JP3719788B2 - カード式遊技システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遊技店側で行われる営業時間外の不正な玉貸しを防止可能にしたカード式遊技システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技機の隣にカード式玉貸し装置を設置して、該カード式玉貸し装置のカード挿入口に有価価値情報が記録されているプリペイドカード(遊技カード)を挿入して有価価値情報を遊技球に変換して遊技を可能にするカード式遊技システムが一般的である。
【0003】
従来のカード式遊技システムにおいては、遊技機に備えられている玉排出装置とカード操作部とに、カード式玉貸し装置が接続されており、例えば、遊技者が玉貸しのためにカード操作部を操作した場合、カード操作部からカード式玉貸し装置に所定の信号が入力され、カード式玉貸し装置は入力された信号に基づき遊技機の玉排出装置に対して所定の遊技球の排出命令信号を送信して、玉排出装置は遊技球の排出を行う。そして、遊技者がカードの排出操作を行った場合やカードの残度数が0になった場合には、カード式玉貸し装置はカードの有価価値情報を書き換えて返却を行っている。
【0004】
また、カード式玉貸し装置が、中継装置及びカードデータ転送装置と赤外或いはケーブルにより接続されるとともに、該中継装置とカードデータ転送装置を介して遊技店外部のカード会社に電話回線で接続されることで、上記玉貸し情報等をカード会社に対して送信可能となっている。
【0005】
一方、このような従来のカード式遊技システムでは、遊技店はカード会社より遊技カードを購入し、遊技カードの金額(現行では1000円と3000円)に応じた代金とカード自体の代金(14円)を支払い、遊技店は当該遊技店における遊技カードの使用による玉貸し金額をカード会社に請求して(玉貸し情報を送信して)支払いを受ける構成になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
現在、テレホンカードの改竄と同様に、プリペイドカード(遊技カード)の改竄も数多く発生して、カード会社が甚大な不利益を被る事態が発生している。
【0007】
現在出回っている改竄カード(不正カード)としては、帰零したカードに再度不正に有価価値情報を書き込みパンチ穴を塞いだものや、度数の減らない情報を書き込んだもの(これは、カード会社のテスト用カードの情報を書き込んでいるらしい)などがあり、場合によっては、使用済みのカードを使用したものではなく、新たに作られた不正カードも出回っているようである。
【0008】
一方、不正の手口としては、例えば、不正カードを使用して遊技を行い、その間に連続的に玉貸しを続けて多量の遊技球を排出させ、そうして得られた遊技球を景品(或いは現金)に交換する方法がある。
【0009】
従来のカード式遊技システムにおいては、このような不正カードの使用による玉貸しによりカード会社のみが不利益を被り、遊技店側は不正カードの使用による玉貸し分についてもカード会社に請求できるので何ら不利益を被ることがない。それどころか、不正カードの使用により見かけ上の売り上げが向上し、カード会社に不正カードの使用による玉貸し分も請求できるので、心無い遊技店においては、不正カードの使用を見逃したり、更には、遊技店も絡んでの不正行為を行っている場合がある。
【0010】
この場合、遊技店側で行う不正行為としては、例えば、遊技店側で不正カードを用意してそのカードを使って不正な玉貸しを行ったりするものがある。そして、このような不正な玉貸しは営業時間内だけではなく、営業時間外や定休日などに行われたりする場合も発生している。
【0011】
以上のような課題を解決するために、この発明は、カード式遊技システムにおいて、遊技店の営業時間を遊技店以外の外部装置(カード会社等)によって設定し、営業時間外の玉貸し情報の送信を無効化することにより、遊技店側で行われる遊技カードを使用した営業時間外の不正な玉貸しを防止可能にした。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、技カードに記録された有価価値情報を遊技媒体に変換するための情報を送る遊技媒体貸出装置と、
前記遊技媒体貸出装置から遊技媒体に変換するための情報を受けて遊技媒体を排出するとともに、該遊技媒体により遊技が可能な遊技機と、
前記遊技媒体貸出装置から遊技媒体の貸出に関連した情報を受信し、該受信した遊技媒体の貸出に関連した情報を遊技店外の外部装置に対して送信するカード関連情報送信装置と、
を備えたカード式遊技システムにおいて、
前記カード関連情報送信装置は、
遊技店における基準時刻を計時する時刻計時手段と、
営業時間を設定する営業時間設定手段と
前記時刻計時手段により計時される基準時刻及び前記営業時間設定手段で設定された営業時間に基づき、前記遊技媒体の貸出が営業時間内に行われているかどうかを判定する遊技媒体貸出時間判定手段と、
前記遊技媒体貸出時間判定手段により、前記営業時間外での遊技媒体の貸出であると判定された場合に、前記外部装置への当該遊技媒体の貸出に関連した情報の送信を無効化するカード関連情報送信無効化手段と、
を備え
前記カード関連情報送信装置は、前記外部装置から営業時間データ及び時間値を受信することにより時間合わせを行い、前記営業時間設定手段で設定される営業時間及び時刻計時手段による基準時刻を不正に変更することを防止するようにしたことを特徴とする。
【0013】
