JP4507660B2 - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4507660B2
JP4507660B2 JP2004089578A JP2004089578A JP4507660B2 JP 4507660 B2 JP4507660 B2 JP 4507660B2 JP 2004089578 A JP2004089578 A JP 2004089578A JP 2004089578 A JP2004089578 A JP 2004089578A JP 4507660 B2 JP4507660 B2 JP 4507660B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
light source
projection
light
lens array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004089578A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005275090A (ja
Inventor
浩 小林
芳忠 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004089578A priority Critical patent/JP4507660B2/ja
Publication of JP2005275090A publication Critical patent/JP2005275090A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4507660B2 publication Critical patent/JP4507660B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Description

本発明は、プロジェクタに関する。
従来、会議、学会、展示会等でのプレゼンテーションや、家庭での映画鑑賞等にプロジェクタが用いられている。このようなプロジェクタは、光源、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置を含む光学装置、および、形成された光学像を拡大投写する投写光学系を備えて構成される。
ここで、プロジェクタの光学装置には、光源と光変調装置との間に、インテグレータ照明光学系が設けられることが多く、インテグレータ照明光学系を設けることにより、光変調装置を照明する光束の面内照度を均一にし、投写画像全体の明るさの均一化を図ることができるという利点がある。
具体的なインテグレータ照明光学系としては、照明光軸に直交する面内にマトリクス状配置されるレンズ要素を備え、光源の後段に配置される光束分割素子としての第1レンズアレイと、この第1レンズアレイのレンズ要素に応じた複数のレンズ要素から構成され、第1レンズアレイにより分割された部分光束を、光変調装置の画像形成領域上に重畳させる第2レンズアレイとを備えたものが知られている。
インテグレータ照明光学系を構成する光学部品を含み、光源から射出された光束を光変調装置に導く各種光学部品は、通常、内部に所定の照明光軸が設定された光学部品用筐体内に収納されている。
このような光学部品用筐体として、光学部品を上方からスライド式に嵌め込む溝部が形成された光学部品用筐体(ライトガイド)が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような光学部品用筐体には、第1レンズアレイと第2レンズアレイとが所定の距離をおいて配置されるように、これら第1レンズアレイおよび第2レンズアレイが嵌め込まれる溝部が形成されている。これにより、第1レンズアレイおよび第2レンズアレイの光学部品用筐体への配置を容易にすることができる。また、第1レンズアレイと第2レンズアレイとの間隔は、形成される光学像の光量および照明マージンに影響するため、該間隔を調整する必要があるが、第1レンズアレイおよび第2レンズアレイの配置位置が予め溝部によって規定されるため、これらの間隔調整を行う必要がなくなるので、プロジェクタの光学装置の製造工程を簡略化することができる。
特開2001−356407号公報(第4頁、図6)
しかしながら、特許文献1に記載の光学部品用筐体では、第1レンズアレイと第2レンズアレイとの間隔が、光学部品用筐体の形成された溝部によって規定されてしまうので、プロジェクタの用途および使用状態に合わせた光学装置を構成できないという問題があった。すなわち、1つの仕様に合わせて光学部品用筐体に光学部品を配置して光学装置を構成するため、仕様ごとに光学部品用筐体を製造する必要があり、製造工数および製造コストが増大するという問題があった。
本発明の目的は、複数の仕様に応じて構成できるプロジェクタを提供することである。
本発明のプロジェクタは、光源と、該光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、前記光源と前記光変調装置との間に設けられ、該光変調装置を照明する複数の光学部品と、前記複数の光学部品を収納し、それぞれの前記光学部品を所定の照明光軸上に配置する筐体と、前記光変調装置で形成された光学像を投写する投写レンズとを備え、前記筐体は、前記投写レンズが取り付けられるレンズ取付面を有し、前記レンズ取付面には、2種の前記投写レンズに対応し、該各投写レンズから選択された投写レンズを該レンズ取付面に固定するレンズ固定部が設けられ、前記レンズ固定部は、第1のレンズ位置決め突起および第2のレンズ位置決め突起を有し、前2種の投写レンズは、それぞれ、該投写レンズを構成するレンズを収納する鏡筒と、該鏡筒の投写方向基端側に形成され、該投写レンズの光軸直交方向に延出するフランジ部とを備え、前記2種の投写レンズは、前記第1のレンズ位置決め突起が挿入される孔を有する前記フランジ部を備える投写レンズ、及び、前記第2のレンズ位置決め突起が挿入される孔を有する前記フランジ部を備える投写レンズであり、前記第2のレンズ位置決め突起は、前記レンズ取付面における前記第1のレンズ位置決め突起が形成される平面より深さ寸法が小さい平面上で、かつ、該第1のレンズ位置決め突起より外縁側に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、レンズ取付面に設けられたレンズ固定部により、筐体に、それぞれ取付可能な2種の投写レンズのうち、選択された1つの投写レンズを取り付けることができる。ここで、形成された光学像を投写する場合には、該光学像を形成する光変調装置の大きさ等に応じて、種類の異なる投写レンズを取り付ける必要がある場合がある。このような場合に、2種の投写レンズを筐体に取り付けることができるので、種類の異なる投写レンズが採用される場合でも、筐体を共通して使用することができる。従って、筐体の汎用性を向上することができ、この筐体を用いて、より多くの仕様に応じたプロジェクタを構成することができる。
