JP4507872B2 - 駐車支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自車両が旋回しながら後進して、所定の駐車枠内に駐車させる駐車操作を支援する駐車支援装置に関する。
従来より、自車両を後進させて目標とする駐車位置に駐車させる操作を支援する技術としては、例えば下記の特許文献1に記載された車両駐車操作補助装置が知られている。
この車両駐車操作補助装置は、車両特有の最小回転半径の一回転分のうち、1/4回転分の走行距離を後退軌跡とし、当該後退軌跡を駐車枠線に合致させ、その位置から最小回転半径に沿って後退して駐車枠に駐車させる運転操作を支援している。このとき、車両駐車操作補助装置は、ステアリングホイールを最大操舵角に固定させたまま後進した場合の案内軌跡、自車両シンボル及び駐車枠を表示した状態で、現在の操舵角によって予想される予測軌跡と案内軌跡とを画面上で重畳させる運転操作を促している。
特開2001−213253号公報
しかしながら、上述した従来の車両駐車操作補助装置は、自車両が走行している最中に随時案内軌跡を表示することによって、所望の駐車枠から自車両が離れた状態で駐車枠線と案内軌跡とを合致させる必要があるために(特許文献1の図3乃至図7参照)、運転者が最終的な駐車位置を判断するための後進開始位置を予測する時間が必要となり、短時間で駐車を完了させることが困難であった。
また、特許文献1に記載された車両駐車操作補助装置は、後進軌跡を自車両の最小回転半径で演算して表示していたため、後進開始位置として許容される範囲が非常に狭く、最適な後進開始位置に自車両を移動させるためには高い運転能力が必要とされるという課題があった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、最適な後進開始位置に自車両を移動できると共に、簡単な運転操作で所望とする駐車位置へ後進させることができる駐車支援装置を提供することを目的とする。
本発明に係る駐車支援装置は、予め軌跡記憶手段に、自車両が最小回転半径で旋回した時の最小旋回軌跡を記憶しておき、自車両を後進させて所定の駐車枠内に駐車させる前に、自車両を駐車枠に対向する領域に停止させる運転操作を支援するに際して、駐車枠検出手段により、自車両の位置に対する駐車枠の端部位置を検出し、後退開始領域設定手段により、駐車枠検出手段で検出された駐車枠に対向する領域であって、自車両が軌跡記憶手段に記憶された最小旋回軌跡で後退走行した後に、直進して後退走行することによって、駐車枠内への駐車が可能な後退開始領域を設定することにより、上述の課題を解決する。
このとき、前記後退開始領域設定手段は、前記駐車枠検出手段で検出された駐車枠の端部位置を接続した端部接続線の中点を基準点に設定し、前記基準点を通過し、前記端部接続線と直交する駐車枠中心線を設定し、前記端部接続線の延長線上であって前記基準点から前記最小回転半径だけ離れた位置の幅方向領域設定点を通過し、前記端部接続線の延長線と直交する幅方向領域設定線を設定し、前記幅方向領域設定点を中心点とし、前記幅方向領域設定線と駐車枠中心線とに端部が接続される最小回転半径の第1円弧線を設定し、前記第1円弧線の外側と前記駐車枠中心線と前記幅方向領域設定線とで囲まれる領域を前記後退開始領域に設定し、前記後退開始領域内には、前記駐車枠中心線に接し、前記第1円弧線よりも駐車枠から離れた最小回転半径の第2円弧線を少なくとも一つ有し、前記第1円弧線または前記第2円弧線と後輪車軸の中心点である車両基準点を通過し且つ当該後輪車軸と直交する車両前後線との接点と、前記車両基準点とを一致させるように、自車両の後退開始位置であることを提示する。
本発明に係る駐車支援装置によれば、駐車枠に対向する領域であって、自車両が軌跡記憶手段に記憶された最小旋回軌跡で後退走行した後に、直進して後退走行することよって、駐車枠内への駐車が可能な後退開始領域を設定して表示するので、当該後退開始領域まで自車両を前進させて後退走行を開始させることにより、簡単な運転操作によって後退走行させて所望の駐車枠線に駐車させることができる。したがって、この駐車支援装置によれば、最小回転半径で後退走行させる運転操作によって駐車枠まで自車両を後退させて、その後、直進して後退走行する運転操作をさせることによって、切り返し運転をすることなく一度で所望とする駐車枠に駐車させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明は、例えば図1に示すように構成された駐車支援装置に適用される。
[第1実施形態]
[駐車支援装置の構成]
本発明は、例えば図1に示すように構成された駐車支援装置に適用される。この第1実施形態に係る駐車支援装置は、例えば自車両のインストルメントパネルにコントロールユニット1が収容される。このコントロールユニット1には、自車両周囲を撮像するカメラ2と、運転者から視認可能な位置に表示画面が設けられたモニタ3と、自車両の状態を検出するための車輪速センサ4及びヨーレートセンサ5とが接続されている。
カメラ2は、例えば自車両の車体の前部バンパー等に設置されて、撮像方向が車両前方に規制されて画角等の光学パラメータが設計されている。このカメラ2によって撮像されたカメラ映像は、駐車枠を含み、現在の自車両の位置と駐車枠の位置関係を把握するために使用される。なお、このカメラ2は、前方及び後方を含む角度を撮像方向としたカメラや車両先端に設置されて左右側方方向を撮影する死角提示用カメラを流用しても良く、車両後端に設置され後方を撮影するリヤビュー用カメラを流用しても良い。
このカメラ2は、本例において、自車両が後進しながら所定の駐車枠に駐車する操作を支援するように、自車両が後進を開始する位置に移動する時に車両前方の駐車枠を撮像し、撮像して得たカメラ映像データをコントロールユニット1に出力する。このとき、カメラ2は、コントロールユニット1によって動作が制御され、所定の起動スイッチが操作された場合に起動するようにコントロールユニット1によって制御され、カメラ映像データを取得する。
車輪速センサ4は、カメラ2で撮像されたカメラ映像から駐車枠と自車両との位置関係が把握された後に、自車両が移動した場合であっても自車両と駐車枠との位置関係を継続的に把握するため、自車両の移動距離を検出する。
ヨーレートセンサ5は、カメラ2で撮像されたカメラ映像から駐車枠と自車両との位置関係が把握された後に、自車両が移動した場合であっても自車両と駐車枠との位置関係を継続的に把握するため、自車両の移動方向(向き)を検出する。
モニタ3は、例えばナビゲーションシステムに含まれる液晶ディスプレイや、フロントウインドウに形成されたコンバイナに映像を投影するHUD(Head Up Display)等で構成されている。このモニタ3は、コントロールユニット1を介してカメラ2で撮像したカメラ映像データや、コントロールユニット1の処理結果が供給されて、各種情報を運転者に提示する。具体的には、モニタ3は、コントロールユニット1の演算結果として、車両前方を撮影したカメラ画像に、描画部17で作成した後退開始領域や、自車両の進行方向等を重畳表示する。
コントロールユニット1は、例えば図示しないROM(Read Only Memory)に駐車支援プログラムを記憶しておき、当該駐車支援プログラムをCPU(Central Processing Unit)によって実行する後述の各部11〜17を備える。すなわちコントロールユニット1は、カメラ2と接続された画像処理部11と、自車最小回転半径記憶部12と、後退開始領域設定部(後退開始領域設定手段)13と、車輪速センサ4及びヨーレートセンサ5と接続された自車位置検出部14と、前後方向矢印設定部15と、駐車可否判断部16と、モニタ3と接続された描画部17とを備える。
