JP4521966B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、該撮像素子より出力される画像データを記録媒体に記録する記録手段を備えた電子カメラ等の撮像装置に係り、特に撮像回路基板を含む電気回路基板の配置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、撮影レンズから入射された被写体像をCCD等の撮像素子により光電変換し、この光電変換された画像信号をA/D変換して記録媒体に記録し、更に内蔵の液晶モニタで画像の表示が可能な電子カメラが一般的に知られている。最近、このような電子カメラの一種として撮影レンズが交換可能な一眼レフレックス電子スチルカメラも市場に出現し始めている。
【0003】
一眼レフレックス電子スチルカメラにおいても、従来の銀塩フィルムカメラと同様に小型で、良好な操作性および高速連写性能などが要求されている。電子カメラにおいては、画像データを一旦バッファメモリ(揮発性メモリ)に記憶し、その後、コンパクトフラッシュカード(CFカード)等の記録媒体へ転送して保存記録する。このため銀塩フィルムカメラと比較して、撮像回路、画像処理回路および画像表示回路など多くの電気部品を使用した大規模な電気回路が付加されている。
【0004】
特にレンズ鏡筒がカメラより着脱可能な一眼レフレックス電子カメラでは、撮影できる画像が高画質であること、撮影できる被写体輝度範囲が広いことなどが要求される。このため画素数が多くかつ感度の高い撮像素子の採用が必要となっている。従って撮像面積の大きな撮像素子が使用され、必然的に撮像素子が接続される基板の面積も大きなものとなる。従って複数の基板配置が難しく、カメラの小型化を図って良好な操作性を達成することが極めて困難となっている。
【0005】
図7および図8は、従来例として一眼レフレックス電子スチルカメラの一例を示している。図において、101はカメラ筐体であり、前方に突出したグリップ部101aの内部に電池102を配置している。103は交換可能なレンズ鏡筒であり、撮影レンズ104を保持している。105はミラーボックスであり、マウント部105aでレンズ鏡筒103と連結される。また、ミラーボックス105の内部には、撮影レンズ104を通った光をファインダ接眼部へ導くため光軸L0に対して45°の角度に保持されるクイックリターンミラー106を備え、その後方にフォーカルプレーンシャッタ107を備えている。108はペンタプリズム、109は被写体像を観察するためのファインダ接眼レンズ群である。ここまでは、従来の銀塩フィルムを使った一眼レフレックスカメラとほぼ同様の構造である。
【0006】
110はフォーカルプレーンシャッタ107の後方で光軸L0に対して垂直な面を撮像面とする撮像素子であり、撮像素子110が接続されている撮像回路基板111は、図示のように撮像面と平行に配置されている。撮像回路基板111の後方に第1回路基板112、第2回路基板113が順番に重なって配置されている。第1回路基板112および第2回路基板113には、例えば機構駆動制御回路、画像処理回路、画像表示回路などが搭載されている。第2回路基板113の更に後方には、照明用光源114と液晶表示部115が配置されている。116は外部記録媒体であるメモリカードおよびカードコネクタが配置されるスペースであり、第1回路基板112に沿って電池102との間に設けられている。
【0007】
上述した電子カメラでは、撮像素子110が接続された撮像回路基板111の後方に第1回路基板112、第2回路基板113が順番に重なって配置されているので、カメラ全体の厚みが増大し、特に銀塩フィルムカメラと比較すると大幅に厚み方向の寸法が増大していた。従ってカメラが大きくなり、撮影時に安定して把持することが困難な形態となる。
【0008】
そこで、カメラ全体の厚みを増大させないために、図9に示すような電子カメラが考案されている。上述した従来例と同様の部材および配置については説明を省略する。
【0009】
