JP4517861B2 - 負圧制御システムの配設構造 - Google Patents

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Description

本発明は自動車の負圧制御システムに関し、特に、エンジンルーム内における負圧制御システムの配設構造に関するものである。
ディーゼルエンジンに代表されるエンジンを搭載した自動車ではガソリンエンジンを搭載した自動車と異なり、各種のアクチュエータを駆動させる負圧の発生源が必要とされる。つまり、ガソリンエンジンではスロットルバルブの存在により、吸気通路に発生する負圧を利用して各種のアクチュエータを駆動させることができるが、ディーゼルエンジンには基本的にはガソリンエンジンのようなスロットルバルブは存在しないため、負圧の発生源を別途用意することが必要となる。負圧の発生源としては、一般にはエンジンにバキュームポンプを取り付け、エンジンの駆動力でバキュームポンプを駆動し、負圧を発生させるようにしている(例えば、特許文献1)。
特開2003−74368号公報
ここで、負圧駆動される各種のアクチュエータはエンジンルーム内の様々な箇所に配置される。また、自動車のエンジンルームはより広い客室空間を確保すべく、よりコンパクトに構成することが必須となっており、エンジン並びにこれに関連する各種部品をエンジンルーム内に密に配置する必要がある。このため、負圧制御システムも他の部品との関係で効果的なレイアウトを採用する必要がある。加えて、エンジンから発生する熱の影響や、各種のアクチュエータの応答性も考慮する必要がある。
従って、本発明の目的は、エンジンから発生する熱の影響を低減し、各種のアクチュエータの応答性を確保しつつ、負圧制御システムの構成部品を効果的に配設できる配設構造を提供することにある。
本発明によれば、エンジンの駆動力により駆動されるバキュームポンプと、前記バキュームポンプによって発生する負圧により駆動される複数のアクチュエータ毎に設けられ、前記アクチュエータに対する前記負圧の供給を制御する制御ユニットと、前記バキュームポンプによリ発生する負圧を蓄積するバキュームチャンバと、前記バキュームポンプと各々の前記制御ユニット及び前記バキュームチャンバとを接続する配管と、を備えた負圧制御システムの配設構造において、前記バキュームポンプを前記エンジンの吸気側の側部に配設し、前記制御ユニットのうち、前記エンジンの吸気系要素の前記アクチュエータに対応する吸気系制御ユニットを前記エンジンの吸気側の側部に配設し、前記制御ユニットのうち、前記エンジンの排気系要素の前記アクチュエータに対応する排気系制御ユニットと、前記バキュームチャンバと、をエンジンルーム内の、前記エンジンの排気側の領域に配設したことを特徴とする負圧制御システムの配設構造が提供される。
エンジンはその吸気側よりも排気側が高温となるため、前記バキュームポンプと前記吸気系制御ユニットを、低温側となるエンジンの吸気側の側部に配設することで、これらをエンジンが発生する熱から保護することができると共に、前記吸気系制御ユニットが前記バキュームポンプに近接して配置されるので、吸気系要素の前記アクチュエータの応答性も確保できる。更に、前記バキュームポンプと前記吸気系制御ユニットとをエンジンに配設することで、別途配設する場合と比較して部品点数を削減し、コンパクト化を図れる。
一方、前記バキュームチャンバと前記排気系制御ユニットとはエンジンルーム内の、エンジンの排気側の領域に配設することでエンジンから離間させ、これらをエンジンが発生する熱から保護することができる。また、前記バキュームポンプから遠くなる前記排気系制御ユニットについては、前記バキュームチャンバに近接して配置されるので当該バキュームチャンバを介して負圧を供給することができ、排気系要素の前記アクチュエータの応答性も確保できる。
従って、本発明はエンジンから発生する熱の影響を低減し、各種のアクチュエータの応答性を確保しつつ、負圧制御システムの構成部品を効果的に配設することができる。
本発明においては、前記バキュームチャンバ上に前記排気系制御ユニットを配設し、前記排気系制御ユニットが配設された前記バキュームチャンバをブラケットを介して車体に固定した構成を採用することもできる。
この構成によれば、前記バキュームチャンバと前記排気系制御ユニットとがユニット化されるので、車体に対する取り付けを簡素化できると共にコンパクト化を図れる。