画像処理部11は、カメラ2で撮影したカメラ画像データに対してエッジ検出処理を行うことによって、路面に描かれた駐車枠線の端部2ヶ所を検出する。エッジ検出処理は、画像処理部11が、カメラ画像データのエッジ強度やエッジ形状と、予め求めておいた駐車枠線を示すエッジ強度やエッジ形状とを比較してエッジを検出し、自車両の前方の駐車枠線の画像内位置を特定する。また、画像処理部11は、自車両に固定されているカメラ2の固定位置と当該カメラ2の画角や焦点距離からエッジ検出で特定された駐車枠線に該当する画素が自車からどの程度の方角で、どの程度の距離に位置しているのかを特定する。
これにより、画像処理部11は、路面に描かれた2本の駐車枠線の自車両側端部(2ヶ所)と、当該端部位置に対する自車両の距離及び方向とを検出し、当該2個の駐車枠線の端部位置(駐車枠線端部)を示す座標データ、距離データ及び方向データを後退開始領域設定部13に出力する。これにより、画像処理部11は、駐車枠検出手段として機能する。
自車最小回転半径記憶部(軌跡記憶手段)12は、自車両のステアリングホイールを右方向又は左方向における最大操舵角にして移動させた場合の最小回転半径情報を記憶している。この自車最小回転半径記憶部12に記憶された情報は、自車両の幅、最大舵角等のステアリングシステムにおける各パラメータに基づいて予め入力された自車両特有の情報であって、必要に応じて後退開始領域設定部13に読み込まれる。
この最小回転半径情報としては、後輪の軸の中央部が通過する軌跡のみならず、自車両のステアリングホイールを右方向又は左方向における最大操舵角にして後進させた場合に、車体端部が通過する最も内側の軌跡(最内周軌跡情報)と、最も外側の軌跡(最外周軌跡情報)であっても良い。この最小回転半径情報は、後輪の軸の中央部である車両基準点に対する相対的な座標データの集合である。最小回転半径情報は、左又は右に最大舵角とした場合に後輪の軸の中心位置が基準点から移動する軌跡を示す座標群であり、最内周軌跡情報は、左又は右の最大舵角とした場合に自車内周端が基準点に対して移動する軌跡を示す座標群であり、最外周軌跡情報は、左又は右の最大舵角とした場合に自車外周端が基準点に対して移動する軌跡を示す座標群である。
後退開始領域設定部13は、画像処理部11から駐車枠線の端部位置を示す座標データ、距離データ及び方向データが供給されると共に、自車最小回転半径記憶部12から最小回転半径情報を読み出す。そして、後退開始領域設定部13は、駐車枠線端部の2箇所を基準にして切り返し走行をすることなく一度の後退走行によって駐車が可能となる後退開始領域を設定する。なお、この後退開始領域設定処理の内容については後述する。
自車位置検出部14は、車輪速センサ4からの車輪速信号から自車両の移動距離を求めると共に、ヨーレートセンサ5からの方向信号から自車両の移動方向を求める。この自車両の移動距離及び移動方向は、画像処理部11で特定した自車両と駐車枠線との位置関係から、自車両が移動することによる自車両と後退開始領域と駐車枠との位置関係の変化を継続的に把握させるために使用される。したがって、自車位置検出部14は、図示しないコントロールユニット1の起動スイッチが操作された場合に、車輪速センサ4及びヨーレートセンサ5からの信号を入力して、自車両が進行していることを示す信号(移動距離や移動方向)を前後方向矢印設定部15に供給開始する。
前後方向矢印設定部15は、自車位置検出部14によって自車両が進行している信号を入力した場合に、自車両の車両前後線である矢印表示を行わせる。すなわち、前後方向矢印設定部15は、後述するが、自車両が後退開始領域に進入する動作を提示したり、後退開始領域から所望の駐車枠に一度の後退走行で駐車可能とするための車両前後線を提示するためのものである。
この自車両の前後方向は、自車両の後輪車軸の中点を車両基準点(始点)に設定した状態で、後退開始領域に対する自車両の前後方向の向きとなる。また、この前後方向矢印設定部15は、後退開始領域に対する自車両の前後方向の向きを運転者に確認させるように自車両の矢印表示を設定する。
駐車可否判断部16は、自車両の位置が、後退開始領域設定部13から送られた後退開始領域内であるか否かを判断すると共に、自車両の方向が駐車枠に駐車可能な所定の角度以内であるか否かを判断する。そして、駐車可否判断部16は、駐車枠に対する自車両の位置が後退開始領域内であり、且つ、自車両の方向が所定の角度以内である場合には、所望とする駐車枠に一度の後退走行による駐車が可能であると判断する。
描画部17は、後退開始領域設定部13で設定された後退開始領域と、前後方向矢印設定部15で設定された自車両前後方向である矢印表示とを、運転者からの視線から見た風景に変換してHUDや液晶ディスプレイからなるモニタ3に送信する。これにより、描画部17及びモニタ3は、表示手段として機能する。
[後退開始領域設定処理]
つぎに、上述したように構成された駐車支援装置の後退開始領域設定部13による後退開始領域設定処理について、図2乃至図5を参照して説明する。
この後退開始領域設定処理は、自車両が所望とする駐車枠を右斜め前方又は左斜め前方に視認可能な位置に存在し、当該所望とする駐車枠に後退走行して駐車させようとする場合に、前進走行によって後退開始領域に進行する前に起動スイッチが操作されることによって、ステップS1以降の処理を開始する。
この後退開始領域設定処理は、図2に示すように、先ずステップS1において、コントロールユニット1の画像処理部11により、自車両の斜め前方に存在する駐車枠線を含むカメラ画像をカメラ2から入力し、エッジ検出処理によって、図3に示す駐車枠線101,102の駐車枠線端部101’,102’のカメラ画像内での座標データを取得する。これにより、カメラ画像内での左右一対の駐車枠線端部の位置を示す座標データから、所望とする駐車枠を特定する。
ここで、図3に示すように、駐車枠線101,102が存在する場合に、自車両は、奥行き方向とは逆の方向であって、駐車枠線101,102に対向した対向スペース(駐車枠対向スペース)に位置して、後進を開始するものとする。そして、画像処理部11は、自車両が駐車枠対向スペースに位置する場合のカメラ2からのカメラ画像データ(後方画像データ)を取得して、駐車枠線端部101’,102’の位置を検出する。この駐車枠線端部101’,102’の位置は、駐車枠線101,102の幅方向における内側端部の座標で保持しておいても良く、駐車枠線101,102の幅方向に並ぶ複数の座標からなるものとして保持しておいても良い。なお、自車両の前部のカメラ2のみが使用可能である場合には、自車両が対向スペースに存在する場合には駐車枠線端部101’,102’の検出はできないが、この対向スペースに近づく時に取得したカメラ画像から駐車枠線端部101’,102’の位置を検出することになる。
また、このステップS1において、画像処理部11は、駐車枠線端部101’,102’を結ぶ直線(端部接続線104)を求め、更に、当該端部接続線104の中点である基準点105の座標を求める。
次にコントロールユニット1は、ステップS2において、後退開始領域設定部13により、画像処理部11から駐車枠線端部101’,102’及び基準点105の座標データを入力し、基準点105を通過し、且つ端部接続線104に対して直交する座標群からなる駐車枠中心線106を設定する。
