JP4353143B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタに関する。
従来、光源装置と、光源装置を内部に収納配置する外装筺体とを備えるとともに、光源装置から射出された光束を変調して拡大投射するプロジェクタが知られている。
そして、このようなプロジェクタには、光源装置に寿命がきたとき等、光源装置を取り出して交換できるように、外装筺体には光源装置の位置に対応して開口が形成され、開口をランプカバー(蓋体)で塞ぐとともに外装筺体に対して着脱可能とする構造が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクタでは、外装筺体には、ランプカバーに形成された第2係合部と係合し移動可能とするロックレバーと、第2係合部およびロックレバーの係合状態を解除させるようにランプカバーを付勢する第1付勢手段と、第2係合部およびロックレバーの係合状態を解除させたときランプカバーを若干開いた状態で外装筺体に係止させる係止部の係止状態を維持させるようにランプカバーを付勢する第2付勢手段とが取り付けられている。以上のような構成により、光源装置の交換作業を簡単に実施することができる。
特開2003−43583号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクタでは、外装筺体に対してロックレバー、第1付勢手段、および第2付勢手段等を取り付ける必要があり、その製造が煩雑化しやすい。このため、外装筺体に対するランプカバーの着脱を簡単にかつ、簡素な構造で実現できる技術が要望されている。
本発明の目的は、外装筺体に対する蓋体の着脱を簡単にかつ、簡素な構造で実現できるプロジェクタを提供することにある。
本発明のプロジェクタは、光源装置と、前記光源装置を内部に収納配置する外装筺体とを備えるとともに、前記光源装置から射出された光束を変調して拡大投射するプロジェクタであって、前記外装筺体の天面部には、前記光源装置の位置に対応した位置に天面開口部が形成され、前記天面開口部を閉塞可能とする蓋体と、前記天面部に対して前記蓋体を着脱自在に取り付ける蓋体開閉部とを備え、前記蓋体には、前記蓋体が前記天面部に対して取り付けられた状態で前記天面開口部を介して前記外装筺体内部に突出する係合突起が形成され、前記蓋体開閉部は、前記天面部の裏面に取り付けられ前記係合突起と係合する係合部を有し前記係合部と前記係合突起とが係合する係合位置、および前記係合部と前記係合突起とが係合しない非係合位置の間を移動可能に構成される係合移動部を備え、前記係合移動部には、前記係合移動部が前記非係合位置に移動する際に前記係合突起に摺接し、前記非係合位置への移動方向に直交する平面に対して前記天面部側に向かうにしたがって前記移動方向と逆方向に傾斜した係合移動部傾斜面が形成され、前記蓋体開閉部は、前記天面部における前記天面開口部周縁に形成され前記係合移動部を取り付けるための基部を備え、前記基部には、前記天面部と略直交する方向に突出し平面視枠状の第1リブが形成され、前記蓋体の裏面には、前記蓋体と略直交する方向に突出し前記蓋体が前記天面部に対して取り付けられた状態で前記第1リブと嵌合する平面視枠状の第2リブが形成され、前記第1リブおよび前記第2リブには、前記係合移動部が前記非係合位置に位置付けられた状態での前記天面部に対する前記蓋体の移動位置を係止する係止構造が形成されていることを特徴とする。
ここで、係合移動部としては、係合位置および非係合位置の間を移動可能とすればよく、移動構造としてはスライド移動させる構造や回動させる構造等を採用できる。
本発明では、係合移動部を係合位置および非係合位置に移動させることで、蓋体を天面部(蓋体開閉部)に対して着脱する。このことにより、外装筺体に係合移動部のみを取り付けるだけで外装筺体に対する蓋体の着脱が可能となり、その構造を簡素化できる。
また、係合移動部には、移動方向に直交する平面に対して天面部側に向かうにしたがって係合移動部が非係合位置に移動する際の移動方向と逆方向に傾斜した係合移動部傾斜面が形成されている。このことにより、係合移動部を非係合位置に移動させる際に、係合移動部傾斜面が蓋体の係合突起に摺接し蓋体の係合突起を天面部側に向けて押圧して蓋体をリフトアップさせることができる。このため、係合移動部の1部材のみで、蓋体と外装筺体(係合部)との係合状態を解除しかつ、蓋体をリフトアップさせる構造を実現できる。
したがって、外装筺体に対する蓋体の着脱を簡単にかつ、簡素な構造で実現でき、本発明の目的を達成できる。
さらに、本発明では、天面部に対して蓋体を取り付けた状態では、蓋体開閉部における平面視枠状の第1リブ、および蓋体における平面視枠状の第2リブが嵌合する。このため、第1リブおよび第2リブにより、プロジェクタの駆動時に光源装置からの漏れ光を遮蔽する構造となり、天面開口部を介してプロジェクタ外部に漏れる量を低減できる。このため、漏れ光による投影画像に与える影響を抑制でき、観賞者に投影画像を良好に観賞させることができる。
また、第1リブおよび第2リブには係止構造が形成されているので、係合移動部が非係合位置に位置付けられ天面部に対して蓋体が若干開いた状態を係止構造によって維持できる。このため、プロジェクタが天吊りの姿勢状態(例えば、プロジェクタの底面が天井等の接地面に接地している状態)の場合に、係合移動部を非係合位置に移動させて天面部に対して蓋体を取り外す際に、蓋体が外れ落ちることがなく、蓋体の取り外し作業を良好に実施できる。
さらに、係止構造を第1リブおよび第2リブに形成することで、上述したように第1リブおよび第2リブにより漏れ光を遮蔽可能とするので、例えば、他の位置に係止構造を形成した構成と比較して、係止構造(例えば、凹部や孔)を介してプロジェクタ外部に漏れる漏れ光の量を低減できる。
本発明のプロジェクタでは、前記基部は、前記天面開口部周縁から前記外装筐体内部側に突出する平面視枠状の第1起立部と、前記第1起立部に接続し前記天面開口部を平面的に覆い前記天面部と略平行に延出する段差部とで構成され、前記段差部は、前記光源装置の位置に対応した位置に形成され前記天面開口部よりも開口面積が小さい段差開口部と、前記外装筺体の外側に向けて突出し前記段差開口部を囲う平面視枠状の第1リブとを有し、前記蓋体の裏面には、前記蓋体と略直交する方向に突出し前記蓋体が前記天面部に対して取り付けられた状態で前記第1起立部および前記第1リブとそれぞれ嵌合する平面視枠状の第2起立部および第2リブが形成されていることが好ましい。
本発明によれば、天面部に対して蓋体を取り付けた状態では、蓋体開閉部における平面視枠状の第1起立部および第1リブと、蓋体における平面視枠状の第2起立部および第2リブとがそれぞれ嵌合する。このため、第1リブおよび第2リブと、第1起立部および第2起立部とで、プロジェクタの駆動時に光源装置からの漏れ光を2重で遮蔽する構造を実現できる。このため、段差開口部および天面開口部を介してプロジェクタ外部に光が漏れることを防止できる。
本発明のプロジェクタでは、前記係合突起には、前記係合移動部傾斜面に対応し前記係合移動部傾斜面に摺接する突起傾斜面が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、係合突起にも係合移動部傾斜面に対応した突起傾斜面が形成されているので、係合移動部を非係合位置に移動させる際に突起傾斜面および係合移動部傾斜面を摺接させることができ、係合移動部の移動を円滑に実施できる。このため、外装筺体に対して蓋体を取り外す操作を円滑に実施できる。
本発明のプロジェクタでは、前記蓋体開閉部は、前記天面部および前記係合移動部の間に配設され、前記係合移動部を前記係合位置側に付勢する付勢部材を備えていることが好ましい。
