JP2017106952A - 画像投射装置及び光源ユニット - Google Patents

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Tetsuya Fujioka
哲弥 藤岡
金井 秀雄
Hideo Kanai
秀雄 金井
丈裕 西森
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丈裕 西森
聡 土屋
Satoshi Tsuchiya
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優紀美 西
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優紀美 西
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Abstract

【課題】光源とカバー部材とを一体構造とした光源ユニットにおいて、光源が使用中に高温になってもカバー部材が高温になるのを抑制する画像投射装置を提供する。【解決手段】装置本体の着脱口18aを介して装置本体に対して着脱可能に構成された光源ユニット50を備え、光源ユニット50内の光源51からの光を用いて画像を投射する画像投射装置において、着脱口18aのカバー部材52は、光源51に対して相対的に変位可能な状態で、光源51と一体構造になっており、光源ユニット50が装置本体に対して装着された装着状態において光源51とカバー部材18との間で直接又は部材を介して連結し得る連結部位が、光源ユニット50が装置本体に対して装着されていない非装着状態において光源51とカバー部材18とが相対的に変位するときに直接又は部材を介して連結し得る連結部位のみとなるように構成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、画像投射装置及び光源ユニットに関するものである。
従来、光源ユニットの光源からの光を画像生成素子に照射して得られる投射画像を投影面に投射する画像投射装置において、その光源ユニットが画像投射装置の装置本体に対して着脱可能に構成されたものが知られている。
特許文献1には、光源ユニットを画像投射装置の装置本体に対して着脱可能に構成し、光源ユニット内の光源に寿命が到来したら光源ユニットを交換できるようにした画像投射装置が記載されている。この画像投射装置においては、外装筺体の天面部に形成された天面開口部(着脱口)を閉塞可能とするランプカバー(カバー部材)を天面開口部から取り外すことにより、その天面開口部を介して光源ユニットの交換が可能になる。
ところが、前記特許文献1に開示の画像投射装置においては、光源ユニットを交換する際の作業手順は、ランプカバーを天面開口部から取り外す作業を行った後、天面開口部を介して光源ユニットを交換する作業を行い、その後、天面開口部にランプカバーを取り付ける作業を行うという作業手順となる。このような作業手順では、ユーザーにとって煩雑であり、より簡易な作業手順が望まれる。
そこで、本出願人は、特願2015−56347号において、着脱口のカバー部材を光源と一体構造にした光源ユニットを提案した。ところが、光源とカバー部材とを一体構造にした場合、光源が使用中に高温になったとき、その熱が光源とカバー部材との連結部位を伝搬して、カバー部材が高温になるおそれがあった。
上述した課題を解決するために、本発明は、装置本体の着脱口を介して該装置本体に対して着脱可能に構成された光源ユニットを備え、該光源ユニット内の光源からの光を用いて画像を投射する画像投射装置において、前記着脱口のカバー部材は、前記光源に対して相対的に変位可能な状態で、該光源と一体構造になっており、前記光源ユニットが装置本体に対して装着された装着状態において前記光源と前記カバー部材との間で直接又は部材を介して連結し得る連結部位が、該光源ユニットが装置本体に対して装着されていない非装着状態において該光源と該カバー部材とが相対的に変位するときに直接又は部材を介して連結し得る連結部位のみとなるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、光源とカバー部材とを一体構造とした光源ユニットにおいて、光源が使用中に高温になってもカバー部材が高温になるのを抑制できるという優れた効果が奏される。
実施形態に係るプロジェクタを示す斜視図である。 同プロジェクタを示す側面図である。 (a)は、外装カバーを外した同プロジェクタの内部構成と配置を示す斜視図である。(b)は、図3(a)の太線枠で囲まれた部分の斜視図である。 同プロジェクタにおける光源部、画像生成部及び投射光学部の断面図である。 天井に取り付けた状態の同プロジェクタを示す斜視図である。 図5中破線で示した領域を抜粋し、同プロジェクタにおける光源ユニットを取り外した状態を示す斜視図である。 同光源ユニットの外観を示す斜視図である。 同光源ユニットのランプハウジングに対する光源ユニットカバーの取付機構を示す分解斜視図である。 同光源ユニットの側面図である。 図9のA−A断面を示す断面図である。 (a)は、同光源ユニットがプロジェクタ本体に装着されていない非装着時を示す斜視図である。(b)は、図11(a)のB−B断面を示す断面図である。 (a)は、同光源ユニットがプロジェクタ本体に装着されている装着時を示す斜視図である。(b)は、図12(a)のC−C断面を示す断面図である。 プロジェクタ内部側から着脱方向に沿って同光源ユニットを見たときの正面図である。 (a)は、同光源ユニットがプロジェクタ本体に装着されていない非装着時における図13のD−D断面を示す断面図である。