JP4522002B2 - 作業車両の後退操作検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業車両の後退操作検出装置に係わり、特に、前後進走行操作レバーの操作ストロークの大きさに比例した速度制御を行なう車両前後進走行操作レバー装置において、車両前後進走行操作レバーの後退操作を検出して車両後退警報を発信するために用いる、作業車両の後退操作検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
作業車両では、従来から作業車両の後退警報器が取り付けられているものが多い。そのため、走行速度を前後進走行操作レバーの操作ストロークの大きさに比例して制御する作業車両にあっては、車両後退警報を前後進走行操作レバーの後退操作の検出によって発信することが行われている。
【0003】
例えば、特開平8−80449号公報に開示されたものが良く知られており、図5〜図7は同公報に記載された回路図を示している。同公報によると、第1の従来技術として、図5に示すように、走行モータ30を制御する方向切換弁31を操作する走行レバー32の後退操作を検出するリミットスイッチ33を走行レバー32の近傍に設け、このリミットスイッチ33からの信号により車両の後退操作を検出している。また、第2の従来技術として、図6に示すように、走行モータ30の後進回転時の作動圧回路34に圧力スイッチ35設け、この圧力スイッチ35からの信号により車両の後退操作を検出している。さらに第3の従来技術として、図7に示すように、走行モータ30を制御するパイロット方向切換弁36を操作するパイロット弁37の後進パイロット圧回路38に圧力スイッチ39を設け、この圧力スイッチ39からの信号により車両の後退操作を検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の特開平8−80449号公報に開示された従来技術においては、以下のような問題がある。走行レバー32の後退操作をリミットスイッチ33にて検出する第1の技術においては、走行レバー32の後退操作時にリミットスイッチ33の検出桿子(一般に、カム等に接触して押し込まれるローラ)を押し込むに必要な操作力を走行レバー32に加える必要がある。ところが、建設機械等に使用されるリミットスイッチ33は、作動現場の過酷な環境や使われ方に応じて耐久性を持たせる為に、通常かなり頑丈な構造のものが多い。このために、後退操作の開始時に上記リミットスイッチ33の検出桿子を押し込む大きな操作力を加えなければならず、検出桿子の押し込み後に勢いあまって所望の操作ストローク位置を超えてストロークし、予期しない後退速度になる恐れがある。また、前進と後退の操作力が等しくないために、後進操作がやりずらくなる。従って、走行レバー32の操作感覚が良くなく、特に後退の微操作が困難であるという問題がある。
【0005】
走行モータ30の後進作動圧力や、後進パイロット圧力を圧力スイッチにて検出する第2、第3の従来技術においては、検出時に油温、油圧脈動、残圧等が原因して安定的な検出作動が得られず、また走行レバー32の後進操作を停止した後でも後進作動圧を検出して誤検出してしまうという問題もある。
【0006】
本発明は上記従来の問題点に着目し、前後進走行操作レバーの操作性が良好で、かつ安定的に、操作レバーの後退操作を検出して車両後退警報を発信するようにした作業車両の後退操作検出装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記目的を達成するために、本発明に係る作業車両の後退操作検出装置の第1発明は、操作ストローク量に応じた前後進速度指令信号を出力する前後進走行操作レバーの後退操作を検出する作業車両の後退操作検出装置において、前記操作レバーの後退操作を非接触式センサにより検出した構成としている。
【0008】
そして、前記操作レバーの前後進方向揺動に追随して前進操作方向と後退操作方向にそれぞれ反対揺動の動作をする被検出リンクを配設し、該被検出リンクの後退揺動動作を非接触式センサと交わらせることにより後退操作を検出する構成としている。
