JP3487624B2 - 公営競技プリペイドカードシステム - Google Patents

公営競技プリペイドカードシステム

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JP3487624B2
JP3487624B2 JP33892893A JP33892893A JP3487624B2 JP 3487624 B2 JP3487624 B2 JP 3487624B2 JP 33892893 A JP33892893 A JP 33892893A JP 33892893 A JP33892893 A JP 33892893A JP 3487624 B2 JP3487624 B2 JP 3487624B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は公営競技プリペイドカー
ドシステムに関し、より詳細には、プリペイドカードを
使用して競艇などの公営競技に対する投票を一般の電話
機から行うことができる公営競技プリペイドカードシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、競艇や競馬等の公営競技の投票券
は、公営競技場または場外発売場に出向き、窓口で自分
の購入したい投票券を宣言し、現金と引き換えで発券機
より出力される投票券を入手する方法が一般的であり、
地理的制約を受けるために投票券の購入機会を著しく限
定することとなっていた。
【0003】また、電話投票や在宅端末投票に代表され
る会員制の銀行口座引落を決済手段とする投票券購入シ
ステムも存在するが、これは、先ず銀行引落を条件とす
る会員組織に加入し、銀行に公営競技施行者との質権設
定をされた定期担保口座を開設することにより、銀行口
座を購入払戻の決済手段とする投票が可能になるもので
あり、定期担保口座を開設するための資金や手間が必要
であったり、その会員になるために或る程度の事務手続
き期間が必要になるという問題点があった。
【0004】そこで、より手軽に投票券が購入できるよ
うにするために、プリペイドカードを使用した以下のよ
うな投票券購入システムが提案されている。
【0005】その1つは、例えば特開平2−26275
5号公報に見られるように、書き換え不能にしたカード
番号と書き換え可能にした金額とを記録したプリペイド
カードと、プリペイドカードに記録されたカード番号の
読取りや金額の書き換え等の機能を有する特別な通信用
端末機とを使用し、この通信用端末機を一般の電話回線
を通じてセンタと接続して両者間の通信により投票券の
購入を行い、通信用端末側では購入額に見合う金額をプ
リペイドカード中の金額から減ずると共に、センタ側で
は投票明細をカード番号に対応して保存しておき、後に
プリペイドカードを使用した払戻要求があった場合、そ
のプリペイドカードのカード番号に対応してセンタに保
存された投票明細に従って的中金を払い戻すようにした
システム(以下、第1の従来システムと称す)である。
【0006】もう1つは、例えば特開平4−37087
9号公報に見られるように、書き換え可能にした金額を
記録したプリペイドカードと、プリペイドカードに記録
された金額の書き換えやそのプリペイドカードに対する
固有番号の記録等の機能を有する特別なカード端末装置
とを使用し、このカード端末装置を一般の電話回線を通
じてセンタと接続して投票内容と暗証番号とをセンタに
伝え、センタ側では、通知された投票内容と暗証番号と
に固有番号を付加して保存すると共にその固有番号をカ
ード端末装置側に返却し、カード端末装置側では、返却
された固有番号をプリペイドカードに記録すると共にプ
リペイドカードに記録された金額を利用額分だけ減じ、
更に、カード端末装置にプリペイドカードをセットした
上で暗証番号を入力して投票結果の参照が要求された場
合には、その暗証番号とカード端末装置で読み取られた
プリペイドカードの固有番号とに基づいてセンタ側にお
いて投票内容を特定し、その投票結果を返却するように
したシステム(以下、第2の従来システムと称す)であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のプリペ
イドカードを使用した投票券購入システムでは、プリペ
イドカードを購入すれば、後は一般の電話回線を使用し
てセンタと通信することにより投票券を購入することが
できるので、地理的な制約が解消すると共に手続きも簡
単になり、既存の投票券購入システムに比べると手軽に
投票券を購入することができる。しかしながら、以下の