図9において、120、121、122、123は機構駆動制御回路、画像処理回路、画像表示回路などを搭載した第1基板、第2基板、第3基板、第4基板であり、いずれも撮像回路基板と垂直に配置されている。メモリカードおよびカードコネクタの配置されるスペース116は第3基板に沿って第3基板と第4基板の間に配置されている。電池102はカメラ底面近傍に位置し、撮像面方向を電池の長手方向として配置されている。(図中、破線で示す)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述のような基板配置では、撮像回路基板に対して光軸方向から見て重なることなく距離をおいて配置されているため、カメラの横幅寸法の増大を招いてしまう。更にミラーボックスの側方壁105bと第1基板120との間隔が離れてしまい、第1基板120がミラーボックス105に保持されずにミラーボックスと異なるシャーシに取り付けられる。このためミラーボックス105を中心としたユニットを構成できず、従って撮像回路基板とのフレキシブル配線板等による接続作業性の悪化を招く原因となっていた。
【0011】
また、機構駆動制御回路、画像処理回路、画像表示回路などは多くの電気部品を使用した大規模な電気回路である。そして、図に示すように撮像回路基板と垂直に配置された基板ばかりでは、1枚ごとの基板面積を大きく確保することができない。第1基板120〜第4基板123のように基板枚数を増して、基板面積を確保する必要が生じていた。従って各基板間を接続するためのフレキシブル基板やコネクタをより多く必要とするために、コストの増大を招くものであった。更には、グリップ部101aの内部に電池を配置するスペースがなくなり、そのためカメラ底面近傍に配置すると、カメラの高さが高くなっていた。
【0012】
本発明はかかる実情に鑑み、有効に小型化を図り、操作性に優れた撮像装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明の撮像装置は、被写体像を電気信号に変換する撮像素子と画像を表示する表示部を備えた撮像装置であって、前記撮像素子が接続されるとともに、前記撮像素子の出力信号をA/D変換する回路が実装される撮像回路基板と、前記撮像回路基板から出力される信号に所定の画像処理を施す画像処理回路が実装される画像処理回路基板と、前記表示部のドライバ回路および外部インタフェースが実装される画像表示回路基板とを有し、前記撮像回路基板は前記撮像素子の撮像面と略平行に配置され、前記画像処理回路基板は前記撮像回路基板と略同一平面内であって、かつ前記撮像回路基板よりも前記撮像装置のグリップ側に配置され、前記画像表示回路基板は前記撮像回路基板と略同一平面内であって、かつ前記撮像回路基板よりも前記グリップと反対側に配置されるとともに、前記撮像回路基板の下方に延長した形状として、前記画像表示回路基板の前記撮像回路基板の下方に延長した部分に、前記画像処理回路基板と接続するためのコネクタを実装することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図5により本発明を適用した撮像装置について、この実施形態では一眼レフレックス電子スチルカメラを例にして説明する。図1および図2は一眼レフレックス電子スチルカメラの外観図を示し、図1はカメラ前方より見た斜視図であり、レンズ鏡筒を外した状態を示す。図2はカメラ背面側より見た斜視図である。
【0024】
先ず、図1と図2を参照して外観される部分について説明する。1はカメラ筐体であり、撮影時に使用者がカメラを安定して握り易いように前方に突出したグリップ部1aが設けられている。2はマウント部であり、着脱可能なレンズ鏡筒3(図4および図5参照)がカメラ本体に取り付けられる部位である。4はレンズ鏡筒3を取り外す際に押し込むレンズロック解除釦である。5はカメラ筐体内に配置されたミラーボックスであり、撮影レンズを通った光をファインダへ導くため45°の角度に保持されるクイックリターンミラー6を内蔵している。
【0025】
カメラ上部(正面より見て)左方には、撮影開始の起動スイッチとしてのシャッタボタン7と、撮影時の動作モードに応じてシャッタスピードやレンズ絞り値を設定するメイン操作ダイヤル8と、カメラの各動作モードを示すLCD表示パネル9と、撮影系の上面動作モード設定ボタン10が配置されている。上面動作モード設定ボタン10は、シャッタボタン7の1回の押込みで連写になるか1コマのみの撮影となるかの設定やセルフ撮影モードの設定などを行うものであり、LCD表示パネル9にその設定状況が表示されるようになっている。
【0026】
カメラ上部中央には、カメラ本体に対してポップアップするストロボユニット11とフラッシュ取付け用のシュー溝12とフラッシュ接点13があり、カメラ上部右よりには撮影モード設定ダイヤル14が配置されている。
【0027】
カメラ右側面には、開閉可能な外部端子蓋15が設けられていて、この蓋15を開けた内部には外部インタフェースとしてビデオ信号出力用ジャック16とUSB出力用コネクタ17が納められている。
