JP2001338151A - 予備個人情報記憶担体、個人情報記憶担体セキュリティシステム及び個人情報記憶担体セキュリティ方法 - Google Patents

予備個人情報記憶担体、個人情報記憶担体セキュリティシステム及び個人情報記憶担体セキュリティ方法

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JP2001338151A
JP2001338151A JP2000159267A JP2000159267A JP2001338151A JP 2001338151 A JP2001338151 A JP 2001338151A JP 2000159267 A JP2000159267 A JP 2000159267A JP 2000159267 A JP2000159267 A JP 2000159267A JP 2001338151 A JP2001338151 A JP 2001338151A
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JP2000159267A
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Osamu Aoki
督 青木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードの紛失又は盗難に伴う不正利用を阻止
し、且つ、カード利用サービスを継続して行う。 【解決手段】 個人情報のやり取りをするための主個人
情報記憶担体10と主個人情報記憶担体10と同一の機
能を有する予備個人情報記憶担体20とを対にして発行
する個人情報記憶担体発行部2を有する個人情報記憶担
体発行体2と、個人情報記憶担体発行体2とネットワー
ク網で接続された端末装置3とを備え、主個人情報記憶
担体10から端末装置3によって読み出された予備個人
情報記憶担体認識番号に基づいて、予備個人情報記憶担
体と対をなす主個人情報記憶担体10を特定し、無効化
部2によって特定した主個人情報記憶担体10の機能を
停止させ、再発行部2で主個人情報記憶担体10を再発
行することで実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子商取引で用い
られるIC(Integrated Circuit)カードや、クレジッ
トカード、キャッシュカードといった磁気カードに関す
るものであり、詳しくはこれらのカード利用に伴うカー
ドの盗難などに対処するための予備個人情報記憶担体、
個人情報記憶担体セキュリティシステム及び個人情報記
憶担体セキュリティ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀行の発行するキャッシュカード、クレ
ジット会社が発行するクレジットカード、定期券、プリ
ペイドカードといった磁気カードや電子商取引に用いら
れるIC(Integrated Circuit)カードなどは、情報の
集中管理をしたり、利用者の利便性を向上させることが
可能であるため、非常に多く利用されるようになってき
ている。
【0003】また、社員証、学生証、病院の診察券、物
品の購入金額などによってポイントが蓄積されるポイン
トカードなども、情報の集中管理を行うために磁気カー
ドを利用する傾向にある。
【0004】上述の磁気カード、ICカードなどは、カ
ード利用者の個人情報や、貨幣と同等の価値を持った情
報を有しているため、カードを正規に利用する利用者以
外の者がこれを手に入れると個人情報の漏洩や金銭の不
正利用に繋がる虞がある。
【0005】そこで、上述のようなカードが登録又は購
入をした者以外の手に渡り、それを使用することを防止
するために、例えばキャッシュカード、社員証、学生証
では、利用者を認証するためにカード使用の際には暗証
番号を入力させたり、クレジットカードでは筆記による
署名をさせるなどの犯罪防止策がとられている。
【0006】したがって、正規利用者以外の者が上述の
ような機能を有するカードを手にいれても、暗証番号が
分からなかったり、筆跡が異なるため安易に使用するこ
とはできないようになっている。
【0007】さらに、カードの正規利用者は、そのカー
ドを紛失した場合、カードを紛失した旨をカードによる
サービスを行っている事業者に連絡し、そのカードの利
用機能を停止してもらうことで、他人によるカード利用
を完全に阻止することができる。
【0008】ところで、上述のように多種多様な機能の
カードが考案され実用化され、さらに日常生活に不可欠
な機能を有するカードが増加してきたため、利用者は外
出時に、このようなカードを複数枚、持ち歩く必要があ
った。しかし何枚ものカードを外出の際に持ち歩くこと
は、利用者にとって非常に不便であり、サービスを受け
る際も手間がかかってしまうといった問題があった。
【0009】そこで、1枚のカードを多機能化させ複数
のカードを持ち歩かなくてもいいような手法が考案され
ている。例えば、クレジットカードと、キャッシュカー
ドの機能が1枚のカードに収められたり、施設利用のた
めの会員証がクレジットカード機能を有していたりす
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、金券に相当す
る定期券やプリペイドカードなどには、不正利用を防止
する機能は取り入れられておらず、購入した者でなくと
もそれらのカードを所有することで非常に簡単にその機
能を利用でき、紛失又は盗難にあった場合には不正に使
用されてしまう可能性が非常に高いといった問題があ
る。
【0011】一方、キャッシュカード、社員証、学生
証、クレジットカードなどのように不正利用を防止する
機能を有するものは、カードの利用機能を停止させるこ
とで紛失又は盗難に伴う不正利用を防ぐことは可能であ
る。しかし正規のカード利用者は、紛失し機能を停止さ
せたカードが有していた機能を再び利用するために新た
にカードの再発行申請をカード発行元に行う必要があ
る。また、カードの再発行申請を行ってもカードは即座
に再発行されないため、カードが再発行されるまでカー
ドによるサービスを享受できなかったり身分証明に多く
の時間を要してしまい、日常生活に多大な支障をきたす
といった問題がある。