この請求項1記載の発明によれば、時刻計時手段により計時される基準時刻及び営業時間設定手段で設定された営業時間に基づき、遊技媒体の貸出が営業時間内に行われているかどうかを遊技媒体貸出時間判定手段が判定し、遊技媒体貸出時間判定手段により、営業時間外での遊技媒体の貸出であると判定された場合に、外部装置への遊技媒体の貸出に関連した情報の送信をカード関連情報送信無効化手段が無効化し、カード関連情報送信装置が、外部装置から営業時間データ及び時間値を受信することにより時間合わせを行い、営業時間設定手段で設定される営業時間及び時刻計時手段による基準時刻を不正に変更することを防止する
【0014】
その結果、営業時間外の不正カードによる玉貸しを防止でき、カード会社が不利益を被らなくて済むようになる。
【0015】
ここで、遊技機は、パチンコ遊技機、パチコン機及び雀球遊技機などの弾球遊技機、パチスロ機、スロットマシーンなど、どのような遊技機であってもよい。
【0016】
有価価値情報は、例えば、金額などに関する情報である。
【0017】
遊技媒体は、パチンコ遊技機などの弾球遊技機にあっては遊技球であり、パチスロ機などにあってはコインである。尚、封入式遊技機の場合は、遊技を可能にする情報である、遊技媒体情報となる。
【0018】
外部装置は、例えば、カード会社(外部監視装置)などである。
【0019】
遊技媒体貸出装置は、例えば、パチンコ遊技システムにおいては、カード式玉貸し装置のことである。
【0020】
遊技カード(プリペイドカード)は、磁気カードやICカード等である。
【0021】
請求項2記載の発明は、遊技カードに記録された有価価値情報を遊技媒体に変換するための情報を送る遊技媒体貸出装置と、
前記遊技媒体貸出装置から遊技媒体に変換するための情報を受けて遊技媒体を排出するとともに、該遊技媒体により遊技が可能な遊技機と、
前記遊技媒体貸出装置から遊技媒体の貸出に関連した情報を受信し、該遊技媒体の貸出に関連した情報を遊技店外の外部装置に対して送信するカード関連情報送信装置と、
を備えたカード式遊技システムにおいて、
前記カード関連情報送信装置は、
遊技店における基準時刻を計時する時刻計時手段と、
営業時間を設定する営業時間設定手段と、
を備え、
前記カード関連情報送信装置は、
前記外部装置から営業時間データ及び時間値を受信することにより時間合わせを行い、前記営業時間設定手段で設定される営業時間及び時刻計時手段による基準時刻を不正に変更することを防止するようにし、
且つ、前記時刻計時手段により計時される基準時刻及び前記営業時間設定手段で設定された営業時間に基づき、営業時間外になった場合に前記遊技媒体貸出装置に時間外情報を送信するように構成し、
前記遊技媒体貸出装置は、
前記時間外情報を受信した場合に、遊技媒体の貸出行為を禁止するようにしたことを特徴とする。
【0022】
この請求項2記載の発明によれば、カード関連情報送信装置が、外部装置から営業時間データ及び時間値を受信することにより時間合わせを行い、営業時間設定手段で設定される営業時間及び時刻計時手段による基準時刻を不正に変更することを防止し、且つ、時刻計時手段により計時される基準時刻及び営業時間設定手段で設定された営業時間に基づき、営業時間外になった場合に遊技媒体貸出装置に時間外情報を送信し、遊技媒体貸出装置が、時間外情報を受信した場合に、遊技媒体の貸出行為を禁止するので、予め設定されている営業時間、或いは玉貸し行為の発生時間を計る基準時間を、遊技店側が変更するといった不正行為を防止でき、その結果、遊技店による不正カードを使用した営業時間外(定休日も含む)の玉貸しが確実に防止できるので、カード会社が不利益を被らなくて済むようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わるカード式遊技システムの実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
【0026】
[第1の実施の形態]
先ず、図1〜図6において、この発明の構成に関する説明を行う。
【0027】
図1はこの発明の実施の形態に係わるカード式遊技システムのシステム図である。
【0028】
図1に示すように、遊技店側のカード式遊技設備(破線図内)のシステムは、大きく分けて、2系統からなっている。
【0029】
1系統は、遊技機10,10,・・、計数機11、景品交換POS12、及び、それら装置から送られてくる遊技媒体や遊技状態に関する情報を店側が統括管理する管理装置40などからなり、店全体の遊技球の流れや球数それに各遊技機の遊技状態を把握する系統である。
【0030】
各遊技機10,10,・・からは、玉貸し数、打ち込み球数、及び各遊技機の遊技状態、などに関する情報が、球計数機11からは、遊技者が持ち玉を球計数機で景品交換チケットと交換した球数に関する情報が、景品交換POS12からは、遊技者が持ち玉を景品と交換した球数に関する情報が、それぞれ管理装置40に対して送信され、これを店側が集中管理する。また、管理装置40はカードデータ転送装置30との間でデータのやりとりを行う。
【0031】
もう1系統は、カード式玉貸し装置(カード式玉貸し機)20,20,・・、カード発行機21、カード受付機22、及び、それら装置からのデータを、副中継装置32、主中継装置31(以下、中継装置31,32と記す場合がある)を介して収集しカード会社に送信するカードデータ転送装置(T−BOX)30からなり、カード及びカードを使用した玉貸しに関する情報を把握する系統である。
【0032】