【0028】
カメラ背面には、光軸中心上の上方にファインダ接眼窓18が設けられ、更にカメラ背面中央には画像表示可能なカラー液晶表示部19が設けられている。カラー液晶表示部19の横に配置されたサブ操作ダイヤル20は、メイン操作ダイヤル8の機能の補助的役割を担い、例えばカメラのAEモードでは自動露出装置により算出された適正露出値に対する露出補正量を設定するために使用される。あるいはまた、シャッタスピードとレンズ絞り値の各々を使用者の意志によって設定するマニュアルモードにおいて、メイン操作ダイヤル8でシャッタスピードを設定し、サブ操作ダイヤル20でレンズ絞り値を設定する。また、このサブ操作ダイヤル20は、カラー液晶表示部19に表示される撮影済み画像の表示選択手段としても用いられる。
【0029】
21は背面動作モード設定ボタンであり、AEロック設定などを設定することができ、上面動作モード設定ボタン10と同様にLCD表示パネル9にその設定状況が表示されるようになっている。22はカメラの電源投入を行うためのメイン電源スイッチであり、所定角度回転させることでスイッチのON、OFFを切り替える。カラー液晶表示部19の背面より見て左わきに整列した押しボタンスイッチ23は、カラー液晶操作スイッチでカメラの各種設定を行うためのメニュー表示や撮影済み画像の表示方法の変更などを行える。24は一旦記録媒体に記録された画像データを消去するための消去ボタンであり、誤って押し込んでしまうことがないようにLCD操作スイッチ24から離れて配置されている。
【0030】
25は後述する外部記録媒体であるメモリカードの挿入口を覆うための開閉可能なカード蓋であり、少量のスライド移動に加えて回動することが可能に支持されている。26は電池蓋であり、電池をカメラの底面より挿抜できるように回動可能に支持されている。27はカメラ底面に設けられた三脚取付け用ネジである。
【0031】
次に、図3〜図5を参照してカメラ内部の光学部材、電池収納室、回路基板、メモリカード装着部などの各構成部材の配置および作用等について説明する。図3はカメラ背面の筐体を切断して内部を表す背面図、図4は図3のA−A線に沿って切断した断面図、図5は図3のB−B線に沿って切断したレンズ光軸を含む垂直断面図であり、ストロボをポップアップさせた状態を示している。
【0032】
これらの図において、3はカメラ本体より着脱可能なレンズ鏡筒であり、撮影レンズ30を保持している。カメラ筐体1の前方に突出したグリップ部1aの内部には、電源である電池31が長手方向を図中に指示の矢印Y方向として配置されている。32はフォーカルプレーンシャッタであり、クイックリターンミラー6の後方に配置され、ミラーボックス5に保持される。
【0033】
33はペンタプリズム、34は被写体像を観察するためのファインダ接眼レンズ群である。35はフォーカルプレーンシャッタ32の後方において光軸Lに対して垂直な面を撮像面とする撮像素子であり、被写体画像を電気撮像信号に変換する。撮像素子35の直前には撮像面と平行に光学フィルタ36が配置される。撮像素子35の撮像面と光学フィルタ36の間にゴミ等が進入することのないように密閉されたユニットを構成している。撮像素子35はそのパッケージ外形に対する撮像面、即ちセンサチップ面の位置と傾きについてばらつきがあるため、カメラを量産する工程上、撮影レンズとセンサチップ面との相関位置を合わせ込むための調整が必要となっており、この位置調整を行った上で撮像素子ユニットはミラーボックス5に取り付けられている。
【0034】
37は撮像回路基板であり、撮像素子35が接続され、図に示すように撮像面と平行に配置されている。撮像回路基板37には、撮像素子35の出力信号をサンプリングして増幅し、A/D変換する電気回路を構成する電気部品が実装されている。
【0035】
38は第1回路基板である撮影系制御回路基板であり、ミラーボックス5の左側方において撮像回路基板37と垂直に配置されるとともに、光軸方向より見て撮像回路基板37と重なる位置まで近づいて配置され、ミラーボックス5にビス等で保持されている。撮影系制御回路基板38には、AFやAEなどカメラの撮影動作のコントロールを行う電気回路が組み込まれている。
【0036】
39は第2回路基板である画像処理回路基板であり、撮像回路基板37と略同一平面内において撮像回路基板37の右側(グリップ1aの側)に配置されている。画像処理回路基板39には、ホワイトバランス、露出調整、ガンマ補正等の画像信号に所定の処理を施す電気回路およびデジタル画像信号を内部メモリへ格納し、あるいは読み出す動作を制御するメモリコントロール回路、更にはカメラ全体のシステムコントロールを行う電気回路が組み込まれている。
