JPH1094662A - カード式遊技システム - Google Patents

カード式遊技システム

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JPH1094662A
JPH1094662A JP25069596A JP25069596A JPH1094662A JP H1094662 A JPH1094662 A JP H1094662A JP 25069596 A JP25069596 A JP 25069596A JP 25069596 A JP25069596 A JP 25069596A JP H1094662 A JPH1094662 A JP H1094662A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、遊技店の営業時間の設定手段及
び営業時間外の玉貸しの無効化手段を設けることによ
り、遊技店側で行われる営業時間外の不正な玉貸しを防
止可能にしたカード式遊技システムに関する。 【解決手段】 カード式遊技システムにおいて、遊技店
の営業時間を遊技店以外の外部装置(カード会社等)に
よって設定し、営業時間外の玉貸し情報の送信を無効化
することにより、もし営業時間外(定休日も含む)の不
正カードの使用による玉貸しであれば、その玉貸しに関
するデータのカード会社に対する送信を無効化すること
により、遊技店側で行われる遊技カードを使用した営業
時間外の不正な玉貸しを防止可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技店側で行わ
れる営業時間外の不正な玉貸しを防止可能にしたカード
式遊技システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、遊技機の隣にカード式玉貸し
装置を設置して、該カード式玉貸し装置のカード挿入口
に有価価値情報が記録されているプリペイドカード(遊
技カード)を挿入して有価価値情報を遊技球に変換して
遊技を可能にするカード式遊技システムが一般的であ
る。
【0003】従来のカード式遊技システムにおいては、
遊技機に備えられている玉排出装置とカード操作部と
に、カード式玉貸し装置が接続されており、例えば、遊
技者が玉貸しのためにカード操作部を操作した場合、カ
ード操作部からカード式玉貸し装置に所定の信号が入力
され、カード式玉貸し装置は入力された信号に基づき遊
技機の玉排出装置に対して所定の遊技球の排出命令信号
を送信して、玉排出装置は遊技球の排出を行う。そし
て、遊技者がカードの排出操作を行った場合やカードの
残度数が0になった場合には、カード式玉貸し装置はカ
ードの有価価値情報を書き換えて返却を行っている。
【0004】また、カード式玉貸し装置が、中継装置及
びカードデータ転送装置と赤外或いはケーブルにより接
続されるとともに、該中継装置とカードデータ転送装置
を介して遊技店外部のカード会社に電話回線で接続され
ることで、上記玉貸し情報等をカード会社に対して送信
可能となっている。
【0005】一方、このような従来のカード式遊技シス
テムでは、遊技店はカード会社より遊技カードを購入
し、遊技カードの金額(現行では1000円と3000
円)に応じた代金とカード自体の代金(14円)を支払
い、遊技店は当該遊技店における遊技カードの使用によ
る玉貸し金額をカード会社に請求して(玉貸し情報を送
信して)支払いを受ける構成になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在、テレホンカード
の改竄と同様に、プリペイドカード(遊技カード)の改
竄も数多く発生して、カード会社が甚大な不利益を被る
事態が発生している。
【0007】現在出回っている改竄カード(不正カー
ド)としては、帰零したカードに再度不正に有価価値情
報を書き込みパンチ穴を塞いだものや、度数の減らない
情報を書き込んだもの(これは、カード会社のテスト用
カードの情報を書き込んでいるらしい)などがあり、場
合によっては、使用済みのカードを使用したものではな
く、新たに作られた不正カードも出回っているようであ
る。
【0008】一方、不正の手口としては、例えば、不正
カードを使用して遊技を行い、その間に連続的に玉貸し
を続けて多量の遊技球を排出させ、そうして得られた遊
技球を景品(或いは現金)に交換する方法がある。
【0009】従来のカード式遊技システムにおいては、
このような不正カードの使用による玉貸しによりカード
会社のみが不利益を被り、遊技店側は不正カードの使用
による玉貸し分についてもカード会社に請求できるので
何ら不利益を被ることがない。それどころか、不正カー
ドの使用により見かけ上の売り上げが向上し、カード会
社に不正カードの使用による玉貸し分も請求できるの
で、心無い遊技店においては、不正カードの使用を見逃
したり、更には、遊技店も絡んでの不正行為を行ってい
る場合がある。
【0010】この場合、遊技店側で行う不正行為として
は、例えば、遊技店側で不正カードを用意してそのカー
ドを使って不正な玉貸しを行ったりするものがある。そ
して、このような不正な玉貸しは営業時間内だけではな
く、営業時間外や定休日などに行われたりする場合も発
生している。
【0011】以上のような課題を解決するために、この
発明は、カード式遊技システムにおいて、遊技店の営業
時間を遊技店以外の外部装置(カード会社等)によって
設定し、営業時間外の玉貸し情報の送信を無効化するこ
とにより、遊技店側で行われる遊技カードを使用した営
業時間外の不正な玉貸しを防止可能にした。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
