JPH1091742A - カードおよびカードシステム - Google Patents

カードおよびカードシステム

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JPH1091742A
JPH1091742A JP9202583A JP20258397A JPH1091742A JP H1091742 A JPH1091742 A JP H1091742A JP 9202583 A JP9202583 A JP 9202583A JP 20258397 A JP20258397 A JP 20258397A JP H1091742 A JPH1091742 A JP H1091742A
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card
data
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prepaid
prepaid card
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JP9202583A
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Yasuhiro Kaneda
泰宏 金田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はコピーなどの方法によって作成され
た変造カードが使用されたときでも、玉の二重貸し出し
を完全に防止する。 【解決手段】 センタ側装置3aによって各パチンコ店
側に販売される各プリペイドカード5の磁気ストライプ
11にプリペイドカード販売枚数の数億〜数千億倍程度
の枚数を指定することができるビット数を持つ、各プリ
ペイドカード固有のカードIDデータを書込むととも
に、各パチンコ店に販売したプリペイドカード5のカー
ドIDデータ、諸元データ、金額データを各パチンコ店
の店側コンピュータ装置13aに伝送して登録させ、各
プリペイドカード5のカードIDデータと、登録されて
いる各カードIDデータに基づき、各パチンコ店で使用
されたプリペイドカード5の真贋判定、使用金額の処理
などを行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコカード、
商品券、テレホンカードなどのプリペイドカードやIC
カードなどとして使用されるカードおよびカードシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パチンコ店の健全化が強く叫ば
れ、これに対応して、プリペイドカードを使用したパチ
ンコ台が開発され、これが全国のパチンコ店に導入され
て、使用されることが多くなっている。
【0003】図23はこのようなパチンコ店で使用され
るプリペイドカードシステムの一例を示すブロック図で
ある。
【0004】この図に示すプリペイドカードシステム1
01は、パチンコ店側に設置され、顧客からの要望に応
じてセンタ側で作成されたプリペイドカード103を販
売するプリペイドカード販売装置102と、パチンコ店
側に設置され、プリペイドカード103が挿入されたと
き、このプリペイドカード103に書き込まれている金
額データを読み取って、顧客により指定された金額分の
玉を貸し出して遊戯させる複数のパチンコ台104と、
パチンコ店側に設置され、前記各パチンコ台104で使
用されたプリペイドカード103の使用金額を集計して
公衆回線106上に送出する店側コンピュータ装置10
5と、センタ側に設置され、前記公衆回線106上に送
出された各パチンコ店毎の使用金額を集計するホストコ
ンピュータ装置107とを備えている。
【0005】そして、パチンコ店に入店した顧客によっ
てプリペイドカード販売装置102に紙幣が挿入され
て、各金額ボタンのいずれかが押されたとき、挿入され
た紙幣の合計金額の範囲内で、指定された金額のプリペ
イドカード103が販売される。
【0006】この後、この顧客によって前記プリペイド
カード103がパチンコ台104に挿入されて、玉貸し
ボタンが操作される毎に、プリペイドカード103に書
き込まれている金額データの範囲内で玉が貸し出される
とともに、前記プリペイドカード103に書き込まれて
いる金額データが更新され、指定された時刻になったと
き、店側コンピュータ装置105によって前記プリペイ
ドカード103で貸し出された玉の数に応じた金額が集
計されて、これが公衆回線106を介し、ホストコンピ
ュータ装置107側に転送されて、集計される。
【0007】そして、ホストコンピュータ装置107に
よって月末などに、各パチンコ店に納入されて販売され
たプリペイドカード103の金額が集計されて、各パチ
ンコ店に対する請求書が作成されるとともに、プリペイ
ドカード103で支払われた金額が各パチンコ店毎に集
計されて、各パチンコ店に対する支払書が作成され、こ
れら請求書や支払書に基づき、金銭の授受が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプリペイドカードシステム101においては、
次に述べるような問題があった。
【0009】すなわち、このようなプリペイドカードシ
ステムで101で使用されているプリペイドカード10
3は、図24に示す如く紙などをベースとするベース基
板108と、このベース基板108の下面に形成される
磁気ストライプ109とによって構成され、磁気ストラ
イプ109上に、図25に示す如く、発行日、店番号な
どを示す諸元データと、使用可能な金額を示す金額デー
タとが書き込まれているので、金額データが変造され易
いという問題があった。
【0010】この場合、変造の手順として、種々の方法
がとられているようであるが、例えば以下に述べる手順
が使用されるものと推定される。
【0011】まず、図26(a)、(b)に示す如く正
規に購入したプリペイドカード(以下、これを真プリペ
イドカードと称する)103aがカードリード/ライト
装置110に挿入されて、この真プリペイドカード10
3aに書き込まれていた正しい諸元データ、正しい金額
データが読み取られ、このカードリード/ライト装置1
10にこれら正しい諸元データ、正しい金額データが記
憶される。
【0012】この後、図26(c)に示す如くカードリ
ード/ライト装置110から真プリペイドカード103
aが抜き出された後、図26(d)、(e)に示す如く
使用済み孔などが埋められた使用済みプリペイドカード
103bが前記カードリード/ライト装置110に挿入
されて、このカードリード/ライト装置110に記憶さ
れている正しい諸元データ、正しい金額データが前記使
用済みプリペイドカード103bに書き込まれて、図2
6(f)に示す如くこの使用済みプリペイドカード10
3bが使用可能なプリペイドカード103cに変造され
る。
【0013】このため、正規に販売した真プリペイドカ
ード103aの金額を集計した販売合計金額よりも、各
パチンコ店で使用されるプリペイドカード103の金額
を合計した使用合計金額の方が大きくなり、プリペイド
カード発行会社などに莫大な損害が出ている。
【0014】本発明は上記の事情に鑑み、請求項1で
は、カードによる商品の購入要求があったとき、このカ
ードに書き込まれた情報のみを使用して、前記カードが
正規のカードを使用済みのカードにコピーするなどの方
法で作成した変造カードか、真のカードかを識別するこ
とができるのみならず、真カードに書き込まれているデ
ータが使用済みのカードなどにコピーされたかどうかを
も識別することができ、これによってカードの不正使用
を完全に防止することができるカードを提供することを
目的としている。
【0015】また、請求項2では、カードによる商品の
購入要求があったとき、このカードに書き込まれたカー
ドIDデータを使用して、前記カードが正規のカードを
使用済みのカードにコピーするなどの方法で作成した変
造カードか、真のカードかを識別することができるのみ
ならず、真カードに書き込まれているデータが使用済み
のカードなどにコピーされたかどうかをも識別すること
ができ、これによってカードの不正使用を完全に防止す
ることができるカードを提供することを目的としてい
る。
【0016】また、請求項3では、カードによる商品の
購入要求があったとき、このカードに書き込まれた各カ
ード毎に固有の値となるデータを使用して、前記カード
が正規のカードを使用済みのカードにコピーするなどの
方法で作成した変造カードか、真のカードかを識別する
ことができるのみならず、真カードに書き込まれている
データが使用済みのカードなどにコピーされたかどうか
をも識別することができ、これによってカードの不正使
用を完全に防止することができるカードを提供すること
を目的としている。
【0017】また、請求項4では、カードによる商品の
購入要求があったとき、このカードに書き込まれた、実
際に使用されるカード枚数に比べて、桁違いに大きな値
によって表現される、各カード毎に固有の値となるデー
タを使用して、前記カードが正規のカードを使用済みの
カードにコピーするなどの方法で作成した変造カード
か、真のカードかを識別することができるのみならず、
真カードに書き込まれているデータが使用済みのカード
などにコピーされたかどうかをも識別することができ、
これによってカードの不正使用を完全に防止することが
できるカードを提供することを目的としている。
【0018】また、請求項5では、カードによる商品の
購入要求があったとき、このカードに書き込まれた、カ
ード固有の値を持つデータと、カードに与えられた金額
データとを含むデータとを使用して、前記カードが正規
のカードを使用済みのカードにコピーするなどの方法で
作成した変造カードか、真のカードかを識別することが
できるのみならず、真カードに書き込まれているデータ
が使用済みのカードなどにコピーされたかどうかをも識
別することができ、これによってカードの不正使用を完
全に防止することができるカードを提供することを目的
としている。
【0019】また、請求項6では、カードによる商品の
購入要求があったとき、前記カードが正規のカードを使
用済みのカードにコピーするなどの方法で作成した変造
カードか、真のカードかを識別することができるのみな
らず、真カードに書き込まれているデータが使用済みの
カードなどにコピーされたかどうかをも識別することが
でき、これによってカードの不正使用を完全に防止する
ことができるカードシステムを提供することを目的とし
ている。
【0020】また、請求項7では、カードによる商品の
購入要求があったとき、このカードに書き込まれてい
る、検索キーとなるデータと、前記カードに与えられた
金額データとを使用して、前記カードが正規のカードを
使用済みのカードにコピーするなどの方法で作成した変
造カードか、真のカードかを識別することができるのみ
ならず、真カードに書き込まれているデータが使用済み
のカードなどにコピーされたかどうかをも識別すること
ができ、これによってカードの不正使用を完全に防止す
ることができるカードシステムを提供することを目的と
している。
【0021】また、請求項8では、カードによる商品の
購入要求があったとき、店側装置によって、前記カード
が正規のカードを使用済みのカードにコピーするなどの
方法で作成した変造カードか、真のカードかを識別する
ことができるのみならず、真カードに書き込まれている
データが使用済みのカードなどにコピーされたかどうか
をも識別することができ、これによってカードの不正使
用を完全に防止することができるカードシステムを提供
することを目的としている。
【0022】また、請求項9では、カードによる商品の
購入要求があったとき、店側装置とセンタ装置との協調
動作によって、前記カードが正規のカードを使用済みの
カードにコピーするなどの方法で作成した変造カード
か、真のカードかを識別することができるのみならず、
真カードに書き込まれているデータが使用済みのカード
などにコピーされたかどうかをも識別することができ、
これによってカードの不正使用を完全に防止することが
できるカードシステムを提供することを目的としてい
る。
【0023】また、請求項10では、センタ装置側で発
行されたカードを店側装置から販売した後、カードによ
る商品の購入要求があったとき、前記カードが正規のカ
ードを使用済みのカードにコピーするなどの方法で作成
した変造カードか、真のカードかを識別することができ
るのみならず、真カードに書き込まれているデータが使
用済みのカードなどにコピーされたかどうかをも識別す
ることができ、これによってカードの不正使用を完全に
防止することができるカードシステムを提供することを
目的としている。
【0024】また、請求項11では、センタ装置側で発
行されたカードを店側装置から販売した時点で、このカ
ードの情報を有効にして、カードによる商品の購入要求
があったとき、前記カードが正規のカードを使用済みの
カードにコピーするなどの方法で作成した変造カード
か、真のカードかを識別することができるのみならず、
真カードに書き込まれているデータが使用済みのカード
などにコピーされたかどうかをも識別することができ、
これによってカードの不正使用を完全に防止することが
できるカードシステムを提供することを目的としてい
る。
【0025】また、請求項12では、センタ装置側で発
行されたカードを店側装置から販売した時点で、このカ
ードの情報を有効にして、カードによる商品の購入要求
があったとき、前記カードが正規のカードを使用済みの
カードにコピーするなどの方法で作成した変造カード
か、真のカードかを識別することができるのみならず、
真カードに書き込まれているデータが使用済みのカード
などにコピーされたかどうかをも識別することができ、
これによってカードの不正使用を完全に防止することが
できるカードシステムを提供することを目的としてい
