JP2005059961A - 罫線入り段ボールシート、押罫部材および罫入れ用型板 - Google Patents

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Abstract

【課題】折曲げ性の良好な罫線入り段ボールシートを提供することである。
【解決手段】段ボールシートAに幅方向の中央部で深く両側に至るに従って浅くなる押し潰し部を形成し、その押し潰し部の幅方向中央部に波状中芯の段目にほぼ平行な罫線aを罫入れする。その罫線aを深溝部a1 と浅溝部a2 とが交互に連続する溝状として罫線aの鮮明化を図り、折曲げ性の向上を図る。
【選択図】図1

Description

この発明は、折曲げ用の罫線が形成された段ボールシート、その段ボールシートに罫入れする押罫部材、その押罫部材が取付けられた型板および罫入れ装置に関するものである。
一般に、段ボールシートの打抜きによって、例えば図10に示すような段ボール箱形成用のブランクA1 を形成する場合、ボードから成る型板にブランクA1 の外径を打抜く外形打抜き刃を取付けると共に、その外形打抜き刃の内側に、上記ブランクA1 の縦罫線L1 および横罫線L2 を罫入れする罫入れ用の押罫部材を取付けるようにしている。
ここで、縦罫線L1 は、段ボールシートAの波状に成形された中芯S2 の段目にほぼ平行し、一方、横罫線L2 は上記中芯の段目と直交する方向に延びている。
上記縦罫線L1 および横罫線L2 を罫入れする押罫部材として、図11(I)に示す金属製帯状板から成るものと、図11(II)に示すように、合成樹脂の成形品から成るものが従来から知られている。
図11(I)に示す押罫部材60は、幅が20数mm程度で、厚みが0.7mm乃至3.0mm程度の帯状板61の一側縁部を罫入れ部62とし、その罫入れ部62により段ボールシートを押し込んで溝状の縦罫線L1 および横罫線L2 を罫入れするようにしている。
一方、図11(II)に示す合成樹脂の成形品から成る押罫部材63は、帯状基板64の表面に凸円弧状のシート押圧面65と、そのシート押圧面65の幅方向中央部に帯状基板64の両端方向に延びる突条66を形成し、前記シート押圧面65により段ボールシートを押し潰し、その押し潰し部の幅方向中央を突条66で押し込んで溝状の縦罫線L1 および横罫線L2 を罫入れするようにしている。
ところで、図11(I)に示す押罫部材60においては、段ボールシートに罫入れを施す罫入れ部62の表面が全長にわたって滑らかであり、その罫入れ部62で厚み方向に弾性を有する段ボールシートを押し込んで罫線を罫入れするため、鮮明な罫線を入れることができず、鮮明度の高い罫線を入れようとして押し込み量を多くすると、段ボールシートのライナが局部に引き伸ばされ、図12に示すように、段ボールシートAのライナS1 に割れを生じる場合がある。
一方、図11(II)に示す押罫部材63において、シート押圧面65によって段ボールシートを押し潰し、その押し潰し部の幅方向中央部を突条66により押し潰して罫線を罫入れするため、段ボールシートAのライナS1 が局部的に大きく引き伸ばされることがなく、前記ライナS1 に割れを生じさせることなく罫線を罫入れすることができるという特徴を有する。
しかし、罫入れを施す突条66は表面が全長にわたって凹凸のない均一な面であるため、罫入れ時、突条66は全長にわたって段ボールシートAをほぼ均一に押圧することになり、鮮明な形状の折曲げ性の良好な罫線を罫入れすることができない。
ここで、図10に示すブランクA1 の形成装置として、ロータリ式の罫入れ打抜き装置が知られている。この罫入れ打抜き装置においては、アンビルロールに対設したダイロールの外周に型板を取付け、両ロール間に送り込まれる段ボールシートを型板に取付けられた打抜き刃によって打抜き、同時に、押罫部材によって罫入れを行うようにしている。
ところで、型板に取付けられた押罫部材が、図11(I)および(II)に示すような押罫部材60、63の場合、罫入れ部62および罫入れ用突条66は全長にわたって表面が滑らかであるため、段ボールシートAに対する摩擦係合力が弱く、罫入れ部62および罫入れ用突条66と段ボールシートの相互間で滑りを生じる場合がある。特に、段ボールシートAの走行速度が高速になると、罫入れ部62および突条66と段ボールシートAの相互間で滑りが生じ易く、寸法精度の高い打抜きを行なうことができない問題がある。