遊技カードの挿入に基づき該遊技カードに記録された有
価価値情報を遊技媒体に変換して貸出可能な遊技媒体貸
出装置と、貸し出された遊技媒体により遊技を行うこと
が可能な遊技機と、遊技媒体の貸出に関連した情報を外
部装置に対して送信するカード関連情報送信装置と、を
備えたカード式遊技システムにおいて、遊技店における
基準時刻を計時する時刻計時手段と、営業時間を設定す
る営業時間設定手段と、前記時刻計時手段により計時さ
れる基準時刻及び前記営業時間設定手段で設定された営
業時間に基づき、前記遊技媒体の貸出が営業時間内に行
われているかどうかを判定する遊技媒体貸出時間判定手
段と、前記遊技媒体貸出時間判定手段により、前記営業
時間外での遊技媒体の貸出であると判定された場合に、
前記外部装置への当該遊技媒体の貸出に関連した情報の
送信を無効化するカード関連情報送信無効化手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0013】この請求項1記載の発明によれば、遊技カ
ードの挿入に基づき該遊技カードに記録された有価価値
情報を遊技媒体に変換して遊技媒体の貸出を行う遊技媒
体貸出装置と、該遊技媒体貸出装置によって貸し出され
た遊技媒体により遊技を行うことが可能な遊技機と、該
遊技媒体の貸出に関連した情報を外部装置に対して送信
するカード関連情報送信装置とを備えたカード式遊技シ
ステムにおいて、時刻計時手段により遊技店における基
準時刻を計時し、営業時間設定手段により営業時間を設
定することにより、遊技店において行われる玉貸しが営
業時間内であるかどうかが判定でき、また、時刻計時手
段により計時される基準時刻及び営業時間設定手段で設
定された営業時間に基づき遊技媒体貸出時間判定手段に
より遊技媒体の貸出が営業時間内に行われているかどう
かを判定し、該遊技媒体貸出時間判定手段によって営業
時間外の遊技媒体の貸出であると判定された場合に、カ
ード関連情報送信無効化手段により外部装置への当該遊
技媒体の貸出に関連した情報の送信を無効化することに
より、営業時間外(定休日も含む)の不正カードの使用
による玉貸しであれば、その玉貸しに関するデータのカ
ード会社に対する送信を無効化することができる。
【0014】その結果、営業時間外の不正カードによる
玉貸しを防止でき、カード会社が不利益を被らなくて済
むようになる。
【0015】ここで、遊技機は、パチンコ遊技機、パチ
コン機及び雀球遊技機などの弾球遊技機、パチスロ機、
スロットマシーンなど、どのような遊技機であってもよ
い。
【0016】有価価値情報は、例えば、金額などに関す
る情報である。
【0017】遊技媒体は、パチンコ遊技機などの弾球遊
技機にあっては遊技球であり、パチスロ機などにあって
はコインである。尚、封入式遊技機の場合は、遊技を可
能にする情報である、遊技媒体情報となる。
【0018】外部装置は、例えば、カード会社(外部監
視装置)などである。
【0019】遊技媒体貸出装置は、例えば、パチンコ遊
技システムにおいては、カード式玉貸し装置のことであ
る。
【0020】遊技カード(プリペイドカード)は、磁気
カードやICカード等である。
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1記載のカ
ード式遊技システムにおいて、前記営業時間設定手段で
設定される営業時間及び時刻計時手段により計時される
時刻を不正に変更することを、前記外部装置からの営業
時間関連データの受信結果に基づき防止するようにした
ことを特徴とする。
【0022】この請求項2記載の発明によれば、営業時
間設定手段で設定される営業時間及び時刻計時手段によ
り計時される時刻を不正に変更することを、外部装置か
らの営業時間関連データの受信結果に基づき防止するよ
うにしたことにより、予め設定されている営業時間、或
いは玉貸し行為の発生時間を計る基準時間を、遊技店側
が変更するといった不正行為を防止でき、その結果、遊
技店による不正カードを使用した営業時間外(定休日も
含む)の玉貸しが確実に防止できるので、カード会社が
不利益を被らなくて済むようになる。
【0023】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のカード式遊技システムにおいて、前記遊技媒体貸出
装置は、前記営業時間外になった場合に遊技媒体の貸出
行為を禁止するようにしたことを特徴とする。
【0024】この請求項3記載の発明によれば、営業時
間外になった場合に、遊技媒体貸出装置による遊技媒体
の貸出行為を禁止するようにしたことにより、より確実
に不正カードを使用した玉貸し行為を防止できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わるカード式
遊技システムの実施の形態について図面を参照しつつ説
明する。
【0026】[第1の実施の形態]先ず、図1〜図6に
おいて、この発明の構成に関する説明を行う。
【0027】図1はこの発明の実施の形態に係わるカー
ド式遊技システムのシステム図である。
【0028】図1に示すように、遊技店側のカード式遊
技設備(破線図内)のシステムは、大きく分けて、2系
統からなっている。
【0029】1系統は、遊技機10,10,・・、計数
機11、景品交換POS12、及び、それら装置から送
られてくる遊技媒体や遊技状態に関する情報を店側が統
括管理する管理装置40などからなり、店全体の遊技球
の流れや球数それに各遊技機の遊技状態を把握する系統
である。
【0030】各遊技機10,10,・・からは、玉貸し
数、打ち込み球数、及び各遊技機の遊技状態、などに関
する情報が、球計数機11からは、遊技者が持ち玉を球