【0012】さらに、利用者にとっての利便性からカー
ドが多機能化したことに伴いカードによるサービスを提
供する事業者も増加するため、カードの再発行手続きは
非常に複雑化し、カードを再発行するまでに多くの時間
を要してしまうといった問題がある。
【0013】そこで、本発明は上述したような問題を解
決するために案出されたものであり、個人情報や貨幣と
同等の情報を有するカードの紛失又は盗難に伴う不正利
用を防止するとともに、カード所有者に対して早急にカ
ードの利用ができるような予備個人情報記憶担体、個人
情報記憶担体セキュリティシステム及び個人情報記憶担
体セキュリティ方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る予備個人情報記憶担体は、個人情報
を管理する個人情報記憶担体発行体から発行され個人情
報記憶担体発行体と個人情報のやり取りをする主個人情
報記憶担体と同一の機能を有する予備個人情報記憶担体
であって、個人情報記憶担体発行体とやり取りを行う個
人情報と、当該予備個人情報記憶担体を認証する認証番
号であり、且つ、当該予備個人情報記憶担体と対をなす
主個人情報記憶担体を特定できる認証番号である予備個
人情報記憶担体認証番号と、個人情報記憶担体及び当該
予備個人情報記憶担体を使用する使用者を特定できる認
証番号である使用者認証番号とを記憶する記憶手段を備
え、主個人情報記憶担体と対をなすことを特徴とする。
【0015】また、上述の目的を達成するために、本発
明に係る個人情報記憶担体セキュリティシステムは、個
人情報のやり取りをするための主個人情報記憶担体を発
行する個人情報記憶担体発行手段を有する少なくとも1
つ以上の個人情報記憶担体発行体と、個人情報記憶担体
発行体とネットワーク網で接続され主個人情報記憶担体
と個人情報のやり取りをする際の主個人情報記憶担体の
インターフェースである少なくとも1つ以上の端末装置
とを備える個人情報記憶担体セキュリティシステムであ
って、個人情報記憶担体発行体の個人情報記憶担体発行
手段は、主個人情報記憶担体を発行する際、主個人情報
記憶担体と対にして個人情報記憶担体と同一の機能を有
する予備個人情報記憶担体を発行し、主個人情報記憶担
体は、個人情報記憶担体発行体とやり取りを行う個人情
報と、当該主個人情報記憶担体を認証する認証番号であ
り、且つ、当該主個人情報記憶担体と対をなして発行さ
れた予備個人情報記憶担体を特定できる認証番号である
主個人情報記憶担体認証番号と、当該主個人情報記憶担
体を使用する使用者を特定できる認証番号である使用者
認証番号とを記憶する第1の記憶手段を有し、予備個人
情報記憶担体は、個人情報記憶担体発行体とやり取りを
行う個人情報と、当該予備個人情報記憶担体を認証する
認証番号であり、且つ、当該予備個人情報記憶担体と対
をなして発行された主個人情報記憶担体を特定できる認
証番号である予備個人情報記憶担体認証番号と、当該予
備個人情報記憶担体を使用する使用者を特定できる認証
番号である使用者認証番号とを記憶する第2の記憶手段
を有し、端末装置は、個人情報記憶担体発行手段によっ
て送信される個人情報を受信する第1の受信手段と、第
1の受信手段で受信した個人情報を主個人情報記憶担体
の第1の記憶手段又は予備個人情報記憶担体の第2の記
憶手段に必要に応じて書き込み、主個人情報記憶担体の
第1の記憶手段から個人情報、主個人情報記憶担体認証
番号、使用者認証番号を読み出し、予備個人情報記憶担
体の第2の記憶手段から個人情報、予備個人情報記憶担
体認証番号、使用者認証番号を読み出す、読み出し/書
き込み手段と、読み出し/書き込み手段で読み出した個
人情報、主個人情報記憶担体認証番号、予備個人情報記
憶担体認証番号、使用者認証番号を個人情報記憶担体発
行体へ送信する第1の送信手段とを有し、個人情報記憶
担体発行体は、端末装置の第1の送信手段によって送信
された個人情報、主個人情報記憶担体認証番号、予備個
人情報記憶担体認証番号、使用者認証番号を受信する第
2の受信手段と、主個人情報記憶担体及び予備個人情報
記憶担体とやり取りをする個人情報を使用者認証番号、
主個人情報記憶担体認証番号、予備個人情報記憶担体認
証番号とともに使用者ごとに管理し蓄積する管理蓄積手
段と、管理蓄積手段に蓄積されている個人情報を端末装
置に送信する第2の送信手段と、第2の受信手段で受信
した予備個人情報記憶担体認証番号に基づいて管理蓄積
手段から予備個人情報記憶担体認証番号とともに管理さ
れている主個人情報記憶担体認証番号及び使用者認証番
号を検索する検索手段と、検索手段によって検索された
主個人情報記憶担体認証番号から主個人情報記憶担体を
特定し、特定した主個人情報記憶担体の機能を停止させ
無効化する無効化手段と、検索手段によって検索された
使用者認証番号から予備個人情報記憶担体の使用者を特
定し、予備個人情報記憶担体を使用したかどうかの確認
をとる使用者確認手段と、使用者確認手段によって使用
者が予備個人情報記憶担体を使用したということが確認
されなかった場合、予備個人情報記憶担体の機能を停止
させ無効化し、無効化手段で無効化された主個人情報記
憶担体の機能を回復させ有効化する無効化有効化手段
と、使用者確認手段で予備個人情報記憶担体を使用して
いることの確認がとれた場合、無効化手段で機能を停止
された主個人情報記憶担体に対応する新たな主個人情報
記憶単体を再発行し、無効化有効化手段で予備個人情報
記憶担体の機能が停止され主個人情報記憶担体の機能が
回復された場合、機能を停止された予備個人情報記憶担
体に対応する新たな予備個人情報記憶担体を再発行する
再発行手段とを有することを特徴とする。
【0016】また、上述の目的を達成するために、本発
明に係る個人情報記憶担体セキュリティ方法は、個人情
報のやり取りをするための主個人情報記憶担体を発行す
る少なくとも1つ以上の個人情報記憶担体発行体と、ネ
ットワーク網で接続された主個人情報記憶担体のインタ
ーフェースである少なくとも1つ以上の端末装置とで個
人情報のやり取りをする際の個人情報記憶担体セキュリ
ティ方法であって、個人情報記憶担体発行体は、主個人
情報記憶担体を発行する際、主個人情報記憶担体と対に
して個人情報記憶担体と同一の機能を有する予備個人情
報記憶担体を発行し、主個人情報記憶担体は、個人情報