本発明では、蓋体開閉部が係合移動部を係合位置側に付勢する付勢部材を備えているので、係合移動部は係合位置側に常に付勢されていることとなる。このことにより、係合移動部における係合位置側または非係合位置側への2方向の移動のうち、係合位置側への移動を付勢部材が実施することとなるので、非係合位置側への移動のみを手動で実施すればよい。このため、外装筺体に対して蓋体を着脱する際には、係合移動部の前記2方向の移動のうち、非係合位置側への移動のみを手動で実施すればよく、蓋体の着脱操作を簡単に実施できる。
本発明のプロジェクタでは、前記係合移動部は、前記天面部に略平行する板状の係合移動部本体と、前記係合移動部本体の板面に立設され前記係合移動部の移動方向に略直交する押圧部とを備え、前記外装筺体における前記天面部に交差する側面部には、前記押圧部と平面的に干渉する位置に前記係合移動部を前記非係合位置に移動させるための操作用孔が形成されていることが好ましい。
本発明では、係合移動部に押圧部が形成され、外装筺体における天面部に交差する側面部に操作用孔が形成されている。このことにより、操作用孔を介して外装筺体外部からドライバ等の棒状部材を外装筺体内部に挿通し、前記棒状部材の先端にて押圧部を押圧することで、係合移動部を非係合位置に簡単に移動させることができる。
また、操作用孔が天面部に交差する側面部に形成されているので、例えば操作用孔が天面部に形成されている構成と比較して、プロジェクタの駆動時に光源装置からの漏れ光が操作用孔を介してプロジェクタ外部に漏れる量を低減できる。このため、漏れ光による投影画像に与える影響を抑制でき、観賞者に投影画像を良好に観賞させることができる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
〔1.外観構成〕
図1および図2は、プロジェクタ1の外観を示す斜視図である。具体的に、図1は、プロジェクタ1を前面上方側から見た斜視図である。図2は、プロジェクタ1を背面上方側から見た斜視図である。
プロジェクタ1は、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、形成した光学像をスクリーン(図示略)上に拡大投射するものである。このプロジェクタ1は、図1または図2に示すように、略直方体状の外装筺体2、およびこの外装筺体2から露出する投射光学装置としての投射レンズ3(図1)を備える。
投射レンズ3は、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成され、プロジェクタ1の装置本体により画像情報に応じて変調された光学像を拡大投射する。
外装筺体2は、合成樹脂製の筺体であり、プロジェクタ1の装置本体を収納する。この外装筺体2は、図1または図2に示すように、装置本体の上部部分を覆うアッパーケース21と、装置本体の下部部分を覆うロアーケース22と、装置本体の前面部分を覆うフロントケース23(図1)と、装置本体の背面部分を覆うリアケース24(図2)とを備える。
アッパーケース21は、図1または図2に示すように、外装筺体2の天面、側面の一部、背面の一部、および前面の一部をそれぞれ形成する天面部21A、側面部21B,21C、背面部21D、前面部21Eを含んで構成される。
天面部21Aは、図1または図2に示すように、平面視略矩形形状を有し、平面視略中央部分から前面側、側面側、および背面側にかけて、なだらかに湾曲し、凸曲面形状を有する。
この天面部21Aにおいて、前方側であって、前方から見て右側部分には、図1または図2に示すように、3つの開口部21A1が形成されている。そして、3つの開口部21A1は、投射レンズ3を操作可能としスクリーン(図示略)上に投射された投影画像のフォーカス調整、ズーム調整、および投射位置調整を実施するための各種回転つまみ3Aの一部を露出させる。
また、この天面部21Aにおいて、開口部21A1の後方側には、図1または図2に示すように、プロジェクタ1の起動・調整操作を実施する操作パネル25が左右方向に延びるように設けられている。操作パネル25の操作ボタン251を適宜押下すると、操作ボタン251内部に配置される図示しない回路基板に実装されたタクトスイッチと接触し、所望の操作が可能となる。また、前記回路基板には、図示しないLED(Light Emitting Diode)が取り付けられており、所定の操作に応じて発光するようになっている。
なお、前述した操作パネル25の回路基板は、制御基板(図示略)と電気的に接続され、操作ボタン251の押下に伴う操作信号は、制御基板に出力される。
さらに、この天面部21Aにおいて、前方側から見て操作パネル25の左側部分には、図1または図2に示すように、平面視矩形状の天面開口部261Aが形成されている。そして、天面部21Aには、天面開口部261Aを塞ぐ平面視矩形板状の蓋体としてのランプカバー27が着脱自在に取り付けられている。そして、ランプカバー27を天面部21Aから取り外すことで、外装筺体2の内部に配置される後述する光源装置が交換可能となる。
なお、天面部21Aに対するランプカバー27の係合構造については、後述する。
側面部21Bは、図1または図2に示すように、天面部21Aの長辺方向端縁から略垂下し、凸曲面を有するように投射方向両端縁が前面側および背面側に湾曲して背面部21Dおよび前面部21Eと接続する。具体的な図示は省略するが、側面部21Cも側面部21Bと同様の形状を有している。
これら側面部21B,21Cのうち側面部21Bにおいて、前方側には、図1または図2に示すように、下端縁から上方側にかけて平面視略コ字状の切り欠き21B1が形成されている。
背面部21Dは、図2に示すように、天面部21Aの短辺方向後方側端縁から略垂下し、下端縁から上方側にかけて切り欠き21D1が形成され、平面視略コ字形状を有する。
前面部21Eは、図1に示すように、天面部21Aの短辺方向前方側端縁から略垂下し、下端縁から上方側にかけて切り欠き21E1が形成され、平面視略コ字形状を有する。
ロアーケース22は、図1または図2に示すように、外装筺体2の底面、側面の一部、背面の一部、および前面の一部をそれぞれ形成する底面部22A、側面部22B,22C、背面部22D(図2)、および前面部22E(図1)を含んで構成される。
底面部22Aは、具体的な図示は省略するが、略矩形状の平坦面で構成されている。そして、この底面部22Aには、机等の接地面に接地する複数の脚部や、プロジェクタ1内部に外部の冷却空気を導入するための吸気口が形成されている。
側面部22Bは、図1または図2に示すように、底面部22Aの長辺方向両端縁から上方に立設し、凸曲面を有するように投射方向両端縁が前面側および背面側に湾曲して背面部22Dおよび前面部22Eと接続する。
これら側面部22Bにおいて、前方側から見て左側の側面部22Bの前方側には、図1または図2に示すように、上端縁から下方側にかけて切り欠き22B1が形成されている。そして、アッパーケース21とロアーケース22とを組み立てた状態では、切り欠き21B1と切り欠き22B1とが接続し、外装筺体2内部の空気を外部に排出するための平面視略矩形状の排気口28が形成される。そして、この排気口28には、図1または図2に示すように、外装筺体2内部に配置されプロジェクタ1内部にて温められた空気を外部に排出する排気ファン(図示略)から吐出された空気を所定方向に整流するルーバ81が取り付けられている。
背面部22Dは、図2に示すように、底面部22Aの短辺方向後方側端縁から上方に立設し、上端縁から下方側にかけて切り欠き22D1が形成され、平面視略コ字形状を有する。そして、アッパーケース21における背面部21Dのコ字状内側部分、およびロアーケース22における背面部22Dのコ字状内側部分にてリアケース24が支持固定される。
