JP2002032810A - 投票管理方法及び投票管理システム - Google Patents

投票管理方法及び投票管理システム

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JP2002032810A
JP2002032810A JP2000217245A JP2000217245A JP2002032810A JP 2002032810 A JP2002032810 A JP 2002032810A JP 2000217245 A JP2000217245 A JP 2000217245A JP 2000217245 A JP2000217245 A JP 2000217245A JP 2002032810 A JP2002032810 A JP 2002032810A
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JP2000217245A
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Katsuyuki Tanaka
勝之 田中
Yukio Nakano
幸夫 中野
Yoshimasa Take
芳正 武
Sunao Morita
直 森田
Koji Kaneda
浩司 金田
Masayuki Takada
昌幸 高田
Hiroshi Nakazawa
博 中沢
Kenichi Fukahori
健一 深堀
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、投票管理方法及び投票管理システ
ムに関し、例えば競輪、競馬、競艇等のレース投票券シ
ステムに適用して、従来方法による利用者、運営する側
の双方における種々の不都合を解決することができるよ
うにする。 【解決手段】 電子マネーを記録したICカードを投票
券に使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投票管理方法及び
投票管理システムに関し、例えば競輪、競馬、競艇等の
レース投票券システムに適用して、電子マネーを記録し
たICカードを投票券に使用することにより、従来方法
による利用者、運営する側の双方における種々の不都合
を解決することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、競馬、競輪、競艇等のレース投票
券システムにおいては、磁気カードによる投票券により
種々の管理を実行するようになされている。すなわちこ
の種のレース投票券システムにおいては、投票券売り場
にて顧客の投票を受け付け、顧客による投票のデータ、
投票の対象であるレースを特定するデータ、投票金額の
データ等を磁気データにより投票券に記録し、またこの
ような内容を投票券の表面に印刷する。さらにレースの
確定により投票が的中した場合、払い戻し所にて投票券
を現金に換金するようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のレース
投票券システムにおいては、利用者側にとっても運営す
る側にとっても不都合な問題があった。
【0004】すなわち投票券の払い戻しを受ける場合
は、払い戻しの金額に小額の硬貨が含まれる場合を避け
得ず、これにより顧客においては、小額硬貨が不必要に
溜まることになり、また運営する側においては、小額硬
貨を大量に用意しなければならなかった。
【0005】またレースの都度、投票券を購入すること
が必要なことにより、連続したレースの投票券を購入す
る場合には、購入の都度、現金を用意しなければならな
い不便さがあった。なおこれにより例えば顧客において
は、前のレースで的中した投票券の払い戻しを受けた
後、この払い戻し金により改めて投票券を購入すると言
う煩雑が作業を強いられる場合があった。
【0006】また1枚の投票券に記録可能なデータ量が
限られることにより、さらにはレース毎の投票であるこ
とにより、多数のレースで多数の投票を実行する場合に
は、その分投票券も多数購入することが必要になり、顧
客においては、投票券の管理が煩雑になる不便さが発生
し、また運営する側においては、これらの投票券がレー
ス終了後、多量のゴミとなってしまう不都合があった。
【0007】さらにこのような投票券にあっては、盗難
の場合に、本来の持ち主を救済することが困難な欠点も
ある。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来方法による利用者、運営する側の双方における
種々の不都合を解決することができる投票管理方法及び
投票管理システムを提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、投票管理方法に適用し
て、顧客による投票の要求に応じて、電子マネーを記録
したICカードをアクセスし、顧客による投票と投票の
対象とをICカードに記録すると共に、投票に要する料
金を電子マネーより減額する投票受け付けのステップ
と、投票の対象の結果に応じて、投票に対する払い戻し
の金額を計算する払い戻し金計算のステップと、払い戻
しの金額に応じてICカードに記録された電子マネーの
金額を増額する払い戻しのステップとを有するようにす
る。
【0010】また請求項12の発明においては、投票管
理システムに適用して、顧客による投票の要求に応じ
て、電子マネーを記録したICカードをアクセスし、顧
客による投票と投票の対象とをICカードに記録すると
共に、投票に要する料金を電子マネーより減額する投票
受け付け手段と、投票の対象の結果に応じて、投票に対
する払い戻しの金額を計算する払い戻し金計算手段と、
払い戻しの金額に応じてICカードに記録された電子マ
ネーの金額を増額する払い戻し手段とを備えるようにす
る。
【0011】請求項1又は請求項12の構成によれば、
従来の磁気カードによる管理に代えて、電子マネーを記
録したICカードによる管理により、投票を受け付け、
また払い戻しの処理を実行することができる。これによ
り電子マネーによる払い戻しによって小額の硬貨のやり
取りを不要とすることができ、顧客及び運営する側の不
便さを解消することができる。また複数の投票、複数の
投票対象を1つのICカードに纏めて記録するができる
ことにより、顧客による煩雑な管理、作業を少なくで
き、また運営する側にとっては、磁気カードによる場合
のような多量のゴミの発生を抑止することができる。ま
た必要に応じて顧客を特定するデータの記録により、盗
