JP2000220543A - 車両の空気口の消音装置 - Google Patents

車両の空気口の消音装置

Info

Publication number
JP2000220543A
JP2000220543A JP11025943A JP2594399A JP2000220543A JP 2000220543 A JP2000220543 A JP 2000220543A JP 11025943 A JP11025943 A JP 11025943A JP 2594399 A JP2594399 A JP 2594399A JP 2000220543 A JP2000220543 A JP 2000220543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine room
panel
air
sound absorbing
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11025943A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniaki Nakada
国昭 中田
Masahiro Ikeda
昌弘 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP11025943A priority Critical patent/JP2000220543A/ja
Publication of JP2000220543A publication Critical patent/JP2000220543A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンルームの外側や内側への出っ張り量
が少なく、通気性を十分確保でき、消音効果が高い車両
の空気口の消音装置を提供する。 【解決手段】 車両の空気口の消音装置において、車両
のエンジンルームカバー13に開口部16,18を備
え、前記開口部16,18に離間して開口部16,18
を覆うパネル14,15を設け、前記パネル14,15
の中央部には開口部16,18に対向して吸音材19,
19aを備えた車両の消音装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通気性を確保しな
がら、消音効果を発揮することが出来る車両の空気口の
消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業車両のエンジンルームの空気
口の消音装置としては、例えば次に示すものがある。図
25は図26に示すような油圧式掘削機161のエンジ
ンルームの空気取入口152に装着した消音装置151
の例を示した斜視図である。この消音装置151は油圧
式掘削機161の空気取入口152よりエンジンの騒音
が直接外部に出ないように空気取入口152を覆って箱
状に形成されており、その左右側面と下面に空気の通過
する通気孔を設けている。そして消音装置151の内面
にはエンジンルームからの騒音を吸収するため、吸音材
153が全面にわたって貼付けられている。
【0003】また、図27に示すのは作業車両であるダ
ンプトラック171のラジエータ172の前方に吸音ブ
レード173を設けた消音装置174の例である。図2
8は、消音装置174の断面図である。図28に示すよ
うに、吸音ブレード173は板状の吸音材や板状部材に
吸音材を貼ったもの等を所定の間隔を空けて略平行に並
べて通気路175を形成し、騒音がその通気路175を
通過する際に吸音ブレード173の吸音材により吸収さ
れ消音効果が生じる。
【0004】図29および図30に示すのは小型油圧式
掘削機のエンジンルーム201に吸音ブレード202を
設けた消音装置の例である。小型油圧式掘削機では狭い
現場で作業機を備えた上部旋回体が旋回できるようにエ
ンジンルーム201の外周面205を図29に示すよう
に円弧状にしている。そのエンジンルーム内にエンジン
206、ラジエータ203、油圧ポンプ204などを配
置し、さらに吸音ブレード202を、図29に示すよう
にエンジンルーム201の外周面に合わせるため吸音ブ
レード202の長さFB1が一定ではなく一部は短い長
さ寸法FB2の吸音ブレードにしている。
【0005】また、図31に示すのはホイールローダ2
21のエンジンルームの空気口の消音装置の例である。
図31はエンジンルームの内部構造を示しているが、こ
のエンジンルーム空気口の消音装置では、ラジエータ2
25の前方には側部と下部を閉じ、かつ、上部を開口し
て空気取入口としたパネル222を設け、エンジン22
6の上方にはエンジンルームカバー224に空気出口の
開口部227を設け、その開口部227を覆うようにパ
ネル231がエンジンルームカバー224の上に設けら
れている。また、エンジンルームカバー224に空気出
口の開口部228を設け、その開口部228を覆うよう
にパネル223が上面板224の下に設けられている。
そして、エンジンルームからの騒音を吸収するためパネ
ル222およびパネル231,223の内面の全面にわ
たって図31に示すように吸音材229,230,23
2がそれぞれ貼り付けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図25に示す
ような油圧式掘削機161のエンジンルームの空気取入
口152に装着した消音装置151の例では、空気取入
口152を覆う面積が大きく、また、内部に貼った吸音
材153の厚さにより冷却風の通過スペースが少なくな
るため、エンジンの冷却空気の風量を確保するために
は、左右と下部の通気孔の面積は大きくしなければなら
ず、消音装置151は空気取入口152から外側へ大き
く突出することになる。よって、油圧式掘削機161の
ような作業車両の場合、旋回する上部旋回体の出っ張り
が大きくなり、外観上、回りの作業者に圧迫感を与え好
ましくない。
【0007】図27に示す作業車両であるダンプトラッ
ク171のラジエータ172の前方に吸音ブレード17
3を設けた消音装置174の例では、吸音ブレード17
3の消音効果を確保するためにはその吸音ブレード17
3の車両の長さ方向寸法EBを長くしなければならない
ので、消音装置174はダンプトラック171の前方へ
大きく突出することになる。この結果、ダンプトラック
171の全長は大きくなり、小回り性が損なわれたり、
駐車スペースが大きくなるなどの問題がある。
【0008】図29および図30に示す小型油圧式掘削
機のエンジンルーム201に吸音ブレード202を設け
た消音装置の例では、小型油圧式掘削機は狭い現場で作
業機を備えた上部旋回体が旋回できるようにエンジンル
ーム201の外周面205を図29に示すように円弧状
にしているため、そのエンジンルーム201内にエンジ
ン206、ラジエータ203、油圧ポンプ204などを
配置するのはスペースが少なく困難である上に、さらに
吸音ブレード202をエンジンルーム内に出っ張らせて
設けるのは更に困難である。従って、図29に示す吸音
ブレード202はエンジンルーム21の外周面205に
合わせるため吸音ブレード202の長さFB1が一定で
はなく一部は短い長さ寸法FB2の吸音ブレードにせざ
るを得ず、騒音が通過する通路が一部短くなり、吸音ブ
レード202の消音効果が十分ではない。
【0009】図31に示すホイールローダ221のエン
ジンルームの消音装置の例では、パネル222およびパ
ネル231,223の内面の全面にわたって吸音材22
9,230,232が設けられているため、吸音材22
9,230,232の厚さTa,Tb,Tcの分だけ空
気の通過する通風面積が減ってしまう。その結果、パネ
ル222とエンジンルーム上面板224との隙間Mおよ