記憶担体発行体とやり取りを行う個人情報と、主個人情
報記憶担体を認証する認証番号であり、且つ、当該主個
人情報記憶担体と対をなして発行された予備個人情報記
憶担体を特定できる認証番号である主個人情報記憶担体
認証番号と、当該主個人情報記憶担体を使用する使用者
を特定できる認証番号である使用者認証番号とを記憶
し、予備個人情報記憶担体は、個人情報記憶担体発行体
とやり取りを行う個人情報と、予備個人情報記憶担体を
認証する認証番号であり、且つ、当該予備個人情報記憶
担体と対をなして発行された主個人情報記憶担体を特定
できる認証番号である予備個人情報記憶担体認証番号
と、当該予備個人情報記憶担体を使用する使用者を特定
できる認証番号である使用者認証番号とを記憶し、端末
装置は、主個人情報記憶担体に記憶された個人情報、主
個人情報記憶担体認証番号、使用者認証番号を読み出
し、予備個人情報記憶担体に記憶された個人情報、予備
個人情報記憶担体認証番号、使用者認証番号を読み出す
し、読み出した個人情報、主個人情報記憶担体認証番
号、予備個人情報記憶担体認証番号、使用者認証番号を
個人情報記憶担体発行体へ送信し、個人情報記憶担体発
行は、端末装置から送信された個人情報、主個人情報記
憶担体認証番号、予備個人情報記憶担体認証番号、使用
者認証番号を受信し、受信した個人情報を使用者認証番
号、主個人情報記憶担体認証番号、予備個人情報記憶担
体認証番号とともに使用者ごとに管理して蓄積し、受信
した予備個人情報記憶担体認証番号に基づいて予備個人
情報記憶担体認証番号とともに管理されている主個人情
報記憶担体認証番号及び使用者認証番号を検索し、検索
された主個人情報記憶担体認証番号から主個人情報記憶
担体を特定し、特定した主個人情報記憶担体の機能を停
止させ無効化し、検索された使用者認証番号から予備個
人情報記憶担体の使用者を特定し、予備個人情報記憶担
体を使用したかどうかの確認をとり、使用者が予備個人
情報記憶担体を使用していることが確認された場合、機
能を停止させた主個人情報記憶担体に対応する新たな主
個人情報記憶担体を再発行し、使用者が予備個人情報記
憶担体を使用したということが確認されなかった場合、
予備個人情報記憶担体の機能を停止させ無効化し、無効
化された主個人情報記憶担体の機能を回復させ有効化
し、機能を停止させた予備個人情報記憶担体に対応する
新たな予備個人情報記憶担体を再発行することを特徴と
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る予備個人情報
記憶担体、個人情報記憶担体セキュリティシステム及び
個人情報記憶担体セキュリティ方法の実施の形態を図面
を参照にして詳細に説明する。
【0018】本発明は、図1に示すようなカードセキュ
リティシステム1に適用される。
【0019】カードセキュリティシステム1は、後述す
る主カード10及び予備カード20を発行しカードセキ
ュリティシステム1のサービスを提供するサービス提供
者であるカード発行体2と、上述のカード発行体2で発
行されたカードを保有しているカード登録者に対して物
品の販売をしたり、カード利用者の身分証明をしたりす
る際のカードのインターフェースである端末装置3とか
らなり、カード発行体2と端末装置3とはネットワーク
網で接続されている。
【0020】カード発行体2は、カード利用によるサー
ビスを受けることを希望するカード利用希望者に対して
登録作業を行い、登録されたカード利用希望者(以下カ
ード登録者と呼ぶ。)に主カード10と、予備カード2
0の2枚のカードを対にして発行する。カード発行体2
がカードを利用するために登録をしたカード登録者に提
供するサービスは、物品の販売、貨幣の入金支払い、カ
ード登録者の身分照会などであり、これらのサービスは
端末装置3を介して行われる。
【0021】主カード10及び予備カード20に備えら
れる上述のサービスを受けるための機能は、1枚のカー
ドに1つの機能が備えてあってもよいし、1枚のカード
で複数の機能が備えてあってもよい。
【0022】1枚の主カード10及び予備カード20に
複数の機能を付し、複数のサービスを受けることを可能
にする場合、カード発行体2はそれぞれのサービスを提
供する複数のカード発行体2と提携して情報のやりとり
を行うように構成される。複数のカード発行体2で情報
のやりとりが可能となるように構成することで、カード
登録者は1つのカード発行体2での登録作業のみで、そ
の他のカード発行体2で提供するサービスを受けること
が可能な複数の機能を有した主カード10及び予備カー
ド20を受け取ることができる。
【0023】主カード10及び予備カード20は、例え
ば、身分証明をするためのIDカード、社員証、クレジ
ット会社で発行されるクレジットカード、銀行で発行さ
れ銀行口座の入金や支払いなどのサービスを利用できる
キャッシュカード、保険証、プリペイドカード、IC
(Integrated Circuit)カード、定期券などである。
【0024】主カード10及び予備カード20はそれぞ
れ異なる認証番号を有しており、主カード10及び予備
カード20の2つの認証番号は、カードを保有している
人、つまりカード登録者の個人情報であるカード登録者
情報と関連させた形でカード発行体2がここでは図示し
ないデータベースに蓄積し管理をする。また、主カード
10及び予備カード20の認証番号は、どちらかに付さ
れた認証番号から対になっているカードの認証番号を特
定できるような番号である。例えば、予備カードの認証
番号には主カードの認証番号にはない特有のフラグをた
てておくことでお互いの認証番号が区別でき、且つ、対
になっているカードを特定することができる。予備カー
ド20は、主カード10と同じ機能を有しており、後述
する端末装置3を介しカード発行体2の提供する種々の
サービスを利用することが可能である。一度、予備カー
ド20を用いて端末装置3でのサービスを利用するとそ
の旨が自動的にネットワーク網を介してカード発行体2
へと伝わり、カード発行体2は主カード10の全ての機
能を使用不能にさせる。
【0025】また、予備カード20には、使用可能な期
限である有効期限が定められている。予備カード20の
有効期限は、例えば、予備カード20の使用を開始した
日から数えて主カード10の再発行に要する最短の期間
