JP4508895B2 - ハンギングマイクロホン - Google Patents

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Description

本発明は、マイクケーブルを介して天井に吊り下げて使用されるハンギングマイクロホンに関し、さらに詳しく言えば、吊り下げられたマイクロホンユニットの収音方向を可変する技術に関するものである。
図2に示すように、ハンギングマイクロホンはマイクロホンユニット10をマイクケーブル11を介して天井に吊り下げた状態で使用される。主として、ステージでの収音や教会での聖歌隊の歌唱などの収音に用いられ、通常は恒久的に設置される。
音源に対するマイクロホンユニット10のαで示す上下方向の角度調整は、両端に設けられたコイル部12a,12aによりマイクケーブル11に取り付けられる針がね状の角度調整具12によって比較的容易に行うことができるが、βで示す左右の収音方向の調整にはかなりの手間がかかる。
すなわち、吊り下げ用のマイクケーブル11は外径が3〜6mm程度と比較太いケーブルで、通常、設置場所には円形に巻束ねた状態で梱包されて搬入される。したがって、巻癖がついている。吊り下げに際しては、その巻癖をほぐすようにしているが、それには時間がかかるばかりでなく、十分なまでにはほぐし得ない。
そのため、マイクロホンユニット10を吊り下げた場合、マイクロホンユニット10の収音方向がマイクケーブル11を軸として回転してしまう。また、気温の変化などによってもマイクケーブル11にねじれが発生し、マイクロホンユニット10の収音方向が回転してしまうことがある。
そこで、マイクロホンユニット10を吊り下げたのち、テグスなどの紐13で例えば2方向もしくは3方向から引っ張ることにより、マイクロホンユニット10の回転を防止するようにしているが、場所が天井付近で高いこともあって、その作業は脚立上での作業となりかなりの手間がかかる。また、一度設定した収音方向を変更する場合にも、同様に手間がかかる。
したがって、本発明の課題は、マイクケーブルを介して天井に吊り下げて使用されるハンギングマイクロホンにおいて、吊り下げ後における収音方向の調整や変更を容易に行えるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、マイクロホンユニットをマイクケーブルを介して天井に吊り下げて使用するハンギングマイクロホンにおいて、上記マイクケーブルの外皮内に螺旋状に埋設された軸方向に伸縮する形状記憶合金線と、上記形状記憶合金線の両端に接続された通電用の直流電源と、上記直流電源から上記形状記憶合金線に供給する通電量を制御する制御手段と、上記形状記憶合金線の温度を検出する温度センサとを備え、上記制御手段は、上記温度センサからの検出温度信号が一定となるように上記通電量を制御することを特徴としている。
形状記憶合金線は通電に伴う発熱によって収縮し、冷却(放熱)時には伸張する特異な性質を有する。本発明によれば、このような特異な動きを示す形状記憶合金線をマイクケーブルの外皮内に螺旋状に埋設したことにより、その伸縮に伴ってマイクケーブルが撚り方向に変位するため、直流電源からの通電量を制御することでリモートコントロール的にマイクロホンユニットの収音方向を可変することができる。
また、温度センサにより形状記憶合金線の温度を検出し、制御手段により、形状記憶合金線の温度がほぼ一定となるように通電量を制御することにより、マイクロホンユニットの収音方向を所望とする方向に安定して維持することができる。
次に、図1により本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1は本発明の要部を示す模式図で、同図には吊り下げ用のマイクケーブルの一部拡大斜視図とその制御系とが含まれている。なお、ハンギングマイクロホンの全体的な構成(マイクケーブルによりマイクロホンユニットを吊す点)については先に説明した図2を参照されたい。
図1において、本発明のハンギングマイクロホンに用いられるマイクケーブルを参照符号100として示す。このマイクケーブル100は、ホット側の信号線111とコールド側の信号線112とを有する2芯ケーブルで、その全体が外皮(シース)113により被覆されている。図示しないが、シールド被覆線を備えていてもよい。
このマイクケーブル100により、図2に示すようにマイクロホンユニット10が天井から吊り下げられるのであるが、マイクロホンユニット10の収音方向をβ方向に調整,変更可能とするため、マイクケーブル100の外皮113内に形状記憶合金線120が螺旋状に埋設される。
この例では、形状記憶合金線120の埋設個所を外皮113内としているが、外皮113の外周面に溝を螺旋状に形成し、その溝に沿って形状記憶合金線120を接着材などにより一体的に固定するようにしてもよい。いずれの場合も、形状記憶合金線120の螺旋ピッチは任意に決められてよい。
形状記憶合金(Shape Memory Alloy)線としては、例えばトキ・コーポレーション社製のバイオメタル(商品名)を例示することができる。この形状記憶合金線はTi−Ni系もしくはTi−Ni−Cu系合金で、加熱により収縮し(収縮量,原寸の約5%)、冷却すると伸張する特性を有する。
本発明では、形状記憶合金線120を通電加熱するため、その両端に接続される直流電源130を備える。この直流電源130より形状記憶合金線120に通電して発熱させると、形状記憶合金線120が収縮し、これに伴ってマイクケーブル100がθで示す撚り方向に変位する。これを利用することにより、マイクロホンユニット10の収音方向をマイクケーブル100を軸とするβ方向に調整することができる。
形状記憶合金線120の収縮量は通電量(発熱量)に比例することから、マイクケーブル100の撚り方向の変位量を調整可能とするため、直流電源130に可変直流電源を用いるとともに、操作部141を含む制御手段140により直流電源130を制御して、形状記憶合金線120に対する通電量を可変とすることが好ましい。これによれば、操作部141によりリモートコントロール的にマイクロホンユニット10の収音方向を調整することができる。
また、別の例として、マイクケーブル100に形状記憶合金線120の温度を検出する例えば抵抗線からなる温度センサー142を設け、その温度センサー142の検出温度信号を制御手段140に入力する。そして、制御手段140で、その検出温度が操作部141にて設定された温度(変位量の温度換算値)となるように、直流電源130の通電量を制御することにより、マイクロホンユニット10の収音方向を所望とする方向に安定して維持することができる。
以上説明したように、本発明によれば、操作部141を操作して形状記憶合金線120に対する通電量を制御することにより、作業者は居ながらにしてマイクロホンユニット10の収音方向を調整することができる。また、一端設定した収音方向をも容易に変更することができる。なお、マイクロホンユニット10の上下方向の角度調整は、従来どおり図2に示す針がね状の角度調整具12によって行えばよい。
本発明の要部であるマイクケーブルの一部拡大斜視図および形状記憶合金線の制御系を含む模式図。 従来のハンギングマイクロホンの設置例を示す模式図。
符号の説明
10 マイクロホンユニット
12 角度調整具12
100 吊り下げ用のマイクケーブル
111,112 信号線
113 外皮
120 形状記憶合金線
130 直流電源
140 制御手段
141 操作部
142 温度センサ

Claims (1)

  1. マイクロホンユニットをマイクケーブルを介して天井に吊り下げて使用するハンギングマイクロホンにおいて、
    上記マイクケーブルの外皮内に螺旋状に埋設された軸方向に伸縮する形状記憶合金線と、上記形状記憶合金線の両端に接続された通電用の直流電源と、上記直流電源から上記形状記憶合金線に供給する通電量を制御する制御手段と、上記形状記憶合金線の温度を検出する温度センサとを備え、上記制御手段は、上記温度センサからの検出温度信号が一定となるように上記通電量を制御することを特徴とするハンギングマイクロホン。
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