JP4517410B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置に関し、特に、p型半導体基板の中部に深いn型ウエルを有する場合、面積低減ができ、しかも高性能な半導体素子を有する半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ところで、本発明者は、半導体装置の製造方法について検討した。以下は、本発明者によって検討された技術であり、その概要は次のとおりである。
【0003】
すなわち、CMOSFET(Complementary Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor )を構成要素とするDRAM(Dynamic Random Access Memory)などのメモリ系などを有するCMOS型の半導体集積回路装置において、p型半導体基板の中部に深いn型ウエルを有し、その上のp型半導体基板にn型ウエルとp型ウエルが形成されており、そのn型ウエルおよびp型ウエルにメモリセルなどの半導体素子を形成したり、配線層を形成したりしている。
【0004】
この場合、サブワードドライバーのn型ウエルとセンスアンプのn型ウエルを共通電位とされており、深いn型ウエルとn型ウエルとの分離を無くすることにより、面積低減が行われている。
【0005】
また、出力部からの少数キャリア進入を防止するために、出力部のp型ウエルとメモリセルのp型ウエルを分離するトリプルウエル構造が用いられている。
【0006】
なお、CMOS型の半導体集積回路装置の製造技術に関する文献としては、例えば1990年12月15日、啓学出版株式会社発行のW・マリ著「図説超LSI工学」p167〜p191に記載されているものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述した半導体集積回路装置には、以下に述べるような問題点があることを本発明者は見い出した。
【0008】
すなわち、前述した半導体集積回路装置において、深いn型ウエルとn型ウエルとの分離が無くする状態にされていることにより、センスアンプ駆動には、オーバードライブ方式を用いらざるを得ないので、消費電流の増加が発生するという問題点がある。
【0009】
また、トリプルウエル構造とCMOSタイプ階層ワード線方式を同時に実現させる場合、深いn型ウエル電位には、サブワードドライバーのn型ウエル電位、またはセンスアンプのn型ウエル電位もしくはサブワードドライバーのn型ウエルとセンスアンプのn型ウエルの共通電位が用いられている。
【0010】
しかしながら、サブワードドライバーのn型ウエル電位もしくはセンスアンプのn型ウエル電位を別電位にし、その片方を深いn型ウエル電位として用いた場合、深いn型ウエルとサブワードドライバーのn型ウエル、または深いn型ウエルとセンスアンプのn型ウエル間のウエル分離の領域が必要となるので、面積増加が発生するという問題点がある。
【0011】
本発明の目的は、半導体基板の中部に深いウエルを有する場合、面積低減ができ、しかも高性能な半導体素子を有する半導体装置を提供することにある。
【0012】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0014】
すなわち、(1).p型半導体基板の中部に深いn型ウエルを有し、前記深いn型ウエルの上に、前記深いn型ウエルと接触されているp型第1ウエルを有し、前記p型第1ウエルの上に、前記p型第1ウエルと接触されているn型第1ウエルを有し、
前記深いn型ウエルの上に、前記深いn型ウエルと接触されているp型第2ウエルを有し、
前記深いn型ウエルの上に、前記深いn型ウエルと接触されているn型第2ウエルを有し、
前記深いn型ウエルの上に、前記深いn型ウエルと接触されているp型第3ウエルを有し、
前記n型第1ウエル、前記p型第2ウエル、前記n型第2ウエルおよびp型第3ウエルに、それぞれ形成された第1、第2、第3および第4のトランジスタを有し、
前記n型第1ウエルと前記n型第2ウエルは、異なる電位に接続される、
ことを特徴とする半導体装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付し、重複説明は省略する。
【0017】
図1〜図11は、本発明の一実施の形態である半導体装置の製造工程を示す図である。本実施の形態の半導体装置およびその製造方法は、CMOS型の半導体集積回路装置およびその製造方法である。同図を用いて、本実施の形態の半導体装置およびその製造方法を説明する。