また、本発明においては、前記エンジンが縦置きで車体前部に搭載される、クロスフローエンジンであり、前記バキュームポンプを前記エンジンの吸気側の側部の車体前方側に配設し、前記配管が、前記バキュームポンプと前記バキュームチャンバとを接続すると共に、前記吸気系制御ユニットへの分岐部を有する主配管と、前記バキュームチャンバと各々の前記排気系制御ユニットとを接続する副配管と、を備え、前記主配管は、前記バキュームポンプから前記エンジンの吸気側の側部に沿って前記エンジンの後方のダッシュパネルへ延在すると共に、当該ダッシュパネルに支持されて前記エンジンの排気側へ車幅方向に延在し、前記バキュームチャンバに接続されている構成を採用することもできる。
この構成によれば、前記主配管がエンジンの吸気側の側部前方から後方へ延び、そこからダッシュパネルに沿って排気側の前記バキュームチャンバに接続されるので、エンジンルーム内の他の構成部品の配設スペースを十分に確保しつつ、当該主配管の配設を容易化することができる。また、前記吸気系制御ユニットは前記主配管の前記分岐部を介して前記バキュームポンプから負圧が供給されるので、吸気系要素の前記アクチュエータの応答性も確保できると共に配管を簡素化できる。更に、前記排気系制御ユニットは前記副配管を介して前記バキュームチャンバから負圧が供給されるので、排気系要素の前記アクチュエータの応答性も確保できる。
この場合、前記エンジンはその排気側の側部に取り付けられた過給機を有するエンジンであり、エンジンルーム内の、前記エンジンの排気側の領域の前方にエアクリーナが配設され、前記バキュームチャンバと前記排気系制御ユニットとが前記エアクリーナの後方に配設されている構成を採用することもできる。
この構成によれば、エンジンルーム内の排気側の領域を有効に活用して前記エアクリーナと前記バキュームチャンバと前記排気系制御ユニットとを配置できる。
更に、排気系要素の前記アクチュエータが、前記過給機用のアクチュエータと、前記エンジンの排気経路に設けられたシャッター用のアクチュエータと、を含み、これらのアクチュエータに対応する前記排気系制御ユニットが前記エアクリーナの後方に配設されている構成を採用することもできる。
この構成によれば、エンジンルーム内の排気側の領域を有効に活用しつつ、高い応答性が要求される前記過給機用のアクチュエータについて、その応答性を確保できる。
また、吸気系要素の前記アクチュエータが、前記エンジンの吸気通路に設けられた吸気制御弁用のアクチュエータを含み、このアクチュエータに対応する前記吸気系制御ユニットが前記分岐部に接続されて前記バキュームチャンバを介することなく前記バキュームポンプから前記負圧が供給される構成を採用することもできる。
この構成によれば、前記吸気系制御ユニットに前記バキュームポンプから直接負圧が供給されるので前記吸気制御弁用のアクチュエータの応答性を確保することができると共に、前記主配管を分岐させて前記吸気系制御ユニットに負圧を供給するので配管を簡素化することができる。
また、前記エンジンの吸気側において前記ダッシュパネルにはブレーキの真空倍力装置が設けられ、前記主配管が前記真空倍力装置への分岐部を有する構成を採用することもできる。
この構成によれば、前記主配管を分岐して前記真空倍力装置に負圧を供給できるので配管を簡素化できる。
以上述べた通り、本発明によれば、エンジンから発生する熱の影響を低減し、各種のアクチュエータの応答性を確保しつつ、負圧制御システムの構成部品を効果的に配設できる。
図1は本発明の一実施形態に係る負圧制御システムが搭載された車体前部構造Aを示す平面図である。車体前部構造Aはエンジンルーム1を画定するボディ2を備える。なお、同図の車体前部構造Aはフェンダー及びボンネットを取り外した態様を示している。エンジンルーム1の略中央にはクランク軸(不図示)が車体前後方向に向いた縦置きでエンジン3が搭載されている。本実施形態ではエンジン3としてディーゼル式のクロスフローエンジンを想定しており、エンジン3の排気側31が車体の左側に、吸気側32が車体の右側にそれぞれ位置している。従って、エンジンルーム1はエンジン3を境界として排気側31の領域21と吸気側32の領域22とに分けられる。
エンジン3の排気側31には過給機4が設けられている。本実施形態では過給機4はタービン室41とインペラ室42とを備えるターボチャージャである。エンジン3の車幅方向の側方にはエアクリーナ5が配設されている。本実施形態の場合、エアクリーナ5はエンジンルーム1内の側部に形成された、ボディ2の2つのホイールハウス2a、2bのうち、排気側の領域21のホイールハウス2a上に配設されており、排気側の領域21の前方に配置されている。
