JP4509315B2 - 表示装置及びテレビ電話 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯通信端末の表示画面を拡大表示する表示装置及び、該表示装置に接続可能な撮像機能を有する携帯テレビ電話端末とを接続してなるテレビ電話に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯通信端末は、通話することを主な使用目的として考えられていたが、近年では、データレートの著しい増加に伴い、音声データだけでなく、画像データも送受信できるようになっている。
例えば、携帯通信端末にカメラを設け、これにより通話中における自分の顔や、周囲の様子などを音声データとともに送信したり、また通話相手からこのような画像データを受信することができる携帯テレビ電話端末が提案されている。
【0003】
しかしながら、上述したような携帯テレビ電話端末は、携帯性を重要視しているため、表示用の液晶パネルのサイズに制約があった。このため、液晶パネルに映し出される画像は小さくならざるを得ないため、お年寄りが使用する場合や、卓上で使用する場合等には画像が見にくく使いづらいという弊害があった。
これに対し、該携帯テレビ電話端末を外部の表示装置に接続し、携帯テレビ電話端末の表示画像を外部表示装置に表示させることによって、上述したような画像の見づらさを解消することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、外部表示装置に画像を表示すると、通話者は外部表示装置に表示されている通話相手の画像を見ながら話をするため、携帯テレビ電話端末に設けられたカメラによって撮像される通話者の画像は、目線がずれた画像となり、大変不自然な画像を相手通話者に送信することとなるという問題が生じた。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、カメラ目線の自然な通話者の画像を相手通話者に送信することができる表示装置及びテレビ電話を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、カメラを備えた携帯通信端末に着脱可能であり、前記携帯通信端末が他の通信機から受信した画像データを表示する表示装置であって、前記携帯通信端末から前記画像データが入力される画像データ入力端子と、前記画像データ入力端子を介して入力された画像を表示する表示画面と、前記携帯通信端末が有するカメラのレンズの垂直方向における中心軸を、前記表示画面の垂直方向における中心軸に一致させ、且つ前記レンズが当該表示装置の周縁部より外側に位置するよう、前記携帯通信端末を当該表示装置の背面に装着させる装着部材と、を具備することを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、カメラを有する携帯通信端末は当該表示装置の背面に取り付けられ、また、そのカメラは、カメラのレンズの中心軸が、当該表示装置の水平方向または垂直方向における中心軸に一致するように、且つ前記レンズが当該表示装置の周縁部より外側に位置するように配置されているので、通話者が当該表示装置の表示画面を見ながら通話をしていたとしても、撮像される通話者の画像は略カメラ目線とすることができる。
【0008】
また、上記構成の表示装置において、前記装着部材は、前記携帯通信端末の前記レンズの下縁部を表示装置の上縁下面に近接して配置することを特徴とする。
上記構成によれば、カメラのレンズをより通話者の目線に近い場所に設置するので、このカメラによって撮像される通話者の画像は、よりカメラ目線の画像とすることができる。
【0009】
また、上記構成の表示装置は、電源端子を更に有し、前記携帯通信端末が接続された状態で、前記携帯通信端末へ電源の供給を可能とすることを特徴とする。
上記構成によれば、当該表示装置と携帯通信端末とを接続する接続端子(実施形態では、ジャック端子12及びプラグ端子21)に、上述の画像データ出力端子に加え、電源端子を設けるので、この電源端子から携帯通信端末は電源を得ることができる。
【0010】
また、上記構成の表示装置は、スピーカと、マイクロフォンと、前記携帯通信端末と音声データの送受を行う音声データ入出力端子とを有し、前記マイクロフォンから出力された音声データは前記音声データ入出力端子を介して前記携帯通信端末へ出力され、また、前記音声データ入出力端子を介して入力された音声データは前記スピーカによって放音されることを特徴とする。
上記構成によれば、画像データだけでなく音声データをも携帯通信端末と表示装置間で送受信可能とすることができ、これにより、他の通信機器から当該携帯通信端末が受信した音声データを表示装置に設けられている比較的大きなスピーカによって放音することができるので、音声が聞きやすくなる。