【0009】
さらに、前記被検出リンクを、連動レバーとシーソ運動レバーとにより構成される被検出リンク機構としている。前記連動レバーは前記操作レバーの前後揺動軸の回転に連動して揺動する。前記シーソ運動レバーは、前記連動レバーの後退操作方向揺動に追随して、前記非接触式センサの検出面に近接して非接触式センサを作動させる動作、及び前記連動レバーの前進操作方向揺動に追随して、前記非接触式センサの検出面から離れて非接触式センサを非作動とする動作を行う。
【0010】
第1発明によれば、従来のように操作レバー又は操作レバーに連結された検出用部材がリミットスイッチ等のセンサに接触することがないため、後退操作検出のために要する機械的な力が操作レバーの操作力に付加されないので、前進と後退との操作力が略均一となって操作感覚を損なうことなく、また小さい操作力で操作可能となり微操作での車両後退操作ができ,操作性を向上できる。
【0011】
また、被検出リンクが、操作レバーの前進操作方向と後退操作方向に追随してそれぞれ反対方向へ揺動動作するから、被検出リンクの後退揺動範囲内に非接触式センサを設置することで、前進揺動動作を検出することがない。
【0012】
さらに、前後進走行操作レバーの揺動に連動する連動レバーと、この連動レバーの揺動に追随するシーソ運動レバーとからなる構成の被検出リンク機構としたから、シーソ運動レバーによって非接触式センサの設置を前後進走行操作レバー装置から離れた位置に隔離でき、非接触式センサに及ぼす検出外乱のない場所に置くことができる利点がある。
【0013】
第2発明は、第1発明に基き、前記被検出リンク機構は、前記シーソ運動レバーが後退操作に追随した方向に動作するとき、連動レバーとの連結点がシーソ運動レバーの支点に近接し、前進操作に追随した方向に動作するとき、連動レバーとの連結点がシーソ運動レバーの支点から離間する方向に移動するように、シーソ運動レバーに連結ピン移動長穴を穿設した構成としている。
【0014】
第2発明によれば、前記被検出リンク機構を構成する連動レバーとシーソ運動レバーの連結点が、シーソ運動レバーの揺動支点に対して離間距離が変わるために、連動レバーの揺動ストロークに比してシーソ運動レバーの揺動ストロークが小さくなり、コンパクトな被検出リンク機構に構成できる。また、前後進走行操作レバーが後退操作されたときには、連動レバーとシーソ運動レバーの連結点がシーソ運動レバーの揺動支点に近接するから、シーソ運動レバーの動きが速くなって非接触式センサの検出範囲内に入り、検出信号の出力を早めて前後進走行操作レバーの後退操作に遅れることなく後退警報発信を行なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る作業車両の後退操作検出装置の実施形態を図1乃至図4により説明する。
【0016】
先ず、本実施形態における作業車両の後退操作検出装置の概要について、図1により説明する。図1は作業車両の後退操作検出装置の正面図である。図1に示すように、本実施形態はパイロット圧式の前後進走行操作レバー(以降、単に操作レバーと呼ぶ)10の後退操作量(揺動量)を連動レバー11を介してシーソ運動レバー17の揺動量に変換し、この揺動量によりシーソ運動レバー17の遮蔽プレート17cが例えば近接スイッチ23からなる非接触式センサの検出面24を遮蔽して近接スイッチ23を作動させ、後退信号を得ることにより車両の後退操作を検出するものである。
【0017】
次に、本実施形態における作業車両の後退操作検出装置の詳細構造について、図1乃至図4により説明する。図2は図1のZ視図であり、図3は連動レバーの作動説明図であり、図4は図3のY視図である。
【0018】
図1に示すように、PPC弁(パイロット操作弁)装置2は、プレート3と、プレート3の上面及び下面にそれぞれ取着されたレバーケース4及びパイロット操作弁本体5とを備えている。PPC弁装置2はプレート3を介して、図示しないオペレータシートの側方に設けられたコンソールの上板1にボルト6により取り付けられている。操作レバー10は、レバーケース4に支持された揺動軸7に取着され、軸芯Aを中心に前後に揺動自在となっている。操作レバー10を前後に回動操作すると、パイロット操作弁本体5に内蔵された前後進用のパイロット操作弁5a、5bが作動して、車両が前、後進するようになっている。
