JP2558273Y2 - マイクロホン支持具 - Google Patents

マイクロホン支持具

Info

Publication number
JP2558273Y2
JP2558273Y2 JP9814591U JP9814591U JP2558273Y2 JP 2558273 Y2 JP2558273 Y2 JP 2558273Y2 JP 9814591 U JP9814591 U JP 9814591U JP 9814591 U JP9814591 U JP 9814591U JP 2558273 Y2 JP2558273 Y2 JP 2558273Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microphone
mounting
support
cord
base member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9814591U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0543691U (ja
Inventor
芳夫 菊地
茂 鵜沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Audio Technica KK
Original Assignee
Audio Technica KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Audio Technica KK filed Critical Audio Technica KK
Priority to JP9814591U priority Critical patent/JP2558273Y2/ja
Publication of JPH0543691U publication Critical patent/JPH0543691U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2558273Y2 publication Critical patent/JP2558273Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、マイクロホンを天井
などの上部位置から吊るして使用するマイクロホンの支
持具に係り、特に、ステレオ録音に使用され、2本のマ
イクロホンを支持し、両マイクロホンの収音軸の角度や
マイクロホンの上下位置を簡単に変えることができるマ
イクロホン支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】天井などの上部位置から吊して使用する
マイクロホンはホールや教会などでの合唱などの収音に
広く使用されている。この場合、マイクロホンは視覚的
に目立たないこと、設置が簡単であることが要求され、
また、設置後、マイクロホンの方向や角度が変化するこ
とは録音特性が変わることから好ましくないとされてい
る。
【0003】また、このような収音に使用されているマ
イクロホンは視覚上、および収音帯域の必要性から通常
小型のコンデンサーマイクロホンが使用され、ラベリア
マイクロホンの形状をしていることから、合唱隊などの
音源へマイクロホンの収音軸を向けることができる支持
具が使用される。
【0004】この種の支持具としては、例えば、塑性変
形する金属線をマイクロホン本体とこのマイクロホン本
体のコードに巻き付け、言い換えれば朝顔の弦のように
マイクロホン本体とコードとに巻き付け、設置する際に
は、金属線を所望の方向に曲げて使用するように構成さ
れたものがある。また、弾性を有する金属線を図4に示
すようにマイクロホン本体1に巻き付ける部分2とコー
ド3に巻き付ける部分4とに分け、その間に弦巻状の部
分5を形成し、この弦巻状の部分5を変形させて使用す
るように構成されたものがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前者の支持
具では、金属線はマイクロホンの重量を常に続けるた
め、時間がたつにしたがって、金属線が塑性変形し、曲
げた角度が徐々に大きくなり、マイクロホン本体が下が
ってマイクロホンの収音軸は下の方に下がってしまう。
また、後者の支持具では、収音軸の経時的な変化は非常
に少ないが、弦巻状の部分5を曲げて所望の方向に向け
るには、専用の工具が必要となり、使用性があまり良く
ない。
【0006】また、ステレオ収音する場合には、2つの
支持具を使用して2本のマイクロホン本体を別個に設置
せざるを得ない。一方、マイクロホン本体は金属線によ
って収音軸が設定されるだけであるので、収音軸を任意
に調整することができない。したがって、この種のマイ
クロホンを2本使用して精度の高いステレオ録音をする
ことはできない。また、後者の場合2本のマイクロホン
本体1の収音軸を調整し得たとしても、マイクロホン本
体1はベース6にコード3によって吊り下げられている
のみなので、収音時に経時的に収音軸が一定姿勢を保持
している保障はなく、収音特性が不安定になる。
【0007】この考案は、このような従来技術の実情に
鑑みてなされたもので、その目的は、1つの支持具で2
本のマイクロホンを、収音軸の経時変化がなく、かつ収
音軸の調整も簡単で、しかも視覚的に目立つことなく支
持できるマイクロホン支持具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案のマイクロホン支持具は、先端部でマイク
ロホン本体をそして後端部でマイクロホンコードをそれ
ぞれ支持する弾性を有する線材で作られた2本のマイク
ロホン支持ロッドと、螺合手段の一方が形成されたベー
ス部材と、マイクロホン支持ロッドを装着するロッド装
着溝が形成された第1および第2取付部材と、マイクロ
ホン支持ロッドをロッド装着溝に装着した状態で、ベー
ス部材と第1および第2取付部材をベース部材に対して
固定する一方の螺合手段に螺合する他方の螺合手段とを
備えた支持ロッド固定部とを有することを特徴とするも
のである。
【0009】この考案のマイクロホン支持具はまた、ベ
ース部材の第1取付部材と相対する面にマイクロホンコ
ードを装着する2つのコード装着溝が形成され、螺合手