(b)は、同光源ユニットがプロジェクタ本体に装着された装着時における図13のD−D断面を示す断面図である。 (a)は、取手部材が使用位置に位置するときの図9のE−E断面を示す断面図である。(b)は、取手部材が使用位置と非使用位置との途中に位置するときの図9のE−E断面を示す断面図である。(c)は、取手部材が非使用位置に位置するときの図9のE−E断面を示す断面図である。 (a)は、取手部材が使用位置に位置するときの同プロジェクタのインターロックスイッチの構成を示す説明図である。(b)は、取手部材が使用位置と非使用位置との途中に位置するときの同インターロックスイッチの構成を示す説明図である。(c)は、取手部材が非使用位置に位置するときの同インターロックスイッチの構成を示す説明図である。 (a)〜(c)は、図16(a)〜(c)のG−G断面をそれぞれ示す断面図である。 同光源ユニットへの通電制御に関連する制御ブロック図である。 図16(c)のH−H断面を示す断面図である。
以下、本発明が適用される画像投射装置としてのプロジェクタ1の一実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係るプロジェクタ1を示す斜視図であり、図2は本プロジェクタ1の側面図である。
図1及び図2に示すように、プロジェクタ1の上面には、ユーザーがプロジェクタ1を操作するための操作ボタン等の操作部11が設けられている。また、投射面であるスクリーン200に映し出されている投射画像を拡大したり縮小したりするズームレバー12が設けられている。プロジェクタ1の正面には、装置電源のオン/オフを行う電源スイッチ13、パソコンやビデオカメラ等の外部機器と接続するための外部入力端子14、投射画像の光を出射する投射レンズ15、装置環境の照度を検出する照度センサ16などが設けられている。プロジェクタ1における外装カバーの側面には、冷却用の空気を取り入れる吸気口17が設けられている。
図3(a)は、外装カバーを外したプロジェクタ1の内部構成と配置を示す斜視図である。
図3(b)は、図3(a)の太線枠で囲まれた部分の斜視図である。
図4は、光源部、画像生成部及び投射光学部の断面図である。
図3及び図4に示すように、プロジェクタ1は、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプなどの光源である放電ランプ51を備える光源部20と、放電ランプ51からの光を用いて画像を生成する画像生成部30と、投射画像を出射する投射光学部40とを備えている。
光源部20は、プロジェクタ本体に対して着脱可能に構成された後述する光源ユニットと、カラーホイール22、ライトトンネル23、2枚のリレーレンズ24を有する画像照明光学系とから構成されている。放電ランプ51は光源ユニットに搭載されている。放電ランプ51からの光は、図4の矢印で示すように、回転するカラーホイール22を通ることによって時分割でR、G、Bの光成分に分離される。このカラーホイール22は、円盤形状のものであり、ホイールモータ25のモータ軸に固定され、回転方向にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)などのカラーフィルタが設けられている。カラーホイール22により分離された各光成分は、ライトトンネル23へ入射する。ライトトンネル23は、四角筒形状であり、その内周面が鏡面となっている。ライトトンネル23に入射した各光成分は、ライトトンネル23の内周の鏡面で複数回反射しながら、均一な面光源にされて2枚のリレーレンズ24へ向けて出射する。図4の矢印で示すように、2枚のリレーレンズ24を透過し、次段の画像生成部30の平面ミラー31、凹面ミラー32により反射され、画像表示素子としてのDMD(Digital Micro−mirror Device)33の画像生成面上に集光して結像される。
DMD33の画像生成面には、可動式の複数のマイクロミラーが格子状に配列されている。各マイクロミラーは、鏡面をねじれ軸周りに所定角度傾斜させることができ、「ON」と「OFF」の2つの状態を持たせることができる。マイクロミラーが「ON」のときは、カラーホイール22を透過した各光成分を投射光学部40の投射レンズに向けて反射する。「OFF」のときは、照明ブラケットなどの側面に保持されたOFF光板に向けて光を反射する。したがって、各マイクロミラーを個別に駆動することにより、画素ごとに光の投射を制御することができ、投射画像を生成することができる。
次に、本実施形態における光源ユニットの交換に関わる構成について説明する。
従来のプロジェクタにおける光源ユニットを交換する作業手順は、通常、光源ユニットを着脱する出し入れする着脱口を塞ぐ光源カバーを取り外す作業を行った後、その着脱口を介して光源ユニットを交換する作業を行い、その後、その着脱口に光源カバーを取り付ける作業を行うという作業手順である。このような作業手順では、取り外した光源カバーを作業の邪魔にならない位置に置いたり取りに行ったりする必要があるなど、ユーザーにとって煩雑であり、より簡易な作業手順が望まれる。特に、図5に示すように、天井に取り付けた状態のプロジェクタに対して光源ユニットを交換する場合には、光源カバーを置いておく場所が手近に存在しない場合が多く、ユーザーの利便性を大きく損なうことになる。
図6は、図5中破線で示した領域を抜粋し、本実施形態の光源ユニット50を取り外した状態を示す斜視図である。なお、図6は、図5に示す状態とは上下逆さまである。
図7は、本実施形態の光源ユニット50の外観を示す斜視図である。
