JP2003074368A - エンジンの負圧ポンプ取付構造 - Google Patents

エンジンの負圧ポンプ取付構造

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JP2003074368A JP2001266575A JP2001266575A JP2003074368A JP 2003074368 A JP2003074368 A JP 2003074368A JP 2001266575 A JP2001266575 A JP 2001266575A JP 2001266575 A JP2001266575 A JP 2001266575A JP 2003074368 A JP2003074368 A JP 2003074368A
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン全体のコンパクト化を図れるような
レイアウトにすることができるエンジンの負圧ポンプ取
付構造を提供する。 【解決手段】 エンジンブロック1の端面側に、タイミ
ングベルト18が格納されるチェーンケース12を設け
る。このチェーンケース12内のタイミングベルト18
にてバキュームポンプ本体30を駆動させる。このバキ
ュームポンプ本体30をチェーンケース12のチェンブ
ロック13に張り出し形成される張出しブロック15の
裏側15aに配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ディーゼ
ルエンジン等に適用されるエンジンの負圧ポンプ取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディーゼルエンジンでは、スロ
ットルバルブを持たないため、負圧が発生することがな
い。通常のスロットルバルブを有するエンジンでは、ス
ロットルバルブが閉じているとき、例えば、フィルタを
通した燃焼用空気が吸引される部位には負圧が発生する
ために、その負圧を、例えば、ブレーキ系や各種の制御
弁及び過給器(以下、ターボチャージャという)などの
作動源として利用している。
【0003】このため、ディーゼルエンジンには、負圧
ポンプ(以下、バキュームポンプという)を搭載し、こ
のバキュームポンプをエンジンの駆動系に連動させて駆
動させることにより、ブレーキ系や各種の制御弁及びタ
ーボチャージャなどの負圧ポンプシ取付けステームを構
築している。
【0004】ところで、このような負圧ポンプシ取付け
ステームは、図7に概略的に示すように、エンジンの駆
動系に連動させて駆動するバキュームポンプ51から発
生する負圧を、ゴム製または樹脂製のチューブ52及び
インストールパイプ(金属製パイプ)53を介して接続
されるブレーキ用マスタパワー(M/P)へ直接供給し
ている。あるいは、バキュームポンプ51からの負圧
を、インストールパイプ53から分岐するゴム製または
樹脂製のチューブ54及びT型ジョイント部材55を介
して接続されたバキュームタンク56内に一旦供給して
蓄積する。そして、このバキュームタンク56の負圧を
ゴム製または樹脂製のチューブ57、制御弁(EVR
V)58及びバキュームダンパ59を介してエキゾース
トマニホールドの集合部60の下流に接続されたターボ
チャージャ61に供給している。また、バキュームタン
ク56の負圧は、バキュームタンク56から分岐する分
岐管(ゴム製または樹脂製のチューブ)62及びソレノ
イドバルブ63及びバキュームダンパ64を介してスワ
ールコントロールバルブ(SWCV)654にも供給し
てなる構成となっている。
【0005】従来のディーゼルエンジンにおけるバキュ
ームポンプの取付構造においては、例えば、特開平8−
86222号公報等に開示されているように、シリンダ
ブロックの一方の端面側にチェンケースを形成する。そ
して、このチェンケース内に、バキュームポンプのポン
プシャフトを臨ませ、このポンプシャフトに、クランク
シャフトからの駆動力の伝達手段となるタイミングベル
トやチェンベルトなどの巻掛け伝達体を掛け渡してなる
構成を有するものがある。
【0006】ところが、バキュームポンプは、チェンケ
ースを形成するチェンカバーの外側に突出させて取り付
けられているのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このため、前記した従
来のバキュームポンプの取付構造にあっては、バキュー
ムポンプがチェンカバーの外側に突出させた分、エンジ
ンがポンプシャフト軸方向(クランクシャフト方向)に
長くなる。これにより、車両搭載時におけるエンジンル
ーム内への組付け性(収まり)が悪いばかりでなく、エ
ンジン全体のコンパクト化が期待できない。
【0008】ところで、エンジンブロックのチェンケー
ス内において、クランクシャフトとカムシャフトとの間
に掛け渡されるタイミングチェンは、クランクシャフト
が回転駆動すると、エンジンブロックの一側方、例え
ば、インテーク側で引っ張られ、エンジンブロックの他
側方、例えばエキゾースト側で弛み易い。
【0009】そこで、従来より、チェンケースをチェン
ブロックと、このチェンブロックを閉塞するチェンカバ
ーとで形成し、このチェンブロックを剛性の高いシリン
ダブロック及びシリンダヘッドと一体に形成し、チェン
ブロックの一部をエキゾースト側に延出するように張り
出させている。そして、この張出しブロック部を取付部
として、タイミングチェンのテンション調整用のアクチ
ュエータと共にテンショナを回動自在に軸支して、エン
ジンブロックのエキゾースト側に設置している。さら
に、このテンショナの摺動面をタイミングチェンの弛み
側に当接させ、タイミングチェンの張りを任意に調整し
ていた。
【0010】ところが、エンジンブロックを構成するシ
リンダブロックのエキゾースト側の外側壁には、各気筒
に接続されたエキゾーストマニホールド集合部や、この
エキゾーストマニホールド集合部に接続される触媒コン
バータ及びターボチャージャなどの補機類が配置されて
いるが、エキゾーストマニホールド集合部と張出しブロ
ック部の裏側との間は無駄なデットスペースとなり易
く、設計的にも好ましくなかった。
【0011】しかも、バキュームポンプがチェンカバー
の外側に取り付けられていたため、組立時に、バキュー
ムポンプのポンプシャフトに対するタイミングチェンの
掛け渡しが困難であるという問題もあった。
【0012】本発明は、前記の事情に鑑みてなされたも
ので、エンジン全体のコンパクト化を図れるようなレイ
アウトにすることができるエンジンの負圧ポンプ取付構
造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明に係るエンジンの負圧ポンプ取付構造で
は、エンジンブロックの一端面側に、巻掛け伝達体が格
納されるチェンケースを設け、前記巻掛け伝達体にて負
圧ポンプを駆動させてなるエンジンにおいて、チェンケ
ースは、エンジンブロックと一体に形成されたチェンブ
ロックを含んで構成され、チェンブロックの裏側に負圧
ポンプを配置したことを特徴とする。
【0014】このような構成とすることにより、チェン
ブロックの裏側に負圧ポンプを配置してなるため、従前
のように、負圧ポンプがチェンケースの外側に突出する
ことがない。これにより、エンジン全体のコンパクト化
を図ることが可能になる。
【0015】また、本発明は、前記したエンジンの負圧
ポンプ取付構造において、負圧ポンプは、エンジンブロ
ックの側面に配置される吸気通路または排気通路と、チ
ェンケースとの間に形成される空間に配置したことを特
徴とする。
【0016】このような構成とすることにより、負圧ポ
ンプがエンジンブロックのエキゾースト側外壁に配置さ
れる吸気通路または排気通路と、チェンケースの裏側と
の間の空間に設けてなるために、エンジン全体のコンパ
クト化と相俟って、デッドスペースを有効に利用するこ
とが可能になり、設計の自由度も大きくなる。
【0017】さらに、本発明は、前記したエンジンの負
圧ポンプ取付構造において、チェンブロックは、エンジ
ンブロックと一体にクランクシャフトの軸方向と直交す
る側方に向け張り出して形成された張出しブロック部を
有し、前記負圧ポンプは、前記張出しブロック部に配置
されるとともに、この張出しブロック部に設けられた前
記巻掛け伝達体の張力を調整するテンショナの上部に配
置したことを特徴とする。
【0018】このような構成とすることにより、負圧ポ