びパネル231,223とエンジンルーム上面板224
との隙間La,Lbは大きくしなければ空気の通過面積
が大きくならず、エンジンの冷却用の風量が確保できな
い。また、逆に隙間Mや隙間La,Lbを大きくする
と、そこから漏れる騒音は大きくなり消音装置としての
効果が低下するという問題がある。そして、風量も確保
し、騒音も低減するには隙間Mや隙間La,Lbを大き
くすると共に、吸音材の厚さTa,Tb,Tcを増さな
ければならず、そうするとパネル222やパネル231
はエンジンルームの外側へ出っ張ってしまう。それによ
り、外観上の圧迫感が増したり、パネル222がエンジ
ンルームの外側へ出っ張るとホイールローダの全長は大
きくなり、小回り性が損なわれたり、駐車スペースが大
きくなるなどの問題がある。また、パネル223はエン
ジンルームの内部へ出っ張ってしまうので、エンジン2
26との干渉を避けるために出っ張り寸法は限られ、そ
のために、消音効果あるいは風量が十分確保できないな
どの問題がある。
【0010】つまり、従来の作業車両に適用されている
消音装置においては、いずれも、消音装置を取り付ける
と車両の外側に消音装置部分が出っ張ってしまい、車両
の外形寸法が大きくなってしまうことによる外観上の圧
迫感が増したり、ホイールローダやダンプトラックなど
での全長が大きくなり、小回り性が損なわれたり、駐車
スペースが大きくなるなどの問題がある。また、車両の
内部に消音装置を収納しようとして車両の内部に消音装
置を出っ張らせるとそのスペースが十分確保できず前記
の小型油圧式掘削機やホイールローダ例のように消音効
果あるいは風量が低下してしまうという問題があった。
【0011】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、エンジンルームの外側や内側への出っ張
り量が少なく、通気性を十分確保でき、消音効果が高い
空気口の消音装置を提供することを目的とし、さらに、
従来の消音装置と出っ張りが同じであれば、風量が多
く、消音効果が大きい空気口の消音装置を提供すること
を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、エンジ
ンルームカバーに設けた開口部と、開口部近傍に設けら
れ、開口部を経由してエンジンルーム内から外部へ漏れ
る騒音を消音する吸音部材とを備えた車両の空気口の消
音装置において、車両のエンジンルームカバー13に開
口部16,18を備え、開口部16,18に離間して開
口部16,18を覆い、少なくとも開口部16,18よ
りも大きい面積を有するパネル14,15,21,2
2,71,81を設け、パネル14,15,21,2
2,71,81の中央部には開口部16,18に対向し
て吸音部材19,19a,31,32,41,51,6
2,72とを備えた構成としている。
【0013】従って、エンジンルーム内の騒音は、パネ
ル14,15,21,22,71,81の中央部に開口
部16,18に対向して設けてある吸音部材19,19
a,31,32,41,51,62,72に衝突して減
衰する。また、通風面積は大きく通風抵抗が少なく風量
は十分に確保できる。
【0014】従って、エンジンルームカバー13とパネ
ル14との隙間の開口部は少なくでき、よって、パネル
の外部への出っ張り量は小さくてすむので作業車両の外
観上の圧迫感は少なく、パネルの出っ張りも少ないので
作業車両の全長の増加も少なくてすみ、小回り性が良好
で、駐車スペースが小さくできる。
【0015】また、エンジンルームカバーに設けた開口
部と、開口部近傍に設けられ、開口部を経由してエンジ
ンルーム内から外部へ漏れる騒音を消音する吸音部材と
を備えた車両の空気口の消音装置において、車両のエン
ジンルームカバー13に開口部16,18を備え、開口
部16,18に離間して開口部16,18を覆い、少な
くとも開口部16,18よりも大きい面積を有するパネ
ル14,15,21,22を設け、パネル14,15,
21,22の中央部には開口部16,18に対向して吸
音材31,32,41,51とを備え、吸音材31,3
2,41,51は開口部16,18の略中央部に向けて
徐々に開口部に近づくような傾斜面を有する構成として
いる。
【0016】従って、エンジンルーム内の騒音は直接開
口部16,18から外部へは出ずに、パネル14,1
5,21,22の中央部に開口部16,18に対向して
設けてある吸音材31,32,41,51に衝突して減
衰し、エンジンルームカバーとパネルとの隙間の空気取
入口17,17a,17b,17c,17d,空気吐出
口15a,15b,15c,15dから外部へ出て行く
ことになるが、吸音部材31,32,41,51の一部
は突出しているので吸音材の体積は大きく、このためこ
の突出部分の吸音効果は大きくなる。また、空気は吸音
部材31,32,41,51に設けた傾斜面の表面に沿
って滑らかに方向を変えて流れるので、通風抵抗が少な
くなる。
【0017】従って、通風抵抗が少ない分、エンジンル
ームカバー13とパネルとの間の隙間は少なくでき、よ
って、エンジンルームの外側へのパネルの出っ張り量が
少ないので、作業車両の外観上の圧迫感は少なく、作業
車両の全長の増加も少なくてすみ、小回り性が良好で、
駐車スペースが小さくできる。
【0018】また、エンジンルームカバーに設けた開口
部と、開口部近傍に設けられ、開口部を経由してエンジ
ンルーム内から外部へ漏れる騒音を消音する吸音部材と
を備えた車両の空気口の消音装置において、車両のエン
ジンルームカバー13に開口部16,18を備え、開口
部16,18に離間して開口部16,18を覆い、少な
くとも開口部16,18よりも大きい面積を有するパネ
ル61,71,81を設け、パネル61,71,81の
中央部には開口部16,18に対向して消音パネル6
2,72とを備え、消音パネル62,72は通気性を有
すると共に、パネル61,71,81の開口部16,1
8に対向する位置に設けた孔61a,71aに消音パネ
ル62,72をはめ込んだ構成としている。
【0019】従って、空気はその大部分がパネル62,
72の中央部に設けられた通気性を有する消音パネル6
2,72の通気口を通り、残りの空気はエンジンルーム
カバー13とパネル61,71,81との間の開口部を
通るので、空気の通過面積が大きくなり、風量は十分に
確保できる。しかも、通気性を有する消音パネル62,
72の効果により騒音は十分に減衰する。従って、風量
が十分な分、エンジンルームカバー13とパネル61,
71,81との間の開口部は少なくでき、よって、パネ
ル61,71,81の出っ張り量が少ないので、結果と
して、作業車両の外観状の圧迫感は少なく、作業車両の
全長の増加も少なく、小回り性が良好で、駐車スペース
が小さくできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図を参照しながら説明する。
【0021】図1および図2に基づいて第1実施形態を
説明する。図1は第1実施形態に係る消音装置を適用し
た作業車両のエンジンルームの断面図であり、図2はそ
のエンジンルームの斜視図である。エンジン12の前方
にはラジエータ11が配されている。エンジンルーム全
体はエンジンルームカバー13で覆われている。エンジ
ンルームカバー13の前面には、開口部16が設けられ
ていてエンジンルーム内に空気を吸い込むようになって
いる。開口部16の前方には、開口部16の全面を覆う
ようにパネル14がエンジンルームカバー13と離間し
て設けられている。図2に示すように、作業車両の左右
方向でのパネル14の左右両側と下部はエンジンルーム
カバー13側に折り曲がり、エンジンルームカバー13
に固着されている。パネル14の上端部とエンジンルー
ムカバー13との間には空気取入口17が形成されてい
