JP2012082770A - エンジン吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイドルストップ中にサージタンク2内の吸気温度の上昇を防ぐエンジン吸気装置を提供する。
【解決手段】インテークマニホールド1には、インタークーラ3をバイパスするバイパス通路12と、このバイパス通路12内に吸気の流れを生じさせる電動ブロワ11(電動ファン)と、バイパス通路12を開閉する電動バルブ13とからなる電動吸気流発生手段4が設けられている。ECU5は、アイドルストップ中に電動ブロワ11を作動させるとともに、電動バルブ13を開き、サージタンク2内にインタークーラ3を通過する吸気の流れを生じさせる。これにより、アイドルストップ中であっても、サージタンク2内の吸気が冷却され、吸気温度の上昇を防ぐことができる。その結果、エンジン再始動時に冷却された吸気がエンジンに吸い込まれ、ノッキングや加速のもたつきを防ぐことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サージタンクの内部に、吸気の冷却を行なうインタークーラを配置したエンジン吸気装置に関する。
サージタンクの内部(具体的には、インテークマニホールドに設けられるサージタンクの内部)にインタークーラを配置する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このように、サージタンクの内部にインタークーラを配置することで、エンジン(内燃機関)に吸い込まれる吸気を冷却することができるとともに、インタークーラの搭載スペースの確保を行なうことができる。
一方、近年では、燃料節約と排気ガスの低減を目的として、車両の停車中(例えば、信号待ち等)にエンジンの運転を停止するアイドルストップ(アイドル・リダクション)を採用する車種が増える傾向にある。
アイドルストップ中は、エンジンの運転が停止しており、サージタンクの内部で吸気が停滞する。
すると、アイドルストップ中に、サージタンクの内部で停滞する吸気の温度が、エンジンから伝わる熱や、夏期の環境温度(炎天下で熱せられたアスファルトの熱等)によって上昇する可能性がある。
このように、アイドルストップ中に、サージタンク内の吸気温度が上昇すると、アイドルストップ後におけるエンジンの再始動時にノッキングが生じたり(ガソリンエンジンで生じる不具合)、車両の加速にもたつきが生じる不具合(ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンで生じる不具合)が発生する。
特表2010−510425号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アイドルストップ中にサージタンク内の吸気温度の上昇を防ぐことのできるエンジン吸気装置の提供にある。
〔請求項1の手段〕
請求項1のエンジン吸気装置は、サージタンク内にインタークーラを配置する構成を採用するとともに、インタークーラを通過する吸気の流れを生じさせる電動吸気流発生手段を搭載する構成を採用する。そして、アイドルストップ時に電動吸気流発生手段を作動させるように設けられている。
このように、請求項1のエンジン吸気装置は、アイドルストップ時に電動吸気流発生手段を作動させることで、サージタンク内にインタークーラを通過する吸気の流れを生じさせることができる。
このため、アイドルストップ中であっても、サージタンク内の吸気は、インタークーラを通過することによって温度が下がる。即ち、アイドルストップ中であってもサージタンク内の吸気温度の上昇を防ぐことができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2の手段の電動吸気流発生手段は、インタークーラの吸気上流側と吸気下流側を連通するバイパス通路と、このバイパス通路内に吸気の流れを生じさせる電動ブロワとを備える。この電動ブロワは、通電停止時にバイパス通路の上流側と下流側が連通するファン型ブロワである。
さらに、請求項2の手段の電動吸気流発生手段は、バイパス通路を開閉する電動バルブを備える。そして、制御装置は、電動バルブを制御して、電動ブロワの作動時にバイパス通路を開き、電動ブロワの作動停止時にバイパス通路を閉じるものである。
このように、電動ブロワがファン型ブロワ(通電停止時にバイパス通路の上流側と下流側が連通するブロワ)であっても、電動ブロワの停止中(エンジンの運転中)に、電動バルブがバイパス通路を閉じるため、エンジンの運転中にバイパス通路を吸気が流れる不具合(インタークーラを通過することなく吸気が流れる不具合)を回避することができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3の手段の電動吸気流発生手段は、インタークーラの吸気上流側と吸気下流側を連通するバイパス通路と、このバイパス通路内に吸気の流れを生じさせる電動ブロワとを備える。この電動ブロワは、通電停止時に電動ブロワの配置されたバイパス通路の上流側と下流側を閉塞するポンプ型ブロワである。