本実施形態のプロジェクタ1においては、図6中矢印Sに示すように、光源ユニット50がプロジェクタ本体の側面から着脱可能に構成されている。本実施形態では、プロジェクタ本体の外装カバー18に形成された着脱口としての光源ユニット取出口18aから光源ユニット50を完全に取り出すまでは、光源ユニット50がプロジェクタ本体に下支えされる構成になっている。そのため、例えば、図5に示したように本プロジェクタ1を天井に設置するような場合でも、光源ユニット50の交換時に光源ユニット50が落下する事態が起こりにくい。
また、本実施形態における光源ユニット50は、光源ユニット取出口18aを塞ぐカバー部材としての光源ユニットカバー52と光源である放電ランプ51とが一体構造になっている。そのため、光源ユニットカバー52を光源ユニット取出口18aから取り外す作業で、放電ランプ51を含む光源ユニット50の全体をプロジェクタ本体から取り出すことが可能である。同様に、光源ユニットカバー52を光源ユニット取出口18aに取り付ける作業で、光源ユニット50の全体をプロジェクタ本体へ取り付けることが可能である。したがって、光源ユニットカバー52と放電ランプ51とが個別に構成されていた従来の構成よりも、放電ランプ51を交換する際の作業手順が簡易になる。
以下、本実施形態における光源ユニットの交換に関わる構成について更に詳しく説明する。
光源ユニット50は、放電ランプ51を保持するランプハウジング54を備え、このランプハウジング54に対して光源ユニットカバー52が取り付けられている。光源ユニットカバー52は、光源ユニット50をプロジェクタ本体に装着した装着状態において、光源ユニット取出口18aを塞ぎ、プロジェクタ本体の外装カバー18とほぼ同一面となって外装カバーの一部を成す。
また、本実施形態の光源ユニットカバー52には、その光源ユニットカバー52上の回動支点をもち、非使用位置と使用位置との間で回動可能な取手部材53が設けられている。光源ユニットカバー52には、取手部材53を収納する収納溝52aが形成されており、この収納溝52aに取手部材53が収納される非使用位置まで取手部材53を回動させると、図5に示したように、外装カバー18と取手部材53とがほぼ同一面を成す。なお、図6に示すように、光源ユニットカバー52の収納溝52aから取手部材53を取り出した位置が使用位置である。
光源ユニット50を交換する際、作業者は、光源ユニット50の取手部材53を光源ユニットカバー52の収納溝52aから取り出して図6に示すような使用位置まで回動させる。そして、作業者は、その取手部材53を把持して図6中矢印Sに示す方向に沿ってプロジェクタ本体から引くことで、光源ユニットカバー52と一体構造である光源ユニット50の全体を装置外部へ引き出すことができる。光源ユニット50を装着する際には、作業者は逆の手順を行えばよい。
また、光源ユニット50には、放電ランプ51への電力供給用のユニット側コネクタ55が設けられている。また、光源ユニット50のランプハウジング54の側面には、プロジェクタ本体側に設けられたスライドレールに沿って光源ユニット50をスライド移動させるためのガイド部材54aが設けられている。プロジェクタ本体側のスライドレールに沿って光源ユニット50を挿入すると、プロジェクタ本体に設けられている本体側コネクタ72にユニット側コネクタ55が嵌合する。これにより、本体側コネクタ72とユニット側コネクタ55との接点が接続され、本体側コネクタ72から供給される電力がユニット側コネクタ55を介して放電ランプ51へ供給可能となる。
次に、本実施形態におけるランプハウジング54に対する光源ユニットカバー52の取付機構について説明する。
図8は、光源ユニット50のランプハウジング54に対する光源ユニットカバー52の取付機構を示す分解斜視図である。
本実施形態において、ランプハウジング54には2つの取付形状部54bが形成されており、各取付形状部54bにはそれぞれ2つの丸穴54c,54dが形成されている。光源ユニットカバー52には2つのガイドピン52bが設けられており、これらのガイドピン52bがランプハウジング54の各取付形状部54bに形成された一方の丸穴54dにそれぞれ挿入された状態で、固定部材である段付ネジ57をランプハウジング54の各取付形状部54bの他方の丸穴54cに通し、その同軸上に設けられた光源ユニットカバー52側のネジ穴52cに締結固定する。
このとき、光源ユニットカバー52とランプハウジング54とを互いに引き離す方向への付勢力を付与する付勢手段としてのバネ56が、ランプハウジング54の各取付形状部54bと光源ユニットカバー52との間に挟まれ、そのバネの内部を段付ネジ57が通るようにして締結固定される。ここで、段付ネジ57の鍔面とネジ穴52cの頂面との間には、後述する図13(a)及び(b)に示すように、ランプハウジング54の取付形状部54bの厚みよりも広い隙間をもって、段付ネジ57がネジ穴52cに締結固定される。これにより、光源ユニットカバー52は、バネ56の付勢力を上回る外力を受けることで、ランプハウジング54に対し、着脱方向Sに沿った方向(図中Z軸方向)へ所定の遊び分だけ変位可能に取り付けられる。
図9は、本実施形態における光源ユニット50の側面図である。
図10は、図9のA−A断面を示す断面図であり、ランプハウジング54の取付形状部54bに形成された2つの丸穴54c,54dと段付ネジ57及びガイドピン52bとの寸法関係を示す説明図である。
図10に示すように、段付ネジ57が挿入される丸穴54cの内径は段付ネジ57の外径よりも所定の遊び分だけ大きく設定されている。また、ガイドピン52bが挿入される丸穴54dの内径はガイドピン52bの外径よりも所定の遊び分だけ大きく設定されている。これにより、光源ユニットカバー52は、ランプハウジング54に対し、着脱方向Sに対して直交する面方向(図中X軸方向およびY軸方向)へ所定の遊び分だけ変位可能に取り付けられる。