て、空気はここから吸い込まれ、開口部16を通りラジ
エータ11へ導かれる。パネル14の上部はパネル14
の正面側から見てエンジンルームカバー13と所定距離
L1だけ重なっている部分を持っている。パネル14の
中央部で、かつ、エンジンルームカバー13の前面の開
口部16と対向する部分には消音機能を持つ吸音材19
が設けられ、パネル14の正面側から見てエンジンルー
ムカバー13と所定距離L1だけ重なっている部分には
吸音材は設けられていない。
【0022】なお、図3に示すように、パネル14の正
面側から見てエンジンルームカバー13と所定距離L1
だけ重なっている部分に近い吸音材19の上端部の形状
は、コーナ部Cに円弧状または直線状の面取りを設けて
通風面積を確保するようにしても良い。
【0023】また、エンジンルームの上面には空気の出
口としての開口部18が設けられ、開口部18から空気
が吐き出されるようになっている。開口部18の上方に
は開口部18の全面を覆うように断面コの字状のパネル
15がエンジンルームカバー13と離間して設けられて
おり、図2に示すようにパネル15の作業車両の左右方
向の両側端部は折れ曲がってエンジンルームカバー13
に固着されている。パネル15の作業車両の前後方向両
端部とエンジンルームカバー13との間に空気吐出口1
5a,15bが形成され、ここから空気はエンジンルー
ム外部へ吐き出される。パネル15の中央部でかつ、エ
ンジンルームの開口部18と対向する部分には消音機能
を有する吸音材19aが設けられている。パネル15の
作業車両の前後方向両端部には、所定長さL2,L3だ
けエンジンルームカバー13と重なる部分が設けられて
おり、所定長さL2,L3部分には吸音材は設けられて
いない。なお、この例では空気取入口をエンジンルーム
前部とし、空気吐出口をエンジンルーム上面としている
がこの逆の場合でも良いことはもちろんである。
【0024】また、パネル15の作業車両の前後方向の
両側端部が折れ曲がってエンジンルームカバー13に固
着され、パネル15の作業車両の左右方向両端部とエン
ジンルームカバー13との間に空気吐出口15a,15
bを形成してもよい。
【0025】また、図4に示すように、パネル15の作
業車両の前後方向両端部の所定長さL2,L3だけエン
ジンルームカバー13と重なっている部分に近い吸音材
19aの端部の形状は、コーナ部Cに円弧状または直線
状の面取りを設けて通風面積を確保するようにしても良
い。
【0026】つぎに、第1実施形態の作用について説明
する。図1のパネル14,15はそれぞれ、少なくとも
開口部16,18よりも大きい面積を有して、開口部1
6,18の全面を覆っており、エンジンルーム内の騒音
は直接開口部16,18から外部へは出ずに、パネル1
4,15の中央部に設けてある吸音材19,19aに衝
突して減衰し、エンジンルームカバーとパネルとの隙間
の空気取入口17,空気吐出口15a,15bから外部
へ出て行くことになる。
【0027】一方、エンジンルームに吸い込まれる空気
は、パネル14とエンジンルームカバー13の空気取入
口17より吸い込まれるが、パネル14の正面側から見
てエンジンルームカバー13と所定距離L1だけ重なっ
ている部分には吸音材は設けられていないので、通風面
積は大きく、よって、通風抵抗が少なく、風量は十分に
確保できる。また、パネル14の表面側から見てエンジ
ンルームカバー13と重なっている部分に近い吸音材1
9の端部には、コーナ部Cに円弧状または直線状の面取
りを設けると、さらに、通風面積が大きくなり風量は十
分に確保できる。従って、吸音材は設けられていない
分、エンジンルームカバー13とパネル14との間の隙
間は少なくできるのでパネルの外部への出っ張り量L1
Hは小さくてすむ。
【0028】また、エンジンルームから吐き出される空
気は、エンジンルームカバー13とパネル15との間の
空気吐出口15a,15bからエンジンルームの外部に
吐き出されるが、パネル15の作業車両の前後方向両端
部のエンジンルームカバー13とそれぞれ所定長さL
2,L3だけ重なっている部分には吸音材は設けられて
いないので、通風面積は大きく、よって、通風抵抗が少
なく、風量は十分に確保できる。また、パネル15の作
業車両の前後方向両端部の、エンジンルームカバー13
と重なっている部分に近い吸音材19aの端部にはコー
ナ部Cに円弧状または直線上の面取りを設けると、さら
に、通風面積が大きくなるので、風量は十分に確保でき
る。従って、吸音材は設けられていない分、エンジンル
ームカバー13とパネル15との間の隙間は少なくでき
るのでパネル15の外部への出っ張り量N1Hは小さく
てすむ。
【0029】また、パネル15の作業車両の前後方向の
両側端部が折れ曲がってエンジンルームカバー13に固
着され、パネル15の作業車両の左右方向両端部とエン
ジンルームカバー13との間に空気吐出口15a,15
bを形成した場合にはエンジンルームから吐き出される
空気が、循環して、またエンジンルームに吸い込まれる
ことが少なくなり、ラジエータの冷却効率が良い。
【0030】図5〜8に基づいて第2実施形態を説明す
る。エンジンルーム全体の断面形状、およびエンジンル
ームの外観形状は第1実施形態と同一であるので省略す
る。図5は、第2実施形態に係る消音装置を適用した作
業車両のエンジンルームの前部のパネル14の取付部の
構造の詳細を示した断面図である。パネル14はエンジ
ンルームの開口部16の前面を覆うように、正面部はエ
ンジンルームカバー13と離間して設けられ、パネル1
4の作業車両での左右方向の左右側面と下部がエンジン
ルームカバー13に固着され、上部にはエンジンルーム
カバー13との間に空気取入口17が設けられている。
空気取入口17において、パネル14の外部への出っ張
り量はL2Hである。また、パネル14の上部とエンジ
ンルーム13との重なり量はL2Lである。パネル14
の中央部には、吸音材32が設けてある。この吸音材3
2は図5,6に示すように、開口部16の下部に向かっ
て、徐々に開口部16に近づくような傾斜面で、かつ、
凹状の曲面形状を有している。
【0031】また、図7はエンジンルームカバー13の
上面のパネル15の構造の詳細を示した断面図である。
パネル15はエンジンルームカバー13とは離間して設
けられており、外部への出っ張り量はN2Hである。ま
たパネル15の作業車両前後方向の端部とエンジンルー
ムカバー13との重なり量はN1L,N2Lである。パ
ネル15の中央部には、吸音材51が設けてある。吸音
材51は図7,8に示すように、吸音材51はエンジン
ルームの開口部18の略中央部に向かって突出し、か
つ、開口部18の外縁部から中央部に向けて徐々に開口
部18に近づくような傾斜面で、かつ、凹状の曲面形状
を有している。吸音材の底部52の形状は図7に示すよ
うにパネル15の前後方向の端部とエンジンルームカバ
ー13と所定量N1L,N2Lだけ重なっている部分に
延長しても良い。
【0032】また、第1実施形態と同様に、パネル15
の作業車両の前後方向の両側端部が折れ曲がってエンジ
ンルームカバー13に固着され、パネル15の作業車両
の左右方向両端部とエンジンルームカバー13との間に
空気吐出口15a,15bを形成してもよい。
【0033】第2実施形態の作用について説明する。図
5のパネル14は少なくとも開口部16よりも大きい面
積を有して、開口部16の全面を覆っているためエンジ
ンルーム内の騒音は直接開口部16から外部へは出ずに
パネルに設けてある吸音材32に衝突して減衰し、エン
ジンルームカバー13とパネル14との間の空気取入口
17から外部へ出て行くことになる。吸音材32の下部
は突出しているので、吸音材の厚さが厚くなり、体積は
大きくなるし、表面積も大きくなる。吸音材が厚くなる
