JP2022054854A - 代替利用券の発券装置、サーバ、方法及びプログラム - Google Patents

代替利用券の発券装置、サーバ、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2022054854000001
【課題】定期利用券の正当な所有者であることを、簡単に証明することができ、定期利用券を代替する代替利用券を発行する仕組みを提供する。
【解決手段】利用者が定期的に利用する施設の定期利用券を代替する代替利用券を発行する発券装置であって、利用者がクレジットカード又はその他の決済カードで定期利用券を購入した際のカード会社のサーバへの照会手段と、当該定期利用券を購入した日、当該定期利用券の利用条件を含む購入情報をカード会社から取得する手段と、当該購入情報に基づいて、定期利用券の有効性を判定する手段と、定期利用券が有効である場合に、定期利用券の利用条件の範囲内の代替利用券を発行する手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、代替利用券の発券装置、サーバ、方法及びプログラムに関する。
交通機関で定期券を忘れた場合など、券売機で切符を新たに買う必要があるが、せっかく定期券を買っているのに悔しい思いをすることがある。そのための救済策として、例えば、特許文献1には、定期券等のカードを家に忘れたり紛失したりしても、代わりのカードを簡単に再発行することができるカード発行装置が開示されている(特許文献1参照)。
このカード発行装置は、第1のカード(忘れたり紛失したりしたカード)内容を登録する登録手段と、登録された内容に基づき、第1のカード所有を証明する証明手段と、証明手段で限定された場合、第2のカード(再発行されたカード)の使用条件を限定する限定手段と、限定手段で限定された第2のカードを発行する発行手段と、第1のカードを無効にする無効手段とを有する。
特開2002-175601号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、カードを再発行してもらうため、第1のカードの所有を証明する手段が必要であるが、その証明手段は、ユーザがあらかじめ登録した暗証番号やパスワードに限られていた。すなわち、定期券等を家に忘れたような場合、駅に設置された装置で、定期券の暗証番号やパスワード、氏名、乗車区間を入力する必要がある。すると、それらが登録されているデータに一致すれば、その日に限って使用できる臨時の定期券等を発行するというものである。しかし、このような操作は、特に急いでいるユーザにとって面倒である。また、こういうことは普段頻繁に起きることではないため、暗証番号やパスワードを即座に思いだせないこともある。
したがって、本発明では、上記のような課題にかんがみ、定期利用券(定期券)の正当な所有者であることを、より簡単に証明することができ、定期利用券を代替する代替利用券を発券する仕組みを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では、以下のような解決手段を提供する。
(1)利用者が定期的に利用する施設の定期利用券を代替する代替利用券を発行する発券装置であって、前記利用者がクレジットカード又はその他の決済カードで前記定期利用券を購入した際のカード会社へのカード会社照会手段と、前記定期利用券を購入した購入日、前記定期利用券の利用条件を含む購入情報を前記カード会社から取得する手段と、前記購入情報に基づいて、前記定期利用券の有効性を判定する手段と、前記定期利用券が有効である場合に、前記定期利用券の利用条件の範囲内の代替利用券を発行する手段と、を備えることを特徴とする。
(2)上記(1)の構成において、前記施設の定期利用券は、交通機関の定期利用券であって、前記利用条件の範囲内の代替利用券は、前記定期利用券の乗車区間内の一日乗車券又はその他の期間限定の乗車券であることを特徴とする。
(3)上記(1)の構成において、前記施設の定期利用券は、テーマパーク又はジムの年間パスポート又は期間限定の利用券であって、前記利用条件の範囲内の代替利用券は、前記テーマパーク又は前記ジムの戯設備若しくは有料施設の利用範囲及び利用条件を証明する電子情報を含むことを特徴とする。
(4)上記(1)~(3)のいずれか1つの構成において、前記代替利用券の発行後に、前記定期利用券を当該代替利用券の有効期間の間一時的に使用不可とする手段と、前記定期利用券が前記代替利用券の期限が切れる前に見つかった場合は、前記代替利用券を無効にする手段と、を備えることを特徴とする。
