JP2002344362A - 等化装置、受信装置、及び等化方法並びに受信方法 - Google Patents

等化装置、受信装置、及び等化方法並びに受信方法

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JP2002344362A JP2001143878A JP2001143878A JP2002344362A JP 2002344362 A JP2002344362 A JP 2002344362A JP 2001143878 A JP2001143878 A JP 2001143878A JP 2001143878 A JP2001143878 A JP 2001143878A JP 2002344362 A JP2002344362 A JP 2002344362A
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Masashi Naito
昌志 内藤
Nobuaki Kawahara
伸章 川原
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 QAM方式の問題点である高いオーバーサン
プルレートでのシンボル同期及び復調処理の欠点を改善
するため、低いオーバーサンプルレートでも誤り率特性
の劣化が少ない等化装置及び受信装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 少なくとも1シンボルからなる既知のシ
ンボルパターンが周期的に挿入された送信信号を検波し
た検波信号に対して等化を行う等化装置であって、検波
信号に基づいて前記シンボルパターンを検出することに
よりシンボルタイミングを再生するフレーム/シンボル
同期回路207と、検波信号から一定間隔で取り出した
信号及びウェイトを乗算することにより等化信号を得る
等化処理部203と、シンボルパターンに等しい参照信
号を発生するパイロットシンボルパターン発生回路20
5と、参照信号から等化信号を減算することにより等化
誤差を得る差分器206と、シンボルパターンのタイミ
ングにおける検波信号及び等化誤差に基づいてウェイト
を更新するウェイト制御回路208とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル無線通
信に関するもので、特にパイロットシンボル挿入型変調
方式に導入する等化装置及び受信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】本発明が適用する変調方式であるパイロ
ットシンボル挿入型変調方式は、例えば特公平6−19
08号公報で開示されている「伝送路歪補償方式」や、
参考文献1:電子情報通信学会論文誌B−II Vol.
J72−B−II No.1 pp7−15、1989年
1月、三瓶他「陸上移動通信用16QAMのフェージン
グひずみ補償方式」に示されている。この方式は、多値
直交変調において、伝送路歪を測定するためにパイロッ
トシンボルを挿入することにより、陸上移動通信に多値
直交変調を適用することが可能となると共に、多値直交
変調を用いることによる周波数の利用効率が向上するも
のである。以下、パイロットシンボル挿入型変調方式を
PSI(Pilot Symbol Insertion)変調方式と記す。
【0003】従来、QAM(Quadrature Amplitude Mod
ulation)方式のような振幅成分にも情報を配分する方
式は、移動通信では難しいとされていた。しかし、PS
I変調方式は、誤り率特性の優れた同期検波型復調方式
を陸上移動通信のフェージング環境下においても適用す
ることを可能にした。また、PSI変調方式は、情報伝
送に寄与しないパイロットシンボルを10%以下に抑え
て実現する優れた方式である。
【0004】ここで、PSI変調方式の特徴であるフレ
ームフォーマットについて説明する。図8は、PSI変
調方式のフレームフォーマットを示す図である。1フレ
ームは、送信すべきNシンボルの情報シンボルと、それ
に付随するPシンボルのパイロットシンボルとから構成
される。ここで、N/Pを大きくとることにより、情報
伝送効率は向上する。PSI変調方式では、Pを1に、
Nを16以上にすることができるため、情報伝送効率N
/(P+N)は16/17以上となり、100%に近い
情報伝送効率が実現できる。
【0005】また、上記PSI変調方式に関連して、参
考文献2:電子情報通信学会信学技報 RCS92−1
06(1993−01)三瓶他「16QAM/TDMA
方式のシンボルタイミング再生方式」が提案されてい
る。ここで用いられているMAM(Maximum Amplitude
Method)は、最大振幅を示すサンプルを同期点とする方
法である。既知のフレームシンボルが最大振幅であるこ
とを前提として、フレーム長が数十シンボル、オーバー
サンプル数が32倍である場合、MAMにより良好な特
性を得られることが、シミュレーション結果により確認
されている。
【0006】また、トレーニング型等化器に関連して、
参考文献3:電子情報通信学会信学技報 CS91−2
2(1991−06)三瓶「内挿処理による簡略化判定
帰還型等化器」が提案されている。この提案によれば、
TDMAバーストの先頭と後尾に設けたプリアンブル及