また、マイクも表示装置に設けられている感度の比較的良いものを使用できるので、大きな声を発しなくてもよい。
【0011】
請求項1〜請求項4のいずれかの項に記載の表示装置と、カメラと画像通信機能を有し、前記表示装置に接続可能な携帯通信端末とを接続してなるテレビ電話。
上記携帯通信端末は、カメラと画像通信機能を有する所謂テレビ電話機能を有する携帯テレビ電話端末であり、この携帯テレビ電話端末を本発明の表示装置に脱着可能とすることにより、そのときの状況に応じて、当該表示装置に拡大表示させた相手の画像を見ながら通話したり、あるいは、携帯通信端末を携帯しながら携帯通信端末に付加されているディスプレイに表示される相手の様子を確認しながら通話することができる。
【0012】
また、上記テレビ電話において、前記携帯通信端末は、当該携帯通信端末と前記表示装置との接続状況を検出し、前記検出結果に応じた検出信号を出力する検出手段と、前記検出手段から出力された検出信号が入力され、該検出信号に基づいて音声データと前記画像データの出力先を前記携帯テレビ電話端末の各部または前記表示装置の各部のいずれかに切り替える切替手段とを有することを特徴とする。
【0013】
上記構成によれば、携帯通信端末が外部の表示装置に接続されているか否かを検出し、この接続状況に応じて、スピーカ、マイク、ディスプレイを切り替えるので、通話者はこれらの切り替えを手動で行う必要がない。したがって、携帯通信端末を表示装置の背面に設けられている装着部材に挿入するだけで、表示装置の表示画面に画像を表示させることができ、また、携帯通信端末を取り出した場合には、設定変更を行わずに携帯通信端末として使用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
図1に、本発明の一実施形態によるテレビ電話の外観図を示す。この図に示すように、本実施形態によるテレビ電話は、携帯テレビ通信端末20と携帯テレビ通信端末20によって受信された画像を拡大表示するための表示装置2とから構成されている。
ここで、まず本発明のテレビ電話の構成要素である携帯テレビ通信端末20について、その構成と動作とを図を参照して説明する。
【0015】
まず始めに本実施形態における携帯テレビ通信端末20の斜視図を図3に示す。この図に示すように、携帯テレビ電話端末20は、その端末本体の正面に、液晶板からなるディスプレイ(画像表示手段)30を備えている。
このディスプレイ30には、電話番号、電界ピクトなど携帯電話装置における通信機能情報及び画像情報の両方あるいはいずれか一方が表示されるようになっている。
【0016】
端末本体には、その上部における正面側に、カメラ11が設けられており、このカメラ11によって画像が撮影されるようになっている。
また、ディスプレイ30の下方側には、操作用の複数のキー14が設けられており、これらキー14を押下することにより、各種の操作を行うことができるようになっている。
【0017】
例えば、キー14a、14bはフックスイッチであり、キー14aを押下するとオフフックされ、キー14bを押下するとオンフックされる。
【0018】
端末本体には、その上部におけるカメラ11の側部にスピーカ31が設けられ、下方には、マイク32が設けられており、マイク32によって音声入力が行われ、スピーカ31から相手方の音声、着信音、アラーム等が発せられるようになっている。
また、端末本体の上端には、伸縮可能なアンテナ13が設けられており、図3には図示されぬ内蔵の無線部が、アンテナ13を介して画像データ及び音声データの通信を行うようになっている。
また、端末本体の下端には、外部の表示機器と音声データ及び画像データを外部機器と通信するためのジャック端子12が設けられている。
【0019】
次に、本発明の一実施形態におけるテレビ電話について説明する。図1は本実施形態におけるテレビ電話の斜視図であり、図2は本実施形態におけるテレビ電話の断面図を示している。そして、図から分かるように本実施形態におけるテレビ電話は、上記携帯テレビ電話端末20を表示装置2に収納した構成となっている。
【0020】
図1に示すように、表示装置2の本体表面には、携帯テレビ電話端末20から送出される画像データを拡大表示する液晶ディスプレイ24(以下、ディスプレイと略称する)、携帯テレビ電話端末20から送出される音声データを放音するスピーカ22が表示装置本体の左右下方に、また、使用者の音声を受け取るマイク23が表示装置表面の上方に設けられている。そして、表示装置の下端にはディスプレイ24の中心軸2aの軸線に沿うように表示装置本体を支えるためのスタンド35が設けられている。
【0021】