(5)上記(1)~(4)のいずれか1つの構成において、前記代替利用券の発行証明を利用者のスマートフォンに転送し、前記スマートフォンを改札機に翳すことで前記改札機を通過可能とすることを特徴とする。
(6)利用者が所有するクレジットカード又はその他の決済カードで定期的に利用する施設の定期利用券を購入した際のカード会社のサーバであって、前記利用者がカードで前記定期利用券を購入した日、利用条件を含む購入情報を取得する手段と、前記購入情報に基づいて、前記定期利用券の有効性を判定する手段と、前記定期利用券が有効である場合に、前記定期利用券の利用条件の範囲内で代替利用券を発行するための情報を前記定期利用券の発行元に提供する手段と、を備えることを特徴とする。
(7)利用者が所有するクレジットカード又はその他の決済カードで定期的に利用する施設の定期利用券を購入した際のカード会社のサーバが実行する方法であって、前記利用者がカードで前記定期利用券を購入した購入日、利用条件を含む購入情報を取得するステップと、前記購入情報に基づいて、前記定期利用券の有効性を判定するステップと、前記定期利用券が有効である場合に、前記定期利用券の購入証明を前記定期利用券の発行元に送信するステップと、を含むことを特徴とする。
(8)上記(7)に記載の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
本発明によれば、定期利用券の正当な所有者であることを、より簡単に証明することができ、定期利用券を代替する代替利用券を発券することができる。
本発明の実施形態に係るシステム構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る発券装置及びカード会社サーバの機能ブロックの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るカードの利用履歴に含まれる定期利用券情報の具体例を示す図である。 本発明の実施形態に係る券売機の画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る発券装置における臨時乗車券発行処理のフローを示す図である。 本発明の実施形態に係る発券装置とカード会社サーバの発券処理を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。また、機能構成の図において、機能ブロック間の矢印は、データの流れ方向、又は処理の流れ方向を表す。
図1は、本発明の実施形態に係るシステム(以下、本システムと呼ぶ)のシステム構成を示す図である。本システムは、交通機関、テーマパーク、スポーツジム等のサービスを提供する施設において、利用者が施設を定期的に利用するための定期利用券を忘れたり紛失したりしても、元の定期利用券を代替する代替利用券を発行するシステムである。本システムは、施設の発券装置とクレジットカードのカード会社サーバがネットワークで接続される。なお、以降の説明では、定期利用券の発行元(施設の運営元)が交通機関である場合を例にとって説明するが、発行元が他の運営者であっても基本的には同じである。
(システム構成)
図1の例の発券装置は、交通機関の駅などに設置される発券装置の場合を示している。この発券装置は、乗車券及び定期利用券(以下定期券と呼ぶこともある)を購入可能で、かつ利用者が定期券を忘れたときに、定期券の代替として、臨時乗車券(例えば、定期券の乗車区間内の一日乗車券など)の発行を制御する。臨時乗車券の媒体の発行は通常券売機で行われるが、以下では、特に区別する必要がある場合を除いて、この券売機を含めて発券装置と呼ぶことにする。発券装置は、多数の券売機を制御することが可能で、券売機単独で処理を行うよりも効率的な処理ができる。
本システムの発券装置は、発行された臨時乗車券での駅の改札の出入りを許可する改札機、及び乗車料金の精算を行う精算機とも、交通機関内のネットワークで接続されている。また、発券装置は、複数のクレジットカード会社のサーバ(システム)と専用又は汎用のネットワークで接続される。ここで、定期券は、発券装置に接続されたクレジットカード会社のクレジットカードであればどのカードでも購入可能であることは言うまでもない。