また、このような筐体を収納するプロジェクタの内部構造を、仕様ごとに変更する必要がない。従って、プロジェクタの製造工数をより削減することができるほか、他の仕様を有する光学部品を内部に収納したプロジェクタとの構成部品の共通化を図ることができ、プロジェクタの製造コストを一層削減することができる。
本発明では、前記フランジ部は、前記孔とは異なる位置に形成された他の孔を有し、前記レンズ固定部は、前記他の孔に対応する位置に形成され、投写レンズ固定用の固定具が挿通されるレンズ固定孔を有することが好ましい。
本発明によれば、筐体への投写レンズの固定構造は、レンズ取付面に投写レンズのフランジ部に形成された孔及び他の孔に対応する位置に、第1のレンズ位置決め突起、第2のレンズ位置決め突起およびレンズ固定孔を形成することで構成されるので、投写レンズをレンズ取付面に固定する固定構造を簡素化することができる。
本発明では、前記複数の光学部品は、前記光源から射出された光束を複数の部分光束に分割する第1のレンズアレイと、この第1のレンズアレイに応じた複数のレンズ要素を備え、各部分光束を前記光変調装置の画像形成領域に重畳させる第2のレンズアレイとを含んで構成され、前記筐体には、前記第1のレンズアレイが挿入され、該第1のレンズアレイを位置決めする溝部が、前記第2のレンズアレイに対する間隔を違えて複数形成され、前記第1のレンズアレイは、前記複数の溝部から選択された溝部に挿入されることが好ましい
本発明によれば、筐体の照明光軸上における前記第2のレンズアレイに対して間隔が異なる複数の位置から選択して第1のレンズアレイを配置することができるので、間隔を調整して、光変調装置で形成される光学像の光量および照明マージン等を調整することができる。従って、複数の仕様に合わせたプロジェクタを構成することができる。
また、それぞれの溝部の形状等を変更することにより、当該溝部に異なる種類の第1のレンズアレイを挿入することができる。ここで、プロジェクタには、第2のレンズアレイの後段に配置される光変調装置の大きさおよび解像度等の種類に応じたレンズアレイが用いられる場合がある。このため、それぞれの溝部が異なる種類の第1のレンズアレイを位置決めできることにより、筐体に配置する第1のレンズアレイの種類を変更することができ、前述の第1のレンズアレイの配置位置と同様に、複数の仕様に合わせたプロジェクタを構成することができる。
さらに、レンズアレイの種類、および、筐体におけるレンズアレイの配置位置を変えることにより、より多くの仕様に合わせたプロジェクタを構成することができる。また、このような複数の仕様のプロジェクタを1つの筐体で構成することができるので、プロジェクタの製造工数および製造コストを削減することができる。
本発明では、前記筐体は、前記光源を有する光源装置を収納する光源収納部を備え、この光源収納部には、前記第1のレンズアレイの種類に応じて前記光源装置の光軸方向位置を位置決めする光源位置決め部を備えることが好ましい。
本発明によれば、前述の溝部に配置される第1のレンズアレイの種類に応じて、該第1のレンズアレイおよび第2のレンズアレイの光軸位置を調整して、光源収納部に光源装置を位置決めすることができる。ここで、第1レンズアレイおよび第2レンズアレイの種類および配置位置に応じて、光源装置を取り付ける必要がある場合がある。このような場合でも、光源装置を位置調整して光源収納部に収納することができる。従って、前述の第1レンズアレイを位置決めする溝部と合わせて、より多くの仕様に応じたプロジェクタを構成することができる。
また、光源位置決め部によって位置決めが可能な光源装置であれば、光量等の仕様が異なる光源装置を収納することができる。従って、筐体の汎用性を一層向上でき、1種類の筐体から複数のプロジェクタを構成することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
〔1.プロジェクタの主な構成〕
図1は、本発明に係るプロジェクタ1を上方前面側から見た斜視図である。図2は、プロジェクタ1を下方背面側から見た斜視図である。
図1または図2に示すように、プロジェクタ1は、射出成形によって成形された略直方体状の外装ケース2を備える。この外装ケース2は、プロジェクタ1の本体部分を収納する合成樹脂製の筐体であり、アッパーケース21と、ロアーケース22とを備え、これらのケース21,22は、互いに着脱自在に構成されている。
アッパーケース21は、図1,2に示すように、プロジェクタ1の上面、側面、前面、および背面をそれぞれ構成する上面部21A、側面部21B、前面部21Cおよび背面部21Dを含んで構成される。
同様に、ロアーケース22も、図1,2に示すように、プロジェクタ1の下面、側面、前面、および背面をそれぞれ構成する下面部22A、側面部22B、前面部22C、および背面部22Dを含んで構成される。
従って、図1,2に示すように、直方体状の外装ケース2において、アッパーケース21およびロアーケース22の側面部21B,22B同士が連続的に接続されて直方体の側面部分210が構成され、同様に、前面部21C,22C同士の接続で前面部分220が、背面部21D,22D同士の接続で背面部分230が、上面部21Aにより上面部分240が、下面部22Aにより下面部分250がそれぞれ構成される。
図1に示すように、上面部分240において、その前方側には操作パネル23が設けられ、この操作パネル23の近傍には音声出力用のスピーカ孔240Aが形成されている。
前方から見て右側の側面部分210には、2つの側面部21B,22Bを跨る開口211が形成されている。ここで、外装ケース2内には、後述するメイン基板51と、インターフェース基板52とが設けられており、この開口211に取り付けられるインターフェースパネル53を介して、メイン基板51に実装された接続部51Bと、インターフェース基板52に実装された接続部52Aとが外部に露出している。これらの接続部51B,52Aにおいて、プロジェクタ1には外部の電子機器等が接続される。
前面部分220において、前方から見て右側で、前記操作パネル23の近傍には、2つの前面部21C,22Cを跨ぐ円形状の開口221が形成されている。この開口221に対応するように、外装ケース2内部には、投写レンズ46が配置されている。この際、開口221から投写レンズ46の鏡筒46Aの先端部分が外部に露出しており、この露出部分の一部であるレバー46Bを介して、投写レンズ46のフォーカス操作が手動で行えるようになっている。
前面部分220において、前記開口221の反対側の位置には、排気口222が形成されている。この排気口222には、安全カバー222Aが形成されている。
図2に示すように、背面部分230において、背面から見た右側には矩形状の開口231が形成され、この開口231からインレットコネクタ24が露出するようになっている。
下面部分250において、下方から見て右端側の中央位置には矩形状の開口251が形成されている。開口251には、この開口251を覆うランプカバー25が着脱自在に設けられている。このランプカバー25を取り外すことにより、図示しない光源ランプの交換が容易に行えるようになっている。