【0037】
40は第3回路基板である画像表示回路基板であり、画像処理回路基板39と同様に撮像回路基板37と略同一平面内において撮像回路基板37の左側(グリップ1aと反対の側)に配置され、更に図3に示すように撮像回路基板37の下方に延長してL字形状をなしている。画像表示回路基板40には、後述するカラー液晶モニタ4のドライバ回路が組み込まれていて、映像出力信号がカラー液晶モニタ4に送られ、モニタ上の画面に撮影された画像を再生する。また、更に図1において説明した外部インタフェースとしてのビデオ信号出力用ジャック16とUSB出力用コネクタ17が実装されていて、デジタル画像信号をビデオ信号に変換するビデオエンコーダ等の回路と外部インタフェースバスが配線されている。
【0038】
撮像回路基板37の後方には、カラー液晶表示部19が配置されている。カラー液晶表示部19は、照明用光源4とカラー液晶モニタ4と筐体1の開口窓から構成されている。照明用光源41とカラー液晶モニタ42とは、板金ケース43に収納されている。
【0039】
44はインバータ回路基板であり、前記照明用光源42を点灯するための回路が組み込まれている。インバータ回路基板44は、電力ロスを少なく抑えることと製造工程上の点灯チェックを行い易くするために照明用光源42の近くに配置されてユニット化されることが望ましい。通常は照明用光源41とカラー液晶モニタ42を保持したケースの裏面に直に取り付けられていることが多い。カメラ全体の厚みを増やさないようにするためには、図5に示すように板金ケース43をカメラ前方および下方へ延長して、撮像回路基板37とは重なることなく下方にインバータ回路基板44を配置する。これにより基板上に実装されている大型のトランスやコンデンサをスペース効率良く収納するとともに、照明用光源41とのユニット化を達成している。
【0040】
45はストロボ回路基板であり、ミラーボックス5の左側方において撮像回路基板37と平行に配置されている。ストロボ回路基板45には充電用のメインコンデンサ46が接続されており、このメインコンデンサ46への充電制御やストロボユニット11内の発光部47の制御を行う回路が組み込まれている。
【0041】
48は電源回路基板であり、グリップ1a寄りの上方においてカメラ底面に対して水平に配置されている。電源回路基板48にはDC/DCコンバータ回路が構成され、電源電池31からの出力電圧を各回路に応じた供給電圧に変換する。49は外部表示用LCDであり、電源回路基板48の上方において筐体1の外観面に沿って配置されている。外部表示用LCD49には、シャッタスピードやレンズ絞り値、撮影枚数、その他カメラに設定した動作モードの状況や電池容量の残量などを表示する。
【0042】
50は外部記録媒体であるメモリカード、51はメモリカード50が接続されるカードコネクタであり、画像処理回路基板39に沿って電池31との間に設けられている。メモリカード50の挿抜は、カード蓋25を光軸に沿ってカメラ後方へ引いてからヒンジ25aを回動中心として反時計方向へ(図4参照)回転させて開き、カメラのグリップ側側面より行えるようになっている。
【0043】
次に、各基板相互の位置関係および各基板間の接続状態について説明する。
光軸に垂直な撮像回路基板37とミラーボックス5に保持された撮影系制御回路基板38とは互いが垂直な位置関係となっており、光軸方向(図4のZ方向)から見たときに撮影系制御回路基板38の板厚方向の面が撮像回路基板37と重なる部分を有している。そして、撮像回路基板37と撮影系制御回路基板38とはそれぞれの基板に実装されている基板対基板の接続用コネクタ52aと52bによって接続されている。
【0044】
光軸に垂直な撮像回路基板37と画像処理回路基板39とは略同一平面内に配置されていて、撮像回路基板37上に実装されたコネクタ53と画像処理回路基板39上に実装されたコネクタ54との間をフレキシブルプリント配線板60によって接続している。また、光軸に垂直な撮像回路基板37と画像表示回路基板40とは略同一平面内に配置されていて、画像処理回路基板39上に実装されたコネクタ55と画像表示回路基板40上に実装されたコネクタ56との間をフレキシブルプリント配線板61により接続している。また、画像表示回路基板40上にはコネクタ57が実装されていて、カラー液晶モニタ42とフレキシブルプリント配線板62により接続している。
