JP4507150B2 - 作業機械のエンジン室 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木材破砕機械、岩石等の破砕機械、土質改良機械、油圧ショベル等の作業機械のエンジン室に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2000−015129号公報に木材破砕機械が記載されている。
この木材破砕機械は、機体に、回転式破砕機と、外部から投入された木材を回転によって回転式破砕機に導入する回転式タブを備えた木材破砕機、搬送コンベア、エンジン等を取付け、そのエンジンを動力源として木材破砕機で木材を破砕し、その木材破砕片を搬送コンベアで機体外部に搬送する。
【0003】
前述の木材破砕機械にあっては木材破砕時に木材粉が発生し、その木材粉がエンジンに付着すると種々のトラブルが発生する恐れがある。
このことを解消するために、機体にエンジン囲い体を取付けてエンジン室を形成し、そのエンジン室内にエンジンを取付けて木材粉がエンジンに付着しないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述のようにエンジン室内にエンジンを取付けた場合には、そのエンジン室内に冷却用のファンで外気を吸込み、その吸込みした空気をラジエータを通してエンジン室外部に排出することでラジエータによってエンジンの冷却水を冷却している。
前述のエンジンは稼動時に高い熱を出し、その熱を冷却水で冷却している。
一方、前述のエンジンは停止後もある時間だけ熱を出し続ける。エンジンが停止するとファンが停止すると共に、冷却水がエンジンの冷却部を循環しないから、冷却水でエンジンを冷却できない。
【0005】
このために、エンジン室内に設けたエンジンを停止した後に、そのエンジンが出し続ける熱がエンジン室内にこもる。
このこもり熱のためにエンジン室内の温度が高温となり、エンジン室内の熱に弱い部分が損傷する恐れがある。
例えば、エンジンの燃料スピルパイプが熱によって損傷することがある。
【0006】
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした作業機械のエンジン室を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
第1の発明は、エンジン室(11)を構成するエンジン囲い体(10)の上面に、複数の穴(33)で形成された排出部(34)と、排気マフラ(16)が突出する孔(35)をそれぞれ形成し、
前記エンジン囲い体(10)に、前記排出部(34)と前記孔(35)とを覆うと共に、側方に排出口(41)を備えた外側カバー(40)を取付け、
前記エンジン室(11)に、エンジン(4)、ファン(14)、ラジエータ(15)を設け、
前記エンジン囲い体(10)の左右一側面に吸込口25を形成すると共に、左右他側面に吐出口27を形成し、前記ファン(14)を駆動することで吸込口(25)から外気を吸い込み、ラジエータ(15)を通して吐出口27から外部に吐出するようにしたことを特徴とする作業機械のエンジン室である。
【0008】
第1の発明によれば、エンジン室11内のエンジン4が停止した後に、そのエンジン4から発生した熱でエンジン室11内の温度が上昇した際に、エンジン室11内に上昇気流が生じ、エンジン室11内の高温の空気が排出部34、外側カバー40を通って外側カバー40の排出口41からエンジン室11外部に排出される。
よって、エンジン停止後にエンジン4から発生した熱がエンジン室11内にこもることがなく、そのこもり熱によってエンジン室11内の温度が上昇しないので、エンジン室11内の各種部材に熱影響を及ぼすことがない。
例えば、エンジンの燃料スピルパイプ等の熱によって損傷し易い各種ホース類が熱により損傷することがない。
エンジン始動モータの回転部に充填したグリスが硬化し、エンジン始動モータが回転不能となることがない。
【0009】
また、エンジン囲い体10の上面に形成した排出部34は外側カバー40で覆われ、その外側カバー40は側方に排出口41を備えているので、エンジン室11外部の粉塵等が排出部34からエンジン室11に侵入することがない。
例えば、機体に木材破砕機を取付けた木材破砕機械の場合には、木材破砕機によって木材を破砕する際に多量の木材粉が発生し、その木材粉がエンジン室内に侵入すると種々の不具合が発生する一つの要因となるが、前述のように外側カバー40で排出部34を覆うことで、木材粉がエンジン室11内に侵入しないようにできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1と図2に示すように、機体1に木材破砕機2、搬送コンベア3、エンジン4、走行体5等を取付けて自走式の木材破砕機械を形成している。
前記木材破砕機2は機体1の前後方向一側部に取付けてある。搬送コンベア3は木材破砕機2の下方位置から機体1の前後方向一側方に突出して取付けてある。
前記エンジン4は機体1の前後方向他側部に取付けてある。
前記走行体5は履帯式であるが、タイヤ式でも良い。また走行体5を設けずに定置式、可搬式の木材破砕機械としても良い。
【0011】
前記木材破砕機2は、回転式破砕機6と、外部から投入された木材を回転によって回転式破砕機6に導入する回転式タブ7と、この回転式タブ7の上方に位置して回転式タブ7に木材を投入し易くするホッパ8と、このホッパ8の前後方向他側寄りで、かつ左右方向他側寄り部分を覆う飛散防止カバー9を備えている。
【0012】
積込機械等によって木材をホッパ8に投入する。
ホッパ8に投入された木材は回転式タブ7内に投入され、その回転式タブ7の回転によって回転式破砕機6に導入されて破砕される。