【0019】
図1,2に示すように、揺動軸7の先端部にレバー8がビス9により固定されている。このレバー8には連動レバー11の基端部がボルト13により取付けられており、連動レバー11の先端部にはピン12が軸芯A方向に突設されている。コンソールの上板1には、上部に軸芯A方向のシャフト14aを有するブラケット14がボルト15により取着されている。シーソ運動レバー17は、ボス17aとボス17aの一側に設けた駆動プレート17bとボス17aの他側に設けた遮蔽プレート17cとから一体構成されており、前記ブラケット14のシャフト14aにシーソ運動レバー17のボス17a部が挿入され、シーソ運動レバー17はこのシャフト14aの軸芯Bを中心に揺動自在となっている。駆動プレート17bには長孔18が穿孔され、この長孔18内に前記連動レバー11のピン12が慴動自在に嵌合している。
【0020】
また、コンソールの上板1に立設されたプレート1aにはL形のブラケット21の一端部がボルト22により取着されており、ブラケット21の他端部には近接スイッチ23が取着され、2個のロックナット25で固定されている。このとき、近接スイッチ23の検出面24の前方に位置する作動範囲内にシーソ運動レバー17の遮蔽プレート17cが揺動可能になっており、遮蔽プレート17cの遮蔽面20と前記検出面24との間には両者近接時に近接スイッチ23の作動可能な所定隙間cが設けてある。なお、図3,4に示すように、検出面24と遮蔽面20との間の隙間がcで、かつ遮蔽面20が検出面24を弦高g以上の範囲で遮蔽した時に、近接スイッチ23が作動するようにセットされている。
【0021】
次に、上記構成による作動について、図1,図3,図4により説明する。図1における操作レバー10が中立位置Nのときは、図3に示すように、連動レバー11のピン12、およびシーソ運動レバー17の駆動プレート17bの長孔18は、それぞれP0 、d0 の位置にあり、シーソ運動レバー17の遮蔽プレート17cの遮蔽方向の端部19(本実施例では下端部)はs0 の位置にある。遮蔽方向端部19がs0 の位置では近接スイッチ23の検出面24は遮蔽プレート17cの遮蔽面20により遮蔽されないので、近接スイッチ23は作動せず、後退信号は出力されない。
【0022】
次に、図1において、操作レバー10を中立位置Nから後進側作動範囲の開始位置R1 まで操作すると、パイロット操作弁5aが作動を開始し、車両は後進し始める。この状態では、図3に示すように、前記ピン12及び長孔18はそれぞれP1 、d1 の位置にあり、前記遮蔽プレート17cの遮蔽方向の端部19はs1 の位置にある。すると、検出面24が遮蔽面20により弦高がgの範囲だけ遮蔽され、近接スイッチ23が作動を開始し、近接スイッチ23から後退信号が出力される。
【0023】
図1において、さらに操作レバー10を位置R1 から最終位置R2 に操作すると、車両は最大後進速度となる。この状態では、図3に示すように、前記ピン12及び長孔18はそれぞれP2 、d2 の位置にあり、このピン12はシーソ運動レバー17の揺動軸芯Bに近接した位置になる。また、前記遮蔽プレート17cの端部19はs2 の位置にある。すると、検出面24は遮蔽面20により弦高がg以上の範囲で遮蔽されるので、近接スイッチ23は作動し、後退信号が出力される。またピン12は、P1 〜P2 の間ではシーソ運動レバー17の揺動軸芯Bに近接した位置に移動するので、シーソ運動レバー17の揺動動作が速くなる。
【0024】
操作レバー10が位置R1 と位置R2 との間にある時は、車両は操作レバー10のストローク量(揺動量)に応じた速度で後進する。この状態では、図3に示すように、前記遮蔽プレート17cの端部19はs1 とs2 との間の位置にあり、検出面24が遮蔽面20により弦高がg以上の範囲で遮蔽されるから、近接スイッチ23は作動を継続して後退信号を出力する。すなわち、操作レバー10が位置R1 から位置R2 までの後進作動範囲の任意位置にあって車両が後進する時は、近接スイッチ23は作動を保持するので、後退信号は出力され続ける。