また、段ボールシートに対して罫線を入れる装置として、上記のような型板を用いずに、機械的に罫線を入れるようにしたものが知られている。例えば、相対的に逆方向に回転される一対の回転軸の一方に罫入れロールを取付け、他方に受けロールを取付け、その罫入れロールと受けロール間に送り込まれる段ボールシートを罫入れロールの外周に設けられた突条により押圧して段ボールシートの移送方向に罫線を罫入れするようにした罫入れ装置が存在する。
ところで、上記罫入れ装置においても、罫入れロールの外周に設けられた罫入れ用の突条の表面が円周方向の全体にわたって滑らかであるため、図11(I)、(II)に示す押罫部材60、63と同様に、段ボールシートAに対して折曲げ性の優れた罫線を罫入れすることができない。
この発明の課題は、折曲げ性が良好な罫線入り段ボールシートおよび折曲げ性に優れた罫線を罫入れすることができるようにした押罫部材並びに型板を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明に係る段ボールシートにおいては、折曲げ時に内側となる面からの押し潰しによって波状中芯の段目にほぼ平行に幅方向の中央部で深く、両側に至るに従って押し潰し深さが次第に浅くなる押し潰し部を形成し、その押し潰し部の幅方向中央部に長さ方向に深溝部と浅溝部が交互に並ぶ溝から成る折曲げ用の罫線を形成した構成を採用したのである。
また、この発明に係る押罫部材においては、帯状基板の表面に、幅方向の中央部で深く、両側に至るに従って浅くなるよう段ボールシートを押し潰すシート押圧面と、そのシート押圧面の幅中央部に罫入れ用の突条とを設けた押罫部材において、前記突条の全長にわたって多数の切欠部を間隔をおいて形成した構成を採用したのである。
ここで、押罫部材の突条に形成される切欠部の形状は任意であり、角形、台形、円弧状、V形等の任意の形状を採ることができる。また、切欠部の形成ピッチ、深さおよび長さは、段ボールシートの厚み、ライナの紙質に応じて適宜に決定する。切欠部の深さについては、その深さが段ボールシートの厚みを超えると、浅溝部を形成することができないため、段ボールシートの厚みより小さくする。
さらに、この発明に係る型板においては、帯状基板の表面に、幅方向の中央部で深く、両側に至るに従って浅くなるよう段ボールシートを押し潰すシート押圧面と、そのシート押圧面の幅中央部に罫入れ用の突条とを設けた押罫部材が取付けられた罫入れ用型板において、前記突条の全長にわたって多数の切欠部を間隔をおいて形成した構成を採用したのである。
この発明に係る段ボールシートにおいては、押し潰し部の幅方向中央部に深溝部と浅溝部とが直線状に交互に並ぶ溝から成る折曲げ用の罫線を形成したことにより、段ボールシートの押し潰し量は深溝部で多く、浅溝部で少ないため、両溝部で段差が形成され、深溝部がミシン目模様に現れ、比較的鮮明な罫線が得られる。このため、段ボールシートをその罫線に沿って精度よく折曲げることができると共に、その罫線を押し潰し部の幅方向中央部に形成したことによって段ボールシートの深溝部の位置におけるライナの伸びを少なくすることができるので、折曲げ性の良好な罫線をライナに割れを生じさせることなく形成することができる。
また、この発明に係る押罫部材においては、帯状基板にシート押圧面と切欠部を有する突条とを形成したことにより、そのシート押圧面により段ボールシートが押し潰され、その押し潰し部の幅方向中央部が切欠部を有する突条により押し込まれて罫入れされるため、突条の高さが高い場合でもライナは大きく引き伸ばされることはなく、深溝部と浅溝部とが交互に連続する折曲げ性の良好な罫線をライナに割れを生じさせることなく形成することができる。
さらに、この発明に係る型板においても、深溝部と浅溝部とが交互に連続する折曲げ性の良好な罫線をライナに割れを生じさせることなく形成することができる。