エアクリーナ5はボディ2の左側部に設けられたエアインテーク6から吸入される空気をろ過する。ろ過された空気は過給機4のインペラ室4bに導入され、配管7a、インタークーラ7b並びに配管7cを通ってエンジン3の吸気側32に配設されたインテークマニホールド321のスロットルバルブ321aに接続されている。
本実施形態の場合、エンジン3の排気経路には排気シャッタ8が設けられている。詳細には排気シャッタ8は過給機4の車体後方側において排気管31aに配設されている。排気シャッタ8は寒冷地向けの装備であり、エンジン3の始動時等において、一時的に排気管31aの排気を規制し、排気を排出するための負荷をエンジン3に与えることで燃料噴射量を増加させ、エンジン3の暖機を早めて冷却水を利用した室内ヒータの暖房性を向上させるためのシャッターである。
エンジンルーム1の吸気側の領域22のダッシュパネル2cにはブレーキの真空倍力装置9が配設されている。本実施形態では右ハンドル車を想定しており、真空倍力装置9は車体の右側に位置している。吸気側の領域22には、また、燃料系部品として燃料フィルタ10が配設されている。燃料フィルタ10は燃料タンク(不図示)からの燃料をろ過してエンジン3へ供給する。ホイールハウス2b上のリザーバタンク11はパワステ用のリザーバタンクであり、パワステの作動油を貯留する。
次に、エンジンルーム1内に配設された本実施形態における負圧制御システムについて説明する。この負圧制御システムは、エンジン3の駆動力により駆動されるバキュームポンプ100と、バキュームポンプ100によって発生する負圧により駆動される複数のアクチュエータ毎に設けられ、当該アクチュエータに対する負圧の供給を制御する制御ユニット101a乃至101fと、バキュームポンプ100によリ発生する負圧を蓄積するバキュームチャンバ102と、を備える。
制御ユニット101a乃至101fはいずれも負圧通路を開閉制御する制御ユニットであり、例えば、電子制御弁である。制御ユニット101a乃至101fに対応するアクチュエータは、本実施形態の場合、いずれもダイヤフラムアクチュエータであり、負圧の供給の有無により作動する。
制御ユニット101aは、排気系要素である過給機4のタービン室41内の可変翼を駆動するアクチュエータ41aに対する負圧の供給の切替えを行う排気系制御ユニットである。制御ユニット101bは、排気系要素である排気シャッタ8を駆動するアクチュエータ8aに対する負圧の供給の切替えを行う排気系制御ユニットである。
制御ユニット101cは、吸気系要素である不図示のスワール弁を駆動するアクチュエータ321cに対する負圧の供給の切替えを行う吸気系制御ユニットである。スワール弁はエンジン3の吸気通路であるインテークマニホールド321内部に設けられ、燃焼室への吸気流を切替える弁である。制御ユニット101d及び101eは、吸気系要素であるスロットルバルブ321aを駆動するアクチュエータ321d及び321eに対する負圧の供給の切替えを行う吸気系制御ユニットである。スロットルバルブ321aはエンジン3の吸気通路であるインテークマニホールド321の入口に設けられた弁である。本実施形態ではスロットルバルブ321aとして2段階に開口量が調節可能なスロットルバルブを想定しており、アクチュエータ321d及び321eの双方駆動で全開又は全閉、いずれか一方の駆動で半開となる。このため、各アクチュエータ321d及び321e毎に制御ユニット101d及び101eが設けられている。
制御ユニット101fはインテークマニホールド321の後方端部に設けられたEGR(Exhaust Gas Recirculation)弁(図1において不図示)を駆動するアクチュエータ321bに対する負圧の供給の切替えを行う制御ユニットである。
さて、本実施形態ではバキュームポンプ100、及び、エンジン3の吸気系要素のアクチュエータに対応する吸気系制御ユニット101c乃至101eをエンジン3の吸気側32の側部に配設し、エンジン3の排気系要素のアクチュエータに対応する排気系制御ユニット101a及び101b、及び、バキュームチャンバ102をエンジンルーム1内の、エンジン3の排気側31の領域21に配設している。
