JP4502593B2 - 押罫部材、罫入れ用型板および罫入れ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、段ボールシートに折曲げ用の罫線を罫入れする押罫部材、その押罫部材が取付けられた型板および罫入れ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、段ボールシートの打抜きによって、例えば図6に示すような段ボール箱形成用のブランクA1 を形成する場合、ボードから成る型板にブランクA1 の外径を打抜く外形打抜き刃を取付けると共に、その外形打抜き刃の内側に、上記ブランクA1 の縦罫線L1 および横罫線L2 を罫入れする罫入れ用の押罫部材を取付けるようにしている。
【0003】
ここで、縦罫線L1 は、段ボールシートAの波状に成形された中芯bの段目にほぼ平行し、一方、横罫線L2 は上記中芯の段目と直交する方向に延びている。
【0004】
上記縦罫線L1 および横罫線L2 を罫入れする押罫部材として、図7(I)に示す金属製帯状板から成るものと、図7(II)に示すように、合成樹脂の成形品から成るものが従来から知られている。
【0005】
図7(I)に示す押罫部材60は、幅が20数mm程度で、厚みが0.7mm乃至3.0mm程度の帯状板61の一側縁部を罫入れ部62とし、その罫入れ部62により段ボールシートを押し込んで溝状の縦罫線L1 および横罫線L2 を罫入れするようにしている。
【0006】
一方、図7(II)に示す合成樹脂の成形品から成る押罫部材63は、帯状基板64の表面に凸円弧状のシート押圧面65と、そのシート押圧面65の幅方向中央部に帯状基板64の両端方向に延びる突条から成る罫入れ部66を形成し、前記シート押圧面65により段ボールシートを押し潰し、その押し潰し部の幅方向中央を罫入れ部66で押し込んで溝状の縦罫線L1 および横罫線L2 を罫入れするようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図7(I)に示す押罫部材60においては、段ボールシートAに罫入れを施す罫入れ部62の表面が全長にわたって滑らかであるため、その罫入れ部62で厚み方向に弾性を有する段ボールシートAを押し込んで罫線を罫入れした場合に、押罫部材60と段ボールシートAのライナaの相互間にずれを生じる場合がある。
【0008】
例えば、図8(I)、(II)に示すように、押罫部材60が波状中芯bの山b1 の頂部や谷b2 の底部からずれた位置を押圧した場合に、波状中芯bの山b1 は同図の鎖線で示すように一方向に倒れ、その山b1 の倒れによってライナaは左方向又は右方向に移動する。このとき、押罫部材60の罫入れ部62の表面が滑らかであるため、押罫部材60とライナaの相互にずれが生じ、所定の位置に罫線を入れることができない。また、ライナaのずれによって鮮明な罫線を罫入れすることができず、その罫線に沿って段ボールシートを折曲げた場合に折曲げ線が蛇行し、寸法精度の高い段ボール箱を形成することができない。
【0009】
ここで、鮮明な罫線を形成しようとして押罫部材の押し込み量を多くすると、段ボールシートAのライナaが局部的に大きく引き延ばされて前記ライナaに割れを生じる。
【0010】
一方、図7(II)に示す押罫部材63において、シート押圧面65によって段ボールシートを押し潰し、その押し潰し部の幅方向中央部を罫入れ部66により押し潰して罫線を罫入れするため、段ボールシートAのライナaが局部的に大きく引き伸ばされることがなく、前記ライナaに割れを生じさせることなく罫線を罫入れすることができるという特徴を有する。
【0011】
しかし、罫入れを施す罫入れ部66は表面が全長にわたって凹凸のない均一な面であるため、罫入れ時、前記押罫部材60と同様に、押罫部材63と段ボールシートAのライナaとの間にずれを生じることがあり、所定の位置に罫線を罫入れすることができない。
【0012】
ここで、図6に示すブランクA1 の形成装置として、ロータリ式の罫入れ打抜き装置が知られている。この罫入れ打抜き装置においては、アンビルロールに対設したダイロールの外周に型板を取付け、両ロール間に送り込まれる段ボールシートを型板に取付けられた打抜き刃によって打抜き、同時に、押罫部材によって罫入れを行うようにしている。
