JP4516900B2 - 振幅位相制御装置および受信システム - Google Patents

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Description

本発明は、入力された複素信号の振幅または位相の少なくともいずれかを制御して出力する装置に関する。
ディジタル無線通信においてはディジタル変調信号が広く用いられる。ディジタル変調信号は、1ビットあるいは複数ビットからなるディジタル符号を一単位としたシンボル符号を、所定の時間間隔を以て、搬送波の位相、その変化量、振幅等の物理量に対応付けたものである。ディジタル変調信号の方式については、シンボル符号を対応付ける搬送波の物理量によって様々なものが考えられており、例えば、シンボル符号を搬送波の位相に対応付けたPSK(Phase Shift Keying)変調方式、シンボル符号を搬送波の振幅および位相に対応付けたQAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調方式等がある。
ディジタル変調信号の変調成分信号は、実数部を同相成分信号(以下、I信号とする。)、虚数部を直交成分信号(以下、Q信号とする。)とした複素I/Q信号で表すことができる。複素I/Q信号は複素平面上の複素ベクトルによって表すことができる。複素平面において複素ベクトルによって表される点は一般にシンボル点と称される。複素I/Q信号の複素ベクトルによって表される点は、シンボル符号を搬送波の位相、その変化量、振幅等の物理量に対応付けた時間間隔、すなわちシンボル周期で離散的に変化する。
複素I/Q信号を表す複素ベクトルの絶対値および偏角は、それぞれディジタル変調信号の振幅および位相に対応付けられる。本明細書においては、複素I/Q信号を表す複素ベクトルの絶対値および偏角を、それぞれ複素I/Q信号の振幅および位相と称し、これらを併せて振幅位相と称する。また、複素平面上でシンボル点を表す複素ベクトルの絶対値をシンボル点の絶対値と、シンボル点を表す複素ベクトルの偏角をシンボル点の位相と称する。
図3にディジタル無線通信で扱われる複素I/Q信号の構成例を示す。複素I/Q信号は単位フレーム22が時系列で配列されたものである。単位フレーム22は、参照符号フレーム22aと情報符号フレーム22bを含んで構成される。受信装置は、時系列で連なる複数の単位フレーム22のうち、予め割り当てられた単位フレーム22を受信して復調を行う。
参照符号フレーム22aは、ディジタル符号列で表された参照符号を複素I/Q信号の振幅または位相に対応付けた信号であり、情報符号フレーム22bは、ディジタル符号列で表された情報符号を複素I/Q信号の振幅または位相に対応付けたものである。ここで、参照符号は受信装置が受信動作に関する処理を行うための符号であり、情報符号は、音声、画像、プログラム、データベース等、送信装置から受信装置に送信される実質的な情報を含む符号である。
ディジタル変調信号には、送信元および受信側の装置の精度が不十分であること、電磁波の伝搬路の特性、妨害波が受信波に重畳されること等によって惹き起こされる振幅誤差、位相誤差、またはこれらの組み合わせの誤差(以下、振幅位相誤差とする。)が含まれる。そして、振幅位相誤差は複素I/Q信号のシンボル点の絶対値の誤差またはシンボル点の位相の誤差となって現れ、ディジタル符号列の復号誤りの原因となる。したがって、ディジタル変調信号に含まれる振幅位相誤差が大きい程、抽出されるディジタル信号の誤り率が増加する傾向が強くなる。
誤り率は、受信装置の受信状態の良好度を示す指標となる。また、受信感度、妨害波耐性等の受信性能は誤り率によって評価することができる。例えば、受信信号電力が小さくなったときに誤り率が大きくなる傾向が弱い程、受信感度が良好であるといえる。また、ある一定電力の受信信号が受信されると共に妨害波が同時に受信されるという条件の下では、妨害波電力が大きくなったときに誤り率が大きくなる傾向が弱い程、妨害波耐性が良好であるといえる。
図4に従来技術における受信装置3の構成例を示す。受信装置3は、図3の複素I/Q信号をなすI信号およびQ信号によって直交変調されたディジタル変調信号を受信する。
受信装置3は、アンテナ10、無線受信部12、直交検波部14、A/D変換部16、振幅位相制御部50、符号検波部20、タイミング同期部24を備えて構成される。受信装置3は、ディジタル変調信号に含まれる振幅位相誤差の影響を低減し、誤り率が増大する傾向を抑制するために複素I/Q信号の振幅位相を制御する振幅位相制御部50を含んでいる。これによって、受信装置3の受信性能を良好にすることができる。
