JP4513453B2 - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents

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本発明は排気ガス浄化用触媒に関するものである。
エンジンの排気ガスを浄化する触媒として、リーンNOx触媒が知られている。この触媒では、排気ガスの酸素濃度が高い酸素過剰雰囲気(リーン空燃比での運転時)では排気ガス中のNOx(窒素酸化物)をBa等のNOx吸収材に吸蔵し、この吸蔵されたNOxを上記酸素濃度が低下したとき(理論空燃比付近又はリッチ空燃比での運転時)に放出させてPt等の触媒金属によりNに還元浄化するようにされている。このNOxの還元には、排気ガス中のHC(炭化水素)やCO(一酸化炭素)が還元剤として利用される。従って、NOxの還元浄化と同時にHCやCOの酸化浄化が行なわれることになる。
また、このようなリーンNOx触媒においては、排気ガス中のNOのNOへの酸化にはPt等の触媒金属と、リーン燃焼時の過剰酸素が利用され、この酸化によってNOはNOx吸収材に吸蔵され易くなっている。また、リーンNOx触媒において、酸化数が変化して排気ガス中の酸素の吸蔵及び放出を行なう酸素吸蔵材を含ませることも当業者には知られている。
例えば、特許文献1には、リーンNOx触媒に関し、ハニカム状担体に第一層(下層)と第二層(上層)の触媒層を形成し、第一層は、アルミナと酸素吸蔵材としての酸化セリウムとをサポート材としてこれにPt及びBaを担持させた構成とし、第二層は、酸化セリウム、酸化ジルコニウム又はセリウム−ジルコニウム複合酸化物とアルミナとをサポート材としてこれにRhを担持させた構成とすることが記載されている。
また、本出願人は、先に触媒材料として有用な、CeとZrとRhとを含む複酸化物、さらにはCeとZrとNdとRhとを含む複酸化物を開発した(特許文献2参照)。この文献2には、この種のRhを含有するCe系複酸化物を共沈法によって得ること、CeとZrとNdとRhとを含む複酸化物と、CeとZrとNdとを含む複酸化物にRhを後から担持させたものとを比較した場合、前者の方が酸素吸蔵性能(酸素吸蔵量及び酸素吸蔵速度)が高く、耐熱性も高いことが記載されている。
特開平11−169712号公報 特開2004−174490号公報
従来リーンNOx触媒に酸素吸蔵材として採用されている酸化セリウムは耐熱性が低く、触媒の使用が長くなると劣化して酸素吸蔵量が低下する。このため、排気ガスの酸素濃度が低くなってNOx吸収材からNOxが放出されるときの酸素放出量も少なくなることから、触媒金属による排気ガス中のHCの酸化が図れず、その結果、NOx浄化性能も低くなる。
また、複数の触媒層を担体に層状に形成する場合、従来は酸素吸蔵材を高温の排気ガス等から保護すべく内側触媒層(ハニカム状担体のセル壁側の触媒層)に設けることがなされているが、この内側触媒層への排気ガスの拡散流通量は少ない。このため、酸素吸蔵材から放出された直後の活性の高い酸素をHCの酸化に充分に利用することができず、NOxを効率良く浄化することができなくなっている。
そこで、本発明は、リーンNOx触媒に採用する酸素吸蔵材の特性を改善するとともに、該酸素吸蔵材がHCの酸化に有効に働くようにして、NOx浄化性能の向上を図ることを課題とする。
本発明は、このような課題に対して、リーンNOx触媒の酸素吸蔵材として結晶格子又は原子間にRhが配置されているCe系複酸化物を採用するようにした。
