JP5902353B1 - 押罫部材 - Google Patents

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Abstract

押罫部材(10)の罫入れ部(12)に帯状部材(11)の長さ方向に延びる3つ以上の奇数本の凸条(14)を設け、一つの凸条(14)が罫入れ部(12)の幅中央に残りの偶数本を等分して両側部にそれぞれ配置する。各凸条(14)のうち少なくとも罫入れ部(12)の幅方向の中央に配置したセンタ凸条(14)の頂部を面取りした形状に形成し、各凸条(14)間には凹溝(15)を設ける。罫入れ部(12)を下向きとする罫入れ姿勢の状態において、中央に位置する凸条(14)の頂部が最も低くして奇数本の凸条(14)の頂部を全体として山形状の凸形の配置とし、センタ凸条(14)による凸部の両側部のそれぞれに凹溝(15)による凹部と凸条(14)による凸部を順次連続させて形成する。

Description

この発明は、段ボールシートや厚紙等のシートに折曲げ用の罫線を罫入れする押罫部材に関する。
波状中芯の両側にライナーを貼り合わせた段ボールシートには、波状の中芯の波の高さ、波の形状、厚さ、品質等が相違する波状の中芯と、厚さ、品質等が相違するライナーとの組み合わせによって数多くの種類が存在し、様々な性状がある。
このような多種類の段ボールシートを打抜くことによって、例えば、図11に示すような段ボール箱形成用のブランクAを形成する場合、合板からなるボードにブランクAの外形を打抜く外形打抜き刃を取付けると共に、その外形打抜き刃の内側に、上記ブランクAの縦罫線Lおよび横罫線Lを罫入れする罫入れ用の押罫部材を取付けて型板を形成し、その型板によって段ボールシートに罫線を入れつつ打ち抜くようにしている。また、ロール状の罫入れロールで罫線を形成する場合もある。
ここで、縦罫線Lは、段ボールシートAの波形状に成形された中芯Sの段目Cにほぼ平行し、一方、横罫線Lは上記中芯Sの段目Cと直交する方向に延びている。
上記縦罫線Lおよび横罫線Lを罫入れする押罫部材として、図12に示したものが従来から知られている。この押罫部材50は、金属製帯状基板51の対向する一対の長方形状の端部の一方を罫入れ部52とし、その罫入れ部52により段ボールシートAの一面を押し込むことによって中芯Sの波形状部を押し潰して溝状の縦罫線Lおよび横罫線Lを形成している。
帯状基板51は、一般的に、対向一対の端部間の高さ寸法が20数mm程度であり、両側部間(両側面間)の板厚を示す幅寸法については、0.5mm〜7.0mmのものがある。これらは、シートの性状に応じて使い分けている。
ところで、図12に示す押罫部材50においては、罫入れ部52で厚さ方向に弾性を有する段ボールシートAの一面を押し込むことにより中芯Sの波形状部を押し潰して罫線L、Lを形成する際、罫入れ部52の表面が断面形状を凸形とする円弧状とされて全長にわたって凹凸がなくて滑らかであり、一方、段ボールシートAは大きな弾性を備えていて、復元しようとする性状を有するため、鮮明な罫線L、Lを入れることができず、上記罫線L、Lに沿って段ボールシートAを高精度に折り曲げることができない。
また、特に、中芯Sの段目Cに平行する縦罫線Lを形成する場合には、中芯Sの段形状のどの部位を罫入れ部52で押し潰すことになるかは分からないので、その部位によって形成される縦罫線Lの鮮明度が異なるため、必ずしも段ボールシートAを高精度に折曲げすることができない場合がある。
さらに、罫入れ部52の表面は全長にわたって凹凸がなくて滑らかであるために、特に、段目Cに平行する方向に形成する縦罫線Lの場合には、罫入れ部52で押し潰す中芯Sの部位によっては、罫入れ部52の表面が段ボールシートAの表面に食い込むに伴って、段ボールシートAの表面が罫入れ部52の表面上で滑って縦罫線Lに対して垂直方向にズレたり、動いたりするので、段ボールシートAの表面上の正確な位置に罫線を形成することができなかったり、形成される罫線に蛇行が生じたりするという問題が発生する。
ここで、図11に示すブランクAは、平行する3本の縦罫線Lのうち、両側2本の縦罫線Lに沿って折り曲げて、一側のパネルPに連続して形成されたのり代Pに他側のパネルPの端縁部を重ね合わせ、その重なり部を接着することによって扁平な箱体とされる。
このとき、縦罫線Lでの折曲げ精度が悪い場合、一側のパネルPと他側のパネルPに相対的な傾きが生じたり、縦罫線間に所要の寸法が得られないために精度の高い扁平な箱体を形成することができず、角筒状に開箱した際、側壁や端壁に傾きが生じたり、所要の内寸法の得られない歪な箱体が形成され、不良品となる。
そのような不都合を解消して精度の高い折曲げが得られるようにするため、下記特許文献1においては、押罫部材の罫入れ部の幅方向の中央位置にV字状の凹溝を一端部の長辺に平行に設けて、その両側に一対の突出部を形成している。また、下記特許文献2においては、間隔をおいて設けた2枚の押罫部材でもって一対の突出部を形成して、段ボールシートを押し込むようにしている。
特開2010−284866号公報 特開平9−48077号公報
ところで、特許文献1および2のいずれも、型板に対向配置された平坦な下盤上に一対の溝状の凹部を有する面板を取り付け、押罫部材の罫入れ部のシートを押圧するための各一対の突出部により段ボールシートを上記溝内に押し込んで罫線を形成するため、型板に設けられた押罫部材の取付け位置に対応して下盤上に面板を精度よく取付ける必要があり、セット作業に非常に手間がかかると共に、コストも高くつくという問題や頻繁な罫線の形成作業と共に面板の位置がズレてしまうという問題がある。