利用者が所有するクレジットカードで購入された定期券の購入情報(カード利用履歴)は、そのクレジットカード会社のシステムに記録されるが、本システムでは、交通機関側にも一部又は全部の購入情報、及び定期券に関するその他の交通機関側でしか分からない情報(例えば定期券の購入頻度や定期券を忘れた回数など)が記録されるようにしてもよい。ここで記録される定期券の購入情報は、購入日、定期券番号(定期券番号)、交通機関名、乗車区間、有効期間(開始日と終了日)、利用者情報等が含まれるが、より詳しくは後述する。
なお、クレジットカードでの定期券の購入の際、カードの利用履歴(購入履歴)が残るものであれば、クレジットカード以外のその他の決済カード(例えば電子マネーカード、デビットカードなど)であってもよい。以下では特に断らない限り、クレジットカードとは、その他の決済カードを含むものとする。
(機能構成)
図2は、本発明の実施形態に係る発券装置及びクレジットカードのカード会社サーバの機能ブロック(機能構成)の一例を示す図である。
図示するように、発券装置10は、カード会社照会手段11と、定期利用券(定期券)の購入情報取得手段12と、定期利用券の購入情報の有効性判定手段13と、定期利用券保持情報14とを備えている。また、発券装置10は、券売機15、改札機16、精算機17と交通機関内のネットワークで接続され、乗車券又は定期券の購入、改札、精算を制御するセンター交通機関のサーバとして機能する。前述したように、発券装置10は、券売機15を含むと考えてもよい。なお、上記の構成はあくまでも一例であり、このような構成に限定されるものではない。
カード会社照会手段11は、カード会社サーバ20(クレジット会社のシステム)に接続し、券売機に挿入されたクレジットカード30のカード情報を読み取ってサーバに送信し、クレジットカード30の照会(オーソリ処理)を行う。
定期利用券の購入情報取得手段12は、カード会社照会手段11を介して、カード会社サーバ20から、券売機に挿入されたカードの利用履歴より定期利用券購入情報を取得する。
有効性判定手段13は、取得した定期利用券の有効性を購入情報に基づいて判定する。ここでの有効性の判定には、主として、購入したカードでの決済が完了していること、定期利用券の購入日、定期利用券の交通機関、乗車区間、有効期間、購入者(クレジットカードの所有者)が判定される。発券装置10は、有効性判定手段13によって定期利用券が有効と判定されたことを条件に、定期利用券の利用条件の範囲内の代替利用券(一日乗車券など)を発行するように券売機15に指示する。ただし、ここでいう代替利用券は、紙媒体などに限らず、利用者のスマートフォンやウェアラブル機器などに転送可能な電子情報であってもよい。特にスポーツジムなど、紙媒体などを紛失しやすい施設では電子情報のほうが望ましい。また、有効性判定手段13が、有効と判定した定期利用券購入情報は、定期利用券保持情報14に一定期間保持するようにしてもよい。
定期利用券保持情報14は、カード会社から取得した定期利用券の購入情報を交通機関側でも一定期間保持しておくためのデータベースである。ここでは定期利用券の購入情報のすべてを保持していてもよいが、有効性判定手段13が判定に用いる情報だけを保持しておけば、代替利用券を発行する際のクレジットカード会社との通信をそのたびに行うオーバヘッドを少なくすることが可能である。このようにすることで、券売機で代替利用券を発行しなくとも、改札機16で利用者がクレジットカード30を翳すだけでも、クレジットカード30で定期利用券を購入したことの有効性が交通機関内のどこでも判定できるので、そのまま改札機を通過することも可能となる。
カード会社サーバ20の機能構成の説明に移る。カード会社サーバ20は、発券装置10とネットワークを介して接続され、加盟店システム接続手段21、認証手段22と、データベースとして、利用者情報23とカード利用履歴24を備えている。なお本発明の実施形態と関係のない構成要素は省略している。なお、上記の構成もあくまでも一例であり、このような構成に限定されるものではないことは言うまでもない。
加盟店システム接続手段21は、加盟店(この場合の加盟店は鉄道会社、バス会社、定期連絡船の船会社などの交通機関)のシステムとの交信を行うための通信手段である。
認証手段22は、加盟店システム接続手段21を介して発券装置10から送信されたカード番号を受け取り、通常は、カードのオーソリ処理を行う。オーソリとは、カードが有効かどうかや利用限度額に達していなかをカード会社が確認し、その上で利用枠を確保する処理のことである。オーソリの承認後に売上処理を経て決済が完了となる。