ような問題点がある。
【0008】投票券購入時、第1の従来システムでは、
通信用端末がプリペイドカードに記録されたカード番号
を読み取ると共に購入額分だけプリペイドカードに記録
された金額を減額するようにしており、第2の従来シス
テムでは、カード端末装置がセンタで付与された固有番
号をプリペイドカードに記録すると共に購入額分だけプ
リペイドカードに記録された金額を減額するようにして
いるため、それぞれ通信用端末,カード端末装置という
特別な装置が必要となり、一般に普及しているプッシュ
フォン等の通常の電話機だけでは投票券を購入すること
ができない。
【0009】また、第1および第2の従来システムと
も、プリペイドカードの残高をそのプリペイドカード自
体に記録して管理しているため、残高の改ざんによって
プリペイドカードが不正に利用される危険性が高い。
【0010】更に、投票券購入時、第1の従来システム
では、プリペイドカードに記録されたカード番号だけで
本人を確認し、第2の従来システムでは暗証番号は入力
するがこれは後の投票結果照会時の本人認証のために利
用するだけで、投票券購入に際しては本人の認証は行わ
ないため、不注意によりプリペイドカードが第三者の手
に渡った場合に悪用される危険性が高い。
【0011】そこで本発明の目的は、プッシュフォン等
の通常の電話機を使用してプリペイドカードによる投票
券の購入を可能にした公営競技プリペイドカードシステ
ムを提供することにある。
【0012】また本発明の別の目的は、プリペイドカー
ドの残高の改ざんを有効に防止することができる公営競
技プリペイドカードシステムを提供することにある。
【0013】更に本発明の他の目的は、プリペイドカー
ドの第三者による悪用を有効に防止することができる公
営競技プリペイドカードシステムを提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の公営競技プリペ
イドカードシステムは上記の目的を達成する為に、セン
タに設置され、発行された個々のプリペイドカードのカ
ード番号および使用可能金額を、それらのプリペイドカ
ードの販売に先立って登録してあるカード情報ファイル
と、プリペイドカード購入者によるプリペイドカードに
対する暗証番号登録操作に応答して、入力された暗証番
号とそのプリペイドカードに記録されているカード番号
とをセンタに送出するカード登録機と、センタに設置さ
れ、前記カード登録機から送出されてきたカード番号を
前記カード情報ファイルから検索し、検索に成功し且つ
そのカード番号に対応する暗証番号が前記カード情報フ
ァイルに未だ登録されていない場合に限って、そのカー
ド番号に対応して前記カード登録機から送出されてきた
暗証番号を前記カード情報ファイルに登録する登録制御
手段と、センタに設置されると共に公衆網に接続された
電話機と音声応答装置を介して接続され、接続先の電話
機のプッシュ釦操作によって入力されたカード番号に対
応して前記カード情報ファイルに登録されている暗証番
号と前記接続先の電話機のプッシュ釦操作によって入力
された暗証番号とを照合して本人の認証を行った後、前
記入力されたカード番号に対応して前記カード情報ファ
イルに登録されている利用可能金額の範囲内で前記電話
機からの投票の受付処理を行い、受け付けた投票にかか
る購入代金を前記カード情報ファイルに登録された利用
可能金額から減算する投票制御手段とを備えている。
【0015】
【作用】本発明の公営競技プリペイドカードシステムに
おいては、個々のプリペイドカードには、ユニークなカ
ード番号が利用者によって確認できるようにカード面に
印刷されていると共に磁気記録等の方法でも記録されて
おり、利用可能金額はカード自体に磁気記録等の方法で
記録されておらず、センタで一括管理される。即ち、発
行された個々のプリペイドカードのカード番号および使
用可能金額は、その販売に先立って、センタに設置され
たカード情報ファイルに登録される。
【0016】プリペイドカードを購入した利用者は、投
票券を購入する前に暗証番号を登録する必要があり、購
入したプリペイドカードをカード登録機に挿入して暗証
番号の入力を伴う暗証番号登録操作を行うと、カード登
録機が、入力された暗証番号とそのプリペイドカードに
磁気記録等の方法で記録されているカード番号とをセン
タに送出し、センタに設置された登録制御手段が、カー
ド登録機から送出されてきたカード番号をカード情報フ
ァイルから検索し、検索に成功し且つそのカード番号に
対応する暗証番号がカード情報ファイルに未だ登録され