また、下面部分250において、下方から見て左側で背面側の隅部には、一段内側に凹んだ矩形面252が形成されている。この矩形面252には、外部から冷却空気を吸入するための吸気口252Aが形成されている。矩形面252には、この矩形面252を覆う吸気口カバー26が着脱自在に設けられている。吸気口カバー26には、吸気口252Aに対応する開口26Aが形成されている。開口26Aには、図示しないエアフィルタが設けられており、内部への塵埃の侵入が防止されている。
さらに、下面部分250において、後方側の略中央位置にはプロジェクタ1の脚部を構成する後脚2Rが形成されている。また、下面部22Aにおける前方側の左右の隅部には、同じくプロジェクタ1の脚部を構成する前脚2Fがそれぞれ設けられている。つまり、プロジェクタ1は、後脚2Rおよび2つの前脚2Fにより3点で支持されている。
2つの前脚2Fは、それぞれ上下方向に進退可能に構成されており、プロジェクタ1の前後方向および左右方向の傾き(姿勢)を調整して、投写画像の位置調整ができるようになっている。
また、図1,2に示すように、下面部分250と前面部分220とを跨るように、外装ケース2における前方側の略中央位置には、直方体状の凹部253が形成されている。この凹部253には、該凹部253の下側および前側を覆う前後方向にスライド自在なカバー部材27が設けられている。このカバー部材27により、凹部253には、プロジェクタ1の遠隔操作を行うための図示しないリモートコントローラ(リモコン)が収納される。
図3,4は、プロジェクタ1の内部を示す斜視図である。具体的には、図3は、図1の状態からプロジェクタ1のアッパーケース21を外した図である。図4は、図3の状態から制御基板5を外した図である。
外装ケース2には、図3,4に示すように、背面部分に沿って配置され、左右方向に延びる電源ユニット3と、この電源ユニット3の前側に配置された平面視略L字状で光学装置としての光学ユニット4と、これらのユニット3,4の上方および右側に配置される制御部としての制御基板5とを備える。これらの各装置3〜5によりプロジェクタ1の本体が構成されている。
電源ユニット3は、電源31と、この電源31の下方に配置された図示しないランプ駆動回路(バラスト)とを含んで構成される。
電源31は、前記インレットコネクタに接続された図示しない電源ケーブルを通して外部から供給された電力を、前記ランプ駆動回路や制御基板5等に供給するものである。
前記ランプ駆動回路は、光学ユニット4を構成する図3,4では図示しない光源ランプに、電源31から供給された電力を供給するものであり、前記光源ランプと電気的に接続されている。このようなランプ駆動回路は、例えば、基板に配線することにより構成できる。
電源31および前記ランプ駆動回路は、略平行に上下に並んで配置されており、これらの占有空間は、プロジェクタ1の背面側で左右方向に延びている。
また、電源31および前記ランプ駆動回路は、左右側が開口されたアルミニウム等の金属製のシールド部材31Aによって周囲を覆われている。
シールド部材31Aは、冷却空気を誘導するダクトとしての機能に加えて、電源31や前記ランプ駆動回路で発生する電磁ノイズが、外部へ漏れないようにする機能も有している。
制御基板5は、図3に示すように、ユニット3,4の上側を覆うように配置されCPUや接続部51B等を含むメイン基板51と、このメイン基板51の下側に配置され接続部52Aを含むインターフェース基板52とを備える。
この制御基板5では、接続部51B,52Aを介して入力された画像情報に応じて、メイン基板51のCPU等が、後述する光合成装置を構成する液晶パネルの制御を行う。
メイン基板51は、金属製のシールド部材51Aによって周囲を覆われている。メイン基板51は、図3ではわかり難いが、光学ユニット4を収納する光学部品用筐体47を構成する蓋状部材7の上端部分7A(図4)に当接している。
〔2.光学ユニットの詳細な構成〕
図5は、光学ユニット4を模式的に示す図である。
光学ユニット4は、図5に示すように、光源装置411を構成する光源ランプ416から射出された光束を光学的に処理して画像情報に対応した光学像を形成し、この光学像を拡大して投射するユニットであり、インテグレータ照明光学系41と、色分離光学系42と、リレー光学系43と、プリズムユニット44と、投写レンズ46と、これらの光学部品41〜44,46を収納する光学部品用筐体47(図4)とを備える。なお、光学部品用筐体47については、後に詳述する。
インテグレータ照明光学系41は、プリズムユニット44を構成する3枚の液晶パネル441(赤、緑、青の色光毎にそれぞれ液晶パネル441R,441G,441Bとする)の画像形成領域をほぼ均一に照明するための光学系であり、光源装置411と、第1レンズアレイ412と、第2レンズアレイ413と、偏光変換素子414と、重畳レンズ415とを備える。
光源装置411は、放射光源としての光源ランプ416と、リフレクタ417とを備え、光源ランプ416から射出された放射状の光線をリフレクタ417で反射して平行光線とし、この平行光線を外部へと射出する。光源ランプ416には、高圧水銀ランプを採用している。なお、高圧水銀ランプ以外に、メタルハライドランプやハロゲンランプ等も採用できる。また、リフレクタ417には、放物面鏡を採用している。なお、放物面鏡の代わりに、平行化凹レンズおよび楕円面鏡を組み合わせたものを採用してもよい。
第1レンズアレイ412は、光軸方向から見てほぼ矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。各小レンズは、光源ランプ416から射出される光束を、複数の部分光束に分割している。各小レンズの輪郭形状は、液晶パネル441の画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすように設定されている。
第2レンズアレイ413は、第1レンズアレイ412と略同様な構成を有しており、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ413は、重畳レンズ415とともに、第1レンズアレイ412の各小レンズの像を液晶パネル441上に結像させる機能を有する。
偏光変換素子414は、第2レンズアレイ413と重畳レンズ415との間に配置される。このような偏光変換素子414は、第2レンズアレイ413からの光を1種類の偏光光に変換するものであり、これにより、プリズムユニット44での光の利用効率が高められている。
具体的に、偏光変換素子414によって1種類の偏光光に変換された各部分光は、重畳レンズ415によって最終的にプリズムユニット44の液晶パネル441上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネル441を用いたプロジェクタ1では、1種類の偏光光しか利用できないため、他種類のランダムな偏光光を発する光源ランプ416からの光束の略半分が利用されない。このため、偏光変換素子414を用いることにより、光源ランプ416から射出された光束を全て1種類の偏光光に変換し、プリズムユニット44での光の利用効率を高めている。なお、このような偏光変換素子414は、たとえば特開平8−304739号公報に紹介されている。