また、シートを押圧するための突出部が二つのみであるので、シートの押し込み部が少なく、さらに、特に罫線の幅を大きくしたい場合には、二つの突出部間に間隔が大きく開くので、この間隔部でシートを押し込むことができないために、ぼけた罫線しか得られず、これを解消するために、面板に溝状の凹部を必要とすることになる。
さらに、シートの双方の面に凹凸が無理な状態で形成されることになるので、シートの表面が破れたり、シートの強度が低下したり、または見栄えが悪くなったりして、シートの商品価値が損なわれる。
さらにまた、特許文献1に記載された押罫部材においては、罫入れ部の幅方向の中央部に設けられた凹状の溝がV字状であって、その溝の両側部に設けられた、シートを押圧するための一対の突出部が先端に尖りを有する楔状であるため、段ボールシートの無理な押し込み状態における面圧が高く、段ボールシートを損傷させる可能性が強いのである。
一方、特許文献2に記載された押罫部材においては、2枚の押罫部材を型板に別々に取り付けて突出部を形成しているため、この突出部の高さ位置に高低差が生じ易く、その高低差によって2本の罫線の罫入れ深さが相違し、段ボールシートを折り曲げた際、段ボールシートは罫入れ深さの深い一方の罫線に沿って折れ曲がることになって、段ボールシートを精度よく折り曲げることができないという問題がある。
また、この特許文献2における押罫部材においても、段ボールシートを一対の突出部でこれに対向する面板の溝状凹部へ無理に強く押し込むために、段ボールシートを損傷させる可能性がある。さらに、頻繁な罫線の形成作業と共に一対の突出部の高さ位置が狂って、段ボールシートへの2本の罫線の罫入れ深さが相違するという問題がある。さらにまた、押罫部材が3つの別体もので構成されているために、細い幅の罫線を形成することが難しい。
さらにまた、特許文献1および2のいずれも、罫入れ部の中央に突出部が設けられていないため、形成される罫線の中央が不明確であるので、段ボールシートを罫線の中央で正確に折り曲げることができない。
この発明の課題は、精度よく折り曲げることができる罫線をシートを損傷させることなく形成できるようにすることである。
上記の課題を解決するために、この発明に係る押罫部材においては、板厚が7.0mm以下とされた金属製帯状基板の端部罫入れ部とされ、この罫入れ部の押し込みによってシートに折曲げ用の罫線を形成する押罫部材において、前記罫入れ部の表面にその長さ方向に延びる3本以上の奇数本の凸条設けられ、その1本前記罫入れ部の幅方向の中央に、残りの偶数本等分されて両側部にそれぞれ配置され前記各凸条のうち少なくとも前記罫入れ部の幅方向の中央に配置されたセンタ凸条の頂部面取りされた形状に形成され、各凸条その頂部に向かって延びる両側面によって突出形に形成され、各凸条間には凹溝設けられ、前記各凸条の側面は前記頂部とは逆方向に延びて各凸条間に設けられた前記凹溝の互いに向かい合う一対の側面となり、前記罫入れ部を下向きとする状態において、前記センタ凸条の頂部最も低くされて前記奇数本の凸条の頂部全体として山形状の凸形の配置とされ、前記各凹溝の底部その両側の凸条の頂部より高くなるように窪んでおり、センタ凸条による凸部の両側部のそれぞれに前記凹溝による凹部と前記凸条による凸部順次連続て形成された構成を採用したのである。
上記の構成からなる押罫部材の罫入れ部を段ボールシート等のシートに押し付けると、センタ凸条の頂部がシートの表面に最初に当接して押し込み、その押し込みによりシートは押し潰されてセンタ凸条の両側面に沿って無理なく順次当接して行って凹溝に入り込むと共に、センタ凸条の両側の凸条の頂部が順次当接して押し込み、その押し込みにより、上記と同様にこの両側の凸条の各両側面に沿って無理なく順次当接して行って、シートに凹凸形状の罫線が形成されて、罫入れ部でもってシートが型成形されることになる。
従って、シートの表面は、罫入れ部の表面上でセンタ凸条の両側方向にズレたり動いたりするようなことはないため、センタ凸条によってシートの正確な位置に直線溝が形成される。
また、罫入れ部の表面は凸条による凸部と凹溝による凹部とが順次連続して形成されて凹凸状になっていて、シートの表面との接触面積が大きいために、シートの表面は、罫入れ部の表面上でズレたり動いたりするようなことはない。
さらに、シートは凹凸状の表面の罫入れ部へ無理なく順次当接して行くので、型成形時にシートが破れることもない。
シートには、罫入れ部に設けられた各凸条のそれぞれと対応する部位に直線溝が形成されると共に、罫入れ部に設けられた各凹溝のそれぞれと対応する部位に鮮明なリブが形成され、直線溝とリブとが幅方向に交互に並ぶ直線状の罫線が形成される。
また、センタ凸条はシートを強く押し込むが、その頂部は面取りされているので、シートを損傷させることなく罫線を形成できる。
さらにまた、罫線の形成時、奇数本の複数の凸条は、センタ凸条から順にシートを押し込むため、センタ凸条は両側の凸条よりもシートを強く押し込むことになり、罫線の溝底の幅方向の中央にきわめて深くて鮮明度の高い直線溝が形成される。
さらにまた、滑らかな波状の凹凸でかつ全体として滑らかな罫入れ部の山形状の凸形とは逆向きの山形状の凸形の形状をした罫線が形成される。
このため、罫線に沿ってシートを折り曲げると、溝底の幅方向の中央に位置する鮮明度の高い直線溝を起点にしてシートが折れ曲がり、精度の高い折曲げとすることができる。
また、センタ凸条の頂部の出っ張り量が、他の凸条の頂部出っ張り量より多くなっているために、罫線の溝底の中央により鮮明な直線溝が形成されることになり、この直線溝を起点としてより正確にシートを折り曲げることができる。
さらに、罫入れ部のセンタ凸条以外の他の凸条の頂部が、左右対称で中央部が高くなった凸状の滑らかな線である弧状の第1仮想曲線に内側から接しているために、罫入れ部の頂部の形成が容易であり、また、全体として滑らかな罫入れ部の山形状の凸形とは逆向きの山形状の凸形の形状をした左右対称形の罫線を形成することができる。