ていない場合に限って、そのカード番号に対応してカー
ド登録機から送出されてきた暗証番号をカード情報ファ
イルに登録する。
【0017】暗証番号の登録を終えた利用者は、以後、
この暗証番号を使用して当該プリペイドカードによる投
票券の購入が可能となる。即ち、利用者が、プッシュフ
ォン等の通常の電話機からセンタを呼び出すと、センタ
に設置された投票制御手段が音声応答装置を介して電話
機と接続され、利用者が電話機のプッシュ釦操作によっ
て自己のプリペイドカードのカード番号と上記登録した
暗証番号とを入力すると、投票制御手段が、入力された
カード番号に対応してカード情報ファイルに登録されて
いる暗証番号と電話機から入力された暗証番号とを照合
して本人の認証を行った後、前記入力されたカード番号
に対応してカード情報ファイルに登録されている利用可
能金額の範囲内で投票の受付処理を行い、受け付けた投
票にかかる購入代金をカード情報ファイルに登録された
利用可能金額から減算する。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0019】図1を参照すると、本発明の一実施例の公
営競技プリペイドカードシステムで使用されるプリペイ
ドカード1は、カードの表面に券面額2とシステムで一
意となるカード番号3とが印刷されている。また、磁気
記録媒体で構成された記録面4が設けられており、この
記録面4に、印刷されたカード番号3と同一のカード番
号が磁気的に記録されている。印刷されたカード番号3
は利用者等が自身のプリペイドカードのカード番号を認
識し得るようにするためのものであり、記録面4に記録
されているカード番号は機械的に認識し得るようにする
ためのものである。従って、後者のカード番号は機械的
に読取り可能な方法であれば、バーコード等の他の方法
で記録するようにしても良い。
【0020】図2を参照すると、本発明の一実施例の公
営競技プリペイドカードシステムは、センタコンピュー
タ5と、このセンタコンピュータ5に接続された発行カ
ード情報入力端末7,カード登録機10,音声応答装置
13,自動払戻機15とから構成されており、音声応答
装置13および図示しない公衆網を介してセンタコンピ
ュータ5が一般家庭等に設置されたプッシュフォン等の
通常の電話機12と接続される構成を有している。ま
た、センタコンピュータ5は、投票券の発売,払戻のお
おもとのシステムであるトータリゼータシステム18と
通信可能に接続されている。なお、9,16はプリペイ
ドカードである。
【0021】センタコンピュータ5は、本実施例の場
合、カード情報ファイル6と、発行管理機能8と、登録
制御部11と、投票制御部14と、払戻金繰入機能17
と、払戻制御部19とを有している。
【0022】カード情報ファイル6は、発行された個々
のプリペイドカードのカード番号,利用可能残高,暗証
番号,投票明細,投票払戻金額等といったカード情報を
一括して管理するファイルであり、その内容例を図3に
示す。
【0023】図3に示すように、カード情報ファイル6
には、カード番号61に対応して、暗証番号62,カー
ド金額(券面額)63,購入可能残高64,投票券購入
額65,投票払戻金額66および投票明細67が登録さ
れる。また、各投票明細67には、投票日時671,公
営競技の開催場所672,レース番号673,組番67
4,投票枚数675および払戻単金676が登録され
る。
【0024】以下、上述のように構成された本実施例の
公営競技プリペイドカードシステムの動作を説明する。
【0025】先ず、発行されたプリペイドカードを販売
する前に、システム管理者等は、発行カード情報入力端
末7から、発行された個々のプリペイドカードのカード
番号と券面額とを例えばロット単位で入力する。この入
力された個々のプリペイドカードのカード番号およびそ
の券面額は発行カード情報入力端末7からセンタコンピ
ュータ5に伝達され、内部の発行管理機能8により、カ
ード情報ファイル6に登録される。即ち、個々のカード
番号を図3のカード番号61として登録すると共にその
券面額をカード金額63および購入可能残高64に登録
する。このとき、暗証番号62には未登録を示す値が、
投票券購入額65および投票払戻金額66には0が記録
され、各投票明細67は例えば空白状態にされる。この
ような登録を終了して後、それらのプリペイドカードは
販売に供される。
【0026】次に、販売されたプリペイドカードを購入
した利用者は、図2に示すように、そのプリペイドカー
ド9をカード登録機10に挿入して、そのプリペイドカ
ード9を使用するための暗証番号の登録を行う。