このように、電動ブロワがポンプ型ブロワ(通電停止時にバイパス通路の上流側と下流側が連通しないブロワ)であるため、電動ブロワの停止中(エンジンの運転中)に、バイパス通路を吸気が流れる不具合(インタークーラを通過することなく吸気が流れる不具合)を回避することができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4の手段の電動吸気流発生手段は、サージタンクの内部に配置されて、サージタンク内にインタークーラを通過する吸気の流れを生じさせる電動ブロワである。
このように、電動ブロワがサージタンク内に配置されるものであるため、電動吸気流発生手段の構成をシンプルにすることができ、コストを抑えることができる。
インテークマニホールドの概略断面図である(実施例1)。 インテークマニホールドの概略断面図である(実施例2)。 インテークマニホールドの概略断面図である(実施例3)。 インテークマニホールドの概略断面図である(実施例4)。
図面を参照して[発明を実施するための形態]を説明する。
エンジン吸気装置は、
インテークマニホールド1に設けられるサージタンク2と、
このサージタンク2の内部に配置されて、サージタンク2内を通過する吸気を冷却するインタークーラ3と、
サージタンク2内においてインタークーラ3を通過する吸気の流れを生じさせる電動吸気流発生手段4と、
車両の停車中にエンジンの運転を停止するアイドルストップ時に電動吸気流発生手段4を作動させる制御装置5と、
を具備する。
以下において本発明が適用された具体的な一例(実施例)を、図面を参照して説明する。実施例は具体的な一例を開示するものであって、本発明が実施例に限定されないことは言うまでもない。なお、以下の実施例において上記[発明を実施するための形態]と同一符号は、同一機能物を示すものである。
〔実施例1〕
本発明のエンジン吸気装置は、アイドルストップ可能な車両に搭載されるものであり、車両に走行用の動力を発生するエンジンを搭載している。なお、以下では、エンジンの一例としてガソリンエンジンを用いる実施例を説明するが、本発明はガソリンエンジン等の火花点火機関に限定されるものではなく、ディーゼルエンジン等の自己着火機関(圧縮着火機関)にも適用可能なものである。
エンジンは、吸気を気筒内に導く吸気通路と、気筒内で発生した排気ガスを大気中に排出する排気通路とを備える。
吸気通路は、エアクリーナやスロットルバルブ等が配置される吸気管と、吸気を各気筒へ分配するインテークマニホールド1と、エンジンのシリンダヘッドに形成された吸気ポートとによって構成される。
インテークマニホールド1は、通路断面積が拡大して設けられて吸気脈動や吸気干渉を低減させるサージタンク2と、このサージタンク2内の吸気をエンジンの各気筒毎に分配する複数の吸気ブランチ6とを、樹脂等によって一体化して設けたものである。
排気通路は、エンジンのシリンダヘッドに形成された排気ポートと、各排気ポートから排出される排気ガスを集合させるエキゾーストマニホールドと、三次元触媒等が配置される排気管とによって構成される。
エンジンは、運転中に、吸入、圧縮、爆発、排気の各行程を順次繰り返すものであり、エンジンの運転中は、吸気通路にエンジンの気筒内へ向かう吸気の流れが生じる。そして、アイドルストップ中など、エンジンの運転が停止された状態では、吸気通路における吸気の流れが停止する。
この実施例の車両には、吸気を加圧する吸気過給機(ターボチャージャ、スーパーチャージャ等)が搭載されており、吸気過給機のコンプレッサによって圧縮されて高圧になり温度上昇した吸気を強制冷却するインタークーラ3が配置されている。
このインタークーラ3は、図1に示すように、サージタンク2の内部に挿入配置されるものであり、サージタンク2を通過する全ての吸気を冷却するように設けられている。
この実施例に示すインタークーラ3は、エンジンに吸い込まれる吸気と、インタークーラ3に供給された冷却水とを熱交換する水冷式の熱交換器である。
インタークーラ3に供給される冷却水は、車両走行風を受ける部位(車両のフロントグリルの内部等)に搭載された放熱器(ラジエータ)7とインタークーラ3とを循環するものであり、冷却水の循環経路には、冷却水を循環駆動するためのウォータポンプ8が設けられている。
