JP4508052B2 - サーボ制御装置及び制御パラメータ決定方法、並びに制御パラメータ決定プログラム - Google Patents

サーボ制御装置及び制御パラメータ決定方法、並びに制御パラメータ決定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、各種の光ディスクや光磁気ディスク等を用いた光学記録再生装置における光ピックアップによるレーザ光の集光位置制御、フロッピディスクやハードディスク等を用いた磁気記録再生装置における磁気ヘッドの位置を制御するためのサーボ制御装置、及びその制御方法に関する。
光ディスク記録再生装置、磁気ディスク記録再生装置では、光ピックアップのレーザ集光位置制御、若しくは磁気ヘッド位置制御のためにサーボ制御が行われる(例えば、特許文献1乃至6参照)。サーボ制御は、光ピックアップ若しくは磁気ヘッドで検出される誤差信号にサーボ制御器による制御演算を施し、これを駆動信号として光ピックアップ若しくは磁気ヘッド位置を電磁アクチュエータで駆動することで実現される。
上記サーボ制御器は、一般に、位相進み遅れ制御及び低域ブースターの直列接続で構成される。位相進み遅れ制御では高域位相を制御して安定化をはかり、低域ブースターは低域ゲインを上げて、周ブレ、偏心などの位置外乱を抑圧する。
具体的には、位相進み遅れ制御では、開ループ周波数特性のゲインが0dBとなるゼロクロス周波数の目標値fxの1/3に位相進み周波数を設定し、3倍に位相遅れ周波数を設定して高域位相を進ませてサーボ制御の安定化をはかり、低域ブースターでは高域位相に影響を与えない程度に低域ブースト周波数を高くして位置外乱を抑圧する。次に、開ループ周波数特性をみてゼロクロス周波数が目標とするfxに一致するようゲインを設定し、これらの制御パラメータをもとに微調整を行い最終的な制御パラメータを決定する、という制御が行われている。サーボ制御では、誤差信号に対して低周波成分をなるべく強調して低周波の位置ずれをできるだけ抑制することが望ましい。また、位相進み遅れ補償により、できるだけ高周波の誤差信号まで応答できることが望ましい。
そこで、制御器零点を複素数として低域ゲインを大きくする方法が提案されてきた。すなわち、上記低域ブースト周波数及び位相進み遅れ制御の位相進み周波数により決まる2つの制御器零点は、従来の制御器では自動的に実数に設定されるが、これを共役な複素零点と設定できるようにすることで更に低域ゲインを高くし位置外乱抑圧効果を高くする方法である。また、この制御器をディジタル制御システムで実現するときの制御器零点及び制御器極を極配置法より算出する方法も提案されている。制御系に含まれるむだ時間要素をサンプリング周波数の整数倍に近似して極配置式を導出することで、ディジタル制御器でもより正確に極配置を行うことができる。これらの手法により、低域ゲインが高く、より外乱に強い良好な制御を実現することができ、またこの制御パラメータを極配置演算により試行錯誤によらず算出することが可能である。
特開平4−345929号公報 特開平9−293251号公報 特開平3−168936号公報 特開平2−249139号公報 特開平2−263338号公報 特開2000−123377号公報
しかしながら、上述した制御パラメータの算出においては、上記極配置演算に基づく制御パラメータ算出式を用いる必要があり、各制御パラメータを決定する従来制御に比べてより煩雑である。また、算出される制御パラメータの意味合いが直観的にわかりづらく、誤りがあっても発見しづらい。更にむだ時間要素の大きさに応じて異なる制御パラメータ算出式を用いる必要があり煩雑である。
本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、制御器に複素零点をもち従来制御器に比べて高い外乱抑圧特性をもちながら、従来の位相進み遅れ制御と同様、直観的にわかりやすく意味合いが明確なサーボ制御の制御パラメータ生成するサーボ制御装置及び制御パラメータ決定方法、並びにサーボ制御装置に対して制御パラメータ決定処理を実行させるプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、ディスク状記録媒体に対してデータを書き込み、又は当該ディスク状記録媒体に記録されているデータを読み取るための記録再生素子と、上記ディスク状記録媒体の記録面に対して上記記録再生素子を水平方向又は垂直方向へ駆動させるための駆動手段と、上記記録再生素子が記録再生を行うべき位置と実際の位置の差分に比例し、かつ上記差分信号に対応する誤差信号を検出する誤差信号を検出する誤差信号検出手段と、上記誤差信号検出手段により検出された誤差信号に対し、制御パラメータを用いて制御演算を行い、誤差信号をなるべく小さくするための制御出力を算出する制御演算手段と、上記駆動手段及び上記誤差信号検出手段及び上記制御演算手段が構成するサーボ制御系に要求されるサーボ性能を実現するための制御パラメータを算出する制御パラメータ算出手段を備え、上記制御パラメータ算出手段では、サーボ性能を表す指標である開ループ周波数特性のゼロクロス周波数から複素数の零点を算出すことにより、上述した課題を解決する。