に定められている。
【0026】次に、端末装置3は、例えば、銀行のCD
(Cash Dispenser)、各種物品を販売する店舗でクレジ
ットカードを利用する際のカードのインターフェース、
駅の改札に設置された自動改札機、会社や学校の出入り
口に設けられた身分証明を確認する端末装置といった主
カード10及び予備カード20の情報を読み書きするリ
ーダ/ライタである。カード登録者は、通常、カード発
行体2から発行された主カード10及び予備カード20
のうち主カード10を端末装置3に用いて物品の購買、
貨幣のやり取り、身分照会といった種々のサービスを受
けている。
【0027】続いて、図2に示すフローチャートを用い
て、予備カード20を使用した場合のカードセキュリテ
ィシステム1の動作について説明をする。ステップS1
において、カード発行体2は、利用者の登録を行い主カ
ード10及び予備カード20の2枚のカードを対にして
カード登録者に発行する。発行された主カード10及び
予備カード20は、それぞれ異なったID番号が付され
ており、カード発行体2はこの2つのID番号と、カー
ド登録者につけられたID番号とを供にデータベース2
aへ蓄積し管理をする。以下、主カード、予備カード、
カード登録者のID番号を、それぞれ主カードID番
号、予備カードID番号、個人ID番号とする。
【0028】ステップS2において、ステップS1でカ
ード発行体2にカードの利用登録を行ったカード登録者
は、カード発行体2で発行された主カード10及び予備
カード20を入手する。
【0029】ステップS3において、カード登録者は、
例えば、主カード10を紛失した、盗難された、主カー
ド10に損傷を与えてしまったなどの理由で、主カード
10の使用が不可能になった場合、予備カード20を端
末装置3で使用する。予備カード20を端末装置3で使
用するという動作は、予備カード20で物品を購入する
以外にも、例えば、物品購入などをせずに予備カード2
0を端末装置3に通過させることで、予備カード20を
使用することに相当させてもよく、予備カード20にて
物品を購入する場合と同様に扱われる。また、このよう
に予備カード20を通過させる端末装置3は、自動販売
機のように町中に設置した専用の装置であってもよい。
【0030】また、カード登録者が、主カード10では
なく予備カード20を紛失又は盗難にあい、それを手に
入れた者によって予備カード20が端末装置3で使用さ
れた場合もステップS4の工程へと進む。
【0031】ステップS4において、カード登録者が端
末装置3で予備カード20を使用したことに応じて、予
備カード20の予備カードID番号がネットワーク網を
介して自動的にカード発行体2へと通知される。
【0032】また、予備カード20のカード登録者以外
の者が端末装置3で予備カード20を使用した場合も、
予備カードID番号がネットワーク網を介して自動的に
カード発行体2へと通知される。
【0033】ステップS5において、カード発行体2
は、通知された予備カードID番号を参照しデータベー
ス2aに蓄積された登録情報の中から、該当する予備カ
ードID番号を有する主カードID番号及び個人ID番
号を検索する。
【0034】ステップS6において、カード発行体2
は、検索された主カードID番号を用いて該当する主カ
ード10の全ての機能を停止させ、主カード10を使用
不能にする。ステップS6の工程は、例えば、主カード
10が盗難に遭い、主カード10を盗難した者が不正に
主カード10を使用することを防止するために行う工程
である。ステップS6で、カード発行体2は、特定の機
能だけを停止させてもよい。例えば、銀行のCDでお金
が引き出された場合、他の機能、定期券やクレジット機
能はそのままにして、銀行のCDからの支払い機能だけ
を停止させることができる。
【0035】ステップS7において、カード発行体2
は、検索された個人ID番号を用いて、該当するカード
登録者へ連絡をし、予備カード20を使用したかどうか
の確認をとる。ステップS8において、カード発行体2
によって検索された個人ID番号を有するカード登録者
は、予備カード20を使用したかどうかを判断する。予
備カード20を使用していない場合はステップS9へと
工程を進め、予備カード20を使用した場合はステップ
S10へと工程を進める。
【0036】ステップS9において、カード発行体2
は、カード登録者による予備カード20の使用が確認さ
れなかったので、予備カード20がカード登録者以外の
者に不正に使用されたと判断し予備カード20の全ての
機能を停止させ、予備カード20を使用不能にする。そ
れと同時にカード発行体2は、ステップS6で使用不能
にした主カード10の機能を全て回復させ、主カード1
0を使用可能にする。ステップS9が終了するとステッ
プS10へと工程を進める。
【0037】ステップS10において、カード発行体2
は主カード10又は予備カード20の再発行手続きを行
う。カード登録者自信が予備カード20を使用した場合
は、カード登録者の所有していた主カード10が、例え
ば、紛失、盗難、破損などの理由で使用不能となってい
るので主カード10の再発行手続きを行う。また、カー
ド登録者以外の者が予備カード20を使用した場合は、
カード登録者は予備カード20を所有していないことに
なるので予備カード20の再発行手続きを行う。
【0038】主カード10又は予備カード20の再発行
手続きは、後述する図3のフローチャートに示すステッ
プS11〜ステップS14の工程にて行われる。
【0039】次に、図3に示すフローチャートを用い、
主カード10又は予備カード20の再発行処理動作につ
いて説明をする。
【0040】ステップS11において、カード登録者
は、主カード10又は予備カード20をカード発行体2
へと提出する。図4に示すように主カード10が使用不
能になった場合は予備カード20をカード発行体2へ提
出し、予備カード20が使用不能になった場合は主カー
ド10をカード発行体2へ提出する。
【0041】ステップS12において、カード発行体2
は、提出された主カード10又は予備カード20からそ
れぞれのカードに収められたカード内情報を抽出する。
カード内情報は、例えば、社員証、学生証、定期券、ク
レジットカード情報、保険証番号、プリペイドカード情