無線受信部12は、アンテナ10を介して受信したディジタル変調信号に対して高周波増幅、中間周波数への周波数変換、中間周波数増幅を施し、直交検波部14に入力する。直交検波部14は、入力されたディジタル変調信号からI信号およびQ信号を抽出する。
直交検波部14によって抽出されたI信号およびQ信号は、A/D変換部16に入力される。A/D変換部16は、I信号、Q信号のそれぞれをシンボルクロック信号CKに従って離散化する。そして、離散化されたI信号を実数部、離散化されたQ信号を虚数部とした複素I/Q信号を生成して振幅位相制御部50、およびタイミング同期部24に入力する。図4ではjを虚数単位とし、複素I/Q信号をI+jQと記載している。
タイミング同期部24は、A/D変換部16が出力した複素I/Q信号からシンボル周期を抽出し、これに同期したシンボルクロック信号CKを生成する。タイミング同期部24は、生成したシンボルクロック信号CKを、A/D変換部16、振幅位相制御部50、符号検波部20に入力する。A/D変換部16、振幅位相制御部50、符号検波部20のそれぞれは、シンボルクロック信号CKに従ったタイミングで動作する。
また、タイミング同期部24は、参照符号フレーム22aに対応する複素I/Q信号の波形パターンを記憶している。そして、A/D変換部16が出力した複素I/Q信号と参照符号フレーム22aに対応する複素I/Q信号との波形相関をとること等の方法で参照符号フレーム22aの入力が開始されるタイミングを検出する。タイミング同期部24は、参照符号フレーム22aの入力が開始されるタイミングを検出したときには、参照符号フレーム22aの入力が開始されるタイミングを示すタイミング情報Tを、振幅位相制御部50が備えるウェイト係数算出部28に入力する。
振幅位相制御部50は、入力された複素I/Q信号の振幅位相の制御を行い、その複素I/Q信号を符号検波部20に入力する。振幅位相制御部50には、一連の単位フレーム22としての複素I/Q信号が入力される。受信装置3は、予め割り当てられた単位フレーム22のみを復調する。このため、振幅位相制御部50は、割り当てられた単位フレーム22が入力されるたびに新たに振幅位相の制御を行う。
振幅位相制御部50は、予め複素平面上で定義された基準シンボル点に対する複素I/Q信号が示すシンボル点のずれを表す誤差信号を算出し、誤差信号が最小となるよう複素I/Q信号の振幅位相の制御を行う。
振幅位相制御部50は、乗算部26、ウェイト係数算出部28、加算部30、極性反転部32、信号選択部34、硬判定部36、参照信号生成部40を備えて構成される。
振幅位相制御部50へ入力された複素I/Q信号は、乗算部26およびウェイト係数算出部28に入力される。
乗算部26は入力された複素I/Q信号にウェイト係数算出部28から入力されたウェイト係数Wを乗じ、これを振幅位相制御部50の出力信号Yとして出力する。出力信号Yは、加算部30及び硬判定部36に入力される。ウェイト係数Wは複素I/Q信号の振幅位相の制御に用いられる複素数の係数である。ウェイト係数Wの絶対値は複素I/Q信号の振幅を変化させる率を表し、その偏角は複素I/Q信号の位相を変化させる角度を表す。したがって、乗算部26においてウェイト係数Wが複素I/Q信号に掛け合わされることによって、複素I/Q信号の振幅位相をウェイト係数Wに応じて変化させることができる。
硬判定部36は、出力信号Yからシンボル点の座標値を抽出し、抽出したシンボル点の座標値に対して硬判定を行い、硬判定に基づいて当該シンボル点の座標値を本来とるべき座標値に修正した硬判定信号Zを出力する。ここで、硬判定とは、判定しようとするシンボル点である被判定シンボル点の座標値に基づいて本来とるべき座標値を判定する処理をいう。その判定は、1つの区画が、変調方式によって定義されているシンボル点である基準シンボル点を1つ含むよう複素平面を区切り、1区画内に見いだされた被判定シンボル点は、その1区画内のいかなる位置に存在する場合であっても、1区画内で1つ定義されている基準シンボル点の位置に存在するものとみなすものである。例えば、図5の被判定シンボル点Aは、区画(1,−3)内の16QAM変調方式では定義されていない位置に存在する。そこで、硬判定においては区画(1,−3)内に位置する被判定シンボル点Aは、区画(1,−3)の基準シンボル点の座標点1−j3に位置するものとみなされる。
