモリにセットされたエラー情
報は、上記した通信処理(S9)において、中継装置1
2を介してカードデータ転送装置13に送信される。
【0122】また、エラー情報の送信による不正の報知
は、カードデータ転送装置13に対してのみ行うのでは
なく、遊技店2の管理装置9に対してもエラー情報を送
信するように構成してもよい。なお、当店情報のあるカ
ードについても、カード式玉貸し機5における前記処理
と同様にチェックしてもよい。
【0123】以上説明した実施形態では、遊技カード3
を使用してパチンコ機1において遊技を行うプリペイド
カード式の遊技システムに対して、改竄情報媒体検出装
置を使用した場合ついて説明したが、本発明に係る改
竄情報媒体検出装置は、他の遊技機、例えば、いわゆる
パチスロ遊技機,アレンジボール式遊技機,スロットマ
シン,雀球遊技機等を設置した遊技店においても使用す
ることができるとともに、プリペイドカードやICカー
ド等を使用した他のシステム、例えば、電話機,鉄道の
切符販売機等に対しても使用することができる。
【0124】
【発明の効果】本発明は、上記した構成からなるので、
以下に説明するような効果を奏することができる。請求
項1記載の発明では、少なくとも識別情報と価値情報と
を記録可能な情報媒体に対する情報の改竄を検出する装
置であって、情報媒体の装着時における識別情報と価値
情報とを記憶する第1カードメモリと、価値情報である
残高がないと判断されて情報媒体を排出する場合に、前
記第1カードメモリに記憶された識別情報と価値情報と
を記憶する第2カードメモリと、新たに情報媒体が装着
された場合に、前記第1カードメモリに新たな情報媒体
の識別情報と価値情報とが記憶され、当該第1カードメ
モリに記憶された新たな情報媒体の情報と、前記第2カ
ードメモリに記憶されている情報との同一性を判定する
判定手段と、前記判定手段における判定結果が一致した
場合には、新たに装着された情報媒体を、情報が改竄さ
れた改竄情報媒体として検出する検出手段とを備えたの
で、既存の装置に対して大幅な改造を行うことなく、
一のデータをコピーして改竄された情報媒体を検出する
ことが可能な改竄情報媒体検出装置を容易に提供するこ
とができる
【0125】請求項記載の発明では、検出手段は、改
竄情報媒体が使用された場合に、この改竄情報媒体を情
報媒体利用装置内に保持しているので、改竄された情報
媒体を継続して使用することが不可能となり、改竄され
た情報媒体による被害を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技店における遊技機等の概略配置を説明した
ブロック図である。
【図2】遊技店における遊技機等の概略配置を具体的に
説明した説明図である。
【図3】パチンコ機及びカード式玉貸機の斜視図であ
る。
【図4】カード式玉貸機を電気的に制御する玉貸機制御
装置の概略構成を示したブロック図である。
【図5】カード式玉貸機における玉貸処理の手順を示し
たフローチャートである。
【図6】図5に示したカードプレイ処理の手順を示した
フローチャートである。
【図7】図6に示した玉貸処理の手順を示したフローチ
ャートである。
【図8】カード受付機の正面図である。
【図9】カード受付機を電気的に制御するカード受付機
制御装置の概略構成を示したブロック図である。
【図10】カード受付機における遊技カードの受付処理
の手順を示したフローチャートである。
【図11】図10に示したカードチェック処理の手順を
示したフローチャートである。
【図12】図10に示したカードチェック処理の手順を
示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 遊技店 3 遊技カード 4 カード受付機 5 カード式玉貸機 6 カード発行機 7 球計数機 8 景品POS 9 管理装置 10 監視カメラ 11 スピーカ 12 中継装置 13 カードデータ転送装置 14 電気的配線 15 電話回線 16 カード発行会社に設置した管理装置 17 内枠 20 外枠 21 内枠 22 窓部 23 遊技盤 24 上皿 25 下皿 26 発射操作ハンドル 27 カード残額表示器 28 玉貸スイッチ 29 返却スイッチ 30 カード式玉貸機本体 31 通信制御装置 32 通信部 33 表示ランプ 34 遊技カード挿入口 35 不正報知ランプ 36 カードリーダライタ 40 玉貸機制御装置 41 CPU 42 ROM 43 RAM 44 クロック発生器 45 I/Oインターフェイス 46 外部記憶装置 47 リセットスイッチ 48 解除スイッチ 49 設定スイッチ 50 排出制御装置 60 カード受付機本体 61 遊技カード挿入口 62 装飾ランプ 63 正常ランプ 64 不正報知ランプ 65 通信制御装置 66 通信部 67 カードリーダライタ 70 カード受付機制御装置 71 CPU 72 ROM 73 RAM 74 クロック発生器 75 I/Oインターフェイス 76 外部記憶装置 77 リセットスイッチ 78 解除スイッチ 79 設定スイッチ 80 サウンドジェネレータ 81 アンプ 82 スピーカ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも識別情報と価値情報とを記録
    可能な情報媒体に対する情報の改竄を検出する装置であ
    って、情報媒体の装着時における識別情報と価値情報とを記憶
    する第1カードメモリと、 価値情報である残高がないと判断されて情報媒体を排出
    する場合に、前記第1カードメモリに記憶された識別情
    報と価値情報とを記憶する第2カードメモリと、 新たに情報媒体が装着された場合に、前記第1カードメ
    モリに新たな情報媒体の識別情報と価値情報とが記憶さ
    れ、当該第1カードメモリに記憶された新たな情報媒体
    情報と、前記第2カードメモリに記憶されている情報
    との同一性を判定する判定手段と、 前記判定手段における判定結果が一致した場合には、新
    たに装着された情報媒体を、情報が改竄された改竄情報
    媒体として検出する検出手段と、 を備えたことを特徴とする改竄情報媒体検出装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、装着された改竄情報媒
    体を保持することを特徴とする請求項1に記載の改竄情
    報媒体検出装置。
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