段によりベース部材と第1取付部材との間にマイクロホ
ンコードも挾持されることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上述した手段によれば、第1取付部材のロッド
装着溝に一方のマイクロホン支持ロッドを装着してベー
ス部材にこの第1取付部材を取り付け、第2取付部材の
ロッド装着溝に他方のマイクロホン支持ロッドを装着し
て第1および第2取付部材との間に両マイクロホン支持
ロッドがそれぞれ挾持されるようにして、螺合手段によ
ってベース部材、第1取付部材および第2取付部材との
相対な位置を固定する。このようにすると、螺合手段に
よる固定の際、第1および第2取付部材の相対的な角度
を調整することによって収音軸の角度を設定することが
でき、各ロッド装着溝に固定するマイクロホン支持ロッ
ドの位置をスライド移動させれば音源からの距離をそれ
ぞれ適宜調整することができる。また、一旦設定した後
でも、螺合手段を緩めるだけで、収音軸の角度やマイク
ロホンの位置を調整することができる。
【0011】また、ベース部材に2つのコード装着溝を
形成することにより、マイクロホン支持ロッドの先端部
から後端部に渡されているマイクロホンコードの中間を
支持できるので、その間のマイクロホンコードの弛みを
防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面を参照して
説明する。
【0013】図1はこの実施例に係るマイクロホン支持
具の使用状態を示す正面図である。マイクロホン支持具
は、2本の金属線で作られた支持ロッド11a,11b
と、支持ロッド固定部12の3つの部材から構成されて
いる。各支持ロッド11a,11bは先端部にマイクロ
ホン本体13a,13bに巻き付ける部分14a,14
bが、そして後端部にマイクロホンコード15a,15
bに巻き付ける部分16a,16bがそれぞれ形成さ
れ、また支持ロッド固定部12と部分16a,16bと
の間のマイクロホンコード15a,15bを支持する中
間巻き付け部分17a,17bがそれぞれ形成されてい
る。
【0014】図2は、支持ロッド固定部12の分解斜視
図である。同図において、支持ロッド固定部12は、ベ
ース部材21と、第1取付部材22と、第2取付部材2
3と、螺合手段としてのスクリューねじ24とから構成
されている。ベース部材21にはマイクロホンコード1
5a,15bを装着するための2本のコード装着溝25
a,25bが切溝され、中央に一方の螺合手段としての
雌ねじが切られたねじ孔26が形成されている。第1取
付部材22は同図において、前面側に支持ロッド11a
のロッド装着溝27aが切り溝され、中央にスクリュー
ねじ24が挿通するねじ挿通孔28が設けられている。
第2取付部材23は同図において、背面側に支持ロッド
11bのロッド装着溝27bが切溝され、同じく中央に
スクリューねじ24が挿通するねじ挿通孔29が設けら
れている。
【0015】このようにマイクロホン支持具を構成する
と、図1に示すように、ベース部材21のコード装着溝
25aに一方のマイクロホン本体13aのマイクロホン
コード15aを、またコード装着溝25bにマイクロホ
ン本体13bのマイクロホンコード15bをそれぞれ装
着する。次いで、第1取付部材22のロッド装着溝27
aに支持ロッド11aの部分16aと17aとの間の直
線部分18aを装着し、第2取付部材23のロッド装着
溝27bに他方の支持ロッド11bの部分16bと17
bとの間の直線部材18bを装着して、第1取付部材2
2と第2取付部材23との間に支持ロッド11a,11
bがそれぞれ挾持されるようにして、第1取付部材22
の背面をベース部材21に当て、ねじ孔26にスクリュ
ーねじ24を螺合させる。これにより、ベース部材21
と第1取付部材22との間でマイクロホンコード15
a,15bを挾持させ、第1取付部材22と第2取付部
材23との間でマイクロホンコード15a,15bを挾
持させ、第1取付部材22と第2取付部材23との間で
支持ロッド11a,11bが図3の側面図に示すように
挾持される。
【0016】このようにして支持ロッド固定部12に支
持ロッド11a,11bを支持させることにより、スク
リューねじ24を緩めて第1および第2取付部材22,
23を矢印Rのように回転させ、両者の相対的な回転位
置を変えることによってマイクロホン本体13a,13
bは矢印Sのように変化し、再度スクリューねじ24を
締めることによってこれらを固定することができるの
で、収音軸の方向および両マイクロホン本体13a,1
3bの間隔の調整を簡単に行なうことが可能になる。ま
た、マイクロホン本体13a,13bと音源との距離お
よび収音軸の方向はそのままで両マイクロホン本体13
a,13bの間隔を調整する必要があるときは、支持ロ
ッド11a,11bの直線部分18a、18bを矢印T
で示すように進出後退させることによってマイクロホン
本体13a,13bの収音軸上の位置を簡単に設定する
ことができる。このようなことから、支持ロッド11
a,11bは前述の直線部分18a,18bを長くする
ことにより、調整範囲を広く設定できることは言うまで
もない。
【0017】なお、この実施例に係る支持具は、従来例
と同様にマイクロホンコード15a,15baを介して
吊り下げるようになっているが、当該支持具を支持ワイ
ヤ等を介して吊り下げるようにしても良い。
【0018】
【考案の効果】これまでの説明で明らかなように、上述
のように構成されたこの考案によれば、螺合手段を緩め
るだけで、第1および第2取付部材の相対的な角度を変
えることができ、これにより収音軸の調整を簡単に行な
える。また、螺合手段を緩めて支持ロッドを進出あるい
は後退させることによって、音源からの距離をそれぞれ
適宜調整することができる。さらに、支持具自体は小さ
なものなので、視覚的に目立たないような状態で収音す
ることができる。加えて、螺合手段を介して固定するの
で、経時的変化も抑えることが可能になる。
【0019】また、請求項2に記載のようにベース部材
に2つのコード装着溝を形成することにより、マイクロ
ホン支持ロッドの先端部から後端部に渡されているマイ
クロホンコードの中間を支持できるので、その間のマイ
クロホンコードの弛みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るマイクロホン支持具
