JP4349021B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクタに関する。詳しくは、光源およびこの光源を収納する光源収納用筐体を備えた光源装置と、この光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光源およびこの光変調装置の間に配置され、前記光源から射出された光束の光学変換を行う複数の光学部品と、これら複数の光学部品および光源装置を、内部に設定された所定の照明光軸上に配置して収納する光学部品用筐体と、前記光源装置、前記光変調装置、前記複数の光学部品、および前記光学部品用筐体を備えた装置本体を内部に収納し、照明光軸が規定する面と略直交する側面を有する外装筐体とを備えたプロジェクタに関する。
【0002】
【背景技術】
従来、会議、学会、展示会等でのプレゼンテーションや、家庭でのホームシアター等の用途において、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、拡大投写するプロジェクタが用いられている。このようなプロジェクタとしては、いわゆる三板式のプロジェクタが知られている。この三板式のプロジェクタは、光源と、この光源から射出される光束を複数の色光に分離する色分離光学系と、この色分離光学系で分離された各色光毎に光変調を行う複数の光変調装置と、各光変調装置で変調された変調光束を合成する色合成光学系と、この色合成光学系から射出された光束を拡大投写する投写レンズとを備えている。このようなプロジェクタに用いられる光源は、光源ランプおよびリフレクタを有する光源装置を備えており、これが光源収納用筐体であるランプハウジングに収納され、ユニットとして構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような光源ランプユニットは、経年使用に伴い輝度が落ちたり、破裂することがあるので、交換できるようにプロジェクタ内部に取り付けられている。そして、この光源ランプユニットの交換方法として、複数の光学部品を内部に収納する光学部品用筐体の照明光軸方向に挿抜するものが知られている。
【0004】
また、このような光源ランプユニットが収納される光学部品用筐体の光源収納部は、光束射出方向基端側が開口されていて、その開口から光源ランプユニットを挿入して位置決め固定する。位置決め固定に際しては、光源ランプユニットの光束射出方向基端部分にフランジ面を形成し、このフランジ面に孔を形成しておき、光源収納部の開口端面にねじ止め固定することにより位置決めを行っていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−311835号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような光源ランプユニットの位置決めにおいては、光源ランプユニットを固定するねじ締め部平面があり、また、位置決めボスと孔の組み合わせが2箇所あるだけであったので、わずかなねじ締め部平面の傾斜によりランプユニットが傾いて固定されてしまい、形成された光学像に色むらが生じる原因となるという課題がある。
【0007】
本発明の目的は、光源ランプユニットの取り付けによって生じる光学像の色むらを抑えることができるプロジェクタを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のプロジェクタは、光源およびこの光源を収納する光源収納用筐体を備えた光源装置と、この光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光源およびこの光変調装置の間に配置され、前記光源から射出された光束の光学変換を行う複数の光学部品と、これら複数の光学部品および光源装置を、内部に設定された所定の照明光軸上に配置して収納する光学部品用筐体と、前記光源装置、前記光変調装置、前記複数の光学部品、および前記光学部品用筐体を備えた装置本体を内部に収納する外装筐体とを備えたプロジェクタであって、前記光学部品用筐体には、前記照明光軸に沿った光束射出方向基端側が開口され、前記光源装置を収納する光源収納部が形成され、前記光源収納用筐体は、収納される前記光源の光束射出方向先端部分にて、該光源収納用筐体の外面から立設し、前記光源収納部とスライド自在に係合する2つの突起と、該光源収納用筐体の基端部分に形成され、前記光源収納部の開口端面と当接して、該光源収納部に対して前記光源装置を前記照明光軸直交方向に位置決めする位置決め部とを備え、前記2つの突起は、前記光源装置から射出される光束の照明光軸周りに互いに点対称となる位置にそれぞれ配置され、前記光源収納部の内面には、前記各突起と係合する2つの案内溝が形成され、前記各案内溝は、前記突起が係合し、かつ、前記光束射出方向先端側に向かうに従って次第に幅狭に形成された第1溝部と、前記第1溝部における前記光束射出方向先端側に形成され、かつ、前記突起を位置決めする先端側位置決め部とを有し、前記先端側位置決め部は、係合する前記突起と略同じ幅寸法を有することを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、光源収納用筐体には、光束射出方向先端部分に2つの突起が形成され、また、光束射出方向基端部分に位置決め部が形成されている。このため、光源収納用筐体が、光学部品用筐体に形成された光源収納部に収納される際に、光束射出方向先端側と基端側で光源収納部に位置決めされるので、光学部品用筐体の照明光軸と、光源装置から射出される光束の光軸とが一致するように、光源収納用筐体を光学部品用筐体に精度良く位置決めすることができる。従って、光源装置から射出される光束の光軸ずれにより、光学像の色むらが発生するのを防ぐことができる。
【0010】
また、光学部品収納用筐体に形成された案内溝に沿って、光源収納用筐体に形成された突起がスライドするので、光源収納用筐体の位置決めを容易に、かつ、精度良く行うことができる。従って、光軸ずれを容易に抑えることができる。また、突起および案内溝を、光源収納用筐体および光源収納部と一体的に形成すれば、部品点数を増加させることなく、光源収納用筐体の取り付けによる光軸ずれを抑えることができる。
【0011】
また、各第1溝部は、光源収納用筐体の照明光軸方向基端側は広く、先端側が狭く形成されているので、光源収納用筐体を光源収納部の開口から収納する際に、突起を第1溝部に係合しやすくすることができる。従って、光源収納用筐体を収納しやすくすることができる。また、光源収納用筐体の位置決めの精度を高めることができるので、光軸ずれを効果的に抑えることができる。
【0012】
また、2つの突起は、光源装置から射出される光束の照明光軸周りに互いに点対称となる位置にそれぞれ形成されているので、光源収納用筐体を光源収納部の照明光軸方向先端側における2箇所で位置決めすることができる。従って、光源収納用筐体を光源収納部に、安定して、かつ、確実に位置決めすることができ、光軸ずれを抑えて光学像の色むらを抑えることができる。
【0013】
本発明では、前記突起は、前記照明光軸に沿って延びるリブ状突起として形成されていることが好ましい。
本発明によれば、案内溝における突起の当接面積が大きくなり、光源収納用筐体の位置決めの精度を一層高めることができ、また、安定して光源収納用筐体を光源収納部に収納することができる。
また、本発明では、前記案内溝は、前記第1溝部の前記光束射出方向基端側に、該第1溝部と接続され、かつ、該第1溝部より幅広な第2溝部を有することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)外観構成