さらにまた、前記奇数本の凸条のうち少なくともセンタ凸条の両側面互いに相反する方向に傾斜た角のない滑らかな傾斜面とされて、少なくともセンタ凸条先細状とされているために、シートがより無理なくスムーズに傾斜面に沿って入り込むので罫線のセンタに鮮明なV字状の直線状の溝が形成され、罫線のセンタで正確に折り曲げできる。
さらにまた、罫入れ部を下向きとする状態において、センタ凸条の両側の凸条の頂部罫入れ部の側部に至るに従って高くなっているために、両側の凸条の頂部のシートへの当接は、側部側への頂部へと順次スムーズに移行して行って、形成される罫線の中央部寄りのシート程強く押し潰されるので、罫線の形成時にシートが破れ難く、また、罫線の中央部で正確にシートを折り曲げることができる。
さらにまた、上記の課題を解決するため、受けロールと罫入れロールと相対的に逆方向に回転し、罫入れロールの罫入れ部の外周に設けられた環状の罫入れリングによって前記両ロール間に送り込まれるシートに溝状の折曲げ用罫線を形成する罫入れ装置の押罫部材としての罫入れロールにおいて、前記罫入れリングの外周面に周方向に延びる3本以上の奇数本の環状凸条設けられ、その1本前記罫入れ部の幅方向の中央に配置され、残りの偶数本等分されて両側部にそれぞれ配置され、各環状凸条のうち少なくとも前記罫入れ部の幅方向の中央に配置された環状のセンタ凸条の頂部面取りされた形状に形成され前記各凸条その頂部に向かって延びる両側面によって突出形に形成され前記各凸条間には周溝設けられ、前記各環状凸条の側面は前記頂部と逆方向に延びて各環状凸条間に形成された前記周溝の互いに向き合う一対の側面となり、前記各周溝はこの一対の側面によって底部がその両側の環状凸条より径方向に窪むように凹形に形成され、前記環状のセンタ凸条の頂部の外径最も大きくされて前記奇数本の環状凸条の頂部全体として山形状の凸形の配置とされ、前記センタ凸条による凸部の両側部のそれぞれに前記周溝による凹部と前記環状凸条による凸部順次連続て形成された構成としている。
このような発明に係る押罫部材において、センタ凸条の頂部がシートの表面に最初に当接して押し込み、その押し込みによりシートは押し潰されながらセンタ凸条の両側面に沿って無理なく順次当接して行って凹形の周溝に入り込むと共に、センタ凸条の両側の凸条の頂部が無理なく順次当接して行き、さらに、同様にこの両側の凸条の各両側面へと無理なく順次当接して行って、シートに凹凸形状の罫線が形成されることになる。
従って、シートの表面は、罫入れ部の表面上でセンタ凸条の両側方向にズレたり動いたりするようなことはないため、センタ凸条によってシートの正確な位置に直線溝が形成され、シートを精度よく折り曲げることができる。
また、罫入れ部の表面は凸条による凸部と凹形の周溝による凹部とが順次連続して形成されて凹凸状になっていて、シートの表面との接触面積が大きいために、シートの表面は、罫入れ部の表面上でズレたり動いたりするようなことはない。
さらにまた、センタ凸条は両側の凸条よりもシートを強く押し込んで弱めることになって、罫線の溝底の幅方向の中央に極めて深くて鮮明度の高い直線溝が形成されるために、罫線の中央部で正確に折り曲げることができる。
さらにまた、シートは凹凸状の表面の罫入れ部へ無理なく順次当接して行くので、シートへの型成形時にシートが破れることもない。
さらにまた、形成される罫線の中央部寄りのシート程強く押し潰されるので、罫線の形成時にシートが破れ難く、また、罫線の中央部で正確に折り曲げることができる。
さらにまた、センタ凸条は強くシートを押し込むが、その頂部は面取りされているので、シートを損傷させることなく罫線を形成できる。
さらにまた、罫入れ部を下向きとする状態において、センタ凸条の頂部を最も低くして奇数本の凸条の頂部を全体として山形状の凸形の配置としているので、滑らかな波状の凹凸でかつ全体として滑らかな罫入れ部の山形状の凸形とは逆向きの山形状の凸形の形状をした罫線を形成することができるため、罫線の幅方向の中央位置から正確にシートを折り曲げることができる。
(1A)はこの発明に係る罫入れ装置の縦断面図、(1B)は罫入れ状態を示す縦断面図 図1(1B)の一部を拡大して示す断面図 図2に示す押罫部材の一部分を示す斜視図 図3の正面図 この発明に係る押罫部材の他の例を示す正面図 この発明に係る押罫部材のさらに他の例を示す正面図 この発明に係る押罫部材のさらに他の例を示す正面図 この発明に係る押罫部材のさらに他の例を示す斜視図 (9A)はこの発明に係る罫入れ装置の他の例を示す縦断面図、(9B)は押罫部材の一部分を示す斜視図 (10A)はこの発明に係る罫入れ装置のさらに他の例を示す正面図、(10B)は側面図、(10C)は罫入れロールの一部分を示す斜視図 段ボール箱形成用のブランクを示す一部切欠正面図 従来の押罫部材を示す斜視図
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(1A、1B)は、段ボールシートに罫入れを施す罫入れ装置を示す。この罫入れ装置は、段ボールシートAを支持する凹凸のない平坦な表面を有する受部材である受板1と、この受板1に対して対向するように進退可能に設けられた型板2とを有し、上記型板2は、ベニヤ合板からなる平板状のボード3にレーザ加工等によって溝状の罫部材の取付け孔4を形成し、その取付け孔4に押罫部材10をその高さ方向に圧入した構成とされている。
図2乃至図4に示すように、押罫部材10は、上下で対向する長方形状の端部間の高さ寸法が20数mm程度とされ、両側面間の板厚Wが0.5mm〜7.0mmとされ、長さは適宜寸法とされた金属製の帯状板からなる帯状基板11を素材としており、その帯状基板11の上下の長方形状の端部の一方が罫入れ部12とされており、段ボールシートAの性状に応じて適宜寸法の押罫部材10が使用される。