計数機で景品交換チケットと交換した球数に関する情報
が、景品交換POS12からは、遊技者が持ち玉を景品
と交換した球数に関する情報が、それぞれ管理装置40
に対して送信され、これを店側が集中管理する。また、
管理装置40はカードデータ転送装置30との間でデー
タのやりとりを行う。
【0031】もう1系統は、カード式玉貸し装置(カー
ド式玉貸し機)20,20,・・、カード発行機21、
カード受付機22、及び、それら装置からのデータを、
副中継装置32、主中継装置31(以下、中継装置3
1,32と記す場合がある)を介して収集しカード会社
に送信するカードデータ転送装置(T−BOX)30か
らなり、カード及びカードを使用した玉貸しに関する情
報を把握する系統である。
【0032】カード式玉貸し装置20,20,・・から
は、玉貸しに関する情報が、カード発行機21からは、
発行したカードの種類や枚数に関する情報が、カード受
付機22からは、受け付けたカードが正規のものかどう
かに関する情報が、カードデータ転送装置30に対し
て、副中継装置32及び主中継装置31を介して送信さ
れる。カードデータ転送装置30は、前記の情報を、電
話回線などを通じてカード会社(外部装置)50へ送信
する。そして、カード会社50側は、その送られてきた
データを基にして、カードによる玉貸し額(遊技店に支
払う額)を把握することができる。
【0033】図2は、図1のカード式遊技システムにお
ける主要構成要素の斜視図である。
【0034】島設備60には、遊技機10,10,・
・、及び各遊技機に付設されたカード式玉貸し装置(カ
ード式玉貸し機)20,20,・・、が設置され、ま
た、カード式玉貸し装置20,20,・・、カード発行
機21、並びにカード受付機22などからのデータを、
カードデータ転送装置30に送信するための中継装置3
1,32が設置されている。
【0035】カード発行機21は、遊技者が、遊技をす
るためのプリペイドカード(以下、遊技カード又はカー
ド)を購入する装置で、また、発券したカードに関する
情報(カード種別や枚数など)を、中継装置31,32
を通してカードデータ転送装置30に送信する。
【0036】カード受付機22は、カードが正規のもの
か偽造されたものかを判定するため店内に設置された装
置で、結果は中継装置31,32を通してカードデータ
転送装置30に送信する。
【0037】管理装置40は、遊技機10,10,・・
からは、玉貸し数、打ち込み球数、及び遊技状態に関す
る情報を、球計数機11からは、景品交換チケットと交
換された遊技球に関する情報を、景品交換POS12か
らは、景品と交換された遊技球に関する情報を、受信
し、また、それら装置に対してデータを送信して、店全
体を統括管理及び運営する役割を果たしている。この他
にも、カードデータ転送装置30を介してカード会社5
0と不正監視や運営に関した情報のやり取りを行ってい
る。
【0038】カードデータ転送装置30は、カード会社
50に、集計されたカードによる玉貸し情報を送り、ま
た、カード会社50からの情報(時刻監視情報等)を遊
技店側の各装置に転送する働きをする。詳細な情報のや
り取りに関しては図9カードデータ転送装置のメインフ
ローの説明を参照のこと。
【0039】図3は、遊技機10とそれに付設されたカ
ード式玉貸し装置(カード式玉貸し機)20を示す斜視
図である。
【0040】遊技機10は、遊技カードによって玉貸し
が行われるカード式遊技機であり、例えば、1種のパチ
ンコ遊技機などである。
【0041】遊技機10の上皿にはカード操作部100
が設置されており、該カード操作部100は、玉貸しス
イッチ100a、返却スイッチ100b、カード残度表
示器100c、及び玉貸し有効表示器100dから構成
されている。
【0042】また、遊技機10は、玉排出信号(玉貸し
完了情報)や各遊技状態に対応した遊技状態信号を外部
(カード式玉貸し装置20や管理装置40)に出力する
信号出力手段を備えている。
【0043】カード式玉貸し機20は、付設された遊技
機10からの玉排出信号の入力手段を備え、また、該カ
ード式玉貸し機20の玉貸しに関する情報を、赤外通信
あるいはケーブル通信によって外部に出力する手段を備
えている。
【0044】図3に示されているカード式玉貸し機20
は、赤外通信によって外部と通信を行うための通信部
(通信制御装置205)を備えた機種で、カードによる
玉貸し情報は、通信部から副中継装置32を介して主中
継装置31に赤外送信され、主中継装置31からカード
データ転送装置30にシールド線によってケーブル送信
される。そして、カードデータ転送装置30は、送られ
てきた情報をカード会社50に対して電話回線を通じて
送信する。
【0045】図4は、遊技機10がパチンコ遊技機であ
る場合の遊技盤71の正面図である。
【0046】図4に示す遊技盤71はいわゆる第1種の
パチンコ遊技機のものである。
【0047】この遊技盤71のガイドレール72で囲ま
れた遊技領域73には、特別図柄の可変表示装置(補助
遊技装置)74、特別変動入賞装置(変動入賞装置)7
5、普図始動ゲート(普図始動入賞口)76,76、普
通図柄の可変表示装置(普通図柄表示装置)77、一般
入賞口78,78,・・・、特図始動口を兼ねた普通変
動入賞装置79、風車とよばれる方向変換部材80,8
0,・・・、サイドランプ81,81,・・・、障害釘
82,82,・・・、などが配設されている。
【0048】そして、特別図柄の可変表示装置74には
例えば液晶表示画面などによって構成される可変表示部
74a、特図始動記憶表示器74b,74b,・・・等
が設けられ、普図始動ゲート76,76の下方には普図
始動記憶表示器76a,76a,・・・が配設されてい