図1は、本実施形態に係るプロジェクタ1を上方前面側から見た斜視図である。図2は、プロジェクタ1を下方前面側から見た斜視図である。図3は、プロジェクタ1を後方背面側から見た斜視図である。図4は、プロジェクタ1の外装ケース2の一部を示す斜視図である。
プロジェクタ1は、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調し、スクリーン等の投写面上に拡大投写する。このプロジェクタ1は、図1ないし図3に示すように、略直方体状の外装ケース2、およびこの外装ケース2から露出する投写レンズ3を備えている。
投写レンズ3は、後述する光変調装置としての液晶パネルで変調形成された光学像を拡大投写する投写光学系としての機能を具備するものであり、レンズ保持筒内部に複数のレンズが収納された組レンズとして構成されている。
【0015】
外装ケース2は、平面略矩形形状の合成樹脂製の外装筐体であり、プロジェクタ1の光学ユニット(後述)を含む装置本体を収納する。この外装ケース2は、装置本体の上部部分を覆うアッパーケース21と、装置本体の下部部分を覆うロアーケース22と、装置本体の前面部分を覆うフロントケース23と、装置本体の側面部分の一部を覆うサイドケース24と、装置本体の背面部分を覆うリアケース25(図3参照)とを備えている。
なお、この外装ケース2の上面、前面、側面、底面、背面の角部分は、曲面状に形成されている。
アッパーケース21は、装置本体の上部を覆う平面略矩形形状の上面部21Aと、この上面部21Aの長辺方向の一方の端部から略垂下する側面部21Bと、上面部21Aの長辺方向の他方の端部の前方部分から略垂下する側面部21Cと、上面部21Aの後端部から略垂下する背面部21D(図3参照)とを備えている。
上面部21Aの後方側略中央部分には、図1または図3に示すように、プロジェクタ1の起動・調整操作を実施する操作パネル26が左右方向に延びるように設けられている。操作パネル26の操作ボタン261を適宜押下すると、操作パネル26内部に配置される図示しない回路基板に実装されたタクトスイッチと接触し、所望の操作が可能となる。また、前記回路基板には、ここでは図示しないLEDが取り付けられており、所望の操作に応じて発光するようになっている。
さらに、操作パネル26は、操作ボタン261を囲むように配置される化粧板262を備えており、前記LEDからの光は化粧板262を介して拡散される。
【0016】
また、この上面部21Aの前方側(図1右側)からは、投写レンズ3を上下左右に動かし、投写レンズ3の位置を調整する投写レンズ位置調整装置30(図4参照)を構成する2つのダイアル311,321が露出している。この2つのダイアル311,321のうち、図1左側に配置されたダイアル311をY1方向(下方)に動かすと、投写レンズ3がY3方向(下方)に動き、ダイアル311をY2方向(上方)に動かすと、投写レンズ3がY4方向(上方)に動くこととなる。
また、図1右側に配置されたダイアル321をX1方向(プロジェクタ1後方からみて右方向)に動かすと、投写レンズがX3方向(右方向)に動き、ダイアル321をX2方向(プロジェクタ1後方から見て左方向)に動かすと、投写レンズ3がX4方向(左方向)に動くこととなる。
さらに、上面部21Aの内面側には、図示しないが、投写レンズ3の外周を囲うようなリブが立設されている。
【0017】
側面部21Cには、複数の羽根板711から構成されるルーバ71が露出する切り欠き21C1が形成されている。
また、図3に示すように、背面部21Dには、リアケース25が係合する切り欠き21D1が形成されている。
【0018】
ロアーケース22は、図1〜図4に示すように、底面部22A、側面部22B、22C、背面部22D、前面部22Eを備えている。
底面部22Aは、平面略矩形形状であり、この底面部22Aのプロジェクタ1の後方側略中央には、固定脚部22A1が設けられるとともに、前方側長辺方向両端に調整脚部27が設けられている。
調整脚部27は、底面部22Aから面外方向に進退自在に突出する軸状部材271(図5参照)を備えており、プロジェクタ1の投写時におけるプロジェクタ1の上下方向および左右方向の傾斜位置を調整可能としている。
また、底面部22Aには、外装ケース2の内部と連通する開口部22A3が形成されている。
この開口部22A3は、外装ケース2外部の冷却空気を外装ケース2内部に取り込む吸気口であり、この開口部22A3には、複数の開口が形成されたカバー22A5が取り付けられている。
さらに、この底面部22Aには、図4に示すように、投写レンズ3の外周を囲うようなリブ22A6が立設されている。
【0019】
側面部22Bは、底面部22Aの長辺方向の一方の端部から立設されたものであり、図2に示すように、アッパーケース21の側面部21Bと係合して、外装ケース2の側面を構成する。
この側面部22Bには、アッパーケース21側に窪んだ窪み部22B1が形成されており、この窪み部22B1はプロジェクタ1を把持する際に把持部として使用される。
図1に示すように、側面部22Cは、底面部22Aの長辺方向の他方の端部の前方側部分から立設されたものであり、アッパーケース21の側面部21Cと係合して、外装ケース2の側面の一部を構成する。この側面部22Cは、その上端が大きく切りかかれており、この切り欠き22C1からルーバ71が露出する。すなわち、側面部21Cの切り欠き21C1と、側面部22Cの切り欠き22C1とにより、ルーバ71が露出する開口が形成される。この開口からは、プロジェクタ1内部を冷却した空気が排出されることとなる。
図3に示すように、背面部22Dは、底面部22Aの短辺方向の一方の端部から立設されたものであり、この背面部22Dには、リアケース25が係合する切り欠き22D1が形成されている。すなわち、本実施形態では、背面部21D、22D、リアケース25とで、外装ケース2の背面が構成されることとなる。
この背面部22Dには、矩形状の開口22D2が形成され、この開口22D2からは、インレットコネクタ22D3が露出している。インレットコネクタ22D3は、外部電源からプロジェクタ1に電力を供給する端子であり、後述する電源ユニットと電気的に接続される。
再度、図1に示すように、前面部22Eは、底面部22Aの短辺方向の他方の端部から立設されたものである。この前面部22Eは、フロントケース23と係合し、これらにより外装ケース2の前面が構成されることとなる。
【0020】
図1および図2に示すように、フロントケース23は、略楕円形状であり、その長手方向端部側(図1右側)に投写レンズ3を露出させるための開口231が形成されている。なお、この開口231から露出する投写レンズ3には、ここでは図示しないが、開口231および投写レンズ3の外周間の隙間を塞ぐ第1の遮光部材と、投写レンズ3および投写レンズ位置調整装置30との間の隙間を塞ぐ第2の遮光部材12と(図4参照)が取り付けられている。
また、このフロントケース23の略中央部分には、リモコン受光窓232が形成されている。このリモコン受光窓232の内側には、図示しないリモートコントローラからの操作信号を受信する図示しないリモコン受光モジュールが配置されている。
なお、リモートコントローラには、前述した操作パネル26に設けられる起動スイッチ、調整スイッチ等と同様のものが設けられていて、リモートコントローラを操作すると、この操作に応じた赤外線信号がリモートコントローラから出力され、赤外線信号は、リモコン受光窓232を介して受光部で受光され、後述する制御基板で処理される。
さらに、フロントケース23の内面には、図4に示すように、投写レンズ3の外周を囲むようにリブ234が立設されており、リブ234、ロアーケース22の底面部22Aのリブ22A6、アッパーケース21の上面部21Aのリブとで投写レンズ3の周囲を囲むレンズ室が形成されることとなる。