の使用状態を示す正面図である。
【図2】この実施例に係る支持ロッド固定部の分解斜視
図である。
【図3】この支持ロッド固定部の側面図である。
【図4】従来のマイクロホン支持具の一例を示す正面図
である。
【符号の説明】
11a,11b 支持ロッド 12 支持ロッド固定部 13a,13b マイクロホン本体 15a,15b マイクロホンコード 21 ベース部材 22 第1取付部材 23 第2取付部材 24 スクリューねじ 25a,25b コード装着溝 26 ねじ孔 27a,27b ロッド装着溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部でマイクロホン本体をそして後端
    部でマイクロホンコードをそれぞれ支持する弾性を有す
    る線材で作られた2本のマイクロホン支持ロッドと、螺
    合手段の一方が形成されたベース部材と、前記マイクロ
    ホン支持ロッドを装着するロッド装着溝が形成された第
    1および第2取付部材と、前記マイクロホン支持ロッド
    を前記ロッド装着溝に装着した状態で、前記ベース部材
    と前記第1および第2取付部材を前記ベース部材に対し
    て固定する前記一方の螺合手段に螺合する他方の螺合手
    段とを備えた支持ロッド固定部とを有することを特徴と
    するマイクロホン支持具。
  2. 【請求項2】 前記ベース部材には、前記第1取付部材
    と相対する面に前記マイクロホンコードを装着する2つ
    のコード装着溝が形成され、前記螺合手段により前記ベ
    ース部材と前記第1取付部材との間に前記マイクロホン
    コードが挾持されることを特徴とする請求項1に記載の
    マイクロホン支持具。
JP9814591U 1991-10-31 1991-10-31 マイクロホン支持具 Expired - Lifetime JP2558273Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9814591U JP2558273Y2 (ja) 1991-10-31 1991-10-31 マイクロホン支持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9814591U JP2558273Y2 (ja) 1991-10-31 1991-10-31 マイクロホン支持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0543691U JPH0543691U (ja) 1993-06-11
JP2558273Y2 true JP2558273Y2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=14212034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9814591U Expired - Lifetime JP2558273Y2 (ja) 1991-10-31 1991-10-31 マイクロホン支持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2558273Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4508895B2 (ja) * 2005-02-02 2010-07-21 株式会社オーディオテクニカ ハンギングマイクロホン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0543691U (ja) 1993-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5010803A (en) Microphone mount
US5056161A (en) Headset having reduced width nested bands which are grasped by earcup supporting block
US4075438A (en) Stereo speaker system
CA2243430C (en) A camera holder for attachment
US4888805A (en) Stereo head headphones bracket system
EP0817529A3 (en) Fixing assembly for a helmet headset
US7436952B2 (en) Earset microphone
US6305822B1 (en) Angularly adjustable holding frame for decorative light bulb strings
JP2558273Y2 (ja) マイクロホン支持具
US6118057A (en) Electric guitar string tension adjustment structure
JP2548707Y2 (ja) マイクロホン支持具
CN219718443U (zh) 一种可调角度的拾音话筒
JPH0524956Y2 (ja)
CN217741863U (zh) 一种角度可调壁挂音箱
JP4055367B2 (ja) 照明器具の取付構造
JP3086990U (ja) 監視カメラ
US2288668A (en) Hearing device for persons with defective hearing
JPH0937191A (ja) テレビジョン受信機の転倒防止装置
JPH0222808Y2 (ja)
JPS6342629Y2 (ja)
JP3110636B2 (ja) 化粧樋吊具
KR200295330Y1 (ko) 타이핀 마이크로폰
JP2807358B2 (ja) ワイヤーハーネスの組付け方法
JPH04112592U (ja) 音量自動調節器
JPS6020095Y2 (ja) 眼鏡のつる装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970715

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term