JPH0543691U - マイクロホン支持具 - Google Patents
マイクロホン支持具Info
- Publication number
- JPH0543691U JPH0543691U JP9814591U JP9814591U JPH0543691U JP H0543691 U JPH0543691 U JP H0543691U JP 9814591 U JP9814591 U JP 9814591U JP 9814591 U JP9814591 U JP 9814591U JP H0543691 U JPH0543691 U JP H0543691U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2本のマイクロホンを使用してステレオ収音
を行なうため、両マイクロホンの収音軸などの調整が容
易に行なえ、しかも、支持したときに収音軸の経時的な
変化をなくすようにマイクロホンを支持する。 【構成】 ベース部材21の第1取付部材22のロッド
装着溝27aに一方のマイクロホン支持ロッド部材11
aを装着してベース部材21に当接させ、第2取付部材
23のロッド装着溝27bに他方のマイクロホン支持ロ
ッド11bを装着して第2取付部材23に当接させ、ベ
ース部材21と第1取付部材22そして第2取付部材2
3とをスクリューねじ24により締着させることによ
り、これら3者の相対な位置を固定する。これにより第
1および第2の取付部材2,3の相対的な角度の調整、
およびマイクロホン支持ロッド部材11a,11bのス
ライド移動が簡単に行なえ、両マイクロホン本体13
a,13bの間隔、方向、角度が任意に設定できる。
を行なうため、両マイクロホンの収音軸などの調整が容
易に行なえ、しかも、支持したときに収音軸の経時的な
変化をなくすようにマイクロホンを支持する。 【構成】 ベース部材21の第1取付部材22のロッド
装着溝27aに一方のマイクロホン支持ロッド部材11
aを装着してベース部材21に当接させ、第2取付部材
23のロッド装着溝27bに他方のマイクロホン支持ロ
ッド11bを装着して第2取付部材23に当接させ、ベ
ース部材21と第1取付部材22そして第2取付部材2
3とをスクリューねじ24により締着させることによ
り、これら3者の相対な位置を固定する。これにより第
1および第2の取付部材2,3の相対的な角度の調整、
およびマイクロホン支持ロッド部材11a,11bのス
ライド移動が簡単に行なえ、両マイクロホン本体13
a,13bの間隔、方向、角度が任意に設定できる。
Description
【0001】
この考案は、マイクロホンを天井などの上部位置から吊るして使用するマイク ロホンの支持具に係り、特に、ステレオ録音に使用され、2本のマイクロホンを 支持し、両マイクロホンの収音軸の角度やマイクロホンの上下位置を簡単に変え ることができるマイクロホン支持具に関する。
【0002】
天井などの上部位置から吊して使用するマイクロホンはホールや教会などでの 合唱などの収音に広く使用されている。この場合、マイクロホンは視覚的に目立 たないこと、設置が簡単であることが要求され、また、設置後、マイクロホンの 方向や角度が変化することは録音特性が変わることから好ましくないとされてい る。
【0003】 また、このような収音に使用されているマイクロホンは視覚上、および収音帯 域の必要性から通常小型のコンデンサーマイクロホンが使用され、ラベリアマイ クロホンの形状をしていることから、合唱隊などの音源へマイクロホンの収音軸 を向けることができる支持具が使用される。
【0004】 この種の支持具としては、例えば、塑性変形する金属線をマイクロホン本体と このマイクロホン本体のコードに巻き付け、言い換えれば朝顔の弦のようにマイ クロホン本体とコードとに巻き付け、設置する際には、金属線を所望の方向に曲 げて使用するように構成されたものがある。また、弾性を有する金属線を図4に 示すようにマイクロホン本体1に巻き付ける部分2とコード3に巻き付ける部分 4とに分け、その間に弦巻状の部分5を形成し、この弦巻状の部分5を変形させ て使用するように構成されたものがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、前者の支持具では、金属線はマイクロホンの重量を常に続けるため 、時間がたつにしたがって、金属線が塑性変形し、曲げた角度が徐々に大きくな り、マイクロホン本体が下がってマイクロホンの収音軸は下の方に下がってしま う。また、後者の支持具では、収音軸の経時的な変化は非常に少ないが、弦巻状 の部分5を曲げて所望の方向に向けるには、専用の工具が必要となり、使用性が あまり良くない。
【0006】 また、ステレオ収音する場合には、2つの支持具を使用して2本のマイクロホ ン本体を別個に設置せざるを得ない。一方、マイクロホン本体は金属線によって 収音軸が設定されるだけであるので、収音軸を任意に調整することができない。 したがって、この種のマイクロホンを2本使用して精度の高いステレオ録音をす ることはできない。また、後者の場合2本のマイクロホン本体1の収音軸を調整 し得たとしても、マイクロホン本体1はベース6にコード3によって吊り下げら れているのみなので、収音時に経時的に収音軸が一定姿勢を保持している保障は なく、収音特性が不安定になる。
【0007】 この考案は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は 、1つの支持具で2本のマイクロホンを、収音軸の経時変化がなく、かつ収音軸 の調整も簡単で、しかも視覚的に目立つことなく支持できるマイクロホン支持具 を提供することにある。
【0008】