【0025】
また、図1において、操作レバー10を中立位置Nから位置F2 まで前進側に操作すると、車両は前進し位置F2 で最大前進速度となる。この状態では、図3に示すように、前記ピン12及び長孔18はそれぞれP3 、d3 の位置にあり、前記遮蔽プレート17cの端部19はs3 の位置にある。すると、検出面24は遮蔽面20により遮蔽されないため、近接スイッチ23が作動しないので後退信号は出力され、そして前記と同様にして、操作レバー10が中立位置Nと位置F2 の間にあるときは、図3に示すように、検出面24は遮蔽面20により遮蔽されないため、近接スイッチ23は作動せず、後退信号は出力されない。また、ピン12は、P0 〜P3 の間ではシーソ運動レバー17の揺動軸芯Bから離間した位置に移動し、シーソ運動レバー17の揺動動作が後退操作時よりも遅くなるようにしている。
【0026】
次に、本実施形態の効果について説明する。操作レバー10の車両後退操作を連動レバー(実施例では、連動レバー11、ピン12及びシーソ運動レバー17等)を介して例えば近接スイッチ23等の非接触式センサにより検出するようにしたため、従来のように操作レバー10又は操作レバー10に連結された検出部材がリミットスイッチ等に機械的に接触することがなく、操作レバー10の操作力に後退操作検出の為の機械的な作動力が付加されない。従って、操作レバー10の前後方向での操作力が均一化されて操作感覚を損なうことなく、また微操作での後進操作を行なうことができ、かつ安定的に精度良く車両後退操作を検出できる。
【0027】
また、操作レバー10の動きを近接スイッチ23の検出面24を遮蔽する遮蔽面20の動きに変換する連動レバーとして、操作レバー10の前後進方向揺動に追随して動く連動レバー11及びシーソ運動レバー17を設け、しかも、連動レバー11とシーソ運動レバー17とをロッド等の中間部材を介さずに、直接ピン12と長孔18で連結したので、この連動レバーの構成が簡単になると共に、操作レバー10の動作範囲に対してシーソ運動レバー17の揺動範囲(上記実施例では上下動作範囲)が小さくなり、コンパクトな連動レバーを構成することができる。従って、後退操作検出装置をコンパクトに製作できると共に、近接スイッチ23を操作レバー10から離れた所定位置に配置することにより部品配置の自由度が増えて、後退操作検出装置をコンソール上の狭いスペース内に有効に納め、また検出外乱のない位置に非接触式センサを配置することができる。
【0028】
尚、非接触式センサとしては上記近接スイッチに限定されず、例えば光線遮光式センサや静電容量感知式センサ等で構成しても勿論構わない。また、本発明はパイロット操作弁の操作レバーでの後進操作時の後退操作検出に関して限定するものではなく、例えば電気式操作レバー装置についても適用可能である。
【0029】
以上説明したように、本発明による作業車両の後退操作検出装置によれば、操作レバーの車両後退操作を非接触式センサにより検出する構成としたため、操作レバーの操作力に機械的なレバー作動検出力が付加されないので、操作レバーの操作感覚を損なうことなく、また微操作での車両後進操作を行なうことができ、また安定的に、かつ精度良く車両後退操作を検出して車両後退警報を発信することができる。
【0030】
また、後退操作検出装置を、操作レバーの前後進方向揺動に追随して動く連動レバー及びシーソ運動レバー等を有する被検出リンク機構と、この被検出リンク機構のシーソ運動レバーの動作範囲内に設けた非接触式センサとにより構成したため、非接触式センサを操作レバー装置から離して配置できる。これにより、非接触式センサに及ぼす検出外乱のない場所に非接触式センサを置くことができ、また部品の自由な配置によって狭いスペース内に有効に納めることができる。しかも、この連動レバーとシーソ運動レバーをピンと長孔とで摺動自在に連結して操作レバーの動作範囲に対してシーソ運動レバーの揺動ストロークを小さく変換し、このシーソ運動レバーで非接触式センサを作動させるようにした。これにより、後退操作検出装置がコンパクトにでき、コンソール上の制限されたスペース内に有効に納めることができる。