参照信号生成部40は、参照信号Vを信号選択部34に入力する。参照信号Vは、参照信号生成部40が記憶する参照符号に従ってその振幅と位相が変化する。この参照符号は、送信された参照符号フレーム22aに含まれる参照符号と同一のものであり、送信装置と受信装置3との間で予め定められた共通の符号が適用される。
信号選択部34は、硬判定信号Zおよび参照信号Vの入力を受けて、ウェイト係数算出部28から入力される切り換え情報Sに応じて硬判定信号Zまたは参照信号Vのいずれか一方を選択し、収束目標信号Rとして極性反転部32に出力する。この収束目標信号Rは、出力信号Yの振幅位相の基準となる信号である。極性反転部32は、収束目標信号Rに−1を乗じて極性を反転して加算部30へ出力する。
加算部30は、出力信号Yと極性が反転された収束目標信号Rとを加算し、誤差信号eとしてウェイト係数算出部28に入力する。極性反転部32において収束目標信号Rの極性は反転されているので、誤差信号eは、出力信号Yから収束目標信号Rを減算した信号となる。
ウェイト係数算出部28は、誤差信号eと振幅位相制御部50に入力された複素I/Q信号とに基づいて、誤差信号eを最小値へ収束させる適応化アルゴリズムを実行する。これによって、振幅位相制御部50の出力信号Yの振幅位相は、収束目標信号Rの振幅位相に収束する。適応化アルゴリズムとしては、LMSアルゴリズム、RLSアルゴリズム等を適用することが可能である。LMSアルゴリズムは、次の(1)式から(3)式に示す漸化式で表せる。
(数1) Y(i)=X(i)・W(i)* (1)
(数2) W(i+1)=W(i)−μ・X(i)・e(i)* (2)
(数3) e(i)=X(i)・W(i)* −R(i) (3)
ここに、Y(i)は振幅位相制御部50の出力信号、μは収束性や追従性を決定するための任意の定数、X(i)は振幅位相制御部50の入力信号、W(i)はウェイト係数、e(i)は誤差信号、R(i)は収束目標信号である。右上に*が付された変数は、その変数の複素共役変数であることを意味し、各変数の括弧内のiは時間と共に増加する計算ステップを表す整数である。
計算ステップを表すiは、入力される複素I/Q信号のシンボル周期ごとに1だけ増加する。この場合、(1)式から(3)式で表されるLMSアルゴリズムは、単位シンボル周期が経過するごとにアルゴリズムの単位計算ステップを実行することとなる。この点については、RLSアルゴリズム等他の適応化アルゴリズムにおいても同様である。つまり、適応化アルゴリズムを実行するステップは、シンボルクロック信号CKに従い、複素I/Q信号のシンボル点が現れるタイミングと同期させる。
ウェイト係数算出部28が実行する適応化アルゴリズムは、参照符号フレーム22aが入力されているときと、情報符号フレーム22bが入力されているときとでは、収束目標信号Rとして適用する信号を異にする。参照符号フレーム22aが入力されている間は、参照信号生成部40が出力する参照信号Vを収束目標信号Rとして適応化アルゴリズムを実行する引き込み処理を行う。一方、情報符号フレーム22bが入力されている間は、参照信号生成部40が出力する参照信号Vを収束目標信号Rとして適応化アルゴリズムを実行する追従処理を行う。
なお、参照符号フレーム22aが入力されている状態から情報符号フレーム22bが入力されている状態に移り変わるタイミングは、タイミング同期部24から入力されるタイミング情報Tとシンボルクロック信号CKに基づいて検出される。ウェイト係数算出部28は、タイミング情報Tに基づいて参照符号フレーム22aの入力が開始されるタイミングを把握する。そして、参照符号フレーム22aの入力が開始された時からシンボルクロック信号CKのパルス数を数え、その数が参照符号フレーム22aに含まれているシンボル点の数に達したときに、信号選択部34が収束目標信号Rとして選択する信号を切り換えるための切り換え情報Sを信号選択部34に入力する。信号選択部34は、切り換え情報Sに従って2つの信号のうち一つを選択して出力する。