びポストアンブルにおいてカルマンアルゴリズムを用い
て最適タップ利得を求め、これらに挟まれたデータ部に
おいては、トレーニング部で求められたタップ利得の内
挿によってタップ利得を求めることにより、等化に要す
る演算量を大幅に低減できる内挿型簡略化DFE(De
cisionFeedback Equalizer)
を実現できる。
【0007】次に、従来のフェージング歪み補償につい
て図9と図10を用いて説明する。図9は、パイロット
シンボル及び情報シンボルの波形を示す図である。図9
の(a)は送信波形、図9の(b)は受信波形、図9の
(c)は送信波形に対する受信波形の位相差及び位相差
を補正した波形を示す。
【0008】図9の(a)に示すように、送信側はパイ
ロットシンボルと情報シンボルで構成されるフレームを
周期的に送信する。(a)の上段は送信フレーム、下段
は各シンボルを複素平面上で示したものである。これに
対して、(b)に示すように、受信側はフェージング等
の伝搬路変動により位相が変化した信号を受信する。1
フレームがNシンボルで構成され、シンボルの順番をm
=0〜(N−1)で表すとする。m=0、Nはパイロッ
トシンボルであり、m=1〜(N−1)は情報シンボル
である。また、フレームの順番をiとし、受信信号をR
(i)で示す。
【0009】図9の(c)に示すように、パイロットシ
ンボルにおいて送信波形に対する受信波形の位相差から
逆特性タップc(i)を求め、逆特性タップc(i)を
受信信号R(i)に乗算することにより、受信波形の歪
みが補償され送信波形の位相と等しくなる。図10は、
従来のフェージング歪み補償のための回路構成の一例を
示すブロック図である。このブロック図は、複数の遅延
器501及び乗算器502の組み合わせで構成される。
上述した計算に示されるように、乗算器502は、遅延
器501で遅延された受信信号R(i)と、受信信号R
(i)に対する逆特性タップc(i)を乗算し、歪み補
償を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、QAM
方式のような多値符号化方式において、同一シンボル内
のマッピング点との符号間距離は隣接しているため、シ
ンボル同期ずれによる復調誤り劣化の問題が発生する。
図11は、16QAMにおける直交復調前の送信アイパ
ターンの一例を示す図である。図11は、複数のシンボ
ルパターンについて1シンボル区間を重ねて書いたもの
であり、横軸は時間を示す。オーバーサンプル数は8倍
である。また、ロールオフ率α=0.5である。
【0011】受信信号(図11の場合4値の符号)の符
号判定を行う際に、シンボルタイミング、すなわち隣の
符号との符号間距離が最も離れているタイミングでデー
タを復調すれば、雑音の影響が小さく、誤り率特性は最
も良くなる。逆に、隣の符号との距離が狭いタイミン
グ、すなわちシンボルタイミングからずれたタイミング
でデータを復調すれば、雑音の影響が大きく、誤り率特
性は悪くなる。
【0012】図11より、中心部のシンボルタイミング
から左右に離れるに従って、符号間距離が狭まる(アイ
が閉じる)ことがわかる。また、中心部のシンボルタイ
ミングから1.5サンプルずれると、雑音がない状態で
もエラーフリーが実現できないことがわかる。中心部の
シンボルタイミングから1サンプル(1/8シンボル)
ずれた状態においても、他の符号との符号間距離が狭
く、雑音に対するマージンがほとんどないことがわか
る。
【0013】図12は、誤り率特性のシミュレーション
結果の一例を示す図である。図12の横軸はEb/N0
あり、縦軸は誤り率である。図12より、中心部のシン
ボルタイミングから1サンプル(1/8シンボル)ずれ
たことによる誤り率特性の劣化は、誤り率10-5点で6
dB以上となり、特にロールオフ率αが小さい(狭帯域
化した)場合に、劣化が大きくなることがわかる。これ
は、受信のA/D変換のサンプリングレートをシンボル
レートの何倍にとるか、すなわちオーバーサンプルレー
トによりシンボル同期ずれの精度が変わるため、より高
いオーバーサンプルレートで信号処理することが要求さ
れる。
【0014】シンボル同期ずれの影響をなくすために
は、通常、シンボルレートの32倍のオーバーサンプル
レートでA/D変換することが必要になる。しかし、信
号処理をDSPのようなプロセッサで行う場合、情報レ
ート及びオーバーサンプルレートの増加は、プロセッサ
の要求処理能力の増加を招き、処理能力の限界で制約さ
れる。制約されたDSPの処理能力で情報レートを向上
させるためには、オーバーサンプルレートを低くして実
現できる等化方式が要求される。
【0015】また、上述したトレーニング型等化器は、
通常10シンボル以上のトレーニングパターンを必要と
し、トレーニングパターン長の増加は情報レートの増加
の妨げとなる。
【0016】本発明は上述した課題に鑑みてなされたも
のであり、QAM方式の問題点である高いオーバーサン
プルレートでのシンボル同期及び復調処理の欠点を改善
するために、低いオーバーサンプルレート及び短い既知
のシンボルパターンを用いても誤り率特性の劣化が少な
い等化装置及び受信装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係る等化装置は、少なくとも1シンボル
からなる既知のシンボルパターンが周期的に挿入された