【0031】
更に、この連動レバーを、操作レバーの前後進方向揺動軸に設けた連動レバーと、連動レバーの揺動に伴なって非接触式センサを作動させる動作及び非接触式センサを非作動とする動作を行うシーソ運動レバーと、連動レバー及びシーソ運動レバーを摺動自在に連結するピンとにより構成し、しかも、シーソ運動レバーのピン連結部を長孔としたため、連動レバーとシーソ運動レバーとを直接ピンで連結できる。従って、連動レバー機構が簡単になると共に、操作レバーの動作範囲に対してシーソ運動レバーの揺動範囲を小さくでき、コンパクトな連動レバー機構とすることができるので、後退操作検出装置をコンパクトに構成できる。また、車両の後退操作検出を非接触式センサにより電気的信号で検出しているので、検出信号が安定しており誤検出がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の後退操作検出装置の正面図である。
【図2】図1のZ視図である。
【図3】連動レバーの作動図である。
【図4】図3のY視図である。
【図5】従来の後退操作検出装置の第1例である。
【図6】従来の後退操作検出装置の第2例である。
【図7】従来の後退操作検出装置の第3例である。
【符号の説明】
1・・・上板、1a・・・プレート、2・・・PPC弁装置、3・・・プレート、4・・・レバーケース、5・・・パイロット操作弁本体、5a,5b・・・パイロット操作弁、6・・・ボルト、7・・・揺動軸、8・・・レバー、9・・・ビス、10・・・操作レバー、11・・・連動レバー、12・・・ピン、13・・・ボルト、14・・・ブラケット、14a・・・シャフト、15・・・ボルト、17・・・シーソ運動レバー、17a・・・ボス、17b・・・...駆動プレート、17c・・・遮蔽プレート、18・・・長孔、19・・・端部、20・・・遮蔽面、21・・・ブラケット、22・・・ボルト、23・・・近接スイッチ(非接触式センサ)、24・・・検出面、25・・・ロックナット。
Claims (2)
- 操作ストローク量に応じた前後進速度指令信号を出力する前後進走行操作レバーの後退操作を検出する作業車両の後退操作検出装置において、
前記操作レバー(10)の後退操作を検出する非接触式センサ(23)を設け、
前記操作レバー(10)の前後進方向揺動に追随して前進操作方向と後退操作方向にそれぞれ反対揺動の動作をする被検出リンクを配設し、
該被検出リンクの後退揺動動作を非接触式センサ(23)と交わらせることにより後退操作を検出し、
前記被検出リンクが、連動レバー(11)と、シーソ連動レバー(17)と、により構成された被検出リンク機構であり、
前記連動レバー(11)は前記前後進操作レバー(10)の前後揺動軸(7)の回転に連動して揺動し、
前記シーソ連動レバー(17)は、前記連動レバー(11)の後退操作方向揺動に追随して、前記非接触式センサ(23)の検出面(24)に近接して非接触式センサ(23)を作動させる動作、及び前記連動レバー(11)の前進操作方向揺動に追随して、前記非接触式センサ(23)の検出面(24)から離れて非接触式センサ(23)を非作動とする動作を行う、
ことを特徴とする作業車両の後退操作検出装置。 - 請求項1記載の作業車両の後退操作検出装置において、
前記被検出リンク機構は、前記シーソ運動レバー(17)が後退操作に追随した方向に動作するとき、連動レバー(11)との連結点がシーソ運動レバー(17)の支点に近接し、前進操作に追随した方向に動作するとき、連動レバー(11)との連結点がシーソ運動レバー(17)の支点から離間する方向に移動するように、シーソ運動レバー(17)に連結ピン移動長穴(18)を穿設したことを特徴とする作業車両の後退操作検出装置。
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