具体的には、開ループ周波数特性におけるゼロクロス周波数fxから制御パラメータの暫定値を決定し、開ループ周波数特性に応じてゼロクロス周波数が目標とするfxに一致するようゲインを設定し、更に位相余裕に応じて微調整を行うことで最終的に良好な制御パラメータを決定する。
特に、制御パラメータ算出手段では、ゼロクロス周波数をfxとしたときに、制御演算手段中のフィルタが(1)式、(2)式で表される共役な零点をもち、かつ(1)式、(2)式中の零点周波数比Arを0.28〜0.3、零点角度θを143〜145度とする。
Figure 0004508052
Figure 0004508052
また、制御パラメータ算出手段では、ゼロクロス周波数をfxとしたときに、制御演算手段中のフィルタが(3)式に基づき設定される極をもち、かつ(3)式中の極周波数比Brを3〜7とする。
Figure 0004508052
また、本発明に係る制御パラメータ決定方法は、駆動系の制御において、定位すべき位置と実際の位置との差分に比例し且つ差分信号に対応する誤差信号に対して制御パラメータを算出し、該制御パラメータを用いて制御演算を行って誤差信号をなるべく小さくするような駆動制御のための制御パラメータ決定方法において、サーボ制御系における開ループのゼロクロス周波数、制御器極とゼロクロス周波数の比である極周波数比、及び制御器ゲインを取得する取得ステップと、少なくとも取得されたゼロクロス周波数を用いて制御器零点を算出する第1の算出ステップと、取得された極周波数比及びゼロクロス周波数に基づいて、制御器極を算出する第2の算出ステップと、算出された制御器零点及び制御器極から算出される開ループ周波数特性を取得するステップと、開ループ周波数特性の測定結果に応じて制御器ゲインを再取得する取得ステップとを有することにより、最適な制御パラメータを決定する。
そして、第1の算出ステップでは、ゼロクロス周波数をfxとしたときに、下記式(1)、(2)で表される共役な零点をもち、かつ(1)式、(2)式中の零点周波数比Arを0.28〜0.3、零点角度θを143〜145度とする。
Figure 0004508052
Figure 0004508052
また、第2の算出ステップでは、ゼロクロス周波数をfxとしたときに、下記式(3)に基づき設定される極をもち、かつ(3)式中の極周波数比Brを3〜7とする。
Figure 0004508052
本発明では、開ループ周波数特性におけるゼロクロス周波数fxから制御パラメータの暫定値を決定し、開ループ周波数特性に応じてゼロクロス周波数が目標とするfxに一致するようゲインを設定する。これにより直観的にわかりやすく制御パラメータを求めることができ、誤りがあった場合にも簡単に検出することができる。次に、十分な位相余裕を実現できるよう微調整を行うことで最終的に最も良好な制御パラメータを決定する。これにより、むだ時間が異なる系に対しても同一のアルゴリズムでパラメータを決定することができる。
本発明の実施例として、図1に示す光ディスク記録再生装置3への適用例を示す。
光ディスク記録再生装置3は、光ディスク4に対してデータを書き込み、又は当該光ディスク4に記録されているデータを読み取るための記録再生素子31と、所定の演算処理を実行することにより制御信号を出力する制御演算部15と、上記制御演算部15における制御関数に必要な制御パラメータを生成する制御パラメータ生成部28とを備えている。
記録再生素子31は、回転操作される光ディスク4の各記録層に光ビームを合焦し、光ディスク4の記録面にて反射した戻り光を検出することにより、誤差信号を生成し、これを制御演算部15へ送信する。この記録再生装置31は、半導体の再結合発光を利用した半導体レーザ等により構成され、所定の波長のレーザ光を出射するレーザ光源32と、光ディスク4からの戻り光を受光してこれを光電変換する受光部35と、このレーザ光源32から出射されたレーザ光を光ディスク4側へ導くとともに、当該光ディスク4を反射したレーザ光をそのまま透過させてこれを受光部35へと導く光分離部33と、光分離部33からのレーザ光を集光して光ディスク4の各記録層に合焦させるとともに、当該光ディスク4からの戻り光を平行光にするレンズ34とを備え、更に自動制御装置2からの制御信号に応じて記録再生素子31を光ディスク4の記録面に対して近接離間させる電磁アクチュエータ36を備えている。
自動制御装置2における制御演算部15は、受光部35において生成された誤差信号を検出することにより、フォーカスエラー信号を生成する誤差信号検出回路51と、誤差信号検出回路51において生成されたフォーカスエラー信号をA/D変換するためのAD変換部52と、AD変換部52においてディジタル化されたフォーカスエラー信号につき、制御パラメータ生成部28において生成された制御パラメータを用いて所定の制御を施すことにより制御信号を生成する制御演算回路53と、制御演算回路53において生成された制御信号をD/A変換するためのDA変換部54と、DA変換部54においてディジタル化された制御信号に基づいて電磁アクチュエータ36を駆動させるアクチュエータ駆動回路55とを備えている。
更にこの自動制御装置2における制御パラメータ生成部28は、制御パラメータを実際に算出する制御パラメータ算出部41と、制御パラメータ算出部41に対して数値設定を行う入力部44とを備えている。
制御パラメータ算出部41は、制御演算回路53のそれぞれの制御関数に用いられる制御パラメータを入力部44により指定されたゼロクロス周波数fxに基づいて演算し、その演算結果を制御演算回路53に対して出力する。
すなわち、この制御パラメータ生成部28では、上記制御演算に必要な制御パラメータを生成する。具体的には、入力部44において制御系開ループ伝達関数における所望のゼロクロス周波数fxを入力し、制御パラメータ算出部41において、上記入力されたゼロクロス周波数fxから、後述する極配置式より算出される制御パラメータと同等の制御パラメータを近似式により簡便に算出する。この制御パラメータを制御演算回路53へ転送することにより記録再生素子31のサーボ制御が可能となる。
以下、制御パラメータ生成部28において算出される極配置式について説明する。上述した構成からなる自動制御装置2を構成する制御系をディジタル制御で実現するときの制御ブロック図を図2に示す。
図2中「r」(=ref)は、記録再生素子31が本来あるべき位置を表す目標位置である。「d」(=dis)は、目標位置に加わるディスクの周ぶれ等の外乱である。また、「e」(=err)は、位置誤差を表す。この位置誤差errは、外乱disに応じて変化した記録再生素子の目標位置ref+disと制御対象の実際の位置yの差ref+dis−yに相当する。図2に示す制御系では、記録再生素子31に加わる外乱disや実際の位置yは直接検出できず、誤差信号検出回路51においてフォーカスエラー信号に対応した位置誤差err=ref+dis−yを検出してサーボ制御を行う。
位置誤差errはサンプリングされて制御演算部K(z)で制御演算が行われる。制御系の制御パラメータは、低域強調の低域カットオフ離散化角周波数a、低域強調の高域カットオフ離散化角周波数c、位相進み離散化角周波数d、位相遅れ離散化角周波数b、及び制御器ゲインKpの5つである。この制御演算を経て1サンプリング時間後に演算結果が出力される。なお、この制御演算部K(z)における演算時間遅れは、図2中のむだ時間要素に相当する。出力された演算結果は、0次ホルダを経て制御信号uとして出力される。0次ホルダは、図1中のDA変換器54に相当する。制御信号uによりアクチュエータが駆動され記録再生素子の位置yが決まる。制御信号uから記録再生素子の位置yへの伝達関数は、図2中の制御対象P(s)で表される。また、制御対象P(s)は、簡便のため2次積分要素で表す。
ここで、図2の制御系に対する従来の極配置式の算出方法の一例について述べる。図2中の制御対象P(s)及び0次ホルダをz変換してP(z)とし、全体を離散系で表すと図3となる。この制御系の閉ループ伝達関数は、下記式のようになる。
Figure 0004508052
上記式では、分母が5次式なので極が5つ存在する。制御パラメータは、上述のように全部で5つ考えられるが、低域強調の低域カットオフ離散化角周波数aは、制御性能とは別の要因に支配されるので、制御特性に関連する制御パラメータは実質的には4つである。4つの制御パラメータで5つの極を配置するので、1つ配置できない極が生じる。配置できる4つの極をp1,p2,p3,p4とし、配置できない極の位置をqとして、閉ループ伝達関数を表現すると下記式になる。
Figure 0004508052
上記2つの式の分母が等しくなるように係数比較式を作成すると、以下のようになる。
Figure 0004508052
これより、b,c,d,Kp,qが算出されるように式を解くと、以下の(4)〜(10)式の極配置式が得られる。これより、制御パラメータ算出部41は、(4)〜(10)式に則り、入力p1,p2,p3,p4に対し、b,c,d,Kp,qを出力する演算装置で実現される。安定判定部42は、式(11)の真偽を判定する装置で実現される。ここで、p1、p2、p3、p4は配置したい4つの極の位置であり、qは自動的に決まる「配置できない極」の位置を表す。また、低域カットオフ離散化角周波数aは、ディスク回転周波数などの要因からあらかじめ指定される。
Figure 0004508052
上述の例は、図2に示すように制御系に1サンプリング時間遅れのむだ時間要素が存在する場合の極配置式だが、2サンプリング時間遅れのむだ時間要素が存在する場合、3サンプリング時間遅れのむだ時間が存在する場合についても、同様の考え方で極配置式を求めることができる。例えば、3サンプリング時間の遅れ時間要素が存在する場合の極配置式の算出について説明する。このときの制御系のブロック線図を図4に示す。図3に示した制御系と比べて、むだ時間要素が1/zから1/zに変更することにより対応できる。この制御系の閉ループ伝達関数は、下記式になる。
Figure 0004508052
上記式では、分母が7次式なので、極が7つ存在する。制御パラメータは1サンプリング時間の演算時間遅れをもつ場合と同様に、実質的には4つである。4つの制御パラメータで7つの極を配置するので、3つ配置できない極が生じる。配置できる4つの極をp1,p2,p3,p4とし、配置できない極の位置をq1,q2,q3として、閉ループ伝達関数を表現すると下記式になる。
Figure 0004508052
上記2つの式の分母式が等しくなるように係数比較式を作成すると、以下の式になる。
Figure 0004508052
これより、b,c,d,b,c,d,Kp,Q1,Q2,Q3が算出されるように式を解くと(12)〜(21)式の極配置式が得られる。これにより、制御パラメータ算出部28は、p1,p2,p3,p4を入力することで、b,c,d,b,c,d,Kp,Q1,Q2,Q3を算出する演算装置で実現される。また安定判別部42は、以下に示す(21)式の全ての根が単位円内にあるかどうかを安定判別する手段として実現される。
Figure 0004508052
したがって、このような方法を用いれば、極配置式を用いて4つの極p1、p2、p3、p4を同じ位置に重ねて配置することで、外乱に強い制御系を実現する制御パラメータを算出できる。
しかしながら、算出されるパラメータの意味が直観的にわかりづらく、また(4)〜(10)式に挙げたように極配置式の数も多く煩雑である。更に、例えば1サンプリング時間遅れのむだ時間要素をもつ制御系の制御パラメータは、前述の(4)〜(10)式より求められるが、3サンプリング時間遅れのむだ時間要素をもつ制御系の制御パラメータに関しては、極配置式として(14)〜(20)式を用いる必要があり、むだ時間要素の大きさにより極配置式を選択する必要があるため煩雑である。
そこで、本発明の一実施例では、上述した制御パラメータ生成部28において算出される制御パラメータが、直感的にわかりやすく、意味が明確で、むだ時間が異なる系に対しても同一のアルゴリズムで決定できる方法を提案する。すなわち、制御パラメータ生成部28で開ループ周波数特性のゼロクロス周波数に基づいて複素数の零点を算出する。具体的には、4つの極p1、p2、p3、p4を同じ位置に重ねて配置する場合に限定して、極配置式から算出される制御パラメータを別の簡便な近似式で表す。
すなわち、極配置を外乱に強い制御系を実現できる位置に限定すると、算出される制御パラメータは、下記式(1)、(2)、(3)に示される近似式で表される。
Figure 0004508052
Figure 0004508052
Figure 0004508052
この制御系の周波数特性と従来の周波数特性とを図5に示す。図5に示す実線は、本実施例における周波数特性を示し、破線は、従来の周波数特性を示す。縦軸は、レベル(dB、deg)、横軸は周波数(rad/s)を示している。図5(a)において定数aは、低周波数成分の強調特性の下限周波数を決定し、定数cは、低周波数成分の強調特性の上限周波数を決定している。定数dは、高周波での位相進み周波数を決定し、定数bは、高周波での位相遅れ周波数を決定する、定数kは、制御系全体のゲインを決める。通常、a,b,c,dは、実数値をとり、a<c<d<bである。
これに対して、本発明に係る実施例では、周波数特性を複素数で表現し、制御パラメータ生成部28で開ループ周波数特性のゼロクロス周波数fxに基づいて複素数の零点を指定する。すなわち、(1)式、(2)式を用いて、開ループ周波数特性におけるゼロクロス周波数fxから制御パラメータcs、dsを決定し、また(3)式でBr=3としてbsの暫定値を決定する。この暫定値を用いて開ループ周波数特性を測定し、ゼロクロス周波数が目標とするfxに一致するようゲインを設定する。更に、制御器極bsの微調整を行うことで最終的に最も良好な制御パラメータを決定する。これにより、直感的にわかりやすく、むだ時間が異なる系に対しても同一のアルゴリズムで制御パラメータを決定できる。
まず、ゼロクロス周波数fxから制御パラメータを決定するための(1)式、(2)式、(3)式の根拠について説明する。1サンプリング時間遅れのむだ時間要素を含む場合、2サンプリング時間遅れのむだ時間要素を含む場合、3サンプリング時間遅れのむだ時間要素を含む場合の各場合について、極を4つ重ねてさまざまな周波数に配置する場合の制御パラメータを算出し表1に示す。
このとき、低域カットオフ離散化角周波数aに対応する低域カットオフ周波数asは、通常40Hz相当程度以下であり、制御系の高域特性に大きく影響しない。例えば、サンプリング周波数100kHzでa=1.0(as:0Hz相当)として極を500Hzに配置する制御パラメータを算出し、aのみa=0.9975(as:40Hz相当)に変更して制御したときの外乱抑圧特性を図6に示す。100Hz以下の低い周波数は異なるが、100Hz以上ではほとんど同一の特性が得られる。そこで、簡便のため本発明では、a=1.0として制御パラメータを検討した。
実際にディスク回転周波数に応じて低域カットオフ周波数asを40Hz相当程度まで高く設定しても、図6からわかるように100Hz以上の制御特性にはほとんど影響しない。また、ゲインKpは、前述のように開ループ周波数特性からゼロクロス周波数が目標とするfxに一致するよう設定することができるので、ここではb、c、dのみ考慮する。1サンプリング時間遅れの場合の結果を表1に、2サンプリング時間遅れの場合の結果を表2に、3サンプリング時間遅れの場合の結果を表3に示す。
Figure 0004508052
Figure 0004508052
Figure 0004508052
表1、表2、表3より、極位置(Hz)をサンプリング周波数で規格化した規格化極位置が同じであれば、サンプリング周波数が違っても算出される制御パラメータb、c、dは同一となることがわかる。
したがって、サンプリング周波数や極位置周波数の絶対値ではなく、各規格化周波数での挙動を把握すれば十分であることがわかる。以降の説明ではサンプリング周波数500kHzの例に基づいて説明するが、規格化周波数の値が同じであれば、他のサンプリング周波数でも同様であり、一般性をもって説明できることに留意されたい。
次に、極配置の周波数とゼロクロス周波数fxの関係を確認する。例えばサンプリング周波数が500kHzで極位置を1kHzとしたときの開ループ周波数特性を図7に示す。図7(a)は、ゲイン(dB)、図7(b)は、位相を示し、それぞれ縦軸は、レベル(dB、deg)、横軸は周波数(rad/s)を示している。図7より、この場合、ゲインが0dBとなるゼロクロス周波数fxは、1.42kHzであることが読み取れる。同様に、表1、表2、表3の各場合についての極位置とゼロクロス周波数fxの関係をグラフより読み取った結果を表4に示す。グラフより読み取った位相余裕も併せて載せる。3サンプリング時間遅れの場合で極位置12.5kHzが空欄となっているが、これは配置できない極が不安定となり、極配置不能だったためである。
Figure 0004508052
制御パラメータは連続系で考慮した方が直観的にわかりやすいので、b、c、dを連続系に直し、更に周波数表現に変換してゼロクロス周波数fxとの比で表現する。具体的には表1、表2、表3中のb、c、dをZ=esTに基づいて連続系に直してbs、cs、dsとして表し、更に共役な零点cs、dsは、(22)式、(23)式のように制御器の零点周波数frと零点角度θに分けて表現する。
Figure 0004508052
零点周波数frとゼロクロス周波数fxの比を零点周波数比Ar(=fr/fx)とし、また極bsを周波数に直しゼロクロス周波数fxとの比をとって極周波数比Br(=bs/2π・fx)として、表5、表6、表7に表示する。Ar、Brいずれも、制御器パラメータをゼロクロス周波数fxに対する比率で表したものであり、従来制御器での位相進み周波数、位相遅れ周波数がゼロクロス周波数fxの1/3倍、3倍に設定されていることに対応するものである。ゼロクロス周波数fxをサンプリング周波数で規格化した規格化ゼロクロス周波数fxnも併せて示す。
Figure 0004508052
Figure 0004508052
Figure 0004508052
この表5、表6、表7を元に、まず(1)式、(2)式に基づいてcs、dsを算出する方法を説明する。表5、表6、表7の各場合のcs、dsを複素平面上にプロットすると、図8のようにほぼ一直線上にならぶことが確認できる。また、表と照らし合わせると、規格化ゼロクロス周波数fxnが大きいほど原点と零点との距離、すなわち零点周波数frも大きいことがわかる。
更に詳細に確認する。まず、図8にプロットしたcs、dsと実軸との角度、すなわち(22)式、(23)式での零点角度θを図9にグラフ化する。規格化ゼロクロス周波数fxnが変化しても143°〜145°の範囲でほぼ一定値となる。そこで、今回提案する本発明に係る制御パラメータの調整法では、規格化ゼロクロス周波数fxnがどのような場合でも制御器零点は常に実軸から143°〜145°の直線上に存在するようパラメータを決定する。ここでは例えば144°とする。次に、零点周波数比Arについて図10にグラフを示す。これも規格化ゼロクロス周波数fxnが変化しても0.28〜0.3の範囲でほぼ一定である。そこで今回提案する制御パラメータ決定法では、規格化ゼロクロス周波数fxnがどのような場合でも、零点周波数frは、ゼロクロス周波数fxの0.28〜0.3倍とする。ここでは例えば0.288倍とする。
以上より、制御器零点cs、dsは、零点周波数比Ar=0.288、零点角度θ=144°としてゼロクロス周波数fxより(1)式、(2)式で近似的に算出できる。
次に、(3)式に基づいて簡便にbsの暫定値を決定する方法について説明する。極周波数比Brを図11にプロットする。規格化ゼロクロス周波数fxnが小さいとき、bsは、fxのほぼ3倍でBr=3程度だが、規格化ゼロクロス周波数fxnが大きくなる、若しくはむだ時間要素が大きい場合、Brが大きくなり、Br=7程度まで大きくなることがわかる。これは位相遅れの影響軽減のため、極配置式ではbsが大きく算出されるためと考えられる。逆に言えば、本発明に係る制御パラメータ決定法では位相遅れの影響を十分軽減できる程度にBrを大きく設定すればよいと考えられる。そこでBrは暫定値を3として開ループ周波数特性を測定し、位相余裕が十分確保できるところまで調整して大きくすることとする。ただし、余り大きいと高域ノイズが大きくなる。図11にあるようにBr=3〜7が現実的な範囲と考えられる。
どの程度の位相余裕があれば十分かを確認するため、規格化ゼロクロス周波数fxnと各場合の位相余裕の関係を図12にプロットする。42°から32°の範囲にあることがわかる。これより、場合によっては位相余裕32°でも閉ループの極を実軸上に配置できることがわかる。以上より、bsの決定法としては、暫定値をBr=3としてサーボをかけ、閉ループ周波数特性を測定して位相余裕が小さければ42°〜32°になるよう、Brを大きくする。Br<7の範囲で大きくしても位相余裕を32°より大きくできない場合は、そのゼロクロス周波数fxでは制御パラメータ算出不能とし、fxを小さくする。
以上より本発明に係る制御パラメータ決定法のアルゴリズムは以下のようになる。
1)実現したいゼロクロス周波数fxを決定し、零点周波数比Ar=0.288、零点角度θ=144°として(1)式、(2)式からcs、dsを決定する。
2)極周波数比Br=3としてbs=Br・2πfxより制御器極を決定する。
3)ディジタル制御器を求めてサーボをかけ、ゼロクロス周波数がfxとなるよう制御器ゲインKpを調整する。
4)位相余裕を測定し、十分でなければ位相余裕が32°以上となるまでBrを次第に大きくする。Brが7以下の範囲で位相余裕32°が確保できない場合はゼロクロス周波数fxを小さくする。
このアルゴリズムを図1に示すサーボ制御系で実現するときのフローチャートを図13に示す。まず、ステップS1において、ディスク回転周波数等から制御器の低域カットオフ周波数asが決定される。次に、ステップS2において、制御パラメータ生成部28の入力部44からasを取得する。次に、ステップS3において、目標とするゼロクロス周波数fxを決定する。次に、ステップS4において、入力部44からfxを取得する。次に、ステップS5において、制御パラメータ生成部28の制御パラメータ算出部41は、(1)式、(2)式に基づき制御器零点cs、dsを決定する。次にステップS6において、暫定値を決定する。ここでは、暫定値としてBr=3とする。ステップS7において、決定した暫定値Br(=3)を取得する。続いて、ステップS8において、制御パラメータ算出部41は、(3)式に基づきbsを算出する。算出及び入力されたas、bs、cs、dsをステップS9においてサンプリング周波数に応じて離散化し、ディジタル制御器の制御パラメータa、b、c、dを算出する。ステップS10において、制御器ゲインKpの暫定値を入力部44から取得する。またステップS11において、制御パラメータa、b、c、d、Kpを制御パラメータ生成部28から制御演算回路53に転送する。次に、ステップS12において、サーボをかけて開ループ周波数特性を測定する。ステップS13において、測定した開ループ周波数特性のゼロクロス周波数が目標とするゼロクロス周波数fxに一致するよう制御器ゲインKpを決定する。そして、ステップS14において、開ループ周波数特性から位相余裕を確認し、余裕が十分(42°から32°)あれば(ステップS14、yes)、このときの制御パラメータを最終的な制御パラメータとして決定する。また、位相余裕が十分でない(32°未満)場合(ステップS14、no)、ステップS15において、Brの値を大きく設定する。そして、ステップS16において(3)式よりbsを算出して開ループ周波数特性を測定し、位相余裕が十分になるまで繰り返す。ただし、ステップS16において、Brが7を超える値になっても位相余裕32°が確保できない場合には、目標とするゼロクロス周波数fxが不適であるため、ステップS17において、fxを小さくして再度繰り返す。
以上のように、本発明では、開ループ周波数特性におけるゼロクロス周波数fxから制御パラメータの暫定値を決定し、開ループ周波数特性に応じて、ゼロクロス周波数が目標とするfxに一致するようゲインを設定する。これにより、直観的にわかりやすい制御パラメータを求めることができ、制御パラメータが不適当であった場合にも簡単に検出することができる。また、十分な位相余裕を実現できるよう微調整を行うことで最終的に最も良好な制御パラメータを決定する。これにより、むだ時間が異なる系に対しても同一のアルゴリズムでパラメータを決定することができる。
本発明の実施例として示す光ディスク記録再生装置のサーボ制御系を含む全体を説明する構成図である。 本発明の実施例として示す自動制御装置を構成する制御系をディジタル制御で実現するときの構成図である。 上記図2において制御対象P(s)及び0次ホルダをz変換してP(z)とし、全体を離散系で表す制御系を示す構成図である。 上記図3において3サンプリング時間遅れのむだ時間が存在する場合の制御系を表す構成図である。 本発明の一実施例として示す制御系の周波数特性を説明する特性図である。 低域カットオフ離散化角周波数aを変えたときの外乱抑圧特性を示す特性図である。 極位置を1kHzとしたときの開ループ周波数特性を示す特性図である。 1,2,3サンプリング時間遅れの各場合の制御器零点csの複素平面上の位置を示す図である。 1,2,3サンプリング時間遅れの各場合の制御器零点の零点角度を示す図である。 1,2,3サンプリング時間遅れの各場合の制御器零点の零点周波数に対するゼロクロス周波数の比Arの関係を示す図である。 1,2,3サンプリング時間遅れの各場合の制御器極bsに対するゼロクロス周波数の比Brの関係を示す図である。 1,2,3サンプリング時間遅れの各場合の規格化零クロス周波数に対する位相余裕の関係を示す図である。 本発明の一実施例として示す制御系における制御パラメータ決定処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
2 記録再生部、3 光ディスク記録再生装置、 4 光ディスク、 31 記録再生素子、 15 制御演算部、 28 制御パラメータ生成部、 32 レーザ光源、 35 受光部、 33 光分離部、 34 レンズ、 36 電磁アクチュエータ、 52 AD変換部、 53 制御演算回路、 54 DA変換部、 55 アクチュエータ駆動回路

Claims (10)

  1. ディスク状記録媒体に対してデータを書き込み、又は当該ディスク状記録媒体に記録されているデータを読み取るための記録再生素子と、
    上記ディスク状記録媒体の記録面に対して上記記録再生素子を水平方向又は垂直方向へ駆動させるための駆動手段と、
    上記記録再生素子が記録再生を行うべき位置と実際の位置の差分に比例し、かつ上記差分信号に対応する誤差信号を検出する誤差信号を検出する誤差信号検出手段と、
    上記誤差信号検出手段により検出された誤差信号に対し、制御パラメータを用いて制御演算を行い、誤差信号をなるべく小さくするための制御出力を算出する制御演算手段と、
    上記駆動手段及び上記誤差信号検出手段及び上記制御演算手段が構成するサーボ制御系に要求されるサーボ性能を実現するための制御パラメータを算出する制御パラメータ算出手段を備え、
    上記制御パラメータ算出手段では、サーボ性能を表す指標である開ループ周波数特性のゼロクロス周波数から複素数の零点を算出す
    サーボ制御装置。
  2. 上記制御パラメータ算出手段では、上記ゼロクロス周波数をfxとしたときに、制御演算手段中のフィルタが(1)式、(2)式で表される共役な零点をもち、かつ(1)式、(2)式中の零点周波数比Arを0.28〜0.3、零点角度θを143〜145度とす請求項1記載のサーボ制御装置。
    Figure 0004508052
    Figure 0004508052
  3. 上記制御パラメータ算出手段では、上記ゼロクロス周波数をfxとしたときに、制御演算手段中のフィルタが(3)式に基づき設定される極をもち、かつ(3)式中の極周波数比Brを3〜7とす請求項1に記載のサーボ制御装置。
    Figure 0004508052
  4. 駆動系の制御において、定位すべき位置と実際の位置との差分に比例し且つ差分信号に対応する誤差信号に対して制御パラメータを算出し、該制御パラメータを用いて制御演算を行って誤差信号をなるべく小さくするような駆動制御のための制御パラメータ決定方法において、
    サーボ制御系における開ループのゼロクロス周波数、制御器極とゼロクロス周波数の比である極周波数比、及び制御器ゲインを取得する取得ステップと、
    少なくとも上記取得されたゼロクロス周波数を用いて制御器零点を算出する第1の算出ステップと、
    上記取得された極周波数比及びゼロクロス周波数に基づいて、制御器極を算出する第2の算出ステップと、
    上記算出された制御器零点及び制御器極から算出される開ループ周波数特性を取得するステップと、
    上記開ループ周波数特性の測定結果に応じて制御器ゲインを再取得する取得ステップと
    を有す制御パラメータ決定方法。
  5. 上記第1の算出ステップでは、上記ゼロクロス周波数をfxとしたときに、(1)式、(2)式で表される共役な零点をもち、かつ(1)式、(2)式中の零点周波数比Arを0.28〜0.3、零点角度θを143〜145度とす請求項4記載の制御パラメータ決定方法。
    Figure 0004508052
    Figure 0004508052
  6. 上記第2の算出ステップでは、上記ゼロクロス周波数をfxとしたときに、(3)式に基づき設定される極をもち、かつ(3)式中の極周波数比Brを3〜7とす請求項4記載の制御パラメータ決定方法。
    Figure 0004508052
  7. 上記取得した上記開ループ周波数特性のゼロクロス周波数が目標とするゼロクロス周波数fxに一致するよう制御器ゲインを調整するステップを有す請求項4記載の制御パラメータ決定方法。
  8. 上記開ループ周波数特性から位相余裕を確認し、位相余裕が42°から32°の間であれば、このときの上記ゼロクロス周波数、上記極周波数比、及び上記制御器ゲインを制御パラメータとして決定す請求項4記載の制御パラメータ決定方法。
  9. 上記式(3)においてBrが7を超えても位相余裕42°から32°が確保できない場合には、開ループ周波数特性におけるゼロクロス周波数fxのゲインを小さくして制御パラメータの設定を繰り返請求項8記載の制御パラメータ決定方法。
  10. ディスク状記録媒体に対してデータを書き込み、又は当該ディスク状記録媒体に記録されているデータを読み取るために、ディスク状記録媒体の記録面に対して記録再生素子を水平方向又は垂直方向へ駆動させる駆動制御において、コンピュータ制御により、記録再生素子が記録再生を行うべき位置と実際の位置の差分に比例し且つ差分信号に対応する誤差信号に対して制御パラメータを算出し、該制御パラメータを用いて制御演算を行い、誤差信号をなるべく小さくするための制御出力を行うサーボ制御装置に対して、
    サーボ制御系における開ループのゼロクロス周波数、制御器極とゼロクロス周波数の比である極周波数比、及び制御器ゲインを取得する取得ステップと、
    少なくとも上記取得されたゼロクロス周波数を用いて制御器零点を算出する第1の算出ステップと、
    上記取得された極周波数比及びゼロクロス周波数に基づいて、制御器極を算出する第2の算出ステップと、
    上記算出された制御器零点、及び制御器極から開ループ周波数特性を測定結果を取得するステップと、
    上記開ループ周波数特性の測定結果に応じて、制御器ゲインを再取得する取得ステップと
    を有する制御パラメータ決定処理を実行させ制御パラメータ決定プログラム。
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