カード式玉貸し装置20,20,・・からは、玉貸しに関する情報が、カード発行機21からは、発行したカードの種類や枚数に関する情報が、カード受付機22からは、受け付けたカードが正規のものかどうかに関する情報が、カードデータ転送装置30に対して、副中継装置32及び主中継装置31を介して送信される。カードデータ転送装置30は、前記の情報を、電話回線などを通じてカード会社(外部装置)50へ送信する。そして、カード会社50側は、その送られてきたデータを基にして、カードによる玉貸し額(遊技店に支払う額)を把握することができる。
【0033】
図2は、図1のカード式遊技システムにおける主要構成要素の斜視図である。
【0034】
島設備60には、遊技機10,10,・・、及び各遊技機に付設されたカード式玉貸し装置(カード式玉貸し機)20,20,・・、が設置され、また、カード式玉貸し装置20,20,・・、カード発行機21、並びにカード受付機22などからのデータを、カードデータ転送装置30に送信するための中継装置31,32が設置されている。
【0035】
カード発行機21は、遊技者が、遊技をするためのプリペイドカード(以下、遊技カード又はカード)を購入する装置で、また、発券したカードに関する情報(カード種別や枚数など)を、中継装置31,32を通してカードデータ転送装置30に送信する。
【0036】
カード受付機22は、カードが正規のものか偽造されたものかを判定するため店内に設置された装置で、結果は中継装置31,32を通してカードデータ転送装置30に送信する。
【0037】
管理装置40は、遊技機10,10,・・からは、玉貸し数、打ち込み球数、及び遊技状態に関する情報を、球計数機11からは、景品交換チケットと交換された遊技球に関する情報を、景品交換POS12からは、景品と交換された遊技球に関する情報を、受信し、また、それら装置に対してデータを送信して、店全体を統括管理及び運営する役割を果たしている。この他にも、カードデータ転送装置30を介してカード会社50と不正監視や運営に関した情報のやり取りを行っている。
【0038】
カードデータ転送装置30は、カード会社50に、集計されたカードによる玉貸し情報を送り、また、カード会社50からの情報(時刻監視情報等)を遊技店側の各装置に転送する働きをする。詳細な情報のやり取りに関しては図9カードデータ転送装置のメインフローの説明を参照のこと。
【0039】
図3は、遊技機10とそれに付設されたカード式玉貸し装置(カード式玉貸し機)20を示す斜視図である。
【0040】
遊技機10は、遊技カードによって玉貸しが行われるカード式遊技機であり、例えば、1種のパチンコ遊技機などである。
【0041】
遊技機10の上皿にはカード操作部100が設置されており、該カード操作部100は、玉貸しスイッチ100a、返却スイッチ100b、カード残度表示器100c、及び玉貸し有効表示器100dから構成されている。
【0042】
また、遊技機10は、玉排出信号(玉貸し完了情報)や各遊技状態に対応した遊技状態信号を外部(カード式玉貸し装置20や管理装置40)に出力する信号出力手段を備えている。
【0043】
カード式玉貸し機20は、付設された遊技機10からの玉排出信号の入力手段を備え、また、該カード式玉貸し機20の玉貸しに関する情報を、赤外通信あるいはケーブル通信によって外部に出力する手段を備えている。
【0044】
図3に示されているカード式玉貸し機20は、赤外通信によって外部と通信を行うための通信部(通信制御装置205)を備えた機種で、カードによる玉貸し情報は、通信部から副中継装置32を介して主中継装置31に赤外送信され、主中継装置31からカードデータ転送装置30にシールド線によってケーブル送信される。そして、カードデータ転送装置30は、送られてきた情報をカード会社50に対して電話回線を通じて送信する。
【0045】
図4は、遊技機10がパチンコ遊技機である場合の遊技盤71の正面図である。
【0046】
図4に示す遊技盤71はいわゆる第1種のパチンコ遊技機のものである。
【0047】
この遊技盤71のガイドレール72で囲まれた遊技領域73には、特別図柄の可変表示装置(補助遊技装置)74、特別変動入賞装置(変動入賞装置)75、普図始動ゲート(普図始動入賞口)76,76、普通図柄の可変表示装置(普通図柄表示装置)77、一般入賞口78,78,・・・、特図始動口を兼ねた普通変動入賞装置79、風車とよばれる方向変換部材80,80,・・・、サイドランプ81,81,・・・、障害釘82,82,・・・、などが配設されている。
【0048】
そして、特別図柄の可変表示装置74には例えば液晶表示画面などによって構成される可変表示部74a、特図始動記憶表示器74b,74b,・・・等が設けられ、普図始動ゲート76,76の下方には普図始動記憶表示器76a,76a,・・・が配設されている。
【0049】
普通変動入賞装置79の左右一対の開閉部材79a,79aは、常時は遊技球1個分受け入れうる間隔を開けた状態に閉じているが、普通図柄表示装置77の普図可変表示遊技の結果如何によって、逆「八」の字状に開いて遊技球を受け入れやすい状態に変化するようになっている。
【0050】
特別変動入賞装置(変動入賞装置)75は開閉扉75aによって開閉される大入賞口75bを備えている。開閉扉75aは常時は閉じているが、特別図柄の可変表示装置74の可変表示部74aにおける可変表示遊技の結果如何によって、開放されるようになっている。
【0051】
次に、始動入賞、可変表示遊技のスタート、リーチ状態、大当たり状態、確率変動状態等の各種遊技状態について説明する。
【0052】