【0045】
従って、図3に示すように撮像回路基板37は画像処理回路基板39と画像表示回路基板40とファインダレンズ群34とで囲まれていることになる。ストロボ回路基板45は、撮像回路基板37と平行かつ撮影系制御回路基板38と垂直に配置されていて、ストロボ回路基板45と撮影系制御回路基板38との間をフレキシブルプリント配線板63により接続している。電源回路基板48は、画像処理回路基板39と垂直に配置され、電源回路基板48と画像処理回路基板39とはそれぞれの基板に実装されている基板対基板の接続用コネクタ57aと57bによって接続されている。
【0046】
ここで、本発明における「略同一平面内にある基板」の定義を、図6を用いて説明する。図6に示した基板Aと基板Bは略同一平面内に位置する基板である。即ち、基板Aの表面に実装されている電気部品の最大高さ基板Bの裏面に実装されている電気部品の最大高さを越えることなく、部品高さ方向のオーバーラップ量Sを有して平行に位置した基板相互の関係を略同一面内に配置されている基板と称している。
【0047】
次に、以上のように構成された本実施形態における電子カメラにおける撮像および画像再生等の動作について説明する。
撮影待機状態においては、ミラーボックス5内のクイックリターンミラー6は光軸Lに対して45°の角度に保持されている。そして、撮影レンズ30を通った光を反射してペンタプリズム33へ導き、更にファインダ接眼レンズ群34よりファインダ接眼窓18へ導かれて、使用者が被写体像を観察できるようになっている。この時、フォーカルプレーンシャッタ32は閉じられている。
【0048】
使用者がシャッタボタン7を押して撮影が開始されると、所定の制御に従ってAFおよびAE動作に続いてモータ(図示せず)を駆動源としてクイックリターンミラー6はヒンジを中心に上方へ回動する。その後フォーカルプレーンシャッタ32が開いて撮影レンズ30を通った光を撮像素子35へ導くことで露光される。ここまでの機構部品の動作については、従来の銀塩フィルムを使った一眼レフレックスカメラと同様の動作である。
【0049】
撮影レンズ30を通して取り込まれた被写体像は、撮像素子35によって電気撮像信号に変換される。その後増幅およびA/D変換されて、画像処理回路基板39へ送られる。そして、ホワイトバランス、露出調整、ガンマ補正等の画像信号に所定の処理を経て内部メモリあるいはメモリカード50に画像データが記録される。
【0050】
撮影後の画像再生動作として、メモリカード50に記録済みの画像データをカラー液晶モニタ42に表示することができる。また、メモリカード50に記録済みの画像データは、ビデオエンコーダでビデオ信号に変換されて出力される。あるいはデジタルインタフェースによりUSB規格に沿ったデジタル信号として出力されて、それぞれ応じたビデオ信号出力用ジャック16とUSB出力用コネクタ17を介してテレビモニタやパソコンへ送ることができる。
【0051】
上述したように本発明の撮像装置では、撮像回路基板37と略同一平面内に1枚以上の回路基板を配置するので、カメラ全体の厚みおよび横幅寸法の増加を抑えつつ、撮像回路以外の回路を搭載した回路基板38,39,40等をスペース効率良く収容できる。また、撮像回路基板37の略同一平面内の左右両側にこれらの回路基板を配置するので、電池や外部インタフェース用コネクタ17等の配置スペースとの位置関係を良好に保てるとともに、レンズ光軸に対して左右のバランスが良い形状のカメラを構成することができる。
【0052】
また、撮像回路基板37と他の回路基板39,40等を同一平面内において分割し、フレキシブルプリント配線板60等で接続するので、撮像素子の位置および傾きの調整を行った場合に位置変化の影響を受ける基板は撮像回路基板37のみとなる。これにより、分割した他の回路基板38,39,40等はしっかりと固定できて、外部インタフェース用コネクタ17等の搭載が可能となる。更に分割した他の回路基板に外部インタフェース用コネクタを搭載することで、撮像素子を接続した撮像回路基板37に対して直接外部から力が加わることがないので、撮像系のピントずれが発生せず、良好な撮影画像が得られる。
【0053】