この背面部22Dにおいて、下方側であって後方側から見て右側部分には、図2に示すように、外装筺体2の内側に窪み、底部分に矩形状の開口22D2が形成されている。そして、この開口22D2を介して内部のインレットコネクタ(図示略)が露出し、外部の電力をプロジェクタ1の装置本体に供給可能としている。
前面部22Eは、図1に示すように、底面部22Aの短辺方向前方側端縁から上方に立設し、上端縁から下方側にかけて切り欠き22E1が形成され、平面視コ字形状を有する。そして、アッパーケース21における前面部21Eのコ字状内側部分、およびロアーケース22における前面部22Eのコ字状内側部分にてフロントケース23が支持固定される。
フロントケース23は、図1に示すように、左右方向に延びる略楕円形状を有し、アッパーケース21およびロアーケース22と接続することで、前面部21E,22Eにて形成される開口部分を閉塞する。
このフロントケース23において、前方から見て右側部分には、図1に示すように、外装筺体2の内側に窪み、底部分に略円形状の開口231が形成されている。そして、この開口231は、投射レンズ3の先端部分を露出させる。
また、このフロントケース23において、長手方向略中央部分には、図1に示すように、リモコン受光窓232が形成されている。そして、このリモコン受光窓232の内側には、リモートコントローラ(図示略)からの操作信号を受信するリモコン受光モジュール(図示略)が配置されている。
なお、リモートコントローラには、前述した操作パネル25に設けられる起動スイッチ、調整スイッチ等と同様のものが設けられていて、リモートコントローラを操作すると、この操作に応じた赤外線信号がリモートコントローラから出力され、赤外線信号は、リモコン受光窓232を介してリモコン受光モジュールで受光され、制御基板(図示略)で処理される。
リアケース24は、図2に示すように、左右方向に延びる略楕円形状を有し、アッパーケース21およびロアーケース22と接続することで、背面部21D,22Dにて形成される開口部分を閉塞する。
このリアケース24において、後方側から見て左側部分には、図2に示すように、外装筺体2の内側に窪む平面視矩形状の凹部241が形成されている。
この凹部241には、図2に示すように、複数の孔242が形成され、これら複数の孔242を介して、外部の電子機器からの画像信号、音声信号等を入力するための複数の接続端子243が外部に露出している。また、このリアケース24の内側には、接続端子243から入力される信号を処理するインターフェース基板(図示略)が配置されている。
なお、前記インターフェース基板は、制御基板(図示略)と電気的に接続され、インターフェース基板にて処理された信号は、制御基板に出力される。
また、このリアケース24において、後方側から見て凹部241の右側部分には、図2に示すように、プロジェクタ1外部に音声を出力するためのスピーカ孔244が形成されている。このスピーカ孔244の内側には、制御基板(図示略)により制御され、所定の音声を出力するスピーカが配置されている。
さらに、このリアケース24において、後方側から見てスピーカ孔244の左上側部分には、図2に示すように、外装筺体2の内部と連通し、天面部21Aに対するランプカバー27の係合状態を解除するための操作用孔245が形成されている。
〔2.内部構成〕
図3は、プロジェクタ1の内部構成を示す図である。
外装筺体2の内部には、図3に示すように、プロジェクタ1の装置本体が収容されている。この装置本体は、外装筺体2の長手方向に沿って左右方向に延び、一方の端部が前方に延びる平面視略L字状の光学ユニット4を含んで構成される。
なお、装置本体は、図示は省略するが、光学ユニット4の他、光学ユニット4の上方側に配置されプロジェクタ1全体を制御する制御基板、光学ユニット4のL字内側部分で外装筺体2の前面に沿う位置に配置され外部から供給された電力を各構成部材に供給する電源ユニット、プロジェクタ1内部の各構成部材を冷却する冷却ユニット等を備えている。
〔3.光学ユニットの詳細な構成〕
光学ユニット4は、前記制御基板による制御の下、画像情報に応じて画像光を形成する。この光学ユニット4は、図3に示すように、光源装置41と、均一照明光学系42と、色分離光学系43と、リレー光学系44と、光学装置45と、これら光学部品42〜45を内部に収納する光学部品用筐体46とを備える。
光源装置41は、前記制御基板による制御の下、点灯して平行光を均一照明光学系42に向けて射出する。この光源装置41は、図3に示すように、放射光源としての光源ランプ411と、リフレクタ412と、平行化凹レンズ413と、これら各部材411〜413を内部に収納するランプハウジング414とを備える。そして、光源ランプ411から射出された放射状の光束は、リフレクタ412にて反射され、平行化凹レンズ413を介して平行光とされる。なお、光源ランプ411としては、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、ハロゲンランプ等が多用される。また、リフレクタ412としては、楕円面鏡に限らず、放物面鏡を採用してもよい。この場合には、平行化凹レンズ413を省略できる。
ランプハウジング414は、具体的な図示は省略するが、光源ランプ411、リフレクタ412、および平行化凹レンズ413を支持しこれら各部材411〜413を一体化するインナーハウジングと、ロアーケース22の底面部分に取り付けられるとともに光学部品用筐体46と接続し前記インナーハウジングにより各部材411〜413が一体化されたランプユニットを所定位置に着脱自在に支持するアウターハウジングとで構成される。
そして、光源装置41を交換する際には、上述したランプカバー27を天面部21Aに対して取り外した状態で、前記ランプユニットを交換する。
均一照明光学系42は、光源装置41から射出された光束を、光学装置45を構成する後述する液晶パネルの画像形成領域に略均一に照明するための光学系である。この均一照明光学系42は、図3に示すように、第1レンズアレイ421と、第2レンズアレイ422と、偏光変換素子423と、重畳レンズ424とを備える。
第1レンズアレイ421は、光軸方向から見て略矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。各小レンズは、光源装置41から射出される光束を複数の部分光束に分割している。
第2レンズアレイ422は、第1レンズアレイ421と略同様な構成を有しており、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ422は、重畳レンズ424とともに、第1レンズアレイ421の各小レンズの像を光学装置45の後述する液晶パネル上に結像させる機能を有している。
偏光変換素子423は、第2レンズアレイ422と重畳レンズ424との間に配置され、第2レンズアレイ422からの光を略1種類の偏光光に変換するものである。
具体的に、偏光変換素子423によって略1種類の偏光光に変換された各部分光は、重畳レンズ424によって最終的に光学装置45の後述する液晶パネル上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネルを用いたプロジェクタでは、1種類の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発する光源装置41からの光の略半分を利用できない。このため、偏光変換素子423を用いることで、光源装置41からの射出光を略1種類の偏光光に変換し、光学装置45での光の利用効率を高めている。