遊技領域73中に打ち込まれた遊技球が普通変動入賞装置79に入賞(始動入賞)すると、その入賞が内部の特図始動スイッチ79bに検出されて、可変表示装置74の可変表示部74aにおいて可変表示遊技が開始される。そして、この可変表示遊技の、左、中、右の図柄が順に停止される過程において、大当たりを発生させる可能性のある停止表示態様(例えば、「1,1,−」、「2,2,−」、「3,3,−」などの)となった場合には、それらリーチの態様に応じてリーチ表示態様に変換される。
【0053】
特別図柄の可変表示遊技(補助遊技)において、このような(例えば、右の図柄だけが可変表示される)リーチ表示態様になっている場合の遊技状態をリーチ状態という。
【0054】
そして、この特別図柄の可変表示遊技(補助遊技)の結果として、その停止図柄が大当たりを発生させる所定の停止表示態様(特定結果態様)、例えば、「1,1,1」、「2,2,2」、「3,3,3」などのぞろ目、となった場合には、大当たりの状態(特別遊技状態)が発生する。
【0055】
この特別遊技状態は、特別変動入賞装置(変動入賞装置)75の開閉扉75aが所定時間開放されて閉じるサイクルを1サイクル(ラウンド)とし、各サイクル(ラウンド)中遊技者が大入賞口75b中の継続入賞領域の継続スイッチに検出されることを条件に所定サイクル(例えば、16ラウンド)まで継続される遊技である。ただし、各サイクル(ラウンド)中、大入賞口75bに遊技球が所定個数(例えば、10個)入賞(カウント)したときはその時点でそのサイクル(ラウンド)を終了する。
【0056】
図5は、遊技機10とそれに付設したカード式玉貸し装置(カード式玉貸し機)20の内部装置、及び内部装置間の玉貸し情報及び遊技情報に関する信号のやり取りの詳細、を示したブロック図である。
【0057】
遊技機10の内部装置には、玉貸しスイッチ100a、返却スイッチ100b、カード残度表示器100c、玉貸し有効表示器100d、排出制御装置(玉貸し情報を受け、玉貸し完了情報を送る)101、役物制御装置(遊技情報を送る)102、等がある。
【0058】
カード式玉貸し装置20の内部装置には、CPU200、ROM201、RAM202、クロック203、I/Oインターフェース204、通信制御装置205、カードR/W装置206、外部記憶装置207、リセットスイッチ208、玉貸し額設定スイッチ209、報知ランプ210等がある。
【0059】
遊技機10とカード式玉貸装置20間のデータの受け渡しは、カード式玉貸し装置20に備わったI/Oインターフェース204を通じて行われる。
【0060】
遊技機10からカード式玉貸し装置20へ送られる情報には、遊技者の玉貸しスイッチ100aの操作による玉貸し要求の情報、遊技者の返却スイッチ100bの操作によるカード返却要求の情報、排出制御装置101が玉貸しを完了したことを知らせる玉貸完了情報、などがある。
【0061】
カード式玉貸し機20から遊技機10へ送られる情報には、カード残度表示器100cに対する遊技カードの残度数に関する情報、玉貸有効表示器100dに対する玉の貸出が有効状態であるかどうかに関する情報、排出制御装置101に対する玉貸しのための玉排出命令情報、などがある。
【0062】
カード式玉貸し機20は内部に、I/Oインターフェース204、中央演算処理装置CPU200、リードオンリーメモリROM201、ランダムアクセスメモリRAM202、クロックジェネレータであるクロック203、を備え、自身で演算処理する能力を有している。
【0063】
通信制御装置205は、カード式玉貸し機20が中継装置を介してカードデータ転送装置30と赤外通信を行う為の通信部である。
【0064】
カードR/W装置206は、残度数情報、セキュリティー情報、当店情報などをカードから読み取り、また、玉貸しによる残度数情報などをカードに書き込む装置である。
【0065】
外部記憶装置207は、中央演算処理装置CPU200、ROM201、RAM202、クロック203からなるカード式玉貸し機20の内部コンピュータ部のデータ記憶装置であり、I/Oインターフェース204を通じて読み込み書き込みが行われる。
【0066】
リセットスイッチ208は、不正が行われたと判定され遊技機が遊技不能状態になった場合に、このリセットスイッチの操作により、遊技可能状態に復帰する。
【0067】
玉貸し額設定スイッチ209は、遊技機の玉貸しスイッチ一回の操作によって貸し出される遊技球の額を設定するスイッチである。
【0068】
報知ランプ210は、遊技状態に異常が起こったり、不正が行われたときに、外部(店側)に知らせるためのランプである。
【0069】
図6は、カードデータ転送装置30の内部構成装置及び各内部構成装置間の信号のやり取りを記載したブロック図である。
【0070】
カードデータ転送装置30は、CPU300、RAM301、ROM302、クロック303、時計IC304、I/Oインターフェース305、通信制御装置(遊技店外用)306、通信制御装置(遊技店内用)307、外部記憶装置308、表示装置309、入力装置310、プリンター311、記憶装置312などから構成される。
【0071】
カードデータ転送装置30は、CPU300、RAM301、ROM302を備え、自身で演算処理する能力を有している。
【0072】
クロック303は、CPU300が演算処理を行うときのクロックを発生させる装置で、時計IC304もクロック303のクロック信号によって同期をとっている。
【0073】
時計IC304は、基準となる時間値である基準時刻をカード会社50から受信し、その基準時刻を計時する装置である。そして、CPU300がその基準時刻により営業時間外の不正玉貸しを判定する。即ち、この時計IC304によって、遊技店側での営業時間を監視する基準時刻の変更をできなくできる。