このように、参照符号フレーム22aが入力されている間には引き込み処理を行い、情報符号フレーム22bが入力されている間には追従処理を行うのは次のような理由による。振幅位相制御部50の処理を単純化するという観点からは、追従処理を行うのみとしたいところである。しかし、単位フレーム22の入力が開始されて間もない時刻、すなわち参照符号フレーム22aの先頭が受信されて間もない時刻においては、振幅位相誤差を低減させるウェイト係数Wがまだ定まっていない。したがって、このような信号に対する硬判定信号Zを収束目標信号Rとして適応化アルゴリズムを実行したとしても、誤差信号eが短時間で収束する可能性は低い。そこで、参照符号フレーム22aが受信されている間には、ウェイト係数算出部28から出力されるウェイト係数Wを十分収束させて出力信号Yの振幅位相を理想的な値に引き込む処理を行うことが好適となる。
そして、引き込み処理の後には、出力信号Yの振幅位相を理想的な値に維持する必要があるために追従処理が行われる。情報符号フレーム22bが含む情報符号は、送信装置から受信装置3に送信される実質的な情報を含む符号であるため、参照符号のようにそれ自身が振幅位相の変化パターンに関する情報を有するものではない。しかし、情報符号フレーム22bのシンボル点には、理想的には変調方式によって定められた位置に現れるという規則性があるため、追従処理は、この規則性を利用することとしている。すなわち、情報符号フレーム22bのシンボル点の絶対値の誤差およびシンボル点の位相の誤差が、複素平面上の1区画の範囲内に収まっている限りにおいては、振幅位相制御部50が出力する信号の振幅位相を理想的な値に引き込まれた状態を維持することができる。
符号検波部20は、出力信号Yから、シンボル点の座標値を抽出し、抽出したシンボル点の座標値に基づいてシンボル符号からディジタル符号列を得て、これを時系列で配置したディジタル信号を出力する。
このように、受信装置3では、受信したディジタル変調信号に含まれる振幅位相誤差が、振幅位相制御部50によって低減される。これによって、符号検波部20から出力されるディジタル信号の誤り率は低減され受信性能を向上させることができる。
図4の振幅位相制御部50には適応化アルゴリズムの収束性について次のような問題があった。
図3に示すディジタル変調信号の参照符号フレーム22aと情報符号フレーム22bとでは変調方式を異なったものとすることが多い。それは、参照符号は受信装置が受信動作に関する処理を行うための符号であるため、参照符号に対しては受信動作に関する処理を行い易い変調方式が適用されることが望ましい一方、情報符号は送信装置から受信装置に送信される実質的な情報を含む符号であるため、情報符号に対しては単位時間当たりに伝送する情報量が多い変調方式を適用することが望ましいためである。
例えば、参照符号フレーム22aに対してはPSK変調方式を適用し、情報符号フレーム22bに対してはQAM変調方式を適用する場合について考える。PSK変調方式のシンボル点の絶対値は、すべてのシンボル点に対して同一であるため、参照符号フレーム22aが受信されているときには、複素I/Q信号が示すシンボル点の絶対値が適応化アルゴリズムの実行ステップごとに変動することはない。ところが、QAM変調方式のシンボル点の絶対値は、すべてのシンボル点に対して同一ではないため、情報符号フレーム22bが受信されているときには、複素I/Q信号が示すシンボル点の絶対値が適応化アルゴリズムの実行ステップごとに変動する。したがって、参照符号フレーム22aが受信されているときと、情報符号フレーム22bが受信されているときとでは、入力される複素I/Q信号が示すシンボル点の絶対値または電力値の時間平均値が異なる可能性がある。ここで、シンボル点の絶対値の時間平均値とは、複素I/Q信号がすべてのシンボル点を一様な頻度で示しているときのシンボル点の絶対値の時間平均値をいい、また、シンボル点の電力値の時間平均値とは、複素I/Q信号がすべてのシンボル点を一様な頻度で示しているときのシンボル点の電力値の時間平均値をいう。
適応化アルゴリズムにおける新たなウェイト係数Wは、前ステップにおける入力信号に基づく補正量を用いて算出される。例えばLMSアルゴリズムでは、(2)式の右辺の第2項が補正量であり、これは前ステップにおける入力信号Xに依存する。補正量が、適応化アルゴリズムの実行ステップが増加するに従って収束していくものであれば、振幅位相制御部50の出力信号Yは振幅位相誤差の影響を低減した値に収束する。しかし、補正量の実行ステップの増加に対する変化の様子によっては、出力信号Yに含まれる振幅位相誤差の収束時間は大きく異なる。したがって、補正量は出力信号Yに含まれる振幅位相誤差を迅速に収束させるための最適な値を与えるよう定義されていることが好ましい。