図11(a)は、光源ユニット50がプロジェクタ本体に装着されていない非装着状態を示す斜視図であり、図11(b)は、図11(a)のB−B断面を示す断面図である。
図12(a)は、光源ユニット50がプロジェクタ本体に装着されている装着状態を示す斜視図であり、図12(b)は、図12(a)のC−C断面を示す断面図である。
光源ユニット50をプロジェクタ本体に装着する際、作業者は、図11(a)及び(b)に示すように、光源ユニット50の光源ユニットカバー52の収納溝52aから立てた状態の取手部材53を把持し、プロジェクタ1の側面から図中矢印で示す着脱方向Sに沿って光源ユニット取出口18aからプロジェクタ1の本体内部へ光源ユニット50を挿入する。このとき、光源ユニット50のガイド部材54aがプロジェクタ本体側のスライドレールに沿って摺動することで、そのスライドレールに沿って光源ユニット50が適切に挿入される。
プロジェクタ本体側のスライドレールに沿って光源ユニット50を挿入していくと、光源ユニット50のランプハウジング54の挿入方向先端側に設けられた位置決めピン54e,54fが、プロジェクタ1の本体内部の位置決め基準部材である本体フレーム19に形成された位置決め基準穴19a,19bにそれぞれ入り込むことになる。そして、図12(a)及び(b)に示すように、各位置決めピン54e,54fの根元の座面54gが本体フレーム19の受け面19cに突き当たることで、位置決め基準穴19a,19bに位置決めピン54e,54fが嵌り込み、本体フレーム19に対して光源ユニット50のランプハウジング54の位置決めがなされる。
図13は、プロジェクタ内部側から着脱方向Sに沿って光源ユニット50を見たときの正面図である。
図14(a)及び(b)は、図13中D−D断面を示す断面図である。なお、図14(a)は、光源ユニット50がプロジェクタ本体に装着されていない非装着状態を示すものであり、図14(b)は、光源ユニット50がプロジェクタ本体に装着された装着状態を示すものである。
光源ユニット50の非装着状態においては、図14(a)に示すように、バネ56の付勢力により光源ユニットカバー52に対してランプハウジング54が離れる向きに付勢され、ランプハウジング54の取付形状部54bが段付ネジ57の鍔面に突き当たった状態に維持される。この状態で光源ユニット50がプロジェクタの本体内部へ挿入されていくと、光源ユニット50の各位置決めピン54e,54fの座面54gがプロジェクタ1の本体フレーム19の受け面19cに突き当たる。
このとき、光源ユニット50のランプハウジング54については、当該ランプハウジング54の位置決めピン54e,54fが本体フレーム19の位置決め基準穴19a,19bに嵌り込んで、本体フレーム19に対しての位置決めがなされる。しかしながら、光源ユニット50の光源ユニットカバー52については、未だ光源ユニット取出口18aを完全に塞ぐ位置にはなっておらず、プロジェクタ本体の外装カバー18から僅かに突出した状態である。
そこで、作業者は、取手部材53を把持したままで、更に光源ユニット50をプロジェクタの本体内部へ押し込む。すると、光源ユニットカバー52は、バネ56の付勢力に抗して、本体フレーム19に位置決めされたランプハウジング54に近づく向きに変位し、プロジェクタ本体の外装カバー18とほぼ同一面をなるまで押し込まれる。これにより、光源ユニットカバー52は、光源ユニット取出口18aを完全に塞ぐことができる。そして、光源ユニットカバー52が外装カバー18に対してロックされると、バネ56の付勢力(図14(b)中のF0)により、光源ユニットカバー52に対してランプハウジング54が着脱方向S(図中Z軸方向)に沿ってプロジェクタ本体内部側へ付勢された状態による。これにより、ランプハウジング54の各位置決めピン54e,54fの座面54gとプロジェクタ1の本体フレーム19の受け面19cとの突き当て状態が安定して維持される。よって、光源ユニットカバー52とランプハウジング54とが着脱方向Sに沿って変位可能に構成されていても、着脱方向Sにおけるランプハウジング54の位置決めが適切に維持される。
光源ユニット50の放電ランプ51は、プロジェクタ本体側に配置された光照射目標である光路上の各種光学部材(カラーホイール22、ライトトンネル23、リレーレンズ24等)へ正確に光を照射する必要がある。そのため、放電ランプ51を保持するランプハウジング54は、これらの光学部材に対して高い位置決め精度をもつ本体フレーム19に対して位置決めする必要がある。一方、光源ユニット50の光源ユニットカバー52は、外装カバー18に形成された光源ユニット取出口18aを適切に塞ぐ必要があることから、外装カバー18の光源ユニット取出口18aに対して位置決めする必要がある。
ところが、光源ユニット50のランプハウジング54(放電ランプ51)が位置決めされる本体フレーム19と、光源ユニット50の光源ユニットカバー52が位置決めされる外装カバー18の光源ユニット取出口18aとの間の位置関係は、通常、あまり精度が高くはない。このとき、従来のプロジェクタのように、外装カバー18の光源ユニット取出口18aを塞ぐ光源ユニットカバー52がランプハウジング54(放電ランプ51)と個別に構成されていれば、ランプハウジング54と光源ユニットカバー52とは互いに影響なく個別に位置決めできる。そのため、本体フレーム19と外装カバー18の光源ユニット取出口18aとの位置精度が高くない場合でも、ランプハウジング54及び光源ユニットカバー52の位置決めに問題は生じない。