上記目的を達成するため、この考案のマイクロホン支持具は、先端部でマイク ロホン本体をそして後端部でマイクロホンコードをそれぞれ支持する弾性を有す る線材で作られた2本のマイクロホン支持ロッドと、螺合手段の一方が形成され たベース部材と、マイクロホン支持ロッドを装着するロッド装着溝が形成された 第1および第2取付部材と、マイクロホン支持ロッドをロッド装着溝に装着した 状態で、ベース部材と第1および第2取付部材をベース部材に対して固定する一 方の螺合手段に螺合する他方の螺合手段とを備えた支持ロッド固定部とを有する ことを特徴とするものである。
【0009】 この考案のマイクロホン支持具はまた、ベース部材の第1取付部材と相対する 面にマイクロホンコードを装着する2つのコード装着溝が形成され、螺合手段に よりベース部材と第1取付部材との間にマイクロホンコードも挾持されることを 特徴とするものである。
【0010】
上述した手段によれば、第1取付部材のロッド装着溝に一方のマイクロホン支 持ロッドを装着してベース部材にこの第1取付部材を取り付け、第2取付部材の ロッド装着溝に他方のマイクロホン支持ロッドを装着して第1および第2取付部 材との間に両マイクロホン支持ロッドがそれぞれ挾持されるようにして、螺合手 段によってベース部材、第1取付部材および第2取付部材との相対な位置を固定 する。このようにすると、螺合手段による固定の際、第1および第2取付部材の 相対的な角度を調整することによって収音軸の角度を設定することができ、各ロ ッド装着溝に固定するマイクロホン支持ロッドの位置をスライド移動させれば音 源からの距離をそれぞれ適宜調整することができる。また、一旦設定した後でも 、螺合手段を緩めるだけで、収音軸の角度やマイクロホンの位置を調整すること ができる。
【0011】 また、ベース部材に2つのコード装着溝を形成することにより、マイクロホン 支持ロッドの先端部から後端部に渡されているマイクロホンコードの中間を支持 できるので、その間のマイクロホンコードの弛みを防止することができる。
【0012】
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
【0013】 図1はこの実施例に係るマイクロホン支持具の使用状態を示す正面図である。 マイクロホン支持具は、2本の金属線で作られた支持ロッド11a,11bと、 支持ロッド固定部12の3つの部材から構成されている。各支持ロッド11a, 11bは先端部にマイクロホン本体13a,13bに巻き付ける部分14a,1 4bが、そして後端部にマイクロホンコード15a,15bに巻き付ける部分1 6a,16bがそれぞれ形成され、また支持ロッド固定部12と部分16a,1 6bとの間のマイクロホンコード15a,15bを支持する中間巻き付け部分1 7a,17bがそれぞれ形成されている。
【0014】 図2は、支持ロッド固定部12の分解斜視図である。同図において、支持ロッ ド固定部12は、ベース部材21と、第1取付部材22と、第2取付部材23と 、螺合手段としてのスクリューねじ24とから構成されている。ベース部材21 にはマイクロホンコード15a,15bを装着するための2本のコード装着溝2 5a,25bが切溝され、中央に一方の螺合手段としての雌ねじが切られたねじ 孔26が形成されている。第1取付部材22は同図において、前面側に支持ロッ ド11aのロッド装着溝27aが切り溝され、中央にスクリューねじ24が挿通 するねじ挿通孔28が設けられている。第2取付部材23は同図において、背面 側に支持ロッド11bのロッド装着溝27bが切溝され、同じく中央にスクリュ ーねじ24が挿通するねじ挿通孔29が設けられている。
【0015】 このようにマイクロホン支持具を構成すると、図1に示すように、ベース部材 21のコード装着溝25aに一方のマイクロホン本体13aのマイクロホンコー ド15aを、またコード装着溝25bにマイクロホン本体13bのマイクロホン コード15bをそれぞれ装着する。次いで、第1取付部材22のロッド装着溝2 7aに支持ロッド11aの部分16aと17aとの間の直線部分18aを装着し 、第2取付部材23のロッド装着溝27bに他方の支持ロッド11bの部分16 bと17bとの間の直線部材18bを装着して、第1取付部材22と第2取付部 材23との間に支持ロッド11a,11bがそれぞれ挾持されるようにして、第 1取付部材22の背面をベース部材21に当て、ねじ孔26にスクリューねじ2 4を螺合させる。これにより、ベース部材21と第1取付部材22との間でマイ クロホンコード15a,15bを挾持させ、第1取付部材22と第2取付部材2 3との間でマイクロホンコード15a,15bを挾持させ、第1取付部材22と 第2取付部材23との間で支持ロッド11a,11bが図3の側面図に示すよう に挾持される。
【0016】 このようにして支持ロッド固定部12に支持ロッド11a,11bを支持させ ることにより、スクリューねじ24を緩めて第1および第2取付部材22,23 を矢印Rのように回転させ、両者の相対的な回転位置を変えることによってマイ クロホン本体13a,13bは矢印Sのように変化し、再度スクリューねじ24 を締めることによってこれらを固定することができるので、収音軸の方向および 両マイクロホン本体13a,13bの間隔の調整を簡単に行なうことが可能にな る。また、マイクロホン本体13a,13bと音源との距離および収音軸の方向 はそのままで両マイクロホン本体13a,13bの間隔を調整する必要があると きは、支持ロッド11a,11bの直線部分18a、18bを矢印Tで示すよう に進出後退させることによってマイクロホン本体13a,13bの収音軸上の位 置を簡単に設定することができる。このようなことから、支持ロッド11a,1 1bは前述の直線部分18a,18bを長くすることにより、調整範囲を広く設 定できることは言うまでもない。