る。
【0026】また、請求項13では、カードによる商品
の購入要求があったとき、端末装置と店側コンピュータ
装置との協調動作によって、前記カードが正規のカード
を使用済みのカードにコピーするなどの方法で作成した
変造カードか、真のカードかを識別することができるの
みならず、真カードに書き込まれているデータが使用済
みのカードなどにコピーされたかどうかをも識別するこ
とができ、これによってカードの不正使用を完全に防止
することができるカードシステムを提供することを目的
としている。
【0027】また、請求項14では、カードによる商品
の購入要求があったとき、前記カードの変数値を使用し
て、前記カードが正規のカードを使用済みのカードにコ
ピーするなどの方法で作成した変造カードか、真のカー
ドかを識別することができるのみならず、真カードに書
き込まれているデータが使用済みのカードなどにコピー
されたかどうかをも識別することができ、これによって
カードの不正使用を完全に防止することができるカード
システムを提供することを目的としている。
【0028】また、請求項15では、乱数を使用して検
索キーとなるデータを生成することにより、カードが正
規のカードを使用済みのカードにコピーするなどの方法
で作成した変造カードか、真のカードかを識別すること
ができるのみならず、真カードに書き込まれているデー
タが使用済みのカードなどにコピーされたかどうかをも
識別することができ、これによってカードの不正使用を
完全に防止することができるカードシステムを提供する
ことを目的としている。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、ハード部材またはフレキ
シブル部材によって薄板状に形成されるベース基板と、
このベース基板の所定部分に書き換え不可能な形式また
は書き換え可能な形式で書き込まれるカードデータとを
有するカードにおいて、前記カードデータは、単独で、
システム側に記憶された情報を引き出す検索キーとなる
データを含むことを特徴としている。
【0030】また、請求項2では、ハード部材またはフ
レキシブル部材によって薄板状に形成されるベース基板
と、このベース基板の所定部分に書き換え不可能な形式
または書き換え可能な形式で書き込まれるカードデータ
とを有するカードにおいて、前記カードデータは、各カ
ード毎に固有の値を持つカードIDデータを有し、この
カードIDデータがシステム側に記憶された情報を引き
出す検索キーとなることを特徴としている。
【0031】また、請求項3では、ハード部材またはフ
レキシブル部材によって薄板状に形成されるベース基板
と、このベース基板の所定部分に書き換え不可能な形式
または書き換え可能な形式で書き込まれるカードデータ
とを有するカードにおいて、前記カードデータは、カー
ドに書き込まれた各データの所定部分または全体で各カ
ード毎に固有の値となるデータを有し、このデータがシ
ステム側に記憶された情報を引き出す検索キーとなるこ
とを特徴としている。
【0032】また、請求項4では、ハード部材またはフ
レキシブル部材によって薄板状に形成されるベース基板
と、このベース基板の所定部分に書き換え不可能な形式
または書き換え可能な形式で書き込まれるカードデータ
とを有するカードにおいて、前記カードデータは、実際
に使用されるカード枚数に比べて、桁違いに大きな値に
よって表現される、各カード毎に固有の値となるデータ
を有し、このデータがシステム側に記憶された情報を引
き出す検索キーとなることを特徴としている。
【0033】また、請求項5では、ハード部材またはフ
レキシブル部材によって薄板状に形成されるベース基板
と、このベース基板の所定部分に書き換え不可能な形式
または書き換え可能な形式で書き込まれるカードデータ
とを有するカードにおいて、前記カードデータは、カー
ド固有の値を持つデータと、カードに与えられた金額デ
ータとを有することを特徴としている。
【0034】また、請求項6では、検索キーとなるデー
タを含むカードデータが書き込まれたカードと、発行さ
れた各カードの情報を記憶し、カードによる商品の購入
要求があったとき、このカードのカードデータを読み出
すとともに、このカードデータの検索キーとなるデータ
を使用して、登録されている各カード毎の情報を検索
し、この検索結果に基づいて前記カードが使用可能なカ
ードかどうかを判定するシステムとを備えたことを特徴
としている。
【0035】また、請求項7では、請求項6に記載のカ
ードシステムにおいて、前記カードのカードデータは、
検索キーとなるデータと、前記カードに与えられた金額
データとを含み、前記システムは、発行された各カード
の金額データを含む情報を記憶し、前記カードによる商
品の購入要求があったとき、このカードのカードデータ
を読み出すとともに、このカードデータの検索キーとな
るデータを使用して、登録されている各カード毎の情報
を検索し、前記検索キーとなるデータを持つカードの情
報を選択するとともに、この情報に含まれる金額データ
と、前記カードデータに含まれる金額データとを比較し
て、前記カードの使用可否、使用可能な金額を判定する
ことを特徴としている。
【0036】また、請求項8では、請求項6、7のいず
れかに記載のカードシステムにおいて、前記システム
は、各店毎に設置される店側装置を有し、この店側装置
によって、自店で発行された各カードの情報を記憶し、
前記カードによる商品の購入要求があったとき、このカ
ードのカードデータを読み出すとともに、このカードデ
ータの検索キーとなるデータを使用して、登録されてい
る各カード毎の情報を検索して、前記カードが自店で発
行されたカードかどうかを判定することを特徴としてい
る。
【0037】また、請求項9では、請求項6、7のいず
れかに記載のカードシステムにおいて、前記システム
は、各店毎に設置される店側装置と、中央に配置され、
通信線、通信網または記憶媒体を介して前記各店側装置
と情報の授受を行なうセンタ側装置とを有し、予め設定
されている計算式を使用して各カード毎に固有の値を含
むカードデータを発生する機能、このカードデータをベ
ース基板の所定部分に書き込んでカードを発行する機
能、発行済みカードの検索キーとなるデータと前記カー
ドの情報とを対にして記憶する機能、各店でカードによ
る商品の購入要求があったとき、このカードに書き込ま
れているカードデータを読み出し、前記カードの使用可
否を管理する機能、の少なくともいずれの機能を持ち、
これらの各機能を前記各店側装置とセンタ側装置とに振
り分けることを特徴としている。
【0038】また、請求項10では、請求項9に記載の
カードシステムにおいて、前記センタ側装置によって各
店毎のカードを発行して、これを各店側装置から販売さ
せるとともに、前記センタ側装置から前記各店側装置に
前記カードの情報を伝送または搬送させて、登録させ、
カードによる商品の購入要求があったとき、前記各店側
装置によって前記カードに書き込まれているカードデー
タを読み出させるとともに、このカードデータの検索キ
ーとなるデータを使用させて、登録されている各カード
毎の情報を検索させ、この検索結果に基づいて前記カー
ドの使用可否を管理させることを特徴としている。
【0039】また、請求項11では、請求項9に記載の
カードシステムにおいて、前記センタ側装置によって各
店毎のカードを発行して、これを各店側装置から販売さ
せるとともに、前記センタ側装置から前記各店側装置に
前記カードの情報を伝送または搬送させ、カードの販売
が行われた時点で、前記カードの情報を使用可能なカー
ドの情報として、登録させ、各店でカードによる商品の
購入要求があったとき、前記各店側装置によって前記カ
ードに書き込まれているカードデータを読み出させると
ともに、このカードデータの検索キーとなるデータを使
用させて、登録されている各カード毎の情報を検索さ
せ、この検索結果に基づいて前記カードの使用可否を管
理させることを特徴としている。
【0040】また、請求項12では、請求項9に記載の
カードシステムにおいて、前記センタ側装置によって各
店毎のカードデータを発生し、これを各店側装置に伝送
または搬送させて、各店側装置から前記カードデータが
書き込まれたカードを販売させるとともに、カードの販
売が行われた時点で、前記カードの情報を使用可能なカ
ードの情報として、登録させ、カードによる商品の購入
要求があったとき、前記各店側装置によって前記カード
に書き込まれているカードデータを読み出させるととも
に、このカードデータの検索キーとなるデータを使用さ
せて、登録されている各カード毎の情報を検索させ、こ
の検索結果に基づいて前記カードの使用可否を管理させ
ることを特徴としている。
【0041】また、請求項13では、請求項8、9、1
0、11、12のいずれかに記載のカードシステムにお
いて、前記店側装置は、店全体の管理を行なう店側コン
ピュータ装置と、店内に設置される複数の端末装置とを
有し、カードによる商品の購入要求があった端末装置に
よって前記カードのカードデータを読み出させるととも
に、前記カードデータに対応する情報を前記店側コンピ
ュータ装置から前記端末装置に伝送させて、前記カード
の使用可否を管理させることを特徴としている。
【0042】また、請求項14では、請求項6、7、
8、9、10、11、12、13のいずれかに記載のカ
ードにおいて、前記システム側は、カードを構成するベ
ース基板の所定部分に、変数値を書込み、1回の処理が
終了する毎、または任意回数の処理が終了する毎に、前
記変数値を変更するとともに、変更後の変数値を記憶
し、次回、前記カードの変数値が読み出されたとき、こ
の変数値と、記憶している変数値と比較して、この比較
結果に基づいて、前記カードの使用可否を管理すること
を特徴としている。
【0043】また、請求項15では、請求項8、9、1
0、11、12、13、14のいずれかに記載のカード
システムにおいて、前記カードデータの検索キーとなる
データを発生する機能は、乱数を使用した計算式で未使
用数値の中から使用数値を求め、この使用数値を検索キ
ーとなるデータとしてカードに書き込むことを特徴とし
ている。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
に基づいて詳細に説明する。 《第1形態》
【0045】図1は本発明によるカードおよびカードシ
ステムのうち、請求項1、2、3、4、6、8、9、1
0、13、15に対応する第1形態を示すプリペイドカ
ードシステムのブロック図である。
【0046】この図に示すプリペイドカードシステム1
aは、各パチンコ店毎に設置される複数の店側装置2a
と、プリペイドカード発行会社側に設置されるセンタ側
装置3aと、これら各店側装置2aと前記センタ側装置
3aとを接続する公衆回線4とを備えており、各パチン
コ店に配置されている各プリペイドカード販売装置12
aによって自パチンコ店でのみ使用可能なプリペイドカ
ード5を販売し、各店側装置2aによって各プリペイド
カード5の金額データを管理しながら、このプリペイド
カード5がパチンコ台6に挿入されて、玉貸しボタンが
操作されたとき、このプリペイドカード5に書き込まれ
ている各プリペイドカード固有のカードIDデータに基
づき、不正の有無、残高の有無などを判断して、玉の貸
し出しなどを行なう。
【0047】この場合、前記センタ側装置3aは、公衆
回線4を介して前記各店側装置2aと通信を行ない、全
てのプリペイドカード5について、カードIDデータ、
金額データなどを管理するホストコンピュータ装置7a
と、各プリペイドカード5のカードIDデータ、諸元デ
ータ、金額データなどが格納される大容量記憶装置8
と、前記ホストコンピュータ装置7aから出力されるカ
ードIDデータなどを取り込んで、プリペイドカード5
を発行するプリペイドカード発行装置9aとを備えてお
り、各パチンコ店側からの要求に応じてプリペイドカー
ド5を発行する処理、各パチンコ店側に販売したプリペ
イドカード5のカードIDデータなどを各パチンコ店の
店側装置2aに伝送して登録させる処理、各パチンコ店
の売上データなどを受信して、管理する処理、不正の有
無、使用済みカードIDデータなどの削除などを管理す
る処理などを行なう。
【0048】この際、前記プリペイドカード発行装置9
aから発行されるプリペイドカード5は、図2に示す如
く紙などをベースとするベース基板10と、このベース
基板10の下面に形成される磁気ストライプ11とによ
って構成され、前記ベース基板10の上面上に、「譲渡
したときには、このカードが無効になる場合がありま
す」、「購入したパチンコ店以外では、このカードが無
効になります」などの注意書きが書き込まれるととも
に、磁気ストライプ11上に、図3に示す如く、発行
日、店番号などを示す諸元データと、各プリペイドカー
ド固有の番号であるカードIDデータ(数十ビットから
数百ビットで表わされるデータ)とが書き込まれ、この
カードIDデータに対応する金額データを店側装置2a
で管理することにより、これらの各データが使用済みプ
リペイドカード5にコピーされ、1つのカードIDデー
タを持つ複数のプリペイドカード5が存在したとき、こ
れらの存在を許しながら、これらのプリペイドカード5
が順次、使用されても、真のプリペイドカード5を販売
したときの金額以上の金額を使用できないようにされて
いる。
【0049】また、各店側装置2aは、センタ側から購
入したプリペイドカード5がセットされ、顧客からの要
望に応じて、収納しているプリペイドカード5を販売す
るプリペイドカード販売装置12aと、プリペイドカー
ド5が挿入されて、玉貸しボタンが操作されたとき、こ
のプリペイドカード5に書き込まれているカードIDデ
ータを読み出し、使用許可指示があったとき、玉を貸し
出して遊戯させる複数のパチンコ台6と、公衆回線4を
介して前記センタ側装置3aと通信を行ない、使用可能
なカードIDデータ、諸元データ、金額データなどを受