難の場合に、本来の持ち主を救済することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0013】(1)実施の形態の構成 図1は、本発明の第1の実施の形態に係るレース投票券
システムの構成を示すブロック図である。このレース投
票券システム1は、競馬、競輪、競艇等の投票券の管理
に利用される。すなわちレース投票券システム1は、各
投票所に設置されたローカルエリアネットワーク(LA
N:Local Area Network)2A〜2Xと管理センター4
とを専用線により接続し、これらのネットワーク2A〜
2Xを介して各種端末装置を管理センター4に接続して
構成される。
【0014】ここで管理センター4は、レースの投票、
払い戻しに関する管理、システム制御を実行する中央制
御装置4Aと、この中央制御装置4Aの処理に必要な各
種データを記憶する記憶装置4Bとにより構成され、各
端末装置からの要求に応じて対応する処理を実行する。
【0015】これに対して端末装置は、投票券を発行す
る発行機5、投票券を用いて各レースに投票する投票機
6、払い戻しの処理を実行する払戻機7、投票券に電子
マネーを追加する積増機8、投票券の内容照会に利用す
る照会機9、各種の自動販売機(自販機)10、店舗等
に配置される店舗端末11等により構成される。
【0016】なおこの実施の形態において、管理センタ
ー4は、インターネット3とも接続され、これによりこ
れら端末装置の一部装置における処理をインターネット
3に接続されたパーソナルコンピュータ12、リーダラ
イタ13によっても実行できるようになされている。
【0017】ここでこのレース投票券システム1では、
投票券にICカードが利用される。ここでICカード
は、キャッシュカード、クレジットカードと同一のIS
O規格サイズによる平板形状であり、この実施の形態で
は、いわゆる非接触型のICカードが適用される。すな
わちICカードは、ループアンテナ及び集積回路を配置
した配線基板と保護用のシート材とを積層して作成さ
れ、リーダライタに近接して保持されると、このループ
アンテナに誘起される高周波信号の電力により動作を開
始する。さらにこの高周波信号の信号処理によりリーダ
ライタからのコマンドを受信し、このコマンドに従って
内蔵のメモリにリーダライタからのデータを記録し、ま
た記録したデータを読み出してリーダライタに送出す
る。ICカードは、このようなリーダライタとの間のデ
ータ交換を暗号化の処理により実行し、これにより高い
セキュリティーを確保できるようになされている。また
内蔵のメモリが大容量により構成され、これにより従来
の磁気カードによる投票券に比して大量のデータを記録
できるようになされている。
【0018】図2は、このICカード15を示すブロッ
ク図である。ICカード15において、電源回路16
は、ループアンテナに誘起される高周波信号を整流して
動作用の電源を生成し、インターフェース(I/F)1
7は、このループアンテナと、このループアンテナに誘
起される高周波信号を検波する検波回路等により構成さ
れ、送受信回路19より出力されるデータをリーダライ
タ18に送出し、またリーダライタ18より出力される
データを送受信回路19に出力する。送受信回路19
は、このようなインターフェース17を介して入出力す
るデータを処理する変復調回路により構成され、中央処
理ユニット20は、このようにして送受信回路19を介
して入力されるデータに応じてランダムアクセスメモリ
(RAM)21にワークエリアを確保してリードオンリ
メモリ(ROM)22に記録した処理手順を実行するこ
とにより、EEPROM(ELectrically Erasable and
Programmable ROM)23にリーダライタ18から送出さ
れたデータを記録し、またEEPROMに記録されたデ
ータをリーダライタ18に送出する。
【0019】このEEPROM23には、事前に、個々
のICカード15を特定可能にカード固有番号が記録さ
れ、またこのICカード15の管理主体を特定する発行
者情報が記録されるようになされている。またEEPR
OM23には、購入した顧客を特定する個人ID、電子
マネーの金額が発行機5により購入する際に記録され、
また顧客が投票したレース、着順等の投票データが投票
機6により記録されるようになされている。なおこれら
の電子マネー残高、投票データ等においては、必要に応
じて積増機8、払戻機9、自動販売機10等により更新
されるようになされている。なおこの実施の形態では、
例えば名前と、4桁の数字からなる暗証番号とにより個
人IDを構成するようになされている。
【0020】なお図3に示すように、1つのICカード
15を複数人で共用する場合、このEEPROM23に
は、共用に係る個人ID、各個人の電子マネー残高、投
票データが記録され、これにより顧客の利便を図ること
ができるようになされている。またEEPROM23
は、これらのデータを記録する領域に加えてフリーエリ
アが確保され(図2)、このフリーエリアを利用して例
えば来場回数に応じたポイントによるサービス、オッズ
をプリントアウトするサービス等の、レース投票以外の
サービスに利用できるようになされている。
【0021】図4は、このようなICカード15の発行
に供される発行機5の構成を示すブロック図である。こ
の発行機5において、ユーザーインターフェース(I/
F)30は、顧客により操作される操作子、表示画面等
により構成され、顧客に所定のメニュー画面を提供し、
このメニュー画面における操作、操作子の操作を制御装
置31に通知する。これにより発行機5は、顧客による
投票券の発行要求を受け付け、さらに顧客により個人I
Dの入力等を受け付けるようになされている。
【0022】現金処理部32は、この投票券の発行に供
する料金、投票券に記録する電子マネーの料金を徴収す
る機構であり、顧客により支払われた金額を制御装置3
1に通知する。
【0023】発行処理部33は、保持したICカード1
5を制御装置31の制御によりリーダライタ34を介し
て送出する。リーダライタ(R/W)34は、この発行
処理部33から供給されるICカード15について、制
御装置31の制御によりメモリ領域を確保し、カード固
有番号、発行者情報、個人ID等を入力する。
【0024】制御装置31は、この発行機5の動作を制
御するコントローラであり、ユーザーインターフェース
30を介して顧客より投票券の発行が要求されると、ユ
ーザーインターフェース30を介して顧客に手数料、電
子マネーの支払いを要求する。さらに制御装置31は、
個人IDをICカード15に記録するか否かの選択を顧
客より受け付け、個人IDを記録する場合には、続く操
作子の操作により個人のIDを取得する。
【0025】制御装置31は、現金処理部32より現金