エンジン3はその吸気側32よりも排気側31が高温となるため、バキュームポンプ100と吸気系制御ユニット101c乃至101eを低温側となるエンジン3の吸気側32の側部に配設することで、これらをエンジン3が発生する熱から保護することができると共に吸気系制御ユニット101c乃至101eがバキュームポンプ100に近接して配置されるので、吸気系要素のアクチュエータ(321c、321d、321e)の応答性も確保できる。更に、バキュームポンプ100と吸気系制御ユニット101c乃至101eとをエンジンに配設することで別途配設する場合と比較して部品点数を削減し、コンパクト化を図れる。
一方、バキュームチャンバ102と排気系制御ユニット101a及び101bとはエンジンルーム1内の、エンジン3の排気側31の領域21に配設することでエンジン3から離間させ、これらをエンジンが発生する熱から保護することができる。また、バキュームポンプ100から遠くなる排気系制御ユニット101a及び101bについては、バキュームチャンバ102に近接して配置されるので後述するようにバキュームチャンバ102を介して負圧を供給することができ、排気系要素のアクチュエータ(8a、41a)の応答性も確保できる。
従って、本実施形態ではエンジン3から発生する熱の影響を低減し、各種のアクチュエータの応答性を確保しつつ、負圧制御システムの構成部品を効果的に配設することができる。
次に、本実施形態の負圧制御システムにおける配管について説明する。本実施形態ではバキュームポンプ100がエンジン3の吸気側32の側部の車体前方側に配設され、このバキュームポンプ100に主配管103の一方端部が接続されている。主配管103は吸気系制御ユニット101c乃至101eへの分岐部を有する。図2はエンジン3の吸気側32の要部を概略的に示す側面図である。
主配管103はバキュームポンプ100からインテークマニホールド321の下方に延び、インテークマニホールド321の下方においてインテークマニホールド321に沿ってエンジン3の後方へ延びている。主配管103は平面視でインテークマニホールド321の影に隠れるように配設される。
分岐部103aは主配管103から分岐して制御ユニット101cと接続されている。制御ユニット101cはインテークマニホールド321の上部に形成された棚部321f上に搭載されている。制御ユニット101cは更に配管104aを介してインテークマニホールド321の後方に配設された、スワール弁用のアクチュエータ321cと接続されている。配管104aもまた平面視でインテークマニホールド321の影に隠れるように配設される。
分岐部103bは主配管103から分岐して制御ユニット101dと接続されている。制御ユニット101dは更に配管104bを介してスロットルバルブ321aに取付けられた2つのアクチュエータ321d及び321eのうちの一方のアクチュエータ321eと接続されている。分岐部103cは主配管103から分岐して制御ユニット101eと接続されている。制御ユニット101eは更に配管104cを介してスロットルバルブ321aに取付けられた2つのアクチュエータ321d及び321eのうちの他方のアクチュエータ321dと接続されている。制御ユニット101d及び101eはブラケット3aを介してエンジン3の吸気側32の側壁に取付けられている。
制御ユニット101c乃至101eは分岐部103a乃至103cを介して主配管103に接続されているため、バキュームチャンバ102を介することなくバキュームポンプ100から負圧が供給されることになる。吸気系制御ユニット101c乃至101eにバキュームポンプ100から直接負圧が供給されるので吸気制御弁用の各アクチュエータ(321c乃至321e)の応答性を確保することができると共に、主配管103を分岐させて吸気系制御ユニット101c乃至101eに負圧を供給するので配管を簡素化することができる。なお、インテークマニホールド321の後方にはEGR弁12が配設されており、EGR弁12の上部にはアクチュエータ321bが搭載されている。アクチュエータ321bは制御ユニット101fと接続された配管104dに接続されている。
次に、図3はダッシュパネル2c近傍の配管を示す概略平面図である。なお、同図においてはエンジン3の後端部に設けられるトランスミッションや排気管31a等は省略されている。主配管103は図2に示したようにバキュームポンプ100からエンジン3の吸気側32の側部に沿ってエンジン3の後方へ延び、更に、図3に示すようにダッシュパネル2cへ延在すると共に、ダッシュパネル2cに支持されてエンジン3の排気側31へ車幅方向に延在し、バキュームチャンバ102に接続されている。主配管103がエンジン3の吸気側32の側部前方から後方へ延び、そこからダッシュパネル2cに沿って排気側31のバキュームチャンバ102に接続されるので、エンジンルーム1内の他の構成部品の配設スペースを十分に確保しつつ、主配管103の配設を容易化することができる。分岐部103dは主配管103から分岐して真空倍力装置9に接続され、真空倍力装置9へ負圧を供給する。主配管103を分岐して真空倍力装置9に負圧を供給できるので配管を簡素化できる。