色分離光学系42は、2枚のダイクロイックミラー421,422と、反射ミラー423とを備え、ダイクロイックミラー421,422によりインテグレータ照明光学系41から射出された複数の部分光束を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する機能を有している。
リレー光学系43は、入射側レンズ431と、リレーレンズ433と、反射ミラー432、434とを備え、色分離光学系42で分離された色光である赤色光を液晶パネル441Rまで導く機能を有している。
この際、色分離光学系42のダイクロイックミラー421では、インテグレータ照明光学系41から射出された光束のうち、赤色光成分と緑色光成分とは透過し、青色光成分は反射する。ダイクロイックミラー421によって反射した青色光は、反射ミラー423で反射し、フィールドレンズ418を通って、青色用の液晶パネル441Bに到達する。このフィールドレンズ418は、第2レンズアレイ413から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の液晶パネル441G、441Rの光入射側に設けられたフィールドレンズ418も同様である。
また、ダイクロイックミラー421を透過した赤色光と緑色光のうちで、緑色光は、ダイクロイックミラー422によって反射し、フィールドレンズ418を通って、緑色用の液晶パネル441Gに到達する。一方、赤色光は、ダイクロイックミラー422を透過してリレー光学系43を通り、さらにフィールドレンズ418を通って、赤色光用の液晶パネル441Rに到達する。
なお、赤色光にリレー光学系43が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ431に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ418に伝えるためである。なお、リレー光学系43には、3つの色光のうちの赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光を通す構成としてもよい。
プリズムユニット44は、入射された光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、色分離光学系42で分離された各色光が入射される3つの入射側偏光板442と、各入射側偏光板442の後段に配置される光変調装置としての液晶パネル441R,441G,441Bと、各液晶パネル441R,441G,441Bの後段に配置される射出側偏光板443と、色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム444とを備える。
液晶パネル441R,441G,441Bは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用いたものである。
プリズムユニット44において、色分離光学系42で分離された各色光は、これら3枚の液晶パネル441R,441G,441B、入射側偏光板442、および射出側偏光板443によって画像情報に応じて変調されて光学像を形成する。
入射側偏光板442は、色分離光学系42で分離された各色光のうち、一定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものであり、サファイアガラス等の基板に偏光膜が貼付されたものである。また、基板を用いずに、偏光膜をフィールドレンズ418に貼り付けてもよい。
射出側偏光板443も、入射側偏光板442と略同様に構成され、液晶パネル441(441R,441G,441B)から射出された光束のうち、所定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。また、基板を用いずに、偏光膜をクロスダイクロイックプリズム444に貼り付けてもよい。
これらの入射側偏光板442および射出側偏光板443は、互いの偏光軸の方向が直交するように設定されている。
クロスダイクロイックプリズム444は、射出側偏光板443から射出され、各色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成するものである。
クロスダイクロイックプリズム444には、赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字状に設けられ、これらの誘電体多層膜により3つの色光が合成される。このようなクロスダイクロイックプリズム444は光学ガラスにより構成されている。
投写レンズ46は、プリズムユニット44のクロスダイクロイックプリズム444で合成されたカラー画像を拡大して投写するものである。
〔3.光学部品用筐体の構造〕
光学部品用筐体47は、前述のように、光学ユニット4を構成する光学部品が収納される合成樹脂製の箱型部材であり、上方に各光学部品41〜44,46を嵌め込むための開口6A(図6)が形成され、該光学部品41〜44,46が収納される断面略コ字状の部品収納部材6と、この部品収納部材6の開口6Aを覆う蓋状部材7(図4)とを備えている。このうち、蓋状部材7は、部品収納部材6の開口6Aと略同じ形状で形成され、部品収納部材6内を透過する光束が、開口6Aを介して外部に漏れないようにしている。
図6は、部品収納部材6の概要斜視図である。また、図7は、部品収納部材6の平面図であり、図8は、部品収納部材6を光束投写側からみた側面図である。
部品収納部材6は、図6〜図8に示すように、該部品収納部材6の一端に形成され、前述の光源装置411を収納する光源収納部61と、光源装置411以外の光学部品が収納される部品収納部62と、光源収納部61とは反対側の端部に形成され、投写レンズ46を保持するレンズ保持部64とを備えている。
光源収納部61は、図6および図7に示すように、端部が開口した断面略コ字状の箱型部分であり、この光源収納部61には、部品収納部62に光束射出面を向けるようにして光源装置411が収納される。この光源収納部61には、5つの開口部611,612,613,614,615と、光源装置411を固定する光源固定部616と、光源装置411を位置決めする光源位置決め部617,618とを備えている。
部品収納部62側に端面に形成された開口部611は、光源装置411から射出された光束を、部品収納部62に透過させる開口である。
光源収納部61の水平方向の囲むように対向配置された面に形成された開口部612〜615は、光源装置411を冷却する冷却空気を送風するための開口である。このうち、光源装置411からの光束の射出方向先端側に形成された開口部612,613には、光源装置411のリフレクタ417内部を冷却する冷却空気が流通する。また、光束射出方向基端側に設けられた開口部614,615には、光源装置411のリフレクタ417外部を冷却する冷却空気が流通する。すなわち、図示しない冷却ファンから送風された冷却空気は、開口部612からリフレクタ417内部を流通して、リフレクタ417内面および光源ランプ416を冷却した後、開口部613から排出される。また、開口部614から光源収納部61内に導入された冷却空気は、リフレクタ417外部およびリフレクタ417から露出した光源ランプ416を冷却し、スリット状に形成された開口部615から排出される。なお、開口部614は、光源装置411に設けられ、前述の電源ユニット3と接続される図示しないコネクタが露出する部分でもある。