と吸音効率は増し、表面積が大きいほど吸音効率は増す
ので、この突出部分の吸音効果は大きい。さらに、吸音
材32の形状を図5に示すようにパネル14とエンジン
ルームカバー13と所定量L2Lだけ重なっている部分
に延長すればさらに、この部分の吸音効果が加わる。
【0034】図7のパネル15は少なくとも開口部18
よりも大きい面積を有して、開口部18の全面を覆って
いるためエンジンルーム内の騒音は直接開口部18から
外部へは出ずにパネルの中央部に設けてある吸音材51
に衝突して減衰し、エンジンルームカバー13とパネル
15との間の空気吐出口15a,15bから外部へ出て
行くことになる。吸音材51の中央部は突出しているの
で吸音材の厚さが厚くなり、体積は大きくなるし、表面
積も大きくなる。吸音材が厚くなると吸音効率は増し、
表面積が大きいほど吸音効率は増すので、この突出部分
の吸音効果は大きい。さらに、吸音材51の形状を図7
に示すようにパネル15とエンジンルームカバー13と
所定量N1L,N2Lだけ重なっている部分に延長すれ
ばさらに、この部分の吸音効果が加わる。
【0035】一方、エンジンルームに吸い込まれる空気
は、パネル14とエンジンルームカバー13の間の空気
取入口17より吸い込まれ、パネル14に設けられた凹
状の曲面形状で、かつ、開口部16の下部に向けて徐々
に開口部16に近づくような傾斜面を有している吸音材
32の表面に沿って滑らかに方向を変えてエンジンルー
ム内に流入するので、通風抵抗が少なく風量は十分に確
保できる。従って、エンジンルームカバー13とパネル
14との隙間は少なくても風量は確保できるのでパネル
14の外部への出っ張り量L2Hは小さくてすむ。
【0036】また、エンジンルームの上面から吐き出さ
れる空気は、パネル15の中央部に設けられた凹状の曲
面形状で、かつ、開口部18の外縁部から中央部に向け
て徐々に開口部18に近づくような傾斜面を有している
吸音材51の表面に沿って滑らかに方向を変えてエンジ
ンルームカバー13とパネル15との隙間の空気吐出口
15a,15bからエンジンルームの外部に吐き出され
るので通風抵抗が少なく風量は十分に確保できる。従っ
て、エンジンルームカバー13とパネル15との間の隙
間は少なくても風量は確保できるのでパネル15の外部
への出っ張り量N2Hは小さくてすむ。また、パネル1
5の作業車両の前後方向の両側端部が折れ曲がってエン
ジンルームカバー13に固着され、パネル15の作業車
両の左右方向両端部とエンジンルームカバー13との間
に空気吐出口15a,15bを形成した場合にはエンジ
ンルームから吐き出される空気が、循環して、またエン
ジンルームに吸い込まれることが少なくなり、ラジエー
タの冷却効率が良い。
【0037】次に、消音装置の実験結果により、消音装
置の消音効果と通気性能を説明する。図23は、従来の
消音装置と本発明の第2実施形態の消音装置および第5
実施形態の消音装置の実験結果を示した図である。従来
の消音装置の構造は図24に示してあるようにパネル2
30の全面にわたって吸音材231を貼ってある。従来
の消音装置のパネル230のエンジンルームカバー22
4からの出っ張り量を100mmとした場合に、パネル
230とエンジンルームカバー224との重なり量を2
10mmとすると、騒音低減量は10dB(A)で、風
量ロスは36%であった。それに対し、本発明の第2実
施形態の消音装置では同じ騒音低減量10dB(A)を
得るのに、パネルとエンジンルームカバーとの重なり量
を同じく210mmとすると、パネルの出っ張り量は9
0mmであった。また、風量ロスは22%であった。つ
まり、従来の消音装置より本発明の第2実施形態の消音
装置では、消音部材の形状を適宜設定することで、パネ
ルの出っ張り量は10mm少なくてすみ、さらに風量ロ
スは14%と大幅に向上し、十分な消音効果を確保した
上にパネルの出っ張り量を小さくしても大幅に通気性が
向上できる効果が得られた。なお、この例では空気取入
口をエンジンルーム前部とし、空気出口をエンジンルー
ム上面としているがこの逆の場合でも良いことはもちろ
んである。
【0038】図9〜11に基づいて第3実施形態を説明
する。図9,10は、第3実施形態に係る消音装置を適
用した作業車両のエンジンルームの前部のパネル22の
取付部の構造の詳細を示したそれぞれ側面視断面図、平
面視断面図である。パネル22はエンジンルームの方形
の開口部16の前面を覆うように、正面部はエンジンル
ームカバー13と離間して設けられ、図11に示すよう
に、パネル22の角部4ヶ所には脚部22aが設けら
れ、エンジンルームカバー13に固着されている。そし
て、パネル22の作業車両の上下左右方向両端部とエン
ジンルームカバー13との間に空気取入口17a,17
b,17c,17dが形成され、ここから空気はエンジ
ンルーム内部へ吸い込まれる。空気取入口17a,17
b,17c,17dにおいて、パネル22の外部への出
っ張り量はL2Hである。また、パネル22のとエンジ
ンルーム13との重なり量は作業車両の上下方向でL2
L、L2LL、左右方向でL2M、L2MMである。パ
ネル22の中央部には吸音材31が設けてある。この吸
音材31は図9〜11に示すように、開口部16の略中
央部に向かって突出し、かつ、開口部16の外縁部から
中央部に向けて徐々に開口部16に近づくような傾斜面
で、かつ、凹状の曲面形状を有している。吸音材31の
底部31aの形状は一例として円形のものを示したが、
方形でも多角形でも良い。また、吸音材31の突出部3
1bの形状も一例として円形のものを示したが、前記と
同様に、方形でも多角形でも良い。
【0039】一例として、パネル22の脚部22aはパ
ネル22の角部4ヶ所としたが、角部の中間部にさらに
必要に応じて複数設けても良い。また、開口部16も一
例として方形のものを示したが、円形でも多角形でも良
いし、パネル22の形状も一例として方形のものを示し
たが、開口部16の形状に合わせて円形でも多角形でも
良い。
【0040】また、パネル22の作業車両の上下左右方
向両端部とエンジンルームカバー13との間の空気取入
口17a,17b,17c,17dのうち、エンジンル
ームの上面に向いたパネル22の上端部の空気取入口1
7aはエンジンルームから吐き出される空気が、循環し
て、またエンジンルームに吸い込まれることが少なくな
るように、ふさいでも良い。
【0041】吸音材の底部31aの形状は図9,10に
示すようにパネル22の上下左右方向の端部とエンジン
ルームカバー13と所定量L2L,L2LL,L2M,
L2MMだけ重なっている部分に延長しても良い。
【0042】第3実施形態の作用について説明する。図
9,10のパネル22は少なくとも開口部16よりも大
きい面積を有して、開口部16の全面を覆っているため
エンジンルーム内の騒音は直接開口部16から外部へは
出ずにパネルの中央部に設けてある吸音材31に衝突し
て減衰し、エンジンルームカバー13とパネル22との
間の空気取入口17a,17b,17c,17dから外
部へ出て行くことになる。吸音材31の中央部は突出し
ているので中央部に近づくに従い、吸音材の厚さが厚く
なり、体積は大きくなるし、表面積も大きくなる。吸音
材が厚くなると吸音効率は増し、表面積が大きいほど吸
音効率は増すので、この突出部分の吸音効果は大きい。
さらに、吸音材31の形状を図9,10に示すようにパ
ネル22とエンジンルームカバー13と所定量L2L,
L2LL,L2M,L2MMだけ重なっている部分に延
長すればさらに、この部分の吸音効果が加わる。
【0043】また、エンジンルームに吸い込まれる空気
は、パネル22の中央部に設けられた凹状の曲面形状
で、かつ、開口部16の外縁部から中央部に向けて徐々
に開口部16に近づくような傾斜面を有している吸音材
31の表面に沿って滑らかに方向を変えてエンジンルー