請求項1に係る発明は、ハニカム状担体のセル壁に、各々NOx吸収材を含有する内外複数の触媒層が層状に形成され、エンジンが空燃比リーンで運転されて排気ガスの酸素濃度が高くなっているときに該排気ガス中のNOxを上記NOx吸収材により吸蔵し、上記酸素濃度が低下したときに上記NOx吸収材から放出されるNOxを還元浄化する排気ガス浄化用触媒において、
上記複数の触媒層のうち当該セルの排気ガス流路側に配置された外側触媒層と上記セル壁側に配置された内側触媒層とは、上記排気ガスの酸素濃度が高くなっているときに該排気ガス中の酸素を吸蔵し上記酸素濃度が低下したときに酸素を放出する酸素吸蔵材をそれぞれ含有し、
上記外側触媒層は、所定温度域で酸素放出量のピークが現れる酸素吸蔵特性を有し、
上記内側触媒層は、上記所定温度域よりも低温側から高温側の広温度範囲で酸素放出量の温度による変化が上記外側触媒層よりも少ない酸素吸蔵特性を有し、
上記外側触媒層の酸素吸蔵材は、Ceが結晶格子に配置されたCe系複酸化物であって、しかもその結晶格子又は原子間にRhが配置されたものであることを特徴とする。
従って、本発明の場合は、内側触媒層の酸素吸蔵材により、低温から高温にわたって必要な酸素放出量を確保しながら、外側触媒層の酸素吸蔵材によって所定温度域で多量の酸素を放出させることができる。その結果、外側触媒層の酸素吸蔵材量を多くしなくても、低温から高温にわたる広い温度範囲でHC酸化・NOx浄化を図りながら、上記所定温度域で酸素濃度が低下したときに放出される多量の酸素を利用してHC酸化・NOx浄化を効率良く促進することができ、触媒のコストを上昇させることなく、HC及びNOxの浄化性能を向上させる上で有利になる。
また、本発明では、後述するように上記Ce系複酸化物の耐熱性が高く、熱による酸素吸蔵・放出性能の低下が少ないことを踏まえて、これを高温の排気ガスに晒され易い外側触媒層に配置しており、この外側触媒層は排気ガスが拡散流通し易いことから、排気ガスの酸素濃度が低下したときに該排気ガス中のHCが当該Ce系複酸化物及びRhによって酸化され易くなり、NOxの還元浄化に有利になる。しかも、内側触媒層のNOx吸収材から放出されるNOxが外側触媒層を通過する際に、その還元に該外側触媒層のCe系複酸化物及びRhが有効に利用され、NOx浄化性の向上に有利になる。
外側触媒層のCe系複酸化物は、その結晶格子又は原子間にRhが配置されていることにより、酸素吸蔵量が多くなり、従って排気ガスの酸素濃度が低下したときの酸素放出量が多くなる。その理由は、Ce系複酸化物に接触する酸素は酸素イオンの形で結晶子内の酸素欠損部に取り込まれるところ、結晶子表面側から内部への酸素イオンの移動を、該結晶子内に存するRhが助けているためと考えられる。
つまり、結晶子内のRhが結晶子表面側から酸素イオンを取り込む働きをし、そのために、その酸素イオンは当該Rhが存在する位置近傍の酸素濃度が低い部位(酸素欠損部)に移動し易くなっている、そして、Rhが結晶子内に分散して存在することにより、酸素イオンはRhを介して結晶子内に言わばホッピングしていく、と考えられる。このため、当該Ce系複酸化物の酸素欠損部の利用効率が高まり、酸素吸蔵速度が高くなるとともに、酸素吸蔵量が多くなると考えられる(酸素吸蔵性能の改善)。
しかも、上記Rhは、Ce系複酸化物の結晶格子又は原子間に配置されて当該複酸化物に強く結合した状態になっているから、高温にさらされてもシンタリングを生じ難く、また、このRhの働きにより当該Ce系複酸化物自体のシンタリングも抑制されることになる(酸素吸蔵材の耐熱性向上)。
このように、酸素吸蔵性能が改善される結果、排気ガスの酸素濃度が低下したときのCe系複酸化物の酸素放出量は多くなり、そのため、排気ガス中のHCはCe系複酸化物に含まれているRhによって酸化され易くなる(リッチHC浄化率の向上)。