【0021】
サイドケース24は、図1および図3に示すように、上面部24Aと、上面部24Aから略垂下した側面部24Cとを備えている。上面部24Aは、アッパーケース21の上面部21Aに係合して、外装ケース2の上面を構成する。
側面部24Cは、アッパーケース21の側面部21C、ロアーケース22の側面部22Cに係合する。
【0022】
図3に示すように、リアケース25は、アッパーケース21の背面部21Dの切り欠き21D1と、ロアーケース22の背面部22Dの切り欠き22D1とで形成される開口に嵌め込まれて固定されるものである。
このリアケース25は平面略矩形形状であり、その長手方向端部近傍には、フロントケース23と同様のリモコン受光窓232が形成されている。
また、このリアケース25には、外装ケース2内部側に窪んだ凹部251が形成されており、この凹部251から複数の接続端子252が露出している。
接続端子252は、外部の電子機器からの画像信号、音声信号等を入力するためのものであり、この接続端子252は、リアケース25の内側に位置するインターフェイス基板に接続されている。
なお、このインターフェイス基板は、後述する制御基板と、電気的に接続されており、このインターフェイス基板にて処理された信号は、制御基板に出力される。
【0023】
(2)内部構成
図5は、プロジェクタ1の内部構成を示す図である。具体的には、外装ケース2のロアーケース22のみ残し、アッパーケース21と、フロントケース23と、サイドケース24と、リアケース25とを外した図である。
外装ケース2の内部には、プロジェクタ1の装置本体が収容されており、この装置本体は、外装ケース2の長手方向に沿って左右方向に延びる光学ユニット4と、この光学ユニット4の上方に配置される制御基板5と、電源ユニット6とを備えている。
【0024】
(2-1) 光学ユニット4の構造
光学ユニット4は、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、投写レンズ3を介してスクリーン上に投写画像を形成するものである。この光学ユニット4は、図6に示すように、インテグレータ照明光学系41と、色分離光学系42と、リレー光学系43と、光変調装置および色合成光学装置を一体化した光学装置44と、これら光学部品41、42、43、44を収納配置する略直方体形状のライトガイド45(図7参照)とに機能的に大別される。
インテグレータ照明光学系41は、光源から射出された光束を照明光軸直交面内における照度を均一にするための光学系である。このインテグレータ照明光学系41は、光源装置411、第1レンズアレイ412、第2レンズアレイ413、偏光変換素子414、および重畳レンズ415を備えて構成される。
【0025】
光源装置411は、放射光源としての光源ランプ411A、リフレクタ411B、およびリフレクタ411Bの光束射出面を覆う防爆ガラス411Cを備え、これらが光源収納用筐体であるランプハウジング8(図9および図10参照)に収納されて構成されている。そして、光源ランプ411Aから射出された放射状の光束は、リフレクタ411Bで反射されて略平行光束とされ、外部へと射出される。本実施形態では、光源ランプ411Aとして、高圧水銀ランプを採用し、リフレクタ411Bとして、放物面鏡を採用している。なお、光源ランプ411Aとしては、高圧水銀ランプに限らず、例えばメタルハライドランプやハロゲンランプ等を採用してもよい。また、リフレクタ411Bとして放物面鏡を採用しているが、これに限らず、楕円面鏡からなるリフレクタの射出面に平行化凹レンズを配置した構成を採用してもよい。
なお、ランプハウジング8の構造は、後に詳述する。
【0026】
第1レンズアレイ412は、照明光軸方向から見てほぼ矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を具備している。各小レンズは、光源ランプ411Aから射出された光束を部分光束に分割し、照明光軸方向に射出する。
第2レンズアレイ413は、第1レンズアレイ412と略同様の構成であり、小レンズがマトリクス状に配列された構成を具備する。この第2レンズアレイ413は、重畳レンズ415とともに、第1レンズアレイ412の各小レンズの像を光学装置44の後述する液晶パネル441R、441G、441B上に結像させる機能を有する。
【0027】
偏光変換素子414は、第2レンズアレイ413からの光を略1種類の偏光光に変換するものであり、これにより、光学装置44での光の利用効率が高められている。
具体的に、偏光変換素子414によって略1種類の偏光光に変換された各部分光束は、重畳レンズ415によって最終的に光学装置44の後述する液晶パネル441R、441G、441B上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネル441R、441G、441Bを用いたプロジェクタでは、1種類の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発する光源ランプ411Aからの光束の略半分が利用されない。このため、偏光変換素子414を用いることにより、光源ランプ411Aから射出された光束を略1種類の偏光光に変換し、光学装置44における光の利用効率を高めている。なお、このような偏光変換素子414は、例えば、特開平8−304739号公報に紹介されている。
【0028】
色分離光学系42は、2枚のダイクロイックミラー421、422と、反射ミラー423とを備える。インテグレータ照明光学系41から射出された複数の部分光束は、2枚のダイクロイックミラー421、422により赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離される。
リレー光学系43は、入射側レンズ431と、一対のリレーレンズ433と、反射ミラー432、435とを備えている。このリレー光学系43は、色分離光学系42で分離された色光である青色光を光学装置44の後述する液晶パネル441Bまで導く機能を有している。
【0029】
この際、色分離光学系42のダイクロイックミラー421では、インテグレータ照明光学系41から射出された光束のうち、緑色光成分と青色光成分とは透過し、赤色光成分は反射する。ダイクロイックミラー421によって反射した赤色光は、反射ミラー423で反射し、フィールドレンズ419を通って、赤色用の液晶パネル441Rに到達する。このフィールドレンズ419は、第2レンズアレイ413から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の液晶パネル441G、441Bの光入射側に設けられたフィールドレンズ419も同様である。
【0030】
また、ダイクロイックミラー421を透過した青色光と緑色光のうちで、緑色光は、ダイクロイックミラー422によって反射し、フィールドレンズ419を通って、緑色光用の液晶パネル441Gに到達する。一方、青色光は、ダイクロイックミラー422を透過してリレー光学系43を通り、さらにフィールドレンズ419を通って、青色光用の液晶パネル441Bに到達する。
なお、青色光にリレー光学系43が用いられているのは、青色光の光路の長さが他の色光の光路長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ431に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ419に伝えるためである。なお、リレー光学系43には、3つの色光のうちの青色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、赤色光を通す構成としてもよい。