しかしながら、本実施形態のように、光源ユニットカバー52をランプハウジング54(放電ランプ51)と一体構造とした場合、仮に光源ユニットカバー52とランプハウジング54との位置関係が固定されていると、一方の位置決めを行うと他方の位置決めをできなくなり、ランプハウジング54及び光源ユニットカバー52の両方について適切に位置決めを行うことができなくなる。そのため、ランプハウジング54が位置決めされる本体フレーム19と、光源ユニットカバー52が位置決めされる外装カバー18の光源ユニット取出口18aとの位置精度を高める必要が生じ、コストアップにつながる。
本実施形態の光源ユニット50は、上述したように、ランプハウジング54に対し、光源ユニットカバー52が、図中X軸方向、Y軸方向、Z軸方向のいずれの方向についても所定の遊び分だけ変位可能に取り付けられる。したがって、本体フレーム19と外装カバー18の光源ユニット取出口18aとの位置精度が悪くても、ランプハウジング54及び光源ユニットカバー52の両方をそれぞれ適切に位置決めすることができる。
なお、本体フレーム19と外装カバー18の光源ユニット取出口18aとの位置精度によっては、ランプハウジング54と光源ユニットカバー52とが、図中X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の全方向について変位可能である必要はなく、特定の方向だけ変位可能であってもよい。
ここで、光源ユニット50の放電ランプ51はその使用中には非常に高温になり、その熱は、放電ランプ51を保持するランプハウジング54に直接伝搬して、ランプハウジング54も放電ランプ51と同程度の高温となる。ランプハウジング54と光源ユニットカバー52とが個別に構成された従来のプロジェクタであれば、ランプハウジング54と光源ユニットカバー52との連結部位を存在させない構成とすることが可能であるため、高温のランプハウジング54の熱が光源ユニットカバー52へ伝熱されるのは、空気層を介して伝熱される分だけである。そのため、ランプハウジング54と光源ユニットカバー52との間の伝熱効率が低く、放電ランプ51の熱でランプハウジング54が高温になっても、光源ユニットカバー52が高温になりにくい。
しかしながら、本実施形態では、このランプハウジング54と光源ユニットカバー52とが一体構造であるため、ランプハウジング54と光源ユニットカバー52との間で直接又は何らかの部材を介して連結し得る連結部位が存在することを避けられない。そのため、ランプハウジング54の熱は、空気層だけでなく、そのような連結部位から直接又は何らかの部材(空気層よりも伝熱効率の高い部材)を介して光源ユニットカバー52へと伝搬する。そのため、ランプハウジング54と光源ユニットカバー52とが個別に構成された従来のプロジェクタよりも、ランプハウジング54と光源ユニットカバー52との間の伝熱効率が高くなりやすく、放電ランプ51の熱で光源ユニットカバー52が高温になりやすい。
そこで、本実施形態においては、放電ランプ51の熱で光源ユニットカバー52が高温になるのを抑制するために、次のような構成を採用している。すなわち、光源ユニット50のプロジェクタ本体に装着されている装着状態においてランプハウジング54(放電ランプ51)と光源ユニットカバー52との間で直接又は部材を介して連結し得る連結部位が、非装着状態においてランプハウジング54(放電ランプ51)と光源ユニットカバー52との間で直接又は部材を介して連結し得る連結部位のみとなるように構成されている。
本実施形態において、非装着状態のときにランプハウジング54(放電ランプ51)と光源ユニットカバー52との間で直接又は部材を介して連結し得る連結部位は、ランプハウジング54の取付形状部54bと光源ユニットカバー52のガイドピン52bとが連結される部位だけである。非装着状態では、図14(a)に示すように、バネ56の付勢力により、ランプハウジング54の取付形状部54bが段付ネジ57の鍔面に突き当たった状態に維持される。このとき、ランプハウジング54の取付形状部54bは、丸穴54cの箇所では、段付ネジ57及びバネ56に接触(連結)し、これらの段付ネジ57及びバネ56は光源ユニットカバー52のネジ穴52c及びネジ穴52cの基端部に接触(連結)する。また、ランプハウジング54の取付形状部54bは、丸穴54dの箇所では、光源ユニットカバー52のガイドピン52bに接触(連結)し得る。
また、本実施形態では、非装着状態において、ランプハウジング54と光源ユニットカバー52とが、図中X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の全方向について変位可能である。ただし、非装着状態のときに何らかの外力が加わってランプハウジング54と光源ユニットカバー52とがX軸方向及びY軸方向に変位しても、ランプハウジング54(放電ランプ51)と光源ユニットカバー52との間で、上述した連結部位以外の部位が接触(連結)することはない。ただし、非装着状態のときに何らかの外力が加わってランプハウジング54と光源ユニットカバー52とがバネ56の付勢力に抗してZ軸方向に変位すると、上述した連結部位以外に、ランプハウジング54の取付形状部54bがネジ穴52cの頂面に接触(連結)し得るが、その他の部位は接触(連結)しない。
以上のように、本実施形態では、非装着状態において、ランプハウジング54と光源ユニットカバー52との間で直接又は何らかの部材(段付ネジ57やバネ56)を介して連結し得る連結部位(取付形状部54b、ネジ穴52c、ガイドピン52b)が存在する。