【0074】
インターフェース305は、管理装置40、(中継装置31,32を介して)カード式玉貸し装置20、及びカード会社50とカードデータ転送装置30の内部装置を繋いで、各種データのやり取りを行えるようにする。
【0075】
通信制御装置(遊技店外用)306は、カードデータ転送装置30が外部装置であるカード会社50と電話回線を通じた各種通信の制御を行う装置である。
【0076】
通信制御装置(遊技店内用)307は、カードデータ転送装置30が遊技店内の管理装置40やカード式玉貸し装置20とケーブル通信或いは赤外通信によって行う各種通信を制御する装置である。
【0077】
外部記憶装置308は、カードデータ転送装置30が、カード会社50、管理装置40、及びカード式玉貸し装置20等から受信した各種データを記憶する外部記憶装置である。
【0078】
表示装置309は、例えば、CRTディスプレイや液晶パネル等によって構成された、カードデータ転送装置30への各種通信情報を表示する装置である。
【0079】
入力装置310は、例えば、キーボード等によって構成された、データや指示を入力する外部装置である。
【0080】
プリンター311は、カードデータ転送装置が受信した各種通信情報をプリンタ出力する装置である。
【0081】
記憶装置312は、カードデータ転送装置30が、カード会社50、管理装置40、及びカード式玉貸し装置20等から受信した各種データを記憶する(内部)記憶装置である。
【0082】
次に、図7〜図9において、この発明に係わるカード式遊技システムの実際の動作形態について説明する。
【0083】
図7は、カード式玉貸し装置20によって行われる制御処理のメインフローを示す図である。
【0084】
電源が投入されると、先ず、ステップS1で自己診断処理が行われる。この処理では、玉貸し装置内の各装置間のI/Oインターフェースのチェック及びメモリのチェック等を行い、次のステップS2に移行する。
【0085】
ステップS2の開店処理では、通信回線のテスト、初期化処理、玉貸しSW1回の入力での玉貸し額の設定等の設定処理等を行い、また、遊技機との通信の状態を監視して、通信状態が正常でないと起動しないよう設定されている。各項目に異常がなければ装置が起動し、ステップS3に移行する。
【0086】
ステップS3のカードプレイ処理では、カード式玉貸し装置20に遊技カードを挿入するとカード情報を読み込んで改竄や偽造がないかチェックし、遊技の玉貸し情報の読み書き処理をカードに行う。また、カードに関するエラー情報、及び玉貸し情報を通信メモリにセットし次のステップS4通信処理に移行する。
【0087】
ステップS4の通信処理では、ステップS3のカードプレイ処理によって得られた、遊技カードに関するエラー情報及び玉貸し情報をT−BOX(カードデータ転送装置30)へデータ送信し、次のステップ5に移行する。
【0088】
ステップ5の連続玉貸し防止処理では、各玉貸し間に玉貸し無効時間を設け、連続した玉貸しを防止する。
【0089】
そして、ステップS5からステップS3にリターンされ、以降この間の処理を繰り返す。
【0090】
図8は、カードデータ転送装置30の行なう制御処理のメインフローのフローチャートである。
【0091】
装置の電源がONにされると、先ず、ステップR1において自己診断処理が行われる。
【0092】
自己診断処理では、I/O通信のチェック、メモリチェック、ハードディスクチェック、バッテリーバックアップチェック、割り込みタイマーの初期化、アクセス来歴印字、14日以前のデータをハードディスクから消去、営業時間のチェック、時間外の玉貸しを監視するための基準時間、及び営業時間の設定値が正規に設定されたものであるかのチェック、等の処理を行い、次のステップR2に移る。
【0093】
尚、このとき、時間外の玉貸しを監視するための基準時間が正規に設定されたものでない場合には、業務不能にする(例えば、業務開始処理を行わないなどにより)。
【0094】
ステップR2では、業務開始処理が行われる。
【0095】
業務開始処理では、各中継器とのアドレス設定、開始スイッチの確認、日付の修正、ワークエリアのクリア、等の処理を行い、次のステップR3に移る。
【0096】
ステップR3では、カードデータ転送装置30に玉貸し装置20からの通信の割込が発生した場合は、ステップR4に移り、そうでない場合は、ステップR6に移る。
【0097】
ステップR4では、ステップR3で起こった通信の割込が営業時間外の玉貸しによるものである場合にはステップR6に移り、そうでない場合にはステップR5に移る。
【0098】
これは、カードデータ転送装置30内の時計IC304により、ステップR3で起こった通信の割込が予め設定されている営業時間外の玉貸しによるものであるかどうかを判定し、
営業時間外の玉貸しの場合にはカード会社50への送信データとして記憶しない(ステップR5を飛ばしてステップR6に移る)ためである。
【0099】
ステップR5では、ステップR3で営業時間外の玉貸しによるものでない割込が発生した場合に、各玉貸し装置20との通信処理を行うとともに、受信データをワークエリアに記録し、ステップR6に移る。
【0100】
ステップR6では、端末装置からの要求に基づき表示装置(CRT)309やプリンター311への出力処理を行い、ステップR7に移る。
【0101】
ステップR7では、遊技店の管理装置40との通信処理を行い、ステップR8に移る。
【0102】
ステップR8では、不正の判定があった場合(例えば、営業中の営業時間の設定値の変更や基準時刻の変更)には、不正情報の記憶、及び不正情報の送信をカード会社に行う。