ムカバー13とパネル22との間の空気取入口17a,
17b,17c,17dからエンジンルームの内部に吸
い込まれるので通風抵抗が少なく風量は十分に確保でき
る。従って、エンジンルームカバー13とパネル22と
の間の空気取入口17a,17b,17c,17dの隙
間は少なくても風量は確保できるのでパネル22の外部
への出っ張り量L2Hは小さくてすむ。また、パネル2
2の作業車両の上下左右方向両端部とエンジンルームカ
バー13との間の空気取入口17a,17b,17c,
17dのうち、エンジンルームの上面に向いた、パネル
22の上端部の空気取入口17aをふさいだ場合は、エ
ンジンルームから吐き出される空気が、循環して、また
エンジンルームに吸い込まれることが少なくなり、ラジ
エータの冷却効率が良い。消音装置の実験結果による、
第3実施形態の消音装置の消音効果と通気性能は前記の
第2実施形態と同様であるので説明は省略する。
【0044】図12〜15に基づいて第4実施形態を説
明する。図12は第4実施形態に係る消音装置を適用し
た作業車両のエンジンルームのの斜視図である。エンジ
ンルームの上面には空気の出口としての開口部18が設
けられ、開口部18から空気が吐き出されるようになっ
ている。開口部18の上方には開口部18の全面を覆う
ようにパネル21がエンジンルームカバー13と離間し
て設けられている。そして、パネル21の角部4ヶ所に
は脚部21aがエンジンルームカバー13に固着されて
いる。パネル21の作業車両の前後左右方向両端部とエ
ンジンルームカバー13との間に空気吐出口15a,1
5b,15c,15dが形成され、ここから空気はエン
ジンルーム外部へ吐き出される。
【0045】一例として、パネル21の脚部21aはパ
ネル21の角部4ヶ所としたが、角部の中間部にさらに
必要に応じて複数設けても良い。また、開口部18も一
例として方形のものを示したが、円形でも多角形でも良
いし、パネル21の形状も一例として方形のものを示し
たが、開口部18の形状に合わせて円形でも多角形でも
良い。
【0046】また、パネル21の作業車両の前後左右方
向両端部とエンジンルームカバー13との間の空気吐出
口15a,15b,15c,15dのうち、エンジンル
ームの空気吸い込み口が形成されている空気取入口17
の方向に向いた空気吐出口15aはエンジンルームから
吐き出される空気が、循環して、またエンジンルームに
吸い込まれることが少なくなるように、ふさいでも良
い。
【0047】図13は図12のAA断面図、図14は図
12のBB断面図であり、それぞれ、エンジンルームカ
バー13の上面のパネル21の構造の詳細を示した断面
図である。パネル21はエンジンルームカバー13とは
離間して設けられており、外部への出っ張り量はN2H
である。またパネル21の前後方向の端部とエンジンル
ーム13との重なり量はN1L,N2Lであり、パネル
21の左右方向の端部とエンジンルーム13との重なり
量はN1LL,N2LLである。パネル21の中央部に
は、吸音材41が設けてある。吸音材41は図12〜1
5に示すように、開口部18の略中央部に向かって突出
し、かつ、開口部18の外縁部から中央部に向けて徐々
に開口部18に近づくような傾斜面で、かつ、凹状の曲
面形状を有している。吸音材の底部41aの形状は図1
3,14に示すようにパネル21前後方向の端部とエン
ジンルームカバー13と所定量N1L,N2L,N1
L,N2Lだけ重なっている部分に延長しても良い。ま
た、エンジンルームカバー13のパネル21前後方向の
端部とエンジンルームカバー13と所定量N1L,N2
L,N1L,N2Lだけ重なっている部分に孔を設け、
この孔に後述する通気性を有する消音パネル77をはめ
込んでも良い。これにより、通気性が更に、向上する。
【0048】第4実施形態の作用について説明する。図
12のパネル21は少なくとも開口部18よりも大きい
面積を有して、開口部18の全面を覆っているためエン
ジンルーム内の騒音は直接開口部18から外部へは出ず
にパネルの中央部に設けてある吸音材41に衝突して減
衰し、エンジンルームカバー13とパネル21との間の
空気吐出口15a,15b,15c,15dから外部へ
出て行くことになる。吸音材41の中央部は突出してい
るので吸音材の体積は大きく、吸音材の厚さが厚くな
り、体積は大きくなるし、表面積も大きくなる。吸音材
が厚くなると吸音効率は増し、表面積が大きいほど吸音
効率は増すので、この突出部分の吸音効果は大きい。さ
らに、吸音材41の形状を図13,14に示すようにパ
ネル21とエンジンルームカバー13と所定量N1L,
N2L,N1LL,N2LLだけ重なっている部分に延
長すればさらに、この部分の吸音効果が加わる。
【0049】また、エンジンルームの上面から吐き出さ
れる空気は、パネル21の中央部に設けられた凹状の曲
面形状で、かつ、開口部18の外縁部から中央部に向け
て徐々に開口部18に近づくような傾斜面を有している
吸音材41の表面に沿って滑らかに方向を変えてエンジ
ンルームカバー13とパネル21との間の空気吐出口1
5a,15b,15c,15dからエンジンルームの外
部に吐き出されるので通風抵抗が少なく風量は十分に確
保できる。従って、エンジンルームカバー13とパネル
21との間の空気吐出口15a,15b,15c,15
dの隙間は少なくても風量は確保できるのでパネル21
の外部への出っ張り量N2Hは小さくてすむ。
【0050】また、パネル21の作業車両の前後左右方
向両端部とエンジンルームカバー13との間の空気吐出
口15a,15b,15c,15dのうち、エンジンル
ームの空気吸い込み口が形成されている空気取入口17
の方向に向いた空気吐出口15aはエンジンルームから
吐き出される空気が、循環して、またエンジンルームに
吸い込まれることが少なくなるように、ふさいだ場合
は、エンジンルームから吐き出される空気が、循環し
て、またエンジンルームに吸い込まれることが少なくな
り、ラジエータの冷却効率が良い。消音装置の実験結果
による、第4実施形態の消音装置の消音効果と通気性能
は前記の第2実施形態と同様であるので説明は省略す
る。
【0051】次に、図16〜19に基づいて第5実施形
態を説明する。エンジンルーム全体の断面形状、および
エンジンルームの外観形状は第2実施例と同一であるの
で省略する。図16は、第5実施形態に係る消音装置を
適用した作業車両のエンジンルームの前部のパネル61
の取付部の構造の詳細を示した断面図である。パネル6
1はエンジンルームの開口部16の前面を覆うように、
正面部はエンジンルームカバー13と離間して設けら
れ、作業車両の左右方向でのパネル61の左右側面と下
部がエンジンルームカバー13に固着され、上部にはエ
ンジンルームカバー13との間に空気取入口17が設け
られている。空気取入口17において、外部への出っ張
り量はQ1Hである。また、パネル61の上部とエンジ
ンルーム13との重なり量はQ1Lである。パネル61
の中央部で、かつ、エンジンルームカバー13の開口部
16と対向する部分には孔61aを設け、この孔61a
に消音パネル62をはめ込んである。また、パネル61
の上部とエンジンルームカバー13との重なり部分に
は、パネル61のエンジンルームカバー13側に吸音材
63が設けてある。エンジンルームカバー13のエンジ
ンルーム74内部側には吸音材84が設けてある。図1
7はエンジンルームの上面のパネル71とエンジンルー
ム74との関係を示す側面断面図である。図17に示す
ように、エンジンルームの上面のパネル71はエンジン
ルームカバー13とは離間してエンジンルームカバー1
3の外側に設けられており、外部への出っ張り量はP1
Hである。また、平面視でパネル71の作業車両前後方
向両端部とエンジンルームカバー13とは所定長さP1