そうして、Rhによって部分酸化されるHCが当該NOxの還元に還元剤として有効に利用されることになる(リッチNOx浄化率の向上)。
また、上述の如くNOxの還元が効率良く行なわれることから、酸素濃度が低下したときのNOx吸収材からのNOxの放出も促されることになり、その結果、排気ガスの酸素濃度が高くなったときのNOx吸収材のNOx吸収能も高くなる(リーンNOx浄化率の向上)。
請求項2に係る発明は、請求項1において、
上記外側触媒層の酸素吸蔵材のCe系複酸化物は、Ce及びZrが結晶格子に配置されているCe−Zr複酸化物であり、
上記内側触媒層の酸素吸蔵材は、Ce及びPrが結晶格子に配置されているCe−Pr複酸化物であることを特徴とする。
従って、外側触媒層の酸素吸蔵材はその耐熱性が高いものになり、当該触媒のHC酸化性能、ひいてはNOx還元浄化性能を長期間にわたって維持する上で有利になる。特に当該Ce系複酸化物をCeリッチにすると、すなわち、ZrOに対するCeOの質量比を1以上(4以下)にすると、好ましくはCeO:ZrO=3:1程度にすると、大きな酸素吸蔵量を確保しながら上記耐熱性を得る上で有利になる。
一方、内側触媒層の酸素吸蔵材であるCe−Pr複酸化物は、NOx吸収材のイオン化ポテンシャルを高めることによりそのNOx吸収性を高める。イオン化ポテンシャルが高くなるということは、このNOx吸収材は、電子を取り去るために必要なエネルギー(陽イオンになるために必要なエネルギー)が高い状態になるということである。換言すれば、NOx吸収材の電子が酸素吸蔵材の方へ引かれて該NOx吸収材が単独で存在する場合よりも強く正に荷電した状態になるということである。NOx吸収材として例えば炭酸バリウムを用いた場合、そのBaの正に荷電する度合が高くなることを意味する。その場合のNOx吸収のメカニズム次のように考えられる。
すなわち、排気ガス中のNOは触媒金属であるPt上で反応中間体NO δ−となり、これがNOx吸収材上に移動(スピルオーバー)して吸収されるというものである。このメカニズムによる場合、NOx吸収材が貴金属上の負に荷電した上記反応中間体(短命中間体)を引き付けるように働くことが反応を効率良く進行させる条件となる。この点、NOx吸収材のイオン化ポテンシャルを高める当該酸素吸蔵材の場合、当該NOx吸収材を単独で存在する場合よりも強く正に荷電させるから、上記反応中間体がPt上から当該NOx吸収材に引かれてスピルオーバーし易くなる。よって、NOx吸収材のNO吸収性が高まることになる。
以上のように、請求項1に係る発明によれば、各触媒層がNOx吸収材を含有するとともに、外側触媒層が所定温度域で酸素放出量のピークが現れる酸素吸蔵特性を有し、内側触媒層は上記所定温度域を含む広温度範囲で酸素放出量の温度による変化が酸素吸蔵特性を有し、外側触媒層の酸素吸蔵材は、Ceが結晶格子に配置されたCe系複酸化物であって、その結晶格子又は原子間にRhが配置されたものであるから、排気ガスの拡散流通し易い外側触媒層において排気ガス中のHCを効率良く酸化させることができ、NOxの還元浄化に有利になるとともに、内側触媒層のNOx吸収材から放出されるNOxが外側触媒層を通過する際にこれを浄化することができるから、NOx浄化性の向上にさらに有利になり、しかも、外側触媒層のRhを含有する酸素吸蔵材の量を多くしなくても、低温から高温にわたる広い温度域でHC酸化・NOx浄化を図りながら、上記所定温度域でHC酸化・NOx浄化を効率良く促進することができ、触媒のコストを上昇させることなく、HC及びNOxの浄化性能を向上させる上で有利になる。