この実施例のウォータポンプ8は、通電によって作動が制御される電動ポンプであり、ECU(エンジン・コントロール・ユニットの略:制御装置に相当する)5によって作動制御される。
一方、この実施例の車両には、車両の停車中にエンジンの運転を停止するアイドルストップの機能が設けられている。
このアイドルストップは、周知なものであり、ECU5によってアイドルストップが実行されるようにエンジンが制御される。
具体的な一例を開示すると、ECU5は、
(i)車両の運転中に『所定のアイドルストップ実施条件が成立した時(例えば、イグニッションスイッチのON中で、乗員によってフットブレーキが踏まれ、さらに検出車速が0(ゼロ)km/hの時など)』にエンジンの運転を停止し、
(ii)車両の運転中に『所定のアイドルストップ中止条件が成立した時(例えば、乗員によってフットブレーキが開放された時など)』にエンジンの運転を再開するように設けられている。
ここで、アイドルストップ中は、エンジンの運転が停止しているため、上述したように、吸気通路における吸気の流れが停止し、サージタンク2の内部でも吸気が停滞してしまう。
すると、アイドルストップ中に、サージタンク2の内部で停滞する吸気の温度が、エンジンから伝わる熱や、夏期の環境温度(炎天下で熱せられたアスファルトの熱等)によって上昇する可能性がある。
このように、アイドルストップ中に、サージタンク2の吸気温度が上昇すると、アイドルストップ後におけるエンジンの再始動時にノッキングが生じたり、車両の加速にもたつきが発生する懸念がある。
この不具合を回避するために、実施例1の車両には、アイドルストップ中であってもサージタンク2内の吸気をインタークーラ3によって冷やす電動吸気流発生手段4が搭載されている。
この電動吸気流発生手段4は、電動ブロワ11を用いてインタークーラ3を通過する吸気の流れを生じさせるものである。
具体的に、この実施例1の電動吸気流発生手段4は、図1に示すように、
・インタークーラ3をバイパスして、インタークーラ3の吸気上流側と吸気下流側を連通するバイパス通路12と、
・このバイパス通路12に設けられて、通電により作動してバイパス通路12内に吸気の流れを生じさせる電動ブロワ11とで構成される。
バイパス通路12は、インタークーラ3の吸気下流側(図示上側)の吸気を、インタークーラ3の吸気上流側(図示下側)へ供給するのに適した流路断面積を有する通路であり、サージタンク2を成すインテークマニホールド1と一体成形されるものであっても良いし、インテークマニホールド1に接合されるものであっても良い。
電動ブロワ11は、通電により回転力を発生する電動モータと、この電動モータにより駆動される羽根車とを少なくとも備えるものであり、電動ブロワ11(具体的には電動モータ)が通電されることにより、インタークーラ3の吸気下流側の吸気を、バイパス通路12を介してインタークーラ3の吸気上流側へ圧送するものである。
インタークーラ3の吸気上流側へ圧送された吸気は、インタークーラ3を通過して冷却された後に、再び吸気下流側へ導かれる。即ち、サージタンク2の内部には、インタークーラ3の吸気上流側から吸気下流側へ向かう吸気の循環流が生じ、サージタンク2内の吸気がインタークーラ3によって冷却される。
ここで、この実施例1の電動ブロワ11は、通電停止時にバイパス通路12の上流側と下流側が連通するファン型ブロワ(軸流ファンや遠心式送風機など)である。
このように、電動ブロワ11の停止時にバイパス通路12の上流側と下流側が連通すると、エンジン運転中(電動ブロワ11の停止時)に、吸気がバイパス通路12を流れて、吸気の一部がインタークーラ3をバイパスして流れる可能性がある。即ち、吸気の一部がインタークーラ3で冷却されることなくエンジンに吸い込まれる可能性がある。
その不具合を回避するために、この実施例では、バイパス通路12を開閉する電動バルブ13を用いている。
この電動バルブ13は、通電制御によりバイパス通路12を開閉できるものであれば良く、また常開バルブであっても常閉バルブであっても良い。具体的な一例を開示すると、電動バルブ13は、通電により回転力を発生する電動モータと、この電動モータの作動により回動してバイパス通路12を開閉する弁体とを備えるものである。
なお、図1では、電動バルブ13を電動ブロワ11の図示下側に配置する例を示すが、電動バルブ13を電動ブロワ11の図示上側に配置するものであっても良い。
電動バルブ13は、上述した電動ブロワ11とともに、ECU5によって作動制御される。
具体的に、ECU5は、
(i)アイドルストップ中に電動ブロワ11を作動させるとともに、電動バルブ13を開く制御を実施し、
(ii)エンジン運転中に電動ブロワ11を停止させるとともに、電動バルブ13を閉じる制御を実施するものである。
一方、ECU5は、ウォータポンプ8(電動ポンプ)の作動制御を行なう。