送信信号を検波した検波信号に対して等化を行う等化装
置であって、前記検波信号に基づいて前記シンボルパタ
ーンを検出することによりシンボルタイミングを再生す
るシンボルパターン同期手段と、前記検波信号から一定
間隔で取り出した信号及びウェイトを乗算することによ
り等化信号を得る等化手段と、前記シンボルパターンに
等しい参照信号を発生するシンボルパターン発生手段
と、前記参照信号から前記等化信号を減算することによ
り等化誤差を得る誤差演算手段と、前記シンボルパター
ンのタイミングにおける前記検波信号及び前記等化誤差
に基づいてウェイトを更新するウェイト更新手段とを備
えたことを特徴とするものである。
【0018】このような構成によれば、ウェイトの更新
がシンボルパターン受信毎に行われることにより、フェ
ージング等の緩やかな受信伝搬路の変動に追従すること
ができ、DSPの信号処理量を大幅に削減することがで
きる。
【0019】また、本発明に係る等化装置において、前
記ウェイト更新手段は、誤差電力最小アルゴリズムを用
いて前記ウェイトを更新することを特徴とするものであ
る。
【0020】このような構成によれば、誤差電力最小ア
ルゴリズムを用いることにより、タップ係数の精度及び
収束速度が良くなる。
【0021】また、本発明に係る受信装置は、少なくと
も1シンボルからなる既知のシンボルパターンが周期的
に挿入された送信信号をダイバーシチ受信する受信装置
であって、前記送信信号を受信する複数のアンテナと、
対応する前記アンテナからの受信信号に対して直交検波
を行う複数の検波手段と、対応する前記検波手段の出力
を用いて等化を行う請求項1又は請求項2に記載の複数
の等化装置と、複数の前記等化装置の出力を選択する選
択手段と、該選択手段の出力に基づいてデータを判定す
るデータ判定手段とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0022】このような構成によれば、選択ダイバーシ
チ受信を行うことにより、フェージング伝搬路環境にお
いても優れた受信品質を得られると共に、DSPの信号
処理量を大幅に削減することができる。
【0023】また、本発明に係る受信装置は、少なくと
も1シンボルからなる既知のシンボルパターンが周期的
に挿入された送信信号をダイバーシチ受信する受信装置
であって、対応するアンテナからの受信信号に対して直
交検波を行う複数の検波手段と、複数の前記検波信号に
基づいて前記シンボルパターンを検出することにより前
記シンボルタイミングを再生するシンボルパターン同期
手段と、対応する前記検波手段の出力から一定間隔で取
り出した信号及びウェイトを乗算することにより等化信
号を得る複数の等化手段と、複数の前記等化信号の出力
を合成する合成手段と、前記シンボルパターンに等しい
参照信号を発生するシンボルパターン発生手段と、前記
参照信号から前記等化信号を減算することにより等化誤
差を得る誤差演算手段と、前記シンボルパターンのタイ
ミングにおいて、対応する前記検波信号及び対応する前
記等化誤差に基づいてウェイトを更新する複数のウェイ
ト更新手段と、前記合成手段の出力に基づいてデータを
判定するデータ判定手段とを備えることを特徴とするも
のである。
【0024】このような構成によれば、合成ダイバーシ
チ受信を行うことにより、フェージング伝搬路環境にお
いて優れた受信品質を得られると共に、DSPの信号処
理量を大幅に削減することができる。
【0025】また、本発明に係る受信装置において、前
記ウェイト更新手段は、誤差電力最小アルゴリズムを用
いて前記ウェイトを更新することを特徴とするものであ
る。
【0026】このような構成によれば、誤差電力最小ア
ルゴリズムを用いることにより、タップ係数の精度及び
収束速度が良くなる。
【0027】また、本発明は、少なくとも1シンボルか
らなる既知のシンボルパターンが周期的に挿入された送
信信号を検波した検波信号に対して等化を行う等化方法
であって、前記検波信号に基づいて前記シンボルパター
ンを検出することによりシンボル同期位置の検波を行う
ステップにおいて、前記検波信号の同期位置を検波した
場合には、ウェイト更新を行い、前記ウェイト更新を基
に等化処理を行い、前記検波信号の同期位置を検波しな
い場合には、ウェイト更新を行わず、等化処理を行うこ
とを特徴とするものである。
【0028】このような方法によれば、ウェイトの更新
がシンボルパターン受信毎に行われることにより、フェ
ージング等の緩やかな受信伝搬路の変動に追従すること
ができ、DSPの信号処理量を大幅に削減することがで
きる。
【0029】また、本発明に係る等化方法において、前
記ウェイト更新は、誤差電力最小アルゴリズムを用いて
前記ウェイトを更新することを特徴とするものである。
【0030】このような方法によれば、誤差電力最小ア
ルゴリズムを用いることにより、タップ係数の精度及び
収束速度が良くなる。
【0031】また、本発明は、少なくとも1シンボルか
らなる既知のシンボルパターンが周期的に挿入された送
信信号をダイバーシチ受信する受信方法であって、複数
のアンテナにより前記送信信号を受信し、対応する前記
アンテナからの受信信号に対して複数の検波手段により
直交検波を行い、対応する前記検波手段の出力を用いて
行われる請求項6又は請求項7に記載の等化方法であっ
て、前記複数の検波手段に対応する複数の前記等化方法