罫入れ部12には、その長さ方向に延びて突出した複数条の凸条14が設けられている。実施の形態においては凸条14を5本として、罫入れ部12の幅方向の中央に1本の凸条14(以下「センタ凸条14」という)を位置させると共に、これの両側部に各2本の凸条14を位置させて、中央位置から左右対称形となるような配置としている。
なお、これと同様に左右対称形となるように、凸条14を3本以上の奇数本設けてそのうちの1本を罫入れ部12の幅方向の中央に配置し、残りの偶数本を等分して両側部に配置すればよく、帯状基板11の板厚と段ボールシートAの性状や材質によって、凸条14の本数を適宜決めればよい。
各凸条14は、その両側面14b、14bを互いに相反する方向に傾斜させて頂部14aへ向けて延ばした直線状の傾斜面によって、頂部14aに向けて先細状に形成されたほぼV字状の突出形となる。
そして、各凸条14の頂部14aの断面は、円弧状の丸みを有するように面取りされた形状に形成されているが、多角形状に面取りされた形状に形成されてもよい。
また、各凸条14のうち少なくともセンタ凸条14の頂部14aが面取りされた形状であればよい。
なお、センタ凸条14と両側の凸条14の幅は、全て同等程度に細いものであり、これらの頂部14aの幅は帯状基板11の板厚Wと凸条14の本数によって決められるが、板厚W(0.5mm〜7.0mm)の1/3以下程度である。
両傾斜面(両側面)は角のない滑らかな直線状であれば形成し易いが、凸条14が頂部14aに向けて先細状の突出形となるような角のない滑らかな湾曲状や波状のような曲線の傾斜面であってもよい。
また、頂部14aに続くように延びている両側面14b、14bは鋭角を形成するように相反する方向に傾斜する傾斜面とされている方が、段ボールシートAにより鮮明な罫線Lを形成できるが、その角度は鈍角であってもよく、この場合には、段ボールシートAに損傷を与えるおそれが低くなる。
なお、側面14bは傾斜面となっている方が、段ボールシートAは傾斜面に沿い易くて成形し易いが、垂直状の側面であってもよく、この場合には段ボールシートAに鮮明な罫線Lを形成できる。
各凸条14の両側面であるそれぞれの傾斜面は頂部14a側とは逆方向に連続して延びて、2つの凸条14、14間において互いに向かい合って相反する方向に傾斜する傾斜面となる。この双方の角のない滑らかな直線状に延びる傾斜面が両側面14b、14bとなって、底部に向けて延びて先細状のほぼV字状の凹形の凹溝15が凸条14に連続して形成される。
なお、凹溝15の底部の断面形状は、丸みを有するように面取りされた形状に形成されているが、多角形状に面取りされた形状に形成されてもよい。
また、凹溝15が深い場合には、段ボールシートAが凹溝15の底部へ届かない場合があるので、面取りされていなくてもよい。
凹溝15の両傾斜面は角のない滑らかな直線状であれば形成し易いが、凹溝15が底部に向けて先細状の凹形となるような角のない滑らかな湾曲状や波状のような曲線による傾斜面であってもよい。
上記の通り、各凸条14の側面14bと各凹溝15の側面14bとが角のない滑らかな傾斜面として各凸条14の頂部14a側から各凹溝15の底部へ向けて延びて連続することによって、センタ凸条14を最も出っ張らせた状態で凸条14による凸部と凹溝15による凹部とが交互に繰り返されて、罫入れ部12の表面が滑らかな連続した曲面として形成される。
帯状基板11の罫入れ部12を下向きとする罫入れ状態において罫入れ部12の幅方向の中央に位置するセンタ凸条14の頂部14aを最も低くし、両側の凸条14に至るに従って頂部14aを上位に位置させて次第に高くして、幅方向に断続させて設けた頂部14aが、最も出っ張らせたセンタ凸条14を中央にして全体的に下向き山形状の凸形の配置となるような形状としている。
なお、センタ凸条14を下方へ最も出っ張らせておけば、両側の凸条14に至るに従って頂部14aを次第に高くなるように形成しないで、例えば、部分的に同じ高さとして、各頂部14aが全体的に下向きの山形状の凸形となるような配置でもよい。
奇数本の凸条14の頂部14aを山形状の凸形の配置とするため、図4では、罫入れ部12の幅方向の中央を通って帯状基板11の両側面に平行する幅方向の中心位置での幅中心線l上の一点Oを中心に奇数本の凸条14を放射状の配置でもって左右対称形状に設けて、上記点Oを中心としてセンタ凸条14の頂部14aの頂点と接する、左右対称で中央部が高くて凸条の滑らかな線であって円弧状の仮想曲線である外接円Cを罫入れ部12の山形状の凸形に対応する各頂部14aの高さ位置に対する基準線として、これに他の残りの凸条14の頂部14aの頂点も内側に接して、全ての凸条14の頂部14aが基準線である外接円Cの内側に納まるように、奇数本の凸条14を設けている。このようにして、幅方向に断続させて設けた凸条14の頂部14aが基準線である外接円Cに接して幅方向に断続して設けられ、全体として左右対称の滑らかな山形状の凸形となる配置となっている。
なお、凸条14が点Oを中心とする放射状に配置されるので、罫入れ部12の製作が容易である。
このとき、点Oを中心とする外接円Cの半径rは帯状基板11の板厚Wの1/2以上(r≧W/2)とされている。