一方、本実施形態において、装着状態のときにランプハウジング54(放電ランプ51)と光源ユニットカバー52との間で直接又は部材を介して連結し得る連結部位は、次のとおりである。まず、ランプハウジング54の取付形状部54bは、丸穴54cの箇所では、段付ネジ57及びバネ56に接触(連結)し、これらの段付ネジ57及びバネ56は光源ユニットカバー52のネジ穴52c及びネジ穴52cの基端部に接触(連結)する。また、ランプハウジング54の取付形状部54bは、丸穴54dの箇所では、光源ユニットカバー52のガイドピン52bに接触(連結)し得る。
なお、本実施形態では、装着状態において、ランプハウジング54の取付形状部54bとネジ穴52cの頂面との間には、図14(b)に示すように隙間Gが存在することになる。したがって、ランプハウジング54の取付形状部54bとネジ穴52cの頂面との間は接触(連結)することはない。また、その他の部位も接触(連結)しない。
このように、本実施形態では、装着状態においてランプハウジング54(放電ランプ51)と光源ユニットカバー52との間で直接又は部材を介して連結し得る連結部位は、非装着状態においてランプハウジング54と光源ユニットカバー52との間で直接又は部材を介して連結し得る連結部位に制限されている。これにより、非装着状態においてランプハウジング54と光源ユニットカバー52との間で直接又は部材を介して連結し得る連結部位以外の部位が装着状態において連結し得る構成よりも、装着状態においてランプハウジング54と光源ユニットカバー52との間で直接又は部材を介して連結し得る連結部位が少なくなる。したがって、本実施形態によれば、ランプハウジング54(放電ランプ51)の熱を光源ユニットカバー52へ直接又は部材を介して高い伝熱効率で伝搬させ得る連結部位を最小限に抑えることができる。よって、放電ランプ51が使用中に高温になっても、その熱が光源ユニットカバー52に伝搬しにくく、光源ユニットカバー52が高温になるのを抑制できる。
特に、本実施形態では、装着状態における連結部位は、非装着状態における連結部位よりも少ないものとなる。したがって、ランプハウジング54(放電ランプ51)の熱を光源ユニットカバー52へ直接又は部材を介して高い伝熱効率で伝搬させ得る連結部位を更に少なくすることができるので、光源ユニットカバー52が高温になるのを更に抑制できる。
また、本実施形態の構成は、ランプハウジング54(放電ランプ51)と光源ユニットカバー52との間における上述した連結部位を除いた部位の中で互いに最も近接した部位間の最大離間距離は、非装着状態でランプハウジング54と光源ユニットカバー52とが相対的に変位し得る最大相対変位距離よりも長くなるように構成されているともいえる。
具体的には、本実施形態では、上述した連結部位を除いた部位の中で互いに最も近接した部位は、ランプハウジング54の取付形状部54bと、光源ユニットカバー52のガイドピン52bの基端部52eである。これらの部位(取付形状部54bと基端部52e)との離間距離は、図14(a)に示す状態(ランプハウジング54の取付形状部54bが段付ネジ57の鍔面に突き当たった状態)のときに最大の離間距離Hとなる。
一方、非装着状態でランプハウジング54と光源ユニットカバー52とが相対的に変位し得る最大相対変位距離は、図14(a)に示す状態(ランプハウジング54の取付形状部54bが段付ネジ57の鍔面に突き当たった状態)から、バネ56の付勢力に抗してランプハウジング54と光源ユニットカバー52とをZ軸方向に変位させてランプハウジング54の取付形状部54bがネジ穴52cの頂面に接触(連結)した状態(図14(b)に示す状態よりも更にバネ56の付勢力に抗して変位させた状態)になるまでの変位距離である。
本実施形態では、この最大相対変位距離よりも、連結部位以外で最も近接しているランプハウジング54の取付形状部54bと光源ユニットカバー52のガイドピン52bの基端部52eとの最大離間距離Hが長いので、ランプハウジング54と光源ユニットカバー52とが最大で変位しても、連結部位以外の部位が接触(連結)することがない。
なお、ここでは、Z軸方向の変位について説明したが、X軸方向やY軸方向の変位についても同様である。
次に、光源ユニット50をプロジェクタ本体にロックするロック手段としてのロック機構について説明する。
図15(a)〜(c)は、図9のE−E断面を示す断面図であり、光源ユニット50をプロジェクタ本体にロックするロック機構60を示す説明図である。
なお、図15(a)は、取手部材53が使用位置まで回動した状態であり、光源ユニット50が非装着の状態である。図15(b)は、取手部材53が使用位置と非使用位置との間に位置する状態である。図15(c)は、取手部材53が非使用位置まで回動した状態であり、光源ユニット50が装着状態である。
光源ユニットカバー52は、取手部材53の回動支点53aを回動可能に支持している。取手部材53は、回動支点53aに対して規定距離だけ離れた位置の点対称位置にそれぞれボスピン61を備えており、ボスピン61がロック部材62に設けられた長穴63に挿入された状態で、光源ユニットカバー52に取り付けられている。ロック部材62は、図15中上下方向に沿って並進移動可能なように、ロック部材ガイド64に保持されている。
取手部材53が回動支点53aを中心に回動すると、ボスピン61が回動支点53aを中心に回動支点53aの周囲を回転移動する。このボスピン61の回転移動により、ボスピン61が挿入されたロック部材62の長穴63が押されて、ロック部材62がロック部材ガイド64に沿って並進移動する。これにより、取手部材53を、図15(a)に示す使用位置から図15(b)の途中状態を経て図15(c)に示す非使用位置まで回動させると、ロック部材62がプロジェクタ1の外装カバー18の内側に設けられたロック穴18bに入り込む。