この破砕時に破砕片の一部が上方に飛散するが、その上方に飛散した破砕片は飛散防止カバー9に衝突してホッパの外部に飛散することが防止される。
前述のようにして破砕された木材粉は搬送コンベア3で機体3の外部に搬送される。
【0013】
前記機体1の前後方向他側部にエンジン囲い体10を取付けてエンジン室11を形成し、このエンジン室11に前記エンジン4が取付けてある。
前記エンジン囲い体10と木材破砕機2との間の機体1に機器カバー体12が取付けられて機器収納室13を形成している。
この機器収納室13には図示しない燃料タンク、作動油タンク、油圧バルブ、他の各種機器等が取付けてある。
【0014】
前記エンジン囲い体10は図3、図4に示すように、左右一側面板20と左右他側面板21と前後一側面板22と前後他側面板23と上面板24を備えた箱形状で、その左右一側面板20に吸込口25が形成され、かつその吸込口25にスクリーン26、例えば2重の金網が取付けてあり、その左右一側面板20はヒンジ等で開閉自在である。
前記左右他側面板21に吐出口27が形成され、その吐出口27には多孔板28が取付けてあり、その左右他側面板21はヒンジ等で開閉自在である。
【0015】
前記エンジン室11内に前述のエンジン4、ファン14、ラジエータ15等が取付けられ、エンジン4を駆動するとファン14が回転して吸気口25から外気を吸込み、ラジエータ15を通して吐出口27から外部に吐出する。
これによって、ラジエータ15を流れるエンジン冷却水が冷却される。
また、吸込まれた外気はエンジン4の周囲を流れるので、エンジン4を直接冷却する。
【0016】
前記エンジン囲い体10の上面板24にはエンジン等のメンテナンス用の開口部29が形成してあり、この開口部29は蓋30で閉塞される。
前記蓋30はヒンジ31で上下回動自在に取付けてあり、その蓋30のヒンジ31と反対側寄りに把手32が取付けてある。
前記蓋30の上面(エンジン囲い体10の上面)に複数の穴33が形成され、この複数の穴33で排出部34を形成している。
前記蓋30の上面におけるヒンジ31寄り部分に略長円形の孔35が形成してあり、この孔35にエンジン4の排気マフラ16が突出し、蓋30をヒンジ31を中心として上下に回動した時に蓋30が排気マフラ16に干渉しないようにしてある。
【0017】
前記蓋30に外側カバー40が取付けてあり、この外側カバー40で前記穴33を覆うと共に、側方に排出口41を形成している。
前記外側カバー40は下向コ字状の覆板42と、この覆板42の一方の側方に固着した縦板43で他方の側方に排出口41を有する。
前記覆板42が蓋30に側面にボルト44で取付けられ、縦板43が蓋30の上面に接し、その接触部がスポンジシール等の水密材で水密、気密してある。
前記外側カバー40の覆板42には、前記孔35と対向した排気ガス出口45が形成され、この排気ガス出口45の周縁にカバー46が固着してあり、前記排気マフラ16から排出されたエンジン4の排気ガスは排気ガス出口45から排気される。
【0018】
このようであるから、エンジン4を停止した後にエンジン4から出される熱でエンジン室11内が高温となると、上昇気流が生じ、エンジン室11内の高温の空気が開口部29、孔33を通って排出口41から外部に排出される。
よって、エンジン停止後にエンジン室11内に熱がこもることがなく、そのこもり熱でエンジン室11内が高温となることがない。
【0019】
また、蓋30とともに外側カバー40をヒンジ31を支点として上方に揺動して開口部29を開放することで、その開口部29からエンジン室11内の各種機器を点検、修理することができる。
【0020】
前記ファン14はエンジン4で回転駆動しているが、そのファン14は油圧モータ、電動モータ等で回転駆動しても良い。
このように油圧モータ、電動モータ等でファン14を回転駆動すれば、そのファン14をスクリーン26とラジエータ15との間に設けることができる。
【0021】
前述したエンジン室11の構造は木材破砕機械に限らず、岩石等の破砕機械、土質改良機械、油圧ショベル等の作業機械のエンジン室として利用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】木材破砕機械の側面図である。
【図2】木材破砕機械の平面図である。
【図3】エンジン囲い体部分の縦断面図である。
【図4】エンジン囲い体部分の平面図である。
【符号の説明】
1…機体、2…木材破砕機、3…搬送コンベア、4…エンジン、10…エンジン囲い体、11…エンジン室、14…ファン、15…ラジエータ、25…吸込口、27…吐出口、29…開口部、30…蓋(エンジン囲い体の上面)、34…排気部、40…外側カバー、41…排出口。

Claims (1)

  1. エンジン室(11)を構成するエンジン囲い体(10)の上面に、複数の穴(33)で形成された排出部(34)と、排気マフラ(16)が突出する孔(35)をそれぞれ形成し、
    前記エンジン囲い体(10)に、前記排出部(34)と前記孔(35)とを覆うと共に、側方に排出口(41)を備えた外側カバー(40)を取付け、
    前記エンジン室(11)に、エンジン(4)、ファン(14)、ラジエータ(15)を設け、
    前記エンジン囲い体(10)の左右一側面に吸込口25を形成すると共に、左右他側面に吐出口27を形成し、前記ファン(14)を駆動することで吸込口(25)から外気を吸い込み、ラジエータ(15)を通して吐出口27から外部に吐出するようにしたことを特徴とする作業機械のエンジン室。
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