ECU5は、エンジンの運転中に、ウォータポンプ8を常時作動させるように設けられている。なお、エンジンの運転中であっても、ウォータポンプ8の消費電力を抑える目的で、冷却水温に応じてウォータポンプ8の作動制御(速度可変、間欠作動など)を行なっても良い。
また、ECU5は、アイドルストップ中に、インタークーラ3内の冷却水温が上昇しないようにウォータポンプ8を制御するように設けられている。
しかしながら、アイドルストップ中は、エンジンの運転による発電が停止しているため、ウォータポンプ8の消費電力を抑える要求がある。
このため、ECU5は、アイドルストップ中にウォータポンプ8の作動を制限している。具体的にアイドルストップ中は、
(i)インタークーラ3内の冷却水温に応じてウォータポンプ8の作動制御(速度可変、間欠作動など)を行なう、
(ii)あるいは、インタークーラ3内の冷却水温を検出せずに、ウォータポンプ8の作動制限(作動速度の低下、タイマー等による間欠作動など)を行なうように設けられている。
(実施例1の効果)
この実施例1のエンジン吸気装置は、アイドルストップ時に電動吸気流発生手段4を作動させることで、サージタンク2内にインタークーラ3を通過する吸気の流れを生じさせる。
具体的にECU5は、
(i)アイドルストップ中に電動ブロワ11を作動させると同時に電動バルブ13を開く制御を実施して、サージタンク2内にインタークーラ3を通過する吸気の流れを生じさせるとともに、
(ii)アイドルストップ中にウォータポンプ8の電力消費を抑えてインタークーラ3内の冷却水温の上昇を防ぐ制御を実施している。
このため、アイドルストップ中であっても、サージタンク2内の吸気は、インタークーラ3を通過することによって冷却され、サージタンク2内の吸気温度の上昇を防ぐことができる。
その結果、アイドルストップ後のエンジン再始動時に、サージタンク2内で冷却された吸気がエンジンに吸い込まれることになり、アイドルストップ後におけるエンジン再始動時にノッキングが生じる不具合を防ぐことができるとともに、エンジン再始動直後の車両加速時にもたつきが生じる不具合を防ぐことができる。
〔実施例2〕
図2を参照して実施例2を説明する。なお、以下に示す各実施例において、上記実施例1と同一符号は同一機能物を示すものである。
上記の実施例1では、電動ブロワ11の一例として通電停止時にバイパス通路12の上流側と下流側が連通するファン型ブロワを用いる例を示した。このため、実施例1では、通電停止時(エンジン運転時)にバイパス通路12を閉塞する電動バルブ13を設ける例を示した。
これに対し、この実施例2は、電動ブロワ11の一例として、通電停止時にバイパス通路12の上流側と下流側を閉塞するポンプ型ブロワ(密閉空間内で気体を加圧する加圧機:電動ベーンポンプ、電動スクリューポンプ等)を用いるものである。
この実施例2では、電動ブロワ11がポンプ型ブロワ(通電停止時にバイパス通路12の上流側と下流側が連通しないブロワ)であるため、電動ブロワ11の停止中(エンジンの運転中)に、バイパス通路12を吸気が流れる不具合(インタークーラ3を通過することなく吸気が流れる不具合)を回避することができる。
これにより、上記実施例1で用いた電動バルブ13を廃止することができ、コストを抑えることができる。
〔実施例3〕
図3を参照して実施例3を説明する。
上記の実施例1、2では、インタークーラ3を迂回させるバイパス通路12を設けて、そのバイパス通路12に電動ブロワ11を配置する例を示した。
これに対し、この実施例3は、サージタンク2の内部に電動ブロワ11を配置して、電動ブロワ11が作動する際にサージタンク2の内部にインタークーラ3を通過する吸気の流れを生じさせるものである。
具体的に、この実施例3は、電動ブロワ11をインタークーラ3の吸気下流側のサージタンク2内に配置したものである。
さらに具体的な一例を説明すると、実施例3の電動ブロワ11は、軸方向に薄く設けられた薄型軸流ファンであり、サージタンク2における図示上面に装着され、通電を受けると上方よりインタークーラ3へ向かう吸気の流れを生じさせるものである。なお、図3は、電動ブロワ11の配置位置を開示するものであって、実際の電動ブロワ11の上面にはサージタンク2内の吸気を吸込むスペースが確保されるものである。
また、電動ブロワ11は、インタークーラ3の一部分(例えば半分等)に向けて吸気の流れを生じさせるように設けられている。
電動ブロワ11の作動によって上方からインタークーラ3を通過して下方へ圧送された吸気流は、図3の矢印に示すように、インタークーラ3の下側(吸気上流側)でUターンし、下方からインタークーラ3を通過して再び上方へ戻される。即ち、上記実施例1と同様、サージタンク2内の吸気がインタークーラ3を通過して、インタークーラ3で冷却される。
