JP2013161350A - 自動改札機の映像監視システム - Google Patents

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竜 山脇
Takayuki Koyama
貴之 小山
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Abstract

【課題】自動改札機を強制的に突破した不正利用者の情報を効率良く得ることができ、不正利用者の確保に役立てることができる自動改札機の映像監視システムの提供。
【解決手段】各A駅30、B駅31、C駅32に広域ネットワーク網1を介して接続された監視センター2は、センサによって各A駅30、B駅31、C駅32の自動改札機15が強制的に突破されたことが検出されたときの監視カメラ12の撮影時刻及び人物16の顔画像を記録する記憶部6と、記憶部6によって記録された人物16の顔画像に対して画像処理を行い、人物16毎にシリアルナンバーを付す画像認識部5と、画像認識部5によって付されたシリアルナンバーに対して、A駅30、B駅31、C駅32のうち当該シリアルナンバーに対応する人物16が強制的に突破した自動改札機15が設けられた駅の情報及び当該人物16の顔画像を含む帳票17を作成する集計処理部4Aとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各駅に設置された自動改札機の映像を遠隔的に監視する自動改札機の映像監視システムに関する。
従来より、多くの人が利用する各駅には改札を自動的に行う自動改札機が導入されており、この種の自動改札機は、例えば互いに対向するように配置された一対の枠体と、これらの枠体によって形成された通路を開放又は閉鎖する開閉扉と、枠体に設けられ、切符や定期券等を読み取って通路の通過を許可するかどうかを判定する判定手段とを有している。そして、自動改札機は、この判定手段によって通路の通過が許可された場合に開閉扉を開放し、判定手段によって通路の通過が許可されなかった場合に開閉扉を閉鎖したままにしている。
このように、自動改札機は各駅の改札作業を判定手段の判定によって円滑に処理することができるが、自動改札機による改札作業は各駅に常駐する駅員が直接行うものではないので、一部の人が例えば閉鎖された開閉扉を飛び越えて自動改札機を強制的に突破することが問題になっていた。そこで、各駅に自動改札機の通路を通過する人物を撮影する監視カメラを設け、この監視カメラによって撮影された人物の顔画像を遠隔的に監視する装置が提案されている。
この種の従来技術の装置の1つとして、通路の通行の有効、無効を判別して通行を許可するゲート装置、すなわち上述した自動改札機であって、通路を強制的に突破した人物を判別する不正判別手段と、この不正判別手段の出力に基づいて不正通行時に人物を撮像する撮像手段、すなわち監視カメラとを備えた自動改札機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、この従来技術の自動改札機は、監視カメラで撮影された映像を記録する記憶手段を備えており、通路を強制的に突破した不正通行の人物、すなわち不正利用者の映像を記憶手段から取出せるようになっている。さらに、従来技術の自動改札機は、監視カメラによって撮影された人物を表示する表示手段を備えている。この表示手段は、例えば駅員が滞在する部屋のパソコン等のディスプレイから成り、監視カメラによって人物が撮影されると、撮影された映像がこのディスプレイに表示されるようになっている。
特開平8−329292号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来技術の自動改札機は、記憶手段から監視カメラの映像を取出して確認することで不正利用者を特定できるが、この映像からだけでは不正利用者に関する情報をあまり得ることができないので、多くの場合に不正利用者を特定するのみで確保するまで至らず、役に立たないことが問題になっている。また、不正利用者に関する情報をさらに得ようとすれば、監視カメラで撮影された映像を詳細に分析する必要があるので、この作業に多大な労力と時間を費やすことが懸念されている。