次にコントロールユニット1は、ステップS3において、後退開始領域設定部13により、自車最小回転半径記憶部12から自車両の最小回転半径Rを読み出し、基準点105から最小回転半径Rだけ離れた端部接続線104の延長線に幅方向領域設定点107を求める。このとき、コントロールユニット1は、自車両が駐車枠線101,102の右側から前方走行した場合には、図3に示すように、駐車枠線101,102から左側に幅方向領域設定点107を設定し、逆に、自車両が駐車枠線101,102の左側から前方走行した場合には、駐車枠線101,102から右側に幅方向領域設定点107を設定する。そして、コントロールユニット1は、幅方向領域設定点107を通過し、端部接続線104の延長線と直交する幅方向領域設定線108を設定する。
次にコントロールユニット1は、ステップS4において、後退開始領域設定部13により、幅方向領域設定点107を中心とした最小回転半径Rと同じ半径の円弧線109aを設定する。この円弧線109aは、基準点105から最小回転半径Rだけ離れた位置に幅方向領域設定点107を設けたので、端部接続線104と幅方向領域設定線108とを接続する線分となる。
次にコントロールユニット1は、ステップS5において、後退開始領域設定部13により、円弧線109aと駐車枠中心線106と幅方向領域設定線108とで囲まれた領域を後退開始領域110として設定する。なお、図3において、駐車枠線101,102と対向する後退開始領域110の上限は、例えば車両長さの2倍程度であり、自車両が駐車枠線101,102内に駐車可能な距離でよい。
このように設定された後退開始領域110は、後輪車軸の中心点である車両基準点が存在している場合に、車両の前後方向線と、幅方向領域設定線108を上下移動する最小回転半径Rの円弧線とが接する位置から後退を開始することにより、一度の後退走行で駐車枠への駐車が可能となる領域を示している。したがって、駐車支援装置は、後退開始領域を表示して、当該領域まで移動するよう、運転者に操作を促すことになる。
なお、一度の後退走行によって駐車枠への駐車を可能とする場合には、図3の円弧線109aと車両前後線とが接している場合には右又は左方向において最大操舵角度で後退走行をさせ、円弧線109aよりも駐車枠から離れた円弧線109b〜109g(以下、総称する場合には単に「円弧線109」と呼ぶ。)と車両前後線とが接している場合には、一度右又は左方向において最大操舵角度で後退走行をさせて、その後に直線走行をさせることになる。
すなわち、後退開始領域設定処理では、上述したように後退開始領域110を設定することによって、図4に示すように、自車両120Aの車両基準点121Aが後退開始領域110内に存在し、且つ円弧線109aと、自車両120Aの前後方向線とが接している場合には、操舵角度を最大にして円弧状に後退走行をさせるのみで、自車両120Aの車両基準点121Aを基準点105に合致させた位置とすることができる。また、自車両120Bの車両基準点121Bが後退開始領域110内に存在し、且つ円弧線109の何れかと、自車両120Bの前後方向線とが接している場合には、円弧状に後退走行をさせた後に、車両基準点121Bが駐車枠中心線106上で移動するように直線走行させることによって、車両基準点121Bを基準点105に合致させた位置とすることができる。
したがって、円弧線109の接線に対する車両前後線の角度が、自車両の移動方向が駐車枠に駐車可能な所定の角度以内である場合に、車両基準点121と基準点105又は駐車枠中心線106とを一致させることができることになる。
これに対し、図5に示すように、自車両120の車両基準点121が後退開始領域110内に位置する場合であっても、車両前後線と円弧線109aとが接していない状態であって、円弧線109aと車両前後線とが交差している状態では、操舵角度を最大にしても、車両基準点121を基準点105と一致させることができず、一旦前進させた後に再度後退走行させるという切り返し運転が必要となってしまう。
[駐車支援処理]
つぎに、上述した後退開始領域設定処理を含み、実際に適切な位置に自車両を移動させることによって駐車操作を支援する駐車支援処理について、図6のフローチャート及び図7乃至図9を参照して説明する。なお、以下の説明では、自車両の位置及び方向と、駐車枠との関係を上面から見た様子を参照して行うが、実際には、自車両の所定位置に固定されたカメラ2の設置位置から駐車枠に対する自車両の位置及び方向の関係を求めて、後退開始領域110を設定しても良く、カメラ画像を上面からの視点とした画像に視点変換を行った後に後退開始領域110を設定しても良い。
この駐車支援処理は、先ずステップS11において、コントロールユニット1により、車輪速センサ4からの車輪速信号を入力し、自車両の走行速度が0km/hか否かを判定することによって、自車両が駐車枠に接近した状態で停止した状態であるか否かを判定し、停止状態ではない場合にはステップS11の判定を繰り返し、停止状態である場合にはステップS12に処理を進める。
次にコントロールユニット1は、ステップS12において、以降の処理を開始するための起動用スイッチが操作されて、電源が投入されて起動すると、ステップS13に処理を進める。ここで、駐車支援装置は、自車両が所望とする駐車枠が斜め前方に存在している状態であって、以降において後退開始領域110へ向かって前進を開始する前であることを認識する。
次にコントロールユニット1は、ステップS13において、カメラ2によって撮像されたカメラ画像を画像処理部11で入力して、エッジ検出処理によって駐車枠線端部101’,102’を検出し、基準点105を求める。また、このステップS13において、画像処理部11は、予め記憶しておいたカメラ2の固定位置と、当該カメラ2の画角及び焦点距離から、駐車枠線に該当する画素が、自車両からどの程度の距離に位置するかを特定して、駐車枠に対する自車両位置を認識する。
次にコントロールユニット1は、ステップS14において、後退開始領域設定部13により、上述した後退開始領域提示処理を行うことによって、後退開始領域110を設定する。
次にコントロールユニット1は、ステップS14で設定した後退開始領域110の座標データを描画部17に送信し、描画部17により、現在画像処理部11で撮像しているカメラ画像と後退開始領域110とを重畳させた表示データを作成して、モニタ3で表示させる。ここで、描画部17は、後退開始領域110を、運転者からの視点からの景観に視点変換してフロントガラスに形成されたコンバイナを用いてHUD表示させる。これにより、運転者は、例えば所望の駐車枠が左前方に存在する場合に、自車両の右前方に所望の駐車枠に駐車させるための後退開始領域110が提示されることになる。なお、フロントガラスに後退開始領域110を表示させる処理内容については、後述する。
次にコントロールユニット1は、ステップS16において、前後方向矢印設定部15により、車両基準点121(後輪車軸の中点)を始点にして、車両前方から自車両の移動方向を示す矢印情報を作成し、当該矢印表示、カメラ画像及び後退開始領域110を含むHUD表示をさせる。
このようにHUD表示させるステップS16は、例えば図7に示すように、所望とする駐車枠に向かって前進走行する自車両120aに対して行った場合には、図8に示すように、カメラ画像である駐車枠線101,102に加えて、車両前後線である矢印表示131aをHUDで表示させる。ここで、モニタ3は、インストルメントパネル142に設置され、フロントガラス141に向かって投影光を出射するものとなっている。