る。
【0049】普通変動入賞装置79の左右一対の開閉部
材79a,79aは、常時は遊技球1個分受け入れうる
間隔を開けた状態に閉じているが、普通図柄表示装置7
7の普図可変表示遊技の結果如何によって、逆「八」の
字状に開いて遊技球を受け入れやすい状態に変化するよ
うになっている。
【0050】特別変動入賞装置(変動入賞装置)75は
開閉扉75aによって開閉される大入賞口75bを備え
ている。開閉扉75aは常時は閉じているが、特別図柄
の可変表示装置74の可変表示部74aにおける可変表
示遊技の結果如何によって、開放されるようになってい
る。
【0051】次に、始動入賞、可変表示遊技のスター
ト、リーチ状態、大当たり状態、確率変動状態等の各種
遊技状態について説明する。
【0052】遊技領域73中に打ち込まれた遊技球が普
通変動入賞装置79に入賞(始動入賞)すると、その入
賞が内部の特図始動スイッチ79bに検出されて、可変
表示装置74の可変表示部74aにおいて可変表示遊技
が開始される。そして、この可変表示遊技の、左、中、
右の図柄が順に停止される過程において、大当たりを発
生させる可能性のある停止表示態様(例えば、「1,
1,−」、「2,2,−」、「3,3,−」などの)と
なった場合には、それらリーチの態様に応じてリーチ表
示態様に変換される。
【0053】特別図柄の可変表示遊技(補助遊技)にお
いて、このような(例えば、右の図柄だけが可変表示さ
れる)リーチ表示態様になっている場合の遊技状態をリ
ーチ状態という。
【0054】そして、この特別図柄の可変表示遊技(補
助遊技)の結果として、その停止図柄が大当たりを発生
させる所定の停止表示態様(特定結果態様)、例えば、
「1,1,1」、「2,2,2」、「3,3,3」など
のぞろ目、となった場合には、大当たりの状態(特別遊
技状態)が発生する。
【0055】この特別遊技状態は、特別変動入賞装置
(変動入賞装置)75の開閉扉75aが所定時間開放さ
れて閉じるサイクルを1サイクル(ラウンド)とし、各
サイクル(ラウンド)中遊技者が大入賞口75b中の継
続入賞領域の継続スイッチに検出されることを条件に所
定サイクル(例えば、16ラウンド)まで継続される遊
技である。ただし、各サイクル(ラウンド)中、大入賞
口75bに遊技球が所定個数(例えば、10個)入賞
(カウント)したときはその時点でそのサイクル(ラウ
ンド)を終了する。
【0056】図5は、遊技機10とそれに付設したカー
ド式玉貸し装置(カード式玉貸し機)20の内部装置、
及び内部装置間の玉貸し情報及び遊技情報に関する信号
のやり取りの詳細、を示したブロック図である。
【0057】遊技機10の内部装置には、玉貸しスイッ
チ100a、返却スイッチ100b、カード残度表示器
100c、玉貸し有効表示器100d、排出制御装置
(玉貸し情報を受け、玉貸し完了情報を送る)101、
役物制御装置(遊技情報を送る)102、等がある。
【0058】カード式玉貸し装置20の内部装置には、
CPU200、ROM201、RAM202、クロック
203、I/Oインターフェース204、通信制御装置
205、カードR/W装置206、外部記憶装置20
7、リセットスイッチ208、玉貸し額設定スイッチ2
09、報知ランプ210等がある。
【0059】遊技機10とカード式玉貸装置20間のデ
ータの受け渡しは、カード式玉貸し装置20に備わった
I/Oインターフェース204を通じて行われる。
【0060】遊技機10からカード式玉貸し装置20へ
送られる情報には、遊技者の玉貸しスイッチ100aの
操作による玉貸し要求の情報、遊技者の返却スイッチ1
00bの操作によるカード返却要求の情報、排出制御装
置101が玉貸しを完了したことを知らせる玉貸完了情
報、などがある。
【0061】カード式玉貸し機20から遊技機10へ送
られる情報には、カード残度表示器100cに対する遊
技カードの残度数に関する情報、玉貸有効表示器100
dに対する玉の貸出が有効状態であるかどうかに関する
情報、排出制御装置101に対する玉貸しのための玉排
出命令情報、などがある。
【0062】カード式玉貸し機20は内部に、I/Oイ
ンターフェース204、中央演算処理装置CPU20
0、リードオンリーメモリROM201、ランダムアク
セスメモリRAM202、クロックジェネレータである
クロック203、を備え、自身で演算処理する能力を有
している。
【0063】通信制御装置205は、カード式玉貸し機
20が中継装置を介してカードデータ転送装置30と赤
外通信を行う為の通信部である。
【0064】カードR/W装置206は、残度数情報、
セキュリティー情報、当店情報などをカードから読み取
り、また、玉貸しによる残度数情報などをカードに書き
込む装置である。
【0065】外部記憶装置207は、中央演算処理装置
CPU200、ROM201、RAM202、クロック
203からなるカード式玉貸し機20の内部コンピュー
タ部のデータ記憶装置であり、I/Oインターフェース
204を通じて読み込み書き込みが行われる。
【0066】リセットスイッチ208は、不正が行われ
たと判定され遊技機が遊技不能状態になった場合に、こ
のリセットスイッチの操作により、遊技可能状態に復帰
する。
【0067】玉貸し額設定スイッチ209は、遊技機の
玉貸しスイッチ一回の操作によって貸し出される遊技球
の額を設定するスイッチである。
【0068】報知ランプ210は、遊技状態に異常が起
こったり、不正が行われたときに、外部(店側)に知ら
せるためのランプである。
【0069】図6は、カードデータ転送装置30の内部
構成装置及び各内部構成装置間の信号のやり取りを記載
したブロック図である。
【0070】カードデータ転送装置30は、CPU30