また、図2に示すように、表示装置2の背面には本装置を動作させるための電源を得るプラグ80及び携帯テレビ電話端末20を収納するための収納部26が設けられている。
収納部26は、携帯テレビ電話端末20のレンズ11a(図1参照)が表示装置2の上端面2cよりも上側に設けられ、且つこのレンズ11aの下端がなるべく携帯テレビ電話端末対応表示装置50の上端面2cに近接するように携帯テレビ電話端末20を収納する構造となっている。
更に、収納部26は、携帯テレビ電話端末20のレンズ11aの中心軸11bと表示装置2の中心軸2aとが一致するように携帯テレビ電話端20を収納する構造となっている。
【0022】
また、図2に示すように収納部26の基底上面には、携帯テレビ電話端末20のジャック端子12と接続可能なプラグ端子21が設けられており、このジャック端子12とプラグ端子21が接続することにより、携帯テレビ電話端末20と表示装置2は電気的に接続され、データの送受信等を行うことが可能となる。具体的には、ジャック端子12及びプラグ端子21は、各々電源端子部、グランド端子部、音声データ端子部、画像データ端子部、クロックデータ端子部からなる5つの接点を有し、これらの接点がそれぞれ互いに接続することにより、双方向でのデータ通信が可能となるのに加え、携帯テレビ電話端末20は表示装置2から電源の供給を受けることができる。これにより、携帯テレビ電話端末20の非動作時には、この表示装置2を充電器のごとく使用することも可能となる。
【0023】
次に、図4を用いて、本実施形態にかかるテレビ電話の内部構成、機能および動作について説明する。図4は、本実施形態におけるテレビ電話の内部構成を示すブロック図である。
同図において、符号73は端末全体を制御するCPUであり、符号74は種々のデータを記憶しておくためのメモリである。
このメモリ74には、制御プログラムの他、自動応答通話を許可した相手方を特定するための情報(以下、暗証番号という。)や外部入力された画像データ等が記憶されている。
【0024】
まず、携帯テレビ電話端末20が表示装置2に電気的に接続されていない場合(通常表示モード)における、外部とのデータ通信、即ち、音声データ及び画像データの送受信について説明する。この場合、携帯テレビ電話端末20のジャック端子12と表示装置2のプラグ端子21は接続されていないので、接続検出部66は信号切替部67、68a及び68bに、”L(ロー)”の検出信号Sgを出力する。これにより、信号切替部67、68a及び68bは、図4中実線で示す接続先を選択する。即ち、信号切替部67は接続先を液晶ドライバ69に、信号切替部68aは接続先をA/D変換部70に、信号切替部68bは接続先をD/A変換部71とする。
【0025】
《通常表示モード》
〈送信〉
まず、通常表示モードにおいて外部に対し、画像データと音声データとを送信する場合について説明する。なお、以下の説明は、外部との接続が完了した後の動作である。
【0026】
まず、カメラ11で撮像された画像は、画像コーデック63で符号化され、多重化/分離回路64へ送られる。
他方、マイク32で入力された音声は、A/D(アナログ/ディジタル)変換部70においてディジタル信号へ変換された後、信号切替部68aを介して音声コーデック65へ送られ、そこで符号化されて多重化/分離回路64へ送られる。
【0027】
多重化/分離回路64では、画像コーデック63からの画像データと音声コーデック65からの音声データとが多重化される。
そして、これら画像データと音声データとが多重化されてなる多重化データは、時分割多重回路62へ送られ、無線部61を介してアンテナ13から送信される。
【0028】
〈受信〉
次に、携帯テレビ電話端末20が多重化データをアンテナ13で受信した場合について説明する。
アンテナ13で受信された多重化データは、無線部61及び時分割多重回路62を介して多重化/分離回路64へ送られ、そこで画像データと音声データとに分離される。
【0029】
分離された画像データは、画像コーデック63で復号化され、信号切替部67を介して液晶ドライバ69へ出力される。液晶ドライバ69はこの画像データに基づいて駆動することにより、ディスプレイ30に画像を表示する。
一方、分離された音声データは、音声コーデック65で復号化され、信号切替部68bを介してD/A変換部71へ送出され、ここでアナログ信号へ変換される。スピーカー31はこのアナログ信号に基づいて放音する。
【0030】