したがって、ステップS16の時点でフロントガラス141に表示させている情報としては、矢印表示131a、後退開始領域110内の円弧線109a,109b,109c,109dとなる。これにより、矢印表示131aと円弧線109a,109b,109c,109dとの位置関係を提示し、矢印表示131aが円弧線109a,109b,109c,109dの何れかに接するように移動方向を変更させ、自車両の位置が円弧線109a,109b,109c,109d上となるように前進させる運転を促すことになる。なお、図8に示す表示例では、後退開始領域110内に所定の距離間隔毎に4本の円弧線109a,109b,109c,109dが描かれるように表示させる場合を示しているが、これに限らず、更に多くの円弧線109を表示させても良く、各円弧線109の間隔を不定としても良い。
次にコントロールユニット1は、ステップS17において、自車位置検出部14により、車輪速センサ4の出力を監視し、自車両の現在位置が駐車枠線101,102に対して移動を開始したか否かを判断する。そして、自車位置検出部14によって自車両の走行が開始されたことを判定した場合にはステップS18に処理を進め、走行開始していない場合は車輪速センサ4の出力の監視を継続しながら矢印表示を継続させる。
次にコントロールユニット1は、ステップS18において、自車位置検出部14により、車輪速センサ4及びヨーレートセンサ5の出力から、駐車枠線端部101’,102’に対する自車両の移動距離及び移動方向を求める。
次にコントロールユニット1は、ステップS19において、描画部17により、モニタ3に表示している後退開始領域110と矢印表示131との位置関係を、ステップS18で求められた自車両の移動距離及び移動方向に従って随時変更して、モニタ3に表示させる内容を更新させる。
すなわち、図7における自車両120aの位置から、自車両120bの位置まで移動させる途中において、自車両の移動距離と方向の変化に応じて、図8の円弧線109a,109b,109c,109dの表示位置を更新する。ここで、図8の矢印表示131aの表示位置は自車両に対して固定されているので、矢印表示131aの表示位置の対して図8の円弧線109a,109b,109c,109dの表示位置は更新される。
次にコントロールユニット1は、ステップS20において、図3に示したように後退開始領域110に含まれる複数の円弧線109a,109b,109c,109dの何れかと、車両前後線とが接しているか否かを判定し、接触している場合にはステップS21に処理を進め、接触していない場合には当該判定を繰り返す。
したがって、円弧線109a,109b,109c,109dの何れかと矢印表示131である車両前後線とが接した状態とは、そのままの移動方向で自車両を前進走行することによって図4に示したような一度で駐車可能な状態となることになる。
また、モニタ3には、後退開始領域110及び円弧線109a,109b,109c,109d、矢印表示131を表示させ、運転者に矢印表示131と何れかの円弧線109a,109b,109c,109dとが接するように自車両の移動方向を変化させる運転操作を促すメッセージ等を表示させても良い。
次にコントロールユニット1は、ステップS21において、描画部17により、図7に示すように、円弧線109a,109b,109c,109dの何れかと、自車前方に延びる矢印表示131との接点132を求め、図9に示すように、当該接点132をモニタ3に表示させると共に、接点132まで自車両を前進させるような運転操作を運転者に促す。
次にコントロールユニット1は、ステップS22において、駐車可否判断部16によってステップS21で求めた接点132と、自車両の車両基準点121とが合致しているか否かを判定し、合致している場合にはステップS23に処理を進め、合致していない場合には、例えば矢印表示131に従って前進走行させる旨のメッセージを提示して待機する。
次にコントロールユニット1は、ステップS23において、自車両の車両基準点121と円弧線109上の接点132との位置関係が図4に示すような状態、すなわち何れかの円弧線109と前後方向線とが接する状態となったので、現在の自車両位置から、最大操舵角度で後退走行することによって、車両基準点121を基準点105又は駐車枠中心線106上とすることができる旨のメッセージやインジケータ表示、報知音を出力する。
このような駐車支援処理を行うことによって、駐車支援装置は、何れかの円弧線109及び矢印表示131を表示した状態とし、矢印表示131と円弧線109とを接するように運転操作をさせ、更に、円弧線109上の接点132と車両基準点121とが合致するように運転操作をさせることによって、一度の駐車走行によって駐車枠に駐車させることができる。
[第1実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用した第1実施形態に係る駐車支援装置によれば、駐車枠線101,102に対向する領域であって、自車両が最小回転半径Rで後退走行する運転操作の後の直進して後退走行する運転操作によって、駐車枠線101,102内への駐車が可能な後退開始領域110を設定し、後退開始領域110を提示するので、自車両を後進させて、所定の駐車枠内に駐車させる運転操作をさせる前に、自車両を適正な位置に誘導させて、簡単な運転操作によって後退走行させて所望の駐車枠線101,102に駐車させることができる。したがって、この駐車支援装置によれば、最小回転半径Rで後退走行させる運転操作によって基準点105又は駐車枠中心線106まで自車両を後退させて、その後、駐車枠中心線106から基準点105に向かうように直進して後退走行する運転操作をさせることによって、切り返し運転をすることなく一度で所望とする駐車枠線101,102に駐車させることができる。
また、この駐車支援装置によれば、端部接続線104の中点を基準点105に設定し、駐車枠中心線106と、幅方向領域設定線108と円弧線109とに囲まれた後退開始領域110を設定することができるので、確実に最小回転半径Rでの後退走行によって駐車枠中心線106に達し、駐車枠中心線106から基準点105に向かって直進する後退走行をさせることによって、確実に駐車枠線101,102内に駐車させることができる。
更に、この駐車支援装置によれば、基準点105及び駐車枠中心線106に接続された円弧線109aと、駐車枠中心線106に接続された円弧線109b,・・・という複数の円弧線109を表示させると共に、矢印表示131を表示させるので、矢印表示131の方向を円弧線109に合わせる運転操作をさせるのみで、切り返し運転をすることなく一度で所望とする駐車枠線101,102に駐車させることができる。
更にまた、この駐車支援装置によれば、円弧線109と車両前後線とが接し、円弧線109と車両前後線との接点と、車両基準点121とが一致した場合に、自車両の後退を開始させることを提示することによって、切り返し運転をすることなく一度で所望とする駐車枠線101,102に駐車させることができる状態となったことを運転者に提示することができる。
更にまた、この駐車支援装置によれば、実際の駐車枠線101,102の視認方向がフロントガラスの左側である場合には、後退開始領域110の表示位置をフロントガラスの右側とするように後退開始領域110の映像光をフロントガラスに投影してHUD表示をすることによって、実際に後退開始領域110への移動方向を運転感覚的に違和感無く認識させることができる。
[第2実施形態]
つぎに、第2実施形態に係る駐車支援装置について説明する。なお、上述の第1実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