このとき、光源ユニットカバー52は、すでに本体フレーム19に位置決めされたランプハウジング54に対し、着脱方向Sに沿ってプロジェクタ外側へバネ56の付勢力を受けている。そのため、光源ユニットカバー52上のロック部材62は、この付勢力により、外装カバー18の内壁面に押し当てられ、光源ユニットカバー52とプロジェクタ1の外装カバー18とが同一面をなすように、光源ユニットカバー52の着脱方向S(図中Z軸方向)の適切な位置決めがなされる。また、ロック部材62がバネ56の付勢力によって外装カバー18の内壁面に押し当てられていることで、両者間の摩擦力によりロック部材62の容易な並進移動を妨げることができ、ロック状態を安定して維持することができる。
図16(a)〜(c)は、プロジェクタ1のインターロックスイッチの構成を示す説明図である。
図17(a)〜(c)は、図16(a)〜(c)のG−G断面を示す断面図である。
図18は、光源ユニット50への通電制御に関連する制御ブロック図である。
取手部材53を、図16(a)に示す使用位置から図16(b)の途中状態を経て図16(c)に示す非使用位置まで回動させると、取手部材53は、光源ユニットカバー52の収納溝52aに収納される。これにより、上述したように、光源ユニット50はロック部材62によってプロジェクタ本体に対してロックされた状態になる。このとき、取手部材53が収納溝52aに収納されると、図17(c)に示すように、取手部材53に設けられた突起部53bにより、光源ユニットカバー52に設けられたロック状態検知手段としての検知スイッチ73が押される。
検知スイッチ73は、図18に示すように、本体側コネクタ72から光源ユニット50の放電ランプ51へ電力供給する電源71を制御する通電制御手段としての電源制御部70に接続されている。電源制御部70は、検知スイッチ73が突起部53bによる押下を検知しているときには、電源71から本体側コネクタ72への通電を許可し、検知スイッチ73が突起部53bによる押下を検知していないときには、電源71から本体側コネクタ72への通電を遮断する制御を行う。
このような構成により、取手部材53を光源ユニットカバー52の収納溝52aから取り出してプロジェクタ本体に対する光源ユニット50のロック状態が解除された時点で、本体側コネクタ72から光源ユニット50への通電が遮断される。したがって、光源ユニット50をプロジェクタ本体から取り出す前の段階で、本体側コネクタ72から光源ユニット50への通電が遮断されるので、より高い安全性を確保することができる。
また、本実施形態では、図19に示すように、取手部材53が光源ユニットカバー52の収納溝52aに収納される際、取手部材53に設けられた爪部53cが、外装カバー18に設けられた爪受穴18cに引っ掛かる。これにより、取手部材53が検知スイッチ73の反力により押し出されるのを防止している。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
プロジェクタ1の本体等の装置本体の光源ユニット取出口18a等の着脱口を介して該装置本体に対して着脱可能に構成された光源ユニット50を備え、該光源ユニット内の放電ランプ51等の光源からの光を用いて画像を投射するプロジェクタ1等の画像投射装置において、前記着脱口の光源ユニットカバー52等のカバー部材は、前記光源に対して相対的に変位可能な状態で、該光源と一体構造になっており、前記光源ユニットが装置本体に対して装着された装着状態において前記光源と前記カバー部材との間で直接又は段付ネジ57やバネ56等の部材を介して連結し得る連結部位(取付形状部54b、ネジ穴52c、ガイドピン52b等)が、該光源ユニットが装置本体に対して装着されていない非装着状態において該光源と該カバー部材とが相対的に変位するときに直接又は部材を介して連結し得る連結部位のみとなるように構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、光源ユニットを装置本体に装着させた装着状態において光源とカバー部材との間で直接又は部材を介して連結し得る連結部位が、非装着状態においてカバー部材と光源とを相対的に変位させたときに直接又は部材を介して連結し得る連結部位に制限される。これにより、光源とカバー部材とを相対的に変位させたときに直接又は部材を介して連結し得る連結部位以外の部位も装着状態において連結し得る構成と比較して、装着状態において光源とカバー部材との間で直接又は部材を介して連結し得る連結部位が少なくなる。したがって、本態様によれば、光源の熱をカバー部材へ直接又は部材を介して高い伝熱効率で伝搬させ得る連結部位を最小限に抑えることができ、光源が使用中に高温になっても、その熱がカバー部材に伝搬しにくく、カバー部材が高温になるのを抑制できる。
(態様B)
前記態様Aにおいて、前記光源と前記カバー部材との間における前記連結部位を除いた部位の中で互いに最も近接した部位間の最大離間距離は、前記非装着状態で該光源と該カバー部材とが相対的に変位し得る最大相対変位距離よりも長くなるように構成されていることを特徴とする。
これによれば、光源の熱をカバー部材へ直接又は部材を介して高い伝熱効率で伝搬させ得る連結部位を最小限に抑えることができ、光源が使用中に高温になっても、その熱がカバー部材に伝搬しにくく、カバー部材が高温になるのを抑制できる。
(態様C)
前記態様A又はBにおいて、前記カバー部材は、装置本体の外装カバー18の一部を構成することを特徴とする。
外装カバーは、通常、所定の規格等により、画像投射装置の使用中に人間が触れても安全な温度以下になるように設計されるものであり、外装カバーの一部をなすカバー部材も、画像投射装置の使用中に人間が触れても安全な温度以下になるように設計される必要がある。本態様によれば、カバー部材が高温になるのを抑制できるので、カバー部材を外装カバーの一部として用いることが可能である。