図4の振幅位相制御部50において、参照符号フレーム22aに対する変調方式と、情報符号フレーム22bに対する変調方式を異なったものとした場合、上述のように、参照符号フレーム22aが受信されているときと、情報符号フレーム22bが受信されているときとでは複素I/Q信号が示すシンボル点の絶対値または電力値の時間平均値が異なることが多い。一般的な適応化アルゴリズムでは当該時間平均値が異なると、補正量の時間平均値もまた異なる値となる。補正量そのものは実行ステップごとに異なる値を示すが、補正量の時間平均値は適応化アルゴリズムの収束性に影響を与える実効的な値を示すものであると考えられる。
したがって、参照符号フレーム22aから情報符号フレーム22bへと切り換わる時に、複素I/Q信号が示すシンボル点の絶対値または電力値の時間平均値に隔たりがあることは補正量の隔たりがあることに等しいと考えられる。参照符号フレーム22aから情報符号フレーム22bへの切り換わり時の補正量の等価的な隔たりがあまりにも大きいと、情報符号フレーム22bが入力された当初において誤差信号eの絶対値が急激に増大し、その後の追従処理での収束時間が長くなってしまう。
このように、追従処理での収束性が劣化すると、受信装置3が出力するディジタル信号の誤り率が増大する傾向が強くなり、受信性能が劣化することとなる。この問題は、無線通信システムの通信容量を増大させるためQAM変調方式の多値化を図ると、より顕著なものとなる。
本発明は、このような課題に対してなされたものであり、入力される信号の変調方式が異なるものに切り換えられた場合においても迅速に振幅位相を制御することが可能な振幅位相制御装置を提供する。
本発明は、入力された複素信号の振幅または位相の少なくともいずれかを制御して出力信号とする振幅位相制御装置であって、振幅または位相の少なくともいずれかの基準となる基準信号に対する前記出力信号の差異を表す差異信号を生成する差異信号生成部と、入力された複素信号を、当該入力された複素信号の変調方式に応じて修正した修正入力信号を生成する修正入力信号生成部と、前記差異信号と前記修正入力信号とに基づいて、入力された複素信号の振幅または位相の少なくともいずれかを変化させる振幅位相変化部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る振幅位相制御装置においては、第1の変調方式の複素信号である第1複素信号と、第2の変調方式の複素信号である第2複素信号のいずれかが入力され、前記第2複素信号が入力されているときには、前記修正入力信号生成部は、第1複素信号の情報呈示値に基づく振幅の絶対値の時間平均値と第2複素信号の情報呈示値に基づく振幅の絶対値の時間平均値との比から計算された係数を前記入力された複素信号に乗ずることで、前記修正入力信号を生成する構成とすることが好適である。
また、本発明に係る振幅位相制御装置においては、第1の変調方式の複素信号である第1複素信号と、第2の変調方式の複素信号である第2複素信号のいずれかが入力され、前記第2複素信号が入力されているときには、前記修正入力信号生成部は、第1複素信号の情報呈示値に基づく電力の時間平均値と第2複素信号の情報呈示値に基づく電力の時間平均値との比の平方根から計算された係数を前記入力された複素信号に乗ずることで、前記修正入力信号を生成する構成とすることが好適である。
また、直交変調信号を受信する無線受信部と、前記無線受信部が受信した直交変調信号から同相成分信号と直交成分信号とを抽出する直交検波部と、前記同相成分信号と前記直交成分信号とから複素信号を生成する複素信号生成部と、前記複素信号からディジタル信号を抽出するディジタル復調部と、を備える受信システムにおいては、本発明に係る振幅位相制御装置を、前記ディジタル復調部に適用することが好適である。
本発明によれば、入力される信号の変調方式が異なるものに切り換えられた場合においても、迅速に振幅位相を制御することが可能な振幅位相制御装置を実現することができる。したがって、本発明に係る振幅位相制御装置を複数の異なる変調方式の信号を受信する受信装置に適用することで、変調方式が切り換えられたときに生じる出力信号の誤り率の増加を抑制することができる。
図1に本発明の実施形態に係る受信装置1の構成を示す。受信装置1は、アンテナ10、無線受信部12、直交検波部14、A/D変換部16、振幅位相制御部18、符号検波部20、タイミング同期部24を含んで構成される。図4の受信装置3と同一の構成部ついては同一の符号を付してその説明を簡略に行う。