色分離光学系43は、図3に示すように、2枚のダイクロイックミラー431,432と、反射ミラー433とを備え、ダイクロイックミラー431,432により均一照明光学系42から射出された複数の部分光束を、赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有している。
リレー光学系44は、図3に示すように、入射側レンズ441、リレーレンズ443、および反射ミラー442,444を備え、色分離光学系43で分離された赤色光を光学装置45の後述する赤色光用の液晶パネルまで導く機能を有している。
この際、色分離光学系43のダイクロイックミラー431では、均一照明光学系42から射出された光束の青色光成分が反射するとともに、赤色光成分と緑色光成分とが透過する。ダイクロイックミラー431によって反射した青色光は、反射ミラー433で反射し、フィールドレンズ425を通って光学装置45の後述する青色光用の液晶パネルに達する。このフィールドレンズ425は、第2レンズアレイ422から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の緑色光用、赤色光用の液晶パネルの光束入射側に設けられたフィールドレンズ425も同様である。
ダイクロイックミラー431を透過した赤色光と緑色光のうちで、緑色光はダイクロイックミラー432によって反射し、フィールドレンズ425を通って光学装置45の後述する緑色光用の液晶パネルに達する。一方、赤色光はダイクロイックミラー432を透過してリレー光学系44を通り、さらにフィールドレンズ425を通って光学装置45の後述する赤色光用の液晶パネルに達する。なお、赤色光にリレー光学系44が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ441に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ425に伝えるためである。
光学装置45は、図3に示すように、3枚の液晶パネル451(赤色光用の液晶パネルを451R、緑色光用の液晶パネルを451G、青色光用の液晶パネルを451Bとする)と、これら液晶パネル451の光束入射側および光束射出側にそれぞれ配置される入射側偏光板452および射出側偏光板453と、クロスダイクロイックプリズム454とを備える。
液晶パネル451は、具体的な図示は省略するが、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密封封入された構成を有し、前記制御基板から出力される駆動信号に応じて、前記液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板452から射出された偏光光束の偏光軸を変更する。
入射側偏光板452は、偏光変換素子423で偏光方向が略一方向に揃えられた各色光が入射され、入射された光束のうち、偏光変換素子423で揃えられた光束の偏光軸と略同一方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。この入射側偏光板452は、例えば、サファイアガラスまたは水晶等の透光性基板上に偏光膜が貼付された構成を有している。
射出側偏光板453は、入射側偏光板452と略同様の構成であり、液晶パネル451から射出された光束のうち、入射側偏光板452における光束の透過軸と直交する偏光軸を有する光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
そして、上述した液晶パネル451、入射側偏光板452、および射出側偏光板453にて光変調装置を構成し、該光変調装置にて光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する。
クロスダイクロイックプリズム454は、前記光変調装置から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム454は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、液晶パネル451Gから射出され射出側偏光板453を介した色光を透過し、液晶パネル451R,451Bから射出され射出側偏光板453を介した色光を反射する。このようにして、各光変調装置にて変調された各色光が合成されてカラー画像が形成される。
〔4.天面部に対するランプカバーの係合構造〕
図4および図5は、天面部21Aに対するランプカバー27の係合構造を示す斜視図である。具体的に、図4は、天面部21Aに対してランプカバー27が係合した状態を天面部21Aの裏面側から見た図である。図5は、天面部21Aに対するランプカバー27の係合構造を示す分解斜視図である。なお、図4および図5において、左側がプロジェクタ1の背面側であり、右側がプロジェクタ1の前面側である。
天面部21Aには、図4または図5に示すように、天面開口部261A(図1、図2)を有しランプカバー27が着脱自在に取り付けられる蓋体開閉部としてのランプカバー開閉部26が形成されている。
〔4-1.ランプカバー開閉部の構造〕
図6は、ランプカバー開閉部26を上方側から見た斜視図である。なお、図6において、左側がプロジェクタ1の背面側であり、右側がプロジェクタ1の前面側である。
ランプカバー開閉部26は、図4ないし図6に示すように、基部261と、係合移動部としてのスライダ部262(図4、図5)と、付勢部材263(図4、図5)と、一対の固定部材264(図4、図5)とを備える。
基部261は、図4ないし図6に示すように、天面部21Aに一体的に形成された部分であり、天面開口部261A周縁部分から略垂下する平面視略矩形枠状の第1起立部2611と、第1起立部2611と接続し天面開口部261Aを平面的に覆うように天面部21Aと略平行に延びる段差部2612とを有し、断面略コ字形状を有する。
この段差部2612には、図4ないし図6に示すように、前面側の第1起立部2611との接続部分に、ランプカバー27の後述する一対の突出部を挿通可能とする一対の第1係止凹部2612Aが形成されている。これら第1係止凹部2612Aは、図4ないし図6に示すように、第1起立部2611および段差部2612の双方を跨ぐように形成されている。このため、前記一対の突出部を一対の第1係止凹部2612Aに挿通した状態で前記一対の突出部の基端部分を支点としてランプカバー27が上下方向に回動可能となる。
また、この段差部2612の略中央部分には、図4ないし図6に示すように、光源装置41を構成する前記ランプユニットの平面形状に対応し天面開口部261Aよりも開口面積の小さい平面視略矩形状の段差開口部2612Bが形成されている。すなわち、光源装置41を交換する際には、ランプカバー開閉部26からランプカバー27を取り外した状態で、段差開口部2612Bを介して、前記ランプユニットを交換する。
この段差開口部2612Bの周縁部分において、背面側の左右方向(天面部21Aの長手方向)略中央部分には、図5または図6に示すように、ランプカバー27をランプカバー開閉部26に取り付けた状態でランプカバー27の後述する係合突起を外装筺体2内部に挿通可能とする切り欠き2612Cが形成されている。
さらに、この段差部2612において、上方側端面には、図6に示すように、上方側に立設し、段差開口部2612Bおよび切り欠き2612Cを囲う平面視略矩形枠状の第1リブ2612Dが形成されている。
この第1リブ2612Dの内周面には、図5または図6に示すように、背面側から見て左側の端面に、ランプカバー27の係止突起と係合する第2係止凹部2612Eが形成されている。