さらに、従来技術の自動改札機は、上述したように監視カメラの撮影時に撮影した映像をディスプレイに表示するようにしているが、部屋の室内にいる駅員がディスプレイに表示された映像を確認してから自動改札機が設置された場所へ向かっても、ディスプレイに映し出された不正利用者は既にその場にいないことが多く、駅員が不正利用者をそのまま見失う虞がある。このように、従来技術の自動改札機は、不正利用者による通路の突破行為を見過ごし易いので、不正利用者の確保を期待できるものが要望されている。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、自動改札機を強制的に突破した不正利用者の情報を効率良く得ることができ、不正利用者の確保に役立てることができる自動改札機の映像監視システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の自動改札機の映像監視システムは、各駅に広域ネットワーク網を介して接続された監視センターを備え、前記各駅は、改札を自動的に行う自動改札機と、この自動改札機を通過する人物の顔画像を撮影する監視カメラとを有し、前記監視センターは前記人物の顔画像を遠隔的に監視する自動改札機の映像監視システムにおいて、前記自動改札機が強制的に突破されたことを検出する強制突破検出手段を備え、前記監視センターは、前記強制突破検出手段によって前記自動改札機が強制的に突破されたことが検出されたときの前記監視カメラの撮影時刻及び前記人物の顔画像を記録する記憶部と、この記憶部によって記録された前記人物の顔画像に対して画像処理を行い、前記人物毎に認証コードを付す顔認証部と、この顔認証部によって付された前記認証コードに対して、当該認証コードに対応する前記人物が強制的に突破した前記自動改札機が設けられた前記駅の情報及び当該人物の顔画像を含む帳票を作成する集計処理部とを有することを特徴としている。
このように構成した本発明は、強制突破検出手段は自動改札機が強制的に突破されたことを検出すると、監視センターの記憶部は、このときの監視カメラの撮影時刻と人物の顔画像、すなわち自動改札機を強制的に突破した不正利用者の顔画像を記録するようにしている。そして、顔認証部が、記憶部に記録された人物の顔画像に対して画像処理を行い、人物毎に認証コードを付すことにより、撮影された不正利用者を他の撮影時刻で撮影された人物と区別することができる。これにより、不正利用者の顔画像に対して不正利用者が強制的に突破した自動改札機が設けられた駅の情報を関連付けすることができる。
本発明では、集計処理部はこのように互いに関連付けされる認証コードが付された不正利用者の顔画像と突破行為が行われた駅の情報を帳票として作成するようにしているので、この帳票を確認することで不正利用者の行動の傾向を容易に把握することができる。従って、作成された帳票から得られる情報に基づいて不正利用者を確保する対策を十分に行うことができる。このように、自動改札機を強制的に突破した不正利用者の情報を効率良く得ることができ、不正利用者の確保に役立てることができる。
また、本発明に係る自動改札機の映像監視システムは、前記発明において、前記認証コードはシリアルナンバーから成り、前記帳票は、前記シリアルナンバーを記載するシリアルナンバー記載エリアと、前記記憶部に記録された前記監視カメラの撮影時刻のうち前記シリアルナンバーに対応する前記人物が撮影された時刻を表示する時刻表示エリアと、この時刻表示エリアに表示された時刻に、前記シリアルナンバーに対応する前記人物が強制的に突破した前記自動改札機が設けられた前記駅の名称を表示する駅名表示エリアと、前記時刻表示エリアに表示された時刻に、前記シリアルナンバーに対応する前記人物が前記自動改札機の入口を通過したか、あるいは出口を通過したかを表示する入退場表示エリアとを含むことを特徴としている。
このように構成した本発明は、帳票がシリアルナンバー毎に作成されるので、1つの帳票には同一の不正利用者による突破行為の時刻が記載される。そのため、シリアルナンバーで特定される1つの帳票において時刻表示エリアに監視カメラの撮影時刻が複数記載されている場合には、同一の不正利用者が駅の自動改札機を複数回突破したことを迅速に理解することができる。さらに、帳票には駅名表示エリアに当該突破行為が行われた駅の名称が監視カメラの撮影時刻毎に記載されると共に、入退場表示エリアに突破された自動改札機の入口又は出口の具体的な場所まで盛り込まれるので、作成された帳票によって不正利用者について十分に調査することができる。