以下、この発明の実施の形態を図1乃至図9に基づいて説明する。図1に示すように、段ボールシートAは、表裏のライナS1 間に波状中芯S2 を設けている。この段ボールシートAには、折曲げ時に内側となる面からの押し潰しによって波状中芯S2 の段目にほぼ平行な折曲げ用の罫線aが形成されている。
罫線aは、深溝部a1 と浅溝部a2 とが交互に並ぶ直線状の溝から成っている。
上記のように、深溝部a1 と浅溝部a2 を交互に連続させることにより、深溝部a1 におけるライナS1 は浅溝部a2 におけるライナS1 より深く押し潰されるため、深溝部a1 と浅溝部a2 との相互間に段差が形成され、前記深溝部a1 はミシン目模様に現れて、比較的鮮明な罫線aを得ることができる。
このため、段ボールシートAを罫線aに沿ってきわめて精度よく折曲げることができる。
図2は、この発明に係る段ボールシートAの他の例を示す。この例では、段ボールシートAに波状中芯S2 の段目にほぼ平行する押し潰し部bを形成し、その押し潰し部bの幅方向中央部に深溝部a1 と浅溝部a2 とが直線状に交互に並ぶ溝状の罫線aを形成している。
ここで、押し潰し部bは、幅方向の中央部で深く、両側に至るに従って深さが次第に浅くなっている。
上記のように、押し潰し部bを形成し、その押し潰し部bの幅方向中央部に罫線aを形成することにより、罫線aの罫入れ部におけるライナS1 の伸びは少なくなり、深さの深い折曲げ性の良好な罫線aをライナS1 に割れを生じさせることなく形成することができる。
図3は、段ボールシートに罫入れを施す罫入れ装置を示す。この罫入れ装置は、段ボールシートAを支持する受板1と、この受板1に対して進退自在の型板2とを有し、型板2にはレーザ加工等によって罫取付け溝3が形成され、その罫取付け溝3に押罫部材10が圧入により取付けられている。
図4(I)、(II)に示すように、押罫部材10は、幅が20数mm程度で厚みが0.7〜3.0mm程度の金属製の帯状板11から成り、その帯状板11の一側縁部は罫入れ部12とされている。この罫入れ部12の断面形状はR形とされ、その罫入れ部12の長さ方向に多数の切欠部13が等ピッチで形成されている。
なお、罫入れ部12の断面形状は円弧形に限定されるものではない。例えば、図6(I)に示すようなV形、図6(II)に示すような角形、図6(III)に示すように、厚みの中央部に帯状板の長さ方向に延びる溝を形成した溝形、図6(IV)に示すように、厚みの中央部に帯状板の長さ方向に延びる突条を形成した突形であってもよい。
図4(II)は上記罫入れ部12の一部を拡大して示し、その罫入れ部12に形成された切欠部13は図示のような円弧状の他、図5(I)に示す台形状や図5(II)に示すV形、あるいは図5(III)に示すような角形等の形状を採用してもよい。
上記切欠部13の深さh、長さL及びピッチPは、段ボールシートのライナの紙質や厚み、強度、押罫を形成する帯状板11の厚み、罫入れ部12の断面形状に応じて適宜に決定する。
実施の形態では、深さh、長さLおよびピッチPを、h=0.2mm、L=2.5mm、P=4mmとしている。
ここで、切欠部13の両端は、円弧面14を介して罫入れ部12の表面に滑らかに連続している。
いま、型板2の下方に設けられた受板1で段ボールシートAを支持し、その受板1に対して型板2を下降させると、段ボールシートAに対する押罫部材10の罫入れ部12の押し込みによって、段ボールシートAに罫線aが入れられる。
このとき、罫入れ部12は、切欠部13間に形成された突起部15が段ボールシートAを最初に押し込むと共に、切欠部13の内周が段ボールシートAを引き続いて押し込むことになり、突起部15の押し込み量は切欠部13の位置での押し込み量より大きいため、段ボールシートAに、図1に示すように、深溝部a1 と浅溝部a2 とが交互に並ぶ直線状の罫線aを形成することができる。
ここで、段ボールシートAは、突起部15と対応する位置で強く押し込まれるため、輪郭が比較的鮮明な深溝部a1 を形成することができると共に、浅溝部a2 でのライナS1 の伸び量は小さく、上記深溝部a1 の周縁部ではその浅溝部a2 との段差分が相当する量だけ多く伸ばされるだけであるため、ライナS1 に割れを発生させることはない。