ンプのチェンブロックへの組付けや取外しが容易に行え
るとともに、チェンブロックに張り出して形成される張
出しブロック部も、テンショナの上部スペースを有効利
用しているため、吸気通路側から排気通路側に亘っての
幅方向における寸法の拡大を抑制可能になる。これによ
り、エンジン全体が大型化することがない。
【0019】さらにまた、本発明は、前記したエンジン
の負圧ポンプ取付構造において、負圧ポンプは、張出し
ブロック部に設けたポンプ嵌込み開口部の裏側からチェ
ンケース内に臨むように嵌め込んで位置決めされること
を特徴とする。
【0020】このような構成とすることにより、負圧ポ
ンプの位置決めに、従前のようなノックピン等の固定具
を使用する必要がなくなる。
【0021】また、本発明は、前記したエンジンの負圧
ポンプ取付構造において、前記負圧ポンプは、前記張出
しブロック部の表側から締結してなることを特徴とす
る。
【0022】このような構成とすることにより、負圧ポ
ンプの張出しブロック部への組付け及び締結作業が簡便
かつ容易に行うことが可能になる。
【0023】さらに、本発明は、前記したエンジンの負
圧ポンプ取付構造において、前記負圧ポンプの前記張出
しブロック部に対する締結部位を、前記巻掛け伝達体か
ら外れた部位に設けてなることを特徴とする。
【0024】このような構成とすることにより、特に、
負圧ポンプの張出しブロック部への組付けや取外しに用
いられる工具類が巻掛け伝達体に干渉することがないた
め、作業性の向上を図ることが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図5に示す図面に基づいて詳細に説明する。図1
は、例えば、車両のフロント側エンジンルーム内に設置
される横置き型直列4気筒のディーゼルエンジンで、チ
ェンケースの全体的概略構成を示す運転席側から車両前
方を見た正面図である。図2は、エンジンブロックのチ
ェンケースの内部構成を拡大して示す要部斜視図であ
る。図3は、バキュームポンプの取付部位の要部拡大斜
視図である。図4は、バキュームポンプの取付け状態を
示す要部拡大斜視図である。図5は、バキュームポンプ
のバキュームパイプ配管状態を示すエンジンブロックの
平面図である。
【0026】図1及び図2に示すように、本発明に係る
エンジンにおけるエンジンブロック1の基本的な形態
は、シリンダブロック2がアッパブロック3及びロアブ
ロック4で形成されている。また、このシリンダブロッ
ク2の上部に締結されるシリンダヘッド5の上面は、ヘ
ッドカバー6にて被冠されている。さらに、このヘッド
カバー6の上面には、各気筒に対応する複数のチャンバ
からなる凸部6aが凹凸状態を呈するように形成されて
いる。さらにまた、シリンダブロック2の下部は、オイ
ルパン7が締結固定されてなる構成を有する。
【0027】シリンダブロック2内のアッパブロック3
とロアブロック4との間には、クランクケース(図示せ
ず)が形成され、このクランクケース内には、クランク
シャフト8の両端が軸支されて挿通されている。そし
て、このクランクシャフト8の軸支端側には、スプロケ
ット9が取り付けられ、このスプロケット9は、シリン
ダブロック2の外部、すなわち、後記するチェンケース
12内に臨んでいる。
【0028】また、シリンダブロック2とシリンダヘッ
ド5の間の内部には、図示しないピストンが配置されて
いる。このピストンは、シリンダヘッド5の上部に挿通
したカムシャフト10の回転駆動により開閉する吸・排
気弁の動作と、この吸・排気弁の動作によって燃焼室内
に供給された空気と、燃焼室内に供給された燃料が混合
して爆発することにより昇降する。そして、このような
ピストンの昇降動作は、図示しないコンロッドを介して
クランクシャフト8に伝達されて、このクランクシャフ
ト8を回転駆動させるようになっている。さらに、この
クランクシャフト8の駆動力は、後記するチェンケース
12内に臨ませたカムシャフト10のスプロケット11
とクランクシャフト8のスプロケット9の間に掛け渡さ
れるタイミングチェン18により伝達されるようになっ
ている。
【0029】前記したチェンケース12は、エンジンブ
ロック1のトランスミッションTの取付側(後記する図