利用者情報23は、カードの利用者(ユーザ)の情報を保管するデータベースであり、利用者の識別子(ID)ごとに、カード番号、名義人氏名、利用限度額、利用枠、有効期限、暗証番号等の情報を保管する。
カード利用履歴24は、利用者が保有するカードごとに、カードを利用して購入した商品又はサービス(以下購入商品等と呼ぶ)の利用履歴(購入履歴)を保管するデータベースである。特に、本システムが対象とする購入商品等は定期利用券であるので、定期利用券をカードで購入した場合の購入商品等の購入情報には、図3で示すような定期利用券情報100を含んでいる。
なお、前述したように、定期利用券の購入情報は、発券装置10にも送信され、発券装置10の定期利用券保持情報14にもその一部又は全部が含まれるようにしてもよい。ただし、定期利用券の発行元に保管された購入情報は一定期間経過後(定期利用券の有効期間経過後など)は消去される。
図3は、本発明の実施形態に係るカードの利用履歴に含まれる定期利用券情報の具体例を示す図である。カードの利用履歴には、カードごとに、そのカードを利用した(決済した)購入商品等の購入情報に、購入日、購入商品等の名称(略称)、利用代金(購入代金)、カード利用場所(加盟店名)、及び詳細情報が含まれる。特に購入商品等が定期利用券の場合は、購入情報100には定期利用券情報が含まれる。
定期利用券情報には、購入の固有の識別子である定期利用券購入情報ID、定期利用券の発行元が独自に定めた定期利用券番号、定期利用券を利用可能な一又は複数の交通機関、乗車区間、開始日及び終了日(有効期間)の他、利用者の性別、年齢、学割の有無(定期利用券の種別)などが含まれる。なお、定期利用券番号は、紙媒体などの定期利用券上に印刷されてもよいが、定期利用券購入情報IDは検索情報として用いられ、定期利用券の詳細情報を紐づけるだけで、定期利用券上には印刷されないものとする。
上記の本システムの機能構成は、あくまで一例であり、一つの機能ブロック(データベース及び機能処理部)を分割したり、複数の機能ブロックをまとめて一つの機能ブロックとして構成したりしてもよい。各機能処理部は、装置に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)が、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、ハードディスク等の記憶装置に格納されたコンピュータ・プログラムを読み出し、CPUにより実行されたコンピュータ・プログラムによって実現される。すなわち、各機能処理部は、このコンピュータ・プログラムが、記憶装置に格納されたデータベース(DB;Data Base)やメモリ上の記憶領域からテーブル等の必要なデータを読み書きし、場合によっては、関連するハードウェア(例えば、入出力装置、表示装置、通信インターフェース装置)を制御することによって実現される。また、本発明の実施形態におけるデータベース(DB)は、商用データベースであってよいが、単なるテーブルやファイルの集合体をも意味し、データベースの内部構造自体は問わないものとする。
(画面例)
以降は定期利用券を単に定期券と呼ぶことにする。図4は、本発明の実施形態に係る券売機の画面の一例を示す図である。券売機には、通常、図4のような画面200(ホーム画面)の表示がされている。この例では、乗車券を購入するための多数の運賃の金額釦が配置され、左端の列には、定期券購入、往復券、回数券、交通系ICカードへのチャージなどの釦が配置されている。ここで、定期券忘れ釦201は、定期券を忘れるなどした利用者が定期券の代替えとして、一日乗車券などの代替乗車券を発行してもらうための釦である。
そのためには、例えば、図4の定期券忘れ釦201を押すと画面210(一日乗車券発行依頼画面)が表示される。利用者はこの表示の指示に従って、一日乗車券を発行してもらうには、忘れたり紛失したりした定期券(元の定期券)を購入したときのクレジットカードを所定のカード挿入口に挿入する。ここで取消釦211を押すと画面200に戻る。
利用者がクレジットカードを挿入すると、カード情報が読み取られ、そのカードのカード会社のサーバに照会がなされる。カード会社のサーバでは、そのクレジットカードの利用履歴を検索し、元の定期券を購入したときの購入情報が記録されていれば、その検索された定期券の情報を画面220(定期券購入情報確認画面)に表示する。利用者は、定期券の表示内容が正しければ、確認釦221を押して一日乗車券を受け取ることができる。一日乗車券は磁気ベースの紙やプラスチック媒体であってもよいし、ICカードであってもよい。また、媒体を用いず単なる電子情報あってもよい。すなわち、一日乗車券を物理的に発行する代わりに、一日乗車券の発行証明の電子情報を利用者のスマートフォンなどに転送し、利用者が、改札機でそのスマートフォンを翳すことで改札機を通過できるようにしてもよい。