【0027】カード登録機10は、例えば図4に示すよ
うに、カード挿入口101と、このカード挿入口101
に挿入されたプリペイドカード9の記録面4に記録され
たカード番号を読み取るカード番号読取部102と、テ
ンキー等の操作部103と、CRTディスプレイ等の表
示部104と、通信回線を通じてセンタコンピュータ5
と接続されカード登録機10全体の制御を司る制御部1
05とで構成されており、利用者が購入したプリペイド
カード9をカード挿入口101に挿入すると、プリペイ
ドカード9の記録面4に記録されたカード番号がカード
番号読取部102で読み取られる。制御部105は、表
示部104に暗証番号を入力する促進メッセージを表示
し、利用者が操作部103を操作して暗証番号を入力す
ると、この入力された暗証番号とカード番号読取部10
2で読み取られたカード番号とを、センタコンピュータ
5に送信する。
【0028】センタコンピュータ5では、カード登録機
10から送られてきた情報は登録制御部11で受信さ
れ、登録制御部11は例えば図5に示す処理を開始す
る。先ず、受信したカード番号をカード情報ファイル6
から検索する(S1)。そして、受信したカード番号が
カード情報ファイル6に存在しないときは(S2でN
O)、不正なプリペイドカードなのでエラーメッセージ
を返却し(S3)、カード登録機10は暗証番号の登録
を拒否する。
【0029】また、カード番号がカード情報ファイル6
に登録されていた場合(S2でYES)、それに対応し
て暗証番号が既にカード情報ファイル6に登録されてい
るか否かを調べ(S4)、既に登録されていたときは
(S4でNO)、エラーメッセージを返却し(S3)、
カード登録機10は暗証番号の登録を拒否する。これ
は、本実施例の場合、暗証番号の登録はただ一度だけ許
可しているためであり、これにより、暗証番号登録済の
プリペイドカードが第三者によって暗証番号を変更して
不正に使用されることが防止される。
【0030】他方、カード番号が存在し且つ暗証番号が
未登録の場合(S4でYES)、カード情報ファイル6
の上記検索成功したカード番号に対応して、カード登録
機10から受信した暗証番号を登録する(S5)。即
ち、図3の一致したカード番号61に対応する暗証番号
62の箇所に受信した暗証番号を登録する。そして、登
録結果(登録した暗証番号)をカード登録機10に返却
し(S6)、カード登録機10はこれを表示部104に
表示して利用者に通知する。
【0031】これにより、プリペイドカードを購入した
利用者は、このプリペイドカードに基づいて投票券を購
入することが可能となる。
【0032】なお、本発明において、カード登録機10
を使用して暗証番号の登録を購入者自身に登録させるよ
うにしたのは、若し、暗証番号をシステム側で決めてプ
リペイドカードの販売時に同時に利用者に通知する構成
をとると、その分だけ暗証番号が第三者の目に触れる機
会が多くなり、不正な行為を招来する危険性があるため
である。また、カード番号を利用者自身に入力させずカ
ード登録機10が自動的に読み取るようにしたのは、カ
ード番号まで利用者に入力させると、購入していないプ
リペイドカードに対して不正に暗証番号の登録が行われ
てしまう危険性を回避するためである。
【0033】このように、購入したプリペイドカードに
対して暗証番号を登録する操作が必要となるため、例え
ばプリペイドカードをコンビニエンスストア等で販売す
る場合、そのコンビニエンスストア等にカード登録機1
0を設置しておけば、誰でも手軽に投票可能なプリペイ
ドカードを入手することができ、便利である。
【0034】さて、暗証番号の登録を行った後は、プッ
シュ信号が発信できる一般の電話機12により、投票券
の購入が可能となる。ここでいう投票券とは通常の紙媒
体の投票券ではなく、電話投票システムなどで用いるコ
ンピュータの磁気記録媒体上の投票券をいう。以下、投
票券購入時の構成およびその動作を説明する。
【0035】利用者が電話機12をダイヤルして投票受
付センタへ電話し、電話回線がつながると、センタコン
ピュータ5の投票制御部14が音声応答装置13を介し
て電話機12と通信可能になる。
【0036】投票制御部14は、先ず、図6に示すよう
に、カード番号と暗証番号とを入力するよう音声応答装
置13により音声にて利用者に促進する(S11)。こ
れに応じて利用者が電話機12のプッシュ釦を操作して
自己のプリペイドカード上に印刷されているカード番号
と登録済の暗証番号とを入力すると、音声応答装置13
は電話機12から送出されたプッシュ信号によるカード