により得られる処理結果を選択し、該選択された処理結
果に基づいてデータを判定することを特徴とするもので
ある。
【0032】このような方法によれば、選択ダイバーシ
チ受信を行うことにより、フェージング伝搬路環境にお
いて優れた受信品質を得られると共に、DSPの受信処
理量を大幅に削減することができる。
【0033】また、本発明は、少なくとも1シンボルか
らなる既知のシンボルパターンが周期的に挿入された送
信信号をダイバーシチ受信する受信方法であって、複数
のアンテナにより前記送信信号を受信し、対応する前記
アンテナからの受信信号に対して複数の検波手段により
直交検波を行い、複数の前記検波信号に基づいて前記シ
ンボルパターンを検出することによりシンボル同期位置
の検波を行うステップにおいて、前記検波信号の同期位
置を検波した場合には、ウェイト更新を行い、前記ウェ
イト更新を基にそれぞれ等化処理を行い、それぞれの等
化処理出力を合成し、前記検波信号の同期位置を検波し
ない場合には、ウェイト更新を行わず、それぞれ等化処
理を行い、それぞれの等化処理出力を合成することを特
徴とするものである。
【0034】さらに本発明は、少なくとも1シンボルか
らなる既知のシンボルパターンが周期的に挿入された送
信信号をダイバーシチ受信する受信方法であって、複数
のアンテナにより前記送信信号を受信し、対応する前記
アンテナからの受信信号に対して複数の検波手段により
直交検波を行い、複数の前記検波手段より出力される検
波信号に基づいて前記シンボルパターンを検出すること
によりシンボル同期位置の検波を行うステップにおい
て、前記検波信号の同期位置を検波した場合には、それ
ぞれ対応したウェイト更新を行い、前記ウェイト更新を
基にそれぞれ等化処理を行い、それぞれの等化処理出力
を合成し、前記検波信号の同期位置を検波しない場合に
は、それぞれ対応したウェイト更新を行わず、それぞれ
等化処理を行い、それぞれの等化処理出力を合成するこ
とを特徴とするものである。
【0035】このような方法によれば、合成ダイバーシ
チ受信を行うことにより、フェージング伝搬路環境にお
いても優れた受信品質を得られると共に、DSPの信号
処理量を大幅に削減することができる。
【0036】また、本発明に係る受信方法において、前
記ウェイト更新は、誤差電力最小アルゴリズムを用いて
前記ウェイトを更新することを特徴とするものである。
【0037】このような構成によれば、誤差電力最小ア
ルゴリズムを用いることにより、タップ係数の精度及び
収束速度が良くなる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。 実施の形態1.図1は、本実施の形態に係るシングルブ
ランチを用いた受信装置の構成例を示すブロック図であ
る。図1に示されるように、このブロック図は、アンテ
ナ201と、検波部202と、等化処理部203と、デ
ータ判定回路204と、パイロットシンボルパターン発
生回路205と、差分器206と、フレーム/シンボル
同期回路207と、ウェイト制御回路208とから構成
される。
【0039】なお、本実施の形態において、等化手段と
は等化処理部203であり、シンボルパターン発生手段
はパイロットシンボルパターン発生回路205であり、
誤差演算手段は差分器206であり、シンボルパターン
同期手段はフレーム/シンボル同期回路207であり、
ウェイト更新手段はウェイト制御回路208である。ま
た、本実施の形態において、シンボルパターンは少なく
とも1つのパイロットシンボルからなるパイロットシン
ボルパターンである。
【0040】次に、図1に示されるブロック図の動作に
ついて説明する。アンテナ201で受信された受信信号
は、検波部202で直交検波され直交検波I,Q信号と
して等化処理部203とフレーム/シンボル同期回路2
07とウェイト制御回路208へ出力される。
【0041】ここで、等化処理部203について図2を
用いて説明する。図2は、等化処理部の構成の一例を示
すブロック図である。図2に示されるように、このブロ
ック図は、nサンプル遅延素子101,102と、複素
ウェイト乗算器103,104,105と、加算器10
6とから構成される。ここで、ディジタル化された直交
検波I,Q信号をR(t)とする。
【0042】次に、図2に示されるブロック図の動作に
ついて説明する。nサンプル遅延素子101は、R
(t)をnTだけ遅延させた結果R(t−nT)を、n
サンプル遅延素子102と複素ウェイト乗算器104へ
出力する。ここで、TはA/D変換された1サンプル分
の時間を示す。nサンプル遅延素子102は、R(t−
nT)をnTだけ遅延させた結果R(t−2nT)を、
複素ウェイト乗算器105へ出力する。
【0043】複素ウェイト乗算器103は、R(t)と
ウェイト制御回路208からの複素ウェイトW0とを乗
算した結果W0・R(t)を加算器106へ出力する。
同様に、複素ウェイト乗算器104は、R(t−nT)
とウェイト制御回路208からの複素ウェイトW1とを
乗算した結果W1・R(t−nT)を、複素ウェイト乗
算器105は、R(t−2nT)とウェイト制御回路2
08からの複素ウェイトW2とを乗算した結果W2・R
(t−2nT)を、加算器106へ出力する。
【0044】加算器106は、複素ウェイト乗算器10
3,104,105からの出力を加算した結果を等化出