【0031】
光学装置44は、入射された光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成する。この光学装置44は、色分離光学系42で分離された各色光が入射される3つの入射側偏光板442と、この入射側偏光板442の後段に配置される光変調装置としての液晶パネル441(441R、441G、441B)および射出側偏光板444と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム445とを備える。
【0032】
液晶パネル441R、441G、441Bは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用いたものであり、対向配置される一対の透明基板内に液晶が密封封入されている。そして、この液晶パネル441R、441G、441Bは、入射側偏光板442を介して入射する光束を画像情報に応じて変調して射出する。
【0033】
入射側偏光板442は、色分離光学系42で分離された各色光のうち、一定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものであり、サファイアガラス等の基板に偏光膜が貼付されたものである。
また、射出側偏光板444も、入射側偏光板442と略同様に構成され、液晶パネル441R、441G、441Bから射出された光束のうち、所定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものであり、透過させる偏光光の偏光軸は、入射側偏光板442における透過させる偏光光の偏光軸に対して直交するように設定されている。
【0034】
クロスダイクロイックプリズム445は、射出側偏光板444から射出され、各色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成するものである。このクロスダイクロイックプリズム445には、赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字状に設けられ、これらの誘電体多層膜により3つの色光が合成される。
以上説明した液晶パネル441R、441G、441B、射出側偏光板444およびクロスダイクロイックプリズム445は、一体的にユニット化されている。
【0035】
図7は、ライトガイド45の構造を示す図である。
ライトガイド45は、射出成形等による合成樹脂製の光学部品用筐体であり、上述した光学部品41、42、43、44が収納される下ライトガイド46と、この下ライトガイド46の上面の開口部分を塞ぐ蓋状の上ライトガイド47とを備える。
下ライトガイド46は、光源装置411が収納される光源収納部48と、光源装置411を除く他の光学部品が収納される容器状に形成された部品収納部49とを備えている。
【0036】
光源収納部48は、略箱型形状であり、部品収納部49側の端面およびこの端面に対向する端面に開口部が形成されている。部品収納部49側の端面に形成された開口部48E1(図11参照)は、光源装置411から射出された光束を透過させるための開口である。また、部品収納部49側の端面に対向する端面に形成された開口部481(図11参照)は、光源装置411を光源収納部48の側方から差し込むようにして収容するための開口である。
なお、光源収納部48の構造については、後に詳述する。
【0037】
部品収納部49は、上面が開口した略直方体形状であり、その一端は光源収納部48に接続されている。また、この部品収納部49の他端には、投写レンズ3がネジ止め固定されるヘッド部50が取り付けられている。このヘッド部50は、ライトガイド45内に設定される照明光軸に対する所定位置に投写レンズ3を設置するためのものである。
部品収納部49には、ここでは、具体的な図示は省略するが、光学部品412〜415、419、421〜423、431〜435を上方からスライド式に嵌め込むための複数の溝部が形成されている。また、この部品収納部49のヘッド部50に隣接する部分には、光学装置44が設置される。
【0038】
上ライトガイド47は、下ライトガイド46の部品収納部49における光学装置44の上方を除く上端開口部分を閉塞する。この上ライトガイド47には、表裏を貫通して複数の開口部47Aが形成され、この開口部47Aから、ライトガイド45内を冷却した空気が排出されることとなる。
【0039】
(2-2) 制御基板5の構造
図5に示すように、制御基板5は、上述したライトガイド45の上ライトガイド47の上方に配置される。この制御基板5は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置が実装された回路基板として構成され、プロジェクタ1全体を制御する。この制御基板5は、前述のインターフェイス基板から出力される信号に基づいて液晶パネル441R、441G、441Bを駆動制御する。そして、液晶パネル441R、441G、441Bは、光変調を実施して光学像が形成される。また、この制御基板5は、前述の操作パネル26の回路基板、および前述の図示しないリモコン受光モジュールから出力される操作信号を入力し、この操作信号に基づいてプロジェクタ1の構成部材に適宜、制御指令を出力する。
【0040】
(2-3) 電源ユニット6の構成
電源ユニット6は、光源装置411および制御基板5等に電力を供給するものであり、外装ケース2のフロントケース23の長手方向に沿って配置されている。この電源ユニット6は、電源回路を備えた電源ブロック61と、この電源ブロック61の下方に配置されるランプ駆動ブロック(図示略)とを備えている。
電源ブロック61は、インレットコネクタ22D3に接続された電源ケーブルを通して外部から供給された電力をランプ駆動ブロックおよび制御基板5等に供給する。この電源ブロック61は、入力される交流を低電圧の直流に変換するトランスや該トランスからの出力を所定の電圧に変換する変換回路等が片面に実装された回路基板と、この回路基板を覆うシールド部材としての筒状部材611とを備える。このうち、筒状部材611は、アルミニウムから構成され、両端が開口された略箱状に形成されている。
ランプ駆動ブロックは、前述した光源装置411に安定した電圧で電力を供給するための変換回路であり、電源ブロック61から入力した商用交流電流は、このランプ駆動ブロックによって整流、変換されて、直流電流や交流矩形波電流となって光源装置411に供給される。
【0041】
なお、このような電源ユニット6の側方には、排気ファン72が設置されており、電源ユニット6を冷却した空気をルーバ71が取り付けられた開口から排出している。また、この電源ユニット6と、ライトガイド45の光源収納部48との間には、ダクト73が設置されており、光源収納部48内の光源装置411を冷却した空気は、排気ファン72により引き寄せられ、ダクト73を通って、開口から排出される。
【0042】
(3)光源装置411および光源収納部48の配置
図8は、光源装置411および光源収納部48の配置を示す斜視図である。
光源装置411は、前述のように、光源収納用筐体であるランプハウジング8を備え、このランプハウジング8内に光源ランプ411A等が収納されている。また、ランプハウジング8は、ライトガイド45に形成された光源収納部48に取り付けられる。この際、ランプハウジング8は、ランプハウジング8内に収納された光源ランプ411Aから射出されリフレクタ411Bによって規定される光束の光軸が、ライトガイド45内に配置された光学部品41、42、43、44によって規定される照明光軸と一致するように、ランプハウジング8の光束射出面を先端にして、光源収納部48に挿入される。