報、電子マネー情報などであり、1枚の主カード10又
は予備カード20に複数の機能を有していてもよい。こ
の場合、1つのカード発行体2が全てのカード内情報を
抽出する。
【0042】ステップS13において、カード発行体2
は、主カード10の新カードとして新主カード10’を
生成し、上述のステップS12で抽出した主カード10
の情報を新主カード10’に複写する。予備カード20
の場合も同様に、予備カードの新カードとして新予備カ
ード20’を生成し、上述のステップS12で抽出した
予備カード20のカード内情報を新予備カード20’に
複写する。新たに生成された新主カード10’及び新予
備カード20’にはそれぞれ新しい主カードID番号
(以下、新主カードID番号と呼ぶ。)、新しい予備カ
ードID番号(以下、新予備カードID番号と呼ぶ。)
が添付される。
【0043】ステップS13で新主カード10’に添付
される新主カードID番号は、主カード10の主カード
ID番号と異なり、且つ、予備カード20の予備カード
ID番号と対をなし、予備カード20を特定できるよう
なID番号である。同様に、新予備カード20’に添付
される新予備カードID番号は、予備カード20の予備
カードID番号と異なり、且つ、主カード10の主カー
ドID番号と対をなし、主カード10を特定できるよう
なID番号である。
【0044】ステップS14において、カード発行体2
は、生成した新主カード10’又は新予備カード20’
のID番号である新主カードID番号、新予備カードI
D番号をデータベース2aに新たに書き込み、新カード
を有効化する。カード発行体2は、提出された主カード
10及び予備カード20をカード登録者へ返却し、有効
化された新主カード10’又は新予備カード20’を発
行する。
【0045】ところで、複数の機能を有する多機能カー
ドを用いた場合において、複数のカード発行体2同士の
間で予備カード20を使用したことを伝えるやり取りが
困難である際には、図1のカードセキュリティシステム
1に変えて、図5に示すようなカードセキュリティシス
テム100のような構成をとってもよい。
【0046】カードセキュリティシステム100は、カ
ードセキュリティシステム1で示した、カード発行体2
と端末装置3の他に複数のカード発行体2からの情報を
受信し、受信した情報を適切なカード発行体2へ送信す
る情報送受信センタ101が設けられている。
【0047】情報送受信センタ101は、カード発行体
2からの情報を他のカード発行体2へとネットワーク網
を介して伝える代行業者である。情報送受信センタ10
1は、予備カード20が端末装置3で使用され主カード
10の機能を停止させる際に、予備カード20が使用さ
れた通知をカード発行体2から受けその旨を主カード1
0が備えている機能を提供する各カード発行体2へネッ
トワーク網を介して伝える。
【0048】図5では、説明のために複数のカード発行
体2として銀行、クレジット会社、鉄道会社の3つを取
り上げている。例えば、銀行、クレジット会社、鉄道会
社でのサービスを受けることが可能な複数の機能を有す
る主カード10及び予備カード20を所有するカード登
録者が銀行の端末装置3で予備カード20を使用したと
する。予備カード20の端末装置3での使用に応じて予
備カードID番号がカード発行体2へ自動的に通知さ
れ、さらにカード発行体2は予備カードID番号を情報
送受信センタ101へと送信する。情報送受信センタ1
01は予備カードID番号を受信し、受信した予備カー
ドID番号を主カード10で利用可能なサービスを提供
するカード発行体2、ここではクレジット会社及び鉄道
会社へ送信する。予備カードID番号を送信されたクレ
ジット会社及び鉄道会社は、予備カードID番号が通知
されたことに応じて、上述の図2に示したフローチャー
トのステップS5からの工程を行う。
【0049】このように、情報送受信センタ101を設
置したカードセキュリティシステム100を構成するこ
とで1つの端末装置3での予備カード20の使用に応じ
て、複数の機能を有する主カード10の機能を即座に停
止させることが可能となる。以上のように、カードセキ
ュリティシステム1は、主カード10及び予備カード2
0を対にしてカード発行体2から発行し、主カード10
の紛失、盗難、破損が生じた場合、予備カード20を端
末装置3で使用して即座に主カード10の機能を停止さ
せることで、主カード10の不正利用を阻止することが
できる。
【0050】また、主カード10の紛失、盗難、破損に
よる主カード10の各種サービス停止期間に予備カード
20を用いることで、主カード10を用いて行っていた
各種サービスを利用することが可能となり、従来、主カ
ード10の紛失、盗難、破損に伴って発生していた日常
生活の支障を解消することができる。
【0051】また、カードセキュリティシステム1のカ
ード発行体2は、予備カード20が使用されるとカード
登録者に予備カード20を使用したかどうかの確認を即
座にとり、カード登録者が予備カード20を使用したこ
とに応じて主カード10の再発行申請を行い最短時間で
主カード10を再発行することができる。
【0052】さらにまた、カードセキュリティシステム
1のカード発行体2は、予備カード20の紛失、盗難時
に予備カード20が使用されると、カード登録者が予備
カード20を使用したかどうかの確認を即座にとり予備
カード20を使用していないことに応じて予備カード2
0の機能を停止させ予備カード20による第三者の不正
利用を阻止することができる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の予備個人情報記憶担体、個人情報記憶担体セキュリ
ティシステム及び個人情報記憶担体セキュリティ方法
は、個人情報記憶担体発行体の個人情報記憶担体発行手
段によって個人情報のやり取りをするための主個人情報
記憶担体と主個人情報記憶担体と同一の機能を有する予
備個人情報記憶担体とを対にして発行し、個人情報記憶
担体発行体とネットワーク網で接続された端末装置の読
み出し/書き込み手段から予備個人情報記憶担体の第1
の記憶部に記憶されている当該予備個人情報記憶担体で
あることを認証する予備個人情報記憶担体認証番号を読
み込み、読み込んだ予備個人情報記憶担体認証番号を第
1の送信手段で個人情報記憶担体発行体へ送信し、個人
情報記憶担体発行体は、第1の送信手段から送信された
予備個人情報記憶担体認証番号を第2の受信手段で受信
し、第2の受信手段で受信した予備個人情報記憶担体認
証番号に基づいて主個人情報記憶担体及び予備個人情報
記憶担体とやり取りをする個人情報を使用者認証番号、
主個人情報記憶担体認証番号、予備個人情報記憶担体認
証番号とともに使用者ごとに管理し蓄積する管理蓄積手
段から検索手段によって検索された主個人情報記憶担体
認証番号から主個人情報記憶担体を特定し、無効化手段
によって特定した主個人情報記憶担体の機能を停止させ
無効化することで、予備個人情報記憶担体の紛失、盗難
に伴う不正利用を即座に阻止し、検索手段によって検索
された使用者認証番号から使用者確認手段によって予備
個人情報記憶担体の使用者を特定し、予備個人情報記憶
担体を使用したかどうかの確認をとり、使用者確認手段
によって使用者が予備個人情報記憶担体を使用したとい
うことが確認されなかった場合、無効化有効化手段によ
って予備個人情報記憶担体の機能を停止させ無効化し、
無効化手段で無効化された主個人情報記憶担体の機能を
回復させ有効化することで予備個人記憶担体の紛失、盗
難に伴う不正利用を即座に阻止し、予備個人情報記憶担
体の紛失、盗難に伴う不正利用の被害を最小限に抑える
ことを可能とし、さらに主個人情報記憶担体の紛失、盗
難、破損による主個人情報記憶担体と個人情報記憶担体
発行体との個人情報のやり取りが行えない場合でも予備
個人情報記憶担体を使用することで、個人情報記憶担体
発行体との個人情報のやり取りを継続可能とし、使用者
確認手段で予備個人情報記憶担体を使用していることの
確認がとれた場合、無効化手段で機能を停止した主個人
情報記憶担体に対応する新たな主個人情報記憶担体を予
備個人情報記憶担体の第2の記憶手段に記憶された情報
を用いて再発行手段によって再発行し、無効化有効化手
段で予備個人情報記憶担体の機能が停止され主個人情報
記憶担体の機能が回復された場合、再発行手段によって
機能を停止された予備個人情報記憶担体に対応する新た
な予備個人情報記憶担体を主個人情報記憶担体の第1の
記憶手段に記憶された情報を用いて再発行することで、
主個人情報記憶担体又は予備個人情報記憶担体の再発行
処理を短期間で行うことを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すカードセキュリ
ティシステムの構成を説明するための概略図である。
【図2】同カードセキュリティシステムにおいて、予備
カードを使用した際の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図3】同カードセキュリティシステムにおいて、主カ
ード又は予備カードの再発行処理動作について説明する
ためのフローチャートである。
【図4】同カードセキュリティシステムにおいて、主カ
ード又は予備カードの再発行処理動作を説明するための
概略図である。
【図5】同カードセキュリティシステムにおいて、情報
送受信センタを設置した際の構成を説明するための概略
図である。
【符号の説明】
1 カードセキュリティシステム、2 カード発行体、
3 端末装置、10主カード、10’ 新主カード、2
0 予備カード、20’新予備カード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 512 G06F 17/60 512 5B065 B42D 15/10 501 B42D 15/10 501P 5B085 521 521 G06F 3/08 G06F 3/08 C 15/00 330 15/00 330G G06K 17/00 G06K 17/00 B 19/10 19/00 R Fターム(参考) 2C005 HB01 HB04 HB09 HB13 JA26 5B035 AA13 BB02 BB09 BC00 CA38 5B049 AA05 BB11 BB46 CC16 CC39 DD04 EE22 EE23 FF08 GG04 GG07 5B055 BB01 BB10 CB01 CB03 EE03 EE21 EE27 JJ03 KK01 KK05 KK09 KK19 KK25 5B058 CA27 KA02 KA04 KA11 KA31 YA02 YA03 5B065 BA09 PA04 PA15 ZA01 5B085 AE12

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人情報を管理する個人情報記憶担体発
    行体から発行され上記個人情報記憶担体発行体と上記個
    人情報のやり取りをする主個人情報記憶担体と同一の機
    能を有する予備個人情報記憶担体であって、 上記個人情報記憶担体発行体とやり取りを行う個人情報
    と、当該予備個人情報記憶担体を認証する認証番号であ
    り、且つ、当該予備個人情報記憶担体と対をなす主個人
    情報記憶担体を特定できる認証番号である予備個人情報
    記憶担体認証番号と、上記個人情報記憶担体及び当該予
    備個人情報記憶担体を使用する使用者を特定できる認証
    番号である使用者認証番号とを記憶する記憶手段を備
    え、 上記主個人情報記憶担体と対をなすことを特徴とする予
    備個人情報記憶担体。
  2. 【請求項2】 使用を開始してから所定の期間だけ個人
    情報のやり取りができる有効期限が定められていること
    を特徴とする請求項1記載の予備個人情報記憶担体。
  3. 【請求項3】 個人情報のやり取りをするための主個人
    情報記憶担体を発行する個人情報記憶担体発行手段を有
    する少なくとも1つ以上の個人情報記憶担体発行体と、
    上記個人情報記憶担体発行体とネットワーク網で接続さ
    れ上記主個人情報記憶担体と個人情報のやり取りをする
    際の上記主個人情報記憶担体のインターフェースである
    少なくとも1つ以上の端末装置とを備える個人情報記憶
    担体セキュリティシステムであって、 上記個人情報記憶担体発行体の個人情報記憶担体発行手
    段は、上記主個人情報記憶担体を発行する際、上記主個
    人情報記憶担体と対にして上記個人情報記憶担体と同一
    の機能を有する予備個人情報記憶担体を発行し、 上記主個人情報記憶担体は、上記個人情報記憶担体発行
    体とやり取りを行う個人情報と、当該主個人情報記憶担
    体を認証する認証番号であり、且つ、当該主個人情報記
    憶担体と対をなして発行された上記予備個人情報記憶担
    体を特定できる認証番号である主個人情報記憶担体認証
    番号と、当該主個人情報記憶担体を使用する使用者を特
    定できる認証番号である使用者認証番号とを記憶する第
    1の記憶手段を有し、 上記予備個人情報記憶担体は、上記個人情報記憶担体発
    行体とやり取りを行う個人情報と、当該予備個人情報記
    憶担体を認証する認証番号であり、且つ、当該予備個人
    情報記憶担体と対をなして発行された上記主個人情報記
    憶担体を特定できる認証番号である予備個人情報記憶担
    体認証番号と、当該予備個人情報記憶担体を使用する使
    用者を特定できる認証番号である使用者認証番号とを記
    憶する第2の記憶手段を有し、 上記端末装置は、上記個人情報記憶担体発行手段によっ
    て送信される個人情報を受信する第1の受信手段と、上
    記第1の受信手段で受信した個人情報を上記主個人情報
    記憶担体の第1の記憶手段又は上記予備個人情報記憶担
    体の第2の記憶手段に必要に応じて書き込み、上記主個
    人情報記憶担体の第1の記憶手段から個人情報、主個人
    情報記憶担体認証番号、使用者認証番号を読み出し、上
    記予備個人情報記憶担体の第2の記憶手段から個人情
    報、予備個人情報記憶担体認証番号、使用者認証番号を
    読み出す、読み出し/書き込み手段と、上記読み出し/
    書き込み手段で読み出した個人情報、主個人情報記憶担
    体認証番号、予備個人情報記憶担体認証番号、使用者認
    証番号を上記個人情報記憶担体発行体へ送信する第1の
    送信手段とを有し、 上記個人情報記憶担体発行体は、上記端末装置の第1の
    送信手段によって送信された個人情報、主個人情報記憶
    担体認証番号、予備個人情報記憶担体認証番号、使用者
    認証番号を受信する第2の受信手段と、上記主個人情報
    記憶担体及び予備個人情報記憶担体とやり取りをする個
    人情報を上記使用者認証番号、上記主個人情報記憶担体
    認証番号、上記予備個人情報記憶担体認証番号とともに
    使用者ごとに管理し蓄積する管理蓄積手段と、上記管理
    蓄積手段に蓄積されている個人情報を上記端末装置に送
    信する第2の送信手段と、上記第2の受信手段で受信し
    た上記予備個人情報記憶担体認証番号に基づいて上記管
    理蓄積手段から上記予備個人情報記憶担体認証番号とと
    もに管理されている上記主個人情報記憶担体認証番号及
    び上記使用者認証番号を検索する検索手段と、上記検索
    手段によって検索された主個人情報記憶担体認証番号か
    ら主個人情報記憶担体を特定し、特定した主個人情報記
    憶担体の機能を停止させ無効化する無効化手段と、上記
    検索手段によって検索された使用者認証番号から上記予
    備個人情報記憶担体の使用者を特定し、上記予備個人情
    報記憶担体を使用したかどうかの確認をとる使用者確認
    手段と、上記使用者確認手段によって上記使用者が上記
    予備個人情報記憶担体を使用したということが確認され
    なかった場合、上記予備個人情報記憶担体の機能を停止
    させ無効化し、上記無効化手段で無効化された主個人情
    報記憶担体の機能を回復させ有効化する無効化有効化手
    段と、上記使用者確認手段で上記予備個人情報記憶担体
    を使用していることの確認がとれた場合、無効化手段で
    機能を停止された上記主個人情報記憶担体に対応する新
    たな主個人情報記憶単体を再発行し、上記無効化有効化
    手段で上記予備個人情報記憶担体の機能が停止され上記
    主個人情報記憶担体の機能が回復された場合、機能を停
    止された上記予備個人情報記憶担体に対応する新たな予
    備個人情報記憶担体を再発行する再発行手段とを有する
    ことを特徴とする個人情報記憶担体セキュリティシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記予備個人情報記憶担体は、使用を開
    始してから所定の期間だけ個人情報のやり取りができる
    有効期限が定められていることを特徴とする請求項3記
    載の個人情報記憶担体セキュリティシステム。
  5. 【請求項5】 上記再発行手段は、上記主個人情報記憶
    担体の再発行をする場合、上記予備個人情報記憶担体の
    第2の記憶手段に記憶された情報を用いて行い、上記予
    備個人情報記憶担体の再発行をする場合、上記主個人情
    報記憶担体の第1の記憶手段に記憶された情報を用いて
    行うことを特徴とする請求項3記載の個人情報記憶担体
    セキュリティシステム。
  6. 【請求項6】 上記個人情報記憶担体発行体は、上記第
    2の受信手段で受信した予備個人情報記憶担体認証番号
    を送信する第3の送信手段を有することを特徴とする請
    求項3記載の個人情報セキュリティシステム。
  7. 【請求項7】 上記個人情報記憶担体発行体が2つ以上
    ある場合、上記個人情報記憶担体発行体は、ネットワー
    ク網で接続されていることを特徴とする請求項6記載の
    個人情報セキュリティシステム。
  8. 【請求項8】 上記個人情報記憶担体発行体は、ネット
    ワーク網で接続された個人情報記憶担体発行体の上記第
    3の送信手段から送信される予備個人情報記憶担体認証
    番号を受信する第3の受信手段を有することを特徴とす
    る請求項7記載の個人情報セキュリティシステム。
  9. 【請求項9】 上記個人情報記憶担体発行体が2つ以上
    ある場合、2つ以上の上記個人情報記憶担体発行体とネ
    ットワーク網を介して接続され、上記個人情報記憶担体
    発行体の第3の送信手段から送信される上記予備個人情