(態様D)
前記態様A〜Cのいずれかの態様において、前記カバー部材は、光源ユニット着脱方向に対して直交する方向へ前記光源に対して相対的に変位可能であることを特徴とする。
これによれば、光源ユニットの光源及びカバー部材の位置決め基準間の位置精度が、光源ユニット着脱方向Sに対して直交する方向に悪い場合でも、光源ユニットの光源及びカバー部材の両方を装置本体に対してそれぞれの適切な位置に位置決めすることができる。
(態様E)
前記態様A〜Dのいずれかの態様において、前記カバー部材は、光源ユニット着脱方向へ前記光源に対して相対的に変位可能であり、前記カバー部材と前記光源とを光源ユニット着脱方向に沿って互いが離れる向きに付勢する付勢手段を有することを特徴とする。
これによれば、光源ユニットの光源及びカバー部材の位置決め基準間の位置精度が光源ユニット着脱方向Sに悪い場合でも、光源ユニットの光源及びカバー部材の両方を装置本体に対してそれぞれの適切な位置に位置決めすることができる。しかも、付勢手段の付勢力により、装置本体側の位置決め基準部材に対して光源を突き当てた状態を維持できるので、光源ユニット着脱方向Sにおける光源の位置決めを安定して維持することができる。
(態様F)
放電ランプ51等の光源からの光を用いて画像を投射するプロジェクタ1等の画像投射装置の装置本体に対して該装置本体の光源ユニット取出口18a等の着脱口を介して着脱可能に構成され、該光源を有する光源ユニット50において、前記着脱口の光源ユニットカバー52等のカバー部材が、前記光源に対して相対的に変位可能な状態で、当該光源と一体構造になっており、当該光源ユニットが装置本体に対して装着された装着状態において前記光源と前記カバー部材との間で直接又は部材を介して連結し得る連結部位が、当該光源ユニットが装置本体に対して装着されていない非装着状態において該光源と該カバー部材とが相対的に変位するときに直接又は部材を介して連結し得る連結部位のみとなるように構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、光源の熱をカバー部材へ直接又は部材を介して高い伝熱効率で伝搬させ得る連結部位を最小限に抑えることができ、光源が使用中に高温になっても、その熱がカバー部材に伝搬しにくく、カバー部材が高温になるのを抑制できる。
1 プロジェクタ
18 外装カバー
18a 光源ユニット取出口
19 本体フレーム
20 光源部
30 画像生成部
40 投射光学部
50 光源ユニット
51 放電ランプ
52 光源ユニットカバー
52b ガイドピン
52c ネジ穴
52e 基端部
53 取手部材
54 ランプハウジング
54b 取付形状部
54c,54d 丸穴
56 バネ
57 段付ネジ
200 スクリーン
特許第453143号公報

Claims (6)

  1. 装置本体の着脱口を介して該装置本体に対して着脱可能に構成された光源ユニットを備え、該光源ユニット内の光源からの光を用いて画像を投射する画像投射装置において、
    前記着脱口のカバー部材は、前記光源に対して相対的に変位可能な状態で、該光源と一体構造になっており、
    前記光源ユニットが装置本体に対して装着された装着状態において前記光源と前記カバー部材との間で直接又は部材を介して連結し得る連結部位が、該光源ユニットが装置本体に対して装着されていない非装着状態において該光源と該カバー部材とが相対的に変位するときに直接又は部材を介して連結し得る連結部位のみとなるように構成されていることを特徴とする画像投射装置。
  2. 請求項1に記載の画像投射装置において、
    前記光源と前記カバー部材との間における前記連結部位を除いた部位の中で互いに最も近接した部位間の最大離間距離は、前記非装着状態で該光源と該カバー部材とが相対的に変位し得る最大相対変位距離よりも長くなるように構成されていることを特徴とする画像投射装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像投射装置において、
    前記カバー部材は、装置本体の外装カバーの一部を構成することを特徴とする画像投射装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像投射装置において、
    前記カバー部材は、光源ユニット着脱方向に対して直交する方向へ前記光源に対して相対的に変位可能であることを特徴とする画像投射装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像投射装置において、
    前記カバー部材は、光源ユニット着脱方向へ前記光源に対して相対的に変位可能であり、
    前記カバー部材と前記光源とを光源ユニット着脱方向に沿って互いが離れる向きに付勢する付勢手段を有することを特徴とする画像投射装置。
  6. 光源からの光を用いて画像を投射する画像投射装置の装置本体に対して該装置本体の着脱口を介して着脱可能に構成され、該光源を有する光源ユニットにおいて、
    前記着脱口のカバー部材が、前記光源に対して相対的に変位可能な状態で、前記光源と一体構造になっており、
    当該光源ユニットが装置本体に対して装着された装着状態において前記光源と前記カバー部材との間で直接又は部材を介して連結し得る連結部位が、当該光源ユニットが装置本体に対して装着されていない非装着状態において該光源と該カバー部材とが相対的に変位するときに直接又は部材を介して連結し得る連結部位のみとなるように構成されていることを特徴とする光源ユニット。
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