請求項2に係る発明によれば、上記外側触媒層の酸素吸蔵材のCe系複酸化物がCe−Zr複酸化物であり、上記内側触媒層の酸素吸蔵材はCe−Pr複酸化物であるから、外側触媒層の酸素吸蔵材の耐熱性向上により当該触媒のHC酸化性能、ひいてはNOx還元浄化性能を長期間にわたって維持する上で有利になるとともに、内側触媒層のCe−Pr複酸化物によってNOx吸収材のイオン化ポテンシャルを高めてそのNOx吸収性を高めることができ、NOx浄化性能向上に有利になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1には本発明に係る自動車のエンジンの排気ガス浄化用触媒1が示されている。この触媒1は、排気ガス流れ方向に貫通する多数のセル3を有する多孔質のモノリス担体(ハニカム状担体)2の各セル壁に、触媒貴金属を含有する触媒層を形成してなるものである。
図2に模式的に示すように、当該触媒1は、上記触媒層として、セル壁5に形成された内側触媒層6と、該内側触媒層6の上に重ねられた外側触媒層7とを備え、外側触媒層7が排気ガス流路を構成している。また、本発明は、3層以上の触媒層を形成する場合もある。以下、実施例に係る2層構造の触媒層の具体的な構成について、比較例触媒との比較により説明する。
<実施例及び比較例の触媒> −実施例触媒の層構成−
図2に示す外側触媒層7は、第1酸素吸蔵材、Rhを担持した活性アルミナであるRh/Al、並びに該第1酸素吸蔵材及びRh/Alをサポート材としてこれらに担持された触媒金属及びBa等のNOx吸収材を備えている。内側触媒層6は、第2酸素吸蔵材、耐熱性無機酸化物、並びに該第2酸素吸蔵材及び耐熱性無機酸化物をサポート材としてこれらに担持された触媒金属及びBa等のNOx吸収材を備えている。上記耐熱性無機酸化物としては活性アルミナが好ましい。
内側触媒層6の第2酸素吸蔵材及び活性アルミナは、混合されてバインダにより上記セル壁5に固定されている。外側触媒層7の第1酸素吸蔵材及びRh/Alは、混合されてバインダにより上記内側触媒層7の上に固定されている。
上記第1酸素吸蔵材は、Ceが結晶格子に配置されているCe系複酸化物であって該Ce系複酸化物の結晶格子又は原子間にRhが配置されているものが好ましく、Ce系複酸化物としては特にCe及びZrが結晶格子に配置されているCe−Zr複酸化物が好ましい。Rhの一部はCe系複酸化物の結晶子表面に露出し、残部は結晶子内に存在する。上記第2酸素吸蔵材としては、Ce及びPrが結晶格子に配置されているCe−Pr複酸化物を採用することが好ましい。
上記内側触媒層6のサポート材(第2酸素吸蔵材及び活性アルミナ)、並びに外側触媒層7のサポート材(第1酸素吸蔵材及びRh/Al)の各々に担持された触媒金属は、本実施例では複数種存在し、その一はPtであり、他はRhである。また、これらサポート材に担持されたNOx吸収材としては、上記Baの他にK、Sr及びMgを含むことが好ましい。これら触媒金属及びNOx吸収材は、各々の溶液を当該サポート材に接触させて焼成することにより、当該サポート材に担持されている。
−第1酸素吸蔵材について−
上記第1酸素吸蔵材は、Ce、Zr及びRhの各溶液を原料として共沈法により調製されている。そこで、その調製法を説明する。まず、オキシ硝酸ジルコニウム、硝酸第一セリウム、及び硝酸ロジウム各々の所定量と水とを混合して合計300mLとし、この混合溶液を室温で約1時間撹拌する。この混合溶液を80℃まで加熱昇温させた後、ガラス棒を用いて強く、素早く攪拌しつつ、別のビーカーに用意していた28%アンモニア水50mLを一気に加えて混合する。このアンモニア水の添加・混合は1秒以内に完了させる。アンモニア水の混合により白濁した溶液を一昼夜放置し、生成したケーキを遠心分離器にかけ、十分に水洗する。この水洗したケーキを約150℃の温度で乾燥させた後、400℃の温度に5時間保持し、次いで500℃の温度に2時間保持するという条件で焼成する。