【0043】
(4) ランプハウジング8の構造
図9および図10は、ランプハウジング8を示す斜視図である。このうち、図9は、ランプハウジング8を正面側から見た斜視図であり、図10は、ランプハウジング8を背面側から見た斜視図である。
これら図9および図10において、光源装置411から射出される光束の光軸方向をZ5方向(矢印Z5)とし、このZ5方向に対する直交方向をY5方向(矢印Y5)とし、また、Z5およびY5方向に対する直交方向をX5方向(矢印X5)とし、図9および図10で示す方向は、それぞれ同じである。
【0044】
ランプハウジング8は、それぞれ一端が開口した箱型の第1筐体81および第2筐体82を備え、図9および図10に示すように、これらが互いの開口を向き合わせるように組み合わさって構成されている。
第1筐体81には、ランプハウジング8の面として、ランプハウジング8内部に収納された光源ランプ411Aおよびリフレクタ411Bからの光束射出面である正面部8Aと、この正面部8Aに略直交し、互いに対向する一対の面である側面部8B、8Cと、この側面部8Bと略直交し、正面部8Aに対向する背面部8Dと、正面部8Aおよび側面部8Bに略直交する側面部8Eとが形成されている。また、第2筐体82には、側面部8Eに対向する側面部8Fが形成されている。
これら第1筐体81および第2筐体82により、ランプハウジング8は、略直方体形状の箱型筐体として構成されている。
【0045】
(4-1) 正面部8Aの構成
正面部8Aには、図9に示すように、防爆ガラス411Cが露出している。この防爆ガラス411Cは、光源ランプ411Aが寿命等により破裂した場合に、光源ランプ411Aの破片が、Z5方向に飛散しないように設けられた光透過性のガラス板である。
正面部8AのY5方向両端部には、正面部8Aの面外方向に突出し、X5方向に長い突出部8A1が形成されている。また、正面部8AのX5方向両端部には、それぞれX5方向およびX5方向の逆方向に突出する突起部8A2が形成されている。さらに、正面部8Aには、これら突出部8A1のZ5方向先端側の面に当接され、かつ、突起部8A2に係合する板金8A3が取り付けられている。
【0046】
板金8A3は、略八角形状の金属製の板状部材であり、中央からX5方向両端部に向かうにしたがってZ5方向に傾斜した形状を有している。
板金8A3の略中央部分には、略矩形の開口部8A31が形成されている。また、板金8A3のX5方向両端部およびY5方向両端部には、Z5方向の逆方向に延出したフック部8A32および延出部8A33が形成されている。
ここで、板金8A3を金属製としたのは、光源装置411から照射される光束に含まれる紫外線による板金8A3の劣化を防ぐためであり、また、合成樹脂製の部材とした場合に紫外線照射によりガスが発生し変質することを防ぐためである。
【0047】
開口部8A31は、正面部8Aから射出される光束の透過範囲を規定する部分である。すなわち、光源装置411から射出される光束の周縁光は、大きな角度で液晶パネル441に入射されるので、形成される光学像のコントラストの低下を招くが、絞り部材として配置された板金8A3が、この周縁光を透過しないようにして、コントラストの低下を防いでいる。
【0048】
フック部8A32は、板金8A3のX5方向両端部にそれぞれ2つずつ略C字状に形成されている。このフック部8A32は、正面部8Aに形成された突起部8A2に係合し、これにより、板金8A3が正面部8Aに取り付けられる。
延出部8A33は、板金8A3のX5方向に長く形成され、板金8A3を正面部8Aに位置決めする部分である。すなわち、延出部8A33の正面部8Aに対向する面は、正面部8Aに形成された突出部8A1に当接され、板金8A3の位置決めが行われる。
【0049】
(3-2) 側面部8Bの構成
側面部8Bには、Z5方向先端側略中央に先端側突起8B1が突設され、また、Z5方向略中央には、第1筐体81と第2筐体82とを連結するねじ8B2が取り付けられている。
先端側突起8B1は、Z5方向に長いリブ状突起として形成された係合案内部であり、側面部8Bに一体的に形成されている。この先端側突起8B1は、ライトガイド45に形成された光源収納部48にランプハウジング8を収納する際の位置決めを行う部分であり、光源収納部48とスライド自在に係合する。なお、この先端側突起8B1と、光源収納部48との係合については、後に詳述する。
【0050】
(3-3) 側面部8Fの構成
第2筐体82によって構成される側面部8Fには、Z5方向先端側に図示しない開口部を覆うシャッタ8F1が設けられ、また、Z5方向基端側には、スリット状の開口部8F2が形成されている。
【0051】
シャッタ8F1は、光源ランプ411Aが破裂した際の交換時に、その破片がランプハウジング8の側面から飛散しないようにするためのものであり、2本のレール8F11と、シャッタ本体8F12と、これらレール8F11およびシャッタ本体8F12を接続する2本のコイルばね8F13とを備えている。
レール8F11は、Y5方向両端部近傍に、Z5方向に延出するように側面部8Fと一体的に形成されており、シャッタ本体8F12の側面部8Fに沿った摺動を案内する。シャッタ本体8F12は、レール8F11の図示しない案内面と係合するとともに、Y5方向両端部に設けられたコイルばね8F13を介して、レール8F11と係合している。これらコイルばね8F13により、シャッタ本体8F12は、図示しない開口部を覆う方向、すなわち、Z5方向に付勢されている。ここで、光源収納部48に光源装置411のランプハウジング8が収納される場合には、光源収納部48内部にシャッタ本体8F12が当接され、ランプハウジング8がZ5方向に挿入されるに従って、コイルばね8F13の付勢力に抗して、シャッタ本体8F12がZ5方向とは逆方向に移動して、図示しない開口部を露出させる。なお、図示しない開口部は、光源装置411のうち、リフレクタ411B内部およびリフレクタ411Bによって囲まれた光源ランプ411Aを冷却する冷却空気が流通するための開口である。
【0052】
側面部8FのZ5方向基端側に形成された開口部8F2は、リフレクタ411B外部およびリフレクタ411Bから突出した光源ランプ411Aを冷却する冷却空気が流通するための開口である。なお、この開口部8F2は、スリット8F21によって複数に分けられており、このスリット8F21はZ5方向斜め先端を向いて形成されているので、開口部8F2から排気される冷却空気は、Z5方向に対して傾斜して排気される。
【0053】
(3-4) 側面部8Cの構成
図10に示すように、第1筐体81によって構成される側面部8Cには、Z5方向先端側略中央に先端側突起8C1が、また、Z5方向基端側略中央には、基端側突起8C2が形成されている。なお、先端側突起8C1および基端側突起8C2は、それぞれZ5方向に長いリブ状突起として形成されている。
【0054】
先端側突起8C1は、側面部8Bに形成された先端側突起8B1と同様に、光源収納部48にスライド自在に係合する係合案内部であり、光源収納部48にランプハウジング8が収納される際の位置決めを行う部分である。この先端側突起8C1は、側面部8Cに一体的に形成されている。
【0055】
また、ここで、側面部8Cに形成された先端側突起8C1は、側面部8Bに形成された先端側突起8B1に対して、光源装置411から射出される光束の光軸を挟んだ反対側の位置に形成されている。すなわち、先端側突起8B1、8C1は、光軸回りに互いに点対称となるように形成されている。
【0056】
(3-5) 背面部8Dの構成