信してこれらの各カードIDデータと前記各パチンコ台
6で読み出されたプリペイドカード5のカードIDデー
タとを比較して、プリペイドカード5が使用可能かどう
かなどを判定し、この判定結果に基づいて前記各パチン
コ台6に挿入されたプリペイドカード5の処理、玉貸し
処理などを指示する店側コンピュータ装置13aと、こ
の店側コンピュータ装置13aで受信された各プリペイ
ドカード5のカードIDデータ、諸元データ、金額デー
タなどが格納される大容量記憶装置14とを備えてい
る。
【0050】そして、センタ側から送信された各プリペ
イドカード5のカードIDデータ、諸元データ、金額デ
ータなどを受信して、これを記憶する処理、センタ側か
ら購入したプリペイドカード5を顧客に販売する処理、
プリペイドカード5による玉貸し要求があったとき、こ
のプリペイドカード5が真のプリペイドカード5かどう
かを判定する処理、玉貸し要求があったプリペイドカー
ド5が真のプリペイドカード5であるとき、登録されて
いる前記カードIDデータに対応する金額の範囲内で玉
を貸し出して、遊戯を行なわせる処理、玉の貸し出しで
使用されたプリペイドカード5の金額データを更新する
処理、使用された金額を集計して売上データを作成する
処理、各プリペイドカード5の使用状態、売上データな
どを公衆回線4を介して、センタ側装置3aに送信する
処理などを行なう。
【0051】また、公衆回線4は、通常のアナログ交換
機を使用した電話回線、最新のデジタル交換機を使用し
た電話回線、各パチンコ店側の各店側装置2aとセンタ
側装置3aとを常時接続する専用回線などによって構成
される回線であり、センタ側装置3aから送信要求があ
ったとき、センタ側から送信されたカードIDデータ、
諸元データ、金額データなどを送信要求で指定されたパ
チンコ店の店側装置2aに伝送し、また各パチンコ店の
店側装置2aから送信要求があったとき、これらの各パ
チンコ店の店側装置2aから送信された各プリペイドカ
ード5の使用状態、売上データなどをセンタ側装置3a
に伝送する。
【0052】次に、図4〜図7に示すフローチャートを
参照しながら、この第1形態のプリペイドカード管理動
作について説明する。
【0053】<ホストコンピュータ装置7aの処理>ま
ず、図4、図5のフローチャートに示す如くセンタ側装
置3aを構成するホストコンピュータ装置7aの動作開
始スイッチが操作されれば、このホストコンピュータ装
置7aによって大容量記憶装置8がアクセスされて得ら
れた内容や電話連絡内容などに基づき、前日までにおけ
るプリペイドカード使用状態が各パチンコ店毎に整理さ
れて、プリペイドカード5の枚数が不足しているパチン
コ店があるかどうかがチェックされ(ステップST
1)、プリペイドカード5が不足しているパチンコ店が
あれば、乱数が使用されて、未使用カードIDデータの
中から、使用数分だけ、カードIDデータが選択され、
これに金額データ、諸元データなどが付加されて大容量
記憶装置8に格納されるとともに(ステップST2)、
これらカードIDデータ、諸元データなどがプリペイド
カード発行装置9aに供給されて、データが書き込まれ
ていないプリペイドカード(未記入プリペイドカード)
5の磁気ストライプ11に前記カードIDデータ、諸元
データが書き込まれて、排出され、これが真のプリペイ
ドカード5として、パチンコ店側に販売される(ステッ
プST3)。
【0054】次いで、この真のプリペイドカード5がプ
リペイドカード販売装置12aにセットされたことを示
す連絡が入いり、センタ側装置3a側のオペレータによ
ってこの情報が入力されたとき(ステップST4)、ホ
ストコンピュータ装置7aによって、大容量記憶装置8
がアクセスされて、連絡があったパチンコ店側に販売し
た各プリペイドカード5のカードIDデータ、これらの
各カードIDデータに対応する金額データ、諸元データ
などが読み出されて、公衆回線4上に送出され、前記プ
リペイドカード5のセットが完了したパチンコ店側の店
側コンピュータ装置13aに供給され、この店側コンピ
ュータ装置13aに接続されている大容量記憶装置14
に登録される(ステップST5)。
【0055】この後、公衆回線4上に各パチンコ店側か
ら売上データなどの送信要求が出される毎に、ホストコ
ンピュータ装置7aによってこれが検知されて(ステッ
プST6)、送信要求を出したパチンコ店の店側コンピ
ュータ装置13aと通信回線が確立され、店側コンピュ
ータ装置13aから送出される各カードIDデータ、こ
れら各カードIDデータに対応する金額データ(残金デ
ータ)、この店側コンピュータ装置13aが設置されて
いるパチンコ店で使用されたプリペイドカード5で払い
出された金額データ(売上データ)、削除対象カードI
Dデータなどが取り込まれて、大容量記憶装置8に登録
される(ステップST7)。
【0056】以下、上述したプリペイドカード5の発行
処理、各パチンコ店側に販売したプリペイドカード5の
カードIDデータ、金額データ、諸元データなどを対応
するパチンコ店に伝送して登録させる処理、各パチンコ
店から送信される売上データなどの受信、記憶処理が繰
り返し、行われる(ステップST1〜ST8、ST1
3)。
【0057】そして、1日の終わりを示す使用金額集計
時期になる毎に(ステップST8)、ホストコンピュー
タ装置7aによって大容量記憶装置8に登録されている
各パチンコ店毎のカードIDデータ、金額データ、売上
データが整理されて、不正の有無がチェックされ(ステ
ップST9)、不正がなければ(ステップST10)、
各パチンコ店毎の売上データに基づき、支払金額が計算
されて、大容量記憶装置8に登録されるとともに、削除
対象となっている使用済みカードIDデータが削除され
(ステップST11)、また何らかの不正があれば、不
正内容が表示されて、オペレータによる不正内容の詳細
なチェックが行なわれる(ステップST12)。
【0058】この場合、パチンコ店から送信されるデー
タを処理した際、パチンコ店に販売したプリペイドカー
ド5の金額データ(残金データ)が前回の金額データ
(残金データ)より増加しているとき、または各パチン
コ店に販売したプリペイドカード5のカードIDデータ
以外のカードIDデータが使用されていたとき、あるい
は各パチンコ店毎のプリペイドカード使用金額と、各パ
チンコ店の売り上げ金額とが一致していないときなどに
不正があったと判定される。
【0059】<プリペイドカード販売装置12aの処理
>また、上述した動作と並行して、図6のフローチャー
トに示す如く特殊キーが使用されて各パチンコ店毎に設
置されているプリペイドカード販売装置12aの扉が開
けられ、この状態で、センタ側から販売されたプリペイ
ドカード5がセットされて、前記扉が閉じられた後、販
売開始スイッチが操作されれば(ステップST15)、
プリペイドカード販売装置12aによって紙幣投入口に
紙幣が投入されたかどうかがチェックされる(ステップ
ST16)。
【0060】そして、紙幣投入口に紙幣が投入されれば
(ステップST16)、プリペイドカード販売装置12
aによってこの紙幣が取り込まれて、その真贋、金額な
どが判定されるとともに、これが真紙幣であれば、投入
された紙幣の合計金額が計算され、顧客により口座選択
スイッチが押されたとき、合計金額の範囲内で、押され
た口座選択スイッチで指定された金額のプリペイドカー
ド5が払い出され、残金があれば、釣銭スイッチが押さ
れたとき、釣銭が払い出される(ステップST17)。
【0061】以下、この販売動作が繰り返された後、特
殊キーが使用されて終了指示が入力されたとき、全ての
販売動作が終了する(ステップST15〜ST18)。
【0062】<店側コンピュータ装置13aの処理>ま
た、図7のフローチャートに示す如く各パチンコ店側に
設置されている店側コンピュータ装置13aの電源が投
入されて、店側のオペレータによって開始指示が入力さ
れるとともに(ステップST20)、センタ側から販売
されたプリペイドカード5がプリペイドカード販売装置
12aにセットされ(ステップST21)、店側のオペ
レータによってセンタ側にプリペイドカード5のセット
が完了したことが連絡される。
【0063】そして、センタ側のホストコンピュータ装
置7aからカードIDデータ、諸元データ、金額データ
などが送信されてきたとき、店側コンピュータ装置13
aによってこれが受信されて、大容量記憶装置14に登
録される(ステップST22)。
【0064】この後、パチンコ店の営業が開始されて、
各パチンコ台6のいずれかにプリペイドカード5が挿入
され、玉貸しボタンが操作されれば(ステップST2
3)、パチンコ台6によって前記プリペイドカード5の
磁気ストライプ11に書き込まれている諸元データ、カ
ードIDデータが読み出され、これが店側コンピュータ
装置13aによって取り込まれるとともに、大容量記憶
装置14がアクセスされて(ステップST24)、この
カードIDデータがこのパチンコ店のプリペイドカード
販売装置12aで販売されたプリペイドカード5かどう
かがチェックされる(ステップST25)。
【0065】そして、このカードIDデータがこのパチ
ンコ店のプリペイドカード販売装置12aで販売された
プリペイドカード5のカードIDデータであれば(ステ
ップST25)、店側コンピュータ装置13aによって
大容量記憶装置14に登録されている前記カードIDデ
ータに対応する金額データが読み出されて、この金額デ
ータで示される金額の範囲内で、玉貸しボタンで指定さ
れた金額分の玉が貸し出された後、貸し出した玉の金額
分だけ大容量記憶装置14に登録されている前記カード
IDデータに対応する金額データが減額される(ステッ
プST26)。
【0066】また、パチンコ台6に挿入されたプリペイ
ドカード5のカードIDデータが検索キーにされて大容
量記憶装置14がアクセスされたとき、このカードID
データが登録されていなかったり、このカードIDデー
タに対応する金額データが零であったりすれば(ステッ
プST25)、店側コンピュータ装置13aによって前
記プリペイドカード5が挿入されているパチンコ台6の
表示部上に不正の内容が表示されるとともに、プリペイ
ドカード回収指令が出され、このプリペイドカード5が
前記パチンコ台6側の回収ボックス内に収納される(ス
テップST27)。
【0067】以下、使用金額の集計時期になるまで、上
述したカードIDデータの受信処理、プリペイドカード
5による玉貸し処理が繰り返されて、プリペイドカード
5による玉貸し指示がある毎に、プリペイドカード5の
真贋判定、金額データの更新などが繰り返し、行われる
(ステップST21〜ST28)。
【0068】この後、パチンコ店の営業時間が終了し
て、使用金額の集計時期になったとき(ステップST2
8)、店側コンピュータ装置13aによって大容量記憶
装置14内に登録されている各カードIDデータ、これ
らの各カードIDデータに対応する金額データ(残金デ
ータ)、不正の有無データなどが整理されて売上デー
タ、各パチンコ台6の回収ボックス内に回収されたプリ
ペイドカード5のカードIDデータ(削除対象カードI
Dデータ)などが作成され、これらの各データが公衆回
線4を介してセンタ側のホストコンピュータ装置7aに
伝送されるとともに(ステップST29)、各パチンコ
台6の回収ボックス内に回収されたプリペイドカード5
のカードIDデータが大容量記憶装置14から削除され
る(ステップST30)。
【0069】このようにこの第1形態では、センタ側か
ら各パチンコ店側に販売される各プリペイドカード5の
磁気ストライプ11に各プリペイドカード固有のカード
IDデータを書込むとともに、各パチンコ店に販売した
プリペイドカード5のカードIDデータ、諸元データ、
金額データを各パチンコ店に各々、伝送して登録させ
て、各パチンコ店で使用されたプリペイドカード5の真
贋判定、使用金額の処理などを行なわせるようにしてい
るので、正規のプリペイドカード5が使用済みのプリペ
イドカード5にコピーするなどの方法で変造プリペイド
カードが作成され、この変造プリペイドカードがパチン
コ店で使用されたとき、この変造プリペイドカードと、
正規のプリペイドカード5とを、1枚のプリペイドカー
ド5として扱って、玉の二重貸し出しを防止することが
できるとともに、変造プリペイドカードや正規のプリペ
イドカード5を持っている人から苦情が出たとき、これ
ら変造プリペイドカードや正規のプリペイドカード5を
持っている人から入手経路などを聞くことにより、変造
者の割り出しを容易にすることができる。
【0070】また、この際、各プリペイドカード販売装
置12aから販売されたプリペイドカード5を譲渡した
ときには、このプリペイドカード5が無効になることを
各プリペイドカード5に記載して、各顧客に譲渡無効を
知らせているので、何らの問題も発生しない。
【0071】また、各プリペイドカード販売装置12a
から販売されたプリペイドカード5がこれを購入したパ
チンコ店以外のパチンコ店で使用できないようにしてい
るので、各パチンコ店で販売したプリペイドカード5の
金額よりも、各パチンコ店で使用されるプリペイドカー
ド5の金額が多くなるという被害を未然に防止すること
ができる。
【0072】また、この第1形態で使用されている各カ
ードIDデータを示すビット数として、プリペイドカー
ド販売枚数の数億〜数千億倍程度の枚数を指定すること
ができるビット数を確保し、これをランダムに選択し
て、各プリペイドカード5のカードIDデータとして使
用するようにしているので、変造者によって、使用済み
のプリペイドカード5に適当なカードIDデータが書き
込まれても、このカードIDデータと、パチンコ店側に
登録されている各カードIDデータとが一致する確率を
ほぼ零にすることができ、これによって変造が成功する
確率をほぼ零にすることができる。
【0073】また、この第1形態では、プリペイドカー
ド5に書き込まれたカードIDデータを使用して、店側
装置2aの大容量記憶装置14に記憶されている各プリ