画面200に元の定期券の情報が表示されない場合は、カード変更釦222を押して別のカードを挿入するか、取消釦223を押す。別のカードを挿入し、カードが正常に読み取られると画面220の表示内容が更新される。なお、ここで取消釦223を押すと画面200の表示に戻る。
一日乗車券は、通常は、有効期限を当日(例えばその日の0時まで)のみとするか、所定時間内(例えば、発行から24時間以内又は所定の有効期限内)までとする。また、例えば、午前中は定期券で乗車して、下車した後の午後に定期券が見つからなくなったような場合は、その日に既に定期券で乗車していることになるが、その場合でも券売機にクレジットカードを挿入すれば一日乗車券が発行される。なお、一日乗車券の有効期限が切れた場合は、定期券は自動的に有効(復活)となる。ただし、定期券が盗まれるなどした場合、他人に悪用されることを防ぐため、スマートフォン等に一日乗車券の期限が切れたことを通知するなど確認手段を設けてもよい。
ここで、利用者が実際には定期券を忘れていないのに、他の人間と共謀して一日乗車券を受け取ろうとするような悪用防止のために、一日乗車券が発行された後は、元の定期券は一日乗車券の有効期限が切れるまで利用不可となる。
また、一日乗車券の有効期限内に元の定期券が見つかった場合は、一日乗車券を有効期限前に無効にする手段(例えば、券売機に元の定期券を挿入し、発行済みの一日乗車券を無効とする釦を設けるなど)を提供し、一日乗車券を無効にしたことを確認後、はじめて定期券が有効になるようにしてもよい。これは、一日乗車券のほうを紛失などした場合に、一日乗車券のほうの不正利用を防止するためである。不正利用の防止手段は、所定期間(例えば2週間)の周遊券を紛失した際に代替乗車券を発行してもらった場合にも応用が可能である。
なお、クレジットカードと定期券を一体化し、クレジットカードを改札機に翳すだけで乗車できるサービスも既に存在するが、これは通常、交通機関又は交通機関のグループ会社が発行したクレジットカードでしか利用できない。しかし、本システムの場合は、クレジットカードに複数の鉄道会社の購入情報が登録できるので、交通機関とは別のクレジット会社であってもサービスを受けることができる。
(処理フロー)
図5は、本発明の実施形態に係る発券装置(券売機含む)における一時乗車券発行処理のフローを示す図である。以下、各処理ステップを順に説明する。なお、以降の処理フロー図(フローチャート)においては、各ステップの入力と出力の関係を損なわない限り、各ステップの処理順序を入れ替えてもよい。
まず、券売機のホーム画面のステップS10において、券売機の定期券忘れ釦などの所定釦が押されたか否かをチェックし、所定釦が押された場合は、ステップS11において、カードが挿入されたか否かをチェックする。カードが挿入されたら、ステップS12において、そのカードのカード情報を読み込む。
ステップS13において、読み込んだカード情報がクレジットカード(その他の決済カードを含む)か否かをチェックする。カード会社とカードの種類は、ISO/IEC 7812規格により、カード番号の先頭の6桁で判断できる。読み込まれたカードがクレジットカードでなければ、ステップS11に戻り、他のカードの挿入を促す。ここで、利用者が取消釦を押すと、ステップS10のホーム画面に戻る。
次に、ステップS13において、読み込まれたカードがクレジットカードの場合は、ステップS14、S15に移り、カード会社のシステムに接続し、接続が正常に完了すると、カードの利用履歴を取得し、ステップS16において、取得した利用履歴の中に有効な定期券購入情報があるか否かをチェックする。有効な定期券とは、利用期限が切れてないか等である。定期券の購入情報がなかった場合はステップS20に移る。定期券購入情報があったときは、券売機の画面にその定期券購入情報を表示し、ステップS17において利用者の確認を求める。
取得した利用履歴に定期利用券の購入情報そのものがなかった場合、又は、表示した定期券購入情報に利用者の確認が得られなかった場合は、ステップS20において、その旨を表示し、挿入されたカードを排出して、ステップS10に戻る。