次に、携帯テレビ電話端末20が表示装置2の収納部26に収納され、ジャック端子12とプラグ端子21とが接続することによって、双方が電気的に接続された場合(拡大表示モード)における外部とのデータ通信について説明する。この場合、携帯テレビ電話端末20内の接続検出部66は、ジャック端子12とプラグ端子21の接続を検出し、信号切替部67、68a及び68bに、”H(ハイ)”の検出信号Sgを出力する。これにより、信号切替部67、68a及び68bは、点線で示す接続先を選択する。即ち、信号切替部67は、画像データの出力先を液晶ドライバ69からI/F部72へと切り替える。また、信号切替部68は、接続先をA/D変換部70からI/F部72へ切り替える。更に、信号切替部68bは接続先をD/A変換部71からI/F部72へ切り替える。
【0031】
《拡大表示モード》
〈送信〉
まず、拡大表示モードにおいて外部に対し、画像データと音声データとを送信する場合について説明する。なお、以下の説明は、外部との接続が完了した後の動作である。
【0032】
まず、カメラ11で撮像された画像は、画像コーデック63で符号化され、多重化/分離回路64へ送られる。
他方、表示装置2のマイク23で入力された音声は、A/D変換部52においてディジタル信号へ変換された後、I/F部51、プラグ端子21、ジャック端子12、I/F部72及び信号切替部68aを介して音声コーデック65へ送出される。そして、入力された音声データは、ここで符号化され、多重化/分離回路64へ送られる。
【0033】
多重化/分離回路64では、画像コーデック63からの画像データと音声コーデック65からの音声データとが多重化される。そして、これら画像データと音声データとが多重化されてなる多重化データは、時分割多重回路62へ送られ、無線部61を介してアンテナ13から送信される。
【0034】
〈受信〉
次に、携帯テレビ電話端末20が多重化データをアンテナ13で受信した場合について説明する。
アンテナ13で受信された多重化データは、無線部61及び時分割多重回路62を介して多重化/分離回路64へ送られ、そこで画像データと音声データとに分離される。
【0035】
分離された画像データは、画像コーデック63で復号化され、信号切替部67を介してI/F部72へ出力され、ジャック端子12、プラグ端子21、I/F部51を介して表示装置2内の液晶ドライバ53へ出力される。液晶ドライバ53は、入力された画像データに基づいて駆動することにより、ディスプレイ24に画像を表示する。
一方、分離された音声データは、音声コーデック65で復号化され、信号切替部68bを介してI/F部72へ出力され、更にジャック端子12、プラグ端子21、I/F部51を介して表示装置2内のD/A変換部54へ送出される。D/A変換部54は入力されたディジタルデータである音声データをアナログ信号に変換し、スピーカ22はこのアナログ信号に基づいて放音する。
【0036】
これにより、携帯テレビ電話端末20が受信した音声データは、表示装置2のスピーカ22から放音され、同じく画像データは表示装置2のディスプレイ24に表示されるので、使用者は、表示装置2の大きなディスプレイで受信した画像を見ることができるとともに、受信した音声も大きな音で聞くことができる。
また、携帯テレビ電話端末20のカメラ11のレンズ11aが、通話者をカメラ目線で撮影できる位置に設けられていることにより、自然な通話者の画像を撮像して、相手に送信することが可能となる。
【0037】
なお、本実施形態における携帯テレビ電話端末20に、通話モードを音声のみの音声モード、画像のみの画像モード、及び画像&音声によるVPモードのいずれかに切り換えることができるキーを設けることにより、上記通話モードを使用状況に応じて切り替えるようにしても良い。
また、以上述べた実施の形態は本発明を説明するための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の表示装置によれば、カメラを有する携帯通信端末は当該表示装置の背面に取り付けられ、また、そのカメラは、カメラのレンズの中心軸が、当該表示装置の水平方向または垂直方向における中心軸に一致するように、且つ前記レンズが当該表示装置の周縁部より外側に位置するように配置されているので、通話者が当該表示装置の表示画面を見ながら通話をしていたとしても、撮像される通話者の画像は略カメラ目線とすることができるので、自然な通話者の画像を通話相手に送信することができ、あたかも実際に対向して会話をしているような感覚を提供することができるという効果を奏する。
【0039】
また、上記表示装置において、カメラのレンズをより通話者の目線に近い場所に設置するので、このカメラによって撮像される通話者の画像は、よりカメラ目線の画像とすることができ、通話者はより自然に通話を楽しむことが可能となるという効果を奏する。
【0040】
また、上記表示装置においては、電源端子を更に設け、前記携帯通信端末が接続された状態で、前記携帯通信端末へ電源の供給を可能としたので、携帯通信端末は当該表示装置を充電器としても使用することができるという効果が得られる。
【0041】