【0103】
ステップR9では、カードデータ転送装置30の締めスイッチが、ONの場合ステップR10に移り業務終了処理を行い、OFFの場合ステップR3にリターンされる。
【0104】
ステップR10では、ステップR9で締めスイッチがONにされた場合、業務終了処理を行う。業務終了処理の詳細については次の図10業務停止処理のところで説明する。
【0105】
以上で、カードデータ転送装置30のメインフローは終了する。
【0106】
図9は、カードデータ転送装置30の業務停止処理のサブルーチンのフローチャートであり、メインフローのステップR10業務終了処理に当たる。
【0107】
カードデータ転送装置30の締めスイッチがONにされ業務停止処理が開始されると、先ず、ステップR20において割り込み禁止処理が行われる。
【0108】
割り込み禁止処理では、業務データを集計するために、各玉貸し装置からの通信割込を禁止し、ステップR21に移る。
【0109】
ステップR21では、メモリ上のワークエリアのデータを集計し、ステップR22へ移る。
【0110】
ステップR22では、ステップR21で集計したデータをプリンター311からプリントアウトし、ステップR23に移る。
【0111】
ステップR23では、ステップR21で集計したデータを閉店時間とともにハードディスクに記録し、ステップR24に移る。
【0112】
ステップR24では、カード会社50から通信があった場合には、次のステップR25に移り、なかった場合には、再度ステップR24に戻り、カード会社50からの通信を待つ。
【0113】
ステップR25では、カード会社50から通信があった場合に、ハードディスクの内容をカード会社50に送信し、ステップR26に移る。
【0114】
ステップR26では、カード会社50から正規な営業時間データを受信してステップR27に移る。
【0115】
これは、カード会社50から正規な営業時間データを受信することにより、営業時間データの変更を防止するためである。
【0116】
尚、営業時間は遊技店が予めカード会社に申告するか、或いは全店共通の営業に関する時間帯を決めておく、例えば、営業時間が10:00〜22:00の場合、9:30〜22:30迄の時間帯のデータを有効とし、営業時間の前後30分の余裕時間を設ける。これは、カード会社からカードデータ転送装置へデータが送られてくる迄にタイムラグがあるために、余裕時間を設けてその時間中のデータを有効と見なすためである。
【0117】
ステップR27では、カード会社50からカードデータ転送装置の時計IC304の時間値を受信しステップステップR28に移行する。これは、カード会社50とカードデータ転送装置の時計IC304との時間合わせを行うことにより、遊技店側での時計IC304の時間値の変更を防止するためである。
【0118】
ステップR28では、カード会社50にハードディスクの内容を送信した後、カード会社50からの確認コマンドがあった場合には、次のステップR29に移り、無かった場合には、ステップR24に戻りカード会社50からの通信を待つ。
【0119】
ステップR29では、カード会社50との通信日付時間データをハードディスクにアクセス来歴として記録し、ステップR30に移る。
【0120】
ステップR30では、カードデータ転送装置30を低消費電力モードにする。
【0121】
以上で、業務停止処理のサブルーチンは終了する。
【0122】
以上に述べたように、この発明に係わるカード式遊技システムにおいては、遊技店の営業時間の設定手段及び営業時間外の玉貸しの無効化手段を設けることにより、遊技店側で行われる営業時間外の不正な玉貸しを防止可能にし、それによりカード会社が不利益を被らずに済むようにした。
【0123】
尚、上記実施例の対応箇所を以下のように変更してもよい。
【0124】
・営業時間データや基準時間データの変更の防止を行うために、営業時間データや基準時間データをカード会社50に対して定期的に送信して、時間値の変更が行われていないかを監視するようにしてもよい。
【0125】
・基準時間はカードデータ転送装置30内の時計IC304により計時しなくても、CPU300により直接計時処理してもよい。
【0126】
・この実施例では、磁気カードのデータから実際に遊技球(実球)を貸し出すシステムであるが、ICカードによるシステム、或いは封入球を使用する遊技機によるシステムでもよい。
【0127】
[第2の実施の形態]
カード式遊技システムにおいて、遊技店側で行われる営業時間外の不正な玉貸しの防止手段は、第1の実施の形態で示したような手段の他、以下のような手段を用いてもよい。尚、このとき、遊技店側で行われる営業時間外の不正な玉貸しの防止手段以外は第1の実施の形態と同様とする。
【0128】
第2の実施の形態では、カード式玉貸し装置20によって行われる制御処理のメインフローのステップS3カードプレイ処理(図7記載)において以下(図10)に示すような制御処理を行うことで営業時間外の不正な玉貸しを防止する。
【0129】
図10は、カードプレイ処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0130】
先ず、ステップS10において、カード式玉貸し装置20に遊技カードの挿入があれば、ステップS11に移り、挿入がなければメインフローにリターンされる。
【0131】
ステップS11では、挿入された遊技カードのカード情報の読み込み処理を行いステップS12に移行する。
【0132】