力G(t)として、データ判定回路204と差分器20
6へ出力する。等化出力G(t)は、以下のような式で
表される。
【0045】G(t)= W0・R(t)+W1・R(t−nT)+W2・R(t−2nT)・・(1)
【0046】以上が等化処理部203の動作の一例であ
る。データ判定回路204は、フレーム/シンボル同期
回路207からのシンボルタイミングにおいて、送信Q
AMのシンボルマッピングのうち等化出力G(t)に最
も近い値を復調データとして外部へ出力する。
【0047】パイロットシンボルパターン発生回路20
5は、例えば参考文献1に記載されているように、16
QAMのシンボルマッピングのうちパイロットシンボル
パターンとして使用されている一点を参照パイロットシ
ンボルパターンとして差分器206へ出力する。図3
は、既知のパイロットシンボルのマッピング位置の一例
を示す図である。図3に示すように、既知のパイロット
シンボルのマッピング位置は、I/Q相共に正の最大値
を取るように配置されている。ここで、パイロットシン
ボルパターン数は従来よりも大幅に短い4シンボル以下
で済む。更に、情報伝送効率を低下させることなくDS
Pの信号処理量を大幅に削減することができる。差分器
206は、参照パイロットシンボルパターンから等化出
力G(t)を減算した結果を、等化誤差E(t)として
ウェイト制御回路208へ出力する。
【0048】フレーム/シンボル同期回路207は、パ
イロットシンボルパターンに16QAMの最大振幅を与
える点を用いることから、フレーム中の平均電力最大点
をパイロットシンボル位置として、R(t)からフレー
ムタイミング及びシンボルタイミングを検出し、フレー
ムタイミングとシンボルタイミングをウェイト制御回路
208とデータ判定回路204へ出力する。
【0049】ウェイト制御回路208は、フレームタイ
ミングにおける等化誤差E(t)とR(t)とから最適
な複素ウェイトW0〜W2を計算し、等化処理部203
へ出力する。
【0050】ここで、最適な複素ウェイトW0〜W2の
計算方法について説明する。最適な複素ウェイトW0〜
W2を計算するために、LMS(Least Mean Square er
ror)やRLS(Recursive Least Square)等の誤差電
力最小化アルゴリズムを用いる。例えばLMSは、以下
の(2)式のように示される。
【0051】 Wn=Wn+μ・E(t)・R(t−nT)・・(2)
【0052】(2)式のμは忘却係数であり0以上1以
下の正数である。ウェイト制御回路208は、フレーム
タイミングで(2)式の演算を1フレームに一度行う。
ウェイト制御回路208は、本来送信している既知の参
照パイロットシンボルパターンから等化出力G(t)を
減算した等化誤差E(t)が最小となるように、各複素
ウェイトW0,W1,W2の制御を行う。
【0053】受信したパイロットシンボルの位相と振幅
は、無線伝搬路の変動により緩やかに変動する。無線伝
搬路が変動しなければ複素ウェイトも変動しないので、
パイロットシンボルパターンの後の情報シンボルにおい
てはパイロットシンボルパターン受信時に更新した複素
ウェイトをそのまま使用し等化することにより、情報シ
ンボルの復調を行う。
【0054】上述した動作におけるウェイト制御回路に
よるウェイト更新は既知のシンボルのシンボル同期位置
を検波する毎に行われ、従来、1シンボル毎にウェイト
更新を行っていたのと構成が異なっている。図4はその
動作を示すフローチャートであり、受信(ステップS
1)後、受信信号を直交検波し(ステップS2)、既知
のシンボルのシンボル同期位置を検波したか否かを判断
し(ステップS3)、検波した場合は(ステップS3、
Yes)、ウェイト更新を行い(ステップS4)、等化
処理を行って(ステップS5)データ判定を行う(ステ
ップS6)。ステップS3において、既知のシンボルの
シンボル同期位置を検波していない場合は(ステップS
3、No)、ステップS4のウェイト更新を行わず、ス
テップS5の等化処理を行う。
【0055】本実施の形態では、遅延素子間隔nTの3
タップの構成について説明したが、タップ数は2タップ
以上であれば何タップであっても、構成上の問題はな
い。遅延素子間隔nTは、通常1/2シンボル時間程度
が好ましいが、1/8サンプル以上1/2シンボル以下
であれば同様の効果が期待できる。
【0056】実施の形態2.本実施の形態では、選択ダ
イバーシチ受信方式を用いる。図5は、本実施の形態に
係る選択ダイバーシチを用いた受信装置の構成例を示す
ブロック図である。図5において、図5に示されるよう
に、このブロック図は、アンテナ201,201Aと、
検波部202,202Aと、等化処理部203,203
Aと、データ判定回路204と、パイロットシンボルパ
ターン発生回路205,205Aと、差分器206,2
06Aと、フレーム/シンボル同期回路207,207
Aと、ウェイト制御回路208,208Aと、選択出力
回路301とから構成される。また、図5の201A〜
203A及び205A〜208Aは、図1の201〜2
03及び205〜208と同様の構成である。
【0057】なお、本実施の形態において、検波手段は
検波部202,202Aであり、データ判定手段はデー
タ判定回路204であり、選択手段は選択出力回路30
1である。また、本実施の形態において、シンボルパタ