また、図4では、奇数本の隣り合う凸条14間に形成された複数の凹溝15のそれぞれの深さを同一とし、それぞれの凹溝15の溝底15aの頂点と外側で接する、左右対称で中央部が高くて凸条の滑らかな線であって円弧状の仮想曲線である内接円Cの中心を、凸条14の頂部14aと接する外接円Cの中心Oと同じとし、罫入れ部12の山形状の凸形に対応する各溝底15aの高さ位置に対する基準線となる内接円Cから奇数本の凸条14の頂部14aの頂点までの高さH、すなわち凸条14の出っ張り量であると共に、凹溝15の高さ(深さ)を全て同一として、全ての凹溝15の溝底15aが内接円Cの外側に位置するようにしている。rは内接円Cの半径を示す。このようにして、幅方向に断続させて設けた凹溝15の溝底15aが全体として左右対称の山形状の凸形となる配置としている。
上記の通り、頂部14aが丸みを持つように面取りされ、両側面14bが相反する方向に傾斜する傾斜面になっている角を持たない凸条14と、溝底15aが丸みを持つように面取りされ、両側部が傾斜面となっているほぼV字状の凹溝15とが交互に連続しているので、角のない滑らかな整然とした波状の凹凸となり、この波状の凹凸のそれぞれは内接円Cと外接円Cに接して罫入れ部12の表面において全体として左右対称の滑らかな山形状の凸形になる。
なお、頂部14aと溝底15aのそれぞれが対応して外接円Cと内接円Cに接するようにしているために、罫入れ部12の頂部14aと溝底15aの形成が容易であり、全体として滑らかな山形の形状をした左右対称形の罫入れ部12を形成することができる。
上記押罫部材10は一つの金属製帯状基板11から成っているために、次のような利点がある。
(1)一つの帯状基板11の一端部を切削することによって押罫部材10を製作しているので、幅の細い帯状基板11であっても奇数本の凸条14や凹溝15を一体として滑らかに連続させて容易に形成できる。
(2)押罫部材10の型板2への取り付けが簡単で位置が正確である。
(3)押罫部材10の受板1への当接によって、奇数本の凸条14同士の先端部のずれが生じることはなく、また、相対的な位置がずれることはない。
(4)押罫部材10は金属製であるために摩耗しにくく、形状が変形しにくくて、段ボールシートAへの押し潰しが強い。
上記の構成からなる罫入れ装置において、図1(1A)に示すように、型板2の下方に対向して設けられた平坦な受板1で段ボールシートAを支持し、受板1と型板2を接近させるよう受板1に対して型板2を下降させると、図1(1B)に示すように、押罫部材10の罫入れ部12が段ボールシートAを押し込み、その押し込みによる押し潰しによって段ボールシートAに深い罫線Lが形成される。
このとき、罫入れ部12に設けられた複数本の凸条14は、罫入れ部12の幅方向の中央に位置するセンタ凸条14から両側の凸条14に至るに従って段ボールシートAを順次押し込むことになる。その押し込みにより段ボールシートAに逃げが生じて凸条14に隣り合うほぼV字状の凹溝15内で盛り上がりが生じ、段ボールシートAは罫入れ部12で型成形される。
このように、図2に示すように、段ボールシートAは、表面が滑らかな整然とした波状の凹凸によって全体として左右対称の滑らかな山形状の凸形に成形されている罫入れ部12に設けられた複数の凸条14で押し込まれると共に順次凹溝15へ入り込むので、段目Cに平行する方向へ罫線Lを形成する場合であっても、罫入れ部12の表面上でズレたり動いたりすることなく、各凸条14のそれぞれと対応する部位に鮮明な直線状の複数の底部に丸みを持ったほぼV字状の溝16が放射状に形成されると共に、罫入れ部12における溝底15aに丸みを有する各凹溝15のそれぞれと対応する部位に丸みを帯びた凸条の盛り上りが生じて鮮明な直線状の複数のリブ17が放射状に形成されることになり、罫入れ部12の表面の上記形状に対応して、溝16とリブ17とによる滑らかな整然とした波状の凹凸によって、全体として左右対称の滑らかな罫入れ部12とは逆向きの山形状の凸形をした鮮明な罫線Lが溝状に形成される。なお、各凸条14と各凹溝15のそれぞれの両側部は傾斜面となっているために、段ボールシートAは罫入れ部12によって押し込まれた際にこの傾斜面に沿ってスムーズに成形される。
なお、実施の形態では、奇数本の凸条14のそれぞれ両側面を相反する方向に向けて傾斜させたが、奇数本の凸条14のうち少なくともセンタ凸条14の両側面のみを互いに相反する方向に傾斜させた角のない滑らかな傾斜面として、少なくともセンタ凸条14のみを先細形状としてもよい。この場合においても、段ボールシートAがより無理なくスムーズに傾斜面に沿って入り込み、罫線Lの幅方向のセンタに鮮明なV字状の直線状の溝16が形成され、罫線Lのセンタで正確に折り曲げることができる。
また、凸条14と凹溝15のそれぞれが点Oを中心として放射状に配置されているので、罫入れ部12で段ボールシートAを押し込む際に、段ボールシートAは罫入れ部12の表面の波状の凹凸に沿い易くなり、スムーズに罫線Lが形成される。各凸条14の幅は細いので、これによって形成される溝16は幅が細くて鮮明なものとなる。
罫入れ部12の凹溝15では段ボールシートAは強く押し込まれることはなく、特に、凹溝15が深い場合には、段ボールシートAはただ凹溝15に入り込むだけで凹溝15の底まで達しないので、図5に示すように、溝底15aに尖りのあるV字状であっても段ボールシートAは損傷することなく、溝16の底部は丸みを帯びて成形される。
また、罫入れ部12の全体でもって段ボールシートAが押し込まれるため、段ボールシートAには帯状基板11の板厚Wに相当する溝状の罫線Lが形成され、その罫線Lの溝底は、鮮明な複数本の溝16とリブ17とが交互に並ぶ筋模様状となる。
ここで、奇数本の凸条14は、上記のように、全体としての山形状の凸形の表面となっている罫入れ部12の幅方向の中央に位置するセンタ凸条14から両側の凸条14に至るに従って段ボールシートAを順次押し込むため、センタ凸条14は他の凸条14より段ボールシートAを強く押し込むことになる。