ステップS12では、ステップS11で読み込んだカード情報の中のセキュリティ情報の正誤を判別し、正しければステップS15へ移り、間違った情報であればステップS13に移ってエラー情報を通信メモリにセットし、カードはステップS14排出処理(カード挿入口から排出)される。
【0133】
ステップS15では、ステップS11で読み込んだカード情報に、当店情報(該遊技店発行カードで有るとの情報、或いはカード受付機を通したかの情報)が有る場合はステップS16に移り、無い場合、カードはステップS14排出処理される。
【0134】
ステップS16では、ステップS15でカードに当店情報が有った場合にその情報の正誤を判別し、正しければステップS17に移り、間違った情報であればステップS13に移ってエラー情報を通信メモリにセットし、カードはステップS14で排出処理される。
【0135】
ステップS17では、営業時間外(或いは予め定められた時間外)になった場合に、T−BOX(カードデータ転送装置30)から送られた時間外情報をカードユニット(カード式玉貸し装置20)が受信した場合にはステップS18に移り、受信しなかった場合にはステップS20に移る。
【0136】
このとき、時間外情報とは、時間外の玉貸しを禁止する禁止指令情報のことである。
【0137】
ステップS18では、ステップS17において時間外情報を受信した場合に、カード式玉貸し装置20のカード挿入口に挿入されているカードがテストカードかどうかを判定し、テストカードでなければステップ14に移りカードは排出処理され、テストカードであればステップ19に移る。
【0138】
ステップS19では、ステップS18において挿入されているカードがテストカードであった場合には、テストカードによる玉貸し処理が行われる。
【0139】
尚、営業時間外でもテストカードの場合は玉貸しが行えるため、営業時間外での玉貸し動作のチェック等は従来通り可能である。この場合には、カード式玉貸し装置20からカードデータ転送装置30(即ち、カード会社50)への玉貸しに関するデータの送信は行われない。
【0140】
ステップS20では、ステップS17において時間外情報を受信しなかった場合に、挿入カードのカードデータ(カードの残度数など)を遊技機10のカードデータ表示器で7セグメント表示して、外部(遊技者)に知らせる。
【0141】
ステップS21では、表示されたカードデータを視認した遊技者が、返却スイッチを押さなかった(ONにしなかった)場合は次のステップS19に移り、押した(ONにした)場合はステップS27に移ってカード排出を行う。
【0142】
ステップS22では、前記遊技者が、玉貸しスイッチを押した(ONにした)場合ステップS23に移り、押さなかった(ONにしなかった)場合はステップS26に移る。
【0143】
ステップS23では、玉貸しスイッチがONにされた場合、遊技機の玉排出装置に玉の排出命令を出すための通信処理を行い、玉排出命令を受けた遊技機は玉の排出(玉貸し)を行うとともに、玉貸しが終了した場合に玉貸し完了信号が送信される。
【0144】
ステップS24では、ステップS23で行われた玉貸し情報を通信メモリにセットし、通信処理によってカードデータ転送装置30に送信できるようにする。
【0145】
ステップS25では、ステップS23で行われた玉貸し情報(残度数情報等)をカードに書き込みステップS26に移る。
【0146】
ステップS26では、カード残度数が0になっていればステップS27でカードの排出を行ってメインフローにリターンされ、そうでなければ直ちにメインフローにリターンされる。
【0147】
以上でカードプレイ処理のサブルーチンは終了する。
【0148】
以上に述べたように、第2の実施の形態に係わるカード式遊技システムにおいては、カード式玉貸し装置20によって行われる制御処理のメインフローのステップS3カードプレイ処理において、予め設定されている時間(営業時間等)外になった場合カードデータ転送装置30からカード式玉貸し装置20に時間外情報を送信し、時間外の送信を受けたカード式玉貸し装置20が玉貸しを禁止するとともにカードデータ転送装置30への(玉貸し)データの転送も行わないことにより、営業時間外の不正な玉貸しを防止する。
【0149】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、時刻計時手段により計時される基準時刻及び営業時間設定手段で設定された営業時間に基づき、遊技媒体の貸出が営業時間内に行われているかどうかを遊技媒体貸出時間判定手段が判定し、遊技媒体貸出時間判定手段により、営業時間外での遊技媒体の貸出であると判定された場合に、外部装置への遊技媒体の貸出に関連した情報の送信をカード関連情報送信無効化手段が無効化し、カード関連情報送信装置が、外部装置から営業時間データ及び時間値を受信することにより時間合わせを行い、営業時間設定手段で設定される営業時間及び時刻計時手段による基準時刻を不正に変更することを防止するので、遊技店において行われる玉貸しが営業時間内であるかどうかが判定でき、もし営業時間外(定休日も含む)の不正カードの使用による玉貸しであれば、その玉貸しに関するデータのカード会社に対する送信を無効化するため、不正カードによる玉貸しを防止でき、カード会社が不利益を被らなくて済むようになる。
【0150】