以上により得られた第1酸素吸蔵材はRh成分を添加して共沈法により生成されているから、Rhは、Ce及びZrと同じく当該複酸化物の結晶格子に配置され、換言すれば、当該複酸化物に強く結合した状態になる。あるいはRhは当該複酸化物の原子間に配置された状態になる。いずれにしても、Rhが複酸化物の結晶子の表面及び結晶子の内部において均一に分散した状態になる。以下では当該第1酸素吸蔵材を適宜Rh共沈Ce−Zr複酸化物ともいう。
図3は上記Rh共沈Ce−Zr複酸化物と、Ce−Zr複酸化物にRhを蒸発乾固によって担持させたRh乾固Ce−Zr複酸化物とについて、大気雰囲気において900℃の温度に24時間保持するエージングを施した後、XRD(X線回折装置)によってCe−Zr複酸化物のピークを観察した結果を示す。同図の実施例がRh共沈Ce−Zr複酸化物、比較例がRh乾固Ce−Zr複酸化物である。なお、いずれの複酸化物も、CeO:ZrO=75:25(質量比)、Rh=0.4質量%となるように調製した。
図3によれば、Rh共沈Ce−Zr複酸化物(実施例)ではRh乾固Ce−Zr複酸化物(比較例)よりもピークが高角側にシフトして現れている。このシフトは、イオン半径がCe(1.01Å)に比べて小さいRh(0.86Å)によってCe−Zr複酸化物のCeが置換され、該Ce−Zr複酸化物の格子が小さくなったためと考えられる。すなわち、このことから、Rh共沈Ce−Zr複酸化物ではRhの少なくとも一部がその結晶子内に含まれていることがわかる。
図4はCeO:ZrO=75:25(質量比)、Rh=0.074質量%となるように調製したRh共沈Ce−Zr複酸化物にPtを担持したものについて、大気雰囲気において900℃の温度に24時間保持するエージングを施した後、TEM(透過型電子顕微鏡)で観察した写真である。同写真の中央右上寄りの少し黒くなった部位に貴金属の存在が観察され、その部位をEDAX(エネルギー分散型X線分析装置)により元素分析し結果、共沈によって添加したRhと、後から担持したPtとが存在することを確認することができた。すなわち、このことから、Rhの少なくとも一部はCe−Zr複酸化物の結晶子表面に露出していることがわかる。
−第2酸素吸蔵材について−
共沈法で調製したCeO:Pr611=90:10(質量比)のCe−Pr複酸化物にBaCO3を担持させたBa/Ce−Prと、同じく共沈法で調製したCeO:ZrO=75:25(質量比)のCe−Zr複酸化物にBaCO3 を担持させたBa/Ce−Zrとを準備し、各々のBa原子のイオン化ポテンシャル をXPS(X線光電子分光法)で調べた。使用した機器はPHI社のESCA5600Ciである。結果については、BaCO3単独の場合のBa原子のイオン化ポテンシャル を基準値0eVとして、図5に示す。
同図によれば、Ba/Ce−Zrでは強度のピーク値が基準値に略一致しているが、Ba/Ce−Prではピーク値が+0.2eVだけ「陽性+」の側にずれている。つまり、Ce−Pr複合酸化物にBaCO3を担持させた場合は、Ba原子のイオン化ポテンシャル が高くなっている。これは、Ba原子が正に荷電する度合が高くなっていることを意味する。
従って、図6に矢符の太さでスピルオーバーのし易さを示すように、Ba/Ce−Pr(同図(A))では、Ba/Ce−Pr(同図(B))よりも、Baの正電荷が高くなっている分、反応中間体NO δ−が触媒金属(PM)上よりNOx吸収材であるBaにスピルオーバーし易い、すなわち、酸素吸蔵材としてCe−Pr複酸化物を用いた場合は[化1]のメカニズムによるNOの吸収を生じ易くなる、ということができる。