また、本発明に係る自動改札機の映像監視システムは、前記発明において、前記監視センターは、前記帳票に含まれる前記駅に当該帳票を送信する送信手段を有することを特徴としている。このように構成すると、駅に常駐する駅員は、監視センターの送信手段から受信した帳票を確認することにより、自動改札機が強制的に突破されたことを知ることができる。従って、駅員は帳票に含まれる不正利用者の顔画像を確認することにより、同一の不正利用者による再度の突破行為に対して準備することができる。
本発明の自動改札機の映像監視システムによれば、監視センターは、強制突破検出手段の検出に応じて監視カメラの撮影時刻と人物の顔画像を記憶手段に記録し、記録された顔画像に対して顔認証部で人物毎に認証コードを付すようにしているので、監視カメラで撮影された人物、すなわち自動改札機を強制的に突破した不正利用者を他の撮影時刻で撮影された人物と区別することができる。そして、監視センターは、集計処理部によって認証コード毎に対応する不正利用者の顔画像と突破行為が行われた駅の情報を含む帳票を作成するようにしているので、作成された帳票から不正利用者の行動の傾向を容易に把握することができ、不正利用者を確保する対策を十分に行うことができる。このように、自動改札機を強制的に突破した不正利用者の情報を効率良く得ることができ、不正利用者の確保に役立てることができるので、従来よりも不正利用者の確保に対する有効性を高めることができる。
本発明に係る自動改札機の映像監視システムの一実施形態の構成を示す図である。 図1に示す集計処理部によって作成された帳票の構成を示す図である。 本実施形態の動作を説明するフローチャートであり、特に駅側の動作を示すフローチャートである。 本実施形態の動作を説明するフローチャートであり、特に監視センター側の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る自動改札機の映像監視システムを実施するための形態を図に基づいて説明する。
本発明に係る自動改札機の映像監視システムの一実施形態は、例えば図1に示すように各A駅30、B駅31、及びC駅32に広域ネットワーク網1を介して接続された監視センター2を備えている。なお、各A駅30、B駅31、及びC駅32は同様の構成を有しているので、以下の説明においてA駅についての構成を詳細に記載し、B駅31及びC駅32についての構成の説明を省略する。
A駅30は、改札を自動的に行う自動改札機15を有している。この自動改札機15は、例えば互いに対向するように配置された一対の枠体(図示せず)と、これらの枠体によって形成された通路を開放又は閉鎖する開閉扉(図示せず)と、枠体に設けられ、切符や定期券等を読み取る読取部(図示せず)とから構成されている。
また、A駅30は、自動改札機15の近傍に配置され、自動改札機15を通過する人物16の顔画像を撮影する監視カメラ12を有している。この監視カメラ12は、例えば1つの自動改札機15の通路の方向を向けて2台設置されており、これらの2台のうち一方が自動改札機15の通路の入口を撮影し、他方が自動改札機15の通路の出口を撮影するようにしている。
本実施形態では、A駅30は、広域ネットワーク網1に接続され、監視センター2と通信して各種の情報を送受信する通信部9と、この通信部9に接続され、自動改札機15の動作を制御する第1制御部13とを有している。この第1制御部13は、例えば読取部で読み取った情報に基づいて自動改札機15の通路の通過を許可するかどうかを判定する判定手段(図示せず)を有しており、この判定手段によって通路の通過が許可された場合に開閉扉を開放し、判定手段によって通路の通過が許可されなかった場合に開閉扉を閉鎖したままにする制御を行う。
本実施形態は、自動改札機15が強制的に突破されたことを検出する強制突破検出手段(図示せず)を備えており、この強制突破検出手段は、例えば自動改札機15の一対の枠体のうち開閉扉の上方部分に設けられ、人物16が閉鎖された開閉扉を飛び越えた際に検出するセンサ(図示せず)から成っている。
そして、このセンサは、検出した信号を第1制御部13、通信部9、及び後述の第2制御部へ送信するようになっている。また、A駅30は、制御部13が自動改札機15のセンサから受信した時刻、すなわち自動改札機15が強制的に突破された時刻を記録する第1記憶部14を有し、記録された時刻は第1制御部13、通信部9、及び広域ネットワーク網1を介して監視センター2へ送信されるようになっている。