このため、罫線Lの両側部から中央部に至る溝16部ほど段ボールシートAが薄くなって強度が弱められて、罫線Lの溝底の幅方向の中央に最も鮮明度の高い溝16が形成され、しかも溝底の形状が整然とした波状で左右対称形になっているために、罫線Lに沿っての段ボールシートAの折曲げ時、溝底の幅の中央部に位置する溝16を起点にして段ボールシートAが折れ曲がり、精度の高い折曲げとすることができる。
このように、罫線Lの幅方向の中央に至る程、段ボールシートAは強く押し潰されており、しかも、罫線Lの溝16の溝底部は角を持たない滑らかな波状の凹凸に成形されているので、特に罫線L部を180°折り曲げても、罫線Lの両側の内側同士が互いに強く当って折曲げに支障を来たしたり、溝底部に破れを生じたりすることを避け易い。
また、放射状に成形されている凸条14と凹溝15にそれぞれ対応して溝16とリブ17が放射状に形成されるので、溝底の幅方向の中央部でより折れ曲がり易くなる。
また、段ボールシートAを押し込む複数の凸条14のそれぞれは頂部14aに丸みを持つように面取りされているため、段ボールシートAを強く押し込んでも損傷させるようなことはない。
さらに、表面が全体として滑らかな山形状の凸形でかつ滑らかな整然とした波状の凹凸になるように凸条14と凹溝15とが交互に配置されている左右が対称形の罫入れ部12によって、段ボールシートAに罫線Lが形成されるために、罫入れ部12の表面の形状に対応して、罫線Lの溝底が溝16とリブ17とによって明瞭な凹凸になり、溝底の幅方向の中央の溝16が最も鮮明な凹状になり、そして溝底部に角を持たない滑らかな整然とした波状の凹凸でかつ全体として下に向けて滑らかな罫入れ部12とは逆向きの山形状の凸形になるので、段ボールシートAは損傷や破損することなく、溝底の幅方向の中央の溝16の頂点を起点として精度よく容易に折れ曲がる。また、溝底には角部がないので、幅方向の中央部以外で折れ曲がったりすることはない。
なお、受板1の表面が平坦であるので、押罫部材10で段ボールシートAを強く押し込んでも無理な力が掛からないため、破損することはない。
3つ以上の奇数本の凸条14で押し込むので、もともと厚さのある段ボールシートAや厚紙への罫線Lの形成に特に適している。
なお、図4に示す凸条14の高さHが必要以上に低くなると、鮮明な溝16を形成することができなくなり、また、必要以上に高くなると頂部14aの丸みが小さくなって段ボールシートAを損傷させる可能性がある。
従って、段ボールシートAの性状や帯状基板11の板厚Wにもよるが、凸条14の高さHは0.1mm程度が最適であり、0.05mm〜1.0mmの範囲であればよい。
また、凸条14の数も段ボールシートAの性状や帯状基板11の板厚Wにもよるが、3本〜21本の範囲の奇数本であれば好ましく、例えば、板厚Wが3.0mmの場合、7本程度がよい。
なお、段ボールシートAには様々な性状があるので、帯状基板11の板厚Wが段ボールシートAの厚さTより大きいと、形成される罫線Lの幅寸法が必要以上に大きくなって、折り曲げ位置を特定することができなくなって、精度の高い折り曲げとすることができなくなるため、段ボールシートAを折り曲げて箱にした場合、その内寸法が一定しなくなるという不都合が生じる。従って、W<Tの関係にするとよい。
図4では、内接円Cから頂部14aの頂点までの凸条14の高さH、すなわち凸条14の出っ張り量であると共に凹溝15の深さを全ての凸条14において同じ高さとしているが、図6に示すように、凸条14が奇数本であって、罫入れ部12の表面が全体として滑らかな山形状の凸形でかつ滑らかな整然とした波状の凹凸の左右対称形であれば、各凹溝15の溝底15aと接する内接円Cの半径rを各凸条14のそれぞれ頂部14aの頂点と接する外接円Cの半径rより大きくして、罫入れ部12の幅方向の中央に位置する凸条14から両側の凸条14に至るに従って、凸条14の高さHが次第に低くなるようにして、頂部14aの出っ張り量を次第に小さくしてもよい。なお、各頂部14aがこのような配置であれば、左右対称形とした上で、各溝底15aを円弧状の配置としないで、その高さ位置を異ならせてもよい。
また、図7に示すように、罫入れ部12の幅中央に位置するセンタ凸条14の頂部14aの頂点と内側で接する外接円Cの半径rを、その外接円Cと同軸上である中心線に中心Oをもち、センタ凸条14の両側に位置する各凸条14の頂部14aの頂点と内側で接する外接円Cの半径rより大きくして、センタ凸条14のみ外接円Cから外へはみ出させてもよい。すなわち、凹溝15の溝底15aと外側で接する内接円Cからセンタ凸条14の頂部14aの頂点までの高さ(出っ張り量)Hを、内接円Cからセンタ凸条14の両側に位置する各凸条14の頂部14aの頂点までの高さ(出っ張り量)Hより高くしてもよい。
なお、センタ凸条14の両側の凸条14に対するセンタ凸条14の出っ張り量(H−H)は、小さ過ぎるとセンタ凸条14により成形される溝16の深さが浅くて鮮明度に欠け、大き過ぎるとセンタ凸条14により段ボールシートAの溝16部に破れを生じるので、段ボールシートAの性状や厚さにより0.05mm〜0.3mmの範囲で選択することが好ましい。
図7に示すように、罫入れ部12の幅方向の中央に位置するセンタ凸条14の高さHを他の残りの凸条14の高さHより高くして、出っ張り量を多くして、センタ凸条14の頂部14aを外接円Cの外へはみ出させると、この高くなっているセンタ凸条14によって段ボールシートAはより強く押し潰されて薄くなり、溝底の中央部に深くて鮮明な溝16を有する罫線Lが形成される。
このため、罫線Lに沿って段ボールシートAを折り曲げた際、罫線Lの溝底の中央部の溝16を起点にして段ボールシートAを折り曲げることができ、より精度の高い折り曲げとすることができる。