この第2係止凹部2612Eは、図5または図6に示すように、第1リブ2612Dにおける下方側端縁位置から上下方向略中央部分にかけて段差開口部2612Bに対して離間する方向に窪む平面視矩形状を有する。
また、第2係止凹部2612Eの上方側には、図5または図6に示すように、ランプカバー27をランプカバー開閉部26に取り付ける際に、ランプカバー27の係止突起と第1リブ2612Dとが機械的に干渉することを避ける平面視矩形状の凹部2612Fが形成されている。
さらにまた、この段差部2612において、下方側端面には、図4または図5に示すように、背面側の左右方向(天面部21Aの長手方向)略中央部分に、スライダ部262、付勢部材263、および固定部材264を設置するためのスライダ設置部2612Gが形成されている。
スライダ設置部2612Gは、図4または図5に示すように、リブ2612Hと、付勢部材固定部2612Iと、一対の案内部2612J(図5)と、一対の固定部2612K(図5)とを含んで構成される。
リブ2612Hは、段差部2612の下方側端面に立設し、前後方向(天面部21Aの短辺方向)に延びる一対の側壁、および一対の側壁と接続し左右方向(天面部21Aの長辺方向)に延びる背面壁で構成され、切り欠き2612Cを囲う平面視略コ字形状を有する。そして、段差部2612の下方側端面において、リブ2612Hのコ字状内側部分に、付勢部材固定部2612I、一対の案内部2612J、および一対の固定部2612Kが形成され、スライダ部262、付勢部材263、および固定部材264が設置される。
このリブ2612Hの背面壁には、図4または図5に示すように、リアケース24に形成された操作用孔245の対向位置に、下方側端縁から上方側にかけて平面視コ字状の切り欠き2612H1が形成されている。すなわち、操作用孔245および切り欠き2612H1を介して、外装筺体2外部とリブ2612H内部とが連通している。
付勢部材固定部2612Iは、図4または図5に示すように、段差部2612の下方側端面における切り欠き2612Cの背面側に立設し、背面側端部にて付勢部材263の一端を支持固定する。
一対の案内部2612Jは、図5に示すように、段差部2612の下方側端面において、切り欠き2612Cおよび付勢部材固定部2612Iを左右方向(天面部21Aの長手方向)から挟むように立設し、前後方向(天面部21Aの短辺方向)に延びる形状を有している。なお、図5では、一対の案内部2612Jのうち、一方の案内部2612Jのみを図示しているが、他方の案内部も同様の形状を有している。
一対の固定部2612Kは、図5に示すように、一対の案内部2612Jを左右方向(天面部21Aの長手方向)から挟むように対向配置し、一対の固定部材264とそれぞれ螺合する。なお、図5では、一対の固定部2612Kのうち、一方の固定部2612Kのみを図示しているが、他方の固定部2612Kも同様の形状を有している。
図7は、スライダ部262の構造を示す斜視図である。具体的に、図7は、図4および図5に示すスライダ部262を上方側から見た図である。なお、図7において、左側がプロジェクタ1の前面側であり、右側がプロジェクタ1の背面側である。
スライダ部262は、スライダ設置部2612G内部において、前後方向(天面部21Aの短辺方向)に移動可能に設置され、ランプカバー27の後述する係合突起と係合する係合位置P1(図10(A)参照)および前記係合突起と係合しない非係合位置P2(図10(B)参照)の間を移動する。このスライダ部262は、図4、図5、または図7に示すように、平面視矩形状の係合移動部本体としてのスライダ部本体2621と、スライダ部本体2621の下方側端面に形成される押圧部2622と、スライダ部本体2621の上方側端面に形成される膨出部2623(図7)とを備える。
スライダ部本体2621の左右方向(長辺方向)端部側には、図4、図5、または図7に示すように、前後方向(短辺方向)に延びる一対のトラック孔2621Aが形成されている。そして、一対のトラック孔2621Aを介して一対の固定部材264を一対の固定部2612Kに対して螺合することで、スライダ部262がスライダ設置部2612G内部に設置される。また、一対のトラック孔2621Aが前後方向に延びる形状を有していることで、スライダ部262を前後方向(スライダ部本体2621の短辺方向)に移動可能とする。
押圧部2622は、スライダ部262を前面側(非係合位置P2側)に移動させる部分である。この押圧部2622は、図4または図5に示すように、スライダ部本体2621の下方側端面における背面側端縁から下方側に向けて延出する平面視矩形状の押圧部本体2622Aと、押圧部本体2622Aの前面側端面およびスライダ部本体2621の下方側端面を接続する平面視三角形状の一対の補助リブ2622Bとで構成される。そして、操作用孔245および切り欠き2612H1を介して外装筺体2外部からドライバ等の棒状部材をリブ2612H内部に挿通し、前記棒状部材の先端部分にて押圧部本体2622Aを押圧することで、スライダ部262が前面側(非係合位置P2側)に移動する。
膨出部2623は、図7に示すように、スライダ部本体2621の上方側端面における左右方向(スライダ部本体2621の長辺方向)略中央部分に位置し、前後方向(スライダ部本体2621の短辺方向)に延びる略直方体形状を有している。スライダ部262をスライダ設置部2612Gに設置した状態では、膨出部2623における左右方向(スライダ部本体2621の長辺方向)両端面がそれぞれ一対の案内部2612Jの対向する各端面に当接する。このため、スライダ部262は、一対の案内部2612Jに沿って前後方向(スライダ部本体2621の短辺方向)に移動するように案内される。
そして、スライダ部262には、図4、図5、または図7に示すように、スライダ部本体2621の下方側端面、および膨出部2623の上方側端面を貫通する平面視矩形状の貫通孔2624が形成されている。
この貫通孔2624は、図7に示すように、前面側に位置する第1貫通孔2624Aと背面側に位置する第2貫通孔2624Bとが互いに接続して、前後方向(スライダ部本体2621の短辺方向)に延びるように形成されている。また、この貫通孔2624は、図7に示すように、第1貫通孔2624Aの左右方向(スライダ部本体2621の長辺方向)の幅寸法が第2貫通孔2624Bの左右方向の幅寸法よりも大きくなるように形成され、平面視凸字形状を有している。
そして、スライダ部262をスライダ設置部2612Gに設置した状態では、第1貫通孔2624Aが切り欠き2612Cに応じた位置に配置される。すなわち、ランプカバー27をランプカバー開閉部26に取り付けた状態では、切り欠き2612Cおよび第1貫通孔2624Aを介してランプカバー27の後述する係合突起が挿通される。
この膨出部2623において、貫通孔2624の前面側の内周壁は、その下方側端部が前面側に窪んでフック形状を有し(図10参照)、係合部2623Aとして機能する。そして、ランプカバー27をランプカバー開閉部26に取り付けた状態では、ランプカバー27の後述する係合突起と係合部2623Aとが係合する。
また、係合部2623Aの上方側における背面側の端面は、図7に示すように、下方側端縁から上方側端縁にかけて前面側に傾斜した傾斜面2623Bとなっている。すなわち、傾斜面2623Bは、スライダ部262における非係合位置P2への移動方向(プロジェクタ1の前面側に向かう方向)に直交する平面に対して天面部21A側に向かうにしたがって前記移動方向に傾斜した傾斜面となっている。