番号と暗証番号とを所定のコンピュータデータに変換し
て投票制御部14に伝達し、投票制御部14はこれを受
信して、そのカード番号,暗証番号に合致するカード番
号,暗証番号の組がカード情報ファイル6に登録されて
いるか否かを調べる(S12)。
【0037】受信したカード番号,暗証番号に合致する
カード番号,暗証番号の組がカード情報ファイル6に登
録されていた場合(S13でYES)、登録制御部11
はカード所有者本人であると認証し、以後の投票券購入
操作を可能とする。しかし、受信したカード番号が登録
されていないか、登録されていても暗証番号が合致しな
い場合(S13でNO)、不正な投票券の購入が行われ
ているものとして、音声応答装置13により音声にて投
票券の購入を拒否する旨を利用者に通知し(S14)、
電話回線を切断して処理を終了する。
【0038】正当な利用者であると認証した場合、登録
制御部11は、上記合致したカード番号と暗証番号との
組に対応してカード情報ファイル6に登録されている図
3の購入可能残高64を音声応答装置13を通じて音声
にて利用者に通知し(S15)、その通知した購入可能
残高の範囲内での投票券情報の入力処理を行う(S1
6)。
【0039】即ち、利用者が電話機12から開催場所,
レース番号,組番(連勝式等の勝ち式を含む),購入票
数等の投票券情報を例えばプッシュ釦操作によって入力
すると、それらが音声応答装置13によって所定のコン
ピュータデータに変換されて投票制御部14に伝達さ
れ、投票制御部14はこれらの購入代金がその利用者の
購入可能残高の範囲内に収まるか否かを調べ、収まらな
い場合にはその旨を音声応答装置13にて音声にて通知
する等の処理を行う。
【0040】他方、購入可能残高の範囲内に収まる投票
券情報を入力した場合には、トータリゼータシステム1
8から送られてきているレース進行情報をもとに購入の
可否を判断し(S17)、購入可能な場合は(S18で
YES)、投票券情報をトータリゼータシステム18へ
受け渡して集計させ(S19)、またカード情報ファイ
ル6における当該カード番号61に対応する投票明細6
7に今回の投票券情報を記録すると共に、購入金額を投
票券購入額65に加算し、また購入可能残高64から購
入金額を減額する(S20)。そして、音声応答装置1
3を通じて投票結果を音声にて利用者に通知する(S2
1)。
【0041】その後、投票制御部14は、投票を続ける
か否かを音声応答装置13を通じて音声にて利用者に問
い合わせて例えばプッシュ釦の操作によって投票の継続
が指示された場合には(S22でYES)、処理S15
に戻って上述した処理を繰り返し、投票を終える指示が
入力されると、電話回線を切断して処理を終了する。
【0042】次に、払戻金の繰り入れと払戻金の利用者
の受け取りについて説明する。
【0043】トータリゼータシステム18は、毎レース
終了後、開催場所,レース番号,的中した組番および払
戻単金を含む的中払戻金情報をセンタコンピュータ5に
送信する。
【0044】この的中払戻金情報はセンタコンピュータ
5の払戻金繰入機能17で受け取られ、払戻金繰入機能
17は、カード情報ファイル6に登録されている投票明
細67のうち、当該的中払戻金情報の示す開催場所およ
びレース番号を含む投票明細について、的中している場
合にはその払戻単金676に的中払戻金情報の示す払戻
単金を登録し、且つ、投票枚数675に払戻単金676
を乗じた金額を投票払戻金額66に加算する。なお、的
中していない場合は特に処理は必要ないが、例えば的中
していない旨の値を払戻単金676に登録するようにし
ても良い。
【0045】さて、投票した利用者が新聞やラジオ等で
自己の投票が的中したことを知り、払戻金を受け取る場
合、投票に使用したプリペイドカードを持参して自動払
戻機15の設置された場所に出向き、図2に示すように
そのプリペイドカード16を自動払戻機15に挿入して
払戻金を受け取る。
【0046】自動払戻機15は、例えば図7に示すよう
に、カード挿入口151と、このカード挿入口151に
挿入されたプリペイドカード16の記録面4に記録され
たカード番号を読み取るカード番号読取部152と、テ
ンキー等の操作部153と、CRTディスプレイ等の表
示部154と、現金支払口155と、この現金支払口1
55から現金を排出する金銭処理部156と、通信回線
を通じてセンタコンピュータ5と接続され自動払戻機1
5全体の制御を司る制御部157とで構成されており、
利用者が自己のプリペイドカード16をカード挿入口1
51に挿入すると、プリペイドカード16の記録面4に