【0018】
まず、例えばp型の単結晶シリコンからなるp型半導体基板1を用意し、そのp型半導体基板1の中部に深いn型ウエル2を形成する(図1〜図3)。
【0019】
この場合、図1は、本実施の形態のp型半導体基板1の中部に深いn型ウエル2が形成されているp型半導体基板1の一部を透視的に示す概略平面図である。図2は、図1におけるA−A矢視断面を拡大して示す概略断面図である。図3は、図1におけるB−B矢視断面を拡大して示す概略断面図である。
【0020】
本実施の形態の深いn型ウエル2を形成する製造方法は、p型半導体基板1の表面にレジスト膜を塗布した後、リソグラフィ技術を使用して、深いn型ウエル2を形成するためのマスクとしてのレジスト膜のパターンを形成する。この場合、リソグラフィ技術における露光装置に使用されるフォトマスクなどのマスクは、1種類のマスクを用いるだけでよい。
【0021】
その後、レジスト膜をマスクとして、p型半導体基板1の中部に、例えばリン(P)などからなるn型の不純物をイオン注入法を使用してイオン打ち込み(高エネルギーインプラ方式を採用したイオン打ち込み)した後、熱拡散装置を使用してn型の不純物を熱拡散して、深いn型ウエル2を形成する。
【0022】
次に、p型半導体基板1の上部である深いn型ウエル2の上の領域に、p型ウエル3を形成する(図4〜図6)。
【0023】
この場合、図4は、本実施の形態のp型半導体基板1にp型ウエル3が形成されているp型半導体基板1の一部を示す概略平面図である。図5は、図4におけるA−A矢視断面を拡大して示す概略断面図である。図6は、図4におけるB−B矢視断面を拡大して示す概略断面図である。
【0024】
本実施の形態のp型ウエル3を形成する製造方法は、p型半導体基板1の表面にレジスト膜を塗布した後、リソグラフィ技術を使用して、p型ウエル3を形成するためのマスクとしてのレジスト膜のパターンを形成する。この場合、リソグラフィ技術における露光装置に使用されるフォトマスクなどのマスクは、1種類のマスクを用いるだけでよい。
【0025】
その後、レジスト膜をマスクとして、p型半導体基板1の上部に、例えばホウ素(B)などからなるp型の不純物をイオン注入法を使用してイオン打ち込みした後、熱拡散装置を使用してp型の不純物を熱拡散して、p型ウエル3を形成する。
【0026】
この場合、p型ウエル3は、メモリセル(memory cell )部のp型ウエル3a、センスアンプ(sense amplifier )部のp型ウエル3b、センスアンプ部のn型ウエルの下部に最終的に配置されるp型ウエル3c、サブワードドライバー(sub-word driver )部のp型ウエル3dからなるものである。また、サブワードドライバー部のn型ウエルの領域に形成されていない態様のものである。
【0027】
次に、p型半導体基板1の上部である深いn型ウエル2の上の領域に、サブワードドライバー部のn型ウエル4を形成すると共にセンスアンプ部のp型ウエル3cに、浅いn型ウエル4aを形成する(図7〜図9)。
【0028】
この場合、図7は、本実施の形態のp型半導体基板1にn型ウエル4,4aが形成されているp型半導体基板1の一部を示す概略平面図である。図8は、図7におけるA−A矢視断面を拡大して示す概略断面図である。図9は、図7におけるB−B矢視断面を拡大して示す概略断面図である。
【0029】
本実施の形態のn型ウエル4,4aを形成する製造方法は、p型半導体基板1の表面にレジスト膜を塗布した後、リソグラフィ技術を使用して、n型ウエル4,4aを形成するためのマスクとしてのレジスト膜のパターンを形成する。この場合、リソグラフィ技術における露光装置に使用されるフォトマスクなどのマスクは、1種類のマスクを用いるだけでよい。
【0030】
その後、レジスト膜をマスクとして、p型半導体基板1の上部に、例えばリンなどからなるn型の不純物をイオン注入法を使用してイオン打ち込みした後、熱拡散装置を使用してn型の不純物を熱拡散して、n型ウエル4,4aを形成する。
【0031】
この場合、n型ウエル4は、深いp型ウエル2に接触されているn型ウエル4となっている態様のサブワードドライバー部のn型ウエル4とされている。また、n型ウエル(浅いn型ウエル)4aは、深いn型ウエル2の上にp型ウエル3cを介在して、p型ウエル3cの上に形成されているセンスアンプ部のn型ウエル4aとされている。
【0032】
また、センスアンプ部のn型ウエル4aの濃度は、その下部のp型ウエル3cの濃度よりも大きい状態とすることによって、p型ウエル3cの一部にセンスアンプ部のn型ウエル4aを簡単な製造工程により、形成することができる。