0、RAM301、ROM302、クロック303、時
計IC304、I/Oインターフェース305、通信制
御装置(遊技店外用)306、通信制御装置(遊技店内
用)307、外部記憶装置308、表示装置309、入
力装置310、プリンター311、記憶装置312など
から構成される。
【0071】カードデータ転送装置30は、CPU30
0、RAM301、ROM302を備え、自身で演算処
理する能力を有している。
【0072】クロック303は、CPU300が演算処
理を行うときのクロックを発生させる装置で、時計IC
304もクロック303のクロック信号によって同期を
とっている。
【0073】時計IC304は、基準となる時間値であ
る基準時刻をカード会社50から受信し、その基準時刻
を計時する装置である。そして、CPU300がその基
準時刻により営業時間外の不正玉貸しを判定する。即
ち、この時計IC304によって、遊技店側での営業時
間を監視する基準時刻の変更をできなくできる。
【0074】インターフェース305は、管理装置4
0、(中継装置31,32を介して)カード式玉貸し装
置20、及びカード会社50とカードデータ転送装置3
0の内部装置を繋いで、各種データのやり取りを行える
ようにする。
【0075】通信制御装置(遊技店外用)306は、カ
ードデータ転送装置30が外部装置であるカード会社5
0と電話回線を通じた各種通信の制御を行う装置であ
る。
【0076】通信制御装置(遊技店内用)307は、カ
ードデータ転送装置30が遊技店内の管理装置40やカ
ード式玉貸し装置20とケーブル通信或いは赤外通信に
よって行う各種通信を制御する装置である。
【0077】外部記憶装置308は、カードデータ転送
装置30が、カード会社50、管理装置40、及びカー
ド式玉貸し装置20等から受信した各種データを記憶す
る外部記憶装置である。
【0078】表示装置309は、例えば、CRTディス
プレイや液晶パネル等によって構成された、カードデー
タ転送装置30への各種通信情報を表示する装置であ
る。
【0079】入力装置310は、例えば、キーボード等
によって構成された、データや指示を入力する外部装置
である。
【0080】プリンター311は、カードデータ転送装
置が受信した各種通信情報をプリンタ出力する装置であ
る。
【0081】記憶装置312は、カードデータ転送装置
30が、カード会社50、管理装置40、及びカード式
玉貸し装置20等から受信した各種データを記憶する
(内部)記憶装置である。
【0082】次に、図7〜図9において、この発明に係
わるカード式遊技システムの実際の動作形態について説
明する。
【0083】図7は、カード式玉貸し装置20によって
行われる制御処理のメインフローを示す図である。
【0084】電源が投入されると、先ず、ステップS1
で自己診断処理が行われる。この処理では、玉貸し装置
内の各装置間のI/Oインターフェースのチェック及び
メモリのチェック等を行い、次のステップS2に移行す
る。
【0085】ステップS2の開店処理では、通信回線の
テスト、初期化処理、玉貸しSW1回の入力での玉貸し
額の設定等の設定処理等を行い、また、遊技機との通信
の状態を監視して、通信状態が正常でないと起動しない
よう設定されている。各項目に異常がなければ装置が起
動し、ステップS3に移行する。
【0086】ステップS3のカードプレイ処理では、カ
ード式玉貸し装置20に遊技カードを挿入するとカード
情報を読み込んで改竄や偽造がないかチェックし、遊技
の玉貸し情報の読み書き処理をカードに行う。また、カ
ードに関するエラー情報、及び玉貸し情報を通信メモリ
にセットし次のステップS4通信処理に移行する。
【0087】ステップS4の通信処理では、ステップS
3のカードプレイ処理によって得られた、遊技カードに
関するエラー情報及び玉貸し情報をT−BOX(カード
データ転送装置30)へデータ送信し、次のステップ5
に移行する。
【0088】ステップ5の連続玉貸し防止処理では、各
玉貸し間に玉貸し無効時間を設け、連続した玉貸しを防
止する。
【0089】そして、ステップS5からステップS3に
リターンされ、以降この間の処理を繰り返す。
【0090】図8は、カードデータ転送装置30の行な
う制御処理のメインフローのフローチャートである。
【0091】装置の電源がONにされると、先ず、ステ
ップR1において自己診断処理が行われる。
【0092】自己診断処理では、I/O通信のチェッ
ク、メモリチェック、ハードディスクチェック、バッテ
リーバックアップチェック、割り込みタイマーの初期
化、アクセス来歴印字、14日以前のデータをハードデ
ィスクから消去、営業時間のチェック、時間外の玉貸し
を監視するための基準時間、及び営業時間の設定値が正
規に設定されたものであるかのチェック、等の処理を行
い、次のステップR2に移る。
【0093】尚、このとき、時間外の玉貸しを監視する
ための基準時間が正規に設定されたものでない場合に
は、業務不能にする(例えば、業務開始処理を行わない
などにより)。
【0094】ステップR2では、業務開始処理が行われ
る。
【0095】業務開始処理では、各中継器とのアドレス
設定、開始スイッチの確認、日付の修正、ワークエリア
のクリア、等の処理を行い、次のステップR3に移る。
【0096】ステップR3では、カードデータ転送装置
30に玉貸し装置20からの通信の割込が発生した場合
は、ステップR4に移り、そうでない場合は、ステップ
R6に移る。
【0097】ステップR4では、ステップR3で起こっ
た通信の割込が営業時間外の玉貸しによるものである場
合にはステップR6に移り、そうでない場合にはステッ
プR5に移る。
【0098】これは、カードデータ転送装置30内の時