【0013】
ところで、型板に取付けられた押罫部材が、図7(I)および(II)に示すような押罫部材60、63の場合、罫入れ部62および66は全長にわたって表面が滑らかであるため、段ボールシートAに対する摩擦係合力が弱く、罫入れ部62および66と段ボールシートの相互間で滑りを生じる場合がある。特に、段ボールシートAの走行速度が高速になると、罫入れ部62および66と段ボールシートAの相互間で滑りが生じ易く、寸法誤差の少ない精度の高い打抜きを行なうことができない問題がある。
【0014】
また、段ボールシートに対して罫線を入れる装置として、上記のような型板を用いずに、機械的に罫線を入れるようにしたものが知られている。例えば、相対的に逆方向に回転される一対の回転軸の一方に罫入れロールを取付け、他方に受けロールを取付け、その罫入れロールと受けロール間に送り込まれる段ボールシートを罫入れロールの外周に設けられた突条により押圧して段ボールシートの移送方向に罫線を罫入れするようにした罫入れ装置が存在する。
【0015】
ところで、上記罫入れ装置においても、罫入れロールの外周に設けられた罫入れ用の突条の表面が円周方向の全体にわたって滑らかであるため、図7(I)、(II)に示す押罫部材60、63と同様に、段ボールシートAに対して所定の位置に罫線を罫入れすることができない。
【0016】
この発明の課題は、段ボールシートに対して所定の位置に鮮明な罫線を罫入れすることができるようにした押罫部材、型板並びに罫入れ装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明に係る押罫部材においては、金属製帯状板の一側部を罫入れ部とし、その罫入れ部における表面に、その表面の幅方向に1つ配置され、その幅内に納まる大きさのディンプルを罫入れ部の長さ方向に間隔をおいて形成し、段ボールシートに対して両側のエッジ間の前記ディンプルと対応する位置に盛り上がりによる突起を有する罫線を形成するようにした構成を採用している。
【0018】
上記の構成から成る押罫部材を段ボールシートに押し付けると、押し込み初期において、段ボールシートのライナは、ディンプルと対応する位置において盛り上がり、その盛り上がりによって形成される突起とディンプルの係合によって段ボールシートのライナが押罫部材の長さ方向と交差する方向にずれ動くのを防止することができ、段ボールシートに対して所定の位置に罫線を精度よく罫入れすることができる。また、押罫部材とライナの相互においてずれがないため、段ボールシートのライナは押罫部材の罫入れ部の厚み寸法でもって押し込まれることになり、段ボールシートに対して鮮明な罫線を罫入れすることができる。
【0019】
また、この発明に係る押罫部材においては、帯状基板の表面に幅方向の中央部で高く、両側に至るに従って次第に低くなるシート押圧面を形成し、そのシート押圧面の幅方向中央部に帯状基板の長さ方向に延びる突条から成る罫入れ部を設けた押罫部材において、前記罫入れ部の表面に、その表面の幅方向に1つ配置され、その幅内に納まる大きさのディンプルを罫入れ部の長さ方向に間隔をおいて形成し、段ボールシートに対して両側のエッジ間の前記ディンプルと対応する位置に盛り上がりによる突起を有する罫線を形成するようにした構成を採用し得る。
【0020】
上記の構成から成る押罫部材においては段ボールシートに対する罫入れ時、段ボールシートはシート押圧面によって押し潰され、その押し潰し部の幅方向中央部が罫入れ部により押し潰されて罫線が形成されるため、ライナが局部的に大きく引き延ばされるのを防止し、ライナに割れを生じさせることなく罫入れを施すことができる。
【0021】
この発明に係る型板においては、罫入れ部の表面にディンプルが形成された前記押罫部材を取付けるようにしている。ここで、型板は平盤状であってもよく、円弧状のものであってもよい。
【0022】
また、この発明に係る罫入れ装置においては、受板に対して前記平盤状の型板を進退自在に設けるようにしている。
【0023】
さらに、この発明に係る罫入れ装置においては、アンビルロールに対設されたダイロールに前記円弧状の型板を取付けるようにしている。