背面部8Dは、正面部8Aと対向する面であり、また、光源収納部48にランプハウジング8を収納した際に、光源収納部48から露出する部分である。この背面部8Dの略中央部分には、2つの把手8D1が形成されている。また、背面部8Dの四隅には、背面部8Dの中心から略放射状に延出する延出部8D2、8D3、8D4、8D5が形成されている。さらに、背面部8DのX5方向基端側には、コネクタ8D6が取り付けられている。
【0057】
把手8D1は、それぞれ断面略C字状とされ、それぞれのC字状の開口が対向し合わないように背面部8Dから面外方向に突出して形成されている。
延出部8D2、8D3は、Y5方向先端側に形成されている。これらのうち、延出部8D2は、X5方向基端側に形成され、延出部8D3は、X5方向先端側に形成されている。また、延出部8D4、8D5は、Y5方向基端側に形成され、これらのうち、延出部8D4は、X5方向基端側に形成され、延出部8D5は、X5方向先端側に形成されている。これら延出部8D2、8D5には、孔8D21、8D51が形成され、延出部8D3、8D4には、ランプハウジング8固定用のねじ8D31、8D41が光軸方向であるZ5方向に突出するように設けられている。すなわち、略矩形の背面部8Dにおける一方の対角線の両端部に、孔8D21、8D51が形成され、他方の対角線の両端部に、ねじ8D31、8D41が設けられている。これらの孔8D21、8D51は、光源収納部48にランプハウジング8を位置決めして固定する基端側の位置決め部である。
コネクタ8D6は、ランプハウジング8内部に収納された光源ランプ411Aに電力を供給する部分である。このコネクタ8D6は、図示を略したが、光源ランプ411Aと接続されており、また、前述の電源ユニット6とリード線を介して接続されている。
【0058】
(3-6) 側面部8Eの構成
第1筐体81によって構成される側面部8Eには、前述の側面部8Fと同様に、Z5方向先端側に、2本のレール8E11、シャッタ本体8E12および2本のコイルばね8E13から構成され、図示しない開口部を覆うシャッタ8E1が設けられている。また、側面部8EのZ5方向基端側には、冷却空気が流通するための開口部8E2が形成されている。このうちシャッタ本体8E12は、通常、コイルばね8E13によりZ5方向に付勢されているが、光源収納部48への収納の際に、Z5方向の逆方向にコイルばね8E13の付勢力に抗して移動し、図示しない開口部を露出させる。
なお、これらシャッタ8E1および開口部8E2の構造は、前述の側面部8Fのシャッタ8F1および開口部8F2と略同様であるので、説明を省略する。
【0059】
(4)光源収納部48の構造
図11は、ライトガイド45に形成された光源収納部48を示す斜視図である。
光源収納部48は、前述のように、光源装置411を収納する部分である。図11に示すように、この光源収納部48には、上面部48A、底面部48B、側面部48C、48Dおよび奥行部48Eが形成され、これらの面により、光源収納部48の照明光軸に沿った光束射出方向基端側には、開口部481が形成されている。この開口部481は、サイドケース24(図1参照)を取り外すことによって露出する図示しない開口部に対向して形成されており、この開口部および開口部481を介して、ランプハウジング8が光束射出面である正面部8Aを先にして収納される。
なお、図11において、ライトガイド45の照明光軸方向をZ6方向(矢印Z6)とし、このZ6方向に直交する高さ方向をY6方向(矢印Y6)とし、これらZ6方向およびY6方向に直交する方向をX6方向(矢印X6)とする。
【0060】
(4-1) 上面部48Aおよび底面部48Bの構成
上面部48Aおよび底面部48Bの内面には、X6方向略中央に、開口部481からZ6方向に沿って案内溝48A1、48B1が、それぞれ一体的に形成されている。これら案内溝48A1、48B1は、光源装置411から射出される光束の光軸が、ライトガイド45に配置された光学部品41,42,43,44(図6)から決められる照明光軸と一致するように、光源装置411のランプハウジング8を位置決めするものである。
【0061】
案内溝48A1、48B1のうち、案内溝48A1には、ランプハウジング8の側面部8Bに形成された先端側突起8B1が係合し、案内溝48B1には、側面部8Cに形成された先端側突起8C1が係合する。また、これらの案内溝48A1、48B1は、Z6方向基端側が幅広に形成され、先端側に向かうに従って幅狭く形成されている。すなわち、案内溝48B1においては、Z6方向基端側から先端側に向かって、先端側突起8C1のX5方向の寸法より若干広い寸法を有する第1溝部48B11が形成され、Z6方向基端側に、第1溝部48B11と連続し、かつ、重なるように幅広な第2溝部48B12が形成されている。この第1溝部48B11は、Z6方向基端側が幅広に形成され、先端側に向かうに従って幅狭に形成されている。また、第1溝部48B11の先端側には、先端側突起8C1のX5方向の寸法と略同じ幅寸法を有し、先端側突起8B1を位置決めする先端側位置決め部48B13が形成されている。案内溝48A1についても、案内溝48B1と同様に、先端側突起8B1のX5方向の寸法より若干広い寸法を有し先端に向かうに従って幅狭に形成された第1溝部48A11と、基端側に幅広に形成された第2溝部48A12と、先端側突起8B1のX5方向の寸法と略同じ幅寸法を有する図示しない先端側位置決め部とが形成されている。
【0062】
ここで、上面部48Aに形成された図示しない先端側位置決め部と、底面部48Bに形成された先端側位置決め部48B13とのY6方向の距離は、ランプハウジング8に形成された先端側突起8B1と先端側突起8C1とのY5方向(図9および図10)の距離と略一致する。これにより、ランプハウジング8が光源収納部48に収納される際に、ランプハウジング8の光軸先端側が安定してY6方向の位置決めがされる。
【0063】
上面部48Aおよび底面部48Bの開口端部のX6方向両端には、延出部48A2、48A3、48B2、48B3が形成されている。また、これら延出部48A2、48A3、48B2、48B3には、位置決め突起48A21、48B31およびねじ孔48A31、48B21が形成されている。詳述すると、上面部48AのX6方向基端側に形成された延出部48A2には、位置決め突起48A21が形成され、X6方向先端側に形成された延出部48A3には、ねじ孔48A31が形成されている。また、上面部48Aとは逆に、底面部48BのX6方向基端側に形成された延出部48B2には、ねじ孔48B21が形成され、先端側に形成された延出部48B3には、位置決め突起48B31が形成されている。
【0064】
位置決め突起48A21、48B31は、Z6方向の逆方向に突設されている。また、位置決め突起48A21、48B31の形成位置は、光源収納部48にランプハウジング8を収納した際に、ランプハウジング8の背面部8Dに形成された孔8D21、8D51に対応する位置とされている。また、ねじ孔48A31、48B21の形成位置は、背面部8Dに設けられたねじ8D31、8D41に対応する位置とされている。
【0065】
(4-2) 側面部48C、48Dの構成
側面部48C、48Dには、略矩形の開口部48C1、48C2、48D1、48D2が形成されている。
開口部48C1、48D1は、Z6方向先端側に形成されており、開口部48C1、48D1の形成位置は、ランプハウジング8の側面部8E、8Fに形成された図示しない開口部と略同じ位置とされている。
開口部48C2、48D2は、Z6方向基端側に形成されており、ランプハウジング8の側面部8E、8Fに形成された開口部8E2、8F2に対応する位置に形成されている。
【0066】