の入力が通知されると、この金額を確認し、この金額よ
り発行手数料、デポジットの金額を減額して電子マネー
の金額を算出し、続いて発行処理部33にICカード1
5の発行を指示する。さらに制御装置31は、リーダラ
イタ34に、メモリ領域の確保を指示し、この確保した
領域に、カード固有番号、発行者情報、個人ID、電子
マネー残高の記録を指示する。発行機5においては、こ
のようにして各個人の識別コード、電子マネー金額が記
録されてなるICカード15を投票券として顧客に提供
する。
【0026】制御装置31は、この一連の処理におい
て、顧客により投票券の共用が指示されると、図3につ
いて説明したように、顧客により指定された人数分、個
人IDを受け付け、料金徴収の処理を繰り返し、この繰
り返しの処理により入力されたデータ、電子マネー金額
をICカード15に記録する。
【0027】制御装置31は、このようにしてICカー
ド15を顧客に対して発行すると、管理センター4に、
発行に係るICカード15のカード固有番号、個人I
D、電子マネー金額等を通知する。これによりこのレー
ス投票券システム1では、このような投票券の発行、電
子マネーに係る料金の徴収等を管理センター4により集
中的に管理できるようになされている。
【0028】図5は投票機6を示すブロック図である。
投票機6は、顧客がレースに投票するための端末であ
り、所定の挿入口よりICカード15による投票券を差
し込み、この投票券に所望のレースの着順等を投票でき
るようになされている。
【0029】すなわちこの投票機6において、リーダラ
イタ(R/W)35は、顧客により挿入口に差し込まれ
たICカード15をアクセスし、このICカード15の
カード固有番号、発行者情報、個人ID、電子マネー残
高、投票データ等のデータを読み取って制御装置36に
通知する。また制御装置36の制御により、電子マネー
残高を更新し、投票データを記録する。
【0030】ユーザーインターフェース(I/F)37
は、顧客により操作される操作子、マークカードの入力
機構、表示画面等により構成され、顧客に所定のメニュ
ー画面を提供し、このメニュー画面における操作、操作
子の操作を制御装置36に通知する。これにより発行機
5は、顧客による投票を受け付けるようになされてい
る。
【0031】現金処理部38は、顧客による投票に対し
て電子マネー残高が不足している場合等に、追加の料金
を徴収する機構であり、顧客により支払われた金額を制
御装置36に通知する。
【0032】制御装置36は、この投票機6の動作を制
御するコントローラであり、ユーザーインターフェース
37を介して顧客より投票の要求が入力されると、ユー
ザーインターフェース30を介して顧客に投票券の操作
を指示する。さらに制御装置36は、リーダライタ35
から電子マネー残高等が通知されると、個人IDの入力
を促し、ユーザーインターフェース37を介して入力さ
れる個人IDとICカード15より読み取った個人ID
とを照合する。さらに制御装置36は、この照合結果に
より投票券を有する正規顧客と判断した場合、ICカー
ド15より読み取ったデータを管理センター4に通知
し、ここで管理センター4の記録との照合により不正に
投票券の電子マネー残高、過去の投票データ等が改ざん
されていないこと、さらには投票券が盗難に係るもので
ないことの確認を受ける。
【0033】制御装置36は、このような管理センター
4における照合により、管理センター4から投票を許可
する通知が得られると、ユーザーインターフェース37
を介して電子マネー残高を顧客に通知し、続いて顧客に
よる投票を受け付ける。
【0034】このとき制御装置36は、続くレースだけ
でなく、管理センター4により指示された当日のレー
ス、さらには翌日等のレースについても投票を受け付け
る。制御装置36は、投票を受け付けると、投票された
金額を電子マネー残高より減額して残り金額を算出し、
この残り金額によりICカード15の電子マネー残高を
更新するようにリーダライタ35に指示する。また顧客
により入力された投票を投票データとしてICカード1
5に記録するようにリーダライタ35に指示する。
【0035】この一連の処理において、制御装置36
は、電子マネー残高が不足する場合には、ユーザーイン
ターフェース37を介して不足金額の支払いを要求し、
現金処理部38より入金が通知されると、この料金を電
子マネー残高に加算して上述の処理を実行する。なお制
御装置36はこのようにして不足の料金を現金により入
金した場合、顧客の選択により、現金によりお釣りを返
金するようになされている。これにより投票機6におい
ては、ICカード15が大容量のメモリを有している点
を有効に利用して、顧客の所望する各種のレースについ
ての投票を1つの投票券で受け付けるようになされ、そ
の分顧客の使い勝手を向上するようになされている。
【0036】これらの処理において、投票券が複数の顧
客で共用されている場合、制御装置36は、顧客の操作
に応じて、これら複数の顧客について、それぞれ投票を
受け付けて投票データをICカード15に記録し、また
これに対応して電子マネー残高を更新する。これにより
このレース投票券システム1では、1つの投票券を複数
の顧客で共用できるようになされ、その分顧客の利便を
図ることができるようになされている。制御装置36
は、このようにして投票を受け付けると、カード固有番
号、個人ID、投票データを管理センター4に通知し、
これによりレース投票券システム1では、この投票に対
応するように管理センター4の記録が更新されるように
なされている。
【0037】図6は、払戻機7を示すブロック図であ
る。払戻機7は、投票が的中した場合に払い戻しを受け
る端末装置あり、所定の挿入口よりICカード15によ
る投票券を差し込むことができるようになされている。
【0038】すなわちこの払戻機7において、リーダラ
イタ(R/W)41は、顧客により挿入口に差し込まれ
たICカード15をアクセスし、このICカード15の
カード固有番号、発行者情報、個人ID、電子マネー残
高、投票データ等のデータを読み取って制御装置42に
通知する。また制御装置42の制御により、電子マネー
残高、投票データを更新する。
【0039】ユーザーインターフェース(I/F)43
は、顧客により操作される操作子、表示画面等により構
成され、顧客に所定のメニュー画面を提供し、このメニ
ュー画面における操作、操作子の操作を制御装置42に
通知する。これにより払戻機7は、顧客による払戻しの
要求、払い戻しの方法を受け付けるようになされてい
る。
【0040】現金処理部44は、現金による払い戻しを
実行する場合、制御装置42の制御により、払い戻しの