さらに、A駅30は、例えば自動改札機15の近傍に配設され、自動改札機15を出入りする人物16を撮影する監視カメラ12と、この監視カメラ12及び通信部9に接続され、監視カメラ15に対して撮影を指令すると共に、撮影した人物16の顔画像を受信する第2制御部10と、この第2制御部10に接続され、第2制御部10が監視カメラ15から受信した人物16の顔画像を記録する第2記憶部11とから構成されている。この第2記憶部11に記録された人物16の顔画像は、第2制御部10、通信部9、及び広域ネットワーク網1を介して監視センター2へ送信されるようになっている。
一方、監視センター2は、例えば広域ネットワーク網1に接続され、各A駅30、B駅31、及びC駅32と通信して各種の情報を送受信する通信部3と、この通信部3に接続され、後述する集計処理部、画像認識部、及び記憶部等を含む内部の機器の動作を制御する制御部4とを有している。
また、監視センター2は、センサによって自動改札機15が強制的に突破されたことが検出されたときの監視カメラ12の撮影時刻、すなわち第1記憶部14に記録された時刻、及びこのときの監視カメラ12の撮影映像、すなわち第2記憶部11に記録された人物16の顔画像を記録する記憶部6を有している。従って、監視センター2の記憶部6は、各A駅30、B駅31、及びC駅32の第1記憶部14及び第2記憶部11に記録され、広域ネットワーク網1を経由して受信した情報を格納するようになっている。
また、監視センター2は、記憶部6によって記録された人物16の顔画像に対して画像処理を行い、人物16毎に認証コードを付す顔認証部である画像認識部5と、この画像認識部5によって付された認証コードに対して、A駅30、B駅31、及びC駅32のうち当該認証コードに対応する人物16が強制的に突破した自動改札機15が設けられた駅の情報及び当該人物16の顔画像を含む帳票を作成する集計処理部4Aとを有し、この集計処理部4Aは、例えば制御部4の内部に格納されている。
さらに、監視センター2は、A駅30、B駅31、及びC駅32のうち集計処理部4Aによって作成された帳票に含まれる駅に当該帳票を送信する送信手段(図示せず)を有しており、この送信手段は制御部4の内部に格納されている。なお、A駅30は、第2制御部10に着脱自在に接続され、各種の情報を入力するパソコン(図示せず)と、このパソコンに接続され、パソコンのディスプレイに表示された画像を印刷するプリンタ(図示せず)とを備えている。
本実施形態では、画像認識部5によって付される認証コードはシリアルナンバーから成っている。ここで、例えば図2に示すように集計処理部4Aによって作成される帳票17は、シリアルナンバーを記載するシリアルナンバー記載エリア18と、記憶部6に記録された監視カメラ12の撮影時刻のうちシリアルナンバーに対応する人物16が撮影された時刻、すなわちセンサによって自動改札機15が強制的に突破されたことが検出された時刻を表示する時刻表示エリア21と、この時刻表示エリア21に表示された時刻に、シリアルナンバーに対応する人物16が強制的に突破した自動改札機15が設けられた駅の名称を表示する駅名表示エリア19と、時刻表示エリア19に表示された時刻に、シリアルナンバーに対応する人物16が自動改札機15の入口を通過したか、あるいは出口を通過したか、すなわち入場あるいは退場であるかを表示する入退場表示エリア20と、時刻表示エリア19に表示された時刻に監視カメラ12で撮影された人物16の顔画像を表示する人物画像表示エリア22とを含み、シリアルナンバー毎に作成されるようになっている。
従って、例えばシリアルナンバー0001の帳票17の1行目には、駅名表示エリア19にA駅30、入退場表示エリア20に入場、時刻表示エリア21に2011年9月12日(月)11:00の時刻、人物画像表示エリア22にこの時刻に監視カメラ12で撮影された人物16の顔画像が記載されている。2行目には、駅名表示エリア19にA駅30、入退場表示エリア20に入場、時刻表示エリア21に2011年9月13日(火)11:05の時刻、人物画像表示エリア22にこの時刻に監視カメラ12で撮影された人物16の顔画像が記載されている。3行目には、駅名表示エリア19にA駅30、入退場表示エリア20に退場、時刻表示エリア21に2011年9月20日(火)11:55の時刻、人物画像表示エリア22にこの時刻に監視カメラ12で撮影された人物16の顔画像が記載されている。