ーンは少なくとも1つのパイロットシンボルからなるパ
イロットシンボルパターンである。
【0058】次に、図5に示されるブロック図の動作に
ついて説明する。図1と同一符号は図1に示された対象
と同一又は相当物を示しており、ここでの説明を省略す
る。このブロック図は、実施の形態1で説明した図1の
ブロック図からデータ判定回路204を除いたものを2
つ並列に用意する。等化処理部203の等化出力G1
(t)及び対応するフレーム/シンボル同期回路207
からのフレームタイミングとシンボルタイミング、等化
処理部203Aの等化出力G2(t)及び対応するフレ
ーム/シンボル同期回路207Aからのフレームタイミ
ングとシンボルタイミングは、選択出力回路301へ出
力される。
【0059】選択出力回路301は、等化処理部203
からの等化出力G1(t)と等化処理部203Aからの
等化出力G2(t)のうち品質の高い方を選択し、選択
した等化出力とそれに対応するフレームタイミングとシ
ンボルタイミングをデータ判定回路204へ出力する。
データ判定回路204は、選択されたシンボルタイミン
グにおいて、送信QAMのシンボルマッピングのうち、
選択された等化出力に最も近い値を復調データとして外
部へ出力する。
【0060】本実施の形態では、選択ダイバーシチのブ
ランチ数を2本としたが、2本以上で構成しても良い。
【0061】実施の形態3.本実施の形態では、合成ダ
イバーシチ受信方式を用いる。図6は、本実施の形態に
係る合成ダイバーシチを用いた受信装置の構成例を示す
ブロック図である。図6に示されるように、このブロッ
ク図は、アンテナ201,201Aと、検波部202,
202Aと、等化処理部203,203Aと、データ判
定回路204と、パイロットシンボルパターン発生回路
205と、差分器206と、フレーム/シンボル同期回
路207と、ウェイト制御回路208,208Aと、加
算器401とから構成される。また、図6の201A〜
203A及び208Aは、図1の201〜203及び2
08と同様の構成である。
【0062】なお、本実施の形態において、検波手段は
検波部202,202Aであり、等化手段は等化処理部
203,203Aであり、データ判定手段はデータ判定
回路204であり、シンボルパターン発生手段はパイロ
ットシンボルパターン発生回路205であり、誤差演算
手段は差分器206であり、シンボルパターン同期手段
はフレーム/シンボル同期回路207であり、ウェイト
更新手段はウェイト制御回路208,208Aであり、
合成手段は加算器401である。また、本実施の形態に
おいて、シンボルパターンは少なくとも1つのパイロッ
トシンボルからなるパイロットシンボルパターンであ
る。
【0063】次に、図6に示されるブロック図の動作に
ついて説明する。図6において、図1と同一符号は図1
に示された対象と同一又は相当物を示しており、ここで
の説明を省略する。アンテナ201で受信された受信信
号は、検波部202で直交検波され直交検波I,Q信号
R1(t)として等化処理部203とフレーム/シンボ
ル同期回路207とウェイト制御回路208へ出力され
る。一方、アンテナ201Aで受信された受信信号は、
検波部202Aで直交検波され直交検波I,Q信号R2
(t)として等化処理部203Aとフレーム/シンボル
同期回路207とウェイト制御回路208Aへ出力され
る。
【0064】等化処理部203からの等化出力G1
(t)と等化処理部203Aからの等化出力G2(t)
は、加算器401で加算され、その結果等化出力G1
(t)+G2(t)は、データ判定回路204と差分器
206へ出力される。
【0065】データ判定回路204は、フレーム/シン
ボル同期回路207からのシンボルタイミングにおい
て、送信QAMのシンボルマッピングのうち、等化出力
G1(t)+G2(t)に最も近い値を復調データとし
て外部へ出力する。
【0066】差分器206は、パイロットシンボルパタ
ーン発生回路205が出力した参照パイロットシンボル
パターンから等化出力G1(t)+G2(t)を減算し
た結果を、等化誤差E(t)としてウェイト制御回路2
08とウェイト制御回路208Aへ出力する。
【0067】フレーム/シンボル同期回路207は、R
1(t)とR2(t)を用いて最適なフレームタイミン
グ及びシンボルタイミングを検出し、フレームタイミン
グとシンボルタイミングをウェイト制御回路208とウ
ェイト制御回路208Aとデータ判定回路204へ出力
する。
【0068】ウェイト制御回路208は、等化出力G1
(t)+G2(t)のフレームタイミングにおける等化
誤差E(t)とR1(t)とから最適なウェイトW0〜
W2を計算し、等化処理部203へ出力する。一方、ウ
ェイト制御回路208Aは、等化出力G1(t)+G2
(t)のフレームタイミングにおける等化誤差E(t)
とR2(t)とから最適なウェイトW0〜W2を計算
し、等化処理部203Aへ出力する。
【0069】本実施の形態では、合成ダイバーシチのブ
ランチ数を2本としたが、2本以上で構成しても良い。
【0070】また、本実施の形態では、ウェイト制御回
路が2つある場合について説明しているが、図7に示す
ようにウェイト制御回路は1つとしても良いことは言う
までもない。
【0071】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明によれば、