無線受信部12は、アンテナ10を介して受信したディジタル変調信号に対して高周波増幅、中間周波数への周波数変換、中間周波数増幅を施し、直交検波部14に入力する。直交検波部14は無線受信部12から入力された信号からI信号およびQ信号を抽出し、A/D変換部16に入力する。A/D変換部16では、入力されたI信号、Q信号のそれぞれをシンボルクロック信号CKに従って離散化した複素I/Q信号を生成し、振幅位相制御部18に入力する。
振幅位相制御部18は、乗算部26および44、ウェイト係数算出部28、加算部30、極性反転部32、信号選択部34、硬判定部36、参照信号生成部40、修正係数参照部42を備えて構成される。図4の振幅位相制御部50と同一の構成部については同一の符号を付してその説明を省略する。
図1の振幅位相制御部18の構成のうち、図4の振幅位相制御部50と異なる箇所は、修正係数参照部42および乗算部44に係る部分である。
修正係数参照部42は、振幅位相制御部18に入力される複素I/Q信号、すなわち入力信号Xの変調方式に対応する修正係数を乗算部44に入力する。乗算部44は入力信号Xに修正係数参照部42から入力された値を乗じて修正入力信号Xpとしてウェイト係数算出部28に入力する。また、ウェイト係数算出部28からは、切り換え情報Sが信号選択部34のみならず修正係数選択部42aにも入力される。
図2に修正係数参照部42の構成を示す。修正係数参照部42は、修正係数選択部42a、引き込み処理時修正係数生成部42b、追従処理時修正係数生成部42cを備えて構成される。
ウェイト係数算出部28から出力された切り換え情報Sは、修正係数選択部42aへ入力される。修正係数選択部42aは、切り換え情報Sに従って、引き込み処理時修正係数生成部42bの出力値と追従処理時修正係数生成部42cの出力値のいずれかを選択し、乗算部44に入力する。
これによって、参照符号フレーム22aが振幅位相制御部18に入力されている間は、引き込み処理時修正係数生成部42bが生成した引き込み処理時修正係数α1が乗算部44に入力され、情報符号フレーム22bが振幅位相制御部18に入力されている間は、追従処理時修正係数生成部42cが生成した追従処理時修正係数α2が乗算部44に入力される。
ここで、引き込み処理時修正係数α1と追従処理時修正係数α2との間には、次の(4)式の関係を持たせることが好適である。
(数4)α2/α1=Hn/Hm (4)
ここに、Hnは参照符号フレーム22aに適用される変調方式における、シンボル点の絶対値についての時間平均値(複素I/Q信号がすべてのシンボル点を一様な頻度で示しているときのシンボル点の絶対値の時間平均値をいう。)、Hmは情報符号フレーム22bに適用される変調方式におけるシンボル点の絶対値についての時間平均値である。例えば、α1=1とすればα2は、α2=Hn/Hmのように決定される。また、引き込み処理時修正係数α1と追従処理時修正係数α2との間の関係は、(4)式の代わりに次の(5)式のように表すことができる。
(数5)α2/α1=(Pn/Pm)1/2 (5)
ここに、Pnは参照符号フレーム22aに適用される変調方式における、シンボル点から算出される電力の時間平均値、Pmは情報符号フレーム22bに適用される変調方式における、シンボル点から算出される電力の時間平均値である。ここで、シンボル点から算出される電力とは、シンボル点の絶対値を電圧値または電流値としてシンボル点の電力を定義した場合において、複素I/Q信号がすべてのシンボル点を一様な頻度で示しているときのシンボル点から算出される電力の時間平均値をいう。
引き込み処理時修正係数生成部42bおよび追従処理時修正係数生成部42cは、それぞれ理想的なシンボル点に基づいて予め算出された引き込み処理時修正係数α1および理想的なシンボル点に基づいて予め算出された追従処理時修正係数α2を予め記憶しておく構成とすることが好適である。
また、シンボル点から算出される電力の時間平均値を入力信号Xに基づいて測定する電力測定手段(図示せず。)を設け、電力測定手段が測定した結果に基づいて引き込み処理時修正係数α1および追従処理時修正係数α2を算出し、それぞれ引き込み処理時修正係数生成部42bおよび追従処理時修正係数生成部42cに入力する構成とすることも可能である。
乗算部44は、入力信号Xに、修正係数参照部42から入力された値を乗じた修正入力信号Xpをウェイト係数算出部28に入力する。