【0024】
また、この発明に係る罫入れ装置においては、受けロールとこれに対設された罫入れロールを相対的に逆方向に回転し、罫入れロールの外周に設けられた罫入れ用の突条によって前記両ロール間に送り込まれる段ボールシートに罫線を形成する罫入れ装置において、前記罫入れ用突条の表面に、その表面の幅方向に1つ配置され、その幅内に納まる大きさのディンプルを突条の長さ方向に間隔をおいて形成し、段ボールシートに対して両側のエッジ間の前記ディンプルと対応する位置に盛り上がりによる突起を有する罫線を形成するようにした構成を採用している。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1乃至図5に基づいて説明する。
【0026】
図1は、段ボールシートに罫入れを施す罫入れ装置を示す。この罫入れ装置は、段ボールシートAを支持する受板1と、この受板1に対して進退自在に設けられた型板2とを有し、前記型板2にはレーザ加工等によって罫取付け溝3が形成され、その罫取付け溝3内に押罫部材10が圧入により取付けられている。
【0027】
図2(I)、(II)は上記型板2に取付けられた押罫部材10を示す。押罫部材10は、幅が20数mm程度で厚みが0.7〜3.0mm程度の金属製の帯状板11から成り、その帯状板11の一側部は罫入れ部12とされている。罫入れ部12は断面が角形とされ、その両側のエッジには丸みがつけられている。この罫入れ部12の表面には、その表面の幅内に納まる大きさのディンプル13が罫入れ部12の長さ方向に間隔をおいて形成されている。
【0028】
ディンプル13の平面形状は任意であり、図2(I)に示すような長円状や円形等の形状を採用することができる。また、ディンプル13の形成ピッチは任意であり、実施の形態では、長軸方向の長さを3mm程度とした長円形ディンプル13の形成ピッチを6mm程度としている。このディンプル13の開口縁13aには角が形成されている。
【0029】
なお、罫入れ部12の断面形状は角形に限定されず、例えばR形であってもよい。
【0030】
いま、型板2の下方に設けられた受板1で段ボールシートAを支持し、その受板1に対して型板2を下降させると、押罫部材10の罫入れ部12が段ボールシートAを押し込み、その押し込みによって段ボールシートAに溝状の罫線Lが形成される。
【0031】
上記のような罫線Lの罫入れ時、押罫部材10の罫入れ部12が段ボールシートAのライナaを押し始める初期の段階で、ライナaのディンプル13と対応する位置が盛り上がり、その盛り上がりによって形成される突起14とディンプル13の係合によって段ボールシートAのライナaは押罫部材10の長さ方向と交差する方向にずれ動くのが防止される。
【0032】
このため、押罫部材10によって段ボールシートAの所定の位置に罫線Lを形成することができる。
【0033】
また、罫入れ時に段ボールシートAのずれ動きがないため、段ボールシートAは押圧部材10の罫入れ部12の厚み寸法で押し込まれることになり、図1(III )に示すように、段ボールシートAに対して両側のエッジeが鮮明で、そのエッジe間に突起14を有する罫線Lを形成することができる。
【0034】
上記のように、罫線Lは底面の両側のエッジeが鮮明であり、しかも、そのエッジe間に突起14が形成されているため、罫線位置での段ボールシートAの折曲げ強度はエッジeの位置で弱く、突起14の位置で強い。
【0035】
このため、段ボールシートAを罫線Lに沿って折曲げると、段ボールシートAは罫線Lの両側のエッジeに沿って折れ曲がり、段ボールシートAをきわめて高精度に折れ曲げることができる。
【0036】
図3は押罫部材10の他の例を示す。この押罫部材10は、帯状基板20の表面に幅方向の中央部で高く、両側に至るに従って次第に低くなるシート押圧面21を形成し、そのシート押圧面21の幅方向中央部に帯状基板20の長さ方向に延びる突条から成る罫入れ部22を設け、この罫入れ部22の長さ方向に多数の切欠部23を形成し、隣接する切欠部23間に形成された突出部24の表面に、その表面の幅内に納まる大きさのディンプル13を設けており、全体を合成樹脂の成形品としている。