    報記憶担体認証番号を受信する第4の受信手段と、上記
    第4の受信手段で受信した上記予備個人情報記憶担体認
    証番号を各個人情報記憶担体発行体へ送信する第4の送
    信手段とを有する情報送受信装置を備えることを特徴と
    する請求項6記載の個人情報記憶担体セキュリティシス
    テム。
  10. 【請求項10】 個人情報のやり取りをするための主個
    人情報記憶担体を発行する少なくとも1つ以上の個人情
    報記憶担体発行体と、ネットワーク網で接続された上記
    主個人情報記憶担体のインターフェースである少なくと
    も1つ以上の端末装置とで上記個人情報のやり取りをす
    る際の個人情報記憶担体セキュリティ方法であって、 上記個人情報記憶担体発行体は、上記主個人情報記憶担
    体を発行する際、上記主個人情報記憶担体と対にして上
    記個人情報記憶担体と同一の機能を有する予備個人情報
    記憶担体を発行し、 上記主個人情報記憶担体は、上記個人情報記憶担体発行
    体とやり取りを行う個人情報と、上記主個人情報記憶担
    体を認証する認証番号であり、且つ、当該主個人情報記
    憶担体と対をなして発行された上記予備個人情報記憶担
    体を特定できる認証番号である主個人情報記憶担体認証
    番号と、当該主個人情報記憶担体を使用する使用者を特
    定できる認証番号である使用者認証番号とを記憶し、 上記予備個人情報記憶担体は、上記個人情報記憶担体発
    行体とやり取りを行う個人情報と、上記予備個人情報記
    憶担体を認証する認証番号であり、且つ、当該予備個人
    情報記憶担体と対をなして発行された上記主個人情報記
    憶担体を特定できる認証番号である予備個人情報記憶担
    体認証番号と、当該予備個人情報記憶担体を使用する使
    用者を特定できる認証番号である使用者認証番号とを記
    憶し、 上記端末装置は、上記主個人情報記憶担体に記憶された
    個人情報、主個人情報記憶担体認証番号、使用者認証番
    号を読み出し、上記予備個人情報記憶担体に記憶された
    個人情報、予備個人情報記憶担体認証番号、使用者認証
    番号を読み出すし、読み出した個人情報、主個人情報記
    憶担体認証番号、予備個人情報記憶担体認証番号、使用
    者認証番号を上記個人情報記憶担体発行体へ送信し、 上記個人情報記憶担体発行は、上記端末装置から送信さ
    れた個人情報、主個人情報記憶担体認証番号、予備個人
    情報記憶担体認証番号、使用者認証番号を受信し、 受信した上記個人情報を上記使用者認証番号、上記主個
    人情報記憶担体認証番号、上記予備個人情報記憶担体認
    証番号とともに使用者ごとに管理して蓄積し、 受信した上記予備個人情報記憶担体認証番号に基づいて
    上記予備個人情報記憶担体認証番号とともに管理されて
    いる上記主個人情報記憶担体認証番号及び上記使用者認
    証番号を検索し、 検索された主個人情報記憶担体認証番号から主個人情報
    記憶担体を特定し、特定した主個人情報記憶担体の機能
    を停止させ無効化し、 検索された使用者認証番号から上記予備個人情報記憶担
    体の使用者を特定し、上記予備個人情報記憶担体を使用
    したかどうかの確認をとり、 上記使用者が上記予備個人情報記憶担体を使用している
    ことが確認された場合、機能を停止させた上記主個人情
    報記憶担体に対応する新たな主個人情報記憶担体を再発
    行し、 上記使用者が上記予備個人情報記憶担体を使用したとい
    うことが確認されなかった場合、上記予備個人情報記憶
    担体の機能を停止させ無効化し、 無効化された上記主個人情報記憶担体の機能を回復させ
    有効化し、 機能を停止させた上記予備個人情報記憶担体に対応する
    新たな予備個人情報記憶担体を再発行することを特徴と
    する個人情報記憶担体セキュリティ方法。
  11. 【請求項11】 上記予備個人情報記憶担体の使用を開
    始してから所定の期間だけ個人情報のやり取りができる
    有効期限を定めることを特徴とする請求項10記載の個
    人情報記憶担体セキュリティ方法。
  12. 【請求項12】 上記予備個人情報記憶担体に記憶され
    た情報を用いて上記主個人情報記憶担体の再発行を行
    い、上記主個人情報記憶担体に記憶された情報を用いて
    上記予備個人情報記憶担体の再発行をすることを特徴と
    する請求項10記載の個人情報記憶担体セキュリティ方
    法。
  13. 【請求項13】 上記個人情報記憶担体発行体は、受信
    した上記予備個人情報記憶担体認証番号を送信すること
    を特徴とする請求項10記載の個人情報セキュリティ方
    法。
  14. 【請求項14】 2つ以上の上記個人情報記憶担体発行
    体は、ネットワーク網で接続されることを特徴とする請
    求項13記載の個人情報セキュリティ方法。
  15. 【請求項15】 ネットワーク網で接続される2つ以上
    の上記個人情報記憶担体発行体のうちのいずれか1つの
    個人情報記憶担体発行体から送信された上記予備個人情
    報記憶担体認証番号を、上記予備個人情報記憶担体認証
    番号を送信した個人情報記憶担体以外の個人情報記憶担
    体発行体が受信することを特徴とする請求項14記載の
    個人情報記憶担体セキュリティ方法。
  16. 【請求項16】 上記個人情報記憶担体発行体から送信
    された上記予備個人情報記憶担体認証番号を、上記予備
    個人情報記憶担体認証番号を送信した個人情報記憶担体
    発行体を含む2つ以上の個人情報記憶担体発行体とネッ
    トワーク網を介して接続された情報送受信装置で受信
    し、 上記情報送受信装置で受信した上記予備個人情報記憶担
    体認証番号を、上記情報送受信装置に送信した個人情報
    記憶担体発行体以外の個人情報記憶担体発行体に上記ネ
    ットワーク網を介して送信することを特徴とする請求項
    13記載の個人情報記憶担体セキュリティ方法。
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