また、アクチュエータ321bと制御ユニット101fとを接続する配管104dも、主配管103と共にダッシュパネル2cへ延在すると共に、ダッシュパネル2cに支持されてエンジン3の排気側31へ車幅方向に延在し、バキュームチャンバ102上に搭載された制御ユニット101fに接続されている。主配管103と配管104dとはダッシュパネル2cの表面に固定された複数の支持具13に支持されてダッシュパネル2cの表面上で支持されている。
バキュームチャンバ102は図1に示したようにエンジン3の排気側31の領域21において平面視でエアクリーナ5の後方に配置されている。本実施形態ではバキュームチャンバ102上に排気系制御ユニット101a及び101b並びにEGR弁12のアクチュエータ321b用の制御ユニット101fが搭載されており、これらも平面視でエアクリーナ5の後方に配置されている。
バキュームチャンバ102と制御ユニット101aとは副配管105aを介して接続されている。制御ユニット101aは、また、配管104eを介して過給機4のアクチュエータ41aに接続されている(図1参照)。バキュームチャンバ102と制御ユニット101bとは副配管105bを介して接続されている。制御ユニット101bは、また、配管104fを介して排気シャッタ8のアクチュエータ8aに接続されている(図1参照)。排気系制御ユニット101a及び101bは副配管105a及び105bを介してバキュームチャンバ102から負圧が供給されるので、排気系要素のアクチュエータ(8a、41a)の応答性も確保できる。
バキュームチャンバ102と制御ユニット101fとは副配管105cを介して接続されている。制御ユニット101fは、また、上述した通り、配管104dを介してEGR弁12のアクチュエータ321bに接続されている(図1、図2参照)。各制御ユニット101a及び101b並びに101fは吸気系制御ユニット101c乃至101eと異なり、バキュームチャンバ102を介して負圧の供給を受けることになる。
図4はバキュームチャンバ102及び各制御ユニット101a、101b及び101fの取付構造を示す正面図(車体前方からバキュームチャンバ102を見た図)である。バキュームチャンバ102及び各制御ユニット101a、101b及び101fは、ダッシュパネル2cとエアクリーナ5との間の領域においてホイールハウス2aを構成する車体側部パネルに支持されている。このようなレイアウトとすることで、エンジンルーム1内の排気側の領域21を有効に活用してエアクリーナ5とバキュームチャンバ102と排気系制御ユニット101a及び101b並びに制御ユニット101fとを配置できる。特に、高い応答性が要求される過給機4用のアクチュエータ41aの近傍に、対応する制御ユニット101a及びバキュームチャンバ102を配置でき、その応答性を確保できる。
本実施形態においてはバキュームチャンバ102上に排気系制御ユニット101a及び101b並びに制御ユニット101fを配設し、共通のブラケット14にて車体側部パネルに支持している。ブラケット14は車幅方向に面する本体部14aと本体部14aの上部を車体前後方向に曲折して形成された支持部14bとを有し、制御ユニット101aは本体部14aの上部に、制御ユニット101f及び101bは支持部14bに固定されている。本体部14aの側部と底部とには、車体側部パネルに固定される固定部14c、14dが形成され、ブラケット14全体が車体側部パネルに固定されている。バキュームチャンバ102はその側壁部と底部とに設けられた取付部102a、102bによりブラケット14の本体部14aに取付けられる。このような構成により、バキュームチャンバ102と排気系制御ユニット101a及び101b並びに制御ユニット101fとがユニット化されるので、車体に対する取り付けを簡素化できると共にコンパクト化を図れる。
本発明の一実施形態に係る負圧制御システムが搭載された車体前部構造Aを示す平面図である。 エンジン3の吸気側32の要部を概略的に示す側面図である。 図3はダッシュパネル2c近傍の配管を示す概略平面図である。 バキュームチャンバ102及び各制御ユニット101a、101b及び101fの取付構造を示す正面図(車体前方からバキュームチャンバ102を見た図)である。