ペイドカード5毎の諸元データ、金額データなどを見つ
け出すようにしているので、従来から使用されている一
般的なプリペイドカードと同様に、暗唱番号などを入力
させることなく、プリペイドカード5を使用させること
ができ、これによってプリペイドカード5をパチンコ台
6に挿入するだけの簡単な操作で、玉の貸出を行わせる
ことができる。
【0074】勿論、このようなカードIDデータと同等
な機能を持つデータ、すなわちプリペイドカード5毎
に、固有の値を持ち、店側装置2aの大容量記憶装置1
4に記憶されている各プリペイドカード5毎の諸元デー
タ、金額データなどを見つけ出すのに必要な検索キーと
なるデータであれば、どのような形式のデータ、例えば
諸元データなどによってプリペイドカード5を各店毎に
区分し、各店で使用される各プリペイドカード5毎に、
カードIDデータを異ならせたデータ、あるいはプリペ
イドカード作成日時、作成時刻など暗号化したデータな
どを使用しても良い。
【0075】この際、プリペイドカード5に書き込まれ
る検索キーとなるデータのビット数を最初の1枚目か
ら、大きな値にしておけば、上述した第1形態と同様な
効果を得ることができる。
【0076】また、この第1形態では、システム全体を
店側装置2aと、センタ側装置3aとに分けているが、
各パチンコ店の営業形態などに応じて、店側装置2aの
機能と、センタ側装置3aの機能とを任意に組み合わせ
て、プリペイドカードシステム1aを構成するようにし
ても良い。
【0077】《第2形態》図8は本発明によるカードお
よびカードシステムのうち、請求項1、2、3、4、
5、6、7、8、9、11、13、15に対応する第2
形態を示すプリペイドカードシステムのブロック図であ
る。なお、この図において、図1の各部と同じ部分に
は、同じ符号が付してある。
【0078】この図に示すプリペイドカードシステム1
bが、図1に示すプリペイドカードシステム1aと異な
る点は、各パチンコ店側に設置されるプリペイドカード
販売装置12aと、店側コンピュータ装置13aとに代
えて、ローカル通信機能を持つプリペイドカード販売装
置12bと、店側コンピュータ装置13bとを設置する
とともに、ホストコンピュータ装置7bによって制御さ
れるプリペイドカード発行装置9bからプリペイドカー
ド15(プリペイドカード5と異なる情報が書き込まれ
たプリペイドカード)を発行させ、センタ側から各パチ
ンコ店側に販売された各プリペイドカード15が各パチ
ンコ店側に設置されている各プリペイドカード販売装置
12bにセットされて顧客に販売される毎に、販売した
プリペイドカード15の諸元データ、カードIDデー
タ、金額データを店側コンピュータ装置13bに転送さ
せて、大容量記憶装置14に登録するようにしたことで
ある。
【0079】この場合、前記プリペイドカード発行装置
9bから発行されるプリペイドカード15は、図9に示
す如く紙などをベースとするベース基板16と、このベ
ース基板16の下面に形成される磁気ストライプ17と
によって構成され、前記ベース基板16の上面上に、
「譲渡したときには、このカードが無効になる場合があ
ります」、「購入したパチンコ店以外では、このカード
が無効になります」などの注意書きが書き込まれるとと
もに、磁気ストライプ17上に、図10に示す如く、発
行日、店番号などを示す諸元データと、各プリペイドカ
ード固有の番号であるカードIDデータ(数十ビットか
ら数百ビットで表わされるデータ)と、このプリペイド
カード15で使用可能な金額を示す金額データとが書き
込まれ、このカードIDデータに対応する金額データを
店側装置2bで管理することにより、これらの各データ
が使用済みプリペイドカード15にコピーされ、1つの
カードIDデータを持つ複数のプリペイドカード15が
存在したとき、これらのいずれかが真のプリペイドカー
ド15で、他のプリペイドカード15が偽のプリペイド
カード15であることが分かるようにされている。
【0080】このような構成により、このプリペイドカ
ードシステム1bは、次に述べるようにプリペイドカー
ド15の管理を行なう。
【0081】<ホストコンピュータ装置7bの処理>ま
ず、図11のフローチャートに示す如くセンタ側装置3
bを構成するホストコンピュータ装置7bの動作開始ス
イッチが操作されれば、このホストコンピュータ装置7
bによって大容量記憶装置8がアクセスされて得られた
内容や電話連絡内容などに基づき、前日までにおけるプ
リペイドカード使用状態が各パチンコ店毎に整理され
て、プリペイドカード15の枚数が不足しているパチン
コ店があるかどうかがチェックされ(ステップST4
5)、プリペイドカード15が不足しているパチンコ店
があれば、乱数が使用されて、未使用カードIDデータ
の中から、使用枚数分だけ、カードIDデータが選択さ
れ、これに諸元データ、金額データが付加されて大容量
記憶装置8に格納されるとともに(ステップST4
6)、これらカードIDデータ、諸元データ、金額デー
タがプリペイドカード発行装置9bに供給されて、デー
タが書き込まれていないプリペイドカード(未記入プリ
ペイドカード)15の磁気ストライプ17に前記カード
IDデータ、諸元データ、金額データが書き込まれて、
排出され、これが真のプリペイドカード15として、パ
チンコ店側に販売される(ステップST47)。
【0082】この後、公衆回線4上に各パチンコ店側か
ら売上データなどの送信要求が出される毎に(ステップ
ST48)、ホストコンピュータ装置7bによってこれ
が検知され、送信要求を出したパチンコ店の店側コンピ
ュータ装置13bと通信回線が確立されて、店側コンピ
ュータ装置13bから送出される各カードIDデータ、
これら各カードIDデータに対応する金額データ(残金
データ)、この店側コンピュータ装置13bが設置され
ているパチンコ店で使用されたプリペイドカード15で
払い出された金額データ(売上データ)、削除対象カー
ドIDデータなどが取り込まれて、大容量記憶装置8に
登録される(ステップST49)。
【0083】以下、上述したプリペイドカード15の発
行処理、各パチンコ店から送信される売上データなどの
受信、記憶処理が繰り返し、行われる(ステップST4
5〜ST50、ST55)。
【0084】そして、1日の終わりを示す使用金額集計
時期になる毎に(ステップST50)、ホストコンピュ
ータ装置7bによって大容量記憶装置8に登録されてい
る各パチンコ店毎のカードIDデータ、金額データ、売
上データなどが整理されて、不正の有無がチェックされ
(ステップST51)、不正がなければ(ステップST
52)、各パチンコ店毎の売上データに基づき、支払金
額が計算されて、大容量記憶装置8に登録されるととも
に、削除対象カードIDデータに対応する、カードID
データ、金額データが削除され(ステップST53)、
また何らかの不正があれば、不正内容が表示されて、オ
ペレータによる不正内容の詳細なチェックが行なわれる
(ステップST54)。
【0085】この場合、同じカードIDデータで金額デ
ータが異なる複数枚のプリペイドカード15が見つかっ
たとき、またはパチンコ店に販売したプリペイドカード
15の金額データが前回の金額データより増加している
とき、または各パチンコ店に販売したプリペイドカード
15のカードIDデータ以外のカードIDデータが使用
されていたとき、あるいは各パチンコ店毎のプリペイド
カード使用金額と、各パチンコ店の売り上げ金額とが一
致していないときなどに不正があったと判定される。
【0086】<プリペイドカード販売装置12bの処理
>また、上述した動作と並行して、図12のフローチャ
ートに示す如く特殊キーが使用されて各パチンコ店毎に
設置されているプリペイドカード販売装置12bの扉が
開けられ、この状態で、センタ側から販売されたプリペ
イドカード15がセットされて、前記扉が閉じられた
後、販売開始スイッチが操作されれば(ステップST6
0)、プリペイドカード販売装置12bによって紙幣投
入口に紙幣が投入されたかどうかがチェックされる。
【0087】そして、紙幣投入口に紙幣が投入されれ
ば、プリペイドカード販売装置12bによってこの紙幣
が取り込まれて、その真贋、金額などが判定されるとと
もに、これが真紙幣であれば、投入された紙幣の合計金
額が計算され、顧客により口座選択スイッチが押された
とき(ステップST61)、合計金額の範囲内で、押さ
れた口座選択スイッチで指定された金額のプリペイドカ
ード15が払い出され、残金があれば、釣銭スイッチが
押されたとき、釣銭が払い出される(ステップST6
2)。
【0088】また、この動作と並行して、プリペイドカ
ード販売装置12bによって顧客にプリペイドカード1
5が販売される際、このプリペイドカード15の諸元デ
ータ、カードIDデータ、金額データが読み出されて、
これが同じパチンコ店に設置されている店側コンピュー
タ装置13bに供給され、この店側コンピュータ装置1
3bに接続されている大容量記憶装置14に登録される
(ステップST63)。
【0089】以下、この販売動作が繰り返された後、特
殊キーが使用されて終了指示が入力されたとき、全ての
販売動作が終了する(ステップST61〜ST64)。
【0090】<店側コンピュータ装置13bの処理>ま
た、図13のフローチャートに示す如く各パチンコ店側
に設置されている店側コンピュータ装置13bの電源が
投入されて、店側のオペレータによって開始指示が入力
されれば(ステップST65)、プリペイドカード販売
装置12bから諸元データ、カードIDデータ、金額デ
ータなどが送信されているかどうかがチェックされ(ス
テップST66)、これらのデータが送信される毎に、
これが受信されて、大容量記憶装置14に登録される
(ステップST67)。
【0091】この後、各パチンコ台6のいずれかにプリ
ペイドカード15が挿入され、玉貸しボタンが操作され
れば(ステップST68)、パチンコ台6によって前記
プリペイドカード15の磁気ストライプ17に書き込ま
れている諸元データ、カードIDデータ、金額データな
どが読み出され、これが店側コンピュータ装置13bに
よって取り込まれるとともに、大容量記憶装置14がア
クセスされて、このカードIDデータがこのパチンコ店
のプリペイドカード販売装置12bで販売されたプリペ
イドカード15かどうかがチェックされる(ステップS
T69)。
【0092】そして、このカードIDデータがこのパチ
ンコ店のプリペイドカード販売装置12bで販売された
プリペイドカード15のカードIDデータであり、不正
が無ければ(ステップST70)、店側コンピュータ装
置13bによって大容量記憶装置14に登録されている
前記カードIDデータに対応する金額データが読み出さ
れて、この金額データで示される金額の範囲内で、玉貸
しボタンで指定された金額分の玉が貸し出された後、貸
し出した玉の金額分だけ大容量記憶装置14に登録され
ている前記プリペイドカード15の磁気ストライプ17
に書き込まれている金額データと、大容量記憶装置14
に登録されている前記カードIDデータに対応する金額
データとが減額される(ステップST71)。
【0093】また、パチンコ台6に挿入されたプリペイ
ドカード15のカードIDデータが検索キーにされて大
容量記憶装置14がアクセスされたとき、このカードI
Dデータが登録されていなかったり、このカードIDデ
ータに対応する金額データが零であったり、前記プリペ
イドカード15の磁気ストライプ17に書き込まれてい
る金額データと大容量記憶装置14に登録されている前
記プリペイドカード15のカードIDデータに対応する
金額データとが一致していなかったりしたとき(ステッ
プST70)、店側コンピュータ装置13bによって前
記プリペイドカード15が挿入されているパチンコ台6
の表示部上に不正の内容が表示されるとともに、プリペ
イドカード回収指令が出され、このプリペイドカード1
5が前記パチンコ台6側の回収ボックス内に収納される
(ステップST72)。
【0094】以下、使用金額の集計時期になるまで、上
述したカードIDデータの受信処理、プリペイドカード
15による玉貸し処理が繰り返され、プリペイドカード
15による玉貸し指示がある毎に、プリペイドカード1
5の真贋判定、金額データの更新などが繰り返し、行わ
れる(ステップST66〜ST73)。
【0095】この後、パチンコ店の営業時間が終了し
て、使用金額の集計時期になったとき(ステップST7
3)、店側コンピュータ装置13bによって大容量記憶
装置14内に登録されている各カードIDデータ、これ
らの各カードIDデータに対応する金額データ(残金デ
ータ)、不正の有無データなどが整理されて売上データ
や各パチンコ台6の回収ボックス内に回収されたプリペ
イドカード5のカードIDデータ(削除対象カードID
データ)が作成され、これらの各データが公衆回線4を
介してセンタ側のホストコンピュータ装置7bに伝送さ
れるとともに(ステップST74)、各パチンコ台6の
回収ボックス内に回収されたプリペイドカード15のカ
ードIDデータが大容量記憶装置14から削除される
(ステップST75)。
【0096】このようにこの第2形態では、センタ側か
ら各パチンコ店側に販売される各プリペイドカード15
の磁気ストライプ17に各プリペイドカード固有のカー
ドIDデータと、金額データと、諸元データとを書込む
とともに、各パチンコ店のプリペイドカード販売装置1
2bによって顧客にプリペイドカード15が販売される
毎に、このプリペイドカード15の諸元データ、カード
IDデータ、金額データを店側コンピュータ装置13b
に伝送して登録させ、各パチンコ店で使用されたプリペ
イドカード15の真贋判定、使用金額の処理などを行な
わせるようにしているので、正規のプリペイドカード1
5が使用済みのプリペイドカード15にコピーするなど
の方法で変造プリペイドカードが作成され、この変造プ
リペイドカードがパチンコ店で使用されたとき、この変
造プリペイドカードの金額データを変更して、この変造