また、光軸方向より見て撮像素子が接続された撮像回路基板37と重なる位置で垂直に他の回路基板38を配置することで、カメラ全体の厚み寸法の増加を抑えつつ、撮像回路基板37の面積を大きく確保できるとともに撮像回路以外の回路を搭載した基板39,40等をスペース効率良く収容することができる。特に、他の回路基板38と撮像回路基板37との接続について、フレキシブル配線板を使用せずともそれぞれの基板37,38等に実装された基板対基板の接続コネクタセット52a,52b等によって接続することが可能となるので、部品コストの削減、組立て作業性の向上に結び付き、製造コストを低く抑えることができるとともに、他の回路基板38と撮像回路基板38とを短い距離で接続できるので、ノイズの影響が少なく、良好な撮影画像が得られるカメラを提供することができる。
【0054】
更にミラーボックス5に他の回路基板38を保持することにより、ミラーボックス5を中心としたユニットを構成することができるため、組立て作業性が良く、製造コストの増大を抑えることができる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、撮像回路基板の背面に重ねて回路基板を配置することなく、複数の基板をスペース効率良く収容できる。これによりカメラ全体の厚みおよび横幅寸法の増加を抑えた小型で把持し易いカメラを提供することができる。また、基板をユニット化することによる組立て作業性の改善により実質的に製造コストを抑制することができる。したがって、コンパクトで使用性に優れ、実質的に低コストなカメラを実現する等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における電子カメラの前方より見た外観斜視図である。
【図2】本発明の実施形態における電子カメラの背面側より見た外観斜視図である。
【図3】本発明の実施形態における同電子カメラの一部断面で示す背面図である。
【図4】図3のA−A線に沿って切断した断面図である。
【図5】図3のB−B線に沿って切断した断面図である。
【図6】本発明の実施形態に係る「略同一平面内にある基板」の定義を説明する図である。
【図7】従来例としての電子カメラを示す水平断面図である。
【図8】図7に示した従来例の電子カメラを示す垂直断面図である。
【図9】別の従来例としての電子カメラを示す断面図である。
【符号の説明】
1カメラ筐体
2マウント
3レンズ鏡筒
5 ミラーボックス
16 ビデオ信号出力用ジャック
17 USB出力用コネクタ
31 電池
32 フォーカルプレーンシャッタ
35 撮像素子
37 撮像回路基板
38 撮影系制御回路基板
39 画像処理回路基板
40 画像表示回路基板
41 カラー液晶モニタ
42 照明用光源
44 インバータ回路基板
45 ストロボ回路基板
48 電源回路基板
49 外部表示用LCD
50 メモリカード
51 カードコネクタ

Claims (3)

  1. 被写体像を電気信号に変換する撮像素子と画像を表示する表示部を備えた撮像装置であって、
    前記撮像素子が接続されるとともに、前記撮像素子の出力信号をA/D変換する回路が実装される撮像回路基板と、
    前記撮像回路基板から出力される信号に所定の画像処理を施す画像処理回路が実装される画像処理回路基板と、
    前記表示部のドライバ回路および外部インタフェースが実装される画像表示回路基板とを有し、
    前記撮像回路基板は前記撮像素子の撮像面と略平行に配置され、
    前記画像処理回路基板は前記撮像回路基板と略同一平面内であって、かつ前記撮像回路基板よりも前記撮像装置のグリップ側に配置され、
    前記画像表示回路基板は前記撮像回路基板と略同一平面内であって、かつ前記撮像回路基板よりも前記グリップと反対側に配置されるとともに、前記撮像回路基板の下方に延長した形状として、
    前記画像表示回路基板の前記撮像回路基板の下方に延長した部分に、前記画像処理回路基板と接続するためのコネクタを実装することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画像表示回路基板の前記撮像回路基板の下方に延長した部分に、前記表示部と接続するためのコネクタを実装することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像回路基板の表面に実装されている電気部品の最大高さが前記画像処理回路基板の裏面に実装されている電気部品の最大高さを超えない範囲で平行に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
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