計IC304により、ステップR3で起こった通信の割
込が予め設定されている営業時間外の玉貸しによるもの
であるかどうかを判定し、営業時間外の玉貸しの場合に
はカード会社50への送信データとして記憶しない(ス
テップR5を飛ばしてステップR6に移る)ためであ
る。
【0099】ステップR5では、ステップR3で営業時
間外の玉貸しによるものでない割込が発生した場合に、
各玉貸し装置20との通信処理を行うとともに、受信デ
ータをワークエリアに記録し、ステップR6に移る。
【0100】ステップR6では、端末装置からの要求に
基づき表示装置(CRT)309やプリンター311へ
の出力処理を行い、ステップR7に移る。
【0101】ステップR7では、遊技店の管理装置40
との通信処理を行い、ステップR8に移る。
【0102】ステップR8では、不正の判定があった場
合(例えば、営業中の営業時間の設定値の変更や基準時
刻の変更)には、不正情報の記憶、及び不正情報の送信
をカード会社に行う。
【0103】ステップR9では、カードデータ転送装置
30の締めスイッチが、ONの場合ステップR10に移
り業務終了処理を行い、OFFの場合ステップR3にリ
ターンされる。
【0104】ステップR10では、ステップR9で締め
スイッチがONにされた場合、業務終了処理を行う。業
務終了処理の詳細については次の図10業務停止処理の
ところで説明する。
【0105】以上で、カードデータ転送装置30のメイ
ンフローは終了する。
【0106】図9は、カードデータ転送装置30の業務
停止処理のサブルーチンのフローチャートであり、メイ
ンフローのステップR10業務終了処理に当たる。
【0107】カードデータ転送装置30の締めスイッチ
がONにされ業務停止処理が開始されると、先ず、ステ
ップR20において割り込み禁止処理が行われる。
【0108】割り込み禁止処理では、業務データを集計
するために、各玉貸し装置からの通信割込を禁止し、ス
テップR21に移る。
【0109】ステップR21では、メモリ上のワークエ
リアのデータを集計し、ステップR22へ移る。
【0110】ステップR22では、ステップR21で集
計したデータをプリンター311からプリントアウト
し、ステップR23に移る。
【0111】ステップR23では、ステップR21で集
計したデータを閉店時間とともにハードディスクに記録
し、ステップR24に移る。
【0112】ステップR24では、カード会社50から
通信があった場合には、次のステップR25に移り、な
かった場合には、再度ステップR24に戻り、カード会
社50からの通信を待つ。
【0113】ステップR25では、カード会社50から
通信があった場合に、ハードディスクの内容をカード会
社50に送信し、ステップR26に移る。
【0114】ステップR26では、カード会社50から
正規な営業時間データを受信してステップR27に移
る。
【0115】これは、カード会社50から正規な営業時
間データを受信することにより、営業時間データの変更
を防止するためである。
【0116】尚、営業時間は遊技店が予めカード会社に
申告するか、或いは全店共通の営業に関する時間帯を決
めておく、例えば、営業時間が10:00〜22:00
の場合、9:30〜22:30迄の時間帯のデータを有
効とし、営業時間の前後30分の余裕時間を設ける。こ
れは、カード会社からカードデータ転送装置へデータが
送られてくる迄にタイムラグがあるために、余裕時間を
設けてその時間中のデータを有効と見なすためである。
【0117】ステップR27では、カード会社50から
カードデータ転送装置の時計IC304の時間値を受信
しステップステップR28に移行する。これは、カード
会社50とカードデータ転送装置の時計IC304との
時間合わせを行うことにより、遊技店側での時計IC3
04の時間値の変更を防止するためである。
【0118】ステップR28では、カード会社50にハ
ードディスクの内容を送信した後、カード会社50から
の確認コマンドがあった場合には、次のステップR29
に移り、無かった場合には、ステップR24に戻りカー
ド会社50からの通信を待つ。
【0119】ステップR29では、カード会社50との
通信日付時間データをハードディスクにアクセス来歴と
して記録し、ステップR30に移る。
【0120】ステップR30では、カードデータ転送装
置30を低消費電力モードにする。
【0121】以上で、業務停止処理のサブルーチンは終
了する。
【0122】以上に述べたように、この発明に係わるカ
ード式遊技システムにおいては、遊技店の営業時間の設
定手段及び営業時間外の玉貸しの無効化手段を設けるこ
とにより、遊技店側で行われる営業時間外の不正な玉貸
しを防止可能にし、それによりカード会社が不利益を被
らずに済むようにした。
【0123】尚、上記実施例の対応箇所を以下のように
変更してもよい。
【0124】・営業時間データや基準時間データの変更
の防止を行うために、営業時間データや基準時間データ
をカード会社50に対して定期的に送信して、時間値の
変更が行われていないかを監視するようにしてもよい。
【0125】・基準時間はカードデータ転送装置30内
の時計IC304により計時しなくても、CPU300
により直接計時処理してもよい。
【0126】・この実施例では、磁気カードのデータか
ら実際に遊技球(実球)を貸し出すシステムであるが、
ICカードによるシステム、或いは封入球を使用する遊
技機によるシステムでもよい。
【0127】[第2の実施の形態]カード式遊技システ
ムにおいて、遊技店側で行われる営業時間外の不正な玉
貸しの防止手段は、第1の実施の形態で示したような手
段の他、以下のような手段を用いてもよい。尚、このと