光源固定部616および光源位置決め部617は、光源装置411による光束射出方向に沿って形成された対向する側面の上端から略垂直に外側に延出した部分である。
光源固定部616には、該光源固定部616を上下方向に貫通するように光源装置411の固定用のねじ孔616Aが形成されている。
光源位置決め部617には、上方に向かって突出した光源位置決め用突起としての2つの位置決めピン617A,617Bと、これら位置決めピン617A,617Bに挟まれるように、光源位置決め部617を上下に貫通する光源固定用のねじ孔617Cが形成されている。
光源位置決め部618は、光源収納部61の底面に形成された6つの孔618A,618B,618C,618D,618E,618Fから構成されている。これら孔618A〜618Fは、光源収納部61の底面を貫通するように形成され、光源装置411に形成された図示しない位置決めピンと係合して、該光源装置411を光源収納部61に位置決めする係合孔である。
ここで、光源装置411の光源収納部61への位置決めの際には、光源装置411の種類および配置位置に応じて、光源位置決め部617の位置決めピン617A,617Bおよび光源位置決め部618の孔618A〜618Fから選択されて使用される。すなわち、光源位置決め部617の位置決めピン617A,617Bのいずれか1つと、光源位置決め部618の孔618A〜618Fのうちのいずれか2つが選択され、選択された1つの位置決めピンおよび2つの孔に、光源装置411に形成された図示しない孔および位置決めピンが係合することによって光源装置411が光源収納部61に位置決めされる。
例えば、位置決めピン617Aと孔618A,618Dとの組み合わせ、位置決めピン617Bと孔618B,618Cとの組み合わせ、および、位置決めピン617Aと孔618E,618Fとの組み合わせ等が挙げられる。これらの組み合わせは、前述のように、位置決めピン617A,617Bのいずれか1つと、孔618A〜618Fのいずれか2つとの組み合わせとなるので、合計30種類の組み合わせとなる。従って、30種の組み合わせから選択して、光源装置411の種類および配置位置に応じて該光源装置411を位置決めすることができる。
ここで、光源装置411の光軸方向位置については、光源装置411の種類に応じて調整する必要があるだけでなく、第1レンズアレイ412および第2レンズアレイ413の配置位置に応じて調整する必要がある。この場合に、前述の位置決めピン617A,617Bおよび孔618A〜618Fの30種の組み合わせから選択して、光源装置411の位置決めを行うことにより、各種光源装置411の第1レンズアレイ412に対する距離を調整して位置決めすることができる。この際、位置決めピン617Aを用いた場合では、位置決めピン617Bを用いた場合よりも第1レンズアレイ411から離れた位置に光源装置411を位置決めすることができる。
なお、このように位置決めピン617A,617Bおよび孔618A〜618Fによって位置決めされた光源装置411の固定は、光源固定部616および光源位置決め部617に形成されたねじ孔616A,617Cに、光源装置411が位置決めされた状態で図示しないねじが螺合することによって行われる。
部品収納部62は、前述のように、光源装置411以外の光学部品41〜44を収納する部分であり、それぞれの光学部品が上方から嵌め込まれるスリット状の溝部621,622,623,624,625,626,627,628,629,630,631,632,633が複数形成されている。このうち、溝部623〜633には、前述の第2レンズアレイ413、偏光変換素子414、重畳レンズ415、ダイクロイックミラー421,422、反射ミラー423、入射側レンズ431、反射ミラー432、リレーレンズ433、反射ミラー434およびフィールドレンズ418が嵌め込まれる。
溝部621,622は、第1レンズアレイ412を位置決め固定する溝部である。すなわち、部品収納部62には、第1レンズアレイ412を位置決めし、かつ、第2レンズアレイ413との間隔を異にする2つの溝部が形成されている。ここで、第1レンズアレイ412と第2レンズアレイ413との距離が長くなると、液晶パネル441で形成される光学像の光量が上がる一方で、照明マージンが狭くなる。また、逆に短くなると、光量が下がる一方で、照明マージンが広くなる。従って、構成する光学ユニット4の仕様に合わせて、溝部621,622から選択して第1レンズアレイ412を位置決めすることにより、同じ部品収納部材6で異なる仕様の光学ユニット4を構成することができる。
また、溝部621,622および溝部623は、前述のように、第1レンズアレイ412および第2レンズアレイ413が、上方からスライドして嵌め込まれるようにスリット状に形成されている。これにより、第1レンズアレイ412および第2レンズアレイ413の形状に関わらず、具体的には、レンズアレイの形状が平面形状または凸型形状であっても、溝部621〜623に位置決め固定することができる。
ここで、液晶パネル441の大きさおよび解像度によって、用いられる第1レンズアレイ412および第2レンズアレイ413の種類が異なる場合がある。このような場合でも、複数種類の第1レンズアレイ412および第2レンズアレイ413を位置決めできるので、構成する光学ユニット4の仕様に合わせて、第1レンズアレイ412および第2レンズアレイ413を選択して採用することで、多様な仕様に合わせた光学ユニット4を1つの部品収納部材6から構成できる。
レンズ保持部64は、前述のように、投写レンズ46を部品収納部材6に一体的に保持させ、光学ユニット4をユニット化する部分である。このレンズ保持部64は、図8に示すように、部品収納部材6を投写側から見て略矩形状に形成されている。
レンズ保持部64の略中央には、略円形の開口部64Aが形成されている。この開口部64Aは、前述のクロスダイクロイックプリズム444で合成した光学像が透過される光路を形成する開口である。
また、レンズ保持部64の投写側の面は、投写レンズ46の鏡筒46Aの投写方向基端側に形成され、かつ、該投写レンズ46の光軸直交方向に延出するフランジ部46C(図5)と当接されるレンズ取付面64Bとして構成されている。
このレンズ取付面64Bの四隅部分には、投写方向に突出するレンズ位置決め突起としての4つの位置決めピン641,642,643,644と、図示しないねじ等の固定具が挿通され、投写レンズ46を保持するレンズ固定孔としての8つの孔645,646,647,648,649,650,651,652とが、レンズ固定部として形成されている。
このうち、位置決めピン641,644および孔645〜648は同一平面上に形成されており、位置決めピン642,643および孔649〜652もまた前述の平面よりレンズ取付面64Bにおける深さ寸法の大きい同一平面上に形成されている。また、位置決めピン641,644および孔645〜648は、レンズ取付面64Bの外周近傍に形成されているのに対し、位置決めピン642,643および孔649〜652は、略中央に形成された開口部64Aの周囲に形成されている。