また、この膨出部2623において、第1貫通孔2624Aと第2貫通孔2624Bとの間の一対の段差部分は、図7に示すように、下方側端縁から上方側端縁にかけて背面側に傾斜した係合移動部傾斜面としてのスライダ部傾斜面2623Cとなっている。すなわち、スライダ部傾斜面2623Cは、スライダ部262における係合位置P1への移動方向(プロジェクタ1の背面側に向かう方向)に直交する平面に対して天面部21A側に向かうにしたがって前記移動方向(スライダ部262における非係合位置P2への移動方向と逆方向)に傾斜した傾斜面となっている。
さらに、この膨出部2623において、貫通孔2624の背面側の内周壁には、図7に示すように、前面側に立設し、付勢部材263の他端を支持固定する付勢部材固定部2623Dが形成されている。すなわち、スライダ設置部2612Gにスライダ部262、付勢部材263、および固定部材264を設置した状態では、付勢部材263が一対の付勢部材固定部2612I,2623Dにて支持固定される。
また、この膨出部2623において、第2貫通孔2624Bの内周壁には、図7に示すように、左右方向(スライダ部本体2621の長辺方向)に跨ぐように付勢部材補助部2623Eが形成されている。この付勢部材補助部2623Eは、一対の付勢部材固定部2612I,2623Dに対して付勢部材263を良好に支持させる部分である。
付勢部材263は、図4または図5に示すように、コイルばねで構成され、一端側が基部261の付勢部材固定部2612Iに支持され、他端側がスライダ部262の付勢部材固定部2623Dに支持される。すなわち、この付勢部材263は、常に、基部261に対してスライダ部262を背面側(係合位置P1側)に付勢する。
一対の固定部材264は、スライダ部262を基部261のスライダ設置部2612G内に取り付ける部材である。これら固定部材264は、図4または図5に示すように、基部261の一対の固定部2612Kに螺合する固定ねじ2641と、固定ねじ2641の先端部分を挿通可能としスライダ部262のトラック孔2621Aにおける幅寸法よりも大きい外形形状を有するワッシャ2642とで構成されている。
〔4-2.ランプカバーの構造〕
図8は、ランプカバー27の構造を示す斜視図である。具体的に、図8は、ランプカバー27を下方側から見た図である。なお、図8において、左側がプロジェクタ1の前面側であり、右側がプロジェクタ1の背面側である。
ランプカバー27は、ランプカバー開閉部26の天面開口部261Aを閉塞する部材であり、図8に示すように、基体271と、係合突起272とを備える。
基体271は、図8に示すように、天面開口部261Aに対応した平面視略矩形状の板体で構成される。
この基体271において、下方側端面には、図8に示すように、外周端縁から下方側に立設する平面視略矩形枠状の第2起立部2711が形成されている。この第2起立部2711は、ランプカバー27をランプカバー開閉部26に取り付けた際に、その外周面がランプカバー開閉部26の第1起立部2611の内周面に当接する。
この第2起立部2711において、前面側(図8中、左側)の外周面には、ランプカバー開閉部26の一対の第1係止凹部2612Aに対応して、前面側に突出する一対の突出部2711Aが形成されている。そして、一対の突出部2711Aは、ランプカバー27をランプカバー開閉部26に取り付けた際に、一対の第1係止凹部2612Aに挿通される。
また、この基体271において、下方側端面には、図8に示すように、ランプカバー開閉部26の第1リブ2612Dに対応して、下方側に突出する平面視略矩形枠状の第2第2リブ2712が形成されている。そして、第2リブ2712は、ランプカバー27をランプカバー開閉部26に取り付けた際に、その外周面が第1リブ2612Dの内周面に当接する。
この第2リブ2712の外周面において、ランプカバー開閉部26の第2係止凹部2612Eに対応した位置には、図8に示すように、第2係止凹部2612Eと係合する係止突起2712Aが形成されている。
この係止突起2712Aは、下方側端縁から上方側端縁にかけて第2リブ2712から離間する方向に傾斜した傾斜面2712A1を有する略三角柱形状を有している。
さらに、この基体271において、下方側端面における第2リブ2712の内側には、基体271を補強する補強リブ2713が左右方向および/または前後方向に延びるように形成されている。
図9は、係合突起272の構造を示す斜視図である。具体的に、図9は、図8において、係合突起272を拡大した図である。
係合突起272は、基体271の下方側端面において、ランプカバー開閉部26の切り欠き2612Cに対応する位置に立設し、図8または図9に示すように、下方側に突出するとともに、突出方向先端部分が前面側(図8、図9中、左側)に屈曲したフック形状を有している。そして、この係合突起272は、ランプカバー27をランプカバー開閉部26に取り付けた状態で、切り欠き2612Cおよび第1貫通孔2624Aに挿通され、スライダ部262の係合部2623Aに係合する。
この係合突起272の先端部分において、前面側(図8、図9中、左側)の端面は、下方側端縁から上方側端縁にかけて前面側に傾斜した傾斜面2721となっている。この傾斜面2721は、スライダ部262の傾斜面2623Bの傾斜に対応し、ランプカバー27をランプカバー開閉部26に取り付ける際に、傾斜面2623Bに摺接する部分である。
また、この係合突起272の先端部分において、背面側(図8、図9中、右側)の端面は、下方側端縁から上方側端縁にかけて背面側に傾斜した突起傾斜面2722となっている。この突起傾斜面2722は、スライダ部262の一対のスライダ部傾斜面2623Cの傾斜に対応し、ランプカバー27がランプカバー開閉部26に取り付けられている状態で、スライダ部262を前面側(非係合位置P2側)に移動させた場合に、一対のスライダ部傾斜面2623Cに摺接する部分である。
〔5.ランプカバーの開閉操作〕
次に、上述したランプカバー開閉部26に対するランプカバー27の開閉操作を説明する。
図10および図11は、ランプカバー開閉部26に対するランプカバー27の開閉操作を説明するための図である。具体的に、図10(A)は、ランプカバー開閉部26に対してランプカバー27が取り付けられた状態、すなわち、係合部2623Aと係合突起272とが係合している状態を示す断面図である。図10(B)は、ランプカバー開閉部26に対してランプカバー27を取り外した状態、すなわち、係合部2623Aと係合突起272との係合が解除された状態を示す断面図である。なお、図10において、左側がプロジェクタ1の背面側であり、右側がプロジェクタ1の前面側である。また、図11は、図10(B)をプロジェクタ1の上方側から見た斜視図である。
以下では、ランプカバー開閉部26に対してランプカバー27を取り付ける際の取付操作、およびランプカバー開閉部26からランプカバー27を取り外す際の取り外し操作を順に説明する。
〔5-1.ランプカバーの取付操作〕
先ず、具体的な図示は省略するが、作業者は、ランプカバー27における一対の突出部2711Aをランプカバー開閉部26における一対の第1係止凹部2612Aに挿通する。ランプカバー27を取り付ける際には、スライダ部262は、付勢部材263により係合位置P1に位置付けられている(例えば、図10(A))。このため、上述した状態では、ランプカバー27は、係合突起272における傾斜面2721がスライダ部262の傾斜面2623Bに当接し、背面側端部が天面部21Aに対して上方側に位置し傾斜した状態となる(例えば、図11の状態)。