ステップS17において、利用者の確認釦が押されたことを確認後、ステップS18において一時乗車券を発行する。そして、ステップS19において、元の定期券を一時的に(通常は一時乗車券の有効期限までの間)使用不可に設定する。
図6は、本発明の実施形態に係る発券装置とカード会社のサーバの一日乗車券の発券処理を示す図である。図5の処理フローが主に発券装置(券売機を含む)を主体としたものであるのに対し、図6の処理フローは発券装置とクレジットカード会社のサーバが協業して処理を行うものである。
まずステップS30において、発券装置は、券売機の所定釦が押下を検知すると、ステップS31に移り、カードが挿入されるまで所定時間待機する。カードが所定時間内に挿入されない場合、又は取消釦が押された場合は、ステップS30に戻る。カードが正常に挿入された場合は、ステップS32においてカード情報を読み込む。
次に、ステップS33において、読み込んだカード情報がクレジットカード(その他の決済カードを含む)であるか否かをチェックする。クレジットカードでなければステップS31に戻り、別のカードの挿入を促すか取消を促す。読み込んだカード情報がクレジットカードの場合は、ステップS34に移り、カード会社のシステム(サーバ)に接続し、ステップS35において、カード会社に定期券購入情報の照会依頼を送信する。
照会依頼を受けたカード会社のサーバは、ステップS40において、発券装置からの照会を受信すると、ステップS41において、その照会に含まれたカード情報を取得し、ステップS42において、照会内容が、そのカードの通常のオーソリ依頼か否かをチェックする。オーソリ依頼であれば、ステップS47に移り、オーソリ処理を行う。オーソリ依頼でない場合は、ステップS43に移り、定期券購入の照会か否かをチェックする。定期券購入の照会であれば、ステップS44に移るが、そうでなければステップS48において、その他依頼された処理(例えば、乗車券の購入処理など)を行う。
定期券購入の照会の場合、カード会社のサーバは、ステップS44において、そのカードの利用履歴を検索し、カードの利用履歴に定期券の購入情報があるか否かをチェックする。定期券の購入情報があれば、ステップS45において、その定期券の有効性判定を行う。定期券の購入情報がなければ、ステップS46に移り処理結果としてその旨を伝える。
ここで定期券の有効性判定とは、カード自体が有効か(利用期限が切れてないか、利用停止になってないかなど)、購入した定期券の有効期限が切れてないか、必要であれば、カードの名義人と定期券の利用者の名前が一致しているか等を判定する処理である。カードで新たに購入するわけではないので、通常のオーソリ処理のように、カードの利用限度額を超えてないかなどのチェックは省いてもよい。定期券の有効性判定の結果は、ステップS46において、判定結果を発券装置に送信する。
一方、発券装置では、ステップS36において、有効性判定結果を受信し、判定結果が有効、すなわち定期券の購入証明を得たことを条件に、ステップS37において一時乗車券を発行する(券売機に発行を許可する)。そして、ステップS38において、元の定期券を一時的に使用不可に設定する。このようにして処理を終了する。
(実施形態の効果)
本システムによれば、定期利用券の正当な所有者であることを、より簡単に証明することができ、定期利用券を忘れたとき又は紛失したときに、定期利用券の代替えとして代替利用券を発行することができる。
ここで定期利用券は、交通機関の定期券だけでなく、テーマパークの年間パスポートやスポーツジム等の期間限定の利用券であってもよく、代替利用券は、テーマパーク又はスポーツジム等の設備若しくは有料機器の利用範囲及び利用条件を証明する電子情報でもよい。そのようにすれば代替利用券自体の紛失も心配ない。
また、代替利用券の発行後に、定期利用券は、当該代替利用券の有効期間の間一時的に使用不可とし、仮に定期利用券が代替利用券の期限が切れる前に見つかった場合は、代替利用券を無効にしてから元の定期券を有効にするなど不正利用を防止することができる。
また、代替利用券の発行証明の電子情報を利用者のスマートフォンに転送し、上記スマートフォンを改札機に翳すことで改札機を通過可能とすることもできる。
なお、上記の実施形態では、主に交通機関、テーマパーク、スポーツジム等の定期利用券について説明したが、定期利用券が使用できるその他の施設(ゴルフ場など)にも適用が可能である。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲に限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