記録されたカード番号がカード番号読取部152で読み
取られる。
【0047】制御部157は、表示部154に暗証番号
を入力する促進メッセージを表示し、利用者が操作部1
53を操作して暗証番号を入力すると、この入力された
暗証番号とカード番号読取部152で読み取られたカー
ド番号とをセンタコンピュータ5に送信する。
【0048】センタコンピュータ5では、自動払戻機1
5から送られてきた情報は払戻制御部19で受信され、
払戻制御部19は例えば図8に示す処理を開始する。先
ず、自動払戻機15から送られてきたカード番号,暗証
番号に合致するカード番号,暗証番号の組がカード情報
ファイル6に登録されているか否かを調べる(S3
1)。そして、合致する組がカード情報ファイル6に存
在しないときは(S32でNO)、不正なプリペイドカ
ードなのでエラーメッセージを返却し(S33)、自動
払戻機15は払い戻しを拒否する。
【0049】また、合致するカード番号と暗証番号との
組がカード情報ファイル6に登録されていた場合(S3
2でYES)、それに対応して登録されている投票払戻
金額66が0でないか否かを調べ(S34)、投票払戻
金額が0のときは(S34でNO)、エラーメッセージ
を返却し(S33)、自動払戻機15は払戻金が無いこ
とを表示部154に表示して払い戻しを拒否する。
【0050】他方、合致するカード番号と暗証番号との
組が存在し且つ投票払戻金額66が0でない場合(S3
4でYES)、払戻制御部19は、その投票払戻金額6
6を自動払戻機15に通知する(S35)。
【0051】自動払戻機15の制御部157は、払戻制
御部19から投票払戻金額の通知を受けると、金銭処理
部156に対してその投票払戻金額に相当する現金を支
払うよう指示し、金銭処理部156は指示された額の現
金を現金支払口155にて利用者に支払う。なお、その
後、自動払戻機15はセンタコンピュータ5の払戻制御
部19に対して現金の支払いが完了した旨を通知し、払
戻制御部19はカード情報ファイル6の投票払戻金額6
6を0に初期化する。
【0052】
【発明の効果】以上説明した本発明の公営競技プリペイ
ドカードシステムによれば、以下のような効果を得るこ
とができる。
【0053】投票券の購入時、プリペイドカードの正規
購入者であることを確認するために必要となるプリペイ
ドカードのカード番号および暗証番号をプッシュ釦操作
によって入力し、且つ、プリペイドカードの残高をカー
ド自体で管理しない構成を採用したので、通常の電話機
にて投票券の購入が可能となり、どこでも手軽に電話に
よる投票券の購入が行える。
【0054】プリペイドカードの残高はセンタのカード
情報ファイルによって管理されているため、利用者によ
ってプリペイドカードの残高が故意に改ざんされる可能
性は皆無となる。
【0055】登録した暗証番号と一致しなければ投票券
の購入が行えず、その暗証番号は本人しか知らずカード
自体には記載されていないので、たとえカード番号の印
刷されたプリペイドカードが不注意により第三者の手に
渡ったとしても、不正に使用されることがない。また、
的中金の払戻時にも暗証番号にて本人の確認をとるよう
にしたので、払戻における第三者の不正も有効に防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の公営競技プリペイドカード
システムで使用されるプリペイドカードの平面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の公営競技プリペイドカード
システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】カード情報ファイルの内容例を示す図である。
【図4】カード登録機の構成例を示すブロック図であ
る。
【図5】登録制御部の処理の一例を示すフローチャート
である。
【図6】投票制御部の処理の一例を示すフローチャート
である。
【図7】自動払戻機の構成例を示すブロック図である。
【図8】払戻制御部の処理の一例を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1,9,16…プリペイドカード 2…券面額 3…カード番号 4…カード番号を磁気記録した記録面 5…センタコンピュータ 6…カード情報ファイル 7…発行カード情報入力端末 8…発行管理機能 10…カード登録機 11…登録制御部 12…電話機 13…音声応答装置 14…投票制御部 15…自動払戻機 17…払戻金繰入機能 18…トータリゼータシステム 19…払戻制御部