また、画像データだけでなく音声データをも携帯通信端末と表示装置間で送受信可能とすることにより、他の通信機器から当該携帯通信端末が受信した音声データを表示装置に設けられている比較的大きなスピーカによって放音することができるので、通話者が少々離れた場所に座って通話を行っていたとしても、相手の発音を正確に聞き取ることができるという効果をもたらす。また、マイクについても、表示装置に設けられている比較的感度の良いものを使用できるので、通話者は大きな声を発する必要がなく、自然に会話を楽しむことができるという効果を奏する。
【0042】
また、本発明のテレビ電話によれば、携帯テレビ電話端末を上記表示装置に脱着可能とすることにより、そのときの状況に応じて、当該表示装置に拡大表示させた相手の画像を見ながら通話したり、あるいは、携帯通信端末を携帯しながら携帯通信端末に付加されているディスプレイに表示される相手の様子を確認しながら通話することができるので、利便性に富んだテレビ電話を提供することが可能となる。
【0043】
また、上記テレビ電話において、携帯通信端末が外部の表示装置に接続されているか否かを検出し、この接続状況に応じて、スピーカ、マイク、ディスプレイを切り替えるので、通話者はこれらの切り替えを手動で行う必要がない。したがって、携帯通信端末を表示装置の背面に設けられている装着部材に挿入するだけで、表示装置の表示画面に画像を表示させることができ、また、携帯通信端末を取り出した場合には、設定変更を行わずに携帯通信端末として使用することができ、使用者の手を煩わせることなく、だれでも簡単に操作することができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態によるテレビ電話の斜視図である。
【図2】 同実施形態におけるテレビ電話の断面図である。
【図3】 同実施形態における携帯テレビ電話端末の斜視図である。
【図4】 同実施形態におけるテレビ電話の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 表示装置
2a 表示装置の中心軸
11 カメラ
11a レンズ
11b レンズの中心軸
12 ジャック端子
20 携帯テレビ電話端末
21 プラグ端子
22、31 スピーカ
23、32 マイク
24、30 ディスプレイ
26 収納部(装着部材)
Claims (6)
- カメラを備えた携帯通信端末に着脱可能であり、前記携帯通信端末が他の通信機から受信した画像データを表示する表示装置であって、
前記携帯通信端末から前記画像データが入力される画像データ入力端子と、
前記画像データ入力端子を介して入力された画像を表示する表示画面と、
前記携帯通信端末が有するカメラのレンズの垂直方向における中心軸を、前記表示画面の垂直方向における中心軸に一致させ、且つ前記レンズが当該表示装置の周縁部より外側に位置するよう、前記携帯通信端末を当該表示装置の背面に装着させる装着部材と、
を具備することを特徴とする表示装置。 - 前記装着部材は、前記携帯通信端末の前記レンズの下縁部を表示装置の上縁下面に近接して配置することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 電源端子を更に有し、前記携帯通信端末が接続された状態で、前記携帯通信端末へ電源の供給を可能とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。
- スピーカと、
マイクロフォンと、
前記携帯通信端末と音声データの送受を行う音声データ入出力端子と、
を有し、
前記マイクロフォンから出力された音声データは前記音声データ入出力端子を介して前記携帯通信端末へ出力され、また、前記音声データ入出力端子を介して入力された音声データは前記スピーカによって放音される
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの項に記載の表示装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれかの項に記載の表示装置と、
カメラと画像通信機能を有し、前記表示装置に接続可能な携帯通信端末と、
を接続してなるテレビ電話。 - 前記携帯通信端末は、
当該携帯通信端末と前記表示装置との接続状況を検出し、前記検出結果に応じた検出信号を出力する検出手段と、
前記検出手段から出力された検出信号が入力され、該検出信号に基づいて音声データと前記画像データの出力先を前記携帯テレビ電話端末の各部または前記表示装置の各部のいずれかに切り替える切替手段と、
を有することを特徴とする請求項5に記載のテレビ電話。
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