なお、図2乃至図6では、罫入れ部12の凸条14の頂部14aが円弧状の仮想曲線であって各頂部14aの高さ位置に対する基準線である外接円Cに内側から接するようにして、各凸条14が外接円Cの内側に納まるようにしているが、このような真円による弧状の仮想曲線でなくてもよく、罫入れ部12の幅方向の中央に対して左右対称形で中央部が高くて凸状の滑らかな仮想曲線であれば、楕円形の曲線や放物線等による弧状の仮想曲線として、各凸条14がこの仮想曲線の内側に納まるようにしてもよい。
また、凹溝15の溝底15aも楕円形の曲線や放物線等による上記と同様の弧状の仮想曲線に外側から接するようにしてもよい。
凸条14と凹溝15がこのような弧状の仮想曲線に接するように左右対称に配置して、罫入れ部12の表面が全体として滑らかな山形状の凸形でかつ滑らかな整然とした波状の凹凸になるように罫入れ部12を成形してもよい。
この場合においても、センタ凸条14のみ頂部14aの高さ位置に対する基準線である弧状の仮想曲線から外へはみ出させて他の凸条14より出っ張らせれば、この高くなっているセンタ凸条14によって段ボールシートAはより強く押し潰されて薄くなり、溝底の中央部に深くて鮮明な溝16を有する罫線Lが形成される。
また、図3では、罫入れ部12の幅方向の中央に位置するセンタ凸条14を連続する直線状としているが、図8に示すように、切欠部18や溝の形成によって不連続な直線状のものであってもよい。
なお、センタ凸条14の両側の凸条14も同様に切欠部や溝を有する直線状のものであってもよい。
上記の実施の形態においては、凸条14と凹溝15を帯状基板11の幅方向の中心線l上の基点からの放物線状の配置としたが、帯状基板11の幅方向の中心線lに平行して、すなわち、帯状基板11の側面に平行して上下に伸びるように凸条14と凹溝15を配置して、これらを交互に連続させて罫入れ部12を形成してもよい。
このとき、上記と同様に罫入れ部12の幅方向の中央に対して左右対称形で中央部が高くて凸状の滑らかな線である真円形の線、楕円形の線または放物線等による弧状の仮想曲線に、凸条14の頂部14aと凹溝15の溝底15aがそれぞれ接するようにし、表面が全体として滑らかな山形状の凸形でかつ滑らかな整然とした波状の凹凸になるように凸条14と凹溝15とが交互に配置されて左右が対称形の罫入れ部12として、溝底部に角を持たない滑らかな波状の凹凸でかつ全体として滑らかな罫入れ部12とは逆向きの山形状の凸形の形状をした左右対称形の罫線を形成するようにしてもよい。
この場合においても、センタ凸条14のみ頂部14aの高さ位置に対する基準線である弧状の曲線から外へはみ出させて他の凸条14より出っ張らせるようにして、溝底の中央部に深くて鮮明な溝16を有する罫線Lを形成するようにしてもよい。
さらに、図2乃至図7においては、センタ凸条14の一側の各凸条14および他側の各凸条14を帯状基板11の幅方向の中心線l上の基点から等角度位置に設けて左右対称の配置としたが、不等角度位置に設けて左右対称の配置としてもよい。
図9(9A、9B)は罫入れ打抜き装置を示す。この装置は、凹凸のない滑らかな表面を有する受部材であるアンビルロール20に対設したダイロール21の外周に型板22を取付け、互いに反対方向に回転するアンビルロール20とダイロール21間に送り込まれる段ボールシートAを型板22を形成する円弧状ボード23に取り付けられた打抜き刃24によって所定の形状に打抜くと共に、上記ボード23に取り付けられた押罫部材30によって段ボールシートAに罫入れを施すようにしている。
ここで、段ボールシートAの移送方向に罫線を形成する押罫部材30は、図9(9B)に示すように、円弧状の金属製帯状板から成る帯状基板31の外径側の一端部の周面を罫入れ部32とし、その罫入れ部32に図3および図4で示す罫入れ部12と同様に、長さ方向に相当する円周方向に延びる3本以上とする奇数本の凸条14と、隣り合う凸条14間に凹溝15とを設けている。ここで、凸条14および凹溝15は図3および図4で示すものと同一であるため、説明を省略する。
上記押罫部材30によって段ボールシートAに罫入れを施すことにより、図2に示す罫線Lと同様の罫線Lを形成することができ、その罫線Lに沿って段ボールシートAを精度よく折り曲げることができる。
なお、図5乃至図8に示す罫入れ部12と同様の罫入れ部を採用してもよい。
図10(10A〜10C)は罫入れ装置の他の例を示す。この例では、段ボールシートAを図10(10A)の矢印方向に送る上下一対の送りローラ40の下流側に互いに反対方向に回転する一対の回転軸41、42を上下に設け、上側回転軸41に押罫部材としての罫入れロール43を取付け、下側回転軸42に凹凸のない滑らかな表面を有する受部材である受けロール44を取付けている。
また、罫入れロール43の外周面に環状の罫入れリング45を設け、その罫入れリング45の帯状基板49の外周端部の罫入れ部46に奇数本の環状凸条47を、一つの環状凸条47が罫入れ部46の幅方向の中央に位置するようにして左右対称位置に設けている。
さらに、奇数本の環状凸条47のそれぞれを、図4に示す凸条14と同一の断面形状として隣り合う環状凸条47間に図4に示す凹溝15と同一の断面形状の周溝48を設け、奇数本の環状凸条47の外径を、罫入れリング45の幅方向の中央に位置するセンタ凸条47の頂部から両側の環状凸条47の頂部に至るに従って次第に小さくなるようにして各頂部を全体として山形状の凸形の配置としている。
なお、センタ凸条14の頂部が最も出っ張った状態であれば、両側の環状凸条47の頂部の外径を罫入れ部46の側部に至るに従って小さくしないで、例えば、部分的に同じ外径としてもよい。また、図5乃至図8に示す罫入れ部12と同様の罫入れ部を採用してもよい。