プリペイドカードの元になった正規のプリペイドカード
15を使用不能にし、玉の二重貸し出しを防止すること
ができるとともに、正規のプリペイドカード15を持っ
ている人から入手経路などを聞くことにより、変造者の
割り出しを容易にすることができる。
【0097】また、この際、各プリペイドカード販売装
置12bから販売されたプリペイドカード15を譲渡し
たときには、このプリペイドカード15が無効になるこ
とを各プリペイドカード15に記載して、各顧客に譲渡
無効を知らせているので、何らの問題も発生しない。
【0098】また、各プリペイドカード販売装置12b
から販売されたプリペイドカード15がこれを購入した
パチンコ店以外のパチンコ店で使用できないようにして
いるので、各パチンコ店で販売したプリペイドカード1
5の金額よりも、各パチンコ店で使用されるプリペイド
カード15の金額が多くなるという被害を未然に防止す
ることができる。
【0099】また、この第2形態で使用されている各カ
ードIDデータを示すビット数として、プリペイドカー
ド販売枚数の数億〜数千億倍程度の枚数を指定すること
ができるビット数を確保し、これをランダムに選択し
て、各プリペイドカード15のカードIDデータとして
使用するようにしているので、変造者側によって、使用
済みのプリペイドカード15に適当なカードIDデータ
が書き込まれても、このカードIDデータと、パチンコ
店側に登録されている各カードIDデータとが一致する
確率をほぼ零にすることができ、これによって変造が成
功する確率をほぼ零にすることができる。
【0100】また、変造者によって真のプリペイドカー
ド15の金額データが変造されても、店側コンピュータ
装置13bによってこのプリペイドカード15の金額デ
ータと、大容量記憶装置14に登録されている金額デー
タとが照合され、その真贋が判定されるので、これによ
って変造が成功する確率をほぼ零にすることができる。
【0101】また、この第2形態では、センタ側から各
パチンコ店に販売されたプリペイドカード15のうち、
顧客に販売されたプリペイドカード15の諸元データ、
カードIDデータ、金額データのみを各パチンコ店側の
大容量記憶装置14に登録するようにしているので、セ
ンタ側から各パチンコ店側に販売されたプリペイドカー
ド15が顧客に販売される前に紛失しても、各パチンコ
店側でこれが不正に使用されるのを防止することができ
る。
【0102】また、この第2形態では、プリペイドカー
ド15に書き込まれたカードIDデータを使用して、店
側装置2bの大容量記憶装置14に記憶されている各プ
リペイドカード15毎の諸元データ、金額データなどを
見つけ出すようにしているので、従来から使用されてい
る一般的なプリペイドカードと同様に、暗唱番号などを
入力させることなく、プリペイドカード15を使用させ
ることができ、これによってプリペイドカード15をパ
チンコ台6に挿入するだけの簡単な操作で、玉の貸出を
行わせることができる。
【0103】勿論、このようなカードIDデータと同等
な機能を持つデータ、すなわちプリペイドカード15毎
に、固有の値を持ち、店側装置2bの大容量記憶装置1
4に記憶されている各プリペイドカード15毎の諸元デ
ータ、金額データなどを見つけ出すのに必要な検索キー
となるデータであれば、どのような形式のデータ、例え
ば諸元データなどによってプリペイドカード15を各店
毎に区分し、各店で使用される各プリペイドカード5毎
に、カードIDデータを異ならせたデータ、あるいはプ
リペイドカード作成日時、作成時刻など暗号化したデー
タなどを使用しても良い。
【0104】この際、プリペイドカード15に書き込ま
れる検索キーとなるデータのビット数を最初の1枚目か
ら、大きな値にしておけば、上述した第2形態と同様な
効果を得ることができる。
【0105】また、この第2形態では、システム全体を
店側装置2bと、センタ側装置3bとに分けているが、
各パチンコ店の営業形態などに応じて、店側装置2bの
機能と、センタ側装置3bの機能とを任意に組み合わせ
て、プリペイドカードシステム1bを構成するようにし
ても良い。
【0106】また、この第2形態では、プリペイドカー
ド15に金額データを書き込んでいるので、プリペイド
カード15がパチンコ台6に挿入された時点で、プリペ
イドカード15に書き込まれている金額データの内容を
仮の金額データとして、パチンコ台6の表示部上に表示
させながら、プリペイドカード15に対する使用可否の
判断処理を行わせるようにしても良い。
【0107】《第3形態》図14は本発明によるカード
およびカードシステムのうち、請求項1、2、3、4、
6、8、9、12、13、15に対応する第3形態を示
すプリペイドカードシステムのブロック図である。な
お、この図において、図1の各部と同じ部分には、同じ
符号が付してある。
【0108】この図に示すプリペイドカードシステム1
cが、図1に示すプリペイドカードシステム1aと異な
る点は、各パチンコ店側に設置されるプリペイドカード
販売装置12aに代えて、公衆回線4を介して通信を行
なう機能を持つプリペイドカード販売装置12cを設置
し、このプリペイドカード販売装置12cに未記入プリ
ペイドカード5をセットさせ、プリペイドカード販売装
置12cのカードIDデータが不足する毎に、センタ側
のホストコンピュータ装置7cからプリペイドカード販
売装置12cに諸元データ、カードIDデータ、金額デ
ータを伝送させて記憶させ、顧客から販売要求がある毎
に、記憶している諸元データ、カードIDデータなどを
未使用プリペイドカード5の磁気ストライプ11に書き
込んで、販売するとともに、販売したプリペイドカード
5の諸元データ、カードIDデータ、金額データを店側
コンピュータ装置13cに転送させて、大容量記憶装置
14に登録するようにしたことである。
【0109】この場合、前記プリペイドカード販売装置
13cから発行されるプリペイドカード5は、図15に
示す如く紙などをベースとするベース基板10と、この
ベース基板10の下面に形成される磁気ストライプ11
とによって構成され、前記ベース基板10の上面上に、
「譲渡したときには、このカードが無効になる場合があ
ります」、「購入したパチンコ店以外では、このカード
が無効になります」などの注意書きが書き込まれるとと
もに、磁気ストライプ11上に、図16に示す如く、発
行日、店番号などを示す諸元データと、各プリペイドカ
ード固有の番号であるカードIDデータ(数十ビットか
ら数百ビットで表わされるデータ)とが書き込まれ、こ
のカードIDデータに対応する金額データを店側装置2
cで管理することにより、これらの各データが使用済み
プリペイドカード5にコピーされ、1つのカードIDデ
ータを持つ複数のプリペイドカード5が存在したとき、
これらの存在を許しながら、これらのプリペイドカード
5が順次、使用しても、真のプリペイドカード5を販売
したときの金額以上の金額を使用できないようにされて
いる。
【0110】このような構成により、このプリペイドカ
ードシステム1cは、次に述べるようにプリペイドカー
ド5の管理を行なう。
【0111】<ホストコンピュータ装置7cの処理>ま
ず、図17のフローチャートに示す如くセンタ側装置3
cを構成するホストコンピュータ装置7cの動作開始ス
イッチが操作されれば、このホストコンピュータ装置7
cによって各パチンコ店のプリペイドカード販売装置1
2cからカード補充要求が出されているかどうかがチェ
ックされ(ステップST80)、カード補充要求を出し
ているプリペイドカード販売装置12cがあれば、乱数
が使用されて、未使用カードIDデータの中から、使用
数分だけ、カードIDデータが選択され、これに諸元デ
ータ、金額データなどが付加されて大容量記憶装置8に
格納されるとともに(ステップST81)、公衆回線4
を介して、これら諸元データ、カードIDデータ、金額
データなどが前記プリペイドカード発行装置12cに供
給される(ステップST82)。
【0112】この後、公衆回線4上に各パチンコ店側か
ら売上データなどの送信要求が出される毎に(ステップ
ST83)、ホストコンピュータ装置7cによってこれ
が検知され、送信要求を出したパチンコ店の店側コンピ
ュータ装置13cと通信回線が確立されて、店側コンピ
ュータ装置13cから送出される各カードIDデータ、
これら各カードIDデータに対応する金額データ(残金
データ)、この店側コンピュータ装置13cが設置され
ているパチンコ店で使用されたプリペイドカード5で払
い出された金額データ(売上データ)、削除対象カード
IDデータなどが取り込まれて、大容量記憶装置8に登
録される(ステップST84)。
【0113】以下、上述したプリペイドカード5のカー
ドIDデータ、金額データなどを対応するパチンコ店に
伝送して登録させる処理、各パチンコ店から送信される
売上データなどの受信、記憶処理が繰り返し、行われる
(ステップST80〜ST85、ST90)。
【0114】そして、1日の終わりを示す使用金額集計
時期になる毎に(ステップST85)、ホストコンピュ
ータ装置7cによって大容量記憶装置8に登録されてい
る各パチンコ店毎のカードIDデータ、金額データ、売
上データなどが整理されて、不正の有無がチェックされ
(ステップST86)、不正がなければ(ステップST
87)、各パチンコ店毎の売上データに基づき、支払金
額が計算されて、大容量記憶装置8に登録されるととも
に、削除対象カードIDデータに対応する、カードID
データ、金額データが削除され(ステップST88)、
また何らかの不正があれば、不正内容が表示されて、オ
ペレータによる不正内容の詳細なチェックが行なわれる
(ステップST89)。
【0115】この場合、パチンコ店から送信されるデー
タを処理した際、パチンコ店に販売したプリペイドカー
ド5の金額データ(残金データ)が前回の金額データ
(残金データ)より増加しているとき、または各パチン
コ店に販売したプリペイドカード5のカードIDデータ
以外のカードIDデータが使用されていたとき、あるい
は各パチンコ店毎のプリペイドカード使用金額と、各パ
チンコ店の売り上げ金額とが一致していないときなどに
不正があったと判定される。
【0116】<プリペイドカード販売装置12cの処理
>また、上述した動作と並行して、図18のフローチャ
ートに示す如く特殊キーが使用されて各パチンコ店毎に
設置されているプリペイドカード販売装置12cの扉が
開けられるとともに、センタ側から提供された未記入プ
リペイドカードがセットされて、前記扉が閉じられた
後、開始スイッチが操作されれば(ステップST9
5)、記憶しているカードIDデータの数が十分な数で
あるかどうかがチェックされ(ステップST96)、こ
れが不足していれば、公衆回線4を介してセンタ側のホ
ストコンピュータ装置7cにカード補充要求が出される
(ステップST97)。
【0117】そして、前記ホストコンピュータ装置7c
から諸元データ、カードIDデータ、金額データが送信
されたとき、プリペイドカード販売装置12cによって
これが取り込まれて記憶される(ステップST98)。
【0118】この後、紙幣投入口に紙幣が投入されれ
ば、プリペイドカード販売装置12cによってこの紙幣
が取り込まれて、その真贋、金額などが判定されるとと
もに、これが真紙幣であれば、投入された紙幣の合計金
額が計算され、顧客により口座選択スイッチが押された
とき(ステップST99)、合計金額の範囲内で、押さ
れた口座選択スイッチで指定された金額に対応する諸元
データ、カードIDデータが未記入プリペイドカード5
の磁気ストライプ11に書き込まれて、排出され、これ
が真のプリペイドカード5として、顧客に販売され、残
金があれば、釣銭スイッチが押されたとき、釣銭が払い
出される(ステップST100)。
【0119】また、この動作と並行して、プリペイドカ
ード販売装置12cによって顧客にプリペイドカード5
が販売される際、このプリペイドカード5の諸元デー
タ、カードIDデータ、金額データが同じパチンコ店に
設置されている店側コンピュータ装置13cに供給さ
れ、この店側コンピュータ装置13cに接続されている
大容量記憶装置14上に登録されるとともに(ステップ
ST101)、プリペイドカード販売装置12c側に記
憶されていた前記諸元データ、カードIDデータ、金額
データ(販売したプリペイドカード5に書き込んだ諸元
データ、カードIDデータおよびこれに対応する金額デ
ータ)が消去される(ステップST102)。以下、こ
の販売動作が繰り返された後、特殊キーが使用されて終
了指示が入力されたとき、全ての販売動作が終了する
(ステップST96〜ST103)。
【0120】<店側コンピュータ装置13cの処理>ま
た、図19のフローチャートに示す如く各パチンコ店側
に設置されている店側コンピュータ装置13cの電源が
投入されて、店側のオペレータによって開始指示が入力
されれば(ステップST105)、プリペイドカード販
売装置12cから諸元データ、カードIDデータ、金額
データなどが送信されているかどうかがチェックされ
(ステップST106)、これらのデータが送信される
毎にこれら諸元データ、カードIDデータ、金額データ
などが受信されて、大容量記憶装置14に登録される
(ステップST107)。
【0121】この後、各パチンコ台6のいずれかにプリ
ペイドカード5が挿入され、玉貸しボタンが操作されれ
ば(ステップST108)、パチンコ台6によって前記
プリペイドカード5の磁気ストライプ11に書き込まれ
ている諸元データ、カードIDデータが読み出され、こ
れが店側コンピュータ装置13cによって取り込まれる
とともに、大容量記憶装置14がアクセスされて、この
カードIDデータがこのパチンコ店のプリペイドカード
販売装置12cで販売されたプリペイドカード5かどう
かがチェックされる(ステップST109)。
【0122】そして、このカードIDデータがこのパチ
ンコ店のプリペイドカード販売装置12cで販売された