PSI変調方式を用いたQAM変調方式の復調処理にお
いて、複素ウェイトの更新が1フレームに一度、パイロ
ットシンボルパターン受信毎に行われることにより、フ
ェージング等の緩やかな受信伝搬路の変動に追従するこ
とができる。また、遅延素子間隔を1/2シンボルとす
ることにより、最小でシンボルレートの2倍のオーバー
サンプルレートとなり、DSPの信号処理量を大幅に削
減することができる。また、既知のシンボルパターンの
シンボル数を4以下とすることにより、情報伝送効率を
低下させることなくDSPの信号処理量を大幅に削減す
ることができる。
【0072】例えば、シンボルレート10ksym/s
ecの受信信号を処理する場合、参考文献1のオーバー
サンプルレートが320kHzであるのに対して、本発
明のオーバーサンプルレートは20kHzであるため、
信号処理量は単純に1/16倍で良いことになる。ま
た、受信のA/D変換におけるオーバーサンプルレート
の低減により、回路及び消費電力の大幅削減が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係るシングルブランチを用い
た受信装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】等化処理部の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図3】既知のパイロットシンボルのマッピング位置の
一例を示す図である。
【図4】既知のシンボルのシンボル同期位置を検波する
毎にウェイト更新を行う動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】本実施の形態2に係る選択ダイバーシチを用い
た受信装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態3に係る合成ダイバーシチを用い
た受信装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図7】実施の形態3においてウェイト制御回路を一つ
とした例を示すブロック図である。
【図8】PSI変調方式のフレームフォーマットを示す
図である。
【図9】パイロットシンボルと情報シンボルの関係を示
す図である。
【図10】従来のフェージング歪み補償のための回路構
成の一例を示す図である。
【図11】16QAMにおける直交復調前の送信アイパ
ターンの一例を示す図である。
【図12】誤り率特性のシミュレーション結果の一例を
示す図である。
【符号の説明】
101,102 nサンプル遅延素子、103,10
4,105 複素ウェイト乗算器、106 加算器、2
01,201A アンテナ、202,202A検波部、
203,203A 等化処理部、204 データ判定回
路、205,205A パイロットシンボルパターン発
生回路、206,206A 差分器、207,207A
フレーム/シンボル同期回路、208,208A ウ
ェイト制御回路、301 選択出力回路、401 加算
器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 27/38 H04L 27/22 Fターム(参考) 5K004 AA08 JB01 JH02 5K046 EE06 EE19 EE42 EE56 EF05 EF15 EF26 EF46 5K059 CC03 DD07 DD12 DD35 DD39

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1シンボルからなる既知のシ
    ンボルパターンが周期的に挿入された送信信号を検波し
    た検波信号に対して等化を行う等化装置であって、 前記検波信号に基づいて前記シンボルパターンを検出す
    ることによりシンボルタイミングを再生するシンボルパ
    ターン同期手段と、 前記検波信号から一定間隔で取り出した信号及びウェイ
    トを乗算することにより等化信号を得る等化手段と、 前記シンボルパターンに等しい参照信号を発生するシン
    ボルパターン発生手段と、 前記参照信号から前記等化信号を減算することにより等
    化誤差を得る誤差演算手段と、 前記シンボルパターンのタイミングにおける前記検波信
    号及び前記等化誤差に基づいてウェイトを更新するウェ
    イト更新手段と、 を備えたことを特徴とする等化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の等化装置であって、 前記ウェイト更新手段は、誤差電力最小アルゴリズムを
    用いて前記ウェイトを更新することを特徴とする等化装
    置。
  3. 【請求項3】 少なくとも1シンボルからなる既知のシ
    ンボルパターンが周期的に挿入された送信信号をダイバ
    ーシチ受信する受信装置であって、 前記送信信号を受信する複数のアンテナと、 対応する前記アンテナからの受信信号に対して直交検波
    を行う複数の検波手段と、 対応する前記検波手段の出力を用いて等化を行う請求項
    1又は請求項2に記載の複数の等化装置と、 複数の前記等化装置の出力を選択する選択手段と、 該選択手段の出力に基づいてデータを判定するデータ判