フロントページの続き (72)発明者 天城 一 東京都港区三田3丁目12番12号 財団法 人モーターボート競走近代化研究センタ ー内 (56)参考文献 特開 昭63−101964(JP,A) 特開 平5−298345(JP,A) 特開 平3−14171(JP,A) 特開 昭62−88093(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 146 G06F 17/60 408 G06K 17/00 G07F 7/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタに設置され、発行された個々のプ
    リペイドカードのカード番号および使用可能金額を、そ
    れらのプリペイドカードの販売に先立って登録してある
    カード情報ファイルと、 プリペイドカード購入者によるプリペイドカードに対す
    る暗証番号登録操作に応答して、入力された暗証番号と
    そのプリペイドカードに記録されているカード番号とを
    センタに送出するカード登録機と、 センタに設置され、前記カード登録機から送出されてき
    たカード番号を前記カード情報ファイルから検索し、検
    索に成功し且つそのカード番号に対応する暗証番号が前
    記カード情報ファイルに未だ登録されていない場合に限
    って、そのカード番号に対応して前記カード登録機から
    送出されてきた暗証番号を前記カード情報ファイルに登
    録する登録制御手段と、 センタに設置されると共に公衆網に接続された電話機と
    音声応答装置を介して接続され、接続先の電話機のプッ
    シュ釦操作によって入力されたカード番号に対応して前
    記カード情報ファイルに登録されている暗証番号と前記
    接続先の電話機のプッシュ釦操作によって入力された暗
    証番号とを照合して本人の認証を行った後、前記入力さ
    れたカード番号に対応して前記カード情報ファイルに登
    録されている利用可能金額の範囲内で前記電話機からの
    投票の受付処理を行い、受け付けた投票にかかる購入代
    金を前記カード情報ファイルに登録された利用可能金額
    から減算する投票制御手段とを具備したことを特徴とす
    る公営競技プリペイドカードシステム。
  2. 【請求項2】 前記投票制御手段は、受け付けた投票の
    明細を前記プリペイドカードのカード番号に対応して前
    記カード情報ファイルに登録すると共にトータリゼータ
    システムに送信する構成を備え、且つ、 センタに設置され、前記トータリゼータシステムからの
    的中払戻金情報に基づいて前記カード情報ファイル内の
    的中した投票の明細に的中金を繰り入れる払戻金繰入手
    段と、 払戻要求者から入力された暗証番号と挿入されたプリペ
    イドカードに記録されたカード番号とをセンタに送出
    し、センタから通知された払戻金額の現金を払戻要求者
    に払い戻す自動払戻機と、 センタに設置され、前記自動払戻機から送出されたカー
    ド番号に対応して前記カード情報ファイルに登録されて
    いる暗証番号と前記自動払戻機から送出された暗証番号
    とを照合して本人の認証を行った後、前記入力されたカ
    ード番号に対応して前記カード情報ファイルに登録され
    ている的中金の総額を払戻金額として前記自動払戻機に
    通知する払戻制御手段とを備えることを特徴とする請求
    項1記載の公営競技プリペイドカードシステム。
  3. 【請求項3】 個々のプリペイドカードにはカード番号
    が印刷されていると共に磁気記録によって記録されてお
    り、前記カード登録機および前記自動払戻機はプリペイ
    ドカードに磁気記録されているカード番号を読取ること
    を特徴とする請求項2記載の公営競技プリペイドカード
    システム。
  4. 【請求項4】 前記カード情報ファイルには、プリペイ
    ドカードのカード番号対応に、暗証番号,カード金額,
    購入可能残高,投票券購入額,投票払戻金額および受け
    付けた個々の投票の明細が記録され、各投票の明細とし
    て、投票日時,競技開催場所,レース番号,組番,投票
    枚数および払戻単金が記録されることを特徴とする請求
    項3記載の公営競技プリペイドカードシステム。
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