上記の構成からなる罫入れ装置において、一対の送りローラ40によって図10(10A)の矢印方向に回転する罫入れロール43と受けロール44間に段ボールシートAを送り込むと、罫入れロール43の環状の罫入れリング45の外周の罫入れ部46が段ボールシートAの片面を押し込むため、図2に示す罫線Lと同様に溝底部に角を持たない滑らかな波状の凹凸でかつ全体として滑らかな罫入れ部46とは逆向きの山形の形状をした左右対称形の罫線Lを形成することができ、その罫線Lに沿って段ボールシートAを精度よく折り曲げることができる。
なお、図9(9A、9B)、図10(10A〜10C)における実施の形態においても、次のような構成にしてもよい。
(1)全ての凸条の頂部が、左右対称で中央部が高くて凸状の滑らかな線であって各頂部に対する基準線である弧状の仮想曲線に内側から接し、罫入れ部の凹状の溝の溝底が、左右対称で中央部が高くて凸状の滑らかな線であって各溝底に対する基準線である弧状の仮想曲線に外側から接するようにしてもよい。
(2)センタ凸条の頂部のみを他の凸条の頂部の出っ張り高さより高くしてもよい。
(3)センタ凸条以外の他の凸条の全ての頂部が、左右対称で中央部が高くて凸状の滑らかな線であって各頂部の高さ位置に対する基準線である弧状の仮想曲線に内側から接するようにしてもよい。
(4)全ての凸条を帯状基板の幅方向の中央を通って両側面に平行する幅中心線上の一点を中心にして放射状に設けてもよい。
(5)全ての凸条を前記帯状基板の側面に平行して上下に伸びるように設けてもよい。
(6)各凸条と各凹溝のそれぞれの両側面を互いに相反する方向に傾斜させた角のない滑らかな傾斜面として、各凸条と各凹溝のそれぞれを先細状としてもよいし、また、両側面を垂直状に設けてもよい。
(7)環状のセンタ凸条の両側の環状凸条の頂部の外径を罫入れ部の側部に至るに従って小さくなるようにしてもよい。
実施の形態では、段ボールシートAに罫入れを行うようにしたが、罫入れ対象物は段ボールシートAに限定されるものではなく、厚紙等のシートであってもよい。
A 段ボールシート
1 受板
2 型板
3 ボード
10、30 押罫部材
11、31、49 帯状基板
12、32、46 罫入れ部
14 凸条
14a 頂部
14b 側面
15 凹溝
15a 溝底
20 アンビルロール
21 ダイロール
22 型板
23 円弧状ボード
43 罫入れロール
44 受けロール
45 罫入れリング
47 環状凸条
48 周溝

Claims (6)

  1. 板厚が7.0mm以下とされた金属製帯状基板の端部罫入れ部とされ、この罫入れ部の押し込みによってシートに折曲げ用の罫線を形成する押罫部材において、
    前記罫入れ部の表面にその長さ方向に延びる3本以上の奇数本の凸条設けられ、その1本前記罫入れ部の幅方向の中央に、残りの偶数本等分されて両側部にそれぞれ配置され
    前記各凸条のうち少なくとも前記罫入れ部の幅方向の中央に配置されたセンタ凸条の頂部面取りされた形状に形成され、各凸条その頂部に向かって延びる両側面によって突出形に形成され、各凸条間には凹溝設けられ、前記各凸条の側面は前記頂部とは逆方向に延びて各凸条間に設けられた前記凹溝の互いに向かい合う一対の側面となり、
    前記罫入れ部を下向きとする状態において、前記センタ凸条の頂部最も低くされて前記奇数本の凸条の頂部全体として山形状の凸形の配置とされ、前記各凹溝の底部その両側の凸条の頂部より高くなるように窪んでおり、センタ凸条による凸部の両側部のそれぞれに前記凹溝による凹部と前記凸条による凸部順次連続て形成されたことを特徴とする押罫部材。
  2. 前記センタ凸条の頂部の出っ張り量が、他の凸条の頂部の出っ張り量より多くなっている請求項1に記載の押罫部材。
  3. 前記センタ凸条以外の他の凸条の全ての頂部が、左右対称で中央部が高くなった凸状の滑らかな線である弧状の第1仮想曲線に内側から接している請求項1又は2に記載の押罫部材。
  4. 前記奇数本の凸条のうち少なくともセンタ凸条の両側面互いに相反する方向に傾斜た角のない滑らかな傾斜面とされ、前記少なくともセンタ凸条先細状とされた請求項1乃至3のいずれか1項に記載の押罫部材。
  5. 前記罫入れ部を下向きとする状態において、前記センタ凸条の両側の凸条の頂部前記罫入れ部の側部に至るに従って高くなっている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の押罫部材。
  6. 受けロールと罫入れロールと相対的に逆方向に回転し、罫入れロールの罫入れ部の外周に設けられた環状の罫入れリングによって前記両ロール間に送り込まれるシートに溝状の折曲げ用罫線を形成する罫入れ装置の押罫部材としての罫入れロールにおいて、
    前記罫入れリングの外周面に周方向に延びる3本以上の奇数本の環状凸条設けられ、その1本前記罫入れ部の幅方向の中央に、残りの偶数本等分されて両側部にそれぞれ配置され
    前記各環状凸条のうち少なくとも前記罫入れ部の幅方向の中央に配置された環状のセンタ凸条の頂部面取りされた形状に形成され前記各凸条その頂部に向かって延びる両側面によって突出形に形成され前記各凸条間には周溝設けられ、前記各環状凸条の側面は前記頂部と逆方向に延びて各環状凸条間に形成された前記周溝の互いに向き合う一対の側面となり、
    前記各周溝はこの一対の側面によって底部がその両側の環状凸条より径方向に窪むように凹形に形成され、前記環状のセンタ凸条の頂部の外径最も大きくされて前記奇数本の環状凸条の頂部全体として山形状の凸形の配置とされ、前記センタ凸条による凸部の両側部のそれぞれに前記周溝による凹部と前記環状凸条による凸部順次連続て形成されたことを特徴とする押罫部材。
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