【0033】
次に、前述したp型ウエルおよびn型ウエルを備えているp型半導体基板1に、半導体素子および配線層などを形成する(図10,図11)。
【0034】
この場合、図10は、図8に示すp型半導体基板1に、半導体素子および配線層などが形成されている図である概略断面図である。図11は、図9に示すp型半導体基板1に、半導体素子および配線層などが形成されている図である概略断面図である。
【0035】
本実施の形態のp型半導体基板1に、半導体素子および配線層などを形成する製造方法は、設計仕様に応じて種々の態様を適用することができるが、次に、本実施の形態のp型半導体基板1に、半導体素子および配線層などを形成する製造方法を具体的に説明する。
【0036】
まず、前述したp型ウエルおよびn型ウエルを備えているp型半導体基板1の表面の選択的な領域に酸化シリコン膜からなる素子分離用のフィールド絶縁膜5を形成する。
【0037】
次に、p型ウエルおよびn型ウエルを備えているp型半導体基板1における素子形成領域に、ゲート絶縁膜6、ゲート電極7、サイドウォールスペーサ8を形成する。
【0038】
次に、NチャネルMOSFETを形成する領域のp型ウエル3a,3b,3dおよび配線層としてのn型半導体領域を形成するn型ウエル4,4aに、例えばリンなどのn型の不純物をイオン注入法を使用してイオン打ち込みした後、熱拡散装置を使用してn型の不純物を熱拡散して、NチャネルMOSFETのソースおよびドレインとなるn型半導体領域9と配線層としてのn型半導体領域9を同一工程によって形成する。この場合、NチャネルMOSFETのソースおよびドレインとなるn型半導体領域9の濃度と配線層としてのn型半導体領域9の濃度とが異なる態様の場合には、n型の不純物のイオン打ち込み工程を別の工程にした態様などの製造工程を適用する。
【0039】
その後、PチャネルMOSFETを形成する領域のn型ウエル4,4aおよび配線層としてのp型半導体領域を形成するp型ウエル3a〜3dに、例えばホウ素などのp型の不純物をイオン注入法を使用してイオン打ち込みした後、熱拡散装置を使用してp型の不純物を熱拡散して、PチャネルMOSFETのソースおよびドレインとなるp型半導体領域10と配線層としてのp型半導体領域10を同一工程によって形成する。この場合、PチャネルMOSFETのソースおよびドレインとなるp型半導体領域10の濃度と配線層としてのp型半導体領域10の濃度とが異なる態様の場合には、p型の不純物のイオン打ち込み工程を別の工程にした態様などの製造工程を適用する。
【0040】
次に、半導体基板1の上に、層間絶縁膜と配線層とからなる多層配線層を形成した後、パシベーション膜を形成することにより、半導体装置の製造工程を終了する。
【0041】
本実施の形態の半導体装置の製造方法によれば、p型半導体基板1の中部に形成されている深いn型ウエル2と異電位にするn型ウエル4aを形成する場合、深いn型ウエル2の上にp型ウエル3cを形成した後、そのp型ウエル3cの一部にn型ウエル4aを形成していることにより、深いn型ウエル2とn型ウエル4aとの間にp型ウエル3cが介在できるので、簡単な製造工程によって、p型半導体基板1の中部に形成されている深いn型ウエル2と異電位にするn型ウエル4aを簡単な製造工程によって形成することができる。
【0042】
本実施の形態の半導体装置の製造方法によれば、p型半導体基板1の中部に形成されている深いn型ウエル2と異電位にするn型ウエル4aを形成する場合、深いn型ウエル2とn型ウエル4aとの間にp型ウエル3cを介在する製造工程を使用しており、n型ウエル4aを形成するための製造工程は、他のn型ウエル4を形成するための製造工程と同一の製造工程とされているので、リソグラフィ技術における露光装置に使用されるフォトマスクなどのマスクは、1種類のマスクを用いるだけでよく、また深いn型ウエル2とn型ウエル4aとの間のp型ウエル3cを形成するための製造工程は、他のp型ウエル3a,3b,3dを形成するための製造工程と同一の製造工程とされているので、リソグラフィ技術における露光装置に使用されるフォトマスクなどのマスクは、1種類のマスクを用いるだけでよい。したがって、本実施の形態の半導体装置の製造工程によれば、特別なインプラ用マスクなどが不要とできるので極めて単純な製造工程とすることができることにより、製造歩留りを高くでき、しかも製造コスト的デメリットは生じないので、製造コストを低減化することができる。
【0043】