【0017】 なお、この実施例に係る支持具は、従来例と同様にマイクロホンコード15a ,15baを介して吊り下げるようになっているが、当該支持具を支持ワイヤ等 を介して吊り下げるようにしても良い。
【0018】
これまでの説明で明らかなように、上述のように構成されたこの考案によれば 、螺合手段を緩めるだけで、第1および第2取付部材の相対的な角度を変えるこ とができ、これにより収音軸の調整を簡単に行なえる。また、螺合手段を緩めて 支持ロッドを進出あるいは後退させることによって、音源からの距離をそれぞれ 適宜調整することができる。さらに、支持具自体は小さなものなので、視覚的に 目立たないような状態で収音することができる。加えて、螺合手段を介して固定 するので、経時的変化も抑えることが可能になる。
【0019】 また、請求項2に記載のようにベース部材に2つのコード装着溝を形成するこ とにより、マイクロホン支持ロッドの先端部から後端部に渡されているマイクロ ホンコードの中間を支持できるので、その間のマイクロホンコードの弛みを防止 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るマイクロホン支持具
の使用状態を示す正面図である。
の使用状態を示す正面図である。
【図2】この実施例に係る支持ロッド固定部の分解斜視
図である。
図である。
【図3】この支持ロッド固定部の側面図である。
【図4】従来のマイクロホン支持具の一例を示す正面図
である。
である。
11a,11b 支持ロッド 12 支持ロッド固定部 13a,13b マイクロホン本体 15a,15b マイクロホンコード 21 ベース部材 22 第1取付部材 23 第2取付部材 24 スクリューねじ 25a,25b コード装着溝 26 ねじ孔 27a,27b ロッド装着溝
Claims (2)
- 【請求項1】 先端部でマイクロホン本体をそして後端
部でマイクロホンコードをそれぞれ支持する弾性を有す
る線材で作られた2本のマイクロホン支持ロッドと、螺
合手段の一方が形成されたベース部材と、前記マイクロ
ホン支持ロッドを装着するロッド装着溝が形成された第
1および第2取付部材と、前記マイクロホン支持ロッド
を前記ロッド装着溝に装着した状態で、前記ベース部材
と前記第1および第2取付部材を前記ベース部材に対し
て固定する前記一方の螺合手段に螺合する他方の螺合手
段とを備えた支持ロッド固定部とを有することを特徴と
するマイクロホン支持具。 - 【請求項2】 前記ベース部材には、前記第1取付部材
と相対する面に前記マイクロホンコードを装着する2つ
のコード装着溝が形成され、前記螺合手段により前記ベ
ース部材と前記第1取付部材との間に前記マイクロホン
コードが挾持されることを特徴とする請求項1に記載の
マイクロホン支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9814591U JP2558273Y2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | マイクロホン支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9814591U JP2558273Y2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | マイクロホン支持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543691U true JPH0543691U (ja) | 1993-06-11 |
JP2558273Y2 JP2558273Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=14212034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9814591U Expired - Lifetime JP2558273Y2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | マイクロホン支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558273Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006217141A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Audio Technica Corp | ハンギングマイクロホンおよびハンギングマイクロホン用マイクケーブル |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP9814591U patent/JP2558273Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006217141A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Audio Technica Corp | ハンギングマイクロホンおよびハンギングマイクロホン用マイクケーブル |
JP4508895B2 (ja) * | 2005-02-02 | 2010-07-21 | 株式会社オーディオテクニカ | ハンギングマイクロホン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2558273Y2 (ja) | 1997-12-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970715 |
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