このような構成のレンズ取付面64Bにより、複数種類の投写レンズ46をレンズ保持部64に取り付けることができる。すなわち、位置決めピン641,644および孔645〜648によって位置決め固定される投写レンズと、位置決めピン642,643および孔649〜652によって位置決め固定される投写レンズとの2種類の投写レンズ46をレンズ保持部64に位置決めすることができる。
ここで、位置決めピン641,644および孔645〜648によって投写レンズ46を位置決め固定する場合、これら位置決めピン641,644および孔645〜648が形成されている平面は、位置決めピン642,643および孔649〜652が形成された平面よりもレンズ取付面46Bにおける深さ寸法が小さいので、位置決めピン642,643の突出が投写レンズ46の位置決め固定に干渉しないようにすることができる。
また、位置決めピン642,643および孔649〜652によって位置決め固定される投写レンズのフランジ部は、位置決めピン641,644および孔645〜648によって位置決め固定される投写レンズのフランジ部よりも小さく形成され、かつ、位置決めピン642,643および孔649〜652は、位置決めピン641,644および孔645〜648よりも、レンズ取付面64Bの中心に近い位置に形成されている。これにより、位置決めピン641,644の突出および孔645〜648の形成位置周辺の構造が、位置決めピン642,643および孔649〜652による投写レンズ46の固定に干渉しないようにすることができる。
従って、投写レンズ46の位置決め固定に際して、位置決めピン641,644および孔645〜648を利用する場合、および、位置決めピン642,643および孔649〜652を利用する場合のそれぞれで、投写レンズ46を安定して位置決め固定することができる。
なお、前述の例に限らず、位置決めピン641〜644および孔645〜652から任意に位置決めピンおよび孔を選択して、投写レンズ46を位置決め固定するようにしてもよい。
ここで、液晶パネル441の大きさ等により、形成される光学像の大きさが変わるので、投写レンズ46は、液晶パネル441に応じて異なる投写レンズ46を保持させる必要がある。このため、通常では、液晶パネル441に応じた部品収納部材を用いて、投写レンズ46を保持させ、光学ユニット4を構成する。しかしながら、本発明では、レンズ取付面64Bに形成された位置決めピン641〜644および孔645〜652のうち、いずれかの位置決めピンおよび孔を選択して使用することで、前述のように少なくとも2種の投写レンズ46を保持することができる。従って、異なる仕様の光学ユニット4を、1つの部品収納部材6で構成できる。
以上のような部品収納部材6を光学ユニット4に採用することにより、光源収納部61に配置される光源装置411の種類および配置位置で少なくとも30種類、部品収納部62に配置される第1レンズアレイ412の配置位置で少なくとも2種類、第1レンズアレイ412および第2レンズアレイ413の種類で少なくとも2種類、レンズ保持部64に保持される投写レンズ46の種類で2種類の仕様の異なる光学ユニット4を構成することができる。
また、このような部品収納部材6により、多様な光学ユニット4を構成することができるので、部品収納部材6の汎用性を向上できるとともに、光学ユニット4の設計を簡略化することができる。また、部品収納部材6を共通の部材として利用することができるので、光学ユニット4ひいてはプロジェクタ1の製造コストを削減することができる。
さらには、プロジェクタ1では、仕様に合わせて採用される部品収納部材6を共通化できるので、プロジェクタ1に光学ユニット4を取り付ける構造を共通化することができるので、プロジェクタ1の内部構造の検討に係る設計工程を削除することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、第1レンズアレイ412を位置決めする溝部を2つ形成したが、3つ以上であってもよい。また、第1レンズアレイ412に限らず、他の光学部品の位置決めを行う溝部を複数形成してもよい。このような光学部品として、第2レンズアレイ413、偏光変換素子414を挙げることができる。
前記実施形態では、溝部621,622から第1レンズアレイ412を位置決めする溝部を選択して使用するとしたが、使用していない溝部に集光レンズをはめ込むようにしてもよい。このような場合では、第2レンズアレイ413に近い方の溝部622に、第1レンズアレイ412を嵌め込む構成が考えられる。このような場合、光源から射出される光束の利用率を向上して、光学像の光量を一層上げることができる。
前記実施形態では、光源装置411を位置決めする位置決めピンは、光源収納部61の光源位置決め部617に2つ形成されるとしたが、これ以上であってもよい。また、位置決めピンの形成位置および光源位置決め部617の形成位置も前述の場所に限らない。なお、レンズ取付面64Bに形成された位置決めピン641〜644および孔645〜652の形成位置についても同様である。
前記実施形態では、3つの液晶パネル441を用いたプロジェクタの例のみを挙げたが、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクタにも適用可能である。
また、光変調装置として液晶パネル441を用いたが、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。
さらに、前記実施形態では、液晶パネルに、光入射面と光射出面とが異なる透過型の液晶パネルを用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
加えて、前記実施形態では、スクリーンを観察する方向から投写を行なうフロントタイプのプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投写を行なうリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
本発明は、プロジェクタに利用できる。
本発明の一実施形態に係るプロジェクタを上方前面側から見た斜視図。 前記実施形態におけるプロジェクタを下方背面側から見た斜視図。 前記実施形態におけるプロジェクタの内部を示す斜視図。 前記実施形態におけるプロジェクタの内部を示す斜視図。 前記実施形態における光学ユニットを示す模式図。 前記実施形態における部品収納部材を示す斜視図。 前記実施形態における部品収納部材を示す平面図。 前記実施形態における部品収納部材を示す側面図。
符号の説明
1…プロジェクタ、411…光源装置、412…第1レンズアレイ(第1のレンズアレイ、光学部品)、413…第2レンズアレイ(第2レンズアレイ、光学部品)、416…光源ランプ、441…液晶パネル(光変調装置)、46…投写レンズ、46A…鏡筒、46C…フランジ部、47…光学部品用筐体、61…光源収納部、617,618…光源位置決め部、621,622…溝部、64B…レンズ取付面、641〜644…位置決めピン(レンズ位置決め突起、レンズ固定部)、645〜652…孔(レンズ固定孔、レンズ固定部)。