【0037】
上記の構成から成る押罫部材10を図1に示す型板1に接着あるいは釘止めによる手段により取付けて段ボールシートAを罫入れすることにより、段ボールシートAは罫入れ部22により押し込まれると共に、シート押圧面21によって押し込まれ、そのシート押圧面21が押し潰された押し潰し部の幅方向中央部に罫線Lが形成される。
【0038】
上記のように、シート押圧面21によって押し潰した位置に罫線を形成することによって段ボールシートAのライナaが局部的に大きく引き伸ばされるのを防止することができ、段ボールシートAのライナaに割れを生じさせることなく罫線を罫入れすることができる。また、罫入れ部22の表面にディンプル13が形成されているため、段ボールシートAの所定の位置に鮮明な罫線を罫入れすることができる。
【0039】
図4(I)、(II)は、罫入れ装置の他の例を示す。この罫入れ装置は、アンビルロール30に対設したダイロール31の外周に円弧状の型板2を取付け、そのアンビルロール30とダイロール31間に送り込まれる段ボールシートAを型板2に取付けられた打抜き刃32によって所定の形状に打抜くと共に、型板2に取付けられた押罫部材10によって段ボールシートAに罫入れを施すようにしている。
【0040】
ここで、段ボールシートAの移送方向に罫線を形成する押罫部材10として、図2および図3に示す押罫部材10を用いるようにしており、その押罫部材10の使用によって段ボールシートAの所定の位置に鮮明な罫線を精度よく形成することができる。
【0041】
図5(I)、(II)、(III )は罫入れ装置のさらに他の例を示す。この例では、段ボールシートAを図5(II)の矢印で示す方向に送る上下一対の送りローラ40の下流側に一対の回転軸41、42を上下に設け、上側回転軸41に罫入れロール43を取付け、下側回転軸42に受けロール44を取付けている。
【0042】
また、罫入れロール43の外周に罫入れ用の突条45を設け、その突条45の外周に、その表面の幅内に納まる大きさのディンプル48を設けている。
【0043】
いま、一対の送りローラ40によって図5(I)の矢印方向に回転する罫入れロール43と受けロール44間に段ボールシートAを送り込むと、罫入れロール43の突条45が段ボールシートAを押し込むため、段ボールシートAに罫線Lを形成することができる。
【0044】
このとき、突条45の表面にはディンプル48が形成されているため、段ボールシートAは送り方向に滑り、あるいはライナaが移送方向と交差する方向にずれ動くのを防止することができ、段ボールシートAの所定の位置に鮮明な罫線を精度よく形成することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、この発明においては、罫入れ部材の罫入れ部の表面に、その表面の幅内に納まる大きさのディンプルを間隔をおいて形成したことにより、段ボールシートに対する罫入れ時に、その段ボールシートのライナが罫入れ部の長さ方向と交差する方向にずれ動くのを防止することができ、段ボールシートの所定の位置に鮮明な罫線を罫入れすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(I)はこの発明に係る罫入れ装置の縦断正面図、(II)は罫入れ時の状態を示す縦断正面図、(III)は罫入れされた段ボールシートの断面図
【図2】(I)は図1に示す罫入れ装置の型板に取付けられた押罫部材の斜視図、(II)は縦断正面図
【図3】押罫部材の他の例を示す斜視図
【図4】(I)は、この発明に係る罫入れ装置の他の例を示す断面図、(II)は押罫部材の斜視図
【図5】(I)はこの発明に係る罫入れ装置のさらに他の例を示す正面図、(II)は側面図、(III)は罫入れ用突条を示す斜視図
【図6】段ボール箱形成用のブランクを示す一部切欠正面図
【図7】(I)、(II)は従来の押罫部材を示す斜視図
【図8】(I)、(II)は従来の押罫部材の罫入れ状態を示す断面図
【符号の説明】
A 段ボールシート
b 中芯
1 受板
2 型板
10 押罫部材
11 帯状板
12 罫入れ部
13 ディンプル
15 帯状板
20 帯状基板
21 シート押圧面
22 罫入れ部
24 突出部