L,P2Lだけ重なっている部分がある。パネル71の
中央部で、かつ、エンジンルームカバー13の開口部1
8と対向する部分には孔71aを設け、この孔71aに
消音パネル72をはめ込んである。また、平面視のパネ
ル71の作業車両前後方向両端部とエンジンルームカバ
ー13との所定長さP1L,P2Lだけ重なっている重
なり部分には、パネル71のエンジンルームカバー13
側に吸音材73が設けてある。エンジンルームカバー1
3のエンジンルーム74内部側には吸音材84が設けて
ある。
【0052】消音パネル62,72は例えば特開平10
−116084号公報に示されているような通気性を保
持した遮音板である。その構造は図18に示すように、
少なくとも2枚のシエルa2,a3を対設させてこの両
シエルa2,a3間に空気層a4を形成してシエル組立
体a1を構成すると共に、前記両シエルa2,a3各壁
面に互いに対向する孔部a5をそれぞれ設け、孔部a5
に連通しかつ互いに間隔を置いて対向する短管部a6を
それぞれ形成して各孔部a5間に空気ばね部a7を形成
し、一方のシエルの内壁に前記孔部a5とは離間させた
複数の長管部a8を立設形成し、前記長管部a8端を他
方のシエルの内壁に接合すると共に、両シエルa2,a
3の壁面に前記長管部a8の内孔に連通する貫通孔a9
を形成したものである。
【0053】このような、短管部a6及び長管部a8に
より、騒音源からきた入射波により、長管部a8からの
透過波はそのまま、透過するのに対し、短管部a6から
の透過波は前記空気ばね部a7により形成される空気の
2自由度振動系の共振点以上において、逆位相の波とな
って透過する。このため、長管部a8からの透過波と短
管部a6から透過波の逆位相の波との和である全体の透
過波は、その干渉効果により減音され、結果として吸音
効果を得ることが出来る。また、空気は孔部a5および
貫通孔a9を通過することができる。
【0054】また、消音パネル62,72は、図19に
示すように吸音材121に通気口としての貫通孔122
を複数開けた形状のものでもよい。また、実開昭61−
42598号公報に示されているような、表面の孔の開
口径と裏面の孔の開口径が異なり、孔を音波が通過する
際に孔径の変化により抵抗が増し、音エネルギが減少す
るように構成したものでもよい。消音パネル62,72
は、開口部18を通過する風量の70〜80%の風量が
通過できるような通気性を有している。
【0055】第5実施形態の作用について説明する。図
16、図17に示すパネル61,71は少なくとも開口
部16,18よりも大きい面積を有して、開口部16,
18の全面を覆っており、エンジンルーム74内の騒音
はパネル61,71の中央部に設けてある消音パネル6
2,72を通過して減衰し、外部へ出て行くことにな
る。一方、エンジンルーム74へ吸い込まれる空気は、
その大部分がパネル61に設けた通気性を有する消音パ
ネル62の通気孔a5,a9,122を通ってエンジン
ルーム74の内部に吸い込まれ、残りの空気はエンジン
ルームカバー13とパネル61との間の空気取入口17
からエンジンルーム74の内部に吸い込まれるので全体
としての空気の通過面積が大きくなり、風量は十分に確
保できる。また、エンジンルーム74から吐き出される
空気は、その大部分がパネル71に設けた通気性を有す
る消音パネル72の通気孔a5、a9,122を通って
エンジンルーム74の外部に吐き出され、残りの空気は
エンジンルームカバー13とパネル71との空気吐出口
75,76からエンジンルーム74の外部に吐き出され
るので全体としての空気の通過面積が大きくなり、風量
は十分に確保できる。
【0056】次に、消音装置の実験結果により、消音装
置の消音効果と通気性能を図23により説明する。従来
の消音装置のパネル230のエンジンルームカバー22
4からの出っ張り量を150mmとした場合に、パネル
230とエンジンルームカバー224との重なり量を2
10mmとすると、騒音低減量は5dB(A)で、風量
ロスは8%であった。それに対し、本発明の第5実施形
態の消音装置では、同じ騒音低減量5dB(A)を得る
のにパネルとエンジンルームカバーとの重なり量を同じ
く210mmとすると、パネルの出っ張り量は85mm
であった。また、風量ロスは12%であった。つまり、
従来の消音装置のパネルより本発明の第5実施形態のパ
ネルでは風量ロスは従来の消音装置のパネルの8%から
12%に若干増加するもののパネル出っ張り量は従来の
パネルの150mmから85mmへと65mmも少なく
てすみ、十分な消音効果と必要な通気性は確保しながら
パネル出っ張り量を大幅に小さくできる効果が得られ
た。
【0057】従って、エンジンルームカバー13とパネ
ル61,71との間の空気取入口17,空気吐出口7
5,76の隙間は小さくても前記の通気性を有する消音
パネル62,72を設けたことにより風量は確保でき
る。また、パネル61,71の端部とエンジンルームカ
バー13との重なり部分には吸音材63,73が設けて
あるので騒音は減衰し、さらに、パネル61,71に設
けた通気性を有する消音パネル62,72の効果により
騒音がさらに減衰する。従って、エンジンルームカバー
13とパネル61,71との間の空気取入口17,空気
吐出口75,76の隙間は小さくても、通気性を有する
消音パネル62,72を設けたことで風量は確保できる
ので、従来技術の消音装置、あるいは、前記の第1,
2,3,4実施形態よりも消音装置のパネルの外部への
出っ張り量Q1H,P1Hは小さくてすむ。また、エン
ジンルームカバー13との間の空気取入口17,空気吐
出口75,76は小さくてすむので、おのずと、空気取
入口17,空気吐出口75,76から出る騒音も低減さ
れることになる。なお、この例では空気取入口をエンジ
ンルーム前部とし、空気出口をエンジンルーム上面とし
ているがこの逆の場合でも良いことはもちろんである。
【0058】次に、図20に基づいて第5実施形態の他
の第1例を説明する。パネル81はエンジンルームカバ
ー13とは離間してエンジンルームカバー13の内側す
なわち、エンジンルーム74内に設けてあり、エンジン
ルーム74内部への出っ張り量はU1Hである。また、
平面視でパネル81の端部とエンジンルームカバー13
との重なり量はU1L,U2Lである。パネル81の中
央部で、かつ、エンジンルームカバー13の開口部83
と対向する部分には孔81aが設けられ、この孔81a
に、消音パネル72がはめ込まれている。またパネル8
1の端部とエンジンルーム13との重なり部分には、パ
ネル81のエンジンルームカバー側に吸音材82が設け
てある。また、エンジンルームカバー13の内側には吸
音材84が設けてある。
【0059】第5実施形態の他の第1例の作用について
説明する。図20に示すパネル81は少なくともエンジ
ンルームの開口部83よりも大きい面積を有して、開口
部83の全面を覆っており、エンジンルーム74内の騒
音の一部はパネル81の中央部に設けてある消音パネル
72を通過して減衰すると共に、空気吐出口75,76
に沿って吸音材82,84により減衰し、開口部83を
通ってエンジンルーム74の外部へ出て行くことにな
る。一方、エンジンルーム74から吐き出される空気
は、その大部分がパネル81に設けた通気性を有する消
音パネル72の通気孔a5,a9,122を通ってエン
ジンルーム74の外部に吐き出され、残りの空気はエン
ジンルームカバー13とパネル81との間の空気吐出口
75,76から開口部83を通ってエンジンルーム74
の外部に吐き出されるので全体としての空気の通過面積
が大きくなり、風量は十分に確保できる。
【0060】従って、エンジンルームカバー13とパネ
ル81との間の空気吐出口75,76は小さくても前記
の通気性を有する消音パネル72を設けたことにより風