−内外触媒層の酸素吸蔵特性の比較−
外側触媒層の酸素吸蔵成分として、CeO:ZrO=75:25(質量比)、Rh=0.4質量%となるようにRh共沈Ce−Zr複酸化物を調製し、内側触媒層の酸素吸蔵成分として、共沈法で調製したCeO:Pr11=90:10(質量比)のCe−Pr複酸化物にPtを0.3質量%、Rhを0.03質量%担持したPt,Rh乾固Ce−Pr複酸化物を調製し、各々大気雰囲気で900℃の温度に24時間保持するエージングを施した後、TPD(昇温脱離)法により、酸素放出量を測定した。
すなわち、上記エージング後の各供試材を酸素含有ガス(酸素:20質量%,残He)中で室温から600℃まで昇温する前処理を行った後、温度を室温まで下げ、CO含有ガス(CO:2質量%,残He)中で室温から600℃まで昇温し、その際のCO放出量から酸素放出量を求めた。結果は、250℃でのPt,Rh乾固担持Ce−Pr複酸化物の酸素放出量を1とする相対酸素放出量で表すと、表1に示す通りである。
同表から、外側触媒層は、所定温度域(350℃付近(300〜400℃))で酸素放出量のピークが現れる酸素吸蔵特性を有し、内側触媒層は、上記所定温度域よりも低温側から高温側の広温度範囲で酸素放出量の温度による変化が上記外側触媒層よりも少ない酸素吸蔵特性を有することがわかる。
−実施例触媒の調製法−
触媒は担体に内側コート層及び外側コート層を形成し、この両コート層に対して触媒金属及びNOx吸収材を含浸担持させることによって形成する。
内側コート層の形成にあたっては、まず、活性アルミナとCe−Pr複酸化物とアルミナバインダとを各々担体に対して所定の担持量となるように秤量して混合し、これにイオン交換水を添加することによってスラリーを調製する。このスラリーに担体を浸漬して引き上げ、余分なスラリーを吹き飛ばす、という方法により、担体にスラリーをウォッシュコートする。次いで、これを150℃の温度で1時間乾燥し、540℃の温度で2時間焼成することによって内側コート層を形成する。なお、この乾燥条件及び焼成条件は以下の説明における「乾燥」及び「焼成」も同じである。
外側コート層の形成にあたっては、Rhを担持した活性アルミナRh/Al(蒸発乾固法、スプレードライ法等によって調製)とRh共沈Ce−Zr複酸化物とアルミナバインダとを担体に対して所定の担持量となるように秤量して混合し、これにイオン交換水を添加することによってスラリーを調製する。このスラリーを内側コート層が形成されている担体にウォッシュコートし、乾燥及び焼成を行なうことによって外側コート層を形成する。
そうして、ジニトロジアミン白金硝酸塩水溶液と、硝酸ロジウム水溶液と、酢酸バリウム水溶液と、酢酸カリウム水溶液と、酢酸ストロンチウム水溶液と、酢酸マグネシウム水溶液とを、各々が担体に対して所定の担持量となるように秤量し混合してなる混合溶液を調製し、この混合溶液を上記担体の内側及び外側コート層に含浸させ、乾燥及び焼成を行なう。得られる触媒の不純物量は1%未満となるようにする。
−比較例触媒−
比較例触媒は、実施例触媒と同じく図2に示す2層構造において、上記Rh共沈Ce−Zr複酸化物に代えて、Ce及びZrを含有するCe−Zr複酸化物にRhを蒸発乾固によって担持させたRh乾固Ce−Zr複酸化物を採用したものであり、他の構成は実施例触媒と同じである。
<触媒の評価>
−供試触媒−
Rh共沈Ce−Zr複酸化物、Rh乾固Ce−Zr複酸化物、Ce−Pr複酸化物及びRh/Alを調製し、それらを用いて実施例触媒及び比較例触媒を調製した。Rh共沈Ce−Zr複酸化物及びRh乾固Ce−Zr複酸化物は、CeO:ZrO=75:25(質量比)、Rh=0.4質量%となるように調製した。また、Ce−Pr複酸化物は、CeO:Pr11=90:10(質量比)、Rh/AlはRh=0.4質量%となるように調製した。