き、遊技店側で行われる営業時間外の不正な玉貸しの防
止手段以外は第1の実施の形態と同様とする。
【0128】第2の実施の形態では、カード式玉貸し装
置20によって行われる制御処理のメインフローのステ
ップS3カードプレイ処理(図7記載)において以下
(図10)に示すような制御処理を行うことで営業時間
外の不正な玉貸しを防止する。
【0129】図10は、カートプレイ処理のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【0130】先ず、ステップS10において、カード式
玉貸し装置20に遊技カードの挿入があれば、ステップ
S11に移り、挿入がなければメインフローにリターン
される。
【0131】ステップS11では、挿入された遊技カー
ドのカード情報の読み込み処理を行いステップS12に
移行する。
【0132】ステップS12では、ステップS11で読
み込んだカード情報の中のセキュリティ情報の正誤を判
別し、正しければステップS15へ移り、間違った情報
であればステップS13に移ってエラー情報を通信メモ
リにセットし、カードはステップS14排出処理(カー
ド挿入口から排出)される。
【0133】ステップS15では、ステップS11で読
み込んだカード情報に、当店情報(該遊技店発行カード
で有るとの情報、或いはカード受付機を通したかの情
報)が有る場合はステップS16に移り、無い場合、カ
ードはステップS14排出処理される。
【0134】ステップS16では、ステップS15でカ
ードに当店情報が有った場合にその情報の正誤を判別
し、正しければステップS17に移り、間違った情報で
あればステップS13に移ってエラー情報を通信メモリ
にセットし、カードはステップS14で排出処理され
る。
【0135】ステップS17では、営業時間外(或いは
予め定められた時間外)になった場合に、T−BOX
(カードデータ転送装置30)から送られた時間外情報
をカードユニット(カード式玉貸し装置20)が受信し
た場合にはステップS18に移り、受信しなかった場合
にはステップS20に移る。
【0136】このとき、時間外情報とは、時間外の玉貸
しを禁止する禁止指令情報のことである。
【0137】ステップS18では、ステップS17にお
いて時間外情報を受信した場合に、カード式玉貸し装置
20のカード挿入口に挿入されているカードがテストカ
ードかどうかを判定し、テストカードでなければステッ
プ14に移りカードは排出処理され、テストカードであ
ればステップ19に移る。
【0138】ステップS19では、ステップS18にお
いて挿入されているカードがテストカードであった場合
には、テストカードによる玉貸し処理が行われる。
【0139】尚、営業時間外でもテストカードの場合は
玉貸しが行えるため、営業時間外での玉貸し動作のチェ
ック等は従来通り可能である。この場合には、カード式
玉貸し装置20からカードデータ転送装置30(即ち、
カード会社50)への玉貸しに関するデータの送信は行
われない。
【0140】ステップS20では、ステップS17にお
いて時間外情報を受信しなかった場合に、挿入カードの
カードデータ(カードの残度数など)を遊技機10のカ
ードデータ表示器で7セグメント表示して、外部(遊技
者)に知らせる。
【0141】ステップS21では、表示されたカードデ
ータを視認した遊技者が、返却スイッチを押さなかった
(ONにしなかった)場合は次のステップS19に移
り、押した(ONにした)場合はステップS27に移っ
てカード排出を行う。
【0142】ステップS22では、前記遊技者が、玉貸
しスイッチを押した(ONにした)場合ステップS23
に移り、押さなかった(ONにしなかった)場合はステ
ップS26に移る。
【0143】ステップS23では、玉貸しスイッチがO
Nにされた場合、遊技機の玉排出装置に玉の排出命令を
出すための通信処理を行い、玉排出命令を受けた遊技機
は玉の排出(玉貸し)を行うとともに、玉貸しが終了し
た場合に玉貸し完了信号が送信される。
【0144】ステップS24では、ステップS23で行
われた玉貸し情報を通信メモリにセットし、通信処理に
よってカードデータ転送装置30に送信できるようにす
る。
【0145】ステップS25では、ステップS23で行
われた玉貸し情報(残度数情報等)をカードに書き込み
ステップS26に移る。
【0146】ステップS26では、カード残度数が0に
なっていればステップS27でカードの排出を行ってメ
インフローにリターンされ、そうでなければ直ちにメイ
ンフローにリターンされる。
【0147】以上でカードプレイ処理のサブルーチンは
終了する。
【0148】以上に述べたように、第2の実施の形態に
係わるカード式遊技システムにおいては、カード式玉貸
し装置20によって行われる制御処理のメインフローの
ステップS3カードプレイ処理において、予め設定され
ている時間(営業時間等)外になった場合カードデータ
転送装置30からカード式玉貸し装置20に時間外情報
を送信し、時間外の送信を受けたカード式玉貸し装置2
0が玉貸しを禁止するとともにカードデータ転送装置3
0への(玉貸し)データの転送も行わないことにより、
営業時間外の不正な玉貸しを防止する。
【0149】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、遊技カー
ドの挿入に基づき該遊技カードに記録された有価価値情
報を遊技媒体に変換して貸出可能な遊技媒体貸出装置
と、貸し出された遊技媒体により遊技を行うことが可能
な遊技機と、遊技媒体の貸出に関連した情報を外部装置
に対して送信するカード関連情報送信装置とを備えたカ
ード式遊技システムにおいて、遊技店における基準時刻
を計時する時刻計時手段と、営業時間を設定する営業時