量は確保できる。また、パネル81の端部のエンジンル
ームカバー13との重なり部分には空気吐出口75,7
6に沿って、吸音材82が設けられ、エンジンルームカ
バー13の内側には吸音材84が設けてあるので、この
空気吐出口75,76を通過する騒音は減衰し、また、
パネル81に設けた消音パネル72の効果により騒音が
減衰する。従って、エンジンルームカバー13とパネル
81との間の空気吐出口75,76は小さくても風量は
確保できるのでパネル81のエンジンルーム内部への出
っ張り量U1Hは小さくてすむ。こうすることにより、
パネル81はエンジンルーム内部に出っ張らずエンジン
ルーム内の機器の設置スペースが広くなる。
【0061】図21に基づいて第5実施形態の他の第2
例を説明する。図21は、図17で示した第5実施形態
と同様に、パネル71はエンジンルームカバー13とは
離間してエンジンルームカバー13の外側に設けられて
おり、パネル71の外部への出っ張り量はP1Hであ
る。エンジンルームカバー13にはパネル71の外形に
対応した孔77aが設けられ、この孔77aに、開口部
18を形成した消音パネル77がはめ込まれている。パ
ネル71の中央部で、かつ、消音パネル72の開口部1
8と対向する部分には、孔71aが設けられ、この孔7
1aに、消音パネル72がはめ込まれている。平面視の
パネル71の端部と消音パネル77の重なり量はP1
L,P2Lであり、これは、平面視のパネル71と消音
パネル77の重なり量でもある。また、パネル71の吸
音パネル77側に吸音材73が設けてある。
【0062】第5実施形態の他の第2例の作用は、前記
の第5実施形態の作用の他に、さらに、パネル71に対
向する部分のエンジンルームカバー13側に消音パネル
77を配したことにより、パネル71と消音パネル77
との間の隙間からの通気に加え、消音パネル77自体か
らも通気するため、より通気性が向上するとともに、消
音パネル77自体による騒音低減で吸音効果も向上す
る。従って、通気性と騒音の吸音効果を変えることな
く、外部への出っ張り量P1Hを第5実施形態およびそ
の第1例よりさらに小さくできる。なお、この例では消
音パネル77はパネル71と重なる形状で説明したが、
通気性か騒音性のいずれかを優先させる場合など、状況
に応じて重なり量や形状を適宜設定するものであること
は言うまでもない。
【0063】図22に基づいて第5実施形態の他の第3
例を説明する。図22は第5実施形態の他の第3例を示
し、図20に示した第5実施形態の他の第1例と同様
に、パネル81はエンジンルームカバー13とは離間し
てエンジンルームカバー13の内側すなわち、エンジン
ルーム74内に設けてあり、エンジンルーム74内部へ
の出っ張り量はU1Hである。エンジンルームカバー1
3にはパネル81の外形に対応した孔77aが設けら
れ、この孔77aに、開口部18を形成した消音パネル
77がはめ込まれている。パネル81の中央部で、か
つ、消音パネル72の開口部18と対向する部分には、
孔81aが設けられ、この孔81aに、消音パネル72
がはめ込まれている。平面視のパネル81の端部と消音
パネル77の重なり量はU1L,U2Lであり、これ
は、平面視のパネル81と消音パネル77の重なり量で
もある。また、パネル81の吸音パネル77側に吸音材
83が設けてある。
【0064】第5実施形態の他の第3例の作用は、前記
の第5実施形態の他の第2例の作用と同様であり、パネ
ル81に対向する部分のエンジンルームカバー13側に
消音パネル77を配したことにより、パネル81と消音
パネル77との間の隙間からの通気に加え、消音パネル
77自体からも通気するため、より通気性が向上すると
ともに、消音パネル77自体による騒音低減で吸音効果
も向上する。従って、通気性と騒音の吸音効果を変える
ことなく、外部への出っ張り量P1Hを第5実施形態お
よびその第1例よりさらに小さくできる。なお、この例
では消音パネル77はパネル81と重なる形状で説明し
たが、通気性か騒音性のいずれかを優先させる場合な
ど、状況に応じて重なり量や形状を適宜設定するもので
あることは言うまでもない。
【0065】なお、以上の本発明においては、空気の吸
い込みでも吐き出しでも効果には変わりがない。
【0066】また、本発明の実施の形態に用いる吸音材
はウレタン、グラスウールおよびフェルト等をはじめと
して、吸音効果を持つものならば前記材料に限らずどの
ような材料でも同様の作用、及び効果を有することはも
ちろんである。
【0067】従って、本発明の消音装置を作業車両に適
用することにより、エンジンルームの外部にパネルを設
ける場合には、エンジンルームの外側へのパネルの出っ
張りが少ないので外観上の圧迫感は少なく、作業車両の
全長の増加も少なくてすみ、小回り性が良好で、駐車ス
ペースが小さくできる。
【0068】また、前記のように消音性能は向上してい
るので消音効果が十分確保できる。さらに、エンジンル
ームの内部に消音装置を設ける場合には、エンジンルー
ムの内側へのパネルの出っ張りが少ないので少ないエン
ジンルームのスペースを有効に活用できるし、エンジン
ルームの外側への出っ張りがなくなり、外観デザインを
損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の空気口の消音装置を示
す断面図である。
【図2】本発明の空気口の消音装置を持つ作業車両を示
す斜視図である
【図3】本発明の第1実施形態のエンジンルーム前部の
空気口の消音装置の要部を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態のエンジンルーム上面の
空気口の消音装置の要部を示す断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態のエンジンルーム前部の
空気口の消音装置の要部を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態のエンジンルーム前部の
空気口の消音装置のパネルおよび吸音材の形状を示す斜
視図である。
【図7】本発明の第2実施形態のエンジンルーム上面の
空気口の消音装置を示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態のエンジンルーム上面の
空気口の消音装置の吸音材の形状を示す斜視図である。
【図9】本発明の第3実施形態のエンジンルーム前部の
空気口の消音装置の要部を示す側面視断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態のエンジンルーム前部
の空気口の消音装置の要部を示す平面視断面図である。
【図11】本発明の第3実施形態のエンジンルーム前部
の空気口の消音装置のパネルおよび吸音材の形状を示す
斜視図である。
【図12】本発明の第4実施形態のエンジンルーム上面
の空気口の消音装置を持つ作業車両を示す斜視図である
【図13】本発明の第4実施形態のエンジンルーム上面
の空気口の消音装置を示す図12のAA断面図である。
【図14】本発明の第4実施形態のエンジンルーム上面
の空気口の消音装置を示す図12のBB断面図である。
【図15】本発明の第4実施形態のエンジンルーム上面
の空気口の消音装置の吸音材の形状を示す斜視図であ
る。
【図16】本発明の第5実施形態のエンジンルーム前部
の空気口の消音装置を示す断面図である。
【図17】本発明の第5実施形態のエンジンルーム上面
の空気口の消音装置を示す断面図である。
【図18】本発明の第5実施形態の空気口の消音装置に
使用する通気性を有する消音パネルを示す斜視図であ
る。
【図19】本発明の第5実施形態の空気口の消音装置に
使用する通気性を有する他の消音パネルを示す斜視図で
ある。