現金を顧客に提供する。
【0041】制御装置42は、この払戻機7の動作を制
御するコントローラであり、ユーザーインターフェース
43を介して顧客より払い戻し要求が入力されると、ユ
ーザーインターフェース43を介して顧客に投票券の操
作を指示する。さらに制御装置42は、リーダライタ4
1から電子マネー残高、投票データ等が通知されると、
個人IDの入力を顧客に促し、ユーザーインターフェー
ス37を介して入力される個人IDとICカード15よ
り読み取った個人IDとを照合する。さらに制御装置3
6は、この照合結果により投票券を有する正規顧客と判
断した場合、管理センター4にICカード15から読み
取ったデータを通知し、ここで管理センター4の記録と
の照合により不正に投票券の電子マネー残高等が改ざん
されていないこと、さらには投票券が盗難に係るもので
ないことの確認を受ける。
【0042】制御装置42は、このような管理センター
4における照合により、管理センター4から払い戻しを
許可する通知が得られ、さらに払い戻し対象が管理セン
ター4から通知されると、ユーザーインターフェース4
3を介して電子マネー残高、払い戻し対象の投票を顧客
に通知し、顧客による払い戻しの方法、払い戻し対象の
選択を受け付ける。なお制御装置42は、これら払い戻
し対象を表示する際に、配当等についても合わせて表示
する。このため管理センター4においては、払い戻しの
許可、払い戻し対象を通知する際に、合わせて配当等の
データについても、いわゆる外れの投票データと共に制
御装置42に通知する。
【0043】制御装置42は、電子マネーによる払い戻
しが顧客により選択されると、選択された払い戻し対象
について、配当金額を電子マネー残高に加算してなる金
額に電子マネー残高を更新するように、リーダライタ4
1の動作を制御する。またこのときこの払い戻しの対象
となった投票データを払い戻し済みに設定する。さらに
いわゆる外れの投票データについては、外れの記録を追
加する。制御装置42は、これらリーダライタ41によ
りICカード15に加えた変更を管理センター4に通知
する。
【0044】これに対して現金による払い戻しを顧客が
選択した場合、制御装置42は、顧客の指示により払い
戻し金額の全額又は一部の支払いを現金処理部44に指
示する。また一部の支払いによる場合には、残り金額を
加算した電子マネー残高の更新をリーダライタ41に指
示する。さらに電子マネーによる払い戻しの場合と同様
に、払い戻しの対象となった投票データを払い戻し済み
に設定し、いわゆる外れの投票データに外れの記録を追
加し、これらの処理を管理センター4に通知する。
【0045】これらにより顧客においては、必要に応じ
て払い戻された電子マネーにより改めて次回の投票を実
行でき、その分レース投票券システム1では、使い勝手
を向上できるようになされている。
【0046】これらの処理において、制御装置42は、
ICカード15に個人IDが設定されている場合には、
顧客により個人IDの入力を受け付け、この入力された
個人IDとICカード15に記録された個人IDとを照
合する。さらに制御装置42は、この照合結果により払
い戻しの処理を中止し、これにより盗難等による投票券
については払い戻しを防止するようになされている。
【0047】図7は、積増機8の構成を示すブロック図
である。積増機8は、顧客がICカード15の電子マネ
ー残高を増額する場合に使用する端末装置であり、所定
の挿入口よりICカード15による投票券を差し込むこ
とができるようになされている。
【0048】すなわち積増機8において、リーダライタ
(R/W)46は、顧客により挿入口に差し込まれたI
Cカード15をアクセスし、このICカードのカード固
有番号、発行者情報、個人ID、電子マネー残高、投票
データ等のデータを読み取って制御装置47に通知す
る。また制御装置47の制御により、電子マネー残高を
更新する。
【0049】ユーザーインターフェース(I/F)48
は、顧客により操作される操作子、表示画面等により構
成され、顧客に所定のメニュー画面を提供し、このメニ
ュー画面における操作、操作子の操作を制御装置47に
通知する。これにより積増機8は、顧客による電子マネ
ーの増額の要求を受け付けるようになされている。
【0050】現金処理部49は、増額する金額を現金に
より徴収する機構であり、顧客により支払われた金額を
制御装置47に通知する。
【0051】制御装置47は、この積増機8の動作を制
御するコントローラであり、ユーザーインターフェース
48を介して顧客より電子マネーの増額要求が入力され
ると、個人IDの入力を促し、ユーザーインターフェー
ス37を介して入力される個人IDとICカード15よ
り読み取った個人IDとを照合する。さらに制御装置3
6は、この照合結果により投票券を有する正規顧客と判
断した場合、リーダライタ46から通知されるICカー
ド15の内容を管理センター4に通知し、ここで管理セ
ンター4の記録との照合により不正に投票券の電子マネ
ー残高、過去の投票データ等が改ざんされていないこ
と、さらには投票券が盗難に係るものでないことの確認
を受ける。
【0052】制御装置47は、このような管理センター
4における照合により、管理センター4から積増を許可
する通知が得られると、電子マネー残高をユーザーイン
ターフェース37を介して顧客に通知し、続いて顧客に
よる入金を受け付ける。制御装置47は、現金処理部4
9から入金が通知されると、この入金に係る金額を電子
マネー残高に加算し、この加算した金額による電子マネ
ー残高の更新をリーダライタ46に指示する。さらに制
御装置47は、この一連の処理を管理センター4に通知
し、管理センター4の記録を更新する。
【0053】これによりこのレース投票券システム1で
は、必要に応じて投票可能な金額を増額できるようにな
され、その分、顧客による使い勝手を向上できるように
なされている。
【0054】図8は、照会機9を示すブロック図であ
る。照会機9は、顧客がICカード15に記憶されてい
る投票データ、電子マネー残高を照会するための端末で
あり、所定の挿入口よりICカード15による投票券を
差し込むようになされている。
【0055】リーダライタ(R/W)51は、顧客によ
り挿入口に差し込まれたICカード15をアクセスし、
このICカードのカード固有番号、発行者情報、個人I
D、電子マネー残高、投票データ等のデータを読み取っ
て制御装置52に通知する。
【0056】ユーザーインターフェース(I/F)53
は、顧客により操作される操作子、表示画面等により構
成され、顧客に所定のメニュー画面を提供し、このメニ
ュー画面における操作、操作子の操作を制御装置52に