さらに、4行目には、駅名表示エリア19にB駅31、入退場表示エリア20に退場、時刻表示エリア21に2011年9月12日(月)11:25の時刻、人物画像表示エリア22にこの時刻に監視カメラ12で撮影された人物16の顔画像が記載されている。5行目には、駅名表示エリア19にB駅31、入退場表示エリア20に入場、時刻表示エリア21に2011年9月20日(火)11:25の時刻、人物画像表示エリア22にこの時刻に監視カメラ12で撮影された人物16の顔画像が記載されている。6行目には、駅名表示エリア19にC駅32、入退場表示エリア20に入場、時刻表示エリア21に2011年9月15日(木)17:40の時刻、人物画像表示エリア22にこの時刻に監視カメラ12で撮影された人物16の顔画像が記載されている。
次に、本実施形態における各A駅、B駅、及びC駅側で行われる動作を図3のフローチャートに基づいて詳細に説明し、監視センター2側で行われる動作を図4のフローチャートに基づいて詳細に説明する。なお、各A駅、B駅、及びC駅の動作は同様であるので、以下の説明においてA駅についての動作を主に記載し、B駅及びC駅についての動作の説明を省略する。
図3に示すように、本実施形態におけるA駅30では、監視カメラ12は、第2制御部10の指令を受けて自動改札機15の通路の入口と出口を撮影し、撮影した映像を撮影時刻と共に第2記憶部11に記録している。例えば、A駅30内の人物16が、自動改札機15の通路の入口前に到着し、携帯する切符等を自動改札機15の読取部に読み込ませると、第1制御部13の判定手段は、読取部で読み取った情報に基づいて自動改札機15の通路の通過を許可するかどうかを判定する。
このとき、判定手段が自動改札機15の通路の通過を許可すると、開閉扉が開くので、人物16は自動改札機15の通路をそのまま通過する。一方、判定手段が自動改札機15の通路の通過を許可しなかったり、あるいは人物16が自動改札機15の読取部に何も読み込ませなければ、開閉扉が閉じたまま動作しない。
ここで、人物16が開閉扉を飛び越えて自動改札機15を強制的に突破すると、自動改札機15のセンサが信号を検出し、検出した信号を第1制御部13、通信部9、及び第2制御部10へ送信する(ステップ(以下、Sと記す)101)。
そして、第2記憶部11は、第2制御部10からの指令を受けて監視カメラ12で撮影された人物16の顔画像を記録すると共に、第1記憶部14は、第1制御部13からの指令を受けて自動改札機15のセンサから受信した時刻に相当する監視カメラ12の撮影時刻、すなわち自動改札機15が強制的に突破された時刻を記録する(S102)。
次に、A駅30の第1制御部13及び第2制御部10は、当日の営業時間が終了したかどうかを判断する(S103)。このとき、A駅30の第1制御部13及び第2制御部10は、当日の営業時間が終了していないと判断した場合には、手順S101の動作に戻る。一方、手順S103においてA駅30の第1制御部13及び第2制御部10は、当日の営業時間が終了したと判断した場合には、自動改札機15のセンサの検出動作を停止する。
ここで、監視センター2は、当日のA駅30の営業時間が終了したことを確認した後、図4に示すように手順S102においてA駅30の第1記憶部14に記録された監視カメラ12の撮影時刻、すなわち自動改札機15が強制的に突破された時刻、及び第2記憶部11に記録された人物16の顔画像の送信を依頼する送信依頼信号を広域ネットワーク網1を介してA駅30へ送信する(S201)。
次に、A駅30の第1制御部13は、通信部9を介して監視センター2から送信依頼信号を受信すると(S104)、当日中に第1記憶部14に記録された監視カメラ12の撮影時刻があるかどうか、すなわち自動改札機15が強制的に突破されたかどうかを確認する(S105)。このとき、第1制御部13は、当日中に第1記憶部14に記録された監視カメラ12の撮影時刻がないことを確認した場合には、本実施形態におけるA駅30側の動作を終了する。
一方、手順S105において第1制御部13は、当日中に第1記憶部14に記録された監視カメラ12の撮影時刻があることを確認した場合には、この撮影時刻を通信部9を介して第2制御部10へ送信する。そして、第2制御部10は、第2記憶部11に記録された人物16の顔画像の中から受信した撮影時刻に該当する顔画像を抽出し、この抽出した顔画像を当該撮影時刻と共に通信部9及び広域ネットワーク網1を介して監視センター2へ送信する(S106)。