実施例触媒の各成分の担持量(担体1Lあたりの担持量のこと。以下、同じ。)は表2の通りである。なお、外側触媒層欄の括弧書きはその上に記載した成分中のRh担持量である。比較例触媒は、実施例触媒のRh共沈Ce−Zr複酸化物がRh乾固Ce−Zr複酸化物に代わるだけで、各成分の担持量は実施例触媒と同じである。担体はコージェライト製のハニカム担体である。
−浄化率の測定−
各触媒について、900℃で24時間のエージング処理を大気雰囲気において行なった。そして、各触媒を固定床流通式反応評価装置に取り付け、空燃比リーンの模擬排気ガス(ガス組成A)を60秒間流し、次にガス組成を空燃比リッチの模擬排気ガス(ガス組成B)に切り換えてこれを60秒間流す、というサイクルを5回繰り返した後、ガス組成を空燃比リッチから空燃比リーンに切り換えた時点から60秒間のリーンNOx浄化率、空燃比リーンから空燃比リッチに切り換えた時点から60秒間のリッチHC浄化率及びリッチNOx浄化率を測定した。ガス組成は表3に示す通りであり、また、空間速度SVは25000h−1とした。触媒入口ガス温度については250℃〜500℃の範囲で設定した。
−測定結果−
リーンNOx浄化率の測定結果は図7に、リッチHC浄化率の測定結果は図8に、リッチNOx浄化率の測定結果は図9に示す。いずれの浄化率に関しても実施例触媒の方が比較例触媒よりも高くなっている。Rh共沈Ce−Zr複酸化物、すなわち、Rhが結晶格子又は原子間に配置されて結晶子表面に露出したCe系複酸化物を採用すると、空燃比リーンでのNOx吸収材によるNOx吸収性が高くなること、また、リッチ時のHC浄化率及びNOx浄化率が高くなることがわかる。
このように実施例触媒のリッチHC浄化率が高くなっているのは、Rh共沈Ce−Zr複酸化物の酸素吸蔵放出量がその結晶子内に存在するRhによって増大しているためと考えられる。
図10は実施例触媒及び比較例触媒の酸素吸蔵放出特性を比較したものである。この特性の評価は、大気雰囲気で900℃の温度に24時間保持するエージングを施した後に行なった。すなわち、各触媒を固定床流通式反応評価装置に取り付け、COガスを流通させる(複酸化物の酸素をCOとして放出させる)→Nガスを流通させる→Oガスを流通させる(複酸化物に酸素を吸蔵させる)→Nガスを流通させる、というサイクルを繰り返し、COガス流通時のCO生成量より、当該複酸化物が酸素を吸蔵して放出した量を算出した。供試材の入口ガス温度は250℃から500℃の範囲で変更した。
図10では比較例触媒の250℃での酸素放出量を1とする相対酸素放出量で当該特性を表している。250℃〜500℃の各温度において、実施例触媒の方が比較例触媒よりも酸素放出量が多くなっている。これは、実施例触媒のRh共沈Ce−Zr複酸化物の場合、その結晶子内に存在するRhによって該結晶子内での酸素の移動が起こりやすくなったためと考えられる。
このように、実施例触媒の場合、空燃比リッチになったときに、Rh共沈Ce−Zr複酸化物から多量の酸素が放出されることにより、排気ガス中のHCがPtによって酸化され易くなり、そのことが図8のリッチHC浄化率の測定結果に現れていると認められる。