請求項2記載の発明によれば、カード関連情報送信装置が、外部装置から営業時間データ及び時間値を受信することにより時間合わせを行い、営業時間設定手段で設定される営業時間及び時刻計時手段による基準時刻を不正に変更することを防止し、且つ、時刻計時手段により計時される基準時刻及び営業時間設定手段で設定された営業時間に基づき、営業時間外になった場合に遊技媒体貸出装置に時間外情報を送信し、遊技媒体貸出装置が、時間外情報を受信した場合に、遊技媒体の貸出行為を禁止するので、予め設定されている営業時間、或いは玉貸し行為の発生時間を計る基準時間を、遊技店側が変更するといった不正行為を防止でき、その結果、遊技店による不正カードを使用した営業時間外(定休日も含む)の玉貸しを確実に防止できるので、カード会社が不利益を被らなくて済むようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係わるカード式遊技システムのシステム図である。
【図2】カード式遊技システムにおける主要なシステム構成設備の斜視図である。
【図3】カード式遊技システムにおけるパチンコ遊技機10とそれに付設されたカード式玉貸し装置20の前面斜視図である。
【図4】パチンコ遊技機10の遊技盤正面図である。
【図5】遊技機10とそれに付設したカード式玉貸し装置(カード式玉貸し機)20の内部装置、及び内部装置間の玉貸し情報及び遊技情報に関する信号のやり取りの詳細、を示したブロック図である。
【図6】カードデータ転送装置30の内部構成装置及び各内部構成装置間の信号のやり取りを記載したブロック図である。
【図7】カード式玉貸し装置20の制御処理のメインフローのチャートである。
【図8】カードデータ転送装置の制御処理のメインフローのチャートである。
【図9】カードデータ転送装置のメインフローのステップR10で行われるサブルーチン処理である業務停止処理(業務終了処理)のフローチャートである。
【図10】カード式玉貸し装置20のメインフローのステップS3で行われるサブルーチンであるカードプレイ処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10 遊技機
20 カード式玉貸し装置(遊技媒体貸出装置)
21 カード発行機
22 カード受付機
30 カードデータ転送装置
31 副中継装置
32 主中継装置
40 管理装置
50 カード会社(外部装置)
100 カード操作部
100a 玉貸しスイッチ
100b 返却スイッチ
100c カード残額表示器
100d 玉貸し有効表示器
101 排出制御装置
102 役物制御装置
205 通信制御装置
206 カードR/W装置
207 外部記憶装置
208 リセットスイッチ
209 玉貸額設定スイッチ
210 報知ランプ
304 時計IC
306 通信制御装置(遊技店外)
307 通信制御装置(遊技店内)
308 外部記憶装置
309 表示装置
310 入力装置
311 プリンター
312 記憶装置

Claims (2)

  1. 技カードに記録された有価価値情報を遊技媒体に変換するための情報を送る遊技媒体貸出装置と、
    前記遊技媒体貸出装置から遊技媒体に変換するための情報を受けて遊技媒体を排出するとともに、該遊技媒体により遊技が可能な遊技機と、
    前記遊技媒体貸出装置から遊技媒体の貸出に関連した情報を受信し、該受信した遊技媒体の貸出に関連した情報を遊技店外の外部装置に対して送信するカード関連情報送信装置と、
    を備えたカード式遊技システムにおいて、
    前記カード関連情報送信装置は、
    遊技店における基準時刻を計時する時刻計時手段と、
    営業時間を設定する営業時間設定手段と
    前記時刻計時手段により計時される基準時刻及び前記営業時間設定手段で設定された営業時間に基づき、前記遊技媒体の貸出が営業時間内に行われているかどうかを判定する遊技媒体貸出時間判定手段と、
    前記遊技媒体貸出時間判定手段により、前記営業時間外での遊技媒体の貸出であると判定された場合に、前記外部装置への当該遊技媒体の貸出に関連した情報の送信を無効化するカード関連情報送信無効化手段と、
    を備え
    前記カード関連情報送信装置は、前記外部装置から営業時間データ及び時間値を受信することにより時間合わせを行い、前記営業時間設定手段で設定される営業時間及び時刻計時手段による基準時刻を不正に変更することを防止するようにしたことを特徴とするカード式遊技システム。
  2. 遊技カードに記録された有価価値情報を遊技媒体に変換するための情報を送る遊技媒体貸出装置と、
    前記遊技媒体貸出装置から遊技媒体に変換するための情報を受けて遊技媒体を排出するとともに、該遊技媒体により遊技が可能な遊技機と、
    前記遊技媒体貸出装置から遊技媒体の貸出に関連した情報を受信し、該遊技媒体の貸出に関連した情報を遊技店外の外部装置に対して送信するカード関連情報 送信装置と、
    を備えたカード式遊技システムにおいて、
    前記カード関連情報送信装置は、
    遊技店における基準時刻を計時する時刻計時手段と、
    営業時間を設定する営業時間設定手段と、
    を備え、
    前記カード関連情報送信装置は、
    前記外部装置から営業時間データ及び時間値を受信することにより時間合わせを行い、前記営業時間設定手段で設定される営業時間及び時刻計時手段による基準時刻を不正に変更することを防止するようにし、
    且つ、前記時刻計時手段により計時される基準時刻及び前記営業時間設定手段で設定された営業時間に基づき、営業時間外になった場合に前記遊技媒体貸出装置に時間外情報を送信するように構成し、
    前記遊技媒体貸出装置は、
    前記時間外情報を受信した場合に、遊技媒体の貸出行為を禁止するようにしたことを特徴とするカード式遊技システム。
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