【図20】本発明の第5実施形態のエンジンルーム上面
の空気口の消音装置の他の第1例を示す断面図である。
【図21】本発明の第5実施形態のエンジンルーム上面
の空気口の消音装置の他の第2例を示す断面図である。
【図22】本発明の第5実施形態のエンジンルーム上面
の空気口の消音装置の他の第3例を示す断面図である。
【図23】本発明の空気口の消音装置と従来の空気口の
消音装置との性能を比較したテスト結果を示すグラフで
ある。
【図24】従来の空気口の消音装置の構造を示す断面図
である。
【図25】従来の空気口の消音装置を示す斜視図であ
る。
【図26】作業車両である油圧式掘削機の従来の空気口
の消音装置を示す斜視図である。
【図27】作業車両であるダンプトラックの従来の空気
口の消音装置を示す断面図である。
【図28】図27の従来の空気口の消音装置を示す断面
図である。
【図29】作業車両である小型油圧式掘削機の従来の空
気口の消音装置を示す断面図である。
【図30】図29の従来の空気口の消音装置の断面図で
ある。
【図31】作業車両であるホイールローダの従来の空気
口の消音装置を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ,172 ,203,225;ラジエータ、12
,206;エンジン、13;エンジンルームカバー、
14,24,15,21,22,61,71,81;パ
ネル、16,18 ,227,228;開口部、19,
19a,41,31,32,51,63,121,15
3,229,230,232;吸音材、31a,41
a;吸音材の底面、31b,41b;突出部、62,7
2,77;消音パネル、151,174;消音装置、1
73,202;吸音ブレード、204;油圧ポンプ、2
22,223,231;パネル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームカバーに設けた開口部
    と、開口部近傍に設けられ、開口部を経由してエンジン
    ルーム内から外部へ漏れる騒音を消音する吸音部材とを
    備えた車両の空気口の消音装置において、 エンジンルームカバー(13)に設けた開口部(16,18)を備
    え、開口部(16,18)に離間して開口部(16,18)を覆い、少
    なくとも開口部(16,18)よりも大きい面積を有するパネ
    ル(14,15,21,22,71,81)と、 パネル(14,15,21,22,71,81)の中央部に開口部(16,18)に
    対向して設けた吸音部材(19,19a,31,32,41,51,62,72)と
    を備えた車両の空気口の消音装置。
JP11025943A 1999-02-03 1999-02-03 車両の空気口の消音装置 Pending JP2000220543A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11025943A JP2000220543A (ja) 1999-02-03 1999-02-03 車両の空気口の消音装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11025943A JP2000220543A (ja) 1999-02-03 1999-02-03 車両の空気口の消音装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008111968A Division JP2008261338A (ja) 2008-04-23 2008-04-23 車両の空気口の消音装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000220543A true JP2000220543A (ja) 2000-08-08

Family

ID=12179848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11025943A Pending JP2000220543A (ja) 1999-02-03 1999-02-03 車両の空気口の消音装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000220543A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002194769A (ja) * 2000-12-25 2002-07-10 Komatsu Ltd 作業機械のエンジン室
JP2007054078A (ja) * 2006-11-06 2007-03-08 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバイン
JP2017227158A (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 ヤンマー株式会社 エンジン装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002194769A (ja) * 2000-12-25 2002-07-10 Komatsu Ltd 作業機械のエンジン室
JP4507150B2 (ja) * 2000-12-25 2010-07-21 株式会社小松製作所 作業機械のエンジン室
JP2007054078A (ja) * 2006-11-06 2007-03-08 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバイン
JP2017227158A (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 ヤンマー株式会社 エンジン装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5816350A (en) Condenser configuration for construction machines
JP5831111B2 (ja) 建設機械の排気構造
JP2005282362A (ja) 建設機械の排気構造
JP4871714B2 (ja) 換気装置
JP2008261338A (ja) 車両の空気口の消音装置
US6032620A (en) Air intake structure in a construction machine
JPH11117761A (ja) 吸音ダクト
US7503424B2 (en) Vehicle cab noise suppressing system
JP5053671B2 (ja) エレベータかご内換気装置
JP4896672B2 (ja) 消音ルーバ
JPH08177456A (ja) 消音器
JP2000220543A (ja) 車両の空気口の消音装置
JP5264462B2 (ja) ダクトの騒音低減構造
JP2007192164A (ja) 吸気音低減装置及び作業機械
JP2008094295A (ja) 車両用強度部材
JPH0754753Y2 (ja) 消音型換気グリル
JP2003090223A (ja) 防音型発電装置
JP3038506B2 (ja) 防音型エンジン作業機
JP2000335260A (ja) 車両の空気口の吸音ブレード
JPS6341542Y2 (ja)
JP4582379B2 (ja) 自動車用空調装置のブロワユニット
JPH082420Y2 (ja) エンジン室
JPS6341543Y2 (ja)
JP6113121B2 (ja) エンジン駆動作業機
JPH074733A (ja) 消音型換気グリル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090324