本実施の形態の半導体装置の製造方法によれば、p型半導体基板1の中部に形成されている深いn型ウエル2と異電位にするn型ウエル4aを形成する場合、深いn型ウエル2とn型ウエル4aとの間にp型ウエル3cを介在する製造工程を使用していることにより、p型半導体基板1の中部に形成されている深いn型ウエル2と離散されているn型ウエル4aを形成する場合、余計な領域を不要とすることができるので、面積低減ができ、微細加工化できた半導体装置の製造とすることができる。
【0044】
本実施の形態の半導体装置によれば、p型半導体基板1の中部に深いn型ウエル2を有し、深いn型ウエル2の上に、深いn型ウエル2と接触されているp型ウエル3cを有し、p型ウエル3cの上に、p型ウエル3cと接触されているn型ウエル4aを有することにより、例えば階層ワード線構造を有するメモリにおいて、深いn型ウエル2とサブワードドライバー部のn型ウエル4とが共通電位となっており、センスアンプ部のn型ウエル4aの電位は深いn型ウエル2の電位と別電位となるウエル構造でウエル分離領域が不要なウエル構造を有するので、面積低減化されてしかも微細加工化できた半導体装置とすることができると共に高性能で高信頼度の半導体素子を有する半導体装置とすることができる。
【0045】
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0046】
例えば、本発明の半導体装置は、p型半導体基板に半導体素子としてCMOSFETを形成した態様以外に、p型半導体基板にMOSFETの半導体素子を形成した態様を採用することができる。
【0047】
また、本発明は、深いn型ウエルの上に、深いn型ウエルと接触されているp型ウエルの上に、p型ウエルと接触されているn型ウエル(浅いn型ウエル)を、設計仕様に応じて、サブワードドライバー部のn型ウエルなどの種々の半導体素子が構築される半導体装置のn型ウエルに適用できる。
【0048】
さらに、本発明は、MOSFET、CMOSFETおよびバイポーラトランジスタなどの種々の半導体素子を組み合わせた態様のMOS型、CMOS型、BiMOS型またはBiCMOS型の半導体装置に適用できる。
【0049】
また、本発明は、CMOSFET、MOSFET、BiCMOSFET、BiMOSFETなどを構成要素とするSRAM(Static Random Access Memory )、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などのメモリ系などを有する種々の半導体装置に適用できる。
【0050】
さらに、本発明は、CMOSFET、MOSFET、BiCMOSFET、BiMOSFETなどを構成要素とするロジック系などを有する種々の半導体装置に適用できる。
【0051】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0052】
(1).本発明の半導体装置によれば、p型半導体基板の中部に深いn型ウエルを有し、深いn型ウエルの上に、深いn型ウエルと接触されているp型ウエルを有し、p型ウエルの上に、p型ウエルと接触されているn型ウエルを有することにより、例えば階層ワード線構造を有するメモリにおいて、深いn型ウエルとサブワードドライバー部のn型ウエルとが共通電位となっており、センスアンプ部のn型ウエルの電位は深いn型ウエルの電位と別電位となるウエル構造でウエル分離領域が不要なウエル構造を有するので、面積低減化されてしかも微細加工化できた半導体装置とすることができると共に高性能で高信頼度の半導体素子を有する半導体装置とすることができる。
【0053】
(2).本発明によれば、p型半導体基板の中部に形成されている深いn型ウエルと異電位にするn型ウエルを形成する場合、深いn型ウエルの上にp型ウエルを形成した後、そのp型ウエルの一部にn型ウエル(浅いn型ウエル)を形成していることにより、深いn型ウエルとn型ウエルとの間にp型ウエルが介在できるので、p型半導体基板の中部に形成されている深いn型ウエルと異電位にするn型ウエルを簡単な製造工程によって形成することができる。
【0054】
(3).本発明によれば、p型半導体基板の中部に形成されている深いn型ウエルと異電位にするn型ウエルを形成する場合、深いn型ウエルとn型ウエルとの間にp型ウエルを介在する製造工程を使用しており、n型ウエルを形成するための製造工程は、他のn型ウエルを形成するための製造工程と同一の製造工程とされているので、リソグラフィ技術における露光装置に使用されるフォトマスクなどのマスクは、1種類のマスクを用いるだけでよく、また深いn型ウエルとn型ウエルとの間のp型ウエルを形成するための製造工程は、他のp型ウエルを形成するための製造工程と同一の製造工程とされているので、リソグラフィ技術における露光装置に使用されるフォトマスクなどのマスクは、1種類のマスクを用いるだけでよい。したがって、本発明の半導体装置の製造工程によれば、特別なインプラ用マスクなどが不要となり、極めて単純な製造工程とすることにより、製造歩留りを高くでき、しかも製造コスト的デメリットは生じないので、製造コストを低減化することができる。