そうして、リッチ時にPtによって酸化されるHC、特に部分酸化されたHCは、NOx吸収材から放出されるNOxの還元剤となることから、当該PtやRh共沈Ce−Zr複酸化物のRhによるNOxの還元浄化が効率良く進むことになる。従って、図9に示すように実施例触媒のリッチNOx浄化率が高くなり、その結果、NOx吸収材からのNOxの放出も促され、排気ガスの酸素濃度が高くなったときのNOxの吸収能も高くなる。すなわち、図7に示す実施例触媒のリーンNOx浄化率が高くなっている原因の一つは、上述の如くリッチ時にNOx吸収材からのNOxの放出が促進されて、リーン時におけるNOx吸収能が高くなっていることにあると考えられる。
なお、上記実施形態は2層構造の触媒であるが、例えば上記実施例触媒の外側触媒層のみをハニカム状担体に形成した単一層構造としてもよく、或いは例えば実施例触媒の内側触媒層及び外側触媒層の他に別の触媒層を含む多層構造としてもよい。
また、本発明は、リーンバーンガソリンエンジンの排気ガスに限らず、ディーゼルエンジンの排気ガスの浄化にも採用することができる。
本発明の実施形態に係る排気ガス浄化用触媒の斜視図である。 同触媒の一部を拡大して示す断面図である。 Rh共沈Ce−Zr複酸化物及びRh乾固Ce−Zr複酸化物についてそのCe−Zr複酸化物ピークを観察したXRDチャート図である。 Rh共沈Ce−Zr複酸化物にPtを担持させた触媒のTEM写真である。 Ce−Pr複酸化物にBaCO3を担持させたBa/Ce−Prと、Ce−Zr複酸化物にBaCO3 を担持させたBa/Ce−Zrとについて、各々のBa原子のイオン化ポテンシャルを比較したグラフ図である。 Ce−Pr複酸化物を用いた触媒と、Ce−Zr複酸化物を用いた触媒の、NOx吸収メカニズムを示す図である。 実施例触媒及び比較例触媒のリーンNOx浄化率を示すグラフ図である。 実施例触媒及び比較例触媒のリッチHC浄化率を示すグラフ図である。 実施例触媒及び比較例触媒のリッチNOx浄化率を示すグラフ図である。 実施例触媒及び比較例触媒各々の酸素吸蔵放出特性を示すグラフ図である。
1 排気ガス浄化用触媒
2 ハニカム状担体
3 セル
5 セル壁
6 内側触媒層
7 外側触媒層

Claims (2)

  1. ハニカム状担体のセル壁に、各々NOx吸収材を含有する内外複数の触媒層が層状に形成され、エンジンが空燃比リーンで運転されて排気ガスの酸素濃度が高くなっているときに該排気ガス中のNOxを上記NOx吸収材により吸蔵し、上記酸素濃度が低下したときに上記NOx吸収材から放出されるNOxを還元浄化する排気ガス浄化用触媒において、
    上記複数の触媒層のうち当該セルの排気ガス流路側に配置された外側触媒層と上記セル壁側に配置された内側触媒層とは、上記排気ガスの酸素濃度が高くなっているときに該排気ガス中の酸素を吸蔵し上記酸素濃度が低下したときに酸素を放出する酸素吸蔵材をそれぞれ含有し、
    上記外側触媒層は、所定温度域で酸素放出量のピークが現れる酸素吸蔵特性を有し、
    上記内側触媒層は、上記所定温度域よりも低温側から高温側の広温度範囲で酸素放出量の温度による変化が上記外側触媒層よりも少ない酸素吸蔵特性を有し、
    上記外側触媒層の酸素吸蔵材は、Ceが結晶格子に配置されたCe系複酸化物であって、しかもその結晶格子又は原子間にRhが配置されたものであることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  2. 請求項1において、
    上記外側触媒層の酸素吸蔵材のCe系複酸化物は、Ce及びZrが結晶格子に配置されているCe−Zr複酸化物であり、
    上記内側触媒層の酸素吸蔵材は、Ce及びPrが結晶格子に配置されているCe−Pr複酸化物であることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
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