6参照)の反対側端面(一端面)に形成されている。そ
して、このチェンケース12の構成は、剛性の高いシリ
ンダブロック2、シリンダヘッド5及びオイルパン7の
それぞれの一端面に一体に形成したチェンブロック13
と、このチェンブロック13の外側開放端面13aを閉
塞するように取外し可能に組付けられるチェンカバー1
4とからなる。
【0030】また、チェンケース12を構成するチェン
ブロック13の一部、すなわち、シリンダブロック2を
構成するアッパブロック3の一部は、クランクシャフト
8の軸方向と直交する方向の側方としてのエキゾースト
側Aに向けて延出するように一体に張り出させることに
より、張出しブロック部15を形成している。
【0031】この張出しブロック部15は、エンジンブ
ロック1のエキゾーストA側に、タイミングチェン18
のテンション調整用のアクチュエータ16と共に設置さ
れるテンショナ17の取付部となっている。そして、こ
のテンショナ17は、張出しブロック部15に回動自在
に軸支されている。また、テンショナ17の摺動面は、
タイミングチェン18の弛み側18Aに当接している。
これにより、タイミングチェン18の弛み側18Aに
は、エンジンブロック1のエキゾースト側Aからインテ
ーク側Bに向けて外側から内側に押し込むような荷重が
付与される。このため、タイミングチェン18は、その
引張り側18Bと共に緊張状態を維持し、タイミングチ
ェン18の弛み側18Aの張りが調整されている。
【0032】そして、前記したチェンケース12を構成
するチェンブロック13に一体に形成された張出しブロ
ック部15には、バキュームポンプ30が設けられてい
る。
【0033】このバキュームポンプ30は、図3及び図
4に示すように、張出しブロック部15の裏側15a、
すなわち、張出しブロック部15におけるエンジンブロ
ック1のトランスミッションTの取付側に面する側に配
置されている。そして、バキュームポンプ30の嵌込み
端部30aは、張出しブロック部15の裏側15aの上
部からチェンケース12内に向けて円筒状に一体に突出
形成したポンプ嵌込み開口部19に嵌め込んで位置決め
されている。これによって、従前のようなノックピン等
を用いることなく、バキュームポンプ30の位置決めが
簡便に行われるようになっている。
【0034】また、このポンプ嵌込み開口部19の周囲
には、少なくとも3個以上のボス状のボルト挿入孔20
が設けられている。さらに、これらの各ボルト挿入孔2
0は、クランクシャフト8のスプロケット9と、カムシ
ャフト10のスプロケット11との間に掛け渡されるタ
イミングチェン18の弛み側18Aを間に跨ぐように設
けられている(図2参照)。そして、これらの各ボルト
挿入孔20には、バキュームポンプ30の嵌込み端部3
0a側周囲に一体的に形成した取付けフランジ部31の
ボルト螺合孔32が張出しブロック部15の裏側15a
から対応して位置している(図4参照)。
【0035】すなわち、ポンプ嵌込み開口部19の周囲
に設けた各ボルト挿入孔20と、バキュームポンプ30
の取付けフランジ部31の周囲に設けたボルト螺合孔3
2との間には、図4に示すように、張出しブロック部1
5の表側15bからボルト21がスプリングワッシャ2
2を介して挿入される。そして、張出しブロック部15
の裏側15aとバキュームポンプ30の取付けフランジ
部31との間には、バキュームポンプ30の嵌込み端部
30aに形成した凹溝30bに嵌め込まれるOリング2
3が介在される。このため、ポンプ嵌込み開口部19と
バキュームポンプ30の嵌込み端部30aとの間が、水
密的に封止される。これにより、バキュームポンプ30
の取付部からのオイル漏れを防止すると共に、バキュー
ムポンプ30の安定的な取り付けを可能にしている。
【0036】さらに、バキュームポンプ30がテンショ
ナ17の上方に配置され、ポンプシャフト33に取り付
けたスプロケット34がチェンケース12内に臨むよう
に嵌込み支持されている。しかも、バキュームポンプ3
0の締結部位が、タイミングチェン18から外れた部位
になるようにしている。
【0037】すなわち、クランクシャフト8の軸方向に
バキュームポンプ30の締結部位とタイミングチェン1
8とがラップしていない。このため、バキュームポンプ
30を張出しブロック部15に組み付けたり、取り外し
たりするときに用いられる工具類がタイミングチェン1
8に干渉することがない。これにより、作業性の向上を
図ることが可能になる。しかも、タイミングチェン18
をシリンダブロック2側に極力近づけることができるた
め、エンジン全体のコンパクト化にも寄与する。特に、
クランクシャフト8の軸方向にバキュームポンプ30の
締結部位とタイミングチェン18とがラップしないよう
にすれば、エンジン全体のコンパクト化に一層有利であ
る。
【0038】なお、張出しブロック部15が形成される
チェンブロック13は、図5に示すように、エンジンブ
ロック1を構成するシリンダブロック2の端面と一体と
なっている。しかも、このシリンダブロック2の端面側
の壁の内部近傍には、シリンダヘッド5へのオイル通路
W1、タイミングチェン18へのオイル通路W2及びア
クチュエータ16やテンショナ17へのオイル通路W3
等の潤滑オイル通路が縦横に形成されている。そこで、
この潤滑オイル通路を利用して、バキュームポンプ30
内に潤滑オイルを導くようなオイル通路W4を設ける。
これにより、従前のようなチェンカバー14にバキュー
ムポンプ30を取り付けた場合と比較して、バキューム
ポンプ30への潤滑オイルの供給が容易に行える。
【0039】特に、テンショナ17と同じ側のエキゾー
ストA側にバキュームポンプ30を配置すれば、テンシ
ョナ17のオイル通路W3からバキュームポンプ30側
に分岐するオイル通路W4を追加するだけで、バキュー
ムポンプ30内に潤滑オイルを供給することが可能にな
る。これにより、潤滑オイル通路が全体的に複雑になる
ことがない。しかも、テンショナ17の上部にバキュー
ムポンプ30を配置しているため、テンショナ17のオ
イル通路W3から分岐したシリンダヘッド5へのオイル
通路W1から分岐させて、バキュームポンプ30内に潤
滑オイルを供給するようにすれば、潤滑オイル通路の構
成が簡便になる。
【0040】また、図2に示すように、バキュームポン
プ30のスプロケット34にタイミングチェン18を掛
け渡す場合には、予めバキュームポンプ30をチェンブ
ロック13側に取り付け(図3、図4参照)、その後、
クランクシャフト8のスプロケット9,カムシャフト1
0のスプロケット11と、バキュームポンプ30のスプ
ロケット34にタイミングチェン18を掛け渡せば良
い。このため、従前のように、チェンブロック13への
チェンカバー14の取付時に、一々、タイミングチェン
18とバキュームポンプ30のスプロケット34との位
置合わせを行う必要がない。これにより、バキュームポ
ンプ30のスプロケット34へのタイミングベルト18
の掛け渡し作業が容易に行える。
【0041】ところで、前記したエンジンブロック1の
外壁や上面の周辺には、各種の補機類が配置されてい
る。これらの補機類としては、例えば、図1、図5及び
図6に示すように、各気筒に接続されるカバー41aで
覆われたエキゾーストマニホールド41、このエキゾー
ストマニホールド41の集合部41bの下流に接続され
るターボチャージャ42、このターボチャージャ42に
ジョイント部材43を介して接続される触媒コンバータ
44等があり、エキゾースト側Aの外壁1aに配置され
る。この場合、エキゾーストマニホールド41のカバー
41aは、バキュームポンプ30と対向する位置まで延
出させるようにしているため、バキュームポンプ30
は、エキゾーストマニホールド41の熱影響を受けにく
い。
【0042】一方、エンジンブロック1のインテーク側
Bには、インテークマニホールド45やスワールコント
ロールバルブ(SWCV)46等が配置されている。ま
た、図1及び図6に示すように、エンジンブロック1上
面のシリンダヘッド5を被冠するヘッドカバー6上に
は、バキュームパイプ35がエンジンブロック1のチェ
ンケース12側の端面側からトランスミッションT側の
端面に沿って配管されている。そして、このバキューム
パイプ35は、ヘッドカバー6に凹凸形成される凸部6
aに取付けステー37を介して取り付けられるようにな
っている。さらに、ヘッドカバー6上には、ブローバイ
ガス通路用等のブリーザパイプ47や電気系のハーネス
48等が配管または配線されるようになっている。これ
らブリーザパイプ47やハーネス48等は、バキューム
パイプ35にクリップ38を介して共に一緒に束締され
て取り付けられている。
【0043】なお、前記した実施形態において、バキュ
ームポンプ30は、図1及び図6に示すように、特に、
エンジンブロック1のエキゾースト側Aの外壁1aに配
置したエキゾーストマニホールド41の集合部41b
と、張出しブロック部15の裏面15aとの間に形成さ
れる空間に配置されるようになっている。これにより、
エンジン全体のコンパクト化と相俟って、デッドスペー
スを有効に利用することが可能になる。さらに、バキュ
ームポンプ30は、シリンダブロック2の外壁1aと、
排気通路としてのジョイント部材43との間に配置して
いるため、デッドスペースが有効に活用され、エンジン
全体のコンパクト化に一層寄与している。
【0044】また、バキュームポンプ30は、図5に示
すように、主バキュームパイプ35及びそれらの各分岐
パイプ36,36A,36B,36C等を介して、エン
ジンブロック1の周辺に配置したバキュームタンク3
9,ターボチャージャ42及びスワールコントロールバ
ルブ(SWCV)46等やブレーキ用マスタパワー(M
/P)49に接続されている。そして、これら各補機類
の作動時の負圧源として供給されるようになっている。
【0045】なお、前記した実施形態においては、ディ
ーゼルエンジンを例に説明したが、負圧ポンプを備える
ものであれば、通常のエンジンにも適用可能である。ま
た、負圧ポンプは、吸気通路としてのインテークマニホ
ールド側に配置してもよい。この場合、負圧ポンプをイ
ンテークマニホールドとチェンケースとの間に配置すれ
ば、排気通路からの熱を受けることがないため、遮熱装
置等が不要になり、構造的にも有利である。その他、本
発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更実施
可能なことは云うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエン
ジンの負圧ポンプ取付構造によれば、以下に列挙するよ
うな優れた効果を奏する。
【0047】本発明は、エンジンの負圧ポンプ取付構造
において、エンジンブロックの端面側に、巻掛け伝達体
が格納されるチェンケースを設け、巻掛け伝達体にて負
圧ポンプを駆動させてなるエンジンにおいて、チェンケ
ースは、エンジンブロックと一体に形成されたチェンブ
ロックを含んで構成され、このチェンブロックの裏側に
負圧ポンプを配置したことから、従前のように、負圧ポ
ンプがチェンケースの外側に突出することがない。これ
により、エンジン全体のコンパクト化を図ることができ
る。
【0048】また、本発明は、負圧ポンプがエンジンブ
ロックの側面に配置される吸気通路または排気通路と、
チェンケースの裏側との間に形成される空間に配置した
ことから、エンジン全体のコンパクト化と相俟って、デ
ッドスペースを有効に利用することができるため、設計
の自由度も大きい。
【0049】さらに、本発明は、負圧ポンプがエンジン
ブロックと一体にクランクシャフトの軸方向と直交する
側方に向け張り出して形成されるチェンブロックの張出
しブロック部に設置されるとともに、この張出しブロッ
ク部に設けられた巻掛け伝達体の張力を調整するテンシ
ョナの上部に配置したことから、負圧ポンプの張出しブ
ロック部への組付けや取外しが容易に行える。しかも、
チェンケースに張り出し形成される張出しブロック部
も、テンショナの上部スペースを有効利用しているた
め、吸気通路としてインテーク側から、排気通路として
のエキゾースト側に亘っての幅方向の寸法を拡大するこ
とがない。こけにより、エンジンが大型化することがな
い。
【0050】さらにまた、本発明は、負圧ポンプがチェ
ンブロックの張出しブロック部に設けたポンプ嵌込み開
口部の裏側からチェンケース内に臨むように嵌め込んで
位置決めされていることから、従前のようなノックピン
等の位置決め固定具を使用する必要がなくなる。
【0051】また、本発明は、負圧ポンプがチェンブロ
ックの張出しブロック部の表側から締結されていること
から、負圧ポンプの張出しブロック部への組付け及び締
結作業が簡便かつ容易に行うことができる。
【0052】さらに、本発明は、負圧ポンプの張出しブ
ロック部に対する締結部位を、巻掛け伝達体から外れた
部位に設けてなることから、特に、負圧ポンプの張出し
ブロック部への組付けや取外しに用いられる工具類が巻
掛け伝達体に干渉することがないために、作業性の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンのエンジンブロックを運
転席側から車両前方に見た正面図である。
【図2】エンジンブロックのチェンケースの内部構成を
拡大して示す要部斜視図である。
【図3】負圧ポンプの取付部位の要部拡大斜視図であ
る。
【図4】負圧ポンプの取付け状態を示す要部拡大斜視図
である。
【図5】シリンダブロックのオイル通路を示す要部拡大
斜視図である。
【図6】バキュームポンプのバキュームパイプ配管状態
を示すエンジンブロックの平面図である。
【図7】一般的な負圧ポンプシ取付けステームの概略的
説明図である。
【符号の説明】
1……エンジンブロック 1a……外壁 2……シリンダブロック 3……アッパブロック 8……クランクシャフト 12……チェンケース 13……チェンブロック 14……チェンカバー 15……張出しブロック部 15a……裏側 15b……表側 16……アクチュエータ 17……テンショナ 18……巻掛け伝達体(タイミングチェン) 19……ポンプ嵌込み開口部 20……ボルト挿入孔 21……ボルト 22……スプリングワッシャ 30……負圧ポンプ(バキュームポンプ) 30a……嵌込み端部 35……負圧パイプ(バキュームパイプ) 41……エキゾーストマニホールド 43……ジョイント部材 45……インテークマニホールド A……エキゾースト側 B……インテーク側

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンブロックの一端面側に、巻掛け
    伝達体が格納されるチェンケースを設け、前記巻掛け伝
    達体にて負圧ポンプを駆動させてなるエンジンにおい
    て、 前記チェンケースは、前記エンジンブロックと一体に形
    成されたチェンブロックを含んで構成され、前記チェン
    ブロックの裏側に前記負圧ポンプを配置したことを特徴
    とするエンジンの負圧ポンプ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記負圧ポンプは、前記エンジンブロッ
    クの側面に配置される吸気通路または排気通路と、前記
    チェンケースとの間に形成される空間に配置したことを
    特徴とする請求項1に記載のエンジンの負圧ポンプ取付
    構造。
  3. 【請求項3】 前記チェンブロックは、前記エンジンブ
    ロックと一体にクランクシャフトの軸方向と直交する側
    方に向け張り出して形成された張出しブロック部を有
    し、前記負圧ポンプは、前記張出しブロック部に配置さ
    れるとともに、この張出しブロック部に設けられた前記
    巻掛け伝達体の張力を調整するテンショナの上部に配置
    したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    エンジンの負圧ポンプ取付構造。
  4. 【請求項4】 前記負圧ポンプは、前記張出しブロック
    部に設けたポンプ嵌込み開口部の裏側から前記チェンケ
    ース内に臨むように嵌め込んで位置決めされることを特
    徴とする請求項3に記載のエンジンの負圧ポンプ取付構
    造。
  5. 【請求項5】 前記負圧ポンプは、前記張出しブロック
    部の表側から締結してなることを特徴とする請求項3ま
    たは請求項4に記載のエンジンの負圧ポンプ取付構造。
  6. 【請求項6】 前記負圧ポンプの前記張出しブロック部
    に対する締結部位を、前記巻掛け伝達体から外れた部位
    に設けてなることを特徴とする請求項3から請求項5の
    いずれか一項に記載のエンジンの負圧ポンプ取付構造。
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