【0055】
(4).本発明によれば、p型半導体基板の中部に形成されている深いn型ウエルと異電位にするn型ウエルを形成する場合、深いn型ウエルとn型ウエルとの間にp型ウエルを介在する製造工程を使用していることにより、p型半導体基板の中部に形成されている深いn型ウエルと離散されているn型ウエルを形成する場合、余計な領域を不要とすることができるので、面積低減ができ、微細加工化された半導体装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造工程におけるp型半導体基板の一部を透視的に示す概略平面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視断面を拡大して示す概略断面図である。
【図3】図1におけるB−B矢視断面を拡大して示す概略断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造工程を示す概略平面図である。
【図5】図4におけるA−A矢視断面を拡大して示す概略断面図である。
【図6】図4におけるB−B矢視断面を拡大して示す概略断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造工程を示す概略平面図である。
【図8】図7におけるA−A矢視断面を拡大して示す概略断面図である。
【図9】図7におけるB−B矢視断面を拡大して示す概略断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造工程における図8に示すp型半導体基板に、半導体素子および配線層などが形成されている図である概略断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造工程における図9に示すp型半導体基板に、半導体素子および配線層などが形成されている図である概略断面図である。
【符号の説明】
1 p型半導体基板
2 深いn型ウエル
3 p型ウエル
3a〜3d p型ウエル
4 n型ウエル
4a n型ウエル(浅いn型ウエル)
5 フィールド絶縁膜
6 ゲート絶縁膜
7 ゲート電極
8 サイドウォールスペーサ
9 n型半導体領域
10 p型半導体領域
Claims (5)
- p型半導体基板の中部に深いn型ウエルを有し、前記深いn型ウエルの上に、前記深いn型ウエルと接触されているp型第1ウエルを有し、前記p型第1ウエルの上に、前記p型第1ウエルと接触されているn型第1ウエルを有し、
前記深いn型ウエルの上に、前記深いn型ウエルと接触されているp型第2ウエルを有し、
前記深いn型ウエルの上に、前記深いn型ウエルと接触されているn型第2ウエルを有し、
前記深いn型ウエルの上に、前記深いn型ウエルと接触されているp型第3ウエルを有し、
前記n型第1ウエル、前記p型第2ウエル、前記n型第2ウエルおよびp型第3ウエルに、それぞれ形成された第1、第2、第3および第4のトランジスタを有し、
前記n型第1ウエルと前記n型第2ウエルは、異なる電位に接続される、
ことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1記載の半導体装置であって、
前記n型第1ウエルの下の前記p型第1ウエルの不純物濃度は、前記n型第1ウエルの不純物濃度よりも低いことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1または2記載の半導体装置であって、
前記第1、第2、第3および第4のトランジスタは、それぞれMOSFETで構成されることを特徴とする半導体装置。 - 請求項3記載の半導体装置であって、
前記第1および第2のトランジスタにより、第1のCMOS回路が構成され、
前記第3および第4のトランジスタにより、第2のCMOS回路が構成されることを特徴とする半導体装置。 - 請求項4記載の半導体装置であって、
前記第1のCMOS回路によりセンスアンプ部が構成され、
前記第2のCMOS回路によりサブワードドライバ部が構成されることを特徴とする半導体装置。
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