第2実施形態に係る駐車支援装置は、上述した後退開始領域110に加えて、当該後退開始領域110に自車両を誘導させるための誘導領域を設定及び表示することを特徴とするものである。この駐車支援装置は、図10に示すように、第1実施形態における前後方向矢印設定部15及び駐車可否判断部16に代えて、誘導領域設定部21をコントロールユニット1に備えている。
誘導領域設定部21は、自車位置検出部14で検出した自車位置からどの方向へどの程度前進すれば、後退開始領域設定部13で設定された後退開始領域110内であって、円弧線109と車両前後線とが接する位置となるかを演算する。そして、誘導領域設定部21は、後退開始領域110内で、円弧線109と車両前後線とが接する位置に誘導させるため移動方向及び移動距離を示す誘導領域をモニタ3に表示させる。これにより、任意の自車位置での駐車可否判断を行う必要が無いので、駐車可否判断部16も不要となる。
[誘導領域設定処理]
つぎに、上述したように構成された駐車支援装置の誘導領域設定部21による誘導領域設定処理について、図11乃至図14を参照して説明する。なお、図12乃至図14において、後退開始領域110に含まれる円弧線109は、最大舵角で後退した時に車両基準点121を基準点105に一致させることができる円弧線109aから一定間隔で円弧線109b,109c,109dが設定されているものとする。
先ずコントロールユニット1は、ステップS31において、画像処理部11によってカメラ画像から駐車枠線端部101’,102’の位置を検出することにより、自車両と駐車枠線101,102との位置関係を把握すると共に、上述した後退開始領域設定処理を行うことによって後退開始領域110を設定する。
次にコントロールユニット1は、ステップS32において、図12に示すように、後輪車軸の中心点である車両基準点121から、車両前方側に固定した車両前後線151を設定し、車両基準点121から駐車枠線101,102の反対側に最小回転半径Rの1/4分の円弧線152を固定して設定する。
次にコントロールユニット1は、ステップS33において、ステップS32にて設定した車両前後線151と、後退開始領域110に含まれる円弧線109aとが接する接点153を求める。
次にコントロールユニット1は、ステップS34において、後退開始領域110を構成する円弧線109として、円弧線109aと円弧線109bとの間であって、最小回転半径Rで円弧線152及び駐車枠中心線106に接する円弧線109’を設ける。このとき、コントロールユニット1は、ステップS32にて設定した円弧線152と接するような円弧線109’を設けた上で、円弧線152と円弧線109’との接点154を求める。
次にコントロールユニット1は、ステップS35において、ステップS33で求めた接点153と、ステップS34で求めた接点154とを結ぶ接続線155を設定し、当該接続線155と、円弧線152と、円弧線152の先端部とを接続した領域を求め、当該領域を誘導領域156として設定する。
このように設定された誘導領域156は、自車両120の現在位置から調整した操舵角度で接続線155まで前進した場合に、車両前後線151と円弧線109とが接するような関係となるかを示すものである。なお、後退開始領域110内に誘導領域156が表示されることになり、誘導領域156を表示している期間では、後退開始領域110を表示しなくても良い。
更に、駐車支援装置は、直進の中立状態での操舵角度から右方向最大操舵角度までの間で保持したまま前進した場合の誘導領域156を設定したため、誘導領域156に向かっている途中に操舵角度の変更が行われた場合には、上述のステップS31〜ステップS35による誘導領域156の再演算が必要となる。
図13に示すように、自車両120が所望とする駐車枠線101,102からなる駐車枠を左前方に視認し、後退開始領域110から離れた位置で前進走行している状態においては、自車両120の車両前後線151は、後退開始領域110に含まれる円弧線109とは接していない状態であるので、接点153が設定されない(ステップS33)。また、駐車支援装置は、車両前後線151と円弧線109aとの接点が検出された場合には接点153を優先して設定するが、図13のように、最小回転半径Rよりも半径が大きい軌跡、且つ、円弧線109aに接する回転半径線161を設定する。これにより、接点153に代えて、回転半径線161と円弧線109aとの接点153’を設定する。
また、駐車支援装置が、現在の車両基準点121を始点にして、駐車枠とは反対方向に延びる最小回転半径Rの円弧線152を設定した場合、円弧線152が何れの円弧線109とも接していない状態であるので、接点154も設定されない(ステップS34)。図13に示すように、車両基準点121から設定した円弧線152が後退開始領域110に届かない状況であるときは、最小回転半径Rよりも半径が大きい軌跡、且つ、駐車枠中心線106と接する円弧線162を設定する。これにより、接点154に代えて、駐車枠中心線106と円弧線162との接点154’を設定する。
このように、接点153’と接点154’を設定すると、駐車支援装置は、ステップS35において、接点153’と接点154’との接続線155を設定し、当該接続線155と円弧線109aと駐車枠中心線106とに囲まれた後退開始領域110部分を誘導領域156に設定することができる。
これにより、自車両120が後退開始領域110から離れた状態である場合であっても、誘導領域156に向かって前進走行をさせ誘導領域156に進入した時点で後退を開始することによって、切り返しなしに駐車させることができる。
また、図13に示すように誘導領域156を提示した状態から、自車両120が誘導領域156に向かって前進走行して、図14に示すように、車両基準点121が後退開始領域110に近い位置まで移動した場合には、図13に示した誘導領域156を変更して新たな誘導領域156を提示することになる。
このとき、コントロールユニット1は、ステップS31で後退開始領域110を設定した状態において、ステップS32において、車両前後線151から延長する線を求め、ステップS33において、当該車両前後線151の延長線と接する円弧線109’を設定して接点153を求め、ステップS34において、円弧線152と接する円弧線109’’を設定して接点154を求める。
次にコントロールユニット1は、ステップS35において、接点153と接点154との接続線155を設定することによって、当該接続線155と、円弧線152と、円弧線152の先端部とを接続した領域を求め、当該領域を誘導領域156として設定する。
このように、操舵角度を維持したまま接点154と接点153とを結ぶ接続線155に向かって車両基準点121を移動させた後に後退を開始させる運転操作をさせることによって、切り返し運転をすることなく一度の後退走行によって所望とする駐車枠への駐車を実現させることができる。
[駐車支援処理]
つぎに、上述した後退開始領域設定処理を含み、実際に適切な位置に自車両を移動させることによって駐車操作を支援する駐車支援処理について、図15のフローチャートを参照して説明する。
この駐車支援処理は、先ず第1実施形態と同様に、ステップS11〜ステップS15の処理を行った後のステップS41において、自車位置検出部14により、車輪速センサ4及びヨーレートセンサ5の出力から、駐車枠線端部101’,102’に対する自車両の移動距離及び移動方向を求める。
次にコントロールユニット1は、ステップS42において、上述した誘導領域設定処理を行うことによって、後退開始領域110の円弧線109と、車両前後線151とが接する位置まで車両基準点121を誘導するための誘導領域156を演算して、ステップS43において、誘導領域156をHUD表示するようにモニタ3を駆動させる。このとき、描画部17は、上述の図8や図9を参照して説明した処理と同様の処理を行うことによって、後退開始領域110及び誘導領域156をフロントガラスに表示させても良く、誘導領域156のみを表示させても良い。
次にコントロールユニット1は、ステップS17において、自車位置検出部14により、車輪速センサ4の出力を監視し、自車位置検出部14によって自車両の走行が開始されたことを判定した場合にはステップS44に処理を進め、走行開始していない場合は車輪速センサ4の出力の監視を継続しながら矢印表示を継続させる。
次にコントロールユニット1は、ステップS44において、誘導領域設定部21により、ステップS17において判定した自車両120の移動時に、ヨーレートセンサ5の微分値に変化が無いか否かを判定して、運転者によってステアリングホイールが中立位置から一定の角度に保持されているか否かを判定する。このとき、コントロールユニット1は、ヨーレートセンサ5からの信号の微分値を監視する。これによって、ステアリングホイールが中立位置から一定の角度に保持されている場合には、出力の微分値が一定となり、ステアリングホイールの切り増し又は緩める操作がなされていないので、ステップS45に処理を進める。一方、ヨーレートセンサ5の出力微分値に変化がある場合には、ステップS41に処理を戻して誘導領域156を再演算し、HUD表示を更新する。
次にコントロールユニット1は、ステップS45において、ステップS41と同様に、車輪速センサ4及びヨーレートセンサ5の出力から、駐車枠に対する自車両120の位置を求め、ステップS46において、ステップS42で演算して、ステップS43で表示した誘導領域156を、自車両120の走行距離に応じた移動後の景観である誘導領域156に更新する。
次にコントロールユニット1は、ステップS46において、ステップS45において求めた自車両120の位置である車両基準点121が、誘導領域156内に位置しているか否かを判定し、車両基準点121が誘導領域156内に位置していない場合には、ステップS44以降の処理を繰り返し、車両基準点121が誘導領域156内に位置していると判定した場合には、ステップS48に処理を進める。
次にコントロールユニット1は、ステップS48において、自車両の車両基準点121が誘導領域156に達して、円弧線109と車両前後線151とが接する状態となったので、現在の自車両位置から、最大操舵角度で後退走行することによって、車両基準点121を基準点105又は駐車枠中心線106上とすることができる旨のメッセージやインジケータ表示したり、報知音を出力して、提示する。
このような駐車支援処理を行うことによって、駐車支援装置は、誘導領域156を表示した状態とし、誘導領域156に向かって前進走行させることによって、一度の駐車走行によって駐車枠に駐車させることができる。
[誘導領域156の表示例]
つぎに、上述したような駐車支援処理を行う駐車支援装置において、フロントガラスへのHUD表示例について説明する。
コントロールユニット1は、上述した駐車支援処理において、例えば車両基準点121が、図13に示すように、自車両120の左前方に駐車枠線101,102が存在し、後退開始領域110から離れた状態である時には、図16に示すように誘導領域156をHUD表示させる。このとき、カメラ画像である駐車枠線101,102と、自車両の移動方向に基づく車両前後線151(矢印表示131と同義)及び後退開始領域110とに加えて、円弧線109aと接続線155と駐車枠中心線106に囲まれた誘導領域156を表示する。
このように、車両前後線161と円弧線162との間に誘導領域156を表示させることによって、操舵角度が中立又は右方向の最大舵角である場合には、自車両120の現在位置から後退開始領域110に達することができないことを知らせることができる。また、誘導領域156を自車両120の右斜め前方を視認するためのフロントガラス141部分に表示させることによって、フロントガラス141上で車両前後線151と誘導領域156とを重畳させるような移動方向に運転させることができる。
また、車両基準点121が、図14に示すように、後退開始領域110の手前となった場合には、ステップS45で移動後の自車両120の位置を求めることによって、図17に示すように、車両前後線151の先端部と接点153とが略一致し、当該接点153と接点154とを接続した接続線155と、円弧線152とに囲まれる誘導領域156をフロントガラス141に表示する。
このように、車両前後線151と円弧線152との間に間隔を設けずに誘導領域156を表示しているために、車両基準点121を誘導領域156に誘導するためには、操舵角度を中立位置から右方向の最大操舵角度の範囲にして自車両120を前進させることを提示することができる。
なお、図13に示すような車両基準点121と誘導領域156の位置関係であって、図16に示すようなHUD表示をするに際して、コントロールユニット1は、現在の車両基準点121から誘導領域156に到達するために操舵角度を計算して、HUD表示させても良い。
すなわち、図13に示したように、車両基準点121と後退開始領域110とが離れている場合には、図18及び図19に示すように、誘導領域156に進入する時の進行方向を示す矢印線171A,171B,171Cを表示する。図18及び図19に示す一例では、接続線155上を始点とし、接点154’を通過する円弧線109n(図示なし)に接する矢印線171Aと、接続線155の中点を通過する円弧線109n(図示無し)に接する矢印171Bと、円弧線109a上の接点153’から延びる矢印線171Cを表示させている。
このように、図19に示すように、車両前後線151及び円弧線152に加えて、矢印線171をフロントガラス141に表示させることによって、誘導領域156に進入する時の進行方向である矢印線171と車両前後線151とを合わせるように移動方向を調整させて、確実に一度の駐車走行によって駐車枠への駐車を可能とさせる。
また、車両基準点121が後退開始領域110内に位置する場合であっても、図18及び図19と同様に、図20及び図21に示すように、誘導領域156に進入する時の進行方向を示す矢印線171A,171B,171Cを表示しても良い。このように、図21に示すように、車両前後線151及び円弧線152に加えて、車両前後線151の先端矢印部に一致した矢印線171Cをフロントガラス141に表示させることによって、現在の操舵角度による前進によって誘導領域156に進入可能であることを提示することができるので、確実に一度の駐車走行によって駐車枠への駐車を可能とさせる。
更に、駐車支援装置は、図20に示すように車両基準点121が後退開始領域110内に存在し、車両基準点121を誘導領域156内に位置させるに際して、車両前部が誘導領域156内となっても車両基準点121が誘導領域156内に進入しておらず、実際に車両基準点121が誘導領域156内に進入したか否かをフロントガラス141上で視認できないという事態が発生することになる。
これに対し、駐車支援装置の描画部17は、車両基準点121を、車両前後線151上であって運転者が視認可能な位置に仮想的に設定し、同時に、当該仮想的に設定した車両基準点121に対する誘導領域156の位置も変更して表示する。これにより、運転者がフロントガラス141上で車両基準点121が誘導領域156内に進入したことを視認させる。
このように描画部17は、車両基準点121及び誘導領域156を変換することにより、図22に示すように、車両基準点121を、車両前後線151の延長線151’上であって目視可能な位置に移動させて仮想車両基準点181に表示させると共に、同様に、接点153を延長線151’上であって目視可能な位置に移動させて仮想接点183に表示させ、更に、接点154を円弧線152上であって目視可能な位置に移動させて仮想接点182に表示させる。また、上述の接続線155に相当する、仮想接点183と仮想接点182との仮想接続線184を表示すると共に、当該仮想接続線184と円弧線152とに囲まれる仮想誘導領域185を表示させる。これにより、描画部17は、車両基準点121を移動させた分だけ、仮想誘導領域185を自車両の前方にずらして表示させる。
これにより、車両基準点121が誘導領域156に進入していない状態において、図23に示すように、上述した描画部17の処理では接点154がフロントガラス141上で視認できない場合であっても、図24に示すように、自車両120の進行方向を示す延長線151’上に仮想車両基準点181及び仮想接点183を表示すると共に、仮想接点182、仮想接続線184及び仮想誘導領域185を表示させる。
これにより、図23に示した表示では、車両基準点121が実際に誘導領域156に進入したかを目視できず、フロントガラス141上に表示された誘導領域156が、フロントガラス141から表示されなくなるまで前進させる必要があることに対し、図24に示した表示によれば、仮想車両基準点181が仮想誘導領域185内に位置するように運転操作をさせることができる。したがって、自車両120をどの方向にどの程度の距離だけ走行させれば車両基準点121が誘導領域156内に進入するかを把握させやすくし、より確実に一度の駐車走行によって駐車枠に駐車させることを可能とする。
[第2実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用した第2実施形態に係る駐車支援装置によれば、後退開始領域110内であって、自車両120が後退開始領域110に進入して、車両前後線と円弧線109とが接するための誘導領域156を設定して表示するので、現在の自車両120の位置からどの方向に、且つどの程度の距離を前進させれば一度で駐車枠線101,102内に駐車可能かを把握させやすくすることができる。
また、この駐車支援装置によれば、駐車枠線端部101’,102’に対向する方向に延びる最小回転半径Rの円弧線152と、当該円弧線152と円弧線109との接点と車両前後線151と円弧線109との接点との接続線155とに囲まれる領域を誘導領域156として設定するので、簡単な処理で誘導領域156を演算することができる。
更に、この駐車支援装置によれば、後退開始領域110に対して車両基準点121が離れているような場合には、駐車枠線端部101’,102’に対向する方向に設定した最小回転半径Rとの間の曲率半径を有する旋回軌跡であって、基準点105及び駐車枠中心線106と接続された円弧線109aと接する回転半径線161及び駐車枠中心線106と接する円弧線162を設定して誘導領域156を設定することができる。
更にまた、この駐車支援装置によれば、現在の車両基準点121から、誘導領域156に進入する方向を矢印線171によって表示することによって、誘導領域156への進入時の自車両120の移動方向を提示することによって、確実に一度の後退走行で駐車可能な後退開始領域110内に誘導させることができる。また、この駐車支援装置では、矢印線171として、誘導領域156への進入箇所ごとに方向が異なる複数の矢印線171A,171B,171Cを表示させるので、誘導領域156への進入時の自車両120の進行方向を提示することができる。
更にまた、この駐車支援装置によれば、車両基準点121と誘導領域156との位置関係が、自車両120の下方となることによって、モニタ3に表示できない場合であっても、仮想車両基準点181及び仮想誘導領域185を提示することによって、仮想車両基準点181を仮想誘導領域185に誘導させることができ、容易に後退開始領域110内に誘導することができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の表示例として、フロントガラスへHUD表示する例で説明してきたが、本装置はこれに限定されるものでなく、各表示例の位置説明図(上面図)をアイコン表示したり、カメラ撮像を上面から視点に変換し、それらの画像に後退開始領域、誘導領域156、車両中心線等を重畳表示するようにしても良い。
本発明を適用した第1実施形態に係る駐車支援装置の構成を示すブロック図である。 本発明を適用した第1実施形態に係る駐車支援装置による後退開始領域設定処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した第1実施形態に係る駐車支援装置によって後退開始領域を設定する処理を説明するための上面図である。 本発明を適用した第1実施形態に係る駐車支援装置によって設定した後退開始領域内の円弧線と、車両前後線との関係を説明するための上面図である。 本発明を適用した第1実施形態に係る駐車支援装置によって設定した後退開始領域内の円弧線に対する車両前後線の角度が不適切な場合を示す上面図である。 本発明を適用した第1実施形態に係る駐車支援装置により、後退開始領域に自車両を移動させることによって駐車操作を支援する駐車支援処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した第1実施形態に係る駐車支援装置による駐車支援処理において、自車両の位置と表示内容について説明するための上面図である。 本発明を適用した第1実施形態に係る駐車支援装置による駐車支援処理において、自車両の前方に後退開始領域が設定された場合のフロントガラスへの表示例を示す図である。 本発明を適用した第1実施形態に係る駐車支援装置による駐車支援処理において、自車両の矢印表示を円弧線に接するように運転を促す時の表示例を示す図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る駐車支援装置の構成を示すブロック図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る駐車支援装置による誘導領域設定処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した第2実施形態に係る駐車支援装置によって誘導領域を設定する処理を説明するための上面図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る駐車支援装置によって、後退開始領域に対して車両基準点が離れている場合に誘導領域を設定する処理を説明するための上面図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る駐車支援装置によって、車両基準点が後退開始領域に近づいた場合に誘導領域を設定する処理を説明するための上面図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る駐車支援装置により、誘導領域に向かって自車両を移動させることによって駐車操作を支援する駐車支援処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した第2実施形態に係る駐車支援装置によって、後退開始領域に対して車両基準点が離れている場合に、フロントガラスに誘導領域を表示した状態を示す図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る駐車支援装置によって、車両基準点