    定手段とを備えることを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも1シンボルからなる既知のシ
    ンボルパターンが周期的に挿入された送信信号をダイバ
    ーシチ受信する受信装置であって、 対応するアンテナからの受信信号に対して直交検波を行
    う複数の検波手段と、 複数の前記検波信号に基づいて前記シンボルパターンを
    検出することにより前記シンボルタイミングを再生する
    シンボルパターン同期手段と、 対応する前記検波手段の出力から一定間隔で取り出した
    信号及びウェイトを乗算することにより等化信号を得る
    1つ以上の等化手段と、 複数の前記等化信号の出力を合成する合成手段と、 前記シンボルパターンに等しい参照信号を発生するシン
    ボルパターン発生手段と、 前記参照信号から前記等化信号を減算することにより等
    化誤差を得る誤差演算手段と、 前記シンボルパターンのタイミングにおいて、対応する
    前記検波信号及び対応する前記等化誤差に基づいてウェ
    イトを更新する1つ以上のウェイト更新手段と、 前記合成手段の出力に基づいてデータを判定するデータ
    判定手段とを備えることを特徴とする受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の受信装置であって、 前記ウェイト更新手段は、誤差電力最小アルゴリズムを
    用いて前記ウェイトを更新することを特徴とする受信装
    置。
  6. 【請求項6】 少なくとも1シンボルからなる既知のシ
    ンボルパターンが周期的に挿入された送信信号を検波し
    た検波信号に対して等化を行う等化方法であって、 前記検波信号に基づいて前記シンボルパターンを検出す
    ることによりシンボル同期位置の検波を行うステップに
    おいて、 前記検波信号の同期位置を検波した場合には、ウェイト
    更新を行い、前記ウェイト更新を基に等化処理を行い、 前記検波信号の同期位置を検波しない場合には、ウェイ
    ト更新を行わず、等化処理を行うことを特徴とする等化
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の等化方法であって、 前記ウェイト更新は、誤差電力最小アルゴリズムを用い
    て前記ウェイトを更新することを特徴とする等化方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも1シンボルからなる既知のシ
    ンボルパターンが周期的に挿入された送信信号をダイバ
    ーシチ受信する受信方法であって、 複数のアンテナにより前記送信信号を受信し、 対応する前記アンテナからの受信信号に対して複数の検
    波手段により直交検波を行い、 対応する前記検波手段の出力を用いて行われる請求項6
    又は請求項7に記載の等化方法であって、前記複数の検
    波手段に対応する複数の前記等化方法により得られる処
    理結果を選択し、 該選択された処理結果に基づいてデータを判定すること
    を特徴とする受信方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも1シンボルからなる既知のシ
    ンボルパターンが周期的に挿入された送信信号をダイバ
    ーシチ受信する受信方法であって、 複数のアンテナにより前記送信信号を受信し、 対応する前記アンテナからの受信信号に対して複数の検
    波手段により直交検波を行い、 複数の前記検波信号に基づいて前記シンボルパターンを
    検出することによりシンボル同期位置の検波を行うステ
    ップにおいて、 前記検波信号の同期位置を検波した場合には、ウェイト
    更新を行い、前記ウェイト更新を基にそれぞれ等化処理
    を行い、それぞれの等化処理出力を合成し、 前記検波信号の同期位置を検波しない場合には、ウェイ
    ト更新を行わず、それぞれ等化処理を行い、それぞれの
    等化処理出力を合成することを特徴とする受信方法。
  10. 【請求項10】 少なくとも1シンボルからなる既知の
    シンボルパターンが周期的に挿入された送信信号をダイ
    バーシチ受信する受信方法であって、 複数のアンテナにより前記送信信号を受信し、 対応する前記アンテナからの受信信号に対して複数の検
    波手段により直交検波を行い、 複数の前記検波手段より出力される検波信号に基づいて
    前記シンボルパターンを検出することによりシンボル同
    期位置の検波を行うステップにおいて、 前記検波信号の同期位置を検波した場合には、それぞれ
    対応したウェイト更新を行い、前記ウェイト更新を基に
    それぞれ等化処理を行い、それぞれの等化処理出力を合
    成し、 前記検波信号の同期位置を検波しない場合には、それぞ
    れ対応したウェイト更新を行わず、それぞれ等化処理を
    行い、それぞれの等化処理出力を合成することを特徴と
    する受信方法。
  11. 【請求項11】 請求項9又は請求項10に記載の受信
    方法であって、前記ウェイト更新は、誤差電力最小アル
    ゴリズムを用いて前記ウェイトを更新することを特徴と
    する受信方法。
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