次に、監視センター2の制御部4は、通信部3を介してA駅30から送信された顔画像と撮影時刻を受信すると、受信したこれらの顔画像と撮影時刻を記憶部6に格納し(S202)、画像認識部5に対して画像処理を行うように指令する。そして、画像認識部5は、記憶部6によって記録された人物16の顔画像に対して画像処理を行い、人物16毎にシリアルナンバーを付して同一人物を特定する。
その後、集計処理部4Aは、画像認識部5によって付されたシリアルナンバーに対して、記憶部6に記録された情報を整理及び集計して上述した図2に示す帳票17を作成し、作成した帳票17を記憶部6へ格納する(S203)。そして、制御部4は、作成された帳票17に含まれるA駅30にこの帳票17を広域ネットワーク網1を介して送信し(S204)、本実施形態における監視センター2側の動作を終了する。
次に、A駅30の第2制御部10は、通信部9を介して監視センター2から帳票17を受信すると、この帳票17を第2記憶部11に格納する(S107)。そして、第2制御部10は、パソコンによる入力に応じて第2記憶部11に格納された帳票17をプリンタで印刷し、本実施形態におけるA駅30側の動作を終了する。
このように構成した本実施形態によれば、監視センター2は、手順S202においてA駅30の第1記憶部14に記録された監視カメラ12の撮影時刻及び第2記憶部11に記録された人物16の顔画像、すなわち自動改札機15を強制的に突破した不正利用者の顔画像を記録しているので、記録された不正利用者の顔画像を当日のA駅30の営業時間が終了してから自由に取出すことができる。そして、顔認証部が、記憶部6に記録された不正利用者の顔画像に対して画像処理を行い、シリアルナンバーを付すことにより、撮影された不正利用者を他の撮影時刻で撮影された人物16と区別することができる。これにより、不正利用者の顔画像に対して不正利用者が強制的に突破した自動改札機15が設けられたA駅30の情報を関連付けすることができる。
本発明では、手順S203において集計処理部4Aはこのように互いに関連付けされるシリアルナンバーの同一人物の不正利用者の顔画像と突破行為が行われたA駅30の情報を帳票17として作成するようにしているので、この帳票17を確認することで不正利用者の行動の傾向を容易に把握することができ、作成された帳票17から得られる情報に基づいて不正利用者を確保する対策を十分に行うことができる。このように、自動改札機15を強制的に突破した不正利用者の情報を効率良く得ることができ、不正利用者の確保に役立てることができるので、不正利用者の確保に対する有効性を高めることができる。
また、本実施形態は、帳票17がシリアルナンバー毎に作成されるので、1つの帳票17には同一の不正利用者による突破行為の時刻が時刻表示エリア21に記載される。そのため、例えば上述した図2に示すようにシリアルナンバー0001で特定される1つの帳票17において時刻表示エリア21に監視カメラ12の撮影時刻が6つ記載されている場合には、同一の不正利用者が駅名表示エリア19に記載されたA駅30の自動改札機15、B駅31の自動改札機、及びC駅32の自動改札機を合計6回突破したことを迅速に理解することができる。
さらに、帳票17には駅名表示エリア19に当該突破行為が行われた駅の名称が時刻表示エリア21の監視カメラ12の撮影時刻毎に記載されると共に、入退場表示エリア20に突破された自動改札機15の入口又は出口の具体的な場所、すなわち入場あるいは退場であるかまで盛り込まれる。そのため、例えば上述したシリアルナンバー0001の帳票17において1行目と4行目を比較すると、シリアルナンバー0001で特定される不正利用者がA駅30からB駅31へ向かい、この間の所要時間として25分費やしたことが分かり、2行目と5行目を比較すると、シリアルナンバー0001で特定される不正利用者がB駅31からA駅30へ向かい、この間の所要時間として30分費やしたことが分かる。
特に、シリアルナンバー0001の帳票17の駅名表示エリア19からシリアルナンバー0001で特定される不正利用者が11時台にA駅30を他のB駅31及びC駅32よりも利用している傾向が分かるので、この時間帯にA駅30の駅員が自動改札機15を注意深く監視することにより、当該不正利用者の確保を期待することができる。このように、帳票17は自動改札機15の不正利用者に関連する情報が整理された状態で作成されるので、作成された帳票17によって不正利用者について十分に調査することができ、不正利用者の調査作業の効率性を高めることができる。