また、側面部48C、48Dの内面には、内方向に突出した突出部48C3、48D3が突設されている。これらの突出部48C3、48D3は、ランプハウジング8が光源収納部48に収納される際に、ランプハウジング8の側面部8E、8Fに取り付けられたシャッタ本体8E12、8F12に当接される。これにより、ランプハウジング8がZ6方向に移動するに伴い、シャッタ本体8E12、8F12はZ6方向の逆方向(図9および図10においてはZ5方向の逆方向)に押しやられ、側面部8E、8Fに形成された図示しない開口部が露出する。
【0067】
側面部48Dには、側面部48Dの外面から面外方向に突出する突出部48D4、48D5が形成されている。この突出部48D4、48D5は、ランプハウジング8の背面部8Dに設けられたコネクタ8D6と嵌合する図示しないコネクタを固定するための部分である。
【0068】
奥行部48Eは、ランプハウジング8の正面部8Aに取り付けられた板金8A3が当接される。この奥行部48Eの略中央には、略矩形の開口部48E1が形成されており、この開口部48E1は、前述のように、光源装置411から射出された光束を、ライトガイド45の部品収納部49に透過させるための開口である。
【0069】
(5)ランプハウジング8の光源収納部48への収納
図12には、光源装置411のランプハウジング8と光源収納部48との位置関係を示す斜視図である。
ここで、光源収納部48へのランプハウジング8の収納について、図12を用いて説明する。
【0070】
ランプハウジング8は、内部に収納された光源ランプ411A(図6参照)およびリフレクタ411B(図6参照)により規定される光束射出方向を先端にして、ライトガイド45に形成された光源収納部48に収納される。このとき、光源収納部48に形成された案内溝48A1、48B1に、光軸周りに互いに点対称となるランプハウジング8の位置に形成された先端側突起8B1、8C1(図10参照)を係合させる。ここで、先端側突起8B1、8C1を、幅広に形成された第2溝部48A12、48B12に係合させたのち、照明光軸方向に向かうに従って幅狭に形成された第1溝部48A11、48B11に係合すれば、案内溝48A1、48B1との係合が容易となる。その後、ランプハウジング8を照明光軸方向に移動させると、先端側突起8B1、8C1が、案内溝48A1、48B1に形成された図示しない先端側位置決め部および先端側位置決め部48B13により位置決めされる。このとき、ランプハウジング8は、ランプハウジング8に形成された延出部8D2、8D3、8D4、8D5が、光源収納部48の延出部48A2、48A3、48B2、48B3に当接されることにより位置決めされる。すなわち、延出部8D2、8D5に形成された孔8D21、8D51に、光源収納部48の延出部48A2、48B3に形成された位置決め突起48A21、48B31が挿入されるとともに、延出部8D3、8D4に設けられたねじ8D31、8D41が、延出部48A3、48B2に形成されたねじ孔48A31、48B21に螺合することにより、ランプハウジング8は光源収納部48に位置決め固定される。なお、前述のように、ランプハウジング8に形成されたシャッタ8E1(図10参照)、8F1は、ランプハウジング8の収納に伴い、図示しない開口部を露出させる。
【0071】
(6)実施形態の効果
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(6-1) ランプハウジング8の側面部8B、8Cの光軸方向先端部には、先端側突起8B1、8C1が形成されている。また、背面部8Dの四隅には、光源収納部48への位置決め固定をするねじ8D31、8D41が設けられ、孔8D21、8D51が形成されている。さらに、光源収納部48の上面部48Aおよび底面部48Bには、案内溝48A1、48B1が形成されている。加えて、上面部48Aおよび底面部48Bには、ねじ孔48A31、48B21が、ねじ8D31、8D41に対応する位置に形成され、位置決め突起48A21、48B31が、孔8D21、8D51に対応する位置に設けられている。これによれば、ランプハウジング8が、光源収納部48に収納される際に、ランプハウジング8の光束射出方向先端側と基端側で位置決め固定されるので、内部に収納された光学部品41、42、43、44により規定されるライトガイド45の照明光軸と、光源装置411から射出される光束の光軸とが一致するように、ランプハウジング8を精度良く位置決めすることができる。従って、光源装置411から射出される光束の光軸ずれによって生じる光学像の色むらの発生を防ぐことができる。
【0072】
(6-2) ランプハウジング8に形成された先端側突起8B1、8C1と、光源収納部48に形成された案内溝48A1、48B1による係合により、ランプハウジング8は、光源収納部48に照明光軸方向に沿ってスライドして位置決めされるので、ランプハウジング8の位置決めを容易に、かつ、精度良く行うことができる。従って、光軸ずれを容易に抑えることができる。ここで、先端側突起8B1、8C1および案内溝48A1、48B1が、それぞれランプハウジング8および光源収納部48と一体的に形成されているので、部品点数を増加させることなく、光源装置411の収納に際しての光軸ずれを抑えることができる。
【0073】
(6-3) 先端側突起8B1、8C1は、光軸方向に長いリブ状突起として形成されている。これによれば、先端側突起8B1の案内溝48A1との当接面積、および、先端側突起8C1の案内溝48B1との当接面積を大きくすることができる。従って、先端側突起8B1、8C1の位置決め精度を高めることができ、安定してランプハウジング8を光源収納部48に収納することができる。
【0074】
(6-4)光源収納部48に形成された案内溝48A1には、第1溝部48A11、第2溝部48A12および図示しない先端側位置決め部が形成されている。また、案内溝48B1には、案内溝48A1と同様に、第1溝部48B11、第2溝部48B12および先端側位置決め部48B13が形成されている。ここで、第1溝部48A11、48B11と、第2溝部48A12、48B12とは連続して形成され、第2溝部48A12、48B12は、照明光軸方向基端側に幅広に形成され、第1溝部48A11、48B11は、照明光軸方向基端側から先端側に向かって、先端側突起8B1、8C1の幅寸法(図9および図10中の矢印X5方向の寸法)より若干広い幅寸法で形成されている。これによれば、ランプハウジング8を光源収納部48に収納する際に、先端側突起8B1、8C1を、第2溝部48A12、48B12を介して第1溝部48A11、48B11に係合しやすくすることができる。また、第1溝部48A11、48B11の照明光軸先端側には、先端側突起8B1、8C1の幅寸法と略同じ幅寸法を有する図示しない先端側位置決め部および先端側位置決め部48B13が形成されているので、この先端側での位置決めを一層確実に行うことができる。従って、ランプハウジング8を収納しやすくすることができ、ランプハウジング8の位置決めの精度を高めることができるので、光軸ずれを一層効果的に抑えることができる。
【0075】
(6-5) ランプハウジング8には、光軸方向先端側に先端側突起8B1、8C1が、光軸周りに互いに点対称となるように形成されており、これら先端側突起8B1、8C1が案内溝48A1、48B1に係合して、ランプハウジング8は、光源収納部48の照明光軸方向先端側で位置決めされる。また、ランプハウジング8の光軸方向基端側に設けられたねじ8D31、8D41が、光源収納部48に形成されたねじ孔48A31、48B21に螺合され、かつ、ランプハウジング8の光軸方向基端側に形成された孔8D21、8D51に、光源収納部48の位置決め突起48A21、48B31が挿通される。これにより、ランプハウジング8は、光源収納部48の照明光軸方向基端側で位置決め固定され、更に、光源装置411の光束射出面に近い位置でも光源収納部48に精度良く位置決めすることができる。従って、照明光軸基端側での位置決め固定と併せて、ランプハウジング8を確実に位置決め固定することができ、光軸ずれを抑えて光学像の色むらを抑えることができる。