この実施例3では、電動ブロワ11がサージタンク2内に配置されるため、実施例1、2で用いたバイパス通路12を廃止することができる。このため、バイパス通路12によってインテークマニホールド1の体格が大きくなる不具合がない。また、バイパス通路12を廃止することにより、コストを抑えることができる。
〔実施例4〕
図4を参照して実施例4を説明する。
上記の実施例3では、サージタンク2の図示上側(インタークーラ3より吸気下流側)に電動ブロワ11を配置する例を示した。
これに対し、この実施例4は、サージタンク2の図示下側(インタークーラ3より吸気上流側)に電動ブロワ11を配置するものである。
このように設けることにより、上記実施例3と同様の効果を得ることができる。
上記の実施例では、アイドルストップ中に電動ブロワ11を作動させる例を示したが、アイドルストップ中に常時電動ブロワ11を作動させるものであっても良いし、電動ブロワ11の消費電力を低減するように電動ブロワ11を作動させるものであっても良い。
具体的には、
(i)アイドルストップ中に電動ブロワ11を間欠作動させてサージタンク2内の吸気の温度を抑えるように設けても良いし、
(ii)アイドルストップ中にサージタンク2内の温度(吸気温度)を検出し、検出温度(サージタンク2内の吸気温度)の上昇に応じて電動ブロワ11を作動させても良い(例えば、サージタンク2内の吸気温度が所定温度より高い場合に電動ブロワ11を作動させるなど)。
上記の実施例で開示したウォータポンプ8の作動制御は本発明にかかるものではなく、種々変更可能なものである。
上記の実施例では、インタークーラ3の一例として水冷式を用いたが、冷却水に代わってオイルが循環する油冷式など、他のタイプのインタークーラ3を用いても良い。
1 インテークマニホールド
2 サージタンク
3 インタークーラ
4 電動吸気流発生手段
5 ECU(制御装置)
11 電動ブロワ
12 バイパス通路
13 電動バルブ

Claims (4)

  1. エンジンに吸気を導く吸気通路において通路断面積が拡大してなるサージタンク(2)と、
    このサージタンク(2)の内部に配置されて、当該サージタンク(2)内を通過する吸気を冷却するインタークーラ(3)と、
    前記サージタンク(2)内に前記インタークーラ(3)を通過する吸気の流れを生じさせる電動吸気流発生手段(4)と、
    車両の停車中に前記エンジンの運転を停止するアイドルストップ時に前記電動吸気流発生手段(4)を作動させる制御装置(5)と、
    を具備するエンジン吸気装置。
  2. 請求項1に記載のエンジン吸気装置において、
    前記電動吸気流発生手段(4)は、
    前記インタークーラ(3)をバイパスして、前記インタークーラ(3)の吸気上流側と吸気下流側を連通するバイパス通路(12)と、
    このバイパス通路(12)に設けられて、通電により作動して前記バイパス通路(12)内に吸気の流れを生じさせる電動ブロワ(11)とを備え、
    この電動ブロワ(11)は、通電停止時に前記電動ブロワ(11)の配置された前記バイパス通路(12)の上流側と下流側が連通するファン型ブロワであり、
    前記電動吸気流発生手段(4)は、前記バイパス通路(12)を開閉する電動バルブ(13)を備え、
    前記制御装置(5)は、前記電動バルブ(13)を制御して、前記電動ブロワ(11)の作動時に前記バイパス通路(12)を開き、前記電動ブロワ(11)の作動停止時に前記バイパス通路(12)を閉じることを特徴とするエンジン吸気装置。
  3. 請求項1に記載のエンジン吸気装置において、
    前記電動吸気流発生手段(4)は、
    前記インタークーラ(3)をバイパスして、前記インタークーラ(3)の吸気上流側と吸気下流側を連通するバイパス通路(12)と、
    このバイパス通路(12)に設けられて、通電により作動して前記バイパス通路(12)内に吸気の流れを生じさせる電動ブロワ(11)とを備え、
    この電動ブロワ(11)は、通電停止時に前記電動ブロワ(11)の配置された前記バイパス通路(12)の上流側と下流側を閉塞するポンプ型ブロワであることを特徴とするエンジン吸気装置。
  4. 請求項1に記載のエンジン吸気装置において、
    前記電動吸気流発生手段(4)は、
    前記サージタンク(2)の内部に配置されて、通電により作動して前記サージタンク(2)内に前記インタークーラ(3)を通過する吸気の流れを生じさせる電動ブロワ(11)であることを特徴とするエンジン吸気装置。
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