この状態において、作業者は、ランプカバー27の背面側端部を下方側に押圧することで、係合突起272の傾斜面2721が傾斜面2623Bに摺接する。この際、係合突起272は、付勢部材263の付勢力に反してスライダ部262を前面側(図10中、右側)に押圧して移動させる。ランプカバー27の背面側端部の下方側への押圧状態を継続することで、傾斜面2623Bに対して傾斜面2721が下方側に移動し、スライダ部262の押圧状態が解除される。そして、図10(A)に示すように、付勢部材263の付勢力によりスライダ部262が係合位置P1側に再度、移動し、係合突起272および係合部2623Aが係合してランプカバー開閉部26に対してランプカバー27が取り付けられる。
〔5-2.ランプカバーの取り外し操作〕
先ず、具体的な図示は省略するが、作業者は、プロジェクタ1におけるリアケース24の操作用孔245からドライバ等の棒状部材を挿通し、前記棒状部材の先端部分にてスライダ部262の押圧部2622を押圧する。スライダ部262は、押圧部2622が押圧されることで、付勢部材263の付勢力に反して前面側(図10中、右側)に移動する。そして、係合突起272および係合部2623Aの係合状態が解除される。押圧部2622の押圧状態を継続してスライダ部262を非係合位置P2(図10(B))側に移動させることで、スライダ部262の一対のスライダ部傾斜面2623Cが係合突起272の突起傾斜面2722に摺接する。そして、係合突起272がスライダ部傾斜面2623Cに沿って上方側に移動し、図11に示すように、ランプカバー27の背面側端部が天面部21Aに対して上方側に位置し傾斜した状態となる。
この状態において、作業者は、ランプカバー27の背面側端部を前面側に押圧しつつ、上方側に持ち上げることで、ランプカバー27が一対の突出部2711Aの基端部分を支点として上方側に回動する。そして、ランプカバー開閉部26に対してランプカバー27が取り外される。
以上説明したように、本実施形態では、スライダ部262をプロジェクタ1の背面側(係合位置P1(図10(A))側)およびプロジェクタ1の前面側(非係合位置P2(図10(B))側)に移動させることで、ランプカバー27を天面部21A(ランプカバー開閉部26)に対して着脱する。このことにより、天面部21Aにスライダ部262のみを取り付けるだけで天面部21Aに対するランプカバー27の着脱が可能となり、その構造を簡素化できる。
また、スライダ部262には、スライダ部262における係合位置P1への移動方向(プロジェクタ1の背面側に向かう方向)に直交する平面に対して天面部21A側に向かうにしたがって前記移動方向(スライダ部262における非係合位置P2への移動方向と逆方向)に傾斜したスライダ部傾斜面2623Cが形成されている。このことにより、スライダ部262を非係合位置P2に移動させる際に、スライダ部傾斜面2623Cがランプカバー27の係合突起272に摺接しランプカバー27の係合突起272を天面部21A側に向けて押圧してランプカバー27をリフトアップさせることができる。このため、スライダ部262の1部材のみで、ランプカバー27と天面部21A(係合部2623A)との係合状態を解除しかつ、ランプカバー27をリフトアップさせる構造を実現できる。
したがって、天面部21Aに対するランプカバー27の着脱を簡単にかつ、簡素な構造で実現できる。
ここで、係合突起272にもスライダ部傾斜面2623Cに対応した突起傾斜面2722が形成されているので、スライダ部262を非係合位置P2に移動させる際に突起傾斜面2722およびスライダ部傾斜面2623Cを摺接させることができ、スライダ部262の移動を円滑に実施できる。このため、天面部21Aに対してランプカバー27を取り外す操作を円滑に実施できる。
また、ランプカバー開閉部26がスライダ部262を係合位置P1側に付勢する付勢部材263を備えているので、スライダ部262は係合位置P1側に常に付勢されていることとなる。このことにより、スライダ部262における係合位置P1側または非係合位置P2側への2方向の移動のうち、係合位置P1側への移動を付勢部材263が実施することとなるので、非係合位置P2側への移動のみを手動で実施すればよい。このため、天面部21Aに対してランプカバー27を着脱する際には、スライダ部262の前記2方向の移動のうち、非係合位置P2側への移動のみを手動で実施すればよく、ランプカバー27の着脱操作を簡単に実施できる。
さらに、スライダ部262に押圧部2622が形成され、天面部21Aに交差するリアケース24に操作用孔245が形成されている。このことにより、操作用孔245を介して外装筺体2外部からドライバ等の棒状部材を外装筺体2内部に挿通し、前記棒状部材の先端にて押圧部2622を押圧することで、スライダ部262を非係合位置P2側に簡単に移動させることができる。
さらにまた、操作用孔245がリアケース24に形成されているので、例えば操作用孔245が天面部21Aに形成されている構成と比較して、プロジェクタ1の駆動時に光源装置41からの漏れ光が操作用孔245を介してプロジェクタ1外部に漏れる量を低減できる。このため、漏れ光による投影画像に与える影響を低減でき、観賞者に投影画像を良好に観賞させることができる。
また、天面部21Aに対してランプカバー27を取り付けた状態では、ランプカバー開閉部26における平面視枠状の第1起立部2611および第1リブ2612Dと、ランプカバー27における平面視枠状の第2起立部2711および第2リブ2712とがそれぞれ嵌合する。このため、第1リブ2612Dおよび第2リブ2712と、第1起立部2611および第2起立部2711とで、光源装置41からの漏れ光を2重で遮蔽する構造を実現できる。このため、段差開口部2612Bおよび天面開口部261Aを介してプロジェクタ1外部に光が漏れることを防止できる。
ここで、第1リブ2612Dの内周面に第2係止凹部2612Eが形成され、第2リブ2712の外周面に係止突起2712Aが形成されている。このことにより、スライダ部262が非係合位置P2に位置付けられ天面部21Aに対してランプカバー27が若干開いた状態(図11に示す状態)を係止突起2712Aおよび第2係止凹部2612Eの係止構造により支持できる。このため、プロジェクタ1が天吊りの姿勢状態(例えば、プロジェクタ1の底面部22Aが天井等の接地面に接地している状態)の場合に、スライダ部262を非係合位置P2に移動させて天面部21Aに対してランプカバー27を取り外す際に、ランプカバー27が外れ落ちることがなく、ランプカバー27の取り外し作業を良好に実施できる。
また、前記係止構造を第1リブ2612Dおよび第2リブ2712に形成することで、上述したように第1リブ2612Dおよび第2リブ2712により漏れ光を遮蔽可能とするので、例えば、ランプカバー27に係止突起を設け段差部2612に前記係止突起と係合する孔を形成した構成と比較して、前記係止構造を介してプロジェクタ1外部に漏れる漏れ光の量を低減できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、天面部21Aに対してランプカバー27を着脱可能とする構造として、係合移動部としてのスライダ部262をプロジェクタ1の背面側(係合位置P1側)およびプロジェクタ1の前面側(非係合位置P2側)に移動させる構成を説明したが、これに限らない。例えば、係合移動部を、前後方向ではなく左右方向(天面部21Aの長辺方向)に移動させる構成としてもよい。また、係合移動部を前記実施形態で説明したスライド移動ではなく、係合位置および非係合位置間を回動させる構成としてもよい。
前記実施形態では、天面部21Aに交差する側面部であるリアケース24に操作用孔245を形成したが、これに限らず、係合移動部のスライド移動方向または回動方向に応じた側面部に形成されていればよい。例えば、操作用孔を側面部21B,21Cやフロントケース23に形成しても構わない。