通知する。
【0057】制御装置52は、この照会機9の動作を制
御するコントローラであり、ユーザーインターフェース
53を介して顧客より照会の要求が入力されると、個人
IDの入力を促し、ユーザーインターフェース37を介
して入力される個人IDとICカード15より読み取っ
た個人IDとを照合する。さらに制御装置36は、この
照合結果により投票券を有する正規顧客と判断した場
合、リーダライタ51から通知されるICカード15の
内容を管理センター4に通知し、ここで管理センター4
の記録との照合により不正に投票券の電子マネー残高、
過去の投票データ等が改ざんされていないこと、さらに
は投票券が盗難に係るものでないことの確認を受ける。
【0058】制御装置52は、このような管理センター
4における照合により、管理センター4から照会を許可
する通知が得られると、ユーザーインターフェース37
を介して電子マネー残高等を顧客に通知する。さらにこ
の表示おいて、顧客が投票結果の照合を要求すると、投
票データによる投票、当選の有無、配当を一覧表示す
る。これによりこのレース投票券システム1では、簡易
に投票結果を確認できるようになされている。
【0059】図9は、自動販売機10を示すブロック図
である。自動販売機10は、投票所等に設置されてジュ
ース等を販売し、所定の挿入口よりICカード15によ
る投票券を差し込むようになされている。
【0060】リーダライタ(R/W)56は、顧客によ
り挿入口に差し込まれたICカード15をアクセスし、
このICカードのカード固有番号、発行者情報、個人I
D、電子マネー残高、投票データ等のデータを読み取っ
て制御装置57に通知する。
【0061】ユーザーインターフェース(I/F)58
は、顧客により操作される操作子により構成され、顧客
による操作子の操作を制御装置52に通知する。商品処
理部59は、制御装置57の制御により顧客の選択した
商品を送出し、メモリ60は、販売した商品等を記録す
る。
【0062】制御装置57は、この自動販売機10の動
作を制御するコントローラであり、ユーザーインターフ
ェース58を介して商品の販売が要求されると、ICカ
ード15の操作を促し、リーダライタ56よりICカー
ド15に記録された各種データを受け付ける。制御装置
57は、このデータを管理センター4に通知し、ここで
管理センター4の記録との照合により不正に投票券の電
子マネー残高、過去の投票データ等が改ざんされていな
いこと、さらには投票券が盗難に係るものでないことの
確認を受ける。
【0063】制御装置57は、このような管理センター
4における照合により、管理センター4から販売を許可
する通知が得られると、電子マネー残高等をユーザーイ
ンターフェース58を介して顧客に通知する。さらにこ
の表示おいて、顧客が選択した商品の金額、販売による
電子マネーの残金を表示し、商品処理部59の制御によ
り顧客の所望する商品を販売する。この商品の販売に対
応するように、制御装置57は、リーダライタ56を介
して電子マネー残高を更新し、一連の処理を完了する。
これによりこのレース投票券システム1では、レース場
内等においては、一旦購入した投票券により各種自動販
売機より所望の商品を購入できるようになされ、その分
使い勝手を向上できるようになされている。
【0064】これに対して図10は、店舗端末11を示
すブロック図である。店舗端末11は、店舗における各
種商品の会計処理に利用される。
【0065】すなわち店舗端末11において、リーダラ
イタ62は、POS65の近傍の所定位置にICカード
15が載置されると、このICカード15より各種のデ
ータを読み取って制御装置63に出力する。ユーザーイ
ンターフェース64は、購入金額を入力する操作子であ
り、POSと切り離された会計装置等により購入金額を
計算した場合に操作される。
【0066】POS65は、商品のバーコード等の検出
により、顧客が店内で購入した商品の購入金額を計算
し、計算結果を制御装置63に出力する。メモリ66
は、商品の購入記録を保持する。
【0067】制御装置63は、店員によりユーザーイン
ターフェース64、POS65が操作されると、ICカ
ード15の操作を促し、リーダライタ62よりICカー
ド15に記録された各種データを受け付ける。制御装置
63は、このデータを管理センター4に通知し、ここで
管理センター4の記録との照合により不正に投票券の電
子マネー残高、過去の投票データ等が改ざんされていな
いこと、さらには投票券が盗難に係るものでないことの
確認を受ける。
【0068】制御装置63は、このような管理センター
4における照合により、管理センター4から販売を許可
する通知が得られると、電子マネー残高より顧客の購入
金額を減額してICカード15の記録を更新する。また
電子マネー残高が不足する場合には、ユーザーインター
フェース64を介して店員に通知する。これによりこの
レース投票券システム1では、レース場内等において
は、一旦購入した投票券により各種店舗で所望の商品を
購入できるようになされ、その分使い勝手を向上できる
ようになされている。
【0069】かくするにつき管理センター4(図1)
は、このような各種の端末からの照合要求に応じて記憶
装置4Bの記憶と各端末で読み取ったICカード15の
記録とを照合して照合結果を通知する。また各端末にお
ける処理を記憶装置4Bに記憶し、さらにレースの配当
等を中央制御装置4Aにより計算する。さらに管理セン
ター4は、店舗端末11、自動販売機10からの通知に
より、決裁の処理を実行する。
【0070】さらに管理センター4は、パーソナルコン
ピュータ12による接続に対しても、必要に応じて認証
の処理を実行した後、各端末装置における各処理と同様
の処理を実行する。このとき管理センター4は、パーソ
ナルコンピュータ12によるアクセスの場合には、発行
機5等における現金による料金の徴収に代えて、事前に
登録した金融機関の口座より料金を引き落とす。これに
よりこのレース投票券システム1では、必要に応じて自
宅に戻って払い戻し等の処理を実行できるようになさ
れ、また自宅に居ながらにして投票できるようになされ
ている。
【0071】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、このレース投票券システム1にお
いて、顧客は、投票所に到来して発行機5によりICカ
ード15による投票券の発行を受け、このICカード1
5による投票券により所望のレースに投票し、また払い
戻しの処理を実行する。またこのICカード15に記録
された電子マネーにより投票の料金を支払い、さらには
払い戻しの処理が実行される。これによりユーザーにお