が後退開始領域に近づいた場合に、フロントガラスに誘導領域を表示した状態を示す図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る駐車支援装置によって、後退開始領域に対して車両基準点が離れている場合に、フロントガラスに誘導領域及び当該誘導領域進入時での進行方向を示す矢印線を表示することを説明する図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る駐車支援装置によって、後退開始領域に対して車両基準点が離れている場合に、フロントガラスに誘導領域及び当該誘導領域進入時での進行方向を示す矢印線を表示した状態を示す図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る駐車支援装置によって、車両基準点が後退開始領域に近づいた場合に、フロントガラスに誘導領域及び当該誘導領域進入時での進行方向を示す矢印線を表示することを説明する図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る駐車支援装置によって、車両基準点が後退開始領域に近づいた場合に、フロントガラスに誘導領域及び当該誘導領域進入時での進行方向を示す矢印線を表示した状態を示す図である。 誘導領域と車両基準点との位置関係を、自車両の前方に仮想的に設定する処理を説明するための図である。 車両基準点が誘導領域に近づいた時に、実施の誘導領域と車両基準点との位置関係に従ったフロントガラスへの表示例を示す図である。 車両基準点が誘導領域に近づいた時に、誘導領域と車両基準点との位置関係を、自車両の前方に仮想的に設定した場合のフロントガラスへの表示例を示す図である。
符号の説明
1 コントロールユニット
2 カメラ
3 モニタ
4 車輪速センサ
5 ヨーレートセンサ
11 画像処理部
12 自車最小回転半径記憶部
13 後退開始領域設定部
14 自車位置検出部
15 前後方向矢印設定部
16 駐車可否判断部
17 描画部
21 誘導領域設定部
101,102 駐車枠線
104 端部接続線
105 基準点
106 駐車枠中心線
107 幅方向領域設定点
108 幅方向領域設定線
109 円弧線
110 後退開始領域
120 自車両
121 車両基準点
131 矢印表示
132 接点
141 フロントガラス
142 インストルメントパネル
151 車両前後線
152 円弧線
153 接点
154 接点
155 接続線
156 誘導領域
161 回転半径線
162 円弧線
171 矢印線
181 仮想車両基準点
182 仮想接点
183 仮想接点
184 仮想接続線
185 仮想誘導領域

Claims (8)

  1. 自車両を後進させて所定の駐車枠内に駐車させる前に、前記自車両を前記駐車枠に対向する領域に停止させる運転操作を支援する駐車支援装置において、
    自車両の位置に対する前記駐車枠の端部位置を検出する駐車枠検出手段と、
    前記自車両が最小回転半径で旋回した時の最小旋回軌跡を記憶する軌跡記憶手段と、
    前記駐車枠検出手段で検出された駐車枠に対向する領域であって、前記自車両が前記軌跡記憶手段に記憶された最小旋回軌跡で後退走行した後に、直進して後退走行することによって、前記駐車枠内への駐車が可能な後退開始領域を設定する後退開始領域設定手段とを備え、
    前記後退開始領域設定手段は、
    前記駐車枠検出手段で検出された駐車枠の端部位置を接続した端部接続線の中点を基準点に設定し、
    前記基準点を通過し、前記端部接続線と直交する駐車枠中心線を設定し、
    前記端部接続線の延長線上であって前記基準点から前記最小回転半径だけ離れた位置の幅方向領域設定点を通過し、前記端部接続線の延長線と直交する幅方向領域設定線を設定し、
    前記幅方向領域設定点を中心点とし、前記幅方向領域設定線と駐車枠中心線とに端部が接続される最小回転半径の第1円弧線を設定し、
    前記第1円弧線の外側と前記駐車枠中心線と前記幅方向領域設定線とで囲まれる領域を前記後退開始領域に設定し、
    前記後退開始領域内には、前記駐車枠中心線に接し、前記第1円弧線よりも駐車枠から離れた最小回転半径の第2円弧線を少なくとも一つ有し、
    前記第1円弧線または前記第2円弧線と後輪車軸の中心点である車両基準点を通過し且つ当該後輪車軸と直交する車両前後線との接点と、前記車両基準点とを一致させるように、自車両の後退開始位置であることを提示することを特徴とする駐車支援装置。
  2. 前記第1円弧線又は前記第2円弧線を少なくとも一つ提示すると共に、前記自車両の前記車両前後線であって前記自車両の現在の移動方向を提示することを特徴とする請求項に記載の駐車支援装置。
  3. 前記第1円弧線又は前記第2円弧線と前記車両前後線との接点と、前記車両基準点とが一致した場合に、前記自車両の後退を開始させることを提示することを特徴とする請求項又は請求項に記載の駐車支援装置。
  4. 前記後退開始領域設定手段で設定された後退開始領域内であって、前記自車両が前記後退開始領域に進入する誘導領域を設定する誘導領域設定手段を更に備え、
    前記誘導領域が、
    前記車両基準点から前記駐車枠検出手段で検出された駐車枠の端部位置に対向する方向に設定した最小旋回軌跡と、
    前記車両前後線と前記第1円弧線との接点と、前記車両基準点から前記駐車枠検出手段で検出された駐車枠の端部位置に対向する方向に設定した前記最小旋回軌跡と前記第円弧線との接点と、を接続した接続線の両端と
    に囲まれる領域を前記誘導領域に設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  5. 前記後退開始領域設定手段で設定された後退開始領域内であって、前記自車両が前記後退開始領域に進入する誘導領域を設定する誘導領域設定手段を更に備え、
    前記誘導領域設定手段は、前記車両基準点から前記駐車枠検出手段で検出された駐車枠の端部位置に対向する方向に設定した前記記憶された最小旋回軌跡よりも大きい曲率半径を有する旋回軌跡であって、前記車両基準点から前記駐車枠検出手段で検出された駐車枠の端部位置に対向する方向に設定した前記駐車枠中心線と接する前記第1円弧線と接する第一の旋回軌跡及び前記駐車枠中心線と接する第二の旋回軌跡を設定し、
    前記第1円弧線と前記第一の旋回軌跡との接点と、前記駐車枠中心線と前記第二の旋回軌跡との接点とを接続する接続線と、
    前記駐車枠中心線と接する前記第1円弧線と、
    前記駐車枠中心線と
    に囲まれる領域を前記誘導領域に設定することを特徴とする請求項に記載の駐車支援装置。
  6. 前記自車両の現在位置から、前記誘導領域に進入する方向を提示することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の駐車支援装置。
  7. 前記車両基準点と前記誘導領域との位置関係を、乗員から見た前記自車両の進行方向側に、乗員から見た前記自車両の前方にずらして提示することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の駐車支援装置。
  8. 少なくとも前記後退開始領域の映像を前記自車両のフロントガラスに投影して、運転者に提示することを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の駐車支援装置。
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