プリペイドカード5のカードIDデータであり、不正が
なければ(ステップST110)、店側コンピュータ装
置13cによって大容量記憶装置14の登録されている
前記カードIDデータに対応する金額データが読み出さ
れて、この金額データで示される金額の範囲内で、玉貸
しボタンで指定された金額分の玉が貸し出された後、貸
し出した玉の金額分だけ、大容量記憶装置14に登録さ
れている前記カードIDデータに対応する金額データが
減額される(ステップST111)。
【0123】また、パチンコ台6に挿入されたプリペイ
ドカード5のカードIDデータが検索キーにされて大容
量記憶装置14がアクセスされたとき、このカードID
データが登録されていなかったり、このカードIDデー
タに対応する金額データが零であったりすれば(ステッ
プST110)、店側コンピュータ装置13cによって
前記プリペイドカード5が挿入されている前記パチンコ
台6の表示部上に不正内容が表示されるとともに、この
パチンコ台6に対して、プリペイドカード回収指令が出
され、このプリペイドカード5がパチンコ台6側の回収
ボックス内に収納される(ステップST112)。
【0124】以下、使用金額の集計時期になるまで、上
述したカードIDデータの受信処理、プリペイドカード
5による玉貸し処理が繰り返されて、プリペイドカード
5による玉貸し指示がある毎に、プリペイドカード5の
真贋判定、金額データの更新などが行われる(ステップ
ST106〜ST113)。
【0125】この後、パチンコ店の営業時間が終了し
て、使用金額の集計時期になったとき(ステップST1
13)、店側コンピュータ装置13cによって大容量記
憶装置14内に登録されている各カードIDデータ、こ
れらの各カードIDデータに対応する金額データ(残金
データ)、不正の有無データなどが整理されて売上デー
タ、削除対象カードIDデータなどが作成され、これら
の各データが公衆回線4を介してセンタ側のホストコン
ピュータ装置7cに伝送されるとともに(ステップST
114)、各パチンコ台6の回収ボックス内に回収され
たプリペイドカード5のカードIDデータが大容量記憶
装置14から削除される(ステップST115)。
【0126】このようにこの第3形態では、センタ側か
ら各パチンコ店側に諸元データ、カードIDデータ、金
額データを伝送し、各パチンコ店側のプリペイドカード
販売装置12cによって、未記入プリペイドカード5の
磁気ストライプ11に各プリペイドカード固有のカード
IDデータと、諸元データとを書込んで、これを顧客に
販売するとともに、プリペイドカード5を販売する毎
に、このプリペイドカード5の諸元データ、カードID
データおよびこのカードIDデータに対応する金額デー
タを店側コンピュータ装置13cに伝送して登録させ、
各パチンコ店で使用されたプリペイドカード5の真贋判
定、使用金額の処理などを行なわせるようにしているの
で、正規のプリペイドカード5が使用済みのプリペイド
カード5にコピーするなどの方法で変造プリペイドカー
ドが作成され、この変造プリペイドカードがパチンコ店
で使用されたとき、この変造プリペイドカードと、正規
のプリペイドカード5とを、1枚のプリペイドカード5
として扱って、玉の二重貸し出しを防止することができ
るとともに、変造プリペイドカードや正規のプリペイド
カード5を持っている人から苦情が出たとき、これら変
造プリペイドカードや正規のプリペイドカード5を持っ
ている人から入手経路などを聞くことにより、変造者の
割り出しを容易にすることができる。
【0127】また、この際、各プリペイドカード販売装
置12cから販売されたプリペイドカード5を譲渡した
ときには、このプリペイドカード5が無効になることを
各プリペイドカード5に記載して、各顧客に譲渡無効を
知らせているので、何らの問題も発生しない。
【0128】また、各プリペイドカード販売装置12c
から販売されたプリペイドカード5がこれを購入したパ
チンコ店以外のパチンコ店で使用できないようにしてい
るので、各パチンコ店で販売したプリペイドカード5の
金額よりも、各パチンコ店で使用されるプリペイドカー
ド5の金額が多くなるという被害を未然に防止すること
ができる。
【0129】また、この第3形態で使用されている各カ
ードIDデータを示すビット数として、プリペイドカー
ド販売枚数の数億〜数千億倍程度の枚数を指定すること
ができるビット数を確保し、これをランダムに選択し
て、各プリペイドカード5のカードIDデータとして使
用するようにしているので、変造者によって、使用済み
のプリペイドカード5に適当なカードIDデータが書き
込まれても、このカードIDデータと、パチンコ店側に
登録されている各カードIDデータとが一致する確率を
ほぼ零にすることができ、これによって変造が成功する
確率をほぼ零にすることができる。
【0130】また、この第3形態では、各パチンコ店の
プリペイドカード販売装置12cで顧客に販売されたプ
リペイドカード5の諸元データ、カードIDデータ、金
額データのみを各パチンコ店側の大容量記憶装置14に
登録して、このカードIDデータを使用可能にしている
ので、センタ側から各パチンコ店のプリペイドカード販
売装置12c側に伝送された諸元データ、カードIDデ
ータ、金額データが顧客に販売される前に盗まれたと
き、このカードIDデータを無効にして、各パチンコ店
側でこれが不正に使用されるのを防止することができ
る。
【0131】また、この第3形態では、ホストコンピュ
ータ装置7cでランダムに選択されたカードIDデータ
などを公衆回線4を介して各パチンコ店側のプリペイド
カード販売装置12cに伝送して、顧客にプリペイドカ
ード5を販売するようにしているので、各パチンコ店側
に未記入プリペイドカードを必要な分だけ、予め渡して
おくことにより、リアルタイムでカードIDデータ、金
額データを補充して、プリペイドカード5が不足するな
どの事故が発生しないようにすることができる。
【0132】また、各パチンコ店に渡す未記入プリペイ
ドカードの数を厳格に管理することにより、各プリペイ
ドカード販売装置12cで販売されるプリペイドカード
5と、各パチンコ店で使用されるプリペイドカード5の
枚数とを比較し、未記入プリペイドカードの横流しなど
が発生しないようにすることができる。
【0133】また、この第3形態では、プリペイドカー
ド5に書き込まれたカードIDデータを使用して、店側
装置2cの大容量記憶装置14に記憶されている各プリ
ペイドカード5毎の諸元データ、金額データなどを見つ
け出すようにしているので、従来から使用されている一
般的なプリペイドカードと同様に、暗唱番号などを入力
させることなく、プリペイドカード5を使用させること
ができ、これによってプリペイドカード5をパチンコ台
6に挿入するだけの簡単な操作で、玉の貸出を行わせる
ことができる。
【0134】勿論、このようなカードIDデータと同等
な機能を持つデータ、すなわちプリペイドカード5毎
に、固有の値を持ち、店側装置2cの大容量記憶装置1
4に記憶されている各プリペイドカード5毎の諸元デー
タ、金額データなどを見つけ出すのに必要な検索キーと
なるデータであれば、どのような形式のデータ、例えば
諸元データなどによってプリペイドカード5を各店毎に
区分し、各店で使用される各プリペイドカード5毎に、
カードIDデータを異ならせたデータ、あるいはプリペ
イドカード作成日時、作成時刻など暗号化したデータな
どを使用しても良い。
【0135】この際、プリペイドカード5に書き込まれ
る検索キーとなるデータのビット数を最初の1枚目か
ら、大きな値にしておけば、上述した第3形態と同様な
効果を得ることができる。
【0136】また、この第3形態では、システム全体を
店側装置2cと、センタ側装置3cとに分けているが、
各パチンコ店の営業形態などに応じて、店側装置2cの
機能と、センタ側装置3cの機能とを任意に組み合わせ
て、プリペイドカードシステム1cを構成するようにし
ても良い。
【0137】《他の形態》また、上述した第1〜第3形
態においては、ベース基板10の磁気ストライプ11上
に諸元データ、カードIDデータを書き込んだプリペイ
ドカード5やベース基板16の磁気ストライプ17上に
諸元データ、カードIDデータ、金額データを書き込ん
だプリペイドカード15を使用するようにしているが、
図20に示す如く紙などをベースとするベース基板20
によって未記入プリペイドカード21を作成し、これを
使用するとき、ベース基板20の上面に形成されたID
領域22に、印刷または印字によってカードIDデータ
を示す文字、数字、バーコードを書き込んで使用して
も、また光磁気記録方式でカードIDデータを書き込ん
で使用するようにしても良い。
【0138】この際、顧客に販売したプリペイドカード
21のカードIDデータを変更しないので、このような
形式でカードIDデータを未記入のプリペイドカード2
1に書き込んで使用しても何ら問題が無い。
【0139】また、上述した第1〜第3形態において
は、磁気ストライプ17に金額データを書き込んだとき
にのみ、磁気ストライプ17に書き込まれているデータ
(この場合、金額データ)を書き換えるようにしている
が、図21に示す如く磁気ストライプ11、17部分の
書込み可能な容量が充分であるときには、図22に示す
如く磁気ストライプ11、17部分に使用状況を示す使
用状況データを書込み、プリペイドカード5、15が使
用される毎に、店側コンピュータ装置13a〜13c、
またはホストコンピュータ装置7a〜7c側でそのとき
の時刻、残金、使用履歴を示すコードなどを示す値を発
生し、この値に基づき、前記使用状況データを書き換え
たり、乱数を使用して前記使用状況データを書き換えた
りするようにしても良い。
【0140】このようにすることにより、万が一、カー
ドIDデータが変造者側に漏れて、このカードIDデー
タが書き込まれた変造プリペイドカードが作成されたと
きでも、このカードIDデータが書き込まれた真のプリ
ペイドカード5、15が1度でも使用された時点で、変
造プリペイドカードに書き込まれている使用状況データ
と、真のプリペイドカード5、15に書き込まれている
使用状況データとを異ならせて、真のプリペイドカード
5、15と、変造プリペイドカードとを容易に識別させ
ることができる(請求項14の効果)。
【0141】また、上述した第1〜第3形態において
は、各プリペイドカード5、15に1つの書込み方法
で、カードIDデータを書き込むようにしているが、ベ
ース基板10、16上に各カードIDデータに対応する
他の数字、バーコード、特殊な模様などを書き込んで、
これらの各値や模様と、前記カードIDデータとに基づ
いて、各プリペイドカード5、15の真贋を判定するよ
うにしても良い。
【0142】このようにすることにより、各プリペイド
カード5、15のデータが使用済みプリペイドカードに
コピーされ難くすることができる。
【0143】また、上述した第1〜第3形態において
は、各パチンコ店に設置された店側コンピュータ装置1
3a〜13cによって各パチンコ台6によって読み出さ
れたプリペイドカード5、15のカードIDデータを処
理するようにしているが、各パチンコ台6側に揮発性半
導体メモリなどによって構成されるRAM回路やマイク
ロプロセッサなどによって構成されるCPU回路などを
設け、各パチンコ台6にプリペイドカード5、15が挿
入された時点で、各店側コンピュータ装置13a〜13
cから前記プリペイドカード5、15のカードIDデー
タに対応する金額データ、諸元データなどを前記プリペ
イドカード5、15が挿入されたパチンコ台6のRAM
回路に転送して、このパチンコ台6に設けられたCPU
回路で、上述した玉貸し処理を行なわせるようにしても
良い。
【0144】このようにすることにより、各パチンコ店
に設けられているパチンコ台6の数が多いとき、店側コ
ンピュータ装置13a〜13cの負担を軽くして、各パ
チンコ台6にプリペイドカード5、15が挿入された状
態で、玉貸しボタンが操作されたときの応答速度を向上
させることができるとともに、各パチンコ台6の電源を
切った時点で、各パチンコ台6のRAM回路に記憶され
ていた各カードIDデータ、金額データ、諸元データな
どを自動的に消去させて、これらの各データが盗まれる
のを防止することができる。
【0145】また、上述した第1〜第3形態において
は、プリペイドカード5、15の磁気ストライプ11、
17に発行日、店番号などを示す諸元データを書き込む
ようにしているが、諸元データとして、プリペイドカー
ド販売装置番号データ、販売日時データ、使用期限デー
タなどを書き込んで、これをプリペイドカード5、15
が挿入されたパチンコ台6の表示部上に表示するととも
に、店側コンピュータ装置13a〜13c側の表示部上
に表示して、不正の発見を容易にするようにしても良
い。
【0146】また、上述した各形態においては、公衆回
線4として、アナログ交換機を使用した回線、最新のデ
ジタル交換機を使用した回線、または専用回線を使用し
た回線のいずれかを使用するようにしているが、専用回
線を使用している場合には、不正な通信要求、データの
漏洩などを容易に防止することができるが、最新のデジ
タル交換機を使用した回線を使用したときには、発信元
表示機能を使用して、発信元を確認して、予め登録され
ていない発信元などからのアクセスを防止するように
し、またアナログ交換機を使用した回線を使用したとき
には、共通鍵暗号または公開鍵暗号を使用して各店側コ
ンピュータ装置13a〜13cと、ホストコンピュータ
装置7a〜7cとの間で送受信されるデータを暗号化す
るようにしても良い。
【0147】また、上述した第1〜第3形態において
は、パチンコ店で使用されるプリペイドカード5、15
を例にして、本発明によるカードおよびカードシステム
を説明しているが、このようなパチンコ店で使用される
プリペイドカード5、15以外のカード、例えばデパー
ト、酒屋などで使用される商品券、公衆電話機などで使
用されるテレホンカードなどのプリペイドカード、ある
いはICチップを埋め込んだICカードなどのカードに
対して、本発明によるカードおよびカードシステムを適
用するようにしても良い。
【0148】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、カードによる商品の購入要求があったと
き、このカードに書き込まれた情報のみを使用して、前
記カードが正規のカードを使用済みのカードにコピーす
るなどの方法で作成した変造カードか、真のカードかを
識別することができるのみならず、真カードに書き込ま
れているデータが使用済みのカードなどにコピーされた
かどうかをも識別することができ、これによってカード
の不正使用を完全に防止することができる。さらに、カ
ードに書き込まれた情報のみで、システム側の情報を引
き出すことができることから、一般的なプリペイドカー
ドなどのカードを使用するときの操作手順と同じ操作手
順、すなわち暗唱番号などを入力することなく、単にカ
ードを機械に差し込むだけという簡単な操作で、カード
による商品の購入を行わせることができる。
【0149】また、請求項2では、カードによる商品の
購入要求があったとき、このカードに書き込まれたカー
ドIDデータを使用して、前記カードが正規のカードを
使用済みのカードにコピーするなどの方法で作成した変
造カードか、真のカードかを識別することができるのみ
ならず、真カードに書き込まれているデータが使用済み
のカードなどにコピーされたかどうかをも識別すること
ができ、これによってカードの不正使用を完全に防止す
ることができる。さらに、カードに書き込まれたカード
IDデータのみで、システム側の情報を引き出すことが
できることから、一般的なプリペイドカードなどのカー
ドを使用するときの操作手順と同じ手順、すなわち暗唱
番号などを入力することなく、単にカードを機械に差し
込むだけという簡単な操作で、カードによる商品の購入
を行わせることができる。
【0150】また、請求項3では、カードによる商品の
購入要求があったとき、このカードに書き込まれた各カ
ード毎に固有の値となるデータを使用して、前記カード
が正規のカードを使用済みのカードにコピーするなどの
方法で作成した変造カードか、真のカードかを識別する
ことができるのみならず、真カードに書き込まれている
データが使用済みのカードなどにコピーされたかどうか
をも識別することができ、これによってカードの不正使
用を完全に防止することができる。さらに、カードに書
き込まれた各カード毎に固有の値となるデータのみで、
システム側の情報を引き出すことができることから、一
般的なプリペイドカードなどのカードを使用するときの
操作手順と同じ手順、すなわち暗唱番号などを入力する
ことなく、単にカードを機械に差し込むだけという簡単
な操作で、カードによる商品の購入を行わせることがで
きる。
【0151】また、請求項4では、カードによる商品の
購入要求があったとき、このカードに書き込まれた、実
際に使用されるカード枚数に比べて、桁違いに大きな値
によって表現される、各カード毎に固有の値となるデー
タを使用して、前記カードが正規のカードを使用済みの
カードにコピーするなどの方法で作成した変造カード
か、真のカードかを識別することができるのみならず、
真カードに書き込まれているデータが使用済みのカード
などにコピーされたかどうかをも識別することができ、
これによってカードの不正使用を完全に防止することが
できる。さらに、カードに書き込まれた、実際に使用さ
れるカード枚数に比べて、桁違いに大きな値によって表
現される、各カード毎に固有の値となるデータのみで、
システム側の情報を引き出すことができることから、一
般的なプリペイドカードなどのカードを使用するときの
操作手順と同じ手順、すなわち暗唱番号などを入力する
ことなく、単にカードを機械に差し込むだけという簡単
な操作で、カードによる商品の購入を行わせることがで
きる。
【0152】また、請求項5では、カードによる商品の
購入要求があったとき、このカードに書き込まれた、カ
ード固有の値を持つデータと、カードに与えられた金額
データとを含むデータとを使用して、前記カードが正規
のカードを使用済みのカードにコピーするなどの方法で
作成した変造カードか、真のカードかを識別することが
できるのみならず、真カードに書き込まれているデータ
が使用済みのカードなどにコピーされたかどうかをも識
別することができ、これによってカードの不正使用を完
全に防止することができる。さらに、カードに書き込ま
れた、カード固有の値を持つデータのみで、システム側
の情報を引き出すことができることから、一般的なプリ
ペイドカードなどのカードを使用するときの操作手順と
同じ手順、すなわち暗唱番号などを入力することなく、
単にカードを機械に差し込むだけという簡単な操作で、
カードによる商品の購入を行わせることができるととも
に、カードに書き込まれている金額データを使用して、
カードによる商品の購入要求があった時点で、金額の表
示処理などを開始させることができ、これによってレス
ポンスを早くすることができる。
【0153】また、請求項6では、カードによる商品の
購入要求があったとき、前記カードが正規のカードを使
用済みのカードにコピーするなどの方法で作成した変造
カードか、真のカードかを識別することができるのみな
らず、真カードに書き込まれているデータが使用済みの
カードなどにコピーされたかどうかをも識別することが
でき、これによってカードの不正使用を完全に防止する
ことができる。さらに、カードに書き込まれた、カード
固有の値を持つデータのみで、システム側の情報を引き
出すことができることから、一般的なプリペイドカード
などのカードを使用するときの操作手順と同じ手順、す
なわち暗唱番号などを入力することなく、単にカードを
機械に差し込むだけという簡単な操作で、カードによる
商品の購入を行わせることができる。
【0154】また、請求項7では、カードによる商品の
購入要求があったとき、このカードに書き込まれてい
る、検索キーとなるデータと、前記カードに与えられた
金額データとを使用して、前記カードが正規のカードを
使用済みのカードにコピーするなどの方法で作成した変
造カードか、真のカードかを識別することができるのみ
ならず、真カードに書き込まれているデータが使用済み
のカードなどにコピーされたかどうかをも識別すること
ができ、これによってカードの不正使用を完全に防止す
ることができる。さらに、カードに書き込まれた、カー
ド固有の値を持つデータのみで、システム側の情報を引
き出すことができることから、一般的なプリペイドカー
ドなどのカードを使用するときの操作手順と同じ手順、
すなわち暗唱番号などを入力することなく、単にカード
を機械に差し込むだけという簡単な操作で、カードによ
る商品の購入を行わせることができるとともに、カード
に書き込まれている金額データを使用して、カードによ
る商品の購入要求があった時点で、金額の表示処理など
を開始させることができ、これによってレスポンスを早
くすることができる。
【0155】また、請求項8では、カードによる商品の
購入要求があったとき、店側装置によって、前記カード
が正規のカードを使用済みのカードにコピーするなどの
方法で作成した変造カードか、真のカードかを識別する
ことができるのみならず、真カードに書き込まれている
データが使用済みのカードなどにコピーされたかどうか
をも識別することができ、これによってカードの不正使
用を完全に防止することができる。さらに、店側装置に
よって、カードの処理を全て行うことができ、これによ
って、他の店のシステムと関係なく、自店のみで、シス
テムの変更などを行うことができる。
【0156】また、請求項9では、カードによる商品の
購入要求があったとき、店側装置とセンタ装置との協調
動作によって、前記カードが正規のカードを使用済みの
カードにコピーするなどの方法で作成した変造カード
か、真のカードかを識別することができるのみならず、
真カードに書き込まれているデータが使用済みのカード
などにコピーされたかどうかをも識別することができ、
これによってカードの不正使用を完全に防止することが
できる。さらに、各機能を各店側装置とセンタ側装置と
に振り分けるようにしているので、各店側と、センタ側
との契約内容に応じて、各店毎に機能を与えることがで
きる。
【0157】また、請求項10では、センタ装置側で発
行されたカードを店側装置から販売した後、カードによ
る商品の購入要求があったとき、前記カードが正規のカ
ードを使用済みのカードにコピーするなどの方法で作成
した変造カードか、真のカードかを識別することができ
るのみならず、真カードに書き込まれているデータが使
用済みのカードなどにコピーされたかどうかをも識別す
ることができ、これによってカードの不正使用を完全に
防止することができる。さらに、センタ側装置によって
全てのカードを発行しているので、センタ側で、各店で
使用されるカードを全て把握することができる。
【0158】また、請求項11では、センタ装置側で発
行されたカードを店側装置から販売した時点で、このカ
ードの情報を有効にして、カードによる商品の購入要求
があったとき、前記カードが正規のカードを使用済みの
カードにコピーするなどの方法で作成した変造カード
か、真のカードかを識別することができるのみならず、
真カードに書き込まれているデータが使用済みのカード
などにコピーされたかどうかをも識別することができ、
これによってカードの不正使用を完全に防止することが
できる。さらに、センタ側装置によって全てのカードを
発行して、各店側装置からカードが販売された時点で、
販売されたカードの情報を有効な情報として登録するこ
とができ、これによって販売前のカードが盗難にあって
も、これを使用不能にすることができる。
【0159】また、請求項12では、センタ装置側で発
行されたカードを店側装置から販売した時点で、このカ
ードの情報を有効にして、カードによる商品の購入要求
があったとき、前記カードが正規のカードを使用済みの
カードにコピーするなどの方法で作成した変造カード
か、真のカードかを識別することができるのみならず、
真カードに書き込まれているデータが使用済みのカード
などにコピーされたかどうかをも識別することができ、
これによってカードの不正使用を完全に防止することが
できる。さらに、センタ側装置によってカードデータの
みを生成し、各店側装置によって前記カードデータを未
記入のカードに書き込ませることができ、これによって
各店側に未記入のカードを予め余分に配布して、カード
不足による、カードの販売が中断されないようにするこ
とができる。
【0160】また、請求項13では、カードによる商品
の購入要求があったとき、端末装置と店側コンピュータ
装置との協調動作によって、前記カードが正規のカード
を使用済みのカードにコピーするなどの方法で作成した
変造カードか、真のカードかを識別することができるの
みならず、真カードに書き込まれているデータが使用済
みのカードなどにコピーされたかどうかをも識別するこ
とができ、これによってカードの不正使用を完全に防止
することができる。さらに、店側に設けられる端末装置
の数を簡単に増減することができ、これによって店側の
状況にフレキシブルに対処することができる。
【0161】また、請求項14では、カードによる商品
の購入要求があったとき、前記カードの変数値を使用し
て、前記カードが正規のカードを使用済みのカードにコ
ピーするなどの方法で作成した変造カードか、真のカー
ドかを識別することができるのみならず、真カードに書
き込まれているデータが使用済みのカードなどにコピー
されたかどうかをも識別することができ、これによって
カードの不正使用を完全に防止することができる。さら
に、カードに書き込まれている変数値の値をチェックす
ることにより、カードがコピーされたとき、カード発行
段階、カード搬送段階、カード販売前の段階、カード販
売後の段階、カードの使用が開始された段階などの各段
階で、カードの変数値を更新することにより、どの段階
で、カードがコピーされたかを判定することができる。
【0162】また、請求項15では、乱数を使用して検
索キーとなるデータを生成することにより、カードが正
規のカードを使用済みのカードにコピーするなどの方法
で作成した変造カードか、真のカードかを識別すること
ができるのみならず、真カードに書き込まれているデー
タが使用済みのカードなどにコピーされたかどうかをも
識別することができ、これによってカードの不正使用を
完全に防止することができる。さらに、乱数を使用する
ことにより、数値解析などの手法で、これから生成する
カードデータの予測を不可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカードおよびカードシステムの第
1形態を示すプリペイドカードシステムのブロック図で
ある。
【図2】図1に示すプリペイドカードの詳細な構成例を
示す平面図である。
【図3】図2に示すプリペイドカードの磁気ストライプ
に記録されるデータの一例を示す模式図である。
【図4】図1に示すプリペイドカードシステムで使用さ
れるホストコンピュータ装置の動作例を示すフローチャ
ートである。
【図5】図1に示すプリペイドカードシステムで使用さ
れるホストコンピュータ装置の動作例を示すフローチャ
ートである。
【図6】図1に示すプリペイドカードシステムで使用さ
れるプリペイドカード販売装置の動作例を示すフローチ
ャートである。
【図7】図1に示すプリペイドカードシステムで使用さ
れる店側コンピュータ装置の動作例を示すフローチャー
トである。
【図8】本発明によるカードおよびカードシステムの第
2形態を示すプリペイドカードシステムのブロック図で
ある。
【図9】図8に示すプリペイドカードの詳細な構成例を
示す平面図である。
【図10】図9に示すプリペイドカードの磁気ストライ
プに記録されるデータの一例を示す模式図である。
【図11】図8に示すプリペイドカードシステムで使用
されるホストコンピュータ装置の動作例を示すフローチ
ャートである。
【図12】図8に示すプリペイドカードシステムで使用
されるプリペイドカード販売装置の動作例を示すフロー
チャートである。
【図13】図8に示すプリペイドカードシステムで使用
される店側コンピュータ装置の動作例を示すフローチャ
ートである。
【図14】本発明によるカードおよびカードシステムの
第3形態を示すプリペイドカードシステムのブロック図
である。
【図15】図14に示すプリペイドカードの詳細な構成
例を示す平面図である。
【図16】図15に示すプリペイドカードの磁気ストラ
イプに記録されるデータの一例を示す模式図である。
【図17】図14に示すプリペイドカードシステムで使
用されるホストコンピュータ装置の動作例を示すフロー
チャートである。
【図18】図14に示すプリペイドカードシステムで使
用されるプリペイドカード販売装置の動作例を示すフロ
ーチャートである。
【図19】図14に示すプリペイドカードシステムで使
用される店側コンピュータ装置の動作例を示すフローチ
ャートである。
【図20】本発明によるカードおよびカードシステムの
他の形態で使用されるプリペイドカードの一例を示す平
面図である。
【図21】本発明によるカードおよびカードシステムの
他の形態で使用されるプリペイドカードの一例を示す平
面図である。
【図22】図21に示すプリペイドカードの磁気ストラ
イプに記録されるデータの一例を示す模式図である。
【図23】従来から知られているプリペイドカードシス
テムの一例を示すブロック図である。
【図24】図23に示すプリペイドカードの詳細な構成
例を示す平面図である。
【図25】図24に示すプリペイドカードの磁気ストラ
イプに記録されるデータの一例を示す模式図である。
【図26】図23に示すプリペイドカードシステムの問
題点を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1a〜1c…プリペイドカードシステム 2a〜2c…店側装置(システム) 3a〜3c…センタ側装置(システム) 4…公衆回線(通信線または通信網) 5…プリペイドカード(カード) 6…パチンコ台(端末装置、システム) 7a〜7c…ホストコンピュータ装置 8…大容量記憶装置 9a、9b…プリペイドカード発行装置 10…ベース基板 11…磁気ストライプ 12a〜12c…プリペイドカード販売装置 13a〜13c…店側コンピュータ装置 14…大容量記憶装置 15…プリペイドカード(カード) 16…ベース基板 17…磁気ストライプ 20…ベース基板 21…プリペイドカード(カード) 22…ID領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G07F 7/08 A R

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハード部材またはフレキシブル部材によ
    って薄板状に形成されるベース基板と、このベース基板
    の所定部分に書き換え不可能な形式または書き換え可能
    な形式で書き込まれるカードデータとを有するカードに
    おいて、 前記カードデータは、単独で、システム側に記憶された
    情報を引き出す検索キーとなるデータを含む、 ことを特徴とするカード。
  2. 【請求項2】 ハード部材またはフレキシブル部材によ
    って薄板状に形成されるベース基板と、このベース基板
    の所定部分に書き換え不可能な形式または書き換え可能
    な形式で書き込まれるカードデータとを有するカードに
    おいて、 前記カードデータは、各カード毎に固有の値を持つカー
    ドIDデータを有し、このカードIDデータがシステム
    側に記憶された情報を引き出す検索キーとなる、 ことを特徴とするカード。
  3. 【請求項3】 ハード部材またはフレキシブル部材によ
    って薄板状に形成されるベース基板と、このベース基板
    の所定部分に書き換え不可能な形式または書き換え可能
    な形式で書き込まれるカードデータとを有するカードに
    おいて、 前記カードデータは、カードに書き込まれた各データの
    所定部分または全体で各カード毎に固有の値となるデー
    タを有し、このデータがシステム側に記憶された情報を
    引き出す検索キーとなる、 ことを特徴とするカード。
  4. 【請求項4】 ハード部材またはフレキシブル部材によ
    って薄板状に形成されるベース基板と、このベース基板
    の所定部分に書き換え不可能な形式または書き換え可能
    な形式で書き込まれるカードデータとを有するカードに
    おいて、 前記カードデータは、実際に使用されるカード枚数に比
    べて、桁違いに大きな値によって表現される、各カード
    毎に固有の値となるデータを有し、このデータがシステ
    ム側に記憶された情報を引き出す検索キーとなる、 ことを特徴とするカード。
  5. 【請求項5】 ハード部材またはフレキシブル部材によ
    って薄板状に形成されるベース基板と、このベース基板
    の所定部分に書き換え不可能な形式または書き換え可能
    な形式で書き込まれるカードデータとを有するカードに
    おいて、 前記カードデータは、カード固有の値を持つデータと、
    カードに与えられた金額データとを有する、 ことを特徴とするカード。
  6. 【請求項6】 検索キーとなるデータを含むカードデー
    タが書き込まれたカードと、 発行された各カードの情報を記憶し、カードによる商品
    の購入要求があったとき、このカードのカードデータを
    読み出すとともに、このカードデータの検索キーとなる
    データを使用して、登録されている各カード毎の情報を
    検索し、この検索結果に基づいて前記カードが使用可能
    なカードかどうかを判定するシステムと、 を備えたことを特徴とするカードシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のカードシステムにおい
    て、 前記カードのカードデータは、検索キーとなるデータ
    と、前記カードに与えられた金額データとを含み、 前記システムは、発行された各カードの金額データを含
    む情報を記憶し、前記カードによる商品の購入要求があ
    ったとき、このカードのカードデータを読み出すととも
    に、このカードデータの検索キーとなるデータを使用し
    て、登録されている各カード毎の情報を検索し、前記検
    索キーとなるデータを持つカードの情報を選択するとと
    もに、この情報に含まれる金額データと、前記カードデ
    ータに含まれる金額データとを比較して、前記カードの
    使用可否、使用可能な金額を判定する、 ことを特徴とするカードシステム。
  8. 【請求項8】 請求項6、7のいずれかに記載のカード
    システムにおいて、 前記システムは、各店毎に設置される店側装置を有し、
    この店側装置によって、自店で発行された各カードの情
    報を記憶し、前記カードによる商品の購入要求があった
    とき、このカードのカードデータを読み出すとともに、
    このカードデータの検索キーとなるデータを使用して、
    登録されている各カード毎の情報を検索して、前記カー
    ドが自店で発行されたカードかどうかを判定する、 ことを特徴とするカードシステム。
  9. 【請求項9】 請求項6、7のいずれかに記載のカード
    システムにおいて、 前記システムは、各店毎に設置される店側装置と、中央
    に配置され、通信線、通信網または記憶媒体を介して前
    記各店側装置と情報の授受を行なうセンタ側装置とを有
    し、 予め設定されている計算式を使用して各カード毎に固有
    の値を含むカードデータを発生する機能、 このカードデータをベース基板の所定部分に書き込んで
    カードを発行する機能、 発行済みカードの検索キーとなるデータと前記カードの
    情報とを対にして記憶する機能、 各店でカードによる商品の購入要求があったとき、この
    カードに書き込まれているカードデータを読み出し、前
    記カードの使用可否を管理する機能、 の少なくともいずれの機能を持ち、これらの各機能を前
    記各店側装置とセンタ側装置とに振り分ける、 ことを特徴とするカードシステム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のカードシステムにお
    いて、 前記センタ側装置によって各店毎のカードを発行して、
    これを各店側装置から販売させるとともに、前記センタ
    側装置から前記各店側装置に前記カードの情報を伝送ま
    たは搬送させて、登録させ、 カードによる商品の購入要求があったとき、前記各店側
    装置によって前記カードに書き込まれているカードデー
    タを読み出させるとともに、このカードデータの検索キ
    ーとなるデータを使用させて、登録されている各カード
    毎の情報を検索させ、この検索結果に基づいて前記カー
    ドの使用可否を管理させる、 ことを特徴とするカードシステム。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のカードシステムにお
    いて、 前記センタ側装置によって各店毎のカードを発行して、
    これを各店側装置から販売させるとともに、前記センタ
    側装置から前記各店側装置に前記カードの情報を伝送ま
    たは搬送させ、カードの販売が行われた時点で、前記カ
    ードの情報を使用可能なカードの情報として、登録さ
    せ、 各店でカードによる商品の購入要求があったとき、前記
    各店側装置によって前記カードに書き込まれているカー
    ドデータを読み出させるとともに、このカードデータの
    検索キーとなるデータを使用させて、登録されている各
    カード毎の情報を検索させ、この検索結果に基づいて前
    記カードの使用可否を管理させる、 ことを特徴とするカードシステム。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載のカードシステムにお
    いて、 前記センタ側装置によって各店毎のカードデータを発生
    し、これを各店側装置に伝送または搬送させて、各店側
    装置から前記カードデータが書き込まれたカードを販売
    させるとともに、カードの販売が行われた時点で、前記
    カードの情報を使用可能なカードの情報として、登録さ
    せ、 カードによる商品の購入要求があったとき、前記各店側
    装置によって前記カードに書き込まれているカードデー
    タを読み出させるとともに、このカードデータの検索キ
    ーとなるデータを使用させて、登録されている各カード
    毎の情報を検索させ、この検索結果に基づいて前記カー
    ドの使用可否を管理させる、 ことを特徴とするカードシステム。
  13. 【請求項13】 請求項8、9、10、11、12のい
    ずれかに記載のカードシステムにおいて、 前記店側装置は、店全体の管理を行なう店側コンピュー
    タ装置と、店内に設置される複数の端末装置とを有し、 カードによる商品の購入要求があった端末装置によって
    前記カードのカードデータを読み出させるとともに、前
    記カードデータに対応する情報を前記店側コンピュータ
    装置から前記端末装置に伝送させて、前記カードの使用
    可否を管理させる、 ことを特徴とするカードシステム。
  14. 【請求項14】 請求項6、7、8、9、10、11、
    12、13のいずれかに記載のカードにおいて、 前記システム側は、カードを構成するベース基板の所定
    部分に、変数値を書込み、1回の処理が終了する毎、ま
    たは任意回数の処理が終了する毎に、前記変数値を変更
    するとともに、変更後の変数値を記憶し、次回、前記カ
    ードの変数値が読み出されたとき、この変数値と、記憶
    している変数値と比較して、この比較結果に基づいて、
    前記カードの使用可否を管理する、 ことを特徴とするカードシステム。
  15. 【請求項15】 請求項8、9、10、11、12、1
    3、14のいずれかに記載のカードシステムにおいて、 前記カードデータの検索キーとなるデータを発生する機
    能は、乱数を使用した計算式で未使用数値の中から使用
    数値を求め、この使用数値を検索キーとなるデータとし
    てカードに書き込む、 ことを特徴とするカードシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001067439A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Hitachi Ltd 記憶媒体への書き込み情報の管理方法および管理システム
JP2002210186A (ja) * 2001-01-18 2002-07-30 Nippon Leisure Card-System Co Ltd 課金システムおよび方法、センタ、並びにプログラム
JP2005514720A (ja) * 2001-12-31 2005-05-19 ディジタル・データ・リサーチ・カンパニー セキュリティ・クリアランス・カードおよび該カードを読取るシステムおよび方法
JP2011182829A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Omron Corp 遊技媒体貸出装置および方法、並びにプログラム

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