図7は罫入れ打抜き装置を示す。この装置は、アンビルロール20に対設したダイロール21の外周に円弧状の型板22を取付け、そのアンビルロール20とダイロール21間に送り込まれる段ボールシートAを型板22に取付けられた打抜き刃23によって所定の形状に打抜くと共に、型板22に取付けられた押罫部材30によって段ボールシートAに罫入れを施すようにしている。
ここで、段ボールシートAの移送方向に罫線を形成する押罫部材30は、図7(II)に示すように、円弧状の金属製帯状板31の外径側を罫入れ部32とし、その罫入れ部32の外周に図4(II)および図5(I)、(II)、(III)で示した切欠部13を等間隔に形成している。
上記押罫部材30によって段ボールシートAに罫入れを施すことにより、深溝部a1 と浅溝部a2 とが交互に連続する図1に示す罫線aを罫入れすることができる。
また、上記押罫部材30を用いることにより、罫入れを施す罫入れ部32は切欠部13の形成によって凹凸が連続しているため、段ボールシートAに対する係合力が強く、押罫部材30と段ボールシートAの相互間で滑りが生じるのを防止することができ、寸法精度の高い打抜きを行うことができる。
図8(I)、(II)は押罫部材の他の例を示す。この押罫部材40は帯状基板41の裏面に形成された平坦な取付面42の幅方向中央部に浅い溝部43を設けている。また、帯状基板41の表面には、その帯状基板41の幅方向中央部を厚肉とし、両側に至るに従って厚みを次第に薄くするシート押圧面44を形成し、このシート押圧面44の幅方向中央部に帯状基板41の両端方向に長く延びる罫入れ用の突条45を設け、その突条45の全長にわたって切欠部46を等間隔に形成している。
上記の構成から成る押罫部材40を図3に示す罫入れ打抜き装置の型板2あるいは図7に示す罫入れ打抜き装置の型板22に釘止めあるいは接着による手段を介して取付けて段ボールシートAに罫入れを施すことにより、段ボールシートAはシート押圧面44で押し込まれて、図8(II)に示すように、幅方向中央部で深く、両側に至るに従って次第に浅くなる押し潰し部bが形成される。また、押し潰し部bの幅方向中央部が突条45により押し込まれて罫線aが形成される。
このとき、突条45には切欠部46が等間隔に形成されているため、切欠部46間に形成された突起部47は段ボールシートAを強く押し込むことになり、突起部47と対応する位置に深溝部a1 が形成される。
ここで、突条45に形成された切欠部46がシート押圧面44に達する深さであると、切欠部46の位置では段ボールシートAを押圧することはないが、突起部47が段ボールシートAのライナS1 を押し込む深溝部a1 の形成時に、突起部47間のライナS1 は深溝部a1 の方向に引き込まれるため、深溝部a1 間にきわめて浅い浅溝部a2 が形成され、図1に示すように、深溝部a1 と浅溝部a2 とが交互に連続する罫線aが形成される。
上記のように、シート押圧面44で段ボールシートAを押し潰し、その押し潰し部bに罫線aを罫入れすることにより、突起部47と対応する位置でのライナS1 の伸びは比較的少なく、ライナS1 に割れを生じさせることなく罫入れを施すことができる。
図9(I)、(II)は罫入れ装置の他の例を示す。この例では、段ボールシートAを図9(II)の矢印方向に送る上下一対の送りローラ50の下流側に一対の回転軸51、52を上下に設け、上側回転軸51に罫入れロール53を取付け、下側回転軸52に受けロール54を取付けている。
また、罫入れロール53の外周に罫入れ用の突条55を設け、その突条55の外周に図4(II)あるいは図5(I)、(II)、(III)に示す切欠部13の1つを等間隔に形成している。
いま、一対の送りローラ50によって図9(I)の矢印方向に回転する罫入れロール53と受けロール54間に段ボールシートAを送り込むと、罫入れロール53の突条55が段ボールシートAを押し込むため、段ボールシートAに罫線aを形成することができる。
このとき、突条55には切欠部13が等間隔に形成されているため、段ボールシートAには、図1に示すように、深溝部a1 と浅溝部a2 が交互に並ぶ溝状の罫線aが形成される。