なお、上記の実施形態では、本発明を物の発明として、発券装置、クレジットカード会社サーバについて説明したが、本発明は、方法の発明又はコンピュータ・プログラムの発明としても捉えることができる。
10 発券装置
11 カード会社照会手段
12 定期利用券の購入情報取得手段
13 有効性判定手段
14 定期利用券保持情報
15 券売機
16 改札機
17 精算機
20 カード会社サーバ
21 加盟店システム接続手段
22 認証手段
23 利用者情報
24 カード利用履歴
30 クレジットカード
100 購入情報
200 券売機ホーム画面
201 定期券忘れ釦
210 一日乗車券発行依頼画面
211,223 取消釦
220 定期券購入情報確認画面
221 確認釦
222 カードを変更釦

Claims (8)

  1. 利用者が定期的に利用する施設の定期利用券を代替する代替利用券を発行する発券装置であって、
    前記利用者がクレジットカード又はその他の決済カードで前記定期利用券を購入した際のカード会社へのカード会社照会手段と、
    前記定期利用券を購入した購入日、前記定期利用券の利用条件を含む購入情報を前記カード会社から取得する手段と、
    前記購入情報に基づいて、前記定期利用券の有効性を判定する手段と、
    前記定期利用券が有効である場合に、前記定期利用券の利用条件の範囲内の代替利用券を発行する手段と、
    を備えることを特徴とする発券装置。
  2. 前記施設の定期利用券は、交通機関の定期利用券であって、前記利用条件の範囲内の代替利用券は、前記定期利用券の乗車区間内の一日乗車券又はその他の期間限定の乗車券であることを特徴とする請求項1に記載の発券装置。
  3. 前記施設の定期利用券は、テーマパーク又はジムの年間パスポート又は期間限定の利用券であって、前記利用条件の範囲内の代替利用券は、前記テーマパーク又は前記ジムの戯設備若しくは有料施設の利用範囲及び利用条件を証明する電子情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の発券装置。
  4. 前記代替利用券の発行後に、前記定期利用券を当該代替利用券の有効期間の間一時的に使用不可とする手段と、前記定期利用券が前記代替利用券の期限が切れる前に見つかった場合は、前記代替利用券を無効にする手段と、を備えることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の発券装置。
  5. 前記代替利用券の発行証明を利用者のスマートフォンに転送し、前記スマートフォンを改札機に翳すことで前記改札機を通過可能とすることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の発券装置。
  6. 利用者が所有するクレジットカード又はその他の決済カードで定期的に利用する施設の定期利用券を購入した際のカード会社のサーバであって、
    前記利用者がカードで前記定期利用券を購入した日、利用条件を含む購入情報を取得する手段と、
    前記購入情報に基づいて、前記定期利用券の有効性を判定する手段と、
    前記定期利用券が有効である場合に、前記定期利用券の利用条件の範囲内で代替利用券を発行するための情報を前記定期利用券の発行元に提供する手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ。
  7. 利用者が所有するクレジットカード又はその他の決済カードで定期的に利用する施設の定期利用券を購入した際のカード会社のサーバが実行する方法であって、
    前記利用者がカードで前記定期利用券を購入した購入日、利用条件を含む購入情報を取得するステップと、
    前記購入情報に基づいて、前記定期利用券の有効性を判定するステップと、
    前記定期利用券が有効である場合に、前記定期利用券の購入証明を前記定期利用券の発行元に送信するステップと、
    を含む方法。
  8. 請求項7に記載の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
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