30 アンビルロール
31 ダイロール
43 罫入れロール
44 受けロール
45 突条
47 突出部
48 ディンプル

Claims (8)

  1. 金属製帯状板の一側部を罫入れ部とし、その罫入れ部における表面に、その表面の幅方向に1つ配置され、その幅内に納まる大きさのディンプルを罫入れ部の長さ方向に間隔をおいて形成し、段ボールシートに対して両側のエッジ間の前記ディンプルと対応する位置に盛り上がりによる突起を有する罫線を形成するようにした押罫部材。
  2. 帯状基板の表面に幅方向の中央部で高く、両側に至るに従って次第に低くなるシート押圧面を形成し、そのシート押圧面の幅方向中央部に帯状基板の長さ方向に延びる突条から成る罫入れ部を設けた押罫部材において、前記罫入れ部の表面に、その表面の幅方向に1つ配置され、その幅内に納まる大きさのディンプルを罫入れ部の長さ方向に間隔をおいて形成し、段ボールシートに対して両側のエッジ間の前記ディンプルと対応する位置に盛り上がりによる突起を有する罫線を形成するようにしたことを特徴とする押罫部材。
  3. 段ボールシートに罫線を罫入れする帯板状の押罫部材が取付けられた罫入れ用型板において、前記押罫部材の段ボールシートを押し込む罫入れ部の表面に、その表面の幅方向に1つ配置され、その幅内に納まる大きさのディンプルを罫入れ部の長さ方向に間隔をおいて形成し、段ボールシートに対して両側のエッジ間の前記ディンプルと対応する位置に盛り上がりによる突起を有する罫線を形成するようにしたことを特徴とする押罫部材。
  4. 帯状基板の表面に幅方向の中央部で高く、両側に至るに従って次第に低くなるシート押圧面を設け、そのシート押圧面の幅方向中央部に、帯状基板の長さ方向に延びる突条から成る罫入れ部を形成した押罫部材が取付けられた罫入れ用型板において、前記罫入れ部の表面に、その表面の幅方向に1つ配置され、その幅内に納まる大きさのディンプルを罫入れ部の長さ方向に間隔をおいて形成し、段ボールシートに対して両側のエッジ間の前記ディンプルと対応する位置に盛り上がりによる突起を有する罫線を形成するようにしたことを特徴とする罫入れ用型板。
  5. 受板に対して進退自在に設けられた型板に押罫部材を取付け、前記型板の前進時に押罫部材によって受板に支持された段ボールシートを押圧して罫線を罫入れするようにした罫入れ装置において、前記押罫部材の段ボールシートを押圧する罫入れ部の表面に、その表面の幅方向に1つ配置され、その幅内に納まる大きさのディンプルを罫入れ部の長さ方向に間隔をおいて形成し、段ボールシートに対して両側のエッジ間の前記ディンプルと対応する位置に盛り上がりによる突起を有する罫線を形成するようにしたことを特徴とする罫入れ装置。
  6. アンビルロールに対設されたダイロールの外周に型板を取付け、その型板に取付けられた押罫部材によって両ロール間に送り込まれる段ボールシートに罫線を罫入れする罫入れ装置において、前記押罫部材の段ボールシートに罫入れする罫入れ部の表面に、その表面の幅方向に1つ配置され、その幅内に納まる大きさのディンプルを罫入れ部の長さ方向に間隔をおいて形成し、段ボールシートに対して両側のエッジ間の前記ディンプルと対応する位置に盛り上がりによる突起を有する罫線を形成するようにしたことを特徴とする罫入れ装置。
  7. 前記押罫部材が、帯状基板の表面に、幅方向の中央部で高く、両側に至るに従って次第に低くなるシート押圧面を形成し、そのシート押圧面の幅方向中央部に突条から成る罫入れ部を設けた構成から成る請求項5又は6に記載の罫入れ装置。
  8. 受けロールとこれに対設された罫入れロールを相対的に逆方向に回転し、罫入れロールの外周に設けられた罫入れ用の突条によって前記両ロール間に送り込まれる段ボールシートに罫線を形成する罫入れ装置において、前記罫入れ用突条の表面に、その表面の幅方向に1つ配置され、その幅内に納まる大きさのディンプルを突条の長さ方向に間隔をおいて形成し、段ボールシートに対して両側のエッジ間の前記ディンプルと対応する位置に盛り上がりによる突起を有する罫線を形成するようにしたことを特徴とする罫入れ装置。
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