なお、図9(II)に示す例では突条55の断面形状をR形としたが、図6(I)乃至(IV)に示す断面形状としてもよい。
以上のように、この発明においては、段ボールシートに深溝部と浅溝部とが交互に並ぶ溝状の罫線を押し潰しにより形成したことにより、深溝部と浅溝部での押し潰し量の相違によって両溝部間に段差が形成され、折曲げ性の良好な鮮明な罫線を得ることができ、段ボールシートを上記罫線に沿ってきわめて精度よく折曲げることができる。
また、段ボールシートに幅方向の中央部で深く、両側に至るに従って次第に浅くなる押し潰し部を形成し、その押し潰し部の幅方向中央部に深溝部と浅溝部が交互に連続する罫線を形成したことにより、罫線の罫入れ時に段ボールシートのライナに割れが生じるのを防止することができ、深さの深い折曲げ性の良好な罫線を形成することができる。
さらに、帯状板から成る押罫部材の罫入れ部に沿って多数の切欠部を間隔をおいて形成したことにより、その罫入れ部を段ボールシートに押し付けることによって、切欠部間に形成された突起部が段ボールシートを強く押し込み、切欠部の位置では押し込み力が弱いため、深溝部と浅溝部とが交互に並ぶ溝状の罫線を罫入れすることができる。
また、帯状基板の表面に形成されたシート押圧面に突条を形成し、その突条の長さ方向に多数の切欠部を間隔をおいて形成した罫入部材で段ボールシートを押し込むことにより、段ボールシートはシート押圧面で押し潰され、その押し潰し部の幅方向中央部に深溝部と浅溝部とが交互に連続する罫線を罫入れすることができ、段ボールシートのライナに割れを生じさせることなく罫線を罫入れすることができる。
(I)はこの発明に係る段ボールシートの一部分を示す斜視図、(II)は縦断正面図、(III)は縦断側面図 (I)はこの発明に係る段ボールシートの他の例を示す一部分の斜視図、(II)は縦断側面図 (I)はこの発明に係る罫入れ装置の縦断正面図、(II)は罫入れ時の状態を示す縦断正面図 (I)は図3の罫入れ装置に用いられた押罫部材の斜視図、(II)は一部を拡大して示す正面図 (I)乃至(III)は押罫部材に形成された切欠部の他の例を示す正面図 (I)乃至(IV)は押罫部材に形成された罫入れ部の他の例を示す断面図 (I)は罫入れ装置の他の例を示す正面図、(II)は罫入部材の一部分を示す斜視図 (I)はこの発明に係る押罫部材の他の例を示す斜視図、(II)はその断面図 (I)はこの発明に係る罫入れ装置の他の例を示す正面図、(II)は側面図 段ボール箱のブランクを示す一部切欠正面図 (I)、(II)は従来の押罫部材を示す斜視図 段ボールシートのライナに割れが生じた断面図
符号の説明
A 段ボールシート
2 波状中芯
a 罫線
1 深溝部
2 浅溝部
b 押し潰し部
1 受板
2 型板
10 押罫部材
11 帯状板
12 罫入れ部
13 切欠部
20 アンビルロール
21 ダイロール
30 押罫部材
32 罫入れ部
40 押罫部材
41 帯状基板
44 シート押圧面
45 突条
46 切欠部
53 罫入れロール
54 受けロール
55 突条

Claims (3)

  1. 折曲げ時に内側となる面からの押し潰しによって波状中芯の段目にほぼ平行に幅方向の中央部で深く、両側に至るに従って押し潰し深さが次第に浅くなる押し潰し部を形成し、その押し潰し部の幅方向中央部に長さ方向に深溝部と浅溝部が交互に並ぶ溝から成る折曲げ用の罫線を形成した段ボールシート。
  2. 帯状基板の表面に、幅方向の中央部で深く、両側に至るに従って浅くなるよう段ボールシートを押し潰すシート押圧面と、そのシート押圧面の幅中央部に罫入れ用の突条とを設けた押罫部材において、前記突条の全長にわたって多数の切欠部を間隔をおいて形成したことを特徴とする押罫部材。
  3. 帯状基板の表面に、幅方向の中央部で深く、両側に至るに従って浅くなるよう段ボールシートを押し潰すシート押圧面と、そのシート押圧面の幅中央部に罫入れ用の突条とを設けた押罫部材が取付けられた罫入れ用型板において、前記突条の全長にわたって多数の切欠部を間隔をおいて形成したことを特徴とする型板。
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