間設定手段と、時刻計時手段により計時される基準時刻
及び営業時間設定手段で設定された営業時間に基づき、
遊技媒体の貸出が営業時間内に行われているかどうかを
判定する遊技媒体貸出時間判定手段と、遊技媒体貸出時
間判定手段により、営業時間外での遊技媒体の貸出であ
ると判定された場合に、外部装置への当該遊技媒体の貸
出に関連した情報の送信を無効化するカード関連情報送
信無効化手段と、を備えたことにより、遊技店において
行われる玉貸しが営業時間内であるかどうかが判定で
き、もし営業時間外(定休日も含む)の不正カードの使
用による玉貸しであれば、その玉貸しに関するデータの
カード会社に対する送信を無効化するため、不正カード
による玉貸しを防止でき、カード会社が不利益を被らな
くて済むようになる。
【0150】請求項2記載の発明によれば、営業時間設
定手段で設定される営業時間及び時刻計時手段により計
時される時刻を不正に変更することを、外部装置からの
営業時間関連データの受信結果に基づき防止するように
したことにより、予め設定されている営業時間、或いは
玉貸し行為の発生時間を計る基準時間を、遊技店側が変
更するといった不正行為を防止でき、その結果、遊技店
による不正カードを使用した営業時間外(定休日も含
む)の玉貸しを確実に防止できるので、カード会社が不
利益を被らなくて済むようになる。
【0151】請求項3記載の発明によれば、営業時間外
になった場合に、遊技媒体貸出装置による遊技媒体の貸
出行為を禁止するようにしたことにより、より確実に不
正カードを使用した玉貸し行為を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係わるカード式遊技シ
ステムのシステム図である。
【図2】カード式遊技システムにおける主要なシステム
構成設備の斜視図である。
【図3】カード式遊技システムにおけるパチンコ遊技機
10とそれに付設されたカード式玉貸し装置20の前面
斜視図である。
【図4】パチンコ遊技機10の遊技盤正面図である。
【図5】遊技機10とそれに付設したカード式玉貸し装
置(カード式玉貸し機)20の内部装置、及び内部装置
間の玉貸し情報及び遊技情報に関する信号のやり取りの
詳細、を示したブロック図である。
【図6】カードデータ転送装置30の内部構成装置及び
各内部構成装置間の信号のやり取りを記載したブロック
図である。
【図7】カード式玉貸し装置20の制御処理のメインフ
ローのチャートである。
【図8】カードデータ転送装置の制御処理のメインフロ
ーのチャートである。
【図9】カードデータ転送装置のメインフローのステッ
プR10で行われるサブルーチン処理である業務停止処
理(業務終了処理)のフローチャートである。
【図10】カード式玉貸し装置20のメインフローのス
テップS3で行われるサブルーチンであるカードプレイ
処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10 遊技機 20 カード式玉貸し装置(遊技媒体貸出装置) 21 カード発行機 22 カード受付機 30 カードデータ転送装置 31 副中継装置 32 主中継装置 40 管理装置 50 カード会社(外部装置) 100 カード操作部 100a 玉貸しスイッチ 100b 返却スイッチ 100c カード残額表示器 100d 玉貸し有効表示器 101 排出制御装置 102 役物制御装置 205 通信制御装置 206 カードR/W装置 207 外部記憶装置 208 リセットスイッチ 209 玉貸額設定スイッチ 210 報知ランプ 304 時計IC 306 通信制御装置(遊技店外) 307 通信制御装置(遊技店内) 308 外部記憶装置 309 表示装置 310 入力装置 311 プリンター 312 記憶装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技カードの挿入に基づき該遊技カードに
    記録された有価価値情報を遊技媒体に変換して貸出可能
    な遊技媒体貸出装置と、 貸し出された遊技媒体により遊技が可能な遊技機と、 遊技媒体の貸出に関連した情報を外部装置に対して送信
    するカード関連情報送信装置と、 を備えたカード式遊技システムにおいて、 遊技店における基準時刻を計時する時刻計時手段と、 営業時間を設定する営業時間設定手段と前記時刻計時手
    段により計時される基準時刻及び前記営業時間設定手段
    で設定された営業時間に基づき、前記遊技媒体の貸出が
    営業時間内に行われているかどうかを判定する遊技媒体
    貸出時間判定手段と、 前記遊技媒体貸出時間判定手段により、前記営業時間外
    での遊技媒体の貸出であると判定された場合に、前記外
    部装置への当該遊技媒体の貸出に関連した情報の送信を
    無効化するカード関連情報送信無効化手段と、 を備えたことを特徴とするカード式遊技システム。
  2. 【請求項2】前記営業時間設定手段で設定される営業時
    間及び時刻計時手段による基準時刻を不正に変更するこ
    とを、前記外部装置からの営業時間関連データの受信結
    果に基づき防止するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載のカード式遊技システム。
  3. 【請求項3】前記遊技媒体貸出装置は、 前記営業時間外になった場合に遊技媒体の貸出行為を禁
    止するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載
    のカード式遊技システム。
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