また、本実施形態は、手順S204において監視センター2は、シリアルナンバー0001の帳票17に含まれるA駅30にこの帳票17を送信するようにしているので、A駅30に常駐する駅員は、監視センター2から受信した帳票17をプリンタで印刷して確認することにより、自動改札機15が当該帳票17の人物画像表示エリア22に映し出された不正利用者によって強制的に突破されたことを知ることができる。これにより、シリアルナンバー0001で特定される同一の不正利用者による再度の突破行為に対して準備できるので、帳票17に含まれるA駅30における突破行為の発生頻度を減少させることができる。
なお、上述した本実施形態では、監視センター2は、A駅30、B駅31、及びC駅32の3つの駅に設置された自動改札機の映像を監視する場合について説明したが、この場合に限らず、監視センター2は、1又は2つの駅、あるいは4以上の駅に設置された自動改札機の映像を監視しても良い。
1 広域ネットワーク網
2 監視センター
3 通信部
4 制御部
4A 集計処理部
5 画像認識部(顔認証部)
6 記憶部
9 通信部
10 第2制御部
11 第2記憶部
12 監視カメラ
13 第1制御部
14 第1記憶部
15 自動改札機
17 帳票
18 シリアルナンバー記載エリア
19 駅名表示エリア
20 入退場表示エリア
21 時刻表示エリア
22 人物画像表示エリア

Claims (3)

  1. 各駅に広域ネットワーク網を介して接続された監視センターを備え、前記各駅は、改札を自動的に行う自動改札機と、この自動改札機を通過する人物の顔画像を撮影する監視カメラとを有し、前記監視センターは前記人物の顔画像を遠隔的に監視する自動改札機の映像監視システムにおいて、
    前記自動改札機が強制的に突破されたことを検出する強制突破検出手段を備え、
    前記監視センターは、
    前記強制突破検出手段によって前記自動改札機が強制的に突破されたことが検出されたときの前記監視カメラの撮影時刻及び前記人物の顔画像を記録する記憶部と、
    この記憶部によって記録された前記人物の顔画像に対して画像処理を行い、前記人物毎に認証コードを付す顔認証部と、
    この顔認証部によって付された前記認証コードに対して、当該認証コードに対応する前記人物が強制的に突破した前記自動改札機が設けられた前記駅の情報及び当該人物の顔画像を含む帳票を作成する集計処理部とを有することを特徴とする自動改札機の映像監視システム。
  2. 請求項1に記載の自動改札機の映像監視システムにおいて、
    前記認証コードはシリアルナンバーから成り、
    前記帳票は、
    前記シリアルナンバーを記載するシリアルナンバー記載エリアと、
    前記記憶部に記録された前記監視カメラの撮影時刻のうち前記シリアルナンバーに対応する前記人物が撮影された時刻を表示する時刻表示エリアと、
    この時刻表示エリアに表示された時刻に、前記シリアルナンバーに対応する前記人物が強制的に突破した前記自動改札機が設けられた前記駅の名称を表示する駅名表示エリアと、
    前記時刻表示エリアに表示された時刻に、前記シリアルナンバーに対応する前記人物が前記自動改札機の入口を通過したか、あるいは出口を通過したかを表示する入退場表示エリアとを含み、前記シリアルナンバー毎に作成されたことを特徴とする自動改札機の映像監視システム。
  3. 請求項1又は2に記載の自動改札機の映像監視システムにおいて、
    前記監視センターは、前記帳票に含まれる前記駅に当該帳票を送信する送信手段を有することを特徴とする自動改札機の映像監視システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016014936A (ja) * 2014-06-30 2016-01-28 日本信号株式会社 移動経路特定装置
JP2019159801A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 オムロン株式会社 認証装置、駅務システム、認証方法及び認証プログラム

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