本実施形態に係る振幅位相制御部18は振幅位相制御部50と同様、参照符号フレーム22aに対する複素I/Q信号が入力されているときには引き込み処理を行い、情報符号フレーム22bに対する複素I/Q信号が入力されているときには追従処理を行う。引き込み処理においては、信号選択部34は参照信号生成部40が出力する参照信号Vを収束目標信号Rとして選択し、追従処理においては硬判定部36が出力する硬判定信号Zを収束目標信号Rとして選択する。また、引き込み処理においては、修正係数参照部42は引き込み処理時修正係数α1を乗算部44に入力し、追従処理においては、修正係数参照部42は追従処理時修正係数α2を乗算部44に入力する。
ウェイト係数算出部28は、修正入力信号Xpおよび誤差信号eに基づく適応化アルゴリズムを実行する。例えば、LMSアルゴリズムは、次の(6)式から(10)式に示す漸化式で表される。
(数6) Y(i)=X(i)・W(i)* (6)
(数7) W(i+1)=X(i)−μXp(i)・e(i)* (7)
(数8) e(i)=X(i)・W(i)*−R(i) (8)
(数9) Xp(i)=α・X(i) (9)
(数10) α=α1(参照符号フレーム入力時),α2(情報符号フレーム入力時)(10)ここに、Y(i)は振幅位相制御部18の出力信号、μは収束性や追従性を決定するための任意の定数、X(i)は振幅位相制御部18の入力信号、W(i)はウェイト係数、e(i)は誤差信号、R(i)は収束目標信号、Xp(i)は修正入力信号である。右上に*が付された変数は、その変数の複素共役変数であることを意味し、各変数の括弧内のiは時間と共に増加する計算ステップを表す整数である。
次に、本実施形態によって振幅位相制御部18の収束性が向上する原理について説明する。
本実施形態に係る受信装置1は、参照符号フレーム22aと情報符号フレーム22bとで変調方式が異なるディジタル変調信号を受信する場合、参照符号フレーム22aから情報符号フレーム22bへと切り換わった時に、入力される複素I/Q信号が示すシンボル点の絶対値または電力値の時間平均値に隔たりが生ずることがある。この隔たりは、適応化アルゴリズムにおけるウェイト係数Wに対する補正量の隔たりに等価であると考えられる。
この補正量の等価的な隔たりがあまりにも大きいと、出力信号Yに含まれる振幅位相誤差の収束時間を長引かせることとなる。そこで、情報符号フレーム22bに適用されている変調方式の複素I/Q信号が入力されているときには、その隔たりの分だけウェイト係数Wの補正量を修正することとすれば、出力信号Yに含まれる振幅位相誤差の収束時間を短縮することができるといえる。補正量の等価的な隔たりは、参照符号フレーム22aの信号が示すシンボル点の絶対値の時間平均値に対する、情報符号フレーム22bの信号が示すシンボル点の絶対値の時間平均値の比で表される。あるいは参照符号フレーム22aの信号が示すシンボル点から算出される電力の時間平均値に対する、情報符号フレーム22bの信号が示すシンボル点から算出される電力の時間平均値の比の平方根で表される。そこで、参照符号フレーム22aから情報符号フレーム22bへと切り換わった後には、この比の逆数を入力信号Xに乗ずることで補正量の隔たりを低減することができる。
本実施形態に係る振幅位相制御部18は、このような原理に基づき、複素I/Q信号のシンボル点の絶対値についての時間平均値、または複素I/Q信号のシンボル点から算出される電力の時間平均値の平方根に反比例するよう入力信号Xの大きさを修正した修正入力信号Xpをウェイト係数Wの算出に適用するものである。
振幅位相制御部18では、(4)式または(5)式に基づいて、参照符号フレーム22aが入力されているときと、情報符号フレーム22bが入力されているときとで入力信号Xに乗ずる修正係数をそれぞれのフレームにおいて異なるものとする。これによって、参照符号フレーム22aから情報符号フレーム22bへと切り換わる時のウェイト係数Wの補正量の等価的な隔たりを低減することができ、追従処理において出力信号Yに含まれる振幅位相誤差を迅速に収束させることができる。
以上のように、振幅位相制御部18は複素I/Q信号の振幅位相の制御を行い、その複素I/Q信号を符号検波部20に入力する。符号検波部20は、入力された複素I/Q信号からシンボル点の座標値を抽出し、抽出したシンボル点の座標値に基づいてシンボル符号からディジタル符号列を得て、これを時系列で配置したディジタル信号を出力する。