前記実施形態では、ランプカバー開閉部26は、スライダ部262が取り付けられる基部261を備えていたが、これに限らず、基部261を省略して天面部21Aの裏面に直接、スライダ部262を取り付ける構成としても構わない。
前記実施形態において、スライダ部262の構造、およびスライダ部262を設置するためのスライダ設置部2612Gの構造は、前記実施形態で説明した構造に限らず、その他の構造を採用しても構わない。
前記実施形態では、第1リブ2612Dおよび第2リブ2712に係止構造(係止突起2712Aおよび第2係止凹部2612E)が形成されていたが、これに限らず、第1起立部2611および第2起立部2711に前記係止構造を形成してもよい。また、係止突起および第2係止凹部の形成位置は、前記実施形態で説明した位置に限らず、例えば、第1リブ2612Dや第1起立部2611に係止突起を形成したり、第2リブ2712や第2起立部2711に第2係止凹部を形成する構成を採用してもよい。
前記実施形態では、光変調装置に透過型の液晶パネル451を採用していたが、これに限らず、反射型の液晶パネルを採用してもよく、あるいは、ディジタル・マイクロミラー・デバイス(テキサス・インスツルメント社の商標)を採用してもよい。ディジタル・マイクロミラー・デバイスを採用した場合には、入射側偏光板452および射出側偏光板453が不要となる。
前記実施形態では、スクリーンを観察する方向から投射を行うフロントタイプのプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投射を行うリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明のプロジェクタは、外装筺体に対する蓋体の着脱を簡単にかつ、簡素な構造で実現できるため、プレゼンテーションやホームシアターに用いられるプロジェクタとして有用である。
本実施形態におけるプロジェクタの外観を示す斜視図。 前記実施形態におけるプロジェクタの外観を示す斜視図。 前記実施形態におけるプロジェクタの内部構成を示す図。 前記実施形態における天面部に対するランプカバーの係合構造を示す斜視図。 前記実施形態における天面部に対するランプカバーの係合構造を示す斜視図。 前記実施形態におけるランプカバー開閉部を上方側から見た斜視図。 前記実施形態におけるスライダ部の構造を示す斜視図。 前記実施形態におけるランプカバーの構造を示す斜視図。 前記実施形態における係合突起の構造を示す斜視図。 前記実施形態におけるランプカバー開閉部に対するランプカバーの開閉操作を説明するための図。 前記実施形態におけるランプカバー開閉部に対するランプカバーの開閉操作を説明するための図。
符号の説明
1・・・プロジェクタ、2・・・外装筺体、3・・・投射レンズ(投射光学装置)、21A・・・天面部、26・・・ランプカバー開閉部(蓋体開閉部)、27・・・ランプカバー(蓋体)、41・・・光源装置、245・・・操作用孔、261・・・基部、261A・・・天面開口部、262・・・スライダ部(係合移動部)、263・・・付勢部材、272・・・係合突起、451・・・液晶パネル(光変調装置)、452・・・入射側偏光板(光変調装置)、453・・・射出側偏光板(光変調装置)、2611・・・第1起立部、2612・・・段差部、2612B・・・段差開口部、2612D・・・第1リブ、2612E・・・第2係止凹部(係止構造)、2621・・・スライダ部本体(係合移動部本体)、2622・・・押圧部、2623A・・・係合部、2623C・・・スライダ部傾斜面(係合移動部傾斜面)、2711・・・第2起立部、2712・・・第2リブ、2712A・・・係止突起(係止構造)、2722・・・突起傾斜面、P1・・・係合位置、P2・・・非係合位置。

Claims (5)

  1. 光源装置と、前記光源装置を内部に収納配置する外装筺体とを備えるとともに、前記光源装置から射出された光束を変調して拡大投射するプロジェクタであって、
    前記外装筺体の天面部には、前記光源装置の位置に対応した位置に天面開口部が形成され、
    前記天面開口部を閉塞可能とする蓋体と、前記天面部に対して前記蓋体を着脱自在に取り付ける蓋体開閉部とを備え、
    前記蓋体には、前記蓋体が前記天面部に対して取り付けられた状態で前記天面開口部を介して前記外装筺体内部に突出する係合突起が形成され、
    前記蓋体開閉部は、前記天面部の裏面に取り付けられ前記係合突起と係合する係合部を有し前記係合部と前記係合突起とが係合する係合位置、および前記係合部と前記係合突起とが係合しない非係合位置の間を移動可能に構成される係合移動部を備え、
    前記係合移動部には、前記係合移動部が前記非係合位置に移動する際に前記係合突起に摺接し、前記非係合位置への移動方向に直交する平面に対して前記天面部側に向かうにしたがって前記移動方向と逆方向に傾斜した係合移動部傾斜面が形成され
    前記蓋体開閉部は、前記天面部における前記天面開口部周縁に形成され前記係合移動部を取り付けるための基部を備え、
    前記基部には、前記天面部と略直交する方向に突出し平面視枠状の第1リブが形成され、
    前記蓋体の裏面には、前記蓋体と略直交する方向に突出し前記蓋体が前記天面部に対して取り付けられた状態で前記第1リブと嵌合する平面視枠状の第2リブが形成され、
    前記第1リブおよび前記第2リブには、前記係合移動部が前記非係合位置に位置付けられた状態での前記天面部に対する前記蓋体の移動位置を係止する係止構造が形成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項に記載のプロジェクタにおいて、
    前記基部は、前記天面開口部周縁から前記外装筐体内部側に突出する平面視枠状の第1起立部と、前記第1起立部に接続し前記天面開口部を平面的に覆い前記天面部と略平行に延出する段差部とで構成され、
    前記段差部は、前記光源装置の位置に対応した位置に形成され前記天面開口部よりも開口面積が小さい段差開口部と、前記外装筺体の外側に向けて突出し前記段差開口部を囲う平面視枠状の第1リブとを有し、
    前記蓋体の裏面には、前記蓋体と略直交する方向に突出し前記蓋体が前記天面部に対して取り付けられた状態で前記第1起立部および前記第1リブとそれぞれ嵌合する平面視枠状の第2起立部および第2リブが形成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記係合突起には、前記係合移動部傾斜面に対応し前記係合移動部傾斜面に摺接する突起傾斜面が形成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記蓋体開閉部は、前記天面部および前記係合移動部の間に配設され、前記係合移動部を前記係合位置側に付勢する付勢部材を備えていることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項1から請求項のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記係合移動部は、前記天面部に略平行する板状の係合移動部本体と、前記係合移動部本体の板面に立設され前記係合移動部の移動方向に略直交する押圧部とを備え、
    前記外装筺体における前記天面部に交差する側面部には、前記押圧部と平面的に干渉する位置に前記係合移動部を前記非係合位置に移動させるための操作用孔が形成されていることを特徴とするプロジェクタ。
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