符号の説明
A 車体前部構造
1 エンジンルーム
2 車体
2c ダッシュパネル
3 エンジン
4 過給機
5 エアクリーナ
8 排気シャッタ
9 真空倍力装置
14 ブラケット
21 排気側領域
22 吸気側領域
31 排気側
32 吸気側
8a、41a、321c、321b、321c、321d アクチュエータ
100 バキュームポンプ
101a乃至101f 制御ユニット
102 バキュームチャンバ
103 主配管
105a乃至105c 副配管

Claims (7)

  1. エンジンの駆動力により駆動されるバキュームポンプと、前記バキュームポンプによって発生する負圧により駆動される複数のアクチュエータ毎に設けられ、前記アクチュエータに対する前記負圧の供給を制御する制御ユニットと、前記バキュームポンプによリ発生する負圧を蓄積するバキュームチャンバと、前記バキュームポンプと各々の前記制御ユニット及び前記バキュームチャンバとを接続する配管と、を備えた負圧制御システムの配設構造において、
    前記バキュームポンプを前記エンジンの吸気側の側部に配設し、
    前記制御ユニットのうち、前記エンジンの吸気系要素の前記アクチュエータに対応する吸気系制御ユニットを前記エンジンの吸気側の側部に配設し、
    前記制御ユニットのうち、前記エンジンの排気系要素の前記アクチュエータに対応する排気系制御ユニットと、前記バキュームチャンバと、をエンジンルーム内の、前記エンジンの排気側の領域に配設したことを特徴とする負圧制御システムの配設構造。
  2. 前記バキュームチャンバ上に前記排気系制御ユニットを配設し、前記排気系制御ユニットが配設された前記バキュームチャンバをブラケットを介して車体に固定したことを特徴とする請求項1に記載の負圧制御システムの配設構造。
  3. 前記エンジンが縦置きで車体前部に搭載される、クロスフローエンジンであり、
    前記バキュームポンプを前記エンジンの吸気側の側部の車体前方側に配設し、
    前記配管が、
    前記バキュームポンプと前記バキュームチャンバとを接続すると共に、前記吸気系制御ユニットへの分岐部を有する主配管と、
    前記バキュームチャンバと各々の前記排気系制御ユニットとを接続する副配管と、を備え、
    前記主配管は、
    前記バキュームポンプから前記エンジンの吸気側の側部に沿って前記エンジンの後方のダッシュパネルへ延在すると共に、当該ダッシュパネルに支持されて前記エンジンの排気側へ車幅方向に延在し、前記バキュームチャンバに接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の負圧制御システムの配設構造。
  4. 前記エンジンはその排気側の側部に取り付けられた過給機を有するエンジンであり、エンジンルーム内の、前記エンジンの排気側の領域の前方にエアクリーナが配設され、
    前記バキュームチャンバと前記排気系制御ユニットとが前記エアクリーナの後方に配設されていることを特徴とする請求項3に記載の負圧制御システムの配設構造。
  5. 排気系要素の前記アクチュエータが、
    前記過給機用のアクチュエータと、前記エンジンの排気経路に設けられたシャッター用のアクチュエータと、を含み、これらのアクチュエータに対応する前記排気系制御ユニットが前記エアクリーナの後方に配設されていることを特徴とする請求項4に記載の負圧制御システムの配設構造。
  6. 吸気系要素の前記アクチュエータが、前記エンジンの吸気通路に設けられた吸気制御弁用のアクチュエータを含み、このアクチュエータに対応する前記吸気系制御ユニットが前記分岐部に接続されて前記バキュームチャンバを介することなく前記バキュームポンプから前記負圧が供給されることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の負圧制御システムの配設構造。
  7. 前記エンジンの吸気側において前記ダッシュパネルにはブレーキの真空倍力装置が設けられ、
    前記主配管が前記真空倍力装置への分岐部を有することを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の負圧制御システムの配設構造。
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