なお、ここでは情報符号フレーム22b内で同一の変調方式が適用されるものとして、振幅位相制御部18の構成および動作について説明した。しかし、本発明の実施形態に係る振幅位相制御部18は、情報符号フレーム22b内で同一の変調方式が適用される場合のみならず、情報符号フレーム22b内で変調方式が切り換えられる場合にも適用可能である。この場合、情報符号フレーム22b内で適用される複数の変調方式のそれぞれに対して、(4)式または(5)式と同様の定義の修正係数を算出し、情報符号フレーム22b内で変調方式が切り換わるたびに変調方式に応じた修正係数を選択する構成とすればよい。
本実施形態に係る受信装置1では、振幅位相制御部18の収束性を良好にすることができるため、受信装置1が出力するディジタル信号の誤り率が増大する傾向を抑制し、受信性能を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る受信装置の構成を示す図である。 修正係数参照部の構成を示す図である。 受信装置が受信するディジタル変調信号の構成を示す図である。 従来技術による受信装置の構成を示す図である。 硬判定について説明する図である。
符号の説明
1,3 受信装置、10 アンテナ、12 無線受信部、14 直交検波部、16 A/D変換部、18,50 振幅位相制御部、20 符号検波部、22 単位フレーム、22a 参照符号フレーム、22b 情報符号フレーム、24 タイミング同期部、26,44 乗算部、28 ウェイト係数算出部、30 加算部、32 極性反転部、34 信号選択部、36 硬判定部、40 参照信号生成部、42 修正係数参照部、42a 修正係数選択部、42b 引き込み処理時修正係数生成部、42c 追従処理時修正係数生成部。

Claims (4)

  1. 入力された複素信号の振幅または位相の少なくともいずれかを制御して出力信号とする振幅位相制御装置であって、
    振幅または位相の少なくともいずれかの基準となる基準信号に対する前記出力信号の差異を表す差異信号を生成する差異信号生成部と、
    入力された複素信号を、当該入力された複素信号の変調方式に応じて修正した修正入力信号を生成する修正入力信号生成部と、
    前記差異信号と前記修正入力信号とに基づいて、入力された複素信号の振幅または位相の少なくともいずれかを変化させる振幅位相変化部と、
    を備えることを特徴とする振幅位相制御装置。
  2. 請求項1に記載の振幅位相制御装置であって、
    第1の変調方式の複素信号である第1複素信号と、第2の変調方式の複素信号である第2複素信号のいずれかが入力され、
    前記第2複素信号が入力されているときには、
    前記修正入力信号生成部は、第1複素信号の情報呈示値に基づく振幅の絶対値の時間平均値と第2複素信号の情報呈示値に基づく振幅の絶対値の時間平均値との比から計算された係数を前記入力された複素信号に乗ずることで、前記修正入力信号を生成することを特徴とする振幅位相制御装置。
  3. 請求項1に記載の振幅位相制御装置であって、
    第1の変調方式の複素信号である第1複素信号と、第2の変調方式の複素信号である第2複素信号のいずれかが入力され、
    前記第2複素信号が入力されているときには、
    前記修正入力信号生成部は、第1複素信号の情報呈示値に基づく電力の時間平均値と第2複素信号の情報呈示値に基づく電力の時間平均値との比の平方根から計算された係数を前記入力された複素信号に乗ずることで、前記修正入力信号を生成することを特徴とする振幅位相制御装置。
  4. 直交変調信号を受信する無線受信部と、
    前記無線受信部が受信した直交変調信号から同相成分信号と直交成分信号とを抽出する直交検波部と、
    前記同相成分信号と前記直交成分信号とから複素信号を生成する複素信号生成部と、
    前記複素信号からディジタル信号を抽出するディジタル復調部と、
    を備える受信システムであって、
    前記ディジタル復調部は、前記複素信号の振幅または位相の少なくともいずれかを制御する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の振幅位相制御装置を備えることを特徴とする受信システム。
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