【0076】
(7)変形例
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
(7-1) 前記実施形態では、ランプハウジング8に先端側突起8B1、8C1を形成し、光源収納部48内面に案内溝48A1、48B1を形成したが、これに限らず、逆の構成であってもよい。すなわち、ランプハウジング8側に案内溝が形成され、この案内溝と対応する光源収納部48の位置に突起が形成される構成であってもよい。
また、先端側突起8B1、8C1の位置は、ランプハウジング8の側面部8B、8Cとし、案内溝48A1、48B1の位置は、光源収納部の上面部48Aおよび底面部48Bの内面としたが、突起を側面部8E、8Fに形成し、案内溝を側面部48C、48Dに形成する構造であってもよい。
【0077】
(7-2) 前記実施形態では、ライトガイド45に形成された光源収納部48の開口部481は、サイドケース24を取り外すことによって露出する図示しない開口部に対向して形成され、ランプハウジング8は、この開口部および開口部481を介して、照明光軸に沿って光源収納部48に収納されるとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、ランプハウジング8をロアーケース22の底面部22Aからランプハウジング8を光源収納部48に収納する構成でもよく、また、アッパーケース21の上面部21Aから収納する構成でもよい。ランプハウジング8を底面部22Aから収納する場合、光源収納部48の上面部48Aを照明光軸方向の逆方向に延出して形成し、この上面部48Aの開口端部から案内溝48A1を形成すればよく、この案内溝48A1にランプハウジング8の先端側突起8B1を係合させた後、照明光軸方向に沿ってランプハウジング8を収納すればよい。また、上面部21Aから収納する場合、光源収納部48の底面部48Bを照明光軸方向の逆方向に延出して形成し、この底面部48Bの開口端部から案内溝48B1を形成すればよく、この案内溝48B1にランプハウジング8の先端側突起8C1を係合させ、照明光軸方向に沿ってランプハウジング8を収納すればよい。
【0078】
(7-3) 前記実施形態では、スクリーンを観察する方向から投写を行なうフロントタイプのプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投写を行なうリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
【0079】
(7-4) 前記実施形態では、3つの光変調装置を用いたプロジェクタ1の例のみを挙げたが、1つの光変調装置のみを用いたプロジェクタ、2つの光変調装置を用いたプロジェクタ、あるいは、4つ以上の光変調装置を用いたプロジェクタにも適用可能である。
また、光変調装置として液晶パネル441を用いたが、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。
さらに、前記実施形態では、光入射面と光射出面とが異なる透過型の光変調装置を用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の光変調装置を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るプロジェクタを上方前面側から見た斜視図。
【図2】前記実施形態におけるプロジェクタを下方前面側から見た斜視図。
【図3】前記実施形態におけるプロジェクタを後方背面側から見た斜視図。
【図4】前記実施形態におけるプロジェクタのロアーケースおよびフロントケースを上方から見た斜視図。
【図5】前記実施形態におけるプロジェクタの内部構造を示す斜視図。
【図6】前記実施形態における光学ユニットの光学系の模式図。
【図7】前記実施形態におけるライトガイドを示す斜視図。
【図8】前記実施形態における光源装置および光源収納部の配置を示す斜視図。
【図9】前記実施形態におけるランプハウジングの構造を示す斜視図。
【図10】前記実施形態におけるランプハウジングの構造を示す斜視図。
【図11】前記実施形態における光源収納部の構造を示す斜視図。
【図12】前記実施形態における光源装置および光源収納部の配置を示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・プロジェクタ、2・・・外装ケース(外装筐体)、8・・・ランプハウジング(光源収納用筐体)、41・・・インテグレータ照明光学系(光学部品)、42・・・色分離光学系(光学部品)、43・・・リレー光学系(光学部品)、44・・・色合成光学系(光学部品)、45・・・ライトガイド(光学部品用筐体)、48・・・光源収納部、411・・・光源装置、411A・・・光源ランプ(光源)、411B、411G、411R・・・液晶パネル(光変調装置)、48A1、48B1・・・案内溝、8B1・・・先端側突起(係合案内部、突起)、8C1・・・先端側突起(係合案内部、突起)、8D21、8D51・・・孔(位置決め部)。

Claims (3)

  1. 光源およびこの光源を収納する光源収納用筐体を備えた光源装置と、この光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光源およびこの光変調装置の間に配置され、前記光源から射出された光束の光学変換を行う複数の光学部品と、これら複数の光学部品および光源装置を、内部に設定された所定の照明光軸上に配置して収納する光学部品用筐体と、前記光源装置、前記光変調装置、前記複数の光学部品、および前記光学部品用筐体を備えた装置本体を内部に収納する外装筐体とを備えたプロジェクタであって、
    前記光学部品用筐体には、前記照明光軸に沿った光束射出方向基端側が開口され、前記光源装置を収納する光源収納部が形成され、
    前記光源収納用筐体は、
    収納される前記光源の光束射出方向先端部分にて、該光源収納用筐体の外面から立設し、前記光源収納部とスライド自在に係合する2つの突起と、
    該光源収納用筐体の基端部分に形成され、前記光源収納部の開口端面と当接して、該光源収納部に対して前記光源装置を前記照明光軸直交方向に位置決めする位置決め部とを備え
    前記2つの突起は、前記光源装置から射出される光束の照明光軸周りに互いに点対称となる位置にそれぞれ配置され、
    前記光源収納部の内面には、前記各突起と係合する2つの案内溝が形成され、
    前記各案内溝は、
    前記突起が係合し、かつ、前記光束射出方向先端側に向かうに従って次第に幅狭に形成された第1溝部と、
    前記第1溝部における前記光束射出方向先端側に形成され、かつ、前記突起を位置決めする先端側位置決め部とを有し、
    前記先端側位置決め部は、係合する前記突起と略同じ幅寸法を有することを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項の記載のプロジェクタにおいて、
    前記突起は、前記照明光軸に沿って延びるリブ状突起として形成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記案内溝は、前記第1溝部の前記光束射出方向基端側に、該第1溝部と接続され、かつ、該第1溝部より幅広な第2溝部を有することを特徴とするプロジェクタ。
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