Claims (4)

  1. 光源と、
    該光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、
    前記光源と前記光変調装置との間に設けられ、該光変調装置を照明する複数の光学部品と、
    前記複数の光学部品を収納し、それぞれの前記光学部品を所定の照明光軸上に配置する筐体と、
    前記光変調装置で形成された光学像を投写する投写レンズとを備え、
    前記筐体は、前記投写レンズが取り付けられるレンズ取付面を有し、
    前記レンズ取付面には、2種の前記投写レンズに対応し、該各投写レンズから選択された投写レンズを該レンズ取付面に固定するレンズ固定部が設けられ、
    前記レンズ固定部は、第1のレンズ位置決め突起および第2のレンズ位置決め突起を有し、
    2種の投写レンズは、それぞれ、
    該投写レンズを構成するレンズを収納する鏡筒と、
    該鏡筒の投写方向基端側に形成され、該投写レンズの光軸直交方向に延出するフランジ部とを備え、
    前記2種の投写レンズは、前記第1のレンズ位置決め突起が挿入される孔を有する前記フランジ部を備える投写レンズ、及び、前記第2のレンズ位置決め突起が挿入される孔を有する前記フランジ部を備える投写レンズであり、
    前記第2のレンズ位置決め突起は、前記レンズ取付面における前記第1のレンズ位置決め突起が形成される平面より深さ寸法が小さい平面上で、かつ、該第1のレンズ位置決め突起より外縁側に形成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項に記載のプロジェクタにおいて、
    前記フランジ部は、前記孔とは異なる位置に形成された他の孔を有し、
    前記レンズ固定部は、前記他の孔に対応する位置に形成され、投写レンズ固定用の固定具が挿通されるレンズ固定孔を有することを特徴とするプロジェクタ
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記複数の光学部品は、
    前記光源から射出された光束を複数の部分光束に分割する第1のレンズアレイと、
    この第1のレンズアレイに応じた複数のレンズ要素を備え、各部分光束を前記光変調装置の画像形成領域に重畳させる第2のレンズアレイとを含んで構成され、
    前記筐体には、前記第1のレンズアレイが挿入され、該第1のレンズアレイを位置決めする溝部が、前記第2のレンズアレイに対する間隔を違えて複数形成され、
    前記第1のレンズアレイは、前記複数の溝部から選択された溝部に挿入されることを特徴とするプロジェクタ
  4. 請求項に記載のプロジェクタにおいて、
    前記筐体は、前記光源を有する光源装置を収納する光源収納部を備え、
    この光源収納部には、前記第1のレンズアレイの種類に応じて前記光源装置の光軸方向位置を位置決めする光源位置決め部を備えることを特徴とするプロジェクタ
JP2004089578A 2004-03-25 2004-03-25 プロジェクタ Expired - Fee Related JP4507660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004089578A JP4507660B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 プロジェクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004089578A JP4507660B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 プロジェクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005275090A JP2005275090A (ja) 2005-10-06
JP4507660B2 true JP4507660B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=35174825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004089578A Expired - Fee Related JP4507660B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 プロジェクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4507660B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4534602B2 (ja) * 2004-05-31 2010-09-01 株式会社日立製作所 投射型映像表示装置

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0555142U (ja) * 1992-01-08 1993-07-23 三菱電機株式会社 反射鏡
JP2000089684A (ja) * 1998-09-16 2000-03-31 Victor Co Of Japan Ltd 投射型画像表示装置
WO2000058786A1 (fr) * 1999-03-31 2000-10-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de source lumineuse, dispositif de reglage associe et procede de fabrication associe, et dispositif d'eclairage et systeme de projection pourvu du dispositif de source lumineuse
JP2001145047A (ja) * 1999-11-12 2001-05-25 Cosina Co Ltd 投影レンズ支持装置
JP2001350426A (ja) * 2000-06-08 2001-12-21 Canon Inc 画像表示装置、画像表示システム及び照明系
JP2001356407A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Seiko Epson Corp プロジェクタ
JP2002287251A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Seiko Epson Corp 照明光学ユニットの製造方法、照明光学ユニットの製造装置、この製造方法により製造された照明光学ユニット、およびプロジェクタ
JP2003029332A (ja) * 2001-07-16 2003-01-29 Seiko Epson Corp プロジェクタ