いては、従来の磁気カードによる投票券の場合のよう
な、払い戻しによる小額硬貨の増加が防止され、ユーザ
ーの不都合が回避される。また運営する側においては、
多量に小額硬貨を用意しなくても良いことにより、運営
する側にとっても、従来の不都合な点を改善することが
できる。
【0072】またICカード15においては、磁気カー
ドによる場合に比して多量のデータを記録できることに
より、その分1枚のICカード15に複数のレース、複
数の着順予測による投票を記録することができ、その
分、従来の磁気カードによる場合のような煩雑な投票券
の管理を簡略化することができ、また運営する側にとっ
ては多量のごみの発生を防止することができる。
【0073】またこのように多量のデータを記録できる
ことにより、複数のレースについて、いわゆるまとめて
投票し、さらには払い戻しの処理を実行することがで
き、これによっても、ユーザーの不便さを解消すること
ができる。また必要に応じて顧客の識別データを記録す
ることにより、盗難等の事故を防止し、さらには顧客の
利益を保護することができる。また複数の顧客により1
枚の投票券を共用することも可能となる。
【0074】さらにこのようなICカード15を持ち帰
ってパーソナルコンピュータ等にデータを個人的に吸い
上げることにより、各顧客で、レースの結果を記録に残
すこともできる。
【0075】すなわちこのレース投票券システム1にお
いて、ユーザーは、発行機5の操作により投票券の発行
を受け、このとき発行機5に投入した現金に応じてIC
カードによる投票券に電子マネーが記録される。また顧
客を識別する個人IDがICカード15に記録され、投
票券が共用に係る場合には、共用に係る複数の顧客につ
いて、それぞれ個人ID、電子マネーが記録される。こ
のレース投票券システム1においては、これらのデータ
が、各ICカード15を識別するカード固有番号と共に
管理センター4に通知され、この管理センター4の記憶
装置4Bに記録される。
【0076】またこのようにして投票券を取得したユー
ザーにおいては、投票機6を操作して、所望のレースに
投票し、このレース、投票を特定する投票データがIC
カード15に記録される。またこのような投票の分、電
子マネーの残高が減額され、これによりユーザーにおい
ては、現金をいちいちやり取りしなくても、投票するこ
とが可能となり、その分使い勝手が向上される。また複
数のレースについて、まとめて投票を受け付けることに
より、顧客にとっては、投票に赴く回数を少なくするこ
とができ、その分、ユーザーの利便性を向上することが
できる。
【0077】このような投票の処理においては、投票機
6においては、個人IDの記録により本人か否か確認し
て投票を受け付け、これにより第3者が不正に取得した
投票券の使用が防止される。またICカード15の記録
と、管理センター4における記憶装置4Bの記録とが照
合され、これにより投票券の内容の不正な改ざん等が防
止される。
【0078】さらに投票機6においては、投票券が複数
の顧客による共用に係るものの場合、各顧客毎に、投票
を受け付け、さらには電子マネーを減額する。これによ
りこのレース投票券システム1では、投票券を共用する
場合であっても、各顧客毎に投票、電子マネーを管理す
ることができ、その分、顧客の使い勝手を向上すること
ができる。
【0079】このような処理において、投票機6は、電
子マネーの金額が不足する場合には、現金による支払い
も受け付け、さらにお釣りについては、顧客の選択によ
り電子マネーに割り当てる。これによっても、このレー
ス投票券システム1では、小額硬貨の流通を抑制すると
ができ、その分、顧客及び運営する側の利便性を向上す
ることができる。
【0080】かくしてこのようにして投票機6による投
票結果についても、管理センター4に通知され、各IC
カード毎に、記憶装置4Bに記憶される。これにより管
理センター4では、投票対象のレースについて、中央制
御装置4Aで投票結果を順次集計し、レースの結果によ
り各投票に対する払い戻し金を計算する。
【0081】このようにしてレースが終了して投票が的
中した場合、顧客においては、払戻機7により払い戻し
を受ける。このときもレース投票券システム1では、顧
客の選択により現金又は電子マネーにより、顧客の所望
するレースについて、支払いの処理が実行される。また
現金による場合には、ユーザーの指定した支払い金額に
ついてのみ、現金により支払われ、残りが電子マネーに
より支払われる。これによりこのレース投票券システム
1では、払い戻しにおける小額硬貨のやり取りを少なく
することができ、その分、顧客及び運営する側の利便性
を向上できるようになされている。
【0082】レース投票券システム1では、このような
払い戻しの処理においても、個人IDの記録により本人
か否か確認して処理が実行され、これにより第3者が不
正に取得した投票券による払い戻しが防止される。また
ICカード15の記録と、管理センター4における記憶
装置4Bの記録とが照合され、これにより投票券の内容
の不正な改ざん等が防止される。
【0083】また投票券が複数の顧客による共用に係る
ものの場合、各顧客毎に、払い戻しの処理が実行され、
これによっても各顧客毎に投票、電子マネーを管理する
ことができ、その分、顧客の使い勝手を向上することが
できる。
【0084】かくしてレース投票券システム1では、こ
のような支払いの処理においても、管理センター4に通
知され、記憶装置4Bに記録される。
【0085】このような大まかな処理の中にあって、例
えば電子マネーが不足する場合、顧客においては、積増
機8により現金を入金して電子マネーの金額を増額す
る。また投票した内容、電子マネーの残金を確認する場
合には、照会機9により内容を確認する。
【0086】これらの場合においても、レース投票券シ
ステム1では、個人IDの記録により本人か否か確認し
て処理が実行され、これにより第3者が不正に取得した
投票券の使用が防止される。またICカード15の記録
と、管理センター4における記憶装置4Bの記録とが照
合され、これにより投票券の内容の不正な改ざん等が防
止される。また投票券が複数の顧客による共用に係るも
のの場合、各顧客毎に、これらの処理が実行され、これ
によっても各顧客毎に投票、電子マネーを管理すること
ができ、その分、顧客の使い勝手を向上することができ
る。
【0087】これに対して自動販売機10により商品を
購入する場合には、この投票券に記録された電子マネー
により商品の代金が決裁される。また店舗により商品を
購入する場合等にあっては、店舗端末11の操作によっ
て、投票券に記録された電子マネーにより商品の代金が
決裁される。これによりユーザーにおいては、このよう
な商品購入の場合でも、現金による支払いを回避でき、
その分ユーザーの利便性を向上することができる。
【0088】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、電子マネーを記録したICカード
を投票券に使用することにより、小額硬貨のやり取り等
の、従来方法による利用者、運営する側の双方における
種々の不都合を解決することができる。
【0089】すなわち顧客を特定する所定の識別データ
を併せてICカードに記録し、この識別データを基準に
した顧客の確認により種々の処理を実行することによ
り、盗難等による事故を防止し、さらにはこのような事
故に遭遇した顧客を保護することができる。
【0090】また必要に応じて積増機8により、電子マ
ネーの金額の増額を受け付けることにより、このように
電子マネーにより種々の決裁を実行する場合に、支払い
が困難になる等の状況を回避することができ、その分顧
客及び運営する側の使い勝手を向上することができる。
【0091】また照会機9により、顧客が確認可能にI
Cカードの記録を提供することにより、このようなIC
カード15による運営において、必要に応じてICカー
ドの記録を確認することができる。
【0092】また顧客の選択に応じて、投票の対象の行
為について、投票を受け付け、さらには複数の投票のう
ちの、顧客により指示された投票に対して、選択的に前
記電子マネーの金額を増額して払戻しすることにより、
投票機、払戻機に足を運ぶ機会を少なくすることがで
き、その分、ユーザーの負担を軽減することができる。
【0093】また顧客の選択に応じて、電子マネーの増
額の全部又は一部に代えて、現金により払い戻しするこ
とによっても、顧客の使い勝手を向上することができ
る。
【0094】さらに商品購入の代金にICカードの電子
マネーを充当することによっても、小額硬貨の流通を抑
制することができ、その分顧客及び運営する側の利便性
を向上することができる。
【0095】また識別データにより1つのICカードに
複数の顧客を登録し、この識別データを基準にして、複
数の顧客の各人毎に、投票、払い戻し等の処理を実行す
ることにより、1枚の投票券を複数の顧客により共用す
ることもでき、その分、顧客の使い勝手を向上すること
ができる。
【0096】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、単にICカードに投
票等のデータを記録する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、図11に示すように、ICカードの表
面に、書き換え可能に、投票等の記録を印刷するように
してもよい。このようにすれば、照会機の使用頻度を少
なくすることができる。
【0097】また上述の実施の形態においては、1枚の
投票券を複数の顧客により共用する場合には、払い戻し
までの一連の処理を1枚の投票券で実行する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、ICカードの記録
を移し換える装置の配置により、例えばまとめて投票を
受け付け、この投票を各人の投票券に分配するようにし
てもよい。すなわち団体客がレースの投票を楽しむ場合
に、一人がまとめて投票する場合も考えられる。この場
合には、このように一人が自分のICカードでまとめ買
いした投票を、後で他の人のICカードに分配すること
により、その分使い勝手を向上することができる。
【0098】この場合、専用の移し換え機に、移し換え
元のICカードと、移し換え先のICカードとをセット
し、ユーザーの選択により投票データを移転し、さらに
この移転に応じて電子マネーの金額を書き換えることに
なる。またこのような記録を必要に応じて管理センター
に通知することが必要になる。因みに、不正行為を防止
する観点から、管理センターでこれら2つのICカード
の内容を記録と確認することも考えられる。
【0099】また上述の実施の形態においては、投票等
の処理毎に専用の端末装置を配置する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、これらの端末装置の機能
を纏めるようにしてもよい。
【0100】また上述の実施の形態においては、顧客を
特定する識別データとして個人IDをICカードに記録
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必
要に応じてこのような記録を省略してもよい。
【0101】なお上述の実施の形態においては、非接触
型のICカードを投票券として使用する場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、接触型のICカードを
使用する場合にも広く適用することができる。
【0102】また上述の実施の形態においては、電子マ
ネーが現金化可能であることを前提に説明したが、本発
明はこれに限らず、現金に交換困難なゲーム用の電子マ
ネーによりシステムを運用することも考えられる。すな
わち未成年者、学生等にあっては、実際に現金化可能な
投票券の購入が許可されていないことにより、このよう
に現金に交換困難なゲーム用の電子マネーによりシステ
ムを運用すれば、このような未成年者等にあっても、レ
ースを楽しむことができる。
【0103】また上述の実施の形態においては、本発明
を競艇等のレースに適用する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、宝くじ、サッカーくじ等の種々の
投票に広く適用することができる。
【0104】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、電子マネ
ーを記録したICカードを投票券に使用することによ
り、従来方法による利用者、運営する側の双方における
種々の不都合を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るレース投票券システ
ムを示すブロック図である。
【図2】図1のレース投票券システムに使用されるIC
カードを示すブロック図である。
【図3】図2のICカードが共用に係る場合のメモリの
内容を示す図表である。
【図4】図1のレース投票券システムの発行機を示すブ
ロック図である。
【図5】図1のレース投票券システムの投票機を示すブ
ロック図である。
【図6】図1のレース投票券システムの払戻機を示すブ
ロック図である。
【図7】図1のレース投票券システムの積増機を示すブ
ロック図である。
【図8】図1のレース投票券システムの照会機を示すブ
ロック図である。
【図9】図1のレース投票券システムの自動販売機を示
すブロック図である。
【図10】図1のレース投票券システムの店舗端末を示
すブロック図である。
【図11】他の実施の形態に係るレース投票券システム
に使用されるICカードを示す平面図である。
【符号の説明】
1……レース投票券システム、5……発行機、6……投
票機、7……払戻機、8……積増機、9……照会機、1
0……自動販売機、11……店舗端末、13、18、3
4、35、41、46、51、56、62……リーダラ
イタ、15……ICカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/00 G06K 19/00 Q (72)発明者 武 芳正 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 森田 直 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 金田 浩司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 高田 昌幸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 中沢 博 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 深堀 健一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 3E038 BB04 FA03 GA02 KA04 KA07 5B035 AA06 BC00 BC02 5B049 BB37 CC39 DD04 FF08 GG02 5B055 CA00 CB00 KK05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顧客による投票の要求に応じて、電子マネ
    ーを記録したICカードをアクセスし、前記顧客による
    投票と前記投票の対象とを前記ICカードに記録すると
    共に、前記投票に要する料金を前記電子マネーより減額
    する投票受け付けのステップと、 前記投票の対象の結果に応じて、前記投票に対する払い
    戻しの金額を計算する払い戻し金計算のステップと、 前記払い戻しの金額に応じて前記ICカードに記録され
    た電子マネーの金額を増額する払い戻しのステップとを
    有することを特徴とする投票管理方法。
  2. 【請求項2】前記ICカードは、 前記顧客を特定する所定の識別データが記録され、 前記投票受け付けのステップ及び又は前記払い戻しのス
    テップは、 前記識別データを基準にした前記顧客の確認により処理
    を実行することを特徴とする請求項1に記載の投票管理
    方法。
  3. 【請求項3】前記電子マネーの金額の増額を受け付ける
    増額のステップを有することを特徴とする請求項1に記
    載の投票管理方法。
  4. 【請求項4】前記顧客が確認可能に前記ICカードの記
    録を提供する照会のステップを有することを特徴とする
    請求項1に記載の投票管理方法。
  5. 【請求項5】前記投票のステップは、 前記顧客の選択に応じて、前記投票の対象の複数につい
    て、前記投票を受け付け、 前記払い戻しのステップは、 前記複数の投票の対象のうちの、前記顧客により指示さ
    れた対象に対して、選択的に前記電子マネーの金額を増
    額することを特徴とする請求項1に記載の投票管理方
    法。
  6. 【請求項6】前記払い戻しのステップは、 前記顧客の選択に応じて、前記電子マネーの金額の増額
    の全部又は一部に代えて、現金により払い戻しの金額を
    支払うことを特徴とする請求項1に記載の投票管理方
    法。
  7. 【請求項7】商品購入の代金に前記ICカードの電子マ
    ネーを充当する商品購入処理のステップを有することを
    特徴とする請求項1に記載の投票管理方法。
  8. 【請求項8】前記ICカードの表面に、書き換え可能
    に、少なくとも前記投票を記録する記録のステップを有
    することを特徴とする請求項1に記載の投票管理方法。
  9. 【請求項9】前記ICカードは、 前記識別データにより複数の顧客が登録され、 前記投票受け付けのステップ及び又は前記払い戻しのス
    テップは、 前記識別データを基準にして、前記複数の顧客の各人毎
    に、処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の
    投票管理方法。
  10. 【請求項10】前記ICカードの記録の少なくとも一部
    を、他のICカードに移し換える情報移転のステップを
    有することを特徴とする請求項1に記載の投票管理方
    法。
  11. 【請求項11】前記電子マネーは、 現金に交換困難なゲーム用の電子マネーであることを特
    徴とする請求項1に記載の投票管理方法。
  12. 【請求項12】顧客による投票の要求に応じて、電子マ
    ネーを記録したICカードをアクセスし、前記顧客によ
    る投票と前記投票の対象とを前記ICカードに記録する
    と共に、前記投票に要する料金を前記電子マネーより減
    額する投票受け付け手段と、 前記投票の対象の結果に応じて、前記投票に対する払い
    戻しの金額を計算する払い戻し金計算手段と、 前記払い戻しの金額に応じて前記ICカードに記録され
    た電子マネーの金額を増額する払い戻し手段とを備える
    ことを特徴とする投票管理システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007026113A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Fuji Xerox Co Ltd 課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2008276352A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Fujitsu Ltd 投票サービス装置及び投票サービスプログラム
JP2012073791A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Fujitsu Frontech Ltd 投票券発売払戻装置およびその現金管理方法

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