JP2003035902A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Toshiba Corp 投写型液晶プロジェクタの照明装置
JP2003046906A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Canon Inc 画像表示装置
JP2003287814A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Seiko Epson Corp 光学部品用筐体、この光学部品用筐体を備えた光学ユニットおよびプロジェクタ
JP2003330105A (ja) * 2002-05-09 2003-11-19 Sharp Corp 投射型表示装置
JP2003337376A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Sanyo Electric Co Ltd レンズ取付装置及び投写型映像表示装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0555142U (ja) * 1992-01-08 1993-07-23 三菱電機株式会社 反射鏡
JP2000089684A (ja) * 1998-09-16 2000-03-31 Victor Co Of Japan Ltd 投射型画像表示装置
WO2000058786A1 (fr) * 1999-03-31 2000-10-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de source lumineuse, dispositif de reglage associe et procede de fabrication associe, et dispositif d'eclairage et systeme de projection pourvu du dispositif de source lumineuse
JP2001145047A (ja) * 1999-11-12 2001-05-25 Cosina Co Ltd 投影レンズ支持装置
JP2001350426A (ja) * 2000-06-08 2001-12-21 Canon Inc 画像表示装置、画像表示システム及び照明系
JP2001356407A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Seiko Epson Corp プロジェクタ
JP2002287251A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Seiko Epson Corp 照明光学ユニットの製造方法、照明光学ユニットの製造装置、この製造方法により製造された照明光学ユニット、およびプロジェクタ
JP2003029332A (ja) * 2001-07-16 2003-01-29 Seiko Epson Corp プロジェクタ
JP2003035902A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Toshiba Corp 投写型液晶プロジェクタの照明装置
JP2003046906A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Canon Inc 画像表示装置
JP2003287814A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Seiko Epson Corp 光学部品用筐体、この光学部品用筐体を備えた光学ユニットおよびプロジェクタ
JP2003330105A (ja) * 2002-05-09 2003-11-19 Sharp Corp 投射型表示装置
JP2003337376A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Sanyo Electric Co Ltd レンズ取付装置及び投写型映像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005275090A (ja) 2005-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4353143B2 (ja) プロジェクタ
JP3988499B2 (ja) 照明光学装置、プロジェクタおよび光源装置
US6846079B2 (en) Polarization converter, illumination optical device having the polarization converter and projector
JP4375349B2 (ja) プロジェクタ
JP5788521B2 (ja) 投写型映像表示装置
JP2021144145A (ja) 拡散装置、光学装置及びプロジェクター
USRE40397E1 (en) Optical device and projector
JP4507660B2 (ja) プロジェクタ
JP2003287665A (ja) 投写レンズ、この投写レンズを備えるプロジェクタ、およびこの投写レンズの製造方法
JP2007047661A (ja) プロジェクタ
JP2009210855A (ja) 光学部品用筐体およびプロジェクタ
JP4423998B2 (ja) 光学装置およびプロジェクタ
JP4019763B2 (ja) 光学部品用筐体、付勢部材、この光学部品用筐体を備えた光学ユニットおよびプロジェクタ
JP3991745B2 (ja) 光学部品用筐体、およびプロジェクタ
JP4423997B2 (ja) プロジェクタ
JP2004085726A (ja) プロジェクタ
JP3772848B2 (ja) プロジェクタ
JP4561289B2 (ja) 光学装置及びプロジェクタ
JP4375350B2 (ja) プロジェクタ
JP4492168B2 (ja) 光学装置およびプロジェクタ
JP4349021B2 (ja) プロジェクタ
JP6860701B2 (ja) 投写型映像表示装置
US9823555B2 (en) Optical path changing device and projector
JP4003504B2 (ja) プロジェクタ
JP2015184547A (ja) プロジェクター

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060327

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070704

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070813

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100426

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees